
2025年 169分 アメリカ
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、 ヘイリー・アトウェル、 サイモン・ペッグ、 ポム・クレメンティエフ
「ミッション:インポッシブル」シリーズの第8作。 ★★★★☆
第1作は1996年だった。ということはこのシリーズは30年かけて作られてきたことになる。
そのどれもが高いクオリティを保っていたことに感心する。
いよいよこれで終わるのだろうか。
寂しいが仕方がない。イーサン・トム・ハントよ、ありがとう。
前作「ミッション・インポッシブル デッドレコニング」から続く物語となっていて、世界の命運を握る鍵をめぐっての戦いが続く。
はじめの方に、これまでのシリーズ作の様々な場面がフラッシュバックのように映し出される。
ああ、こんな場面もあった、ああ、これもあったな。
こうした懐かしい回想が入るという事は、やはり本作が集大成という位置づけなのだろうな。
今作でのヒロイン役はヘイリー・アトウェル。
前作でこれまでの恋人が死んでしまったので、その後釜的な位置になっている。
こうしてみると意外にもイーサン・ハントは結構浮気性だったことが判る(苦笑)。
ジェイソン・ボーンやダニエル・クレイグになってからのジェームズ・ボンドは一途な愛を捧げていたのにな。
そして大活躍をするのが前作までは悪役だったポム・クレメンティフ。
アベンジャーズ・シリーズでも個性的な役どころだったが、今作でもきっちりと美味しいところを占めていた。
以前の感想で「トム、本当に死んじゃうよ」と心配したのだが、今回も身体をはっている。
例の身体まっすぐ腕平行大振りのトム走りも何度か見せてくれる。
身体をはったアクション場面には大満足なんだが、突っ込みどころもある。
細かい事をいえばきりはないのだが、たとえば、北極海の氷の下では潜水服なしでもイーサンは凍え死ぬことはないし、減圧室なしでも肺は破けないのだよ。
でも、もうそんなことは全部トムが頑張っているから許してしまうのだ。
クライマックスの空中戦場面も、えっ、これ本当にやってるの?と、感嘆。
トムの頬がびたびたと風にあおられて波うっている。すげえなぁ。
高所恐怖症の私などは、その映像を見るだけで心臓が早打ちを始めるほど(苦笑)。
事件も解決できての映画の最後、チームの皆が雑踏の中をそれぞれの方角へ散っていく。
もう彼らが顔を合わせることはないのだろうか・・・。