発売中の「図書新聞」2025年3月1日号に「〈世界内戦〉下の文芸時評 第一二〇回 批判理論が有する敗北主義ではない創造性」を寄稿しました。
今回はトランプ再選以降、パワーエリートが瞬く間に世界を破壊していくにもかかわらず、横並びの盲従が世を席捲して恥じない世情を批判し、以下の作品を取り上げました。
・究極Q太郎詩集『散歩依存症』(現代書館)
・蓮實重彦「アニー・パイルと「イサイ フミ」」(「新潮」二〇二四年八月号)
・井上弘貴「「右派進歩主義」の台頭」(「世界」二〇二四年一一月号)
・森本あんり「国家神信仰を批判する」(「世界」二〇二四年一一月号)
・苅部直・瀧井一博・梅田百合香編著『宗教・抗争・政治――主権国家の始原と現在』(千倉書房)
・山口輝臣「宮中祭祀と国家神道――象徴天皇の現在とその道のり」(『宗教・抗争・政治』)
・西田彰一「筧克彦のキリスト教論――「日本基督教」と「古神道」」(『宗教・抗争・政治』)
・苅部直「南原繁と三島由紀夫――天皇と「神道」をめぐって」(『宗教・抗争・政治』)
・白幡俊輔「近世「軍事革命」における正戦論――騎士道学と軍事教育の視点から」(『宗教・抗争・政治』)
・弓削尚子『はじめての西洋ジェンダー史――家族史からグローバル・ヒストリーまで』(山川出版社)
・坂田奈々絵「ゴシック時代の教会建築を巡る神学的理解――聖書解釈との関連から」(坂野正則編『パリ・ノートル=ダム大聖堂の伝統と再生』、勉誠出版)
・坂田奈々絵「ベダ・ヴェネラビリス『文彩と転義について』解説と試訳」(「聖泉大学キリスト教文化研究所年報」三一巻)
・坂田奈々絵「『聖務の理論』における象徴理論――聖体とその象徴性に関する議論を中心に」(「中世思想研究」第六六号)
・石沢麻依『かりそめの星巡り』(講談社)
・石沢麻依「透明化される現在を前にして」(「群像」二〇二四年九月号)
・杉原浩司「虐殺加担に抗する――イスラエル製攻撃型ドローン輸入を食い止めるために」(「地平」二〇二四年一一月号)
・ユーロメッド人権モニター「ドローンに殺される——―イスラエル軍によるパレスチナ民間人への犯罪的殺傷の記録」(「地平」二〇二四年一一月号)
・武内進一「ジェノサイドが生んだアイロニー──革命国家ルワンダの光と影」(「世界」二〇二五年一月号)
・古村一雄「下北半島を核のゴミ捨て場にさせない」(「地平」二〇二四年一二月号)
・金澤伶「学費は学生の未来を左右する」(「地平」二〇二四年一〇月号
・樋口六華「泡(あぶく)の子」(「すばる」二〇二四年一一月号)
・仙田学「また次の夜に」(「文學界」二〇二四年一〇月号)
・佐々木光子『戦前生まれの旅する速記者』(聞き手・竹田信弥、双子のライオン堂)
・古川真人「風呂の順番」(「文學界」二〇二四年七月号)
・古川真人「間違えてばかり」(「すばる」二〇二四年七月号)
・垂代雄介「二十四五」(「群像」二〇二四年一二月号、芥川賞候補作)
・毬矢まりえ×森山恵「らせん創作・夢幻脳〈サフラン天女〉――ウェイリーの「謎の箱(マジック・ボックス)から」(「群像」二〇二四年一二月号)
・酉島伝法『奏で手のヌフレツン』(河出書房新社)
・円城塔『ムーンシャイン』(東京創元社)
・駒村吉重『命はフカにくれてやる 田畑あきら子のしろい絵』(岩波書店)
加えて、アンドレイ・タルコフスキー、クルト・ヒルデブラント、ボッティチェリ、ベックリン、ナボコフ、パウル・クレー、カンディンスキー、ラウル・デュフィらについても触れました。