スクラムフェス新潟にプロポーザルを出したのでその告知です。
(プロポーザルはまだ追加で出すかもしれないのですが、ぜひワークショップを開催したいプロポーザルなので先に告知させてください)
概要
1on1や同僚から相談を受けたとき、相談者の立場としてはどのような働きかけを行うでしょうか? 自分は過去に以下のような発言を相談を受けてしたり、相談者からされてきたことがありました。
- 「今話してくれた経験に近いことが過去自分にもあったので気持ちがよくわかります」
- 「この話の問題ってつまり〜ですよね?」
- 「そういう状況なら、〜してみると良いんじゃないですかね?」
- 「あなたが悩んでいることって「XXX」を学んでみると解決するかもしれません」
- 「XXXというスキルをもっと伸ばせるといいのかな、と思いました」
これらの発言や発言を通した働きかけは、現状や理想がその人の中で正確に定義されている場合や、不確実性が少ない問題に向き合っている状況下では有効なこともありますが、そもそも自分が置かれている現実や自分が何を望んでいるのかの理想が分かっていない人にとっては、行動変容をかえって妨げたり、問題の行き詰まり感を増幅させる結果になる可能性が高いです。
本ワークショップでは、一定のルールに従って会話を進めることで、長年悩んでいた問題の糸口が悩んでいた本人から見つかるような体験を起こし、後々振り返ったときに、「あのときの体験が長年悩んでいた自分の問題を解決してくれた...!」と思えるような状態に相談者がなることを目指します。
■ コンセプト(当日はロールプレイングしやすいようによりこのコンセプトを守れる形にルールを作る予定です)
- 参加者同士で自己紹介やチェックインをしない
- 相手から出た言葉だけを使って、相手の話を聞く
- なぜそう思うのか?などの「深堀り」をしない
- 相談者の語彙を増やすための手助けを行う(自分の語彙を相手に渡さない)
- 「相手が何回も同じ話を繰り返しているか?」に注目する(これが起きているときは問題解決の糸口が見えてきている)
- 聴き手が話し手を助けるのではなく、話し手を理解するために、聴き手は話し手に手助けしてもらうという態度を取る
プロポーザルを出した理由
現在スクラム祭りの準備の中で、keynoteでどういう内容が話せるといいのだろうか?というのと、keynoteの内容を参加者が正確に咀嚼できた場合に再現性はあるのだろうか?の検証を進めています。
着々と検証自体は進められていて再現性も確認はできているのですが、まだ身内での検証が中心になっているため、スクラム祭りで今どんなkeynoteをしようとしているのかを知らない参加者だったり、自分やスクラム祭り運営とまるで面識のない参加者がいたときに果たして同じように再現するのか?は分かっておらず、ここをぜひ検証したいという想いでプロポーザルを出しました。
再現することができれば他者の行動変容を促すということにもつながるため、ワークショップ参加者が長年悩んでいた問題を解決するという直接的なOutcomeがもちろんありますし、相談されたときに相手に寄り添って相手が真の行動変容を起こせるようになるというOutcomeもあるため、自分たちにとってのみならず参加者にとってもいいプロポーザルになるだろうなと思っています。