タイトルの通り、RSGT2025に出していたプロポーザルが採択されて発表できることになったので、今日はその告知です。
発表概要
自分が外部アジャイルコーチとして現場に入るとき多く聞く要望の一つに、「チームや組織がどれくらいアジャイルになっているのかを客観的に評価してほしい」があります。(特にアジャイルチームを立ち上げてちょっと時間が経っている現場では多い印象です)
しかし、評価を求めている動機によっては、評価をしても何も成果をあげられなかったり、最悪の場合はアジャイルな組織やチームから後退する可能性もあります。
例えば、以下のような動機は自分の経験上、評価をすることがもたらす悪影響が大きい可能性が高いです。
本セッションでは、評価が有効に活用された歴史や評価が惨事を招いた歴史を探りながら評価の性質を考え、「チームや組織がアジャイルになっているかを客観的に評価してほしい」が失敗しやすい動機を説明します。
具体的には、評価を活用したことで人類の発展に貢献した大発明に成功した事例や、評価を悪用したことで差別や民族レベルの分断に繋がった事例を説明し、これらの事例で評価の活用方法がどのように違っていたのかを考えます。
そのうえで、自分がアジャイルコーチングをしていく中で見てきた状況と照らし合わせ、改めてどのような評価方法が成功(or 失敗)に繋がるのかを説明します。
加えて、自身のこれまでの経験と評価の歴史や性質を統合し、評価と向き合うための戦略や評価を有効に活用できたコーチング事例を紹介する予定です(クライアントの業種等が分からないようにマスキングや抽象化は一定する想定です)
Acceptされたときの心境
RSGTはアジャイルやスクラムの実践者の方々から多くのプロポーザルが集まりますし、他のスクラムカンファレンスと比較しても規模はかなり大きいカンファレンスで注目度も高いため、Acceptされるかどうかは本当にわからないと思っていました。
そのため、通知を見たときは驚きましたし、素直に嬉しかったです。
また、RSGTのすごいところとして昨年個人的な感想として書いてHPにも掲載いただけている話として、どの時間帯に関してもセッションが豪華すぎて何を聞いたらいいのか悩むという特長があるので、その中の1セッションに選ばれたということはほどよく重く受け止めて、自分ができる最高の発表をするために今日から準備を進めていこうと思っています。

今回チャレンジしたいこと
ちょうど昨日川口さんから話があったように、RSGTはアジャイルやスクラムの実践者が集まる場で実践者のために形成されているものであるため、自分が実践して感じたことをあまりこれまで語られてきた話に引きずられずに率直な言葉で伝えられたらいいなというのをまず思っています。
そのうえで、今回はただの経験談だけでは終わらないように、自分が実践してきて感じたことをこれまで色々な領域で研究されてきたこととも結びつけて、なるべくメカニズムや構造を明かすような発表ができるよう、準備をしていきたいです。