始まりの刻があれば、終焉の刻は必ず訪れるモノ。それは絶対に避けられない自然の理ってヤツ。
華々しく始まったとしてもいざ終焉の刻になったら、呆気ないほどに最期を迎える事は珍しい事ではない。その中でも多くの人に愛され、親しまれて、終焉を迎えられるのは本当に限られているのだろう。
ただ、今から書く事は本当の終焉ではなく、これまで続いて来た一つのカタチが終わる刻の話。一つの区切りとして、これまで『当たり前』になっていった奇跡への感謝とお礼を伝える為の刻と場を設けていただいた。そんな刻と場に立ち会える事は本当に幸せな事だと……で、それが終わった時どんな感情が自分の中に湧いて来るのか?いろいろな考えが脳ミソで渦巻く中……
『日々荘3号館~しゃべって、笑って、またいつか!~』(相変わらずタイトルが長ぇって書くのもコレで一旦終わりか……)が開催されるイイノホールへと向かった。

最後だからこそ、いつも通りを貫く
この『日々荘3号館』というイベントは定期開催というカタチになっていたが、今回でもって定期開催はラストで、今後は不定期開催というカタチになるとの事。
完全に終わるワケではないにせよ、これまで当たり前になっていた事が終わって変化していくのはあるワケで……まあ、下手すれば湿っぽい所感で溢れる可能性は大いにある。
今回も、これまで通りの演目。開演してこれまでの日々荘での想い出を当時の写真を交えながら、所々大袈裟に盛りつつwww5人が語る構成の朗読劇から始まり……事前に住人さん(観客)から事前に募ったアンケートに記載した質問に答えていく「住人総会」、ゲームバラエティコーナーを経て、LIVEパートという構成。
最後だからといって練りに練って用意した特別な事をするのではなく、取り繕わないこれまで通りのやり方で笑って楽しんでもらえる事をDayRe:の5人は強く願って実行されたのだろう。
前述したが、完全に終わるワケでは無いにしろ、これまで当たり前になっていた事が変わるのは慣れないしどこか寂しいモノは湧いて来る。そいつは我々もそうだろうし、彼女達にもあったのではないだろうか。今更ながら、そうなってる時点でもう単なるイベントではないって事を思い知らされた瞬間だった。
魅せ付けた進化の証明
ある程度コレは予想していたモノではあるのだけれども……いざ実際にそれが当たる場にいられたのは本当に幸運としか言えない。その予想していたモノとは何かって事だが、それはLIVEパートで披露されたある楽曲。
その楽曲は……リリースを控えているDayRe:の1stEP「ReFraction」に収録されたリードトラックでもある『プロトノイズ』。
これまでだとLIVEパートへ移行する際は、セットの一部(テーブルとソファー)を片づけて、メンバーがスリッパからシューズに履き替え終わるまではフリートークというカタチで場を繋いでいたが、今回はそうじゃなくて一旦全員ステージから退場してその間の繋ぎとして映像を流すというモノになっていた。
まあ、内容は完全なコメディでグダグダ感満載な茶番劇と評されていたがwwww
で、そんな茶番劇が終わって流れた映像で息を呑む。そりゃそうなる。流されたのは『プロトノイズ』のMV Teaserなのだから。そして、新たな衣裳を纏った5人がステージに登場し、『プロトノイズ』LIVE初披露となった。
この楽曲そのものについての所感や考察は後日するとして……このアクトを観た所感なんだが、やっぱり目を惹いたのは、LIVEで観られるダンスパフォーマンスという視覚への圧倒的な情報量。ダンスの難易度や求められる身体のキレは、おそらく彼女達がこれまで体感したことないものだと思わせた。
あくまでも個人の主観ではあるが、『プロトノイズ』はこれまでのDayRe:楽曲とは明らかに路線が違う儚げで荒廃的な雰囲気のある『暗め』な楽曲。しかし、彼女達の歌声とダンスからはその『暗さ』を振り払おうとするエネルギッシュな力強さに溢れていた。自分がよく言う『生命の謳』的な逞しさも感じて…
えっ?!なにコレ、ダンスのキレがヤベぇんだけど……って、引くLEVELで驚愕した。
5人全員の所作のキレが本当に凄かったんだが、特にキレてたと自分が感じたのは夏目ここなさんだった。一応言っておくが他の子達が見劣りしてたワケじゃないのでそこは誤解しないでいただきたい。上のLEVELの更に上を夏目さんが行っておったって事で。
当然、夏目さんの努力と鍛錬の成果が大きい。そこに…彼女のVisualの強さと魅せ方の巧さが加わるととんでもない芸術作品がそこに誕生していた。
……アレ観て一夜経ってみたらあのアクトをちゃんと文章として落とせるかと思ったが…どうにもそいつは上手くいかない模様wwww
んな事はさて置き、楽曲がリリースされLIVEで披露された。まあ、完成したと言うのだろうが、この楽曲は真に完成には至っていないと思う。あくまでもカタチだけ。
そこからは、彼女達がどれだけこの楽曲に血を流して強くさせる事が出来るかだ。そうなるにはどれだけの刻と披露の機が必要なのかは分からない。ただ、その過程を追っていける事は本当に楽しみで仕方がない。
そして、前回の日々荘に続き今回も披露してくれたDayRe:原初の楽曲『DeaRy Days!』
この楽曲もまだ進化の途中にある楽曲。今回は特にこの歌詞が深々と突き刺さって来た。
きっとこれから先も 繰り返していく
新しい日々の始まり 私たちが創ってく物語
DeaRy Days!
―DayRe: 『DeaRy Days!』より引用
今回で日々荘3号館の定期開催という物語は終わるけれど、物語自体はまだ終わっちゃいない。彼女達が謳ったように、いったん区切りの意味での終わりを告げてから続きの物語を紡いでいく。そんな決意表明の誓いと想いを込めて謳った様に思えてならなかった。
これは終わりだけれど、またここから新たな物語の幕があがった刻と場だったんだなと。
日々荘3号館という場への想い
コレはDayRe:の5人だけじゃなく、住人の我々にもいろいろな想いがある。
住人(観客)としての総意っていうとおこがましいが……おそらく多くの住人さんが同じような想いを抱かれていると思う。
日々荘3号館というイベントは、本当にいい意味でまったりしたグダグダ感満載の雰囲気がメチャクチャに心地が良い場だと。そんな雰囲気を作っていったのは紛れもなくDayRe:の5人。
んで、DayRe:の5人は日々荘3号館という場にどんな想いを抱かれているのか?
当然、彼女達の心情を事細かに明かせるモノではないから妄想語りではあるのだけれど、自分は勝手にこう解釈させていただいた。
日々荘3号館がまだ始まったばかりの頃、彼女達は台本通りに進行させることに必死だったと言う。当時は、5人だけで単独イベントを回して成立させる事に踏み出したばかりの表現者としてはまだ『子供』といっても過言じゃなかった存在。彼女達を支えて導く運営のOTONAもそういう視点だったのかもしれない。
彼女達自身、日々荘の現場で様々な不安や葛藤の中で戦い続けた。きっちりとミス無くやり遂げなきゃいけない。でも、それだと素のパーソナリティー=我を抑えなきゃいけないとか思った事でしょう。
メンバー同士で、時に議論したり、時には意見がぶつかった事もあったかもしれない。励まし合って寄り添い合いながら三年ちょっとの刻をメンバーや自分自身と向き合い続けて戦って来た。
三年前の頃は、規制により観客は観る際に声を出す事を控えなくてはならなかった。拍手や同意の頷きで伝えてはいたがやっぱり声援の持つチカラには及ばない。やりにくさってのは双方にあったと思う。
ただ、それでも、真に自分自身と向き合って、作ってもらった『日々荘3号館』という場は絶対に守り抜いて盛り立てるという意地が彼女達を駆り立てた様に思えてならない。
そして、宮沢小春さんは日々荘への想いを『DayRe:のRe:Re:Re:Re:Re:カーニバル!! #247』でのコーナー『日めくりトーーーーーク』のお題になった『私を変えた出来事』でこう語られている。
私が大きく変われたのはミュージックレインに所属した事が大きいけれど
日々荘3号館も大きかったと思うんだよね。
リアルタイムでお客さんがいるから誤魔化しがきかない。
取り繕ってちゃんとしようと思ってても、不器用さやいい加減な部分が漏れ出ちゃう。
でも、日々荘は温かいからそういう私も受け入れてくれたりして
そういうのがあったから…そういうの(ありのままの我)を
気張らずに出してもいいんだという意識に変わったのは日々荘の影響が大きい。
踏み込まなきゃ変わらない。それは宮沢さんだけじゃなく、橘さん、相川さん、夏目さん、日向さんも同じ想いを抱いていると思うし実感されているのでしょう。彼女達は今まさに階段を登っている最中であり、登った先で見つけた答えの一つ。
それは日々荘に限った話じゃない。これから先のDayRe:の軌跡で必要になるモノでもある。この三年の刻で得られた事は本当に大きくて掛け替え無い尊いものだと思う。
そして、宮沢さんはこんな事も仰っていた。「ただの同期が仲間になれた」と。
ただの仕事だけの付き合いだけじゃなく、いろんな面を曝け出さなきゃいけない状況に置かれた事で、本当の仲間という縁へ昇華された。これもまた、宮沢さんだけじゃなくて他の子達も同じ想いを抱いているのでしょう。この言葉は本当に重くて意味のある言葉。身近にそう思える人達がいるのは本当に幸せな事だから。
告げられた待望の刻と場
告知コーナーでは、今後のイベントへの出演の報が告げられる。
ユニットデビューしてからはその数が多くなった事を、我々もそうだけどDayRe:の5人もその喜びを噛みしめていた。
年末から来年のイベント&LIVE出演予定の中でも、一番インパクトがデカかったのがこの報だと言っても過言じゃなかった。
🎉 DayRe: 初ワンマンライブ開催決定🎉
— DayRe: (@dayre_official) 2025年11月16日
📅 2026年5月5日(火・祝)
📍 東京・板橋区立文化会館 大ホール
詳細は後日発表✨
皆さん一緒に盛り上がりましょう✊#DayRe #ワンマンライブ pic.twitter.com/ca0WwPxWlT
#DayRe:
— DayRe: (@dayre_official) 2025年11月16日
初ワンマンライブ開催発表の模様はこちら!
チケットのご応募まで少しお時間をいただきますのでスケジュール🗓️をぜひキープして待っていてください🙇 pic.twitter.com/pvhVsSCYwi
DayRe: 初ワンマンLIVE開催決定!!!!!
この待ち望んでいた待望の刻と機については本稿ではなく、後日別記事として書き殴ろうと思っておる。とりあえずお祝いの言葉として…
ワンマンLIVE開催決定おめでとうございます!!!!!と。
最後に。
今回の日々荘は、DayRe:のPortal Square月額会員・年間会員対象に、メンバーによる手書きサイン&メッセージ入りのピクチャーチケットが先着順でプレゼントされた。


橘さんは、この日もいい思い出にしようという想いと未来の刻の日々荘での再会を願い…
相川さんは、日々荘という掛け替えない場への深愛の情を綴り……
宮沢さんは、無事に日々荘に帰って来れた事への喜びと歓迎の念をシンプルだけど沁みる言葉で……
夏目さんも、シンプルだけど深愛の情溢れる言葉で皆を迎え入れて……
日向さんは、未来の刻での日々荘帰還を共に願う。
どの子も純粋で素朴な偽り無い願いに溢れる心に沁み入る言葉。やめてくれ。お礼を言わなきゃいけないのはこちらの方だ。
ひたすらに楽しい雰囲気で包んでくれてありがとう。
新しい扉を開いて踏み込む切っ掛けをくれてありがとう。
この掛け替え無い場と刻に立ち会えなきゃ見れない貌を見せてくれてありがとう。
彼女達への感謝はここで伝えきれるモノじゃない。それにまだ完全な終焉じゃない。
これまで当たり前に在った一つのカタチが終わるのは確かに寂しいのだけれど…それ以上に楽しくて未来への希望が上回っている。本当にありがとうございました。
橘美來さん。
相川奏多さん。
宮沢小春さん。
夏目ここなさん。
日向もかさん。
続けていく事が大事な事、そして…ちゃんと終わらせる事。
暫定的ではありますがちゃんと区切りを付けられた事は意味のある事でちゃんと前に向かう為の儀式を決意されて実行された事は素晴らしい事だと思います。
貴女達がこの三年の刻に渡った日々荘にて創造された温かく楽しい雰囲気は、この5人だから出来た事で、この5人じゃなきゃ出来なかった事、この5人だから乗り越えられた事。誰が一人欠けてもダメだった。おこがましい言い方になりますが……それらを実感されているのは他ならない貴女達なのでしょうね。
未来の刻にてまた日々荘が新しく始まる事は、貴女達だけじゃなく我々も同じ想いを抱いております。『またいつか』日々荘のリビングに帰れる刻が訪れる事を願いつつ…本稿の筆を置かせていただきます。