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夢のステージで見せた想いと魂ーミュージックレイン3期生のMusic Rainbow 09参戦レポ

 12月15日。立川ステージガーデンにて開催されたミュージックレイン3期生のMusic Rainbow 09』に参戦して来た。

 


 この『Music Rainbow』というイベントは、ミュージックレイン所属の声優アーティストが集まる年末恒例のファンイベントで、普段のライブとは一味違う、トークやゲーム大会などバラエティ溢れるコーナー展開で何が飛び出すかわからない自由なイベントとの事。

イベントタイトルに銘打たれた09は今回で9回目を意味している。ちなみに、ミューレ3期生の五人は今回が初参戦だそうな。五人はこのイベントに臨むにあたって異口同音に言う。


Music Rainbowのステージに立つのが夢であり、一つの目標だったと。


(多分言ってたと思う……)


 で、イベントの内容は、ゲームコーナー(すごろく)とLIVEパートだった。
ただ……非常に申し訳ないが、この参戦レポではゲームコーナーについて一切書かない。その理由になっているのが、本イベントの物販にて発売されたあるブツの存在。

 

そのブツってのが……「カバーズ - Innocent 5 Flowers -」と銘打たれたCD。

 

 

コレに収録されているミューレ楽曲を3期生がカバーしたアルバムになっている。全員で歌ってる楽曲もあり、五人それぞれがソロで歌う楽曲もある。実際、LIVEコーナーではこのアルバムの収録楽曲(7曲)を全て披露した。

ゲーム(すごろく)しながら、和気藹々と楽しんでいる彼女達も良いんだけども……やっぱり、五人五様の個の力が発揮されるLIVEがキモだと思い、そこで感じたいろいろなモノを書き殴っていこうと思う。


 すごろくの結果は、橘さんと夏目さんの同点優勝という結果で幕を閉じた。で、MCを挟んで、いよいよLIVEコーナーへと突入していく。ステージは相川奏多さんが一人残った形に。つまりは、LIVEコーナーのオープニングを相川さんが担う事でもあった。彼女が歌うのは、CHiCO with HoneyWorksの楽曲・『アイのシナリオ』。

歌い出す前(だったと思う)に相川さんはこう言っていた。「声出させるから」と。
そういや、前にも似た様な事を歌う前に言ってたっけなあ……なんて遠い目してて、いざ彼女が歌い出した瞬間……音の波でぶん殴られた様な衝撃が襲ってきた。

会場の音響設定がバグってたワケじゃない。彼女の歌声がそれ(音の波)を引き起こしていたんだ。相川さんがソロで歌う場面はこれまで何度か観て来たが、ここまでの迫力と凄みまでは感じられなかった。

この領域まで昇華した要因はいろいろあるのだろう。そいつを適切に表現出来る術が俺には無いが……一番自分の中でしっくり来ていると思ったのが『殺気』じゃないかと。相川さんはパフォーマンスで捻じ伏せようとこの場を制圧しに来ていた。ここにいる観客の魂を惹き付けて魅了していくにはある種の野性を解放しなきゃならなかった。

 この楽曲は、疾走感&爽快感があるロックチューン。そこに、エネルギッシュでアグレッシブな方向へ振り切ってた相川さんのボーカルが加わる。まあ、ブチ上がらない理由を探す方が難しい程に会場全体が盛り上がっておった。気合と歌声に呼応する様に彼女のイメージカラーである赤の光で染め上げていく。

時に熱く滾り、時に妖しさを醸し出していく赤の光。だが、それよりもステージに目が釘付けにさせられたのはその赤の光に負けていない相川奏多の存在感と強さだった。言わずもがな、何の文句も出て来ない圧巻のアクトだ。


 次に登場して来たのは、橘美來さん。歌うのは、豊崎愛生さんの楽曲『ハニーアンドループス』。
まあ、敢えて書く事ではないかもしれないが、直系の先輩である豊崎さんのファンである事を公言されている橘さん。憧れの人の楽曲を歌えるこの機会に彼女は胸を躍らせた。(多分)

ただ、その喜びと同時に不安やプレッシャーってのも感じただろう。思い入れの深い人の楽曲をこれから観客の前で歌うのだから。しかし、ステージに出て来た瞬間から、橘さんから何かHappyオーラみたいなモノが迸っていた様な気がした。

彼女の中では、抱いている不安やプレッシャーをポジティブな方向へと変換して、ステージとアクトを全力全開で楽しんでやろうと意気込んでいたのだろうと思えた。

 橘さんのパフォーマンスの真骨頂(勝手なインプレッションだが…)は、とにかく感情が爆発している事。もう出て来た時からHappyオーラがダダ洩れしていた橘さんは、笑顔全開でパフォーマンスをしていた。この楽曲はキャッチーで明朗快活なポップチューンってのもあって非常にノリやすかったが、ステージを楽しみ尽くしている橘さんの存在が更に楽しさを倍増させていく。

 目の前で本気で楽しんでる人を観ると、こちらも楽しい心情になっていくモノだ。『みんなで一緒に楽しむ』コレが私の信念だと彼女は言う。(確か言ってたはず)このアクトでそいつを見事に成し遂げた。盛り上がれる楽曲だったってのは確かにあるんだけども……でも、原曲の良さをちゃんと汲んで自分なりの解釈で楽曲に新しい血を流した。

我々も楽しかったけど、一番あの刻と場を楽しみ尽くしていたのは橘さんだった。歌い終わった時、彼女のキラキラしていた目と笑顔がそれを物語っていた。


 三番手を担ったのが夏目ここなさん。歌うのは寿美菜子さんの『save my world』。
3期生が先輩たちの楽曲をカバーするって報を知って、一通り原曲の方を聴いてみた。で、『Music Rainbow』で歌われるのを一番楽しみにしていた組み合わせだったのよね。

クールでスタイリッシュ感あるダンスチューンと、夏目さんの甘さとハスキーさのあるボーカルとの親和性は高いモノがあるだろうと思っておった。で、夏目さんが歌うバージョンの視聴版を聴いて、想像以上のハマり具合に腰抜かしかけた……

 と、まあ…期待値のハードルが異常に上がった状態でこのアクトを観る。
視聴ではなかった最後のピース……夏目ここなという『個』が実際に歌って踊る姿が加味されて完成形となる。ちなみに、この最後のピースがきっちりハマらんとこのアクトは死ぬ。

前述した様に、この楽曲はダンスチューンなのでダンスがキモになっている。夏目さんはダンスが苦手分野だと言っておられたが、このアクトで忘れられなかったのは夏目さんのダンスだった。曲調にマッチしている格好良いキレと、ビジュアルの強さも相まってエロ艶やかさを醸し出している色香纏うしなやかさ。

 魅せ方への強いこだわりと巧さのある彼女が本気で突き詰めたモノを魅せ付ける。
当然と言えば当然なのかもしれないが、ステージの夏目さんを観て見事に魂が撃ち抜かれてしまった……本当にダンス苦手なのか?この子は?!!と驚愕するほどに。

でも、それを感じさせない程に、夏目さんが自分の弱い部分と真摯に向き合って戦い続けてきた刻があったから観客を魅了させるまでに至ったのだと思えてならない。


 四番目に登場してきたのは日向もかさん。歌うのは、麻倉ももさんの『スマッシュ・ドロップ』。
で、この楽曲だが、アップテンポなデジタルポップ調で圧倒的な明るさとキュートさ全開に振り切っている楽曲。まあ、この楽曲と明朗で力のある声を持つ日向さんとの相性が合わないワケが無い。そこに、ステージで可愛らしく舞い踊る彼女の姿が視覚へ飛び込んで来る。

推測の域でしかないけれど、日向さんは麻倉さんのダンスの振りや歌い方とかを徹底して探ったと思う。そこで得られたものを活かしつつ…日向さんなりの解釈を加えた。自分は、実際に麻倉さんがこの楽曲を歌って踊る光景は知らないが、単なる模倣や焼き回しにはなっていない様に感じられた。

 日向さんがこの日に着られていた衣裳は、この楽曲のMVにて麻倉さんが着られていた衣裳モチーフとしたとの事。そして、前々日の『3期生の朝も140 (いっしょ)』にて、歌っている時にコールして盛り上げて欲しい箇所を告げてくれたり。

彼女が全力で楽しむだけではなく、観客も一緒になって楽しめる様に気遣う。日向もかにとってのLIVEは事前の徹底した準備も込みなのだと改めて感じる。彼女が楽しむ為の道を切り拓いてくれた。我々はそれにちゃんと乗っかって楽しんで彼女の想いに応える。

 日向もかという表現者の底の深さ。皆に寄り添って一緒に限られた瞬間を楽しもうという心遣い。改めて、日向さんの凄さを魅せてもらった極上のアクトだった。


 ソロパートのトリを務める宮沢小春さんは、夏川椎菜さんの『パレイド』を歌う。
この楽曲は結構な振れ幅を持つトリッキーな楽曲というのがファーストインプレッションだった。ポジティブで明るい楽曲ではないし、かと言ってネガティブに落ちているテイストでもない。ただ…どちらにも転んでしまう危ういバランスをキープして進んでいる感じか。ただ、歌詞はネガティブ寄りか。

アーティスト・夏川椎菜のエポックメイキングとなった一つの解釈で収まりきらない複雑な楽曲を宮沢さんがどういう落し所でもって聴かせてくれるのか?それがこのアクトの真髄になっている。

 相川さん、橘さん、夏目さん、日向さんが披露して来た楽曲とは違って、この楽曲は前述した通り盛り上がっていく系統じゃなく傾聴する類の楽曲。無機質にも感じられる静かな歌い出しに聴覚が支配されて魂が囚われる。しかし、サビへと進行していくにつれて徐々に宮沢さんの情念が歌声に宿っていき力強さへ変換されていく。でも、歌詞は相変わらず情念宿る歌声に反してめっちゃ暗い。

そう、この楽曲は救いの言葉を並べて生きる活力を呼び醒ます歌じゃない。負の感情をありのまま曝け出す歌。「頑張れ」や「大丈夫」という言葉は時には残酷で無慈悲な言葉にもなるのだ。彼女にとっては大変失礼極まりない事を言うが……宮沢さん自身ポジティブに振り切った人じゃない。だからこそ、この楽曲を聴きいろいろ思う所があって今回歌おうと決意されたのだろう。

サビで聴かせてくれた情念溢れる歌声がとにかく素晴らしかったが、圧巻だったのは落ちサビで更に情念が爆ぜた歌声だった。あれは本当に魂を削っている人にしか歌えない凄みがあったんだ……

 歌い終わった後で宮沢さんは「歌っていた事を覚えてない」と。(正確なコメントかどうかは記憶にない…)でも、それだけ彼女がこのアクトに懸けて限界を超えようとした証明に他ならない。しかも、宮沢さんが望んでいた到達点ではない的な事も言っていた。

彼女が定めていた理想のラインは分からんがおそらく異常に高い。でも、本家の夏川さんの『パレイド』にはどうやっても辿り着けない。それは夏川さんにしか歌えないものだから。ただ、あの刻と場で宮沢さんが聴かせてくれたのは、宮沢小春の情念が宿って彼女にしか歌えない『パレイド』だったと思える。それは、宮沢さんが創造した世界観に魂を惹きこまれて聴き惚れたのがなによりの証明だから。


 ソロを各自が歌い終わってMC。話の内容は、カバー楽曲を決めた経緯や先輩達とのエピソードトークだったかな?まあ、そのうちちゃんとしたライター様の手で書かれたレポ記事が出回る事でしょう。本稿はちゃんとしてないおっさんのレポなのでMCについて詳細は触れないwww

 MCが終わるとLIVEパートと3期生のMusic Rainbow 09も終盤戦。
3期生全員で歌うTrySailの『ホントだよ』とスフィアの『MOON SIGNAL』を披露した。

この2曲は、昨年に開催された『日々荘3号館』でも披露された。(ホントだよは一回、MOON SIGNALは二回)過去に歌った経験が大きかったのだろう。ダンスの動きのキレやら歌声の情感の込め方が洗練されてた様に感じられた。

格好良さとキュートさを共存させる5人のアクトにただ感心して見惚れつつ…盛り上がっておった。


 そんなこんなで『ミュージックレイン3期生のMusic Rainbow 09』は幕を閉じた。
この後に、スフィアやTrySailのMusic Rainbow 09も同じ会場で開催されるので、駆け足的な感じがあったが満足できたイベントだったと思う。

 MCの時に彼女達は「自分達は何もできなかった世代」だと言った。デビューして間もない頃に、世界史に残ってしまった感染症と共に生きていかなければならない苦難の軌跡。それだけじゃなくて、本当にキツい事の多かった五年の軌跡だったと思う。

ただ、それでも必死に顔上げて前だけ見て戦って来た。そして、その戦いを続けてこれたからこそ『Music Rainbow』という夢のステージに立つ事が叶った。カバー楽曲を歌うにあたって先輩達がいろいろと力を貸してくれたとも言っていた。それは、3期生が本気で戦っていた姿を見ていたから。だからこそ本気で力を貸してくれたのだと。

 歌ったのは彼女達のオリジナル楽曲ではなく先輩達のカバー楽曲だけど、5人が歌ったのは紛れもなく本気で向き合って彼女たちなりに感じたモノ、想い、覚悟をパフォーマンスに落とし込んで魅せ付けた。本当に凄い5人だと思わせてくれた。

 ミュージックレイン3期生。貴女達はこれからの未来の刻をどこまで往くのか。
きっと来年以降も、強くなる五人五様の輝きで魅せてもらえるのだろう。今後の更なる雄飛の機と刻が来る事を願いつつ…このレポを締めたいと思う。

 

 

 




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