1. はじめに
記事の目的
昨年11月〜2月8日までの約3ヶ月でAWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(以下、SAA)資格を取得しました。今回の記事ではその学習内容・目的などをまとめます。今後の自己学習や他のAWS学習を行っている方の役立てば幸いです。
本記事のポイント
資格学習系の記事はどうしても「以下に短期で効率よく取得したか」を強調しがちです。しかしながら、資格取得の目的はその「学習を通じて何を得たか」「それが今後の生活や業務に役立つ経験・能力になったか」が重要と私は考えています。
資格学習の記事では「短期間・効率的に合格した方法」が注目されがちですが、本記事は“得た経験” に焦点を当てています。
2. 学習のきっかけ、動機
受験の背景
私は現在、就労移行支援事業所に通いながら転職活動の準備を進めています。今後はデータ分析基盤などを扱う技術職を目指しており、そのためにアプリケーション開発とクラウドインフラの両軸でスキルを強化しています。
中でも AWS はクラウドインフラにおける3割近いシェアを持ち、クラウド設計の考え方を体系的に学べる環境が整ってます。そのため、 AWS SAA資格 を「AWS全体像を理解する入門資格」として最適だと考え、受験を決意しました。
学習前のスキルと経験
AWS試験は初受験でしたが、完全な初学者ではありません。これまで業務や自己学習を通じて得てきた基礎が、今回の学習を大きく支えてくれました。 以下は、学習開始時点のスキルやバックグラウンドです。
- 出身は情報系ではなく経営学部。ITは独学で習得
- システムエンジニアとして3年半勤務(EC2、Lambda利用経験あり)
- 基本情報技術者試験 合格
- Microsoft Azure Data Fundamentals(DP-900)合格
- 2018年頃に Udemy の AWS ハンズオンを実施
これらの積み重ねにより、理論よりも実体験ベースでAWSの概念を理解できたことが、3ヶ月の学習でも成果を出せた要因でした。
3. 使用教材と学習全体の流れ
使用教材一覧
- Udemyの動画講義
- Udemyハンズオン
- 模試
学習全体の流れ
- 学習期間:2025年11月〜2026年2月
- 総学習時間:約50時間
- 11月 受験キャンペーンを知り、受験を決意
- 受験要項を読み、手持ちの本を眺める程度
- 12月 本腰を入れて学習開始
- 後述のUdemy講義とハンズオンを開始
- 1月 模試を繰り返し受験 ‐ 知識の定着、受験形式に慣れる
4. 学習の工夫
まなんだことを試すために、実際に作ってみる
ハンズオンの動画講師であるかなざわ| Kei Kanazawaさんからの受け売りです。AWS公式が提供しているアーキテクチャパターンを真似て実際に作ることで、沢山の失敗を経験できました。
以下の記事はその際の振り返り記事です。 aizack.hatenablog.com
アーキテクチャを絵で書いて理解する
模試を解き始めた段階では、問題文で記載されているサービス構成や回答するために必要なキーワードを抜き出してアーキテクチャ図をかいていました。毎日何かしらをホワイトボードに書いていたため、慣れた頃には脳内でよくある王道構成はイメージできるようになりました。


5. 模試、本番対策
ping-t 模試:基礎理解と暗記重視
ping-tの模試の特徴は、以下2点です。 - 基礎的なキーワードに対応する問題が多いこと - 解説や参照資料が豊富であること
サービス名やその特徴を問う問題中心であるため、実際の問題より平易でした。他の利用者の感想でも「基礎固めに最適」とあったため、正答率70〜80%を目標に繰り返し受験・復習を繰り返していました。
Udemy 模試:実戦形式で思考力訓練
- 長文問題対策、サービス組み合わせの理解
Udemyの模試は講座によって差があるのですが、私が受けた以下の模試は実際の問題より若干難しい作りでした。そのため、ping-tで安定した合格点が出た後に解き始め、60点以が出るまで受験・復習を繰り返しました。
本番並〜それ以上難易度で長文の問題分サービス構成を問われるため、時間配分や休憩なども含めて本番に近い環境で練習をすることができました。
AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA-C03)実践問題集
6. 試験当日のポイント
時間配分の練習方法
時間配分は模試受験時からポモドーロテクニックを活用していました。20分後ごとに5分休憩とる。これを繰り返しおこなっていました。140分の長丁場であるため、集中力・体力ともに消耗します。それを防ぐための工夫として非常に役立ちました。
普段の就労訓練においても過集中対策でよく使っていたので、慣れている手法でもあります。
試験時のメンタル管理とリズムの取り方
とにかく遅刻しないこと
当日は会場近くのカフェに試験開始2時間前に待機して、最後の詰め込みをおこなっていました。天気や交通機関の乱れなどで平常心を失うことだけは防ぎたかったのです。絵で整理する
これは工夫でも書いていたことですが、集中力を維持するのにも役立ちました。問題文を絵に起こすことが出来てれば集中力がのこっている、駄目なら休憩必要と切り分けることが出来たためです。狙ってやったわけではないのですが、偶然の産物です。
7. まとめ:学習を通じて得たこと
自信を持てたこと
体調を崩していた期間が長く、自信を失っていました。そんな中でもただ好きだった一心で技術動向や流行は追っていました。今回のAWS資格受験を通して、それらの期間もがいたことが無駄ではなかったと実感することが出来たのは非常にかけがえのないものです。自信になりました。
自己肯定感が上がったこと
SAA試験のプレッシャーから逃げたくて週末に作業をした結果、ポートフォリオが生えました。資格試験も合格できたため実績も増えて満足です。自己肯定感が上がっています。
今後のステップ
直近資格を取得する予定はありませんが、今回の学習方法を応用すれば再現可能と感じてます*1。データエンジニアを目指しているのでAWS Data Engineer - Associate(DEA)やSysOps Administrator - Associate(SOA)なども将来的に取得できればいいなと思っています。
とはいえ、ひとまずは4月以降の転職活動が優先ですので転職先が決まって業務内容に沿った技術学習をすすめると思います。
【追記】
- 3/7に池袋サンシャインシティで開催されるJAWS DAYS2026に当日スタッフとして参加予定です
*1:2025年8月に受験した DP-900取得時の振り返り記事。ここでも再現性を意識した学習振り返りをしています。