確か有名Podcastゆる言語ラジオで面白い新書を探すなら雑誌中央公論の3月号を読むと良いと紹介されているので、昨年からチェックをしている。2026年の新書大賞も発表されたので、去年読んだ新書を振り返りつつ、今年読みたい新書を選別した、という話。
雑誌「中央公論」の3月号
2025年3月号
2026年3月号
読み始めたのが2025年からなので昔どうだったのかはわからないけれど、新書大賞についてはこんな構成で紹介されている。
- 新書通100人が厳選した年間ベスト20 (人数は変動するようで26年は103人になってた)
- ベスト20までの紹介(選者推薦文のサマリー)
- 大賞受賞者インタビュー
- 目利き45人が選ぶ私のおススメ新書(ひとり5冊)
目利きのおススメではベスト20に選ばれなかった「えっ、こんな本があったの」という本もピックアップされているのが興味深い。
というわけでこの特集を眺めながら、今年はどの本を読もうかと計画を立てているわけである(わたしはハズレ率を下げるために、著者や出版社や広告以外で誰かが推薦している本しか読まないポリシーを立てている)。
2025年の新書大賞特集からピックアップして実際読んだ本のふりかえり
読んだ本
- なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書) これは大賞受賞前に読んでたが、本読みとしても楽しめた
- 歴史学はこう考える (ちくま新書) 紹介を見なければ読んでいなかった。歴史学者の思考法の本。よかった
- 論理的思考とは何か (岩波新書) 良かったが、大賞受賞後シビアな批評がされている点に注意が必要
- 働くということ 「能力主義」を超えて (集英社新書) メリトクラシーの本で大変よかった。仕事に役立っているな
- 三井大坂両替店 銀行業の先駆け、その技術と挑戦 (中公新書) 金融系の仕事をしていたこともあるので、大変面白かった
- 就職氷河期世代 データで読み解く所得・家族形成・格差 (中公新書) 解像度が上がった。世間の雑な議論をスルーできるようになって良い
- 学力喪失 認知科学による回復への道筋 (岩波新書) 大賞受賞前に読んでたが、子の親として大変参考になった
- 「“右翼”雑誌」の舞台裏 (星海社 e-SHINSHO) 紹介を見なければ読んでいなかった。わたしの知らない世界だった
積んでいる本
- 日ソ戦争 帝国日本最後の戦い (中公新書) 読むの忘れてた!
ふりかえってみると、やはり「働き方」や「政治・経済」「学問」関係の本は楽しめた一方で、純粋な歴史や教養に関する本はそうではなかったような気がする。これを踏まえて今年なにを読むかを考えたい。
2026年の新書大賞特集からピックアップする今年読みたい本
すでに読んでる
- 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために (講談社現代新書) なんでも物語にしようとするなという批判の本で、良かった
- 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ (文春新書) 外部の視点から見る日本経済。面白かった
- 手段からの解放―シリーズ哲学講話―(新潮新書) 純粋に楽しむとはどういうことか。考えさせる好きな本。目利きおススメに掲載されているものでランキング外ではある
読みたい本
- カウンセリングとは何か 変化するということ (講談社現代新書) これは実はセールですでに買ってある。読まねば
- ユダヤ人の歴史 古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで (中公新書) 昨年のふりかえりを踏まえると避けるべきなのだが、紹介文を読んで「読みたい」となってしまった
- 福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会 (中公新書) これも同上。
- ケアと編集 (岩波新書) ケアの哲学に興味を持っているので、読みたい!
- 「あの戦争」は何だったのか (講談社現代新書) 避けるべきか悩ましいが、これも多数の人が推している
- はじめての圏論 ブンゲン先生の現代数学入門 (ブルーバックス) 目利きおススメから。圏論勉強したいので
というわけで、まずはこのあたりを中心に読んでいきたい。新書は数時間で読めるので、通勤時間やスキマ時間にやっつけたい。Kindleセールを狙っていけば、ワンコインで入手できることも多いしね。