自分は慢性の活字中毒者であり、わりとたくさん本を読むほうなんだけど、ときどき「どうやって読んでるんですか」「どうやって選んでるんですか」などと聞かれるので、最近の読書周りについて振り返ってみる記事。もしくは自分の読書習慣の定点観測。5年前にも似たような記事を書いている(読書について 2020 - 勘と経験と読経)
本の入手方法
読みたい本のストック
読みたい本はAmazonの非公開ウィッシュリストに登録して管理をしている。即買いはほとんどしない。電子書籍であればセールになることもあるし、図書館や古書店で入手することもあるからだ。
では、どこから読みたい本を見つけてストックするかというと、基本的にはどこかの選書からピックアップすることにしている。ハズレ本を回避するためにも、信頼できる誰かがお勧めしている本以外は読まない作戦を取っている。ゆえに、書店で新刊図書を見て初見で気になる本を買うということはない。現在は、だいたい以下のルートで紹介された本の中から興味を持ったものを、ストックに登録している。
- 信頼している人の書いたブログ記事
- 信頼している人のSNS投稿
- 信頼しているポッドキャストでの紹介
- 専門文芸誌のランキング(SFマガジン、ミステリマガジン、年末の新聞に掲載される年間書評など)
- 毎年3月くらいに発売される中央公論(新書大賞 掲載号)に出てくる識者レビュー記事
- みすず書房の読書アンケート
だいたいこれで、十分に面白そうな本のリストが収集できる。というか読み切れない。
本のサブスク
O'reilly learning platform(オライリーの技術書)と、講談社のコミックDAYS は利用中。Amazon Kindle Unlimited は読みたい本がほとんど登録されていないので未加入。ハヤカワのオンラインサービスが定額である程度読めるサービスだったら良かったのだけど、そうではないのが残念。
公立図書館で借りる
手元に長くおいておきたい本でなければ、図書館で借りることもある。ネットで予約を行い受け取り可能になったら取りに行く(そして取りに行くついでに書架を眺めて、読みたい本のリストにある本があれば一緒に借りる)。
なお図書館の利用に抵抗感のある人は以下の本を読んで解毒しておくとよいだろう。
電子書籍を買う
いまはほとんどの本はAmazon Kindleの電子書籍で購入している。出版社サイトからPDFを直接購入する場合もあるが、結局Kindleに登録している。DRMや所有権の問題などがあるが、読めればいいし、消えてしまったら(必要なら)また買うだけである。
そして電子書籍の購入において最も重要なのは、できるだけセール時に買うということだ。つまり定期的に価格やセール状況をチェックして、安いときに買って、積んでおくようにしている。価格のチェックはいろいろなサービスがあるようだが、いまのところ「電子書籍の司書さん」を利用中。
物理書籍を買う
電子書籍で購入できない(もしくはしたくない)本のみ、紙の本を買ってる。ただ、置き場所の問題もあるので紙の本の多くは、読み終わったら(メモをとってから)処分してしまうのであった。必要になったらまた買えばいいと思っている(が、ほとんどそういうことは起こらない)。
本の読み方
複数の本を併読する
だいたい4冊くらいの本を同時に読み進めるスタイルを続けている。
- 文芸書(小説)
- 軽めのビジネス書、新書
- ソフトウェア開発関連の技術書
- 重めのビジネス書
その時の気分によって読み分けているし、読み始めてページが進まなくなったら違う本に切り替えたりする。これを実現するためには、十分に未読の本がストック(積ん読)されている必要がある。
複数の本を持ち歩く
スマートフォンには電子書籍リーダーで4-5冊+O'reilly learning platformのアプリで技術書を2冊くらいダウンロードしておく。荷物に余裕がある場合は、より沢山の書籍をダウンロードしたKindle Paperwhiteも持っていく。紙の書籍を読んでいる場合は1冊持っていく。というわけで、複数の本を常に持ち歩いている。読みたくなった時に本がないのは困るし、読み終わって次の本がなくなってしまうと(活字中毒患者として)困るからだ。
細かいスキマ時間でも本を読む
スマートフォンにも書籍を格納しているので、かなり細かいスキマ時間でも本を読んでいることが多い。たとえばエレベーターの待ち時間や、会議開始前の待ち時間なども恰好の読書時間になる。一般的にはSNSなどを見ている人が多いようだが、そういった時間が自分は読書の時間になっている印象。
目標をもって読む
仕事に関係しそうな本(技術書やビジネス書)などは、だいたい2週間くらいで読むことにしている。また、図書館で借りた本は強制的に2週間の期限がつく(延長できることもある)。そんなに細かく進捗管理しているわけではないけれども、期限を意識しながら意識的に読書時間を作ったり、優先順位を調整して本を読んでいる。
たまに「本を読むひまがない」ということを言われることがあるけど、(本によっては)時間を意識的につくって読むのだ。遊んでいるわけじゃないんだよ(というほど真面目ではないけれど)
老眼対策
歳を取ると困るのが老眼だ。リーディンググラス(つまり老眼鏡)がないと本を読むのはつらい。ちょっとしたスキマ時間に本を読もうとしても、その場でリーディンググラスを持っていなければ読めない。わたしは解決策として遠近両用の眼鏡(実際には上半分が度なしのダテで、下半分が老眼鏡)を作ってしまった。この眼鏡を常にかけているので、いつでも本が読める。
読んだ後に
読書について
別にたくさん本を読む人が偉いとも思っていないし、自分の読書は趣味と実益を兼ねたお楽しみである。
ただ、学びという観点で言えば読書のコスパは非常に高いと考えている。近年の生成AIの発展などで風向きは少し変わってきているけれども(なお、最近は難解な本を読むときは 生成AIに意見を求めながら読むということは増えている)。あと、単純に本を読んでいる人のほうがすきです。