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「リーン・エンタープライズ」まず前半を読んだ #デッドライン読書会

読むのがホネな(積みがちな)技術書やビジネス書を取り上げて2週間の読書期限を課して読んでアウトプットする仮想読書会「デッドライン読書会」の第34回。今回取り上げるのは「」である。長いので前半(1章~7章)、後半(8章~15章)に分けて読むことにしている。というわけで今回まず7章まで読んだ感想である。

なお本書は米O'reillyのサブスクに訳書が含まれているので、会員であればすぐに読むことができる。

「リーン」に対する苦手意識

実はリーン開発についてはもともと苦手意識があった。一応「」は読んでいるけど、原典である「」を読んでいない(読みたかったが入手しそびれてしまった)。現代では多くのプラクティスや方法論がリーンをカバーしているので各種の書籍で触れられる事はあるけれども、あくまでおまけの章として読み流していた。

加えて、ソフトウェア開発のマネジメント方法論としてのリーンは、スクラム等の開発方法論より上位にあるもの、というイメージもあった。
実際「」ではカンバンの枠を超えた改善の方法として紹介されている。身の回りではスクラムとかでひーひー言っている状態なので、まだ早いかなぁと思っていたのである(言い訳)。

と、完全に腰が引けている状態だったのだが、たまたま出会った以下のスライドで俄然興味が出てきた。

リーンスタートアップ本を振り返る 2018 (Lean Startup Update! 2018) from Takaaki Umada

リーンスタートアップエンタープライズ で活⽤しよう、というだけでなく、組織への導⼊、⽂化、脱予算の話、カンバンと流れの管理から DevOps、継続的デリバリ、 バリューストリームマッピング、実験を安全に失敗させる⼿法まで広くカバーしてて、 とりあえずこれ読めばいいんじゃないか、 という本。定期的に⾒直したい⼀冊です。

ちょうど組織、文化、予算などについてモヤモヤと考えていたタイミングだったのだ(そういうお年頃なのだ)。

で、「リーン・エンタープライズ」前半を読んだ感想

まだ7章までしか読んでいないのだけれども、現時点の総論としては

  • 組織文化まで含めた様々な論点が入っており、とても良い本。もしくは「使えそうな本」
    • カバー範囲はなんとなく「」に匹敵する気がする
  • いままで避けていた領域だからか、久々に新しい知識のシャワーを浴びている感覚が新鮮!

本書を選んだのは正解だったと思っている。

特に興味深いと感じた箇所の紹介

以下、自分が興味を持った箇所と調べたことについてのメモである。各章何かしら発見があるのが楽しい。

第Ⅰ部 指向

1章イントロダクション

大好きなモルトケの話が紹介されているだけでアガる。

ナポレオンに敗れたプロイセン軍の再建には、カール・フォン・クラウゼヴィッツ、ダーヴィト・シャルンホルスト、ヘルムート・フォン・モルトケの3名が重要な役割を果たしました。彼らの貢献は軍事の基本原則を一変させただけでなく、大きな組織を率いて管理する人たちにとって、重要な意味を持っています。なかでもこれから説明する「訓令戦術(Auftragstaktik)」または「ミッションコマンド(Mission Command)」の考え方に反映されています。ミッションコマンドとは、機略戦を大規模に行えるようにするものです。そしてこれは、大企業がスタートアップと対等に競争する方法を理解するために重要となるものです。
《 1.2 コマンド&コントロールに代わるミッションコマンド、より引用》

なお「訓令戦術」については「」という本が詳しいらしいが訳書が無いのであった。でも、かなり興味がある!

2章 企業ポートフォリオダイナミクスを管理する

この本を読むべきということがわかった。積読増えた。キャズムで満足していてはダメだった。

第Ⅱ部 探索

3章 投資リスクをモデル化して計測する

探索的活動の評価に関する話で、とても参考になる。そしてモデル化した後にOODAループで管理するという発想。

4章 不確実性を探索して機会を見つける

紹介されている「課題ステートメントキャンバス」という手法が興味深いのだけれども、世の中にはあまり情報が無いようだ。原著でみると「The Problem Statement Canvas」のようだ・・・あとでもう少し調べてみたい。

5章 製品/市場フィットを評価する

このあたりは最近読んだプロダクトマネジメント関連の本とも重なる部分ではある。

私たちはデータオーバーロード(情報洪水)の世界に生きています。仮定を注意深く検証しなければ、たとえどのような主張であっても、それを裏付けるデータが見つかってしまうのです。理論を裏付ける情報を見つけることは簡単です。理論をテストして、正しい行動をとることが難しいのです。
《 5.1 革新会計、より引用》

紹介されているこの記事をあとで読みたい。

第Ⅲ部 活用

6章 継続的改善をデプロイする

とりあえずこの本を読むべきということもわかった……

7章 価値を明らかにしてフローを増やす

紹介されているCD3などの概念が非常に興味深い。Blakswanfarmingの記事が紹介されているけれど、翻訳されているのを発見した。

以下は、Black Swan Farming Ltd. による「Cost of Delay」の翻訳です。許可を得て掲載します。

と、今回はここまでなのだけれども、本書はやたらと刺激的で面白い。年末までに残りも読む予定なのだけれども、とても楽しみだ。




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