2021年1月~6月に読んだ本のまとめ。カウント対象は期間中に読み終わったものに限り、読みかけの本は対象外としている。あとコミック、漫画雑誌類もけっこう読んでいるのだけれども、これは除外。
文芸書のおすすめ(一般編)
コミック「」やそのオマージュの楽曲「」が流行っていて、芸術系大学ブームのようだが、いわゆる芸大受験を扱った本作小説「」も面白かった。というか著者の芸術家である会田誠さんが天才すぎる。同氏の自伝的小説ということで学生時代が描かれている。自分は現代美術好きということもあり同氏の、本作以降の芸術家活動を知っているということもあり二重に興味深かった。
文芸書のおすすめ(趣味のSF編)
2021年上半期のSFという意味では問答無用で「三体Ⅲ」をピックアップせざるをえないだろう。前作までを楽しんだので、当然待ち望んでいたものだったのだけれども、期待を上回るどころかブッ飛んだSF小説だった。
教養書のおすすめ
振り返るとこの6か月は教養書とかビジネス書ばかりを読んでいて、その中からおすすめを選ぶというのはなかなか難しい話なのだけれども、あえて選ぶなら「」である。元Wired編集長が書く、意識高いビジネスマン向けの有料ニュースレターに掲載されている連載の再編集版なのだが、全編「仮想対談」という形式で書かれている点が興味深い。おそらく前作にあたる「」、および現在無料で閲覧できる「GDX:行政府における理念と実践」でも採用されている仮想対談という形式がテクノロジーや現代を切り取るエッセイの形式として、とても優れていると思うのだ。まもなく続編が出るらしい。楽しみである。
ビジネス書のおすすめ
こちらも選ぶのがなかなか難しい。「」は内容も興味深いのだけれども、なんと自社文化を研究するために「」著者のエリン・メイヤーを雇用するというあたりが有能というか資金力があるというか。当然のことながら内容考察のレベルが高い。
他には「」がとても有用だった。有名な「」の関連本ではあるが、日本企業AGCのケーススタディを中心にした分析という意味で、日本人にとってはより理解しやすいものになっていると言えるだろう。自分も仕事の関係で本書はけっこう人に紹介している。
この半期の振り返り
昨年から、毎週末2時間くらいが放送大学の授業に消えるようになったことと、通勤時間が消滅していることが影響して少しペースダウン気味である。特にフィックションを集中して読み込む気力が年々減っている気がする。もちろん細切れ時間などはたくさんあるのだけれども、そういった時に手に取る(実際にはアプリで開く)のは、数ページごとに読むことができるビジネス書であることが多い気がする。
一方で積読および読みたい本は山ほどあって、もういっそ入院などすれば一気に消化できるかと思うのだけれども、体調はすこぶる良好である。夏休みにでもなれば、もう少し消化できるだろうか。
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