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「The DevOps 勝利をつかめ!技術的負債を一掃せよ」(The Uicorn Project)を読んだ #デッドライン読書会

読むのがホネな(積みがちな)技術書やビジネス書を取り上げて2週間の読書期限を課して読んでアウトプットする仮想読書会「デッドライン読書会」の第21回。今回は前回、前半まで読んだ「」の続きである。

本書はジーン・キムのDevOps関連三部作(?)の最終巻である。関連作品との関係などについては以下の記事に書いているので興味があれば参照を。
agnozingdays.hatenablog.com

すべてのシニアエンジニアにおすすめしたい「The DevOps 勝利をつかめ!技術的負債を一掃せよ」全体的な感想

本作は「」(タイトルが紛らわしい)の続編であり、最近は増えてきた小説形式のビジネス書である。実は本書を手に取った段階ではちょっと不安だった。前作の「」が割とマネージャ向けの内容だったからだ(興味深い内容だったが、その本を読むよりゴールドラット氏の本を読んだほうがいいだろうという感想だった)。

しかし、今はこう言いたい。続編である本書は特にシニアエンジニアにお勧めしたい良書であると

さて本書は(前作同様に)社運を賭けた巨大プロジェクトがトラブルに陥り、そこから回復していく物語である。ただし前作と異なり本作の主人公はシニアエンジニアであるという点が大きく異なる。そして彼女(女性なのだ)は90年代~ゼロ年代風の懐かしいソフトウェア開発を経験しているという点が大きい。

「この会社を動かしているのは、ITのことが全然わかっていない重役たちと俺たちに厳格なプロセスを守らせたがるプロジェクトマネージャー。PRD(製品要求仕様書)を書かせたがる隣のやつに言ってやりてえよ」
全員が笑った。「PRD!」マキシンの顔が曇った。プログラマーの時間を浪費する前に書面による言い訳が必要だった数十年前ならわかる。しかし、今ならPRDを1ページ書く間にほとんどの機能のプロトタイプを作れる。以前なら数百人ものプログラマーが必要だったものが今なら1チームで作れる。
(第5章 反乱軍)

通底するテーマは「古い文化からの脱却」だと感じている。
なお、本書の前半部はこれでもかというくらいに、古い文化由来のソフトウェア開発のヒドイ事が立て続けに起こる。そこから立ち上がる過程で学べるのは、時代の変化、テクノロジーの進歩、「現代の基準でどうあるべきか」というベストプラクティスだ。

本書で気に入った点

主人公のマキシンのソフトウェア開発に対する姿勢全般がマジでイケていて参考になるのだけれども、一番好きな箇所はここ。彼女がアプリ開発のヒントのために店舗を視察しああと、12ページにもあたる出張報告を書いているくだりだ。

マキシンはいつもたくさんメモを残す。「明快に話すためには、明快に考えなければならない。明快に考えるためには、明快に考えを書けなければならない」というようなことをどこかで読んだことがある。人々に自分が見て感じたことを理解してもらえるように、時間を割いて記録を書き出すのはそのためだ。マキシンは、スマホで撮った写真を添えながら、自分が見たことを客観的に説明するとともに、こうするとよいという提案も書いた。
(第13章 新たな世界へ)

別にブログ書きだからというわけではないが、自分も「書くこと」についてはこだわりたい。

読後の宿題

物語形式の面白いビジネス書や技術書の難点は、紹介されている様々なテクニックや技術を深堀りするのに他の本を読んだり、調べたりしなければいけないという点である。本書ももちろんそうで、巻末に記載された参考文献などがだいぶ興味深いので追いかけていく必要がある。まだすべてはチェックしていないけれど、以下興味を持ったものをメモ代わりに列挙しておく(自分が興味があるものに絞り込んでおり、本書ではさらに紹介されているものがある)。

やあ、時間が足りない。




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