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漫画感想:雀術師シルルと微差ゴースト

図書館で借りた麻雀漫画。

AKIRAが漫画図書館にあるのは当然だが、まさか片山まさゆきの麻雀漫画が図書館にあるとは思わなかった。さすが漫画図書館と名乗るだけのことはある。

これはよい。ノーマーク爆牌党の爆岡と鉄壁のライバル関係を思わせる月見知流と薄影幽の対立がいい。薄影は咲の東横桃子のようだが、さすがにリーチをかけても気付かれないということはない。黙聴が多いだけか。

薄影の使う微差引き出しというのが、いかにも麻雀のうまい片山まさゆきらしい微妙な違いへのこだわりみたいでよい。

一方の月見知流は、オカルト麻雀ではなくて、運を呼び寄せる技術と他人の運の量を見る力がある。ということで馬鹿げた運の呼び寄せと馬鹿げた配牌があるのだが、運とは全然関係ない囚人のジレンマなどのゲーム理論的な、あるいは戦術的な対応もする。一局一局ではなく半荘を通した勝負を考えているようだ。

そしてほとんど麻雀とは関係ないけどヒロインのサヤがよい。片山まさゆきの絵で、しかもほとんど活躍しないんだけど、実にいい感じだ。

さらに薄影幽はスーパーヅガンの豊臣のように最善手を打っても負けるという麻雀の不条理さを体験することになるが、それを乗り越えて行けるところがよい。

引退宣言撤回もよい。俺はこういうのが好きだ。

最終話で薄影がロンした時のサヤがいいんだよねえ。いや、よくあるシチュエーションではあるが、それまでの積み重ねがあるから泣けてくる。




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