村元とらじ(村元 寅次)という大田区で活動し、2019年大田区議会選と2021年東京都議会選(大田区選挙区)に立候補した人物がいます。ローカルなインディーズ候補であるほか、政治活動以外には、地元の蒲田で極めて特徴的な多数の自販機が置いてあるスペースを経営して話題になったり(なお、このスペースには自身の大きい写真と文章が掲載されている看板が置いてあったりします)、ネットカフェを経営していたりしています。*1
近日中に大田区を範囲とする選挙は予定されていませんが、筆者は今週の夕方に蒲田駅前で3日間連続(2026年3月5日~7日)で村元とらじを目撃しました。この際、演説をしているところは確認できませんでしたが、荷物用キャリーに板と看板、大き目ののぼりを付けた「街宣キャリー」とも言えるものとともに立っており、駅前では目立つものとなっていました。街宣キャリーにはビラを入れるスペースがあり、ビラが入っておりましたので、いただいてきました。
これがそのビラです(見やすくするために明るさとコントラストを調整しています)。裏面には小さいですが、前述した「街宣キャリー」の写真が掲載されています。


村元とらじは2021年の東京都議会選では「選挙に私も連れてって党」(略称: てって党)という政治団体で立候補し、投票率アップ運動を訴えていましたが、このビラにはその名称はなく、「子育て給付金ひとり毎月10万円支給する労働組合党」というのが大きく書かれていました。
大田区選挙区 村元寅次 候補: 過去の大田区の選挙にも立候補していた人物。今回は「選挙に私も連れてって党」(略称: てって党)という政治団体から立候補している。投票済証明を提示するとお店が割引になるという運動を進めようとしている pic.twitter.com/T3wKvmCRQw
— Actin (@Actin_ium) 2021年7月6日
党名を変えたとはいえ、ビラを見ると、その2021年の東京都議会選の理念を捨てたわけではありません。それどころか、2021年の時は投票率アップ運動として、投票の際にもらえる投票済証を提示することで商店の割引が受けられる選挙割と呼ばれるものを大田区でも普及させようということを訴えていましたが、今回のビラでは国政選挙で投票すると5万円がもらえるという大きな金額の直接的給付を訴えていました。
2021年の東京都議会選のビラおよび選挙公報では、この選挙割の普及を訴えていたのみでしたが、今回のビラでは党名の通り、子供1人当たり、毎月10万円の支給をするということが訴えられています。また、後ろのスペースの約半分は海外支援に金を使うより、国内を優先せよということが記載されており、村元とらじが投票率アップ以外にも訴えたいことが生じたことを示しています*2。また、銀行口座情報を掲載し、資金的な援助も求めていました。
近日中に大田区で予定されている選挙は来年の区長選・区議会選(いずれも4月に任期満了)ですが、村元とらじがこちらの選挙に立候補するのか、動向が注目されます。