以下の内容はhttps://actin.hatenablog.com/より取得しました。


村元とらじの政治活動ビラ(2026年3月配布)

村元とらじ(村元 寅次)という大田区で活動し、2019年大田区議会選と2021年東京都議会選(大田区選挙区)に立候補した人物がいます。ローカルなインディーズ候補であるほか、政治活動以外には、地元の蒲田で極めて特徴的な多数の自販機が置いてあるスペースを経営して話題になったり(なお、このスペースには自身の大きい写真と文章が掲載されている看板が置いてあったりします)、ネットカフェを経営していたりしています。*1

近日中に大田区を範囲とする選挙は予定されていませんが、筆者は今週の夕方に蒲田駅前で3日間連続(2026年3月5日~7日)で村元とらじを目撃しました。この際、演説をしているところは確認できませんでしたが、荷物用キャリーに板と看板、大き目ののぼりを付けた「街宣キャリー」とも言えるものとともに立っており、駅前では目立つものとなっていました。街宣キャリーにはビラを入れるスペースがあり、ビラが入っておりましたので、いただいてきました。

これがそのビラです(見やすくするために明るさとコントラストを調整しています)。裏面には小さいですが、前述した「街宣キャリー」の写真が掲載されています。


村元とらじは2021年の東京都議会選では「選挙に私も連れてって党」(略称: てって党)という政治団体で立候補し、投票率アップ運動を訴えていましたが、このビラにはその名称はなく、「子育て給付金ひとり毎月10万円支給する労働組合党」というのが大きく書かれていました。


党名を変えたとはいえ、ビラを見ると、その2021年の東京都議会選の理念を捨てたわけではありません。それどころか、2021年の時は投票率アップ運動として、投票の際にもらえる投票済証を提示することで商店の割引が受けられる選挙割と呼ばれるものを大田区でも普及させようということを訴えていましたが、今回のビラでは国政選挙で投票すると5万円がもらえるという大きな金額の直接的給付を訴えていました。

2021年の東京都議会選のビラおよび選挙公報では、この選挙割の普及を訴えていたのみでしたが、今回のビラでは党名の通り、子供1人当たり、毎月10万円の支給をするということが訴えられています。また、後ろのスペースの約半分は海外支援に金を使うより、国内を優先せよということが記載されており、村元とらじが投票率アップ以外にも訴えたいことが生じたことを示しています*2。また、銀行口座情報を掲載し、資金的な援助も求めていました。

近日中に大田区で予定されている選挙は来年の区長選・区議会選(いずれも4月に任期満了)ですが、村元とらじがこちらの選挙に立候補するのか、動向が注目されます。

*1:このほか、黒いところとしては漫画のネット配信絡みで2006年に著作権法違反に問われたこともあります

*2:簡単に調べた範囲では、以前、村元とらじは日本保守党の応援をしていた時期もあるようです。また、その後、日本保守党関連とは対立したという情報もあります

2026年衆議院選の西宮市で起きた投票者数より投票総数が多かったことについて速報的に思ったこと

今回(2026年)の衆議院選について、選挙事件的な意味で興味深いニュースがありました。

www.47news.jp
https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_35825.htmlwww.asahi.co.jp

これらの記事によると、兵庫県の西宮市において、「兵庫7区の市内の開票所で、投票者総数より小選挙区で118票多く開票されたと明らかにした。比例代表も同様に90票多かった」とのことで、西宮市のウェブページに掲載されている開票結果では西宮市第1開票区(兵庫7区の範囲)の小選挙区の持ち帰り票が-118票、比例代表の持ち帰り票が-90票という持ち帰りがマイナスという記載になっています(兵庫2区の範囲である第2開票区では小選挙区の持ち帰り票が2、比例区が1となっており、このようなマイナス票は起きていません)。

www.nishi.or.jp

投票者数より投票総数の方が多いというのは、少ない場合と比較して、かなりまずい事態です。これは集計ミスなどでない場合、正規なものでない投票用紙が混ざっていることになるからです。この投票者数より投票総数が多いという事態は、たまに1や2程度多いという事例が散見されますが、少ない時と比較して、決してしばしば報告されるようなことではなく、基本的にかなり問題のある事態です。まして、今回のような100を超えるような差は極めてレアケースと言えます。

今回の西宮市の投票者数より投票総数の方が多い原因はまだ全く分かりませんが、過去に投票者数より100以上投票総数が多かった事例があります。以前、同人誌や寄稿記事で紹介しましたが、1995年に行われた岡山県の勝北町(現在は津山市の一部)での町議会選では、投票者数より投票総数の方が100以上多いということが起きました(投票者数は約5,500人)。

詳細は下記記事を見ていただきたいのですが、再点検の結果、不審な投票用紙が100以上発見され、さらなる捜査の結果、投票用紙を偽造して各陣営に売っていたグループがおり、各陣営がその偽造投票用紙を正規の投票用紙と一緒に投票していたことが判明したのです。

actin.hatenablog.com
actin.hatenablog.com

繰り返すように今回の西宮市の投票者数より投票総数の方が多い原因は悪意のない事務的なミスなのか、まだ全く分からず、不正であると断定するのは極めて早計です。ただ、投票者数より投票総数の方が100以上多かったというような事例は極めてレアケースかつ、過去にこのような事例があるため、選挙の権威を保つという意味でも、選挙結果に影響がないということで終わらせずに、しっかりした調査を行って、このずれの理由を究明し、詳細を発表することが求められていると思います。

なお、今回の西宮市の投票者数より投票総数の方が多かったことについて、投票者の本人確認がしっかりしていないからだ、という言説をを散見しました。ただ、万が一、なりすまし投票があったとしても、このなりすまし分も投票者としてカウントされるので、この投票者数と投票総数のずれは関係がないと思われます。

P.S. 久しぶりにブログを更新しました。SNS的なもので、商業本も出した私がこういう事を書くのも何なのですが、現在の政治的なものについては、SNSが与える良い影響より悪い影響が多そうなことやSNSに張り付く生き方は体力気力ともに大きく消耗してしまうので(年を取ったせいか、体力が特に続かなくなっている)、SNSからはできる限り離れる生き方にシフトしようと思っております。

※(2/25追記)
西宮市選挙管理委員会から2月20日付で、今回の事態の調査報告の発表がありました。

www.nishi.or.jp

これによると小選挙区、比例代表、国民審査において、1つの投票所を投票者数を100人少なく報告していた上に在外選挙人についてもそれぞれ1人ずつ少なく報告していたことや小選挙区では棄権者の報告誤りで16人多く集計していたことが判明したとのことです(複数の投票所では国民審査のみ、投票者数を75人少なく集計していたことも判明しています)。

今回1つの投票所においては、100人ずつ少なく報告したという結構派手な間違いがありましたが、これは投票所整理券の数え直しを行っていなかったという報告がされています。これらを含めたその他のミスについて、選挙管理委員会は「投票所整理券や関係書類を十分に確認していれば、このような事態は起こらなかったものと考えております」と結論づけています。

2024年冬コミ新刊の通販を開始しました

私が色々とやっているサークル「にしんを食べると怒らない」ですが、冬コミ(2024年)新刊の通販を開始しました。

nisihn.booth.pm

今回の選挙系記事は1951-1987年の東京都知事選の選挙公報名鑑の前編で、今回はあ~な行の候補者の選挙公報を紹介しています。今回、紹介している中には原子力発電所付き都民住宅の大量建設を訴える候補都知事選なのに武力による世界統一を宣言する候補などがあります。

表紙や記事サンプルは上記boothを参照してください。

このほか、選挙系以外の記事として、異海洋香奈氏の自衛隊事件関連読み物や布団氏の登山に関する読み物、久喜ようた氏の絵本が収録されています。




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