以下の内容はhttps://acewild53.hatenablog.com/entry/2025/09/07/024159より取得しました。


WCS2025使用構築~黒ザマゴリラ+トルネドーブル~

◯黒バドレックス(あく) おくびょう じんばいったい
178-×-101-212-123-222 H.20 B.4 C.212 D.20 S.252
アストラルビット、サイコキネシス、わるだくみ、まもる@いのちのたま

◯ザマゼンタ(くさ) わんぱく ふくつのたて
197-141-198-×-164-159 H.236 A.4 B.156 D.28 S.84
ボディプレス、ヘビーボンバー、ワイドガード、まもる@くちたたて

ドーブル(ゴースト) ようき ムラっけ
130-40-77-×-76-139 B.172 D.84 S.252
ねこだまし、キノコのほうし、デコレーション、このゆびとまれ@きあいのタスキ

トルネロス(あく) ひかえめ いたずらごころ
179-×-91-191-104-138 H.196 B.4 C.228 D.28 S.52
こがらしあらし、ちょうはつ、おいかぜ、まもる@するどいくちばし

◯タケルライコ(でんき) ひかえめ こだいかっせい
219-×-119-205-110-103 H.148 B.60 C.236 D.4 S.60
10まんボルトりゅうせいぐん、じんらい、まもる@ブーストエナジー

◯ゴリランダー(みず) いじっぱり グラスメイカ
206-160-111-×-116-112 H.244 A.4 B.4 D.204 S.52
ウッドハンマー、グラススライダー、とんぼがえり、ねこだまし@とつげきチョッキ


WCS2025で使用。
Day1を2-4で予選敗退。

 

 

【構築概要】
環境で最も主流な黒バドレックス+ザマゼンタを主軸にした構築。
黒バドレックスは最もメジャーな悪テラス+命の珠型で消耗が激しい部分が気になりますが、それをゴリランダーのグラスメイカーによる回復で補っています。高圧的な相手に対して、この指止まれで攻撃を耐え凌ぐかこちらも素早さ操作で対抗するかの2つのアプローチがあり、今回は後者を取ってトルネロスを採用しています。


【構築経緯】
「悪巧み+火力強化アイテム」の黒バドレックスから構築をスタート。
PJCS決勝を見て、オープン形式の対戦では試合を一気に決める火力を持つポケモンを採用した方が主導権を握りやすいと感じたので、それを実現できるポケモンを主軸にすべきと考えました。黒バドレックスの悪巧みは積むターンの一手が必要なものの、積んでしまえばミライドンすら一撃にできる火力になるため、相手の行動を制限できる点に強みを感じました。
世界大会前はクローズ形式のルールが主流だったので行動保証を持たせるために気合いの襷型・隠密マント瞑想型を好んで使っていましたが、オープン形式の対戦となれば黒バドレックスを動かす算段を事前に立てることができるので、強化アイテムを持たせた型も採用しやすくなります。
また、黒バドレックスの個人的な評価点は削り・積みのどちらを重視した展開にするかを相手に合わせて選べることにあるので、取り巻きはサポート役で固めるのではなく、攻撃性能も備えるポケモンを採用していきたいです。


もう1匹の伝説ポケモンにはザマゼンタを選択しました。
黒バドレックスのゴースト技が通らないノーマル・悪タイプに強い点で攻撃面での相性が良いことは勿論、黒バドレックスに素早さ操作で対抗してくる相手にも高い耐久とワイドガードで向き合うことを得意としています。あいう


一般ポケモンの選択肢は様々ありますが、中でもゴリランダーの重要度が頭一つ抜けて高いと感じていました。下記の通り、ゴリランダーの持つ性能の多くが黒バドレックスにとって嬉しいものになっています。
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猫騙し→悪巧みを使うターン作り、素早さ操作への時間稼ぎ
・蜻蛉帰り→相手を削った盤面に黒バドレックスを安全に着地させる
・グラススライダー→気合の襷を持って行動回数を稼ぐポケモンを処理できる先制技
・グラスメイカー→対ミライドンで伝説2匹を動かしやすくなる
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特にグラスフィールドの回復は地味ながら結構重要で、回復によってこちらが相手を倒すために必要な確定数はそこまで変わらない一方で、相手からの被弾を想定したときに黒バドレックスを動かせる回数に直結するケースが多く存在します。


残る3枠について、紆余曲折ありますが下記の通りで絞り込みました。
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【大まかに満たしたい要件】
・この指止まれ(黒バドレックスの積み展開のため必須)
・天候パーティ対策(特にコライドン+ハバタクカミ系統)
・伝説ミラーで活躍できる要素


【悪くなさそうな組み合わせ】
(1)タケルライコ+炎オーガポン+パオジアン
(2)タケルライコ+炎オーガポン+ドーブル
(3)タケルライコ+トルネロス+ドーブル
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個人的にはオーガポンを組み込む形が安定して試合を作りやすい印象があったのですが、1の形だとミラーに対して、2の形だと晴れパーティに対しての不安を拭いきれませんでした。3の形はドーブルを採用することでトルネロスを強く使えるようになりミラーや晴れパーティに対抗できるのが魅力でしたが、個人的にドーブルの扱いに長けているわけでなくて重要度の高いこの指止まれ要員として活用できるか悩ましさがありました。


結局、世界大会で勝ち上がる可能性が高そうな相手を考えたときに伝説ミラーと晴れパーティを無視することはできないため、それらへの対応範囲を鑑みてタケルライコ・トルネロスドーブルを採用する形を取ることにしました。
共通して採用候補にいたタケルライコについては、相手を黒バドレックスの攻撃圏内に入れる動きをザマゼンタ以外でも行いたかったことが主な理由で、伝説ミラー・対晴れでも迅雷の縛り性能を活かして活躍することができます。迅雷は相手の選択次第で掻い潜られるケースもあるために安定感を欠く部分もありますが、行動を制限する形で択に持ち込めているのであればBo3における立ち回りやプランの幅を広げられるとも捉えることができます。
とはいえ、この辺りに確固たる自信を持った説明ができないところが、万全な準備が行えなかったことへの表れになるでしょうか。

 


【個別解説】

★黒バドレックス
<持ち物:命の珠>
悪巧みからほとんどの相手を一撃で倒せるようにするコンセプトの通り、火力強化ができる命の珠。
呪いのお札も一考の余地はありますが、ザマゼンタに対して圧力がかからないことや悪巧みをせず削り役として攻撃するときのダメージが少し足りなかったので、採用には至りませんでした。

<テラスタル:悪>
黒バドレックスのミラーで主要な攻撃に耐性をつけるために悪タイプを選択。悪戯心の変化技に耐性をつけられる恩恵もあります。
ノーマルは結局エスパー技を通してしまい単体で動かせないため気合の襷以外では弱く感じました。相手が花粉団子やドレインキッスを持っている場合はサイコキネシスか悪巧みがないので、周りを動かしやすくなっているはずです。

<技構成:アストラルビット、サイコキネシス、悪巧み、守る>
悪巧み+命の珠の組み合わせだと特筆することのない技構成です。
悪タイプは悪巧み+アストラルビットやザマゼンタとの並びで押し切る想定なのでサブウエポンはタイプ一致で強く使えるサイコキネシスを選んでいます。

<実数値:178-×-101-212-123-222 H.20 B.4 C.212 D.20 S.252>
素早さ最速。A205コライドンの晴れテラスニトロチャージ+命の珠反動耐え。C187ミライドンの命の珠テラスイナズマドライブ耐え。残り特攻。
控えめC特化型・臆病バランス型など試した上で最終的に最速を選択。最速でない場合はミラーで他のポケモンをテラスタルさせるプランを取れる余地がほとんどなく、Bo3で多様なマッチングを想定したときにそれが弱みになると思いました。


★ザマゼンタ
<持ち物:朽ちた盾>
ザマゼンタを盾の王の姿で使うために必須。

<テラスタル:草>
ミライドンの命の珠を想定したときに電気を半減できることが重要と考えて草タイプを選択。モロバレル・ヤバソチャなどの怒りの粉で伝説を守る組み合わせに対して、黒バドレックスが動かしづらい場合にも対抗手段を持てることも重要です。
弱点である炎の一貫を切ることができませんが、寧ろザマゼンタを草テラスで採用できるように一般枠を選定する方針を取ることで対応を図りました。

<技構成:ボディプレス、ヘビーボンバー、ワイドガード、守る>
こちらもザマゼンタの中で最もメジャーで特筆することのない技構成。
ミラーを強く意識するなら封印の採用も視野に入りますが、ミラー以外での対応範囲が狭まってしまうため採用には至りませんでした。鋼技を巨獣断にするとフェアリーテラスの白バドレックスに継続的に打点を持つことはできますが、エルフーン・テツノブジンなど何度も行動されたくない相手への確定数が変わってくることが理由でヘビーボンバーを選びました。

<実数値:197-141-198-×-164-159 H.236 A.4 B.156 D.28 S.84>
C217黒バドレックスの75%アストラルビットをグラスフィールド1回込みで2発耐え。残り防御と素早さで按分。
ミラーは速い方が有利ですが、素早さを170台まで上げたときは防御を削りすぎて弊害が出た上にそれでも負けるケースがありました。そういうわけで素早さは諦めた中でなるべく早め程度に留めました(追い風があるので154以上は最低でも欲しかった)。

ドーブル
<持ち物:気合いの襷>
低すぎる耐久に行動保証を持たせるため気合の襷。

<テラスタル:ゴースト>
猫騙しを回避するためにゴーストテラス。
デコレーションが怒りの粉で対応されないよう草テラスも選択肢でしたが、デコレーションの重要度が高くなかったので、その他の場面で活きるゴーストの方が有用と思いました。

<技構成:猫騙し、キノコの胞子、デコレーション、この指止まれ>
採用理由でもあるこの指止まれと相手にとって脅威となるキノコの胞子は必須。猫騙しも個人的には必須で、相手としては集中攻撃をしてでも早急な処理を狙ってくるため猫騙し+攻撃の選択が通りやすくなっています。また、片方を止めればドーブルが盤面に残れるので着実にサポートを遂行するためにも猫騙しの重要度は高いと思います。
最後の枠にはデコレーションを採用しましたが、これは明確に失敗だったように思います。デコレーションがなくてもトルネロスとの組み合わせが強いことは確認できていたのですが、採用しなかったときにオープン形式で相手からの見え方が変わるかどうかを検討しきれなかったので採用していました。そもそも黒バドレックスをこの指止まれで守るために足並みをそろえる必要があるので、ニードルガードを採用すべきだったと思います。また、ニードルガードはムラっけの試行回数を増やすこともできる技で、20%で発生する素早さ上昇もBo3ならどこかで発動して有効になるケースが多かったと思います。

<実数値:130-40-77-×-76-139 B.172 D.84 S.252>
素早さ最速。A165ゴリランダーの猫騙し+フィールドグラススライダーをグラスフィールド1回込みで高乱数耐え(約80%)。C205ミライドンのフィールド75%バークアウト2発耐え(約97%)。A136ガオガエン猫騙し+C186黒バドレックスのテラスドレインキッス耐え(最大132ダメージ)。
努力値効率的には少しH=B+Dに近づくように配分した方が良いのですが、ドレインキッスでの回復量を増やさないためにHPは伸ばさない配分にしました。

トルネロス
<持ち物:鋭い嘴>
特攻振りと合わせて木枯らし嵐を強く使えるようにするため火力強化の鋭い嘴。
ザマゼンタや黒バドレックスの攻撃と合わせて相手を倒すことを意識しており、これができることにトルネロスの強さを見出しています。
<テラスタル:悪>
ドーブルより遅い素早さ設定でミラーで不安が残る点や黒バドレックスに対して追い風を遅らせる動きが可能になる点で悪タイプを採用。
ここは晴れパーティを重く見た炎、ミライドンに対して選出が必要な場合に備えた電気・ドラゴンとも悩んだ上での選択でしたが、結局悪は見せておくだけで本当にテラスタルが必要な場面を考えるとドラゴンが正解だった気がします。
<技構成:木枯らし嵐、挑発、追い風、守る>
トルネロスの技としては比較的ありふれた構成です。ドーブルと出さない場合に猫騙しに弱いことの対策、追い風を使うターンを上手く調整するために守るの価値は高いです。挑発はオープン形式では有無によって相手の立ち回りに与える影響が大きい技だと考えています。ドーブルへの挑発を悪戯心挑発で先に防ぎに行く立ち回りを狙うこともできます。

<実数値:179-×-91-191-104-138 H.196 B.4 C.228 D.28 S.52>
最速ドーブル-1の素早さ。C238黒バドレックスの75%アストラルビット耐え。残り特攻。
元々ドーブルにデコレーションを採用していなかったので特攻から素早さに数値を3回した配分でした。その際の素早さ141は性格補正のないニトロチャージコライドンを追い風下で抜けるようにするものです。

★タケルライコ
<持ち物:ブーストエナジー>
火力を引き上げる使い方ができるブーストエナジーを選択。
抽象的ですが、ドラゴン技の火力が出ないと圧力がかかりにくいので磁石は候補になっていませんでした。

<テラスタル:電気>
メインウエポンの電気技の火力を引き上げるために電気タイプを選択。
弱点が地面だけとなるので、耐性を確保するテラスタルと考えることもできます。

<技構成:10万ボルト、流星群、迅雷、守る>
強化アイテムを持ったタケルライコの一般的な技構成。
サブウエポンとして採用されるドラゴン技を竜の波動と流星群のどちらにするかは構築によって選択になりそうですが、モロバレルを削れるポケモンが黒バドレックスしかいない選出も発生しやすいので、味方の攻撃と合わせて倒しやすくする流星群に軍配が上がりました。

<実数値:219-×-119-205-110-103 H.148 B.60 C.236 D.4 S.60>
C187ハバタクカミのムーンフォース耐え。A172パオジアンの氷柱落とし耐え(15/16)。追い風で最速パオジアン抜き。残り特攻。
どの技を使うにしろ火力が大事な役割なので特攻を重視した配分で、最低限の耐久と素早さを確保しています。

 

★ゴリランダー
<持ち物:突撃チョッキ>
ミライドン・カイオーガなどに交代で繰り出す動きを安定化させるために特殊耐久を引き上げる突撃チョッキ。

<テラスタル:水>
自身の弱点である炎・氷タイプを半減できる水タイプを選択。弱点が少ないタイプなので突撃チョッキの耐久を活かして様々なパーティに対して潤滑油の役割をしやすくなります。
炎・氷を半減するだけだと炎タイプも候補ですが、カイオーガ構築に飛行弱点を消すためのテラスタルをしたり白バドレックス構築のウーラオスランドロスに役割を持ち続けてもらうためにそれらが弱点にならないことを重視しています。

<技構成:ウッドハンマー、グラススライダー、蜻蛉帰り、猫騙し>
突撃チョッキを持ったゴリランダーの一般的な技構成です。構築経緯にも記載した通り、猫騙し・蜻蛉帰り・グラススライダーは黒バドレックスにとっては嬉しい補完要素になります。メインウエポンはグラスフィールド下だと火力が出るウッドハンマーを採用。耐久の甘いミライドンはザマゼンタのボディプレスと合わせて倒せたり、味方の攻撃圏内に入れる動きにも一躍買ってくれます。

<実数値:206-160-111-×-116-112 H.244 A.4 B.4 D.204 S.52>
追い風下で最速黒バドレックス抜き。残り特殊耐久でC187ミライドンの拘り眼鏡手助け流星群耐え(14/16)。
黒馬に対しても選出する際にランク+2命の珠75%アストラルビットを耐える特殊耐久は欲しいので、特殊耐久重視の配分。役割がサポートでありながら草技での攻撃がそれなりに強いので性格補正は攻撃に掛けました。


【構築総評】
同じ6匹で結果を残した方もいますが、細部の調整と自分の立ち回りが追い付いていませんでした。特にドーブルについてはトルネロスと組み合わせたときには強さを感じていたものの、それ以外の場面で強く使えている感触がつかめていないままでした。
大きな反省点としては、少し他人の意見に流されすぎたことです。自分の考察が甘い部分が目立つ状態だったのでプラスに作用した部分の方が当然多いのですが、意見を聞いた上で咀嚼できなかった部分をそのまま受け入れてしまった部分がいくつかあります。そもそも理解力がその程度にしかないのであれば、使い慣れていたオーガポンを採用した形で臨んだ方が大会での勝率を良くできた可能性はあります。そうなったのは目標をどこにするかが上手く定まっていなかったために構築の選択方針に明確なものがなかったからではありますが、少なくとも自分が臨んだ結果に納得感を求めようとするのであれば構築に対して説明ができることが条件になるので、勝率の最大値を落としてでも使いやすい構築を選ぶべきだったかもしれません。

 

【おまけ:命の珠黒バドレックスの配分】


〇その1:最速
176-×-111-206-121-188 H.4 B.84 C.164 D.4 S.252
・素早さ最速
・A200ウーラオスのテラス水流連打高乱数耐え
・残り特攻(C217黒バドレックスの攻撃をn発耐えるポケモンをn発で倒す)

一番最初は気合の襷型から流用してこの配分でした。この時点ではガオガエン・パオジアン・岩オーガポンなどを試して取り巻きが定まっていなかったので、単体で相手のウーラオスに耐性を持つことに多少の価値はあったと思います。

〇その2:控えめ個体
189-×-101-238-121-188 H.108 B.4 C.252 D.4 S.140
・特攻振り切り
・性格補正のないパオジアン抜き
・残りHP

ミラーは速い方が当然有利ですが、最速で使われることも多いので結局五分にしかなりません。であれば素早さの努力値を他に回して別角度からミラーを強くすることができないかと考えました。特にHP振りザマゼンタへの確定数を変えられるのが強みですが、それ以外にも火力の押し込み具合が違って強さを感じられました。ただ、素早さを削った弊害でザシアンに対してどういう立ち回りをすれば良いかよく分からなかったので断念しました。

〇その3:バランス型
194-×-101-206-123-211 H.148 B.4 C.164 D.20 S.172
・最速ドーブル抜き+3

・残り特攻

耐久火力素早さの良いとこ取りを目指した型。ザシアンをある程度抜けるようにして、グラスフィールド下での強化アイテムミライドンを意識して耐久をある程度伸ばしています。感触はそこまで悪いわけではなかったものの、火力が少し足りなかったりミラーでテラスタルが100%求められたりするので、結局最初に掲載した最速CS寄りに行きつきました。

 

 

 

 




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