根本的なところでは「演出より表出の時代」、上手く演出とか言葉を取り繕うという事は出来なくなっていて、むしろ倫理観とかが剥き出しで出て来る。「誠実にあれ」というのを愚直に心がけるしかない。
確かにSNSでの振る舞い方を知っている知っていないは、例えばVTuberが登録者を伸ばすとか、政治家が炎上を避けるとか、確かに効果はある。
あるんだが、注目が集まっている事象に関しては、ちょっとやそっとの詭弁じゃ回避出来ないんだよ。
というのが、マンガワンの騒動で思った事。
法律上の~って言っても、法律の根本は我々の社会の根本足る倫理観を参照しており、法律にも法道徳が基本的なところにあって、その肉付けの為に法律の条文はある。
「筋が通ってないな」という感覚は、言語化に失敗する連中は沢山いて間違った叩き方をするものもいるだろうが、
実際のところ、こうも燃えると「正しい、貫通する斧を投げてくる連中が寄ってくる」。
もうひとつ。
「知らなかった」では済まされない。小学館の法務室がマンガワンの編集に指示を出した時点で、「会社として"知った"」のであり、第三者として振る舞えない。
【「週刊文春」の報道に関して】
— マンガワン/裏サンデー (@MangaONE_jp) 2026年3月4日
「週刊文春」2026年3月12日号(3月5日発売)の記事「被害女性が全告白『私は性加害漫画家と小学館を許せない』」について弊社見解をお伝えします。
弊社が把握している事実は以下の通りです。…
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https://x.com/MangaONE_jp/status/2029204525782032683
2020年2月、「堕天作戦」の作者である山本章一氏が児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)容疑で逮捕され、その事実を把握した時点で、会社として連載中止を指示しました。その後、2021年、山本氏と被害女性との和解協議について、担当編集者より法務室に相談がありましたが、弊社は当事者ではないため、弁護士への委任を山本氏に促すよう指示しております。この和解協議について、会社ぐるみで関与したとの認識はございません。
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「弊社は当事者ではない」では済まされないというのが、「コンプライアンス」である。コンプライアンスの概念は法律よりも広く、職業倫理や社会倫理も含む。
確かに契約上は、漫画家は従業員ではない。ではないが、従業員相応の対応は必要になってくる。本来、どういう事象があったかを確認しなければいけないし、それに対してきちんと対応しなければいけない(マンガ掲載継続にしろ中止にしろ)。
無論これは法律に定義されているものではないが、法律に記載されていなからと言って社会的責任が無くなるわけではない、という事である。
そういう事が守られていない場合には立法されるのだが、法律に縛られる前に会社として業界として信用を得る為に必要な事を行うのがコンプライアンスである。
それ用に、大体の契約には「公序良俗規定」というものも設けられている。
そう、昔から「ある」。しばしば形骸と見なされがちであるが、昨今のSNS時代、信用の失墜が観察されやすくなっているというだけである。