第一義に検診は金がかかるのでやるべきかと言われると政府とかの立場だとやるべきではない、とはなる。
そもそも75歳くらいになってくると、エビデンスのレベルが落ちる。寿命で亡くなる人も増えるし、高齢者の健康寿命を延ばすのに有効かどうかみたいな話がエビデンスとして得がたいものになってくる。
まあ、統計の数値上は作れはするが、普通はそろそろ死んでいる、という状況になってくると、人に偏りが生じているわけである既に。そして、他の要因で死ぬ方が増える。
なお、社会的風潮、圧力は、高年齢になると「死ぬことへの期待」も強まる。楢山節考じゃないけど、「金食い虫、そろそろ死ねよ」って言われる訳で。
疫学というのはそういう要因をゴリゴリに受けるので、がん検診が寿命に及ぼす影響なんかがキレイには出るものではないのよね。
もうね、統計とかをやってる者として、長年何回も言っているが、収集する項目は使う人の考え方によって成型されるし、それによって結論が導き出されるものであって、数字の処理とかは幾らでも科学的にやれはするのだが、研究者の動機あたりが結論に影響を及ぼす事は、この手の統計では避けようがない話である。