全国で今年12月に導入される仕様なのだが、当然ながら、例えば自治体のシステムとかとは違い、既存のカルテシステムの改修を伴っていない。
- 今まで
- 保険証提示→施設が健康保険の被保険者番号をもらう→ →診療報酬の自己負担額以外を対象の健康保険組合に被保険者番号と共に提示
- これから
- 「マイナ保険証のオンライ資格確認システム」で被保険者がマイナンバーカードを使って認証→施設が健康保険の被保険者番号をもらう→ →診療報酬の自己負担額以外を対象の健康保険組合に被保険者番号と共に提示
まさに「最初の認証で、保険証ではなくマイナンバーとオンライン資格確認システムになった」だけである。
構造が複雑化している為、当然ながらオンライン資格確認システムのトラブルには巻き込まれる。トラブルの原因としては、ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク・ネットワークの先の認証プロセス・マイナンバーに紐づけられる被保険者番号のデータミス、が考えられる。
今のところ、ハードウェア障害もあるしネットワーク障害もある。認証プロセスでもトラブルが起こっていたし、データミスはもうね避けられない。
「マイナンバーに紐づけられる被保険者番号のデータ」に関しては、健康保険組合ががんばってエントリーしているのだが、今後も発生し続けるだろう。
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同省はひもづけミスへの対策を実施。情報の新たな登録や、転居や転職などでの変更の際、ミスがないかを自動的に確認できるシステムを5月7日から稼働させるという。
マイナ保険証 誤った情報登録、新たに545件発覚 計9千件超に:朝日新聞デジタル
一億人の情報にマッチングさせるシステムが各地で稼働すると思うとオラワクワクします。流石にリアルタイムじゃなくて、何日か後に誤エントリされた情報が戻って来るとは思いますが、健康法兼組合の事務リソースがマジでかかるようになってる。
我が国のDXとは、派遣社員にお願いするような作業が「恒常的に発生する」作業が追加されたというだけです。
間違いなく、保険証の不正利用を防止するのに不正利用で使われているだろう金額の何倍何十倍も金をかけた、最低賃金近くで動かされるシステムというのが出来上がります。
あと、たまにレセプト連携とかの話ありますが、窓口にマイナ保険証使わなくても大丈夫、それ全然別です。