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エンジニア未経験からローコードツールでSaaSサービスをつくってみた!

こんにちは、オルターブースの中島です!

2025年に入りもう1ヶ月が経とうとしていますね....!
毎年思いますが、年末年始は本当に時間が進むのが早く感じます。今年も寒くはありますが、趣味の竹炭づくりを庭でできるのでとても嬉しいです🔥

去年のお話になりますが10月11日に福岡市のエンジニアカフェでオルターブース10周年イベントがあり、多くの方にご参加いただきました!👏✨

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そのイベントで登壇させていただきましたので、遅くなりましたがその登壇でお話したことをブログでご紹介したいと思います。

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登壇のタイトルは「エンジニア未経験からSaaSサービスをつくってみた」という内容です。
私はエンジニアではありますが、ローコードエンジニアです。少し特殊なのかなと思いましたので、ビジネスアプリケーションのエンジニアがどういう考えのもとでどんなサービスを開発しているのかをお話したく、このタイトルで登壇しました。

ローコード伴走型支援

現在ローコードチームは私と上司の2人チームで開発を行っています。
弊社のローコードチームは私が入社したころにできたので、3年目に入りました✨

弊社のローコードチームではローコード伴走型支援というサービスを提供しています。
伴走型支援では設計・実装・運用・定着化までをワンステップで支援し、社員の方自らが学び開発できるようになることで、現場でのDXを推進できるような支援をしています。

ローコードの開発では5つのフェーズで行います。

  1. 業務プロセス分析
  2. インターフェース定義
  3. プロダクトリソース準備
  4. インクリメント開発
  5. リリース

ローコード開発で一番大切な 1. 業務プロセス分析について少し解説します💁‍♀️

業務プロセス分析と業務フロー

業務プロセス分析とは、業務プロセス改善を目的とし、業務の流れを最適化する業務管理手法です。
業務は様々で複数の部署・人にかかわる業務が多く、複雑な業務がたくさんあります。それらの業務の流れを整理整頓し、問題・課題を見つけて最適な形に改善していく作業です。

そしてそのプロセスを可視化するのが業務フローです。
業務フローとは各業務プロセスをモデル化する手法です。業務の流れや進め方、ルートの分岐などを可視化し、社内の業務プロセスとそれぞれの繋がりを明確にします。

業務フローの書きかたを少しご説明します。
業務を開始から終了までのステップと手順を図式化します。私はBPMN図を用いて業務フローを作成しています。
スイムレーンと呼ばれる列、行で見ていきますがスイムレーンでは必ず向かう方向は上から下、左から右となります。
ジョブスイムレーンでは部署と担当者を明らかにします 。 プロセススイムレーンでは関連部署や関連システムの手順を明らかにします。
業務フローでは 5W1H がとても重要です。下の業務フローで5H1Wを説明します。
Where:Sharepoint 〇〇フォルダ
Who:営業部、総務部
When:毎月月末
How:アクティビティにあたるので、Word、Outlook、Sharepoint
What:インプットデータアウトプットデータ

業務フロー

業務プロセス分析(業務フロー)はなぜ大事なのか

ローコード開発の5つのステップの中でステップ4のインクリメント開発(実装)からしてほしいと言われることもあり、業務プロセス分析は重要だと考えてもらえないことが多々ありますが、なぜローコード開発で一番最初に行わなくてはならないのでしょうか。
業務プロセス分析と業務フローの作成は現場での要件定義をすることを意味しています。   ご相談される方は「困っているけどどうすればいいかわからない」「このままのやり方じゃないとできない」と言われます。
ですが、業務プロセス分析を行うことで下記の5点が明確になります。

  • 何に困っているのか、問題点が明文化される

  • 業務の流れを整理することができる

  • 業務に関わる部署や人(ステークホルダー)を明確にできる

  • 業務範囲を明確にできる

  • マイルストーンがわかる

これらのことが明確になると、どうしたらできるのか、を考えられるようになります。
そうすると作業に手がかかっているけど解決方法がわからない、このままのやり方じゃないとできない、この人じゃないとできない が改善できそう!となります。
できそうと思えたら業務プロセス改善を考えることができます!

SaaS サービスのきっかけ

業務プロセス分析をしたことで実際にSaaSサービスを作るきっかけとなりました。
グループ会社の方が業務に困っているというご相談をお伺いしました。
グループ会社は拠点やグループ会社が多数あり、各会社や拠点からESG環境データを収集し、排出量の換算を行う必要がありますが、をれを手作業で行っていて困っているというお話でした。
ESG管理ソリューションサービスはいくつかあります。
Microsoft Sustainability Manager や Salesforce の Net Zero Cloud が有名なサービスですが、これらは多機能でスコープ1~3対応のフルモデルサービスです。 これらのサービスは年間500~600万円からと高額になります。
まずはサービスやツールを決める前に一度ローコードチームでESG環境データ管理業務の業務プロセス分析をしてみました。


ESG環境データ管理のローコード開発

業務プロセス分析を行ってみてわかった課題は3つでした。

  • グループ会社や自社の拠点の環境データを収集することを手作業で行っているため、手間がかかる

  • 収集したデータの排出量をExcelで手集計している

  • 排出量の数値はデータとしてあるのですが、レポート化ができていない

排出量を測定する範囲にはスコープ1~3があるのですが、業務プロセス分析をして実際にはスコープ2しか集計していないことがわかりました。
そのため、スコープ2のみにフォーカスして業務プロセス改善の業務フローを作成すると、3つの課題はローコードツールで解決できそうだと判断しました!
なのでなんと実際に Microsoft のローコードツールで開発してみました👩‍💻

どの業務プロセスでもいえることですが、まずはスモール開発でスタートすることが鉄則です💁‍♀️

ローコードでSaaSサービスを開発してみた

ESGかんたんダッシュボード ホームページ

Microsoft Power Platform 上ですべて構築しています!

  • ESG報告画面で組織や年度を選択し数値報告を行うことができます

ESG報告画面で数値を報告

  • 自動で報告数値から排出量換算を行います

自動で排出量換算

  • レポート画面で各グループ会社、拠点のBIレポートを確認できます

ESG報告のBIレポート

他にもESGかんたんダッシュボード管理者用のデータ管理アプリなども開発しました。


ESGかんたんダッシュボードの推しポイント

このサービスの私の推しポイントをご紹介します!!

  • ローコードで作成しているため、管理者による追加開発や変更もユーザーで可能である

  • サインインをM365のロールベースセキュリティによりグループ会社の報告も安全に行えること

  • 現場のニーズにピンポイントに答えることができること

私の最終的な目標は、ユーザーがこのサービスを使うだけでなく自分たちで変更したり追加したり使いこなしていただくことです。
サービスを外注するとお金も時間もとてもかかってしまいますし、自分たちが思ったとおりにできないことが多いと思います。
これからは自分たちの必要なシステムやサービスはできるかぎり自分たちで作ることが求められるようになってくると思いますので、知ってもらえるきっかけになればいいなと思っています。

SaaS サービス開発で学んだこと

DXでもSaaSサービスの開発であっても、ローコードではまず業務プロセス分析(業務フローの作成)が必須であることです。
業務プロセス分析は要件定義をすることですので、業務プロセス分析をしないのは要件定義をしないことと同じです。これはゴールも方法も明確化していないという状態になるということですので、業務プロセス分析は必ず行わなければいけません。
もう一つはローコードは簡単だと思われることも多いのですが、フルスタックだということです。
例えば、手作業でおこなっていた集計を Power Automate で自動化するという業務アプリのロジックを作成して終わりではありません。データ設計を考えたり、ロールベースセキュリティを考えたりユーザーや管理者に権限を付与する作業なども必要です。
ローコードを使ったからすぐに作りたいものができる、というわけではありませんのでそこは注意が必要です。

最後に

私はもともとエンジニア未経験ですが、ローコードを使って自分たちが考えたSaaSサービスを作ることができました。
初めてのSaaSサービス作りで難しいことも多くありましたが、それ以上にとても良い経験になりました!何か一つのロジックを作るのももちろん楽しいですが、全体が見えていると楽しさが倍増します。
現在はこのSaaSサービスとは別にアドベントカレンダー24日目のブログで書かせていただいた社内の請求業務自動化システムを考えて作っているところです。
いつかこのESGかんたんダッシュボードのようにご紹介できることを目標に頑張って作り上げたいと思います。
ローコード・ノーコードはプログラミングを全く知らなくてもできるというものではありませんが、コードをなるべく書かずに作ることができるため手軽で開発スピードが速いことが特徴です。
ぜひ気になった方は無料試用版を使用してPower Platform を触ってみてください!💁‍♀️✨


サービス一覧

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