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スイミングスクールでコーチをやっていて一番嫌なことのハナシ〈mata.〉

長年、スイミングスクールでコーチの仕事をしています。

泳げない子どもが泳げるようになったり、出来なかったことが出来るようになったり、そういう意味では楽しい仕事だと思ってやっています。

ただ、そうじゃないこと、嫌なこともあります。

 

スイミングスクールに通ったことがある、もしくは通わせたことのある方ならわかると思いますが、スイミングスクールには独自の基準があり、その基準とその時間の子どもの人数に基づいてブロック分けをします。

例えば子どもが50人いて、それを5ブロックに分けて、5人のコーチで担当します。

強引ですが、①泳げない②クロール③背泳ぎ④平泳ぎ⑤バタフライ、みたいな感じです。

 

①で泳げるようになって②に移ってクロールを練習して、さらに③で背泳ぎ④で平泳ぎと続き、最後に⑤でバタフライを覚えるのが大体の流れです。

つまり、⑤に上がる頃には、クロールも背泳ぎも平泳ぎも、全部で来ているはずです。

しかし、現実はそうではなく、バタフライのブロックなのに背泳ぎが平泳ぎができない子どもが、少数ではありますが、います。

 

それを、叱責とまではいきませんが、怒るコーチがいます。

「あんた〇〇級でしょ!なんでできないの!」

この時点で十分「嫌なこと」ですが、本当に嫌なのはこの先です。

 

こういうことが続くと、必ずと言っていいほど、⑤のコーチが④のコーチに文句を言うようになります。

「ちゃんと教えて!ちゃんと泳げるようにしてから合格させて!」

大体の場合、より上のブロックが難しい種目なので、より経験のあるコーチが担当するため、さらに言いやすい土壌が自然に出来上がります。

 

もちろん、本来はバタフライを教えないといけないのに、背泳ぎや平泳ぎも教えるとなると、そのブロックのコーチが大変になるのは理解できます。

なのですが、その子どもの能力を引き出すのがコーチの仕事であるならば、一度覚えた動き(泳ぎ)を簡単な説明でサッとパッと思い出させるのが、上手いコーチなのでは?と思うのです。

つまりコレを言うコーチは下手で、この仕事をしていて一番嫌なことです。

 

一般の方からすると「そんなことある?」と思われるかもしれませんが、意外と多いというか普通というか当たり前になっているのが現状です。

もちろん、前述したように直接文句は言わなくとも、「この子が出来なくて大変なの」といった不平不満を言うコーチは、たくさんいます。

しかも、子どものいるプールサイドで、しかも、笑いながら・・・

 

さて、ここまでお読みいただきありがとうございます。

察しのいい方であればお気づきでしょうが、この「一番嫌なこと」が今の職場で目に余るようになり、我慢の限界を超えたので、辞めることにしました。

今後はどうなるかわかりませんが、元々無職でしたし、我が家のお金の全てを握る嫁さんも「嫌やったらしゃーない」と了承したので、たぶん、なんとかなるでしょう。

 

もちろん、子どもには何の罪もございません。

もちろん、子どものレッスンは最高に楽しいです。

ただ、「最大の敵は身内」ってことなんでしょうね。

 

でわ、股!!




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