長年スイミングスクールでコーチの仕事をしてきました。
ただ、もう辞めてから7年ほど経ちますので、過去の人間として口を出すのは野暮だとは思っていますが、それでも起きる溺水事故に、やっぱり書かせていただきます。
水深を浅くする方法はある
まず、小学校のプールがろ過ポンプの故障で使えなかったので、近くの中学校のプールで授業をすることになったことに、おじさんとしては「昔の小学校のプールにろ過機なんてあったっけ?」「ろ過器がなくても水の入れ替えを頻繁にすれば?」とは思いますが、まぁそれはよしとしましょう。
で、近くの中学校のプールを使うことになったのですが、水深が10㎝以上深いと。
中学校のプールは、場所によっては小学校のプールより10センチ以上深くなっています。
今回の溺れた原因が水深とどれだけ関係あったかはわかりませんが、もし水深が浅かったら大丈夫だったのでは?とはなります。
ただし、一般のスイミングスクールのように底に沈める台があるわけでもないでしょうから、簡単に水深を浅くすることは出来ませんが、ひとつだけ方法があります。
それは、プールの水を減らすこと。
もちろん水道代はかかりますし、プールから上がるときは梯子だけで、飛び込みなんてもってのほかですが、とりあえず水深を浅くすることは出来るとは思うんですけどね。
コースロープがあれば?
普通の中学校のプールであれば、コースロープがあるはずです。
しかし、ニュースのこの一文を読むと、たぶんコースロープは使われていなかったのでは?と予想できます。
授業では、25mを泳ぐグループと、プールを横向きに泳ぐグループに分かれていて、男子児童は、横向きのグループでプールサイドにつかまってバタ足の練習をしていたということです
横向きで泳ぐグループがあるってことは、たぶんコースロープなし。
もちろん、横向きで泳ぐ理由があって、泳力が低い子供には短い距離を泳がせる方が安全だと判断しているのでしょうが、それなら溺れそうになったときに何か掴んでも沈まないモノがある方が安全では?と思うんですけどね。
溺れた子どもを引き上げたのは子ども?
このニュースをTVで観たとき、この部分に、血の気が引きました。
男子児童は別の児童2人に引き上げられ病院に搬送されましたが、死亡したということです。
この言葉通りだとすれば、監視していた先生は、子どもが溺れたのを発見できなかっただけでなく、他の子どもが溺れた子どもを引き上げるところまでわからず、引き上げようとする子どもを見てやっと事態を理解したのであれば、こんなに恐ろしいことはありません。
もちろん、実際はどうだかはわかりませんが、この言葉通りだとしたら、です。
というわけで、毎年この時期になるとこういう事故が起きて、過去の人間として書こうか書くまいか悩みますので、どうかそういう事故が起きず、書かなくて済むようにお願いします。
そして最後に。
手は離しても、目は離すな!
でわ、股!!