という人のために、LaTeX をすぐに使えるようになる道具を一式ご用意いたしました、という記事です。

LaTeX という文書作成ソフトがある。書きたい内容をコードとして入力すると、文書ファイルを出力してくれるソフトである。「数式がキレイに組める」ということで、理系の、とりわけ数学や情報科学の分野でよく使われている印象があるが、実はそれ以外の目的にも幅広く使える。
LaTeX を使うメリットはさまざまあるが、何も考えなくてもそれなりに良い感じの見た目につくってくれるというのは大きい。
たとえば、大学でのレポートを例に考えてみる。まずタイトルと名前は目立つようにちょっと大きめの文字で中央揃え。見出しはちょっと大きめに。本文は段落頭を一文字ぶん下げる。強調部分の太字はゴシック体にする。図表を配置する。引用文を書く。参考文献を書く。さらに必要なら脚注を挿入。これだけ多くの要素をキレイにレイアウトするのはまあまあ骨の折れる作業である。
ところが LaTeX はこれらの調整を全部やってくれる。これがタイトルです、名前です、本文はこれ、ここが強調部分で、この文はここに入れる脚注です、というのをコードで指示するだけで、それなりにバランスの取れた体裁で文書を作ってくれる。もちろん凝ったデザインをするなら話は別だが、大学生のレポートにそんなものは必要とされない。
そんなわけでぜひぜひ LaTeX を使ってほしいのだが、一方で導入に高いハードルがあるのもまた事実。コードってどうやって書くのかわからない、そもそもどうやったら使えるの?と、わからない部分は多い。
じゃあ作ってしまえばいいじゃない、ということで、 LaTeX をすぐに使えるファイルを作ってみました。こちらの URL から、必要なファイルをダウンロードできます。
このフォルダには、 latex_toriaezu.zip と latex_toriaezu.pdf のふたつのファイルがある。ざっくりいうと、 latex_toriaezu.zip を使って出力された文書が latex_toriaezu.pdf である。 pdf ファイルの指示にしたがって LaTeX を導入し、そこで zip ファイルを開いて見比べることで、LaTeX の記法について学ぶことができる。
このファイルはいわばスターターキットのようなものなので、気になる機能があったら自分で調べて使いこなしてみてほしい。書籍で勉強したい人には、 pdf でも紹介している『LaTeX 美文書作成入門』がおすすめ。改訂を重ね、現在は第 9 版になっている。
よき LaTeX ライフを。