今年もたくさん対戦も解説もしていきたい。
金銀 miya vs show
www.youtube.comバンギラス+ファイヤーの攻撃的なパーティ対カビパ。
初手からいきなりスターミー対バンギラスのなんとも言えない対面となる。単純な打ち合いを考えると、ハイドロポンプを持っていれば2発当ててスターミーの勝ち。波乗りの場合は高めの乱数を引かないと2発で倒せず、急所非考慮で3割程度でしか倒せない。一方、バンギラス側からの最大打点は噛み砕くで、これがあれば当然2発で倒せる。しかし嚙み砕くがない場合、岩雪崩はちょうど2耐えされてしまうので、波乗り相手でも負けるどころか再生が間に合ってしまう。50スターミーがハイドロポンプを持つ最大の理由が対バンギラスであると言っても過言ではない*1。加えて、スターミーの役割が麻痺を撒いて55カビゴンをサポートすることであると考えると、殴らずに電磁波を使うことも考えられる。嚙み砕くを一発耐えられるので、仮に奇跡の実を持たれていても2回電磁波を使うことで麻痺は入れられる。場合によってはバンギラスを倒す以上に、麻痺を入れながら倒されてカビゴンを死に出しし、上から鈍いを積む方が勝ちに直結する。
こういった諸々の事情を加味して、バンギラス側が交代する展開となった。スターミーは殴っており、これをナッシーで受けられる。カビゴンがいればカビゴンの方がスターミー受けは安定するので、この時点でshowさん側はカビゴンを選出していないのではないかという可能性が浮上する。
スターミーをナッシーで受け、ナッシーをカビゴンで受け、カビゴンをバンギラスで受ける展開。このタイミングでmiyaさん側はバンギラス受けがいなくなり、カビゴンの宿り木を無理やり解除することを強いられる。miyaさんの使用している構築はよく知られた並びであるが、嚙み砕くを持ったバンギラスが比較的苦手であることは留意しておきたい。
実戦では無理やりスターミーをぶん投げたところ、岩雪崩が外れて帳消しとなった。ちなみに爆裂パンチ+嚙み砕くは中乱数で倒されてしまうので、奇跡の実スターミーを爆裂パンチ読みで後出しするのは難しい。
次のサイクルではナッシーに麻痺が入り、カビゴンでナッシーの相手をする上では楽な状況となる。とはいえバンギラスに後出しが効かない点は変わらず、結局スターミーを投げて削りながらガラガラを死に出しするしかどうしようもない展開。
ナッシーが麻痺していることもありガラガラで逆に制圧したい盤面だったが、剣舞を選択したことでバンギラスを倒す頃には赤ゲージになってしまう。裏から出てきたのはカイリキーで、カビガラをまとめて倒してshowさんの勝ち。
終盤のガラガラの剣舞は素直に殴った方がよかったかと思われる。ガラガラはバンギラスの嚙み砕くやカイリキーのクロスチョップを2耐えするので、バンギラスを倒してカイリキーを一発殴れれば、カイリキーはカビゴンの捨て身圏内に入る。55カビゴンの捨て身2発でちょうど50カイリキーを倒せる。剣舞が有効となるのは地震に対してめざ氷サンダーを後出しされるというピンポイントなケース。裏がカイリキーではなくカビゴンであれば剣舞地震で一発だが、スターミーに対してカビゴンではなくナッシーが二度後出しされたことを考えると、カビゴンがいないというケースもある程度想定しておく必要があっただろう。ちなみにもし裏がカビゴンだったとしても、50ガラガラの地震+55カビゴンの捨て身で5割より少し低い確率で50カビゴンは倒せる。残飯だと低乱数だが、その場合も鈍い+自爆でなければ55鈍いカビゴンを処理し切れず、しかも50カビゴン側は鈍いか自爆かの択にもなる*2ので、やはり剣舞ではなく普通に地震を打つのが正着だったと言えるだろう。ナッシーから死に出しされた場合は麻痺+雪崩で削り、最悪爆発で一対一交換されても今度はカビゴンどうしのラス1対面になり、自爆ができなくなるので55カビゴンが勝つ。
ガラガラが案外色々な攻撃を2耐えするというのは終盤の詰めでガラガラの行動回数を見積もる上で重要である。
本来カビガラスターミーという選出は、明確なバンギラス受けはいないものの全員が対面でバンギラス相手に動けて比較的隙が少ない選出のはずなのだが、カビゴンに宿り木が入ってしまったことでバンギラスが好き放題できる盤面をうまく作られてしまった。
金銀 1192 vs トマテ
www.youtube.com寝言サンダーのお勉強をしたかったので、サンダーパルネールのサイクル戦に強そうな並びを使用。相手は面子を見るに、WAがともに太鼓を使ってきそうな爆破パ。55太鼓カビゴンはパルシェンの爆発がストッパーとなるので、対リザードンを考えてサンダーを選出。対カビガラのパルシェンと、マルマインストッパーのハガネールで選出は決定。マルマインにはハガネール後出しが効くので、初手パルシェンを最大限に咎められるよう初手はサンダー。
初手でマルマインと鉢合わせたので、予定通りハガネールで受けて毒を撒いていく。パルシェン受けが怪しいがサンダーを無理やり出したところ、まきびしではなくリフレクターを使ってきた。カビゴン出しもあり得るかと思い、早めにまきびしを使いたかったこともあってパルシェンを投げてみたが、順当にマルマインが出てきて裏目に出てしまう。カビゴン後出しまで考えても普通に雷を打てばよかった。
そこから逆に相手に釣り交代を決められ、先にまきびしを許してしまう。光の壁爆発をしてきたのでリザードン展開かと思いきや、パルシェンを経由してきたので、リフレクターも追加しつつ吠えるを防ぐ展開と察する。太鼓のタイミングでハガネールの爆発を選択するもリフレクター込みでギリギリ耐えられてしまい、サンダーとの同速勝負になるかと思われたが、パルシェンに対して大文字ではなく地震を選択していたため耐えて勝利。
55リザードン大文字→50パルシェンは元々低乱数一発だが、まきびしが一回入ると高乱数一発となる。そのため1192側の負け筋は爆発を耐えられて、大文字でパルシェンが倒され、サンダー対面は同速負け+破壊光線命中、であった。
1192側が最善の行動をするのであれば、トマテさんのパルシェンが爆発するタイミングでパルシェンを後出しするべきであった。まきびしが一回+パルシェンの爆発をパルシェンは高乱数で耐えられる。これなら太鼓は積まれ辛い。ハガネールの爆発ではリザードンにはやや足りず、パルシェンなら高乱数というのを把握できていなかった。
金銀 トマテ vs tyokL
www.youtube.com※輸送時のミスでミルタンクの八つ当たりの威力が低くなってしまっている
初手はプレゼントの存在もあってトマテさんが出し勝ち。カイリキーを後出しするも、プレゼントで1割を引いて結構なダメージが入る。無理やりガラガラを出して圧力をかけるも、パルシェンに流される。ミルタンクで受けにいったところ無償でサンダーを出されてしまう。八つ当たりが本来の威力であれば、A+1でちょうどサンダーに2耐えされるくらいの火力。そのため打ち合うと雷2発で負けてしまう。サンダーはハピナスで受けられるのだが、今度はカイリキーが受からなくなってしまい、まずはトマテさんが先にガラガラを失う。そこから再度ミルタンクサンダー対面となり、奇跡の実で一度麻痺をカットするも、残飯サンダーに攻めあぐねる。ハピナスに引いてもカイリキーが受からなくて負けると考えたのか、爆裂パンチに賭けるも、最終的に打ち負けてミルタンクを失う。
八つ当たりが本来の威力であればサンダーを倒せていたかは残りHPを見ると何とも言えないところだが、サンダーが自傷したタイミングでミルク飲みでなく八つ当たりを選択していれば倒せていそうには見えた*3。戦況に影響が出たかもしれず、申し訳なかった。とはいえその場合も、途中でパルシェンを投げて爆発の圧力をかけながら残飯回復を稼ぐことができるので、残飯サンダーを倒すのには苦労しただろうと思われる。エアームドを選出しなかったことでカイリキーが重くなってしまった。
ミルタンクを見たら輸送しない、と改めて徹底しないといけない。
ダメージ計算としては、サンダーの雷は同レベルミルタンクをちょうど2発。10万は2耐えされてしまう。ライコウの場合はやや火力が足りず、雷でも中乱数2発なので、2発で倒したければ磁石を持つ必要がある。
金銀 yasu vs ふぉんでゅ
www.youtube.comなんとなくサンダーバンギに強そうな顔をしているWA。初手はいばみがサンダー対フシギバナなので、yasuさんの出し勝ち。後出しカビゴンに鈍いを積まれることを嫌って、身代わりを残したままカビゴンに引いたところ、いきなりのしかかり麻痺を引いてしまう。眠るで治すか自爆を使いたいところだったが、痺れ続けてyasuさんは一方的にカビゴンを失ってしまう。仕方なくカイリキーを出すも、当然のように自爆で一対一交換。仮に55カイリキー→50カビゴンであったとしてもクロスチョップを耐えられてしまうのがおかしな話である。ラストはサンダー対エレブーの対面となり、威張るの機嫌次第では怪しいところだったが、粉で雷や威張るを避けて無事エレブーの勝ち。全体的にyasuさんは運が厳しい対戦であった。
エレブーの冷凍パンチは残飯サンダーに3耐えされ、逆にエレブーはサンダーの雷を同じく3耐えするので、タイマンで単純に打ち合うとエレブーが無事勝利する。しかし雷に一度でも後出しすると、タイマンで打ち負けるようになってしまう。雷ではなく10万ボルトであれば、一度なら後出しOK。
4thGS ふぉんでゅ vs show
www.youtube.com由緒正しきオーガルンパ対ノオツー。環境当時に戻ったかのようだ。天候が取られたので遅いカイオーガではない。猫騙しを両守るで凌いで、基本的にはノオツーが有利そうな対面だが、カイオーガも吹雪を所持している。showさん側はメタグロスで受けるも、なんやかんやでノオーグロスともに結構削れてしまう。
ルンパッパが動きにくい盤面となり、宿り木を使ってギラグロスでいなそうとするも、カイオーガ交代にユキノオー交代を合わせられて先にカイオーガを失う。あとは珠ミュウツーが制圧して、showさんの勝ち。初手ミュウツーはラムを持つと安心感があるものの、何だかんだで珠の火力も必要であることがよく分かる対戦だった。草技ワンウエポンのルンパッパはカイオーガへの強力なストッパーではあるが、腐る盤面も少なくない。宿り木という対抗手段はあっても、周りとゲームスピードを合わせるのが難しい。
金銀 1192 vs miya
www.youtube.com水二枚に抑えられているのでガラガラは出しにくく、サンダー選出。カビゴンとブラッキーを流せる残飯ハガネールは必須で、相手のガラガラやパルシェンがやや重いのでこちらもパルシェンを選出。カイリキーを出してもよかったが、相手のガラガラを考えると出しにくかった。
サンダーをカビゴンで受け、カビゴンをハガネールで受け、ハガネールをパルシェンやスターミーで受けるサイクル。お互いまきびしに成功し、サイクル戦に入る。1192側はカビゴンを選出していないためスターミー受けが甘いが、サンダーが寝言型なので麻痺が入ってもそこまで困らず、スターミーにサンダーを繰り出す立ち回り。こちらとしては先に相手のパルシェンを崩して、こちらのパルシェンの爆発を通せるようにする、あるいはカビゴンを早めにねむねご状態に持ち込む、あたりが崩しの筋かと思い長めのサイクルを予想するも、カビゴンが雷で麻痺してさらには急所であっさり倒されてしまい、そのまま勝ち。
本来は残飯ハガネールをカビゴンに繰り出して、寝言サンダーと合わせて半永久的にサイクルを回せるはずだったが、まきびしを使われてしまったので1192側がやや不利な展開であったと思われる。鈍いパルシェン+ハガネールでカビゴンを相当な回数流せるはずだったが、水二枚でカッチリ受けられてしまった。パルシェンの代わりにカビゴンかカイリキーを選出してもよかったが、なんとも言えない。
金銀 1192 vs miya
www.youtube.com構築を変えての再戦。カビゴン対策のポリゴン2、スターミー対策のカビゴンに、3体目はサンダーかハガネールの選択だったがパルシェンがやや重いのでサンダーを優先。ブラッキー対策でハガネールも出したかったが、残飯を回せていないのでパルシェンを出されると崩されてしまう。相手のカビゴンにはポリゴン2を当てて、スターミーにこちらのカビゴンを繰り出してのしかかりから崩す動きを狙っていたが、ポリゴン2が急所からの急所で早々に崩されてしまう。この時点でもう負け濃厚で、のしかかり麻痺でひっくり返せないかあがくも、そう都合よくはいかず負け。
55ポリゴン2対55カビゴンはポリゴン2側がある程度有利ではあるものの、そこまで余裕はない。後出しばかりしていると、今回のように複数回急所を引くと倒されてしまう。捨て身で41~48%ダメージが入り、急所の場合は82~96%程度減る。再生一回で2~9%HPを持ち直せることを考えると、高めの乱数を引き続けてしまうと4,5ターン以内に2回目の急所をもらうとポリゴン2が倒されてしまう。もちろん、寝言カビゴンであれば捨て身より再生のPPが高いためマメに回復すれば基本的には倒されず、地震カビゴンの場合は再生のPPが足りないものの寝言がないので逆にポリゴン2の捨て身で急所待ちされてしまう。そのためある程度ポリゴン2有利であることは確かなのだが、こういった紛れに弱いのもまたポリゴン2というポケモンの特徴であると言える。ポリゴン2対カビゴンについては以下の記事でも整理している。ポリゴン2がカビゴンを倒す手段は凍結か急所待ちで、寝言カビゴン相手は楽ではないが今度はPP戦で有利。
1192.hatenablog.jpなお、同じく高レベルノーマルの代表格であるミルタンクであれば、カビゴンの捨て身の被ダメが35~41%なので、3耐えはできないもののポリゴン2に比べると急所で崩される余地はかなり少ない。何度も後出しするサイクル戦ではさすがにポリゴン2よりミルタンクの方が安定感がある。ただ今度はミルク飲みのPPが捨て身より少ない関係で、回復をケチったタイミングで急所待ちチャンスが生まれてしまう。カビゴン目線でも高レベルノーマル目線でも、どんな勝ち筋や負け筋があるのかをきちんと把握した上で立ち回ることが、勝率を確保する上で重要である。
