石川県立歴史博物館で開催されている「未来へつなぐ―能登半島地震とレスキュー文化財―」は、能登半島地震の被災地から救出された文化財に焦点を当てた夏季特別展です。この展覧会を通じて、能登半島地震によって明らかになった文化財継承の課題と、それらを未来へつないでいくための取り組みについて知ることができます。

この展覧会では、文化財レスキュー事業によって救い出された、埃にまみれた資料、破損した仏像、整理されていない古文書など、約100点の文化財が展示されています。



単に「文化財」として価値のあるものだけでなく、日用品や仕事道具といった「普通の暮らし」の中にあったものにも光を当てることで、能登の地域の歴史や文化、人々の暮らしを伝える内容になっています。また、地震直後に避難所で書かれた「避難所新聞」のような、当時の状況を伝える資料も展示されています。




この展覧会は、地震から約1年半という比較的早い時期に開催されています。その理由として、現在も被災地に埋もれたままの文化財がある現状を多くの人に知ってもらい、文化財レスキューについて理解を深め、救いを求める声につながってほしいという思いが込められています。




プロローグ「被災文化財」との出会い
文化財レスキュー事業がどのように始まったか、現場での様々な被災物品との出会いを紹介します。能登ゆかりの被災文化財に加え、加賀地方でレスキューされた資料も展示されます。







各章
能登の旧家に伝わる民具や古文書、漆器などの伝統産業に関連する資料、寺社や地域で守り伝えられてきた仏像など、様々な分野の文化財が紹介されます。



