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小野不由美「営繕かるかや怪異譚」(その1)

文庫で一冊目。読んだ。よかった。二冊目も買ってある。楽しみです。

解説で宮部みゆきも書いてるけど、怪異を直接取り扱わないのがいいですね。家や土地で起こる出来事は、家や土地に課題がある。戦いが起こらない。古い井戸の横に祠があって取り壊したらおかしなことが起こっている、これは特に目的もなくなんとなく井戸から流れてきてしまってるんでしょう、じゃあ塞いじゃいましょうか、そういうノリで書けば簡単な話ではあって、それをうまく当事者の目線で描いていると思う。ある種の道理に従って、起こるべくして起こっている出来事であっても怖いものは怖い。

もっと手強い怪異に対して必死で立ち向かうトーンになると荒俣宏のシム・フースイとジャンル被ってくるのかもしれないけど、営繕かるかや怪異譚は(今のところ)主人公がごく薄いのが面白くて、明快に読み味が違う。主人公共通の連作短編なんだけど、主人公が優しそうな若い男性である以外の属性をあまり持っていない。

これから夏なので怖いの好きな方はぜひ手に取るといいと思う。




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