やらない夫は弱虫のようです 第三十九話
999
,.=,'´ ヽ:: \
/ 〝 ヽ.
|〝 〝 くヽ! 、
|〝 〝,〝, 〟 、 、 ヽ
|,〝 //! ∧ ト、 ト、|
」 _r'7ヘ_j/ >、!‐ヽ! .| !
|「f.k━zxヽ /xz━ァ冫、! | 「お前は子供だからまだ判らんだろうがな。」
||ゞ| ` ̄ '"|.|ヽ ̄´/j〃ヽ!
゙=ヘ 、|」, /=″ 「平和そうに見えるこの国も、火種がくすぶってるのさ。」
/| ∧ ゙ ̄ ̄ ̄ /
/ .l/ ヽ <7 /ヽ.
_/ \ ヽ./| \
/ | /] | ヽ' ! ∧
_,.-‐'´ | / о| |ヽ / |`ー- 、
|/ |\ / Y \」 \
355 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:32:30 ID:7MQU7yts [6/43]
1000
┏
ドゾフはしずかにそういった。
┛
┏ ザッ
こどものおれにわからないことだって。 / .ヽ
┛ (| | |
| |ヽし'
┏ ザッ (_| (__ノ
なら、おとなにならわかることなの?
┛
{⌒>==<゙⌒7 …。
∨从∧从:\/ ┏
(ヽ|:Y ○ ○| l/゙) おとなにわかるのなら、なんでほうっておくの?
∨人 ~ _| |7 ┛
Ⅵ、:::兀::::ノ:八
/: :7〈_〉_∨: :l\
/ィ∨`ー‐一ヘ N_,、
| }":ノ
(>ー―‐<厂
356 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:33:07 ID:7MQU7yts [7/43]
1001
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- -、 「やったぁ!」
≡ ≡) ヽ
(人__)//ノ 「よおし! よく言った!」
‘ー′
┏
かわいそうなヘンリー。
┛
┏
きみだって、おれと1さいしかちがわないこどもなのに。
┛
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏
/ ヽ わるいのはおうさまじゃないか。
l| (_ノ ┛
ザッ / /└へ_)
(_ノ ┏
ザッ わるいのはおとなじゃないか。
┛
357 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:33:44 ID:7MQU7yts [8/43]
1002
┏
―――それなのに!
┛
(⌒ヽミミミミミ/⌒) ⊿
E|`-, ヽ/ ヽ/ ,_/ヨ|_|
`'-, ,`゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ( (^V^) )゙゙゙゙゙゙゙゙'' ,-'~ |_|
゙゙゙゙゙゙゙゙、, ヽ `'^'~ / 、,゙゙゙゙゙゙' |_|
ミ: _>、 ,<_ :ミ |_|
ミ: /~\ :ミ / .|
ミ: . . :ミ _/`ソ
ミ: . . . . . . . :ミ--', ソ
ミ: ..: : : . . . . . : ..: :)l. ソ
,`-、:...: ....: ..: ..: ..: ..: ...: ,-', ̄
t- ,`, ミミミミミミミミミl~, 、j
 ̄~ ~`-~
┌────────────┐
│ おばけねずみが現れた! .│
└────────────┘
┏
ねぇ、どうして!
┛
358 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:34:24 ID:7MQU7yts [9/43]
1003
…スッ…。
(\ __
. ,f\孑=ァ),__
〈ヾ、ム,. 》 : \
`ー'─(, \
\ `\
. `ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
――――――バギッ!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏
どうしておとながわるいのに、こどもがまきこまれなきゃいけないんだ!!
┛
359 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:35:13 ID:7MQU7yts [10/43]
1004
.,,,,,, ,,..、 .,i、
:| │ ! l,゙.l'"
:l''''′゙‐'''" ゙''゙'j
:!ーッ .r‐┐┌┘
:| │ .l゙ !
‘'''"./ . l
./ / (⌒ヾ゙゙゙゙゙゙゙/⌒) ⊿ ザクッ!!
.ヽ‐゛ E|`-, ヽ/ ヽ/ ,_/ヨ|_|
`'-, ,`゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙( (^V^) )゙゙゙゙゙゙゙゙'' ,-'~ |_|
`゙゙゙゙゙゙、, ヽ `'^'~ / 、,゙゙゙゙゙゙' |_|
ミ: _>、 ,<_ :ミ |_|
ミ: /~\ :ミ / .|
_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄――― ___―― ̄ ̄___ ̄―
 ̄___ ̄―===━___ ̄― ―――― ==  ̄―― ̄ ̄___ ̄―==
_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―
ミ: . . . . . . . :ミ--', ソ
ミ: ..: : : . . . . . : ..: :ミl. ソ
,`-、:...: ....: ..: ..: ..: ..: ...: ,-', ̄
t- ,`, ミミミミミミミミミミ~, 、j .,i \
 ̄~ ~`-~ .\ ./ ,r、
.`゛ ,i" ./.
┌────────────┐ / . /
│ おばけねずみを倒した! .│ . / /
└────────────┘ r'" /
ヽ‐´
.
360 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:35:57 ID:7MQU7yts [11/43]
1005
.
。│
│ 。
。. ポタッ
│ o
⊂ 。.っ
┏
だれか、おしえてよ。
┛
┏
ねぇ。
┛
。
…ハァ…。 (人__) |
ヽ‘ー' ノ
.
361 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:36:39 ID:7MQU7yts [12/43]
1006
.ノ 、 、
。> <)。l
(人__) |
ヽ ノ
(ξ___)
| |
ゝl |
`(_ノ
┏
こどもにはわからないって、いうんならさ…。
┛
.
362 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:37:18 ID:7MQU7yts [13/43]
1007
.
363 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:37:45 ID:7MQU7yts [14/43]
1008
┏
―――あれから、ふつかがすぎた。
┛
364 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:38:54 ID:7MQU7yts [15/43]
1009
,. . ´: ̄ :~ :丶、
_/: : : : : : : :: : : : :ヽ ┏
,.イ :"ナ : : : : : : : : : : : : :ヾ さいしょはプックルのはなにおねがいして、
`7-ッ: : : : : : : : : : : : : : : :! ふにぃ…。 ┛
|: : : : : : : : : : : : : : : : : :|
从ト|: : : : : : : : : : : : : : |
| : : : : : : : : : : : : : : :| < ぐー。 ┏
|:|: :v : : : : : : : : : : :|!| (腹の音) しばらくたってからはくさをふみぬいたあとをみながら。
从: ト: |:{:.:.:|:./イ{: : /リ ┛
ヽ,rj ーーーヘく/___
く´:::`’::::`’::::::ノ ': : : `ヽ
`ー‐ ¨¨`ー<__Zィー′
┏
おれたちはひたすら、くろしょうぞくのやつらと、とうさんをおっていた。
┛
.
365 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:39:31 ID:7MQU7yts [16/43]
1010
┏
? ヘンリーをつかまえたやつらは、
┌──────┐
│ Unknown ..│ どうやらとうさんがおっかけてるってことに
└──────┘
きづいてないらしい。
┛
┏
おおぜいでらんぼうにあるいてるのか、くさはめちゃくちゃにふみにじられてるし、
┛
,,,(:;;,,:;:;:;:;:;:;:;:;,,、,
,-=ァ;;,;;,、,ト:;:;::;:;//、_,,,;';, ┏
r===<-'"ソ_;;#;;(:;:;:;)="(ン(", はんにちもあるけば、かならず
(\,ノ´フ,{:;:;:;:;}/{てニ}r=ィへ,)==- たきびのあとがあったりしたから。
>`てk-'ト、iノ//ヽ)ー'レr小) ┛
(ノメ'トf //けi」(ノ'(ツハ)ト)"
.:;''"'"ケ) (ハ)"ヽ)"
.
366 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:40:20 ID:7MQU7yts [17/43]
1011
┏
じゅんびもせずにかけだしてしまったおれたちは、
すぐにそのじゅんびぶそくをこうかいすることになった。
┛
┏
―――じゅんびぶそく。とうさんにもきびしくいわれた、
「いましむべきこと」。
┛
, ノ 、 、……。
. l(● ー);
. | (_人_) |
. ヽ ノ < ぐーっ。(腹の音)
┏
とびだしたことじたいは、なにもこうかいしてなかった。
だけど―――、おれたちは、すぐにおなかがすくんだ。
┛
367 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:41:36 ID:7MQU7yts [18/43]
1012
,,,(:;;,,:;:;:;:;:;:;:;:;,,、, ┏
,-=ァ;;,;;,、,ト:;:;::;:;//、_,,,;';, くやしいことに、おれたちのいのちは
r===<-'"ソ_;;#;;(:;:;:;)="(ン(",
(\,ノ´フ,{:;:;:;:;}/{てニ}r=ィへ,)==- ゆうかいはんのくいのこしたざんぱんでなんとかなってた。
>`てk-'ト、iノ//ヽ)ー'レr小) ┛
(ノメ'トf //けi」(ノ'(ツハ)ト)"
.:;''"'"ケ) (ハ)"ヽ)"
┏
ゆうかいはんはたっぷりごはんをもってきたみたいで、
たきびのあとにはたくさんのくいのこしがあったんだ。
┛
,. . ´: ̄ ,二丶、 ┏
_/: : : : : :ノィ: : : : :ヽ それでも、おれたちにはたりなかった。
,.イ/: : : : : : :'ー┴< : : ハ ┛
`7/ : /:!|ハ: :|: |:ヽ、 : : : : !
|:l l l_l_レ{ ヽト士十!: : : : | ふにぃぃ…。
从トト{≧= == |: | : :|
|八 _ __ ..イ:j : : :|
|:|: :`.了ー':.:.:.ソ/: : :|!|
从: ト: |:{:.:.:|:./イ{: : /リ ┏
ぐー > ヽ,rLjー!_{ーヘく/___ とくにプックルには、ぜんぜんたりてなかったみたいだった。
く´:::`’::::`’::::::::`フ: : `ヽ ┛
`ー‐ ¨¨`ー<__Zィー′
368 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:42:31 ID:7MQU7yts [19/43]
1013
┏
ふしぎなことに、まものあいてにこまることはほとんどなかった。
┛
┏
とうさんもいないのに。おれとプックルだけなのに。
┛
っ
r_、 っ
‐― ―――― == /(i ,ヽ.
_ ̄― ==  ̄ ̄ ̄ ――_ ,. - ─ー- 、.,__/ ンー'''‘
―――― ==  ̄ ̄ / /
―― ___ =―  ̄ ̄ ノl )___i _/
 ̄ ̄ ̄ ―― __――_━ ̄ -<_-;;く,, `ヽ〔;,
┌───────────┐
│スカンカーは逃げ出した!│
└───────────┘
┏
かまいたちをはっせいさせててきをきりきざむ「バギ」のじゅもんや、
┛
┏
けんやたいじゅつ。たたかいかた。
┛
┏
―――とうさんはいないけど、とうさんがおしえてくれたものが、おれをまもってくれたんだ。
┛
.
369 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:43:49 ID:7MQU7yts [20/43]
1014
┏
ヘンリーはころされてない。
┛
よし、きゅうけいおわり。 ;(ξ ヽ グッ。
いくよ、プックル! / 《ン ∥
;/ / \ \
かえったら、ごはんあげるからね。 (__/ ヽ_,) ;
┏
ころすつもりなら、いくらでもきかいがあったはずだ。
┛
┏
それに、とうさんもあきらめてないはずだ。
┛
┏
おれがあきらめるのは、まだぜんぜん、はやすぎる!
┛
370 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:44:39 ID:7MQU7yts [21/43]
1015
┏
あるいた。あるいた。ひたすらあるいた。
┛
┏
おなかがすいた。ねむい。つかれた。しんどい。
┛
/ヽ _,
/∧:}_ /イ}
,ィ : ^^: : : :^ヾV ぐるっ…。
/: : : : : : : : : : :ハ るるる!! るるる!
!: : :/: /{:ノリ^j ノl: |
|: : :|: :|;> ○Ⅳ
|: : :|: :|ー>‐'ー1イ:|
j: :.人_に{^)_,ノ)j/ ┏
i{`ーz‐ヘ: : :{´ _(入j:厂 おなかすいてヘロヘロなプックルが、きゅうにせわしなくないた。
`<__Y( ̄ `ヽ ┛
`⌒`ー‐'´ ̄
┏
―――それは、おれへのあいずだった。
┛
371 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:46:16 ID:7MQU7yts [22/43]
1016
<<古代の遺跡>>
、、、、,,.,,.、、、.
ヾ ゞ:;ヾ ゞ:;ヾ ゞ:;ヾ 、,,.,,.、、、.
ゞ:;ヾ ゞ:;ヾ :::ゞ:;ヾ :::ゞゞ:;ヾ 、、,,.,,.、、、,,.,,.、.
.:...:..:..:...:ヾ;; i r´;ヾ ::::ゞ:;ヾ ::: :::ゞ:;ヾ :::ゞ:;ヾ :::ゞゞ:;ヾ::.. ┏
.:..::.:..:...::..:.ll. i ;|::::ll. i ;|:::r´;ヾ ::: ._,,,,,,,,,,、 :;ヾ :::ゞゞ:;ヾ :::ゞ:;ヾ:. プックルのするどいはなが、
.:..::.:..:...::.. | l; .li::::| l; .li: |::::ll. i ;|:: .,,,x,!''''゙ア` .| `゙',!i、 ;; i r´;ヾ :::ゞl.;l::ゞゞ:.: ヘンリーのにおいをかぎとってくれた。
.:..::.:..:...::..:|, ;i0.l:: |, ;i .l::|i::::| l; .li: ,..l′ .:シ''ー,i´゙`~广゙゙゙L,,,,,,!:ll. i ;|::ll. i ;|::::|,;il.:..::.: ┛
.:..::.:..:..::.. l ; l. i|:::l ; l.i|::|l:: |, ;i .l::/ _,|,、 ,|,,,ノ''゙  ̄ ゙゙゙̄'''''く .|,| l; .li::| l; .li:: l ;i|:.:..:..
.:..::.:..:... . |l:; .l,i;l |l:; .l;l/:|:::l ; l.i|::|ぐ ,ノ"::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙'│|, ;i0.l::|, ;i .l:: |l,i;l.:..::.:
.:..::.:..:...::..|0l i .;|:| l .;:.| l |l:; .l;l//゙',i´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙i、l ; l. i| l ; l.i|:: |i,i;|.:.:.
.:..::.:..:...:丿;i;;'、:丿;i;;'; ヾ|:| l .;:.| ,,/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |l:;..l,i;l:|l:; .l;l丿;i;.ヾ.:..::.
;: :::'':;: :::'' ::''::.;' ;;:;::::''::.;;丿;i;;'; ヾ、.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|0l i .;|| l .; |.:.:..:..::.:.:..:..
゜ ゙ ゜;;:;::::''::.;; 丿;i;'、:丿;;i;;';ヾ.:..::.:..:...::
_,. _゜ ゙ ;; ;: ;:: .;; '' ;;: ;: :::'':;: :::'.... ┏
きっと、…ここだ。
┛
┏
ここに、ヘンリーはつれてこられたんだ!
┛
.
372 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:48:03 ID:7MQU7yts [23/43]
1017
┏
ヘンリーのバカやろう。おまえのせいで、もうおれ、さんざんだよ。
┛
.ノ ー 、
((……)). ● ー);l
εー (人__) |
ヽ ノ
┏
だけどまってて、ヘンリー。かならず。
┛
┏
かならずおれが、とうさんが。 ――――たすけにいくから!
┛
.
373 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:48:59 ID:7MQU7yts [24/43]
1018
┏
.... ..;;:::,, :::::: i. ; ;;| |.::.:::,||::: なかにはいると、すぐにおれが
::::: ::::;':::..:::: ::.'';:::.:.::::;; | |.::.:::,||: ..:::...
i. ::;':::::::::::::: ヽ.:.:.::.:: | |.::.:::,||: ..:: ::::.. きづいたものがあった。
: . : /. : . : \ ; | |.::.:::,||: :: () ::: ┛
。 .::/. \| |.::.:::,||::: l~l 、;
; I,, .::::/ |:\.|:.::::;;|| , | .|:::
: .::::/ .|.. :: |::::::::::|... . ム一::: ┏
...:::/ ......`\|::::::::::|:: ~゙''-.. ::::::::::::: :.';: それは、くつのあと。
...:::::/ `'――\:: ~"-、
....::::::/ . ,, . \:: "- おっきいのがたくさん。
::::::::/ ,, , \
;:; ;: ; ;; ;,';:;: ;: : ;: ;;; ';、;: :. .:. :;:;:. :.: .:. . . :.';、;: :. .:. :. :.::;:; .:. . . :.';、;: :. .:. :. :.: ちいさいのが、…たぶんひとつ。
';、;: :. ';、;: :. .:. :. :.: .:. . ';、;: :. .:. :. :.: .:. . . :.. :.::;:;. :. :.: .:. . . :.、;: :. .:. :;:;:. :.: .:. . . ┛
''';、;: :. .:. :. :.: .:. , 、;: :. .:. :;:;:. :.: .:. . . :: . : .:. . . :.';、;: .';、;: :. .:. :. :.: .:.
┏
くさをふみわけるあとより、よっぽどしっかりとした、あるいたあと。
┛
┏
よかった! まちがいないんだ! ここに、ヘンリーはいるんだ!
┛
.
374 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:49:41 ID:7MQU7yts [25/43]
1019
ワイワイ
ガヤカヤ
┏ ワイワイ…
なかにはいってすぐに、なんだかにぎやかなこえがきこえた。
┛
.ノ ー 、
((ゆうかいはんかな…)) ● ●) l
(人__) |
((あとなんだろ、いいにおい…)) ヽ ノ
┏
ちかくにだれかいるんだ。どうしよう…とおもってると、
┛
/L..____ /i
ノイ , ヽ ヾ!
‐― ―――― == / !/ !イi」」、i ハ うーうー♪
_ ̄― ==  ̄ ̄ ̄ ――_ (i_i从´> <小!
―――― ==  ̄ ̄(⌒゙|⊂⊃マフ ノY^)
―― ___ =―  ̄ ̄ /マ´Y{ i` <|!|Y
 ̄ ̄ ̄ ―― __――_━ ̄ ili∧/ `ヽ`X´ jij/
<あっこら、プックル!
┏
なんと、プックルがにおいにつられてそのにおいのもとにいっちゃったんだ!
┛
375 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/28(金) 21:50:31 ID:7MQU7yts [26/43]
1020
┏
ふつかかん、くいしんぼうのプックルがハラペコでずっといたんだから、
がまんできなくても、しかたなかったのかもしれない。
┛
_ _
_,. -‐-`' ``'‐、,.‐'"´,. =ニ`
,.‐'"´ __`ヽ
/ ``''‐、
. / `''‐、 ういっ…ひっく…。
i , /i 、 ヽ‐-ヽ
. ! /| /| / ! .!ヽ..ト、 、.ヽ
| /''l/、l/_, l/ _,.ゝ' ゝ、 iヽ! おーぃおまえら! なんだか妙なチビが
| ノ`''‐ 、._/ /_, ‐'´ !.\! 紛れ込んだぞぉ!
! ,.-、 r' =。=== _ ,=。===,!
/ { ‐、!|/// ー-‐' '' \--‐//!
. / !( r||. r __ \'/|
/. ,、 ゙ー'|!、 ,..-‐───; 7゙│
/_,./ l │\ `ー-----‐'´/!\i
 ̄ .! 1 l ヽ、 ー一 ./ | |`'‐、
| i、 l. ヽ、 / | .| `'‐、
. | ヽ i ヽ、.イ │ |
| |. ヽ. i、 | W1 │
| ,. ‐'´\|ヽi.ヽ、 ノ|/`‐、 !
!.‐'´ | `'ー-‐' .| \!
┏
だけどここはてきのいるところなんだから! プックルをとめられなくて
いっしょにおれもとびこんだそこは、よっぱらったおとこたちがいっぱい、いるところだったんだ。
┛
.
- 関連記事
-
- やらない夫は弱虫のようです 第四十一話
- やらない夫は弱虫のようです 第四十話
- やらない夫は弱虫のようです 第三十九話
- やらない夫は弱虫のようです 第三十八話
- やらない夫は弱虫のようです 第三十七話