やらない夫は弱虫のようです 第二十八話
736
┏
友、ベルギースが俺のところにきてもう数時間が経つ。
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┏
最初はものすごい勢いで盛り上がっていた宴会も、徐々に収まりを見せ…
┛
┏
最後には、俺と、ベルギースと。最後まで給仕をしてくれたサンチョのみとなった。
┛
_______
|i:¨ ̄ ,、  ̄¨.: i
|i: /ヘ:\ :i| 「……相変わらず、酒に強い奴だな。」
|i:〈`_、/´_`>.、 :i|
|ii~~'、;'´`,'~,;~~~~:i| 「ええ? パパス…デュムパポスよ。」
|i`::;:':::::;::;:'::::::::::;.:i|
|i::::::;:':::::::::::::::::::::::i|
─|`ー=====一 |
164 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:39:23 ID:GlPTZuzW [36/61]
737
/ ̄ ̄\ ッテオマエ、ホンミョウデイッタナ
/ _ノ \
| ( ー)(●) 「 多少はな。嗜まないといけないからな、
. | /// (__人__) 立場的に考えて。 」
| ` ⌒´ノ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
./ ̄::\
| 酔: ::|
「 嗜むどころじゃないだろう。 」 \_:;;;;/
| ワルヨイシソウダ
「 お前、放っておいたら倉庫にある /  ̄ ̄ ̄\
すべての樽の酒を呑んでしまいそうじゃないか。 」 /; . . : : : :\
/ ∪ . . : : : : : : \
| . : : : : : : : :|
\_ . : :〃 : : : :,/
/⌒` . . : : : : : : :`ヽ.
/ . . . . : : : :..: : : : : ,: :\
-‐一……ー- 、
, '´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::, -‐ァ:::, -―ァ:::::, -、::::::',
/イ/-、∠/-― 、`ヽ:i }::::::| 「パパス様の酒豪ぶりは、酒の味を覚えて以来ですよ。」
/イT o} y T o ̄} l」 |::::::|
l r′  ̄ ; 、ー' :::::| 「全く、困ったものです。」
r┴―――一'′ ヽ :::::|
| \|
| }
| /′
ヽ_____ '´ /
/`ー――――一'´ /
/ /⌒ヽ. /
165 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:40:24 ID:GlPTZuzW [37/61]
738
/ ̄ ̄\
/ ⌒ \
「なんだなんだ、二人とも酷いな。」 ( へ)( へ) |
.(__人__) //// |
「……久しぶりだからな。こんな風に酔うのも。」 l` ⌒´ .|
{ .|
「つい、楽しくなって呑んでしまった。悪いな。」 { _ |
(ヽ、ヽ / )|
| ``ー―‐'| ..ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┏
疲れていたのかもしれない。羽目を外したかったのかもしれない。
┛
┏
友を前に、俺はひたすらに呑んだ。
┛
┏
日が夕焼けだった時間も、もう月が支配している時間になってしまっている。
┛
/ ̄\
| |
\_/
|
/ ̄ ̄ ̄.\ 「お前、相当頑張っているようだしな。」
/ ::\:::/::\
/ ,<●>::::<●>.\ 「ここに来るまでの間、お前の噂話はあちらこちらで聞いたぞ。」
| /// (__人__)/// |
\ ` ヽ_ノ / 「どれも良い話ばかりだった。大抵、嫌われるもんなのにな。俺たちの立場は。」
ヽ , __ , イ
/ |
166 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:40:59 ID:GlPTZuzW [38/61]
739
/ ̄ ̄\
/ _⌒ \
| (●)(ー) 「 …義務は果たさないとな。 」
| ⌒(_,,人__)
| ∩ノ |;;;| }
| /_ノ"' } 「 頼りにしてくれる人がいる。それだけで、ありがたいものさ。 」
/ヽ/ / }
( ヽ /_ ノ 「 嫌われる立場、とお前は言ったが、ならばそうならない様に
7.ヽ__/ \ 苦労するのも俺たちの立場の為すべきところだろう。 」
┏
ここにいる三人以外、ここには誰もいない。
そのせいか俺たちは、お互い口が、少し軽くなっているようだった。
┛
/ ̄\
| |
\_/
_|___ 「 おやおや、優等生的なお言葉だ。」
/_ノ ヽ\
/ ,<●>::::<●>.、 「 まぁ、それがお前の性分なんだろうな。長い付き合いだ、判るよ。 」
/:::::::: (__人__):::::\
| |r┬-| | 「 しかし…お前、誰かに頼られるばかりだな。本当に。」
\ `ー'´ /
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ
\ ヽ / ヽ /
\_,,ノ |、_ノ
167 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:41:43 ID:GlPTZuzW [39/61]
740
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) 「……そういう立場に生まれたのだ。仕方ないさ。」
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
___
/ \ ホレ、ポイット
「 仕方ない? 何が仕方ないんだ、 / 丿 `ヽ\
友よ、パパスよ。 」 / (●) (●) \ / ̄\
| (__人__) | ηノ─┤ │
「 俺は、お前と同じ立場といっても良いが… \ ` ⌒´ / ノ, .∃ \_/
決して、誰も頼らないというわけではないぞ。」 / \./ /´
168 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:42:37 ID:GlPTZuzW [40/61]
741
/ ̄\
| |
\_/
_|___ 「 俺はな、自分が小さな人間だと知っている。 」
/ \
/ ::\:::::::/::\ 「 そして、そんな俺を頼ってくれる人がいるということ
/ <●>::::::<●> \ も知っているのさ、パパス。 」
| (__人__) |
\ ` ⌒ ´ ,/ 「 だからな、俺は無茶をしない。妻もいる。子供もできた。
. /⌒~" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ ……充分に、二人に頼らせてもらうし、もらってるぞ。 」
| ,___゙___、rヾイソ⊃
| `l ̄
. | |
┏
ベルギースは続ける。
俺に対して、唯一忌憚なく言ってくれる―――いつも。
┛
/ ̄\
| |
\_/
__|__ 「 翻って、お前はどうだ。パパス…デュムパポスよ。 」
/ \
/ :::─:::::::─\ 「 お前は、確かにすごいさ。誰もお前の悪口を言わない。
/ <●>:::::<●> \ 批判もさせないほどの、凄い奴だとも。 」
| (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ / 「 しかしな。そんな凄い奴だからこそ、俺は心配なのさ。」
( \ / _ノ | |
\ “ /___| | 「 お前が、いつか無理をしすぎて壊れてしまうんじゃないかと――― 」
\ /___ /
169 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:43:20 ID:GlPTZuzW [41/61]
742
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー) 「 ………。 」
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 「 大丈夫だ、俺は倒れないよ、ベルギース。 」
. | nl^l^l
. ヽ | ノ 「 最近は、体も鍛えている。それなりに、剣も使えるようにもなってきた…。
ヽ ヽ く 大丈夫だよ、俺は壊れたりしない。 」
/ ヽ \
┏
そう、戦いばかりではなく、日常においてすら。
┛
┏
俺は殆ど、誰かを頼りにすることはなかった。
┛
/ ̄\
| |
「 そうか? 杞憂ならばいいのだがな。 」 \_/
|
「 でもな、俺は思うよ、パパス。 」 / ̄ ̄ ̄ \
/ノ :::: \::::: u \
「 俺にすら頼らないお前が、誰かに、 / <●>::::<●> \
誰かに頼れるようになれば、よいなと。」 | (__人__) u. |
\ u.` ⌒´ /
/ __|
170 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:43:42 ID:GlPTZuzW [42/61]
743
┏
ベルギースの言うとおりだった。
┛
┏
助言は聞くし、諫言も受け入れる。
┛
┏
だが、……俺が、確かに、誰を頼りにしていないのも、
また、事実だったのだ。
┛
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 「 ……。すまんな。ベルギース。 」
. | nl^l^l
. ヽ | ノ
ヽ ヽ く
/ ヽ \
┏
それが、俺が自分で勝手に圧迫感を与えていることも。
┛
171 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:44:21 ID:GlPTZuzW [43/61]
744
/ ̄\
| |
「 何、謝られるようなことじゃない。 」 \_/
|
「 ただ俺は、お前の心に留めおいて /  ̄  ̄ \
欲しいだけなのさ。 」 / \ / \
/ ⌒ ⌒ \
「 それさえ、覚えておいてくれればいい――― 」 | (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
┏
そう、俺はみんな判ってはいたのだ…。
┛
172 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:44:59 ID:GlPTZuzW [44/61]
745
-‐一……ー- 、
, '´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::, -‐ァ:::, -―ァ:::::, -、::::::',
/イ/-、∠/-― 、`ヽ:i }::::::| 「 いえ、良く言って下さいました、ベルギース様。 」
/イT o} y T o ̄} l」 |::::::|
l r′  ̄ * 、ー' :::::| 「 パパス様は、何もかもをご自分で負いすぎなのです。 」
r┴―――一'′ ヽ :::::|
| \| 「 ……そうだ、明日、ご予定はありますまい?
| } こちらから北に行ったところに、疲れを癒す効用のある癒す泉がございます。」
| /′
ヽ_____ '´ / 「 少し遠出になりますが…、お二人をお連れしたいのですが。 」
/`ー――――一'´ /
/ /⌒ヽ. /
┏
サンチョが静かになってしまった俺たちを気遣ったのか、そんな提案をしてくる。
┛
/ ̄\
| |
「 おっ、いいな! 」 \_/
|
「 さすがに長旅で、疲れていたんだ。」 l^ヽ /^l /  ̄  ̄ \
ヽ `_/ / ./ \ / \
「 遠慮なく連れて行ってもらうよ、サンチョ!」 r'ヽ ヽ / ⌒ ⌒ \
ゝ、 r'ヽi| (__人__) |
`ヽー、ノ \ ` ⌒´ /
┏
俺が返事をする前に、ベルギースが返事をしてしまう。
┛
173 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:45:39 ID:GlPTZuzW [45/61]
746
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ,,( ー)(● ),,, | ((疲れたって……平気で何日も徹夜した挙句に魔物の群れに
. | (__人__) │ ぶつかっていって玉砕しかける奴の言うセリフとは思えん))
| `⌒ ´ |
| |
. ヽ /
ヽ / ┏
> < ―――そう思わなくもなかったが、
| | きっと、奴なりの気遣いなのだろう。
| | ┛
┏
ベルギースと俺は、気性からして何もかもが違う。
┛
┏
だからこそなのだろうか、我らは長いことうまくつきあってこれた。
┛
/ ̄\
| |
\_/
ノ L__|___
⌒:::\:::::/::\
/ <●>::::<●>\ 「 あっ! お前、また何か良からぬことを考えておるだろう! 」
/ (__人__) \
| |::::::| | 「 頭が筋肉でできている、とか! 」
\ l;;;;;;l /
/ `ー' \
| ⊃ ∩ヽ !l ┏
( ( | E | 俺は正直、ベルギースの陽気さがうらやましかった。
`ー、_∪ ⊂l、 ノ 俺が決してできないようなことでも、さらっとやってのけるこいつが。
┛
174 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:46:24 ID:GlPTZuzW [46/61]
747
/ ̄\
|ホントニ |
\_/
__|___
/ \ 「 だけど俺も年をとるの。経験だって重ねるわけよ。
/ ─:::::::::::─ \ “愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ”ってな。
/:::::::<●>::::<●>:::::::\
| (__人__) | それに何度も言うが俺にも家族ができた。もう無茶はしないよ。 」
\ ` ⌒´ ,/
r、 r、/ ヘ
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
\>ヽ/ |` } | | ┏
ヘ lノ `'ソ | | 自分を小さな器だと悟り、それをわきまえているこいつが。
/´ / |. | ┛
\. ィ | |
| | |
┏
なんだか俺は、とても羨ましくなるのだ。
┛
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
. ( (● ) |
「 判ったよ。 」 . (人__) |
r-ヽ |
「 じゃ、明日、行こう。 」 (三) | |
> ノ /
/ / ヽ /
/ / へ> <
|___ヽ \/ )
|\ /|
| \_/ |
175 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:47:06 ID:GlPTZuzW [47/61]
748
┏
無理をすること、苦労をすること。
┛
┏ / ̄ ̄\
それこそが俺たちの立場が為すべきことだと。 / \
┛ | _ノ ヽ、 |
| (ー)(ー) |
┏ | (__人__) |
誰にも頼らず、心許さず。 . l `⌒ ´ }
┛ ヽ ./
/:ヽ .ノ,'ヽ、--、
┏ . ,.-‐,ィ‐"/ゝ.ヽ.___ノゝ::::::::ヽ、:::ヽ.
そんな重圧こそを引き受けるべきだと。 //::_,、/,';;;;;;;゙;;;;;;;;;;;;;";;;;;|:゙、::::_::ゝ、ヽ.
┛ ノ:::i ̄//;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l::::/::::::::::::l:::゙i
/:::: /::::`ヽ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|/:::::::::::::::l:::゙,
┏ |:::::|::/::,ィ '";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙、::::::::::::::::/::::、
その歪みが、すでに出ているということを悟りながら。 l:::::;/:/: :|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::l::::::゙,
┛ i::::/,': : |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l゙,::::::::::::::::ト::::::}
〉/,': : :/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ヽ.::::::::::::::::ゞイ
┏ /::/ト: : : ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙、ヽ::::::::イ::::::|
それでも俺は、そう信じていたのだ。 .',::::゙、ヾ: : :l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ:ヾ::::l::::::|
┛ ',:::::l /: : :|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: :ヽ:::::|
',:://: : .ィ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : : \
}/ }: : /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : : : 〉
176 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:47:45 ID:GlPTZuzW [48/61]
749
┏
そして、次の日――――
┛
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ●)(● ) |
. | ;(__人__) │ 「 ここは…何処だ。 」
| `⌒ ´ |
. | |
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
┏
俺は一人、迷っていた。
┛
177 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:48:37 ID:GlPTZuzW [49/61]
750
;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;;
;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;;
;:iii| /;;ゞ゙:;ヾ|flli:: ... . 丿 . . . . | |:: ,i;;;:;iii;i:i| :: |:;;:iii' ..::|iiiiiii;;;;;((,,,);;iii|;ゝ;;>;ゞ;ゞゞ|llliii' :ヾゞ;
::iii| ノ /...:::.|li:: ... ||Y.||〆;;; 丿: |,i;,.:',:i;;i| ::::: |:;:;ii| :::|iiiiiiii;;ii;;~~~;;ii|: 〉;|/;/ ::: |lllliil 、,,. |
::;iii"´/:::::::::|:: ... . '¨`ソヽ:::丿.イ :: |::;.....;i:;ii| :::: |:;:;ii| :::|iii;;iiiii;::;:;;;;::: ;;|/ii;;:i( ::: |llliii| ::: | ┏
:;;iii|~ ::::::::: |''".. . : :: :,,. . ./、| .ノツソ::ソi;iハヽ、|:;:;;ii| ::|iii;;iiiii;::;:;;;;::: ;;;|:w::wWW:..|lllllii|、,,. ノi 回復作用のあるという泉に
:;;;ii| ::::::::: /... . '¨`ji: . .. ;;||; :: :`) "''''''"|M|i;;iiii;;i:i;;:;i:;;::;M从ww,,. ゙'''''''''";;w;W 向かう途中。
;i;('') ::::::::: |li:: ... . (;; ヾ ヽ `r ,,.::.;;'' ;;:;: :::''.;;'' 从W从;;:人::;;ヾ、;ヽW:w :W;;w;W: w; ┛
;:;iii|....::::::: ノli:: ... . ,,-^~"、,,:;;;, :`ヽ ;wM:w::wWW:;;w;W:W;; w;W:w;;wWW;;: w: w;;w ww;;
;iilli;ゝ ,、,,.、|lyiji: . ..../;;⌒`;;゙';;: ヽヽ) :ソ"゙`''`´'''`"´`"”``´`". . .. .: :::: :::::::: ::::::::::::::: :::::::::::::::::::::
''''''''"wMw|li::; ;. .. (.;;(::(r⌒ノ:)ヾ〆( :'. .,: :'. .,:wiiw . .. .: ::::::: ::::::::::::::::::::: ::
wW:w;;w'´||l: : :: ヽ::)’ゝ:jj丿ソ;;丿: : :. .. ,,.、..,、_,,,.. . .. .: ::: :::::
w;Ww` |li::;; /yゝヽ〃: :; ;;/ヽ:::::: ::::::::: : : :. ... ┏
w;''" ,,...,,||l (::;;; :ヽ((:::)ソ)..)ソ): :::::::::: ::::: :::::::: : : :. .. 気づいたら俺は、
;´.. 丿::;;;,!j )::; :: :⌒ヾヾ\ソ ::::::::::::::: :::::::::: ::::: :::::::: : : :. .. vvlMv,;.;'"'';,.;,; 鬱蒼とした森の中で一人でいた。
,.., |::;;; :: :: .( . .. . ( :::::::::::: :::::::::::::::::: :::::::::: ::::: :::::::: : : :. .. . .. .: ┛
ソ::;;,!; ; ソヽヾ ⌒ヽ. ::ヽ⌒ヽ,:::::::"´``゛゜''';:;''ー '',:;-、,-、,,;;;-:;_;_,、、,,-、...wiij;;w;W
,, ..,,/ (::⌒));;; .ノ. ..r∂丿ソ )ノ⌒ヽ、ヽ,-、 ,;;;;;;;:::::'''' vWWwjjwvjiiijw,.、,、,,v
ノ;::;;; :: ::_,,r''": (::⌒)); "r _,,r''"/゚。::::;; \) ,.、、,,-、;; wWW:W;;w;W: w;;从WW从W;
,:;-/ソ:::。゚。::::;; : :: :( ( (ヽ( (::⌒));;; ヾ、__. ''''::::,,, wwW从wWW从wWW从
/⌒´"_,,r''":;;:: 丿 (;; ヾ ヽ ;;||;ヾ´⌒`ii-、(;; ヾ \⌒"-、 ,Mmγ⌒;;ヾ))ヾ));、w
:;;:::/´`ソ,、’::::;;;,!j ijiw::::ノwヾ iji|::::( ヾ:: ::;;;,!j ijiwijiw ソ,、::ヽ;-;,-;;.、、wwW((ヾ*;";"i";*ヾ从ヽ
178 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:49:15 ID:GlPTZuzW [50/61]
751
/ ̄\
|発見!| ┏
| | \_/ | | はじまりのきっかけは、こうだった。
| ┛
/  ̄  ̄ \
/ ::\:::/:: \
/ .<○>::::::<○> \ む…あれはもしや、はぐれメタル…!?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/,,― -ー 、 , -‐ 、 ┏
( , -‐ '" ) 泉に向かう途中、突然ベルギースが何かを見つけたのか、
`;ー" ` ー-ー -ー' ┛
l l
/ ̄\
|待て!|
\_/
__ |__
―― [] ] / 三\
┏ | l ̄ | | . 三 \ 三/
俺やサンチョの制止も聞かず、走り出してしまったのだ。 |_| 匚. | 三 . < ○> <○>'
┛ | | 三 u (__人__) |
|_| 三 . ` ⌒´ /
[] [] ,- r⌒ヽ rヽ, }
// 三 i/ | ノヽ
┏ 匚/ 三 三 / )≡
比較的魔物のいない草原を通っていたというのに、 三 三 / /≡
あのバ…、ベルギースは走って行くうちに、 ニ三 ./ /
森の中に入ってしまったのだ。 二≡、__./ /、⌒)
┛ 三 \  ̄
三 /\ \
三 /ニ ヽ 三 三
三 / ニ_二__/
三 ./ .
≡ / |
≡ /
三_ノ
179 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:50:26 ID:GlPTZuzW [51/61]
752
┏
あんな…ああもういい、あんな莫迦でも、かなり重要な人間なのだ。
┛
-‐一……ー- 、
, '´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::, -‐ァ:::, -―ァ:::::, -、::::::', 「 ベルギース様ー!! 」
/イ/-、∠/-― 、`ヽ:i }::::::|
/イT o} y T o ̄} l」 |::::::|
l r′  ̄ ; 、ー' :::::|
r┴―――一'′ ヽ :::::|
| \| ┏
| } サンチョが顔面蒼白になりながら追いかける。
| /′ ┛
ヽ_____ '´ /
/`ー――――一'´ /
/ /⌒ヽ. /
_____
/ .r┐ヽ「| ハァッ!
/ r-、 | .| ./ l l゙l
「 ったく…何をやっているんだ . / .__,ノヽ ゙、_,ノ '-' .|,,/ |
あの莫迦は! 」 | (ー)ヽ ノ ´/
| 〉 〈_,,.-、
「 無茶はしない、って昨日俺に .| (__人{ .r''´
聞かせたばかりの奴が! 」 .| ´ ⌒| _,.-i'´
. .{ l-‐'''''''ーl }
{ . |´ ̄ ̄``l }
{ .| |.}
┏
個人的には放っておきたい気で満々だったが、俺もそうも言えない。
仕方なく、俺もサンチョの後を追いかけた。
┛
180 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:50:55 ID:GlPTZuzW [52/61]
753
┏
そう、サンチョの後ろについて、俺もついていったはずだったのだ。
┛
┏
だが、気づくと前にはだれもおらず、……というか周りにはだれもいなくなっていた。
┛
__
.,/,-、 \
/ ノ:/ ノfヽ.. \
| /:/ /...| | | 「 ああ!もう! あいつに付き合うといつもこうだ! 」
l レ ./..ノ .,''´} i
l ' ´ .〃 / |
ヽ. . 〈 .ノ
\.,_ ._ノ /
/ / ヽ
./ / |
i ./ . |
┏
俺はひたすら自分の不運と友の無謀さを恨みながら、サンチョと莫迦を探した。
┛
181 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:51:43 ID:GlPTZuzW [53/61]
754
┏
森はどんどん深くなり、
┛
,ィ7
/,/
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――/ /― ̄___ ̄―
 ̄___ ̄―===━___ ̄― ==  ̄ ̄ ̄ ――_――__―/ /___ ̄ ̄ ̄ ̄‐―
___―===―___ ―――― ==. / /― ̄ ̄―‐―― ___
/ /
/ ̄ ̄\
/\ / \
「 また…魔物か!」 . | (●)(●); │
. /| (__人__) .|
/ ,| ` ⌒´ |
. ィ´ /''ヽ ノ
(⌒) イi一‐ヽ、 /
7 .K.`ー--→―― )
ヽ/ ヾ--‐―‐ /
. / /
/ /
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―
 ̄___ ̄―===━___ ̄― = ` ' ̄ ――_――__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐―
___―===―___ ―――― 、 ノヾ ' ̄ ̄ ――_―― ̄ ̄―‐―― ___
 ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄――― ___)ヽ/ ヽ、ノ|ノ´___ ̄―===━___ ̄―
―――― ==  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ―― `r r'━ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―=
) (
, '´⌒`Y´⌒` 、 ,、 /
, キ人_,/
` ) て
\ ,,_人、ノヽ /´⌒Y,.
)ヽ ( \
- < >
) て
/^⌒`Y´^\ 「 サンチョ! ベルギース!!」
┏
サンチョもベルギースも、一向に見つからない。
┛
182 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:52:24 ID:GlPTZuzW [54/61]
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┏
腕には多少の自信があるつもりだったが、
それでも道具も何もなく(護身用の剣だけは持っていったのだが)、
援護も何もないのではさすがにあとに続かない。
┛
_,,,... --─-- ..、,,__, -、
/ ____二/ ,イニ>
/,. -‐''"¨ ̄ ノ¨/ノ )´
/´ ./´::::¨/
/ ̄ ̄\ /:::::::,;;;/
/ \ ノ , ー'´::::::::,;;;;/
((サンチョたちと | ;(●)(●) _, -'""´ ::::::::::::,;;;;;/
会うまで…持つか!?))| ___ (___)、_) -ー'¨゙゙゙′ .:::::::::::::::::::,,,,,,;;;/
_/:::::::::`:ー-、/::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::,,,;;;;;;;/
/:::::`ー-──'" .:::::::;::;:::::::::::::::::::,;::::,,;;;;;;;/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,;;;;:::::::::,,,;;;;;;,,;;;;;;/
iヽ:::::::::::::::::::::::::::::::;;;;,,,:::::,;;;;;;::,,,,;;;;;;;;;;;;;/
ノ!;;;;,::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ┏
, -' ;;;;;;;,ヽ:::::::::::::::::::::::`;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、/ そんな時に限って敵というものは
/,,,,,,,,,;;ヽ;;;;;,::i::::::::::::::::::::::::,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;! 現れるものだ。
/ ,,,;;;;;;;;;;;;;;;>、!::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;/ ┛
/ ,;;;;;;;;;;;;;;;__ノ¨ ̄i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;/
`ー─‐'" 〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
__ /ノ::::::::::::::::::::,,;;;;;;;;;;,イ
/⌒\:::¨゙''‐-、 /::::::::::::::::::::::::::::::/ { ┏
/;;;;;;;;;;;;;;;;;`ー、:::::::¨゙゙''─-─''":::::::::::::::::::::::::::::::: /;;;;;;;;;;`ヽ 襲ってくる魔物をなぎ倒しながら、
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/;;;;;;;;;;;;/;;;;\ しかし、確実にやってきている疲れに、
乂;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙゙''‐-、:::::::::::::::::::::::::::::::::: ノ´;;;;;;;;/;;/;;;/´;;;;`ー 、 俺は困り果てていた。
`};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;¨゙'7‐-、 _;;::-─'";;;;;;;;;;;;/;;;;;;;i;;/;;;;;;;;//;;;/;;i\ ┛
!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ、;;;;;;;; /;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
183 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:53:20 ID:GlPTZuzW [55/61]
756
┏
ベルギースのことも気にはなったが、もはや半分はどうにもならなかった。
┛
/ ̄ ̄\
/ \ /\
| (●)(●);|
| (__人__) | 「 ―――メラミッ! 」
.| `|iiiii|´ }
.| .}
___,r、 . }
`_j'、_ノ\ ノトj ボ
ノ Yヽ `‐-‐< ,' オ
'´「 ヽ ヽj_⌒⌒ ̄(:' ォ
イ ヽ、 `,__,ィ、__)、_,.', )) ォ)
ト、 Yrイ } /( ォ
.}、二ィ } ,' ノし': :ヽ ォ
トz'_ノ,イ ((,イ: : :: :V) ォ
\¨7/ 、ゝ: : : :(ノ} ォ
`' ヽ: :: : : :: :/ ォ
ゝ;:; :; ノ
┏
何せ、こちらが油断すれば死につながる状態になっているのだ。
┛
184 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:53:54 ID:GlPTZuzW [56/61]
759
ハァ・・・ハァ。
┏
自信があるはずだった自分の腕。
┛
┏ ハー…。
しかし、一人だとこうも非力なものか。
┛
―――ん?
┏
その時、俺の鼻をくすぐる、香りに俺は気づいた。
┛
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
l /
/ ̄ ̄\ ′/
/ノ ヽ、_ \
. ( ●)( ●); | ……リンゴの、香り?
|(人__) |
| ⌒ ´ |
. | |
. ヽ / ┏
ヽ / 最初は、また幻覚のようなものかと思った。
.> < ┛
| |
| |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏
もう正直、俺は疲れ切っていたからだ。
┛
┏
……少し、投げやりになりかけていたからだ。
┛
185 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:54:48 ID:GlPTZuzW [57/61]
758
() ,-、 , 、
|i トノ (`ノ
'イ) /,、_,,,/
〉イ レ' )
/ 〉.i彡:<、
┏ /;⌒')/;;ー''__ヽ、ヽ__)
しかし、それは幻覚でも何でもなく、たしかにそこにあった。
,、,、 ;(` )--;ア`ヽ)_つ' ヽヽニノ ノ ┛
,,,( )__,- ヽ ノ )ニ> ,〉-i lミ::
〉 ヽ,ノ' 〉 ::彡`-''' ) l ノ )
`ー':彡;'-`ー'/ )、_) '-lノ
,,=( ノ( ,_,)`ヘ' ヽ⌒;
/~~ `' ~ ヽ(_)
=='''"
―――あなたは、誰?
┏
リンゴの香りと、―――そして。
┛
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、.\
| (●)(●),,,.| ((こんなところに…
! (__人__) | 人?))
, っ `⌒´ |
/ ミ) /
./ ノゝ /
i レ'´ ヽ
| |/| | |
186 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:55:30 ID:GlPTZuzW [58/61]
759
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::':::::::::::::::::::::::::::::::::::゙.、
. ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙、
. ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::':;:'i::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'.,
. ,::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:',';:' .i::::::;:!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
. l:::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::;:':;';'‐-.i:::/ i:::::::!::::::::::::::::::::::;'::::::::::::',
_.l:::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::;'::;','ゞミ.i/ヽ.l::::::!::::::::::::::::::::;:':::::::::::::::i
l l::/l::::::::::::::::::::::::::::::;'::;' ',〈;;;;;;;:ヘ. i:::;'}::::::::::::::::;::':::::::::::::::::::l
/ l:::::::::::::::::::::::::::::;':::; `ー'- i/ !::::::::::;::ィ:::::::::::::::::::::::;' ┏
i:::::::::::::::::::::::::::;'::::i ,':::;;-''´ /:::::::;:':::::;:'::::;' こんな危険な森の中で、たった一人でいる女性と。
. i:::::::::::::::::::::::::;':::i:i. 'イ;:ノiヽ':::::;::'::::;:イ::::;:' ┛
';:::::::::::::::::::::::i:i::i. ', ,' `/::::::':::;. ' i::;:'
. ';::::::::::::::::::::i::l ll .._ ___l/;:'::;:';'´ ノ'
. ';::::::::::::::::::i::l. l! `''...-'":::;::':::;'::;'
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';::::::::l. ',`ヽ、 .,.'::::::::::::::/
187 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 22:56:13 ID:GlPTZuzW [59/61]
2話目、以上!
本日の投下も終了です。次は…3日か、4日後の同じ時間にできるといいなぁ。
188 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/05/09(日) 22:57:05 ID:tKO/ICeb
乙
189 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 23:09:42 ID:GlPTZuzW [60/61]
ブルブル。ぼく悪い作者じゃないよ。
はい、すいません。 ◆VeXhfoQdhw です。
今まで小説という原作の安定した下敷きがあるからこそ安心してオリジナル入れてましたが、
今回のシリーズはそれがほぼありません。(何せ小説でパパスはあまり語らないキャラなので)
頑張りますので皆様宜しくです。でも正直めっさ楽しいです。
ちなみにゲームではキメラの翼、不十分にしか使えなかったっすね。イベント上仕方ないんだろうけど。
>>161 188
乙ありがとうございます! 嬉しいです!
190 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/05/09(日) 23:10:54 ID:izHmi+ho [3/3]
おつつつつつ
191 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/05/09(日) 23:12:35 ID:D/yStySl [2/2]
乙でした
192 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/05/09(日) 23:14:34 ID:NgcntNF8
乙
193 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/05/09(日) 23:20:23 ID:8BkXJ7/G
乙です
一話目はニヤニヤしっぱなしでした
194 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/09(日) 23:24:32 ID:GlPTZuzW [61/61]
乙ありがとうございますです!
>一話目
ホントハ…トンヌラ…使いたかった…けど…やめた…(なぜか片言)
これから、もう少しニヤニヤできる展開を出せると思いますw
195 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/05/10(月) 00:43:01 ID:O+Foqsuq
乙
やらないパパスは若い時もカッコいいな
しかしゲーム開始時っていくつなんだろう
「わし」っていうほどトシとってないように思うんだがw
196 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/10(月) 01:06:36 ID:z9TAsmEd [1/2]
眠れない…書きため、しようかな。
>>195
パパスはいくつ?
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ、\
. | (●)(●)| < 公式設定を今軽く調べたんだがなかった。
. | (_人_)│ 永遠の謎という奴だろうか?
| ` ⌒´ |
| | ちなみに作者的には過去編で20代後半・本編で30代の男を想定している。
. ヽ / それでも年齢設定的にはぎりぎりなんだけどな。まぁ色々経験してきた深みかな?
ヽ /
.> < 俺は晩婚設定なのか。(ドラクエの時代設定的に)
| |
| |
なんかパパスって40代の男でもいいくらいの渋みと深みを持ってると思うの。
197 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/05/10(月) 02:52:11 ID:AYXkS1c2
おつんこでした。
パパスはプレイ当初は30代前半のイメージがあったなー。
んで方々でその評判と人望を見聞きするにつれて40近くでもおかしくないぐらいの厚みを感じるようになったっけ。
198 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/05/10(月) 04:07:34 ID:ATvkEoLb
乙でした。
評判のイメージでは30越えてそうだけど、こういう性格だから過去では10代、本編で20代だと思ってたな
責任感とか強そうなんで、20代後半とか30だったら少数で冒険して道に迷う云々のエピソードが違和感感じるんだよね……
199 名前:ヽ(;´Д`)ノ ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/05/10(月) 04:29:11 ID:z9TAsmEd [2/2]
3話書きため中。そしてもう寝ます。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) < なるほど、確かにごもっとも。
. | ; (__人__) 数年ぶりに会った旧友にペースを乱された、と
| ` ⌒´ノ 思っていただければ幸い。
. | }
. ヽ } 原作小説でのパパスの落ち着き=年齢(30代くらい?)がベースにあったもので、
ヽ ノ 過去編は確かにちと子供臭いかもしれない。
.> <
| 代理 | 俺もあんまりこのころは世間を知らないしな。
| | ここら辺は次回で書こうと思っています。ご指摘ありがとう。
小説だと真面目におじさん(褒め言葉)くさいです。でも、長いこと恋愛するタイプにも見えないんだよね。この人。
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