杯 の 詩
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杯 の 詩
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|i:¨ ̄ ,、 ┗━…… ……━━━━━┛
|i: /ヘ:\ :i|
.|i:〈`_、/´_`>.、 :i|
|ii~~'、;'´`,'~,;~~~~:i|
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|i::::::;:':::::::::::::::::::::::i|
─|`ー=====一 |
332 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:05:28 ID:eTkbEEoA
【苦みは毒だと云われる】
, ─── 、
333 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:06:28 ID:eTkbEEoA
【喉の渇きを癒す効果があるとはいえ、自ら進んでそれを取り入れるのは愚か者だと思う】
, ─── 、
/ /⌒ヽ⌒ヽ\
334 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:11:06 ID:eTkbEEoA
【――思っていた】
, ─── 、
/ /⌒ヽ⌒ヽ\
/ , ┤ ‘|‘ |、 ヽ
335 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:12:07 ID:eTkbEEoA
【今なら、毒を機械的に処理することなく人間のように取り込める】
, ─── 、
/ /⌒ヽ⌒ヽ\
/ , ┤ ‘|‘ |、 ヽ
. / / `ー ●ー´ ヽ
336 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:13:06 ID:eTkbEEoA
【思考が芒、と、してきた】
, ─── 、
/ /⌒ヽ⌒ヽ\
/ , ┤ ‘|‘ |、 ヽ
. / / `ー ●ー´ ヽ
l / 二 | 二 |
337 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:14:09 ID:eTkbEEoA
【この状態なら、考えずに考えられる】
, ─── 、
/ /⌒ヽ⌒ヽ\
/ , ┤ ‘|‘ |、 ヽ
. / / `ー ●ー´ ヽ
l / 二 | 二 |
| l ─ | ─ l
338 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:15:07 ID:eTkbEEoA
, ─── 、 【嫌な記録を、苦い記憶、いや、もしかしたら甘い思い出に変えられるかもしれない】
/ /⌒ヽ⌒ヽ\
/ , ┤ ‘|‘ |、 ヽ
. / / `ー ●ー´ ヽ
l / 二 | 二 |
| l ─ | ─ l
l | | ) /
339 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:16:04 ID:eTkbEEoA
, ─── 、
/ /⌒ヽ⌒ヽ\. 【自己陶酔の果ての逃避だと、思考は告げる】
/ , ┤ ‘|‘ |、 ヽ
. / / `ー ●ー´ ヽ
l / 二 | 二 |
| l ─ | ─ l
l | | ) /
ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ /
340 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:17:05 ID:eTkbEEoA
, ─── 、
/ /⌒ヽ⌒ヽ\
/ , ┤ ‘|‘ |、 ヽ 【それでいいと、心は思う】
. / / `ー ●ー´ ヽ
l / 二 | 二 |
| l ─ | ─ l
l | | ) /
ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ /
〉━━,-、━━━━く
341 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:18:05 ID:eTkbEEoA
, ─── 、
/ /⌒ヽ⌒ヽ\
/ , ┤ ‘|‘ |、 ヽ
. / / `ー ●ー´ ヽ 【思うままに垂れ流そう。どうせ誰も聞いてやしないさ】
l / 二 | 二 |
| l ─ | ─ l
l | | ) /
ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ /
〉━━,-、━━━━く
/ / ヽフ \. ヽ
342 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:19:19 ID:eTkbEEoA
, ─── 、
/ /⌒ヽ⌒ヽ\
/ , ┤ ‘|‘ |、 ヽ
. / / `ー ●ー´ ヽ 【思えばそう――そもそも僕は本当に野比のび太を更生しようとしていたのか?】
l / 二 | 二 |
| l ─ | ─ l
l | | ) /
ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ /
〉━━,-、━━━━く
/ / ヽフ \. ヽ
343 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:20:08 ID:eTkbEEoA
, ─── 、
/ /⌒ヽ⌒ヽ\
/ , ┤ ‘|‘ |、 ヽ
. / / `ー ●ー´ ヽ
l / 二 | 二 | 【例えるならば、僕が医者でのび太君が患者だとするならば、秘密道具は劇薬だ】
| l ─ | ─ l
l | | ) /
ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ /
〉━━,-、━━━━く
/ / ヽフ \. ヽ
_____
344 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:21:05 ID:eTkbEEoA
/ /⌒ヽ⌒ヽ\
/ , ┤ ‘|‘ |、 ヽ
. / / `ー ●ー´ ヽ
l / 二 | 二 |
| l ─ | ─ l 【その薬は強すぎるから、君はそれに依存するようになった】
l | | ) /
ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ /
〉━━,-、━━━━く
/ / ヽフ \. ヽ
_____
/ - 、-、 \
345 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:22:04 ID:eTkbEEoA
/ , ┤ ‘|‘ |、 ヽ
. / / `ー ●ー´ ヽ
l / 二 | 二 |
| l ─ | ─ l
l | | ) / 【予測してしかるべきだった事のはずだ】
ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ /
〉━━,-、━━━━く
/ / ヽフ \. ヽ
_____
/ - 、-、 \
/ , -| /・|・\|- 、ヽ
346 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:23:10 ID:eTkbEEoA
. / / `ー ●ー´ ヽ
l / 二 | 二 |
| l ─ | ─ l
l | | ) /
ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ / 【困った時の僕頼み。さあ、これで君は僕と離れられない】
〉━━,-、━━━━く
/ / ヽフ \. ヽ
_____
/ - 、-、 \
/ , -| /・|・\|- 、ヽ
/ / U ` -●- ′ ヽi.
347 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:24:08 ID:eTkbEEoA
l / 二 | 二 |
| l ─ | ─ l
l | | ) /
ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ /
〉━━,-、━━━━く 【不良品の僕にとってそれはとても都合のいい事だった】
/ / ヽフ \. ヽ
_____
/ - 、-、 \
/ , -| /・|・\|- 、ヽ
/ / U ` -●- ′ ヽi.
| / 二 | 二 |
348 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:25:19 ID:eTkbEEoA
| l ─ | ─ l
l | | ) /
ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ /
〉━━,-、━━━━く
/ / ヽフ \. ヽ 【情はあった。ただ、そこに利己的な面があった事を僕は否定し切れない】
_____
/ - 、-、 \
/ , -| /・|・\|- 、ヽ
/ / U ` -●- ′ ヽi.
| / 二 | 二 |
| | ─ |__ ─ !
349 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:26:10 ID:eTkbEEoA
l | | ) /
ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ /
〉━━,-、━━━━く
/ / ヽフ \. ヽ
【君を君のままに。むしろ堕落させるように僕は振舞っていたんじゃないだろうか】
_____
/ - 、-、 \
/ , -| /・|・\|- 、ヽ
/ / U ` -●- ′ ヽi.
| / 二 | 二 |
| | ─ |__ ─ !
ヽ ヽ __) /
350 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:27:11 ID:eTkbEEoA
ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ /
〉━━,-、━━━━く
/ / ヽフ \. ヽ
_____ 【都合のいい願いを叶える神様に、人間の本質を変えられる訳がない】
/ - 、-、 \
/ , -| /・|・\|- 、ヽ
/ / U ` -●- ′ ヽi.
| / 二 | 二 |
| | ─ |__ ─ !
ヽ ヽ __) /
\ ヽ _) /
351 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:28:16 ID:eTkbEEoA
〉━━,-、━━━━く
/ / ヽフ \. ヽ
_____
/ - 、-、 \ 【それに――】
/ , -| /・|・\|- 、ヽ
/ / U ` -●- ′ ヽi.
| / 二 | 二 |
| | ─ |__ ─ !
ヽ ヽ __) /
\ ヽ _) /
l━━6━━━━┥
| / \ |
352 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:29:06 ID:eTkbEEoA
/ / ヽフ \. ヽ
_____
/ - 、-、 \
/ , -| /・|・\|- 、ヽ 【今ではもう一つの未来となっている、あの世界。はじまりの未来。】
/ / U ` -●- ′ ヽi.
| / 二 | 二 |
| | ─ |__ ─ !
ヽ ヽ __) /
\ ヽ _) /
l━━6━━━━┥
| / \ |
353 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:30:07 ID:eTkbEEoA
_____
/ - 、-、 \
/ , -| /・|・\|- 、ヽ
/ / U ` -●- ′ ヽi. 【ジャイ子と結ばれた君が不幸だったとは僕には思えない】
| / 二 | 二 |
| | ─ |__ ─ !
ヽ ヽ __) /
\ ヽ _) /
l━━6━━━━┥
| / \ |
, --───- 、
354 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:30:58 ID:eTkbEEoA
_____
/ - 、-、 \
/ , -| /・|・\|- 、ヽ
/ / U ` -●- ′ ヽi.
| / 二 | 二 | 【写真の中の君は穏やかに笑っていたよ】
| | ─ |__ ─ !
ヽ ヽ __) /
\ ヽ _) /
l━━6━━━━┥
| / \ |
, --───- 、
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\
355 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:32:05 ID:eTkbEEoA
/ - 、-、 \
/ , -| /・|・\|- 、ヽ
/ / U ` -●- ′ ヽi.
| / 二 | 二 |
| | ─ |__ ─ ! 【子、孫へ続く未来は君が彼女と結ばれたからこそあるもので、】
ヽ ヽ __) /
\ ヽ _) /
l━━6━━━━┥
| / \ |
, --───- 、
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ
356 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:33:06 ID:eTkbEEoA
/ , -| /・|・\|- 、ヽ
/ / U ` -●- ′ ヽi.
| / 二 | 二 |
| | ─ |__ ─ !
ヽ ヽ __) / 【続いたからこそ僕は君と出会えた】
\ ヽ _) /
l━━6━━━━┥
| / \ |
, --───- 、
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ
357 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:34:12 ID:eTkbEEoA
/ / U ` -●- ′ ヽi.
| / 二 | 二 |
| | ─ |__ ─ !
ヽ ヽ __) /
\ ヽ _) / 【僕と出会わなかった未来で生まれた君の子孫に過去を変えろと言われた】
l━━6━━━━┥
| / \ |
, --───- 、
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐
358 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:35:06 ID:eTkbEEoA
| / 二 | 二 |
| | ─ |__ ─ !
ヽ ヽ __) /
\ ヽ _) /
l━━6━━━━┥ 【そうだったからこそ君と出会えた】
| / \ |
, --───- 、
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐
| l.、, -一 | ー─- lL_
359 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:36:10 ID:eTkbEEoA
| | ─ |__ ─ !
ヽ ヽ __) /
\ ヽ _) /
l━━6━━━━┥
| / \ | 【変わった過去と分岐した未来でも彼は存在している事からして時の流れというものは恐ろしい】
, --───- 、
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐
| l.、, -一 | ー─- lL_
| / \./ | ー-./ !
360 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:37:04 ID:eTkbEEoA
ヽ ヽ __) /
\ ヽ _) /
l━━6━━━━┥
| / \ |
【彼が僕を君の元に送り込むことまでも含めてが正常な歴史として刻まれている】
, --───- 、
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐
| l.、, -一 | ー─- lL_
| / \./ | ー-./ !
、 ' l. /\_ | _/ /\
361 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:38:06 ID:eTkbEEoA
\ ヽ _) /
l━━6━━━━┥
| / \ |
, --───- 、 【・・・・・・幸福の多寡を比べようなんておこがましいだろう】
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐
| l.、, -一 | ー─- lL_
| / \./ | ー-./ !
、 ' l. /\_ | _/ /\
ヽ X  ̄ ̄ /
362 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:39:13 ID:eTkbEEoA
l━━6━━━━┥
| / \ |
, --───- 、
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\ 【君と出会い君に振り回されたあの騒々しい日々を僕は今も記憶容量に残している】
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐
| l.、, -一 | ー─- lL_
| / \./ | ー-./ !
、 ' l. /\_ | _/ /\
ヽ X  ̄ ̄ /
/、二二二二二二二二 く
363 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:40:12 ID:eTkbEEoA
| / \ |
, --───- 、
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ 【機械の僕が人生を語るのもどうか思うけど】
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐
| l.、, -一 | ー─- lL_
| / \./ | ー-./ !
、 ' l. /\_ | _/ /\
ヽ X  ̄ ̄ /
/、二二二二二二二二 く
/ / ( 〒)\ ヽ
364 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:41:02 ID:eTkbEEoA
, --───- 、
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ 【無駄な人生だった】
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐
| l.、, -一 | ー─- lL_
| / \./ | ー-./ !
、 ' l. /\_ | _/ /\
ヽ X  ̄ ̄ /
/、二二二二二二二二 く
/ / ( 〒)\ ヽ
! / / } !
365 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:42:12 ID:eTkbEEoA
, --───- 、
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐ 【でも楽しかった】
| l.、, -一 | ー─- lL_
| / \./ | ー-./ !
、 ' l. /\_ | _/ /\
ヽ X  ̄ ̄ /
/、二二二二二二二二 く
/ / ( 〒)\ ヽ
! / / } !
366 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:43:04 ID:eTkbEEoA
/ / ⌒ヽ./⌒ヽ\
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐
| l.、, -一 | ー─- lL_ 【効率や能率に追われないただ単に過ごしていく日々が心地よかった】
| / \./ | ー-./ !
、 ' l. /\_ | _/ /\
ヽ X  ̄ ̄ /
/、二二二二二二二二 く
/ / ( 〒)\ ヽ
! / / } !
__
367 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:44:14 ID:eTkbEEoA
/ , -{ / ハヽ } 、 ヽ
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐
| l.、, -一 | ー─- lL_
| / \./ | ー-./ ! 【未来でも過去でも人は変わらない】
、 ' l. /\_ | _/ /\
ヽ X  ̄ ̄ /
/、二二二二二二二二 く
/ / ( 〒)\ ヽ
! / / } !
__
/  ̄  ̄ \
368 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:45:13 ID:eTkbEEoA
/ / ゝ _ ノ, ‐ヽ-' \ヽ
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐
| l.、, -一 | ー─- lL_
| / \./ | ー-./ !
、 ' l. /\_ | _/ /\ 【変わらないのはそれが大切な事だからだ】
ヽ X  ̄ ̄ /
/、二二二二二二二二 く
/ / ( 〒)\ ヽ
! / / } !
__
/  ̄  ̄ \
/ ヽ
369 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:46:08 ID:eTkbEEoA
/ ‐┼──- ゝ ノ - ‐一!|‐
| l.、, -一 | ー─- lL_
| / \./ | ー-./ !
、 ' l. /\_ | _/ /\
ヽ X  ̄ ̄ / 【それに理由なんてない。ただ愛おしいからだ】
/、二二二二二二二二 く
/ / ( 〒)\ ヽ
! / / } !
__
/  ̄  ̄ \
/ ヽ
/ |
370 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:47:14 ID:eTkbEEoA
| l.、, -一 | ー─- lL_
| / \./ | ー-./ !
、 ' l. /\_ | _/ /\
ヽ X  ̄ ̄ /
/、二二二二二二二二 く 【むかし、世界中のすべてが君になったら世界がほろぶといったけれど】
/ / ( 〒)\ ヽ
! / / } !
__
/  ̄  ̄ \
/ ヽ
/ |
| , -===- 、i
371 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:48:11 ID:eTkbEEoA
| / \./ | ー-./ !
、 ' l. /\_ | _/ /\
ヽ X  ̄ ̄ /
/、二二二二二二二二 く
/ / ( 〒)\ ヽ 【きっと、働き蟻の3割のようなもので】
! / / } !
__
/  ̄  ̄ \
/ ヽ
/ |
| , -===- 、i
| / ヽ
372 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:49:10 ID:eTkbEEoA
、 ' l. /\_ | _/ /\
ヽ X  ̄ ̄ /
/、二二二二二二二二 く
/ / ( 〒)\ ヽ
! / / } ! 【世界すべてがそれならまた新しい秩序が築かれたんじゃないか】
__
/  ̄  ̄ \
/ ヽ
/ |
| , -===- 、i
| / ヽ
ヽ / | |
373 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:50:10 ID:eTkbEEoA
ヽ X  ̄ ̄ /
/、二二二二二二二二 く
/ / ( 〒)\ ヽ
! / / } !
【なんてのは、自分の無能の単なる言い訳だと分かっているけれどね】
__
/  ̄  ̄ \
/ ヽ
/ |
| , -===- 、i
| / ヽ
ヽ / | |
|_| |_|
375 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:52:06 ID:eTkbEEoA
/、二二二二二二二二 く
/ / ( 〒)\ ヽ
! / / } !
__ 【僕の短くない生の中で、君と過ごしたあの短い時間は一番密度の濃いものだ】
/  ̄  ̄ \
/ ヽ
/ |
| , -===- 、i
| / ヽ
ヽ / | |
|_| |_|
(.__.) |_)
376 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:53:13 ID:eTkbEEoA
/ / ( 〒)\ ヽ
! / / } !
__
/  ̄  ̄ \ 【最後のその瞬間まできっと覚えているだろう。】
/ ヽ
/ |
| , -===- 、i
| / ヽ
ヽ / | |
|_| |_|
(.__.) |_)
│ -● |
377 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:54:05 ID:eTkbEEoA
! / / } !
__
/  ̄  ̄ \
/ ヽ 【忘れたとしても、思い出すだろう】
/ |
| , -===- 、i
| / ヽ
ヽ / | |
|_| |_|
(.__.) |_)
│ -● |
| | |
378 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:55:11 ID:eTkbEEoA
__
/  ̄  ̄ \
/ ヽ
/ | 【そんな風に、僕は手の中の盃が空になるまで傾けるのだった】
| , -===- 、i
| / ヽ
ヽ / | |
|_| |_|
(.__.) |_)
│ -● |
| | |
⊂二二⊃⊂二⊃
379 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:56:02 ID:eTkbEEoA
_______
|i:¨ ̄  ̄¨.: i
|i: :i|
.|i: 、 :i|
|i /ヘ: \, :|
|〈`_、/´_` > i|
|i '、 ;'´'/ :i|
─|`ー=====一 |
┼ヽ -|r‐、. レ |
d⌒) ./| _ノ __ノ
380 名前:小豆 ◆J0wXpmBJqA[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 21:58:04 ID:eTkbEEoA
投下終わりです。
反省点が多すぎる話になったのですが、まあそれはそれで。
見えているなら次に頑張りますってことでどうか。ひとつどうか。
では次の投下前にお会いしましょう。
383 名前:どこかの名無しさん[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 22:03:42 ID:3/gpFAeI
乙ー
どことなくほろ苦い話ですな
384 名前:どこかの名無しさん[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 22:45:10 ID:aGK8kHoc
乙でした
しんみりするなぁ
385 名前:どこかの名無しさん[sage] 投稿日:2012/04/02(月) 23:20:35 ID:umf/ViS.
お疲れ様です。
何かグッときちゃったよ。
あくまで「セワシの幸福」の為にドラは来てるんであって、のび太がより幸せになったのかは解らない…