【闇薙】異世界で奴隷派遣業【純愛】前編
ヤンデレが足りない。
ということで今から、短編を投下します。
難易度はいつもどおりかな?
4088 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 19:06:25 ID:SKTqCpbw0 [2/54]
ヤルオ・ニュウソクデという少年がいた。
剣と魔法が息づく物語の様な世界に生まれ落ちた凡庸な少年。
彼に与えられた特異はない。
特異はないが、彼には経験値が与えられた。
強くてニューゲームである。
____
/― ―\
/ ● ● \ えっと……前世の記憶?
|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |
> ィ’
4092 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 19:09:50 ID:SKTqCpbw0 [3/54]
そう、彼には前世の記憶があったのである。
まあ、前世の記憶があってたところで、前述した通り、
彼には特異ともいえる才能はない。
前世でも凡人だった彼に、幾らファンタジー世界に転生しているとはいえ、
戦闘など行えるはずがない。
事実、彼の前世の倫理観が邪魔をして、モンスターを殺すことなどできはしない。
____
/ ノ ヽ_\
/ ○ ○ \ 血しぶき……
| ⊂||(_,、_,)||⊂| いや、ムリムリムリ。
ヽ (_.ノ ィ’
4095 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 19:12:10 ID:SKTqCpbw0 [4/54]
だからと言って魔法に逃げる事も出来なかった。
なぜなら、彼には前世の経験がある。
そしてその前世では魔法なんてものは存在せず、
はなからそういった物がないことが、普通であった彼に、
魔力なんてものを感じ取れと言う方が理不尽だろう。
____
/― ―\
/ ● ● \ 感じろって言われても……わからんお。
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ i⌒ヽ
/ λ )
4100 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 19:17:16 ID:SKTqCpbw0 [5/54]
まあ、そんな彼を心配した両親たちは、
裕福であったことも手伝い、彼にいろいろな習い事を課した。
しかし、その習い事に適応できるかどうかはまた別の問題だ。
良く、異世界転生ものなんかで、ナチュラルに毎日毎日剣の素振りだの、
鍛練だのをこなす主人公が見受けられるが、
前世でそんな鍛練の経験をしたことがないような一般人が、
自らの意思で辛く苦しい鍛練をこなせるかどうかははなはだ疑問である。
当然やる夫は特殊な才能もなければ、
特別勤勉と言う訳でもないごく普通の日本人サラリーマン的精神の持ち主である。
鍛練なんて三日持てばいい方だ。
____
/ ノ ヽ_\
/ o゚⌒ ⌒゚o.\ 明日からがんばればいいお。
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ ィ’
明日からやればいいと言うのは、
生涯、やらないということと同義である。
生涯やらなかったことが、記憶を引き継いだ程度で
来世に出来るはずもない。
当然の事だ。
4104 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 19:23:48 ID:SKTqCpbw0 [6/54]
まあ、そんなダメダメな人間な彼だが、
いくつかいいところだってもちろんある。
ひとつ目が、衛生観念だ。
日本人特有の綺麗好きと言っても良い。
彼は実家が裕福なのをいい事に、自宅に風呂を作った。
その世界の生活レベルからすれば、目を見張るようなぜいたく事ではあるが、
出来の悪い息子ほど可愛いのか、
彼の両親は、そのわがままを受け入れた。
まあ、そのわがままが受け入れられたのは、
彼が、それ以外に特にわがままを言わない少年だったというのも大きい。
この辺りは、両親に逆らうと飯が食えなくなるという、子どもらしからぬ打算が働いていたようだが、
そんな彼が、両親に初めてねだったもの。それが風呂だったのである。
親バカである彼等の両親は、それを快諾したのだった。
____
/― ―\
/ ● ● \ 一日の終わりには風呂に入りたい。
/⌒ヽ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/⌒i
ヽ ヽ __ ィ’ /
ヽ /
} /
4106 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 19:26:14 ID:DAri/lpQ0 [4/27]
水代、薪代とか考えると凄い金持ちってことになるなw
4108 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 19:26:51 ID:cBwt9HLY0 [4/34]
風呂が贅沢品レベルの文化、文明か
4111 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 19:30:55 ID:SKTqCpbw0 [7/54]
そんなやる夫が将来について真剣に考え出したのは
二つのきっかけが必要だった。
一つ目はこの世界の奴隷の立場を知った事だ。
この世界における奴隷は、基本的に人の扱いをされていない。
いくら使いつぶそうが、誰にも文句を言われない存在。
幾ら低賃金で働かせようとも、絶対に訴えられることが無く、
魔法によって絶対服従を誓わされ、
基本的には絶対に主に逆らえない存在。
____
/― ―\
/ ● ● \ ←元中間管理職
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ ィ’
それは中間管理職として、下の給料その他もろもろを管理していた彼にとっては、
あまりにもおいしすぎる存在。
4112 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 19:32:05 ID:iSIM.iLQ0 [3/13]
う わ ぁ ww
4113 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 19:32:13 ID:cBwt9HLY0 [5/34]
>あまりにもおいしすぎる存在。
面白くなってきますたwww
4121 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 19:38:39 ID:SKTqCpbw0 [8/54]
二つ目はこの世界があまりにも、
そう、あまりにもテンプレート的世界であったという事を知ったときだろう。
即ち、この世界にはLv、ステータス、スキル、経験値、魔物、ギルド。
こういった物が存在するということである。
無論、この中でやる夫にはLvもステータスもスキルもまるで関係はない。
基本的に関係があるのは魔物とギルドの存在だけである。
即ち……
____
/― ―\
/ ● ● \
|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ | こら……派遣業してバックマージンとるしかないでぇ。
/⌒l ィ’
/ / ヽ
| l Y |
と言うことである。
無論この仕事に派遣するのは奴隷である。
つまるところバックマージン=奴隷がギルドで稼いできた収入-奴隷の維持費
という計算が成り立つ。
人件費がほぼゼロの派遣業、儲からないわけがない。
4129 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 19:46:12 ID:SKTqCpbw0 [9/54]
その事を知ってからのやる夫は計画を立てた。
しかもかなり詳細な物をである。
まず最初に行ったのは奴隷調査だ。
派遣業をする以上、派遣する者の素性はきちんと調べなければならない。
日本人らしい感覚だった。
結果判明したことはいくつかある。
一つ目、子どもは安い。
当然である。基本的には労働目的のための奴隷である。
成長するまでに時間がかかり、また一人前になる前に病気やけがなどで死んでしまう可能性がある以上当然のことだった。
____
/― ―\
/ ● ● \ 労働力にならないもんねェ。
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ ィ’
4136 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 19:53:55 ID:SKTqCpbw0 [10/54]
二つ目、とある一定の目的のための奴隷以外では女の方が安い。
これは一つ目の理由に準じるが、体力的に男の方が女よりもすぐれているため当然。
三つ目、亜人種は安い。
まあ、剣と魔法のファンタジーではよくあることだが、
この世界の種族間の関係はさほど良くない。
また、やる夫の住んでいる国は帝国である。
帝国にとって亜人種の奴隷は即ち、戦争の戦利品であり、
そういった風潮から、亜人種を蔑む風潮が帝国にはある。
まあ、多かれ少なかれ自分の種族が至高という考え方はどこにだってある。
地球にだってある。当然の話だ。
____
/― ―\
/ ● ● \ 気にしなけりゃいいレベル。
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ i⌒ヽ
/ λ )
地球まれのやる夫にはあんまり関係ない。
両親も、元は帝国外の育ちのためあまり気にしない性質である。
4142 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 19:57:39 ID:SKTqCpbw0 [11/54]
そして最後にレベルの低い方が安い。
ステータスなんてものを簡単に測れるため、これも必然的なことだが、
高レベルの存在はそれ相応に値段が張る。
つまりこれらの事を総括して、奴隷を購入するとなれば……
____
/― ―\ 亜人種かつ性別は女、
/ ● ● \ レベルは低く、年齢も……まあヤルオくらいで
/⌒ヽ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/⌒i 健康的であればなおよし。
ヽ ヽ ィ’ /
という総括に落ち着いた。
要するに日本最古のロリコン物語の模倣である。
4152 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 20:02:54 ID:SKTqCpbw0 [12/54]
そしてやる夫が次に行ったのは……
ギルドの調査である。
当然の事だが仕事の内容も解らないのに、
派遣業を行うような馬鹿はいない。
始めて行ったギルドで、そのギルドの説明を鵜呑みにして
そのギルドに入会するとか言う、
そんな無謀な行いは、元中間管理職としては認められない。
ギルドの仕事内容について、徹底的に内容を洗った。
等と書くと、カッコよく聞こえるが、実際はただの聞き込み調査である。
まあ、聞き込み調査と言うよりも
____
/― ―\
/ ● ● \ おにーさん、おにーさん。
/⌒ヽ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/⌒i 今日も武勇伝語ってくれお。
ヽ ll|l (_ノ ll|l /
从l||l |l||l从
( ⌒ ) ( ⌒ )
4158 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 20:07:54 ID:SKTqCpbw0 [13/54]
_,'"' l:.l:::::::::::::::::;;;l::l 'l:::::::::::
_,ゝ 'l::l::::::::::::::::;;;;l::l::::::::::::::::::::::::::ヽ::...:::
冫 l::l;:::::::::::::::::::l::l:::::::::::::::::::;;;;;;;;;;ヽ::::
,ゝ ミ"/ハノ,;l::l:::::::::::::::::::ヾヽ::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;
ゝ,,,_ ミ /'/ハ/ヾヽ:::::::::::::::;;;ヾヽ::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;/: 任せろ。
,;/ 'i ,;'"",,,_ 'ヽ ヾヽ:::::::::::::;;;;;\\;;;;;;;;;;;;;/;;;:::: たっぷり語って聞かせてやる。
l∂''" ,,_''ヽ、, ..::::ヾヽ:::::::::::::::;;;;;ヽー―";;;::::::::::
lヽノ ヽO ヽ"..::::::ヾヽ:::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::
i' :i  ̄~"" ,,_i"'ヾヽ、::::::::::::::;;;;;;;;;;;::::::::::::::::: ←子ども好きなのに顔が怖くて
,i' :ヽ _:: l::::::/\\:::::::::::::;;;;;:::::::::::::::::: 子どもから避けられて、
ー' ̄V :. \ 、__:::::"/ \ヽ,::::::::::::::::::::::::::::::: 今まで武勇伝語りとかしたことのない、
ヽ ヽヽ\ ..:::.. \ ー::/_ ヽ、:::::::::::::::l"ヽr-、:: 若手のホープ。
ヽ\ヽ \ ::.. ::...\__//'"::::::ヽ-、..,,_ "'ヽ:::::::\~ヽ,ヽ
ヾ丶\:.ヽ\::. ::.._,,..-‐''":::::::::/::::::::ノ::ヽ "''iー'l l
実際にギルドに働いてる人をおだてて、
その人の武勇伝を聞かせてもらっただけの事である。
無論、話の内容は玉石混合だった。
だが、多くの人の武勇伝を聞き、
また、その話してもらった内容の裏付けに、
住んでいる都市の図書館(裕福な家庭にのみ公開されている施設)を利用することで、
その情報は年月を経るにつれて正確になっていった。
4167 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 20:13:07 ID:SKTqCpbw0 [14/54]
そして、二年の月日が過ぎた。
やる夫9歳
____
/― ―\
/ ● ● \ よし、やってやるお。
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ i⌒ヽ
/ λ )
やる夫、遂に動く。
一つ目の関門は親の説得だ。
奴隷が欲しい。その事に対して、やる夫の両親。
__
_,,,, -‐''''.´ ̄  ̄'''ー=x
/''::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'=、
/::::::::::::::::::::._;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_::::::::::::::::::::|
::::::,, -''゙ ̄_ ,,. __ _x_ __ `'''::、::::::::i 別にいいよ。
゙Y゙ ィ '´_,,,;;::==--竺:-=::ミ、-.`ュノ ただし、世話はちゃんとする事。
=:}''ッ〔c_゙::::::::::: ..:::::::::::::::::::..`‐ミ{ 登録もきちんとすること。
:Tヽ;:;;/`'ァ‐。x;;;,___,,,;;;;ィTi、__ 死んだらお墓も立てる事。
.{.iヽY (_ _ノ〉 K(´゚ )`l:/ }::::、゙ヽ、
::ヾ,`| | ゙ー ,lイ /;;:;:ヾ、::.\
,w'゙Yl rV'〉 .,!ソ'' "ミ::jノ:::::::::::`ー
, .}ミi、 ` ' /ミリ ミ ミ::::::::::::/i::::..
ミ,, ヾiミヽ, -=ニニニ= ,,ムジ ,,ミ'゙::;ィ゙:://:::::::.
:::ミi, l:;:;ゞiミx、_ _,,,イミジ 彡゙://::/./::::::::::::
:::::::ミ、ヾ、:;゙ヾi}エケZ゙エヅ:/ ミ:;ィ゙ ,,イ::j'./:::::::;;;;_::
あっさりと承諾。
この世界の奴隷に対する価値基準が解る言葉である。
4168 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 20:13:29 ID:iSIM.iLQ0 [5/13]
これは魔王の血統ですわww
4171 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 20:14:05 ID:cBwt9HLY0 [12/34]
やっぱりこの家に生まれたのが最大の幸運だったな>やる夫
4172 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 20:14:08 ID:xV3b5vpw0 [4/7]
この人のコネなら安心だわwwwwwwwww
4180 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 20:18:21 ID:SKTqCpbw0 [15/54]
二つ目の関門。奴隷の購入である。
まず一番最初にやる夫が求めた奴隷は頑丈である奴隷だ。
無論子ども、女の子の中で比較的と言う前提は付いているが、
その辺は仕方がない。
よって、エルフ族は除外。
そもそも、亜人の中では一番高いし、気位も同じく。
よって、一番手に買い求める奴隷ではない。
金髪美少女と言う言葉にひかれた気もしたが、気のせいだ。
と言うかそもそも、やる夫の資金(二年間何も使わずため続けたおこずかい)的に考えて、
亜人種の中ではあんまり高くない種族しか買えない。
そんな種族の中で、一番頑丈な種族と言えば……
____
/― ―\
/ ● ● \ 巨人種か。
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ ィ’
4191 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 20:24:44 ID:SKTqCpbw0 [16/54]
巨人種。
人に最も近く、同時に人より最も離れた種族と言っても過言ではない。
その性格は凶暴で、子どもでありながら大人と同じくらいの背丈があり、
大きいものなら5メートル近くにも成る。
大人の男奴隷であればそこそこの値段で取引されるが、
子どもしかも女の奴隷ともなれば、
労働奴隷としても、性奴隷としても中途半端。
よって、値段は安い。
また性格的に凶暴であるとされ、多くの種族から敵対視されている。
と言う種族である。
____
/― ―\
/ ● ● \ まあ、あらゆる種族から
|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ | そういう扱いを受けてりゃ、
/⌒l ィ’ 身を守るために凶暴にもなるわな。
/ / ヽ
| l Y |
4198 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 20:31:24 ID:SKTqCpbw0 [17/54]
やる夫君の最初の奴隷さん誰がいい?
別に身長大きそうなキャラじゃなくても良いよ。適当に選びます。
安価↓4~10まで
4220 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 20:39:25 ID:SKTqCpbw0 [18/54]
そして彼女と出会う。
____
/― ―\
/ ● ● \ ……えっと君が……
|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |
> ィ’
___
-===-、/ }
/二二二二{/ /
|二二二二ニソ{ -くニ=- 、
__人二斗= ''" /}__〉二ソ
γ二ニニ=---=ニ二二二斗〈
乂二二二二二二斗.::、::::::::::.
.  ̄ |::::::::苡、:::.、`ー=ミ\:::::::.
|:::::::人 \\人〉 ̄ ̄ \
人/::/>r \∨{:: ::|/:: :∧
. 〈::_:: :: 〈:: :: |/襾)' j:: :/:: :: :: :: |
. ∨:: ::./::_::_|/Υ∨::_{ :: :: :: :: :ト.
|:: /::/:: :: `~~´:: :/:: :: :: :: /{::::\
/:/l: ::/::/::: :::l:: :: ::/:: :: :: ::./::.|:::::::::\
ノ/::.l: :{:: |:: |l ::|:: ::./:: :: :: : /:: ::ト、 ::::::::::\
. 〈::.\l:_:{::_|::_|l_::l::_:/:: :: :: ::/\:: !::L:::::::::::::: \
黒い服装で全てを覆った少女だった。
少女と呼ぶには少々以上に育っている、と言うか、並みの成人男性よりもでかいが……
それでも、成程幼いという印象をどこかに受ける少女だった。
4225 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 20:40:30 ID:Bb1c6.Rc0 [9/26]
おおきい(小並感)
4227 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 20:41:33 ID:sFiPwJQ.0 [9/17]
咲の大きい人だ
4229 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 20:42:59 ID:cBwt9HLY0 [18/34]
原作197cm
4230 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 20:43:53 ID:SKTqCpbw0 [19/54]
/:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ヽ
/::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::',
/::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::',
{:::::::::::::{i::::ハヽ:::::::::::ヽ:ヽ_::::::::::::ハ:::::::',
|::::::::::::ハ::(__ヽヽ:::::::::::V \::::::::ハ:::::::ヘ ……ヒッ
{:::::::::::ハY´ ヽ \::::::::::\__ィ::::::::ヘ::::::ハ
. V:::::::ゝ ゝ_ノ ヽ:ヽ:::::::\:::川:ヘ::::::ハ
V::::::ハ (__ノ ヽ:、`ヽ三ミ:\:::ヽ::::ヽ
V:::::ハ ` /:/\::\:::\:ヽ
i::::ii:ヽi ⊂つ (:(ィ:::::ヽ:::)::::::ヽ:\
V:jj:::::j:>..._ /ヽ{::::i::/:/::::\:::\:ヽ
びくりと全身を震わせて後ずさる。
自身が奴隷である事を理解させられているそんな姿。
腕に光る魔法の腕輪の色が鈍い光を放っている。
そんな彼女に彼は……
____
/⌒ ⌒\
/ ● ● \ はじめまして。
|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |
> ィ’
と声をかけた。
これはやる夫が奴隷と言うものを認識しながら、
その理解が精神にまで及んでいなかったが故の反応だ。
奴隷を扱う普通の人々にとって、奴隷に向かってあいさつすることなどありえない。
4232 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 20:47:13 ID:SKTqCpbw0 [20/54]
/:::::/::::::::::::::://!:::::::::::::::::::::::::!::::::::::∨∧
. /:::::/::::::/:/:::// l::::::::::::::::l:::::|::|::::l::::::::∨∧
. /:::::/::::::/:/:::/ l::::::::::::::::l:::::ト|::::|::::::::::∨∧
.′::′::/:/,l:::|-‐ l::::::::::::::::lヽ:||::|:::::::::::::l::::::|
|::|:::|::::::l/´ l:::| ∨ ::::::::::l !||∧:::l:::::::l::::::|
|::|:::|::::::| 八|___`ヽ∨:::::::::l ノ'_ノ'__ リリ:::::リ:::::リ あ……
|::|:::|::::::| ,,ィ て心ヽ ∨::::∧/て心∨:::::/::::::{
|::|::」:::::〃 {_ リ l∨:::∧__リ':::::::∧::::::|
|::|(_|:::::l て )~ }/∨::∧-'/::::/::::|::::::|
|::|:::::::::ヘ l /```` ' \:::∨/`∧八:::::
|::l:::::::::l込. |l /∧::\/::∧:::ヽ|
|::l:::::::::|::::介o。. ~ー~ーl/ .∧::::∨::∧::::::\
|::l:::::::::l::/:::|:::::::::≧=----=≦:/::::}::::::}:/:::∧--- \
. ノリ::::::::リヘ三三三三三三三三三ヲ三厂 ̄ \ \
/ /:::::::/ \`≪三三三三三三≫'彡イ/ / \ \
その言葉が少女の怯えを少しだけ緩和した。
無知の音と罵声を日常とした彼女にとって、
そんな風に挨拶されることはなかった。
かつて失った、あの優しき日々以外には……
____
/― ―\
/ ● ● \
|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ | んじゃ、立ってとっとと行くお。
/⌒l ィ’
/ / ヽ
| l Y |
まあ、本人は社会人の基本。
取りあえず挨拶と言う魂にまで沁みついた日本人(シャチク)精神(コンジョウ)に従っただけで、
別に特に意識したわけでもなかったのだが。
4236 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 20:50:52 ID:SKTqCpbw0 [21/54]
外に連れ出された世界。
それはトヨネと名乗った彼女にとっては、久しぶりの光のあたる世界だった。
がたがたと、何を命じられるのか、これからの事を不安に思っていた彼女に、
やる夫が一番最初に銘じたのは一つだ。
____
/― ―\
/ ● ● \ 取りあえずうち着いたら風呂な。
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| 臭いがひどい。
ヽ i⌒ヽ 清潔感は、社会人にとって常識です。
/ λ )
::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
:::/:::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::\::::::\
:::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::ヽ::::::::ヽ
::|::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::::::';::::::::::.
::|::::::::::::::::::::::::::::/:::::l:|::ト、::::::::::::l::::::::::::. ……え?
::|::::::::::::::::::::::::::/ }::::l:|::! }:::::::::::lト、::::}i::.
:::::::::::::::::::::::::::/_/:/斗 /:::::::::::::l }:::ハ::|
::::::::::::::::::::::::/ /::イ ;シ ':::ヾ:::::::::レ:::/ }j
:::::::::::::::/:/ ,斗f笊` .{:::::::ハ:::::::/ 〃
::::::::::/::::{ ヽ. Vソ V::/ .::::::} /
:::::::/:::::::八 ´ ” 乂 /::::/
::::::{:::::::::::::::} /'::/
::::ハ::::::::ハ:::. _ノ''"
:::{ :::::::{ |:::} ´ノ/
::::}>::::::リ:/ /::/
::::リ /i:::{:/≧=ァ'::::::{
その言葉は聞きなれない言葉だった。
いや、聞いたことはある。
だけどその待遇は、奴隷に与えるにはあまりにも破格が過ぎて……
けして言ってはならない、疑問の言葉を出してしまった。
4240 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 20:57:26 ID:SKTqCpbw0 [22/54]
____
/― ―\ いや、だから風呂。
/ ● ● \ うちの風呂使っていいから。
/⌒ヽ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/⌒i さっさと綺麗にするんだお。
ヽ ヽ ィ’ / 働いてる人間の身だしなみは、非常に重要なんだお。
だけど、そんな事にやる夫は意を返さない。
新入社員教育で、上司に意見する社員なんざ腐るほどいる。
そいつらに懇切丁寧に教育を施すのは、彼の仕事だった。
その経験が今に生きている。
少なくとも彼はそう信じている。
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::/__-/::::::/ 从::|二\\
|::::::::::::: / :: :::::::::::::::::|:::::::::::::// ‐v::: : / /:::::::|二二\\
|::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::|:::::::/ {{ / /::::::/ /::/:::::|二二二\〉
|::::::: :/::::::::/:: :::::::::::::l: :./ ∨ ゚/::::::/ /::/:::/l:| ̄ ̄ ̄ ̄
|:::::::/::::::::/:: :: ::::::::::::|::/ ^~`/:::/ ∨::/ ノ' あ……はい。
|::: /::::::::/:::::::::::::::::::/l/ ''''// ∨|
|::/::::::::/:::::::::::::::::::/ 、 / __, /::::|
l/::::::::/::::::::::::::/ ̄\ ト ../ ‘' ..イ::::::::::|
/::::::::/::::::::::::::/ \_{-、:::::: ̄|::::::::::|:::::::::::|
. /::::::::/::::::::::::::/\ \_}::::::::::|::::::::::|:::::::::::|
/::::::::/::::::::::::::/\ \ /||::::::::::|::::::::::|:::::l:::::|
だけど、その言葉は彼女には毒が強い。
猛毒が過ぎる。
だってそうだろう。
それは当然だろう。
悲惨な運命を覚悟していた。
悲劇的な未来へ続くレールを走っていたはずだ。
なのに、なのに、その絶望は甘く切ない希望にとって変わられてしまった。
その絶望があまりに深いが故に、その希望は自らの命よりも遥かに大切な希望に……
4242 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 20:59:01 ID:Iy4RIMvg0 [3/14]
…仕方ないね(棒)
4246 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 20:59:56 ID:VVCnaG1A0
絶望が裏返った…w
4248 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 21:02:59 ID:Bb1c6.Rc0 [11/26]
どうみても地獄におちてきた蜘蛛の糸です、綺麗な蝶がからみとられてしまいました
4249 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 21:03:13 ID:SKTqCpbw0 [23/54]
それが彼女と彼の最初の記憶。
あまりにも甘美な。
絶望の後に来る希望は麻薬の味にも似て……
____
/― ―\
/ ● ● \ 取り合ええず初仕事だお。
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| 畑に出る、魔ネズミ(雑魚モンスター)退治の依頼受けたから。
ヽ i⌒ヽ 頑張ってこいお。
/ λ ) 戦略はきちんと立てといたから。 ←日¥日本人によくいるマニュアル化大好き人間
その繰り返す日々は、その完備足る日々への依存度をただ高めていく。
-‐=====‐-
∠二二二二二二\
_∠二二二二二二二二\
-=====-- __ / ` -=ニ二二二二二二二∧ _
-=ニ二二ニ=-- __ -=ニ二二ニ/ 〉
`7マニニニニニ=- ___ / (
. 〃:::::/::/:/|::::::`マ二二二二ニ==-- __}--- . わ、わかったよー。
. |l:::::::l:|::|/、 |l:::::::::{\:::::::\二二二二二二二二>、 頑張ってくるね、マスター。
. 八::::从斥ミ八::::::::\_\:::: |:::::::::::::::::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\::| _Vツ \:::::、\刈::|:::::::::::::::::|
|:| ,,, \l\:Ⅵ::!:::::::::::::::::!
圦 ′ | ):ノ从 : :::::::::::|
|:|::\ r ¬ ,ノ /:::::::::::::::::::::|
|:|:::::::l\ . . ::{\::::::::::::::::::: |
___ |:|:::::::|:::::: ̄}: : / ∧::::\: : ::|
. /___} |:l/【 ̄//{-‐ /:: l\::::\::|
_/ ‐┐lノ //:: ::.|:://襾, /:: :: ::|:: ::\::::\
そしてまた、二年が過ぎた。
4250 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 21:04:06 ID:DAri/lpQ0 [19/27]
忠誠度MAXどころか依存度も含めて天元突破かw
4255 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 21:09:20 ID:wIsimVVY0
あぁ!どっかで見たと思ったら、これ暗殺者の育て方に似てるわ!!
4258 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 21:11:08 ID:T8U8wip20 [7/11]
>>4255
ワロタw そうみりゃそうだな
4261 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 21:13:37 ID:SKTqCpbw0 [24/54]
唐突だが、ギルドの依頼をこなして食べて行く人間の事を冒険者と言うが、
その冒険者はかなり、割のいい仕事だ。
むろん、熟練すればという前提と、1年目の離職率75%、以後も同じペース。
と言う事を考慮にいれなければだが。
逆を言えば長く続けられる人間は、それだけで優秀な人間であり、
ある一定のレベルともなれば、数カ月に一度それなりに大きな依頼を行えば、
後はずっと遊んでいられる程だ。
だが、冒険者がそれほど大きく成功したという事例はあまり聞かない。
何故か。
1つめが人間の欲望と言う奴である。
依頼を来なし、多くのお金を得られるようになればなって行くほど、
人間と言う種はリスクリターンの測りを読み違うらしい。
長く続かない理由の一つ目だ。
____
/― ―\
/ ● ● \ えっと、トヨネは19レベルだから
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| この仕事が安全マージンぎりぎり。
ヽ i⌒ヽ この仕事から三つ難易度を下げて。
/ λ ) よし、トヨネ。本日の仕事が決まったお。
...-‐::::::::::::::::::‐-...
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
. /:::::::::::::::::::::::::::::|∨:::::::::|::::::::::∧
. /::::::/::::|:::::|:::::::::::l ∨::::::|::::::|:::::∧、
/::::::::|::::::|::l::|:::::::::::|斗l:::|::::|::::::|:::::::∧\ うん、頑張ってくるよ。
. |:::::l::::|::::::|::l::ト、::::::∧ リ八从:::∧::::::∧ |
. |:::::l::::|::::::l八l \:::::::V爪,ハ∨:::|:::::|::::l |
. |:::::l::∧∨爪ハ \:::之炒/::::リ: : |::::l |
. |:::::l:::::∧ヘV炒 , lノ\∨::::/|::::::|::::l |
. ∨:|:::::::∧ ∧∨|::|::::::|::::∨
\::::::::分、 - ' / ∧‘|::|:::::リ::::::.
\:::::|:::|≧=-- .._../ |::|::|:::/::::::::::.
∨|:::|:::::|:::::〃} /|::|::l/|\::::::.
4269 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 21:17:24 ID:SKTqCpbw0 [25/54]
二つ目は冒険者と言う奴の性質である。
彼等はその命のやり取りに、全てをかける。
宵越の銭を持つことを嫌うと言うべきか。
それは、命のやり取りをするが故に、金銭にあまり執着しないが故に。
... -―━―- ...
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. ′:/:::::/|:::::|::::::{:::::::::::|:::::::::::.
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|:::l:|:|::::|_l::八::::::::'__\|:::::||::::|
|:::l:|:l::くVツ` \::::',ツ |:::::リ::::| 終わったよー、マスター。
八从{:∧''' ' \' /:::/::::: |
|::::l::::込、 Vフ /:::/:::|:::::|
|::::l::::|::::::::} ー‐ {:::::::{:::::{: : |
. __/_:/__」/~\__彡へ;」___|:::::|
/: :∨: :.|: ∨ /_∨ /:: ::/:: ̄\
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/― ―\ よし、よくやったお。トヨネ。
/ ● ● \
/⌒ヽ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/⌒i
ヽ ヽ ィ’ /
4277 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 21:24:48 ID:SKTqCpbw0 [26/54]
.... -――- ....
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/:::/:::::::/i ::::::l\:::::::: |::::::::::::::::.
/:::::i:::::::/八::::::| \::::|:::::::::::::::::| えへへ、撫でて撫でて。
{::::/|::::::i (_) \i (_) r‐、::::::::::::::|
八/ :|:::(圦////\///} }::::::::::::::\
|::/\\___ .ィ_ノ::::::::::::::::::::\
.:/: : ::У/l_∧_/: : :〉-- 、:::::`ト ::::\
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//: : :::∧i/\/} : : : i: : : ::|:::::: | \:::i
//: : : :/: : | ,/: : |: : : ::| : : : |:::::::::\ )ノ
. \ー―――‐=彡/ : : : : /\: !〈 : : : /|: : : ::∨: :|::::::::::: \
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/― ―\
/ ● ● \ 全く、体はおっきいのに、
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| まだまだ子供だお。
ヽ ィ’ やる夫11歳 139cm トヨネ10歳 440cm
そして、そのあたり、やる夫は完璧である。
まずは、その仕事にかかった経費を引き、
トヨネの装備の整備費用、アップグレード費用を引き、
普段の生活用の費用、トヨネに与える飴としてのおこずかい費を引き、
きちんとした利益を基に、新たな企業戦略を練る。
4279 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 21:25:13 ID:Iy4RIMvg0 [6/14]
でけぇwww
4285 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 21:26:06 ID:XhZDJp4c0 [2/9]
> 440cm
でかい(小並)
そしてやはり日本人の考える維持費には福利厚生がカウントされていた
4289 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 21:28:18 ID:aS42hC060 [3/14]
徹底したマネージメントだなwww
4293 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 21:30:27 ID:SKTqCpbw0 [27/54]
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|::l::::::::|:::::::∧{ |::::::::::::::|:::::::::::::::::::\::::::::::::::i::::l::::::|
|::l::::::::|:::::/,_ ) |i:::::::::::::|::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::l::::|::::::| えへへへ。
|::l::::::::|::::{ _ ̄八::::::::::::\:::∧:::::::::::::::::|:::::::l::::l`l:::|
l八::::::|:::从ァえ心\:::::::::::::《´ \:::::::::::|:::::::i::::|.ノ:::|
| \j:::∧人V炒' \::::::::::\~ \::::::::::::∧::!::::::::.
|:::::∧ ,,, , )ノ\::::::\'' \|:::/:::::::\::::::..
|:::::::∧ `ー‐ \ 厂:::::\:::::\:::::.、
l:::::/:::込、 、 ノ /{:::::::::::::::\:::::\:::\
/::/:::/:::::/>:... / ∧:::::::::::::::::::\::::\:::\
. /::/:::/:::::/::::::::::/:::>-- ´ / }\::::::::::::::::::\::::\:::\
/::/:::/:::::/::::::::::/::〃 /{∧ / i \::::::::::::::::::\::::\:::\
. /::/:::/:::::/::::::::::厶イ /ハ / | { ̄`丶 ::::::::\::::\:::\
____
/― ―\
/ ● ● \ んじゃ、明日は安息日だから、
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| また好きな事やっていいお。
ヽ i⌒ヽ おこずかいは渡しておくから、
/ λ ) ちゃんと帰ってくるんだお。
そして、その戦略が実を結び、新たな奴隷を購入できるめどが立ったのだ。
これで、パーティを組ませることができる。
やる夫の構想は膨らんでいく。
もはや、奴隷に対する対応ではなくなっている気がやる夫もしているが、
まあ、上手く行っているので問題はない。
安価↓4~10好きなキャラをどうぞ。
4314 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 21:38:09 ID:SKTqCpbw0 [28/54]
その日が、彼女にとっての転換の時だったのだろうということは覚えている。
奇跡的な、運命的な、何もかもが入れ替わる日。
諦めていた感情が、全て塗りつぶされた日。
____
/― ―\
/ ● ● \ これが、狐族?
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ i⌒ヽ
/ λ )
その顔に憎悪した。
その顔に殺意を抱いた。
何も知らぬこのガキに、これから生涯をかけて使える羽目になることに、
心が踏みにじられる。
奥歯をかみしめる。
だけど、その表情を全てかくして、私は笑って見せた。
人ニニニ‐- ミニニ,ム ‘, \ \
Yニニニニニ\ニム ゝ、 / ‘.,
ノニニニニニニニY { ヽ/ iト、. ‘.,
. 人ニニニニ-―= { 乂, / ,ィ } ヽ , ゝ、 タマモと申します。
`┐ニ=-‐ '''´/ハ, / , / li } V{ 、 ヽ マスター。
, ´////////{//} /イ {i li ,/,,_} ' ‘,ー一
////////////i{//} '´ / i{i _/__|i ;' ィハ 》∧ i} i}
. ////////////// {//}. / {i ´ ̄ ̄/__ i} / 炒ノ'{ } /}/\
ゝ----i///////////ノ / iレ{ 《イ不i} ` .; / レ' ' \
人/////////八 ,/ { /{ i{i 乂リノ //}/ ヽ 八 ヽ \
/ヽ/////// / Ⅵ人{i '´ ∧ ‘,`ー一
. / i}/////,{ ,/ ,{ {i. 、 __ ノ ' }
/ \////{ / ,/i{. {i .,_ / i} }
ヽ//八_/ ‘., { /\{i ≧ュ .,,,_ /i i} ,/}
/ ∨ { i{,/ ∨:ヽ .,イ i! レ' i} }i /
// ノ ,/ ,ィ{ i{、 '∨:::Y i{ | } }/
薄汚れた牢の中で、魂だけは渡さない。誇りだけは渡さないと、その覚悟を込めて。
なのに……
4325 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 21:42:26 ID:SKTqCpbw0 [29/54]
連れて行かれた場所は家だった。
それなりにしっかりとした建物。
その隣には縮尺の狂ったかのような巨大な家。
眉をひそめていると、眼の前のガキが誰かの名前を呼ぶ。
____
/― ―\
/ ● ● \ トヨネー。
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| おーい、トヨネー。
ヽ i⌒ヽ
/ λ )
その声が聞こえると同時に、
周囲が何故か暗くなった。
振り返る。
そこには笑みを浮かべた、蛮族が立っている。
__r―v┬ 、 --―‐=ミ
>-――┴┴―‐=ミ:i:i:i\
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\:i:i:i\
{i:i:i:i:i:i:/ ̄ ̄ ̄/ ̄\i:i:i\:i:i:}
∨:i:i:i/:::::/: -/:::/::::::::::::::\i:i:iΧ
\/:::::/::{r/:::/-、-、-/:::::::∨i:i:i\
__ /_/_/}/:::/^焏}/イ:::::::::|:i:i:i:i:i∧ どうしたのー?
/i:i:i:i:i:i:`7´ / { .:::/'' /´__ |::::::::::|:i:i:i:i:i:i:i| マスター?
/i:i:i:i:i:i:}:i/i:i:i:{ ∨∧(_> ',,焏ィ::::|::::|:i:i:i:i:i:i/
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:|:i\:i/}__.イl/ 厂i:::::|::::::::l:::::|::::| ̄ ̄
_/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i/i:i/ }:iト、∨:i:il:::::|::::::::l:::::|::::|
/´i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iノくi:i:i:i:i{/{:i//:i:i:i:l:::::|::::::::l:::::|:::八
/i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/i:i:i:i∨i:i|:i:i:i:i:∨:i:i:/:::: |::::::::l:::::|/
. 〈:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:<:i:i:i:i:i:i:i:i∨i|:i:i∧:i|:i:i/:::::::::::|::::::::l::::/
\:i:i:i:i:i:<:i:i:i:i:i:i:\:i:i:i:i:i:i|:i:|;/:i:i:i:i:i/::::::::::::::|::::::::l::/
. /:i ̄:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:≧=-:i/:i:i:i:i/::::::|::::: : |::::::::: |
右手に光る腕輪が私と蛮族が同じ立場だということを示して、反吐が出る。
4326 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 21:43:20 ID:Bb1c6.Rc0 [16/26]
周囲がなぜか暗くなったで吹いたw
4330 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 21:44:58 ID:aS42hC060 [5/14]
トヨネ専用の家もあるのか…
4333 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 21:47:02 ID:SKTqCpbw0 [30/54]
イ;;;;;;;>゙从' ゙i: : :ト、 ,ィ!: : ヾ,,^"`廴;;;;;;;;;;j
{;;;;;メ、゙ 、.: :{: : :.};;;メ^{;;ノ: : : },, " ゝ ,>;;;;;;ノ
ヘ;;廴、 .::;=''≠ー´ ̄ ̄`ゝ―'、::、" ゞヽ;;;;〉
V ,, .,’´ .:/ :::′ `ヾ、.._(;;/ 、
,.::^メ′ , . ' :: ヾ:^゙:.、 ゙!:、
,へ ノ.:::/ / ノ.: . ヾ::::.丶 ヾヘ. ト:ヽ
,;;;;;;;;/.::::::/ ,.:' , /::/ , ノ i i . :.∨:::.ヽー-'^> i. :`: : |゙,
/;;;;;ノ.:.::::/´ /:: / /.:: _,'_イ!: | _l!_、:. : i ヾ<::.:.:.:.:.:.:.〉ィ'. : :: : :!:i ひっ……
/;;;;;;<.:.:.::::;:'イ::イ:i:: ,':. i::..::/.:ノ,'゙メ /: '´:ハ:.、:.:i i :} 、ヾ;、 ̄二=‐'ノ. : :: :: :: :|
. /;;;;;;;;;;;;;`i.;:':::{:/:リ|:: !:. iィ==、ヽ!;イ::. ィ,ィ=ミ、!:| ::}、 ヾミ、:::::::/´. : :: :: :: :; ::}
/;;;;;;;;;;;;/.:/.:,'リーハ:. l:: 、抃::ij::リ゙ノ'ノ.:! .ハイcij::ノハノ :.、!:.ヽ, メゞく:.\: :: :: :: :: :ノ::,′
、;;;;;;/.::. /::/ ハノ;;∧.!:::.゙ヘヽー゚´ /ノイ' ゞ‐゚' ノイ :i:、V;テ,ソ、:. ヽ:. ヽミ、: :: :〃:ノ!
>'イ .::::/.:::! :レ;;;;/ ト!:::、::トミ=‐ ' u ,イノ }:::iミリ: : :}:; :.ヽ ヽ: :: :'.: /;;|
,.イ::!:: i:::: : ,、|;;;;;{ ノハ::. ヾ、ゝ .. ⊂⊃ イノj .イハ八乂_jノ'.:i }、 .::ハ: :: ::,';;;;;〉
{:ハ:: |、::. i;;ヾ=-;;メ-∧、:.゙ヾ ` ー‐ ' ´ノイノ:/_!ハ_: ノ.:;ィ .;ノ: } /.: :: ::/;/
ゝヾ、.{ ヾド_;;;f三三ヾミ「`ヽ Y _ノイノ三三ミ|: ´ノイ: : :リ: :: :: /´
ヾ__,、 r‐( ̄ ̄二 ゙̄{r===、__ |__,=≠t_',)_____ `(ミ、:,ィ三ミ、:/
だけど、その女がこちらに向かって身をかがめて来たことには声が漏れた。
恐怖の声。
蛮族に何をされるか分からないという恐怖。
何より、その大きさ。
始めてみた存在に私は確かに、恐怖で身を震わせた。
____
/― ―\ トヨネの後輩だお。
/ ● ● \ しっかり世話をしてやってくれお。
/⌒ヽ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/⌒i
ヽ ヽ ィ’ /
何を言ってるんだこのガキは?
こんな化け物に、私を……
再び、息をのむ。
持ちあげられた。軽く片手で……あ、あ、あ、怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。
4337 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 21:48:31 ID:SKTqCpbw0 [31/54]
...-‐::::::::::::::::::‐-...
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. /:::::::::::::::::::::::::::::|∨:::::::::|::::::::::∧
. /::::::/::::|:::::|:::::::::::l ∨::::::|::::::|:::::∧、 怖かったね。
/::::::::|::::::|::l::|:::::::::::|斗l:::|::::|::::::|:::::::∧\ もう大丈夫だよ。
. |:::::l::::|::::::|::l::ト、::::::∧ リ八从:::∧::::::∧ |
. |:::::l::::|::::::l八l \:::::::V爪,ハ∨:::|:::::|::::l |
. |:::::l::∧∨爪ハ \:::之炒/::::リ: : |::::l |
. |:::::l:::::∧ヘV炒 , lノ\∨::::/|::::::|::::l |
. ∨:|:::::::∧ ∧∨|::|::::::|::::∨
\::::::::分、 - ' / ∧‘|::|:::::リ::::::.
\:::::|:::|≧=-- .._../ |::|::|:::/::::::::::.
∨|:::|:::::|:::::〃} /|::|::l/|\::::::.
∨::|:::::|彡' \/ |::l/ |: : : \::::.、
_,.‘斗匕| ∧∨//リ/、 |: : : : : : ̄` : . 、
/: : : : : : : :| / てフ // \|: : : : : : : : : : : ∧
/: : : : : : : : :∨ //∨:| /: : : : : : : : : : : : : |
え?
何を言っているんだ?
何を言っているんだ?
蛮族が? 蛮族が?
私に? 私を?
何を何を何を?
そして……
4345 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 21:53:09 ID:SKTqCpbw0 [32/54]
抱きしめられた。
震える体が柔らかな暖かさで満たされていく。
甘い香り。
昔感じた母の香り。
もう長い間知りえていない、安らぎの時。
... -―――――- ...
...:::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::..
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
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/::::/:::::/:::::::::: /::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
|:::/:::::/::::::::::::/::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
{八::::l:::::::::-:/:://:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| 泣いても良いよ。
\|:::l::::::/:/:l::l`|::::::::::::::::::::::/::::::/::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::| 大丈夫、今からお風呂だから。
. |八::_、/l八{|:::::::::::::::::/::::::/::::/::::::::::::::/:::::::::::::::: | 私以外、誰も見てないから。
.:::::l/´`ゞ=- !:::::::::::::::-{::://::::/::::::::::::::/::::::::::::::::::::
/:::: | '''' |::::::::::::::::::|//::Χ::::::::::::::/:::::::::::::::::::::′
/::::::::| |:/\_、:::::|//::::i/::::::/-、:::::::::::::::::′
/::::::: 八 ′ |′ ヽ:ゞ=-:::/:::/::::/ i^Y::::::::::::/
/::::::::::::::: \ 、_ ∧::::∨⌒/::::/ /:::::::::: /
/:::::/ ̄ ̄ \┘ /::∧: | _厶イ-::::::::::::::::::::/
/::::/: : : : : : : : : /≧=、={::/‐ }::l //::::::::::::::::::::::::: /
. /::::::{: :/ : : : : : ::/: / ∧八{ :|::|//::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. /:::::::::∨: : : : : : /: / { ,i ,/l:リ :!::/
ヤメロヤメロヤメロヤメロ。
私は私は私は不幸なんかじゃない、。
私は泣きなどしない。
私は、私は、私は、私は、私は……
私はぁ……ほこりたかきぃ……
ふぇえええええ。うわーん!うわぁあああああああああああ!!
4353 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 21:57:37 ID:SKTqCpbw0 [33/54]
イ;;;;;;;>゙从' ゙i: : :ト、 ,ィ!: : ヾ,,^"`廴;;;;;;;;;;j
{;;;;;メ、゙ 、.: :{: : :.};;;メ^{;;ノ: : : },, " ゝ ,>;;;;;;ノ
ヘ;;廴、 .::;=''≠ー´ ̄ ̄`ゝ―'、::、" ゞヽ;;;;〉
V ,, .,’´ .:/ :::′ `ヾ、.._(;;/ 、
,.::^メ′ , . ' :: ヾ:^゙:.、 ゙!:、
,へ ノ.:::/ / ノ.: . ヾ::::.丶 ヾヘ. ト:ヽ
,;;;;;;;;/.::::::/ ,.:' , /::/ , ノ i i . :.∨:::.ヽー-'^> i. :`: : |゙,
/;;;;;ノ.:.::::/´ /:: / /.:: _,'_イ!: | _l!_、:. : i ヾ<::.:.:.:.:.:.:.〉ィ'. : :: : :!:i 恥ずかしい事をお見せしました。
/;;;;;;<.:.:.::::;:'イ::イ:i:: ,':. i::..::/.:ノ,'゙メ /: '´:ハ:.、:.:i i :} 、ヾ;、 ̄二=‐'ノ. : :: :: :: :|
. /;;;;;;;;;;;;;`i.;:':::{:/:リ|:: !:. iィ==、ヽ!;イ::. ィ,ィ=ミ、!:| ::}、 ヾミ、:::::::/´. : :: :: :: :; ::}
/;;;;;;;;;;;;/.:/.:,'リーハ:. l:: 、抃::ij::リ゙ノ'ノ.:! .ハイcij::ノハノ :.、!:.ヽ, メゞく:.\: :: :: :: :: :ノ::,′
、;;;;;;/.::. /::/ ハノ;;∧.!:::.゙ヘヽー゚´ /ノイ' ゞ‐゚' ノイ :i:、V;テ,ソ、:. ヽ:. ヽミ、: :: :〃:ノ!
>'イ .::::/.:::! :レ;;;;/ ト!:::、::トミ=‐ ' u ,イノ }:::iミリ: : :}:; :.ヽ ヽ: :: :'.: /;;|
,.イ::!:: i:::: : ,、|;;;;;{ ノハ::. ヾ、ゝ .. ⊂⊃ イノj .イハ八乂_jノ'.:i }、 .::ハ: :: ::,';;;;;〉
{:ハ:: |、::. i;;ヾ=-;;メ-∧、:.゙ヾ ` ー‐ ' ´ノイノ:/_!ハ_: ノ.:;ィ .;ノ: } /.: :: ::/;/
ゝヾ、.{ ヾド_;;;f三三ヾミ「`ヽ Y _ノイノ三三ミ|: ´ノイ: : :リ: :: :: /´
ヾ__,、 r‐( ̄ ̄二 ゙̄{r===、__ |__,=≠t_',)_____ `(ミ、:,ィ三ミ、:/
:::/:::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::\::::::\
:::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::ヽ::::::::ヽ
::|::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::::::';::::::::::.
::|::::::::::::::::::::::::::::/:::::l:|::ト、::::::::::::l::::::::::::.
::|::::::::::::::::::::::::::/ }::::l:|::! }:::::::::::lト、::::}i::.
:::::::::::::::::::::::::::/_/:/斗 /:::::::::::::l }:::ハ::| 大丈夫。
::::::::::::::::::::::::/ /::イ ;シ ':::ヾ:::::::::レ:::/ }j 私だってそうだったからね。
:::::::::::::::/:/ ,斗f笊` .{:::::::ハ:::::::/ 〃
::::::::::/::::{ ヽ. Vソ V::/ .::::::} /
:::::::/:::::::八 ´ ” 乂 /::::/
::::::{:::::::::::::::} /'::/
::::ハ::::::::ハ:::. _ノ''"
:::{ :::::::{ |:::} ´ノ/
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::/ ∧}::/:::::::::八::::::|
驚くべき広さの浴場(わたしじゃ足がつかない)で、
私は蛮族……いえ、トヨネさん抱きしめられながら謝っていました。
心が解きほぐれて行くように、強がっていた心が、ひどく軽くなる。
4354 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 21:58:27 ID:Dko2ypD.0 [2/3]
既にプールのサイズだな
4364 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 22:02:31 ID:R0v.p76Q0 [4/9]
というか奴隷のために専用の浴場用意するのかww
本当に奴隷(笑)状態だなwww
4365 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 22:02:31 ID:uHywI7Gc0 [4/6]
冒険者派遣会社・やる夫カンパニー
4366 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 22:02:39 ID:SKTqCpbw0 [34/54]
/: : : : ;;: : : : : : ノ '.:-‐―――:.、.:.:.::.:.:.|:l: : ;ィ: :|: :i
r―/: : : : : : : : : : ,."´:::::::::..__::::::::::.ヽ、.ノ:iヽ" iノi|: :i
|:.:/: : : : : : : : : :,ィ´.::::::ノゝ'´.::::::::;:'´.:::::`ヽ ヾ、,ゝ、 フ:|―ヘ
i./: : : : : : : :./.:::,ゝ'´.:::::::::::::;::::::::::/.::::/:::i::::、´::::::.ヾメ丿:.:.:/
!: : : : : : ノ´'二´,..:::::::::::::::/.:::::::/::::::/::::::i:::i:.i::::ヽ:::::Y:.:.:.:ノ
/.`ー‐'"´.:.:.//´.:::::::::::/ .::::::;ィ::::::::/::::::::i::::|::i:::::.. i:.:.:.:ヽ
/.:::::〃i:.:.:.:.:ー=二__.::::::::::::' ..:::::// .:::::'::::::::::'::/::::::::::: |:.:.:.:/ ありがとうございます。トヨネさん。
/.:::::::::::::::::`ー,、:.:_iノ,___.::,メ、"__/__,:::::::::::、.:::/i::::::::::::::. |,.イ これからは、奴隷仲間として……
/ :::::::::::::::::::::::::/ ヽ、i:ノ:::i::i::::| /,イ::;ィ::::::::::厶_乂::、::::::|:::::|:: ヽ 助け合って、生きて行きましょう。
/ ::::::::::::::::::::::::/ .メ::::::i:i::::イミ=、ー´ !_ノ!人/ ヽ、ト、::ト、::l:::. l
i ::::::::::::::::::::::/ ノ::::::::::!i:::::l``゙ヾミ彡 、__ /i `i:::ヾ、:::.. l
| :::::::::::::::::::::/ `ゝ:::::::ヘ:::i ミミ三彡,:::i i::::::::::::: |
!::::;::::::::::::::/ |:::i::::::ト、! ,、 ∪./:::::..ヽ、i:::::::::::. |
ヘ:ト、::::::i::/ |:::!::::::|゙ヽ/`´ヽイ 人::i`¨´ .i:::::::::::. !
` ヘ:::ト! !::::::::::| _ノ≧=-、|_ _ , ィヘi::::::::i l:::::::::::ノ
`ヽ !::i、:::|´ `ヽ/O"〉ー、 !:::::::l |:::::/
<´ ̄`゛ヽ、 _」≧'ム:! / `¨´ ヽ. ヽ,x'ヘ.ヽ::::! ノ
.. -―━━―-...
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/::::::::::::/::::/:: |:::::::::::l::::::|::::::|::::::::::::::::::.
. ′::::::::/l::/l:::/|:::::::::::l::::::|::::::|:::::|:::::::::::::. ふふふ、大丈夫だよ。
|::::::::::/、l/`l/ {:::::::::::|\{\:|::::リ:::::|__::::| マスター。ちょーやさしーから。
|::::::::; 〃⌒ヾ ‘::::::::::{〃⌒ヾ∨::::: } }::|
|::::::::l 乂___丿 ∨::::::乂__,丿 |::::::::|_,ノ::|
|::::::::} ,,,, \::::::::. ,,, |::::::::l:::::: |
|:::::八 、 , \::::::. 八::::リ:::::: |
|:::::l::个:....__/⌒i \::イ:リ::::/::::::::::::.
|:l:::l::::|::::l:::{ 厂 Χ/∧:{/::::/:::l:::|::::::::.
|:l:::l::::|::::l:/ ̄`ヾ襾/ /.:.:.∧::::/ : :l:::|:::::::::|
そう言ってクスクスと笑うトヨネさんに、また少し気分が軽くなる。
ホント我ながら単純だ。
こんな簡単に心を許してしまって。
それでも……あんな掃き溜めには戻りたくない。
きっと裏切られたら私は、壊れてしまうだろうから。
こんなぬくもりを知って、あんな極寒の孤独を耐え抜く自信なんてない。
そんな私の気も知らず、ずっとクスクス笑っているトヨネさんの顔を見上げながら抗議の目線を向けた。
4374 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 22:09:02 ID:SKTqCpbw0 [35/54]
そして、私に与えられる温もりはこの程度ではなかったらしい。
まず最初に見せてもらったのは本だった。
魔法を扱うための必須教本(スクロール)
届かない筈の物だった。
得られない筈の物だった。
学べない筈の物だった。
私がかつて母より教えられた奇跡。
狐族に伝わる秘跡。
それに向かうための道しるべ。
____
/― ―\
/ ● ● \ んじゃ、後はよろしくお願いしますお。
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
ヽ i⌒ヽ
/ λ )
-‐─‐- 、__
< 三ニミ 彡ヽ、
/ // ニ ヾヽ ヽ
' {乂_ ィ彡ハヾ
′(乂ー{乂ニ=ー 人ヾ=‐--ィハ
’ (乂二人ニ= __ >'´ \ ニ彡ハ はい、責任を持ってお教えいたします。
|! (乂Ξ彡'⌒ー ー'⌒ ` Y´ ,
|! i! | 、x≠ミ x=ミ゙ ! ! ’
|! i! | ゝ乂ツ 乂ツノ ! ! !|
’ i!ハ  ̄ ,  ̄ ! ! !|
’, 人__ __ _ノ__ノ /
> ´ > 'ー'_ 人=ニ/
/ \´ー二二ニ‐'´
{⌒ー‐ ' ヽ l{j
ヽ __ Y  ̄ヽ
それを、専属の魔法使いまでつけてもらって学べるなんて……
4377 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 22:10:58 ID:QbNWIir60 [11/14]
初期投資がすごいww
4380 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 22:12:29 ID:XhZDJp4c0 [5/9]
新人研修(全力)wwww
4383 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 22:13:55 ID:aS42hC060 [9/14]
奴隷市場ってホワイト紹介するハロワだっけ…?
4391 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 22:16:51 ID:SKTqCpbw0 [36/54]
学びの日々は続く。
三カ月で基礎は形になった。
六カ月で私の魔法は初めて冒険に役立てた。
九カ月で私はトヨネと一緒にクエストをこなした。
一年で私は十分戦える魔法使いとして、トヨネと一緒にパーティを組んでいる。
笑いながら、一年前の不幸なんて感じさせない程に朗らかに。
__ /'..,'..| |..i..', ____
\ ̄: : : : : ̄/....,'..〈__ .ノ...}...',/: : : : : : : :/
ヽ: : : : : : 彡゙`!.....\〉‐‐〈/.....,'´ニ=、: : : : : : :/
〉: : : : :∠ィゞ´ ̄ ̄`´ ̄`゙゙くヾマ`: : : : /、
ノ{: : : : : :/ \ミ.: : : :/: : : \
/: : ヽ : : :/ , ヽ. ヽ: : /: : : : : : .丶
. /. : : : :\/ / i .i i 、 i Y: : : : \: : : :ヽ それにしても、
/: : : : : : /{ 〈 -‐┼+、 ,ィ=|‐-、 | .!: : : : : : :\: : :.> うちのマスターは変な人ですね。
!: : : : : :./: } ゚。 _厶ミ、 i i ハ. ハ/! ! ,'、 : : : : : /〉/ こんなふうに、外に出して、
: : : : : :/: :.| , ,イ らj:} \ !'ィ、レ' '_ハ 、 !: :\: :/\´ 逃げられるとは思わないんでしょうか?
\: : :/、: :.| ノ!.人弋ノ ヽ `¨¨´ ,゙、ヾ、: : : ヽ> .丶. いや、隷属の腕輪がありますけど。
/ \レ'>j./ノノ ヘ ′ / ト、\: :/ 、 \
. / / , `ヽ':´/| iゝ . ,--―、 ノj |\`/ヽ ヽ. 、 ニ=‐'
/イ / /∨ j , ! /.:.:.:.:.:.:.:.ヾミ、ノ i 、ヽ ^ ‘,i ゚。\', ノ!
. { イ i { .ノイ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ミ、! }`ヾ. } |、 ', ソ/....;
!/j ∧ .| ´ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヾ、 ;ノ ヽ }/........ノ
____
/:: :: :: :: ::/\
___/__.. ----‐┴=ミ}_}
/:: ::_::_::_::_::_::_::_:: :: :: :: :\ 逃げる気なんてないのに?
`ー|:::|从/il::::::l::ハ::::トミ/
|:::| ○八:::::○ |:::|)::「
|:::| '''' \{ '''|:::|::::|
|:个ト/´)-=≦リ:リ:::::|
/|:::|::l/ ̄}】/:: :{/::::::::|
4396 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 22:21:05 ID:SKTqCpbw0 [37/54]
メ゙、
/;: :ヽ.
//: : iハ ,ゝー,.イ
. //: ;、: i:ヘ. _, /: /: : i
へ. ,' ': :_i`ヽィ'´ノ /: /: : : :,'、
:.:.:.:.\ /:ゞ´ `. ,ゞイー、__==.┐/_:; '人: : ; :/.:.:メ
:.:.:.:.:.:.:.゙/'´, .:.、メ、.く':.:.:.:.:.:./:,: ゞ`´ ゝ/:/:.:./
:.ヾ、ヽ:.i:´,' ,.、==.、<、´,.:.:.:.:/:,ゝ' メヾ,ィ' ,ノ,: /.:.:`ヽ.
:.:.:.:.:.ヽi:ノ'.: .::ヽー―‐'‐、ゞ_,、廴フゝ:./.:.:.:.:.:.:.i
冫:.:.:.:./.:: ::::;::::::::::::::::::.ヽ:::::`ヽメ´/:.:.:.:.:.:.:/ そりゃまあ、そうなんですが。
:.:.:.:.:.:/.::: / / i 、:::::::::::::ヽ::...∨,'.:.:.:.:.:.:.( でも、なんと言うかですねェ。
:.:.:.:./.::/ .::.: /i il 、 i:. 、 ヽ.:.:.:.:.:.:./ こう、危ういんですよ、マスターは。
:.:.:/.: ' .::::. / .i i! : i::. 、 ヘ:.,./
:.,'.: ,.イ ‐メ、、i: i! ゛:. ト、. `ヽ:. 、ヽ.`ヽ
'.:: __,ィイノ,ィメミミ、`ド、 i | ∨:. ∨:.ヾ.∨:.゙ヽ.
メ-'i リ'-ィi行:i:::。!ヾゞ:. .:ハ:-キ=廴 :::i:. ト、_゙、::... ヽ、
|ミi::::.. 八! i!: ー' :j`゙ 乂、.! ィ≠ミ、゙、 、 :i:. :!、:::::::::::::...、
ヘi::::::... 、゙、≠='′ `ヽ!/:i::゚j:iゞハヽ. i、. ! ヽ、::::::::::
ハ::::: 、:.ヾ''u'' '' ' ゞ、¨.ノ/、ヾ、!メ ヽ! `ヽ:::
,':::::: i`¨¨` , -z 、 ``/i、:.ヽーゝ `
!:::: i! ゙ト、 〈 `〉 ノ::i!:::i¨¨´
ゝ、 i、 、゙iノ、ヽ ー ' . </:::リ :i ____
メ‐-、 ヾ、ミ.、 ` ァ_' ´ ./::; ' ,' r┤i三三ミ
,' ヽ:.i、ヾミ、 ゙iliト、 _i:: i .:ノ と| |三三三
. i ヽ トゞ、 ヾミ彡イヾil!!: l ,'`ヽ、/ヽ._. ! !三三三
:゙、! i`ヾミ、 ○)))彡'!: v 、//彡´/´| |三三三
____
___ /ニニニニニ=-
´ -=ニニア´ ニニニニニニニ\
\ニニ {\ニニニニニニニニ /\
\:ニニ\\ニニニニニニ/ ヽ
/`.、ニニ\ -=ニニニ/ } / 大丈夫だよー。
|::::|::::/ -=ニ=- -=ニ{ {,.ノ <|:\ だって、私たちが守るから。
人::.V 笊|:::::::‐=ニニ └'^ー――┘ニヽ 命がけで。何に変えても、マスターは。
\ ^ゞ|::i:::x=ミ __‐=ニニニニニニニノ 私たちの居場所。
. xf爪〈 |八::. }ツ厂::: |::::::::::::::::::::::.⌒´ 私たちのマスター。
|/\ 〉 、 _\ ` \:::|::i::::::::::::::::::::::. 私たちの、私たちの、私たちの。
|ニニ,ハ___ < ト ::|::i:::::::::::::::::::::..\ 私たちの、愛すべき人……
. /l/ / /f´ } / l:ト、:::::::::::::::::::::::::::.\ ねえ、タマモ。
/:/ニ〉、/∧r‐=≦ / ::|=∧!::::::::::::::.\:::::::::::::... そんな事を聞くなんて……
\ /://, 斗辷| /ニ :/ニ|ニ乂_,ノ^Y:::::.\:::::::::::::::::::.... もしかして
ー‐=彡::/ // //└‐く-=ニニ:′/-=ニ/ニ|:::::::::. ニ=- :::::::::::::::::::..、
/.:::, く/| //-=ニニニ/-=ニニニ, -=ニ|::::::::::::. ニ=- :::::::\
4399 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 22:21:57 ID:NjHOm0m.0 [11/15]
じゅ、純愛だあっ!
4403 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 22:22:45 ID:sFiPwJQ.0 [16/17]
トヨネはもう覚醒済みです
4406 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/07(金) 22:23:32 ID:yLKK8AB.0 [1/4]
いやー純愛だなー
4410 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 22:27:43 ID:SKTqCpbw0 [38/54]
廴, ゙ ヾ _, '´:::::::,ゝ::::`! / >;;;;;;;;;;;;|
,ゝ ゛ ^.ゝ'´::::` :::::''ヾ、 / ゙ _`ゝ;;;; /
、ーフノ , ::::::' :::ヽ. 冫三\/
! ,.ゝ,〃:::: :::: ::/:: ::::ヾ/ヾ,三三ヽ、
冫_.ノ::::::: ::::::: :,:::,'::::: :i:: ::::`、:::::,i三三三ヽ
,'./``,'::::::::/::::::/:/i:::::: :::/\ :: ::: :\'|三三三三\ そんな事、あるわけないじゃないですか、
>':::ゞ、i:::::::イ:::_,i_,'__ |:,:::::::/ `、:::::::: :::::::i:弋'!l三三三三三.\ このでか女。
/::::::::::::::::!:::/::!:::,':/,、_`i,':::::ナ'二 ̄ヾ`:::::::::::::!::ヽ'l三三三.ゝ'´ ̄ヽ 呪いますよ? 殺しますよ?
、__>_'´::::::::::::::::ノ∧:i::::!:::/K´トj!::::イ' ´'Τ孑|::::::人::゙、:i|三三三l´::::::::::::丶、\ いいから、私の頭の上から、
フ:::::::::::::::::/´ ,.'´^`:∧!:゙i`フイ `ゝ `‐'´!::::イ::::!ゝ:::!三三,'´!:::i::::::::::: `゙`丶、 そのバカでかい帽子をどけてください。
γ:::/:,ゝ‐.'´ -='イ:::::::::::::`∧ 〈 /ノリ::!::ノ::,'、:::!、ハ/ .|::i ゝ、::::::: :::::::::ヽ、 あの方の寵愛を、
i::::,.'´ .,.''i:::::::::,イ::/ノ'`.、 ー 一 ,.'イ:::::ノ:,'::/ ヾ、 !::i `ヽ、:::::::::::::::::-=.、ヽ 一人占めしたくなってくるでしょう?
|:/ ,'' ,':::::::/ !,' \ _ . イ::::::,.':':::/ゝ- . ` !:| ヽ.:::::::::::::::::`、ヾ.、
.! ! !:::::/ ゝ `i:::,ゝ'´!::::'::,:, '´ `ヽ ゞ、_.' ゙ヽ!`ヽ:::::::::i ''丿
.ゝ ` !i、:i ゝ´ ̄`lヽi'`、!/´|::::// . !| ヽ、::ノ''
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/::::/:::::/:::::::::: /::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
|:::/:::::/::::::::::::/::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
{八::::l:::::::::-:/:://:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| わかったよー。
\|:::l::::::/:/:l::l`|::::::::::::::::::::::/::::::/::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::| あと、そろそろ、人の身体の上を、
. |八::_、/l八{|:::::::::::::::::/::::::/::::/::::::::::::::/:::::::::::::::: | ベッドにするのはやめて欲しいなー。
.:::::l/´`ゞ=- !:::::::::::::::-{::://::::/::::::::::::::/:::::::::::::::::::: 幾ら楽だからってさ。
/:::: | '''' |::::::::::::::::::|//::Χ::::::::::::::/:::::::::::::::::::::′
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/::::::: 八 ′ |′ ヽ:ゞ=-:::/:::/::::/ i^Y::::::::::::/
/::::::::::::::: \ 、_ ∧::::∨⌒/::::/ /:::::::::: /
/:::::/ ̄ ̄ \┘ /::∧: | _厶イ-::::::::::::::::::::/
/::::/: : : : : : : : : /≧=、={::/‐ }::l //::::::::::::::::::::::::: /
. /::::::{: :/ : : : : : ::/: / ∧八{ :|::|//::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. /:::::::::∨: : : : : : /: / { ,i ,/l:リ :!::/
そんな風にくだらないことを言い合える仲。
ああ、私は幸せだ。マスターにあえて。
ああ、私は不幸せだ。マスターにあえて。
だって、こんなにも仲のいい友人にいつだって……嫉妬してしまうのだから。
4430 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 22:38:17 ID:SKTqCpbw0 [39/54]
タマモ12歳 マジシャンLv26 身長147cm
トヨネ13歳 ファイターLv31 身長510cm
やる夫14歳 パンピーLv1 身長164cm
そんなある日の出来事。
____
/― ―\ やっぱり、前衛と後衛がそろうと
/ ● ● \ 効率がダンチだお。
/⌒ヽ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/⌒i そろそろ、探索の専門家も雇って、
ヽ ヽ ィ’ / 迷宮攻略と行くかお。
さあ誰がいい?
安価↓4~10
4481 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 22:58:11 ID:SKTqCpbw0 [40/54]
暗闇の中で、拙者を選んだ男の顔が見える。
何の苦労も知らなさそうな、人族の男。
その隣で、笑う狐族と女に虫唾が奔る。
男に媚びる女の目。
拙者よりも幾分も若いであろうというのに、
男、少年を見る目は間違いなく熱にうるんでいる。
女狐の相。虫唾が奔る。こんな奴らがいる軍に敗北したのか。
同族の誇りを忘れた女に殺意を抱く。
腕に光は間違いなく、違えることなく見慣れた腕輪。従属を誓わせる奴隷の証。
知らず、唸り声が上がった。
__
/ ̄´ `\
/ \
/ ィヘ、 ヽ
/ / ヾ ヽ ふむ、成程。
/ |/(●) \ ヽ ちょっと厳しいか。
{ 〈 (__人__) > / イ まあ、よくあることと言えば、よくあることだお。
ト ゝ_ ` ⌒´ イ_∠_ィ_イ´
イミ ー ̄フ二 ̄´_〆゛ゝ
ん_ = ー三 イ、__─\
私の唸り声を聞いて反骨心の高さに笑みを浮かべる男。
その笑みに、さらなる怒りがこみ上げる。
下種が。
吐き捨てるような言葉は、腕輪の制約によってとどめられ、
その対価として、激痛が奔る。
4489 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:02:33 ID:SKTqCpbw0 [41/54]
i:iヾヽ
r――.、,ゝ――.、 .|:l: : ゙、゙、
|:.:.:.,ゝ´: : : : : : : : ヽ、__ _,、|:l: : : ヽヽ.
i/: : : : : : : : ィ'´j: :、ヽ__ヽ、__/.:.:.:.:.:.:|:i: : : : :i: :l
/: : : : ;;: : : : : : ノ '.:-‐―――:.、.:.:.::.:.:.|:l: : ;ィ: :|: :i
r―/: : : : : : : : : : ,."´:::::::::..__::::::::::.ヽ、.ノ:iヽ" iノi|: :i
|:.:/: : : : : : : : : :,ィ´.::::::ノゝ'´.::::::::;:'´.:::::`ヽ ヾ、,ゝ、 フ:|―ヘ
i./: : : : : : : :./.:::,ゝ'´.:::::::::::::;::::::::::/.::::/:::i::::、´::::::.ヾメ丿:.:.:/
!: : : : : : ノ´'二´,..:::::::::::::::/.:::::::/::::::/::::::i:::i:.i::::ヽ:::::Y:.:.:.:ノ
/.`ー‐'"´.:.:.//´.:::::::::::/ .::::::;ィ::::::::/::::::::i::::|::i:::::.. i:.:.:.:ヽ
/.:::::〃i:.:.:.:.:ー=二__.::::::::::::' ..:::::// .:::::'::::::::::'::/::::::::::: |:.:.:.:/ マスターやめませんか?
/.:::::::::::::::::`ー,、:.:_iノ,___.::,メ、"__/__,:::::::::::、.:::/i::::::::::::::. |,.イ すっごい敵意を感じますよ?
/ :::::::::::::::::::::::::/ ヽ、i:ノ:::i::i::::| /,イ::;ィ::::::::::厶_乂::、::::::|:::::|:: ヽ
/ ::::::::::::::::::::::::/ .メ::::::i:i::::イミ=、ー´ !_ノ!人/ ヽ、ト、::ト、::l:::. l
i ::::::::::::::::::::::/ ノ::::::::::!i:::::l``゙ヾミ彡 、__ /i `i:::ヾ、:::.. l
| :::::::::::::::::::::/ `ゝ:::::::ヘ:::i ミミ三彡,:::i i::::::::::::: |
!::::;::::::::::::::/ |:::i::::::ト、! ,、 ∪./:::::..ヽ、i:::::::::::. |
ヘ:ト、::::::i::/ |:::!::::::|゙ヽ/`´ヽイ 人::i`¨´ .i:::::::::::. !
` ヘ:::ト! !::::::::::| _ノ≧=-、|_ _ , ィヘi::::::::i l:::::::::::ノ
`ヽ !::i、:::|´ `ヽ/O"〉ー、 !:::::::l |:::::/
<´ ̄`゛ヽ、 _」≧'ム:! / `¨´ ヽ. ヽ,x'ヘ.ヽ::::! ノ/
そう言って主の翻意を促そうとする奴隷の女。
その内容は主の事を気遣っているかのようだが、
その実は違う。
自分の主の目に、他の女が入ることを嫌うが故の言葉だ。
それ位見ればわかる。
なだめるように、女の頭を軽く撫でた男の手。
それに対して頬を染め、とこの目がこちらに向いた瞬間に、
呪いに等しいレベルの憎悪の視線を受ければ、それ位理解できる。
この感覚、拙者よりも遥か高位の位階にいる術者だと、一瞬で理解できた。
4497 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:05:32 ID:SKTqCpbw0 [42/54]
____
/ \
/(●) (●) \
/ (__人__) \ いや、いいさ。連れて帰るぞ。
| `⌒ ´ |
\ ,/
イ ー ̄三  ̄二三[]=イ"ゝ
/弋_ー = ーノヤ彡ノヽ
/:.:.:./i:.:', / i } ,.ィ´:.:.:.}
/:.:.:./ |:.:.', / | ! /:.:.:.:.:.:./
':.:.:.:/ |.:.:.:, / リィ{イ:.:.:.:.:.:.:.:.:/
/:.:_ヾ{ |,. -―- ―-'、 /ミゞ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{
く:.:.::彡ゝ ,.ィ´ `ヾ从.:.:.:.:.:.:.:.::.;,;,)
ヽ:.:,イ/ / `ヽ. '".:.:..:.:.:r.:´:.:.:.:`ヽ
, -‐'':/ .! iト. ',. ',.:.:.:.ツ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ はい。
/.:.:.:.:.:ノ , | }. ヽ ゝ ヾ` 'ー-:、:.:.:.:.:.:.:.:{ では、マスターの御心のままに。
,':.:.:.ー-イ リ ィ ,.,ナ ̄__ヾ、 .! i \:.:.:.:rヽ:.:.:.:.:.ノ、 . - ー - .
ゝ、:.:.:.:.:. |/ ./二ミ.| // '"マ::ヾ! !,' .}ヽ ミ、`:.:..!.:.:}:.:.:/ ', ,.ィ´ `ヽ
/ |、:.:_,ィ /ヾマ::ル' ` ´/ ./ , -‐- 、:.::ノ;,;,ゞ-' i / ,y ',
/ .ゝ _/ ' , , | i / ' ,. ! ィ }/ , !
/ ,.イ´ ,,.ィ ´ / > .  ̄ イ i ', レ' | ! /! ./
.i / / / .! } `マT ´/:} | i | ノ / / } /
.レ' {,イ{ | ノ マ彡 ノ ,ィ≦ニ二. ̄ ̄|/ .,' / '.イ
ゞ=- /ミ.、!`ヽ /く // _ `''ー-{. / /
{` < ヽ У彡,ィ彡´.:.:.:`ヽ ! <´ /
/∧:.:.:.:.:.`y'//.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:\.! /
言って、拙者の腕をつかみ立ち上がらせる女。
ふらふらと、しばらく物を食べていなかったが故に、倒れこみそうになる体を支えながら、耳元でささやく。
4502 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:09:13 ID:SKTqCpbw0 [43/54]
ノ:;'´i!:、::i:::ヘ.じ, ,X::...:::::..`ヽ、:.:.:.:| ヽ::i ヽ:::::::: |
,,'´゙ー/ .::::::::/)!:::人 ` 、.-‐vフ , ,.ィ=ヽ::、:::ヾ、ゞ´` 丿ノ i::::::::; マスターのために
,'⌒ ./..::::::::; ' ./,::::::::.>、`ー'. - ―く'彡" ̄ヾ、、::::i `ヽ ー=-‐´ _ノ::::::/ 襤褸雑巾みたいになるまで働いて。
し ./´ ..:::::::ノ ノイ:::::::::::| `'´ ー、'三ミiヾ:::| 、__..ノ:::::::/ 苦しんで死ね。
i .::;イ::::::,' ´ |::::::::::、! { ヽ. `ー-゙ノ'リ‐-、 ` ̄ ̄´ ,ゝ ".:
笑顔で告げられた言葉に二の句が継げない。
だけど、うちに宿る不安を隠して気丈に答えた。
/ / /厶 , 斗- 、 -‐'^/
/ ' -‐ァ' ム \ ,,: /
, / / / } く /
{ ./ / .′{ / ./ 、 /^{
/ \ { } / / / / ', / _{
/ ヽ .} / // ‐- ミ, / / } V ハ}
-‐ァ′ }} ハ i/ / __ //:ァ ./ { .V
}/} {l/ i∨ r‐ァ:㍉く // __ハ i
/ ! / l}│ │ ん::( ^V ノ`ヽ | そう簡単にくたばってたまるか、
.′│ / / ! │弋少′ { ,.∠ _ }ノ │! 狐族の誇りを忘れた売女がっ
{ l fぅ ./ :, ! ' ' ' ん:(} 》 }ノ
l }} ′ ハ. | , ヒ少′″ :| /
', / _i | 、 , , // ノイ
,.. ニ、ヽー〈 | |、 ´ ノ/ / .ノ
/ Vハ \_| | > , -‐=≦.厶 イ
, Vハ } |、: : : ハ ,小. !
/ V:} / , \‐-=Y⌒ヽ | |
./ } }/ /\ \‐- . ノ } |
/_ ー=彡 /. \ \: : : \- ._|
./: : : : :`ヽ / / \ ヽ: : : :ヽ: :ミ‐-。.
/: : : : : : : :.:ー-^=彡 ァ´ ヽ ハ: : : : :,: : : :、\
./: : : : : : : : : :.∧ { / / | |: : : : : i: : : : :\ \
4512 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:13:01 ID:SKTqCpbw0 [44/54]
何を憎めばいいのか。
-───- 、
...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
.:::::::::::::::/::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::/:::::::::/:::::::: :|::::::::::::::::|::::|:::::::::ヽ:::::::::::.
/:::/:::::::::/ ::::: |::::|::::::::::::::::|::::|::::::::::::::::::::::::::'
.:::::,' ::::::: |:::::i::/{::::{::::::::::::::::|::::| :::::::::::::::::|:::::::| マスター。
|:::::i ::::::::::|:::,'レ∧:::|::::::::::::: .、::,'::{::| :::::::i :!:::::::' また、女の子?
|:::::| :::::::: |V-─ |:::'、::::::::::::::Vヾヾ:::::::::|::|::::::::.
|:::イ:::::::::: |r´f'癶ヾ:::.\:::::::::::::Vミx!::::: |::|:::::';:::.
|::{ {::::::::::::!ヽ夂_ソ \{ \::::::::',ソ |:::::::|::|:::::::ヽ'
ヾ }::::i:::::| /// `' \::::\! :::::|::|:::::::::::::\
|::::|:::::|ゝ, -───- 、 \::::\ :!::!:::::::::::\::\
ノ:/{::::::/ニニ三二ニ ニ \ 、 ::: \|:::::::::::::::::\::::` ‐ 、
/:/ }:/二三三三三二ニニ \\:::::::\:::::::::::::::::::. ̄丶:}
/:/./´ニニ二三三三三三二ニニ\}::::::::::.',:::::::::::::::::\ }/
__./'/'ニニ ニ -─ ─‐- ,三二 ニ ニニ\:::::::}:::::::::::::::::::::::::.′
/ 、 {ニ ニ 二/二三三三二ヽ 三三三ニ/¨\─ ‐- _:::::::::::::::\
/ 、 \| ニ ニ/二三三三三三二\三ニニ,'_ヽ \二二ニ\::::::::::::::.
// 、 \/ニニ/三三三三三三三三三',三ニ{__ノ /‐ 、二二`、:::::::::::.
,'ニ { ,、/二, '二三三三三三三三三三ニ,三:{ ノ /二二 二二 |:::::::::::::.
{二ヽ /二二 ,'ニ二三三三三三三三ニニニi三.{´_ ,'二二二',二ニ!::::::::::::::',
',ニ Yニニ二.iニ二三三三三三三三三二ニ|三ゝ─ヽ,'二二二 |二ニ|::::::::::::::::
.. ____
/ ― -\
. . / (●) (●) まあ、安いからね。
/ (__人__) \ と言う訳で、いつものよろしく。
| ` ⌒´ |
. \ /
. ノ \
/´ ヽ
4518 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:16:34 ID:SKTqCpbw0 [45/54]
一体、何を憎めばいいのか。
だれか、教えてください。
|:.:.:.,ゝ´: : : : : : : : ヽ、__ _,、|:l: : : ヽヽ.
i/: : : : : : : : ィ'´j: :、ヽ__ヽ、__/.:.:.:.:.:.:|:i: : : : :i: :l
/: : : : ;;: : : : : : ノ '.:-‐―――:.、.:.:.::.:.:.|:l: : ;ィ: :|: :i
r―/: : : : : : : : : : ,."´:::::::::..__::::::::::.ヽ、.ノ:iヽ" iノi|: :i
|:.:/: : : : : : : : : :,ィ´.::::::ノゝ'´.::::::::;:'´.:::::`ヽ ヾ、,ゝ、 フ:|―ヘ
i./: : : : : : : :./.:::,ゝ'´.:::::::::::::;::::::::::/.::::/:::i::::、´::::::.ヾメ丿:.:.:/
!: : : : : : ノ´'二´,..:::::::::::::::/.:::::::/::::::/::::::i:::i:.i::::ヽ:::::Y:.:.:.:ノ
/.`ー‐'"´.:.:.//´.:::::::::::/ .::::::;ィ::::::::/::::::::i::::|::i:::::.. i:.:.:.:ヽ
/.:::::〃i:.:.:.:.:ー=二__.::::::::::::' ..:::::// .:::::'::::::::::'::/::::::::::: |:.:.:.:/
/.:::::::::::::::::`ー,、:.:_iノ,___.::,メ、"__/__,:::::::::::、.:::/i::::::::::::::. |,.イ 結局、ご同類になるんでしょうけど。
/ :::::::::::::::::::::::::/ ヽ、i:ノ:::i::i::::| /,イ::;ィ::::::::::厶_乂::、::::::|:::::|:: ヽ とにかくこっちです。
/ ::::::::::::::::::::::::/ .メ::::::i:i::::イミ=、ー´ !_ノ!人/ ヽ、ト、::ト、::l:::. l 水深2メートル以上あるお風呂に
i ::::::::::::::::::::::/ ノ::::::::::!i:::::l``゙ヾミ彡 、__ /i `i:::ヾ、:::.. l 入りたいというのなら止めませんけど。
| :::::::::::::::::::::/ `ゝ:::::::ヘ:::i ミミ三彡,:::i i::::::::::::: |
!::::;::::::::::::::/ |:::i::::::ト、! ,、 ∪./:::::..ヽ、i:::::::::::. |
ヘ:ト、::::::i::/ |:::!::::::|゙ヽ/`´ヽイ 人::i`¨´ .i:::::::::::. !
` ヘ:::ト! !::::::::::| _ノ≧=-、|_ _ , ィヘi::::::::i l:::::::::::ノ
`ヽ !::i、:::|´ `ヽ/O"〉ー、 !:::::::l |:::::/
<´ ̄`゛ヽ、 _」≧'ム:! / `¨´ ヽ. ヽ,x'ヘ.ヽ::::! ノ/
∠: : : : : : : :`ヽ、 _| `ヽ、ヽ//`ヽ、 ,〉'´` ̄」彡"´`ヘ! ー'
、ー`: : : : :, 、:ヽ:\:`ヽ、 i´:.:.:.:. ̄`ヽ、メニ.ヽ、ミ彡"´,ィ=ニ7,ゝ'´:.:.:.:|
この時、誰が同類だと返した自分自身?
それとも、同類と言う言葉の意味を言及しなかった目の前の女?
4523 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:19:50 ID:SKTqCpbw0 [46/54]
,,ゝ'i ゞヽ、,.
,/, '' ,! i`, ヽ _,.,
、---.、v' i ゙| | '、 ゛v'´ ̄ /
\ .、i、ゞ ト‐、._i ''ヾ´廴 i'
ゝ,ゝ` iゝ'´ ̄`´ `ヽ、゛ 廴 /
(冫ゝ´::::::::::::::::::::::::::::ヾ.弋,)`\
_、-‐'´ゞ,'::::::::::,:::.::::::::、:::::::::::::ヾ^ヽ `゙-、.
ゝ、 ノ::,:::::::::::.イ:::::::,ヘ.:::,_:::ト、:::゛、 \ 丿
ゝ' `‐ィ ,. i‐メ、i:::::リ ,斗、リ::::!`゙` ノく まあ、いいです。
メ、 ´ !メノノ豺レノ イ赱ノ::::::Y` `ヽノ:::::::ヽ 貴女の行く末なんかよりも、
, ´.::::::`メ'',イバ‐′、 `´!::::::ド廴ゝヽ:::::::::::::ヽ、,, マスターからの勅を成す方が億倍大切です。
/:::::::::::::::/`ノノ:::ト 、 ー' .イi::::::i /''' ,,ヘ.:::::::::::..ヽ.゙ヽ 付いてきなさい。
, ' ´フ::::::::::, ' ´ _i:::ノ 人`¨/! }:::::} ゞ´`ヾ、ヘ::::::::::::::バi ヽ
, ':::::::::, ' ,'´ 乂 く\y/ゝj:::丿、__ i i::i!::::::::::i リ ` ゙ヽ
/.:::,:::::/i! / ヾ(O/`´ `. ノ''!'|::::::/!::i '' ` ゛i
/ /_ }
_,, -‐-{ -〈ィ辷=ミ }>-‐=ミ、
_,, -‐==ニ==‐ < ミ、 \=ミ、个
` ー-=ニ _,, ´ ` 、 ヽミ//,ヽ
\ 彡'/ \ V////} }
` ー/ / / { \ー-\ } '////} }
. / / l {/ {、 \ ム} }////} 个 、
/ { レ'|/V \Nィf芸心リ |////} | な、何のつもりでござるか……
{ | | 竓ミ、 ぅf) }/| |////{ | }
|| | ,八 ぅ} ゝ ' } リ//'| 从 }l | /
|.从 从、 ヽ"" ' """ ,′ // リ } |! |
|! }! }! 人 v 、 u / イ/ }! 八 ' 八
从 个o。_ イ' ,/ リ { `ヽ .}
{ ' }| ハ}| _f≦/ ./}ー=-ト 、 } /
|! 1|{, -‐≦ /O/ /|/}}/{!/ ヽ /′
{!,/:: :: :: :: ::y/イ:: :: ::{{ / ‘,
>:: :: :: :: :: ::,:: :: :: :: :: :: ::戈{ ‘,
/:: :: :: :: :: :: У :: :: :: :: :: :: ヽ } r‐、 ,.--\
4530 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:26:00 ID:SKTqCpbw0 [47/54]
__ /'..,'..| |..i..', ____
\ ̄: : : : : ̄/....,'..〈__ .ノ...}...',/: : : : : : : :/
ヽ: : : : : : 彡゙`!.....\〉‐‐〈/.....,'´ニ=、: : : : : : :/
〉: : : : :∠ィゞ´ ̄ ̄`´ ̄`゙゙くヾマ`: : : : /、
ノ{: : : : : :/ \ミ.: : : :/: : : \
/: : ヽ : : :/ , ヽ. ヽ: : /: : : : : : .丶
. /. : : : :\/ / i .i i 、 i Y: : : : \: : : :ヽ
/: : : : : : /{ 〈 -‐┼+、 ,ィ=|‐-、 | .!: : : : : : :\: : :.> ありていに言うと臭い。
!: : : : : :./: } ゚。 _厶ミ、 i i ハ. ハ/! ! ,'、 : : : : : /〉/ いいから体を洗ってください。
: : : : : :/: :.| , ,イ らj:} \ !'ィ、レ' '_ハ 、 !: :\: :/\´ マスターの体裁を汚すことは、
\: : :/、: :.| ノ!.人弋ノ ヽ `¨¨´ ,゙、ヾ、: : : ヽ> .丶. 絶対に許しませんよ。
/ \レ'>j./ノノ ヘ ′ / ト、\: :/ 、 \ だから洗え。
. / / , `ヽ':´/| iゝ . ,--―、 ノj |\`/ヽ ヽ. 、 ニ=‐' マスターのご厚意です。
/イ / /∨ j , ! /.:.:.:.:.:.:.:.ヾミ、ノ i 、ヽ ^ ‘,i ゚。\', ノ! ここでは、用がない時なら、
. { イ i { .ノイ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ミ、! }`ヾ. } |、 ', ソ/....; いつでも、風呂場を利用できるますから。
!/j ∧ .| ´ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヾ、 ;ノ ヽ }/........ノ
リ { / ヽ! __./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|li|__ ノ' ,} ノ...........,’
j !.,' __,'__/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|liL__Y_´ /..!./.........../
ソ _|三/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:jlij三三|._/.......レ.........../
_|_/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.jlil|.‐―┴┐...................,″
女の言葉に絶句する。
なんでござるか、その待遇は。
帝都の高級ホテルだってそのような待遇は行っておらぬのに。
まさか、身を清めてあの男に抱かれ……
4532 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:28:17 ID:SKTqCpbw0 [48/54]
へ. ,' ': :_i`ヽィ'´ノ /: /: : : :,'、
:.:.:.:.\ /:ゞ´ `. ,ゞイー、__==.┐/_:; '人: : ; :/.:.:メ
:.:.:.:.:.:.:.゙/'´, .:.、メ、.く':.:.:.:.:.:./:,: ゞ`´ ゝ/:/:.:./
:.ヾ、ヽ:.i:´,' ,.、==.、<、´,.:.:.:.:/:,ゝ' メヾ,ィ' ,ノ,: /.:.:`ヽ.
:.:.:.:.:.ヽi:ノ'.: .::ヽー―‐'‐、ゞ_,、廴フゝ:./.:.:.:.:.:.:.i
冫:.:.:.:./.:: ::::;::::::::::::::::::.ヽ:::::`ヽメ´/:.:.:.:.:.:.:/
:.:.:.:.:.:/.::: / ノ( / i 、:::::::::::::ヽ::...∨,'.:.:.:.:.:.:.(
:.:.:.:./.::/ .::⌒./i il 、 i:. 、 ヽ.:.:.:.:.:.:./ それ以上言えば殺す!!
:.:.:/.: ' .::::. /:::i i! : i::. 、 ヘ:.,./
:.,'.: ,.イ ‐メ、、i: i! ゛:. ト、. `ヽ:. 、ヽ.`ヽ
'.:: __,ィイノ,ィメミミ、`ド、 i |::∨:. ∨:.ヾ.∨:.゙ヽ.
メ-'i リ'-ィi行:i┃!!ヾゞ:. .:ハ:-キ=廴 :::i:. ト、_゙、::... ヽ、
|ミi::::.. 八! i!: ー' :j`゙::乂、.!::ィ≠ミ、゙、 、 :i:. :!、:::::::::::::...、
ヘi::::::... 、゙、≠='´.::::::.`ヽ!/:i┃jiゞハヽ. i、. ! ヽ、::::::::::
ハ::::: 、:.ヾヽ. '::::ゞ、¨.ノ/、ヾ、!メ ヽ! `ヽ:::
,':::::: i`¨¨` /_ ̄`ヽ:::::ヾ`::/i、:.ヽーゝ `
!:::: i! ゙ト、 ヽ`_ .ノ :::::::ノ::i!:::i¨¨´
ゝ、 i、 、゙iノ、ヽ. ... ::::::. </:::リ :i ____
メ‐-、 ヾ、ミ.、 ` ァ_' ´ ./::; ' ,' r┤i三三ミ
,' ヽ:.i、ヾミ、 ゙iliト、 _i:: i .:ノ と| |三三三
. i ヽ トゞ、 ヾミ彡イヾil!!: l ,'`ヽ、/ヽ._. ! !三三三
ぞくりと、背筋に氷柱でも突っ込まれたかのような感覚が奔る。
圧倒的強者を前にした動物的本能が、全霊で警鐘を鳴らす。
怖い、怖い、怖い、怖い。
ああ、拙者は、ここでこの女に間違いなくこ、こ、殺され……
4541 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:33:44 ID:SKTqCpbw0 [49/54]
x ./ !} } { }、 ,ィzt、 } }./
/ ヽ} }.! .i } .V´ ヽ、} ヽ!
.i チケキメシアオ、____} レィァノァ } ヽ-ァ /
,ィ´ ̄ ,ィァア======ァ、! ___} Kキリヘチアレィ ! /
チ=ニニ_ `ヽ、アイキメソ_ }' /
} ノ ヽチケメイアノ ヘ ./
ゝ、/ ヾキアメァ'x___ノ、 /
ノ / / ヽメチソ ! `ヽ、 /
./ / ! ! }、 ヽ、_ ! / ./ よろしいですか?
. / ノ } Lxtzrt、_ .ヽxィェzァrxt、 ヽ---! ,ヘ / マスターは、お前なんて抱かない。
ィフ .i .i ! ! Lヽ ヽ ヽ !ヽ、 ヽ } ,ィ'´ ヽ、 チ 絶対に抱かない。
ゝソ,ィ! ! ! ,ィァrzts、、 !、 t ,ィァェrts、 .Y }ノ ,ィt、 `ミYヘ、 マスターが抱くのは私だけだ。
!/ } ! ヽチ! tァ'キミt、!ヽ i !'´つキソレ'、 }、 } } >zァtZヘ、 ヽ、 `ヽ 絶対に絶対に私だけだ。
ハ !イ !iゞ ヾZコソ ヽリ ヾZコソ } `.ゝ ト、} `ヽ、}キエt、 ヽ、 } お前が寝所に呼ばれれば殺す。
,イ } ハ! } }ヽi , ! ヽ、 }三リヽ、 ヽ } お前が寝所に忍び込めば殺す。
./ ヽ ソ /.ヽ{ t、 ,ィ'! t-ゝ !三} ヽ ! お前がマスターに寵愛を受ければ殺す。
} .} ノィ } ヽ、 、 __ ,ィ' ! ァt ヽ /三リ >、 } お前がマスターを愛せば殺す。
! .V ! ヽ、 ,ィ'´ ノィキヘ } /三ニ} / ヽ ノ お前は、絶対に愛されない。
}、 ! ハ ヾ!ヽ、__,ィ'´ ノシ } ! r--チ三キ}'´ } L___,ィ'´ 絶対にマスターはお前を愛さない。
! ヽ! トミt、 ヾ!、!リ´ ヽ ,ィシ'´ } i ,ィチレ!'´<_,ィrzァt} }、 }
{ } }、、 } ヾ!、ゝァtzsィシ } ソ,イシ´ } }キ! ヾキアリ!リノ;リヘ
ヽ ヽ ! ニコ、 .}ノィチ' ,ィフ /アリ ! }三リ三三ヘ
ヽ ヽヘゝ ヾミt、 ,ィア ,ィ'´.ノ /キソ ハ-イヾミ三三三ヘ
ヽ-ゝ ヾ====tzzzzxィ'`ヽ、_,ィア'ニ'´, ' ´ }三! / }ニヽ、ヾミ三三ヘ
ゝ、__,tァ ' ´ !クチヘフキミt、 .i三} ./ }三ニt、>ミ三三ヘ
怖い。
怖い。
怖い。
無表情で淡々と言葉を紡ぐ眼の前の女が、同族の者とは思えない。
表情はピクリとも動いていないのに、その声音だけはただただ優しいのに。
その殺意だけがどんどんと強まって、
拙者の体中に纏わりつくのを幻視する。
溺れそうな程に濃密な殺気。
4555 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:42:40 ID:SKTqCpbw0 [50/54]
キャス狐<<抱かれてませんよ。
/ ! } } }ヽ
} } ヽ } } ヽ
__} ァt ヽ__,ィt、_} レィ.i__
} kキレ} ,ィァ―‐v――t、フキt、 ノ
ヽ、 ソィキア ヾケK /
} フ´ V_,イ
>} ァ _ ! ,ィtラト!ヽ ト、
/ ヽ i ´} .フノ!i ,ィ!ハイノヽ! `ヽ、 あは……
./ ノ ! {ィラミt、 レ'.tチリ.} ゝ ヽ、 だったら生きてる意味ないですよね?
!ヽ `ー‐zィ´!i .トヾシ , .ヾ'ノィ ! } _/ マスターの愛がない人生なんて、
}, `v---v' ,ィ>リゝt、 t=ァ ,ィ' .i { レ'ヽ ゴミクズ以下。
.ヽ ! ノ } ァ‐<ア―チ‐ァィ }t__ ヽ、 じゃあ、ここで消えても、
}、 } i / !i ヘゝヾキアシ ノィリ {_ァtz―ァ ……ああ、でもマスターの
/ハ、ヽt‐ } >、ア‐‐、 r,ィ‐―リt、 ヽ ノ }ス マスターの、マスターのマスターの勅が……
} i lキt、_,ィァ!},ィァ==t、У,ィァ==ェt、t、 ソ.,イ }_ / ̄ ̄`ヽ、 ああああ、あははははは。
ヽ{ }三ニ三}!iK ヽ,チ フ<ゝ'´/ノ レ'}.ヽゞイ ヽ、 トヨネはすごいですねェ。
} !三ニ三} !i }ヽ---'^ーァーイ、 ヾチ'´__/ ! } ヽ こんな感情を、いつも、いつも……くふふふふ
唐突に笑い始めて、そして、唐突に笑いをやめて。
女は再び先導を始めた。
先ほどまで充満していたさっきは既にかけらもなく消え、
ただ、喜びの感情だけが伝わってくる。
拙者は理解した。
底なし沼の底を見てしまったかのような感覚。
狂人の内側を、ほんの少しでも理解してしまった、吐き気のする感覚。
この女は、あれほど憎悪をこちらに向けておきながら、
主の指示に従っている。ただそれだけの事で得る達成感、幸福感で、
その憎悪を遥かに上回るのだと。
おぞましい。おぞましい。おぞましい。狂っている。狂っている。狂っている。
これが狂っていなくて何だと言うのか
4563 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:47:44 ID:SKTqCpbw0 [51/54]
風呂に付いた。
奴隷が使うものとは思えない程に広く、また同時に安らげる空間だ。
ただ、眼の前の女と一緒でないのならと言う但し書きが付くが……
,,ゝ'i ゞヽ、,.
,/, '' ,! i`, ヽ _,.,
、---.、v' i ゙| | '、 ゛v'´ ̄ /
\ .、i、ゞ ト‐、._i ''ヾ´廴 i'
ゝ,ゝ` iゝ'´ ̄`´ `ヽ、゛ 廴 /
(冫ゝ´::::::::::::::::::::::::::::ヾ.弋,)`\ ああ、そう言えば、私の事狂ってるって、
_、-‐'´ゞ,'::::::::::,:::.::::::::、:::::::::::::ヾ^ヽ `゙-、. そう思っていますね?
ゝ、 ノ::,:::::::::::.イ:::::::,ヘ.:::,_:::ト、:::゛、 \ 丿
ゝ' `‐ィ ,. i‐メ、i:::::リ ,斗、リ::::!`゙` ノく
メ、 ´ !メノノ豺レノ イ赱ノ::::::Y` `ヽノ:::::::ヽ
, ´.::::::`メ'',イバ‐′、 `´!::::::ド廴ゝヽ:::::::::::::ヽ、,,
/:::::::::::::::/`ノノ:::ト 、 ー' .イi::::::i /''' ,,ヘ.:::::::::::..ヽ.゙ヽ
, ' ´フ::::::::::, ' ´ _i:::ノ 人`¨/! }:::::} ゞ´`ヾ、ヘ::::::::::::::バi ヽ
, ':::::::::, ' ,'´ 乂 く\y/ゝj:::丿、__ i i::i!::::::::::i リ ` ゙ヽ
/.:::,:::::/i! / ヾ(O/`´ `. ノ''!'|::::::/!::i '' ` ゛i
/ }│
く⌒ ^^} |
/ } l
,. -‐ァ ¨ ‐ァ {.!-- . __
/ / /厶 , 斗- 、 -‐'^/
/ ' -‐ァ' ム \ ,,: /
, / / / } く /
{ ./ / .′{ / ./ 、 /^{
/ \ { } / / / / ', / _{
/ ヽ .} / // ‐- ミ, / / } V ハ}
-‐ァ′ }} ハ i/ / __ //:ァ ./ { .V ……
}/} {l/ i∨ r‐ァ:㍉く // __ハ i
/ ! / l}│ │ ん::( ^V ノ`ヽ |
.′│ / / ! │弋少′ { ,.∠ _ }ノ │!
{ l fぅ ./ :, ! ' ' ' ん:(} 》 }ノ
l }} ′ ハ. | , ヒ少′″ :| /
', / _i | 、 , , // ノイ
,.. ニ、ヽー〈 | |、 ´ ノ/ / .ノ
/ Vハ \_| | > , -‐=≦.厶 イ
, Vハ } |、: : : ハ ,小. !
4567 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:51:40 ID:SKTqCpbw0 [52/54]
_____}、ヽ、 ヽ / / ∠,---------ィ
} ヾ、 ヽ、.ト-、 .,-/ /ノァ i,イ !
ヽ }__`ゞヽ `ァ、 `_>―‐-<彡イ /ゝ∠ィァ /
.ト、 ソ`ヽ`}, .`ヽ:.:.:.:.:.:.:.:/ / ̄ ノヽ、 イ
! ノィ ァシ__ ノ,ィ'´`ヽミ、 ,ィァ'´ ̄ヘ、、 ト、.i !
ヽ チ /:.:.:.:.:.:.:.`Y:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ`ァ リ ソ /
ヽ、 ケィフ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽイハ /
.t、 '´ !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}リヽゝ ノ はい。
ヽ ノ}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i ノ 狂ってますよ。
\/ i:.:.:.:.:ァ‐‐‐‐‐t-、:.:.:.:.:.:ィ‐ァ'´フ ̄ヽ:.:.:.:.:.} / 貴女の目は正常です。
ノ /.:.:.:.:.:.:、:.:i、:.:.:}、:.:.:.:.:.:.:.:レ !:.:ハ:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ̄ヽ でもまあ、安心してください。
/ /:.:.:.:.:.:.::.t、!}:.ィ:.}ヽ、:.:.:.:/ }:.ノ }:ハ:.:.:.:.:.:.:.t、ヽ ヽ .,ィ' ̄ ̄ ̄フ
ノ ノィ:.:/:.:.:.:.:! ,ィラニモミ、ヽ、ノィラニtx、 }.:.:.:.:.:.:.:!.`ヽゝ ! /´ /
/ ノ´.i:.:!:.:.:、:.:.:!"´⌒`゙ "´⌒`ヾi:.:.!:.:.:!::.} { / /
{ ハ:.:!:.:.:.ト、:.} , .!:.ハ:.ハ.:! ! Y /
ヽ、 /. ヽt、:.:.{:.:tゝ _ /':.:.!,イノ' {、 } /
ハ、ノ ``t、ゝ:.ヽ、 r'´ `; ,イ:.:.:ノ'.:! ヽ { /
ヾ、 ノ !:.:.:.:.:.:!ヽ、ヽ .ノ ./ i:.:.:.:.::.i i { ヽ !
何がだ?
と返せない。
返してしまえば、きっと取り返しのつかないことになってしますから。
せっしゃは、せっしゃは……
こんなふうに狂いたくはないでござるぅ。
笑いながら自分の狂気を弄べるような、
そんな、そんな化け物に……
4570 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:54:05 ID:SKTqCpbw0 [53/54]
_____}、ヽ、 ヽ / / ∠,---------ィ
} ヾ、 ヽ、.ト-、 .,-/ /ノァ i,イ !
ヽ }__`ゞヽ `ァ、 `_>―‐-<彡イ /ゝ∠ィァ /
.ト、 ソ`ヽ`}, .`ヽ:.:.:.:.:.:.:.:/ / ̄ ノヽ、 イ
! ノィ ァシ__ ノ,ィ'´`ヽミ、 ,ィァ'´ ̄ヘ、、 ト、.i !
ヽ チ /:.:.:.:.:.:.:.`Y:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ`ァ リ ソ /
ヽ、 ケィフ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽイハ /
.t、 '´ !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}リヽゝ ノ 猛毒の蜜の中で、
ヽ ノ}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i ノ 飲み干しながら塗りたくられながら、
\/ i:.:.:.:.:ァ‐‐‐‐‐t-、:.:.:.:.:.:ィ‐ァ'´フ ̄ヽ:.:.:.:.:.} / 与えられながらだと、
ノ /.:.:.:.:.:.:、:.:i、:.:.:}、:.:.:.:.:.:.:.:レ !:.:ハ:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ̄ヽ 心なんてすぐに腐ります。
/ /:.:.:.:.:.:.::.t、!}:.ィ:.}ヽ、:.:.:.:/;;;}:.ノ;;}:ハ:.:.:.:.:.:.:.t、ヽ ヽ .,ィ' ̄ ̄ ̄フ だって、猛毒だとわかっていても、
ノ ノィ:.:/:.:.:.:.:!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、ノ;;;;○;;;;;;;;}.:.:.:.:.:.:.:!.`ヽゝ ! /´ / 失いたくないんですもの。
/ ノ´.i:.:!:.:.:、:.:.:!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i:.:.!:.:.:!::.} { / /
{ ハ:.:!:.:.:.ト、:.}'''''''''''''''''''','''''''''''''''''''''''.!:.ハ:.ハ.:! ! Y /
ヽ、 /. ヽt、:.:.{:.:tゝ _ ./:.:.!,イノ' {、 } ./
ハ、ノ ``t、ゝ:.ヽ、 r'´ `; ,イ:.:.:ノ'.:! ヽ { /
ヾ、 ノ !:.:.:.:.:.:!ヽ、ヽ .ノ ./ i:.:.:.:.::.i i { ヽ !
ヽ、!ヽ i:.:.:.:.:.:i ,ィ!ヽ_ _ _ ,イ‐ァ !:.:.:.:.:.! ! ヽ ノ }
聞きたくないでござる!!
4577 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/07(金) 23:57:35 ID:SKTqCpbw0 [54/54]
そして、蜜に沈む。
猛毒に沈む。
あまい、あまい、あまい。
甘過ぎて。失いたくなくて、逃げたくて、逃げられなくて、なのに逃げ道はあって。
仕方がない。
仕方がない。
牢獄から出て食べさせてもらった料理は、奴隷職なんかとは違う。
コースって何なんだろう?
宝石を食べているみたい。
きらきらして、綺麗で、おいしくて。
マナーを微笑みながら教えてもらう。
『逃げられない』
だって、こんなにおいしい物は初めて食べた。
奴隷なのに、マスターから食事のマナーまで学んで。
4590 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/08(土) 00:03:20 ID:Qc0YaPck0 [1/12]
そして光に濡れる。
闇をはぎ取られる。
ぬくい、ぬくい、ぬくいよ。
穏やかで、心地よすぎて、逃げたくても逃げられない。
仕方がない。
だって、拙者は奴隷だもん。
シーフとして少しづつ教えてもらう。
戦い方も、逃げ方も、仲間の守り方も。
少しづつ、学びたい事を学ばせてもらう。
修行のやり残し、学べなかったことを試行錯誤して。
既に3カ月。
師と仰いだ人の腕は遠く、だけど、形は見えた。
その充足感に、感謝の念が抑えきれない。
ああ、私はやっと一人前に慣れた。
ありがとうございますマスター。
『逃げられない』
だって、こんなに大切に育ててもらった。
奴隷なのに、先生までつけてもらって学びたい事を学んで。
4593 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:04:05 ID:5ImptMoA0 [1/3]
また一人堕ちたか
4594 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:04:30 ID:kyj4dtWY0 [1/2]
人をたぶらかすには誠意誠実が一番じゃよ
4596 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:05:29 ID:xJ0.IVeo0 [1/4]
一人称すら拙者から私に変わってるw
女としてマスターを意識し始めたかwww
4601 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/08(土) 00:07:12 ID:Qc0YaPck0 [2/12]
身体を念入りに洗うようになったのは何時?
忌々しい女狐と、あの穏やかで優しい巨人と共に、迷宮を抜けた時?
汚れた自分が、拾われたあのときと同じに見えて。
そして思い出す。
拾われた?
拾われた?
じゃあ、次は誰がこの温もりをもらえるの?
私以外の誰かが?
私以外の誰かが?
何で?
どうして?
汚い汚い奴隷なんかに?
/\
{\ / ヽ
| \ -‐─:' =ミ ハ
,ハ >‐… \ \} fぅ
厶:}/ r ' ´ ̄ `メ
./ iイ/ | | }ハ
′| i | ノ / :} い、いやだ……
i/ } | |ー=≦ ノ
{ ∨i } j __ /
八 レハ ハー--:/}}
\ ト、i / .ィ/ ″
\{ } /^⌒ }¬ ___
悲鳴が漏れた。
4608 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:08:50 ID:GQX/ZvEE0 [2/4]
やる夫さんは純粋に派遣業のマネージメントやってるだけのつもりです
どうしてこうなったwww
4609 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:08:50 ID:SrfgIngk0 [1/3]
いやー純愛だなー(棒
4610 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:09:43 ID:a8.FurYs0 [1/3]
狐って怖い(小並感
4616 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/08(土) 00:10:33 ID:Qc0YaPck0 [3/12]
更に3カ月がたって。
自分の体のメリハリを押しつける。
無反応。
やれやれなんて様子で、のれんに腕押し。
嫌だ。
笑みの質が少し変わる。
朝、マスターを起こす。
昔ながらの自分で、不安で潰れそうな内心を笑みで隠して、
昔ながらの言葉で、今までと同じように私を……
また笑みの質が変わった。
/ _ 彡 ゞァ........, ' ゚., `: ヽ............../: :.`:.、
/ / イ ,.イ { レァ.,.' / / ,_, ゚., ゚ , : . \゚.,...../: : : : : : \
/ /,ィ :// /: :/{ { ∨ . : : :./ / / /~゚, ゚,. ゚, ゚,. \': : : : : : : : : : : \
. / ,ィ,',' / , ./: :ィ{ .! ∨ /: : : :,' :,': ,' ,' ゚, : : :. ゚, ゚, ヾ.: : : : : : /: : : : : ヽ、
, ' / {,: ,' ./ /:{: :., {!. {.,' ./: : { ,,': ノ,'___斗-: : : : } ! 弋: : : /ィ: :ヾ: : : : : ヽ
., '/ {{ :.!./ .: ,{: !: ,'! {ヾ:, /: : : .{ .,'.{./.{'_ __ ∨ ゚,: : }∨ } |: : \ ヘ、/: : : :.}: : : : : : }
. ,.' .,' / ヽ |' . :, |:.レ:::|:, ∨ /: : : { {斗笊示丐ミ マ: : ,' K } } : : : :狄',: : : : : : : : : : : :/
,' {: : ,.{ ! :.' : : !Уイ{:{ ∨ ,' : .::: ! :ヘ {`弋らヒソ. ゚, / } .}X! ,' :! : У:ヾ; : : : : : : : : : ,' マスター。
∨.{ { { ,斗彡イ!゚,: {: :゚,:;' { : : : { | ヾ、 ¨¨ ノ' ,x=、' } ノ |.!, ': : : : }!: : : : : : : : ;:'
ヽゝ'イ´{: .: :. ヘ∨: : ,' {! : : : ゚, :! ////////// ヾノ.' .レ: : : : : : }: : : : : : : :,'
ヽ // ∨、 ヽ: : : ..ヽv : { .{ : : ! ゚, : :. }///イ /! .,': : : : : : :ノ: : : : : : ;:'
{:{ ヾ,ヘヽ 、 \:゚, { : : {! ヘ ハ /ノ:, , {: : : : : : : : : : : : , '
{:} }! .}! `.、 、、∨゚, : : }. ム、゚., _ イァ'.ノ' .゚; : : : : : : : : : : '
`´ .ノ' ' } ハ: :マ : : :.} ハヾ 、 `´ _, ' / ´ ヽ: : : : : : :.; '
ノ' }: ノ, : : : ! : :ハ. リ , ´.,' { {  ̄., '
ノ,. ' ノ' } :.| iト ゚, > _ ./ ,' ゚,
/イ ----} }! ,i!. ゚,! .{フ'ゝ, { {. ハ ∠_
('./ ...,' ノ! /:: :: }! ./:: :: ; { : : . ヾ \ /ー<´
/ ,...'/ ./:| {.:: :: ノ_./:: :: :: ::; ∨: . ハ`.ミ>代 ―< \
/ ,':: , ,'::::{ {`:: :: ':: :: :: :: :: :: ', ヽ ヽ /ミ 、 \ ヽ. }
/ ___ ノ-:: :| .{ :: { {:: :: :: :: :: :: :: :: :: :', / \ \ ヽヽ`ヽ }リ
4622 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/08(土) 00:12:54 ID:Qc0YaPck0 [4/12]
/|
./ /! ,. ‐ァ
., ' / | ./ /´|
/ ,' .ト、 r/ / |
r─- 、 rト、 | _,. -──-< / /
|:::::\Σ ,.>'´ `'< ア─ァ
ヽ;::::::::`ア / ヽ;::::/
'、:::/ / ./ /__ / ∨
r‐‐´:7 ,' |/ ´|/| /| ハ__/ l | おはようございますユキカゼさん。
|::::::::/ | l ./ r==、|/ .|/ |/`ノ ':、 今日は休日ですがどちらへ?
/.〉/ / | /| " , ==t/ ノ、>
/ /: ̄/ // | _ "/'| イ:::::\
| .;':::::::/_,,.イ | |ト,、 l `ソ / ト、\:::、_}、
| レ'"/´ ././| |/| \ _,.イ| | ノ ̄:∧ \
'、 /| |/ .八 ヽL,rト`て´ァL_/ ,ハ\/ ', }
\|ヽ ,. -‐\__,>(o/ ∠ イ  ̄`ヽ、 .| /<´ ̄ ̄`' 、
/ l ´ \/ヽ, `ヽ ヽ,
_r-/ /‐-、 / ___ T、 ./|:::::::|7ヽ } ',
「、/\_,.rヘ、:::::::Y´:::::::::::::::`>- 、 / ヽ/./:::::/ ∧/ }
/\\::∨、 ヽ ̄>''"´ ̄ ̄ ̄ヽ_/ r '" /:::/ ./::::}、 /
/ /_ }
_,, -‐-{ -〈ィ辷=ミ }>-‐=ミ、
_,, -‐==ニ==‐ < ミ、 \=ミ、个
` ー-=ニ _,, ´ ` 、 ヽミ//,ヽ
\ 彡'/ \ V////} }
` ー/ / / { \ー-\ } '////} }
. / / l {/ {、 \ ム} }////} 个 、 せ、拙者がどこに行こうと、
/ { レ'|/V \Nィf芸心リ |////} | か、関係なかろう。
{ | | 竓ミ、 ぅf) }/| |////{ | }
|| | ,八 ぅ} ゝ ' } リ//'| 从 }l | /
|.从 从、 ヽ"" ' """ ,′ // リ } |! |
|! }! }! 人 v 、 u / イ/ }! 八 ' 八
从 个o。_ イ' ,/ リ { `ヽ .}
{ ' }| ハ}| _f≦/ ./}ー=-ト 、 } /
|! 1|{, -‐≦ /O/ /|/}}/{!/ ヽ /′
{!,/:: :: :: :: ::y/イ:: :: ::{{ / ‘,
>:: :: :: :: :: ::,:: :: :: :: :: :: ::戈{ ‘,
/:: :: :: :: :: :: У :: :: :: :: :: :: ヽ } r‐、 ,.--\
/.:: :: :: :: :: :: ..:: ::. :: :: :: :: :: :: :: ::}介 /::::ト、/:: :: :: ::\ }!/{/{
4628 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/08(土) 00:14:44 ID:Qc0YaPck0 [5/12]
/:.:.:./i:.:', / i } ,.ィ´:.:.:.}
/:.:.:./ |:.:.', / | ! /:.:.:.:.:.:./
':.:.:.:/ |.:.:.:, / リィ{イ:.:.:.:.:.:.:.:.:/
/:.:_ヾ{ |,. -―- ―-'、 /ミゞ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{
く:.:.::彡ゝ ,.ィ´ `ヾ从.:.:.:.:.:.:.:.::.;,;,)
ヽ:.:,イ/ / `ヽ. '".:.:..:.:.:r.:´:.:.:.:`ヽ
, -‐'':/ .! iト. ',. ',.:.:.:.ツ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/.:.:.:.:.:ノ , | }. ヽ ゝ ヾ` 'ー-:、:.:.:.:.:.:.:.:{ まあ、それもそうですね。
,':.:.:.ー-イ リ ィ ,.,ナ ̄__ヾ、 .! i \:.:.:.:rヽ:.:.:.:.:.ノ、 . - ー - . ああ、それともうすぐあなたが、
ゝ、:.:.:.:.:. |/ ./二ミ.| // '"マ::ヾ! !,' .}ヽ ミ、`:.:..!.:.:}:.:.:/ ', ,.ィ´ `ヽ ここへきて1年です。
/ |、:.:_,ィ /ヾマ::ル' ` ´/ ./ , -‐- 、:.::ノ;,;,ゞ-' i / ,y ', そろそろ恒例行事ですね。
/ .ゝ _/ ' , , | i / ' ,. ! ィ }/ , !
/ ,.イ´ ,,.ィ ´ / > .  ̄ イ i ', レ' | ! /! ./
.i / / / .! } `マT ´/:} | i | ノ / / } /
.レ' {,イ{ | ノ マ彡 ノ ,ィ≦ニ二. ̄ ̄|/ .,' / '.イ
ゞ=- /ミ.、!`ヽ /く // _ `''ー-{. / /
{` < ヽ У彡,ィ彡´.:.:.:`ヽ ! <´ /
ri
f:八 、 __
{ \\ </ r^
}/⌒ ヽ_\ -‐  ̄ ‐- / ∠ |
イ / く / ミ |
} / く ∨ ト:ノ
, :' /.ヽ ', 八 \
/ / ゚, ヽ iハ 、 r、ハ} \
/ | / .∨、 ハ_」L.}_ Ⅵ | .ハ \ ハ
/ i .斗-=ミ ! \´ | ハ` ハ| | / . }㍉ \ :}
.′ .} | i |{ _‐- | _ 斗=ミ:、 .| |/ | }} .|\ 恒例行事?
i. /| | | /笊ハ ノ ^う: :}ハ 〉 } j ノ__リ | 何でござるか?
| / .| | .i〈 | し:| 込:r:ノ / / |. i\
| ./ | |i ハ 弋:ツ ー一 / // ノ} | ヽ
}/ 八 { i i} , , , :., ' ' / / / {{ |
\| {i:八 / / ./ }} |
i: 込、 ー ' ./ 厶イ /{{ |
|. \ { { | ノ
l 个: . <| | | /
|│ |_}`ニ.¨´ ___| | ノ/
}八iハ . |、ノ : : : : : : : : | ハ |
4637 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/08(土) 00:17:10 ID:Qc0YaPck0 [6/12]
ハ ト、
/.:i: ! ,ィ|: ヽ
、____ ,'.: :!: l //!|:,; :ヽ
∨////,`ヽ ; :゙: !:. ! ////,!|: : : :',
∨//////,\ ;.: : :!:: :!/////,'|j: : : : i
. ∨////////i:: : :|:: :∨'⌒`´ ̄二ニ=.、
,.-―‐-∨///////;!;从i:゙::/ .:".: , 、、 `ヽナ‐-、
!:.:.:.:.:.:.:.:.}///////,ソ,, :i::/.:. ,′ ヽミ:、.:.〈
';.:.:.:.:.:.:.:.:∨////,,'廴 :ヘ'.:::::.":...::i i:. . .:i.i:..ヽ.:.〉
、:.:.:.:.:.:.:.:\///,'i: .:ノ:j::::::::::::::ハ ト:::i:.::.:.:.i!ト、:.Yー- .. 奴隷所へ向かう、
ー==ヽ:.:.:.:.:.:.`ヽヘ、゙y、イ:,':::" ; ::/ ',! ';:!: リ!l:.ヽ:}:. `ヽ` ー-.、 マスターの護衛です。
,/,::}:.:.:.:./.:.:.:.'、゙、ノイ::::..:/イ-‐ヾ‐ヘ!、ノイリ:.:.リ、:::、ヽ丶 ノ 今日は、入社式とか、
イ:/. {:.:.:.;:':.:.:.:.:.:.:.∨イ::;::.ィ:':::| ィア歹` ゙人:',/ヽー-、:. ゛、! マスターは言ってます。
/':::.",: >、{ィー、:.:.:.:.:.Уイ::":.i::. i ` ̄ ノト:、 ソ ヾ.、:.}!
:::;' .イ::./i:l!: ,,: :/`ー、{イヘ!::::::ト、:ト __ ィ:::.i',ヾ.´ ヾ:.}
://,,!::/;,|:i!: : :.'イ !゙ ,':ハ::i:!`ヽ.ヽ r′::::!:', ...:. ソ
./: :{::i: :.!ハ: : :/ 人!=';::ヽ ト≧=' '´!:i::::ハ:} '.:..゚::}
': ;, {::!: :': :': : iイ ,.ヘ.ヽ ヽ::゙、彡イl|! ノイ/`!リ `゚ ´
、: : ヘ!: : : : : :: イ /`ヾミヽ、 `ヾ、()j|! ノ' i i ,. -=イ
厶ィ ⌒¨´ \ ム ‐-ミ
, ' \{ ノ、 ‐- \
./ ,く ∨ ハ ヽ
′ // \ \ 、 ゙, | ハ
i { / | \ 、 i } | i |㍉. i
| | l _ | ヽ \| |、 | | | }} |
| | | / ` メ、 ハ .}-‐¬ } | | }} |
| | | ,.斗:=ミ\ ./,.斗=ミ∨} | } }} | へ、へぇ。そうでござったか。
|ハ l 《 ,_)::::ハヽ イ:_):::}::| 》 i .| ノ リ N
、 iハ 弋::::rリ ヒ::::rリ / };=彳 | |
\{ ∧  ̄  ̄ ./ / | !
{{ ハ "" ' "" / / | }_ノ
}ム 込、 < フ .′ _/ И /
{{ '. 个: . . :个l. / ノ | /
∨ :| _}._>-<_,}.、 } / .| , ′
} |/:「 : : ̄ : : { ゙/ / ノ/
_八 | 八: : : : : : : ∨ / \
r ア ヘj |.: :\ : :_: : :ハ ハ 丶=ミ
/| i. | | : : : :Y⌒Y: : :} } i }、
4638 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:17:17 ID:KiSQTYUE0 [3/11]
家族が増えるよ、やったねユキカゼちゃん
4639 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:19:00 ID:ezy9faoY0
入社式(修羅場)
4640 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:19:01 ID:NoPe0nek0 [1/2]
やめて!w
4642 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/08(土) 00:21:09 ID:Qc0YaPck0 [7/12]
/:.:.:/:.:.{ |:.:.:.∨:.:.:.\ ,,,,;;;;;;;;;;;/
._ /:r、:.}:.:.:.ハ. |:.:.:.:.:∨f" i,:.Y,;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈
ヽ;;;;;;;;,,,,,,ャー` }:.:.:.:.:ハ i|:.:.:.:.:.:.ハ "''ム;;;;;;;;;;;;;;;;}
\;;_ -‐ ,"; {:.:.:.:.:.:.ハ }:.:.:.:.:.:.:.:ハ";:", /;;;く
/;;;;;ァ '; {:.:.:.:...: ::¨¨v∠::::::....、:ヽ,;' ,;', z;;;;_}
ヽ,,,,, ,';' }/;:/::::::;:ヽ:::::::::、::、::\},; ,,; >_
}∠ ,;',/:::/; ::::::/:::::::::::}::i::ヽ\:::ヽ f=:i:i:i:i:i:i>、__
_>f , /::://::::::/;:::::::::::;:{:::;::::::::::ヽ:::ハi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ それと一つ。
. x<:i:i:i:i:i:i:7:::/ | ::::::|::|:::::::::::;:|:::}l};::::}::::::::::::∨i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ 奴隷と初めて対面する場所は、
:i:i:i:i:i:i:i:/:/::::′| ::::::|::{i ::::::::|:|:::{_:|:::ト、::::::::::::∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{ 銀メッキ加工がしてあるので、
_:i:i:i:i:ノ:i:i/:::/:::::i|::::::::!::|{:::::::::|:'::j 八ノォt::´::::::::::ハ:i:i:ヽ:i:i:i:i:i:) 自分の顔が見えるんです。
_)/-:/ィ:::}:::::::i|::::::人ハ::::;:/}:/ ィvじi}リ:;:::::;::::{::ハ:i:i:i:\:/ ちゃんと眺めてください。
ヽ:i:i:}:i/:::::ノォト、i}:r:ム. ==ミ ¨´ }:::\{\{::ハ:i:i:人{ すっごく楽しいものが見えますから。
./::::::;:´:::ミ}、ヽミ= , /:::|::}:\ }::::Ⅳ::::::::ハ
/:/::::::/::::/ハ {、\ヽ\ r==ァ { :::リ:|::::リ }::::|}:::::::::::, \_,
::::/::::::/::::〃 入'ヽ ` \_ ー ' イ|:::::|:i|ハ:{::ぃ::∨:::::::::l
_/::::::/:::// ノイ:\ヽ ミ¨: :::>j}:::::|:リ }:ヽ:.,::::i.}::::::::ト、
::::::::/:::/ { 〃 }:::|i. \\, _. }三三1} :リ;' ̄}::ト:::ハ:::{:::::::リハ
厶 ∨ / /i \ } } // {
}ノ ' , | 丶 | イ / }
/ ′ / .{ ‐- -‐ ./ |
′ } .i ′ |\ / /
i | i .{、 \ -‐=ニ¨´ , '㍉ ……了解した女狐。
|ハ : i | | {\ >‐- / /{{ }} 確認はしておこう。
} .} | | | ハ _ _∠ イ }} }}
レ | { | :| :/ `¨¨ T } i {ハ リ
| | :| ′ ノ i | |/ .}=彳
| | :|、 // } / }}
| 八 l / / ,:{ }}
} \ 「⌒㍉_:ィ^^⌒ヽ./ | {{
| i \ 八 . . -‐…-i .ノ
| | \ \<  ̄ ̄ ̄`ヽ
| | ./\{______ }
| ,斗-:‐ヘ─ ヽ ⌒ ‐- _
そうして私は、奴隷所へ向かう。
汚く、汚らわしく、私の大切なマスターにあまつさえ殺意を抱くふ届き者。
4650 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/08(土) 00:25:54 ID:Qc0YaPck0 [8/12]
/ -‐ァ ㍉} :ァ ′ 〈
_ -‐ァ′ / '⌒ {V イ
ー=彡 }ハ ′ / { ′
/ {八 { / / /{___ \ ヽ
/ /.{ {\ / / / / i } \ \ ハ
.′ / : 八 ‘, , イ ./ .| ハ. i ヽ. \个ー
i , {{\ / /: /」_ / | i | |{ ハ \
}/ :// }} i / / .′}/ `丶、 |/ .| | ハ i | {
| .// .{{ | / , / ,斗ミ、 .ノ }ノ‐-ミ、 | ノ ハ} マスター。
| // }} {/ /:/ 《 {::(_^ヽ /__}ノ i iノ / やめましょう、流石に敵意が強すぎるでござる。
| ./ ′ }イ { / l{ 弋ソ ィrテ㍉ .| i| ′ これは、骨かと?
}/ }} }′ 八 {:ツ ノiノ| ハ {
′ }} { / i ヽ , ^´ 爪ノイ { }
リ ∨ /.{ } ー=彡 | |
〃 }/ i个 ノ 丶. _ノ / | }八 l |
{{ ./ │|/ \ .. イ .|イ } ノ
/i //‐:- . `ニ爪_ 小} {.′
:八 { |{: : : : : : : :{∧ー-=ミⅰl }
/ | 八}: : : : : : : :} }: ハ. ∨ ノ
/ | ハ : : : : : : ノ: :\ { i
,.斗-.、、 }/ }‐-Y⌒Y: : : : .:\} |
それに対して、マスターは苦笑しながらこれでいい。
なんていう。
はぁ、せっかく心配しているのに、マスターはひどいでござる。
あーもう、あいつ死なないかな?
殺しても良いかな?
マスターの愛を受け入れられないゴミなんてけしてしまえばいいのでござろう?
あ、マスターが頭なでてくれた。
苦笑してる。
あー、気持ちいいなぁ。
4652 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:26:48 ID:Ab5l1IAg0 [1/3]
自分のときとまったく同じじゃないかwww
4653 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:27:01 ID:CGXT3Glw0
あれ、この台詞どこかで見たような(棒
4658 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:27:30 ID:xDGj21RM0 [2/8]
狐同士思考が似通ってますわ(白目)
4661 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/08(土) 00:28:20 ID:Qc0YaPck0 [9/12]
ふと、銀メッキで加工された場所に視線をやる。
女狐との約束だ。
まあ、破ったって問題はないが、それでも面白いものって?
……ああ。
なんだ。
結局は拙者も。……私も
/ _ 彡 ゞァ........, ' ゚., `: ヽ............../: :.`:.、
/ / イ ,.イ { レァ.,.' / / ,_, ゚., ゚ , : . \゚.,...../: : : : : : \
/ /,ィ :// /: :/{ { ∨ . : : :./ / / /~゚, ゚,. ゚, ゚,. \': : : : : : : : : : : \
. / ,ィ,',' / , ./: :ィ{ .! ∨ /: : : :,' :,': ,' ,' ゚, : : :. ゚, ゚, ヾ.: : : : : : /: : : : : ヽ、
, ' / {,: ,' ./ /:{: :., {!. {.,' ./: : { ,,': ノ,'___斗-: : : : } ! 弋: : : /ィ: :ヾ: : : : : ヽ
., '/ {{ :.!./ .: ,{: !: ,'! {ヾ:, /: : : .{ .,'.{./.{'_ __ ∨ ゚,: : }∨ } |: : \ ヘ、/: : : :.}: : : : : : }
. ,.' .,' / ヽ |' . :, |:.レ:::|:, ∨ /: : : { {斗笊示丐ミ マ: : ,' K } } : : : :狄',: : : : : : : : : : : :/ 女狐だったんだ。
,' {: : ,.{ ! :.' : : !Уイ{:{ ∨ ,' : .::: ! :ヘ {`弋らヒソ. ゚, / } .}X! ,' :! : У:ヾ; : : : : : : : : : ,' あはは。
∨.{ { { ,斗彡イ!゚,: {: :゚,:;' { : : : { | ヾ、 ¨¨ ノ' ,x=、' } ノ |.!, ': : : : }!: : : : : : : : ;:' すっごい、男誘ってる顔してる。
ヽゝ'イ´{: .: :. ヘ∨: : ,' {! : : : ゚, :! ////////// ヾノ.' .レ: : : : : : }: : : : : : : :,' 見てくれない事も解ってるのに。
ヽ // ∨、 ヽ: : : ..ヽv : { .{ : : ! ゚, : :. }///イ /! .,': : : : : : :ノ: : : : : : ;:' あはははははは。
{:{ ヾ,ヘヽ 、 \:゚, { : : {! ヘ ハ /ノ:, , {: : : : : : : : : : : : , '
{:} }! .}! `.、 、、∨゚, : : }. ム、゚., _ イァ'.ノ' .゚; : : : : : : : : : : '
`´ .ノ' ' } ハ: :マ : : :.} ハヾ 、 `´ _, ' / ´ ヽ: : : : : : :.; '
ノ' }: ノ, : : : ! : :ハ. リ , ´.,' { {  ̄., '
ノ,. ' ノ' } :.| iト ゚, > _ ./ ,' ゚,
/イ ----} }! ,i!. ゚,! .{フ'ゝ, { {. ハ ∠_
('./ ...,' ノ! /:: :: }! ./:: :: ; { : : . ヾ \ /ー<´
/ ,...'/ ./:| {.:: :: ノ_./:: :: :: ::; ∨: . ハ`.ミ>代 ―< \
/ ,':: , ,'::::{ {`:: :: ':: :: :: :: :: :: ', ヽ ヽ /ミ 、 \ ヽ. }
/ ___ ノ-:: :| .{ :: { {:: :: :: :: :: :: :: :: :: :', / \ \ ヽヽ`ヽ }リ
> ゚  ̄:: :: :: :: :: ゚, {. :: ゚, У:: :: :: :: :: :: :: :: ::', ,' {/ \. \` } .ノ'
. /:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ヾ, イヽ\:: :: :: :: :: :: :: :: ヽ,. }\ ヾ.リ
. :':: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :::::/:: :: :: :: `ー:: :: :: :: :: :: :: :: Ⅵ .,' ヽ ゚,.゚,
好きな奴隷をどうぞ。
安価↓4~10
4713 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/08(土) 00:39:08 ID:Qc0YaPck0 [10/12]
今気づいたら1時なので本日ここまで。
次回は明日。
多分完結編。
お疲れさまでした。
4739 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/08(土) 00:42:22 ID:Qc0YaPck0 [11/12]
最後にやる夫たちのステータス出して終了しますね。
4746 名前:闇薙 ◆F6.KoT/Sgs[] 投稿日:2013/06/08(土) 00:46:14 ID:Qc0YaPck0 [12/12]
タマモ13歳 ヴィザード Lv44 身長153cm
トヨネ14歳 ベルセルク Lv47 身長528cm
やる夫15歳 パンピーLv1 身長166cm
ユキカゼ16歳 アサシンLv42 身長157cm
……このデータ身長は必要なのか?
4750 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:47:06 ID:2V/oAepM0
乙やっべえおもしろい
4751 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:47:15 ID:xJ0.IVeo0 [4/4]
乙
4758 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 00:54:00 ID:UkWPfgJM0 [4/4]
トヨネ5m超ww
そしてベルセルクww その源泉はやっぱ……w
皆Lv40超とかw
4767 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/06/08(土) 07:17:35 ID:EGH9.4SA0
乙
やっぱ>>1の純愛物は最高だわw
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