626 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:35:14 ID:n122eMsI
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第三回 ゾイドゾーンから「戦闘機械獣のすべて」まで
────────────────────────────────
某月某日 朝 やらない夫 邸
_
|: |
__,.|: |__,.,_ _ __ __,.,___,.,__, ,__,.,_ ____ __,.,_ _ _ ,.,___,.,__,, _, _,, _ __,.,___,.,__,,____ ,_.
|: |
|: | __________
|: | /\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ _,,-
|: | // \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ |_,,-
|: | ∠/ \_________\ |.i-
|: | | ___ | | ̄| ̄||≡| |_ !.l-
|: | |/\ \|__|_|_||≡|_ |」___ |
|:_| // \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ .,,-''!.i-
|| ̄| ∠/ \______________\,:::!.i-
||≡| ,;:'""':;, '""':;, '""'':;, |___i ..| | ̄| ̄|||≡| ,;:'""':;,"'':;,"'':;,
||≡| i':::::::::::::'i,,::::::::'i,,::::::::'i, |┐┐|__|::::| | _| |||≡|i':::::::::::::'i::,:::i,::::i,
||≡| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |┐┐|||| :::| └| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||≡|:::::::: | |┐┐|||| :::|__| | ─┐
||≡|:::::::: | ├―――‐| | |  ̄
|: ̄|:::::::: | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
,、,.|,.、.,|、.,.,,.、.,、,.、.,.,,.、.,.,,.、.,.,,.、.,.,,.、.|,、,.、.、、.,,.、.,.,,.、.,.,,.、,.,| |、.,.,,.、.,.,,.、.,、.,.,.,,.、.,、.,.,.,.,.
627 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:36:00 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) さて、今回からは第一期ゾイドのメディア展開について
| ` ⌒´ノ
.l^l^ln } 具体的に語ろうと思う。
.ヽ L }
ゝ ノ ノ
/ / \
/ / \
. / / -一'''''''ー-、.
人__ノ (⌒_(⌒)⌒)⌒))
___
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ,(⌒) (⌒)、\ いよっ!待ってましたお!
| /// (__人__)/// |
\ ` ヽ_ノ /
ヽ , __ , イ
628 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:36:54 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\ 第一期ゾイドのメディア展開は
/ ノ ヽ
| (●)(●) | トミー自身が小冊子や箱裏などで行っていたものと
| (__人__) |
| ` ⌒´ | 小学館の学年誌ではジオラマ写真、
ヽ } コロコロコミックなどでは写真と漫画掲載による展開の
__,, -ヽ ノ -、
/⌒ヽ | \><ヘl ヽ \ 大きく二つに分かれている。
{::: l \ ヽ };;{ | | i }
{:::::.. 〈;;,, ヽ V;;;}ノ l彡 ヽ
_,,.-‐''" |:::::::: ヽ--、 \ >--'⌒ヽ::. }
|| |_,,.ィ'|::::..... }_,,.-‐''"~ヽ_,,.-し':: )_,
|| | || !:: / .::ノ::::::::::. ノ
|| | || _ヽ,, .;::: _,,.-‐''"ー''--'' ̄
_,,. -‐''" `ー---''"
──────────────────────────────────────────────
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー) これらの展開にきちんと整合性が取れていたのなら
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 一気に語ってしまえたんだが……。
. | nl^l^l
. ヽ | ノ
ヽ ヽ く
/ ヽ \
___
/ \
/ \ ,_\
/ (●)゛ (●) \ 語れないってことは……。
| ∪ (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
629 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:37:57 ID:n122eMsI
./ ̄ ̄\
/ ヽ、_ .\
( (一 ) . |
ああ。第一期においてはこの二つの展開は (人__) |
r‐-、 . |
各々が行っていて整合性が取れていないだろ。 (三)) . |
> ノ /
/ / ヽ、 . /
/ / ⌒ヾ .〈
(___ゝ、 \/. )
. |\ ,.1
. | \_/...|
____
/ \
/ ─ ─\
/ ⌒ ⌒ \
| ,ノ(、_, )ヽ | ハハハハ バロス
\ トェェェイ /
/ _ ヽニソ, く
630 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:39:22 ID:n122eMsI
___
/ \
/ \ ,_\
/ (●)゛ (●) \ って、同時多元展開とは違うのかお?
| ∪ (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) 同時多元展開と言うのは、例えば近年のリアルガンダムのように
| ` ⌒´ノ
.l^l^ln } TVアニメとは別に、雑誌で外伝を同時に進めたり
.ヽ L }
ゝ ノ ノ あるいはSDガンダムのように違う世界観の展開を
/ / \ 複数同時に進める事だろ。
/ / \
. / / -一'''''''ー-、.
人__ノ (⌒_(⌒)⌒)⌒))
| / __
|. r/=ー 、 / /
|/__f´_ィヾ , - ニヘ二
___`f_クr"}}_lイr´ ∧:::|r─ 、
i ´ー-r=-‐ィ-イ´/-.| / ./二ー ミト、
| |lヽ、l::::::::/_::::::/ヽニ- 彡 ./o_/::`ト 、丶.
ヽ |l |=<≡/:::::::ゝ=',-‐ ' /7: : ヽ.:`ト'ヽ.|
l二l_`:\\::::::::::::::::::::::::::ヽ<| |::::::`'::::::::::r‐|
l、_|: ヽ::\\ ̄ ̄ ̄/ヾ マ:.', ',::::::::::::::::::ゝ|
__|: : : :/ ヽ--\\-==〈 || : | |:::::::::::/|:::::,'
/::::/: : rニ/ .H,--\\,r-、 l : | |:::::::::,':.l::::,'
///: ヽr‐-|-‐"l: : : l \| | } ll: :| |::::::::l :l::::l
,イ:´::::,': : : :r |>、.| /二二 | / \lヽ:| l::::::::! l::::l
,、/::::,r-/`ー、: :/ | | `ー'\ /:イ:| |:::::::| |::::l
/::::r=、/ト|ヽイ¨.| | |',-、イ ヘ ヘ\ヽ | l:::::::| l::::l
'-/ゞイ:〉ゝミノ |`ーi .| l マイ.__,,,, ̄', \| |::::::| l::::l
/::://l / ̄', | ./ マ| ヘ∧ | l::::::| l::::l
/::://::::ハ /`ヽ |ヽ|__/l ', l´ `ヽ∧. ! !:::::| l::::l\
/:::// ヽ/ .ハ/ヽ!∧: :ヾ マ | ∧ | |ヽ::! !:::l. \
7::// ハ イ/ ̄ヽハ |',ヽ__| ハ| .|./ .| |´ll\ //\
// l / , -''丶| | | ', ハ ヘ |/ \ \
// マ ト-、__, イ// .l ', l´_,,/l. \ \
〉-`ー---イ/| ゞニヽ l: : /l \ー"\
`ー,‐=/ィ / ヾヽマ_|/ハ ` ー=
|: :|ニ|: |イ l: l: : :ヘ:ハ
, イ:, -、l´ヘfチ| |: l: : : ヘ:ヘ-、
廴 <  ̄ / / ト/ヽ-‐' ./ 〉
, <_:  ̄l ̄ ̄ミト、 ヽ ヽ= ヽ/
r‐≦-='::::ヽ_|:::::::::::::::/ //: : : : :ヽ
\:::::::::::::::::::::::, - 、:::::/ l::l: : : : : :l:l
 ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ',:::`ー─ ':::l
`ー== "
アストレイ・レッドフレーム ( 機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズ )
631 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:40:41 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ ところが第一期ゾイドの場合は設定がすぐに変わったり、
| ( ●)(●)
. | u. (__人__) トミーと小学館のメディア展開ごとに
| ` ⌒´ノ 戦局はともかく、人物像まで異なるという事になっていた。
. | }
. ヽ } 幼少のファンなら気にせずについてきたんだが
ヽ ノ 年長ファンや、後年見返したファンは
i⌒\ ,__(‐- 、 その事に気がついて混乱を呼んでしまったわけだろ。
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
___
/ \
/ \ ,_\
/ (●)゛ (●) \ ふむぅ。
| ∪ (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ / 何だか厄介そうだお。
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
633 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:41:36 ID:n122eMsI
./ ̄ ̄\
/ ヽ、_ .\
. ( (一 ) . | 一番わかりやすい例は・・・・・・、そうだな
. (人__) |
r‐-、 . | やる夫、ゾイド星人、惑星Zi人の
(三)) . | 特徴と言われて何を思い浮かべる?
> ノ /
/ / ヽ、 . /
/ / ⌒ヾ .〈
(___ゝ、 \/. )
. |\ ,.1
. | \_/...|
____
/⌒ ⌒\ 特徴と言うとやっぱりフェイスペイントだお。
(ヽ /( ●) (●)\ /)
(((i ):::::: ⌒(__人__)⌒::::\ ( i))) ゾイドコアBOXだとそれが
/∠ | |r┬-| |_ゝ\ 惑星Zi人の外見的特徴という設定になっていたお。
(___ `ー'´ ____ )
| /
634 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:42:39 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) そうだな。第二期の上山道郎の手による
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 『機獣新世紀ZOIDS』以降定着した設定だな。
.l^l^ln }
.ヽ L }
ゝ ノ ノ
/ / \
/ / \
. / / -一'''''''ー-、.
人__ノ (⌒_(⌒)⌒)⌒))
,Ⅵ三三三>,\ l三三三三ヘ l ! /三三1 ,</
Ⅵ三三三三≧≧三三三三三l l/三三三l /ニ/
>,Ⅵ三三三三三三三三三三三三三三三K//三 /
三三三三三三三三三三三三三三三三≧≦三三ソ
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三イソ
三三三三三三三三三三三三三三三二ニニィヘ/´
三三三三三三:/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'´ ',
三三三三三ニ,' ,
二二二二二ニ,' __ ,.ヘ
三三三三三 ,' / `'・.、 / l
三三三三ニ/ ´ ,. -‐ー、`ヽ ィ',.ィ T l
三ア ’<' .イ 仁ヘ Iイリ ! l
三'/ ヘ 〈i K'り l ! l',リ i
l ヘ ヽ ヾニイ __, 、 一.’ ',
∨ヘ l  ̄、 、 、 ヽ ヘ
ヾ、ヾ ( 、 / 〈 リ ←─── このへん
〉、 ` ソ
/ミュ,≧'´ヽ /ニニ二二  ̄ ア /
イ三三ilリ ', ヽ. l ',寸 / /
三三三iI l \ ', j ./ /
ソイ// /l > 、 ゝ.,二二,.ノ /
/ `'・ 、 > 、 _ ノ
∨ _ `'・ 、 7 ̄
/≦ ̄ `'・ 、 !\
バン・フライハイト ( 機獣新世紀ZOIDS )
635 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:43:11 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ ヽ_ .\
( ●)( ●) |
(__人__) | よし、ではそれを踏まえてこれを見てもらおうか
l` ⌒´ |
{ |
{ /
_. -: ´Λ _.へ` 、
r<: : : : /:|: :、  ̄r' \ :\_
/: : :l : : : : : :\`IエL>、 >ヘ::Λ
|: : : ト、: : : : : : : : : : : : : `ー/ : : V |
〈: : : :::: _ -¬--―-、: : く:r 、: : : V }
/: : :_ン´: : : : \ ,___, ィ ): : :`く : : : ヘ|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【 ゾイド情報 ─ HOBBY NEWS① 創世記 】
ヘリック大統領
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/zoidshobbynew1-1he.jpg
ゼネバス皇帝
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/zoidshobbynew1-1ze.jpg
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
/_ノ ヽ、_\ ━━┓┃┃
o゚((●)) ((●))゚o ┃ ━━━━━━━━
/::::::⌒(__人__)⌒:::: \ ┃ ┃┃┃
| ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛
\ 。≧ 三 ==-
-ァ, ≧=- 。
イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
≦`Vヾ ヾ ≧
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
636 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:43:52 ID:n122eMsI
____
/ノ ヽ、_\ r ⌒j ちょっ
/( ○)}lil{(○)\ / /
/ (__人__) \/ / / ) 人間の容姿じゃないお!
| |i|||||||i| / / / /
\ |ェェェェ| / '` ´ / これじゃあゲッターロボに出てくる爬虫人類だお!!
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴
/ > 、 ヽ _  ̄ ̄ ̄)
/ -、 } (  ̄¨´
/ ヽ._ __ \
` --‐'´ `゙' 、_.)
┌────────────────────────────────┐
│ , -‐ ̄ 「二ヽ :::: /二/`` ー-、 │
│ / ,.-‐ヽ __ヽ ::::::: /_,,--、 ヽ │
│ ! :|:;:;:;:/ 、 ヽ-、,.-/ \:;:;:;7__ ヽ │
│ / \//  ̄|!丶.;ハ::´ イ´ヽヽ:;:;:;ノ | │
│ / ,.-''´ l ` ー=゛,! ヽ ゙'─''゙ \:;:\. \ │
│ /::..|:;:;:;:;/ `ー''゙ /\ __/゙、 `ー´ |:;:;r'´ \ │
│ /::. `j:;!::. ヾ / 、ヽ / /:;`ー、 ヽ │
│ /:::. i'´;:;\ l ._, _,-‐-‐-、 ゝ /:;:;:;:;:/ ! │
│ , /l:::. !:;:;:;: ゙.! | \ _______ .`'/ ! /─'´ / /--____ │
│ _,/;:;:;:;:ヽ::.  ̄/:;:;:; |` ___ `´ ! `''-、 ' r'´;:;:;:;:;:: ̄ │
│´ ̄ ̄;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ、::. ./:;:;:;:;:;|、 ´ ` /:;:;:;;:;:;/ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: │
│;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:__;:;:;:;:,> 、_,ゝ-> \ / '「 ̄, -‐‐'ゝ二´ ̄´つー │
│‐--___ /''´ __了;:;:;:;:;:;:;:;:; ̄'‐--、,\ ,r_--‐‐ ̄;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ̄´;:;:;:;:;: │
│;:;:;:;:;:;:;: ̄´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_,_---' ̄'::/:: ̄ ̄ ̄‐-- 、_,___- 、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; │
│;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_,__-‐-‐'7 ̄ _,___-‐┼─‐--____ ::ヽ.:.:.:.:.:` ー- 、;:;:;:;: │
│─‐‐‐‐'' ̄´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.し-‐'´:: .::|:: `'ゞ .::|.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:. │
│.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:/:: _,__-‐ト-‐- 、_ ::\.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:. │
│ :.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:!::. ‐'' ̄ :::!::  ̄‐‐-- !.:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.:.:.: │
│ │
│ 帝王ゴール( ゲッターロボ ) │
└────────────────────────────────┘
637 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:44:53 ID:n122eMsI
_______________________
/\__________________\
|\/  ̄ヽ
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | ,,,,,-二二‐、_ | |
| | | .〉 ̄ .ヽ / ./i | |
| | | ./ ヽi`ヽヽ_i./`.i i | | その次は「ヒストリー・オブ・ゾイド」ですね。
| | | / /.i_,,,i´i .iヽ‐i i | |
| | | / / ´ :: i i :: ヽ. | |
| | | i、 ヽ ,、_ ,,、 .i i,,、,,,、./ | |
| | | ,、-‐ヽi ヽ ゝ/  ̄ 〉´ | |
| | | ,i_ゝ/i ヽiミ─‐∠二ゝ‐<_、_ | |
| | | /i / ヽ i三三 三 / \i | |
\\ \_______________/ /
\\________________../
 ̄ || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【 ヒストリー・オブ・ゾイド 】
ヘリック大統領
ttp://zoidsfront.main.jp/zoidspage/zoidslibrary/zoidsarc%5Bpicture%5D/%5Bzhs%5D48.jpg
ゼネバス皇帝
ttp://zoidsfront.main.jp/zoidspage/zoidslibrary/zoidsarc%5Bpicture%5D/%5Bzhs%5D49.jpg
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
___
/ \ あれ?!
/ \ ,_\
/ (●)゛ (●) \ 戦記モノならどこにでも転がっていそうな
| ∪ (__人__) | オッサンたちになったお。
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー) キャラクターは戦記、ミリタリー漫画で有名な
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 小林源文の手によるものだな。
. | nl^l^l
. ヽ | ノ
ヽ ヽ く
/ ヽ \
638 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:45:48 ID:n122eMsI
_______________________
/\__________________\
|\/  ̄ヽ
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | ,,,,,-二二‐、_ | |
| | | .〉 ̄ .ヽ / ./i | |
| | | ./ ヽi`ヽヽ_i./`.i i | | では「戦闘機械獣のすべて」を見てみましょう。
| | | / /.i_,,,i´i .iヽ‐i i | |
| | | / / ´ :: i i :: ヽ. | |
| | | i、 ヽ ,、_ ,,、 .i i,,、,,,、./ | |
| | | ,、-‐ヽi ヽ ゝ/  ̄ 〉´ | |
| | | ,i_ゝ/i ヽiミ─‐∠二ゝ‐<_、_ | |
| | | /i / ヽ i三三 三 / \i | |
\\ \_______________/ /
\\________________../
 ̄ || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【 戦闘機械獣のすべて 】
ヘリック大統領
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/allofzoids-he.jpg
ゼネバス皇帝
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/allofzoids-ze.jpg
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
___
/ .u \
/((○)) ((○))\ ゼネバス皇帝が如何にもな悪の大将なのはともかく
/⌒)⌒)⌒).:::: (__人__) l_j :::\ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / // ヘリック大統領、は、ハゲじいさんになってるお!
| :::::::::::(⌒) U .| | | / ゝ :::::::::::/
| ノ | | | \ / ) /
ヽ / └ー.┘ ヽ / /
639 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:46:40 ID:n122eMsI
_______________________
/\__________________\
|\/  ̄ヽ
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | ,,,,,-二二‐、_ | |
| | | .〉 ̄ .ヽ / ./i | |
| | | ./ ヽi`ヽヽ_i./`.i i | | 「ゾイド・バトルコミック」ではこうなっています。
| | | / /.i_,,,i´i .iヽ‐i i | |
| | | / / ´ :: i i :: ヽ. | |
| | | i、 ヽ ,、_ ,,、 .i i,,、,,,、./ | |
| | | ,、-‐ヽi ヽ ゝ/  ̄ 〉´ | |
| | | ,i_ゝ/i ヽiミ─‐∠二ゝ‐<_、_ | |
| | | /i / ヽ i三三 三 / \i | |
\\ \_______________/ /
\\________________../
 ̄ || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【 ゾイド・バトルコミック 】
ヘリック大統領
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/zoidsbattlecomic-he.jpg
ゼネバス皇帝
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/zoidsbattlecomic-ze.jpg
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
___
/ \ こっちだとヘリック大統領はちゃんとした指導者っぽいし
/ \ ,_\
/ (●)゛ (●) \ ゼネバス皇帝も感情移入できそうな立派な将軍って感じだお。
| ∪ (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
640 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:47:26 ID:n122eMsI
_______________________
/\__________________\
|\/  ̄ヽ
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | ,,,,,-二二‐、_ | |
| | | .〉 ̄ .ヽ / ./i | |
| | | ./ ヽi`ヽヽ_i./`.i i | | 第一期ゾイドで最後に姿が描かれたと思われる
| | | / /.i_,,,i´i .iヽ‐i i | |
| | | / / ´ :: i i :: ヽ. | | ゾイドバトルストーリー③ではこうなっています。
| | | i、 ヽ ,、_ ,,、 .i i,,、,,,、./ | |
| | | ,、-‐ヽi ヽ ゝ/  ̄ 〉´ | |
| | | ,i_ゝ/i ヽiミ─‐∠二ゝ‐<_、_ | |
| | | /i / ヽ i三三 三 / \i | |
\\ \_______________/ /
\\________________../
 ̄ || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【 ゾイドバトルストーリー③ 】
ヘリック大統領
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/zoidsbattlestory-he.jpg
ゼネバス皇帝
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/zoidsbattlestory-ze.jpg
_______________________________________
____
./ノ ヽ、_\ 見た事あるけど、ヘリック大統領が
./( ○)}liil{(○)\
/ (__人__) \ どっかのアメリカ大統領そっくりになってるお!
| ヽ |!!il|!|!l| / |
,\ |ェェェェ| .___/
641 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:47:58 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) さて、どうだった?
| ` ⌒´ノ
.l^l^ln }
.ヽ L }
ゝ ノ ノ
/ / \
/ / \
. / / -一'''''''ー-、.
人__ノ (⌒_(⌒)⌒)⌒))
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \ ゼネバス皇帝もだけど、特にヘリック大統領は
/ ', 同じ人物とは思えないほどバラバラだったんだお。
./ ',
l \ / .l 一番最初は本当に宇宙人していたし、普通のオッサンになったと思ったら
l \_i ,, i_/ U l きれいにハゲあがったじいさん、また戻ったら次はアメリカン……。
.', `ー―' `ー―' ./
/ \ l 人 l /\ すさまじい変遷っぷりだお。
./ `ー、 `ー´_`ー' ‐' \
/ ハ
642 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:48:46 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ そうだな。
| u.(●)(●) |
| (__人__) | 第一期ゾイドは文章の記述とジオラマ写真での展開がメインで
| ` ⌒´ | 絵が必要な漫画などは本編ではなく補助的、番外的な扱いでしかなかった。
ヽ .u }
__,, -ヽ ノ -、 だから人物に限らずキット以外のデザインを統一する必要性が薄く
/⌒ヽ | \><ヘl ヽ \ さらに結果として媒体ごとにバラバラになってしまった設定があまりに多い。
{::: l \ ヽ };;{ | | i }
{:::::.. 〈;;,, ヽ V;;;}ノ l彡 ヽ その代表が最重要人物である
_,,.-‐''" |:::::::: ヽ--、 \ >--'⌒ヽ::. } ヘリック大統領とゼネバス皇帝という訳だろ。
|| |_,,.ィ'|::::..... }_,,.-‐''"~ヽ_,,.-し':: )_,
|| | || !:: / .::ノ::::::::::. ノ
|| | || _ヽ,, .;::: _,,.-‐''"ー''--'' ̄
_,,. -‐''" `ー---''"
____
/ \ !??
/ u ノ \
/ u (●) \ こういう時は企画の中心が統一するものじゃないのかお?
| (__人__)|
\ u .` ⌒/
ノ \
. /´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
643 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:49:07 ID:n122eMsI
_________
/ 'r r.r.r.i
/ | | | | |
ああ。常識的に考えればそうなんだが……。 / u .ノ.ノ.ノノノ
ハ_ノ ヽ、__ / /ノ
現実は第一期ゾイドの展開はトミーと小学館での / (●)(● ) .( l ヽー―ー-、
詳細なすり合わせが行われず / .(__人___) ム イ r ヽ
./ / ヽ`⌒´ | .l / 、 l
設定の食い違いは最後まで放置されたままだっただろ。 / / 八_ 、__ /l | ,' l l
. / ,' ヽ| | ノ ハ l
/ .l ∧ | レ' ノ l
/ l ノ ヽ | | ノ }
∧ / ,〆 ヘ l , ' l
ヽ、_,ノ'´ ヘ .l / ノ
', | / ,'
ト、 ノ ノ
____
/ \
/ ; _ノ′
/ ∪ :::(● 小学館の各雑誌での展開の違いはまだしも
| "`(__)
\、 /´ヽ 大元のトミーと食い違ったまま進行って凄まじい話だお。
) ィ ("_ノ
/ /⌒ヽ ヽ ) |
i l | | |
| | | |-‐'
|.| | |
i〆 / |
ヾン´ l
644 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:50:19 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、 \ さて、ではここからはここまでを踏まえた上で
( ●)( ●) | 各媒体の展開について語ろうと思う。
(__人__) | ../}
_ ヽ`⌒ ´ | / / __ >>1はこれらの資料について手元にあるものだけでなく
(^ヽ{ ヽ { ./ / . / .ノ ネット上にて有志がサイトやブログなどで掲載してくれたものも
( ̄ ヽ ヽ i ヽ / 厶- ´ / 大いに参考にしているとあらかじめ断っておくだろ。
.(二 ヽ i i |,r‐i ノ. ヽ / /
ヽ / ノ / r一'´ ー 、  ̄ ̄ ̄)
i { イ―イ / .`ー―. 、__ .〈 ̄ ̄
ヽ. `ー '/ / /\ \
`ー '  ̄ ̄! | ヽノ
___
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ,(⌒) (⌒)、\ ともあれ楽しみにさせてもらうお!
| /// (__人__)/// |
\ ` ヽ_ノ /
ヽ , __ , イ
645 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:51:16 ID:n122eMsI
━━━━━━━━━━━━━━【 カタログ展開 1983 】━━━━━━━━━━━━━━
+ ゚ . + . . .゚ .゚。゚ 。 ,゚.。゚. ゚.。 .。
. . ゚ . o ゚ 。 . , . .o 。 * .゚ + 。☆ ゚。。. .
。 。 *。, + 。. o ゚, 。*, o 。.
゚ o . 。 . . , . , o 。゚. ,゚ 。 + 。 。,゚.。
゚ , , 。 . + ゚ 。 。゚ . ゚。, ☆ * 。゚. o.゚ 。 . 。
。 . .。 o .. 。 ゚ ゚ , 。. o 。* 。 . o. 。 . .
。 . 。 . .゚o 。 *. 。 .. ☆ . +. . .
。 . . . . . 。 ゚。, ☆ ゚. + 。 ゚ ,。 . 。 , .。
゚ 。 ゚ . +。 ゚ * 。. , 。゚ +. 。*。 ゚. . . . .
。 . . 。 。゚. 。* 。, ´。. ☆。。. ゚。+ 。 .。 . 。 .
. 。 ゚ ゚。 。, .。o ☆ + ,゚。 *。. 。 。 . 。 .
゚ .゚ ゚ 。゚ + 。. +。 * 。゚。゚., ,+ 。゚. 。 . . , , .
゚。゚+゚`, o。。.゚*。゚ 。.゚ 。 ☆+。。゚. ° 。 . , ゚ ゚
。, .゚。 + ☆。,゚. o。 。+ 。゚., . ゚ , 。 。 . .
゚. o * 。゚。゚.。゚。+゚ 。 。 ゚。 ゚ 。 ゚
゚` .゚ .゚. ゚. . ゚ . ゚ . , . . . 。 ゚ .
. . . , 。 . . , .
。 ゚ . 。
, . . , . .
ゾイド・ゾーン…無数の恒星と惑星からなる広大な星域。
ゾイドと呼ばれる巨大な機械獣が生息するこの星域が、宇宙のどの位置に存在するか、
地球からの方向・距離、いずれもまだ明らかにされていない。
Σ=
_Π_◯=
へ√刀八 .イへ
-─--石 イ ∠≡ イ、♂
/// 「二≡√ ̄≡コ≡!ル´
/llllコ≡」≡ //l ≡/ゝ│
//l /二二l仆 l l/ l l≡!
llllコ≡ ミ彡」 l l≡! .l l
ll l │| .└┘ .l l .l l≡!
//コ≡ .l l .皿皿
E「 」≡皿 l l≡!
ェイヽ//メ .皿皿
/ ,ノケ≡
lヘ__ ノ ノ〆
/ノ//ソ /
゙゙`´""
コズミック・ヒストリー
壮大なときの流れが 今、始まる。
ゾイド・ゾーンには、様々な機械獣が生息している。
陸・海・空、宇宙空間とあらゆる環境に適応して進化しているが、共通する特徴は
生体構造が機械とよく似ていることである。地球人はこれらの機械獣を、
戦闘用そして探査用機械獣に改造することに成功した。これがゾイドである。
646 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:51:49 ID:n122eMsI
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━┛
┏━━┓
┗━━┛
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ
| (●)(●) | というわけで最初期段階での舞台は
| (__人__) | 「無数の恒星と惑星からなる広大な星域」となっている。
| ` ⌒´ |
ヽ } その中で最初期のゾイドはゾイド・ゾーンの一惑星(ZP01)の出身だ。
__,, -ヽ ノ -、
/⌒ヽ | \><ヘl ヽ \
{::: l \ ヽ };;{ | | i }
{:::::.. 〈;;,, ヽ V;;;}ノ l彡 ヽ
_,,.-‐''" |:::::::: ヽ--、 \ >--'⌒ヽ::. }
|| |_,,.ィ'|::::..... }_,,.-‐''"~ヽ_,,.-し':: )_,
|| | || !:: / .::ノ::::::::::. ノ
|| | || _ヽ,, .;::: _,,.-‐''"ー''--'' ̄
_,,. -‐''" `ー---''"
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ }
/⌒ ⌒\ | | ということはそのZP01が惑星ゾイドとかゾイド星と呼ばれて、
/( ●) (●)\ ! !
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l 第二期で惑星Ziになるわけかお?
| |r┬-| | /
\ ` ー'´ //
/ __ /
(___) /
647 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:53:02 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ まあ断定はできないが、おおよそそんなものだろ。
| ( ー)(ー)
. | (__人__) ただし、この
| ` ⌒´ノ
. | nl^l^l “緊急時にはただちに大軍団を形成し、空間を超えて壮烈な電撃戦を展開する”
. ヽ | ノ
ヽ ヽ く とも謳っているから、ワープするのかもしれんがな。
/ ヽ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
___
/ \
/ \ ,_\
/ (一)゛ (一) \ どうとでも転がせるSF設定だったということなのかお……。
| (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
648 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:53:37 ID:n122eMsI
━━━━━━━━━━━━━━【 カタログ展開 1984 】━━━━━━━━━━━━━━
:::::::::::::::::::::::::::+:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::+:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::+::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::o:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::十:::
::::::::。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::・::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。::::::::::::::::::::::
:::○:::::::::::::::::::::::::::::::::o::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::・::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 ̄~"'''‐-,.、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::彡⊂二⊃::::::::::::::::::::::
:.:.:\、.:.:.:.:.:.:.:~"'‐-、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::"'''''\"''--、.:.:.゙''‐.、:::::::::::::::::::::::::::::::::::+::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
l:::::__,....-‐'''" ''.:.:.:::゙'ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。::::::::::::
"‐--‐‐, ''.:.:.:. \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::/" .:.:.:. ゙‐、:・::::::::::::::::::::::::::::::::::::o:::::::::::::::::::::
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/~ :`、:::::::::::::::::::::::::o::::::::::::::::::::::::::::::
゙、:::::::::::::::+::::::::::::::::::::::::::::::::::
゙、::::::::::::::::::+:::::::::::::::::::::::::::::
゙;::::::::::::::::::::::::::::::::::+::::::::::::::
) __ ゙;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
(:::::::/ :,:::::::::::::::::::::::::::::::::o::::::::::
ノ::::/ ;:::::+::::。:::::::::::::::::::::::::::::
|::::| i::::::::::::::::::::::::::::::::::::・:::::
その惑星では、金属生命体「ゾイド」が驚異の進化を遂げていた。
時代は地球人類が太陽系進出を果たして、
恒星間飛行を目指す大航海時代に入った頃……
太陽系の全く正反対の位置に、太陽系とそっくりなゾイドゾーンが発見された。
649 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:54:07 ID:n122eMsI
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:;:::::::::::::::;;;;;;;;:::;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;:::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;::::::;;;;;;;;;:;;:;;;:::::::::::;;;;;;;;::::::::;;;;:;::::::::::::::::::;;::::::::::::::::::::::::::;::;;::::::::::::::::::::
:::::::::::::::;:::::::::::::;;::::::;:;::;;:;;;;;;;;;::::::;;;;;;::::::;;:::::::;;;;;:::;:;:::::::::::::::::::;;::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;:::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::;;;;;:::::::::::::;;::::::::;:::;;;;;::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::::::::::;::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;::::;:::;:;;;;;;:;;;;;;;;;;;:::::::
::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;::;:::::;:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::;;:;::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::\/:::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::/::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;:::::::::::;;:::::::::::;;;;;;;;:::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;:::::::::;;::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::
::::::::::::∠::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;:::::::;;;;;;;;;;;::::::;:::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;:::;;;;;;;;:::::::::
:::::::::::::::::\:;::::::;;;;::::::::::;;;;;;;;;;;:::::::::::::::;::::::::;;;;;;:;;;;;;:::::::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::;;;::::::::::::::::::::::::
惑星ゾイドは地球によく似た大気を持ち、金属鉱脈の露出が多い星だ。
そのため、金属イオン濃度の高い海に誕生した生命は、いろいろな進化を経て、
爬虫類型、昆虫型の金属細胞を持つ生物となった。金属生命体『ゾイド』の出現である。
また一方では、進化の途中で枝分かれし、独自の発展の末、
知的生命体である『ゾイド星人』も誕生した。
後にゾイド星人は、共和国側、帝国側に二分され勢力争いが始まった。
そして両陣営は、ゾイドを主要武器である戦闘獣へと改造していった。
そして今、飛来した地球人の手により、ゾイドはさらに改良され戦闘能力も強化されて、
注目の『メカ生体・ゾイド』となっていったのである。
650 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:55:11 ID:n122eMsI
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━┛
┏━━┓
┗━━┛
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、.\ というわけで1984年初頭発行のカタログからだが
| (●)(●) .|
! (__人__) | この段階からゾイドゾーンは一つの恒星系、
, っ `⌒´ | 「惑星ゾイド」に絞られたわけだろ。
/ ミ) /
./ ノゝ / そして機械獣だけだった世界にゾイド星人が出現し、
i レ'´ ヽ 共和国側、帝国側に分かれている事になっただろ。
| |/| | |
651 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:57:21 ID:n122eMsI
━━━━━━━━━━━━━━━━━━【 ゾイド情報 ─ HOBBY NEWS 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_______________________
/\__________________\
|\/  ̄ヽ
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | そして上記の1984年のカタログとほぼ同時期に刊行されたのが
| | | ,,,,,-二二‐、_ | |
| | | .〉 ̄ .ヽ / ./i | | 小冊子「ゾイド情報 ─ HOBBY NEWS」です。七冊目からは
| | | ./ ヽi`ヽヽ_i./`.i i | |
| | | / /.i_,,,i´i .iヽ‐i i | | 「SUPER REAL ACTION MAGAZINE ゾイドグラフィックス」と
| | | / / ´ :: i i :: ヽ. | |
| | | i、 ヽ ,、_ ,,、 .i i,,、,,,、./ | | 名を改めました。
| | | ,、-‐ヽi ヽ ゝ/  ̄ 〉´ | |
| | | ,i_ゝ/i ヽiミ─‐∠二ゝ‐<_、_ | | この小冊子にはカタログでは掲載し切れなかった情報が
| | | /i / ヽ i三三 三 / \i | | 補足されていました。
\\ \_______________/ /
\\________________../
 ̄ || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) このHOBBY NEWS① 創世記から
| ` ⌒´ノ
.l^l^ln } 具体的に展開が語られるので主な内容を紹介するだろ。
.ヽ L }
ゝ ノ ノ
/ / \
/ / \
. / / -一'''''''ー-、.
人__ノ (⌒_(⌒)⌒)⌒))
652 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:57:46 ID:n122eMsI
┌────┐
│ STORY |
└┬───┴─────────────────────────────────┐
│その物語は、宇宙船「グローバリーⅢ」が未知の星「ゾイド」に不時着した時に始まった。 │
└─────────────────────────────────────┘
時代は地球人塁が太陽系進出を果たして、恒星間飛行を目指す宇宙大航海時代に入った頃。
地球の宇宙ステーションから一隻の巨大な宇宙船がはるかな星々を目指して飛び立った。
船名は「グローバリーⅢ」。新天地を目指す開拓移民、宇宙の謎を解き明かさんとする科学者たち、
一攫千金を夢見るギャラクシー・シンジケートメンバー(GS冒険商人)たち、
その他、宇宙に賭ける大勢の人々を乗せて「グローバリーⅢ」は太陽系を後にした。
超光速航行を続けていった「グローバリーⅢ」は、やがて銀河系の中心に向かうに、
太陽系と全く正反対の位置に現太陽系とそっくりな太陽系を見つけたのであった。
太陽に似た中型恒星を中心に惑星は6個あり、しかもその第二惑星には不思議な生物群と知的生命体の存在が確認された。
「グローバリーⅢ」の乗員達は期待に色めきたった。
しかし、ここで思いがけないことがおきた。「グローバリーⅢ」の船内で反乱が起きたのである。
地球出発当初から宇宙船のキャプテンと鋭く対立していたGS冒険商人たちの反乱が表面化していたのであった。
GS冒険商人たちはあくどい商売でも平然と行う気でいた。
しかし、キャプテンは地球人類の名誉ある発展のためにそれを許さなかった。
船内で二派にわかれて戦いがはじまり、巨大な宇宙船の各所で大きな被害が出始めた。
やがて操縦系統も破壊されて「グローバリーⅢ」はついに航行不能になった。
GS冒険商人たちは宇宙船に搭載されていたすべての小型救助艇を手中に収め、脱出していった。
一方残されたキャプテン派は必死に操船にあたったが、「グローバリーⅢ」の機能を取り戻すことはできず、
同船も第二惑星めがけて突っ込んでいき、不時着してしまう。
その際、キャプテンをはじめ多数の乗員の生命が失われた、だが乗客の一部は無事だった。
*ゾイドと地球:地球から6万光年のかなた、銀河の中心をはさんで正反対の位置にある。
653 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:58:33 ID:n122eMsI
┌────┐
│ STORY |
└┬───┴─────────────────────────────────────────┐
│ その星「ゾイド」は地球に似た大気に包まれていた。しかも、金属鉱脈が露出した大地におおわれていた。 │
└─────────────────────────────────────────────┘
第二惑星の風景は地球のそれとよく似ていた。
地球ほどではないが緑もあった。海があり川も流れ、草原、森と広がっていた。
特徴的なのは、金属鉱脈が露出した高い岩山が多いということであった。
「グローバリーⅢ」はその岩山の中でも、ひときわ高く連なる大山脈のふもとの砂漠に不時着していた。
降り立った一同の前に、彼らを偵察するかのように見たこともない生物が姿を現した。
その一体は、地球の過去に栄えた恐竜によく似た生物で、もう一体はその恐竜を操る知的生命体だった。
知的生物は、爬虫類の雰囲気を残した二足歩行の生物で、自らをゾイド人と名乗った。
そして恐竜に似たメカ生物を「メカ生体ゾイド」と教えた。この第二惑星も「ゾイド」と呼んだ。
ゾイド人とのファーストコンタクトの直後、空から翼竜に似たメカ生体を操ったゾイド人の一隊が攻撃をしかけてきた。
それに対して地上にも新手のゾイド部隊が現われて、激しい戦闘がはじまった。
戦いは地上軍の勝利に終わり、空から攻撃してきたゾイド人が引き上げると、
地上にいたゾイド人は地球人を自分達の都へと案内した。
都は石造りを主体とした建築物で作られた都市国家だった。
農耕狩猟を主とする世界で、思考・感情なども地球人とよく似ていたが、
二つの生物の間の大きな違いは、やはり生き物としてのその仕組みであった。
地球人の調査で分かってきたことは、
地球と同じような進化をとげてきていたが、恐竜時代を迎えると、
突然何か生物的大異変が起きたらしいということであった。
そして現在、ゾイド人は二派に分かれ、キャプテン側の地球人を救ったゾイド人は
共和制をとり『ヘリック共和国』を作り上げていた。
対する敵勢力は、貴族・奴隷制をとる『ゼネバス帝国』だった。
そして帝国側にはGS冒険商人たちがすでに入り込んでいた。
両国は山脈をはさんでにらみあい、抗争を続けていたが、
地球人たちの飛来により新しい戦いのときを迎えようとしていた。
それは、主要武器であった戦闘用メカ生体ゾイドが、
地球人の手によって改造され、強力な兵器になったことである。
6万光年の彼方で、今、壮大な時の流れが始まる。
*ゾイド生命体:細胞を金属の殻で覆ってそのまま進化したもの
654 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 06:59:04 ID:n122eMsI
┌──────┐
│ EVOLUTION .│
└┬─────┴─────────────────────────────────┐
│ 金属質を体に構成し、成体となったメカ生体ゾイドは数億年の時を経て進化をとげた。 │
└───────────────────────────────────────┘
メカ生体ゾイドには、地上生物、水中生物など多くの種類がある。
その形状は、地球の恐竜や昆虫、鳥類、哺乳類などと似ているが、身体はすべて金属で構成され、
心臓部ともいえる中心に球状のゾイド生命体があり、全身を支配している。
メカ生体の養分は金属質で、草食性のものは金属質を含む食物をとり、そこからイオン化した金属として消化吸収し、
更にイオンを必要な金属として再構成する。肉食性のメカ生体はイオン化の能力が低いため、
必要な金属質を持つ他のメカ生体を捕食して養分としている。
*メカ生体ゾイド:ゾイド生命体を中枢生命体としてもち、水中・陸上で進化したもの。
*戦闘機械獣ゾイド:野性のメカ生体を戦闘用に改造したもの。
655 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:00:33 ID:n122eMsI
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━┛
┏━━┓
┗━━┛
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ まずここで、地球からの開拓移民船の名が
| ( ●)(●) 「グローバリーⅢ」と設定され、
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 太陽に似た中型恒星を中心に惑星は6個あり、
.l^l^ln } しかもその第二惑星には不思議な生物群と
.ヽ L } 知的生命体の存在が確認された。
ゝ ノ ノ
/ / \ という記述も登場しただろ。
/ / \
. / / -一'''''''ー-、. 「GS冒険商人」の反乱が原因でその第二惑星に
人__ノ (⌒_(⌒)⌒)⌒)) 不時着したというのもこの時からだ。
(ヽ三/) ))
__ ( i)))
/⌒ ⌒\ \
/( ●) (●)\ )
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\ この辺りはゾイドコアBOXに収録されてた
| (⌒)|r┬-| |
,┌、-、!.~〈`ー´/ _/ 「Zi HISTORY FILE」と同じだお。
| | | | __ヽ、 /
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
656 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:01:44 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ だが、この時点では後の展開と大きく異なる点がある。
| ( ●)( ●)
| (__人__) さっき大統領と皇帝の肖像の話題でも出ていたが、
| `⌒ ´l この段階でのゾイド星人は
| }
ヽ } 「爬虫類の雰囲気を残した二足歩行の生物」
ゝ 丿  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____( ̄ ̄ / ̄ ̄/´ ̄/_ と描写されている事がそれだろ。
i⌒ゝ、 ヽ ヽ. / / ⊂) i⌒ゝ、
i;;;;;;;;;;|__ L人  ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|
.. ____
/ ― -\
. . / (●) (●) だから最初のヘリック大統領とゼネバス皇帝は
/ (__人__) \
| ` ⌒´ | 人間の姿をしていなかったのかお……。
. \ /
. ノ \
/´ ヽ
ヘリック共和国側
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/zoidshobbynew1-2he.jpg
ゼネバス帝国側
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/zoidshobbynew1-2ze.jpg
657 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:02:28 ID:n122eMsI
_______________________
/\__________________\
|\/  ̄ヽ
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | ,,,,,-二二‐、_ | |
| | | .〉 ̄ .ヽ / ./i | |
| | | ./ ヽi`ヽヽ_i./`.i i | | この時期発売された帝国軍の兵士セットや
| | | / /.i_,,,i´i .iヽ‐i i | |
| | | / / ´ :: i i :: ヽ. | | 初のゾイドの漫画展開、
| | | i、 ヽ ,、_ ,,、 .i i,,、,,,、./ | | 「ゾイド創世記」(おちよしひこ コロコロコミック84年夏休み増刊~)
| | | ,、-‐ヽi ヽ ゝ/  ̄ 〉´ | | でもゾイド星人がこの設定に基づいて描写されていたようです。
| | | ,i_ゝ/i ヽiミ─‐∠二ゝ‐<_、_ | |
| | | /i / ヽ i三三 三 / \i | |
\\ \_______________/ /
\\________________../
 ̄ || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー) まあ、ゾイド創世記だとキャラ付けの都合もあって
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ ほとんど人と同じ容姿になっているようだがな。
. | nl^l^l
. ヽ | ノ
ヽ ヽ く
/ ヽ \
___
/ \
/ \ ,_\ 六万光年先の知的生命体が
/ (一)゛ (一) \ 何もかも地球人類と一緒である必要はないお
| (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ / アメリカの映画やTVのSF作品だとこっちが主流なんだお。
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
658 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:04:26 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、.\ そしてもう一つ。
| (●)(●) .|
! (__人__) | 詳しくは後述するがこの時期の設定には
, っ `⌒´ |
/ ミ) / ウサギ型小動物のようにゾイド生命体を持たない動物種も存在していただろ。
./ ノゝ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i レ'´ ヽ
| |/| | |
ゾイド進化図 ( ゾイド情報 ─ HOBBY NEWS① 創世記 )
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/zoidshobbynew1-5-6.jpg
____
/ \ あれ?
/ u ノ \
/ u (●) \ ゾイドコアBOXの「Zi HISTORY FILE」だと
| (__人__)| ゾイドコアを持たない生物は植物とゾイド人ぐらいだったはずだお。
\ u .` ⌒/
ノ \
. /´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
659 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:05:38 ID:n122eMsI
__
__,─// .ii-  ̄ ̄ヽ 、
i ̄/ / /,,‐、 ヽ── 、 ヽ、
__ i .i | / > ヽ、 ヽ ヽ
,,,,-/ /─ヽ 、 ヽi__i,,// ./ //ヽ__ 、 ヽi
 ̄ `ヽi \ i─i .//ヽ, ./ ./ i / ヽ i i さらに余談ですが、この「グローバリーⅢ」は
.ヽ ,,-── ヽ ./ /,,, <-‐´ /ヽ i i ./ / ヽ i i  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ヽ `/ / _/ /ヽ ヽi / ,i i 後年の第二期、「機獣新世紀ゾイド公式ファンブック」から
.i / ̄‐ヽ i ゝ/ ,,,,─´ i、` i i/ / i iヽ
.i ./ ゝヽ/二i二 i i 、゙i i/ ,,,-´i / i 「グローバリーⅢ世号」に呼称が変更されました。
i ,,,‐/ / .i i ヽ、.i i´ ,,/./ / i  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.i /i ̄ ̄─i/ //ヽ i ヽii二フ / i
〉´i .i .i.i i .ヽ ヽ/ ,,,/
/ .i ii ii `´ /二i i /´ |
/ i .ii ヽ ̄ iヽ_ /ヽ /二i./
iヽi ii ヽ_/二i、 //,,,ゝ´゙゙/二i./
.| i / ̄─i i /` ヽ、\i‐ヽ ヽ<、__ i i ii
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、.\ >>1の本スレ、「やる夫がゾイドに乗るようです」の序盤は
| (●)(●) .| 有志が動画にしてくれたんだが
! u. (__人__) .|
, っ `⌒´ | その際に「グローバリーⅢ」という呼称に対して
/ ミ) / 『「グローバリーⅢ世号」だろ!』というツッコミが入って驚いただろ。
./ ノゝ /
i レ'´ ヽ
| |/| | |
660 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:06:00 ID:n122eMsI
___
,──<───二=_、
i / / /ヽ
〉、 i / ∠/i.ヽヽ
./i `i i ./ // i ヽi ヽ 「グローバリーⅢ」は「装甲巨神Zナイト」でも
/ ヽ ヽi i i/ / \ヽ
i\ フ./ ̄フ─二 ゙゙゙゙ ,,, -´i i、 踏襲された呼称ですからね。
i i / `─ ´ ,、.i i i
ヽ _i ./ __ ,,‐i // / .i
ヽ\ i__.i i __i ,,‐─ ´ | / .i
iヽ ヽi_,i─/ / /
ヽ i─、 ,,,-  ̄-´ヽ /i
ヽi 丶__/彡彡/ i /./
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ ─ ─ ヽ
| (●) (●) | 世代間ギャップってヤツかお・・・・・・。
\ ∩(__人/777/
/ (丶_//// \
661 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:08:17 ID:n122eMsI
━━━━━━━━━━━━━━【 デザインの現場 1984年 10月号 】━━━━━━━━━━━━━━
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ、.\
| (●)(●) | さて、この時期「デザインの現場」
/ ̄ ̄ ̄ 丶人__). | 1984年 10月号に掲載された記事によると
/ \ ._|_____
, --'、 / `〉 以下のような設定になっていたようだ。
/ ⌒ ) / /
,′ ノ / / ネット上で有志が掲載していたものから
l T´ .._ ./ r'´ ̄ヽ 要点を抜粋して紹介させてもらうだろ。
ヽ ノ ./丶、 / (  ̄ l
`'ー'´ | .`'ー'――┬― --、/ _.ノ
____
/ \
/ u ノ \
/ u (●) \ 今度はどんな事が出てくるんだお?
| (__人__)|
\ u .` ⌒/
ノ \
. /´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
─────────────────────────────────────────
662 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:09:00 ID:n122eMsI
─────────────────────────────────────────
ノ 。 . .
ノ ・
─ ' ・ ゚ 。
。 ☆ . 。 ・
. . /) .
☆ ,〇 ノ ・ .
。 . (_/ ゚
・ ゚ ・ ・ 〇
゚ ゚ . .
。 . o 。
゚ . . ゚
。 ・ .
" ""
o ゚ 。 ☆ r─── - .
・ ・ ・ 。 イ´ <`´ |
。 。 /、ノ `l .
゚ ・ / n `ヽ ζ
この太陽系はゾイド・ゾーンとよばれ、太陽に似たG型恒星を主星に抱く、
六つの惑星から構成されている。
第二惑星ゾイドは、直系が地球の約四分の三とやや小型で、そのせいか重力は0.6G。
地表の60%が海洋で、大気組成は地球と酷似している。
0.6Gで大気が維持出来るのかどうか、これはちょっと疑問だが、
これについては今後の調査を待つことにしたい。
また逆行衛星一つを含む、三つの衛星を従えており、
複雑な重力干渉の影響で、絶えず嵐が吹き荒れている地域も存在するという。
大陸は全部で五つ。中央大陸以外は人踏未踏の暗黒大陸で、
ゾイド人の生活圏は現在のところ、中央大陸のみに限られている。
二大国家、ヘリック共和国とゼネバス帝国も、この大陸の両端にある。
─────────────────────────────────────────
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ その後の展開を見る限り、0.6Gという重力の設定は
| ( ●)(●) 意識されなくなっただろ。
| (__人__)
| ` ⌒´ノ またゾイド人の生活圏については、今後の展開で
| } 他の大陸にも住民がいたという設定に変わっただろ。
ヽ }
ヽ ノ
/ ヽ
| | | |
\ \ | |
| (JJJ) | |
ヽ  ̄ ̄\  ̄ ̄\
/  ̄\ v⌒)\ v⌒)
/ ヽ_/ ヽ_/
/
ヽ ノ
ヽ\ /
663 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:10:30 ID:n122eMsI
─────────────────────────────────────────
ゾイド人は、爬虫類の特徴を多くそなえた胎生のヒューマノイドである。
ふつう、石器、土器、青銅器の段階を経て鉄器へと至る文化が、
ここではいきなり鉄器時代を迎えたため、火の利用や加工の技術が長足の進歩を遂げた。
金属鉱脈が数多く露出しているためと想われる。
このゾイド人が、野生のメカ生体に様々な用途向きの改造を施したものが、機械獣ゾイドである。
もともと、メカ生体ゾイドの頭脳は、コンピューターに近い構造をしているが、
これにコクピットと命令系統を付加し、能力を数段向上させている。
戦闘機械獣となると、さらに各種武装が加えられるというわけだ。
また、エネルギー系統も、ふつうの捕食・栄養摂取の他に、
石油と火薬の混合物による人為的補給が行われており、ゾイドの活動をよりパワフルにしている。
─────────────────────────────────────────
─────────────────────────────────────────
!| i| i| |i !| i ! i
i i| ! i i |! i ! ! i i
i| ! i i ! ! i |! i| !
!| i| |i !| i ! i
i i| ! i i |! i ! ! i i
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!| i| |i !| i ! i
i i| ! i i |! i ! ! i i
i| ! i i ! ! i |! i| !
|i l ! l ! i i !| i
!| i| i| |i !| i ! i
i i| ! i i |! i ! ! i i
i| ! i i ! ! i |! i| !
ではここで、惑星ゾイドの生物について説明しよう。
先にも述べたように、ゾイドは金属鉱脈が地表に多数露出した惑星である。
これが、雨の作用でイオン化し、結果として海水中の金属イオン濃度が、
実に地球の数千倍にまで高まったのである。
やがてその海にも生命が誕生し、恐竜時代直前までは地球同様の進化が続いた。
が、恐竜時代を迎えた時、大規模な生物学的異変が銀河全域を襲ったのである。
原因不明のこの大異変により、地球では恐竜が滅亡したが、
大量の宇宙線を浴びたゾイドの生物は、激変する環境に速やかに適応するため、二つの道を選んだ。
一つは、海水中に含まれる金属イオンを取り入れ、細胞質そのものを強化する方法。
これらの種は、地球とほぼ同じような進化を続け、金属質を大量に含有する動・植物となっていった。
ゾイド人は、その中で最も高等な種である。
─────────────────────────────────────────
.. ____
/ ― -\
. . / (●) (●)
/ (__人__) \ さっき、やらないが言ってた事だお。
| ` ⌒´ |
. \ /
. ノ \
/´ ヽ
664 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:10:55 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー) 後の設定では植物とゾイド人以外は自然消滅してしまったが、
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ この時期ではメカ生体ゾイド以外の動物種も設定されていたわけだろ。
. | nl^l^l
. ヽ | ノ
ヽ ヽ く
/ ヽ \
___
/ \
/ \ ,_\
/ (一)゛ (一) \ 確かにいきなりゾイド人だけ湧いて出てくるのは不自然なんだお……。
| (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
665 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:11:25 ID:n122eMsI
─────────────────────────────────────────
巛ミ ._,v-!'ヾ彡》》¨^^'''ーv、彡巛
巛ミノl:;:;:;:;:;:;:;ζ ,i'´゙'=、彡》》
》》r;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\ _ 山 __,/ ;;;;\巛|
/゙.:;:;:;:;:;;;;;;;;;;_ _ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; .:゙)、l
/:;:;:;:;,r'´ ,,ξ. `\ ;;;;;;;;;;;;;;;,r'´ ,,ξ.i.
ノ:;;;;;;;;;i' ミ" ゙! ;;;;;;;;;i' ミ" ;;)
| :;;;;;;;;;|≡ ◯ . | ;;;;;;; |≡ ◯;]
|7;;;;;;;;;;i,ζ ,i' ;;;;;;;;;;;i,ζ ;;;|
(.;;;;;;;、 \ _ 山 __,/ ;;;;;;;;;;;;、 \ _ 山|~
(,_..:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、'.: 丿
゙))_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;^.,)'′
\;;;;;;;;;;;;;;;;;;,r'´ ,,ξ. `\ ;;.,>'′
゙'‐r;;;;;;;i' ミ" ゙!;v┘
》》ミ¨'''ー-v厶vニ-ー^″
いま一つは、取り入れたイオンを金属へと変換し、強力な金属質の細胞膜で
細胞全体をすっぽりと覆ってしまう方法である。こちらの種は特異な進化をとげ、
ゾイド生命体へと発展した。
ゾイド生命体とは、非常に堅牢な特殊網状の外皮に包まれた球状の生命体である。
この生命体は、体外の金属質を再合成し、自己の外殻に取り付けて
体組織として成長させることが出来る。
こうして、それぞれの成長過程を経て成体となったものが、メカ生体ゾイドであり、
中枢生命体として全ての機能を司るのが、ゾイド生命体というわけである。
メカ生体ゾイドは、形状こそ爬虫類、昆虫類、鳥類、哺乳類などと共通する部分があるが、
身体を構成しているのはすべて金属で、心臓部には、
いずれもゾイド生命体が全身を支配しているのだ。
また、メカ生体の養分も全て金属質で、草食性のものは金属質を多く含む植物をとり、
イオン化した金属を消化吸収、必要な金属として再構成する。
肉食性のメカ生体は、イオン化能力が低いため、
必要な金属質を持った他の生体を捕食しているのである。
─────────────────────────────────────────
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 現在では恐竜滅亡の大きな原因は、
| ( ●)(●) 巨大隕石の衝突が最有力になっているが
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 当時の学説だと恐竜滅亡の原因については
. | } 宇宙線による影響は有力な説の一つだっただろ。
. ヽ }  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_/⌒ヽ ィ この辺りの設定は特に手を加えられることなく
i'⌒゙l | l \__ィ~っ 後に引き継がれた訳だろ。
| |. | | ト、_"__冫く;'三}
| | ( " ̄⌒ヽ、 |____`ー‐"
|.  ̄ ̄ ̄ ̄|ソノノ ̄`ヽ ̄⌒ヽ.'⌒lソ
| l .| y |_ィ | .||
| | .|.| | | | ||
| | |___| |__| ||
|_______.|___(__゙)__{___゙)_||
666 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:13:25 ID:n122eMsI
─────────────────────────────────────────
,;-、 ,;-、 ,;-、 , ー、 ;-、 ,;-、
l'i;;l l'i;;l l'i;;l i!;l⌒i| l'i;;l l'i;;l __
/l三三三三三三三三三三三三l`ー'";:;;|
//i;:'';':;'';:;:'';':;'';:;:'';'i/:;'';;i/';:;''i/:':;;''i/ ;:;:;: :; "|
//;:!'';':;'' ';':;'';:;iコ';':;'';: ;:'';[l] ;:' : ;';' ;' :;'';'|
//'' |;':;' ;':;'';:;:;':;'';:;:;':;'';:;: ';:;;':;'';:; ;':;'';: :i! | ,,;=‐=,,
`i'' | ;':;''; :;: ';:;;':;'';:; ;':;'';: ;;:;;' i!;:;;| |∩;:;:;|
|;':; |;':;'';:;: ';:;;':;'';:; [l];':;'';: ;';:;;':;'';:; ;':; '';;;;: | ,|:! i ':;:;|_
|;':; | ;':; '';:;: ';:;;':;'';:; ;':;'';: ;:i!i ,;':; '';i!;: | i'''" ̄~`'i
|;':; |;':;'';:;: ';:;;':;';':;'';:; ;':;'';:; ';:; ;':;'';: ;' | |':;'[];:;[]' ;|
,_,|;:_,,|:__: __; '';':;'';:; [l];':;';':;'';:; ';:;:i! ';:;;: ;| !':;'';:': ;'';:|
|:;'';:;: '';;/| ;:;: ;:;| ; '';:;: ';:;;';'::;'';:; ;':;'';: ;:i!;:;'l !':;'[];:;[]';::|
|:;'';:;:;'/:;'' | ;:;': | ;':; '';:;: ';:;;':;'';:; ;':;'';: ;:i!i | ._!':;'';:': ;'';:|
|:;'':/:;'';:; .'|:;'';:;:;:'i,__;:;__;:;:'';:';:; ;:;:'';:' ;:;:'';:;:'';:';:':'' :'| _|;:|; ;[];:;[]';::|
,.,;:;、, |/:;'';:; ;:;;;.'|:;'';:;:'';:';:;:'';:'|;:;:'';:';:; ;:;:'';:' ;:;:'';:;:'';:';:':'' :'||;:|;`i,;:';:'';:'';; |
;;:;: ;'''``、;"'"''、; :`;';___,.,._., ;:;:'';:' ;:;:'';:;:'';:';: ': ',.,;:;、 ;:';:'';:'';;|
。:;;.: ;:;:; ;;;'`、;::;;、;。; ;.:`、, :. ;'';:;:'';:';|__ ;:;:'';:' ;:;:'';:;:'' ,,;;、;。; ;:
';: i!|''"ii''".;:|i'';:;:;:; ;;;'``、;::;; ;'';:;:'';:' ;`i, "'` Y;:;:
,i!| ;ii''".;:|i|''" i!
ゾイド人は、現在、群小国家を統一して誕生した二大勢力、ヘリック共和国とゼネバス帝国が、
中央山脈を挟んで相対している。いずれも、石造建築物を主体とした都市国家で、
文明は農耕狩猟のレベルにある。名前の通り、ヘリック共和国は共和制、
ゼネバス帝国は貴族・奴隷制をとっている。
奇妙なのは、メカ生体ゾイドの改造技術で、実はこれは口伝によって伝えられている
太古の産物なのである。
惑星ゾイドにも、第一基文明とよばれる、謎の古代文明が存在したのだろうか。
─────────────────────────────────────────
/7
//
//
__ //
. /ノ ヽ\ .// 以上が設定に関する個所の抜粋だ。
. / (●)(●〉/
l (__人_,//l 地理的、生物的な設定は
. | `⌒// ノ この時期にほぼ固まったと言えるだろ。
l // ./
. ヽ r-‐''7/)/
/ と'_{'´ヽ
/ _.、__〉 ト,
{ 、__} |.i
ヽ _,.フ .|.|
.. ____
/ ― -\
. . / (●) (●) 後の展開との整合性を考えるなら、
/ (__人__) \ 到来した地球人が最初にまとめたレポートと解釈もできるお。
| ` ⌒´ |
. \ /
. ノ \
/´ ヽ
667 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:14:04 ID:n122eMsI
━━━━━━━━━━━━━━━【 ヒストリー・オブ・ゾイド 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ●)(● ) | さて、1985年後半にはヒストリー・オブ・ゾイドが刊行された。
. | (__人__) │
| `⌒ ´ | トミー初のゾイドの公式書籍であり、ゾイドの設定は時点でほぼ確定し、
. | | 「公式設定」は現在もこれがベースになっているようだろ。
. ヽ /  ̄ ̄ ̄
ヽ /
> <
| |
| |
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ、.\ まず大きな変更点は、ゾイド人がそれまでの
| (●)(●) | 「爬虫類の特徴を多くそなえた胎生のヒューマノイド」から
/ ̄ ̄ ̄ 丶人__). |
/ \ ._|_____ 地球人と外見的に何ら区別がつかない、
, --'、 / `〉 完全なヒューマノイド変更された事だろ。
/ ⌒ ) / /
,′ ノ / /
l T´ .._ ./ r'´ ̄ヽ
ヽ ノ ./丶、 / (  ̄ l
`'ー'´ | .`'ー'――┬― --、/ _.ノ
668 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:15:21 ID:n122eMsI
ュ,;-r---r、
,,,,,フ´ ;:;:;:;: く,,r∠;;;;;;,l,l';,、,!‐
;、 ,ノ` ;:;:;:;::;:;:;: ゙i :L
ill、 ,;、;;r,,_; ,r″ ;:;:;:;:;:;: ゙i 〕;_,ィy.,,,,,∠-,,u
llll,ry 'lレ'|爪┴''・―-′ ;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;: ヽ l ;;;;,!
゙'l゙゙i@;'ラii、;;;;;;,iil,*__,√;:;:;:;:;: ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;: ;:;:;:;:;: ;:;:;:;: Z'l「
,i | ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ;:;:;:;:|;:;;:;: ;:;:;:;: ;:;:;:;:;:;: ,レ,,,r
li、 \ ;:;:;゙i;:;: ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: r「'″
;〈,,, ;:;:;:;:;: ヽ─、 ;:;:;:;:;:|;:;:;:;:;: ゙i ;:;:;:;:●;:;:;:;: l゜″
[》;:;:;:;:;:  ゙̄i ;:;:;::;:;|;:;:;:;:__| ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: !
,广;:;:;:;:;:;:;: ゙i ;:;:;:;:;|:;;:;: ゙i___ ;:;:;:;:;: l゙′
゙l; ;:;:;:;:;:;:;: ゙i ;:;:;|:;:;:;: ;:;:;:;: ゙i ;,゙'′ .
┐ ;:;:;:;:;:;:;:;:;: ゙i____:;:;:;:;:゙i:;:;:;:;:;: | r
,i´ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;::;: ;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;: .゙i ゙r'″
/ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;゙i;:;:;;:;: (:::::) | ;:;:;:;:f゙ュ;.〟
゙''┐;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ;:;:;:;:゙i:;:;:;:;:;:;: ゙i |;:;:;:;:;: l゙
iト ;:;:;:;:;:;:;:;:;:▼;:;:;:;: ,,,..- ;:;:゙i:;:;:;: ゙i | l、
《"ヘi゙!!l゜;:;:;:;:;:;:;:;:;: (::::)丿 :;:;:|;:;:;:;:;: Y ;:;:;:;:;: 'レ,
r";:;:;:;:;:;:;: ヾ__ ;:;:;:;:;:ノ;:;: | ;:;:;:;:;:;:;: iliiili、,
,,廴;:;:;:;:;:;:;: ;:;:\ ,;"; 、;;;,!'"`'";;゚ | ;:;:;:;:;:;:;: 匸'・
;l゚;:;:;:;:;:;:;: ;,,,,,。l|,,;;`;゙'i ;:;:;:;:゙i l ゙̄” ,゚'',,∥ 'l「′ ;”;゙″lll=l,'"゙!!l゙゙lll,,.'∽"
`゚f;:;:;:;:r〃;,.″ `'l,,,,_; ;:;:;:;: r”. ト ° '「
;_yル' `'リi|;:;:;;゙キ
'[,ケ ゙゚″゚″
さらに歴史的経緯について中央大陸はそれまで部族、小国の分裂状態から
初の統一政権であるヘリック王国の誕生。そしてヘリック共和国、ゼネバス帝国の二国への分裂から
戦争が続けられているという設定になった。
また合間には個々の人物たちの戦いが描かれていた。
669 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:16:00 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ ノ \ \ この本について>>1は原本は未所持で
| (●)(●) | 有志がネット上で掲載しているものを見た事しかないと断っておくが
. | (__人__) |
| ` ⌒´ ノ ともあれこの本で注目すべきはやはり、中央大陸の歴史が描かれた事と
. | } ゼネバス皇帝が徐々に狂気に染まっていく様が描かれた事だろ。
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
____
/ \
/ ─ ─\ 「 ヒストリー・オブ・ゾイド 」でググってふむふむ……。
/ (●) (●) \
| (__人__) | ___________
\ ` ⌒´ ,/ | | |
___/ \ | | |
| | / , | | |
| | / ./ | | |
| | | ⌒ ーnnn |_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _|_|__|_
670 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:16:30 ID:n122eMsI
__
.───┐ / ...::::::..\
 ̄ ̄ ̄| | /ゝ ...::::::::::.\
| | ( ●) ...::::::::::.\ 読ませてもらったけど
| | (人__) ...:::::::::::::: |
| |. \、 ......::::::::::::::::::/ どうにも違和感があるお。
二二二 」 _ _ ゞ ...:::::::丶
─┴┐ ⊆フ_)__./ ┌ヽ ヽ┐
二二二二二二l / | | | |
_l_____| / |_| |_|
| / __, ノ |─l
|───/ /lニ/ /二ニ luul.
| ___| | | |_|.
└─( )(ニ| |./二ニ)
 ̄ ̄ / )
`ー ´
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ だろうな。
| (●)(●) |
| (__人__) | トミーの展開と小学館の展開、特にゾイドバトルストーリーでは
| ` ⌒´ | ゼネバス皇帝の人物像が全く異なっているからな。
ヽ }
__,, -ヽ ノ -、 トミー公式だと今後も、ゼネバス皇帝は
/⌒ヽ | \><ヘl ヽ \ 兄ヘリック大統領への憎悪をむき出しにしていたが……。
{::: l \ ヽ };;{ | | i }
{:::::.. 〈;;,, ヽ V;;;}ノ l彡 ヽ
_,,.-‐''" |:::::::: ヽ--、 \ >--'⌒ヽ::. }
|| |_,,.ィ'|::::..... }_,,.-‐''"~ヽ_,,.-し':: )_,
|| | || !:: / .::ノ::::::::::. ノ
|| | || _ヽ,, .;::: _,,.-‐''"ー''--'' ̄
_,,. -‐''" `ー---''"
671 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:17:43 ID:n122eMsI
____
/ \
/ ; _ノ′
/ ∪ :::(● でもバトストの場合、兄への憎悪どころか、
| "`(__)
\、 /´ヽ むしろ個人的には嫌っていなかったとしか
) ィ ("_ノ 思えない描写が多かったお。
/ /⌒ヽ ヽ ) |
i l | | |
| | | |-‐'
|.| | |
i〆 / |
ヾン´ l
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ だな。ヘリックの暗殺を思いとどまらせようとするシーンもあるし、
| ( ●)(●)
. | u. (__人__) ヘリックに子どもが生まれた時は、愛情を示す
| ` ⌒´ノ 一族の黄金の腕輪を兄夫婦に送っているエピソードもあるからな。
. | }
. ヽ } それが第一期展開ではトミーと小学館の大きな印象の違いになってくるだろ。
ヽ ノ
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
672 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:18:30 ID:n122eMsI
━━━━━━━━━━━━━━━【 戦闘機械獣のすべて 】━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ それから1986年には小学館から書店に並べられた初のムック本
| ( ●)( ●)
| (__人__) 「戦闘機械獣のすべて」が刊行された。
| `⌒ ´l
| }
ヽ }
ゝ 丿
____( ̄ ̄ / ̄ ̄/´ ̄/_
i⌒ゝ、 ヽ ヽ. / / ⊂) i⌒ゝ、
i;;;;;;;;;;|__ L人  ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|
_______________________
/\__________________\
|\/  ̄ヽ
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | ,,,,,-二二‐、_ | |
| | | .〉 ̄ .ヽ / ./i | |
| | | ./ ヽi`ヽヽ_i./`.i i | |
| | | / /.i_,,,i´i .iヽ‐i i | | 目次はこうなっていました。
| | | / / ´ :: i i :: ヽ. | |
| | | i、 ヽ ,、_ ,,、 .i i,,、,,,、./ | |
| | | ,、-‐ヽi ヽ ゝ/  ̄ 〉´ | |
| | | ,i_ゝ/i ヽiミ─‐∠二ゝ‐<_、_ | |
| | | /i / ヽ i三三 三 / \i | |
\\ \_______________/ /
\\________________../
 ̄ || |
ゾイド星はどこにある P12
ゾイド中央大陸地図 P14
ゾイド星戦史外伝 アルダンヌの戦い P16
ヘリック共和国メカ軍団 P33
ぼくが考えたメカ生体 P46
ゾイド星についてQ&A P52
ゾイド資料室 P55
ゾイド星から地球へのメッセージ P64
ゼネバス帝国メカ軍団 P65
おもしろ改造メカ大集合 P74
673 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:19:04 ID:n122eMsI
_,,,,,,,-‐‐‐‐--、__
,,-'''´/ `ヽ、
/ ./ \
/i / ,,-<二二二ニヾi,,-'ヽ
// / /ヽ  ̄ヽ ヽ i
// i ヽ // ヽ_ヽ__ \ j / なお冒頭はゾイドのジオラマ写真になっており
/ヽ/ i ヽ i .i i、::::::ヽ ヽ i イ
,,-'-'' i / ゙゙̄- 、 ヽヽ`'''-、 ヽ;;;;-ゝ、ヽ _i/ヽ、 表紙の折り返しにはヒストリー・オブ・ゾイドで描かれた
/ i ヽ `'''j j、 ,、 ̄''''''''─\\\ ヽ 両国の誕生までの経緯が簡潔に描かれていました。
/ ̄ヽ ヽ ヽ i .iヽヽ ヾ ,,、 ヽヽ ヽ i
i/`ヽヽ ヽ ヽ、,,-''< ヽ ヾ-''' \ __ ,,,ヽ i/
∨-ヽヽヽ \ i、 `゙゙-、 /ヽ ヾ iiiij ヽ,,,__i__/
i i i ヽヽ \>''´ ヽ ヾヽ /iij
i i i .i i i ヽヾフii/
iヽヽj .i i / __i-‐'
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) こちらの方は、キャラクターデザインが変更されている以外は
. | (__人__) おおむね設定は「ヒストリー・オブ・ゾイド」を踏襲している。
| ` ⌒´ノ
. | } 違いといえば大きくは「アルダンヌの戦い」の記述だな。
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
674 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:21:45 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ /\'ー、 ,, ..,、 あとで全文を紹介するが
| ( ●)( / .\` 、 . // /
. | (__人/ \ヽ、,.// ../ 「ヒストリー・オブ・ゾイド」がゾイド星人視点で描かれていたのに対して
| ` / ``77 /
. ヽ / / / / この「戦闘機械獣のすべて」は比較的、地球人視点で描かれたと言える。
ヽ.. / fヽ、/ / , -,./
/./ r-、 ヽ ∨,ノ / ただ、背景の展開そのものは両者に左程の違いはない。
|. \ 〈\.\,〉 `, f
| . \ (ヽ ヽ `.. |
| .\ \ ノ
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ ─ ─ ヽ
| (●) (●) | ふむふむお……。
\ ∩(__人/777/
/ (丶_//// \
675 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:23:09 ID:n122eMsI
_______________________
/\__________________\
|\/  ̄ヽ
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | ,,,,,-二二‐、_ | |
| | | .〉 ̄ .ヽ / ./i | |
| | | ./ ヽi`ヽヽ_i./`.i i | |
| | | / /.i_,,,i´i .iヽ‐i i | | 他には中央大陸の各部族の風俗と
| | | / / ´ :: i i :: ヽ. | |
| | | i、 ヽ ,、_ ,,、 .i i,,、,,,、./ | | ゾイド文字、数字が掲載されていました。
| | | ,、-‐ヽi ヽ ゝ/  ̄ 〉´ | |
| | | ,i_ゝ/i ヽiミ─‐∠二ゝ‐<_、_ | |
| | | /i / ヽ i三三 三 / \i | |
\\ \_______________/ /
\\________________../
 ̄ || |
/ ̄ ̄\
/ ノ \ \
| (●)(●) | 文字がひらがなと完全対応なのはご愛敬だが、
. | (__人__) |
| ` ⌒´ ノ 数字は暗黒大陸戦争時期で採用されているから
. | } 設定は生きていたようだな。
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/allofzoids-01.jpg
ttp://www.c-player.com/_images/archive/d010FRSOPF48GRS5RO0KSF14VA8HHH114IIQLNJIV72141EDBLJFN2E/large
676 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:24:25 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●
| (__人__) そしてゾイドの野生体の明確な絵が掲載された事だろ。
. | ノ
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
ゴジュラス野生体
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/allofzoids-goz.jpg
アイアンコング野生体
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/allofzoids-ai.jpg
____
/ \
/ u ノ \ あれ?
/ u (●) \
| (__人__)| ゾイドコアむき出しで身体は骨組みみたいだお。
\ u .` ⌒/
ノ \
. /´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
677 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:25:07 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー) そう。第一期での展開においてゾイドの野生体は
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ ゾイド生命体がむき出しになっているものがほとんどだっただろ。
. | nl^l^l
. ヽ | ノ
ヽ ヽ く
/ ヽ \
____
/ \
/ ; _ノ′
/ ∪ :::(● うーん。
| "`(__)
\、 /´ヽ ゾイドコアBOXの「Zi HISTORY FILE」で見たのと
) ィ ("_ノ 全然違うんだお。
/ /⌒ヽ ヽ ) |
i l | | |
| | | |-‐'
|.| | |
i〆 / |
ヾン´ l
/ ̄ ̄\
. ./ _ノ ヽ
| ( ●) (●) まあな。
| (__人__) ∫
| `⌒´ノ ∬ あっちだと甲殻類の殻を持ったまま
. ヽ } | ̄| 恐竜や動物になったような姿になってるからな。
ヽ ノ |_|)
____/ イー┘ |
| | / / ___/
| | / / |
| | (  ̄ ̄ ̄⌒ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
ゴジュラス野生体 ( Zi HISTORY FILE )
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/zoidscoa-goz.jpg
アイアンコング野生体 ( Zi HISTORY FILE )
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/z/o/i/zoidsex/zoidscoa-ai.jpg
678 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:27:24 ID:n122eMsI
., ──‐、
/ \ 「ゾイドバトルストーリー」の復刻がなされたゾイドコアBOXでは
. .| _ノ ヽ 「ヒストリー・オブ・ゾイド」
| ( ●) (●) 「戦闘機械獣のすべて」が諸般の事情なのか収録されず
| (__人__) , -―ーっ
| ` ⌒´ノ ( ゝ彡 ̄ その代わり「 Zi HISTORY FILE 」が披露されたわけだが……
. ン } ゙| ̄'|
/⌒ヽ、 ノ .|, |
__/ ノ \_ィ ´ー‐ィ' ∫
| | / / r_____ ∬
| | / / |i ┌‐┐
| | ( 〆⌒'──r─≒、.((| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄└‐┘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄ ̄\
/ \ こうやって見てみると
/ ─ ─ ヽ
| u. (●) (●) | 歴史の流れはともかく
\ ∩(__人/777/ 設定もかなり違っていたんだお。
/ (丶_//// \
679 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:28:18 ID:n122eMsI
____ ━┓
/ \ ┏┛
/ \ ,_\. ・ やらない夫、質問だお。
/ (●)゛ (●) \
| ∪ (__人__) | じゃあ、ゾイドコアBOXの資料
/ ∩ノ ⊃ / 「Zi HISTORY FILE」って何だったんだお?
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 「Zi HISTORY FILE」はだな、
| ( ●)(● あれは第一期の設定をそのまま掘り起こしたものではなく
| (__人__)
. | ノ 第二期ゾイドの公式ファンブックでの設定に合わせて
| ∩ ノ ⊃ 第一期設定を、トミーと小学館のそれを合わせて再構築したものだろ。
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
___
/ \
/ 一' `ー\
/ ( ○) (○)\ なん・・・ だと・・・?!
i (__人__) i
ヽ、 |r┬-| /
/ `ー'´ く
680 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:29:37 ID:n122eMsI
(⊃ ̄ ̄\
(⊃ _ノ \
(⊃ ( ●)(●) 今まで見てきたように生命の生息状況はもちろん
| (__人__) 進化からして異なっているし
| ` ⌒´ノ
| } \ 地球から来た宇宙船の名称も異なっている。
/ヽ } \
/ ヽ、____ノ ) 第一期での「惑星ゾイド」と第二期の「惑星Zi」は
/ . | _/
| / ̄ ̄(_) 似て非なる世界と言わざるを得ないだろ。
\ \ /| JJJ (
\ / /⊂_)
/ ̄ ̄ ̄\
γ⌒) (⌒ヽ
/ _ノ ノ \ \ `、 あ、頭が痛いお・・・・・・。
( < (○) (○) | )
\ ヽ (__人__) / /
681 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:30:27 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ ヽ_ .\ 何、気にすることはない。
( ●)( ●) | これまで見てきたように、そしてこの後もそうだが
(__人__) |
l` ⌒´ | 第一期ゾイドの展開はどれが正しいとか間違っているとか、
{ | そんなことは考えない方がいい。
{ /
_. -: ´Λ _.へ` 、 トミーと小学館が発表した設定と展開、そのどれもが
r<: : : : /:|: :、  ̄r' \ :\_ 等しく公式だと考える方がかえって混乱しないだろ。
/: : :l : : : : : :\`IエL>、 >ヘ::Λ
|: : : ト、: : : : : : : : : : : : : `ー/ : : V | なぜならば……
〈: : : :::: _ -¬--―-、: : く:r 、: : : V }
/: : :_ン´: : : : \ ,___, ィ ): : :`く : : : ヘ|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____ ━┓
/ \ ┏┛
/ \ ,_\. ・
/ (●)゛ (●) \ なぜならば?
| ∪ (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
682 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:31:45 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ _ノ .ヽ、\
| (●)(●) | 「ヒストリー・オブ・ゾイド」と「戦闘機械獣のすべて」は
| (__人__) .| 人物の肖像と、視点の違いぐらいしか差が無かったわけだが
| ` ⌒´ ノ
r─一'´ ̄`<ヽ } 実はこの後は、トミーも小学館も異なる展開になってしまったからだ。
`ー‐ァ , ) , -'~⌒ヽ、
ノ {. ,ヘ ,l. ゝ、_ .'ヽ).
/, 、 _ /. | . ', . .. .ヽ、
(/ / // / / ...| ...|\..\\ \_)
/ // / / . . \_\_)、_)
ー' {_/ノ ."´
____
/⌒三 ⌒\
/( ○)三(○)\ お……?!
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
683 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:32:31 ID:dmpQTNYw
な、なんだってー!?
684 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:34:01 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ ヽ、. _ノ \
| (●)(●) | それは「ヒストリー・オブ・ゾイド」も「戦闘機械獣のすべて」も
| (__人__) |
| ` ⌒´ | アイアンコングが登場した時期に、帝国軍が打ち破られてしまって
| } ゼネバス皇帝が暗黒大陸へ脱出してしまっていた事だろ!!
ヽ }
人_____ノ"⌒ヽ
/ \
/ へ \
( ヽγ⌒) | \ \
 ̄ ̄ ̄\__/ ̄ ̄
____
/_ノ ヽ、_\ ━━┓┃┃
o゚((●)) ((●))゚o ┃ ━━━━━━━━
/::::::⌒(__人__)⌒:::: \ ┃ ┃┃┃
| ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛
\ 。≧ 三 ==-
-ァ, ≧=- 。
イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
≦`Vヾ ヾ ≧
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
685 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:34:49 ID:n122eMsI
__
__,─// .ii-  ̄ ̄ヽ 、
i ̄/ / /,,‐、 ヽ── 、 ヽ、
__ i .i | / > ヽ、 ヽ ヽ
,,,,-/ /─ヽ 、 ヽi__i,,// ./ //ヽ__ 、 ヽi この二つの書籍以外は、
 ̄ `ヽi \ i─i .//ヽ, ./ ./ i / ヽ i i トミー公式の「ゾイドグラフィックス」でも
.ヽ ,,-── ヽ ./ /,,, <-‐´ /ヽ i i ./ / ヽ i i
ヽ ヽ `/ / _/ /ヽ ヽi / ,i i 小学館の学年誌、そしてそれを基に作られた
.i / ̄‐ヽ i ゝ/ ,,,,─´ i、` i i/ / i iヽ 「ゾイドバトルストーリー」でも
.i ./ ゝヽ/二i二 i i 、゙i i/ ,,,-´i / i
i ,,,‐/ / .i i ヽ、.i i´ ,,/./ / i ゼネバス帝国の敗北とゼネバス皇帝の暗黒大陸への脱出は
.i /i ̄ ̄─i/ //ヽ i ヽii二フ / i ウルトラザウルスの出現以降になっていますからね。
〉´i .i .i.i i .ヽ ヽ/ ,,,/
/ .i ii ii `´ /二i i /´ |
/ i .ii ヽ ̄ iヽ_ /ヽ /二i./
iヽi ii ヽ_/二i、 //,,,ゝ´゙゙/二i./
.| i / ̄─i i /` ヽ、\i‐ヽ ヽ<、__ i i ii
/ ̄ ̄ ̄\
γ⌒) (⌒ヽ
/ _ノ ノ \ \ `、
つまり、ここでまた分岐が発生したのかお? ( < (○) (○) | )
\ ヽ (__人__) / /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) ああ。とにかく第一期は、都度展開が変更されて
. | u. (__人__)
| ` ⌒´ノ パラレルワールドがとかく発生しているからな。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
686 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:35:34 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ ヽ_ .\
( ●)( ●) |
(__人__) | そんなわけで>>1が第一期ゾイドの主なメディア展開を
l` ⌒´ |
{ | 極めて大雑把だが表にしてみた。
{ /
_. -: ´Λ _.へ` 、
r<: : : : /:|: :、  ̄r' \ :\_
/: : :l : : : : : :\`IエL>、 >ヘ::Λ
|: : : ト、: : : : : : : : : : : : : `ー/ : : V |
〈: : : :::: _ -¬--―-、: : く:r 、: : : V }
/: : :_ン´: : : : \ ,___, ィ ): : :`く : : : ヘ|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌───┐ ┌────┐
│ トミー . | │ 小.学.館 │
└───┘ └────┘
ゾイドゾーン
│
ゾイド1984年設定
│
├─ ゾイド創世記
│
┌───┴─── 小学館学年誌
│ │
ヒストリー・オブ・ゾイド─┐ │
┌────┘ └ 戦闘機械獣のすべて
ゾイドグラフィックス └┐
│ 小学館学年誌 ─ ゾイドバトルストーリー
│ │ │
│ │ │ 特攻!ゾイド少年隊
│ │ │
│ │ 新ゾイドバトルストーリー
│ │ │
│ │ 未完
┌┴────────────────‐┴┐
│ 第 一 期 ゾ イ ド 終 了 │
└┬────────────────‐┬┘
┌┴────────────────‐┴┐
│ 装 甲 巨 神 Z ナ イ ト |
└┬────────────────‐┬┘
│ │
展開打ち切り │
展開完結
※これは◆G/mRFv/Ji.の主観による分類です。
687 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:36:16 ID:n122eMsI
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ
| (●)(●) | さらに次々回以降で語るがゾイドバトルストーリーは
| (__人__) | 学年誌に連載されていた記事を編集して作られている。
| ` ⌒´ |
ヽ } だから収録されなかった話や
__,, -ヽ ノ -、 収録されたものでも、展開が異なっていた事が多々あっただろ。
/⌒ヽ | \><ヘl ヽ \
{::: l \ ヽ };;{ | | i }
{:::::.. 〈;;,, ヽ V;;;}ノ l彡 ヽ
_,,.-‐''" |:::::::: ヽ--、 \ >--'⌒ヽ::. }
|| |_,,.ィ'|::::..... }_,,.-‐''"~ヽ_,,.-し':: )_,
|| | || !:: / .::ノ::::::::::. ノ
|| | || _ヽ,, .;::: _,,.-‐''"ー''--'' ̄
,,. -‐''" `ー---''"
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ', だから両者は密接だど
./ ', やっぱり並行世界と見なしておくべき、というのが>>1の考え
l \ / .l
l \_i ,, i_/ U l というわけなのかお……。
.', `ー―' `ー―' ./
/ \ l 人 l /\
./ `ー、 `ー´_`ー' ‐' \
/ ハ
688 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:37:35 ID:n122eMsI
_______________________
/\__________________\
|\/  ̄ヽ
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | ,,,,,-二二‐、_ | |
| | | .〉 ̄ .ヽ / ./i | | さて、それでは今回の語りを終える前に、
| | | ./ ヽi`ヽヽ_i./`.i i | |
| | | / /.i_,,,i´i .iヽ‐i i | | 「戦闘機械獣のすべて」から
| | | / / ´ :: i i :: ヽ. | |
| | | i、 ヽ ,、_ ,,、 .i i,,、,,,、./ | | 「ゾイド星戦史外伝 アルダンヌの戦い」を掲載いたします。
| | | ,、-‐ヽi ヽ ゝ/  ̄ 〉´ | |
| | | ,i_ゝ/i ヽiミ─‐∠二ゝ‐<_、_ | |
| | | /i / ヽ i三三 三 / \i | |
\\ \_______________/ /
\\________________../
 ̄ || |
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ、.\ スレで読みやすくするためにAAでの挿絵、
| (●)(●) |
/ ̄ ̄ ̄ 丶人__). | 改行などをおこなっているが
/ \ ._|_____ 意図的な改変は一切行っていない。
, --'、 / `〉
/ ⌒ ) / /
,′ ノ / /
l T´ .._ ./ r'´ ̄ヽ
ヽ ノ ./丶、 / (  ̄ l
`'ー'´ | .`'ー'――┬― --、/ _.ノ
689 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:38:38 ID:n122eMsI
____
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ( ●) ( ●)ヽ 入力した時の変換エラーを見つけた時は
l ⌒(__人__)⌒ |
\ ` ⌒´ / 随時訂正を入れるそうだお。
/ ヽ
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ●)(● ) | 当時の設定はもちろん、この時期ゾイドが
. | (__人__) │
| `⌒ ´ | どのように描写されていたのかを
. | | これを機会に知ってもらえたら幸いだろ。
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
__
__,─// .ii-  ̄ ̄ヽ 、
i ̄/ / /,,‐、 ヽ── 、 ヽ、
__ i .i | / > ヽ、 ヽ ヽ
,,,,-/ /─ヽ 、 ヽi__i,,// ./ //ヽ__ 、 ヽi
 ̄ `ヽi \ i─i .//ヽ, ./ ./ i / ヽ i i
.ヽ ,,-── ヽ ./ /,,, <-‐´ /ヽ i i ./ / ヽ i i それではいってみましょう!
ヽ ヽ `/ / _/ /ヽ ヽi / ,i i
.i / ̄‐ヽ i ゝ/ ,,,,─´ i、` i i/ / i iヽ
.i ./ ゝヽ/二i二 i i 、゙i i/ ,,,-´i / i
i ,,,‐/ / .i i ヽ、.i i´ ,,/./ / i
.i /i ̄ ̄─i/ //ヽ i ヽii二フ / i
〉´i .i .i.i i .ヽ ヽ/ ,,,/
/ .i ii ii `´ /二i i /´ |
/ i .ii ヽ ̄ iヽ_ /ヽ /二i./
iヽi ii ヽ_/二i、 //,,,ゝ´゙゙/二i./
.| i / ̄─i i /` ヽ、\i‐ヽ ヽ<、__ i i ii
690 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:39:16 ID:n122eMsI
\ .l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;.;:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、.;;;;;; ゙'-
: ヽ. ;";;;;;;;;;;;.; .;:;: ;;;;;;;;.;;;;;;;;;-、;;;
-、. ヽ;;..ヽ;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;''-、
`'-,. l.;;;;;;;;;;;;;;;;; : ;;;;;;;;;;;;;;;;.、;. `
.... ....,,,、゙.l;;;;;;;;;;;;;.;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙.l
`-.l;;;;;;;; ;: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l;;"
....,,,.._ 、 .ヽ;;;;;;;;;;;;;;;.;: :;;;;;;;;;;;..;;;;;;;;;.l
`゙'''ー、、 . ゙!、;;;;;;;;;;;;;; ;;;;.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,... _,,,.. -――¬―-
........ ........,,,,,,_. ..ッへ、;;;;;;;..;;;;;;; : ;;;;;;;;;;;;;;;;;.ン',゙ニ゙‐'゙´;;;;;._./
`゙¬v_゙'';;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;./ ゙;;;;;;;;;;_ン'″
_,,,,......,,,,ヽ..;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;";;;;;;;;;;;;;;'";;;'''゙゙゙ ゙̄ ̄´
,..-'"´ ...;`'''-、_;_.;;.,, ‐''''.-..,、 ;; ;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,_
゛ : 丶'',゙ ‐',゙..-''" '-、 .`゙"'''''――‐ー-..、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙゙''-、、
_,,..-'''''"´ `'‐  ̄ ̄´゙゙''ー ..、 .;;;;;;;;;;;;;;;..,,,. `'‐
_,, ー'''''"´ '、'、 `'-、, .;;;;;;;;;;;゙'lt-.`''‐
._,,.. -'''″ / .、 , ゙>.゛ ......;;;....;;;;;;;;;..l, .-、 .`''''ー-.._゙
._.. -‐'" l│;;;;;.! .ゝ ;.;;;;;;\ .\ .\. `'-,,,
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◇愛と憎しみの前史
ゾイド星はなぞにつつまれた星だ。たびかさなる大地震と火山爆発など、きびしい自然環境のまえに、
この星の歴史はそのほとんどを地底にうずめ、溶岩にのみこまれてきたのだった。われわれが知ることのできるのは、
わずか400年ぐらいにしかすぎない。しかもその歴史は血塗られた歴史である。
691 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:40:41 ID:n122eMsI
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そのむかし、中央大陸には約50もの部族が、他の部族と交わることなく孤立はしていたが、平和にくらしていた。
山岳を中心にくらす風族、海に住む海族、洞窟に住む地底族などである。彼らは自分達部族の生活に適したメカ生体を
家畜として、きびしい自然の中でせいいっぱい生きてきた。
しかし、ゾイド星暦1800年ころになると、大規模な地震や火山爆発はすっかりおさまり、おだやかな日がつづくようになる。
その結果、人々やメカ生体は急増し、食料が不足してしまった。人々は部族間の争いをはじめ、
やがて中央大陸は巨大な2大勢力に分類されていった。
692 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:42:05 ID:n122eMsI
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一方はヘリック(風族の族長)にひきいられ、話しあいで平和な大陸にしようとする連合軍。
もう一方は、大陸征服の野心を抱くガイロス(地底族族長)をリーダーとする同盟軍であった。
それまで家畜であったメカ生体は武装されて兵器となり、その数は日ごとに増えていく。
人々は戦火に傷つき、心は乱れ、平和と愛に満たされていた中央大陸は
疑いと裏切りの大陸へと、その姿を変えようとしていた。
ある日、ヘリックは誰にもつげず中央大陸をあとにした。
1955年のことであった。連合軍はヘリックの不在を隠して同盟軍との戦いをつづけていく。
693 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:42:26 ID:n122eMsI
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.,Y、: へ,、'``" :": : 、,`'`: : : : : : `゙^'--、、---"'゙‐'" : : : : 丶 `': :~゙"'ー
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1年半がすぎ、中央大陸が夏に入ろうとしていたある日。見た事もない物体が空をうずめ、攻撃をかけてきた。
ヘリックが暗黒大陸に住むなぞの集団をそそのかして攻撃させたのだった。
繰りかえされる攻撃に連合軍、同盟軍ともよくしのいでいたが、
30日がたとうとしていたある日、とつぜんガイロスの前にヘリックがあらわれた。
「ガイロスよ、ゾイド星は大きい。我々はほんの小さな大陸に住むほんの小さな生き物にしかすぎない。
みにくい争いをしているうちに、中央大陸の全てを失うことになるだろう。目を開け! ガイロス」
ガイロスもただ征服のみを夢見る男ではなかった。
各部族はヘリックの元、ひとつにまとまり、なぞの軍団を撃退することができた。
やがて中央大陸に平和が戻ってきた。ヘリックを国王とするヘリック共和国が成立する。
694 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:42:51 ID:n122eMsI
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∨∧∧∨ `マ才i 「≧ェ。。..。っ夭テ 少'゚
∨三∨ `゚'' ミ芝玉竺壬云=‐'´
∨∨
∨
ヘリック王は二人の子供をさずかった。ヘリックⅡ世とゼネバスである。
ヘリックⅡ世の母は風族の出身、ゼネバスの母は勇敢な戦士の血を引くガイロスの妹であった。
ヘリック王はみずからの血をふたりにわけ、政治力・武力をあわあせもつ国家を
兄弟が力を一つにして守るようにと考えていたのだ。
ヘリック王は78歳でこの世を去った。ヘリックⅡ世18歳、ゼネバス16歳の時であった。
共和国議会はヘリックⅡ世の希望を入れ、王位を空席とし、
兄ヘリックを初代大統領、弟ゼネバスを共和国軍最高司令官に任命した。
平和な日が続いた。しかし、ゼネバスのように戦うことを運命づけられたものには耐えられなかった。
やがてゼネバスは共和国を去り、ゼネバス帝国を築くのだった。
ヘリック共和国とゼネバス帝国の戦いの歴史は、こうしてはじまった。
695 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:43:25 ID:n122eMsI
━━━━━━━━━━【ゾイド星戦史外伝 アルダンヌの戦い】━━━━━━━━━━
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◇銀河系大開拓団を組織
銀河開拓船グローバリーⅢ号は、新しい星への夢をのせて、まもなく第3宇宙ステーションを飛び立とうとしていた。
世はまさに宇宙時代。人類はすでに太陽系のすみずみまで進出し、全惑星を生活に役立てていた。
当然、科学者の目は銀河系全体に向けられており、無人探査船による調査は進んでいた。
人間が生存できそうな惑星が確認されると、地球連邦では銀河系大開拓団を組織した。
科学者、冒険家をはじめ、移民を決意した人など、宇宙にそれぞれの夢を実現しようと、多くの人達が集まってきた。
新しい星を目ざして、数せきの宇宙船がすでに出発している。
グローバリーⅢ号も旅立ちを前に、準備が急ピッチで進められていた。
乗客はすでに宇宙ステーションの出発ロビーで待っている。
その中にジョーがいた。生物学者を父に持つ彼は、子供のころから自然の生き物が大好きだった。
これまでに昆虫や豚、羊など、約70種類の生き物を育てているほどだ。
父親似のジョーを、母親は苦笑しながらも温かく見守ってきた。
ジョーは16歳。新しい星の生物反応に、まっさきに開拓団参加を決意したのはジョーだった。
「地球以外にも生物がいるなんて、ぼくはついているよ。ぜひ、この目で見たいんだ」
ジョーの熱意に、両親は家族全員で移民することにしたのだった。
696 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:44:09 ID:n122eMsI
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◇地球から6万光年の旅
「グローバリーⅢ号、発進!」
すでに冷凍睡眠に入った乗客、乗員を乗せて、グローバリーⅢ号は、ゆっくりと宇宙ステーションを離れていく。
すべての運行は、コンピューター制御だ。
やがて巨大な船体は、未知の宇宙空間へとすいこまれていった。
どのくらいの歳月が流れただろうか。耳もとでかすかにひびく音楽に、ジョーは深い眠りからさめた。
冷凍カプセルの扉がひらくと、両親は船室でお茶を飲んでいた。
「おはようジョー。ここはどこだと思う。地球から約6万光年。銀河系の中心をはさんで、正反対の位置なんだ。
冷凍睡眠と超光速航行の旅、いかがですか」
おどけてみせる父親に、快適な船内生活であることがわかった。
697 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:44:41 ID:n122eMsI
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` ー──────────────────‐‐一´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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この宇宙旅行では、目的の星へ近づくまでに、何度か船内生活がおこなわれるのだ。1回の期間が約1ヶ月。
それ以外の期間は全乗り組み員が冷凍睡眠というわけだ。
「6万光年か。なんだか信じられないな・・・・・・。でも、どうして冷凍睡眠のままで、目的地までいかないの」
不思議そうにたずねるジョーに父親は、
「この船は開拓船だけど、調査船でもあるんだ。すべてのデータが、今後の宇宙航行の参考になるんだ。
船内生活の状況も分析され、データとして地球に送られている。
船内生活が重要なのは、ジョーにもわかるだろう。もしもだ、目的の星に着いて住めなければ、
地球にもどるにしても、ほかの星にいくにしても、しばらくは船内生活をしなければならないからないからな。
それにもうひとつ、この船には仕事があるんだ」
そのとき、船内放送をつげる、メロディーが流れてきた。
698 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:45:17 ID:n122eMsI
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◇不思議な星を発見!
「みなさんおはよう。わたしはこの船のキャプテンです。現在、地球から約6万光年の位置を航行中ですが、
われわれは不思議な星を発見しました。
右前方の青い星がそれです。太陽系の太陽に似た星を中心惑星のようですが、生物反応があります。
しかも、地球とたいへんよく似た大気をもち、かなり大型の生物もいるようです。
くわしく調査するかどうか、緊急会議を開き、検討したのですが、非常に金属反応が強い星なのです。
多数の金属層が表面にも露出しているようです。どうもわれわれが目的とする星にくらべて、
生活するには適しているとの結論はえられませんでした。
よって、調査は地球にまかせるとして、われわれは旅をつづけることにします。
なお、これまでの調査結果を知りたいかたは、データバンクで引き出せます」
「こりゃすごい!地球じゃ発見されていない星だ。さっそくデータを取り出してみよう。
ジョー、もうひとつの仕事とは、これなんだよ。
もし、目的の星よりも生活に適した星が発見されたら、目的地を変えられるんだ。
より快適な星であったほうが、いいに決まっているからな。
さて、金属反応の強い星とは、どんな星なんだろう」
699 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:45:51 ID:n122eMsI
◇冒険商人たちが反乱
しかし、乗客の中には、結果に不満のものもいた。冒険商人といわれる人たちでである。
冒険商人とは、こういった宇宙開拓船に乗りこんでくる商人たちだが、中には太陽系で悪どい商売をしていたものもいた。
グローバリーⅢ号に乗り込んだ冒険商人たちも、悪どくかせいで、身をかくすために乗りこんだグループだった。
「緊急事態発生!乗客数10名が強行脱出をはかり、暴動をおこした模様。
乗客のみなさんは船室内で、つぎの指示を待ってください。なお、ドアはロックしてください!」
スピーカーからは爆発音や銃声の音に混じって、急をつげるアナウンスが流れてきた。と、強い衝撃が船内にはしった。
火災を知らせる警報がなりひびいている。
ジョーたちは、快適なはずの船旅から、いっしゅんにして不安な状態へと放り出されてしまった。
次の放送が入るまで、そんなに時間はかからなかった。しかし、ジョーたちには1時間にも、2時間にも感じられた・・・・・・。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
≠ 緊急事態発生!! ≠ ;;;;;;;;;;;;;;;;/
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\ /  ̄ ̄ ̄ ̄\:/
:::::\ | 繰り返す、 ≠
:::::::\ ≠ 緊急事態発生! |
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700 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:46:23 ID:n122eMsI
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二/ ̄ \ \ \
◇グローバリーが不時着
「乗客のみなさん、キャプテンです。冒険商人ら数10名が、会議の決定に反して、暴力で小型船をうばい脱出しました。
その際、この船の主要機関が破壊され、これ以上の航行は不能となりました。
われわれも、先ほど報告した星へ不時着するしかありません。ただちに着陸準備にかかってください。」
冷静な声がひびく。外を見ると、小型船がどんどん遠のいていくのが見える。
グローバリーⅢ号はガクンと船首をさげると、冒険商人を追うかのように、右へ大きくせんかいしはじめた。
大地がぐんぐん近づいてくる。グローバリーⅢ号は、必死にバランスを保っている。
「船首をあげろ!船首をあげるんだ!!」
グワァーン、ガガガガー!グローバリーⅢ号は巨大な山脈の中、赤茶けた大地に、どうにか不時着することができた。
ゾイド暦2029年のことである。
701 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:47:08 ID:n122eMsI
◇アルダンヌの森で待ちぶせ
アルダンヌの森は、不気味にざわめいていた。風は吹きあれ、雲は低くたれこめている。
時おり雲の間から稲光がはしり、はるかかなたの山すそを照らしている。
ヘリック共和国陸軍・第2師団突撃大隊・第3分隊長・バラン大尉の乗り物は指揮用ゴルドス。
先ほどから丘陵地帯の一角にとどまっていた。
ゴルドスの全身には、緑色の濃淡で迷彩がされ、胴体から10本の通信用アンテナがつき出ている。
背中には司令室が取り付けられていた。
室内ではバラン大尉と副官、そして通信士が、偵察に出たグランチュラからの連絡をじっと待っていた。
/\ ,.--,.一''、
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〈 〉〈 〉コ / ノノ| |\\{ユ| (@) | ノノ| |◎ ┘/\
.. 凸凸イll◎〔!( ( | |二二二◎二二( ( | |コ/コ\ ヘ ヽ
_,,― / ̄l ⊥ l{又r l}六)Tヘヘ|◎| エllIl!lコヘ:il)三ヘヘ|◎| ◎├lllllllll┤
_ィ'ヽ___/' |エl'彡エにルilトl?jtl二二二ぅ フニ ' ー'l‐'ji ill[二{二ニi仆└ ┘ ≦】==
rにェエエエコゥlエl」|!ニリニ}U└〈__ l┴┴┴┴┴┴i___lコ/コにコっ、 ノii匸 _
゛´´ _ ..:jコ廴lぇl◎こハ ;ljlリ ) / / ̄ ノ ./ 'l!|iリ┘ l三 / |エ1◎ナ4コr火匸≧==
rユ― 广 `''冖''''’'''゙亠'´ ./三/ / iコ 彡┘ 亅 / _;)ヷ゙''''- コl フ◎力メ┘
..iコ 彡;) .[ [ソ ゙゙ ユ iコ 彡丿 `''ミ )/
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702 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:48:34 ID:n122eMsI
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_'' '';:;:;: l;::;:;:∟ - ゙゙、_ ,,. ___u;:;:;:;:l广フ
ゾイド暦2032年10月。50年以上にもおよぶヘリック共和国とゼネバス帝国との戦いは、
あいかわらず一進一退をつづけていた。
ゾイド大陸中央山脈の高峰、万年雪をかぶったホワイトロック山につらなる山やま。
その一つのふもとにダリル高原があり、西側一帯のうっそうたる森林が、アルダンヌの森。
森の西半分は凹凸のはげしい丘陵地帯となり、ジョラタン峡谷へとつながっている。
峡谷をくだると、やがて草原地帯へ。その先は、トビチョフ川が蛇行するタイガ(寒帯森林)地帯である。
703 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:48:56 ID:n122eMsI
ゼネバス帝国軍の大部隊が、このタイガ地帯のはずれを移動中との情報が入ったのが4日前。
ただちに数頭のグライドラーが偵察に出たが、すべて消息をたってしまった。
次に高速飛行用に改造されたペガサロスが偵察に出たが、悪天候のために引き返したのだった。
毎年このころになると、中央山脈の反対側、ウィルソン平原からの暖かい風と、
ジョラタン峡谷にそってふきつけてくる冷たい風とがぶつかりあって、この地方はかならず嵐になるのだ。
はじめに偵察にでたグライドラーも、とつぜんおこった嵐にまきこまれたか。
それとも帝国軍の対空砲火にやられたか、それはわからない。
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|‐-‐‐‐广|
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,----l i◎i ,へ
\// \-/ `〉¬□
(◎)| Θ〒/ / ノ
ノノξノ 二二 ̄,,ノ
((◎二二二ー─‐´
// i/ ̄/ ̄ ̄ ̄ ゙̄i
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グライドラー
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l´'──-' iヽ ,-‐─, ̄} /
-=ニ二{、__<二三〕/、、/}}},---' ◯ l
`ー、_`ー´ ̄ ,}}}}/ / \ __,、ヽ__,、,、
 ̄''''''''´ 〈 ̄i ヽ───ヽ}}}}}}}}}}}二l◯ヽニニニ、___/
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ヽ〈Θ〉 'ニ=-、_ ヽヲ
γ´⌒`ヽΘ〉 `'''''‐-、 \
//γ´⌒ヾ ヽ ̄,二-‐´  ̄ ̄
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ヘ ヘ___ノ ノ`ー、_〉
`ー、_- '´
ペガサロス
704 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:50:08 ID:n122eMsI
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什 ◎「゙゙|_--、/"!
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ゴルゴドス
だが、その2日後、情報収集のため、嵐をついてジョラタン峡谷をくだっていったゴルゴドスは、
谷の入り口近くで、さかんに飛びかう帝国軍の暗号無線をキャッチ。しかし、報告後、やはり行方不明となった。
敵に発見され、攻撃を受けたのだろうか。
とにかく、この嵐にまぎれて敵の大部隊が強国をのぼってきているのは、まずまちがいなかった。
現在、帝国軍は、無線の使用をやめているらしい。傍受のためのスピーカーからは、はげしい雑音が聞こえるばかりだ。
バラン大尉は少しイライラしていた。
『第2師団長・ターナー少佐からの援軍は、まだダリル高原のはるか後方だ。こうなったら自分の第3分隊だけで、
敵が峡谷から出てくるところをたたくしかない。
布陣はほぼ完了したというのに、ゴジュラスにはこまったものだ。あの大きなヤツが動きまわっていたんでは、
帝国軍の偵察隊に簡単に見つかってしまうぞ・・・・・・』
705 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:50:44 ID:n122eMsI
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∧=l :l(ニ{ ̄ ̄{ニ:)ニ)三}ll / ̄ /`(≡0):::::|::::::::|/i_ //=(ニ0
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ヽ=:::Eニl=ll=ll∃:::三Oニ)))ニ) ̄ii`ヽ、kE::|::::::::|i:/ //≡(ニ0
◇ゴジュラスはまだか
もともとゴジュラスは自意識が強いメカ生体だ。それだけに、ふつうの状態でも操縦がむずかしく、
パイロットはゴジュラスの気まぐれに泣かされていた。
それが、興奮しているとなると、なおさらだ。戦力は敵のほうが、はるかに大きい。待ちぶせが見つかったら最後だ。
雷がはげしくなり、大つぶの雨がふりはじめた。風も強い。
「ありがたい」と、大尉は思った。このひどい天候では、相手の偵察力も半減するだけに、バラン大尉は大きく息をついた。
ジョラタン峡谷につながる3つの谷。そこに、それぞれ1頭ずつの偵察隊グランチュラ。
真中の谷につながる丘の斜面に配置された、切りこみ隊のスパイカー5頭、遊撃隊ゴドス3頭。
そして、丘の頂上付近に指揮用ゴルドスが位置している。
そのやや後方、丘のむこうに身をかくすようなかたちで、2頭のゴルゴドスが配置についていた。
ゴルゴドスはもともと偵察用なのだが、この作戦では、胴体両側に連射ロケット弾ポッドをつけて、支援任務についている。
さらに3頭の人員輸送用ハイドッカーが、それぞれ10名ずつの歩兵を乗せて、ゴルドスの前方にいる。
しかし、攻撃力のかなめであるゴジュラスだけは、まだだった。
706 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:51:28 ID:n122eMsI
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◇頭上を巨大な物体が・・・
「大尉、いまのうちに少し休まれてはどうですか」
副官のことばにバラン大尉はうなずくと、楽な姿勢で座席にすわり直し、目をとじた。
『ゴジュラス、早く配置についてくれ。おまえがたよりだからな。そういえば・・・・・・、ジョーは元気にやってるだろうか。
グローバリーⅢ号とかいう地球の乗物がとつぜん大空からふってきたのは2年前だった。
オレは当時、偵察隊を指揮して、中央山脈にある敵の前線基地をさぐる任務についていた。
偵察に出て2日目だったか。夜明けとともに前進を開始したわれわれは、敵の偵察隊を発見。
つかまえようとしたが失敗して、やむなく撃ちあいになったのだった。
いま思えばオソマツな武器だったなあ。1日中戦っても、決着がつかない。夕日が沈むころ、
やれやれ、陽が沈めば休戦だと思っていると、とつぜん、ものすごい音が耳に飛びこんできた。
それまで戦いに夢中で、気がつかなかったのだろう。音のするほうを見上げると、見たこともない巨大な物体が、
われわれのほうをめがけて飛んでくる。耳をやぶるような大音響、体が熱くなる。と、頭上をこえて、その巨大な物体は、
中央山脈中腹の平地へとつっこんでいった。
大地をゆるがす大きな衝撃。オレは足をとられ、ぶったおれていた。もう戦いどころではなかった。
オレは部下に、飛行物体の調査を命じると、いちもくさんに落下地点へかけだしていた。
オレはそこで地球人にであった。』
707 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:52:01 ID:n122eMsI
◇ジョー親子のわかれ
『われわれと同じような体つきをした、彼らを見たとき、
かつて、この中央大陸をおそったという、暗黒大陸のナゾの軍団かと身震いした。
しかし、ようすがおかしい。戦いをしかけてくるでもなく、
物体から出てくる生き物はきずつき、みをまもるようにひとかたまりになっている。
とにかく本隊につれかえろうとした。ここでもゼネバスの偵察隊と彼らをうばいあうはめになった。
彼等の悲鳴がひびく。なにをしゃべっているのか、わからない。
その中で、ひときわ大声でさけんでいたのがジョーだった。
帝国側へつれさられた仲間のほうへ、必死でかけだそうとする。
それをおさえる部下。あれが親子のわかれだったとは・・・・・・。』
『地球人のことばがわかるようになると共和国は一変した。
地球人の技術がどんどん取り入れられ、武器も強力になった。
メカ生体だって戦闘力は増す。一日中休まずに使用できる・・・・・・。
戦いは死者を多く出し、残酷になってしまった。
かつてのように、全民族がなかよくくらしていた時代は、もうもどってこないのだろうか・・・・・・。』
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708 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:53:09 ID:n122eMsI
◇帝国側に冒険商人が・・・・・・
『それにしても、ゼネバス帝国側までが、地球人の手で武装強化されていたとはな。
帝国に潜入した偵察員や、共和国にいる地球人の話しから考えると、どうも、あのグローバリー3号の運命を変えた、
冒険商人らのしわざのようだ。どこにでも、悪いやつらはいるもんだ・・・・・・。
ジョーに2度めにあったのは、ヤツがゴジュラス用の乗務訓練を受けているときだった』
雷雨がはげしくなる。くぼ地にいるグランチュラのコクピットの中で、パイロットは緊張していた。
待ちぶせである以上、むやみにレーダーはつかえない。逆探知の心配があるからだ。
グランチュラの広角調音器とパッシブ・レーダー(相手の出す電波ををとらえるレーダー)、それに自分の目がすべてなのだ。
しかし、外はほとんど見えない。聴音器からは木の葉をたたく大つぶの雨の音が入ってくるだけだ。
ボリュームを少ししぼったパイロットは、熱源探知機がつかえるよう、グランチュラの姿勢を少し高くした。
「やれやれ、中腰だ。かわいそうだが、しばらくがまんしてくれ」
パイロットはグランチュラをいたわった。
森の奥で、なにかが動いた気がした。パイロットは熱源探知機をチェックする。たしかに移動している。夜行性動物かもしれない。
静かにグランチュラの姿勢を低くさせると、パイロットは風防カバーをあけて、外に飛び出した。
雨が横なぐりにふきつける。土がやわらかくて走りにくい。おまけに木の根や枯れ枝が足にからみつく。
((0))
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//.ニ! !ニ=il,
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//、ノ\ヽ `、___,!// ヘ ヽ
// /\(,--、l-i l i ,--、/`、ヽヽ
i/ / 〉.ヽOノニ==ニヽOノマi | |ヽ ヽ
(O! | !‐l―i l___」 凵 !.l .|ハ O)
| ハ ハ 凵 l,---‐‐‐''´ |ノ iハ | i
| .|| ! レ |ノ | }
| .lレ | i
| ! |ノ
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グランチュラ
709 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:54:26 ID:n122eMsI
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〈 l88ヽ ,_
`‐-、,---、_i/ __/ ` ‐-- 、
l l l i l O ,====ニニ.
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ヽ ノ `'''''‐-.. __,,,/-------l::.!´`'''‐-、__ _,-‐''''´ /
`' ‐-、ノ `i´ 〔 i::::i 」/ ̄ヽヽΟ ,-‐''´
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. トく ヽ〈:::l
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ヽ' \\
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/Θ)ハ`'''' ̄ ̄ ̄ヽ-=ニ´
/ ハ l__ヽ ヽ
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マーダ
◇偵察用マーダだ!
なにか大きなものが視界を横ぎった。帝国側の偵察用マーダだ。迷彩され、背中では小型レーダーがグルグルまわっている。
コクピットの風防は共和国側のゾイドと同じように、上半分が透明で、視界を広くとっていた。
マーダが視界から消えたところで、パイロットはトランシーバーのスイッチを入れ、打電ボタンをおした。
稲光がはしり、はげしく雷鳴がとどろく。
グランチュラにもどったパイロットは、コクピットに飛び込んだ。
静かにグランチュラをおきあがらせたとき、広角聴音器から木をふみたおす音が入ってきた。熱源探知器に反応が3つ。
風防カバーを少しあげて、赤外線双眼鏡でのぞく。
「いた、ゲルダーだ」
ゆっくりとグランチュラを、くぼ地から後退させて、パイロットは、
『敵発見、攻撃隊確認』
の短い暗号を、ふたたびバラン大尉に打電した。
710 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:55:10 ID:n122eMsI
◇敵を包囲網に入れろ!
「大尉、入電です。左手の谷です」通信士の声で、バラン大尉はわれにかえった。
「規模は」
「まだです。現在、脱走中と思われます」
「第2報、入電。偵察用マーダ2、ゲルダー3、後続部隊の存在は未確認、以上」
「警報を出しますか」と、副官。
「もう少し待ってみよう。先に入ったマーダが、スパイカー隊のラインに近づくのはいつごろだ」バラン大尉の声がひびく。
「直進していれば、15分後です。」
「その時点では少し早いな。スパイカー隊にまかせるとしよう。とにかく、できるだけ多くの敵を、包囲網の中に入れるんだ。
ゴドス隊に伝令をだせ。谷の入り口をはさみこむ位置に進出させるんだ。」
副官は司令室からでると、ゴルドスの横で警備中の兵士に指令をつたえた。
まもなく、3名の兵士が伝令として、闇の中へ消えていった。
バラン大尉はそれをジッと見つめていた。
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/ 二| `丶、 /i──〉、丶、 ヽ
ヘ 二.l  ̄7|二_/ `ヽl (__
 ̄ `''''―- 、_/三三`丶、/ =}-、
/`ー──一'´ ̄ | ヽ
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ゲルダー
711 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:55:46 ID:n122eMsI
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◇メカ生体は生き物だ
『それにしても、地球人がくっつけた装置はどうだろう。たしかに、戦闘兵器として、メカ生体を強化した。
運動力を強くするパワーアシスト。瞬発力を10倍ほどにする、エネルギーブースト。
武装だって、まえとはくらべものにならないほど強力なものになって、
われわれもはじめは喜んだ。地求人だって胸をはって、
「この装備があれば、勝利はあなたがたのもの、戦いはすぐに終わりますよ」
などといってたものだ。だが、実際はどうだ。
地球人たちは、メカ生体を生体ではなく、機械として見ていたんだ。
地球では金属に生命はなく、人間の道具として利用されているという。
しかし、ここはゾイド星。オレたちとメカ生体とは、同じ生き物なんだ。強力だが、重い武装をされ、
むりやり走らせられる身を考えれば、だれだってわかりそうなものだ。
オレたちだって、この新装備のあつかいに、まだなれていない。これまでにケガ人だって、どれだけでたことか。
本当なら、こんなあぶなっかしい装備ははずしたほうがいいんだが・・・。
帝国側が、われわれ以上にメカ生体の武装を強化しようとしてるとなると、そうもいってられなかったからなあ。
とにかく、パワーアシストやエネルギーブーストに、
われわれもメカ生態も、なれるしかないんだから、こまったものだ・・・・・・。』
712 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:56:51 ID:n122eMsI
_,__γ⌒ヽ-、
/l`ヽ__-、ヽ_ノ_/`\
〈  ̄ i 〉ヽ `‐-、\
 ̄ェュ一'ヽ ヽ `‐'
/ (^)ヽ─` 〉
O==)/ i |一一'
〈 ̄ヽ、__{()=)゙iヽ\ヘi |ト. l
/()\`ー一| i、i \()/ | | ,-、
//\\─、!_ヽ、/`ーイ} l.|'''´ヽノヽ
// \\ 〉 ,--、) ) リ,-/ヽ \
-=二(⌒) ()=()),-Ο ヽ \ヽ
`ー─llil ヾヽ (⌒)二ニ=-
ヾヽ
ヾヽ
(⌒)二ニ=-
スパイカー
雷鳴がとどろき、かぜがはげしく立ち木をゆさぶる。
その中で、じっと動かないものがある。スパイカーだ。
パイロットはコクピットの中で、かるく目をとじていた。
この雨ではいくら目をこらして、外を見ても意味はないからだ。
だが、ふいにピンとくるものがあった。目をあけて、コントロールレバーをおす。
姿勢を低くしていたスパイカーが、ゆっくりとおきあがった。
パイロットは、ふと思いついて、スパイカーのコントロールをはずした。
近くになにかいる。スパイカーの攻撃本能にまかせるのだ。
ゆっくり身がまえる、スパイカー。
713 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:57:22 ID:n122eMsI
,----、 , ‐'´  ̄i`ヽ
/{ },-'─,__/ l
l ヽ__ノ{ ,-'
/ >-‐、____i─`'''''''HH
/ / l____| ,,⌒| 〉ソ┐
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レ | !\ { ,l l ∠
{(⌒) i`ー'´i、ヽ0)_/ 〔〕 l
/ / \l /l `ー´| l. ___</ /
/ / ヽl l ( ()‐‐‐、 / /
/ / ヽ | / ,、 ( () ( ()
-=ニ二(⌒) ヽ/ /  ̄ヽ
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-=ニ二(⌒)
◇マーダーの頭が落下
目のまえの木が、ガサッとゆれた。偵察用のマーダだ。
おどろくマーダのパイロットが見えた瞬間、スパイカーのハイパーサーベルが横なぐりにふられた。
マーダの頭がズシンと落下。爆発はしない。
パイロットは『偵察用マーダに接触、たおす』の暗号を送った。
714 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:57:58 ID:n122eMsI
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◇帝国側の照明弾だ
同じころ、バラン大尉は偵察隊のグランチュラから、『敵の集団発見』の暗号を受けていた。
いよいよ一団が、谷から出てきたようだ。
情報を総合すると、どうやら先発隊のようだ。
「よし、警戒暗号を出せ。待ちぶせはそのまま、敵をできるだけ近づけろ」
とつぜん、森でビーム砲の発射音がしたかと思うと、爆発炎上するのが見えた。森全体が明るくなる。
戦闘がはじまったようだ。いくつかの火玉が花火のように、垂直にのぼっていく。帝国側の照明弾だ。
「やれやれ、見つかったな。やむをえん、無線封鎖解除。スパイカーは退かせろ。
敵の位置をたしかめ、ゴルゴドス隊は攻撃準備。
ゴドス隊は現在地を確認のうえ、そこにとどまらせろ!」
バラン大尉の命令がとぶ。
「ゴジュラスはどうした!どこにいるんだ!」
「現在急行中」
「急がせろ!敵の本隊をおがむまえに、顔を見せるんだ」
丘のむこうから、数10本の火玉があがり、放物線をえがいて落下していく。
対地攻撃用に改造されたゴルゴドスの、ロケット弾攻撃がはじまったのだ。
森の一角へ、つぎつぎとすいこまれていく。
6頭の攻撃用マーダとゲルダー4頭が、ことごとく粉砕された。
715 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 07:58:45 ID:n122eMsI
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〈‐‐一'´/'´〉,-、ヽヽ,-、
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( ( ( () { } iヽヘ 〈^〉
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} i. : ´ 〉l== o |、__oゝoゝ'´ゝ
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=ニ =ニ __/ ̄
ゴドス
◇ゴドスが体あたり
残った2頭の攻撃用マーダトゲルダー1頭が、あわてて谷の方へひき返す。
そのまえに、ヌッと立ちふさがった遊撃隊ゴドス3頭。
ウエイトの軽いマーダは、ゴドスの体あたりや足ばらいで、バランスをくずす。
たちまち組みふせられて、バルカン砲を撃ち込まれ、機能停止。
ゲルダーと正面で向かいあう形となったゴドスは、とっさに左に体をかわしていた。
2門の電磁砲と3門の衝撃砲をまともにくらっては、ひとたまりもないからだ。
左にまわりながら、尾の一撃をコクピットに。ゲルダーがたじろぐスキに、側面から攻める。
片方の電磁砲と前足に手をかけ、いっきにひっくり返した。腹部にバルカン砲を撃ち、勝負はついた。
743 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:25:01 ID:n122eMsI
◇なに腰をぬかした?
「損失はスパイカー1頭、ガイサック2頭で修理可能。パイロットは1名死亡、・・・・・・」
副官の報告をうけたバラン大尉は、
「敵の兵力は偵察用マーダが2、攻撃用が8、ゲルダーが5だったわけか。
偵察用マーダ1頭をとりにがしているが、こちらの全戦力はわかるまい・・・・・・。
主力部隊が警戒して、しばらく動かずにいてくれるとありがたいのだが。派手な花火もうちあげたことだしな。
なに、ゴルゴドスが1頭腰をぬかした?兵員輸送用ハイドッカーと交代させろ。ところで偵察隊はどこにいる」
「峡谷の入り口まで進出しています」
,,..u-‐" ̄l゙゙゙゙゙゙i
l___l`'----' ゙̄i
゙i__゙i__________/-、 _ コll>コll>
` `―‐''''ヽ、弋 0ニ「 |l|l'、 `ー-..、
l ヘ--ナ'´ ゙'ョ_ ]コ仆゙‐◎'ヽ、 _≧
"V‐、 ◎ il◎ ◎ ヽ、ニニ〔_丿
=ニ┴=ニ○ ゙}lノ| | 「r=i> """
| |゙"弋| | | |
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ハイドッカー
717 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:00:11 ID:n122eMsI
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捕虜をしらべるため、大尉は外に出た。あいかわらず風雨が強い。
ちょっとまえまでは、こんなに苦労して夜戦なんかすることはすることはなかったがなあ、と大尉は思っていた。
『これまで最大の戦いといわれた、砂漠の戦いにしても、いまから思えばのんびりしたものだった。
もっぱら戦いは昼間だけ。夕ぐれともなると自然に兵をひきあげた。
メカ生体どうしの戦いは、格闘戦が主体だった。
飛び道具は、命中率のあまりよくない火薬式の大砲か、原始的なロケット弾くらいしかなかった。
地球人のもちこんだビーム砲やミサイルは、メカ生体を一撃でバラバラにしてしまう。それにあの命中率。
たちまち、戦いは一変した・・・・・・。
レーダーの発達で、夜間戦闘も昼間と変わらないくらいに、できるようになり、おかげでこんな天気の真夜中に大乱戦だ』
バラン大尉は、不気げんに、捕虜のいるテントへ入っていった。
「グランチュラが2頭、音信不通?どういうことだ!」
司令室で副官がさけんだ。
718 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:01:13 ID:n122eMsI
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i| | | | | !,,.。。,
∩`l (三〈゚。。゚〉
Hl | ゝ─`ー‐'
l ./ ヽ| lヽ、
i / ハ ̄ ̄ヽ_
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()三/ | ||`‐-、l ===ニニニ}ヽ
〉三/_.l ||ヽ__`ー──一'i一'-、
エニ} '――――' `ー───'ニ
山山
ゲーター
◇大尉、敵の反撃です!
共和国軍はゆだんしていたようだ。とつぜん、森の奥からパルスビームが飛んできた。
雨に拡散されてはいるが、数が多い。いくつかは、スパイカーやガイサックを直撃した。
あわてて後退するスパイカーとガイサック。
それを追うようにあらわれたのは、帝国軍のゲーターだった。その数数10頭。地を低くはう姿は無気味だ。
うしろからゲルダー5頭、いずれの背中にも数名の武装兵士を乗せている。
爆発音にバラン大尉は、あわててテントから飛び出してきた。
「大尉、敵の反撃です」
「なにっ、もうきたか。状況はどうなっている」
「それが、妨害電波が強くて、さっぱりつかめません!」
「だとすると、ゲーターだな。背中のアンテナから電波を出しているにちがいない。
話しには聞いていたが、クソッ、ゆだんした!武装ゴルゴドスはつかえるか。ゴジュラスはどうした!」
「ゴルゴドスは1頭がロケット弾をこめているところ。もう1頭は武装をつけかえているところです」
「あの腰ぬけか」
「そのあと弾をこめますから、あとは30分は必要です。ゴジュラスはまだ到着しません!」
「とにかく歩兵は歩いて丘をくだらせろ」
「了解!」
719 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:01:53 ID:n122eMsI
,-l-!-、
!、_o_ ,i
!H!
iHi
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. 〈(⌒)i !,-----、(⌒)〉
__,--、_ 彡ミ、 li ヘ / i.l /ヽ _____,-‐‐‐‐‐、
/‐--、ヽl }} }ニ=-、 |!、 .i_! ,| -=ニ二{ { /、_____,,,ノ}
{ ┬ 、 _) /ニ=、‐ ヽ/_ヽ/,-=ニヽ ヽ └ヽ /7 /
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-=ニ/ / |iiil lー― _j |iiii| ヽヽニ=-
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≦===
ガイサック
ガイサック隊は、とりあえず、くぼ地に体をうずめた。尾を少し立て、ロングレンジガンはつき出したまま。
相手が見えるようにコクピットも一部はつき出し、攻撃の姿勢をととのえた。
雨でかすんでいるが、前方を2頭のゲーターと1頭のゲルダーが進んでいく。
ねらいをさだめ、ロングレンジガンのボタンをすばやくおす。
雨でビームが拡散することを計算に入れて、1頭につき、ビームを3回ずつあびせたわけだ。
さすがに、装甲の厚い帝国側メカ生体も、これではたまらない。ゲーターはふき飛び、ゲルダーは機能を停止した。
720 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:02:25 ID:n122eMsI
,、-─- 、
/ \
. ,′。_,.--、° ',
! -〈 。 丶 _,.!、 ||
r'ィ゙「ヾ:、_,.、-''"⌒) .||
 ̄ム |:|_ ィ'" ̄ヽ、 ||
`<!レ'´ニ ̄``''ーl.||
_,,..、-''"^丶、丶、 ̄三!L、
__,,.. -ァ''" ̄`「´`ヽ丶、 ヽ. i  ̄|ヾ!
⊂ニ" ̄ i | / | | |′
\ >ー-ゝ、__ / |/||!
`ー'´ _  ̄ ̄ ̄ ̄| ̄\ / ヾ 、 l三_| |
/ _ヽ _/__r「丁丁x! rェ 工_
. / ヾ/_  ̄ ̄ | if !二エニ´ l `7 ) )
/./ へチ、_`ヾ、 _| 」 ||| |_x] j l/・/./
`</ ` ̄`<Yナ''´ ト| rィT T x] i’ i ̄厂!
|_∟フ 天_ └=ァュノ
下-‐"__ ̄`"''f_
/´ ̄ ハヽ`「ヽ| `ヽ、
/\ | 、ヽ ,ヽ
,イ\、 |==彳 |
◇ガイサックが大爆発
くぼ地を出て、移動をはじめたガイサックは、一瞬ビクッと歩みを止めた。見えない敵から身を守ろうとする。
次の瞬間、体中から青白い火花をちらして、ガイサックは大爆発をおこした。勝ちほこったように、あらわれたゲーター。
だがそのとき、草むらから数本の白い煙が、ゲーターめがけてのびていった。
そのうちの1発が、ゲーターの腹に命中、機能を停止した。
歩兵隊の反撃がはじまったのだ。
メカ生体にとって、対メカ生体ミサイルやバズーカ砲をもった歩兵というのは、意外とやっかいな敵だった。
ゲルダーからも、帝国軍の武装兵士がおりてきて、歩兵どうしの撃ちあいもはじまった。
バラン大尉は、兵員輸送用ハイドッカーも戦線に投入した。
歩兵相手にはなんとか戦えたが、ゲーターのガトリングビーム砲のまえには、なすすべもなかった。
戦力はあきらかに共和国側の不利だった。しかし、なんとかもちこたえていた。
歩兵が対メカ生体ミサイルやビーム銃で、ゲーターやゲルダーを足止めする。
そこをうしろからゴドスがしとめているのだ。
721 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:03:20 ID:n122eMsI
.、 〃
. ヽ、 〃
〈--へ〃
_iヨ  ̄Ej
|-‐川‐ュ〉 _.....__
()ニ‐''' '' `ー 、..‐'' = - 亠‐..、_
/ .., '' ´ .()三i./// ,-‐''''''‐-、iヽ
! ,'´ ()三i l'ニ u=ョV‐‐ .,-‐‐-、l'l三)
厶'、/ 彡/()三)て /` 、 i ヽl
厶´ 丶 /`ヽ=ヽ1 l 丶 ! }
` 厶'‐「/',ー.ヽ|,l .爪i . . ,--‐‐-、.. iヲ
`'''! ../ヽi<,,,! |i ヽ l { 'ニニ二ニll゙i
''l>()<|lヽ と |辷──''l| !
i、ハヘ j=l‐┴と二l===l===に冫
`ー=-' '  ̄´ ゙゙̄'ノニア′
モルガ
◇土の中からモルガ出現
どうだろう。とつぜん、地面がもりあがり、土の中から巨大な影がおどり出た。
あわてて逃げる兵士たちの上に、その影はのしかかるようにして動き出した。
敵も味方もない。おしつぶされる兵士の悲鳴。そいつは、長い体をくねらせながら、前進をはじめた。
モルガだ!うしろの地面も、つぎつぎともりあがり、モルガが飛び出してくる。その数5頭。
かなりまえから、この5頭のモルガは、地下をもぐってしのびよっていたにちがいない。
722 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:03:57 ID:n122eMsI
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/─, , ' ヽ ヘ┴┴┴┴...、エ彡ヘ
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〔 二!`ー' , ' ヽ――' ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ェエエエ彡´\ ,
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ゴルドス
◇後退する共和国軍
状況がつかめると、帝国軍は勢いづいて、ふたたび攻撃をしてきた。
一方、共和国側は、妨害電波で指揮が徹底していないこともあり、応戦するが効果がない。
ガイサックが、ロングレンジガンでビームを放っても、雨で拡散されて、破壊力は半減している。
装甲のとくにあついモルガには通用しないのだ。
逆にモルガの体あたりをくらって、おしつぶされてしまった。じりじりと後退する共和国軍。
「大尉、モルガです!モルガ5頭が接近中!」悲鳴に近い声で、副官がさけぶ。
丘の中腹にさしかかったモルガは、稲光の中、くっきりと、その巨大な姿をあらわした。
地面をはい、ゴルドスの体をつたわって、バラン大尉にもはっきりとその振動はつたわってきていた。
まさかと思っていた、大尉の心配が的中してしまった。
「近すぎてゴルゴドスのロケット弾もつかえないな。仕方がない、体あたりだ。モルガの2,3頭はつぶせるかもしれん。
副官、きみたちは残った兵士をつれて後退だ。援軍との連絡はとりつけろ。妨害電波は、そう広い範囲ではないはずだ。
けっして援軍をまきぞえにするな」
そのとき、数本のビームがモルガをつらぬいた。爆発するモルガ。
723 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:04:21 ID:n122eMsI
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lテ ̄ ̄ ̄テユ ゙i、 Ei
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「 |n|n| ゙i____/´゙┐┐ || E| / /三三 ゙゙i
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NNNNNNNN/ /| | ヽ ヘヘ/ /
/'''''‐------/,/三| | 匚冂//
/ / ̄ ̄ ̄´´ 三| | / /
◇ゴジュラス登場!
一瞬ひらめく稲光が、巨大な影をくっきりと浮かびあがらせた。
じょうぶな尾で、一番近くにいたゲルダーをふっとばす。
木をなぎたおし、おしのけ、力強く歩きはじめたゴジュラス。そのうしろにも、2頭のゴジュラスがいる。
「オオッ」
バラン大尉は、おもわず声をあげていた。
ゴジュラスがこんなにもたのもしく見えたことはなかった。
逃げようと、あわてて動きはじめたモルガをガシッとふみつけ、そのままグッとおさえつける。
動こうにも動けない。ふいに全身のあちこちから、黄色い火花がちって、機能を停止した。
残る3頭のモルガは、このあいだに体勢をたてなおすと、多弾頭ミサイルを発射してきた。
ズガァーンとまばゆい光がきらめいた。ミサイルが、後続のゴジュラス1頭に集中、腹部を直撃した。
さすがのゴジュラスも、生命体をやられたらしく、小山がくずれるように大地にぶったおれてしまった。
先頭の1頭と残る1頭は、一瞬おくれて、30ミリビームをモルガに撃ちこんだ。
2頭がふき飛ぶ。残る1頭のもるがも、先頭のゴジュラスが76ミリ砲の連打で粉砕してしまった。
こんどは帝国側が総くずれだ。逃げようとするゲーターをうしろのゴジュラスが76ミリ砲でしとめた。
724 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:06:28 ID:n122eMsI
◇「ジョーよくやった」
妨害電波が消えた。すべてのゲーターがやられたようだ。
「ジョー、よくやった」
ゴジュラスのパイロットどうしの交信がとつぜん、バラン大尉の耳に飛びこんできた。
『ジョー!?』と思うまもなく、ゴジュラス隊からの連絡がつづく。
「大尉、申しわけありません。ゴジュラスが落雷で興奮して、1頭が勝手に動きだしたものですから。
おとなしくさせるのに時間がかかって・・・」
「わかった。とにかく、次の攻撃にそなえろ。やられた1頭は、こちらから救護隊を出して調べさせる」
バラン大尉は、ゴジュラス指揮官のことばをさえぎると、手短に指示をあたえた。
森林のあちこちで炎があがっていたが、ふりしきる雨で、やがて下火となっていった。
あちらこちらに、メカ生体の死体がころがっている。
「われわれゴジュラス隊が、はじめから戦線に加わっていれば、こんなにやられることもなかったろうに」
ジョーはつぶやくと、自分の未熟な操縦技術にくちびるをかみしめるのだった。
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725 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:07:32 ID:n122eMsI
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『ゴジュラスにはじめてであったのは、1年くらいまえだった。
両親と生きわかれ、その生死さえ知ることができないわたしは、毎日、地球人居住地の相談所へいっていた。
両親をさがさせてくれとたのんでも、相談員はつめたかった。
「戦争中で、どうすることもできません」と、同じ答えをくりかえすばかり。
わたしは、よく泣きさけんだものだった・・・・・・』
726 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:07:53 ID:n122eMsI
i ̄ ̄ ̄l
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◇ゴジュラスとのであい
『そんなある日、わたしはターナー少佐によびだされたのだった。
あとでわかったんだが、少佐が地球人を見舞いにこられたとき、わたしの相談所でのようすを見ていたという。
「きみにあげたいものがある。生き物好きなそうだから、きっと喜んでもらえると思うよ」
ニコッと子供っぽく笑った顔からは、帝国軍兵士をふるえあがらせている英雄だなんて、まったく想像できなかった。
わたしがつれていかれたのは、第2師団の、メカ生体操縦訓練所だった。
わたしは立ったまま、しばらく動けなかった。わたしの見たものは、金属でつくられた、動物型の戦車。そうしか見えなかった。
「あれがゴジュラス。きみにプレゼントしよう。」
わたしは、おどろいた。
「エッ、でも・・、あのー、生き物・・・」』
727 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:08:31 ID:n122eMsI
◇親とあうために
『それから数日後、わたしはゴジュラスの乗務訓練生になった。
わたしはそこで、ゾイド星の歴史も知った。
そして、わたしが両親とめぐりあうためには、この戦いを終わらせなければならないことも・・・・・・。
わたしは、ゴジュラスという生き物に対する興味から、乗務訓練を受けたのだが、
親をさがすには、戦いに参加して、1日もはやく終わらせるしかないと思うようになったのだ。
わたしだって戦争は大きらいだ。殺しあうなんて最低だ。でも、今はそんなことをいっていられない。
憎しみにもえたゼネバス皇帝は、もうだれのことばにも耳をかさなくなり、日ましに軍備増強ばかりをさけんでいるらしい。
それに、あの冒険商人たちが、悪どく皇帝にとりいっているとなると、これはたいへんなことになる。
なんとしても帝国の中枢をたたき、皇帝の目をさまさせなければ・・・・・・』
ジョーはターナー少佐から聞いた、ヘリック大統領、ゼネバス皇帝兄弟の話、その父ヘリック王の話などを思い出していた。
『心そこ憎むなんてことが、本当にあるのだろうか』
ゴジュラスを配置につかせながら、ジョーは、遠くゼネバス帝国にいるはずの、両親のことを思っていた。
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728 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:09:24 ID:n122eMsI
◇共和国側に援軍が到着
ゴジュラスの出現で、さすがに敵は警戒したのか、なかなか攻撃をかけてこない。
偵察隊のグランチュラからの連絡も、応答なかった。敵はどう出てくるのだろう。偵察隊を出すしかなかった。
バラン大尉が、指令を出そうとしたとき、
「大尉、援軍からの連絡です。まもなく到着です。」
副官がうれしそうにさけんだ。
兵士のあいだから、完成があがる。巨大なゾイドマンモスがあらわれた。鼻を高だかとさしあげて、こたえるマンモス。
つづいてビガザウロ2頭。これは輸送用だ。1頭は背中のラックに、バリゲーターを2頭。
もう1頭はバリゲーターとアクアドンを1頭ずつつんでいる。
さらに重装備したゴルドス2頭がいる。
バラン大尉と短いうちあわせをすると、支援隊は展開をはじめた。
,------ ,─´i!i!i!i!i!i!i!i!\
∧-----、 // ´⌒`ヽ┌li!i!i!i!l`ヽニニニニニ\
/i!i!/ 」i!i!i!i!i!lヽ |l ∥ i=lニニニト ヽ ミミ/
/ニニに )ニニニニ_i`ー, ,一'´ ̄\乍 に〉 ミ/
/三 に)乍 ,.' ,' =l l≠ i\ \,,(こ )/
\三 (こ)、/ /ヽ x≦≧x、┤ヽ、 〉
`ヽ、 (こ⌒´ /E |li H li|ヨ`ヽ `ー‐'
`ー一'´,―' E |li Hユli|ヨ| ハΞヨ
E l | `ー〉一一〈一' |l lΞヨ
Ξ=| | _|FiqiL| _ | |
E=| | {三 l´ `l ]三} | |-、
,-' | 二= =i i≧xl_ i lヨ
E |`l }{三| l l |三} | l_l ヽ
/´⌒`ヽj ヽ | l l |一i_l '´⌒` ヽ
l彡 ミ〈 j  ̄l ̄l ̄ | }
〉__ i ヽ  ̄中 ̄ E { !
/ ヽ、i 〉 . .i彡 ミl〕
l ,--、 }/i {___ゝ
`ー/l l 一' ,--l`ー‐一'´i
ハl l l─、 !--、_i_i,,,-'
{;;;;;;;;i;;;;i;;;;;;;;〉二ニi
ゾイドマンモス
729 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:10:04 ID:n122eMsI
◇赤い巨体あらわれる
アクアドンが川に飛びこんだ。そのまま川をもぐって峡谷をくだり、帝国軍の戦力を偵察するのだ。
雨は小やみになっている。空がしらじらと明けはじめた。
夜明けの空に、アルダンヌの森からジョラタン峡谷にむけ、あざやかなオレンジ色のラインがひかれた。
共和国軍のいっせいロケット攻撃だ。峡谷の入り口のむこう側でつぎつぎにおこる大爆発!
数分後、こんどはもう少し峡谷に入ったあたりに、オレンジのラインがひかれた。
勇猛な帝国軍をおこらせるには十分だった。
地ひびきと、森の木がつぎつぎとたおれる音がする。
「いよいよくるぞ、準備はいいな」バラン大尉が注意をうながす。やがて数本の強烈なビームが飛んできた。
そして、森の中から小山のような赤い巨体があらわれた。巨大な角が小山からつき出ている。
帝国軍の強力戦闘メカ生体、レッドホーンだ。
敵の主力がついに姿をあらわした。
│
____亡─
〔__〔●●●〕 ___
√|||| ̄ ̄ ̄〔O O O〕
││/ ̄ ̄二[只只]
/ ⌒ヽ 「..\\三l二l(O)(O)..//
/ @ ⊆⌒__\\ ──ヽ //
「 \\/ 川 | \ | ヽ/ ///´`|
/ ̄ ̄ \\ ,_,,、 -┤ ヽ // / |
[三 \\\ `─┘ 〈 ! ! 〉ヽ// / |
| __ \ ̄\ / ___ヽト / |
| / ⇒ ┌┼---/ /\ 小小小 イ /
〔三| ⇒ └ ┌ / \ / /
| .\ | |\ \ / /
|鬥鬥鬥 | │ \\` ヘ、 /
[三凵凵 / | \,,,, /\´、 ヘ `ヘ,,,,,,,,,,,,,,ノ
| ̄ ̄ ̄ | ∩─|二二 /. . .\`ヘ/ `|
| | Q三| ヘ/ 彳Δ` /ヽ. | |
ヽ / .∪─|二二ノ|\ く▽` | |
[三| | | ヽ─-- ̄ ̄`ヘM\`ヽ / \,,,|,__,,,|
/ |〒□〒|ヽ `ヽ、ヘヘM ̄`ヽ / /
/ | | ヽ `ヽ、`ヽ__`ヽ / /
└─----─┘ ゙¨¨¨゙ └─--┘
レッドホーン
730 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:10:23 ID:n122eMsI
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\\ ∧
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ヽ、ヽ 、 \\ .__ ..,,/ |
`ヽ` ヽ、┌ヽ \ |_|_,、__ // | , ─_ヽ
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/ | 三 \ ` ヽ.、 // .| | ヽ‐_\ヽ、 | _|_,─、
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|三/ ̄ ̄ |ヽ___|_| `ヽ ‐´|_____|三| ヽ ヽ | | | , |、ヽ
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| / | \ / _| | ./ | ヽ|三|
|三/\ / | / ヽ──‐/ ̄ `───´ ヽ__/ ヽ、
/ ̄ ̄`|ヽ/ | | / \|
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 ̄ ̄ ̄
ビームを四方に放ちながら、いっきに共和国軍の中央に突進しようとする。
その前に、ゴジュラスが立ちはだかった。共和国、帝国の最強メカ生体どうしの、宿命の対決だ!
ようすをうかがうレッドホーン、ゴジュラスのまわりをゆっくりとまわりはじめた。
近すぎて飛び道具はつかえない。レッドホーンの動きにあわせて、体のむきを、少しずつかえるゴジュラス。
レッドホーンにつづいて、マーダーやゲーターも出てきた。ゾイドマンモス、バリゲーターなどが応戦する。
ゴジュラスのわずかなスキをついて、レッドホーンがぐっと近づく。巨大な角で、2度、3度、ゴジュラスの腹部をつきあげる。
たまらず後退するゴジュラス。両手でレッドホーンの角をつかもうとするが、うまくいかない。
こんどはレッドホーン、勢いをつけてゴジュラスに体あたりをかけた。
ガガーン!コクピットにするどい衝撃がつたわってくる。
731 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:10:58 ID:n122eMsI
| |::∧ . | ./三三三/ ヘ
| | l | l 三三三l () |
| |ヽ ! ヽ.三_三ヽ /\
ヘ ヽ\_ノヽ: . : : : : : / ヽ
/ /i | '─、 : : : : ハ !
L / |──l/〉 \ヘ/ ヽ |
l ヽ`ー────一'´ ̄ヽ |
| i三l l三i三三\\ |
| | | \\ /三三/ヘ
| | | ヽ.!i三三l () |
| ! ! / ヽ_三.ヽ /
| ┌─────┐ / |
j | / ̄ ̄ ̄ ̄7ヽ\ |
ix≦ ̄ i \\ |___
l´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ/ \\ ! iヽ
j / / /ヘ ヘヘ /三三/`ヘ.!
/ ̄ ̄V ̄ ̄V ̄ ̄ヘ/ l V、l三三l (.) |
「 ̄ ̄ ̄ ̄V . / / /l . l \ヽ_三ヽ /
| / / / / l lヽ ノ一'´ ̄
 ̄三二ニ=,! ! ! ! l ! l |/
└-┴‐.‐┴――┘一'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ジョー、だいじょうぶか」
もう1頭のゴジュラスは、残る2頭のレッドホーンを相手にしていて、応援どころではない。
「だいじょうぶです。それにしても強烈な体あたりだ。さあどうした!このあばれんぼう」
ふいにゴジュラスの片足が、地面にしずみこむ。モルガがほった穴の天井をふみぬいたらしい。
バランスをくずして、たおれるゴジュラス。
ここぞとばかり、レッドホーンが突進してくる。
ガッ、ガガガガーン!するどい角がゴジュラスの胸につきたてられてしまった。
一瞬、ゴジュラスもレッドホーンも動きを止めた。そしてレッドホーンがゆっくりと、あとずさりする。
732 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:11:27 ID:n122eMsI
___,,,,,___
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,,」冖 ぃ !  ̄ t ``゙゙'ゝ、,,_ " ..丿 `ヘ、
彳 .. ││ ! ! ‐ ニ、 `~~゙ T゙'、 ,,......∟
|∟ J┴‐」∟ 二 │ ヘ-′,, 〈ゝ 、
゙ゞrぇj」」i !|}l!|にl|什廾lサ n ,,_ ヽニ 〈 ''イ」l ___
NNNNNMMMMMMMMMノニ(⌒) /"| ゙ /
匚i 、_、 ..i〃 九 コl厂|||! |//
M .. _ _....、、 、 'M} '|)|||||/'' / /
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M _ ィ}xニ,'〈M ./___| |
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◇苦しむゴジュラス
グァオーン!苦しそうにうめくゴジュラス。
少し体をひいたレッドホーンのあごのあたりから、霧状の液が発射され、ゴジュラスの胸にかかった。
たちまち白い泡と蒸気がたちのぼる。レッドホーンの必殺兵器、高圧濃硫酸だ。
目まぐるしく動く計器、光る警報ランプ。
「まずい!」
思わず赤いレバーに目をやるジョー。しかし、ここでそれをつかっても意味がない。
ゴジュラスの目がギラリと光った。怒りが全身にみちている。
レッドホーンは、硫酸でいためつけたゴジュラスの傷口を、さらに広げようと、もう1度、角をつき出した。
こんどはゴジュラスが、角をうまく受けとめた。もう一方の手をレッドホーンのしたあごにかけ、そのまま両腕をひねった。
ゴジュラスはグウーッとレッドホーンの頭をおさえつけながら、上半身をゆっくりとおこす。
苦しまぎれに、レッドホーンはふたたび濃硫酸を発射するが、これは効果がなかった。
733 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:11:53 ID:n122eMsI
..,,-‐''''ヽ、 / /アt卅lヘ
/へ \ /\ / / /ⅨⅧ| |
_ 「/ \ _ヽ〈 //lll]ll廴 'サ|ヘ、\
/ ,,,--‐''''"lー `゙l│ヘ|l゙l亡ソ'~~`゙゙ .._ 、
/-‐' / l \0 ゙i  ̄〈〈 |
/ ____/ ∥ ォ .. ゝ、ォ‐'´/
.| ̄ 「 // ̄ _-- /、\
|レ ∠ニナ/ | {l三( 0) _ | ./ ̄ヽ
∟_..-―゙゙’ | ヘ | /
┌/⌒/_ \ /\____/\\ | | ,-‐-、
┌/⌒/\\\ ,-‐i‐| /\ \\ | | \
┌,'⌒/\ ヘ ヘ | / ゙i /\ \\ | |
/// \\ヘヘ\| | l l ヽ\ |′ソ‐‐‐、
( ( (_/ ヘ /ソ / /\\ \ | 丿 _/
\\\\/\ヘ l / /‐‐‐、 \i/i /
ヘヘヘヘヘヘ| |vvvvvv‐'厂 /\ヘ_/〈∠/ | l /
`´`´,,-‐''''`'‐------'´ |__ヽ ヽ/ / ヘ | |`\
. ヘ (- ヘ/ヘ  ̄ ̄´|/ / ヘ | /
/\\l'''''''''''''i i┘/二__iニニニ レ´ニニlヽ‐--/
〈 ゙i\|ヘ) )\\\ \皿皿皿皿゙il'‐、__
\ \-‐'´ノ ''''‐-\ \皿皿皿\ |
ヘ ゝ´´ / \―\ |\\\ |
/ / \___
◇エネルギーブースト
レッドホーンの背にのしかかるゴジュラス。対空ビーム砲や3連電磁砲がちぎれ飛ぶ。
「よーし、いまだ。エネルギーブースト!!」
ジョーの手が、赤いレバーをおしさげた。
すさまじいパワーで、ゴジュラスが両手をひろげる。
バキイッと音をたてて、レッドホーンの頭の上半分が、そっくりはがされた。
スパークの火花がちり、がくっと前足をおるレッドホーン。もはや戦闘能力はない。
ゆっくりと立ちあがったゴジュラスは、勝ちほこったように、手に持ったレッドホーンの頭を、高だかとあげると、ポーンと放り投げた。
「ジョー、バラン大尉だ。きみの戦いぶり、見せてもらったよ。2年くらいで、よくそこまでウデをあげたな。その調子でたのむぞ」
「ハイッ」
『どうして名前を知っているんだ』
ジョーは不思議に思ったが、いまは考えているひまはない。
敵を後退させて進む仲間のところへと、ジョーは急いだ。
734 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:12:52 ID:n122eMsI
,--'-,'´ `ヽ ヽ /┌| __li
,----------, } / ヽ _〉ーl | lol――
/ l |´= / ,' } 三二ll lol――
/ ,―┘ -=| l // ̄二ミi lol――
/ / l―― }____ ---'´ 二二l lol――
/ / l――__l--| |── / ̄ ̄i=====,二l
l、 \ l,-‐‐‐i | | i ヽ三三}二l
\ \/ /i ! =ニ| |ニニ i ヽ ヽ`ー、
\// { i∨l──''´ lヽ__ヽ ヽヽ
/´`\/ ヽ、ヘ | |__..../ ! l ヽ \`ヽi、
{ `'''‐-、...,-,-----, | i ヽ,---、ヽ__ヽ
__.,-'´\、,/´` `'''‐-、.`'''‐-、. /`ヽi┐ .| | i ヽ`ヽ
'''''''´ ̄ / >\ \/ `'''‐-、.`〈=三へ| | 〉----、
/─―ヽ---'´/ \ .\ / `'''‐,-、__i∂}| | l__.. ヽ
--'`一'´ // / /\ \\ /} `'''''‐--‐´ ヽ \
{ {/ / \ \\/ / l\ヽ ヾヽ
ゝ/ / ` ̄ ̄ ̄i ̄\' i \ヽ ヾヽ
◇マンモスも大活躍
戦場は峡谷の入り口へ移っていた。ゾイドマンモスが、マーダやゲータをふみつぶす。
1頭のマーダが両足のマグネッサーシステムでジャンプ。マンモスのコクピットをおそった。
しかし、マンモスは長い鼻で、らくらくとたたきおとしてしまった。
川岸では、湿地に強いバリゲーターが、活躍していた。
735 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:13:12 ID:n122eMsI
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◇帝国軍が退却
ついに帝国軍が退却をはじめた。陽は西空にかたむいていた。
2日間におよぶ、アルダンヌの戦いも、ようやく終わろうとしていた。
共和国、帝国とも、多大のぎせいを出し、兵士、メカ生体とも、あちこちに死体をよこたえている。
バラン大尉は、戦うたびに、こんな光景は2度と見たくない、と思うのだが・・・・・・。
しかし、今回ほどいやな思いをしたことはなかった。
むかしとはちがう。まったく新しい戦いの時代がやってきたことを、あらためて実感したからだった。
736 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:15:37 ID:n122eMsI
◇新しい戦いの時代へ・・・・・・
アルダンヌの戦いは、共和国と帝国の戦いの中では、小規模なものであった。
しかし、この戦いは、バラン大尉も感じたように、それまでの戦い方を一変させていた。
地球人による武装強化で、メカ生体は生体としてのあつかいより、
メカとしてのあつかいにウエイトがおかれるようになっていった。
ゼネバス皇帝は、ますます武装強化をはかっていき、帝国は、狂気の国へと変わっていく。
一方、共和国側は、日ましに重装備されていく帝国側のメカ生体を見るにつけ、国家としての危機をさとった。
そして、アルダンヌの戦いの翌年、ゾイド暦2033年、共和国議会はついに
国家緊急法(コードネーム、Xデー)を発令したのだった。
主力メカであるゴジュラス、ゾイドマンモス、ゴルドスは武装を一層強化された。
改造第1号のゴジュラスは、ターナー少佐のはからいで、ジョーが搭乗することになる。
のちにジョーは、その勇気と戦闘能力で、『神風ジョー』とよばれるようになり、
共和国の子供たちにもあこがれのパイロットになっていく。
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737 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:16:12 ID:n122eMsI
◇アイアンコングが完成
一方、超高速飛行用にサラマンダーの素体の改造が、急ぎ開始された。
この武装メカ生体サラマンダーの出現は、もともと飛行するメカ生体の改造に弱い帝国側のどぎもをぬいた。
帝国首都への攻撃もさかんになり、両国の戦いは終わるかにみえた。
しかし、帝国側も必死に防戦をつづけた。その間、帝国でも創造を絶するメカ生体の改造がすすんでいた。
情報がヘリック大統領の耳にとどいたときは、すでにアイアンコング1号の改造が終わっていた。
ヘリック大統領は、全軍を投入した決戦を決意した。
アイアンコングの2号めが完成するまえに、なんとしても、この戦いを終わらせなければ、
中央大陸がたいへんなことになるのは目に見えていたからだ。
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. / / , "´〉゙___,'ニコ_!iiiiiiiiiiiiii;;;;、 }
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{ `ヽ、〉 | /..,'..,'...,' / ,.' l 〈彡ヽ'ミヽ
 ̄ ̄\ __!___{..,'..,'...,' / ,.' | V<l>ヽ〉
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ヽ ゙ ., `ヽ、 '丶ー ,., ゙i
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'i, l ,-‐'´´ l三三j ヘ \ \
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738 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:16:35 ID:n122eMsI
◇ゼネバス皇帝が脱出
ゾイド暦2038年9月。必死に猛攻撃にたえるアイアンコングに守られて、
ゼネバス皇帝は、シンカーで中央大陸を脱出していった。力つきたアイアンコングの大爆発を背に、
シンカーはゴルゴダス海峡をこえ、暗黒大陸へと、飛びさっていく・・・・・・。
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、 .ヽ .ヽ ヽ ヽ.ヽ l′ti | l .| .″ ./ ./
..ヽ. \ ヽ.ヽ ヽ .ヽ. .| .|.l ! l .| ./ / .,, _..y='"
`'、 .ヽ ヾ> .ヽ .ヽ | ."l | : l .l゙ , / . ,ノ´../i!,、 ,..-'彡'´
ヽ ヽ .ヽ l'、 ヽ .从 .l、l゙ l .l゙│ .i/ . / ヾ " ー._,,、 ._.. -'" /
.\ \ .ヽ . __./ ヽ ヽ''゙′ .l .l゙i,! l !│ .,i゙ゞ , ‐''" .''"゛ ./゛ .,,, ‐''"゛
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739 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:16:50 ID:n122eMsI
◇ゾイド星に平和はくるか
暗黒大陸――ゼネバス皇帝とヘリック大統領の父、ヘリック王が、
かつて中央大陸のみにくい争いを終わらせようと、むかった大陸。
ヘリック王の計画は実を結び、全部族を統一した共和国が誕生したのだった。
しかし、共和国誕生のうらに、ヘリック王のすて身の計画があったことは、
息子ヘリック2世とゼネバスが、父の遺書ではじめて知ったのだった。
(・・・・・・厚い氷にとざされた暗黒大陸には、憎しみと、戦うことのみに炎をもやす軍団がいた。
・・・・・・やつらはわたしの策略にのった。・・・・・・結果、中央大陸はひとつにまとまり、平和がおとずれた。
しかし、そのために罪もない人たちの命がたくさん失われた。平和のために犠牲となったのではない。
わたしの、悪魔の策略によって犠牲になったと、ずっと心をいためてきた。
わたしはけっして尊敬される資格のある人物ではない。
わが息子たちよ。この大陸の平和は、おまえたちふたりの、心ひとつにかかっている・・・・・・)
共和国はヘリック2世が大統領、ゼネバスが共和国軍最高司令官として二人三きゃくでひきつがれた。
しかし、平和は長くはつづかなかった。好戦的な弟ゼネバスは、平和であることに満足できず、兄と争うようになる。
しだいに不信感をいだきあうふたり。共和国議会もゼネバスを快く思っていなかった。
やがてゼネバスは、兄への、そして共和国への憎しみを胸に、共和国をさっていく。
そしてゼネバス帝国をきずくと、共和国へ戦いをいどんできたのだった。
以来60年におよぶ戦いの歴史は、ゼネバス皇帝の暗黒大陸への脱出という形で、いちおうの幕をおろすこととなった・・・・・・。
ゼネバス皇帝は、暗黒大陸で新たな軍隊を組織し、ヘリック大統領への復しゅうを誓っていた。
偉大であったヘリック王の願いもむなしくふたたび暗黒大陸の軍団を利用しようとしている。
それが平和のためではなく、復しゅうのためだとは・・・・・・。
兄ヘリック78歳、弟ゼネバス76歳。
新たな悲劇が、またはじまろうとしていた。
/三三三三三三三三三三三三三\
/ / /△\ \ \
. ∨∧ 〈三三三三三三三三三三\ ∧∨ _.。ャぁて丕刀フ7ゎ。._
∨∧ ∨`'・ニニ>─‐ァ三三ニ,. ・’ ∧∨ ,.ィ炙ヲ ㌍≠┴⇒弍j込ス>。
∨∧ ヾーイ:/ /三三 ・’ ∧∨ ,ィ升ヲ ナ'≧,. `゙'<弖 心、
. ∨∧ `ー'’ l ,.>'’ ∧∨ ;夕フ ア´三三>.、 \ホi 心.
∨∧ ヘ l l l`丶, ∧∨ んfi У’'<三三三>.、 ▽ij ∧
∨∧<i!l :| l l l二二フ∧∨ 从j 'Y ’'<三三三>.、 ∨i ハ
∨∧ ヘ l l `ー '’∧∨ 斤 W ’'<三三三>.、 ㌣ い
. ∨∧. :l l ∧∨ |友 カ ,rニ二三三三三二二ヘ .}ソ 川
∨∧. │ l ∧∨ い 叭 ’'<三三三>.、.  ̄ ̄ 仄 ガ
∨∧ i l ∧∨ Wi 从 ’'<三三三>.、 从 ノリ
∨∧. ∨ ∧∨ ∀t △ ’'<三三三三イ fリ /
∨∧ ∧∨ ゙マじ へ、 ’'<三三: リiУ
∨∧ ∧∨ \夊i ㌧、_ ,.イ! 刋/
∨∧∧∨ `マ才i 「≧ェ。。..。っ夭テ 少'゚
∨三∨ `゚'' ミ芝玉竺壬云=‐'´
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740 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:20:34 ID:n122eMsI
__________________
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|\/  ̄ヽ
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | ,,,,,-二二‐、_ | |
| | | .〉 ̄ .ヽ / ./i | |
| | | ./ ヽi`ヽヽ_i./`.i i | |
| | | / /.i_,,,i´i .iヽ‐i i | | 以上、「戦闘機械獣のすべて」から
| | | / / ´ :: i i :: ヽ. | |
| | | i、 ヽ ,、_ ,,、 .i i,,、,,,、./ | | 「ゾイド星戦史外伝 アルダンヌの戦い」を掲載いたしました。
| | | ,、-‐ヽi ヽ ゝ/  ̄ 〉´ | |
| | | ,i_ゝ/i ヽiミ─‐∠二ゝ‐<_、_ | |
| | | /i / ヽ i三三 三 / \i | |
\\ \_______________/ /
\\________________../
 ̄ || |
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) そんなわけで次回はトミーの公式展開である
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 「ゾイドグラフィックス」について
. | }
. ヽ } 語る事にするだろ。
_/⌒ヽ ィ
i'⌒゙l | l \__ィ~っ
| |. | | ト、_"__冫く;'三}
| | ( " ̄⌒ヽ、 |____`ー‐"
|.  ̄ ̄ ̄ ̄|ソノノ ̄`ヽ ̄⌒ヽ.'⌒lソ
| l .| y |_ィ | .||
| | .|.| | | | ||
| | |___| |__| ||
|_______.|___(__゙)__{___゙)_||
741 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:22:03 ID:n122eMsI
___
/ \
/ \ ,_\
/ (●)゛ (●) \ そういえばやらない夫、
| ∪ (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ / メイコ姐さんはどうしてるんだお?
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
. ( (一 ) |
. (人__) | あれだけベロベロになってたからな。
r-ヽ |
(三) | | 察して欲しいだろ……。
> ノ /
/ / ヽ / 酒は飲んでも呑まれるなだろ。常識的に考えて。
/ / へ> <
|___ヽ \/ )
|\ /|
| \_/ |
─────────────────────────────────
悪性の二日酔いで座礁中
─────────────────────────────────
ぐわん
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::. ぐわん
,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:7.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ
{.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:,〃:∧::::i}:.:.:.:. : : : }
|.:.:.:.:/-一//≠―刈: : : : : : .:
|.:.:.:.i::::ァ=ミ:::::ー示ハヽ! : : : : ; ,' メイコメイコにシテヤンヨー……
|.:.:.:.l∧Lム:::.:.: :└┘|i : : : ://
八.:.:.|.:∧ ' |i : : ;〃
\iN:.:i>、 マフ .イ/.: .:}
\N∨>-<∨.: .: .: .:,>=‐ァ-ミ
{f`ヾ: .: :,{「}i: .:/: .:/ ヽ
/|::::::: }i / |i {i〃: .: :i{ ',
,' |/: :|i′|i.: .: .: .: .:i| }
742 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:22:59 ID:n122eMsI
チュンチュン
_
|: | チチチチ
__,.|: |__,.,_ _ __ __,.,___,.,__, ,__,.,_ ____ __,.,_ _ _ ,.,___,.,__,, _, _,, _ __,.,___,.,__,,____ ,_.
|: |
|: | __________
|: | /\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ _,,-
|: | // \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ |_,,-
|: | ∠/ \_________\ |.i-
|: | | ___ | | ̄| ̄||≡| |_ !.l-
|: | |/\ \|__|_|_||≡|_ |」___ |
|:_| // \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ .,,-''!.i-
|| ̄| ∠/ \______________\,:::!.i-
||≡| ,;:'""':;, '""':;, '""'':;, |___i ..| | ̄| ̄|||≡| ,;:'""':;,"'':;,"'':;,
||≡| i':::::::::::::'i,,::::::::'i,,::::::::'i, |┐┐|__|::::| | _| |||≡|i':::::::::::::'i::,:::i,::::i,
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第三回 ゾイドゾーンから「戦闘機械獣のすべて」まで 了
────────────────────────────────
744 名前:弟者 ◆G/mRFv/Ji.[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:27:10 ID:n122eMsI
以上で第三回を終わります。次回は今月末ごろになるかもですが、ご了承ください。
745 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 08:42:08 ID:5ixOiph6
乙です
バトルストーリー以降しか知らなかったから、こういう詳しい解説は有り難い。
746 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 09:48:54 ID:BPGQe2Fo
>>642
ガンダムの元祖MSVも似たような状況で、特にジョニー・ライデンなんてそれを逆手にとって
長谷川裕一のマンガでは、ライデンの一般的イメージは軍のプロパガンダ、現在連載中の
「ジョニー・ライデンの帰還」では容姿の説すらバラバラなほど情報が曖昧となってる。
06R2 MG Ver.2の付属解説でも”諸説ある”扱い。
>>665
>宇宙線による影響は有力な説の一つだっただろ。
ゲッターロボ漫画版一作目(1973年)が、当時はオカルト的要素なしで、そういう設定だった。
747 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 10:29:49 ID:NRin6wTE
>>665
>>746
まぁ隕石落下に関しても、学者によって見解異なるんだけどね
あの時代に隕石が落ちた事はほぼ確定してるんだけど、
それが恐竜絶滅に関わった影響のパーセンテージは人によりけりだ
人によっちゃ「隕石のトドメ無きゃ恐竜生きてたんじゃね?」とも言ってるし
そういや昔は「変温動物だから気候の寒冷化によって絶滅した」とか大真面目に言われてたな…w
実際のとこ白亜紀の後の第三紀ですら現代より暖かかったわけだが
749 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 12:11:51 ID:JzWBS.PU
バトストにも一期と二期があることを初めて知った。
752 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22:24:53 ID:HUbSeLOc
乙です。
「戦闘機怪獣のすべて」はあのほとんど原型の残っていない、各ゾイドの写真が
かっこよくて、あのレベルのゾイドが欲しかった。
753 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 01:17:18 ID:yN5R4NcQ
初期の爬虫類っぽい奴の時代が好きだったりする。
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2010/11/17 08:02 | 【開始から】やる夫たちと学ぶ第一期(旧)ゾイド【再開まで】 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) | PageTop | カテゴリ&記事一覧 |
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