｀'''ｰ　..、　　　　　　　　 ｀''-､　　　　＼　　 ヽ　 .ｌ 　　|　　/　 　/　　　　／　　　 　 .‐'"　　._,.. ‐ ‘゛　　　 ._,,,..　.‐''"
　　　　　 ｀ﾞ''ｰ-　、　　　　　　 丶 　　 .丶　 　　　ｌ　 ｌ 　 ，　 /　　 　.'"　　_..- .´　.,　　　　　　_,　　 　.｀゛
＿_　　　　　　　　　｀ ー ..,,_　　　 .｀"　.,　　＼　ヽ 　　゛　ｌ　.ﾉ　　／　 .,..-' . 、.-‐'"゛._　 .-‐''″
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　　　　　　　　 ..．　.゛　　 　-''　.／ ., ‐　.、ﾞ.、./.i　　 ,!.i."　､　 .､ "　　　-､ .゛ .､、　 ｀'' ､　　　　 　 　 　 　 　 ｀ﾞ"
　　　 . ,, -'''"　　　　.,..-'"　.,／　 . "　　″./ 　/　‘　　! ．.ｌ.ｌ..!、　, .＼　　.゛ ､,　.｀ : ､　　　　　.,,
..　‐' 　 　 　 　 、.‐　　._． 　 .／　　./ 　、　" "　ｌ 　" .．　.､.､ 　 .ヽ　丶　 ヽ　 ＼ 　 .｀　 　　　 ｀ﾞ'ｰ
　　　　　 　 -'″　 　 '´　　 '"　　 ./゛　/ 　' .,l　 .、　.! .′．." ｌ ﾞ‐　 .､　　ヽ　　.＼　.､　　 .｀'‐　　　　　　'ｰ､,、
　　　.,..-'″　　 ／ 　　.,-　　　 .,．　　　 ./ . ｌ　　lﾞ　 .，　 .| 　；.゛ 　　 .ヽ　　　　　 ｀　 `'-　　　 .｀'-､.　　　　 ..゛ ｰ ．
　 ‐″　　　　'"　 　 　 　 　 　 "　 　　 . ゛　′　,　　 l　.|　　 . , .ゝ ';;　　.'､　　＼　　 ｀'‐　＼　　　　　　､,
　　　　 .／　　 　 　 　 　 　 / 　 . "　 ."　.i'　　 ′　 、 .!　.． .ﾞ‐ .､ .`　　 .ヽ　　 ＼　　　＼.　.-、　　　　｀'‐
　　,, ‐　　　　.／　　　　 　　　 　′　/　　ﾞ　　 | 　　.!　 ′　　 'i　.ｌ　.ヽ　　　　　　 ﾞ'‐　　　 ｀'　 .｀'-　　　　　　 '-．
　"　　　　 ／ 　　　　 ./　 　 ./　　 /　 .lﾞ　　　| 　　 ′ 　　l　 　 i　ｌ　ヽ　　 .ヽ　　　　､　　　　 ＼　 　 ＼

　　　　　　　　　 　　　　 ., - ―===- .、
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　 　　　 ＼
　　　　　　　　　　　j　　　　.:.:::::::::::::::＼_j　　　＼
　　　　　　　　　　　|　　　.:.:::::::::::::::::::r‐ﾐ'/⌒} 　 ヽ
　　　　　　　　　　ノｲ　　　　　.:.:.:.:.:.: }　ﾉ　_ ﾑ　　.|
￣｀ヽー- ､ __ ／了|´　　　　/　 　／ノ　 　 ヽゝ .|　　　……
.ヽ:..:..:..丶:..:..:..}:..:..::|　|　　　 　{____/　　　　　　　{　|
:..:..l:..:..:..:..:..:..:..!:..:..:..|　 l　　　　く｀{　　　　　　　　i .|
:..:..:l:..:..:..:..:..:..:l:..:..:..:.|　　l 　　　｀ｿ＿　　　　　　 }_/
ｰ..､｀ヽ:..::..::/..:::.::.::.:.l　　 ヽ ＞≦--.､ヽ　 　 　 /
二:..ヽ:{:..:.::.:＞ー::´::|　／ｸ′:..:..:..::.::.＼ヽ　 ／
::.::.::.:ｰヽ::.::|::.::.::.::.::.::.|^>':..:..:..:..:..:..::.::.::.::.:ヽV
::.::.::.::.::.:{::.::.:l::.::.::.::.::／:..:..:..:..:..:..::.::.::.::.::.::.::.ヽ〉

┏─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━┐
│　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┃
┃その日……やる夫の生まれ故郷は地獄へと姿を変えた.　│
┃　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
└━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─┛

　　　　　　　 ＿__＿
　　　　　　／　　　　＼
　　　　 ／　　　　　　　＼
　　　／　－　　　－　　　＼
　 　 |　 （●）　　(●)　 　　 |
　　　＼ 　（__人__）　　　　／
　　　　　 ＞　　　　　　＜
　　　　／　　　　　　/　 /､
　　　/ ー-､ , -―‐´　./　ﾍ
　　 ｛ ＿_ ﾉ.乂_ ＿　 / 　 ﾊ
　　　　/　　/　　　　ヽ､ 　　i
.　　　/　　/　　　/､ 　　　 ﾉ
　　　ゞ＿/､＿_./ ー―‐ '

　　　_,n＿00　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|//,|.　　ヽ
　　└l ｎ |　 　 ,⊆.己　　_,n___　　　　 　 　 　 　 |//,|　　　 ヽ
　　　 U Ｕ　 　 ｀ﾌ_厂　　`l_ﾔ′　　　 　 　 　 　 |//,|.　 　 　 ヽ
　　　　　 　┌―――――――――――――..|//,|.　　　　　 ヽｰ┐
　　　　　　　| |三三三三三三三三三三三三三.|//,|　　　　　 　 ヽ.|
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　　　　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　　　　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　　　　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　　　　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　　　　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　　　　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　　　　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　　　　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　　　　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　　　　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　　　　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　　　　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　　　　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |iｰi,|　r 、　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |lﾆl,|　| !ｌ 　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |Ｌ.l,|　| ;!!.　 　 　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　|-|l.　　　　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　|ｉ l.!　 　 　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　|.! !!.　　　　| |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ||l l||　| !.||.　　　　| |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ||l_l||　| l ||.　　 　 | |
　　　　　　　| |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |//,|　| | |l.　　 　 | |

　　　　　　　　　　　　　　　　　　´￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 ／　　　＼ 　　丶
　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　 　　／＼　　　　 |　　　よう、入るぜ
　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 　　／￣￣＼　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　 　　＼　 　　 　　　　　 ／　　　　調子はどうだよ、やる夫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽr　　ー‐　　ｨ
　　　　　　　　　　　　　　　　 __,. ＜.ﾑヽ 、､____／ヽ__
　　　　　　　　　　　　_, ､＜¨ : : : : :l : :.ヽ　 ∧::〈ヽi :、ヽ、
　　　　　　　　　　　/ : : : : : : : : : : :|＿ : :∨　|:;Λ | : :､ : ＞、
　　　　　　　　　　丿 : : : : : :i: : : : : : :／ : ∧　|::Λ |＼> : : : ｀,
　　　　　　　　　. i : : : : : : : :| : : : : : : ＼ : :.∧ |:::::| | : :ヽ : : : :,i
　　　　　　　　　. i : : : : : : : :! : : : : : : : : ＼ : :ヽ|:::::|| : :/ : : : :i :|
　　　　　　　　　/: : : : : : : : :| : : : : : : : : : : :＼ : '.,:::| : /: : : : :| :i
　　　　　　　　,' : : : : : : : : :丿 : : : : : : : : : : : : ＼::V :/ : : : : :l : !
　　　　　　__/_: : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : :ﾚ: : : : : : : i : |
　　　　／　　　｀ヽ,:_:_: : : :.Λ.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,' : !
　　　（__.ィ´ヽ,ム、〉、:ヽУ　V. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.i : : !
　 　 　 / ゝ/　/ 7-､Ｙ :,′　 ∨ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : |
　　　　ヽ／　/　/ /'Y:ｿ　　 　 }.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | : : !

　　　　 ＿＿＿＿
　　　／　　　　　　＼
　　/ ─　　　─　　　＼　　　ノックぐらいしろよ、ジジイ
　/（ ●）　 （ ●）　　　 ＼
　|　　（__人__）　　　　　　 |　　調子良さそうに見えるかお？
　 ＼　｀ ⌒´ 　　　　　 ／
　 　/　　ー‐　　　　　　ヽ
　　/　　　　　　　　　　　 ｀








　　　　　　　　　´￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　 /　　 ／　　　＼ 　　丶　　　いや全然
　　　　　　　 │　　 　　／＼　　　　 .|
　　　　　　　　|　 　　／￣￣＼　　　 |
　 　　　　　　 ＼　 　　 　　　　　　 ／
　r､　　　 　r､／　　　　　　　　　　ヘ
　ヽヾ　三　|:l1　　　　　　　　 　　　　ヽ
　　＼>ヽ/ |｀ ｝　　　　　　　　　 　　|　|
　　　ﾍ　lノ `'ｿ 　　　　　　　 　　　　|　|
　　　　/´　 /　　　　　　　　　　　　 |.　|
　　　　＼. ｨ 　　　　　　 　 　 　 　　|　 |
　　　 　 　 |　　　　　　　 　 　 　 　 | 　|

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／ 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　 ／　 ⌒ 　 ⌒　 ＼　　　バーカ
　　　　　　　 　 ／　　（●）　（●）　　＼
　 　 　 　 　 　 l　 　 ⌒（__人__）⌒　 　 ｌ　　絶好調だお
　　　　　　　 　 ＼　　 　 ｀⌒´　　 　 ／
　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 　 　 ＼






　 　＿＿＿＿＿
　／　　　　　　　　＼　　　……そうかよ
/ 　　　　　　　　 　　ヽ
|　　 　 　　／ 　　＼　|　　俺じゃあ頼りがいもないかもしれんが何でも言ってくれや
|　　　　　　　 ／ヽ　　.|
/　　　 　 ∩ ノ)━━／【】[]　ｼｭﾎﾞｯ
(　 ＼　／ ＿ノ´.|　 |　 □
.＼　 " 　／　　　| 　 二⌒)
　　＼ ／

　　　　　＿＿＿
　　　／　　 ヽ､_ ＼
　 ／（● ） （● ）　＼　　　そんな事ねえお
／:::⌒（__人__）⌒:::::　＼
| 　ｌ^l^lｎー'´　　　　　　 |　　やる夫の限界が来たら存分に頼らせてもらうさ
＼ヽ 　 L　　　　　　　 ／
　　 ゝ 　ﾉ
　／ 　 /






　 　＿＿＿＿＿
　／　　　　　　　　 （ ;;;;(
/ 　　　／ 　　＼ 　　) ;;;;)　　　限界が来る前に頼ってほしいんだがな
|　　 　 　　／ヽ　　 /;;／
|　 　　 　／￣丶　 l;;,´.|　　　　まっ、あんまり無理はすんじゃねえぞ
/　　　　 ∩ノ ⊃━・'／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　　´￣￣￣￣￣￣＼
　　　 /　　 ／　　　＼ 　　丶　　　んで今後どうするんだ
　　 │　　 　　／＼　　　　 .|
　　　|　 　　／￣￣＼　　　 |　　　中央から連絡は来たのかい？
　　　 ＼　 　　 　　　　　　／
　　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ
　 　　/ 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|
　　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|





　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼　　　連絡は来たお
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　だけどもうどうにもなんねえお
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.　　 -　　　　― 　　、
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／
　 　 　 　 　 　 　 　　　　  ／　　　　　　　　　　　　　　　ヾ
　　　　　　　　　　 　 　 ／ 　　　　　　　　　　 　　　　　 　 ヾ
　　　　　　　　　　　　  /　　　　U 　　 ／　　　 　 　　　　 　　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ 　 　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　U　　　　　はあ？
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／  ＼　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　 、　　　　　　　　　／　　　  ＼　　　　　　　　　　　どうにもなんねえって……
　　　　　　　　　　　　 ﾍ　　　　　　　　  l 　　 　   「
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　　　 ム- ―-､ .!　　　　　/　　　　　紫やSランクの指示がなきゃ俺らも動けねえだろ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　 ／　　　　　　 ＼　　 ／
　　　　　　　　　　　　　  ,.r＜＞､　　　　　　　　　　　,.ィ

　　　　　　＿＿＿
　　　　／　　 　 　 ＼　　　　　……そもそもランクを混合させてのパーティ再編成すら苦肉の策だったお
　　 ／　　　　　 　 　 ＼
　／　　　ノ　 ヽ､_　　　 ＼　　　打つ手なしだから仕方なく上位冒険者を散らしたんだ
　|　　 （ ●）　（● ）. 　 　 |
　＼ ｌ^l^lｎ__人__)　 　　 ／　　　でも結果は言わずもがなだお
　 ／ヽ 　 L⌒ ´
　 　 　 ゝ 　ﾉ





　　　　　　　　＿＿＿_
　　　 　 　 ／　 　 　 　 ＼　 　　 r ⌒j
　　　　 ／　　／ 　 　＼ 　＼ 　/ 　 /
　　　　|　 　 　　 ／＼ 　　 　 |/ 　 /　　 ／　 ）　　　それを行わなかったら犠牲が更に増えていた可能性もある
　　　　|　u　　／￣￣＼ . 　 /　　/　 ／　 ／
　　　　＼　　　　　　　 　 　 /　 　'` ´ 　／　　　　　　　最善の作戦とは言えなかったかもしれないが……
　　　　　　r´ 　(⌒'ー―- イ′　　　　　´廴
　　　　　/　 　 ＞ 、　　　　　ヽ　　　 　 _　￣￣￣)　　　結果論でしかないんじゃないか？
　　　　/　　 　 　　 -､　　　 　 } 　 　 　 　(　￣¨´
　　　/　　　 　 　 　　　ヽ._　　　　　　　__　 ＼
　　　　　　　　　　 　　　　　｀　　　--‐'´　｀ﾞ'

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼　　　　　いや別にやる夫は再編成自体が最悪だったとは言ってないお
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　苦肉の策すら何もかもダメだったのなら……
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／　　　他にどうやって対応策を講じるんだ？
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼





　　　　´￣￣￣￣￣￣＼
　　　 /　　 ／　　　＼ 　　丶　　　そういう事か……
　　 │　u　　　／＼　　　　 .|
　　　|　 　　／￣￣＼　　　 |　　　だが現状イーストの一区が壊滅状態で多数の民間人と下位冒険者が死傷
　　　 ＼　 　　 　　　　　　／
　　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ　　　見張りのBランク冒険者が数名と……
　 　　/ 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|　　　Aランク冒険者一名……バレッタが殺害された
　　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|

　　　　　　　　　　　　 ＿＿
.　　　　 　 　 　 　 ／　　　　＼
　　　　 　 　 　 < ＿　＼　　　 ＼　　　　　　……高和も行方不明らしい
　 　 　 　 　 <＿＿　＼　＼　　　＼
.　　　　　　<＿＿　＼　＼　ﾍ /⌒/＼　　　早いとこ今後どう動くかを確定させないと
　　　　　 / └--ﾐ ヽ、＼　-　＼　| 　|
　　　　 　|　　 　　丶　　-　 　 〉／ ／　　　この国は滅茶苦茶になっちまうぞ
　　　　 ,.-＼ 　 　 ( ＼　　　u　　!/
　　 ／ |　＼ヽ 　　 ＼_ヽ　　　　　{　　　　　地殻変動も近づいているしどうすんだよ
￣<　　 !　　`＼　　　　ﾍ　　　u　..> 、
＿ ＼ 　 !　　　 > ー-- イ＼　　.∠／ヽヘ
!　￣￣　ヽ　／{　　)＼　|　..＼(⌒)　　 ﾉ　＼
　　　　　　 ＼　/⌒＼　〉　　　ヾ、　／　 　 　＼
　　　　　　 　 ＼　い　/　　　　＼／ ＼(
　　　　　　　　　 ＼　/　　　　 /　＼

　　　　 　 　＿＿__
　 　 　 　／　　　　＼　　　　　　もう既に滅茶苦茶だお
.　　 　／　 　 　 　 　 ＼
.　　／　　　 ―　　 ー　 ＼　　　それも昨日今日じゃないさ
　　|　　　　（●） 　（●） 　|
.　　＼　　　　（__人__）　 ／　　　最初から滅茶苦茶だ
.　　　ノ　　　　｀ ⌒´ 　 ＼
　／´　 　　　　　　　　　 　ヽ

　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 ／　─　 　 ─　＼　　　今の惨状は誰のせいでもないお
　　　／ 　 （●） 　（●）　 ＼
　　　|　 　 　 （__人__）　 　　 |　　だけど上の提案でやる夫たちは動いていたというのも事実
　　　 ＼　 　　｀ ⌒´ 　　 ,／
　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ　　　　今のこの結果を汲んで現在の戦力で上辺だけでも最善に近しい選択を生み出せるかお？
　　 / 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|
　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|





　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼　　　まあ無理だわな
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　思い浮かぶわけねえもん
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　|　　　／　　　＼ |
　　　　　　　　　　　　|　 u　　　　　　　 |　　　……指を咥えて見てるしかないってのか？
　　　　　　　　　　　　|　　　　 ／ヽ 　　|
　　　　　　　　　　　　＼　　 ／￣ヽ ／　　　憎き魔物共が国を滅ぼすのを
　　　　　　　 .__　_＿ ,.〈＼＼＞ニﾆｧ
　　　　 　 ／: : ＜ : : : : : : ＼ 　／ﾞｉ ﾞｉ、
　　 　　 , ' .: : : : : : : : : : :l: : : .∨',:::::ﾄ|ﾞｉ ＼_
　　　　 .{ : : : : : : : :ﾞｉ : : :」 : : ::', Y´ﾞｉ. |: : : : .＼
　　　 　 |: : : : : : : : :＼ : : :＼ : ',|::::::ｉ |: : : : ',: : ｀,
　　　　　', : : : : : : : : : | : : : : : : :.',:::::ﾞｉ|: : : : . ',: : }
　　 　 　 (,:／:／ニ｀ﾝ---r : : : : : ',::::| : : : : : ',: : ',
　 　 　 　 ｀: ´ : : : :V　,r'二ヽ_: : : : :',:|: : : : : : ',_,rｰ'､
　　　　　　 {∨ : : :└」_,r' 二 ヽ: : : : ',|.: ＞＜￣＼.: ＼
　　　　　　 {: ∨ : : : : :」.ゝ-''ﾞ~￣￣￣￣: : : : ﾞｉ　ム: : : ' ,
　　 　 　 　 l: : ∨: : : .／: : : : : : : : : : : : : : : : ､／: : : : : : }
　　　　　 　 }: : : ＼ : : : : : : : : : : : : : : : ／゛￣: : : : : : : :, '

　 　　　　　　 　　　＿＿＿_
　 　ｎ　　　　　　／ノ　　⌒＼　　　　そんなわけねえだろうがお
　 　| |　　　　／（ ●） 　（●）＼
　 i｢|^|^ﾄ、／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼　　何のためにやる夫たちがいるんだお
　|: ::　 ! } |　　　　/| | | | |　　　　　|
　 ヽ　　,ｲ ＼　 (、`ー―'´,　　 　／　　　……大切な仲間も殺されてんだぞ
　　　　　 　　　　　￣￣￣

　　　　 ＿＿＿
　　　／　　　　　＼　　　　　つーかこの世界には最初から最善策なんて存在しねえお
　 ／　　　_ノ　 ヽ､_＼
／.　　　(（●）三（●）＼　　やる夫たち人類はその場しのぎの選択を最善に近づけていくしかねえんだお
|　　　　　　（__人__） 　　|
＼　 　　ヽ　|r┬-|/　／　　そうやって生きてきた、だからこれからもそうやって生きていく
／ 　　　　　｀'ー´ 　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　´￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 ／　　　＼ 　　丶　　それは一理あるが……
　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　 　　／＼　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 　　／￣￣＼　　　|　　　その場しのぎの選択肢すら存在していない
　　　　　　　　　　　　　　　 　　＼　 　　 　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽr　　ー‐　　ｨ　　　　　お前の言い分じゃそんな風にも聞こえるぞ
　　　　　　　　　　　　　　　　 __,. ＜.ﾑヽ 、､____／ヽ__
　　　　　　　　　　　　_, ､＜¨ : : : : :l : :.ヽ　 ∧::〈ヽi :、ヽ、
　　　　　　　　　　　/ : : : : : : : : : : :|＿ : :∨　|:;Λ | : :､ : ＞、
　　　　　　　　　　丿 : : : : : :i: : : : : : :／ : ∧　|::Λ |＼> : : : ｀,
　　　　　　　　　. i : : : : : : : :| : : : : : : ＼ : :.∧ |:::::| | : :ヽ : : : :,i
　　　　　　　　　. i : : : : : : : :! : : : : : : : : ＼ : :ヽ|:::::|| : :/ : : : :i :|
　　　　　　　　　/: : : : : : : : :| : : : : : : : : : : :＼ : '.,:::| : /: : : : :| :i
　　　　　　　　,' : : : : : : : : :丿 : : : : : : : : : : : : ＼::V :/ : : : : :l : !
　　　　　　__/_: : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : :ﾚ: : : : : : : i : |
　　　　／　　　｀ヽ,:_:_: : : :.Λ.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,' : !
　　　（__.ィ´ヽ,ム、〉、:ヽУ　V. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.i : : !
　 　 　 / ゝ/　/ 7-､Ｙ :,′　 ∨ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : |
　　　　ヽ／　/　/ /'Y:ｿ　　 　 }.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | : : !





　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼　　　上が主導ってのが前提の話さ
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　実はパチェと個人的にやり取りをしているお
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼　　　　上が主導だとどうしても周囲を納得させる必要が出てくるだろ？
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼　　国主体で全ての国民の選択を意味する訳だから当然だけど
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　だからもうこの状況じゃグッチャグチャだお
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |　　　　多分二十年ぐらい前も同じだったろうよ
　　＼ ／＿＿＿ ／





　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　|　／　　　＼　　　 |　　　　　……何か案でも思いついたのか？
　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　|　　 /＼ 　 　　　　|　　　　　お前個人で動くのならば俺も助力する
　　　　　　　　　　　　　　＼　/￣＼ 　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ｧﾆニ＜／／〉、＿_ __　　捨て駒としてでもなんでもいいから使ってくれよ
　　　　　　　　　　　　　　 ,./ /＼　 ／ : : : : : : ＞ : :＼
　　　　　　　　　　　　_／ /|ｲ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
　　　　　　　　　　／. : : : :| ./｀Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : }
　　　　　　　　　,´ : :/: : : :| ｉ::::::|/ : :／: : : ／: : : : : : : : :|
　　　　　　　 　 { : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
　　　　　　　　/ : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ＼: ヽ:ﾉ
　　　　　　　､'ｰr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ　V: : : : ｀ :´
　　　　　 ／ :.／￣＞＜ :./ : : : : :/ 二 ヽ_」┘: : : ∨}
　　　　 / : : :ム　/ : : : :￣￣￣￣~ﾞ''-ゝ.」: : : : : ∨ :}
　　　　{ : : : : : :＼､ : : : : : : : : : : : : : : : :＼. : : :∨ : :l
　　　　ヽ: : : : : : : :￣"＼ : : : : : : : : : : : : : : : ／ : : :{

　　　　　　＿＿＿
　　　　／　　 　 　 ＼
　　 ／　　　　　 　 　 ＼　　　　案と言えるほど大層なモノではないし
　／　　　ノ　 ヽ､_　　　 ＼
　|　　 （ ●）　（● ）. 　 　 |　　助力はありがたいけど捨て駒なんて冗談でも言うなお
　＼ ｌ^l^lｎ__人__)　 　　 ／
　 ／ヽ 　 L⌒ ´
　 　 　 ゝ 　ﾉ





　　　／￣￣￣＼
..　／　＿,　、＿　＼　　　　そもそも確認できた魔人を全て殺害できたとしても
／　 （●） 　（●）　 ＼
|　　　　（__人__）　　　　|　　　やらない子という魔人が漏らした例のが残っているんだ
＼　　　 ｀ ⌒´　　　 ／

　　　 　´￣￣￣￣￣￣＼
　　　/　 　 ／　　　＼ 　　丶　　　やらない夫とイリヤが聞き出したっていうアレか
　　 │　　 　　／＼　　　　 |
　　　|　 <二ニヽ￣＼　　　 |　　　”竜なんか鼻で笑えるような存在”
　　　ヽ／-‐ 　 ｀i ､　　　 ／
　　 　 {/´､　　 　 ',‐ 　 　ｨヽ
　 　　/しrヽ　　　　V　　　　 |
　　　/　　　ヽ､_　　 ヽ　　ｨ　.|
　　　|　　|　 　　＼　　＼ﾉ 　|

. 　 　 　 　 ＿＿__
. 　 　 　 ／　　 　 ＼
　　　 ／　　　　　　　＼　　　　あぁ、そうだお
　　／　／）　ノ ' 　ヽ､　＼
.　 |　／ .ｲ '（ー）　（ー）　u|　　正直信じられないお
　　 /,'才.ﾐ).　（__人__）　 ／
　　 |　≧ｼ'　　｀ ⌒´ 　 ＼　　　そんなとんでもない存在が未だに感知されないなんて
. ／＼　ヽ 　　　　　　　　　ヽ






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　 -――　-　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l　　　　　　　　　　　丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　 　　　　　　　　 　　l　　　だが無視はできないよな
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 　 　 　 　 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 l　 　／　　　　＼　　 l　　　ぶっちゃけ俺ら人類より魔人の方がこの世界を深く理解していても不思議じゃない
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ 　　 ＿＿　　 　 ;'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ｀ｰ/ ＿ｒ、ゝ =＜　　　　俺らは限られたフィールド内でしか生きていけないんだから
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _／´　　ゝ ﾞ　| |、　 ／ ｀ヽ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　＼　　 |　.￣] |´ く.　　 ／´＼
　　　　　　　　　　　　rー´　　　　＼/{　　 {_¨_// ヾ／ 　　 　＼
　　　　　　　　　　　/　＿　　　　　,r-{　　 {:::::l　　　　　　_-ニ　 ｝
　　　　　　　　　　 /　　　　　ヽ ／ ヽl　　.lーｲ　　　／　　-ニ　｝
　　　　　　　　　　 |　l　　　　／　 　 ｀ー‐'|::::::ｌ　　　l　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　ヽl 　 　 .＞-=ニ／|＿|::::::l　　 ｜　　　　 ∧
　　　　　　　　　　　　 ヽ　　l l |　　　　　Y:::::::::l　　ﾉ　　　　　∧
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　 l　　　　　l/:::::::::::〉-ニ　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　 〈ヽ　i　　　　　/::::::::／　｀ヽヾ　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　 ゝ　 　 　 　 l￣￣ 　　　　　 　　 ｒ
　　　　　　　　　　　　 ,-=∧＼　　,　イ　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　〉￣｀T∨Ｙ´　　l＿＿＿　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　/　　　 lｰﾚ 、　　.ll:::::::::::::lヾ-ﾆ←ーt┘
　　　　　　　　　　/　　　 「 　 　 ＼／.l::::::::::ﾉ　　　　　N
　　　　　　　　　 〈_l　i　　i　　　　　　　l:::::イ　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　ヽヽ └っ　　 　 　 ￣八　　　　　　　＼

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼　　　　その通り
　 ／　　　_ノ　ヽ､_.＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼　　そして今上の連中が求められている事は
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
/　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　国を滅茶苦茶にしようとしている魔人たちを殲滅し
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |　　　　地殻変動と並行して現れる可能性があるバケモンへの具体的な対応策
　　＼ ／＿＿＿ ／





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿　.　　　　 　ｌ;ｌ
　　　　　　　　　　　　　　.　 ／　 　　　　 ＼　　　＿,_,|,|_,　　　一言で表現するなら絶望的って事だな
　　　　　　　　　　　　　　　/　　 ／　　 ヽ　 ヽ　ト-=y 　丶
　　　　　　　　　　　　　　. |　　　　　／|　　 　 |　ヽ `ｉ,￣‐^ｌ　　　どう動く？　やる夫
　　　　　　　　　　　　　　. ヽ.　　 ／￣|　　　 / 　 ヾ~　`　 ｉ,
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　＿／　　　ヽ、　　 ;ｉ,
　　　　　　　　　　　　　　　 ,,＿,ｉ　　　　　y,ｿﾄ,,__　　ヽ、　　 ;ｉ,
　　　　　　　　　　　　　　 ,/r-'"j　　／ ／　ｉｉ,　`ヽ､-x,,゜r　　;ｉ
　　　　　　　　　　　 ,,／'/__.L、　　　　／ヾ、"ｉ　　　`ヽ　`;ｉ　　ｉ,
　　　　　　　　　　,／　 /_ｉｰﾍ,ヽ､ , ／ｉ"　ヽ、 ｉ　　　　 `、'ｉ　　 ｉヽ、
　　　　　　　　　_,） ヽ　"　　　ﾈﾒ、_ｉｉ"~　　　　　　　　＿Yrｉ　　　ｌ, ヽ、
　　　　　　　 _,,,>t 、ヾ、　　　　ゞ;;/　　　　　　　　　／　 ,￢　　　 V⌒ｌ
　　　　　　 ,y`;,,__　　 ,ｉ　　　　 /ｉｉ'　　　　　　　　　／　r-／|　　　　ｌ　ｌ
　　　　_／^,,,　　ヘ　　ｌ　　　 /ｉｉｌ　　　　　　　　／　 ｌ"v'　ｙ　　　　 }　 ｌ
　v=4⌒ヽ、　j　　--,,,ｉf　　　/ｉｉｉ|　　　　　　　,,　　〈-ﾍ_,、 <、　　　 /　 ｉ|

　　　　 ＿＿＿_
　　　／　　 　 　 ＼　　　　魔人は未知だお
　 ／　　 ─　　 ― ヽ
／ 　 　（ ●） 　（ ●）'　　　今迄この国で生け捕りにできた事例なんて一度もない
|　 　 　 　 （__人__） 　　|
＼　 　　 　 ｀ ⌒´ 　,／　　　奴らは凄まじい魔力と個体差はあれど思考能力を有する脅威的存在
／　　　　　　ー‐　　 ヽ





　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　／　　 　 　＼　　　　未知こそが恐怖であり脅威と成りうる最大の理由
　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　／ 　 （●） 　（●）　 ＼　　遠回りかもしれないがまず奴らを解き明かす
　　　|　 　 　 （__人__）　 　　 |
　　　 ＼　 　　｀ ⌒´ 　　 ,／　　　皆殺しはそれからだ
　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ
　　 / 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |　　　　もしかしたら結果的に例のバケモンへの対応策も生まれるかもしれんお
　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|
　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 -――――――-
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　 　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .
　　　　　　　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　 　 　 　 　 ／ i!i!i!i!i!il＼ 　 　 　 |　　……やらない夫の妹
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　　　　　／　 !i!i!i!i!i!i!ili　＼　　　|
　　　　 　 　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　/ヽ　　　 　　　　|　　やらない夫やイリヤたちから伝えられた話だと魔人の中でも奴は――
　　　　　　　　　　 　 　 　 -- ､　 　 　 　　　　　　/ll|l|lヽ　 　　　　 i
　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 /⌒Yヽ　　　　　　 /￣￣ ヽ　　　　 /　　　思考能力や人類への認識が他よりも明らかに劣っている
　　　　　　　　　　　　 /　　 /　　 |　 ＼＿＿ 　　　　　　　　 　 ／
　　 　 　 　 　 　 　〃i.　　/　 　 /　 　 i＼:::::::｀ヽ 　　　　 　　／　　　　最も罠に嵌めやすく捕らえやすいだろうな……
　 　 　 　 　 　 　 / / 　 /　 　 /}　　 ./　 ＼::::::::|｀1　 　 「￣￣/
　　　　　　　　　　∨　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ|:::::::|　|　　　|　　 /{＿_
　　　　　　　　　　 }　　　　　 　 　 　 　 　 　 }:::::::|　|　　　l 　 /:::::::/
　　　　　　　 　 ／:::. 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:::::::|　　　　/　 {:::::::/---..
　　　　 　 　 ／::::::::::.　　　　 　 　 　 　 　 　 |:::::::|､　＼_/　／::::/:::::::::::::::..、
　　　　　　 /::::::::::::::::::,　　　　　　　　　　　　 ;::::::::|　＼〈 ／{:::::::::一ｧ::::::::::::∧
　　　 　 　 {::::::::::::::::::::::.　　　　　　　　 　 　 ,´ヽ:::|　　　}o　|::::::::::::::|::::::::::::/::::i
　　　 　 　 |::::::::::::::::::/´}　　　　 　 　 　 　 /　 /}:|　　　} 　.|::::::::::::::|:::::::::::::::::::|
　　　 　 　 l:::::::::::::/::{＼＼　　　 　 　 　 _/_,..ｲ:/::!　 　 }o　|::::::::::::::{:::::::::::::::::::|

　　　　 ＿＿＿_
　　　／⌒　 ー､＼
..　／（ ●） 　（●）＼　　　ぴんぽーん
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
|　　　　　|r┬-/ ' 　　　|　　大正解だお
＼ 　　 　 `ー'´ 　 　 ／

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼　　　　　　　　おっと一つ訂正だ
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼　　　　　　ソレはやらない夫の妹なんかじゃないお
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
/　　　　 ∩ノ ⊃　　／/　∩ノ ⊃
(　 ＼　／ ＿ノ　 　 ＼／ ＿ノ
.＼　“　　／　　.　＼　“　　／
　　＼ ／　　　　　　/＼／
　　　 ＼　　　　　　　＼
　　　　　＼　　　　＼　　＼
　　　　　　　>　　　　　> 　　>
　　 　 　 ／　　　　／　　／






　　　　　　 _-―――- ､._
　　　　 ,-"´ 　 　　　 　　 ＼
　　　　/ 　 　 　 　　　　　 　ヽ
　 　 ./ 　　　　　　::::::::::::::::::::::::ヽ　　　やる夫たちの大切なものを奪い取る
　　　|　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　 　 l　　 　　　 :::::::::::::::::::::::::::::::::;l　　　そんな忌々しき存在を親友の家族として扱うなお
　　　` ､　　　　　　　 （__人_）　.;/
　　　　　`ｰ,､_　　　　　　 　　／　　　理性すらぶっ飛んでいる奴らに人類への情なんて有る訳がないし逆もまた然りだお
　　　　　／　　`''ｰ─‐─''"´＼

　　　　　　　　　　　　　　　――――　､
　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　／　 ＿＿　　　　 ＿＿　＼　　　　　絶対に許せない……
　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼
　　 　 　 　 ／　　　　( (::;;) )　　　　( (::;;) ) 　 　 丶　　　（妖夢……
　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 v
　 　 　 　 {　　　　 　 　 　 (　　人　　)　　　　　　 　 l　　　　バレッタ……）
　　 　 　 　 、　　　　　　 　 ￣　　￣　　　　　　　　 ′
　　　　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　 ／｀　　　　　　　　　　　　　　　　 ´＼
　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　　　_　＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞　　　　　　 ＞､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ ´　　　　　　　　　　 ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　　 /　　　　　　　　　　　　 　 　:.、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ;　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　i　　　　　 　 ヽ、　　　　　　 　.}　　　そうだな
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　 ／ 　　　　　｀ヽ、　　　　　 ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 { /　　　::...　　　　　　　　　　　}　　　元人類だとしても慈悲は無い
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 !　　　 ＿ 　　　　　　　　　　 .′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ー ｀ヽ、 　　　　　　 ./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ：　　　　　　　　　　　　　,イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 圦　　　　　　　　　.．≦´ノ{＿,,..ィ≦二二≧:．_
　　　　　　　　　　　　　　　　＿ 　　　 　 　 　　/≧=－--==≦　. . :Ⅴ/二二二二二二二二:.､
　　　　　　　　　　 　 ,.r===´=-､ ￣｀ヽ｀ヽ.　／V　　　　　　　.．≦´／二/二二二二二二二二＼
　　　　　　　　　　_／-　、 　 　 ＼　 　)__ノ 　 人　　　 ,,..．≦　 ／二／二二二二二二二二二ﾆヽ､
　　　　　　　　　 /　　 　 ｀ヽ　　　 Ⅵ￣¨'' ‐＜　 }　 ／　　z--≦ﾆﾆ/二二二二二二二二二二二二＼
　　　　　　　　　,′＞:ｫ､　　 ℡、ィﾞ　　　　　　　＞ｚｭ、／二二二＜二二二二二二二二二二二二二ﾆ∨
　　　　 　 　 　 1 ::　　∧　　 } ￣ 　　　　　　　　　　ヾ二二二二／二二二二二二ｲ二二二二二二二二∨
　　　　　　　　　|　　　{　 ￣＿__.　　　　　　　　　　　　　＞ﾆﾆ／二二二二二二.ィ二二二二二二二二ﾆ≧ｭ:､
　　　　　　　　　|　　　Ⅴ　＼/　 }¨、　　　　　　　　　／／二二二二¨ ''…＜二二ス二二二二二二二二二ﾆi
　　　　　　　 ,.イx　　　 ＼　　　 :i!-　　　　　　　　　/ /ﾆ二二二二二二二二二｀＞-=_二二二二二二二二ﾆ}
　　　　　／:/Ⅵ=-　　-‐　￣｛＿＿＿　 .-==ー＜/ /ﾆ二二二二二二二二二二二二二≧ｭ．ﾆ二二二二二{
　　　　/二/　｝: . . 　　　｀‐-= ./二ﾆﾆｽ　ニﾆ/ /ﾆヌﾆ二二二二二二二二二二二二二二二二二二＼二ﾆ圦
　　 　,'二;'　 /.:　:　:　:　.　.　／二二二ﾏﾆニ/ /ﾆく二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ＼二|
.　　　{二{　 .{: : : :　:　:　:＞"二二二二ﾆﾏﾆ/／ﾆﾆ＼二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆヾ:!
　　ｨ圦ﾆ圦　V: :　　 ,イ　}/二二二二二ﾆﾚ二二二二＼ﾆ二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二}!

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼　　　　断じてやらない夫の妹なんかじゃないお
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　憎むべき魔物という揺るがない存在だお
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／　　だがその魔物は未熟さ故に人類にとって唯一無二の希望となった
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼









　　　　　　　　　　　　 　 ∩＿
　　　　　　　　　　　　　　〈〈〈　ヽ
　　　　　　＿＿＿_　　　〈⊃　　}
　　　　 ／⌒　　⌒＼　　 |　　 |　　　まずやらない子を生け捕りにする
　　　／（ ●） 　（●）＼　 !　　 !
　 ／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼|　　 l　　　拷問にかけて知っている事を洗い浚い吐き出してもらう
　 |　　　　　|r┬-| 　 　 　 | 　／
　 ＼ 　 　　｀ ー'´ 　 　 ／／　　　　その後捕虜にでもして奴らを揺さぶってもいいしバラして魔人の解明を試みてもいいだろうお
　　/　＿＿　 　　　　　　/
　　(＿＿＿）　　　　　　/

　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　 　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　ヽ　　　なんだよ、名案じゃないか
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　 ／　　　 ＼　　 |
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　 　　　　  |　　　上にも伝えるべきでは？
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　A　　　　  |
　　　　　　　　　　　　　＿　　　　　　　 　 /
　　　　　　　　＿,=､　/　 }＼  　　　  ＿／
　　　　　,=―/　 ,__(´‐' ノﾞ!｜　 　 　 　 |ﾘ:::ヽ._＿
　 　　,ィ　 .,（___ノｰ__￣ｰ 'ﾞi 　 ｀､　　,´ 　|::::::::＼: :｀ー-､
　　 /（__／ｰ　　´　　-‐ ヾ{｀i__, .ｉ 　 ｉ　 i　|::::::::::＼: : : : ｀ヽ
　 ノ　∧_＿＿,ﾆ､＿＿　　 ￣ `ｰ､ /ｉ"~　 |: : : :／ : : : : : }
　`rイ ∧;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i／!￣`ｰ---':.:.:ヽ 　　|: : : >: : :,': : : :,'
　　《:::::::::｀ヽ;i;i;i;i;i;i;ｉ/:／:: |､　　 ｉ:.:.:.:.:.:.ｉ　　| : :/:ｉ:_: : : : : : {
　∨: : : : : : :＼;i;i;ｉ/,ｲ ﾍ: :|:::　　 !:.:.:.:.:. !　　|:::/ :: |,´: : : : :}
　 ＼: : : : : : : ￣: :/ 　 ﾍ !:　　　!:.:.:.:.: !　　|.:/: : : .!: : : : : }
　 　 ＼: : : : : : :／: : : : :ﾍ!:::　　 !:.:.:.:.: ! 　 |/: :: : :.!: : : : : :}
　　　　　ヽ＿__/ : : : : : : ::!:　　　!:.:.:.:.: !　　| : :: : : !: : : : : !
　　 　　　　|: : : : : : : : : : :|　　　 !:.:.:.:::.!　　!: : :: : : !: : : : : !
　　　　　　 !: : : ,: : : : : : : :|: .　　 !:.:.:.:.:!　　|: : : : : :!: : : : : !
　　　　　　V: :´: : : : : : : : |.　　　 !:.:.:.:.!　　|: : : : : :!: : : : : !

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　　　 　 　　＼　　　……いや
／ 　　　　　　　　　　＼
|　 　　　＼　　 ,＿　　 |　　　　やらない夫には伝わってほしくないお
/　　　　 ∩ノ ⊃―）／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／










　 　 　 ＿＿＿_
　 　 ／ 　 　 　 ＼
　 ／　　 -‐´　｀ー＼　　　　やらない夫が大きな足手まといになる可能性もあるからな
／ 　 　 （●）　 （●）＼
|　　　 　 　 （__人__）　　|　　　それに上は上で何か策を捻りだそうと動いてはいるみたいだし
＼　　　　　 ｀ ⌒´　 ／
　 >　　　　　ー‐　 <
. /　　　　　 ／￣彡ﾐヽ、
/　　　 ヽ　/　　/　ヽ　 ヽ
ヽ.　　　　Ｙ　　/　　 |　　|
　ヽ　　　　　ノ　　　 ヽ ノ

　　　　　 ＿＿＿＿
　　　　／　　　　　　＼　　　　……
　　　/ 　　/　　　＼ 　ヽ
　　　|　　　　 /＼　　　 |　　　どうやって魔物のやらない子を罠に嵌めるかだな
　　　ヽ　　　/￣＼　　/
　,,.....イ.＼　　　　　　 /
　:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ ､
　　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i |
　　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜






　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　 ／⌒　　⌒＼　　　　実は中央からパチェが抜け出してこれるかもしれないお
　　　　　／　（⌒）　（⌒）＼
　　　 ／　 ::⌒（__人__）⌒::: ＼　　それからでも生け捕りにする方法を思案しよう
　　 　|　 　 　　　|::::::|　　　,---、
　　　 ＼ 　 　 　 `ｰ'　　　しＥ　|
　　 　／　　　　　　 　　　 l､Ｅ ﾉ
　　／　　　　　　　　　　　 ｜　|
　 （　　 丶- 、　　　　　　 ヽ_／
　　　`ー､＿ﾉ

　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿
　　　　　　　　　　／　　　　　　＼
　　　　　　　　　/ 　/　　　＼ 　　ヽ　　　そりゃまた頼もしい助っ人だ
　　　　　　　　　|　　　 /＼　　　 　 |
　　　　　　　　　 ヽ　　/￣＼　　　/　　　多少は希望が見えて来たかもしれん
　　　　　　　　　 　＼　　　　　　 ｲ
　　　　　　　　　 　　 ',　 ￣ 　 ／;ヽ__
　 　 　 　 　 　 　 　 人　 ,__／　/:::::::::｀ヽ＿＿__
　　　　　　　　　 ／/　 ハ　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::〃ヽ
　　　 　 　 　 ／l::/／;ー:∧　/:::::::::::::::::::::::::::／::::::::::i
　 　 　 ／￣:::::::l/´/::::::::i　V:::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::ゝ、
　　　　i::::::::::::::::/　/:::::::::::V/:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::i
　　　　|::::::::::::::::ヽ/::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::',
　　　 /::::l::::::::::::::::ヽ::／ ::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::i、
　　　 >::::l::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::l
　　　,'::::::ll:::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::l
　　 ,':::::::l::l::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::::l
　　,'::::::::l:::V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ヽ:::::::::::::::::::l
　 ,'::::::::::l::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ﾉ:::::::::::::::::::l





　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ﾍ
　　　　　　＿＿＿_　　　　　　/ /
　　　　 ／＼　　／＼　　　／ /　　　いつも通り適当に行こうぜ
　　　／（ ⌒） 　（⌒）＼／　 /
　 ／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼ /　　　　　元々やる夫たちは詰んでるみたいなもんだしお！
　 |　　　　　|r┬-| 　 　 　 |
　 ＼ 　 　　｀ ー'´ 　 　 ／
　　／　　　　　　　　　 ＼
　/　　　　　　　　　　　 　＼
/　　／＼　　　　　　　 　 　ヽ
　／　　　＼　　　　　 　　 　ﾉ
U　　　　　　ヽ　　　 　　 　ノ

圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭l圭心
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭l圭l圭心
圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭l圭l圭l圭l圭心
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭心
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭心
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭l圭l圭l圭l心
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭!
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭㌣　 ｀''寺圭圭圭圭!　　　　（妖夢……バレッタ……
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭{　　　　 }圭圭圭l圭|
圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭l圭l圭丞｡. 　,,ｨf圭圭圭l圭|　　　　　　仇は絶対に討つお
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭l廷圭圭l圭l圭代
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭ｱｨl圭l圭l圭!i圭圭心　　　　　　やる夫がこの手で終わらせるお
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l丞.《圭圭圭l圭l〉》刈l淤〉
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭ｭ`冬圭l圭㌢ヾ圭才′　　　　　国が滅びたとしても魔人だけは絶対に全て殺してやる）
圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭l圭l丞ｫｪｪｪｨ為ｼ゛￣´
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭Ⅳ
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭l圭㌢
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l圭l圭㌢
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭才´

　　 　 ｧ==ミ､､　　　　　　　　　　i!　　　　　 i! 　 　 　 　 　 　 　 _,,斗zz==ｧ
.　　　 {{　　　 `''ミ､､　　 　　　　　',　 　 　 ./　　　　　　　　,,,,ｨ=-''"´　　 }}
　　　 从　　　　 l{ i! }!㍉　 　 　 　 ',:..........:/　〃　　　　_,ｨ´i! }!　　 　 　 .从
　 　 　 ﾍ　　　　 ｀¨´　 ｀㍉､..　　　::::::Ｙ:::::　　　 ......ｧ''"　｀¨´　　 　 　 〃
. 　 　 　 ﾍ､　　　　　　　　　ヾ≧=彡:::八::::{__,,ィ::::/　　　　 　 　 　 　 〃
　　 　 　 　 ≧=-　＿＿__ 　ｲ::::::::::::::ミ=彳:::::::::::::乂＿＿＿＿＿　,イ
　　　　 　 　 二=-　￣￣:::::::::::::::::::::::{　 　}::::::::::::::::::＼￣￣￣-=二
　　　　　　　 　 　 /´　　　　 ￣￣｀ヾ 　 ﾉｧ''´￣￣ 　 　 ｀ヾ
　　　　　　　　 　 i{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}i
.　　　 　 　 　 　 八　　　　　　　　　　 人　 　 　 　 　 　 　 八
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　　　　　　　　　 　 　 　 ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／

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:∨:| ﾊ.:.:.: .:.| 　 |:::|　|: : | |: /}: :.:|　　ハﾉ: : ∨{／:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ.:.:.:.:}: : : : :Ч＼: : : }　 :|::. . Ｙ. .
: :[.:| | | ﾊ.:.:.|　 :|:.::| :|/: | | :| ｉ.:.:.:|　 :}: ::{: : : :} }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{.:.:.:.:/: : : : : : : :.:|: :.:∧　:|: . . |. . .
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＾Ｙ´)／　　　′　: : : :`'<⌒ヽ: : : :γ⌒¨¨⌒X⌒: : : : : :__--二三三＜＿_/　 〈´.:.:.:.:/: : : :}／　⌒
　 Ｙ:::　　　 ;′ 　 ＼　: :｀Ｙ⌒ヽ_ノ　｀'く⌒V　＼　: : : : : ￣￣￣二二二──=二㌻: : : ノ
　 ⌒ヽ__ノ´　　　　　)-=彡,　: : )　　. : :|　 ﾉ､、　: : . .　　　二二二二二二㌻¨¨⌒¨ア⌒　　 ／
　　　　＼: : ;　_　　 ´￣＼: ゝ-=彡<　 ﾉ⌒ヽ　: : : : : : :⌒丶､　　─==二二二二㌻　／. .,.ィ⌒丶
⌒ヽノ　　∨　 }'´　　　<⌒ヽ　　　　｀⌒丶　─--＜⌒　　: : :｀`'ーｧ─=二二二く_γ⌒V　乂＿_
　　　　　　ﾉ　'′　　　.　.　. '⌒: . .　　　　　＼: : : : : : . . 丶､. : : ノ'⌒　　(　γ⌒丶{.:.:.:.:.:＼: : : : :
　　　＼　　⌒＼　　　γ⌒　　　　＼　　　　　｀``⌒ヽ. . . . . ＞: : : : . . . ^'　乂: : : ｀'⌒¨¨⌒丶､
　-く　　}　　 ＼　'⌒¨´: . .　　　　　　｀¨¨¨¨¨二二二７ﾆﾆﾆ─　.　.　.　.　. ＿_二￣: : : : .:.:γ⌒＼;
　　__)-へ　`｀　　　　　　　　.　.　.　. . . : : : : : ::.:.:.:.:.. . .　　-二　　.　.　.　:　:　:　⌒ヽ: : : . . . )　　 ﾉ
...::ノ´　　 ｀　　　 . : ´　　　　　　　. . . : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.: ＞-　 ￣｀　　　ー　　　　　　⌒¨¨¨´￣
⌒　　-　　　_,; '´￣　　　　　　　　　　　　_..二ﾆ=-''"~　.　.　.　.　.　.　　-=ﾆ＿⌒￣　─-L＿_　_-
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..　/::::,　 /::::::/:::::/::::/　 r==ミ､ ,:::::::/::::／　}/}:::/}::::::::::::::::::::::::::::::::i
　,:::::/　/::/|::{ |:/:::::::{　 __)//ﾊ }:::::::{／　　 　 }/ }::::/:::::::::::::::::::::::::,’　　　　　『シロウちゃーん』
　{::/　 {:/　!::{ !{ {::::::{ 　乂//ノ }::::/　　r==ミ、 厶ｲ:::::::::::::::::::::::::,
　{,′　{′ {::, 　(`ﾄ:::{　 　 　 　 }/ 　 　__)//ﾊ　　/::::::::::::::::::::::, ’　　　　　　　『会えなくて寂しかったよ』
　　　 　 　 {,′ }:::| ヽ{ 　 　 /　　 　 　乂//ノ　 /:::::::::/::::::::／
　　　　　　　 　 };小　　　　　　 　　　 　 　 　 ／.::イ}ｲ::::::::/
　　　　　　　　 　 ﾚﾍ　　 「＞　.,　　　　 　 ∠,.イノ　 {:::::/{
　　　　　　　　　　　　　　 ヽ_ _ ノ　　　　　 　＿＿_ ノ
　　　　　　　　　　　　　`　　　　　　　_,,.　 '"　{/::::/
　　　　　　　　　　　　 ｲ:::/「￣_,,. 　 -―――┴┴- 、
　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣＿＿＿＿＿＿＿＿＿,/
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　　　　　　　「//////／////////////ヽ/////{

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 、　　　　　　 ヽ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 .＿＿＿＼￣￣￣￣＼　 ヽ　　　　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ、　　 ￣　　　　　　　 ヽ　　　＼./ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-=彡_ 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　 〉／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　l　/´./
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　 　 　 　 　 　/ヽ、　　　　ヽ 　 　 　 | 　 /
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 ＿/　　　ヽ、　　 ヽ　　　 /　./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　/　 ヘ 　彡. 、　　　　　　 ヽ、 ヽ 　 /　/
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 / イ /　　）　　　　｀ヽ　　　　　　　ヽ、, ｨ_,,/
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　/　{ ヽ./　　　　f 7ｭ､＼　　　　　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　, 、./ ／ヽ.　　 　 　 乂沙´ ﾊヽ、　　　　　/
　、　　　　　　_　　　--　　ｨ≦ﾏ.ﾑ´　　　　　　 　 　 　｀ "　　　ヽ 　x-イ
: : : : : : : ｀.´ : : : : : : : : : :l: : : :.ﾏ/ﾑ　 　 ∧　　　　　 　 　 　 　 　 fタ　　　　相変わらず嘘吐きだな
＼: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : :ﾏ/ﾑ. 　 　 　　　　　　　　　　　　　| /
: : ＼: : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : : ﾏ/ム　　 ∧ 　　　ヽ、＿__　　　　　　　　　お前は寂しいなんて思うたまか？
: : : : :ヽ: : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : : ﾏ/ム. /　 ヽ　　 　 ｀￣..::＜,,
: : : : : : l : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : :マ/ム　 　,ﾑ　_ _ ..:: : : : : : ヽ
: : : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : :／／`ー―'l/|: : : : : : : : : : : イヽ
: : : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : Y/./　　　　　 |/|: : : : : : : : : : : :.|: :.:}
: : : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.∨ヽ、　　　　|ｲ: : : : : : : : : : : ./: : :|
: : : : : : |: : : : : : : : : : : : : : :rヘ : ／∧ 　 -==-' ヽ: : rﾍ: : : : : : :/: : : :|
: : : : : : |: : : : : : : : : : : : : : :{ lｌ }:.|///∧　　　　 ∧l: :{ l }: : : : : /: : : :.:|
: : : : : : |: : : : : : : : : : : r‐‐.ゝｿ.-ﾄﾆﾆﾆﾆヽ--　ノ ﾆレゝｿrヘ: :/: : : : :.l
: : : : : :/: : : : : : : : : : : ﾋﾆﾆﾒﾔヾﾆﾖ////77l l////〈 ｿﾒﾔヾノ: : ヽ: : /
: : : :／: : : : : : : : : : : : : : : :.∧: .////////.| |/////|: ∧: : : : : : : : : 〉
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー 、、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽヽ、
　　　　　　 ｀ヽ、＿　　　　＿x＝＝＝＝＝x__寸ヽ
　　　　　　　　　＼洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲レ三＝-
　　　　　　　ｨ彡洲ﾘ洲iﾏi!i州州州ﾄ洲 州iﾏi!i州州州ﾄく、
　　　　　 イ洲ﾘ洲iﾏi!i州州州ﾄ洲 州iﾏi!i州州州ﾄ洲i! i!笊ヽ
　　　　イ洲ﾘ洲iﾏi!i州州州ﾄ洲 州iﾏi!i州州州ﾄ洲i!洲ﾘ洲iﾏi!
　　　ｲ洲ﾘ洲iﾏi!i州州州ﾄﾏ !i州州州ﾄ洲i!洲ﾘ洲iﾏi!i州州州ﾑ!
　　 ｲ洲ﾘ洲iﾏi!i州州州ﾄ洲 iﾏi!i州州州 洲i!洲ﾘ洲iﾏi!i州州州　.
　　仏从 洲ﾘ洲ﾘ洲iﾏi!i州厂 ﾏ ﾏ洲ﾘ氏　ﾏ 〉洲ﾘ洲iﾏi!i州州ｲ　　　『本音はねちっこいのが消えて清々してたっ』
　　从//　/洲ﾘ洲iﾏi!i州州　　ﾏ ﾏ洲 !i!　　 ∧/ /洲ﾘ洲iﾏi!V
　　Ⅵ　　ｲ洲ﾘ洲iﾏi!i州ヽゝｨ＝-ﾏ 乂! ｀　 ＿＿ /洲ﾘ洲iﾏi!ﾘ
　　Ⅵ　　|´洲ﾘ洲iﾏ!洲 /7γ⌒r　　｀　　´　　 　ヾｲ洲ﾘ洲iﾏ
　　.Ｖ　　i! 洲　洲ﾘ洲iゝN ﾚう::::|　　　　 ∠三ミｯ. レ洲ﾘ洲i!　　⌒ ☆
　　 .|　　 | 洲　 从洲八ゞ　ゞ::シ　　,　　　　　　｀彡洲ﾘ|V州
　　　|　　 | 笊　从从| ﾍﾍ｀　　　　　|　　　　　　　 /州　ﾊ|｀
　　　.|　　　 笊　 //＼ミ, ＼　　　　 !　　　　　　 //彡ノﾍ
　　　　　　　　ヽ、　　　＞、　　　r―――,　　　 ｲ彡ｲ
　　　　　　　　　　　　　 (⌒ヽ、.　V::::::::::::ﾉ　　 ｲ州| ゝ
　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ　ヽ、 〉―-く_ ／　∧ゝ
　　　　　　　　　　　　 r＜　| ィ-＜　　ヽ＿）　　|:;:;＞》i
　　　　　　　　　　　　 |　 イ　　　　　　　V￣￣　　　 /
　　　　　　　　　　　　 ヽ~ｲ　　　　　　　 ｲ　＿＿＝へ、
　　　　　　　　　　......イ∧i!　　　　　　　　| .|三三三ﾘ三ゝ＿
　　＿＝三三三三三|三ﾘ　　　　　　　　.! ｝三三／三三三三＝――＿
　 |三＼三三三三三|三|ヘ、　　　　 _ ノ　|三／三三三三三三三三三||
　 |三三＼三三三三|三＼　＞-く八-＜ソレ´三三三三三三三三三三|

　　　　/　　　 -=≦　　 l　　　｀　　 ､_　/　　/ ／　　 ／
　　 　 {　　´　　　 彡' ´　　　　　　　　　￣　　 7.　 /
　　　 /　　　,　　彡　,　 ⌒ヽ,　　　　 　 　　 　/　 /
　　／　　r　､　/ 　　　　　　　 ヽ　　　　＿_　ヽ　/
　 '-- ﾃ/　　 V 　　　　' ￣ ヽ｀　　　　　　　 ヽ ﾚ　　　　おいおい、死人には鞭を打つなよ
　 　／〈　 　 　 　 　 　, , , 　 　 　　　 -＝=､　/
　 　￣ .〕 ､　　　　　　　　　　　　　　|　　, , 　/　　　　　いくらジェイムスの性癖が歪んでてねちっこい女々しい奴なのが事実だとしてもな
　　　 　 ﾚ| ヽｲ　　　　　　　　 　 　　' 　 　 　′
　 　 　 　 !∧.ﾄ 　 　　　 ___　 　 　 　 　 　, '　　　　　　奴はくたばってしまったのだから少しは悲しめ
　 　 　 　 i!　{|. ヽ　　　　ﾏ　　　　ｧ
　　 　 　 　 　|　 l ＼ 　 　｀　 -　'
　　 r‐―‐v‐ |　 l　　　　　　　　　　/|
　 .∧ :_:_: i!ﾆ=-　l　　　　｀　ー　　'　|i〕≧ｭ,
　 .{ : : : : : ｀: .‐-,ﾆﾆﾆﾕ　　　　/　 r'ニ|: .ノ.｝
.__r|: : : : : : : : : : |ﾆﾆﾆｒ‐――――┐三|: : |
‐‐ヘ : : : : : : : : :|ﾆﾆﾆ|　 　 　 　 　 |.ﾆﾆ!: : |.ヽ._
: : : : :｀:＞=- :.:_:.!ﾆﾆﾆ|　 　 　 　 　 |.ﾆﾆ!: ノ. : : :=‐ 　 __
: : : : : : : : : : : : : :＞=┐三三三三ｿ　r '. : : : : : : : : : : : : : : : :｀. .=-
: : : : : : : : : : :Y⌒Ｙ. : :|ﾑ ﾏﾆﾆﾆﾆｱ /|: : : : Y⌒Y: : : : : : : : : : : : : ://. :
: : : : : : : : : : :.|l´｀l|:..: :|ﾆﾑ ﾏﾆﾆｱ ./=|: : : : :|l´｀l|: : : : : : : : : : : : : { {: : : .＼

　　　　　　　　　　　　,／ｸ州州州州州州州州州州州州州州州州从
　　　　　　　　　　 ／州＜州从州州从州州从州州ﾘリ州州州州州从
　　　　　　　　　 /彡´　/州州州从州州州州V州州ﾘ州州州州州州从
　　　　 　 　 　 /V　　./州从州へ/州州/州州州州从州州州州州州从
　　　　 　 　 　 ﾚ'　　/州从州州∧州州州州州州从州州州州州州州从
　　 　 　 　 　 　 　 /从州州州N　州州州И州ｼ州州州州州州州州州从
　　　　　　　　　-彡ｸ从И|州仏　州州州/ |州从州州州从州州州州州从
　　　　　　　　　　　´ 州 ,' 州圦i} | 州州ｲ￣不州V|州州从州州州州从从　　　『ねちっこいのはキミの事なんだけどネー』
　　　　　　　　　　　　Ⅵ ,从州! ﾘ ! 州ﾒ!　／|Ⅵ州' |州从州州州从州州从
　　　　　　　　　　　　 V´　从! ﾉ　　 Ⅵ く、-　!Ⅷ　|シ从州州州州从州从　　　『死人に鞭を打ってるのはどこのどいつだか』
　　　　　　　　　　　　　',　´　| {!　　　V　　｀幺、|　ﾉチ从州州州从州州从
　　　　　　　　　　　　　　　　,'　　　　　　 ヽ廴芸≧　!从州州从州从州州ﾘ
　　　　　　　　　　,ー、　　　 !　、　　　　　　　｀￣ヾ 从州シ州从州州从州
　　　　　　　 ／　　　 ｀ヽ、　!　ゝヽ、　　　　u 　_／彡≧ﾌ州ｲИ´ヽ州州判
　　　　　 , ' ´　　i!　　 |　 ヽ_|　　｀ ´ー　　　　　 ,／￣　'_ﾚ' '゛ｿ j　从从从从
　　　　 /　 ヽ　　|　　 i!　　　 、　　　　　　　　　　＿ー＿＿二r- ´~~~　｀ヾ
　　　 ,´ 、　 ヽ　 !　　 | , へ＿＞― -――― "　　　　＿＿_⊥＿＿＿＿
　　　i　　ヽ　　i　 |　　「:ﾍ　　　　　　 ｀ヽ　　_　ー―.￣￣￣￣￣￣￣￣/
　　 ∧ 、　ヽ＿>-!　 八∧　　　　_ ー＋"　　　　　　　.＿＿＿＿＿＿_/
　　〈:∧ ゝ＜_ー" !ラ|::::::リ　 _ｰ/　　　　　　　　＿_....:::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　 .V:ﾍ乂＿＿_:::ゝｲ:::／　　Ⅵ　　　　　ー≦::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::片

　　　　 　 　 　 　 　 /[／／　　　　　/　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　/ /　　　　　 　 ./　　　　 　 　 　 ⌒＼
　　　　　　　　　　 .′　　　　　　 ／'.＿__　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　 　 　 |　　 　 |　　／　　　　　＼　 ./⌒ヽ.　　',＼}　　　応援の冒険者が中々到着しないと思っていたんだ
　　　　　　　　__＿|　　 　 |　,:′　 　 .／⌒　＼| ∨　|　　 ′
.　　　　 　 　 ⌒　 .　　 ＼∨ 　 　 ／　,,.ィ７ 　 　 ｝.ﾉ|　　　　　　　　お前のお陰だったんだな
　　　　　 　 　 　 　 ＼く⌒′　 ／/ ,癶ツ 　　　　　ノ　　＼|
　　　　　 　 　 　 　 　 ｀'',　　　ー ′　　　　　　 　 .l＼　 　 ',　　　　ありがとう！　助かったよ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀¨云ｯ、　　　　　　　　　 │　',　＼|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　￣ '.　　　　　　 　 　 /　　}/＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼ }＿.:　　 ノ　 　 /　 }　　 ／＼二7:.
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　¨´　　　 ,:′ /　／//// >'′:.
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀　 .,___／　__,,. ｧ7//＞ '".: .: .:_У
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／r<ヽ　|'//＞ '".: .: .: :.． ´: : :
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／.:_/r┴‐┴「.: .: .: .: : :／ _,.　 -‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |:∨〈 :|　　 　 | : : : : :／:／ : : : : : :
　　　　　　　 　 　 　 　 　 _,,.　 -‐ '"|://∧| 　 　 厶 : : '".:.:/ : : : : : : : :
　　　　　　　 　 　 　 ,. : ´. : : : : : : : :|{─ 、￣/／..: .: : : : :/ : : : : : : ／:
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿寸ー＝＝＝-ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,x彡州{l州ⅧⅧ州从>、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　//州州' Ⅷ| Ⅷ!Ⅷ州ﾊﾍ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'/ 州州｀__ﾞﾞﾞ ≦＿Ⅵ州|i!　　　『別にシロウちゃんを助けたかった訳じゃない』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　! 不Ⅷ辷f　 　 辷ﾘ 州州
　　　　　　　　　　　　　　　　　　!　 乂ﾘ'　_＿__　　 '´从{{　　　　『ない子ちゃんに良いところを見せたかったから足止めしてただけ』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　X　’、｀ ´　　 x-イ｀｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 rへ>'二二＞L　　　　　　　『キミはさっさと死んでくれて構わないよ』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　VT j ﾉ三三＞xﾍ
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　　　　/三三三三川三三＞＜≪　　ヽ i/o o／ﾚ'
　　　 /三三三三三レ'三三三三ヘ　<川ﾚン
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　　　　　　　　　　　　　 　 ,,/
　　　　　　　　　　　　　／ /　　　　　　ノ|
　　　　　 　 　 　 ／/ '　　レ´￣￣￣ ∠＿＿
　　 　 　 　 　 ／ ./　　／　　 　 　 ／　　　　　￣＞
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　　 　 　 　 |　 /　/| ／/／　　　|　　 ＿　　　　　 　 ＼
　　　　　　　|ヽ|　/ ´　 '´　　　　 レ ´　　ゝ―　 　 　 　 ＼　　　まあなんでもいいさ
　 　 　 　 　 |￣｀'　/　　　＿ノ　　￣ ≦､　　　　　　､――｀
　　　　　　　 }　　 /　 ,,ｨ'´　　　　　　　 ＜ヽ　__ 　　　|　　　　　　お前は結果的に俺の手助けをしたんだから
　　　　　 　 / 　 / ∠/　 ＿__ノ　　　　　 ｀ｰ´ - ヽ　　|
　　　　　　 〈=ヽ　　　　　 ￣　　　　　　　　　( __,　|　　＼
　　　　　　　代ﾊ　　　　　　　　　　　　　　 　 '　　 |　 |￣
　　　　　　　 ヽV|　　　　　　　　　　　　　　　 ｒ‐'／ 　 |
　　 　 　 　 　 |ノ　　　　　　　　　　　　　　　/｀〈　　|ヽ|
　　 　 　 　 　 ヽヽ　　＿＿　ノ　　　　　　　　　 V　|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , -
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,ィ≦zzzzzzz- ､
　　　　　　　　　　　　　　　 ,-=ﾃミ州川州仭lliﾏﾑliﾏﾑ､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,ｲ//州州l.|liﾊ州l州ﾏlﾘi.li liﾑ、
　　　　　　　　　　　　　　,州ﾘ州|ｌ|ｉﾊﾏﾘ￣州州l,ﾏ州l.ll.liﾏﾆ=‐
　　　　　　　　　　　　　 l州ﾘ州.|州'　＿_ ､　ﾏﾘ li|lﾊ|il||li,ﾏﾑ、
　　　　　　　　　　　　　l州州州ｌ|li|!〃'ﾊミﾄｌ.　`　_,　州|liliﾊ　　　『そんなことよりさー』
　　　　　　　　　　　　 ,!州ｲ州|l|i|i!' ﾐ!. Vリ　 　 .ｲﾐ､州li|ﾄﾄ!
　　　　　　　　　　　　 ｲｲ!ｲ>|ﾘ.ﾏl|!　　　 　　　 } リﾘ州|l|　　　　　『ない子ちゃんはどこにいるの？』
　　　　　　　　　　　　 ' .ﾄ､ヽ-､　ヾ　 　 ,＿ 　/　 ｲlil ﾘ|!
　　　　　　　　　　　　 　 州lｌ￢ 、　　　|::::::｀!　　./lヾ ﾘ　　　　　　『彼女は僕の子を孕む予定なのに』
　　　　　　　　　　　　 　 ' '.ﾘ　　.ヽ.、　ヾ- '　 ／
　　　　　　　 　 　 　 　 r―┴―‐- ､≧ ､__,イ　　　　　　　　　　　『今日も愛を育みたかったんだけどな』
　　　　　　　　　　 ,fニ三 ｀ﾏ7777=ｚz,､_｀`ヽ_
　　　　　　　　　 ,ｲ//////ﾆヽ////////,]　l ,､,!
　　　　　　　　　ﾙ///////ﾆﾆ',////////|　!.ﾊ|
　　　　　　　　 ///////i/ﾆﾆﾏ////////i(⌒)ﾐ,､_
　　　　　　　　 }///イﾆﾆﾆﾆﾊ//////////77///ﾊ
　　　　　　 　 r'//ｰ=ニ三∠///////////////}/ｲ
　　　　　　　/ﾆニ二三ミ//////////////////ｲ/}
　　　 　 　i´=ﾆ二三ミﾐ///////////////(⌒)/ﾆ |
　　　　　,r'‐-=ﾆ三ミﾐ/　∨/////////////7/ﾆﾆ,|
　　　 ／　　　　　 ヽﾇ 　　∨/////////////ﾆﾆﾆ|
　　／　 ,-- ‐　　　 ', 　　 ////////////,イ ﾆﾆﾆ,'
　 ′-‐´| 　, 　 　　, ＼. ////////// -=ニ三三〈
　　　 　 l.　ハ　l､　 l＼ ＼//////////∧三三ニｌ
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　　　　 L.ﾉ　.|　l　 ﾍ_.'////////////////∧三三ｌ
　　　　　　　 .し' ,イ///////////////////∧三ﾆｌ

　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ　　ヽ
　　　　　　　　ト　　　∨　　　 l　　　|
　　　　｀ヽ ､　|　　＼　∨　 　.}　　 /≧=
　　　　　　_ 彡　　　 ｀　､　　/　　　 ／
､　　　 彡'　　　　　　　　 ｀ ､　_　.., '
..∨´　　　 ｀ ≧=‐ ､_　　l　　　 //
　　　　　　　　　　　　｀‐　 ,､　 ｲ
　　　　　　 `ヽ ミﾆ　　 　 '　｀Y　　　　はぁ……
こ　　u　　　　　　　　　 l､___ /
　|　　　　　　　　　　　　|　 /　　　　　やらない子も嫌がってるんだから少し自重しろ
. ﾑ.　 　 　 _　　　　　　/
　 心　　　ヽ｀ .ｰ　､　 ／
｀≧ｭ､＼　 　 ￣　 ／
: : : : : : : ≧ｭ､　　ｲ
: : : : : : : : : : : :｀＞､
｀: ー=≧_: : : : : : :./
: : : : : : : : :｀＞=-/
: : : : : : : : : : : : : :＞､
: : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ ー. ---　 _
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ

　　　　　　　　 　 　 ／州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州＼州ｌｉヽ
　　　　 　 　 _　 　ﾞ´　　　ﾞ'州Ⅳﾑ州州 州州州州州州州州川州州州州州ｌｉ＼州∧
　 　 ー-=≦___ァ 　 　 　 　 ﾞ',' ﾑ州州| 州州州州州州i球磨川禊州州州州;'ﾞ　Ⅶ　 .
　　　　ー-=≠´　　／/　　/ ｉ 价ﾄ州!|| 州州州州州州川州ｌl川州州州从l;:'　　 'ｉ　　i
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　　　 　 !i　　　|| 州||州:州:il州从,_|　 　 ＼ﾏ刈州州!　,／刈　__＿_x≦州州i;ﾊ从ilムｉ州≧=-
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　　　　　ll.　 　 刈州!'..|州|从iマム　　 　 　 　 　 　 ﾏl!　　　　 　 　 /州刈/刈_,.ノ/
. 　 　 　 l!　 ／　 Ⅶl　l州|　圦 jﾏﾑ　　　　　　￤　　jﾘ｀　　　　　　//Ⅳ ,/　 ﾘ ,.ィ
.　　　　　＼　　 　 ﾏl　Ⅵil.孑个弌＼　　 　 　 :|　　 　 　 　 　 　 //／.厶-‐'斥从
　　　　　 　 　 　 　 ＼　ﾏ! 　 　 ,小　　　　 　 ！ 　 　 　 　 　 　 /´　/;ﾑ州ｉl|| ,刈
　　　　　　　　 　 　 　 ＼`　　 .厶ｉl∧　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　 :州刈ill|
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　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 孑介 、 　　´￣￣`　　　 ／　　　 |刈＼
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　　　,.イ　　ミミｘヽ、ﾐﾐﾐﾐ､､ﾐli`l州iヽ　　、ﾐﾑヽ
　 .ｲ /　li ,ﾐ州ﾐﾏﾑ州ﾐﾐﾄⅦli州li州liﾊ,ヽ.ヽ `Ⅶ
　 il〃li　li li,Ⅶ州liﾐ州ﾐlilir‐Ⅶl州Ⅷlil|lｉﾊ　ﾑﾐﾘ
　 |!|i州ｌi.Ⅶli,Ⅶ州州lﾐ|l!Ⅷ　Ⅶ|i| i!Ⅷlili!.li.i Ⅶ!
　 l州.Ⅷli,Ⅶl|lﾐliヽ/ヽ`ﾐﾐ,Ⅶ　 Ⅶ i! Ⅶ.lil!.州.Ⅶ　　　僕って我慢強い方ではないから
　 |州. ⅦlⅦ州i`〈　　　i!`〉i!　　i!　　!i! Ⅷ.州 Ⅶ
　 |州.,ィⅦ.Ⅶ州ﾐ.、 　 ／,ィ＝云ミﾐ､l!_ Ⅶl州l州　　そろそろ彼女には無理矢理にでも自覚させてあげようと思っていた
　 |州ｌ;;;;;;;`ﾐ;,`ミ圭ｉﾐ、/,州′,'::::::::::.ヾﾏﾑ.ｉ!l州!|lil|
　 |lⅧ;;;;;;;;;;,,,:::::::::::::...　 ｲlil! 　l/‐､::::::::l!lilﾘ.i!l州!州　　まだ自分の価値に彼女は気付いていないみたいだからね
　 |i!;;`ﾐ､;;;;;;;;;;::::::::::::::　.::　　　 しｲ::::::::ﾘ!il　i!li!|! li|!
　 |;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::..........　 　 弋::::::::ノﾘ'　.ｌil! i! li|!
　 |!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::　　　 　 三彡′　 |li!.　 |il
　 |l!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::　　　　　　　　　　 li!
　 |lil;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::''::}:::　. ;;:::　　　　　　　　 li!
　 |ﾐⅦ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::{
　 i!ﾄﾒⅦl;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ　 r 　 　 　 ,.ィ
　 l!l 　 Ⅷli;;;;;;;;;;;;;;;　` . 　 , ィ.:´::/
　 州、 .i!Ⅷｉ;;;;;;;;;;;;;;::::　∠:::::::::ノ　　　　　　　 /
　　 Ⅶ、i! Ⅶﾊ;;;;;;;;;;;::...::: ｀ ー´　　 　 　 　 ,.ｲ
　　　ヾ、 li! .ハ;;;;;;;;;;;;::::::......　　　　　 　 ／
　　　　　ヽ　　　 lilトﾐﾐﾐ:::::::::: 　 　 　 ／
　 ＞　　　　 　 　 '',,　''''｀　､. 　 　 ／ 　 　 , ≪
　　　　　　　　　　 ''　　　　　｀ ーヘ、　, ≪
　　　　　　　　　　;;'',,　　　　　　　　,.≪　　　 ∠/
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　　　　　　　　　　　　　　　　《　　 ヽ　　 l//////
　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽｨ､　ﾊ　　.V/////
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾊ'ﾑ ハ　　V,ｲ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }/∧{ ハ　////,
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　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.ｲ/////￣V/////
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/　ｨ　 　　　　　　彡 　 　 　 　 　 　 　 ヽ ,　_　, 　 ／
／/ 　 ,'⌒ヽ._ ／ 　 　 　＼　　　　　　　　　　/ ／
. / 　 /　　',　　 　 　 　 ｒｪ ､＼ ._　　　　　　　{./
/／l, { .ﾄ､　}　　 　 　　 乂（:::ぅ,ヽヽ }　　　　　l'　　　　……
. 　 ﾚ ヽ.ヽ（　 　 　 　 　 　｀ ¨´　 ´　　,;rﾋﾔ ﾉ
　　 | 　 〉　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ.ツ/　　　　　やらない子は単独でどこかへ行ってしまったよ
　　 ﾘ ./　｀´　　　　　　　　　　　　　　| 　 /
　 　.|/ 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　お前の気配を察知して逃げたんじゃないか？
　 　/　 　 !. ヽ 　 　 　 　 __
-=三ﾆ-､　l　　　　 　 　　　　　￣
: : :｀ -=ﾆ=-　 　 ＼
: : : : : : :｀ -==ﾆ=,､ 　　　　　　／
: : : : : : : : : /ﾆﾆ,='､ 　　, _ｰ
: : : : : : : : /ﾆﾆ/　　　　-=7- .
: : : : : : :.:/ﾆﾆ/　　　　　 /. : : r 7
―--. .../｀ヾ/　　　　　 /. : : / /
: : : : : : : : : ＼｀l≧ｭ, , ∧:_:_/ /
: : : :.Y⌒Y . : :} ﾏﾆニ} r== ／.｀ｭ
: : : :.:| ∩|.:: : :ﾄ､ヾﾆｿ ム: :r‐､ :l : :＼






　　　　　　　　　ヽ、
　　　　　　　　　　 ＼＞―＝＝＝＝＿　　｀ヽ、
　　　　　　　_＿=＝ラ洲ﾘ洲iﾏi!i州州州ﾄ＞x 寸
　　　　　　´　　 イ洲ﾘ洲ii州州州ﾄ洲 州iﾏi!i州iﾊ
　　　　　　　　イ洲ﾘ洲ii州州州ﾄ洲 州iﾏi!i州州i＞x、
　　　　　　　ｲ洲ﾘ洲i!i州州州ﾄ洲 州iﾏi!i州州州ﾄﾊヽ>
　　　　　　ｲ/ 州iﾏi!i州Ｖ|　州ﾄ洲　i州ﾄ洲 州iﾏi!i州!　　　　『……ふーん、まあいいけど』
　　　　　 //　州ﾄ洲i!ﾄ＿__ ',州i!:!:::::',ﾏ/州州州 |州i!|
　　　　　7/　 |从从|i〃7刋::::ﾏ!::ｨ＝=x_W 州洲ﾘ洲i!j　　　　『せっかく用意してあげたのにさ』
　　　　　/　　从i!i 从 ゝﾋｿ:,:::::::::::i /２:::>ﾇ 州洲ﾘ洲/
　　　　 ！　´Ｖ ﾏ从i!ヽ::::::f:::::::::::::::｀¨¨´テシ洲ﾘ洲,'　　　　　『ほらよ、シロウちゃん』
　　　　　　　　　 ﾏ/ i　　-＿＿　　　　　ｲク/⌒l从
　　　　　　　　　　｀. ﾍ　　 ￣￣´´　　´_ -ん彡ﾍ(
　　　　　　　　　　　　 ヽ、　　　　　　イ　不不
　　　　　　　　　　　　　　ヽ-　-＜ ´　　∧｀｀
　　　　　　　　　　 ＞＜―>＝＝＝＝＝＝＝_
　　　　　　　　　 く　　　iｲ　 ,三三三三三三>/
　　　　　　　　　　Ｖﾍ　 ||　7三三＞＜三三三三＞x＿_
　　　　　　　　　　 |ii|　〃 7三＜三三三三三/三三三７
　　　　　　　　　イ＞x〃＜三三三三三三/V三三三/7
　　　　　　　／三三○三三三三三三三/V三三三三j
　　　　　／三三三三三三三三三三三ソ三三三三７
　　　 　 .VV三三三三三三三三三三γ三三三三/ハ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／/　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／／　,、　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　／／　　 {　＼　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 /K　　　　 }　　　ヽ、 ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　/.| .ヽ　 ／ .＼ 　./ .ヽ{ .ｌ
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　　　　　　　　　　　　　　.l　.|　　 |　　　　　 .| ／　ｌ .|
　　　　　　　　　　　　　　l　 |　　 |　　　　　　|　　　| .|
　　　　　　　　　　　　　 .l.| .ﾊ　　 |　　　　　　|　　　.} }
　　　　　　　　　　　　　 { ﾚ'　',　.ハ　　　　　 |　 .／　ｌ
　　　　　　　　　　　　　 N　　 ｌ .ｌ　 ',　　　　 / Y　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　.ｌ　　.Y　　 ',　　　./　 |　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　 ｌ　　.}　　　ｌ　　 ./　　|　　 |
　　　　　　　　　　　　　　 .|　 .i　　　 |　　/　　 |　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　ト :{　　　 |　 ./　　　|　 /
　　　　　　　　　　　　　　 ∧　.ﾍ　　.|　 /　　　/::/
　　　　　　　　　　　　　　　.∧　.ﾍ　/ ./　　　/::/
　　　　　　　　　　　　　　　　.∧　 .ヽ/　　　/:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　∧　　|　　 /:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀‐┴‐七´

　　　　　　　　　　　 ＼.|　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ヽ
　　　　　　　　　　　 ∧ヽ　　　　　　　　　　　　　　　 　＼
　　　　　　　　　　　　　ﾏ　,,_ 、、　　,, z '　´ 　 ７　　　ヽ ∨　　　おおっ！
　　　　　　　　　　　　　 ﾏﾑ　　　　　　　 　　　 　ヽ、 　　|`
　　　　　　　　　　　　　　∨　　　　　　　　　　_,,z‐'　ﾐ r'´ Y　　　アルトリウスと合流すれば後二人引き込める
　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾑ.‐-x,,_　　 　 - rチ-=､　　　レ l
　　　　　　　　　　　　　　　ﾑ ｨ==ﾐ､　　　　　　　　　　イ　/　　　　楽しみだな
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　 　l　　　　/／　　 、／l
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〈　　　　　　　　/ |/リ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　ー 一　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ.　　 　 ／　/　 |
　　　　　　　　 ＿　 　 　　　　 ,ー r= ､ー　　 ｒ‐‐‐=ﾆ二l
　　　　　　/｀´: : : :｀:≧=-y--/.:.ヽlﾆr┴─-┴┐ニニﾆlフヽ ＿
　　　　／:.| |: : : : : : : : : : : : : ヽ: :/ﾆ|　　　　　　|-=≧: : : :／: : :.ヽ、
　　 ／: : : | |: : : : : : : : : : : : : : : :.〉=|＿＿＿＿_|: :_:_:-=≦: : : : : : : : :｀.≧=-. .　 __
　 /: : : : : :| |: : : : : : : : : : : : :{ i }∧　ﾏﾆﾆｱ 二|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ／: : ヽ





　　　　　　　　　　　　　　　　　　,x＝＝＝＞弋＿
　　　　　　　　　　　　　　　　≦洲州从州州州从,｀
　　　　　　　　　　　　　ー彡州从从弋ﾊ寸州州从、　　　『そんなのはいいって』
　　　　　　　　　　　　 'ﾌ州州ﾚ!ﾏ从ゝ ｲ三ヽ州州州
　　　　　　　　　　　　 ｲイ州从'ｨﾄ、　　仗ﾘ ' 州州从　　　『ない子ちゃんを孕ませに行こうよ』
　　　　　　　　　　　　/7 い州从仗 l　　　　 ' ﾚ' )ﾝ/"
　　　　　　　　　　　　ﾚ'　V 从从　　',ー 、　　 ｨテ不　　　『彼女に子どもを生ませれば仲間も増えるでしょ？』
　　　　　　　　　　　　　　 |　　' へ、　ヽノ　　ノ　|＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　＞ 、-＜ イ二ー弌＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _r弌}＜ ≦三シ三／三三|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弌　 |　|三レ'三シ'三三三i!　　　　　　　　　　　　rー―⊃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,八L」＜シ三三V三三三三―、　　　　　　r≦／　｀￣＞-、
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,＜三三０三三三三|三三＞ ＝＝ﾍ　　　　　/γ j　ー ＿ ―ミ⊇
　　　　　　　　　　　　　　　fハ三三三三三三三三三／　<>　＿_ム　　 ／Vi　 ゝ、＿＿二二⊇
　　　 r＝ｖ　　　　　　　　　}川三三三三三三三三／　<> ／三_ン　 ／三三＞＜ハ
_⊆ヲ /　 レﾍ　　　　　　　ｲ川三三０三三三三三ﾏ　 　 く三三シ ／三三三8＜￣
ーﾆ＿＿/三八_　　　　　 从リ三三三三三三三三ﾏ、/:::::ヽ三/ﾚ'三三三／
　　　　　|三三三＞、,ー/三/三三三三三三三V　　 "　　　ヽ三三三シ"
　　　　　L三三三三Y三三ト三三０三三三三∨　　　　　　　 ゝ三三ｼ
　　　　　　　 ｀寸三/三三V三三三三三三三/
　　　　　　　　　　寸三三V三三三三三三三|

　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　 ﾐヽ　　､　　　　　　 }　　ﾉ　　　　 /
　　　　　　　 　 ／　,　　　　　　　　　　 ﾐ　　　　　｀　ヽ　､ /　 /.　 　 　 /
　　　　　　 　 /　 イ　　　　　　　　　　　ﾐ　　　　　　　　　　　　　｀ 7.　 /
　　　　　　　　´ /　　　　　　　　　　,　 '　　　　　　　 　 　 　 　 　 /.:　/
　　　　　　　　 /　　　　　　　　　, '　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　/
　　　　　　　 ./　　　　　　　　彡　　--―＝ニミ‐- ' ノ　ヽ　　　 　 Y
　　　　　　　/　／/ ,　rヘ　 彡　　　,ｨ　７云ミ､｀ヽ　　　 　,__￣ ヽ､
　　 　　　　,' イ.∠ｨ　/r ､ ∨' 　 　 　ヽ_乂Zツ冫　　　 / ｨｒzｘ, ､　/　　　　やらない子にはまだ役目がある
　　　　　　 　 　 　 ∨　　ﾍ　　　　 　 　 　 　 　 　　　 　ヽﾋツノ ∧
　　　　　　　　　　　 {　　 （　　　　　　　　　　　　　　　 l　 　 ｀　 {　}　　　　最強の同胞を生み出す為のな
　　　　　　　　　　 　 ヽ　　ヽ　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〉　　　　 {, '
　　　　　　　　　 　 　 | ＼　 ,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　最重要な役目だ
　　　　　　　　　 　 　 |/|　 l　　　　　　　r　　 　_
　　　　　　　　　　　　 　|　 l　　　　 　 　 ` 　--　 ｀'
　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　:|　 　 ヘ
　　　　　　　　　　　　　　W|　　 !　　丶
　　　　　　　　 　, へ￣l r=l　 　| 　　　　＞　_　__　 ｨ〔 _
　　　　　　　 　 /. : : ≧ｭ-=ﾆﾆ==ｪ―┐　　　　　　, ﾉﾆ}:｀: . x
　　 　 　 　 　 /. : : : : : : : : : : : : ７┌┘─── ＝┐=}r. ': :∧
　　　　　　┌'ヽ: : : : : : : : : : : : :　lﾆ|　　　　 　 　 　 |;ﾆ}: : : : .∧
　　　　　 ノ. : : : ヽ . : : : : : : : : : :.|ﾆ|　　　 　 　 　 　|;ﾆ}: : : : : :.ハ
:.:.::´: : : : : : : : : : : : : =. -. : :_:_:_: ﾉﾆ|＿＿_＿＿＿,,,,|ﾆﾑ. : : ／. : : :｀: . . ､
:.:.ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- 〈: : : : : : : : : : : : : : : : :｀¨: . .--. . .

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ‐=ﾐ、 ＿.
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _,ィチ州liﾐﾁ=ﾐ､
　 　 　 　 　 　 　 　 　 州ｲ川州州li州li,ﾐ､
　　　　　　　 　 　 　 .,州州Ⅶliﾐ､ヾrⅦ州li!､　　　『最強の同胞～？』
　 　 　 　 　 　 　 　 州州ﾐrヽﾏﾐ､.,ｨ-ﾐli州|ﾑ
　　　　　 　 　 　 　 ,ﾘｲiliﾄ ,ｨﾃ､　　.ｆ'ｉl l:ﾘﾄ､ミ　　　『別にいらないでしょ』
　 　 　 　 　 　 　　〃.i|州!i!.じ!　ｉ　｀´ ,ﾘr .ﾙ
　 　 　 　 　 　 　　i! 　.ﾏlハ　 _. ｀_　　 ,rｲ　　　　　『僕らは元より強いんだから』
　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ.`ヽl l. ゝﾉ_,.ｲ从
　　　　　　　　　　　　　　 　 /　'´￣-､⊃
　　　　　　　　　　　　　 __,.ィ!　 　 ニﾆ{/ヘ＿
　　　　　　　　　　　rﾁ三７/ヽ＿_,ｨー'////三二7､_
　　　　　　　　　 　 |/ﾊV/oヽ ／/o////////////∧
　 　 　 　 　 　 　 ﾉィ／o'////,＞///////,ﾍﾏﾆ三彡!
　　　　　　 　 　 ﾙ'///////／//////////ハﾆ三彡ｲ
　　　　　　　 　 ル'/////// ///,O'////////,〉､////,ﾍ、
　　　　　　　 　 Ｖ//////〈 '//////////////　 ﾏ'///,ｲヽ、
　　　　　　　 　　V////ｲ .}//////////////　　　ﾏ//////
　　　　　　　 　 　 `ｰ'′ . |////,O'///////　　　　 r〉-=≦
　　　　　　　　　　　 　 　 .ﾙ'///////////{　 　 　 ,仁三ﾆｲ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 /////////////,ｨ!　　　,.ｲ//////
　　 　 　 　 　 　 　 　 f三ﾆ=-/,O'///,ﾆ三{　 ,.ｲ///////
　　　　 　 　 　 　 　 .////////////////∧〈////////
　　 　 　 　 　 　 　 //////////////////∧.V///,／

　　　　　　　　　　　　　 , 　、　 /
.　　　　　　/　　　　 〆　　　冫|
　　　 ／ /　　　　　／　￣ソ イ
　　 /　 /／　　 .／　　 ／´丿|　　　いや必要だ
　 /　 ./'　　　　　　　／／ｌｿ.　l
.../　 ./　　　　　　　　/　ｌ│　/　　　正直な話、今回もかなり綱渡りだよ
　　　　　　　　　　, '´'　 ,　|　ﾄ
　　　　　　　　　 /　　 .ﾉ /　 |　　　　たまたま上手くいった
　　　　　　　 / /　 レ´ /　　 l
　　　　 i　　/ｌ/　　人ノ　　　/　　　　とても運が良かったから最善の結果になった
　 |　　.ﾉ　/　' i.　　　　　　 /
ﾉ/|　/.| ./　　 ｌ　　　　　　/
　 ﾚ'　 ﾚ　　　l　　　　　 /
　　　　　　　 l　　　　　/
　　　　　　　 l　　　　 /
.=========┼　─　'
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　　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.:.....　:.:.:.:..　 :.　　 :　:　　.:　.:　　:　/　/
　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...... : .:.:... :..　　:　　　 .:.:. .: .:.:/　/
∠ - ﾉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ヾ　、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. :　: : .:.:... 　イ　./
　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　　　ヾ　、　、　 ソ ´　　　|::/
　￣ フ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ　　　　　　　　　　｀´　　　　　 .ﾚ
　　 l:.:.:.:.:.:./ ヾ:.:.:.:.:./　　　　　　　　　　　　　　　　　　 j
　　 |:.:.:.:.:/ /ヽヾ／　　＼、　　　　　　　　　　　　 ,／/
　　 レｿ l　ヽ 丿　　　　　 ヽﾐ =_-　、 　 　　,ｨﾆ''ﾞ　 /　　　　あの国には最高の卵が存在している
　　　レイヽ弋,　　　　ヽ _　　____ ヽノ　　　∠==- ' l
　　　　 ﾉ:.:.:＼　j.　　　　　￣　　　　　　　　　　　　 ,　　　　　やらない夫という名の剣士だ
　　　　 ﾚ' |:.:.:.ゝ i　　　　　　　　　　　　　i　　　　　,
　　　　　　ﾚ'∨|　l　　　　　　　　　　　　　 　　　 , '
　　　　　_ 　 ゝl　 ヽ　　　　　　　　　　　　/ 　 , '
　　　　/ｌ::::::f;;;;|　　ｌ ＼　　　　、　　　　　, 　, '
　　　 /＼:::l;;;;;;＼　＼　＼　　　 ￣￣　　 , '　＼
　　　/:::::::::＼;;;;;;;;;;＼＿___.＼　　 　　　　/::::::::::介
- ':::〈::::::::::::::::＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ＼ヽ、_　_ 　'::::ﾍ:::イ:::|　ヽ ＿　、
::::::::::i::::::::::::::::::::::::￣￣ 〉;;;;┌─────l::::Y::::::|::::::::::::::::::::::ヽ
:::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::l;;;;;;;;;|　　　　　　　 .|:::::|:::::::|ヽ:::::::::::::::::::::
::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::ト;;;;;;;|　　　　　　.　┘　レ´:::::i:::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::＼　　　　　|￣￣ 弋;;;;;;;;; 厂　　／::::::::::::|::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　x≦洲州洲州州州洲州州＞、
　　　　　　　　 イ州州州洲州州州洲州州州州＞x
　　　　　　 イ州州洲州洲州州ｲｲ州州洲州洲州州＞、
　　　　　 ｲ州州洲州州州州州ｲ　州州州洲州洲州州ﾊ
　　　　 ｲ州洲州州洲州ｲ| !W /ーｷｷ州ｲｷ州州洲州州ﾊ
　　　　　洲州洲州州洲州　V　　　ｷｷ州! ｷ州洲州洲州ﾊ
　　　　从州州州从州州' '、＿　 、　　ｷ　　 Y州州州州从　　　『そんなに強い冒険者なの？』
　　　　　从洲州州州州 ＜ｲ::::::ﾃ>、　　　　　　从从从从ハ
　　　　 从从洲/⌒寸州　 廴:::::/　｀　　　 二,　从从从从リ　　　『ない子ちゃんのお兄ちゃんだよね』
　　　　　从州ｲゝ　　寸|!　　　　　　　　　i {:::::ﾊi /从ﾚ州/リ
　　　　　　州/|　 ＼　 寸　　　　　　　　,;| ヽｿ ｸ从/　州　j!
　　　　　　 州ﾘ＞＿　　　　　、　　　 　 ｿ　　 /从f　/ﾚ'　/
　　　　　　　从州|　へ、　　　 ヽー―、　　　不V　／　 /
　　　　　　　　从ﾚ'　　::＼　　　　￣￣´　　 ﾑ
　　　　　 ＿＿＿j　　　 ::::＼　 ＿＿　 ,x ´了
　　　　　j　　　　　｀ー――=⊆＿＿｀´⊥　{
　　　　　ト―――z＿＿　　　　 ヽ＝-ー 寸
　　　　 /三三三三三三＞＝、 /＿＿_　　|
　　 _厂三三三三三三三三三 ｛＿＿　　　|
＜三三三三三三三三三三三 f＿＿　　　 |





　　　　　 　 　 　 　ヽ､ ./:!　 ／i　__,,,､／i
　　　　　 　 　 　､　.ﾉ∨:::i／::::/´:::::::::::::/ノi_＿___,
　　　 　 　 　 　 i:∨::.:.:.:.:.:.:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::／
　　 　 　 　 　　 |:.:.:.:.:.:.:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::＞､_＿
　　　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:::.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
　　　　　　 　 　 |:.:.iヾ､,:.:.:.:::::::＿:::_＿;;;;::::::::::::::::::≦＿,　　　魔力を考慮しない純粋な単体戦力では人類最強だろう
　　　　　　　　　 ｌ:.ﾉ　　｀ゞ" ´　´　　　/:::::::::::::::::::::::ノ′
　　　　　　　　 　!/　　　　　　　　　　　ミ::::::::::::::＜´　　　　　至近距離でならやらない子を技術と経験で圧倒していた
　　　　　　　　 　ヾ〉､_ 　　　　__,,,,,､､__　ﾐ:::,,､:::::::::く
　　　　　　　　　　 ヾf!｝　 ヾ彡"f斤ゞ　　 "(　ヽ:::iヘゝ　　　　魔人の中でも一番の身体能力と魔力を持つやらない子をな
　　　　　　 　　　　/ `′　　　　`"´　　　 ｿ　丿ﾍ
　　　　　　 _ ＿__.ヽ/　　　　　　　　　　　　イ:|＼:!
　　　 ゝ"´::::::::::::::::::: ヽ　_　　　　　　 　 　　∨ゝ､
　　　 ﾍ:::::::::::::::::::::／／ﾍ　`　　　　／　　_,,,ｿソ::ﾍ
　 　 　 ﾍ:::::::::::::::/::/::::::::::`....､,,,＜　r‐'''彡"´:::::::::::〉7ｰ-､,,_
　　　 　 ∧:::::::::/::/;;::::::::::::::::ﾉ:ﾉ`ｰ ´|;;;l´:::::::::::::::／:/:::::::::::::::::＼
　　　　　 ∧:::::/::/;;;;/7);;;;;;人(＿___ 」;;;|_,,,､ｰ''´:::::::／´￣￣｀￣`ヽ
　　　　　　　ソ／ゞ※く;;;;;;;;) ）;;二ニ「::::::::::::::::::i::／／´￣￣￣￣`ヽ
　　　　　　　　　　)（ヘ_>ｰ-ヾノｿ;;;;;;|:｛;;｝::::::::::::li／´￣::::::::::::::::::::::::::::i

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー=ミ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_,,,,ｚｨ≧ミ､_,ｨﾁ＝ｰ.､
　　　　　　　　　　　　　　 ,ィ圭州州ｲ 州ﾐ､ ヾﾐﾄ圭ﾐ､
　　　　　　　　　 　 　 ィﾁﾘｲ|' / ｲ 州 l州ﾐﾑ .Ⅷﾐﾑ､ ,ヽ、
　　　　　 　 　 　 　 ,ｲﾘ' ｲ.州 il lil州ﾐ州州州ﾘ州州ﾑ ﾄﾐ､
　　　　　　　　　　　州i!.l州il'l lilﾘ州ﾑヾﾐ州`Ⅵ州州州州li',
　　　　　　　　　 　州 .i!l州il Ⅶ州州ﾐ､ ,ｨ'ﾏl´Ⅶilﾊ州州州ﾑ
　　　　　　　　 　 ,州州!l州i__,Ⅶﾐil州l `　ヽ ヽⅥ' |ﾊ州州i,ﾊ　　　『僕らの仲間になっちゃえば魔力なんて無尽蔵に等しいもんね』
　　　　　　　　　　州li|l州l〈 、　ヾ､ヽⅦ、.／,ィ=ﾐ､,|!.州l州州
　　 　 　 　 　 　 ﾘ州州il ヾ、二_ 　 　 　 〃ｨﾃﾐi.ヾ!.|lｉ州ｉ,州　　　『へー、そんなに強いんだ』
　　　　　　　 　　i! i!州|ll!ヽ 〃テﾐ、　　　　 lんﾘil　l!.ﾘ! l　ﾏﾐ
　　　　　 　 　 　i! .ﾘ州ｌi|l､..li! .lんﾊ　　　　 弋リ′' lﾘ' ﾘ .从
　　　　　　 　 　 {　 州|州　ﾐ､弋リ′　|　　　　　　〃 ,!イ
　 　 　 　 　 　 　 　 Ⅶl,ヽ.ﾑ、 　 　 　 ｀　　　　　　　,lzﾁ
　　　　　　　　　 ヽ 　 Ⅵヽ ハ.　　,_　　　r‐､　　　　/ｌ|州
　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾘ、 ｀ヽl.､ ,い、　 |　 )　　 ,ｲ . |ハ
　　　　　　 　 　 　 　 　 `　 　 lﾘ.ﾉ　.}!＿.`＿＿.<＿__|＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　　'ｰ '￣＿＿__ ′冫 _|
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l　　　　　　　　　 ヽ三イ/|
　　　　　　　　　　　　　　　 _,イ　　　　　　 `￣｀ヽ{::::::::::　≧＝zzzzzz､
　　　　　　　　　＿_, ｨｚzニ≧i|　　　　　　 ー―.ﾄﾉ.::::;ィ彡::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　/二ミ､:::::::::/.:/ .l、 　 　 　 ＿, ｚﾁ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.､
　　　　　　　 ,!::::::::::::::＞:/.:::l　　｀ーｧｚｚﾁ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:,
　　　　 　 　 |::::::::::::::::::;/.:::O.ヽ、 ／..:::::::::○:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:,
　 　 　 　 　 |:::二ﾆ=,ｲ.::::::::::::::::..ヽ、ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　 ,ｨ仁ﾆイ::::::O:::::::::::::::::::::..ヽl::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ;:::::::::::::-=ﾆ二三{
　 　 　 　 l::::::::;ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::;:イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ､::ﾑ:::二二三三三:ﾊ
　 　 　 　 |ィ〃.::::::::::::::::::::::::::::::／...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...｀ヽ;::::::::::::::::::::::::::ハ
　 　 　 　 |/.::::::::::::::::::::::::::::::::/..:::::::::::::::::::::○::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽミミ､:.｀ヽ;:::∧

　　　　　　　　　　　　　 　 ∨　　　 　　　　　　　　　　　　ヽ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨　　 　 　 ,　 z 　 7　　　　 　 ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　| r　 ､,　' 　 　 　　ト ､　　　 ＼￣　　　それだけじゃない
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | }　 　 　　　 　　　 _　ﾐ. rﾍ　ﾄ､}
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾚ__　 　 　 　-‐ ￣　　　 〔　〉}　　　　　やらない夫は心優しく情に厚い
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ ｀ヽ　‐'　ー‐ '　　 　 r' /个
　　　　　　　　　　　　　　　　　　`r１　　　　　　　　　r-く　1　　　　　そして肉体と精神を凄まじく酷使している
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽL　　　　　　　　 ﾉ　 |乂
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼‐ ＝ '　　／　　从　　　　　　想像を絶する苦しみを我慢し続けてきただろうな
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ ＿ 　 　 / 　 ト､＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r‐‐fﾆ}　　 r‐‐=ﾆ二ﾖ-': :l
　　　　　　　　　　　　　,r‐―― . . . : : ヽﾆr──┐ﾖr‐‐'. : : : : :ト-_
　　　　　　　　 　 　 ／ | |: : : : : : : : :.:.〈二|　　　 1ﾆ1_:_: : : : : ノ. : : : : :≧-
　　　　　　　　　　 /. : : | |: : : : : : { i }: 八├─‐_┴f: : : : : : : : : : : : : : : :_:_: ≧=､
　　　　　 　 　 　 /. : : : | |/. : :(三※ミﾆム｀´∠ニ{ i }: : : : : : : : : : :／. : : : : : : :∧
　　　 　 　 　 　 /. : : : : ﾚ. : : : : : 川ﾆﾆﾆﾆ=-ﾆﾆ彡※三): : : : : :／. . : : : : : : : : : :l
　　　　　　　　　{: : : : : /. : : : : : : :ノﾆｱ ムﾆﾆﾆｱ. :川: : : : : : ／. : : : : : : : : : : : : :.l
　　　　　　　 r ' . : : : :.{: : : : : : ／ﾆﾆ/ /ﾆﾆﾆニ{: : : : : : : : :./. : : : : : : : : : : : : : :.∨
　　　　　　／. . : : : : : {: : : : ／ニニ/ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾑ: : : : : : : :/. :／. : : : : : : : : : : : /
　　　　　/. : : : : : : ヽ: {: :.／ﾆﾆ= '　　｀マﾆﾆﾆﾆﾆﾑ: : : : : /／. : : : : : : : : : : : : :/
　 　 　 /. : : : : : : : : : :レ== '´ -====-ｭ `マﾆﾆニﾑ: :.:／ . : : : : : : : : : : : : : :./
　　　 ./. : : :_: :＿ : : : :|ﾆﾆｱムﾆﾆ/ﾆﾆﾆム _`マﾆ へく : : : : : : : : : : : : : :/.:／
　　　/. ／　　　 　 ）ト:Ｅﾆ{ {ﾆﾆﾆ{ﾆﾆﾆﾆニ} }ﾆ∠　､　＼ : : : : : : : : : : : /ノ
　　./ /__　　 . . ＜メ､ . : : ＼ﾆニ{ﾆﾆニ＞-/_　-､　 ＼くヽ : : : : : : : :／
　 ﾉ: /l 「￣ : : : : : : : .＼ : : : ＼ﾆ{ニ／_　/ ＿ 　 ＼く_ヽ´ : : : : : :／
../. : {_Lト､ : : : : : : : : : : .＼. : : :.＼ : : : : : ＼__ ＼く_ヽ : : : : : : :／
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　　　　　　　　　/. : : : : |O￣￣￣￣｀ト､: : : : : : ／. : : : : : ∧
　　　　　　　　 〈: : : : : /O￣￣￣￣　|: : ヽ. ＞. : : : : : : : :／

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　　　　　|　　: : .　: .　 :.　　　　. .:　　..: :::　　::::＼
　　　　 |＼ 　　ト - 、: : : : : . .: : : . , -='´l: : : : : ＼
.　 　 　 | ｀　　 |　　　　｀`ヽ　 '´　　　　　|: : : : : : :ノ
.　　　　∧. .　 ﾉ　　　　　　　　　　　　　　ヽ: : : : .＼　　人を超えた力を手に入れ
　　　　　∧: ./丶、　　　　　　　　　　　　, ' l: : : : :lヾl
　　　　　 r.∨ 　　`=- 、　 　　　　, - '´　　 ﾚ-、: |　　　全てが裏返った時
　　　　　 l　ヽ　ミ ﾆ=‐、ヽ　　　r' ,-=ﾆ 彡　l　 介'
　　　　　 ヽ　ヽ　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 l　 ﾉ ｌ　　　　やらない夫はどこまでも素晴らしく悪辣で残酷な存在になってくれるだろうか
　　　　　　 ヽ .|　　　　　　　l　　　　　　　　ﾉ.ノ∨
　 　　　　　　メ、　　　　　　|　　　　　　　λソ
　　　　　　　　ﾘヽ 　 　 　 　 　 　 　 　 .ｲﾘ
　　 　 　 　 　 　 lヽ　　 　-‐‐-　 　 ／|ﾉ
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　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |////////////////////////////　,／　　　　　　　　　　　　　 | .|　　　憎きあの国を
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ﾑ////////////////////　,　',二彡勹￣ 7　　　 　　　　　 　 ノ |./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／. : /ﾑ////////////////// く ／ Y´_ゞ=ﾟ - .'　 　 　 　 　 　　.／　 |'　　　　暴虐に踏みにじり
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／. : ／//ﾑ//////////////////////////////　　 　 　Y　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　 　 　 　　 /. : : //////ム////////////////////////////　　　　　　l r'　ノ　　　　|　　　　 憎き愚民共を
　　　　　　　　　　　　　　ヘM : : ／///////ﾑ///////////|ヽ/////////////　　　　　　　 r ´. 　/ / |　|
　　　　　　　　　　　　　／. : : : ///////////ﾑ.//////////|　∨/////////　　　　 　 　 　∧ 　 / /　l|/. : :　　　陰惨に弄んでくれるはず
　　　　　　|＼　　　＜ : : : : ／////////////ム/////////|　　∨//////　　　　　 　 　 　ハ|　/　 ／. : : : : :
　　　　　 ﾌ: : へ´ : :∧: :／////////////////ム/////// ＼　 ∨////　　　　　　 　 　 /　 |ノ .／. : : : : : : :
　　　　 ﾉ. //---＼/ ∧.////////////////////ム//////////////　　　 ノ 　 　 　 ｲ　 　|／. : : : : : : : : :
|≧=--'≦=､///// ＼.////////////////////////＼///// ` ー=　ニ´ '　　　　　.　　　／. : : : : : : : : : : : :
//////////＼///// ＼/////////////////////////ヽ///////　　　　　　　 ／　　／. : : : : : : : : : : : : : :
////////////＼//////＼/////////////////////////＼///.　　　 　 　 ／　　／. : : : : : : : : : : : : : : : : :

　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　/:::/::,':::::::::::::::|::::|::::::::|::::::::::',::::::::::',:::::::::::::::::::::::｀､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 l:::/:::, :::::::::::::: |:: j ::::: |::::::::::::,:::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　　 　 　 ,ﾉ:':::::,::::::::::::::::::|:::ﾊ:::::::::::::::::::::l::::::::::}::::::::::::::::::::::::::ﾄ::',
　　　　　　　　　　　 　 　 ｲｧ７:::::l::::|::::::::::: |:,'-',x :::::::::::::: |',::::::::|::::::::::::::::| ::::: | ',:}
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /ｲﾉ::::j : |:::::从::i!l　 '八:::::::::|l:ﾘ 'x::::/:::::::::::::::,'::::::: |　ﾘ　　　『……』
　　　　　　　　　　　 　 　 '´^!//^!:::l::::::|　V　　　 ∨:::ﾘl |　j∨ ﾘ:/:::::|:/ |:::::::
　　　　　　　　　　　　 　 　 人　 |l:∧:::{≧=ミ､ ＼　∨　　　　　 /!::/::::/lｲ::/　　　　　『ちょっと楽しそうじゃん』
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /´＼v'　V《乂:::ノﾞヽ　　　　x=＝ミx／: : :|/ !/
　　　　　　　　　　 　 　 　 ノ{　|ｲﾘ｀ ヽ∨￣´　　　　　　 乂メｲ/W从::{ ,/'　　　　　　『絶対数が少ない僕らを助けてくれる正に救世主だね』
　　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ　i!　∨　　∧ 　 　 　 　 　 |　 ￣　/´　　 V/
　　　　　　　 　 　 　 ／/......|　　'.,　　　 ' ,　　　　　 　'　　　,ｲ
　　　　　　 　 　 , ＜ ...,'.......∧　 ∧, 　 　 ＼ ｀ｰ ニｱ'　 ,／ }､
　　　 　 　 , ＜´　.....................∧　　＼　　　　＼、　　,イj　 } |..＼
　　　　.／　.......................................＼　　｀ ､　　　　｀／ }j　' ノ /...... ＼
　　 .／......................................................＼　　　＞　､/　　j',／　/.............. ＼

　 　 ＼＼　　　　　　　 ヽ　|　 　,　'　　　　　　 ト､　　二ﾆ-､　　　＼ミ=-
　　　　 ＼　 　 r‐　--　　 ､,　 '　　　　　　　　　　 ｀ミ　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　ヽ 　 }　　　　　　　 　 　　　　　　　　／　　ミ　　　 _　　　　 ﾑ
　　　　　　　 ﾏ :l　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　 ミ　/　 ヽ　＼-=≧
　　　　　　　　ﾏ | 　 　 　　　　　　　　　　／,ィ笏 ７　　　｀ /⌒, Y 　 l
　　　　　　　 　ヽ| ＼ 　 　 　 　 　 　　／ ハぅソ '　　　　　　ノ7 } . 　|　　　　その通り
　　　　　　　　　 ﾑ　 ｀,ﾓﾆミ､　 　 　 ´　　 ￣　　　　　　　r' ノ /　ト､}
　　　　　　　　　　ム ヽ乂ツ '　　　　　　　　　　　　　 　 　 __／ |ヽ}　　　　　皮肉にも我ら魔人の唯一無二の希望は――
　　　　　　　　　　　 :.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　 |
　　　　　　　　　　　　:.　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　 , | ∧ |　　　　　　　脆弱なる人類のやらない夫なのだよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,: 从　v
　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　｀　　　　　　　 , 　 　 　 ,:: 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　- =　 　　　　　 　 　　 　 ト--､ __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｲ　　 　 ﾑﾆﾏ }_: :｝
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 >　 　 　 　 　 ／/ 　 ,ィﾆﾆﾆｱ. : : ヽ: :ヽ_＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {ﾆﾆlヽ ＿ 　 ／ r==ﾆ二ﾆア . : : : :}: : Y: : : : :
　　 ,＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／ マﾆ!┌────┐r'. : : : : : : : :./: : : |: : : : :
　　 .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾏ|｜　 　 　 　 ｜|: : : : : : : :／. : : : :|: : : ::
　　 .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i! |　　　　 　 　|=ヽ: : : : ／. : : : : : :.|: : : ::

　　　　　　　　　　　　　 　 ,,/
　　　　　　　　　　　　　／ /　　　　　　ノ|
　　　　　 　 　 　 ／/ '　　レ´￣￣￣ ∠＿＿
　　 　 　 　 　 ／ ./　　／　　 　 　 ／　　　　　￣＞
　　　　　　　　|　　 　 /　　　　　　　　　　　　　 ＜
.　　　 　 　 |ヽ|　/　　　 ／　∠__／　―　 　 　 　 ＼
　　 　 　 　 |　 /　/| ／/／　　　|　　 ＿　　　　　 　 ＼　　　　その為にアルトリウスと早急に合流する
　　　　　　　|ヽ|　/ ´　 '´　　　　 レ ´　　ゝ―　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 |￣｀'　/　　　＿ノ　　￣ ≦､　　　　　　､――｀　　死に物狂いでやらない子を探し出すぞ
　　　　　　　 }　　 /　 ,,ｨ'´　　　　　　　 ＜ヽ　__ 　　　|
　　　　　 　 / 　 / ∠/　 ＿__ノ　　　　　 ｀ｰ´ - ヽ　　|　　　　　だから孕ますのは全てが終わった後にしてくれ
　　　　　　 〈=ヽ　　　　　 ￣　　　　　　　　　( __,　|　　＼
　　　　　　　代ﾊ　　　　　　　　　　　　　　 　 '　　 |　 |￣
　　　　　　　 ヽV|　　　　　　　　　　　　　　　 ｒ‐'／ 　 |
　　 　 　 　 　 |ノ　　　　　　　　　　　　　　　/｀〈　　|ヽ|
　　 　 　 　 　 ヽヽ　　＿＿　ノ　　　　　　　　　 V　|
　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　/　　　 　 ∨
　　　　　　　　　 　 ＼　　　　　　　　 /　 /　 　 　 |
　　　　　　 　 　 　 　 ｀､　　　　　 ／　 /　　 　 　 |
　　　 ＿＿＿　　　　　　ｰ ┬　´　　{三三三三三;}
　／::::::::::::::::::::::＼＿＿＿__「￣￣￣二|三三三彡;;|＿
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　 -=ミ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ヽ`ー=≦::￣￣｀ヽ}::レ- ､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ､_,.:::-=≦:::::::::::::::::::::::::ヽ:＼￣`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::/:/::/!:::/::::ﾊ::::::::}::::ハ:::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／／/:/メ､|/::,ｨ升ミ､/:::::::::|:::::::|:!　　　『また先延ばしかあ』
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /／　/:∧::{_/!:/　 j/j/|::::::!::::|:::::::N
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〃　　|N 八灼j/　代z刈:::::爪:|:::::∧　　　『まっ、でも限界まで我慢した方が気持ち良いって……』
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {　　　|! !jハ{ ヽ　 　 　 ,ル'r^Y::从
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 八ヽ-_､_,.　　,. -イ∧「ヽ　　　『ジェイムスもよく言ってたしもう少しだけ我慢してあげるよ』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ´　　,.イ／￣￣￣￣]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ´￣＞'　／三三三三〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {　 ／/´三三三ヽ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞､V三三三三ﾆ彡'/ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | r＜三三三ニ=- ／三∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ＼三三ニ＝―／三三ﾆ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈　　 　 ＼三ﾆ=-＜三三三三ハ
　　　　　　　　　　　　　　-､＿＿＿＿_,.　 -=≦￣＼　 　 　 V‐＝≦三三三三ﾆ:|
　　　　　　　　　　　 ／//o/o/////////////////∧　　　　〉ヽ三三三三三三 |
　　 　 　 　 　 　 ／　〈/////三三三 ＞＜/////// ∧　 ／　　〉O三三三三三:!
　　　　　　　　／ ／　 V///ヽ三三三三三 ＞､―＜/／　　　　 }三三三=/三三!
　　　　　　 　 | /　　／∧ {三 ＼三三三三三ﾆ ＞＜ ｒ､　　　　/O三三／三三∧
　　　　　　 　 |｜! /| /　＿ヽ三ﾆ＼三三三三三三三＼＼　 _厂三三三三三 / 》
　　　　　　　　{ﾉ// :!j≦三三＼三ﾆ≧=ミ､三三三三三ﾆ＼＼O三三三三三./=/
　　　　　　 　 {/´　 /三三三ﾆ,.ヽ三三三 ＼三三三三三ﾆ∧ﾆ＼三三三三/=/
　　　　　　　　　 　 {三三三／///＼三三三＼三三三三三∧三 ＼三三=/=/
　　　　　　　　　　　 ＼三 〈￣＞､///ヽ三三三＼三三三三 ∧三三＼_／ 彳
　　　　　　　　　　　　　＼ニゝ―､〉// ハ三三三ﾆ＼三三三ﾆ∧三三三三ﾆ!
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼|　　 V/// ∧三三三三〉三三三三＼三三三ﾆ!
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　 　 ﾄ､/// ∧三三三/ ＼三三三三 ≫＜三ﾆ!
　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　 {　｀ヽ// |三ﾆ＞' 　 //ヾ＝＝＝＝≦ ‐┐
　　　　　　　　　　　　 　 　 | { ! ∧〉　　　＼レイ-'-､ /////》　　 　 　 !　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　 ＼! {　　 　 　 　 ヽﾉ_ ≫//∧彳」＿＿＿_」-‐ ┼ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽj}　　 　 　 ／_ン三 ／V三ﾆ〉￣ ／ 〈＿＿|　 /＞―　　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 __{三三彡へﾆ|三 「〈／　　　〉＿__:＞/＼　　　　 _＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿__／　 ￣￣　　／ V三|. 〉　 ／ 〈／　/ :〈　 /　≧=-/　/
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　　　　 　 　 　 　 　 └‐┴r＝≦〈　　＼」_,　　-=≦〈`ー'　:〈／　　／〉/　　　 /､.＿＿_/
　　　　　　　　　　　／￣￣〈／ ／〉　　　　　〉 　 ／〈　　　　 〉　／　〈/ 　 　 /　 　 　 /

　　　　　、_　　　　 ｀ヽ、,　　＿＿｀ヽ、
　　　　　　 ｀ヽ三三三へ三三三三ヽ}ﾍ
　　　　　_ ＝ニ洲州州州州州州州州弋=、
　　　 ´"／洲州州州州州州ﾘ州州州州ヘ｀ヽ、
　　　 イ㍗州从州州ﾚ州州州州州州州州ヘ,
　　 ｲ/" /"从州州ﾚ'ｲ州/|ﾚ'州州州州州ﾊ州;　　　『善は急げ』
　　ｲ"　/　从州州ﾚ /州"州レ'/ 州/州州州li|;
　 ,'　　' イ从州从 ｀__〈ﾐ　州"/＿ﾚ' /州州州ﾚ|　　　『早速出発と提案したいところだけどさ』
　 '　　´ノ州州州|!く辷ﾘヽレ' ;〃辷ﾘ＞州州从,'
　　　,イ""イ从州|,　　　　|　　　　　从州州州|　　　　『さっきから俯いているソレは大丈夫なの？』
　　´　　´　|　ﾚ'|　ﾍ　　　 ｀　　　　´ 从ﾚ1ﾏﾊ从
　　　　　　　　! ;　 人　 ヽ＝＝-'　 /ﾚ'＿>イ||　　　　　『耐え切れず力尽きたんじゃない？』
　　　　　　　　!　　/~ ＼　　~　　　"／/从
　　　　　　　　　　 ＿＿|＼＿_ イ "　/∨
　　　　　　　　　　{　　　￣￣￣ヽ /~弋、
　　　　＿＿＿_ へ三三三三|　　|　　_　＞
　　　 /三ヽ三三三三三三/ﾘ　　|　/三ﾌ{
　　　/三三ﾍ三三三三三三|　　.|　i三三{
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三三三三三レ'三三三三三三三三三三三i三ﾊ
三三三三三人三三三三三三三三三三三|三U＿
三三三三イ三三三三三三三三О三三三|:::::::::::::::＞
三三三／ ヽ三三三三三三三三三三三/i!::::::::::::::::::{

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 从／￣/／ヽ　￣ミヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　l　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨　　　　　　　　 ,　 _　　￣ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　, 、、、,r '´　　　 l　　　ミ=-　　　大丈夫、まだ数日しか経過していない影響だ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ∨　 　　　　　　　 ,｀ﾐ ,z- 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ __ 　 　　,r',ﾆﾆ、　 〈　 }　　　　だから適応しきれていないだけさ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾑ,ｨﾆヽ 　 　 　 　 　 / ソ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾑ 　　|　　　　　　　Y.W　　　　なっ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　　ヽ　ヽ　 　 ,　　ｲ .|ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ ￣ 　 ／　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,、__ 　 　 　 　　,--=　ー　 r===='ﾆl
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ム: : : : :.≧=--=': ヽ| ﾄ----+=ﾆﾆ==-￣ヽ_
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／: | |: : : : : : : : : : : :ヽ〈!.|　 　 　 |: : : : : : :＜: :｀=-. . .
　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : : :| |: : : : : : : : : : { i }/ .ﾏﾆ=---|: : : : : : : : : : : : : : : : : : ≧=-
　　　　　　 　　 　　 　 　 　 /: : : : :l l : : : : : : : :{三※ミ=　ﾆ彡ﾆ/{ i }: : : : : : : : : : : : : : :／: : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　r=': : : : : : ヽヽ/: : : : : : : :{!i!}ﾆﾏ ﾑ｀ﾆ{三※彡}: : : : : : l : : : ／: : : : : : : :l
　　　　　　　　　　　　 ｨ': : : : : : : : : : :.Y: : : : : : : ﾉ.{!i!}ﾏ ﾑ二ﾆﾆl: {!i!}: : : : : : : : :.| : /: : : : : : : : : : |
　　　　　　　 　 　 ｲ: : : : : : : : : : : : : : l: : : : : :／.二ﾆ/ /ﾆﾆﾆ二|: {!i!}: : : : : : : : :|:/: : : : : : : : : : : |
　　　　　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : :.|: : : ／ﾆﾆﾏ´　　 ｀マﾆﾆﾆヽ: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : :〈
　　　　　　　 /: : : : : : : : : : : : : :≧=-'.|: :/ﾆﾆ=´　,ｨﾆﾆﾐｯ､　ﾞﾐﾆﾆﾆﾑ: : : : : : : : :.|: : : : : : : : : : : : : :}
　　　　　ｒ= ' : : : : :l: : : : : : : : : : : ノ　 |:/７ ﾑﾏ ムﾆ/ﾆﾆム ﾄ、｀ヾﾆﾑ: : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : :.|
　 　 ,.ィ´: : : : : : : :|: : : : : : : : :.／　　. {ﾆ7 ﾑ{　〈ﾆﾆ{ﾆﾆﾆﾆ} }ﾆﾆﾆ ﾆﾆﾑ: : : : : : :ト: : : : : : : : : : : : ::.|
　 /: : =---=ヽ、l :|: : : : ＞ ´　　　　　ﾄ、l {ﾆﾑ　ﾏﾆ{ﾆﾆﾆｱ丿二ﾆ ﾆﾆﾆﾑ : : : : ∧: ヽ: : : : : : : : : : :.|
../: : : : : : : : : : : ヽレ'　　　　　　　　　 |ﾆﾑ ﾏア ムﾆﾆｲ´ ｲﾆﾆﾆｱ ﾆﾆ==.ﾑ: : :./　.ﾏ : ヽ: : : : : : : : : :|
.{: : : : : : : : : : : : : : ヽ.　　 　　 　 　 　 |ﾆｱ ﾑ .〈ﾆ/ﾆﾆﾑ ﾏﾆﾆ='　ｲ==ﾆﾆﾆﾑ:ノ　　 ﾏ: : : : : : : : : : : : |
.ヽ: : : : : : : : : : : : : : ム　　 　　　　　　|ﾆﾑ ム ﾏ{ﾆﾆア ｨ=＝ｱ .ｲﾆﾆﾆﾆﾆア　　　　 ﾏ: : : : : : : : : : : :∨
　　＜: : : : : : : : : : : ヽ.: ≧= 、　　　　 |ﾆｱ ﾑ　〈ﾆ{ﾆﾑ ﾏﾆﾆｱ ﾑﾆﾆﾆﾆﾆｲ　 　 　 　 ヽ: : : : : : : : : : : :∨
　　　　ヽ: : : : : : : : : : : ヽ : : : :｀z 、 r‐|/ .ムﾑ　ﾏﾆｱ ｨ===ィﾑ ﾏﾆﾆﾆ二|＿　　　　 　 マ: : : : : : : : : : :∨
　　　　　　　＜: : : : : : : : :｀ヽ r=- ､/::::≧=ｭﾆム=-=ｲﾆﾆﾆﾆﾆﾑ_ﾏﾆ=-≧:::∧　　　　　　ヾ: : : :/ : : : : : :l
　　　　　　　　　　｀ ー: : : : : :.l　　./::::::::::::/.|ﾆｲ.ﾆニﾑ.ﾏﾆﾆﾄ￣::::::::::::::::::::::::::∧　　　　　　　}: /: : : : : : : :∨
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　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : : :/: : : : |ニニニニ|.＼ﾆﾆﾆ|: : : : : : :.|: : : : : : : : : |　　　　　〈: : : : : :|: : :.ﾉ
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.　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　もう一度会って話したい
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.　　　　　 　 /´ ::::::::::: |　　　 　｀ ⌒ ´　　　 |::::::::::::::::￣::ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　'' "　　　　　 ヽ―‐
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　　　　　　　／／　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　　　　　ヽ
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.　　 　 / /　　　　　　　 　 ﾊ /|　　　　　 `､　　　　',
　　　 / /　 　 '　 　 i　 　 ｉ　　　　　　　　　`､
　　　,　,　　　 　　　 l　 　 |　　 ',　　　　　　　　　　　　　　 ', 　 i
　　　i　ｉ　　　 ｉ　　　l　 　 |　　　',　　　-―一 | |i　　ｉ　　　　　 |　　　　やらない夫
　　　　 ヽ　　　　 　 l￣￣| `　 　 ､'　　|＼ ＿|_|l　　|　_　　　　|
　　　　　 ｉ　　 | |　 人 |＿|_　　　　＼　| イ芯ﾊー一|/　ヽ　　　　　　　　まだ何か思う事があるの？
　　　　　 |　　 |人　　从 h^心　　　　 ヽ　v ^ソ'　　 |< 　 i　　人
　　　　　 |　　 |∨＼　 ､ 乂 ソ 　 　　　　　　 /　|　 |ノ　/　　 　 ＼
　　　　　 |　　 |　 ､ | `　＼ 　 　　 　 　　　／ ⌒|　 | ／　＼　　＼　 ､_
　　　　　 |　　 |　　｜ ∧'⌒ 　 　 '　 　 　　　　　|　 |―　-- ＼　　{¨¨⌒
　　 　 　 　 　 | ､ 　| /'込　 　 　 　　　　　　　　 |　 |　 　 　 　 ＼　､
　 　 　 　 ＼　|　＼j　 　 iヽ 　 　 '　 `　　 　 ／ |　 | ＼　　　　　 ＼i
　　　　　　　 ＼　　　　　 |　|＞　　　 　 　 イ' 　 |　 |　 ､ 　 ―＝彡 |
.　　　　　　 　 　 　 |　 　 |　l 　 　 ｀¨¨´ 　 ヽ 　｜ 　 　 ＼ 　 　 　 人
.　　　　　　 　 　 　 |　 　 |　|ヽ　 }　　　＼　　ｉ　 |　 i　 　 　 ー-‐ 　　 ヽ
.　　　　　　 　 　 　 | 　 　|　|　 ∨　　　　　　 |　 |　 |＿＿　　　　　　　　 ＼

　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　／　_ノ　 ⌒ ＼
　　　　　　　　　　　|　（ ●）　（●） |　　　ある、山ほど
　　　　　　　　　　.　|　　 （__人__）　 |
　　　　　　　　　　　 |　　　｀ ⌒´　　|　　　周りには他の魔人もいる
　　　　　　　　　　.　 |　　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }　　　　途轍もなく困難だろうな
　 　 　 　　 　　　 　 ,､ヽ　　　　　ノ-､
　　　　 　 　 　 　 ／;;;i/　　　　　　'､!＼
　　 　 　 　 _,､-／;;;;;;;;|　i　 　 　　i　 i;;;;;ﾞ､-､_
　　　 ,-‐'''";;;;;<;;;;;;;;;;;;;!､_｀ヽ　 ､-'_／!;;;;;;ヽ;;;;;｀'';;ｰ;;-,
.　　　!;;;|;;;;;;;;;;;;;;;＼;;;;;;|'ｰニ_ー_ニﾞ／.|;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;!
　　　|;;;;;i;;;;;;;;;;;;／´;;;;;;|　　 　 　 　 　 |;;;＼;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;|
.　　 |;;;;;;;ﾞi;;;;;;;;;'､;;;;;;;;;;;;!─┐　　┌─.|;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;/;;;;;;;;i
　　/;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;ﾞ､;;;;;;;;;!　　l　　　l　 　l;;;;;;;;;;/;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;|








　　　　　　　　　　　　　　　　　,.-―-､　　　　 　 　 　 　 /⌒ヽ　　　　　　　　　　けれど会いたい、会わないといけない
　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　 ＼ 　 　 　 _,,..--､|　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　.l　　　　　　　 ＼.r‐＜::::::::::::::|　　 .|　　　　　　　　　　障害となる魔人は全て打ち倒してみせる
　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　__　　　 　 |:::::::|:::::::::::::::|　　..|　　　　　 ／ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ/::::ﾉ　　　　.|::::::|::::::::::::::_|　　 |ヽ､　　.／　 　.l　　俺の肉体がどれだけ悲鳴を上げ朽ちていったとしても
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ.__)　　　 |::::::|:|::::／ . |　　.|＿| .／　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ_ノ/ヽ:::l::ヽl／´/　　.|,,-''"　 ,,..-''´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::ヽ|::::::l　./　　　　 _,,..∠ --―''"´｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::::::|_,,..-''"　　　　　　　　　　　　　,,.-''
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /,.-''"　　 .,,.-‐-..,,__,--､"''=ﾆ二￣
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /::ヽ__,,..-''":::::::::::::::::::::/　 ｀''-..,,_ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::::::::::::/:::l:::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::/::::/:::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./:::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _/:::::::::::/:::::/::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.l　｀ヽ､/:::::/::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.|｀ヽ、/|／:.＼::::::::::::::::::::::::::::/|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.| 　 /: : : :l : : ＼::::::::::_,,.-''": :|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　ヽ /: : : : :|: : : : :｀''"´ : : : : : :|

　　　　　　　　　　　　　　 　　　-――-
　　　　　　　　　　　　　　'"　 　 　 　 　 　｀`丶､
　　　　　　　　　　　／　　　　／　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　 '　　　　,　　　 ／　　　　　　　　 ＼
.　　　 　 　 　 　 /　 　 ／ 　 　 ' 　 　　/／},.ｨ　　 　 `､
　　　　　　　 　 /　　／ /　　 /_:{＿_　/'　　　|　　 　 　 ',
　　 　 　 　 　 /　　'　　'　　 /／| ,／/ヽ　　__|　　 　 　 ｉｉ
　　　　　　 　 ' 　/　 __,'　ーｧ'示㍉ / 　 　　　! `　i　　 ｉ||
　　　　　　　 　 /　/ ^ｉ 　 :杙^ソ　 {　 　 ｨ示㍉　 j　　 |||　　　協力する
　　　　 　 　 i　'　人(,ｉ|　　ﾊ ｀　　　　　 ( ソ　 》　　 '　/jj
　　 　 　 　 /　／　へ|　 :ｉ　 　 　 　 　 '　　　/ 　 /　' 〃
　　　　　 ／イ i　/ 　 |　 :|　　 ､　 　　 　 　 /_彡 ｉ　 |/
　　　　　　　 ∨ , 　 __|　 :|､　　 　 　 '　　　ｲ/　/ |　 |
　　　　　 　 　{　 /{:.{ﾉ|　 :|: ＼ 　 　　,. ＜ _{　 , 　|　 |
　　　　　　　 人ノﾊ:.ヽ|　 :l---≧-＜ヽ 　 八　ｉ￣' 　j
　　　　　　　{ 　 r=ｉ:. :.|　 :|￣:.|≧=≦7 ／:. ∧ V　／
　　　　　　_　-‐':. :.＼:|　 :|:. :. |-=ニ 人＼:./ ∧ V⌒ヽ
　　　　／:. :. :. :. ＼ : ﾉ　 :|:. :. |-= ／-=ニｉ:./:_∧ V: /:ｉ:.
　　　/￣￣＼:. :. :. :,　 　 l＼rミ=｀`丶､-=| (V |∧ V:.:.|:.ｉ
　 　 {:. :. :. :. :. ＼:. :.　　　,:. r-ヽ}ｒミ_ 斗==（(>r,＜)) ､:.|:.|
　　　 :. :. :. :. :. :. :. :.ｉ　　|ﾉ:. 乂_ハ＜-=ニニ〈:.|　V:∧ :. : :.
　　　 `､:. :. :. :. :. :. :|　　|:. :. :. :.|　∨＼-=ニﾆ |　 }/:∧＼:.ｉ
　　　　 } :. :. :. :. :. : |　　|:. :. :. :.| 　 V : ＼-=ﾆi|　人/:∧　ｉ|

￣￣￣
　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　ヽ
　 　 し 　 　 　 　 ＼

　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　|　　　……！
　　{.　　　　　　 　 　 |
-'　　　{＿＿＿,　　　|　　　止めないのか……？
）　　　（　 ○　）　 　 |
　　　　　　　　 　 し　|
　　　　　ヽ　　　　 　 |

　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　 ノ　　　　　　　　　　｀`丶､
　　　　　　　　　'⌒ヽ'　　 　 　 　 　 　　 　 　 　 ＼
　　 　 　 　 　 /　／　　　　　　　　　　　　　 　 　＼＼
.　　　　　　　 ,'　 '　 /　　　　　　　　　 　 `､ ＼　　 `､⌒
　　　　　　　 '　 '　 　　　　　､　ﾊ　　　　　　 　　　　　〉
　　　　　　 /　/　　ｉ　　 |　　i∨::.　 `､　　　　|
.　　　　　 /　 '　'　 |　　 |　　{^⌒', 　 　 　 　 |　　}:　 ｉ
　　　　　 ' /　| i{　十 ―ト　 　 　 ',　　}　　　 '　　' 　 |
　　　　 / ,　　|八 _,,.x‐-ミ､　|　 一ト- ﾊ..,,_ /　 /　　 |　　　止めない
.　　　 / ∧　 ﾊ　ヽ　 f ﾋ'^}　|　　　x===ミ､　　ｨi　 　 |
　　　 { '　 　 　 　 jﾄ､i ｀¨ ´ ヽ　　　 }ﾋ^ｿ 》- /'|l　 　 |
.　　　　 　　ｉ |　ｉ: 八 ＼　　 ,　　　　 ¨´,.ノ　　 八　　ｉ|
.　　　　 　　| |　|/　 :､　　 ､　　　　　 ⌒>　/イ　　 ､八
　　　 　 　 j| |　|　　　＼　　　　 '　　 ／　//人　　〈⌒＼
　　　　　　八j_ノ 　 /／ ＼　　 ,,..　　/　/／:. :.＼　i:}
　　　　　　／/　　／:. :. :. :/¨´〉_,,,..::/　/:.／:.ノ⌒:＼|
　　　　　 ,:. /　／〈 :. :. :. :.i-=ﾆ=-: /　/ノ -―‐--=ミ＼
.　　　　 /:./　/:. :. :.ヽ:. :. :ハ=〈 :. /　/／:. :. :. :. :. :. :. ヽﾊ
　　　　/:ノ　/:. :. :. :. } :. /=人=} /　/':. :. :. :. :. :. :. :. :. :. Vｉ
　 　 ／ 　 /:. :. :. :.r=ﾊ_{=/===l'　 , :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. : |
　　〈 i{　　 {:. :. :.ﾍﾉ /{_=/===/　　 :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. |
　　　 | 　 ':. :. 乂夂<ﾉ_ﾉ===〈:.:|　 ｉ:.|:. :. :. :. :. .: :. :. :. :. :. :|
　 　 人　ｉ:. :. :／　} : '=== こﾊ:|　 |:.|:. :. :. :. :. ／:. :. :. :. :∧
　 　 　 ヽ:. ／ /　' :. l====/　|:.　 {:. :＿＿／:. :. :. :. :. :. :.ノ
　　　　　 |:.＼＿/:. :.:|===/ / |∧　､:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.:/
　　　　　 |:. :. :. :. :. :. l==, 　　 |: ∧　＼:. :. :. :. :. :. :. :. :./

　　　　　　　　　　　　　　_____
　　　　　　　　　　　 ／ ￣ ￣＼
　　　　　　　　　　／　　　 　 　　＼　　　……上は絶対に許可を出さないぞ
　　　　　　　　　　| 　　 　_,.ノ '(ゞ､_|
　　　　　　　　　　.|　　　 （ ー）ヽ ヽ　　　　だから俺は黙って単独で行動するつもりだった
　　　　　　　　　 ノ| U 　　（___人_＼＼__
　　　　　 ____-‐./l l|、　　　 ｀⌒（⌒_　　 ＼
　　 ,,-=ﾆ_::::::､::l ::::!ﾉヽ 　　　　　し「、　　　 ＼
　 / ::::::::::: ヽ::::::)::::::|　｀ヽ.　___´ノ ヽ ヽ、　　　i
　i :::::::::::::::::: ヽく::::::::ヽー＿＿＿_l:::::〉::::）_______l_
　l :::::::::::::::::::::: ヽ:::y:::::ヽー―---!:: /::::| ::::::::::::::: |
　 ! :::::::::::::::::::::::: l::::＼::::ヽ　　　　l::: l::::: | ::::::::::::::: |
　 ヽ :::::::::::::::::::::::: ヽ:::＼::l　　　　l!::: l:::: | ::::::::::::::: |





　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　,.　 '"　　　　　　＼
　　　　　　　／　　 　 　 　 　 　 　 `　､
　　 　 　 ／／ ／　 ﾊ:{　　　　　　＼　 ヽ
　　　 　 ' ,　 　'　　 :'^^ヽ　　　 `､　　ヽ
.　　　 / /　 /　　　 ｉ　　',　 ___|__　 　 　 　 ',
　　　/　'　 , 　　 _i__|　　 '　 / lヽ ﾊ 　 　 　 ｉ　　　当たり前だよ
　　 　 八　 　　　从|　 　 ∨ｨ示ミ ｉ　 i　 　 |
　　　　　 } l　 　 i{ｨ示ﾊ　　　　ﾋ^ﾘ》　 |_　|　|　　　だから私も黙ってキミと行動するつもりだった
　　　　　 |人 　 八　vｿ 　　　　 　 '　｜) |　|
　　　　　 | 　ヽ 　　ゝ　　 ' 　 　　/ｨ　 |ノ |　|
　　　　　 |　　| ＼込　　 ､　ノ　 　 |　 |_ 人人
　　　　　 |　　|　 |i　个 ., 　 　 ,.イ/|　 | }　 |
　　　 　 人　 |＼l／:. :i二う爪 -= , 　 |∧_ﾉ
　　　 　 　 ＼|／:. :. :.人二/二= /: 　 |:. }:.＼
　　　　　 r '":. :. :＼:.}ﾆ-＼二= /:　/| |:/|:. :. :.｀`: ､
　　　　　 |:.| : : : : i　＼二二==/:　,:.:.| |:./:. :. :. :. ／＼
　　　　　 |:. :. :. :./|　|〕zzzzzｚ/:　/ユ| |:. /:. :. ／:. :. /
　　　　　 |:. :. : /:｜ |二}ニ-/:　∧:.:.:| |:/|: ／:. :. : : i
　　　　　 |: : ∨:L:| , 二∨_/:.　ｲ__}:.八 V:/:. :.／:. :./
　　　　　 }:. :/:. :. :| ｉニ_/_/:. /:. :. :. :. :.} ｉ,:. ／:. :. :.,
　　　　　 |:. i:. :. :. | l= /_/:. , :. :. :. :. :. :| |:. :. :. :. : /
　　　　　 |:八:. :. :.| ∨_/:.　ｉ:. :. :. :. :. :.:| |:. :. :. :. :.ヽ
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　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　 ／　　 _,.ノ　 ヽ､_
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　　　　　　　　　　　＞-――＜ー、
　　　　　　　＞≠'"　　　　　　 ｀''''ヾ- 、
　　　　＞'"／　　　　　　　、　、 ヽヽ＼ヽ
　　　／ ／　 ／　 /　rvﾍ　ヽ ヽ　ヽ ゝゝゝ
　　　 ／　　/　　 /　 ハ;;ﾍ　 ',; ;　　;　!　　ヽ
　　　ヽ　　 /!　　 !　 {　　　}　 jﾊ　 ﾍ .!　 　}
　　　　',　 ;: :;　 _,ﾊ-‐}‐　　}―j-}-、 } l　　 j　　　私は思うんだ
　　　　j　 ハ{　　iｨf六ゞ 　 jィfﾃミゞ_.j j　　/
　　　 .,'　/　ヾ￣ヾ.ヒﾘ 　 ノ　,ヒｿノ:}ノj 　/　　　　やらない夫のその行動はさ
　　　/　 ;　 }ヽr}ヾヾ 　　 、　　　 ノj　j〉.八
　　 （　　ハj　 ヾ ﾄ、　　　　　　　 /!　ﾊｲ　)　　　　人類に大きな価値をもたらす可能性があるんじゃないかって
　　　ヽ　j ヾ{　　} }j＼　　" ｀　.イi| | .ｲヽ ノ
　　　　ヽ{　ヾ　 .}　|　 ｀}＞ '"　 |＾＾!　{ノ ヾ
　　　　　ヾ　　　j　.|　{^}ヽ___.,,ノ}: : j　|,_ヾノ_
　　　　　　　　　j　 !ｨ": }ミニﾆｲj: : j　}: : : : : ＼
　　　　　　　 _.ィ! ./: : : /三ﾆ三j: : j　j: : : : : : : :ヽ
　　　　　　　/: ://: : 大ー---ー大j　!: : : : : :/: : :ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　'" ￣￣`ー
　　　　　　　　　　　　　 '"／ 　 　 　 　　 　 ＼
　　　　　　　　 　 　 ／／　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　 /　 '　/　　　ﾍﾍ　　　 ＼ 　　 ',　　　やらない夫の妹
　　　　　　　　 　 　 〈　　　　　j| 　 ',　, 斗ヽ＼
　　　　　　　　　　　　ｉ　 |　―从‐　 '　 x≠ミ　＼ i　　　――やらない子ちゃんとなら助け合って生きていける気がするの
　　　　　　　　　　　　|　 l　_,{ x=ミ､　∨　vリｉ 　　＼
　　　　　　　　　　　　|　人 人　vリ　　 　 　 从；　 ^＼　　あの子は魔人に囲まれ外で暮らしていた
　　　　　　　　　　　 ,　　ｉ　ヽ ヽ 　 　 '　　　 /　|　{
　　　　　　　　　　　 { 　 |＼| 　 ト　　‐　'　 ｲ　｜ﾉ　　　　　そんな過酷な偏った環境で生きてきたのに自分で考えて答えを探してる
　　　　　　　 　 　 　 ＼ |　 |　ﾊ|:i:i:ｉ≧ー:'￣|　 |―　　､
　　　　　　　　　　 　 　 ＼ ,　 |从/: /|人_／|　 |: : : /: :ｉ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　 ／: : ノ彡 : : : |　 |: : /: : :|
　　　　　　　　　 　 　 　 / ／: : ／/／: : : : : ､　 ､: : : : |
　　 _　　　　　　　 　 　 ／: : : ////: : : : : : : : :.　 ｉ: : : : : .
　r//＿＿　　　　　　 /: : : : :///ｲ: : : : : : : : : :|:.　: : : : : :ヽ
　〈 {-{-{-┴ 　 　 　 ∧: : : ノ//'八: : : : : : : : :人ｉ　､ : /: :人
　 i//// へ/,〕　　 　 /ゝ : {///{＿＞――＜_ノ,|　 ∨: : : : :)
　　￣＼-=彡へ 　' /　| r|/＼/'≧―┐{Ｅ{i/// |　　|／￣〈
　　　　　￣＼　　// |　|ﾉ:|／| ＼////|ー=〈/ / |　　|ｉ
　　　　　　 　 ＼, , 　|　|　| : : Y: : ￣ : : : : : v{ｉ　|　　|ﾊ　　　ｉ
　　　　　　 　 　 ｉ i､ 从 Vﾞ: : : :|: : : ＿: : : : : }ﾉ 从　 i　ｉ　 　 |
　　　　　　　　　 V　＼ /: : : : :l／: : : : : : : : :∨　 i 人 | 　　 |
　　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : :/ー: : : : : : : : : : . 　/ i_　|　 　 |

　＿　-―…━…
'　　　　　/　　　　　　 ｀`丶､
.:./　／　'　　　|　　　ｉ`､　 　 ＼
/　/　 　 　 　 |　　　l　 　 　 　 ＼
　.:'　　 | j|　　 |　　　|j| ｉ　　　　`､ ＼
/ :ｉ　　 |从_＿ﾊ　　 /'| |　 　 |　　',
:i:ｉ:|　　 |,.斗=ミ i ヽ '　| | 　　 |　　 }
ノ_|　　 杙r';;ﾘ　|　/ _,.|ヽ　　 ,　　 ,　　　だから苦しくて痛々しいほどに悩んでるんだよ
　 |　　 |　　　｀ | '　fｿ从　　/　　/
乂|　　 |　　 　 　 　 > } 　 /　　/　　　　優しい人ほどそうやって悩む
　 |　　 | 　 `　　　_　 人　' |　 ,
＞|　　 |ヽ 　 　 　 ／} 　　 |　 ｉ　　　　　やらない夫と同じようにね
: : |　　 |:. ト　 .,_ ｲ:. i:.∨　/|　 |
: : |　　 |:. | {:. :. :. :. ﾉ :. 〉ｲ ,' 　j
: : |　　 |:７ v― ､:. ＼:.{　|/ } /
＼|　　 |:. ＼　ー∨:/:⌒:. :.＼
: : |　　 |＼:. :.‐┐ V:.|:.|　|:./:.:.＼_
､:.:|　　 |:. :. :.￣:＼､＼:＼/:. :. ／:.}
: V　　∧:. :. :. :. :. :ヽヽ`､: `:. ､:. :/:＼
:. i　　 :. `､＿＿ :. :. :. }i 〉:. :. :.V:. :. :. ＼
:. |　　ｉ:. :. :. :. :. :. :. :. :. 〉'‐-:. :. }i:. :. :. /: ＼
:. |　　|:. :. :. :. :. :. :. :. :/ :. :. :. : 八:. : /:. :. :. :.､
:. |　　|:. :. :. :. :. :. :.＿{__ :. :. :.ｲ＿:＼:. :. :. :. :. ＼
: i|　　|i:. :.￣:. :. :. :. :/:. :. :.〉 /＼:. :. :＼:. :. :. :. :. :.
:八　 从:. :. :. :. :. :. :.ｉ:. :. :. ∨　　＼:. :. :. :. :. :. :. :. :ヽ

　　　　　　　　　　　／ ￣￣　ヽ
　 　 　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　|　　　　　 　　　|
　　　　　　　　　　j　　　　　　　　/　　　……ありがとう
　　　　　　 _,.-＜ﾞ_‐-､ i　　　　 /
　　　　 _／　　　 ,.-｀''｀ヾ. 　　/
　　　／/　　　 ,/　 ／￣ヽ_ ノ
　　/　/　　　（　|　　/　|　|
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　|　 l　　　　　 /　/　　　〉!
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　　　　　　　 //　　　　/:::/
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　　　　　　　/ 　 　 __/:/
　　　　　　　| 　 　 彡l､!

　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　／ 　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　|　_ノ　　ヽ､ 　 |　　　　やらない子は人類にとって唯一無二の希望かもしれない
　　　　　　　　　　　　|　（ー）（ー） 　|
　　　　　　　　　　　　| 　（__人__） 　 |　　　　　俺は彼女と共に俺達の新しい生き方を模索していきたい
　　　　　　 　 　 　 　 l　　｀⌒ ´　　 }
　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　./　　　　　　今後の人類の為にも、彼女の為にも……
　　　　　　　　　　 　／:ヽ　　　　.ノ,'ヽ､--､
　　　　　　　 ,.-‐,ｨ‐"/ゝ.ヽ.＿__ノゝ::::::::ヽ､:::ヽ.
　　 　 　 　 /／::_,､/,';;;;;;;ﾞ;;;;;;;;;;;;;";;;;;|:ﾞ､::::_::ゝ､ヽ.
　　　　　　ﾉ:::i￣／/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l::::/::::::::::::l:::ﾞi
　　　　　/:::: /::::｀ヽ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|／:::::::::::::::l:::ﾞ,
　　　　　|:::::|::/::,ｨ '";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ､::::::::::::::::/::::､
　　　　　l:::::;/:/:　 :|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::l::::::ﾞ,
　　　　　i::::/,':　:　 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lﾞ,::::::::::::::::ﾄ::::::}
　　　　　〉/,':　:　 :/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ヽ.::::::::::::::::ゞｲ
　　　　/::/ﾄ:　:　: ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ､ヽ::::::::ｲ::::::|
　　　 .',::::ﾞ､ヾ:　:　 :l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ:ヾ::::l::::::|
　　　　',:::::l /:　:　:|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:　:ヽ:::::|
　 　 　 ',:://:　: .ィ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:　:　: ＼
　　　　 }/ }:　: /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:　:　:　:　〉

　　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　 　　 　 , ィ 　　　　　　　　ヽ
　　　　／　　　　　　　　　　　丶
　　　 /　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　 　 7 　　　　　　　　　　　　　　 i
　 　 | 　　　　　　　　　　　　　　　!
　 　 i:ヽ､＿＿＿,´ ｀､,＿＿＿_,ｲi　　　　　結果を気にしてたらこの世界で前へとは進めない
　 　 !　|　|::::::::|　|　　|　|::::::::|　|　|
　　　'　ﾍ､｀ー´ノ　　 ､ ｀ー´ ノ　,!　　　　一歩先すら暗闇に包まれているこの世界では明日生きてさえいれば最善さ
　　　i　 　′　　　 |　　　　 ヽ 　 i
　　　i 　 ヽ ＿＿ノヽ､_＿__ノ 　 :i　　　　　俺は迷わない
　　　|　　　　｀ー――一'　　　　j
　　　ﾊ　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　今迄途方もない苦しみや痛みから耐え抜いてきた自分自身を信じて進む
　　_,.....|ヽ　　　　　　　　　　　,ィ,'__
　7::ヽ､i　 ＞　.　　 　 　 . イ/　i>＞､
　j::::::::＼　　　￣　￣,' 　 /i-､ ／:::::::ヽ
./:::::::::::::::i　　　　　 ノ　 / 　　/:::::::::::::::::＼
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::::::::::::::::::::::|--ヽ､＿＿,--―j::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::＞-､
:::::::::::::::::::::::|ーヽ､＿＿,- ―i:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::／::::::::::＼
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　 　 　 　 　 　 ／　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　／　／　/　　 '　　　　　　　　　　 　 ＼　　　　',
　　　　　　 '　　/　　'　　 /　　 　 ﾍ　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　ｉ　　'　　/　　,　 /　/ //|∧　 　 |
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　　　　　　　　　　　　/　 ' 　' ｉ {　　　 |　　 ﾊ　　　|　 |　　　　|
　　 　 　 '　 ｉ　ｉ　i　 　 トｉ　 |i_V　　　,,l 　 /_ 　 　 |　 |　　　　|　　　　　……頑張ろうね
　　　 　 ' 　 |　|　|　 |x≠=ミ､　　　　斗ャ=ミv　　 |
　　　　/　|　|　|　|　 |　hw刈　 　 　 　 hw刈　　/'|　'　　　　/　　　　　皆の為に、やらない子ちゃんの為に
　　　 ,　　|　|　|　|　 l　乂'^ｿ　　　　　　v　 ﾘ,　/　|/　|　 |　'
　　　 ｉ 　 |　|　|　|　 |　　　　　　,　　 　 ｀¨´/ /　ノﾞ　 |　 |/
　　　 | 　 |　| 八 |i 从　　　　　　　　 　 　 / ｲ　 　 　 |　 |
　　　 | 　 |　|　　＼ 　 ､　　　､　　　　 　 /'ﾞi 　 　| 　 /
.　 　八　 　 |　　 |　　 | ＼ 　 　 　 ´ 　 　 イ　　 |､ / ∧ |
　　　　ヽ　　|　　 |　　 | i／＞..　　　　 '　　 |　　 ,／|　　ｉ ',
　　　　　 ＼　　　|　　／:. :. :./ﾊ｀¨´_　-=ﾆ7 　 /／:|　　|＼
　　　　　　　　 　 |　〈:. :. :. :. :ｉ-==ニニ ／/　　,:. :. :.|　 / 　 ヽ
　　　　　　　　 　 | 　 ﾄ :. :. :. l-=ニﾆ／　/　　/:. :. :.:| ノ＼
　　　　　　　　 　 | 　 | 〉:. :. /-=ニ〈:. :. /　　/:. :. :. :. ＼　 )

　　　 　 　 　 　 _　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　'´　＼　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／ _ノ　 ヽ､_ ＼　　　　この国の大事な人々とたった一人の家族を守りたい
　　　　 　 　 {　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　|　（ ●）（● ）　|
　　　　　 　 ∧　　　 　 ＼　　　　　　　　　　 　 　 |　　（__人__） 　│　　　亡くなった人々の為にも俺は限界まで全力で頑張る
　　　　　 　 　 ヽ　　　　　 ＼　　　　　　　　　　 　 | 　　｀⌒ ´　 　|
　　　　　 　 　 　 ＼.　　　　　＼.　　　　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 |　　　　イリヤ、いつも本当にありがとう
　　　　　　　　 　 　 ｀　､.＿,　　 ＼.＿＿＿＿___　 ヽ　　 　　　　/
　　 　 　 　 　 　 　 　 ノ　＼.　　　 ＼::::::::::＼:::::: ＼￣￣!　　　/
＿＿　　　--─‐　 ¨´　　,.､-―' 　 　 `丶､::::::::::::::::::ヽ::::::|ｰ─<:Τ￣￣ｱ
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