アンボワーズ　サン・ドニ教会前広場




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その日を迎えたアンボワーズには傍聴人が山のように詰め掛けていた。

沿道の通りを埋めたかと思えば、別方向では河の堤防まで行列は続いていた。


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工エエ|::.:.:旧:|::...|.::[].. .: :.ﾛ.::| ./:ﾊ.:..:: :|. .::.:: .:|::／／.:::::;＞|::::|/ﾍ｢ ｰ┴─ｰ|＿_;;|　| |〒|:. :[] :|:| .:::::::||＝|│｜.::.[]:::}iｌ|{´


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先頭はテントを自分で持ち込み、3日も前から泊り込んだといわれていた。

実際のところ、宿からあぶれた人が仕方なく野宿をしていたのだが、

それくらい多くの人が押し寄せており、市内の宿は全て満杯の状態であった。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,i}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 从!
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 从,ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/,ｲ/小、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.仏//小:ﾍ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／:.:.::｀ヾ,小ﾑｿ:ヽ.
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /:.:.:.::　　　 ｀~´　　 :.:.　　　　フランス国中の話題ですもんね
　　　　　　　　　　　　　　　 　 i:.:.:.:.:　　　　　　　　　 :',
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {:.:.:.::　　 _,,,,_　　 _,,,､､,,_L,　　乗るしか無い、このビックウェーブに
　　　　　　　　　　　　　　　γ=ミ ､ ,.r=＝＝ミﾆy＝＝x
　　　　　　　　　　　　　　　 ヾy:. ｀ヽ{::::::::::::::::::八:::::::::::ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾏ i　　ﾞ ､＿_:::ノ__.冫＝'ﾞ}
　　　　　　　　　　　　　　　　　｀.､　　　 ／,､ｬwwx,ヽ　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　_ ...',　　　彡K´　冫ﾈ. ﾉ
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　　　　　　　　 _　　　　ヽ　　 .',　　　｀　爻ｨﾊﾊﾊ爻 i　 .l　　　　 ヽ
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　　　　／γ ヽ　　　　　　 ',　　 ',　　　､　　 　 , '　 .!　　.l　　　　　,,}
.　　　/　 〈O O〉　　　　　　',　　‘，　　　　　　　　 ,'　　　l　　　　 《}
.　　 ,　＼└ﾟﾟ┘／　　　　　 ', 　 .‘，　　　　　　　/　　　 .l　　　,　 .!

　　　　　　　　　　　　　　　　行列の1番手／A氏

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今日は一連の審理の中でも、群を抜いた人出だった。

それもそのはずで、ヤラナイオ弁護士の予告により

当たり外れの心配が無かったからである。

言ってみれば“歴史的瞬間”に立ち会えるかもと皆が興奮状態なのであった。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f¨ﾞ!
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⌒!ｨ　　　　　　　 f¨ﾟ{　　　　　　　　　　　　　<´ 'ヽ　Vハ 　 |ヽ　Y¨!　|::::}ｲ { , -ー ､　　_ /¨>　 r-‐,､ <⌒!
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午後1時からの開廷に対して、遅くとも朝の暗い内から並ばないと入れないと言われていた。

つまり今から並んだところで、ほとんどの人間は外から様子を窺うしかないのだが、

それでも諦めて帰ろうとするものは少なかった。



　　　うぉー俺は諦めない！　　　　　　　　　　　　　　　いや俺だって同じだ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 x≠:.:ミ、
　　　　 　,､zxｚ 、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,{ 狂三ﾐ }z≠-ミ　　　 ＿　　ィ＝ミｘ　　負けねぇぞ！！
　　　　　 ﾄ，:::::::ﾊ　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ‘f　 ム-イﾊ ィ乍ﾊ　 ぃぐ/ミ=-}.ィ=-}
　　　　　fﾟ '^¨ﾄ､_L　-ミ　　　　　　 　 　 　 ,､ ｎ　　　　ア:::::::::::〈　ム＿ムz.〈災什ミ=-ﾑ_.ム_
　__,、　　ヒ　./:::::::{ ,､　 ヽ　 　 　 　 　 　 〈　` }　　 .／:::::;::::::::└ｧ':::::::::::::ﾄ，　ﾑ三匕_/:::::::::::::
.〈 .ハ　　　 ｀):::::::T:::::ヽ　ヽ　　　　　　　　　｀ヽ ｀ｰヤミ／ヽ:::::::ノ::::::;:::::::::::L人/::::::::::::::＼ｰ ､::
.　＼ ＼　　./ヽ::::::::::::::::ヽ　 ≧　　　　　　　　　｀丶}　└-- ` へ:／ヽ:::::::::::::::::}::::::::::::::::::::::＼
　 　 ＼ ｀¨ﾁヽ:>､:::::::::::::::}ﾊ入　　　　　　　　　　　　｀¨¨　ｰ― く::::::ry､:::::::::::::/::::::/:::::::::::::::::::＼
　　　　　 ー　' 　 ＼:::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　　　　　　　　＼L_ 　ー‐へ :/＼:::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　 ｀ヽ::::::::::::::::_ム　　　　　　　　　　　　　　　　／:ー::＝--　イ_／:＼:::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　｝::-‐:::´:::::ハ　　　　　　　　　　　　　 ／｀丶::::::::＞”::::::::::::::::::::::::ヾﾐ::イ
　　　　　　　　　　　 イ::::::::::::::::::::/::::|　　　　　　　　　　　　/　　　　> 厂｀丶,人::::::::::::::::::::}/:::::
　　　 　 　 　 　 イ::::::::::::::::::::::／:::::: !　　　　　　　　　　　〈　　　Z　〈　　 ∠:::::ムﾊ::::::::::::/::::::::
　　　　　　　　/　 ＞ｬ―‐　个---r′　　　　　　　　　　　ヽ／:::::ﾏ::ヤチﾊ ヤ￣　＼::/::::::::::::
　　　　　　　　'. ／:::::::｀ヽ 　 |　　 .|　　　　　　　　　　　　　　ヽ::::::::ﾏj　マ:ム ＼　　/７￣ ＞


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これだけの人が集まっただけに、どこか祝祭を思わせた。

街の住民やら目ざとい商人たちが、出店で一儲けを企むのも当然と言えるだろう。

教会前の広場一帯は、臨時の市場のように賑わっていた。


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　　　)　l><三(,,ﾟДﾟ).|　 　 　 ／／∈!,（*　´∀）')　　　　　　／/と_,ii. |.lﾞ:ﾞl《》＼＼
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　　　　　　　　　　 | |　 ／／〆）/|XXﾉ|;;;;;;;;;;;;;|　　　　　　　　　　U´ヽ)|`ﾉノ＠＠ ＼＼
　　　　　　　　　　 | |／／!.〆）/ !|　.__（＿）＿）　　　　　　　　　　　　 .|　 ＼＠＠＠＼＼
　　　二二二二二ﾐﾉ／ ∧ ∧　 /　.|新|　　　　　　　　　　　　　　　　ヾｿ__/￣~ヽ　　　＼＼
　　　　 | |l><三ﾟ<　　＿(；ﾟДﾟ) /　./|鮮|　　　　　　　　　　　　　　 　 i´｀i（・∀・*） .（()'）()＼＼
　　　　 | |<l><三;ﾟ<（　　）_ii_ii∧＿∧￣　　　　　∧ ∧　　　　　 　 　|;:;.:|ヽ　　　）＼ヾｿヾｿ__＼＼
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　　　￣| |￣￣|　ヽＸＸ))Ｘノ と/⌒　）　　　　　　ﾉ_,._,.ゝ　ｱﾗ　　　　（,∧∧ﾍ∧　＿ |＼〈;:'.:〉:'.:〉.:〉＼＼
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例1

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　　　　　　　　　　　　 　 |/　,　-／`∧ヽ＼　　ヽ |
　　　　　　　　　　　　　/／　　/　 /　ヽ　　＼　 `ﾄ
　　　　　　　　　　　　／　／　　　　 　 ヽ　ヽ `､　ﾊ　　　　　　　　少し肌寒くなってきた季節だ
　　　　　　　　　　　 /　 /　　/　　　　　　＼　　l　.ﾊ
　　　　　　　　　 ／`ヘ　/　/　　　 l　ヽ　　 ＼　|　.ﾍ　　　　　　　うちの麦の粥で暖まって行くといい
　　　　　　　　∠,　　 ,　ー､＿　　　|　　ヽ　　＜ヽ　.ﾍ
　　　　　　　　　彡　　, ー_､_ ／| / ヽへ'＼　　　Y ヽ＼
　　　　　　　, @工工工/√ｒ┐ ﾚ　　`,　ヽ　 ヽ　 }. 　ヽ ＼
　　　　,-＜　　　 l~Y / / /　l`ー'-| /　}　l　l　} / ＼.　 ヽ ＼
　　　f　　　ヽ　　 ` {　　　　 ﾍ　　 }/l　/ /　! / 　　　 ＼　ヽ ＼
　　　{　　　　ヽ　　八　　　　　∨`ｰ/／,ノノ ｲ 　 　 　　　＼ ヽ
　　　l　　　　　　 /　 ＼　　　　 l　 " 彡イl.l　| 　 　 　 　　　 ＼
　　　`、　　　　　l/ /l　,ヘ 　 　 L　＜　.川　ｌ 　　　　　　 _ .-　}
　　　 ,ﾍ　　　　 /　l ヽ ∨　　 /　　　　/ ﾚ　l　　　 , -‐ '　　　/
　　 ./ .ﾊ 　 　　{　 ヽ _.∧._　 ﾑ　　　 / / ﾉ { 　／　　　　　 /
　　/ / .ﾊ　　　　ヽ　/ l　　 `ｰ-Y　　 l / .l　 l　　　　　　　 /
　 .{　l /　l　　　　　/　 `ｰ-､ () /､_／l　　l　 .l　　　　　　 /
　　l　 l　八　　　 /　　　　　 ￣/／　 }　/ 　 ﾉ　　　　　 /
　　Y　 /　 ヽ　 /　　　　　　　//　　 /　　　/　　　　　 /

（※宿の女将のため、料理はお手の物）




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.ヘ､＿＿＿　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,心､_| ハ ＼ﾐ＼　＼ﾍ癶､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ノ ﾉ rﾐl:l:lﾊ　 ヽ　｀ヽ　＼ｰ'＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　〈　　/　 |ジ´,,´´} /Nヽ ト,ｌ＼ V Yﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　〈l 　lﾊ　　ゞｊノー--H/､|　} lﾊ ＼〉　　　　　　　なに、味の問題はないよ
　　　　　　　　　　　　　　　 ／/ / Nゝ!'＾｀ヽ　 ~''´_,z≧､_N | l ∧　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 /　 l　{イ弓彡､ﾐ_ｊ　　､_´￢‐’='＾ｊ/ l　ﾊｊ)ハ　　　　　　文句なんて一度も言われたことないからね
　　　　　　　　　　　 　 　 |　 l ! ﾄﾄ!〃_(・'`/　　　　　　　　ﾟ // /ｲ 〉　|
　　　　　　　　　　　　　 　 ＼l,! ﾍ|Z?呎彡7ヽ　r､　　　　　　!ｲ/ /ﾄ! }　|　　　　　　∫⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､|ﾐ彡彡{　　　　　　　　　　ス//|rノ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　|lﾏ三彡7∠_ 二`ﾆー'　　　 ｊ/´|　!　|　　　　　　 （(
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　| l∨辷/　　　　　　　　　　　|　 |　!　|　　　　（　⌒ )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | ll ＼払　　　´ ﾐ　　　　　 /|　 |　!　l　　　(~　 ノ
　　　　　 　 　 　 　 ／} 　 　　 　| |l　 l＼}　　　　　　　　 ／ｹl　 |　　 |　 　ノ
　　 　 ヾ 彡＼　／ｰ'/ 　 　 　 　! li　 | ｌ |＼　　　　　　 　 　 |　 |　　 lヽ∫
　　　　／｀ヾ ／　 ／ 　 　　　 ノ|　l　 | llﾊ ::::＼ ＿ ィ　　　_ｨ|　 |l 　 r_i~＼
　　 ／　　／　 ／ ＼─‐-､_/ム|　 l 　l／ﾊ　　ヾ壬/　　 ｀ヾ|　 l|ﾊノ人､ヽ_三⌒ヽ
　　|　_／　　／‐ヾ､ノﾘ＼::::::::::::::::| 　ｌ　|三∧　　 　_ _ 　 　__,|z ﾆ1'＼ﾍ＼ _｀ヽ_ﾐリ
　　ヽ　　ー'´ー=ハヾ､ジ ＝=二_ァこ- |-￢'}＾´￣ｰ´ ￣ 　 │!　lﾍ:::::::`ー--..､ﾙ(_rﾍ
　　　l　　　　 _／　 〉:::::::::::::::::::::::/　 ﾉ　|　　/　　　　　ﾉ　　　 ', 　､､＼::::::::::::::::::::｀丶､
　　　|l　　　 　　 .ィ:::::::::::::::::::::::/　ﾊ/　 l ─--､　　　く_.. --─∧ゞ ﾆ _＼__:::::::::::::::::::::
　　 /::＼　　　 ´　ヽ:::::::::::::::::/{　!　　_ノ|ゝﾍ 　 `~　　　　z‐､/::::::＼ _　ヽ ム:::::::::::::::::

（※決してメシ○ズではないらしい　ちょっと大味なだけｒｙ）

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例２


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　　　　 　 　 　 ／::::::/:::::jﾍ::::::＼:::::::::＼::::::＼
　 　 　 　 　 ／:::::::::/::/ヾ/ﾍ＼::::ヽ､::::::::::::::::::::｀＼
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　　　　　　?礒l::/::::::::ﾄﾚヘ　　 ',i⌒ﾘ￣`ヽ＼:::::::::::::＼｀ヽ　　　　　お、だんな方　それよりこっちの葡萄酒で
　　　　　　　 |:i:::|､:::i´ﾔx､＼　ﾘイ必アゝ｝::::＼::::::::::トヽ
　　　　　　　 ﾘ∨ﾍ::!{弋ﾇ　　　　ゞｰ　′/ｲ::::ﾉ＼ﾘﾉ　 }　　　　　　暖をとっちゃどうだい？
　　　　 　 　 　 ∨ﾍ＼　　/　　　　　　 / /イﾘヽﾍ
　　　　　　　　　 ヾ;:::! ヽ　` 　　　____, 　　　 ∨:::::ﾍ
　　　　 　 　 　 　 ;'八 　　ﾔ二三_ア　　　　こV::::::｝
　　　　 　 　 　 　 !::::::ヽ　　　　　 　 　 　 ｲ!:::::l:::::::j
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　　　　　　　　　__　ヽ:::∧　iヽ __　＜::::::::　ｌ ',:::!＼::::::::＞.､、
　　　　　　　／（(ﾉ)＞＼ヽム　　　　　　　 !＼:l::::::＼::::::::::::::ヽ、
　　　　　　/丿ノムノ＜｝:＼ヽ　　　　 　 　 　 ﾘ＜::::::∨:::＼ヽ::ﾍ
　　 　 　 /ｲﾉヽゝｿ⌒ヽ}:::(:)ゝ、ー－、丿ﾑ─ゝ＼:＞.∨､_::::::j::ﾉ
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　　 　 /つ厂(⌒)ゝﾍ/::::::ノ:::::::::::::｀:ｰ------ｰ′:::::＼::::｝　 ∨
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（※夫と居酒屋を経営中）




　　__..／イ／/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:∧V∧!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ＼ヽ｀＼
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　　　　　|: /　! :.:.:.:.:.:. |:.:|∨:ト、 ∨:!　　//:/　厶: /　 八!:.:.:.!:.:.::/　V:.:.i
　　　　　|/　∧:.:.:.:.:.:.::ﾄ:.|. ∨　｀ゝ｀＼　厶＜,//:/＿/:./!:.:./:.:.:ハ　 V:.!　　酒癖の悪い連中が出てきたらどうするだって？
　　　　　|!　 i　ヾ:.:.:.:.:!i乂¨弋歹ヾ　　　　　＜/弋歹厂/:.:/:.:.:ｲ }:｝　 }/
　　　　　|　　いV＼ヽ＼　　　　　　　　　　　　　　　　///:／ ノ ﾉ　 /　　　そんなやつら適当に路上に放り投げときゃ十分だろ
　　　 　 　 　 ＼|:.:.:∨＼　　　　　　　　i　　　　　　／/ｲ/ !: ／
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　　　　　　　／:.:|:.:.:.:小　　 　 　 　 　 　 　 　 ,　　 　 /:.:.: !
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（※お店で絡まれても、自分で解決できるので大事になったことはない・・・）


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その傍らでは、旅費稼ぎに余念が無い貧乏学生が

例のごとく裁判のあらましを解説付きで講釈していた。



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　　　　 　 ／／__, ィ―――､――､　　　＼ヽ､
　　 　 ∠_／´7 : : : : ィ´ : : : : : : :ﾊ`ヽ､　　＼ ＼
　　　　　/ : : / : : ／ : : ／/ : : /: :! :ヽ :＼　 ヽ　＼　　　　　　　　さぁさぁ皆の衆
　 　 　 /: : //: : / : : ／: :/: : : ﾉ: : |: : !ヽ: : ヽ ヽ　 ヽ
　　　 /: : : /: : /: :／: : ／: : ／: :i ∧: : :|: :ヽ!　 } /＼ヽ　　　　　　今日もこのかわいいｽｲｾｲｾｷが裁判の解説をするから
　　　 ! i : : !: :/: :/: : ／: : ／ィ: : /: : ヽ: :!: : : !　Y_　　ヽヽ
　 　 .!: :| : : !/､_/_／ _ィ／/: : /∧: : : : !: : : : }　|　｀ヽ､ ヽ!　　　　　ありがたく拝聴するですぅ
　　　 ! ﾊ: : |.／＞￣／　ノ :入〈　 !: : : : !: : : :! /!　　　 `ヽ!
　　　 |〉､ヽ ! ﾞﾐﾐ三､　 ／／　　`〈__! : : /: : : :ｲ: :! 　　　　　　　　　　そしてお捻りをたくさん出すといいですぅ
　　　 | 「ヽ!`ゝ::: 　 　　　　ﾐ､､＿　 〉へ : : :ノ :|: :|
　　　 | | ヽヽ 　::::　 l　　　 ::: `ﾞﾞ=ﾐ/: :／:／ /: ! : !
　　　 | | ヽ　＼　 　 !ｰｧ　　 :::　／:／／　 /: : |: :|
　　　 ! .＼　　　＼　`´　　　 ,イ⌒ア^〉 　/| : : !: :!
　　 /|　　 }-､,-､__}＞r-ァ´￣　／　/　 /: :! : : |: :!
　／: !　　>-､＿ 7―､`/　　　　　 ノ　 /: : :! : : ヽ:|
/ : : /　 /＼　　/==Y〈`-"⌒ヽ＜　　/ : : : |: : : : :ヽ






他にも、読み書きできる紳士の財布を当てこんで、

ラテン語の裁判を、フランス語に訳した冊子を売るものもいたという。



　　　　　　　　　　　 ∩＿
　　　　　　　　 　　　〈〈〈 ヽ
　　　　　　　　　　　〈⊃ 　}
　 　 　 /ﾆＹﾆヽ　 　.|　　 |　　　　よっ、そこのインテリな雰囲気の旦那
　　　 /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ　 !　　 !
　　／::::⌒｀´⌒::::＼|　　/　　　　　いっちょデッテイウが訳した、この裁判記録（フランス語版）
　 |　,-）＿＿＿（-，| ／
　　､　　|-┬-|　　／　　　　　　　　覗いてみてはいかが？っていうｗｗｗ
　/　＿　`ー'´　/
　(＿＿＿）　　/


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街のあちこちで騒動が起きてはいたものの、

教会の裏手にある、司祭館は不思議と静けさに包まれていた。


　　　　　　　 †
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　　　　　　／'i,ヽ
　　　　 ／ ..;;;i:::::;＼
　　　　 |￣￣|￣￣|
　　　　 | l⌒l | l⌒l |
　　　　 | |...::l | |;;;;;l |;;:ヽﾐゞ;;　　　　ゞ;:;:ヽ
　　ﾐゞ;;;|　￣ | ￣　|;:;ミ__ヽﾐゞ,,＿;;:ヽ_;:ゞ;;＿＿＿＿.＿＿＿＿　ﾐゞ;;ﾐゞ;;
ヾ;:;:ヽﾐ;;| l⌒l | l⌒l |;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;; ゞｿミゝﾐゞ;;ヾ;:;;:
　　ﾐゞ;;;| |....:l | |;;;;;l |;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;ヾ;:;;:ヽﾐゞ;;ｿゝﾐゞ;;
　ヾ;:;ゝ | |;;;;;l | |;;;;;l |;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;ヾ;:;ミヽﾐゞ;;ヾ;:;;:
　ヾゝｿ |　__　|　__　|;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;ゞゝヽﾐ;ｿミゝﾐゞ;;
　　ﾐゞ;;;| LLｌ | LL;;;|　　　 __　　　 .__　　　　__　　　 .__　　　 .__　 |ﾐゞ;;;:;ｿｿミヾ;:;;:
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　　　　　　　 r'ﾆﾆヽ._＼. ﾉ..　..... ......: ::::::　 ;;.
　　　　　 r':ﾆニ:_`ｰ三`:く._　　 　 　 　 　 [l、.
　　　　／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;＞　　　 　 ／,ｨつ
　. 　 /: : : : : : : : / : : : ヽ＼　　　　 ,∠∠Z'_つ
　　　| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.　　 / .r─-'-っ
　. 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l 　 /　 ）:::厂 ´
　　　 |:.:.:.:.::.:.:.:ｌ -─-: : /:_:_:_:_l　/￣｀Y´
　.　　 |:.:.::.:.::.::l._＿: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉

.

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　 ／ ￣ ￣＼
　　　　　　　　　　　／　　　 　 　　＼
　　　　　　　　　　　| 　　 　_,.ノ '(ゞ､_|　　　　　　　　（なんとか間に合って良かった・・・）
　　　　　　　　　　　.|　　　 （ ー）ヽ ヽ
　　　　　　　　　　 ノ| U 　　（___人_＼＼__
　　　　　　 ____-‐./l l|、:;:;:;:;　 ｀⌒（⌒_　　 ＼　- 3
　　　 ,,-=ﾆ_::::::､::l ::::! ヽ. :;:;:;:;:;:;:;　し「、　　　 ＼
　　 / ::::::::::: ヽ::::::)::::::|　｀ヽ.:;:;___´ノ ヽ ヽ、..,,____i_　
　　i :::::::::::::::::: ヽく::::::::ヽ　 / ￣ lヽl:::::〉::::Y________l_
　　l :::::::::::::::::::::: ヽ:::y:::::ヽ/､＿_l 　!:: /::::| ::::::::::::::: |
　　 ! :::::::::::::::::::::::: l::::＼::::ヽ　l　ヽ.l::: l::::: | ::::::::::::::: |
　　 ヽ :::::::::::::::::::::::: ヽ:::＼::::ヽl　　l!::: l:::: | ::::::::::::::: |






　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　 /　ヽ､_　　　＼
　　　　　. （　（● ）　　　　|　　　　　　　　　　　　　　（今は11時過ぎか・・・　到着したのが今朝の8時頃
　　　　　. （人__）　　　　　 |　　
　　　　　r-ヽ　　　　　 　　 |　　　　　　　　　　　　　　オプーナが安全なルートを選んだため、
　　　　 （三） |　　　;:;:;:;:;　 |
　　　　　>　ノ　:;:;:;:;;:;:;:;　 /　　　　　　　　　　　　　　　多少予定より遅くなったものの
　　　　/ 　/ ヽ:;:;:;:;:;　 /
　　　/ 　/　へ>　　　 <　　　　　　　　　　　　　　　　　ギリギリとならなかっただけましだろ）
　　　|＿__ヽ　　＼／　 )
　　　　　　　|＼　　　／|
　　　　　　　|　 ＼_／　|

.

　　　　　　　　　　　　　　________
　　　　　　　　　　　／)　/ .)　　＼
　　　　　　　　　　 / ./::/ ./:::／ ） ＼
　　　　　　　　　　 l　.l/　/／ ∠___　|　　　　　　（開廷まで後2時間といったところか・・・
　　　　　 　　　　　l　/ ／ ／ _､,,.ノ　|.
　　　　　　　　　　r　　　　 　/___)　　|　　　　　　　偏頭痛とまぶたの重たさは、
　　　　　　　　　 /　　　　　/.;.;.;.;.;.;.; |
　　　　　　　　　/　　　　 ノ:;:;:;:;:;:;:; /　　　　　　　　いつも徹夜明け時の特徴だったな）
　　　　　　 _∠⌒ヽ　　j 'i, _、___ ｨ／|＼____
　　　　　／ ...::::;;;:::ヽV;;;;l　フiiiiく　　/.:;;:l;;;;;:::´´''' ､､､ _
　　　／ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l／ iiiii ＼/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..＼
　／ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll　/..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l






　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　 ,　'　　　　　　　　　' ､
　　　　　　　　, '　　　　　　 　 　 　 　 ' .
　　　　　　　 ,'　　　　　　　　 　 　 　 　 i
　　　　　　　,'　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　（身体は疲れているのに
.　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　 　 　 |
.　　　　　　 |　　　　　　　　　＿__ ノ ゝ__,　　　　　　　集中力が高まっているのを感じる──
.　　　　　　 |　　　　　　　　（ ｛::::::｝ ) ({::})
　　　　　　　'.　　　　　　　　　　　　　' . .ｊ　　　　　　　だがこういうときこそ、本来気持ちを落ち着かせなければならない）
.　　　　 　 　 '.　　　　　　　（　　　　　 j　)
　　　　　　　　 } 　人　:;:;:;:;　 ー――´ｰ
　　　　　　＿_ﾉ　　　 ＼　:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;」
　　　　　　}////｀　＜　 ｀: ..:;:;:;:;:;:;:;:;.,'
　　　　　 /_/////////｀　＜ｒ'´￣￣
.　　　　 //////｀/＜///////ﾊ
　　　　///////////,｀/＜// 丿
.　　　////////////////////ヽ
　 　 ﾑ///////////////////// ｀ヽ
.　　 ﾊ////////////////////////ハ
　　 {///////////////////////////}、
　　 |///////////////////////////iﾑ
.　　ハ//////////////////////////}ハ

.

　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　 _,ノ　ヽ､_ 　　＼
　　　　　　　　　　　　 　 （●）（● ）　 　 | 　　　　　　（要するに力みが抜けてない証拠だな
　　　　　　　　　　　　 　 （__人___）　　 　 |
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 '､　　　　 　;:;　|　　　　　　　　昔はこの状態を絶好調と勘違いして、
　　　　　　　　　　　 　 　 ｜:;:;:;:;:;:;:;:;:;　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　|　,:;:;:;:;:;:; ／_.{　　　　　　　　何度も煮え湯を飲まされたもんだろ）
　　　　　　　　　　　　　　　｀ｧﾆニ＜／／〉、＿_　__
　　　　　　　　　　　　　　 ,./ /＼　 ／ : : : : : : ＞ : :＼
　　　　　　　　　　　　_／ /|ｲ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
　　　　　　　　　　／. : : : :| ./｀Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : }
　　　　　　　　　,´ : :/: : : :| ｉ::::::|/ : :／: : : ／: : : : : : : : :|
　　　　　　　 　 { : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
　　　　　　　　/ : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ＼: ヽ:ﾉ
　　　　　　　､'ｰr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ　V: : : : ｀ :´
　　　　　 ／ :.／￣＞＜ :./ : : : : :/ 二 ヽ_」┘: : : ∨}
　　　　 / : : :ム　/ : : : :￣￣￣￣~ﾞ''-ゝ.」: : : : : ∨ :}
　　　　{ : : : : : :＼､ : : : : : : : : : : : : : : : :＼. : : :∨ : :l
　　　　ヽ: : : : : : : :￣"＼ : : : : : : : : : : : : : : : ／ : : :{






　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　 （ ー）（ー）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（そいや、ヤラナイコのやつは徹夜しなかったな
.　|　　　　 （__人__）
　 |:;:;　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　体力が男に比べてないということはあったとしても、
.　 |:;:;:;:;:;:;:;:;:;　　ｎｌ^l^l
.　 ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:; |　　 ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　不自然な時間の流れには従わないって胸を張ってたもんだ）
　　 ヽ　　　　ヽ　く　
　　　/　　　　　ヽ　＼



三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三二 ﾆ － ‐ ‐
二 ﾆ － ‐ ‐
‐ ‐

｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*


　　　 ,' ⌒ﾊヽ、,_r　-　－¨⌒`へ　_,、,ﾊ⌒　、
　　 ﾉ....:::::::::.%〃:::::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::ヽ`ヽ:::::::::::ﾊ
　　i...:::ｨ::::∧::::::::　　::_::::::::,::::ﾊ:::::::::::ヽ:ヽ ´丶:/:i　　　　　　　なによ、どうして女は徹夜しないのかって？
　 ﾄ..:::/::/::|/:::　　:/´:::::::::ﾒ:/ヽ:::i::::::: :ゝ:::ヽy::::::::i
　/.:::ﾉ::::ﾘ/:::/:::::/:::/´::::/::/|　l:::::l::::::::::::丶::ヽ::::::ﾘ　　　　　　 そんなの眠くなったら眠る以外にどんな理由があるのよ？？
　{.: 〈jYyﾉ::/::::ｲ:::::::::::::::::/|/　l:::/l:::/l::::::::i:ヽ::l:::〈　
　 ）　　　|/|/:::;;/l;::/.ﾚl/,. j　 l::/l;:/　!:::::::l::::l ﾙﾘ:::、　　　　　　男みたいに朝寝坊して間抜けになりたくないだけよ
　　　　　　l:/::::l;::/.ﾚl/,.　　　 l/ ,l;_　l:::,::::l:::!　　 ヽ）
　　　　　　ﾚ∧:j:l"弋ラ``　 " ﾋラ``ﾚ::i::l:Y　　　　　　　　　　　
　　　　　　　|/::ハ''''　　　　.　　　''',!ﾉ:l:::l:/
　　　　　　　!/:::::｀ﾄ　　　　,、　　, ':::/|:::i:|
　　　　　 　 l:::,':::i:::;;ｌ:`r 、_　, イ/:::/:::|:::i:|
　　　　　　:l::l/:::::l/:l;l:::l 　　　　|l::从:ﾉｌ:.:.V
　　　　　:::/ ...;;::::l:/l::l:{ヾ、　　_ ｿ/￣/'ヽl:.::ヽ,
　　　　　/'l..,ｨ'´‐∧　ゞi ﾍ-‐-ｲ/　 /　　 ｀ヽ、
　　　 　/:.::{ ゝ ヽ　 '⌒`Ｖ＾~＾Ｖ⌒ヽ 　 /　i/ 'ヽ






　　　　　_　　　　　　_,..‐.....-.....､..._　vr 、
　　　　/:.:.:｀ヽ、, .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ .: ﾊ.j∧:
.　　　 ハ.::.:.:. l孑:.:.ｲ.:.:.:.:.:.,:.:'"´ .:,.,ィ´:.:.7.:ヽ、
　　　/:ﾉ:.:.:.:.l〉:.:.:.:.:.:.:.:.;〃..:.:.:／:.:.l:.:.:.:/!ヽ:.l:.:.ヽ
　　　l:.:l:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.;〃..:.:.:／:.:..l:.:.:.:./ ヽ:.:.l:.ヽﾍ　
　 /イ.:.:.:.:.:.:.:ヾ:.:-:.:.l:.:.:.:./:.:.:l:.:/.:.:.:./ 　!:.l:. l､:.:.ヾ、　　　　　　　　ねぇ、知ってる？ヤラナイオ
　 l:.:.:l:.:.:.:.:.:,ｌヽ:.ヽ:.:.j. :.ノ:.:.:,:ｌ::.lﾑ､_/ヽ　 :.ﾊ,l:.:l:iト|　
.　l:.:.:.:l :.:.:./　:.ヽ:.:.:.／V:／:.i'|__-,=‐　　_二ｿ:.l|:.ｌ　　　　　　　　　下らないことをいつも大きく取り上げて、
　 l:.:.:.::.ｨｿ　　!:.､:.:./r,ヾ;.:.:.:.:l f込厂　　 {ﾗ!ｌﾚヽ|〉
　　l:.:.（　　　 ,':.:!.:.ヽ ､6ｌ.:.:.:.l 　 　 　 　 丶}..j:l　　　　　　　　　　　変な解釈入れたりするから
　　:.:.ｿ　　　/:.:l:.:.ｲ:.:.ﾌ|ﾊ :.:.l　　　　､ _ , /:l
　　（　　　　l:.:.,':.:l_|ヽ:.:.lヘ.:.:|　　　 　　 /| ｿ　　　　　　　　　　　　あんたって時々おかしく見えるのよ
　　　　　　/:.八丿l,/‐~:＼ヽﾄ､:.. ┬‐-ｲ:ﾒ
.　　　　　 j /.:.「::Y´　｀　　ヽへ 千7
　　　　　　）:: //⌒ヽ＼　　 ',　　 ´　`‐-、
　　　　　 （／:.{　　　｀ヽ、　　　　 . ..:;　　∟


｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*
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　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /＾ヽ　 .　‐─ ｰ　､　ﾊ⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::／::::::^::｀:⌒::::::＼::ヽ/.:::ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ノ:::::://:::::::,ﾍ::::::::::l::::::i:::::l::ﾍ<.:.:::::〉　　　　　　ﾌﾌ、ホントにわかってるのかしら
　　　　　　 　 　 　 　 　 〈::::.::,´:::::::::/　ヽ:::::::l::::::i:::::::::ヽ:::＼:|
　　　　　　　　　　　　　　,'::::::∧::.:./｀ 　 ヽ::::l´::::|ヽ::::|::::ｌ:::::::＼　　　　　この助平坊主めｗｗ
　　　　　　　　　　　　　　!:::〃:,ｨﾞ:/___ 　　ヽﾊ＼ﾊｌ:::/|:::}＼:::::::l＼
　　　　　 　 　 　 　 ｎｎ ﾉノ,:::/::!'"￣`　　 x＝=､ﾊﾚ::|:::|　 ＼:::}　)
　　　　　　　　　 .Yｉ.| | |/.　{ ::::::! ""　　'　　 "" /:::::/::::| 　　 }::l
　　　　　　　　　　|.i.| | | /} .',:::八　　t ‐__ァ 　./:/::/:ﾊ::l　 　ﾉノ
　　 　 　 　 　 　 !　　, !'./　 ヽ::|:＼　 ｒｆ^ﾄ､_, |:/:|/::::| ﾉ　／
　　　　　　　　　 {　 /　 !　　 /:ﾉ:::|:|:ｉ' |.! .!〉'/:|:::/:::::::l＼＿,
　　　　　　　　　 〉＿__./　,ｨ/ｨ{::::/ｨﾘ. }　' . }/::::::::ｿヽ:::)￣ヽ
　　　 　 　 　 　 .{ｰ─‐‐ﾚ"|::ﾄ从/::|__/　　/ﾞ/:／:.:.:.:.＞､
　　　　　　　　　/ｰ──' Y∨ヽ,.:.:.:|-{　 ,ｨﾞ､{/:.:.:.:.／／　ヽ


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二 ﾆ － ‐ ‐
三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
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三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／￣￣ ＼　
　　　　　　　　　　 　 　 　 　　_,ノ　ヽ､__ 　 ＼　　　　　　（あいつときたら全然言葉を選ばなかったからな
　　　　　　　　　　　　　　　　(⌒ ) (⌒ )　　_,-|、　　　
　　　　　　　　　　　　　　 　 （__人___）　　r' l　|.lヽ 　　　　その点、キルコ王妃が先ほどおずおずと申し出た内容は
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 '､　　 　:;:;　 l　i　| l│
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |:;:;:;:;:;:;:;:;　 l　l, | l ﾉ__　_　　　遥かに気を遣ったことだったろ）
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |:;:;:;:;:;:;:;　/　 　　/ｨ　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　 _　＜/ヽ__､_r'´　　　／/　　 /　　ヽ
　　　　 　　　　 __ ,.　＜　　/ ／}　人　　　r y　　　　　　　 ',
　　　　　　　r´　　　　　 　 j∧∧　/〈'--:´　Λ　　　　　　　l
　　　　　　/　　　　　　　　　 ヽ:ヽ__〉ﾊ　　　 / ∨　　　　　　l
　　　　／　　　　Y　　　　　　　｀√:V ﾑ___＜　　＼　　　 ＼ !
　　／　 　 ＼ 　i　　　　　　　　 〉::::| ∧　　　　 　 ∨　　　　 〉
／　　　　　　 ＼i　　　　　　　　 i::::::|　∧　　　　　　ﾊ　　　　|


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・

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　　　　　　　　　　....::´／:::::::::::::::｀ヽ､
　　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::＼
　　　　　　　 / .:::::::/ :::::::::::::::::::::::::::::;::::::ﾊ
　　 　 　 　 /.:::::::::/::/::i:::::::::::::i::::::::::::;:::::::ﾊ　　　　　　　　　あの・・・
　　　 　 　 ,::::::::::::;::〃:ﾊ::::::::::::ﾊ::ﾊ:::j::::::::|::i
　　　　　　ﾊ:::::::::ﾊ:Ｈ:廾L::::::::」廾::h::::::::::!:|　　　　　　　　　髭を剃らせてはいただけないでしょうか？
　　　　　　W::::::::::_|! ●ﾟi　 　 i ●ﾟ!:|_:::::::|::!
　　　 　 　 　 i:::i:::､.｀"´ 　 ,　 ｀"´ ,'!::::::｀::|
　　　 　 　 　 |:::!:::ﾊ　 　　_ _　 　,/::i:::::::i::::!
　　　 　 　 　 |:::!:::i::::ゝ.､ 　 　 .ィ:::::::!::::::j::::|　
　　　 　 　 　 i:::!::::i:::､くj　￣ 　,ｨ∧:i::::::j::::::!
　　　　　　　 j::::!::::i'-＼ヽ 　,//　　/::::/:::::::!
　 　 　 　 　／´!::::i　rvﾍ, ﾞ//　　.//::/~｀ヽ!
　　　　　　/　 , |::::ﾞ､// 　 ∨　　/'::::,'　　!　ヽ
　 　 　 　 l 　.l .|::::|､!　　 　 〉　/ i::::j 　　i　　`.
　　　　　 /　 l　!::::| ヽ　 　,/　/ !::::::!　　 |　 　ﾞ.
　　　 　 /＼ |　!:::| /　　 /　 / j::::::|　 　 |-‐"´ﾞ.
　 　 　 /　　 i　!:::|/ 　　/　 /　!:::::|　　　|　　　 ヽ





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　　 ／ノ　ヽ＼
　／.（○）（○）＼
　|. u.　（__人__）　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　髭を・・・？
.　|:;:;:;:;　　　　　　|
　 |　:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
.　 ヽ　:;:;:;:;:;:;:;:;:;ﾉ
　　 ヽ　　　 　/
　　　/　　　　ヽ
　　　|　　　　　|
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　　 　 　 　 　 /::::::::::::://:::::::::::::ﾊ::;::::::::::::::::::i
　　　　　　　　i:::::::::::::/:/:::::::::::::::! !:!:!::;::::::::::::|　　　　　　　ええ、そうです
　　　 　 　 　 i::::::::::::/‐‐､ ‐─┘`ｰ-';:::::::::::|
　　　 　 　 　 W::::ｨ !｡●ﾟ,　　　!｡●ﾟj .!::::i:::::|
　 　 　 　 　 　 l:::::} ｀""　　 　 ｀ ""　.!::::i､:::!
　 　 　 　 　 　 l:::〈　　　　　 　　 　 　|::::j':::::!
　　　　　　　　 ﾊ::::＞､.___ ´ ｀　 ＿ ィ::::::j:::::::!
　　　　　　 　 /:::V:::V:,ﾍヽ､￣／,ﾍ､/::::/::::::::!
　　　　　　　 /::ハ::::V､　゛/ﾞijﾞ'<　｀/::::/￣ヽ::!
　　　　　　　/::′ V::! ,У　,j|!　ヽ/::/　/ 　 i::!
　　　　　 　 i::::!　　V／　　/,'　　V/　,/　　 }:::!
　　 　 　 　 L/　__/　　　//　　　ヽ　/　 ＿{:::|
　　　　　　　/￣／　　　 i|l　 　 　 ∨￣　　|:::|
　　　　　　 / ／　 　 　　|l|　　　　 　＼　　 |:::|






　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　 （ ⌒）（⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いやわざわざ王妃様にしてもらうほどのことでは──
.　|　　u　 （__人__)
　 |:;:;:;:;　　　 |r┬|}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（確かにボサボサだったな・・・）
　 |:;:;:;:;:;:;:;:;　 |　| |}
.　 ヽ:;:;:;:;:;:;:;　｀ﾆ}
　　 ヽ　　　　　ノ
　　　/　　　 く　　＼
　　　|　　　　 ＼ 　 ＼
　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)､


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　　　　 |i:::::::::: |i l | |l|::::::::: l | |i::::::::::::::: l i| l｜ li i|｜l i| l ::::::|
　　　　 |i:::::::::: |i l | |l|::::::::: l | |i::::::::::::::: l i| l｜ li i|｜l i| l ::::::|
　　　　 |i:::::::::: |i l | H::::::::: j_ｌ_|i::::::::::::::: l i|_l⊥⊥i|｜l i| l ::::::|
　　　　 |i l .:, -|i l | kf不气ixヽ｀　　　 ´,.',.ｨIヲ气|｜l iﾄ､:::::::|　　　　　　わたくしにも何かさせてください
　　　　 |i l ｛.　|i l | |ﾞ{li:●:;ﾊ｀ `　　 　 ′ {i:●ﾘj|｜l i|　}i : |
　　　　 |i::::::ヽ |i l | | ` ｰ "　 　 　 　 　 　 ` ｰ "|｜l i|ノ::::: |　　　　　　ただここで、座って待つ身なだけだったのですから・・・
　　　　 |i::::::ｌ ｀|i l | |　""""　　　　i　　　　"""" |｜l i|｜:::::|
　　　　 |i::::::ｌi : ＼j_j、　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,.| j,／l::|:::::::|
　　　　 |i::::::|i l :iｌ l iｌ ＼　　　　 ‐-_-‐　　 　 ,.ｲ 「´ |i l::|:::::::|
　　　　 |i::::::|i l :i| l iｌl l l ｀! ､　　　　 　 　 ,.イl il !|i l |i l::|:::::::|
　　　　 |i::::::|i l :i| l i|l l ｌ_⊥_ ｀` ‐--‐ '"´ .⊥､j_!|i l |i l::|:::::::|
　　　　 |i::::::|i l :i| l i /´　＼ ｀ヽ　　 　 . ´　／ . :|i l |i l::|:::::::|
　　　　 |i::::::|i l :ij_／　　　　ヽ 　＼ ／　 ｡　 　. :|i l トゞ|:::::::|
　　　　 |i::::::lj｡イく　　 　 　 　 ＼／ 　／　 　. : :|i l |: .＼:::::|
　 　 　 ji／ 　　ヽi　　　　　 　 　ヽ ／　　 　 . : :|i l |: : : . 丶
　　 ,イ´　 　 　 　 ＼ 　 　 　 　 ／　　　 　. :／:|i l |: . ／ ／＼
　 / 　 Y　 　 　 　 　 ヽ　　　 , '　　　 　 　 ./. : :|i l | 　 ／　　　ヽ
. / 　 　 ＼　 　 　 　 　 丶、/　　　　　 　 . : : : :|i l | 　 　 　 　 　 ﾟ 、






　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　|　　 　（ ⌒）（⌒）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ええと、わかりました
　 　 　 　 　 |　　 　　（__人__）
　　　　　　　 |:;:;:;:; 　　 ｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それではお願いします
　 　 　 　 　 ,|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;　 }
　　　　 　 ／ ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;　 }
　　　　　く 　く ヽ　　　　 ノ
　　　　 　 ＼　`' 　　　 く
　　　　　　　 ヽ、　 　 　 |
　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 |


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ．-::::＜´:::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,.イ:::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 / :::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,′:::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l::::::::::::::::::::::::::::::::: | :::::::::::::::: l
　 　 　 　 　 　 　 |ヽ.　　　　|:::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::: |
　 　 　 　 　 　 　 |ll |　　　　|:::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::i ::::::::::: |　　　　 始めますので、
　 　 　 　 　 　 　 |ll |　　　　lﾊ　 ┬ ／　　 ￣|::::|::::::::::::::|
　 　 　 　 　 　 　 |ll |　　人　　　　 ｀ ｨ⌒ヽ　 .!:: |::::::::::::::|　　　　　じっとしていてくださいね
　 　 　 　 　 　 　 |ll |　 ｀Y´　 　 　 l　 r':::} 〉　!:: |::::::::::::::|
　 　 　 　 　 　 　 |ll |　　 .　　　 　 ﾉ　 ゝ''　　 ￣|::::::::::::::|
　 　 　 　 　 　 　 |ll |　　　　　　 く　　　 　 　 　 .|::::::::::::::|
　 　 　 　 　 　 　 |ll |　　　　　　　 ＿　　　　　　 |::::::::::::::|
　 　 　 　 　 　 　 |ll |　　　　　　/´　　＼　　　　 |::::::::::::::|
　 　 　 　 　 　 　 |ll |　　　　　 ,′　　 　 ＼　 　 ! :::::::::: |
　 　 　 　 　 　 　 |ll |　　　 　 ,′　　　　 　 ヽ´ヽ!:::::::::::::|
　 　 　 　 　 　 　 |:｢ 　 　 　 ,′　　　　　 　 :. V |:::::::::::::|
　　　　　　　　　 イ ヽi'７　　,′　　　　　　　 　 ﾟ,.|::::::::::: |
.　　　　 　 　 i´　イ ヽﾞj. 　 ,　　　　　 　 　 　 　 ',!:::::::::: l
.　　 　 　 　 〈　 　 -‐､Y　 i　　　　　　　　　　 　 |:::::::::::l
　 　 　 　 　 〈　 ´_,, -､!　 .|　　　　　　　 　 　 　 |::::::::::;
　　　 　 　 　 {　　_,,　､jヽ　|　 　 　 　 　 　 　 　 l:::::::::,
.　　　　 　 　 ﾊ　 !　|ノ}}　ヽ!　　　　　　　　 　 　 ヽ／
　 　 　 　 　 l　l',└┘ l}　　.l
　 　 　 　 　 l　l ヽ　　 l　 　 !
　 　 　 　 　 l　.l　　　 .l　　　l






　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　（ ●）（●）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あ、はい
.　|　　　　（__人__）
　 |:;:;:;:;　　 ｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（妙に板についているというか
.　 |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; }
.　 ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; }　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　意外と慣れてるんだな・・・）
　　 ヽ　　　　　ノ
　　　.>　　　 <
　　　|　　　　 |
　 　 |　　　　 |

.

　 　 　 　 l　　　　　　　　　　　　　　　` .　　 .j　　　 　 |　　　　　　　 ／/ｲ
　　　　　/ 　　　　　:.　　　　　　　　　､　ｌ　 _ﾆ二　　　 |.　　　　　 ／三三＼
　　　　　l　 　 　 　 ´､　､　 　 　 　 ､　ノ　._ﾆ二　　 　 |:.. 　　　／三三三三＼
　　　　　ゝ.　　　　　､　､　､　､　　 ／　､._二ﾆ二. 　 　|::.　　／三三三三三三＼　　　　　　ゾリ
　　　　　　　｀ゝ-‐―――――一､　 「＼二ﾆ二　　　　|::::.／三三三三三三三三＼
　　　　　　　　　　　＼　､　　､　､　　 _l 　 ＼二　　　　　／三三三三三三三三三三＼　　　　ゾリ
　　　　　　　　　　　　 '.　 　 　 　 　 　 ､　　 ＼　　　　|三三三三三三三三三三三三!､
　　　　　　　　　　　 　 ゝ､　､､　_ -=ﾆ二＼　 　＼　　/三三三三三三三三三三三三三:
　　　　　　　　　　　　　　｀ ｰ='´三三三三 ＼_　　＼／三三三三三三三三三三三三三三:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ 　＼
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　 ＼　　　　　　　, ィ⌒　 ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ 　＼　　 　 ／　　　　　.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼,　―　､｛　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 　 　 ＼ .f　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　′　　　　　 i人　　　　　 　 　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 　 　 　 |　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 　 　 　 |＼　｝
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　 　 ヽ_,У
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　、

.

　　　　　　　　　　　　　 ...:::::￣::::｀::..､
　 　 　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　 　 　 　 　 　 ':::::::::::ﾊ::ﾊ::!::::::::::::::::::::::i
　　　　　　　　　 　l::::::i::::'__iL_!i::::::::::ﾊ::::::::::j
　　　　　　　　　　 |::::_l::::|i.ﾟ●,ﾞ￣'≦zﾊ:::::jj　　　　　　もう少し、顎を上げてみて下さいますか？
　　　　　　　　　　 |:::{ i:::::!ﾞ¨ ´ 　〈ﾟ●r'lヽﾘ
　　　　　　　　　　 |:::::::!:::!　　　 '　ﾞ¨〃:!
　　　　　　　　　　 j:::::::i:::ト､ 　‐ 　ィ:::/::!
　　　　　　　　　　/::::::::i:::! l! ＞´'ヽ.:/::::L__
　　　　　 　 　 　 / ￣/::j! l!,／　/:/ ／　 ヽ
　　 　 　 　 　 ,イ　　/::/　/　 ／:/ /　　 　 ﾞ!
　　　　　　　／ j'､ ./i:::i! / 　/ {::::|/ . -‐ ヘ,′
　　　 　 　 /　 ′Y ///　　,′|:::/ ,／ 　　 ,
　　　 　 　 〉ｲ　ヽ| j:::i,′ ./　　/'´　 　 　 ,′
　　　 　 ／ 　 ヽ `i|:i!|＝≦=‐｢_　　　　／,′
　　　　,′　 　　ﾞ､_!,.ｨ-‐≦ﾆ´　￣｀￣　.,′
　　　 ,ﾉ　　 　 ､ｲ　　　　　　　　　　　　/
　 　 ﾞヽｪ＝'￣ _＞､　　　　　　　　 _-ｨ'
　　　〈{,　 　_ィ ゝ､　ヽ､　　　 _.-‐'´ |_｣
　　 　 {/￣ /　 ﾞi､｀ヽ､_≧-'"´　 /　| ,>
　　　　|　　/　　 | ヽ　　　　　 　 ′　i! ﾞi
　　　　|　 /　　 /|ヽ丶　　　　　/　 　 i! ﾞi
　　　 r|　/　　 /｀!　　　　　　 /　　　　j　|






　　 　　 ＿_　　　　
　　　 ／　～＼ 　
　　／ ノ　　(●)＼
.　｜　(.／) 　 ⌒）＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんな感じですかね？
.　｜　　 （__ノ￣　　 ＼
　　＼　　　:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ええ、ありがとうございます＞ｷﾙｺ
　　　　＼　　:;:;:;:;:;:;:;　/
.　　　　　 ＼　　⊂ヽ∩
　　　　　　/´　 　 (,＿ ＼.
　　 　 　 /　　　　　　 ＼. ＼
　 　 　 ./ 　 / 　 　 　 |. ＼ソ
　　　　（ 　y'　　　　　 .|

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧　 　 　 　 ＼　,　 ゝ　　 　 _, 　 ｰ ' ヽ ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 ＼　　　　 　 ＼ 　 ,　ー 　 　 _ _ ＿ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 　 ＼　 　 　 　 ＼∧　'　, 　' 　, /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　 　 　 　 ＼　 　 　 　/＼　,　　'　, /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ＼　　　　　 　 ＼　　　/　　 !≧ー― '
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 /
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 /　　　　　　　　　　　　　　ゾリ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゾリ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /⌒７
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 :/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 :/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 :/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 :/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 :/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-―――――‐y 　 :/
　　　　　　　　　　　　　　　　´　　　　{　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∧　　　　　　
　　　　　　　　／
.　　　 　 　 ／　　　　　　　　　､　　　 ヽ
.　　　　　 /　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣　ヽ　　　　　 i　　　　　　　　　
　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿丿
.　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',
　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ノ　　　|
.　　 /　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ー――― ﾍ 　　　　|
　　 ′　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　j
　　|　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　 /
　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ノ―― '

.

　　　　　　 　 , : ´ ￣｀゛ ::　.
　　　　　　 ,:::人::':::::::::::::::::::::::::＼
　 　 　 　 .::::{:;o）,::::::::,:::::::､:::::､:::ﾞ:.
　　 　 　 .|:::::i゛´:|i:::::_||::::::_|:::::,|iﾞl::ｌ　　　　　　うーん
　　　　　 |:::::|::::::|（≡）　（≡)|::::|::|
　　　　　 |:::::|:::::_| 　 　 ,　　 j:::::| ｀　　　　　　やはり殿方の喉仏の辺りは、難しいものですね・・・
　　　　　 |:::::|:´:|､_　　-‐ _ノ:::i ｀
　　　　　 |:::::|:::::{´ ヽヽil､:::|:::::|
　　 　 　 |:::::|:::::| ヽ.　// ',:|:::::|
　　 　 　 |:i|:|:::::| 　 |┴─i:|:::::|
　　 　 　 |:||:|::,i'l 　.|.＿＿||,､i'|
　　 　 　 || |ッ',_＿|:┴─ｲヽ.
　　　　　 |　|:{　lｪrl| 　 　 |ィ´






　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　 （ ●）（●）　　　　　　　　　　　　　（どうしてこの国の王妃が、男の喉仏に
.　|　u.　　 （__人__）
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　　　　　　　　こうまで真剣に悩んでいるのだか・・・）
.　 |　　　　　　 　 }
.　 ヽ　　　　　 　 }
　　 ヽ　:;:;:;:;:;:;:;ノ
　 　 i⌒＼ ,__(‐- ､
　 　 l ＼　巛ー─;＼
　　 　|　｀ヽ-‐ーく＿）
.　　　 |　　　　　　l

.

　　　　　　　　　　　. : "´ ￣ ｀ : ､
　　　　　　　　 　 .,:::::::::::::::::::::::::::ヽ::､
　　　　　　　 　 //:::,::::::,:::::::､:::::::､::ヾ:.　　_
.　（（　　,ﾍ,　　 ｌ,f:::i|_:::::|:::::::||:::::_|i::::i::|　/ |　））　　　　　　あぁ、これでできました
　　　　 '､ ソヽ |:|:::::|（●)　 (●）|:::/￣＼ゝ
.　　　　　ｿ/　｀|:|::::_| 　　 ､　 　 |:/　　　 〉　　　　　　　　　あのわたくし試したことはないのですが、
　　　 　 / 　 　 !ﾊﾙﾄ､_　ワ　_,.ｲ　　　　/
　　　　　|＿__　 　　 　 ヽ// 　　　＿_ ゝ　　　　　　　　　　よろしければ剃髪の方もしましょうか？
　　　　　　　　｀ 弋_　　,/　 　, 　／|::|
　　　　　　　　 |:|::::i::｀ト┴─‐ イ::::::|::i
　　　　　　　　 |:|:i'l:j:::|＿＿＿ |::::::::|::|
　　　　　　　　 |::::::::::::|─── |::::::::|::|
　　　　　　　　 ||仆ｲ|'i 　 　 　 |::/|ilﾊ|






　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　／_ノ　 ｀⌒　＼
　　　　　 　 　 　 　 _　　　 　 　 　 　| （● ) （⌒ ）　.|　　　　　そうですね、あまり変わってないですが
　　　　　　 　 　 　 |　!　　　　　　　　|　（__人___）　 　|
　　　　 　 　 　 　 ｜ !　　　　　　　　|　 ｀ ⌒ ´　　　.|　　　　　　せっかくなのでお願いします
　　　　　　 　 　 　 |　!　　 ,.-,　　　　|　　　　　　　　 |
　　　　　　 　 　 _,ﾉ ┴、/ ,/ 　 　 　 ヽ　　　　　　　r　
　　　　　　　　　 r　`二ヽ ） i　　　　　　ヽ _ ､___, 　 ﾄ
　　　　　　 　 　 |　 ー、〉 /　　　　 _,,,,ﾉr　 `　　 ／i＼,,,,_
　　　 　 　 　 　 |　　r_,j　j__,,.. r''''"/::;|　＼`'／ 　 ,'::;;;r;;;;;;;;;;;;:: r ‐-、
　　　 　 　 　 　 | 　 ）　ﾉ ::::::::;;;;;;;/::;;;;|　 ／＼　　/::;;; l;;;;;;;;;;:: ::;;;;;;;:: ヽ
　　　　　　　 　 ﾉﾆ-､　,/::;;|:::;;;;;;;;;＞::;;|／(::::ﾉ ＼/::;;;く;;;;;;;;;;;;:: i::;;;;;;;;;;;:: }
　　　　　　　√..:::;;; ヽ､〉;:;;|::::;;;;;;;;{ ::;;;;;|　 "::く 　/:::;;;;/;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;:. ノ }
　 　 　 　 /..:::::;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;|::::;;;;;;;;;:{ ::;;;;|　|:::::::| /:::;;;:/;;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;;;;;;;;:: }

.

　　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　 　 　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　 　 　 | 　　　（ ⌒）（⌒）　　　　　　むさ苦しい姿では
　　 　 　 　 　 l　　　　　（__人__）
　　　　　 　 　 l　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　王妃様の体面にも係わりますしね
　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　 　 ヽ　　　　　　 l
　　　 　 　 　 　 _,ゝ､　　　_,ノ
　　　 　 　 ,､-='l　＼_,ﾝ g<＼
　　　　 / ＼　└〆＼ i=i|＼'＼
　　　 丿 　　ﾞi 　 ＼　＼=il　/　i!
　　 　 l　　　　l 　　　＼＼| /＝|l
　　 　 |　　　　|　　　　　＼i/ 　 ||






.　　　　 !:: :::::::::::::::::::::::::::::::::::|:|::l|:::::::::::::ll|::::::::::::::::::|||:::::::::::::::::::::::::ｌ
　　　　 |:: ::::::::::::::::: :::::::::::::::::|:|!:lｌ:::::::::::::||l: :::::::::::::::l||::::::|::::::::::::::::::.!
　　　　 |:: ::::::::: ::_l||::::::::::::::::::|ll.l||::＿:::_| ll　:::::::::::::||.!:::::|l:::::!::::::::::::|
　　　　 |: ::::::::: /､ll|::::::::::::::::::|l.l|ゞ=≠ミ､￣￣￣y,ｨ=ミ L;:!::::::::::::|　　　わたくしのことはともかく、
　　　　 |:::::::::::::! /l!|: :::::::::::::::|l.l|`ち少j　　　　　 {ん::〉/}:::::: :.!::::::|
　　　　 !::::::::::::::!.ｌ.|!|:::::::::::::::::|.l.l| 弋zン　　　　 　ら;/ 　!::::.!:::l:::::f|　　　法廷は弁護士の晴れの舞台ですから・・・
　　　　 |:: :::::::: :ヽ.!||: :::::::::: ::|l!　l　　　　　　　　　　 　 !::: :|::l||::::ll|
　　　　 |:: :::::::::::: ::||:!: ::::::::: ::||| │″″　　 　!　″″/:::::l!:.!||:::|l|　　　　できるだけ凛々しい姿で働いていただけたらと
　　　　,l:: ::::::::::::::::::::::::::::::_::_l:!|| │　　　　　´　　 　 ./.::::::.!|:|.!|:::|l!
　　　　l|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!ﾄ､　|　　　 ─‐‐　　 ／.:::::::::i|￣ ￣
　　 　 l|::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::||　 丶、　　　　　 ／ :::::::::::::::||
　　　 !|:: :::::::::: :::/|::::::::::::::::::|.| 、　　.｀ ｰ┬ '´::::::::::::::::::::::::l|
　　　l:!::::::::::::::::/ :l|::::::::::::::::::l |､ 丶、　　/丶、:::::::::::::::::::::::|.!
　　 l:!|::::::::::／::::: !|:::::::::::::::::.! !､ヽ 　＼ l ｉ　　!ヽ:::::: :::::: ::::lｌ|
　　!:|:!:::／'"｀ﾉ ｰ!|: ::::::::::::::::|:.!:::ヽ丶、 ヽ! 　 ! |:､!::::: :ヽ:::|.||

.

　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　 |　　　 （⌒ ）（⌒）　　　　どうもありがとうございます
　　　　　　　 |　　　　 （__人__）
　 　　　 　 　 |　 　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　前回剃った時の跡が残っているので、
　　　　　　　　|　　　　　　 　 }
　　　　　　　　ヽ　　　　　ﾍミ|　　　　　　それに沿っていただければ──
　　　　　　　　／,`　、` -`,--` ,
　　＿＿,---/;;;;;`　　`-,-/ニﾆ |　　　　　　　（なんだかずいぶん親近感が増したな・・・）
　/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,＞、 /::l,_l･　,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::＜:::::::ヽ``l::::|　　|`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::＼|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/'　 `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く　　　';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/






　　　　　　 　 , : ´ ￣｀゛ ::　.
　　　　　　 ,::´:,::':::::::::::::::::::::::::＼
　 　 　 　 .:::::/:::::,::::::::,:::::::､:::::､:::ﾞ:.
　　 　 　 .|:::::i::::::|i:::::_||::::::_|:::::,|iﾞl::ｌ
　　　　　 |:::::|::::::|（●）　（●)|::::|::|　　　　　　では前から失礼しますわ
　　　　　 |:::::|:::::_| 　 　 ,　　 j:::::| ｀
　　　　　 |:::::|:´:|､_ 　／ﾔ:.ノ:::i ｀
　　　　　 |:::::|:::::{´,／　.∧:|:::::|
　　 　 　 |:::::|:::::|ｲ　　　 ,/:|:::::|
　　 　 　 |:i|:|:::::|　　　　/l'i:|:::::|
　　 　 　 |:||:|::,i'l､_,. ィ" j__||,､i'|
　　 　 　 || |ッ'ﾞ＼　　 /‐ｲヽ.
　　　　　 |　|:::|| 　`iｰ　 　|ィ´

.

　　 　 　 　 　 「＼
　　　　　 　 　 l 　 ＼
.　 　 　 　 　 　 ､　　 ＼　　　　　　　ｼﾞｮﾘ
　　 　 　 　 　 　 ＼　 　＼　　　　　　　　ｼﾞｮﾘ
　　　　　 　 　 　 　 ＼_　　＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼ 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　 ＼　　　　　　　, ィ⌒　 ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ 　＼　　 　 ／　　　　　.＼
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼,　―　､｛　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　 　 　 ＼ .f　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ′　　　　　 i人　　　　　 　 　 i
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　 　 　 　 |　 ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　 　 　 　 |＼　｝
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　 　 ヽ_,У
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 、


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　　　!:::::::::::.::.::.:i　　 {　 　 ／　､ ､　　!:::.:::.:::.:::.:!　|　j　　ヾ!　 Y　/
　　　i::::::::::::.::.::.:i　　 ヽ　/ 　 　 ヽヽ　i::.:::.:::.:::.:::!　|　　　　　　　 ｉ
　ヽ　i:::::::::::::.::.::.:i　　　　　　　　　 } !　ヽ:.:::.:::.:::.:i　|　　　　 　 　 |　　　　　　うーん、こうでしょうかね・・・
､　 ヽ.!:::::::::::::.::.::.:i､ 　 　 　 　　 　.! !　　ヽ:::.:::.:::.:! .!　 　 　 　 　 !
　ヽ　ヾ;:::::::::::::.::.::.i ＼　　 　 　　 j j 　 　 !､::.:::.:::i j　　　　 　 　 j
　　ヽ　 !:::::::::::::.::.::.i、 ＼　　　　　j j 　 　 | i.:::.:::.::!'　 　 　 　 　 ﾉ
　 　 ヽ　!:::::::::::::.::.::.!｀ヽ ＼　　　７,' 　 　 j　!:;.-'^ヽ 　 　 　 　 /
　　 　 ヽj!:::::::::::::.::.::.! 　 丶＼　//　　　 ,ﾚ'´　　 　 ＼　 　 ／
　　　　　jヽ:::::::::::.::.::.i 　 　 ヽ V/　　 ／ 　 　 　 　 　 ＼ /
　　　　　 ヽi:::::::::::.::.::j　 　 　 ｀/　　/　　　　　　　　　 　 ヽ
　　 　 　 　 ＼::::::.::.::i ､　　　 / 　 /　　　　　　　　　　　　 ｀､
　　 　 　 　 　 ヽ､::.::.i　＼　 /__,. ｲ　　　　　　　　　　　　　　 ',
　　　　　　　 　 　 ｀ '- _　ゝ'´ /´　　　　　　　　　　　 　 　 　 i
　　　　　　 　 　 　 　 　 / 　 /　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |





…━…━…━…━…━…━…━…━… ｼﾞｮﾘ　ｼﾞｮﾘ …━…━…━…━…━…━…━…━…━





　　　　　　／￣￣＼
　　　　 ／　　u　　ノ ＼
　　　　 |　　　 .u （ ●） |　　　　　　　　　　　　　（や、これは・・・
.　　　　 |　　　　 　（__人_）
　　　　　|　　　　　 ｀ ⌒ﾉ　　　　　　　　　　　　　　結構まずいような・・・）
　　　　　 |　　　　　　 　}
　　　　　 ヽ　u 　　　　 }
　 　　　　 ヽ　　　　　ノ
　　　　　　ノ　　　　　＼
　 　　 ／´　　　　　　　　ヽ

.

　　　　　　　　　／　　　　　　　　 　 ､　ヽ
　　　　　　　　/　　　　 , - ―― - ... ヽ､ ',　　　　　 ＿_
.　　　　　　　/i ,-､　／　　　　　　　　 ￣i｀＝－=､´　　 ￣｀ヽ、
　　　　　　 /i:|/ ｲ/　　　　　　　　　　　 ﾉ!　 ヾ､　 ',　　　　 　　ヽ
　　　　, -―― 7　　　　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.　　!　　ﾍ ＼ }　 　 　　 　 ﾊ　　　　それともこうかしら？
　　　ム、 　 　 ′　 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ,':.:.:.:.:.　ヽ ,'＼　　.:.:.:.:.:.:.:. ',
.　　/　　`x ´　 :ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:. {:.:. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: i
　 /:.:.:.／　 ヽ、:.:. ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＿_:.:i＿_:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|､
　'_..／　 .:.:　　ヽ:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉 =}ｺっ〈:.:.:.:.:.:.:.:,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|ﾐヽ、
　　.:.:.:.:.:　　　　:.:ヽ:.:i:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ｰ´:.!`ｰ ':.:.:.:.:.:.:,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　￣￣ ヽ
　:.:.:　　　　　.:.:.:.:.:.:ﾍ}:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:　　 /　　　　　 i　:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
　　　　　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.|:.:.:.:.:　　　　 /　　　　　　l　　　　　:.:.:.:.:.:.:.:　|:.:.:　　　　　｀ヽ、
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　　 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ヽ:}:.:.:.:.:.:.:　 :/:.:.:.:.:.:.:.＿__/ム ---= .._　　　　{:.:了:.:
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　_:ヽ、:.:.:.:.:.:.:/ : : : : : {:.:.:.:.／ィ二 -::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＝ヽ:.ﾉ:.:.:.:.:.:.




…━…━…━…━…━…━…━…━… ｼﾞｮﾘ　ｼﾞｮﾘ …━…━…━…━…━…━…━…━…━




　　　　＿＿
　　 ／ノ　ヽ＼
　／.（○）（○）＼　ﾁﾗｯ
　|. u.　（__人__）　|
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.　 ヽ　　　　　　ﾉ
　　 ヽ　　　 　/
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　　　　　　　　　　 _＿ ＿_ _　　　　　ノし
　　　　　　　, .:´:::::::::::::::::::::::::::｀ヽ､　　　 て
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　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
　 　 　 ,' :::::::::::::;ｲ:li::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::i ﾊｯ!!
　　　　i :::::i:::!::::/l::i!::::::::::::::l::!:::i::::ｌ::::::::::::i
　　　　i::::::::l::i::」 .l::|:::::::ｌ:::l_ｊ::Lｊi::::ｌ::::::::::::l
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　　　　L:l::::l_i　　　 、　 　 u. |::::」ﾉ」:::::l
　　　　　 ￣ﾊ　　　　　　　　 iﾚ::::i:::::::::l
　　　　　 　 i: :＞／ ⌒ヽ _, ィ´i:::l:::::::::|
　　　　　　　|: ／　　　　 レ'｀ヽl:::l:::::::::|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　|_:::从xxx ､ 　xxxi!:::::_l :::l　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 }|:::ゝ　ヽフ u／||::::|:::::l　　　　　　　　　後ろからの方が
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｌi::::i::::＞r　´　ﾉ|::::i::::::ｌ　ｧ-　、
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｌi:::::i::_ノｌ|　 ／ ,:::::|〉.::⊆ミ丶. ヽ　　　　剃りやすいかもしれませんねっ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 斗i::::iY　少"　　|:::::| .⌒と:__`　　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 /::j个 / 　 ／ !::::|　　　　八 　 !　　　　そうしましょう
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　／ヽ　/':::,' .ﾚ′　'　　 !::::|　　　'" い　 {
　　 r､　　　 　 　 　 　 　 　 　 　／　　 Ｙ /:::i /　　/　　　!::::|　／　　 　}　！
　___ヽ ヽ_ 　 xz--─=＝≦孑㌃ミ‐-　　} |::::{/ 　　ｌ　　 　!::::|,/ 　 　 　 ｌ 　 !
. {_ﾆﾕ_丶 ｀'┴｝　　　　　　　　　　ヾ､　 介!::::| ≠≠====.|:::::|､.　 　 　 ﾘ　　ﾄ、
　｀ｔ- ‐う ､._　 } 　 　 　 　 　 　 　 　 ゝ/:|.!::::i　　　　　　 |::::::i Y　　 /{ｲ　　 | }
　　ヽﾆﾌｰ-イ´}　 -‐　　　　　　　　 ノ/ ｉ:L:::::|___＿＿＿_|::::::|__ト、〃ﾊ!　 　.| }
　　　　　 　 ヽﾉ　　　　 -‐　　　 　 イ　川 ｉ::::|　¨¨　￣￣!::::::!..} {　爪∧＿ ﾉｲ

.

　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　 　 　 　 　 　 　 /::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　 /:::/:::/:::/:::::::i!::::::::::::::::::::!::::::ﾊ
　　　　　　　 　 ,:::::::::::::::::i!:::!::::!i::::::::::::!::::::::!::::::::i　　　　　　やはりこちらからの方が剃りやすいですね
　 　 　 　 　 　 i::::::l::::i:i:i:!│i:!:`L:::::::」∥i:i:i:!::::::!
　 　 　 　 　 　 |:::::l::::::::i!o●ﾟ; 　 　,'.●ﾟ,! V:::::::!　　　　　　ご気分の方はいかがですか？
　 　 　 　 　 　 |:::::l:::::::_|｀" ´　　 　｀ "´ ,'::::::::jj
　 　 　 　 　 　 |::::::::::::|､ 　 　 　 '　　 　/:::::i´｀'
　　　　　　　 　 i::::::l:::::l::ゝ　　　- ‐　 ,.ｲ:::::::|
　　　　　　　 　 |:::::ﾊ::::i:::::::|｀　 .　,.ｨ:´:::!::::::::|
　　　　　　　 　 |::::::ﾊ::ﾍ'＼､　 　　 lﾞ､:::!::::::::|
　　　　 　 　 　 ﾚ‐‐rﾍ:ﾍ 　ヾ:､ 　 l　 ヽ:::::::::(＞ﾍ
　　　　　　　　/　∨´ -ミ!　　ヽヽ/　　|::::ト/､丶｀ヽ
　 　 　 　 　 /　　{　　 ´ ):!､ 　.∨　　 |:!::!ゝ　 　 /
　　　　　　 /　　　､　　 ｊ:::::|ﾍ　 / 　　/ |::!/　　 /
　　　　 　 /　　　/ﾔ　 ∧::::|.∨'　 　 / .|:::!i　　〈ヽ
　　 　 　 /─-ｪ/　|　./　|::::| /　　　/　|::::ﾍ 　/ヽヽ
　　　　 /　＼／　　|/!　 |::::|'　　　 /!　 |:::||ヽ/　 ヽヽ
　　　　 |　／　　　　l/　 |::::::!　　　/ |　.|::::!|./　　　ヽj:､
　　　　 |〃　　　 　 !'＿_|::::::|＿__/__|__/,ｲl.!'　　　　 　 l
　　　　　{　　　　　 /　　|::::::|　　　　　/'　i'|　　　　　　 |



…━…━…━…━…━…━…━…━… ｼﾞｮﾘ　ｼﾞｮﾘ …━…━…━…━…━…━…━…━…━



　 　　 ／￣￣＼
　 　／　　 _ノ　　＼
　 　|　　　 （ ー）（ー）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ええ、問題ありません
.　 　|　　　　 （__人__）
　 　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（眠くなってきただろ・・・）
　 　.ｌ^l^lｎ　　　 　　}
.　　 ヽ 　 L　　　 　}
　 　　ゝ 　ﾉ　　　ノ
　 　／ 　/　　　 ＼
　 ／　 /　　 　 　　＼
. /　　/　　　　　　|ヽ、二⌒)､
　ヽ＿＿ﾉ



三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
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三三三二 ﾆ － ‐ ‐
二 ﾆ － ‐ ‐
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｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*


　　　／ ¨ヽ-、　　_　_　　_　　_ / : : :.ﾊ: : :ﾍ
　　./:.:.:.,:.ハ,ﾊィ.: ' :.:.-:.:.::.:ﾐ､:..｀`ヽ く、_: : : :ヽ
.../￣ : : :ヽ:.:/`-: : : : :.／ ヾ:.r´`ヽ:.:.:.ヽ、 : : : :〉
/ : : : :ヽ..／丶:.:／:.:../.:..:;::ｨ':.:/ﾍ:.,.:ヽ、:.＼/:.:/!　　　　　ヤラナイオったらもうおねむなの？
!: : : : : : :/!:.:.:.':./:.:.／: : : : :.ｲ,:.､ : :く:.:.丶 : : :､〈
〉 : : : : :/:.|l:.,:.:.,':.:./ : . .;:.:/:.:./:.:.ヽ : ヽ: : : ､ : :ヽ)　　　　　あんたは赤ちゃんと同じ位、手間がかかるんだから・・・
: : : : : :,':.:..:.,／:.:./ : : :,.':./:ハ:.:.:,1:.!:.:.!:.:∧ :ヽ、 :Ｖ
　／:.;'::.lヽ/;/:.:.:!: : : :/;ｲ:.l 　', :/ |:.:.:.ﾄ､:.:.:.!ヽﾊ : l　　　　　ほらほら赤ちゃん、ママンって呼んでごらんなさい
〉:::::,／~i　;' :. .ｲ:.:.:.:/!;' !:./　　l|:./_l_ ! | :i : : !:.:.:.:.|
::::/　　 |:,':.:/ﾚ|:.:.:.;' /-.|/_ 　 /|/,- /__!/| : :ｲ : :lﾘ
ヽ〉 　 /'lｌ:.|γ!:.:.:.!:'てｨヽ`　　　'ﾞこ'ﾃ;ﾊ|:./:.:.:.i ム
／　　|/!|:.i.（､ﾚ: |ﾞゞ-' '　　　　　 `ｰ'´ l/:.1l:.ﾅ　　ヽ
　　　/:.:.|/:.|:.::|､!|　"　"　　　　　 　 "'/:./|/
　　 /:.:!:人| !:| iヾ、　　　､__ '_,. 　　 , ｲ :!
　　:.ｲ !:|::!:.i.|:! !_/:`:..､　　　　 　, ., '´ ﾁ:.!、
　／ノィ ¨ヽ.:l´ | .⌒ヽ.`,. - . ィﾁ/　 ｨ!,!:::::::|｀ヽ
　　ｲ:::::::::::丶|:.| !:.｀ヽ.　ヽ ,ィ ,イ´　,/ /::::::::!　 |
　/＼_　　　ﾞ!:.|/ヽト､!　 ｀'"´ 　 　ﾞ'i /:::::::/ 　 !､
ィ　　　ヽ､:::::|:.!＼!　 ,!　　　　　　 　ﾍ::::::/ 　 ﾉ　!
　　　　　 ﾞ､:.ヾ!　　!,/.|　　　　 　　 ／:/,. - ィ;.:.ﾉ
　　　　　　 ﾞ､!'　 ／,ノ　　　　　,.イ /;ﾉ　　　　,′




　　　　　 　 ／￣￣＼
.　　 　 　 _ノ,､ ＼_　　 ＼
　　　 　 ( へ）（ ●）　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　口の減らない女め
　　　　　（__人__）　　　　 |
　　　　　(｀⌒ ´　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　喉をくすぐってやるだろ
　　　 　　{　　　　　　　 |
　　　　　　{ 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　子猫ちゃん、ごろごろって鳴いてみな
　　　　　　 ヾ　 　 　 /
　　　　　　 ｿｇﾍ二ﾆ=7⌒￣"⌒￣〆"⌒ﾆつ
　　　　　 ∧ii/　oィ/"　　〃　　（乙ﾉ≠＾ｿﾉ
　　　　　/ .|/／＝ ゝー─～ﾞ─‐ﾞ～'´
　　　 　 l 　|｡　　 　 ｀~/
　　　　 /　|｡　　 　 　/
　　　 /ｿ　|｡ 　 　 　 （
　 　 / ﾘ∠＼＿＿__ﾆゝ


｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*

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｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*
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　　　　　　　　　　　　 ,ハ　/＼　　　　　 /::::::ﾍ
　　　　　　　/´ヽ　　,/;:::::∨::::::::Y＾⌒ヽ､{ｹ:::::::::ヽ､
　　　　　　 /l:::::ﾉ!／::::／:l|:::_ｲ丶{:::ヽ､::::.ヽ::::::'⌒＾￣,}
　　　 　 ,／/:::::/::::／:::::／l{ﾆ、ﾐ::::＼::::::::.::::＼: : :./´::|
　　　　　i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ＼::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.ｲ.:/:::::::;:
　　　　 /::::::::′/:::::::::/:::丿　'.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,ｲ',::::::::ﾄ､ 　　　　　こらっ坊や
　　　／:::::::/::::〃::::::/:::::|　　　ヽ::::|ヽ:::::::';::::ｌ:＼:::i|::::::::: : ::>
　 , '::::::/::::/,ｨ!/:::::l::::::L::∟、　　､::|　 ＼!:::::|:::::l＼::::::::|ゝｲ　　　　　ママンに向かって何いたずらするの
　 {::::::/:::://｜'::::::l-/-ｰ-　_　 　ヽl二,,'_'j::::|::::,ﾄ､:::＼::lﾙ
　 l::::/／ l:||::ｌ:::::::::l,'_＿＿ _　 　　'＿＿ _}|:::ﾚ'::!ヽj/　）ヽ
　 ｀/,'　　l:||::l:::ヽ∧ヾ` vｿ　　　 　｀Ｖ,ソ/|:::l丿::ﾘ::|　　`丶
　 （ l　　ﾘｌ:!い::::::{tﾍ ,,,, 　 　　,　　 　　,,,;ｌ|::::|::/ｲ|::l　　　　 ）
　　　ヽ　ｌ/　Ｖ｜トrﾍ、　 　 　 　 　 　 ,ｲ.|::::|:::i|| ﾘ
　　　　　 ＼｜::| |｜::::ﾄ､ 　　(⌒ヽ　 ｨ:::ﾚ':::::jl:::l
　　　　　　　 |::::j人!::::｜「 ト　 __ ,　´｜ ′ｲ八|
　　　　　　　 |::/　 i:::::::ｌ l! |　　　　　　∨/::∧::丶
　　　　 　 　 |/　　|:::::::l !ﾚ 　 　 　　　//::∧ ﾄ､::::＼＿,
　　 　 　 　 / 　 　ｌ:::::::川　　　 　　／/::,ﾍハL 「＿￣ヽ
　　 　 　 ／　＿ 厶ィ'::::/　　ｰ一' _／∠_ヽヾ. 　 　￣｀ヽ
　 　 　 ／￣　 　〃 j::/￣￣｀　 ´￣￣　　ヾ.j　　　 　　 }
　　　 /　　　 　　{{　　　　　　　　　　　　　　ヾ.j





　　　　, ⌒ﾊ 　　　　　　　　　 ﾊ⌒ 、
　　　 j:::::::::ヽ ,ﾍ^ ⌒　Ｙ ⌒ヽ/ .::::::::i
　　　ﾉ:::::::::j（ﾉ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
　　　ﾙ:::::ﾘγ::..:::::..:::...ﾍ、: : : :: ﾉy:::::::ﾘ 　　　　　　　　　　　　　　　まったく構われたがりなんだから
　　　 Yyﾉ ﾉ :ﾉ...:ﾉ_ノ　　ヽ､ ::::::） ﾙﾘﾉ
　　　　　　ﾘ::::::(（ ●） 　(●)　::（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こっちが疲労困憊しちゃうわ
.　　　　　　ﾊ::::ﾊ⊂⊃､_,　_ ｧ 　ﾘ）
　　　　　　　） ) ）、 　　　ノくﾊ（　 - 3
　　　　　　（,（.(　' ﾍ　　 い ﾉ:::））
　⊂⌒ヽ　　）` 　 ヾ　ｿ￣（　ヽ　　/⌒つ
　　　＼　 ｖ　ﾉ　　　Ｙ　　　　ヽ　ｖ 　/



｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*



‐ ‐
二 ﾆ － ‐ ‐
三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
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三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 （ ⌒）（⌒）　　　　（ホントよくからかわれたもんだろ・・・）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.|　　　　 （__人__）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　ヽ　⊂二二￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　＼　 ⊂、'　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　＼＿, ｀7　　/
　　　　　　　　　　　　　/　　　　へ　　　　 ＼　!/　　/
　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　＼　　　　Υ　　/
　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　 ＼　　　　　/＼



…━…━…━…━…━…━…━…━… ｼﾞｮﾘ　ｼﾞｮﾘ …━…━…━…━…━…━…━…━…━



　　　　　 　 　 　 ／: : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :.
　　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : :/.' : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　': :/ : : : : : : :/: i: :, : : / : : : /: : : : : : : : : :i　　　　　　　　　　残すところ
　　　 　 　 　 : /: : : : :ｨ :./ : :.i: i : : ｉ: : : : :i : :/ : : ｉ : : : :|
　　　　　　　 |/ : : : /: : / : : : : i.: :/{.: :/ｉ: :i ://|: : j: : : !::!　　　　　　　　　　仕上げのみですね
　 　 　 　 　 |/: : : /: :./: : : : : :i:::/7ﾊ/ノノｊ/:/_|:./ }: :/:ｉ:|
　　　　　　 /: : : :/: : /: : : : i :.:i斥r≧ミ､　　　 ｊ/｣_ｊ:/l/::|　　　　　　　　　　　もう少し待っていて下さい
　　　　　　 |: : : : l :./ i : i : i i :.|弋.ﾟ●ｿ`　　　,.≦zﾐ,/: ::!　　　
　　　　　　 !: : : / :/ヽ､: : : i i :.|　 ﾞ¨ ´　　　　'ﾟ●ﾀ/: : : !　　
　　　　　　,: : :./: /i /i_:_i!:_:_|!i:_i.　 '"´　　 　 {　¨´'i i : : :!
　　　　 　 j: :/ : /: : : |: : : : :.: |　　　 　 　 　 ′ ﾉ: :i:_:i!:｣
　　　　 　,"/: : :｢: : : :| : : : : :.:| ､　　　　{　ｱ　／: : ｜
　　　　　/: : : : /: : : :.i: i : i : :.!　 　 ､ 　 ｀ .イ: : : : :.|
　　　 　 j: : : : ,'─=ミ:|: : : ｊ : :|　　　 / : : {: i: : i: : : :!
　　　　 j: : : : ﾉ￣￣´i: : : ii: : i　 　 /: : ﾉﾉ八: :ii:: : :|
　　　　 i': : :./　　|　　|: : : ii: |:.!ヽ　｛ ＼／　|: : |: : ||
　　　　 |: : /　 /　　　|i|: : ii: : i＼＼: 　 ＼　!: ||i!: : |
　　　　∠/..._　 　　　 !: : : |: : |　 ＼＼　　＼: |: : : i!

.

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　_ノ　 ヽ､_ 　　＼
　　　　　　　　　　　 　 　 （●）（● ）　　　|　　　　王妃様には、ここまでしていただいて
　　　　　　　　　　　　　　 （__人＿）　　 　 |
　　　　　　　　　　 　 　 　 '､｀⌒ ´　 　U　|　　　　 恐縮するばかりです
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 {
　　　　　　　　　　　　　　　 ヽr｀ｰ- -=´　i､
　　　　　　　　　　　　 __,. ＜.ﾑ-　、､___,／ヽ__
　　　　　　　　_, ､＜¨ : : : : :l : :.ヽ　 ∧::〈ヽi :、ヽ、
　　　　　　　/ : : : : : : : : : : :|＿ : :∨　|:Λ | : :､ : ＞、
　　　　　　丿 : : : : : :i: : : : : : :／ :.∧__|::∨＼､: : : : :.｀,
　　　　　　i : : : : : : : :| : : : : : :＼／￣ ∨ 　 /;;ヽ : : : :,i
　 　 　 　 i : : : : : : : :! : : : : : : :/　´￣ヽ_V /;;/;;;;;ヽ : i∧
　　　　　/: : : : : : : : :| : : : : : :/　　 ´￣V /;;/;(￣＼ :|: ﾊ
　　　　,' : : : : : : : : :丿 : : : : /　　　　´￣y;/;;;(￣＼ V: :ﾊ



…━…━…━…━…━…━…━…━… ｼﾞｮﾘ　ｼﾞｮﾘ …━…━…━…━…━…━…━…━…━



.　　 　 　 　 　 , . : : :´￣｀￣: ≧: . 、
　　 　 　 　 .／: : : : : : /: : : : : : : : : : ヽ
　　　 　 　 /: : : : : : : /: : : : i : : : : : : : : ヽ
　 　 　 　 ,: : : : : : : : ': : : ｉ: :| : : ｉ: : 、; : : :ヽ
　　　　　 ｉ : : : : : ｉ : ; : : : |: :| : : |: : :| |: : : : ｉ　　　　　　　　とんでもございません
　　　　　 | : : : : : |: :|: : : :.|: :| : : |: : :| |: : : : |
　　　　　 | : : : : : |: :|.: : : :|: :|:ィr孑ﾐ:リ: :/ : |　　　　　　　　わたくしには、これくらいしかできませんから
　　　　　 | : : : : : ﾊ |: : : : ヾ{　ゞ) ﾉ　弋'､ｲﾉ
　　　　　 |: : : : : ｉ: ヾ＼: : : :ゞ ｀ ´　　 /　｀
　　　　　 | : : : : :|: :∧: : ヾ´　　 　 - /
　　　　　 | : : : : :|: :|ィ=ミ､: ヽ./‐- イ
　　　　　 ! : : : : :|: :| ―- 、｀〈: : : :.:|
　　　　　,. : : : : :.|: :|　　　　｀゛ヽ: : :.|
.　 　 　 ﾑ: : : : : :l: :|f　　　　　 、ﾐ: :ヽ
　 　 　 ﾑ : : : : : |: :|.|　　　 ＿ ヽ ヽ: :ヽ
　　 　 ﾑ: : : : : : :l: :|.| -‐"´　　　ヽ ヽ: :i
　　　 ﾑ: : : : : : : l: :|.!　　　　　　　 ヽi : }｀ヽ
　 　 ﾑ : : : : : : : |: :|ﾑ　　　　　　 　 { : !　 l
　　　ｉ : : : ｉ: : : : :l: :|ハ　　　　　　　 ヾ/　 |
　　　| : : : |: : : : :l: :} ハ　　　　　　　　 ￣｀ヽ
　　　| : : : |: : : : :}: l_ ハ　　　　　　　　　　　 ヽ
　　　｀ヽ　ﾊ＿ イ-{ ￣ｷ　　　　　　　　　　 　 ヽ
　　　　　 ヾ　　/　　　 ﾊ　　　　　 　 　 　 　 　 |

.

　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／ ヽ､.　_ノ　＼
　　　　　　　|　 （●）（●）　|　　　　王妃様は立派に戦っておられましたよ
　　　　　　　|　　（__人__）　｜
　 　 　 　 　 |　　 ｀ ⌒´　　|
　　　　　　　 |　　　　　　 　}
　　　　　　　 ヽ　　　　　 　}
　　　　　　　　人＿__＿_ノ"⌒ヽ
　　　　　　／　　　　　　　　　　　＼
　　　　　/ 　　　　　　　　　　 へ　　＼
　　　　 （　　ヽγ⌒)　　　　　| 　＼ 　 ＼
　￣￣￣＼＿＿／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　｛;;;;;;;｝
　　　　　　　　　　　 L;;;;」



…━…━…━…━…━…━…━…━… ｼﾞｮﾘ　ｼﾞｮﾘ …━…━…━…━…━…━…━…━…━



　 　 　 　 　 !::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.::|:.:::.:::|!:::.:::.:::.:::.:::.|
　　　　　　　l:.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::|.:::.:|ｌ|::.:::.:||:.:::.:::.:::.:::.::.!
　　　　　　　|::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:!l::.:::.:::.:::.:::.:::|.::.::|｣|:.::.::|!L:.__:｣::.::.::.l　　　　　　いえ、わたくしなど・・・
　　　　　　　|:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::._:|:|.::.:::.:::.l:::.::.|Ｌ:::｣　￣´　 　ﾊl.:::.:l:.:!
　　　　　　　|::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:/　|]::.:::.:::.::|:.:::.||　　　 _､　　　{;;;!::.::ｌ|:l　　　　　　一時は独りで戦うしかないかと
　 　 　 　 　 !.:::.:::.:::.:::.:::.:::..i　/|:!::.:::.:::.:|::.:::l|l　ミ＝'"　　　'V:.::l.|:!|
　 　 　 　 　 |::.:::.:::.:::.:::.::: 八ヽ.||.:::.:::.:::|.:::.:l||　　 　 　 　 　 ヽ川　　　　　　　ずいぶん気負ってみましたが、
　　　　 　 　 |.:::.:::.:::.:::.:::.,':.:::.＼l|::.|::.:::.|!::.::||　　　　 　 　 r '´
　　　　　　　 |::.:::.:::.:::.:::.:i::.:::.:::.:::|.:.!:::.:::|L::」|　　　　　 ‐ｾ′　　　　　　　　　　女のできることなど高が知れておりました
　　　　　　　 |.:::.:::.:::.:::.:::|.:::.:::.:::.:|:.|:.:::.::||　　　 　 　 　 /|
　　　　 　 　 !::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.::: |.:|:::.:::.|　 えﾆ_ー‐一1|:!　　　　　　　　　　　　やはり殿方の力には敵いませんね
　　 　 　 　 ,':.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::./|:::!:.:::.::| /、 ＼｀`ヽ.:/ !|

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　　　　　　　　　　　　　　　_____
　　　　　　　　　　　　 ／ ￣ ￣＼
　　　　　　　　　　　／　　　 　 　　＼
　　　　　　　　　　　| 　　 　_,.ノ '(ゞ､_|　　　　　それは買いかぶり過ぎいうものです
　　　　　　　　　　　.|　　　 （ ー）ヽ ヽ
　　　　　　　　　　 ノ| U 　　（___人_＼＼__　　　（この程度の仕事をする弁護士なら
　　　　　　 ____-‐./l l|、　　　 ｀⌒（⌒_　　 ＼
　　　 ,,-=ﾆ_::::::､::l ::::! ヽ. 　　　　　し「、　　　 ＼　探せばざらに見つかるだろう）
　　 / ::::::::::: ヽ::::::)::::::|　｀ヽ.　___´ノ ヽ ヽ、..,,____i_
　　i :::::::::::::::::: ヽく::::::::ヽ　 / ￣ lヽl:::::〉::::Y________l_
　　l :::::::::::::::::::::: ヽ:::y:::::ヽ/､＿_l 　!:: /::::| ::::::::::::::: |
　　 ! :::::::::::::::::::::::: l::::＼::::ヽ　l　ヽ.l::: l::::: | ::::::::::::::: |
　　 ヽ :::::::::::::::::::::::: ヽ:::＼::::ヽl　　l!::: l:::: | ::::::::::::::: |






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　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　 　 へ
　　 　 　 　 ／　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　/
　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 i
　　 　 　 l　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　（むしろ卑劣な敵に囲まれて尚、
　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾋﾄ
　　　　　 }　 ji　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i　　　　　独りあそこまで堂々と戦える女など
　　　　　 ヽ,仇,　.._＿__　ノ　　　　　　　　　　 i
　　　　　　ﾔﾊ 辷ﾁ:::.ji　ｲ　　　　　　　　　　　　　　　　　そうそう見つかるものか・・・
　　　　　　 !/　　｀￣￣　　　　　　　　　 　 　{
　　　　　／{　　　　 　 ｀:　　　　　 } 　 　 　 　i　　　　　　貴女は、その態度で意気地ない男たちを
　　　　　ゝﾍ,　　　　 　 ﾉ　　　　　f　　　　　　:
　　　　　　　ゝ¨￣￣　　　　　　　l! 　 　 , 斗j{　　　　　　無言で叱咤してしまうほど強かったのだから）
　　　 　 　 　 l｀ 　 　 　 　 　 　 ノ_ 斗‐ '_／ }
　　　　　　 　 l　　　　　_　斗匕 '´　　, -'　　入
　　　　　　　　`ー―::´::::::::::／_,.．-'''"　　 ／//ゝ_
　　　　　　　　　r＜ヽ:::_:／' ´　　　　　 ／///／/＼
　　　　　　　　　|'　r＜　　　　　　　, -'"///／/////＼
　　　　　　　　　|:', | .ヽ　　　　, -'"/////／/////////＼
　　　　　　　　 └} )ヘl　　 ／'//////／/////////////＼
　　　　　　　　 /ヽゝ=/ .／ //////／/////////////////＼

.

　　　　　　　 　_,.／　/r‐､　　　　　　　　　 　 　 　 '.
　　　　　　／_／　／'´　/
　　 　 　 / 〈/　 //　 /´　　　　　　　　　 　　 　 　　 ! 　　　　　　これが拙僧の仕事だという
　　 　 　 !　 !　 ,ｲ　 /　　　　　　　 　　　__　(⌒ヽ ∨｀ヽ
　　　 　 {l　/　　 　ｲ　　　　　　l　　　 　{　 ヽ＼　＼ﾊ､　＼ 　　　ただそれだけのことですよ
　　　　 l ,　 ,　　 　 ! 　 　 　 　 !　　,　　丶　 ヽ ＼　 ヽ} 　 }
　　　　 | i　i　　　　{　￣｀ヽ､　 ､　 '/　　 _∨ ∧　 }　　l|　　|
　　　　 | l　l　　　　|　 （ て:::ム_ｊ.(⌒ヽ,ィ1::.∨ ∧ |i　　i! 　 {
　　　　 | ;　;　　　　}　 　 ｀￣´イ　＼　＼｀¨ ∨　´　　　　　 ヽ､　　　　　　　　　　　　　　あ、まだ動かないで下さいね＞ｷﾙｺ
　,-､ ,､/　　　　　 ∧　 　 　 　 　 i 　＼　｀ｰ '　 ヽ　　｀　　　 ∨}　
´: : :＼ ＼.　　 　/　　　i 　 　 　 人　　｀ヽ､　　　　　　　li　 ｢! }/
: : : : : :＼ ＼_,／　　　‘.ゝ-―　´　　ー - ∧ 　 　 l!　　 |!　 |l ;'　　　　すいません
: : : : : : : :＼ >　　　　 ハ　 　 　 　 　 　 　 ∧　 　 !　　 |!　/' {
: : : : : : : : : :〉≧=<三/　i､　　　 　 　 　 　 j　:!　　　|　　 !　　 ,'






　　　　　　　　　　　. -─━─ ､
　　　　　　　　　　/　　　 　 　　 ．
　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　 .
　 　 　 　 　 　 / 　 　 　 　 　 　 i
　　 　 　 　 　 .'　　　　 　 ｀,:､　/ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　（どんなに強い女でも、男の力に
　　　　　　　_,<　　　,　　`泛ﾀﾞｿ^
　　　　　 　/ﾍヽ! :i　! 　γ　　i<　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　屈したい時がある
　　　　 　 ﾒv/＼ヽ､ﾍ.　 ゝ.__.ﾉ_)
　　　 　／/ハ/,∧　＼＼_／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　間抜けだの赤ちゃんだのとからかいながらも、
　 　 ／////_j//jヘ.　/,7j
　　///////＼////＼/∧､.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嬉々として世話を焼きたがったヤラナイコは
　　;γ⌒ ｀ヾv ＼////＼ﾍ廴
　　i//ヽ､///,＼/＼/////ﾍN　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やはり男を尊敬したいと思っていた
　　|//ヽ､_≧=ヽiﾘ//＞ ､/∧i!ﾊ
　　|､///ー=ﾆ7/{/j/////＼.ﾘ/∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　執拗にからかっていたのは、あいつの
　　Ｎv/////,≧7､////////N//,j
　　ヾ.V/////ヽ､∧///////o∧/{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　照れ隠しってとこだったのだろう・・・）
　　　VV/////ヽ､∧////////∧ﾍ
　　　 Vヾ///////ﾞ∧///////o∧/,
　　　　V/＼//////'ﾘ;.////////∧/i
　　　　 V//,＼/////∧///////o/Ｎ
　　　　　ヾ/∧ ヾ/////,V/////// j/,

.

　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　 ,　'　　　　　　　　　' ､
　　　　　　　　, '　　　　　　 　 　 　 　 ' .
　　　　　　　 ,'　　　　　　　　 　 　 　 　 i
　　　　　　　,'　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　（なるほど、女が自然体で生きるはずだな
.　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　 　 　 |
.　　　　　　 |　　　　　　　　　＿__ ノ ゝ__,　　　男に偉さを求めるだけ、自分は無理をしなくても
.　　　　　　 |　　　　　　　　（ ｛::::::｝ ) ({::})
　　　　　　　'.　　　　　　　　　　　　　' . .ｊ　　　いいようにできている・・・）
.　　　　 　 　 '.　　　　　　　（　　　　　 j　)
　　　　　　　　 } 　人　　　　 ー――´ｰ
　　　　　　＿_ﾉ　　　 ＼　　　　　　　 」
　　　　　　}////｀　＜　 ｀: ..　　　 　.,'
　　　　　 /_/////////｀　＜ｒ'´￣￣
.　　　　 //////｀/＜///////ﾊ
　　　　///////////,｀/＜// 丿
.　　　////////////////////ヽ
　 　 ﾑ///////////////////// ｀ヽ
.　　 ﾊ////////////////////////ハ
　　 {///////////////////////////}、
　　 |///////////////////////////iﾑ
.　　ハ//////////////////////////}ハ






　　　　　　　 ／´￣￣ ￣￣｀＼.
　　　　　　／: : : :　　　　　 　 　 ＼
　　　　　/: : : : :　　　　　　　　　　　'.,
　　　　　|: : : :　　 　 　 　 　 　 　 　 :|　　　　　　（代わりに男に尽くす
　　　　　| : :u : : : : : .,　　 　 　 　 　 :|
　　　　　|:: : : :＿ ノ゛,, ;、､､ '"ヽ_　　:|　　　　　　　まぁそれでもいざ押し付ける側となると、気後れしない訳でもないが・・・
　　　　　|::::;;;（　 ●） ﾉヽ （　● ） ;;:::|
　　　　　|: : : ´"''", 　 　 　 　"''"´　:l　　　　　　　 ただ無理が得意な男だって、少しばかりの甘えを許してもらわないと
　　　　　 ',: : . . （　　　 j　　　 ） 　 ./
　　 ＿／二Ｌ___: :.｀ｰ-‐´｀ｰ-‐′　/ハｰ､＿_　　　うまく戦えそうにないときもあるしな）
　／: : r':|　r'￣二ﾕ　　　　　　　 　./ : ',: :: :: :＼＿_
　: : : : | .|　|　/ 　) ｀)　　 　　　　 ./| : :.ﾍ: :: :: :: :: :: :＼＿_
　: : : : |.ﾉ. ﾉ /　　⌒ヽ＿　　 　／. |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
　: :: :: :＼　　　　　　　　 ヽ- ´ 　 .|: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ　　　　　 γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　: :: :: : l: ｀ー┬-､　 　 　 ト､.　　/: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ　　　　　｜・・・王妃様にはホント感謝してるだろ　|
　 : : ┐|: :: :: :: :＼）　 ７ ./iii入／|: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}　　　Ｏ　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　: : イ .|__/ ,へ/⌒＼　./iiii〈 　 /! : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!　　　o
　イノ : : / /: :: :＼＿ ￣＼ii｝　　|: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|　　 ﾟ

.

　　　　　　　　　　　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　／　　__,ノ　｀⌒
　　　　　　　　　　|　　　( ●) (●）　　　　　ですから、お気遣いなされませんよう──
　 　 　 　 　 　 　 | 　　　（___人__）
　　　　　　　 　 　 |.　 　 　` ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　　 |　　　　　 　　|
　　　　　　　 　 　 iヽ 　　　　　　|
　　　　　　　　　　 }､ `＞ ｰ-´-くヽ- 、___、
　　　　　　　　　 _ﾊ,>-ｰ＜￣／ :/ :: : : : : .７¨. ヽ
　　　　　　　__／ :}Λ::√ У: : :./ : : : : : : / : : : : ＼
　　　　,.-< : : : : :i /::::「 ／ :< : : : : : : : : / : : : : : : ∧
　　　r´ : : : : :「: i/::::::i / .: : : 〉 : : : : : : : : : : : ／/: : .ヽ
　 　 } : :, : : : i :./:::::::i/ .: : :／ : : : : : : : : : : :/ : : : : : : . ＼
　　 f : :ｉ : : : :i ,':::::::/ : : ／ : : : : : : : : : : i :/:,: : : : : : : : : : .ヽ
　　/ : :ｉ : : : :ｉ i::::;::,' : :./ : : : : : : : : : : : : :V: {: : : : : : : : : : : : .＼
　/: : : :ｉ : : : :i i:::::,' : :/ : : : : : : : : : : : : : : :rヽ: : : : : : : : : : : : : : .＼



…━…━…━…━…━…━…━…━… ｼﾞｮﾘ　ｼﾞｮﾘ …━…━…━…━…━…━…━…━…━



　　　　　 　 　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: !
　　　　　　　　　　　!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
　　　　　　　　　　 ,l:::::::::::::::::::::,l ::::::: :::::::::::::::::::::::|::::::::::l::|::::::::::::::::::::l
　　　　　　　　　 /,l ::::::::::::::::::r||:::::::l !:!:: ::::: ::::::::||::::::::::|::l:::::::::::::::::::: !　　　気遣いではありません
　　　　　　 　 ／/l:::::::::::::::::::::|.|.|:::::j | | !::::::::::::: !,!|::::::::|:||:::::::::::::::::::::l
　　　　　　 ／／/l ::::r┐::::::,j !ｲﾆ |_|､! |l_＿_l ll ｨ--,ﾆ,┐::::::::::l !:::: !　　　実を申せば、わたくし一度
　　　　 .／／／/l::::::|,!.|::::::::l'l　 ＿__　　 　 　 　　,_＿ 　||::::::::::| !::::::|
　　　／ ／./. //l::::::::|亅::::::|.|.,-=＝x 　　　　　ｨ＝=ミ/ ||:::::::::|ﾉ::::::::!　　　剃髪をしてみたかったのです
　.／　 /　/ //　!:::::::::::|::::::::| !　　　　　　　　　　　　　　|,! :::::::|:::::::::::|!
'´　 ／ ／ /./ ｜::::::::::::|:::::::| l.　　　　　　_ _　 　　 　 　,|::::|:::::|:::|::: :::!l
　／　/　/ /　 .! ::::::::::::::|::::::.|＼　　　　　　　 　 　 　 ／:￣l￣:::j::::|::::l.l
/ 　 /　/ ./　　! ::::::::::::::|:::::::l.l:::::: ヽ､　　`　　´　_,ィ'´::::::::,||:::::::::|::::|::::l l,
　 ／.／ /　　.l::::::::::::::/|::::::,!,!|:::_,ノ|　｀`ｰ---‐'"　 ト_ ::::::l !::::::::|l:::|l::::| !l
／　/　/ 　　.!:::::::::::::/i,|:::::/,l〃'､ ヽ＼.　　　　　／ .／入l |:::::::::| !:l.l::: l !l
　,/ 　/　　 .,!::::::::::::/ !!|:／"ヽ_ノ`､ !、ヽ.　　 ／ .／ / :::::７-､::::| !: !l::: ! !l
/　　/ 　　 ,' ::::::::::/／.!'´　　,' ::::::::ヽ ＼ ヽr'　 ／／::::::::::/~"ヽj　!: ! !::l. l.l
.　 / 　　 ./:::::_, -'"::::::::｀`= ヽ::::::::::::::ヽ､ヽ　 ／ / :::::::::::::::!、　" ! ヽ! l:::l　!.!
　/　.　　/ /ヽ: :: :::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::: !､ У ,/ :::::::::::::::::ノ`‐~~::::::::::::ヽl. | |

.

　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　⌒´ ヽ､,＿　 ＼
　 　 　 　 　 　 （●)（●.)　　　 |　　　　　　聖職者など、別に珍しくはないはずですが・・・？
　　　　　　　　　（_人___）　　　　|
　　　　　 　 　 　 '､　　　　　　 │
　 　 　 　 　 　 　 }　　　　　　　{
　　　　　　　　　　!､______　.ィ-ｰﾄ、
　　　　　　　　　　　　V／_:_ｭ:-:-: ヽ
　　　　　　　　　　　 {ｬ＜ : : : : : : : : :.
　　　　　　　　　　　／ｰ-、: : : : : : : : : :'.,
　 　「r'、　　　　 ／ : : : : :｀､ : : : : : : : : :'.,
　　　} r'、　ﾍ､ / : : : : : : : : : : : : : : : : : : i
　　　i/ ム､} .{ i : : : : : : : : : V : : : : : : : : |
　　　{　い､{　 Ｙ : : : : : .＼ : V: : : : : : : : |
　　　＼　　ヽ　{|V : : : : : : ＼V: : : : : : : :|
　　　　 ＼　　ノ|:.V: : : : : : : : :〉 : : : : : : :|



…━…━…━…━…━…━…━…━… ｼﾞｮﾘ　ｼﾞｮﾘ …━…━…━…━…━…━…━…━…━



　　　　　　　　　　　　　　　　_ _＿ ＿_
　　　　　　　　　　　　 ,　.:´ : : : : : : : : : :｀ヽ､
　　　　　　　　　　　／ . : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 　 ／ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　 　 　 　 ／ . : : : : /: : /: : : : : : : : : : :ヽ : : : . ＼
　　　　　　　/ . : : : /.:./: : :.|: : : :.／: /.:.ハ.:.|: : : : : : : ヽ　　　　ﾌﾌｯ　ヤラナイコが、剃髪の腕前を
　　　　　 　 i : : : :.:.| : |.:.:__⊥_／ /:./:./　 ヽﾄ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
　　　　　 　 | : : : : :| : |:i: : ::|:/´｀ﾅナ/　　 _ﾘﾑ_i.:.: |:.:.:..:.|　　　　しつこく自慢するものですから・・・
　　　　　 　 | : : : : :| : |:|: :.:.>　　　ﾒﾒ､　　,l/ /,ﾊ:.:.:|.:.:.:.:.|
　　　　　 　 | : : : : :| : |:|: :.:.|　 '⌒ヽ　　　'⌒ヽ .i.:.:.| .:.:/:|　　　　仕返しというわけではありませんが、
　　　　　 　 | : : : : .ﾊ: ::|:.: :.|　　　　　　　 　 　 /.:./.:.://:|
　　　　　 　 | : : : 〈　 ヽ:.:.: :| '''''''　　　　 ,　 ,,,,/.:./.:.:// ﾘ|　　　　そこはわたくしにも女の意地というものが
　　　　　 　 | : : : : :＼ _＼.:|　　　　_ _＿_　　 「:i￣
　　　　　 　 | : : : : : /:/:.:>､　 ,.　´ 　　　 ＼ ｲ.:.|　　　　　　　　　ありましてよ
　　　　　 　 | : : : : /:/: :ﾉ　／　　　 　 　　　＼.:|
　　　　　 　 | : : : /:/:／／　　　　　　 　 　　　 〉
　　　　　　 /. : : , ィ´／　　　　　　　 /　　　　/ |
　 　 　 　 /. :／　 l/　　　　　　　　 /　　 |　/.:.:.|
　　　　　/.／ 　 ／　　　　　　　　 / 　 　K^ヽ.: |
　 　 　 //　　, ｲ　　　　　　　　　/　　 　 |　　 ＼
　　　 〃　 ／　|　　　　　 　 　 / 　 　 　 |　　　　＼

.

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ ￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 _ノ　'ヽ､_ 　　＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 （⌒）（⌒ ） 　　 |　　　なるほど
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 （__人___）　　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 '､'ーｰ´ 　 'J　|　　　それは目に浮かびますね
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　.ｨ {
　　　　　　　　　　　　　　　　　_`ｭ`ｰー___´_ノ',
　　　　　　　　　　　_, ､ -ｰ´. : l : .＼　 ｲ::::ﾊヽ{`、
　　　　　　　　　　/. : : : : : : : : i : : :.∨´〉::::::V: : ､＞、
　　　　　　　　　丿 : : : : : : i : : : :／ :｀､ ',::::::: l : : > : : : -、
　　　 　 　 　 　 r : : : : : : : :| : : :＼ : : :｀､',:::::::| : :.ヽ : : : : ',
　　　　 　 　 　 / : : : : : : : : i : : : : :ヽ : : ヽ',:::::| : : /:_:_:_:i;;⊥____
　　　　　　　　/ : : : : : : : : :丿: : : : : : ヽ : : ヽ::|／´　ヽ､,,______ノ
　　　　　　 　/ : : : : : : : : :/: : : : : : : : : :ヽ ::／　　　ヽ､ }___）
　　　　　　 ,:': : : : : : : : ヽム二ﾆ - ´¨￣｢ r'　　　､ ヽ .ﾉ : :|
　　　　　　 ｉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | |　　　　r_ノ.: : : |
　　　　 　　ｉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | |へ-‐´ : : : :| : :!
　 　 　 　 　ｉ : : :: : : : : : : : : : : : : :_:_:_:_:_:ゞｿ: : : : : : : : | : :|
　　　　　　　ゝ:_:_:_:_二ﾆ=-:::´ ¨ : : : : : : : : : : : : : : : : : | : :|





.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*
　　　　　　　　　　　　　　　.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*


　　　　　, ⌒ﾊ 　　　　　　　　　 ﾊ⌒ 、
　＊　　 ｊ:::::::::ヽ ,ﾍ^ ⌒　Ｙ ⌒ヽ/ .::::::::i　　☆　　　　　　　　　　　キルコさま聞いてくださいよ～
　　　　 ﾉ:::::::::j（ﾉ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i　
+　☆　ﾙ:::::ﾘγ::..:::::..:::...ﾍ、: : : :: ﾉy:::::::ﾘ　　　　　+　　　 　　　　　ヤラナイオのやつったら勉強ばっかで
　　　 　Yyﾉ ﾉ :ﾉ...:ﾉ ⌒　　⌒::::::） ﾙﾘﾉ
　　　　　　　ﾘ::::::(　（● ）　(＜::（　*　　　　　　　　　　　　　　　　　格好には無頓着だから、いつも私が
* 　　　　　　|:::::::ヽ　,,　 r‐ｧ　ﾘ） )　
　　　　　　　ii ,、ノﾉ、 　 ￣ノくﾊ（　　 キラッ☆　　　　　　　　　　　剃髪してあげてたんです
　　*　　　／ 彡^(' ﾍ　　 い ﾉ:::））
　　　　　　／⌒ヽ）` 　 ヾ　ｿ￣（( 、　+　　　　　　　　　　　　　　　 おかげで当時はパリ1のスタイリストかって
　　　　+　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 くらい髪剃るの上手かったんですよ？


.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*
　　　　　　　　　　　　　　　.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:.*･゜ﾟ･*

.

　　　　　 　 　 　 ／: : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :.
　　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : :/.' : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　': :/ : : : : : : :/: i: :, : : / : : : /: : : : : : : : : :i
　　　 　 　 　 : /: : : : :ｨ :./ : :.i: i : : ｉ: : : : :i : :/ : : ｉ : : : :| 　　　貴方とヤラナイコは、こうやって
　　　　　　　 |/ : : : /: : / : : : : i.: :/{.: :/ｉ: :i ://|: : j: : : !::!
　 　 　 　 　 |/: : : /: :./: : : : : :i:::/7ﾊ/ノノｊ/:/_|:./ }: :/:ｉ:|　　　 一緒に暮らしておられたのですね・・・
　　　　　　 /: : : :/: : /: : : : i :.:i斥r≧ミ､　　　 ｊ/｣_ｊ:/l/::|
　　　　　　 |: : : : l :./ i : i : i i :.|{弋ﾟ:::ソ}`　　　,.≦zﾐ,/: ::!　.　　貴僧の頭に剃刀を当てていますと、
　　　　　　 !: : : / :/ヽ､: : : i i :.|　 ﾞ¨ ´　　　　弋ﾉﾀ/: : : !
　　　　　　,: : :./: /i /i_:_i!:_:_|!i:_i.　"""　　　　{´¨´'i i : : :!　　　 なんだかヤラナイコの愛し方が
　　　　 　 j: :/ : /: : : |: : : : :.: |　　　　　　 　 ′ ﾉ: :i:_:i!:｣
　　　　 　,"/: : :｢: : : :| : : : : :.:| ､　　　　｀　　 ／: : ｜　　　.　　理解できたような気がしますわ
　　　　　/: : : : /: : : :.i: i : i : :.!　 　 ､ 　 　 イ: : : : :.|
　　　 　 j: : : : ,'─=ミ:|: : : ｊ : :|　　　 / : : {: i: : i: : : :!
　　　　 j: : : : ﾉ￣￣´i: : : ii: : i　 　 /: : ﾉﾉ八: :ii:: : :|
　　　　 i': : :./　　|　　|: : : ii: |:.!ヽ　｛ ＼／　|: : |: : ||
　　　　 |: : /　 /　　　|i|: : ii: : i＼＼: 　 ＼　!: ||i!: : |
　　　　∠/..._　 　　　 !: : : |: : |　 ＼＼　　＼: |: : : i!
　　　 /　　 　 ｀　　、 .|: : : |: !i|　 　 ＼＼　ヽヽ: : : i!



…━…━…━…━…━…━…━…━… ｼﾞｮﾘ　ｼﾞｮﾘ …━…━…━…━…━…━…━…━…━



　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　 ／　　 _,.ノ　 ヽ､_
　　　　　　　　　 　 ｜　 　 ( ○) (○）　　　　　　　　　　　　　　愛し方・・・ですか
　　　　　　　　　　　｜ U　　（___人__）
　　　　　　　　　　　 .|　　　　　　　__ﾉ__　　　　　　　　　　　　　　あいつはなんと？
　　　　　　　　　　　　|　　　　 _／ ___＼ヽ_
　 　 　 　　 　　 　　 人､ 　　'-／____ ヽ　 |
　 　 　　 　 　　 _,／(　ヽ､　 __'-〈 、 ヽ　　|
　　　_, ､ -― ''" :l : :.＼　 ヽ,､.ﾞ,/ヽﾉ}　　　ﾄ､
　　/. : : : : : : : : : :|＿: :.ヽ､ ∧:::〈ヽﾄ{　　　〈j)、
　丿: : : : : : : : : : : : ／: : :.∨ |:::::', |: ゞニﾆ彡〉,
. i : : : : : : : : |: : : : : ＼ : : : `､|::::::|,|:〈: : : : : : : ∧
/. : : : : : : : : !: : : : : : : ＼ : : :.'､:::::| : 〈: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : ＼: : :'.,:::|: ;∧: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : 丿: : : : : : : : : : :.＼: :V:./-∧: : : : : : : : v
: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : ﾚ : : : ∧: : : : : : : :}

.

　　　　　　　　 ／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.　 　 　 　 　 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
.　　　　　　　′:::::::: ,'ｌ::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
.　　　　　　 '.::::::::::::i:| |:::i::::::|:::::::|:::ｉ:|:::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　 　 　 i:::::::::::::|l｣ |:::l::::::|:::::::|:::|:|:::::::::i:::::::::::::::::::::ｌ ,
　　　 　 　 l:::::::::::::l_ミ､└_└‐-L:ｌ｣:::::::::|::::::::::::::::::::;　!　　　　　　「私たちは同志なのだ」と──
　　 　　 　 |:::::::::::::|i●; 　 斗ゃｧｪｬ:::::::::| ､::::::::::::::::　；
. 　 　 　 　 ｀ヽ;:::::｣｀¨′　　ゞ●ノ/::::::::l　i:::::::::::::::ｉ ?礒
.　　　　 　 　 /::::::::."" ,.　　 　 　 '7:::::: ' .:::::::::::::::: |　ﾄ
.　　　　 　 　 ;:::::::::.丶.　ｰ- 　"" /:::::::,ﾞ´:::::::::::::::::::ｌ ！ ヽ
.　　　　 　 　 ｉ::::::::::::ｉ:::〕:.. _ .... ＜:::::::/|::::::::::::::::::::::::. ﾉ　　 ;
.　　　　　　　 l::::::::::::Ⅳ ::::::::::::∨::::::/_,'::::::::::::::::::::::::::.　　 /






　　　　　　　 ／´￣￣￣￣ ｀＼.
　　　　　　／　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　/　　　　　 　 　 　 　 　 　 '.,
　　　　　|　 　___ノ'′　　 ﾞヽ､___　　 ..|
　　　　　|　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 .|　　　　　　　　　　　　　　　　　　そうですか
　　　　　|　;;;（　● ） ﾉヽ （ ●　） 　 |
　　　　　|　　.´"''",.　　　　 "''"´　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　（俺は・・・　いや俺たちは
　　　　　|..　　　（　　　 j　　　 ）　 　.l
　　　　　|　　 　 ｀ｰ-‐´｀ｰ-‐′　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同志足りえたのだろうか？
　 　 　 .丶　　　　　｀ ⌒ ´　　　 　 /
　　　　 　ヽ　　　　　　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　甘えたがりの男と、尽くしたがりの女
　　　　　 　ヽ　　　　　　　　　　　/
　　　　　　 　 ゝ　　　 ＿　　　／イ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　という関係の中で・・・）
　　　　　　／　　　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　 ／　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼

.

　　　　　　　 ／::::::::::::/::::::::::::::::::､:::::::::＼
.　　　　　　 //::::::::j::::::::::::::::::ｉ:::::::::ヽ::::::::::.',
　　　　　　 i |l:::::::ｉ::ﾊ::::i:::::::ｌ::::l:::::::::::l:::::::::::::
　　　　　　 |ｒ::::::ｉ:|::| |::::::::::::::::i |::|ヾ::|::::i::::::i　　　　　さあ、できあがりました
　　　　　　 |::::::::|七 T'､─‐┘T＝ﾚ| :::|:::::|
　　　　　　 |:::|::ﾊ !｡●ﾟ;　 　 !｡●ﾟ,!:| :::ﾚ::::|　　　　　いかがですか？
　　　　　　 |´ヽ:::l ｀" ´ 　,　 ｀ "´　|:::::i:::::|
　　　　　　　　|::人　　　ｧ ―,　　　ｲ:::::l:::::|
.　　　　　　　ノ:::::::＞ .　 ー'　　／ l::::::'::::::|
　　　　　　 /´ｉ:::l::::::::::::｀ r-‐ ",. -::ｉ::::/:::::::|
　　　　　　　　|::ｉ::::_;／ !|'　 ／／/:::/i__:i::::|
.　　　　　　　,ｨ|::|´| !　 ! |／,ｲ　/::/"　 ｀ヾ､
　　　　　　 ∧l::::!.|　! 　|У"　,/::::,'　　　 / ! ヽ
　　　　 　 /　,|:::| !　! .／　　,/:::::/　　　./ j　　ヽ
.　　　　　/　/:::::| |　|/　　　/.|:::::|　　　/　l 　:.　ヽ
　　　　 /　|.|:::::::| .!/　 　 ,ｲ' ,::::::|　　./　/　　:::....∧
.　　　 / 　 |!:::::::!,ｲ 　　 //　,::::::| 　 / /　 　 　::'　丶
.　　　,'丶　,::::::::|"　 　 /,' 　 !:::::| 　 l /:　 　 　_,.ｨ'"´ﾞ､
　 　 ,'　　 ,:::::::::|　　　/ l　　|:::::::| ／,' 　_,..ｨ'"´　 　　 ヽ
　　 /　　 |:::::::::|￣￣￣￣~|::::::::|｀ヽ-'".　　　　　 　　　ヽ






　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ( ヽ、
　　　　　　　　　　　　　 　　＿＿＼ ＼
　　　　　　　　　　　 　　　 <＿＿　＼　＼
　　　　　　　　　　　　 ／<＿＿　＼　＼　ﾍ /⌒/
　　　　　　　　 　　 .／　 └--ﾐ ヽ、＼　-　＼　|
.　　　　　　 　　　, '′　⌒ヽ,__ﾉ丶　　-　　　　　〉　　　　　　　おかげですっきりしました
　　　　　　　 　 /　　（ ● >､　 ､( ＼ 　 　　　　 !
　　　　　　　　/　　 ,　`'''"　　 _,　＼_ヽ　　　　　{　　　　　　　 これで戦えます
　　　　　　　./ 　 　{ 　　,　　 （ ＼）、ﾍ　　　　　 > 、
　　　　　　　| 　　　ゝ-イ 　　　`''"　./　＼ 　　∠／ヽヘ　　　きっといい法廷になりますよ
　　　　 ,.-／| 　　　 ゞﾆ>一′　 .／　　　 ＼(⌒)　　 ﾉ　＼
　　 ／ |　＼ヽ 　　　　　 　　 .／ 　　　　　　.ヾ、　／　　　 ＼
￣<　　 !　　`＼　　　　　　／＿＿＿　　　　＼／ ＼(
＿ ＼ 　 !　　　 > ー-- イ　 ＼_　　　￣￣＼_＼
!　￣￣　ヽ　／{　　)＼　|　　　∠　　　　　　 ノ）ヽ、
　　　　　　 ＼　/⌒＼　〉　　￣　/　　　　　　 /　>＼
　　　　　　 　 ＼　い　/　　　　 /　　　　　　 /／ノ
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　　　　　　　　　　　　　　　 　 ...:::::::::::::::`"::::::::..､
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　　 　 　 　 　 　 |(⌒.) (⌒ )　　 |
　　　　　　　　　　|（__人___）　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんでしょうか王妃さま
　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　 　　 |
　 　 　 　 　 　 　 i　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんなりとおっしゃって──
　　　　 　 　 　 　 ヽ 　、 　　　. {
　　　　　　　　 -≦'ﾄ､ｰｰ-　´　ハ、
　　　　　　／: : : : √ヽ、∠´／／. :ゝ、
　　　　　/i : : : : /「::::/＼ ／. : : : : : : :.＞、
　　　　 iV: : : :/ /:::/　 ／. : : : : : : : : : : : .＼
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　　　　 ｉi: : : i/::::::::i /. : : : : : : : : : : : :／ : : : : :',
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　　　　 ' : : : i:/: : : : : : : : : : : : : : :ﾊ :/. : : : : : :i
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　　　　　　　　　　 /: : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :、' ,
　　　　　 　 　 　 /: ://: /: : : : : ﾊ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ; : ,
.　　　 　 　 　 　 ': :/: l /: : :| : : {: : ; : : : : i : : : |: : : : : ヽ: : :| : : '; : ,　　　　　　ヤラナイオ殿・・・
　　　　　　　 　 ,: : ': : {': : : :| : : |: : :| : : : :| : : : |: : | ｉ : : ;: : :l : : : l : ,
　　　　　　　 　 i: ;' : : | : : : {: : :.|: : :| : : : :|ヽ: : ' : :.l | : : :|: : ﾄ: : : |: : ,　　　　　貴方は、わたくしのことを“軽蔑”されますか？
　　　　　　　 　 |: |: : :.| : : : |ハ {: : : : : : : |―、|: : :l | : : :|: : |: ; : :|: : i
　　　　　　　 　 |: |: : :.| : : : |―ヾ; : : l : :/ィ´アヾ、| | : : :|: : |: |: : l: : }
　　　　　　　 　 |: !: : : ヽ: : :{ィマミ、 |: / '　 {　f●〉:': : : :l: : |: |: : |: : |
　　　　　　　 　 |: ﾄﾐ、: : :ヽ: 〈r●j}ヽ|/　　　乂;;;ソ ': : : ;}: : ;: :|: : |: : |
　　　　　　　 　 |:ハ: :ヽ: ﾄ: :ゝ乂ソ　　　　　 ｀―''/イT´: : :|: :.|: : |: : |
　　　　　　　 　 |'　 ヽ: トゝ{ ∧　　ヽ　　　　　　　´,　,': : : : l: :.|: : |: : |
　　　　　　　 　 '　　　｀} : :|: : ﾑ 、　　　 -‐　　 ∠ /: : : : /-―‐z}: :.|
　　　　　　　　　　　　　l : :ヽ: : : : : : ＞. .、_ イ}　 ,': : : :イ 　 　 /:| : :l
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　 　 　 　 　 　 　 ／　´　　 　 ＼　 /　　　, ´イ/: :/　　 ォ´　｀}、: : |.;
　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　ヾ　　 ／/　　´｀' , イ　　　　　 ヽ: lﾊ
　　　　　　　／　 ヽ、　　　　　　　　＼ {　/ 　 　 ./　　 　 ＿＿, ィヘ: :;
.　　　 　 　 ﾉ　　　　 ｀丶　　　　　　　 ヾ{　　 　 /　} 　 ／三三､　　 }:∧
　　　　 　 /　　　　　　　ﾊ　　　　　　　　ヽ　　 /　 { ／三三三∧　 ': : ∧
.　　　 　 /　　　　　　　　 ｝　　　　　　　　 ヽ. /　 ／三三三三/∧/: : : :∧
　　　 　 ,　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　　 　 ヾ<´三三三三三三 ∧: : : : :∧
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　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∨イ⌒ヽ三三三{三∧: : : : : ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　 寸三三三三ヽ: : : : :∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　寸三三三/}: : : : : :∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}ヽ　　　　寸{三三/: : : : : : : : ヽ
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　　　　　　　　　　　　　 :::::::::::::::　　　　　　結婚にしがみついたりして・・・　　　　　　:::::::::::::::
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　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
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　.　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　　　　　　　　　　 |　 　　　｀ ⌒´ﾉ
　.　　　　　　　　　 |　　　　　　 　 }
　.　　　　　　　　　 ヽ　　　　　 　 }
　 　 　 　　 　 　　　ヽ　　　　　ノ
　 　 　　 　 　　 _,／(　｀'　､ _ﾞT
　　　　　　　　ノ.ヽ｀ヽ.　ヽ｀ヽﾑ　｀
　 　 _..　-‐ ´ 　ヽ　　 ＼　　l;;::ヽ
/´　　　　　　　　 ヽ　　　ハ/｀ｧﾍヽ
. : .　　　　　　　　　｀ ー/ 　 ヽ|:. ﾍ ＼､_
, : : . ＼　　　　　　　 ヽ　　　　ヽ:::. ' ＜. ヽ
l: : : : .　ヽ: .　　　　　　 ヽ　　　 ﾍ:::. l　^l　|
!: : 　　　 ヽ: : : : 　　　 　 ヽ　　　ﾍ:: l　 .! .|
´: : :　　 　 ': : :　　　　　 　 ＼　　 ﾍ:l　 |　|
: : 　　　／イ: .　　 　 　 　 　　',　 　 l|　.!　l






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￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

.

　 　　　　
　 <(廷)>>
　 (　ﾟДﾟ) 　　　　　　そろそろ時間となりますので
　 （|　　|)
..～|　　| 　
　　し`Ｊ 　
／ 　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　ノ　　＼ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 （○）（○）　| 　ｱｯ…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　　 |　u.（__人__）　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r､ 　　 　　|　　 ｀ ⌒´ 　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.く＼＼r､　　 ヽ　　　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＼＼ヽ}　　　ヽ　　　 　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 rヽ ` 　 ヽ　　/　　　ｧ'´ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 ' "´￣ ｀ : ､　　　 └'｀{　 . 　 ＼.|　　　/　 　i
　　　　　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::ヽ:｀:､　　　　　ヽ､._　　　ヽ､_,r'　　　.|
　　　　　　　　　　　　　　 /:::::,::::::,::::::::::::::::::､:::ヾ:::::.　　　　　　　 ｀ヽ､　　　／' 　|
　　　　　　　　　　 .　　　 ｌ:,f::i:::|_:::|_:::::::::､:::::i|:::::i:::::|　　　　　　　　　 ｀'ｰ'´
　　　　　　　　　　　　　　|:::|::::|(●） |:::::::|::::::|:::::|:::::|
　　　　　　　　　　　　　　´ |::〈　 　　|_::::::!:::::|:::::|:::::|　　はい、では準備して参りましょう
　　　　　　　　　　　　　　　 ´ iヽ‐　　_,.|｀:|::::|:::::|:::::
　　　　　　　　　　 .　 　 　 　 |:::::7 l/'　　ﾞ｀1::::::|:::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::ｲ./　 ,ィ　　|:::::|:::::||　ｽﾀｽﾀ
　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::i┴─ |　　 |:::::|::|i:|





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●

　サン・ドニ教会内特別法廷


　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,,..　-　 ¨￣¨　 -　.
　　　　　　　　　　　　　　　　 ｨ ´　　　　　　　　　　　`　．
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　`　．
　　　　　　　　　　　　 　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ' .
　　　　　　　　　　　　　,'　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 '.
　　　 　 　 　 　 　 　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 '.
　　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 　 　 |!　　　　　　　 　 　 　 |　　　そのとき、あなたは
　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　 :.`　　　　　　　　　　　 {
　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　 　 　 　 　 　 ,ｨえ.､_　　　　　　　　　　l　　　間違いなくリニエール城におられたわけですね？
　　　　　　　　　　　 　 ', 　 　 　 　 　 　 　 ｀,≧=z_､ __.ノ　　　_ｚﾒ
　　　　　　　 　 　 　 　 l　　 　 　 　 　 　 (　廴::ﾉ`ゞ.::　　　ｔ≦､/
　　　　　　　　　　　　　 |　　 　 　 　 　 　 　 `￣.::´　　 　 '弋:}ﾉ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 |.　　　 　 ｉ　　　　.,　'　　　　　　 　 l`　{
　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　 ｌ　　　　ｌ　　　 　 　 　 　 !
　　　　　　　　　 　 　 ∧　 　 　 　 ＼. 　　ゝ　　 　 _, 　 ｰ ' ヽ ノ
　　　　 　 　 　 　 　 /　 ＼　　　　 　 ＼. 　 　ー 二.:.:.:.:.: Y
　　　　　　　　　 　 /　　 　 ＼　 　 　 　 ＼ 　 　｀￣_￣_ ﾉ
　 　 　 　 　 　 　 / 　 　 　 　 ＼　 　 　 　 ＼　　　　　./
　　　　　　　　 ／ ＼　　　　　 　 ＼　　　　　　≧ー― '






　　　　　　　 ,. -‐''~´　　　_,／　）　　　　　　　　　　_,. -‐ﾐﾐ
　　　　　　　|￣￣￣｀~／ヽヽ_ノ＿＿＿＿,,,._-='_二-ﾍﾐﾐ/
　　　　　　　ヽ;;;;;;;;;;;;／,_　　ﾚ'<弋;;;ｯ､ ヽ＿,/,./i;;;;;;ﾗヽ .//|
　　　　　　　　 ｀'''''/ ｀ヽY／　 .￣￣／|　/ヽ ｀'―'''´‐ !/ |　　　　　　　　はい、そうですじゃ
　　　　　　　　　／　　　ﾉ!　!_　　 _;;;|　 |　|　 |;';;;　　,|　|//./
　　　　　　　　l´/´‐'''‐'-‐'''~ヽ'￣　ヽ__i'''ヽ__ﾉ　　￣|　| |／
　　　　　　　.//　(´｀´　　　_,.ﾉ彡彡 ,｀ヾ''´'´ﾐミ_　/　//ミミ
　　　　　　 /　/　　　　'‐''~　　 ）/''‐-----‐''~´|川 iﾐ/川ヽ
　　　　　 /　 /　　　　　j‐'　_,. く　 :;;;,,,,,,,,,,,,,,　　 /川 /|川
　　　　 ./　/　　　　　　　　'´　 ﾉ彡〃川川ヽﾐ川,.-'´/lll/
　　　　/　/　　　　　　　　)） ／ﾉ〃川川川ヽ,.-'´　　|／
　　,.-''''~~~''-、　　　　　　　ﾉ~´ ヽ,,,,,,＿＿／　　　 /



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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ,＿___　　　　　　　　審理は予定の時刻を1分も遅れることなく
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|?睨■∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣（・∀・　）￣￣￣　　幕を開けていた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　○　　 ｌ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　教会の外は祭といった賑わいだったが、
　　　　　　　　 　 　 　 　 ――――― |　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　.　証人喚問が始まると法廷は静まり返り
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＿＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　.　　　.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　まるで厳かな儀式に立ち会っているかの様だった
　　　　∧,,∧ ＿__
　　　ミ,,　　 ミ　 /
　　　 ミ 　　ﾐつ'
　 *～ﾐ 　　ﾐ
　　　　∪∪


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　　　　　　　　　　　 -─-
　　　　　　　　　　,' 　　 　 `､
　　　　　　　　　　i　　 　 　 |　　　　　　　　　　特に、今日の弁護士ヤラナイオは
　　　　　　　　　　',　　　　　|
　　　　　　　　　　 i　 _______{　　　　　　　　　　　とても徹夜明けとは思えないほど溌剌としていた
　　　　　　　 . -=ﾆY::::::::::::::::ヽ.,
　　　　　　/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀'‐､　　 r､　　　　いつもの漲る才気に加えて、
　 　 　 　 { :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...｀ヽ { {
　　　　　　',:::::::::::::::::Y::::::::::::::::::::::::::::::::. V ｛ヽ-､　　剃りあげたばかりの頭と、綺麗になった顔の具合も合わせて
　　　 　 　 V:::::::::::::::`,::::::::::::::::::::::::::::::::::::`､ `　 {
　　　　　　 {:V :::::::::::::.∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　 i　　彼自身から後光が差しているのではと思わせるほどだった
　　　　　　 |:::V ::::::::::::::.V:::::::::::::::::::::::::/／:::::`＜{
　　　　　　 ',:::Λ::::::::::::.丶::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::.ヽ　 傍聴席の人間は一人残らず、教会に響き渡る弁護士の声に
　　　　　　　V::::} ..:::::::::: y::::::::::::::::::::: | ＼::::::::::::::::.`,
　　　　　　　 |::::ｉ ::::::::::::: }:::::::::::::::::::: ,'　　丶:::::::::::::ﾉ　荘厳さを感じ、惚れ惚れ聞き入るだけであった
　　　　　　　 }ｲ:} ::::::::::::入.::.::.:.::::::::: { 　　　｀ ｰ-´
　　　　　　　,:'　.:::::::::::./::::::::::::::::::ヽ:: }
　　　　　　 /::::::::::::::::/::::::::.:.:.:::::::::::::｀l
　　　　　　〈::::::::::::／::::::::::::::::::{:.:.:.::::: j
　　　　　　ﾉヽ___∧:::::::::::::::::::::{i.:.:.::::: i
　　　　　 く　　丿:.:.::::::::::::::::::::li::::::::::: i
　　　　　　　Y 'y＼＿＿＿:.::ﾄ､::::::::: |
　　　　　　　 ∨::::　　....::::::::{.:.:.::::::::.「
　　　　　　　　丶:.:.:.:.:.:.:::::::::{ :.:.::::::::.|
　　　　　　　　　i :.:.:.:.:.:.::::::::| .:.:::::::::.|


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　　　 ／￣￣￣￣￣￣ヽ
　／￣￣￣　　　　　　　 /|
　|＼＿＿＿＿＿＿＿／　|
　 |　　　　　　　　　　＿＿　ヽ_
　　|　　　|　　　　 ／ 　 　　/ |｀'''ｰ------‐'''''ﾌ　　　　　ええ　王家所有の城郭、ベリー公領の深い森に築かれました
　　 |　　 |　　　 /　　　　／: :ﾉ　　　　　　　 ／
＿＿|ヽ　＼　　|　 　,.-'´: :／　　　　　_,.-''´　　　　　　　　リニエール城のことでしたら、私は確かに訪ねたことがあります
　　　 | :｀'ｰ----‐''´: : ,.-'´　 _,.-Tﾐ￣
'‐-､_　＼＿＿＿_,. -二-‐＜ﾐ( ） |ﾐ､
　　 ｀''‐-､＿＿,._- ,=tﾗﾌ　 ミkﾉ /ミミ､
　　 ／,.ヽくゞｸ!T ヽ￣´　） 　ミr'くヽヽミ､i
　/　／　>､-‐|ﾍ　ﾉ｀''''''´l　 ﾐﾐ|　 ヽヽ/ |ヽ､
_/　/ ／　 ヽ ゞフﾞ ､､､　　､ﾐﾐﾉ　　　　/　 ヽl
　 / く､　　　ヽ〃‐‐--ヽ川／　　　／　　　!
　　　 ||ヽ　　　!　''''''ﾐ､ヽ／　　　／　　　　/
　　　 | | |　　　ヾ川川／　　　i´　　　　　/
　　　 ｀' ヽ　　　!ヽ￣: : /　　　|ヽ　　　 /

（※彼は医者としてラテン語にも通じており、通訳を必要としていない）






　　　　　　　　　　　　 　 .　　 ＿＿_
　　　　　　　 　 　 　 　　 　／　　　＼
　　　　　　　 　 　 　 　　／　　　_ノ 　＼
　　　　　　　　 　 　 　. │　　　（ ●）（●）　　　　　　　　　正確な日付を証言できますか？
　　　 　　　　 　 　 　 　 |　　　　　（__人__）　
　　　　　　　 .　　 . 　 　 |　　　　　 ｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　　　　.　 |　　　　　　　　 }
　　　　　　　　　　　__,ノ ヽ.ヽ　　　　 　 }゛
　　　　　　　ｙ彳　";;;;;;ヽ　 ヽ'ヽ　　　ノ
　　　　　／　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;';, ヽ.　::::::>/
　　　　/　　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;';,`ヽ/ヽ、
　　　/　　　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;',　,.ｒ`i　ヽ、
　　　|　　　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;',　／::iヾ;;rｧ /
　　　|　　　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'"',　 `!;;ﾉ! ﾄ、
　　　|　　　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;',　 ,';;;;|i,.!;;;ヽ.
　　　|　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'';;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;ヽ,
　　　　　　;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i

.

　　　　　 　 ,. ---‐… ''¨￣
　　　　　／　 　 l　ｌl　　　　／ /
　　_,,.ｨ　l　　　　ﾘ ﾘ　/ ／／ /
　　i　l　 '､　 　 / /.､／‐‐く //
　　ヽ_＼　ヽ　/　' _ ｀¨}　　ﾌ‐く　　　　　　　　医師という職業柄、問診表を残しておりますのでのぅ
　　｀ヽ｀¨ﾆ二ﾞ　　´ l　/ ,.ィ.＞"
　　＼| ｉ l　　i　　　 j ／／ﾆ、
　　　 ＼ ヽ ､〉!ｉ　_ノ ,イ'"i沙
　　　　 ト-ﾆ⊥!ｌ,レ_' ､｀¨￣
　 　 　 ヽ.¨ｨ弋ﾀ　　｀　＼＿,,.
　..　　　　ﾊ　¨ﾌ!_⊥.,_/
　　　　　　 ',ｰ' ヽ､ ／、､､
　　　　　　　',　,.ｨ T⊥ ┴ヽ＼
　　　　　　　 V ｌl/,. ''"￣￣¨　}
　　　　　　　　Vﾊ　 ,.ニﾆﾐ、､､
　　　　　.　　　 Ｖ//l　　ｌi　ヽ ＼
　　　　　　　　　|.i l l　　ﾘ　　l
　　　　　　　　　ヽゝi..＿
　　　　　　　　　／´--──






　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　／_ノ　 ｀⌒　＼
　　　　　 　 　 　 　 _　　　 　 　 　 　| （● ) （⌒ ）　.|　　　　なるほど
　　　　　　 　 　 　 |　!　　　　　　　　|　（__人___）　 　|
　　　　 　 　 　 　 ｜ !　　　　　　　　|　 ｀ ⌒ ´　　　.|　　　　ええと、そうしますと・・・
　　　　　　 　 　 　 |　!　　 ,.-,　　　　|　　　　　　　　 |
　　　　　　 　 　 _,ﾉ ┴、/ ,/ 　 　 　 ヽ　　　　　　　r　　　　　それまで花嫁を無視していたオルレアン公マコト＝イトウが、
　　　　　　　　　 r　`二ヽ ） i　　　　　　ヽ _ ､___, 　 ﾄ
　　　　　　 　 　 |　 ー、〉 /　　　　 _,,,,ﾉr　 `　　 ／i＼,,,,_　　　初めてリニエール城を訪れた時期と一致しておりますな
　　　 　 　 　 　 |　　r_,j　j__,,.. r''''"/::;|　＼`'／ 　 ,'::;;;r;;;;;;;;;;;;:: r ‐-、
　　　 　 　 　 　 | 　 ）　ﾉ ::::::::;;;;;;;/::;;;;|　 ／＼　　/::;;; l;;;;;;;;;;:: ::;;;;;;;:: ヽ
　　　　　　　 　 ﾉﾆ-､　,/::;;|:::;;;;;;;;;＞::;;|／(::::ﾉ ＼/::;;;く;;;;;;;;;;;;:: i::;;;;;;;;;;;:: }
　　　　　　　√..:::;;; ヽ､〉;:;;|::::;;;;;;;;{ ::;;;;;|　 "::く 　/:::;;;;/;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;:. ノ }
　 　 　 　 /..:::::;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;|::::;;;;;;;;;:{ ::;;;;|　|:::::::| /:::;;;:/;;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;;;;;;;;:: }

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　 |
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,,..イ 　 　 　 |
　　　　　　　l　　　　　　　　　　_,,,...イ´ 　 |　　　　　|
　　　　　　　ヽ、ヽ ＿_,,..-t''"´:::::::::::|　 　 l　　　　　| 　　　　　・・・
　　　　　　　　　　　　|　　ヽ:::::::::::::ノ　　 /　　　 　 .|
　　　　　　　　　　　　ヽ、　　 ￣　　　／　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　 ｀　　　　　　　　　　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　 　 ヽ　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　 　 |
.人　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　 　 |






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　　 |.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
　　 |::::::::/　＼::::::::／i:::|　　　　　（さぁなんでも来い！
　　 |:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
　 .（@ ::::::⌒（__人__）⌒)　　　　　　穴があれば、すぐにでも矛盾を突きつけてやるぞ）
　 　 |　 　 　 ｀ ⌒´　　|
　　　＼　　　　 　 　 ,／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　　　|　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　　　＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

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　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　（気合い入ってるのはいいが、
　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　 　 　 　 |　 　 ゝ,＿,ノ ゝ,.__ﾉ|　　　　　　そんなんじゃ勢いよすぎて空回りするぜ
　　　　　　　 　 　 　 |　　 　（● ） （● ）|
　　　　　　　　　　 　 }　　　（　　　人　　 ）　　　　　　イクオ検事さんよ
　　　　　　　　　　　_ﾉ ゝ　　 `ー ´　`ｰ´
　　　　　　　　　　ノ.:`.:,'　ヽ　　　´　｀ /　　　　　　　　さて、判事席の方は──
　　　　　　　．＜＼.:.:.:.:`　_ ゝ　,＿__, 'ヽ､
　　　 ,＿＜.:.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:/{（　　ノ　 ハ.:.:`ー､
　　／.:.:.:.:.:.:.:メ.:.:.:.:.:.:.:.＼/　ゝ　　 　＞.:.:────　､__,_,
　/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｛　 ／ヽ 　　____＿＿＿　＼ヽ,､
　|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉ;　` 、.:.:.:.:.:／ヽ.:.:.:.:ヽ´ __＼　　　 ﾍ　　 |　'.'.
　|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼.:／.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:＞ ｀ヽ 　 ノ ｀{ 　i　 ii
　ゝ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:j￣.:.:.:.:.:.:.:ヾ　 ヽ / ./　.{.!
　　 ヽ＿.:＿:.:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾞヽ　ﾍ ｲゝ_ij.|
　　　　ゝ.:,_ノ.::.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:` ´
　　　　　 ＼::.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´ｊ
　　　　　　　＼f.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ






　　　　　　　　　　　　　　　　,-､_ ./｀ﾞ':､＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　| i:､`| i　',　`:､ `ヽ、　ﾌﾟｲｯ
　　　　　　　　　　　　　　　　| !.,r'ｰ'‐‐|　i　`i　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　|i',i､ -r=' | ,i i i i_　　i　　　　　　　・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　!'.!l'　`￣.!/|,' /i-',　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　i`___　　　!/ r';,ﾉ ./
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　｀　　' ／" ',./
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾞｰ-r‐''" ._,.-‐'i:､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,:-|‐'iﾆ"_,,-=:l.　i`':､＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　,.;'" ,'　 i"-‐ _.,:' 　.|　　　￣ `''=:､
　　　　　　　　　　　　　　　 ／/　,'-:､ |-‐フｰ-=ﾆ　　　 ,.;-'"　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　 _,.-',`-i"`i ,' .`i.,.:'/　 　./ ,.-,　/　 　 　 　 i
　　　　　　　　　　　　,r'　　i-､!"'､r-'"iﾞ ./ 　　/／,.:'-"　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　,:'　/ r''l__ri"r| i"'､|./ 　 r-"-く_　　　　　　　　.i
　　　　　　　　　 ／__,,,!__|　|　 i" 7 ／.i　 ,!ﾞ-ﾆ_''‐､'`:､..　　　　　 /
.　　　　　　 _,.-:;'r'ﾞ,.',:-'　 `''―:'-'-'---!-',r‐-,,,`‐:､)‐'　　　　　,,:'
　　　　　　/　-'､_,'/　　　　　　　　　　　　 ` ―`ﾞ´-　　　　 _,:',:'
　　 　 　 /　　　　i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.-'".,:'
.　　　　 /　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 ,:'
　　　　 ヽ　　　　 `''‐‐-､_　　　　　　　　　　　　　 ／　　/

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　′／
　　　　　　　　　　　　 　 　 　／￣￣ ＼
　　　　　　　　 　 　 　 　 　__ノ　｀⌒　　 ＼ 　　　（目は合わせない・・・ときたか
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 （●).（● )　　　 |
　　　　　　　　　　 　 　 　 （__人___）　　　　|　　　　どうやらチェーザレが売れかけてるみたいだな
　　　　　　　　　　　 　　　, =二ニﾆヽ､　　 |
　　　　　　　　　　　　　/　　二 ヽ､`,┘ 　 ﾄ、_____　これまでのような支援は期待するなとでも？）
　　　　　　　　　　　　 /　　　-､ }、j┘　 ｲ// : : : .｀' ｰ- 、
　　　　　　　 　 　 　 /　　　 /{_/ニニ,´＞/ : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　 _/＿__　ノ : 「r{::::ﾍ　 / : : : : : : : : : : : : : : '､
　　　　　　　　　 / : : : : :ヾﾐ : :.i　r:::',　y : : : : : : : : : :/ : : : : : :'
　　　　　　　　　 : : : : : : : :/ : : ｉ .i:::::i ,i : : : : : : : : : r : : : : : : : :i
　　　　　　　　,' : : : : : : : / : : : :i i::::::ｉi: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|
　　　　　　 　,' : : : : : : : ハ : : : :',i::::::ii : : : : : : : : : :.| : : : : : :／|
　　　　　 　 ,' : : : : : : : /. :ﾊ : : : :',::::::|: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|
　　　　　　/ : : : : : : :./ :/　V: : : : ',:::|: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（こっちはその程度で動じるほどやわじゃない

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 あんまりなめてもらっちゃ困るが、まぁこれは仕方ないか
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ――-､　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ 　 　 　 .:＼　せめて妨害はしないよう、大人しくしててもらおう）
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　＿＿ 　 　 .::|　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,.-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ 　 　 ヽ ....:::/　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _,.､／:∠＿
　　＿＿_, - ､　　　　　　　　　　　　 __,. -――＜二二二＞≦――-,､　　　　　　　　　　　,. ‐'´::::ヽ:.:.:.:.:二ﾆヽ
　ﾞーｧ:.:.:|::::::::｀` ―- ､、　　　　_r:'Ti::､:::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::/:ﾊ、　　　　　　　,. ‐'´:::::::::::::::::|‐--―一'
　／:_,:.:.,|::::::::::::::::::::::::::::｀`ｰ-‐'´:::::::ヾ', '、::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::://:ｨ::｀＞―‐-- ‐'´::::::::::::::::::,. - '
　'-´一'´`ー- ､、:::::::::::::::::::::::::::::::｀丶:ヾ}｝:::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::/:'ｼ':／::::::::::::::::::::::::::::::::,. ‐ '´
　　　　　　　　　 ｀` ‐- ､_::::::::::_,. -‐`｀^ヾ::::::::::::::::::::〈:::::::::::::::::::::::::fr‐ '＜-_::::::::::::::::::::_,. ‐'´
　　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　　　　　 /:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::〈　　　　 `'-一''"´

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　＿　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´　　　　　 丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　 　 丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　｜ 　　（とりあえず尋問の方針は変更だな
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 　　　　　　 _..,,ノ 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　　　(● ) 　 ﾉ　　　 異議を容易に握りつぶせないとわかった以上
ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　/　　　|ヽ
:::::｀ヽ､ 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 !　　　　　　　　　　　丶＿ / /　　　　面倒でも丁寧な証言を重ねて、
_,　‐､::::::￣ )　　　　　　　　　　 |￣￣ ‐ '─ !_　　　 　　　 　　 　 　　ノ ´
:::::::::::ﾚ' ￣　　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::::::::::::::::｀‐　_　　　　　　　 ／　　　　　　　　異議を差し挟めないようにしていくしかない
:::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀‐､ _　　　／
:::::::::/　　　　　　　＿＿　_　-‐'￣｀‐-　､＿::::::::::::::::::::::::::::｀‐ <　　　　　　　　　　　　爺さん、打ち合わせどおりだ
:::::Ｖ　　　　　　　 |::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀‐-､ _:::::::::::::::::::::::::::>
::::::〈　　　　　　 __|::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ _:::::::::::::::／　　　　　　　　　　　気付けよ？）
::::::::}_r──´￣::::|:::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀‐､／
::::::´::::::::ヽ:::::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ ‐-､
::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
::::::::::::::::::::::::＼:::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
､＿＿＿＿＿＿＿|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｒ‐‐::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::: {:::::::::::-‐‐‐:::::::::::::::::::::::::/
＿　　　　　　　　　　ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
::::::::｀‐-､_　　　　　__ ｷ:::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::￣￣￣￣｀‐-､
:::::::::::::::::__ ＞-‐´::::::::ヽ:::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
:::::::::-‐´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/

.

　　　　　　　　　　　　 ｀ヽ､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｀
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀
　　　　　　 　 　 　 　 /／　　　　　　　 ｀ヽ
‐-　..　　　　　　　　 〃　　 　 　 　 　 　 　 　 ､
　　 　 ‐-　..　　 　 /　　　　　　　　　　　　　 　 ＼
　　　 　 　 　 ￣／　 ／　　　　　　　　　　 　 ＼　＼
　　　　　　　　 ´　　/　 　,__　{　　 　 } 　 　 　 　 ヽ　　 ､
　　　　　 /　　　　 ,{　　　}＿_{　　　　}　 ､　　 　 　 ',　　 ｀　､
.　　　　 / 　 y-‐''´{ 　 　 !　　!　　 　 !｀⌒ヽ､|　　　 ',　　　　 ヽ 　ﾄﾝﾄﾝ
　 　 　 '　　 ﾉ　　　|　　　 }　　',　　　 ',　　 　 l　　 　 iヽ.{, 　 　 }
　　 　 {　　'ヽ　　　 ',　　　 ',　　',　　　 ', 　 　 {　　 　 !　ﾞ',　 　 {
　　　　ヽ　　 }　　 　 ,　　　 }　　 , 　 　 }　　　 ', 　 　 | 　 ゝ.＿ﾉ
　　 　 　 ゝ-'　　　　 ゝ.＿ノ　　　ゝ.＿ﾉ　　　　ゝ.＿.ﾉ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


.

　　　　　　　　　　　　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　／　　__,ノ　'ヽ､_　　　　　では次の質問に移ります
　　　　　　　　　　　|　　　( ●) (●）
.　　　　　　　　　 　 | 　　　（___人__）　　　　　あなたがリニエール城を訪ねたのは、なにゆえのことですか？
　　　　　　　　 　 　 |　 　　└ー '´ﾉ
　　　　　　　　　　　 |　　　　　⌒　|　　　　　　 　　　　　, ｧァ┐
　　　　　　　　 　 　 i ヽ　　　　　　|　　 　 　 　 ┌､　　///./ ７
　　　　　　　　　　　 }､ `＞ ｰ-´-くヽ- 、___、　_ |　l ／//./' /
　　　　　　　　　　 _ﾉ >-ｰ＜￣／ :/ :: : : : : .７ ﾉ　/　ヽ_/' /
　　　　　　　　__／ :}Λ:::√ У: : :/ : : : : : : / /／　 ／　丿
　　　　　,.-< : : : : :i /::::「 ／ :< : : : : : : : : / : |　　/　　／
　　　　r´ : : : : :「: i/::::::i / .: : : 〉 : : : : : : : : : ﾍ　 {　　ｲ
　　 　 } : :, : : : i :./:::::::i/ .: : :／ : : : : : : : : : :「ﾑ ＿_厶┐
　　　 f : :ｉ : : : :i ,':::::::/ : : ／ : : : : : : : : :i : : |｀ ー一一'|
　　　/ : :ｉ : : : :ｉ i::::;::,' : :./ : : : : : : : : : : :V : :| : : : : : : : |
　　/: : : :ｉ : : : :i i:::::,' : :/ : : : : : : : : : : : : :r : :|.: : : : : : : |






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　―
　　　　　　　　　　　　　　　 r=ニ二二＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　 　 〈
　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　 　 　 '
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　 ,ィ彡三三三三　　　　　（む、あれは方針変更の合図じゃったな）
　　　　　　　　　　　　　　/ィ´ィ'"三彡'"´
　　 　 　 　 　 ＿＿, ィﾆ二＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　当時の国王、キルオ陛下に命じられたからですじゃ
. 　 　 　 ,ィ'"´:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 7/ィゞ´_ﾆ二ィ-く
.　　　　〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : 〈〈ゞr'"´rぇr‐ｧ 　ヽ　ミ
　　　　　' ;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: : ゝ/ 　 .:｀7ｰ'　　ヽ　 ミ
.　 　 　 　 ヽ､:.:.:.:.:.:.:.: : /ノ　　 ｒ'::l,　　　,r〃　ミ
　　　　　　 　 ｀ー　::_:_:ヽ　ゝ'´ 　 `ー‐ｲ'"´　ミ
　　　　　　　　　　　　　/ﾐﾐﾐﾐﾐ､ヽ　　　/　　 ミﾐ
　　　　　　　　　　　　　',7'"´ ｀ヽﾐ;｀ヽ/　 ,ィミﾐ
.　　　　　　　 　 　 　 　 ゞ'"´ﾐ､　 'ヽｲミミミミﾐ
　　　　 　 　 　 　 　 　 ,'::: ::: :::::ミ::::彡ミミミﾐﾐ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 l:::: ::: ::::: ::ミ::: ::ミミミィ
　　　　　　　　　　　　　 ＼三ミｪｪｭミノ}￣￣￣
　　　　　　　　　　 　 　　__二ニ＞'"´ ,'./|
　　　　　　　　　　　　　/ r―‐'7::::ィ´// :|
　　　 　 　 　 　 　 　 //::}　　/:::::l　// . :|
　　　　　　　　　　　 //:::::|　/::::::::ゝ'/　　:ヽ＿

.

　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　⌒´ ヽ､,＿　 ＼
　 　 　 　 　 　 （●)（●.)　　　 |　　　　ほう、それは興味深い証言ですね
　　　　　　　　　（_人___）　　　　|
　　　　　 　 　 　 '､　　　　　　 │　　　（できればこれは避けたかったけどな・・・
　 　 　 　 　 　 　 }　　　　　　　{
　　　　　　　　　　!､______　.ィ-ｰﾄ、　　　暴君による「強制」の争点に係わることだし）
　　　　　　　　　　　　V／_:_ｭ:-:-: ヽ
　　　　　　　　　　　 {ｬ＜ : : : : : : : : :.
　　　　　　　　　　　／ｰ-、: : : : : : : : : :'.,
　 　「r'、　　　　 ／ : : : : :｀､ : : : : : : : : :'.,
　　　} r'、　ﾍ､ / : : : : : : : : : : : : : : : : : : i
　　　i/ ム､} .{ i : : : : : : : : : V : : : : : : : : |
　　　{　い､{　 Ｙ : : : : : .＼ : V: : : : : : : : |
　　　＼　　ヽ　{|V : : : : : : ＼V: : : : : : : :|
　　　　 ＼　　ノ|:.V: : : : : : : : :〉 : : : : : : :|






　　 　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　 　　　　　　　　 /ﾉ　 ヽ､_　　＼　　（真実味の材料として仄めかしつつも、不利なものは
　 　 　 　 　 　 　 　 　 （ ●）（ ●）　　 |
　　　　　　　　　　　　　 | （人__）　　 　 .|　　　なるたけ裁判記録から削っておきたかったのだが、仕方ない・・・
　　　　　　　　　　　　　 |　⌒ ´　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　 i　 　 　 　 　 　 i　　　一応正当化の理由も用意してきたし、それでなんとかするか）
　　　　　　　　　　　　.　.|　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　.　丶　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　／.>＿　 　　 /::::::i:::ヽ._
.　 　 　 　 　 _ ,,､-ｰ／ !// ー　ﾍ￣/:::::::::l:::::::::::｀:ｰ:.､
　　　　　　,´:::::::::::::く::::::::/　i　 / 　 ヽ::::::::::!:::::::::::::::::::ゝヽ.
　 　 　 　/::｛::::::::::::::::＞:i 　 l7i　　　/:＼:／::/:::／::::::::::::::::i
　　 　 　,'::::::i::::::::::／::::::l　 /;;;;l　　/::::::::〉:::::/／::::::::::::::::::::::!
　 　 　 /:::;::::∨:::::l::::::::::i　/;;;;;;l.　/::::::::/:::::/:::::::::::::::::::::::::::/
　 　 　/::::ヽ:::::〉:::::l:::::::::l /;;;;;;;;l. /::::::／;;;;;;i:::i::::::::::;;;;::::::::::::::>
　　　 <::::::::::ソi::::::::l:::::::::li;;;;;;;;;;;l/::／,､;;,､;;:l!::l_／´:::::::::::::::: ｿ
　　　 !:::::::ゝへ､;;;::::!::::::」--‐‐'''""ﾞﾞ｀ヾゞＭソ／::;;;;:::::::::::::::::l
　　　 ）::::::ゝ彳´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍノ／´￣::::::::::::::::::::l
　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ﾍへ￣::::￣:::::::::::::::::::::/
　　 l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／´::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::/
　　 l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/

.

　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　 ／　　_,ノ　｀⌒　　　これまで当法廷では、
　　　　　　　　　　 ｜　 　 ( ●) (●）
　　　　　　　　　　 ｜ 　　　（___人__）　.　キルオ元国王による結婚の強制という事実の有無を
　　 　 　 　 　 　 　 |　　　 　 　 　 ﾉ
　　　　　　　　 　 　 i　　　　　 　　|　　 　重大な論点の一つとして争ってきました
　　　　　　　　　_.. ｨヽ、 、___　　　|
　　 , ￢;;-ｰ=≦} : ヽ　 丶__ ___r-´
　/ : :ヽ : : : : : : :| : : :＼　 ｲ::::ﾄlヽ
/ : : : : : :ヽ : : : :ﾉ : : : : : v' l:::::l､ :l＞､、　　　　　　　　　　　 rｰｰｰｰｰ,__
: : : : : : : : : : : : : : ＼ : : : ｀､ :::::l, :l : : : : :ヽ.　　　　　　　　　 }／ )　　.{__)
: : : : : : : : :l : : : : : : : : :､ : :｀､::::::ｌ : : : : :l : :l　　　　 　　　 √ ／..　　.:}_)
: : : : : : : : l : : : : : : : : : :｀､ : ｀､::,' : : : : :l: : :l　　　　　　_ /　　}:...　　..::{_)
: : : : : : ｲ´ : : : : : : : : : : : :`､ : V : : : : : :| : :ﾄ､　　　／:rj　　ｲ:...　　..;.:}ﾉ
: : : : : ∧ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l : : :ヽ_,／ : : {{ 、　ﾙﾆ二ﾆ=r
: : : : /　.V : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : :／: : : : : ﾊ　ィｧｰ´
: : : /　　 V : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | : :/: : : : : : : : ゞ才
: :＼　　　 V : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : : : : : : : : :／´






　　　　 　 /　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　 '　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　'　　　　　　　　　　　　 　 　 　 }
　　　 　 |　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾊ　　　　　そこでお聞きしたいのですが──
　　　 　 | 　　　　　　　　　　　　　　　 / ,(
　　　 　 |　　　 　 　 　 　 　 　 _ヽ Y_ﾉ,.イ　　　　　単刀直入にいって、キルオ王はあなたに
　 　 　　| 　 　 　 　 　　　ゝ、二彡, (:ﾟﾉ {,
　　　 　∧　　　　　　　　　　{　｛::::ﾟi　ゝ、 ヽ　　　　娘夫妻に肉体関係を強制するよう命じたのですか？
　　　　　　ヽ　　　　　　　　 `二二フ　　ｊ　ﾉ
　　　　　　　 ヽ　 　 　 ´￣.r￣´｀　 　 /　)
　　　　　　　 　 ヽ　　　　　ゝ､＿ ＿_ノ　 i
　　 　 　 　 　 　fﾉ／ ￣￣￣ ''' ｀ヽヽY_´.:｀.:､
　　　　　　　 ＞／　　　 ヽj__.ノ､´,_｀j/.{　ヽY´{､ー.:､__
　　　　　 ,.:.:´, ´　　　　　＞ '(＿,..／j/´: :_　ヽ￣｀ヽ､.:ヽ
　　　　／.:.:.:{ゝ　 　 　ｆ,´ヽ.:.:.:.:/{----.､　　,-j.:..:.:.:.:ヽ,_:ｊ
.　　　/.:.:.:.:.:j.:.:｀ー---fﾞ.:.　＼/　ゝ　 　 ゝ ,ﾉ.}.:.:..:.:.:.:.::.ヽ
　　　{.:.:.:.:.:.:.!ヽ,_＿＿,ｊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ　 　 ∨ |.:.:.:.:.:.:.:.::::|
.　　　}.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　丶|.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ
　　　 |.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:|　　 　 j,|.:.:.:.:.:.:..:.:ｊ
　　　∧.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:|　　　/｀|.:.:.:.:.:.:..:/
.　　 　∧.:.:.:.|.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:|: : : :.:.:.:.:.:.:.:..:.:|　 ＞ 　メ.:.:.:.:.:.:{.:＼
　　　　 ∧.:.:|.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:|: : :..:.:.:.:.:.:.:..:.:| ノ　 　　 ヽ}.:.:.::.:ヽ.:.:ヽ
.　　　 　 ∧.:|.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|: : : :.:.:.:.:.:.:..:.:|ﾉ　 　 　 　 ゝ、.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　　 　 ∧|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|: : : : : : :..:.:.:.:|7　　　　　　　ヽ}.:.:.:.:∨.:..:＼

.

　　　　~""'''　‐- ．..,,_
　　　　　　　　　　　　　~""'''　‐- ．..,,__
　　~""'''‐-．..,,＿＿　　　　　　　　　　　~""'''　‐- ．..,,__
〆　≡　　＿＿ ﾍ ヽ"---------------_,,..-‐-‐ '' "
　　≧　　 ﾍ　　 ＼＼ﾍ　i/|:::::::::::::::;;;;::-‐''
　　＞　　　 ＼__弋ﾉヽ､ヽl |_;;::-‐''　　　　　　　　　　　　　　　いいえ、ですじゃ
　〆　i ＿__ﾉ ヽ　　　　 ／
　 / ヽ_　　　　 〃'" 　 ヽ
　 i　　 "---'"彡　 　 　 i
　i　　　　　　 彡　　　　　i
　i〃ﾃ,,y　　　　"::::::::ヽ＿i
彡彡彡彡彡彡　::::;::-'"
彡 ヽ二ヽ､二` ､ 　ヽ
〃　　 ￣｀ﾞ''--〈--'"
　　　｀ﾞ''-､,_ 　 ﾉ
彡 　 彡彡彡/
彡彡彡彡彡i
三≡,彡彡彡i
　-----,＿ノ






　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　／ _ノ　　　　.＼　　 　 　 _,,　　　　　弁護人が察しますに、あなたはマコト＝イトウと
　　　　　　　　　　　　　　　|　（ ●）　（●） |.　 　 　 ｌ;ｌ
　　　　　　　　　　　　　　.　|　　 （__人__）　 |　　＿,_,|,|_,　　　　　キルコ・ドゥ・フランスの両名に『結婚の完成』を
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　｀ ⌒´　　|,　ト-=y 　丶
　　　　　　　　　　　　　　.　 |　　　　　　 　 }　 ヽ `ｉ,￣‐^ｌ　　　　させるため、リニエール城を訪ねたのではありませんか？
　　　　　　　　　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }　　　ヾ~　`　 ｉ,
　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ　_　　　ヽ、　　 ;ｉ,
　　　　　　　　　　　　　　　 ,,＿,ｉ　　　　　y,ｿﾄ,,__　　ヽ、　　 ;ｉ,
　　　　　　　　　　　　　　 ,/r-'"j　　／ ／　ｉｉ,　`ヽ､-x,,゜r　　;ｉ
　　　　　　　　　　　 ,,／'/__.L、　　　　／ヾ、"ｉ　　　`ヽ　`;ｉ　　ｉ,
　　　　　　　　　　,／　 /_ｉｰﾍ,ヽ､ , ／ｉ"　ヽ、 ｉ　　　　 `、'ｉ　　 ｉヽ、
　　　　　　　　　_,） ヽ　"　　　ﾈﾒ、_ｉｉ"~　　　　　　　　＿Yrｉ　　　ｌ, ヽ、
　　　　　　　 _,,,>t 、ヾ、　　　　ゞ;;/　　　　　　　　　／　 ,￢　　　 V⌒ｌ
　　　　　　 ,y`;,,__　　 ,ｉ　　　　 /ｉｉ'　　　　　　　　　／　r-／|　　　　ｌ　ｌ
　　　　_／^,,,　　ヘ　　ｌ　　　 /ｉｉｌ　　　　　　　　／　 ｌ"v'　ｙ　　　　 }　 ｌ
　v=4⌒ヽ、　j　　--,,,ｉf　　　/ｉｉｉ|　　　　　　　,,　　〈-ﾍ_,、 <、　　　 /　 ｉ|

.

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　. 　-‐＝ニﾆ=ミ　　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　,　　´　　　　　　　　　ヽ`丶、 　 ｝ }
　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　. : : : .　　　 {　　 }　 　 / ,
　　　　　 __　 　 　 |　　　〃　 ｀ヽ:::..｀ヽ　　〉: . '
　　　　　 ｀丶、‐-=!＿＿{＿＿___ｊ.:::ｊ___j　 { : : |　　　　　　　確かに、幸福な結果に導くよう陛下からは
　　　　　 　 　 ヽ'/,,≧ , ,　‐-=ﾆ⊇三三≧ｘ : :|
　　 　 　 　 　 　 V(＿__彡≧=‐-=ﾆ二. _　‐-=L._　　　　　　命じられましたが、それを私は、強制とは
　　　　　　　　　 /{_三ﾆ_彡〃`'＜/_/__,,ふ≧=‐- , , , _
.　　　　　 　 　 //{　うx_彡 〃≫＝='ｒ-ｿう'　ｯ ）三三三≧,　理解していませんでしたな
　　　　　　　 彡 /{ ｛く　彡 ,, （＿___ツノ } V=ィ三二ニ=-‐'
　　　　　　　 }__彡ﾍ ヽ }彡　',　 　 .::::(_ ,...:‐〉ｲ
　　　　　　／丁　{　ゝ=1彡　ヽ　-‐'　｀ヽ:ノ､ }
　￣三三i　　 }　　､　 :::}彡、　　　, , ; ;斗'‐'ﾍ}｝
　　　＼　＼ヽ }　　 ＼::.`､彡, ,　〃／ , '⌒Y/
　 　: : . ＼　ヽ ﾍ 　 　 ＼::::.､彡巛　〃i{ i{ i{ｊ{
　　＼: : : . ヽ　ヽ} 　 }　　 ＼::::≧≪i{　ｊ{」{斗′






　　　　／￣￣＼
　　 ／ _ノ　 ヽ､_ ＼
.　　|　（ ●）（● ）　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・といいいますと？
.　　|　　（__人__） 　│
　　 | 　　｀⌒ ´　 　|
.　　 | 　 　 　 　 　 |
.　　 ヽ　　 　　　　/
　　　 ヽ　 　　　 /
　　　　 〉-r:::┬〈、
　　 ／Λ 〉.:〈 7//＼
. ／////V::::::V/////＼
///////∧::://///////}
.////////∨/////////{

.

　　　　',　　　　　　　　　　＿＿__,;-=＝彡､＝ー―--＝=､
　　　　 ',　　　　　＿__,.:≦三三三三三彡ｿ　　　 彡'´:::::::j
　　　　　',≧ー≦三三三三三≧彡≧イ´　　彡'::::::::::::::::/ 　　　第１に、花嫁となった娘が
　　　　　 ﾐ三三三≧―'´￣´　　　　　＿二'´:::::::::::::::::／
　　, . イ´　　　　　　　　　　　　　_彡'´ ／　|ｰ､:::::::::／　　　　　　生娘として放っておかれれば、
≦　　　　　　　　　　　　　_,z彡'´ ノ ∠ヾ ;ミiﾉ､!.:／
ミ三＝､＿＿＿_＿__z彡'´!　| l|彡' ,､　i ﾐ ミ|j }|　　　　　　　　　　真の愛のある父親としてキルオ陛下が
ヾ:::::::::::::::::::| ﾍﾞﾐ彡=r ｡ﾃzミﾍ　:.ゝ｀ﾞ＜_　z ﾐ|ﾉ i
　ヾ:::::::::::::: | iヾi　｀ﾞ￣｀ﾞ'-―　 ',　 :.:::....ノ　 ﾐﾚ';!　　　　　　　　　　その御心を痛められ、何らかの働きかけを
　　｀ﾞー=ﾐ:.ﾄ､ゞj ﾞ:.､_ _,｀ﾞ'´　 ､__j,､;: 　 　 U ﾐ|',ﾒ､
　　　　　　｀ﾞヘ._; 　 l |　　　,ｋ;;;,,イヾ､ﾐz､　ヾ| ﾐｿ　　　　　　　　　　望んだのは当然だと思うからですじゃ！
　　　　　／ i　i　∨/し イﾞｿー三ニ-'´iﾐ ﾍヾj　',＞＝―-､
　　　 ／ 　 i! .{　 ﾄｿ, ,ﾉ |ｿ|￣,.:- r-､　|ミﾐiミ;' 〔z-､―-､ 　＼
　, イ´　　 〃 ﾞﾐ､ﾉ∨/jlli|ハ,zi　　　　く| ,j'´￣ﾞi′　i　　 ヽ　　':,
　　　　　 /　　　 ＼∨//ヾ ＼ﾞー―f´ﾞ゛i　　　|　 　.',　 　 ヽ 　 ':,
　　　　　{　　　　　　｀ﾞヽ_ｿkiト､｀ｰ＝!.　｜ 　 ｜　i　ゝ､　　 ヽ 　.',
　　　　　ヾ､　　　　　　　 ＼彡/下ﾐk!.　 |　　　i　　:.､　　 　 　i 　 }
　　　　　　｀ﾞﾄ､　　　　　　　 ＼ヾﾐ彡|　　゛　　　　　 '　　　　´　　/






　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　_ノ　 ヽ､_ 　　＼
　　　　　　　　　　　 　 　 （●）（● ）　　　|　　　　　　　　　　　　　非は、手を出さなかったオルレアン公マコトにあると・・・
　　　　　　　　　　　　　　 （__人＿）　　 　 |
　　　　　　　　　　 　 　 　 '､｀⌒ ´　 　U　|　　　　.　　　　　　　　　ですが、花婿の態度は結婚を強制されたことに対する
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 {　　　　　　　　　　　　　 ささやかな抵抗なのだとは、考えませんでしたか？
　　　　　　　　　　　　　　　 ヽr｀ｰ- -=´　i､
　　　　　　　　　　　　 __,. ＜.ﾑ-　、､___,／ヽ__
　　　　　　　　_, ､＜¨ : : : : :l : :.ヽ　 ∧::〈ヽi :、ヽ、
　　　　　　　/ : : : : : : : : : : :|＿ : :∨　|:Λ | : :､ : ＞、
　　　　　　丿 : : : : : :i: : : : : : :／ :.∧__|::∨＼､: : : : :.｀,
　　　　　　i : : : : : : : :| : : : : : :＼／￣ ∨ 　 /;;ヽ : : : :,i
　 　 　 　 i : : : : : : : :! : : : : : : :/　´￣ヽ_V /;;/;;;;;ヽ : i∧
　　　　　/: : : : : : : : :| : : : : : :/　　 ´￣V /;;/;(￣＼ :|: ﾊ
　　　　,' : : : : : : : : :丿 : : : : /　　　　´￣y;/;;;(￣＼ V: :ﾊ

.

　　　　　　_,...-‐　 _,..､　　　　　　　　　　_,.　　　　そうは考えませんでしたな
　＿,..-=ニ- ､,,,,／　,ﾉ　　　　　_,. -‐'ﾍヽヽ
　　｀'‐-､:::::::／　 >'rt;;;ﾃ､''''''"´,.t‐ﾃ､　Vi |　　　　わしは名誉なことにも、お二人の結婚式に
　　　　　 ｀/　ヾ/　　 ￣ /｜|ヽ｀""´　,り/
　　　　 r''´＿∠--、　　l　 | |｜ヽ-‐' /ノ　　　　　列席させていただいたのでありましたが、
　　　 /　 /　　　 _,.）　　ヾーｼ'､ _　　 |´
　　　/　/　　　'´　　）i''ー---‐'´l川ﾐ/　　　　　　　その際、マコト殿下が祭壇で、夫婦としての永遠の愛を
　　 / /　　　　　,.-'ﾞヽ/""'''''''''､､川リ
　 / /　　 /　　　　　ﾉ//川川ヽ! '´ |　　　　　　　　誓った姿を目撃しておりますぞ
r'''""''ヽ／　　　　/´ ｀'ｰ---‐'´






　　/⌒i　 /　/ //⌒ｊ　　./ヽ　 /
　. l　　 l /__/ // ＿　　./　 .ｌ /
　. l 　 ﾉ/　/ ．!.._/ ｒ┐/　／．
　.._ ¨´　　 　 　 / └'　¨´
　　つ --‐─…─-､,､ミ￣/｀
　／　　/７ .／¨ヽ-ﾞ‐'"^! ｉ/
　　　/ノ .l　!　　　　　　//i　　　　　　　　　　　　　　神の御前で偽りの誓いを成したなどと、
　 ､.._ U　ヽ!　 ,. ､　 r ﾚ'/
　　...,,二ﾆ ‐- ==ィ_jﾉ／ｆ　　　　　　　　　　　　　　　敬虔なキリスト教徒であるわしには、
　　 '"ィ三ﾐ､ヽＴﾆ(. ｔｨﾀ!、
　 ﾋ.　 ＿,二／￣i　ﾄ-ｲ　＼　　　　　　　　　　　　　恐ろしくて想像もできないことですじゃ・・・
　　＞=＝"　', ,.　 i. ｢.ﾌ
　　 ｉ　U　　　 ヽ‐-ソ/ 　　　　　　　　　　　　　　　　ﾋｨ!!　ｵｿﾛｼﾔ…ｵｿﾛｼﾔ…
　　//,ﾑ-､∠,.,.二,　/｀丶､
　　///‐ｌ.‐ｒ ヽ--〈 /　　　/ヽ,
　　ｌ i ヽ-'"´￣￣ r'　　 .// /
　　ｌ ｌヾヽ. ´/￣ヽ i　　 / //
　　ド､ｌ ｉ | ｉ　ｌ ｌ　ノ 　 /､//
　　　　 ヽ-､､,.,.ﾉﾊ ／　 ｀'

.

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ―――――‐
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,　　　　　＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,　　　　　 ＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,　　　　　　 ヽ 　　　　（よく言うぜ、この爺さんｗｗ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,　　　 　 　 |
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,　　　　　　|　　　　　前もって知ってはいたが、
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,　　　　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　 　 　 　 |　　　　　この法廷の場で中々な役者っぷりじゃないか
　　　　　　　　　　　　　　,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::　 　 　 　 ',
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::　　 　 　 ./　　　　　俺と気が合いそうだなｗ）
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＿＿＿＿_ノ ⊥ しー<
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ',,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;(　 ●　 　,) 　 (●　 )-＜＿
　　　　　　　 　 　 　 　 　 //',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::　　 ､　　　|//////＞．
　　　　　　　　　　　　 fﾆﾆﾆ/;;',,;;;;;;;;;;;;T;;;;;;;;;;;;:::::　　　 |　　 ,/////////|/＞．
　　　　　　　　　 　＞/lﾆﾆﾆ|,';;ヽ、;;;;;;;;＼＿＿＿＿ノ ー‐'━━━・///,|////＞．
　　　　　 　 ＞＜///,l二ﾆﾆ!,',;;;;;ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ー‐‐ r'ﾞ　lﾆﾆ、//////|//////
　　 　 ＞＜///////,l二ﾆﾆ|,,,',;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::　　 ,,'　　 lﾆﾆﾆ>､_////|,////
,,＞＜///////////,lﾆﾆﾆﾆ,|,', ヽ､;;;;;;ﾍ、＿＿＿＿_ノ　　　,',ﾆﾆﾆﾆ,l////l///
////////////////l二ﾆﾆﾆ| ',　　 ＞＜,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lﾉ＞-､ ,∨ﾆﾆﾆ'//／//,|
////////////////l二ﾆﾆﾆ| .ヽ　 　 　 　 ＞-r弋_ﾉ ///>　 ,'ﾆﾆﾆ'//,|////
三三ヽ//////////,l二ﾆﾆﾆ|　　ヽ 　 　 　 　 ,'ヽ-ﾆﾆ>-'　 ',,,'ﾆﾆﾆ'///|///
三三三ヽ////////lﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　.ヽ　　　　 ,'ﾆ三＞'//|　 ,ﾘﾆﾆﾆし-/,|//
三三三三ﾍ//////lﾆﾆﾆﾆﾆヽ　　 　.ヽ　 　 /　',//////|　　　lﾆﾆﾆﾆ|/|/
三三三ニﾆﾍ/////lﾆﾆﾆﾆﾆﾆヘ　　　 .ヽ　 | 　,',,/////,|　　 .|二ﾆﾆ,l/,|
三三三三三l/////lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ　　　.ヽ/　　.弋ﾆﾆﾆ,l　　 |二ﾆﾆ//,|
三三三三三|/////ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,ヽ　　　　　　　.|///,∧　　|ﾆﾆﾆl///|
三三三三三|/////＞---＜二ﾆﾆﾆヽ　　　　　　 |////,∧　.|ﾆﾆﾆ|///|

.

　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 , 　　　 　　 　｀　、
　　　　　　　　　　　　　,. '　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　 　　　/　　　　　　　　 　　 　 ヽ　　　（なるほど、打ち合わせを始めてからはこうも積極的なのも頷けるぜ
　　　　　　　　　　　　 i　　 　　　　　　　　　 　 ..l
　　　　　　　　　　　　 i　　　 ,_　　.ー‐ =一　　. !　　　マコト＝イトウのことは昔から生意気で嫌いだったようだし、
　　　　　　　　　　　　 i ＿ノ _　　≦=tzﾝ='　　...l
　　 　 　 　 　 　 　 　.l '　_ﾆｨﾁﾌ　　　ニ　 　　..l　　　恐れるどころか、隠れて過ごした日々の屈辱を
　　　　　　　　　　　　 l　　 ￣　　 i　 　　ヽ　　..l
　　　　　　　　　　　　 .l　 　 l　　 人 　 _ノ 　　 l　　　この場でぶつけようってつもりらしいなｗ）
　　　　　　　 　 　　 　 .!　　　ー＝=―'　 　　 /
　　　　　　 　　　 　　 　 :、　'.　　ー‐ ' 　 　.:/ l
　　　　　　　　　　　　　　　 、:. 　 　 　　:.　:/　.l
　　　　　　　　 　　　　　　　 lヽ. :.. :: : :.. :.／ .　 lへ、
　　　　　　　　　　　　　　／ l　 　ー―‐'　　　　l　ﾍ｀ゝ、
　　　　　　　　　　 　　__/　:::l 　 　 、 .　.　　 . .　t、/　 ヽ 、
　　　　　　　　　　　 人　 　::l　　　　: .:　　　 .::　　/　i:　 }:::ヽ．＿
　　　　　　　　　　／::/ 　 _:::l　　　　 : :　　　: :.:: /　 , 、 ｀ヽ.:::::::::::::::::::::::::...
　　　　　　ー':::::::::::::/　／:::l ヘ＿ _　:, :　 _　_ :/. ／l::::ヽ 　 l::::::::::::::::::::::::::
　,‐‐:::::::::::::::::::::::::::::/／::::::: lー　_ヽ　 ‐: :'　　 / 〈　 .l::::::::＼ﾉ::::::::::::::::::::::::::::
　{:::::::::::::::::::::::::::::::::':::::::: :::::::l 　 　 ﾍ　　:. 　　/　/　 .l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::






　　　　　　　 ／´￣￣ ￣￣｀＼.
　　　　　　／: : : :　　　　　 　 　 ＼
　　　　　/: : : : :　　　　　　　　　　　'.,　　　　　　　　　（オプーナといい、アンタといいその大胆になる言動には、
　　　　　|: : : :　　 　 　 　 　 　 　 　 :|
　　　　　| : :u : : : : : .,　　 　 　 　 　 :|　　　　　　　　　俺の方が危うさを感じてしまうものだが、
　　　　　|:: : : :＿ ノ゛,, ;、､､ '"ヽ_　　:|
　　　　　|::::;;;（　 ●） ﾉヽ （　● ） ;;:::|　　　　　　　　　 元々は二人とも筋金入りの権力筋──
　　　　　|: : : ´"''", 　 　 　 　"''"´　:l
　　　　　 ',: : . . （　　　 j　　　 ） 　 ./　　　　　　　　　　とりあえずは現政権を見切ったその目を
　　 ＿／二Ｌ___: :.｀ｰ-‐´｀ｰ-‐′　/ハｰ､＿_
　／: : r':|　r'￣二ﾕ　　　　　　　 　./ : ',: :: :: :＼＿_　　信用させてもらうとするか）
　: : : : | .|　|　/ 　) ｀)　　 　　　　 ./| : :.ﾍ: :: :: :: :: :: :＼＿_
　: : : : |.ﾉ. ﾉ /　　⌒ヽ＿　　 　／. |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ　　
　: :: :: :＼　　　　　　　　 ヽ- ´ 　 .|: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
　: :: :: : l: ｀ー┬-､　 　 　 ト､.　　/: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
　 : : ┐|: :: :: :: :＼）　 ７ ./iii入／|: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
　: : イ .|__/ ,へ/⌒＼　./iiii〈 　 /! : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
　イノ : : / /: :: :＼＿ ￣＼ii｝　　|: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|

.

　　　　　　　 　_,.／　/r‐､　　　　　　　　　 　 　 　 '.
　　　　　　／_／　／'´　/
　　 　 　 / 〈/　 //　 /´　　　　　　　　　 　　 　 　　 !
　　 　 　 !　 !　 ,ｲ　 /　　　　　　　 　　　__　(⌒ヽ ∨｀ヽ 　　　　（もっとも、“辛辣っぷり”なら俺も負けないぜ
　　　 　 {l　/　　 　ｲ　　　　　　l　　　 　{　 ヽ＼　＼ﾊ､　＼
　　　　 l ,　 ,　　 　 ! 　 　 　 　 !　　,　　丶　 ヽ ＼　 ヽ} 　 }　　　ぼちぼち傍聴席も退屈してきた頃だろ
　　　　 | i　i　　　　{　￣｀ヽ､　 ､　 '/　　 _∨ ∧　 }　　l|　　|
　　　　 | l　l　　　　|　 （ て:::ム_ｊ.(⌒ヽ,ィ1::.∨ ∧ |i　　i! 　 {　　　まずはジャブから入れさせてもらうとするか・・・）
　　　　 | ;　;　　　　}　 　 ｀￣´イ　＼　＼｀¨ ∨　´　　　　　 ヽ､
　,-､ ,､/　　　　　 ∧　 　 　 　 　 i 　＼　｀ｰ '　 ヽ　　｀　　　 ∨}
´: : :＼ ＼.　　 　/　　　i 　 　 　 人　　｀ヽ､　　　　　　　li　 ｢! }/
: : : : : :＼ ＼_,／　　　‘.ゝ-―　´　　ー - ∧ 　 　 l!　　 |!　 |l ;'
: : : : : : : :＼ >　　　　 ハ　 　 　 　 　 　 　 ∧　 　 !　　 |!　/' {
: : : : : : : : : :〉≧=<三/　i､　　　 　 　 　 　 j　:!　　　|　　 !　　 ,'






　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）　　　　　　　　　　　　　　　　では、なにゆえに原告マコト＝イトウは
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　『結婚の完成』に及ばなかったのだと
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　　　　　　　　　　思いますか？
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::

.

　　　　　　　　　 _,,､_,,.､､,,..,_,、
　　　　 　 ,_ｰ''"　　　　　　　 ﾞ´`'ｰ_､
　　　　 　 ﾐヾ.ヾﾞ ｉｌ!|| ｉｌ|　　j|　〃/ ｲ　　　はい、その時は様々な症例を想定いたしましたな
　　　　 　 ｉ ﾐ 　 rｰ;L!|| ||レｰv〃 彡
　　　　　　}ミ ﾘ八i{　 　 ;; ７'ノ ヽ.ミl　　　　はじめは“不能”なのかと疑いましたぞ
.　　　　 　 |､yｰ-⊥L　jｰ_´∟-ｰY;|
　　　　　　_lﾐi"r五ニﾞﾃi'Yr五三¨jﾐ!　　　　でもそのよう話を聞いたことはない・・・
.　　　　　ｆrｦ:}　　-‐''ﾗ l_j. }`ｰ-　｝ドi
　　　　　 !ｈ};{ ｯ彡 　 /小〉 　 　 |:l,ﾘ　　　　或いは、いわゆる「包茎」に悩んでおられるためかもしれないと、
.　　　　　 `ﾃj} i}!　,rｆ;巡巡去ﾐ:､ l:ｆく
.　　　　　 〈ﾘji､l{ 'ﾙ7'"-─‐‐ ）}i |jﾐ｝　　　　わしは念のため手術道具一式を持参したほどに御座いますじゃ
　　　　r;-‐ヾﾄ.llvﾘ j{ _,,ﾘハ､､,リﾚ'ﾙ'￣ﾍ
　　　_｣ ﾊ |ｌi | ｀ミ､}l　;ｉ!j　} {ｌi ,.イ |/ / l.L
　　　-U; ヽﾆＬ_ﾐ　｀ﾐ'ｰ- -‐彡 / /'/ニ|｣
　　　ヽ-‐ ｀ Tヽ＼ ﾐ　　　　r´／∠






　　ｸ　　　 ｸ　　　｜|　プ 　/　ｸ　　　ｸ　 ｜|　プ 　/
　 ｽ　 ｸ　ｽ ＿　　.| | │　//. ｽ　ｸ　ｽ ＿ | | │　//
　　／ ｽ　　　─　 | | ッ // ／　 ｽ　　 ─ | | ッ //
　 ／　＿＿＿＿＿　　//　／　　　　　　　 　　//
.　　／　　 ｌ⌒ｌ ｌ⌒ｌ ＼　 ）） 　 ＿＿＿＿
. ／　／￣| ,=| |=､|￣ヾ 　　／　＿＿＿＿ヽ　　　　　　　出たっ！今度は「包茎」だって、ドラエモンw
/￣/￣.　 ー'●ー'　￣ｌ￣ |　 | /, －､, -､ｌ 　））
|￣l￣￣　 __　|.　　　￣ｌ￣.| _|　-|　,=|=､ ||　　　　　　　　
|.￣|￣￣　　`Y⌒l__￣ﾉ￣ (6.　　 ｰ っ-´､}　　　　　　　 ノビタ君、君もそろそろいい大人なんだから
ヽ　 ヽ　　　　人_（　 ヾ 　　 ヽ 　　 `Y⌒l_ﾉ　　　　　　　　一々下ネタに反応しちゃ駄目だよｗｗ
　 >〓〓〓〓〓〓-ｲ　　　／ヽ　　人_（ 　ヽ
／ 　　／　　Θ　 ヽ｜　　/　　 ￣￣￣ ヽ-ｲ

.

　　　　　 　 ,. ---‐… ''¨￣
　　　　　／　 　 l　ｌl　　　　／ /
　　_,,.ｨ　l　　　　ﾘ ﾘ　/ ／／ /
　　i　l　 '､　 　 / /.､／‐‐く //　　　　　ですが、そこはあくまで想定の範囲内であり、
　　ヽ_＼　ヽ　/　' _ ｀¨}　　ﾌ‐く
　　｀ヽ｀¨ﾆ二ﾞ　　´ l　/ ,.ィ.＞"　　　　　一番の憂慮は別にありましてな
　　＼| ｉ l　　i　　　 j ／／ﾆ、
　　　 ＼ ヽ ､〉!ｉ　_ノ ,イ'"i沙　　　　　　 それは、故王陛下とわしの意見が合致した線だった──
　　　　 ト-ﾆ⊥!ｌ,レ_' ､｀¨￣
　 　 　 ヽ.¨ｨ弋ﾀ　　｀　＼＿,,.　　　　　　と申し上げていいと思いますじゃ
　..　　　　ﾊ　¨ﾌ!_⊥.,_/
　　　　　　 ',ｰ' ヽ､ ／、､､
　　　　　　　',　,.ｨ T⊥ ┴ヽ＼
　　　　　　　 V ｌl/,. ''"￣￣¨　}
　　　　　　　　Vﾊ　 ,.ニﾆﾐ、､､
　　　　　.　　　 Ｖ//l　　ｌi　ヽ ＼
　　　　　　　　　|.i l l　　ﾘ　　l
　　　　　　　　　ヽゝi..＿
　　　　　　　　　／´--──






　　　　　　　 　 　 　 　　．―――― ,
　　　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　　＼
　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　 　 　 　 |　 　 ゝ,＿,ノ ゝ,.__ﾉ|　　　　　　　　・・・具体的には？
　　　　　　　 　 　 　 |　　 　（● ） （● ）|
　　　　　　　　　　 　 }　　　（　　　人　　 ）
　　　　　　　　　　　_ﾉ ゝ　　 `ー ´　`ｰ´
　　　　　　　　　　ノ.:`.:,'　ヽ　　　´　｀ /
　　　　　　　．＜＼.:.:.:.:`　_ ゝ　,＿__, 'ヽ､
　　　 ,＿＜.:.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:/{（　　ノ　 ハ.:.:`ー､
　　／.:.:.:.:.:.:.:メ.:.:.:.:.:.:.:.＼/　ゝ　　 　＞.:.:────　､__,_,
　/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｛　 ／ヽ 　　____＿＿＿　＼ヽ,､
　|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉ;　` 、.:.:.:.:.:／ヽ.:.:.:.:ヽ´ __＼　　　 ﾍ　　 |　'.'.
　|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼.:／.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:＞ ｀ヽ 　 ノ ｀{ 　i　 ii
　ゝ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:j￣.:.:.:.:.:.:.:ヾ　 ヽ / ./　.{.!
　　 ヽ＿.:＿:.:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾞヽ　ﾍ ｲゝ_ij.|
　　　　ゝ.:,_ノ.::.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:` ´
　　　　　 ＼::.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´ｊ
　　　　　　　＼f.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ

.

　　　　　　　　_..　-‐　─-　､
　　 ,. -‐ ニ¨-‐　¨ ￣￣¨ﾉ ﾉ!
　　 ヽ＼　　　　　　　　／　 l |
　　　〈ヽ ﾞ丶､..__ ,,. イ ／　　l l
　　　 } l　　　　､　　 /　　　 jﾉl　　　_＿＿_
　　　 .! i　　　　 i　 /　　 ,.ィ::::/¨￣　 ／¨/
　　　 .lヽ､..,,_＿ﾉ... -‐:::¨::::::;ノ　 ,..ィ": :.／
　 　 _人:::::::::::::::::::::::_;;.. -''" ,.ィ´',: : :.／　　　　　　“童貞”だった──
　"¨　　　￣¨¨ ¨￣　 ,. ∠.、>!ﾊi‐'"
　￣￣ｉＴﾆﾆｒｔ-ｧ､ＴＴヽ-Ｙｲ i. ﾚﾉﾄ､　　　　　　　　　ということです
　ﾞ丶､:ヽ',＼ . ￣/ l. !　ﾄ､.__ﾉ　l l i　＼
　　 ／ >V,. l｀¨'ヽ ｆ¨ソ､､U　ｌｌl　l ｿ/l ヽ、
　 <　／∧V,. U ,.,.｀Y_.. -ｭ ヽ/ .l//　}　/＼
　-‐ i ､　 ', V,.〃‐ ニ二¨ﾉｉl/ /　i　,へ、
　i　　l ll　　i　ヽ//　l　ｌｌ ）ｿ　ﾉﾉ! l /
　　　 l l.l　 ﾊ　　＼__,,.. イ　 // l l/
　　,.-V∧　　＼／ ､／　　//　V
　 /　 ｌ iノ　　／　／-‐‐=／¨)
　 ! _.. i　　／ ヽ／　 ,ィく.　／
　.l　　 l,.ィ´　ｉ /,.ィ"　､ ／
　l　 ／　　　ﾉ　　 ､ ／

.

　　　　 　 　 　,-―-､
.　　　 　 　 ／　　／ ＼ 　 　 ／/!　
　　　 　 ／　　　　 　 　_＼／／:::|
　　　／　　　 　 - 　 ／／／::::::::/　　　　　　当時、マコト殿下は14歳の少年でしかありませんでした
　　//　　 ／￣　 ／／／ミ＝=く
　　＼　 　|　　.／／／ヽ、ミ三= ヾ､　　　　　性に対して不安を抱いて然るべき年齢ですな
　　　 ＼　＼/／／ ＼ﾉｽ、ﾐ＞- 　 }
　　　　　＼/'.／:::|.　 　＼ ｀ー､三ス
　　　　　 / /!ヽ:::ﾉ_ﾉ　　ミ＼ 'ﾞ　　＼＼_＿＿
.　 　 　 / /:::|t }　 /｀ｌ__　 ﾐﾉ:::: 　 ／￣ 　　　 ＼
　　　　/イ:__ﾍ　ヽ.{=├' ヽ/:::　／ 　 　 .　　　　　＼
.　　　/／´　　V　ﾉ　.|⌒/:::／l_ 　 ＿＿＿＿＿ ＿_ヽ
　　 　　　　 　 {　 　　.V_／ ,　' ￣ 　 ／　　　　.|　　 |
　　　　　　　　 ｀ヽ＿_ﾉ- '´―--､＿ﾉ　　　　　　|　　 |
　　　　　　, -‐ ￣　　 ￣｀ヽ｀ヽ､　　 　　　　　　|　　 |






r'　 ,　,j',.'ﾍﾍﾍ 彡'/　彡彳ﾆ二ヾ_ﾝ､　・ 。　ヽ.
|　　!.(/: : : : : :::|　ィ´ﾝｨｲ_>r=､＞､ヾi　　・ ：
|　　ﾐ5; ; ; ; ; ; ;;i!　ﾄ'ｨ'_,...ｨ'乃､ヽ._!i　|!3　 ・・
|　､ﾐ'ｼ; ; ; ; ;r'￣`i　ｲ　　　 ￣ユU､l.l_ﾍ, `　･　　　　　他方、キルコ王妃とて12歳の少女でしかなく、
| 　 ｿ; ; ; ; ;ﾑ　r､ﾉ､ .|　u　.ﾉ u　　三ﾆ､`ｰ､__
|　.ﾉﾐ､; ; ;;二ヽ'. 　 i .ﾚ'二_''ｰ､　i ,　　　三ヾﾆi.　　　　当然のことながら、汚れなき処女でもあられましたので
ﾚ.'＼ ∧ﾐ t' `ｰ､ヾ.! i!/＿ i　 i　U u　 　 三三|
ﾄ､＿＿_>､. ; ; ; ;ヽi i!i 刄ソ　//,　　＿,... 三三|　　　　とても経験ある未亡人のように、未熟な殿方を導く
トミ三三ミ､_三r<_i ﾄ,`ｰ´三ﾘ　 ヽ__>-,､_.三三|
| ｲr三ミﾐ-､ r-t三ﾘﾉ'え`ｰ､k _三,ｲ /,ﾉ　`＝._|　　　　というわけには参りませんですじゃ
ト'--'`ｰr一＿rt放ii､＼　u > 三/ y'/ _. i_＿ミ|
　..　 　 `ｰ'　　　 '`ｰ<ヽヽ/r 'ﾐ/ ｼ,/ｦ/ｼ三ミ._|
　　　　　　　　　　　　 `'-'`ー'ﾐー'　ノr=､__ . /　　
　 　 　 　　　　　　　　　　　　 >,|`７<ミラ__シ

.

　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　 _,ノ　ヽ､_ 　　＼
　　　　　　　　　　　　 　 （●）（● ）　 　 |　　　ですが、童貞と処女が結婚して
　　　　　　　　　　　　 　 （__人___）　　 　 |
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 '､　　　　　　　 |　.　　無事に初夜を過ごした例は
　　　　　　　　　　　 　 　 ｜　　　　　　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　|　, 　　　 ／_.{　　　 別に珍しくないものと思われますが・・・
　　　　　　　　　　　　　　　｀ｧﾆニ＜／／〉、＿_　__
　　　　　　　　　　　　　　 ,./ /＼　 ／ : : : : : : ＞ : :＼
　　　　　　　　　　　　_／ /|ｲ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
　　　　　　　　　　／. : : : :| ./｀Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : }
　　　　　　　　　,´ : :/: : : :| ｉ::::::|/ : :／: : : ／: : : : : : : : :|
　　　　　　　 　 { : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
　　　　　　　　/ : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ＼: ヽ:ﾉ
　　　　　　　､'ｰr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ　V: : : : ｀ :´
　　　　　 ／ :.／￣＞＜ :./ : : : : :/ 二 ヽ_」┘: : : ∨}
　　　　 / : : :ム　/ : : : :￣￣￣￣~ﾞ''-ゝ.」: : : : : ∨ :}
　　　　{ : : : : : :＼､ : : : : : : : : : : : : : : : :＼. : : :∨ : :l
　　　　ヽ: : : : : : : :￣"＼ : : : : : : : : : : : : : : : ／ : : :{






　　　　　　　 ,. -‐''~´　　　_,／　）　　　　　　　　　　_,. -‐ﾐﾐ
　　　　　　　|￣￣￣｀~／ヽヽ_ノ＿＿＿＿,,,._-='_二-ﾍﾐﾐ/
　　　　　　　ヽ;;;;;;;;;;;;／,_　　ﾚ'<弋;;;ｯ､ ヽ＿,/,./i;;;;;;ﾗヽ .//|　　　そこが、故キルオ陛下の思いやりですじゃ
　　　　　　　　 ｀'''''/ ｀ヽY／　 .￣￣／|　/ヽ ｀'―'''´‐ !/ |
　　　　　　　　　／　　　ﾉ!　!_　　 _;;;|　 |　|　 |;';;;　　,|　|//./　　　わしが強制とは考えなかった事情も、こうした
　　　　　　　　l´/´‐'''‐'-‐'''~ヽ'￣　ヽ__i'''ヽ__ﾉ　　￣|　| |／
　　　　　　　.//　(´｀´　　　_,.ﾉ彡彡 ,｀ヾ''´'´ﾐミ_　/　//ミミ　　　陛下の細やかな心遣いに、間近で触れていたからで
　　　　　　 /　/　　　　'‐''~　　 ）/''‐-----‐''~´|川 iﾐ/川ヽ
　　　　　 /　 /　　　　　j‐'　_,. く　 :;;;,,,,,,,,,,,,,,　　 /川 /|川　　　　ありますゆえ
　　　　 ./　/　　　　　　　　'´　 ﾉ彡〃川川ヽﾐ川,.-'´/lll/
　　　　/　/　　　　　　　　)） ／ﾉ〃川川川ヽ,.-'´　　|／
　　,.-''''~~~''-、　　　　　　　ﾉ~´ ヽ,,,,,,＿＿／　　　 /

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}￣〉_,,-'､￣｀￣二￣}
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r～''´　_ｨ-‐ｰ'|　二　一　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　`ァ='　､''⌒ヽL__,　=　 -‐i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ,zr　 ／ﾌ　,{二　=　'´￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ二ﾆ､〉ーく､_,ｨ　 兀'⌒ヽ-'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/￣〉| 　 |∠__,ｲ≦_,-､ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｛　'´{,|　 ,!-'一ﾞ'{__　 二}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞‐'´　ハ二ﾆ={- _ ニ,ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　∠ ,,ｨ'⌒;´ f-＝⌒! '┘ '´二}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | .／　｜ []　{,　彡　ｨﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　f ‘ヽ 　 L_ハ-{,_'／ヽ, 　｀!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`ｰ'’　　　　　　　　　`ー'’






　　　 　＿＿＿＿＿
　　　／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ　ｷﾘｯ
　 　 |.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.| 　　　　　　　証人の証言は主観であり、
　 　 |::::::::ゝ　＼　　 ／ |
　　　|::::::（ （ ─）　（─）|　　　　　　　　客観的な事実を述べておりません
　 　（@　 ::::⌒（__人__）⌒)
　　　 |　　　　　|r┬-|　 |
　　　 ＼ 　　 　 `ー'´／
　,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､.
　:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ
　　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　, -──‐‐-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ ,-─==-‐‐､＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　,,---､　　,,,---､ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 i　''"フ-ｧ'ハ ,ｒ‐＜　i 　　　 異議を認めます
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | 　 '`ｰﾟ 」　 L`ﾟ‐'＾　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 __|　,,､--└Ｌi┘---､　|___　.　証人は弁護人の質問に、
　　　　　　　　　　　　　　　　 　{ ｔi／　　　／＼　　　＼iｧ }
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 Ｙ 　 　.／´￣｀＼　　　Ｙ´.　　もっと直接的に答えて下さい
　　　　　　　　　　　　　 　　　　ノ　　∠＿_／＼＿ヾ､　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　　 ／　／　 ／　　i　　ヽ　ヽ　　 ＼　
　　　　　　　　　　　　　 　　i　 /　　 ,'　　　　i　　　ヽ　ヽ　　　!
　　　　　　　　　　　　　　 　|　i　　　i　　　　 i　　　　i　　}　 　 }
　　　　　　　　　　 　,.､-‐‐┤ :　　　!　　　　 !　　　　}　　!　ﾉ ﾉ‐--､,_
　　　　　　　 　,､-''"　　　　ヽ ヽ　　ヽ丶　　 !　　　ノ　ノ　 ／　　　　`‐-､,_
　　　　 　,､-'"　　　　　　　　 ＼ ＼　ヽヽ　　!　 ／ 　　 ／/　　　　　　　　 `'‐､,_
　　 　 ／　　　　　　　　　　　 ＼ヽ､,,__　ヽ､,, i／　／／　 /　　　　　　　　　　　　＼
　 　 / ＼　　　　　　　　　　　　　ヽ　　`r-､,　 _／ /　　 /　　　　　　　　　　　　／　i
　　/　　　＼　　　　　　　　 　　　 ヽ　 ＼ﾉ二ヽ /　　 /　　　　　　　　　　　　/ 　 　 |
　 /　　　　　＼　　　　　　 　　 　　 ヽ　　 i　　　i　　 /　　　　　　　　　　　　/,､-　　 |






　　　　　 　 　 　 　 　 　 　. 　-‐＝ニﾆ=ミ　　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　,　　´　　　　　　　　　ヽ`丶、 　 ｝ }
　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　. : : : .　　　 {　　 }　 　 / ,
　　　　　 __　 　 　 |　　　〃　 ｀ヽ:::..｀ヽ　　〉: . '
　　　　　 ｀丶、‐-=!＿＿{＿＿___ｊ.:::ｊ___j　 { : : |　　　　　　　いや～年を取るとついつい脱線してしまいまして
　　　　　 　 　 ヽ'/,,≧ , ,　‐-=ﾆ⊇三三≧ｘ : :|
　　 　 　 　 　 　 V(＿__彡≧=‐-=ﾆ二. _　‐-=L._　　　　　　はい、申し訳ございませんのぅ
　　　　　　　　　 /{_三ﾆ_彡〃`'＜/_/__,,ふ≧=‐- , , , _
.　　　　　 　 　 //{　うx_彡 〃≫＝='ｒ-ｿう'　ｯ ）三三三≧,
　　　　　　　 彡 /{ ｛く　彡 ,, （＿___ツノ } V=ィ三二ニ=-‐'
　　　　　　　 }__彡ﾍ ヽ }彡　',　 　 .::::(_ ,...:‐〉ｲ
　　　　　　／丁　{　ゝ=1彡　ヽ　-‐'　｀ヽ:ノ､ }
　￣三三i　　 }　　､　 :::}彡、　　　, , ; ;斗'‐'ﾍ}｝
　　　＼　＼ヽ }　　 ＼::.`､彡, ,　〃／ , '⌒Y/
　 　: : . ＼　ヽ ﾍ 　 　 ＼::::.､彡巛　〃i{ i{ i{ｊ{
　　＼: : : . ヽ　ヽ} 　 }　　 ＼::::≧≪i{　ｊ{」{斗′

.

　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　_ノ　ヽ､__ 」L＼　　　　　（ﾌﾝ、つまらねぇ異議挟みやがる
　　　　　 　 　 　 　 　 　 (＝ ) (＝ ) ⌒_,-|、
　　　　　　　　 ,'⌒　＿　（__人___）　　r' l ｜lヽ　　　こんな風にケチつけて、どうなるものでもないだろ
　　 　 　 　 　 ヽ＿ノ　　 '､｀ ⌒´　　 }　}　l ﾚ }
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　 　　 j　|,｜l ﾉ__　_　要するに、目立ちたかったというわけかい・・・）
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　/　　　 /ｨ : : : : ヽ
　　 　 　 　 　 　 　 　 _／:.`ｭ'ﾆニr´　　　／ : : : : : : : ヽ
　　 　　　　 　　__ ,.＜ : : : :{/:::ﾊ人　　　rノ∨ : : ／: : : :',
　　　　　　　／: : : : : : : : : ｸ:::〈´∧'--:´" : :.∨.:/＿／ : :l
　　　　　　/ : : : : : : : : : : /::::::i /:.∧ : : : : : : :∨ : : : : : : :l
　　　　／ : : : : : :Y : : : : :|:::::::y : : :∧ : : : : : : :∨ : : : ＼ !
　　／ : : : :＼ : : :i : : : : : |:::::/: : : : :∧ : : : : : : : ＼ : : : : :〉
／ : : : : : : : : :＼ :i : : : : : |:/: : : : : : :.∧ : : : : : : : :ﾊ : : : :|






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. ～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　.:;. ~
　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　 ヽ　. .;
　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　 ,　　}. ||＿　　　　　（よろしいですよ、検事殿♪
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　__,.ノ　ｿ /.||_. .＼
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　（●　　/￣ ＼y .＼　　　あなたに注目を集めさせてあげましょう
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 r　　 ﾉ/.／￣　　　.ヽ　　　　　　　．．
　　　　　　　　　　 　 　 |　 　 　 　 ｀-ｰ´{/ﾐ／　　　　　ﾍ　だって、自分で墓穴を掘っているんだからｗ）
　　　　　　　 　 　 　 　 |　 } 　 　 　 　 ´ ｛./　ﾍ 　 　 　　ﾊ
　　　　 　 　 　 　 　 　 | 　 '丶　　 　 　 　 ヽ__).＼　　　　 _.ﾄ､__
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　 ＼ ｀ - 、 __＿j丿　　　　ヽﾊ／＞ｰ弌┐
　　　　　　　　　　　　　r二ニ＝=- 、,__ _「　　　　　　　7／ : : : : : : ',
　　　　　　　　　　　　/ : : : : : :＞、　λ::;;}＞- 、　　〈 : : : : : : : :.∧
　　　　　 　 　 　 　 /＿／.: : : : : .＼{ ヽ:::ヽ :.＼＞ ､_∨ : : : : : : :.∧
　　　　　　　　　 ／_____、: : : : : : : : . ＼ヽ:::::ヽ :.＼: :.:.∧ : : : : : : : :∧
　　　　　　　　／ : : : : : : : : : : : : : : : : . ＼ヽ::::ヽ : :＼:..∧ : : : : : : : :∧
　　　　　　　/ : : : : : : : : : : :＼ : : : : : : : :. ＼'､:::::. : : .∨∧ : : : : : : : :∧
　　　 　 　 / : :.:.:.:.:.: : : : : : : : .V: .:.:.: : : : : : . ｀､:::::::. : : V:∧ : : : : : .:.:.:.∧
　　　　　　У : : : : .:.:.:.: : : : .:.:.: : : :.:.:.:. : : : : : : ｀､::::::: : : ',::.∨ : : : : .:.:.: :∧
　　　　／´￣¨¨. : . .＼ : .:.:.:.:.:. ﾉ: :.:.:.:.:. : : : : : : ∧::::::i : :|:::ﾊ : : : : : :.:.:.:.:.: }
　　／ : : : : : : : : : : :.＼::.} .:.:.∠: : .:.:.:.:.:.:.:. : : : : : ∧::::} : :|.:::::.. : : : :.:.:.:.:.:. /
／ : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨八: : :.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : Λ::i : :|--＜.:.:.:.:.:.:. ／
: : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : __／.:.:.:＼:.:.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : V : :|　　　 ￣¨¨
: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:. : : :ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : : : : :|
: : : : : :.:.:.:.:...＼: : ／　＼ : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : : : |
: : : : : : : :.:.:.:.:...∨　　　 ∨ : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : : : |

.

　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　 ／　　_,ノ　｀⌒ 　　　尋問を続けます
　　　　　　　　　　 ｜　 　 ( ●) (●）
　　　　　　　　　　 ｜ 　　　（___人__）　　　ええと、ではジョセフ殿
　　 　 　 　 　 　 　 |　　　 　 　 　 ﾉ
　　　　　　　　 　 　 i　　　　　 　　|　　　　あなたが『故王陛下の心遣い』と曖昧に表現した
　　　　　　　　　_.. ｨヽ、 、___　　　|
　　 , ￢;;-ｰ=≦} : ヽ　 丶__ ___r-´　　　　事由の内容について、具体的に話して下さいますか？
　/ : :ヽ : : : : : : :| : : :＼　 ｲ::::ﾄlヽ
/ : : : : : :ヽ : : : :ﾉ : : : : : v' l:::::l､ :l＞､、　　　　　　　　　　　 rｰｰｰｰｰ,__
: : : : : : : : : : : : : : ＼ : : : ｀､ :::::l, :l : : : : :ヽ.　　　　　　　　　 }／ )　　.{__)
: : : : : : : : :l : : : : : : : : :､ : :｀､::::::ｌ : : : : :l : :l　　　　 　　　 √ ／..　　.:}_)
: : : : : : : : l : : : : : : : : : :｀､ : ｀､::,' : : : : :l: : :l　　　　　　_ /　　}:...　　..::{_)
: : : : : : ｲ´ : : : : : : : : : : : :`､ : V : : : : : :| : :ﾄ､　　　／:rj　　ｲ:...　　..;.:}ﾉ
: : : : : ∧ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l : : :ヽ_,／ : : {{ 、　ﾙﾆ二ﾆ=r
: : : : /　.V : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : :／: : : : : ﾊ　ィｧｰ´
: : : /　　 V : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | : :/: : : : : : : : ゞ才
: :＼　　　 V : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : : : : : : : : :／´






　　　 ／￣￣￣￣￣￣ヽ
　／￣￣￣　　　　　　　 /|
　|＼＿＿＿＿＿＿＿／　|
　 |　　　　　　　　　　＿＿　ヽ_
　　|　　　|　　　　 ／ 　 　　/ |｀'''ｰ------‐'''''ﾌ
　　 |　　 |　　　 /　　　　／: :ﾉ　　　　　　　 ／
＿＿|ヽ　＼　　|　 　,.-'´: :／　　　　　_,.-''´　　　　　　はい　周知のように、マコト殿下は
　　　 | :｀'ｰ----‐''´: : ,.-'´　 _,.-Tﾐ￣
'‐-､_　＼＿＿＿_,. -二-‐＜ﾐ( ） |ﾐ､　　　　　　　　　　父君を早くに亡くされ、母君一人に養育
　　 ｀''‐-､＿＿,._- ,=tﾗﾌ　 ミkﾉ /ミミ､
　　 ／,.ヽくゞｸ!T ヽ￣´　） 　ミr'くヽヽミ､i　　　　　　　　された方であられます
　/　／　>､-‐|ﾍ　ﾉ｀''''''´l　 ﾐﾐ|　 ヽヽ/ |ヽ､
_/　/ ／　 ヽ ゞフﾞ ､､､　　､ﾐﾐﾉ　　　　/　 ヽl
　 / く､　　　ヽ〃‐‐--ヽ川／　　　／　　　!
　　　 ||ヽ　　　!　''''''ﾐ､ヽ／　　　／　　　　/
　　　 | | |　　　ヾ川川／　　　i´　　　　　/
　　　 ｀' ヽ　　　!ヽ￣: : /　　　|ヽ　　　 /

.

　　　 ／￣￣＼
　　／　　 _ノ　　＼
　　|　　　 （ 一）（●） 　　　　　いかにも、原告側は
　　|　　　　 （__人__）
　　 |　　　　　｀⌒´ﾉ　　　　　　母親思いを、繰り返して
　　 |　　　,.<))／´二⊃
　 　ヽ　/ ／　 '‐､ﾆ⊃　　　　　強調されておりますな
　　　ヽ､ｌ　　　　´ヽ〉
''"::l:::::::/　　　 __人〉
:::::::::|_/ヽ. 　 /|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
:::::::/´∨/`ｰ'〉ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
:::ｙ′.: ',ゝ､_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
／: :／/: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|






　　　　　　　　　　　　　 ノし
　　　　　＿＿＿＿＿　　 て
..　　 ／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ　　(
..　 　|:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ :.|
..　　 |:::::::::/ ._ノ 　ヽ　 ..|　ﾊｯ!?
　　　|:::::::〉 （ ○） （○）|
.　　（@　::::⌒（__人__）⌒)
　　　 |　　u 　 |r┬-|　 |
　 　　＼ 　　　`ー'´ ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

.

　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　 ,　'　　　　　　　　　' ､
　　　　　　　　, '　　　　　　 　 　 　 　 ' .
　　　　　　　 ,'　　　　　　　　 　 　 　 　 i
　　　　　　　,'　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　しかし、
.　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　 　 　 |
.　　　　　　 |　　　　　　　　　＿__ ノ ゝ__,　　　　母親は関係の無い話では・・・？
.　　　　　　 |　　　　　　　　（ ｛::::::｝ ) ({::})
　　　　　　　'.　　　　　　　　　　　　　' . .ｊ
.　　　　 　 　 '.　　　　　　　（　　　　　 j　)
　　　　　　　　 } 　人　　　　 ー――´ｰ
　　　　　　＿_ﾉ　　　 ＼　　　　　　　 」
　　　　　　}////｀　＜　 ｀: ..　　　 　.,'
　　　　　 /_/////////｀　＜ｒ'´￣￣
.　　　　 //////｀/＜///////ﾊ
　　　　///////////,｀/＜// 丿
.　　　////////////////////ヽ
　 　 ﾑ///////////////////// ｀ヽ
.　　 ﾊ////////////////////////ハ
　　 {///////////////////////////}、
　　 |///////////////////////////iﾑ
.　　ハ//////////////////////////}ハ






　　　　 　 　 　,-―-､　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
.　　　 　 　 ／　　／ ＼ 　 　 ／/!　　　　　　／
　　　 　 ／　　　　 　 　_＼／／:::|　　　　　 /
　　　／　　　 　 - 　 ／／／::::::::/　　 　,―' ＼　 ／ ┌―‐　 /￣ヽ.　 / 〉 / 〉　　そこなのですっ！
　　//　　 ／￣　 ／／／ミ＝=く　　 ／／ﾌ　　Y　　　!―‐ 　 ｀ー､ 　/_/ / /
　　＼　 　|　　.／／／ヽ、ミ三= ヾ､/／　/　 　 |　　　|＿＿ 　､＿ﾉ　O　 O　　　　もちろん母君様は、御子息を立派に
　　　 ＼　＼/／／ ＼ﾉｽ、ﾐ＞- 　 }　　 /
　　　　　＼/'.／:::|.　 　＼ ｀ー､三ス　　/　 　 　 ＼/　l￣　 (⌒ 　 /〉/〉　　　　　　教育なされたことだと信じるのですが、
　　　　　 / /!ヽ:::ﾉ_ﾉ　　ミ＼ 'ﾞ　　＼＼_|　　 　　　 |.　 |二 ､__）　 o｀o｀
.　 　 　 / /:::|t }　 /｀ｌ__　 ﾐﾉ:::: 　 ／￣ !　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それだけに、悲しむべき人間の原罪に
　　　　/イ:__ﾍ　ヽ.{=├' ヽ/:::　／ 　 　 .|　　　 　　　Y　E　S　!!
.　　　/／´　　V　ﾉ　.|⌒/:::／l_ 　 ＿＿!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　関しては、厳しく戒められたのではと
　　 　　　　 　 {　 　　.V_／ ,　' ￣ 　 ／ ＼　　 ﾞ　OH　MY　GOD　"
　　　　　　　　 ｀ヽ＿_ﾉ- '´―--､＿ﾉ　　　　＼＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　故王陛下は心配なされていたわけです
　　　　　　, -‐ ￣　　 ￣｀ヽ｀ヽ､　　 　　　　　　|　　 |
　　　 　 / , -――― -､.　　＼ ＼　 　 　　　　｜　　!
　　　　/　　　　　　>　　 ＼.　　＼ V　　　 　 　 | 　 ｜
.　　　/　／￣　　　　　　　 ＼　　 } }　　　　　　 |　　/

.

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ ￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 _ノ　'ヽ､_ 　　＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 （⌒）（⌒ ） 　　 |　　　　なるほど
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 （__人___）　　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 '､'ーｰ´ 　 'J　|　　　　母親というものが、息子に性を教育
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　.ｨ {　　　　できるとはちょっと考えられませんな・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　_`ｭ`ｰー___´_ノ',
　　　　　　　　　　　_, ､ -ｰ´. : l : .＼　 ｲ::::ﾊヽ{`、
　　　　　　　　　　/. : : : : : : : : i : : :.∨´〉::::::V: : ､＞、
　　　　　　　　　丿 : : : : : : i : : : :／ :｀､ ',::::::: l : : > : : : -、
　　　 　 　 　 　 r : : : : : : : :| : : :＼ : : :｀､',:::::::| : :.ヽ : : : : ',
　　　　 　 　 　 / : : : : : : : : i : : : : :ヽ : : ヽ',:::::| : : /:_:_:_:i;;⊥____
　　　　　　　　/ : : : : : : : : :丿: : : : : : ヽ : : ヽ::|／´　ヽ､,,______ノ
　　　　　　 　/ : : : : : : : : :/: : : : : : : : : :ヽ ::／　　　ヽ､ }___）
　　　　　　 ,:': : : : : : : : ヽム二ﾆ - ´¨￣｢ r'　　　､ ヽ .ﾉ : :|
　　　　　　 ｉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | |　　　　r_ノ.: : : |
　　　　 　　ｉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | |へ-‐´ : : : :| : :!
　 　 　 　 　ｉ : : :: : : : : : : : : : : : : :_:_:_:_:_:ゞｿ: : : : : : : : | : :|
　　　　　　　ゝ:_:_:_:_二ﾆ=-:::´ ¨ : : : : : : : : : : : : : : : : : | : :|







　　　　　　　.／￣￣＼
　　　　　 .／ 　　　 _ノ ⊂_ ‐-' ＜
　　　　　 |　 　　　（ ―）　 λ　　 ヽ　　　　　　　　　　　どころか、母親が息子に手ほどきをしたと
　　　 ,ﾍ__|　　　 　　（__人）　　ヽ　　',
　 __,/　　　｀ ＜　 　　⌒ﾉ　　. ｒ'-‐￢　　　　　　　　　　なれば、それこそ呪われるべきでしょう・・・
／---‐――--.､ゝ＼　 ノ　　　」-‐＞ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／⌒ヽ. ´_ノ　　　/　 ´　　 l　　　　　　　　原告がいうような、母親思いで済まされる
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／　／´ ｀ヽ　　　　 ヽ.　　,　, .!
.:.:.:.:.:.:.:.:／　／　　　　 ヽ　　　　 l｀ / / /!　　　　　　　　次元を完全に超越してますね
:.:.:.:.:.／　 ./　　　　＿ __ヽ-､　　 !/. ,'　l　!
.:.:.:.:.:l　＿十''''''''""　　　　　＼ ＜　　　'　l　　　　　　　　ｶﾐﾖ、ﾅﾝﾄｵｿﾛｼｲｺﾄｶ…

.

　　　　　　　　(ヽ、００　　∩
　　　　　　⊂ニ、ﾆ⊃　⊂　⊃
　　　　　　 ,, -‐- ＼　　　| |／⌒ヽ　 〇　 〇
　　　　　　（ ⊂ニニ　　 /　／⌒) ）
　　　　　　 ｀ｰ――'′　し∪　 （ノ　　　　　　　　　　　　(ヽ、００　　∩
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⊂ニ、ﾆ⊃　⊂　⊃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,, -‐- ＼　　　| |／⌒ヽ　 〇　 〇
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （ ⊂ニニ　　 /　／⌒) ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ｰ――'′　し∪　 （ノ




　　　マジかよ、母親がだって？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ああ、言ったな・・・　　　　王族ともなるとやることがやっぱ一味違うわ
　　　　　 ,＞￣｀ヽr'´￣＜　　　　,._- ､r'''Ｚ.._　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __､─ v─z..__
　　　　 ｨ　　　　　　　　　　ゝ　　／　 　 　 　 ＼　　　　　 ,._-─ v'''Ｚ.._　　　　　　,＞ ｀　　　　　 ＜
.　　 　 l　　　　 l'´`＾ヽ　　 ヽ　./　 , j'^＾ヽ　　 　 ＼　　 ＜　　　　　　　＞　　 　 ｲ ｨ'`＾'＾'＾'＾'＾'＾'ｨ ゝ　おっかねぇな・・・
　　　　|　　　,ｲﾉ u　　l ﾄ、 N　l　　ﾙ'uﾆﾆヽトゝ､　 .}　 ∠´　　,　,.、　　　＼ 　 　 l.1　　u　　　　　１.!　
　　 　 | 　 ノ‐'-､_,　､_,ﾘ‐W.　│ .ﾉ∠ﾆﾆﾌバﾆﾆぅﾚ'　　ｲ　,ｲ/ l/　ヽ}ヽl､　!｀　 　 | |'⌒'ｰ'　　ｰ'⌒ | |
　　　　|r=ｉ| ⊆ﾆ･,　.･ﾆ⊇|.　　|r=Ｔﾓ＝｡TﾆF｡＝;T!　　 | /-─-'　'-ｰ-‐| |　　　r=ｉ| ⊂ﾆ･　 ･ﾆ⊃ |i=､
　　 　 ||{^|| 　 　 |　|　v　|　　 ||Ｌ|lヽ.三./ vヽ.三.ｨ′　r=T¨モ｡fニf｡テ¨T=､　　{ft|| v　　 |.|　　u　|f ﾘ
　　　ノ 'ｰ|! `! ｕ L_｣　 r１　　 |`7|!rー'‘‐～‐' ‐-|　　 |ｈ||`ｰ-ｲ　　.ト-‐'||ｦj　　 `7l.　　 '-U-'　　 :|く
　 ,ノ／|　 l、　 -‐-ｰ-　,'＿／|./ |　 -ー～～′ !　　 ﾞｰ|!　u ‘ｰ-‐'　ｕ ll‐' -‐''7　|　　-──- 　 |. ヾ''ｰ-
-'‐1|　 |　 |ヽ.　　--　 ∧　l　 |'　 ｌ　u　 ー‐　　 ,l　　 rｰ:ｌ　　-一ー- 　 l-､　　l 　 ヽ._　　￣　　,ノ 　 |
.　 |.! 　 !　l.　ヽ　　　 / l||ｰ- ⊥_　 ` ｰ 、__,.　イ　｀f⌒＼l`　、　一　, イ　/´ヽl 　 　 |､￣￣￣ ,|　　　|
.　 !|　　 Wﾄ、　`ｰ-‐1V ||　　　　ヽ、_　　　 .|　 l／⌒ヽ　 ﾄ、　` ｰ '　_,|　 ／￣＼.__ ド.ｴｴｴｴｴ.ｲ　 　 |
　 ||　　　　| ` ｰ--‐ｲ 　 ||　　　　　ﾊ､ﾞｴｴｴ'ﾇ'´ヽ､＿　　　Ｋ.ｴｴｴｴｴﾝ!　　　　_,ノ　∧　　　　　　レ‐- ｣
.　|L =＝､､|　　　　 |　　 ||　　　　 .l　l |│| / |　 　 　 ￣＼l十十十十レ'´￣　　　 ｌ　ヽ　　 　 　 |
　 ´　　　|ヽ|　　　　|.r;＝'｣　　　　 |　 ||│/　 |　　　　　　　ｿl‐十十十|　　 　 　 　 |　 ,ﾍ　　　 　 |

.

　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
　　 |.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|　　　　　異議ありっ！
　　 |::::::::/　＼:三::／i:::|
　　 |:::::::〉（ ○）::（ ○）.|　　　　　前オルレアン公妃の教育は
　 .（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
　 　 |　　u 　 |ｉ|!i|!|　　|　　　　　本件とは無関係です！！
　　　＼　　 　｀⌒´ ,／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　　　|　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　　　＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜






　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _＿＿__
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　 　 　 　 　 　 　 ,　　　　（何怒ってるんだ、イクオさんよ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｌ　　　　　　　　　 　 i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｊ!　 　 　 　 :　　　　望み通り注目を集めてやったのに
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｌ ,..-､＿,ﾉ ﾍ,_＿_,ノ }
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　 （ ● ）　( ● ) 　|　　　　不平を言われるなんて、心外だぜｗ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　l 　ｒ 　 　 i 　 　 ､　.!
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∧. ゝ､ 　人　　ノ ./ｫ､_
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _,,ｲ/,|ヽ　￣´_｀￣　,ｲ////l
　　 　 　 　 　 　 　 _, - ≦////|l! ＼　´ ｀ .／//////ゝ､
　　　　 　 　 　 　 ∧,////////{ l 　 ｀ｰ‐ ´　ﾜマ/////∧
　　 　 　 　 　 　 /,/∨///////　ｌ　　　　　,'///｀' 'ﾐ,///{｀ミ- ､___
　　 　 　 　 　 　 }///∨/////＿＿ 　　　 ヽ//////｀ヽ;ﾍ //////≧ｫ 、
　　　　　　　　,.イ/////ヽ///|　　　 ｀ヽ 　 ,.'´}/////////｀//////////,｀x
　　　　　　 ／＞ ´/////∨,∧　 　 　 　 　 　 l//////////////////////＼
　　 　 　 ,r7///////////∨/》　 　 　 　 　 　 ﾏ,//////////////////////ﾊ
　　　　／//////////////∨,|　　　 　 　 　 　 ∨//////////////////////,
　　 　 {/////////////////Ⅵ 　 　 　 　 　 　 ////////////////////////}

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　　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　 　 　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　 　 　 | 　　　（ ⌒）（⌒） 　　　（傷付いたから
　　 　 　 　 　 l　　　　　（__人__）
　　　　　 　 　 l　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　ちょっと大声出しちゃお♪）
　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　 　 ヽ　　　　　　 l
　　　 　 　 　 　 _,ゝ､　　　_,ノ
　　　 　 　 ,､-='l　＼_,ﾝ g<＼
　　　　 / ＼　└〆＼ i=i|＼'＼
　　　 丿 　　ﾞi 　 ＼　＼=il　/　i!
　　 　 l　　　　l 　　　＼＼| /＝|l
　　 　 |　　　　|　　　　　＼i/ 　 ||






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　　　　　　　　　　　　　　 ,'.　　　　 ＼　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　 　 ',
　　　　　　　　　　　　　　 ,　　　　　　 ＼　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　,
　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　,r =＼　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／-　､　　　　　:| 　ｷｯ!!
　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　 ／　　／ ｀＜　　　　　　　 　　　 ＞ ´　ヽ　　ヽ　　 　|
　　　　　　　　　　　 　 　 |　 　 　 {　　　{ 　●　ヾｰ={ | ili | {、ｰｪイ　{　●　 }　　i}　　　:|
　　　　　　　　　　　 　 　 l 　 　 　 ゝ､　 弋＿_ノｲ　　　 i　　　　　ゝ､ヽ.＿.ノ　　 / 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　 |.　　　　　　ー―'''７´ 　 　 　 i　　　　　　ヽー──'''"　´　 　:|
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　　　　　　　　　　　　　　　 i　　 {{　 ﾘﾉ`ｰ'　 ､_／/　　　　　　　　　￣￣）　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
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..　　 |:::::::::/ ._ノ 　ヽ　 ..| 　ﾏﾀ、ｺﾉｶﾝｼﾞ…
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　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .-─ ｰ- 、 　 　 　 　 　 v　　',
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　 ヽ、　　　　　　_ゝ、　ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　　　　　　　　　　 ＼　　　　 ( ￣｀ ー'- ､　　　　　　弁護人の尋問は、医師ジョセフ殿を
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　 　＿,.ノ、　,ヽ､,__|　　　　rへ、____　　 'ヽ
　　　　　　　　　　　　＞┴、 |　　　 （　●）　（ ●).|　　　　{　　｀､ 、ヽ__,. ┴、　　　派遣なされた、故キルオ陛下の意図を
　　　　　　　　　　　/　{　　〉 l　 　 　 ｀　 ´　､｀ ､´ |　 　 　 ヽ　　i　〉'　　　　ヽ
　　　　　　　　　　 /　　 ＞{ .|　　　　 ,′　 ﾉ､　 }　|　　　 　 |　　l／　　, -ー '´ ｀､　明らかにしようとするものであります！
　　　　　　　　　　j　　 　 /　 |　　　　｀tﾆ"__, ﾕ′ !　　　　　|　 ﾉ　 　/　 　＿　　}
　　　　　　 　 ノ ´　 　　/　　　へ 　 　 　 -ｰ- 　 ,　　　　 　'､ 人_,.ィ　　/::::... x､ {
　　　　/⌒ン　　　　　ノ　　 /　　|ﾍ､　　　　 　　 ,　　 　 　 　 ﾔ　　 ゝ-ィ／ 　 　 i
─ --/　/　　　　　／　 　 /　　 ;　 }　　　　　　 丿　　　　　　　{　　 　 ,ﾗ 　 　 　 {_
::::::::::ｲ　　.:...　 　 r'´ 　 　 /　　　j　 |ト､￣￣￣ﾉ ､　 　　　　　　＼　　 i　　　　　ﾄミヽ＿
:::::::::::l　..: :: :::..　 　 　 　 /　　　 ; 　ﾘ　　7ｲ´:::::::｀VL　　　　　　　　｀ヽ　　　　　　 j　}:::::. ＼
::::::::::::| : :: :: :: :: :: :.　　　　　　　　　 |ゝ 」 ｀ヽ:::::::/ 　λｰ-､_　　　　　 ｀‐ｧ､　 　 ./..::ﾘ:::::::::
:::::::::::::! :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: .. 　.. ..　.,ﾉ　　　 ﾉ:::::::::ヽ　　 i:::::::ヽ｀ー─-､＿〈 ::ヽ､_/:::::/::::::::::
:::::::フ/　:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::.イ ∧ 　 ｲ::::::::::::::::.| 　 |::::::::::::ﾉ::::::::::::::::::::::ト､　:::::／:::::::::::
:::::/r'　.: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ／::::::　∧　 |::::::::::::::::::| 　.|::::::::::::::::ゝ:::::::::::::::::::＼￣:::::::::::::::::::::
::::l:::| ..: :: :: :: :: :: :: :: :: :: , 　'´ :::::::::::　∧　i:::::::::::::::::::| 　|::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::＼　:::::::::::::::::::::::

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　, -──‐‐-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ ,-─==-‐‐､＼　ﾓｳﾅﾚﾏｼﾀ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　,,---､　　,,,---､ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 i　''"フ-ｧ'ハ ,ｒ‐＜　i 　　　 異議を却下します
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | 　 '`ｰﾟ 」　 L`ﾟ‐'＾　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 __|　,,､--└Ｌi┘---､　|___　.　
　　　　　　　　　　　　　　　　 　{ ｔi／　　　／＼　　　＼iｧ }
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 Ｙ 　 　.／´￣｀＼　　　Ｙ´.　　
　　　　　　　　　　　　　 　　　　ノ　　∠＿_／＼＿ヾ､　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　　 ／　／　 ／　　i　　ヽ　ヽ　　 ＼　
　　　　　　　　　　　　　 　　i　 /　　 ,'　　　　i　　　ヽ　ヽ　　　!
　　　　　　　　　　　　　　 　|　i　　　i　　　　 i　　　　i　　}　 　 }
　　　　　　　　　　 　,.､-‐‐┤ :　　　!　　　　 !　　　　}　　!　ﾉ ﾉ‐--､,_
　　　　　　　 　,､-''"　　　　ヽ ヽ　　ヽ丶　　 !　　　ノ　ノ　 ／　　　　`‐-､,_
　　　　 　,､-'"　　　　　　　　 ＼ ＼　ヽヽ　　!　 ／ 　　 ／/　　　　　　　　 `'‐､,_
　　 　 ／　　　　　　　　　　　 ＼ヽ､,,__　ヽ､,, i／　／／　 /　　　　　　　　　　　　＼
　 　 / ＼　　　　　　　　　　　　　ヽ　　`r-､,　 _／ /　　 /　　　　　　　　　　　　／　i
　　/　　　＼　　　　　　　　 　　　 ヽ　 ＼ﾉ二ヽ /　　 /　　　　　　　　　　　　/ 　 　 |
　 /　　　　　＼　　　　　　 　　 　　 ヽ　　 i　　　i　　 /　　　　　　　　　　　　/,､-　　 |






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｲ　　　　　　 ､　ﾍﾟｺｯ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 　 　 　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　 :.　|ー-----　．
　　　　　　　　　　　　　　 ／///!ヽ,.__ｊヽ､__,.ｊ　;ﾄ ////////x＞ ､
　　　　　　　　　　　　　／/////.!　ｰ‐ヽ' ー　| |i:､///////////.＼
　　　　　　　　　　　 ／///////ﾉ(_＿ 入 __ )ﾞ |j::.∨///////////∧
　　　　　　　　　　 ////////// j| '､ ´　｀／;__j/＼ﾞ////////////,∧
　　　　　　　　　　 |//∧V///´｀ﾄ､__ ￣　　_ノ,//////////V//////∧
　　　　　　　　　　 |///∧V////,＼　￣l￣////////////V////////}
　　　　　　　　　　 |////∧//////,｀､／二ﾌｰr ´ﾉ///////}////////j
　　　　　　　　　　 j/////从/////// 　 　 　 ／j///////∧///////.j
　　　　　　　　　　 |//////｀i∨////　　　　　／////////,人//////.(
　　　　　　　　　　 |///|///,1､_,､_,<　　 　 ／j//////, ﾍ//く ゝ＜zx/∧
　　　　　　　　　　 'V//|////ヾ///∧　,.イ　i////////////,V///////i
　　　　　 .　 　 　 　'./／//j///////,ﾇ　|　 |/////////////.!///////i
　　　　　　　　　　　 i//////////／//j､j＿ｊ/////////////.l/////;／
　　　　　　　　　　　 ｀ヽ_ノ＿,．イ:////,;;|＿_X////////////.:l´￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　///／/ﾑV|ji//＼///////////j
　　　　　　　　　　　　　　　　 /,;／////ﾑ;|j////＞x＿__/////.i
　　　　　　　　　　　　　　　　/ｲ////////∨//////////＼__/j
　　　　　　　　　　　　　　　 ////////∧////////////////ﾍi
　　　　　　　　　　　　　　　//////////∧///////////////,|
　　　　　　　　　　　　　　　'///////////:＼//////////////|
　　　　　　　　　　　　　　　|/////////////i//////////////|
　　　　　　　　　　　　　　　|/////////////|//////////////|

.

　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　 ／　　 _ノ　　＼　　　（俺は昔から上品な老人とは相性がいいんだよな）
　　　　　　　 |　　　 （⌒ ）（⌒）
　　　　　　　 |　　　　 （__人__）　　　尋問を続けますね
　 　　　 　 　 |　 　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　|　　　　　　 　 }　　　つまり、マコト＝イトウは男女の結びつきに関して、
　　　　　　　　ヽ　　　　　ﾍミ|
　　　　　　　　／,`　、` -`,--` ,　　ほとんど無知だったということでしょうか？
　　＿＿,---/;;;;;`　　`-,-/ニﾆ |
　/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,＞、 /::l,_l･　,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::＜:::::::ヽ``l::::|　　|`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::＼|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/'　 `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く　　　';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　―
　　　　　　　　　　　　　　　 r=ニ二二＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　 　 〈
　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　 　 　 '
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　 ,ィ彡三三三三　　　はい・・・というより、恐れや不安の方が
　　　　　　　　　　　　　　/ィ´ィ'"三彡'"´
　　 　 　 　 　 ＿＿, ィﾆ二＿＿＿＿＿＿＿　　　　　大きかったのだと
. 　 　 　 ,ィ'"´:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 7/ィゞ´_ﾆ二ィ-く
.　　　　〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : 〈〈ゞr'"´rぇr‐ｧ 　ヽ　ミ　　　　　こうした悩みを和らげうる人間とは、往々にして
　　　　　' ;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: : ゝ/ 　 .:｀7ｰ'　　ヽ　 ミ
.　 　 　 　 ヽ､:.:.:.:.:.:.:.: : /ノ　　 ｒ'::l,　　　,r〃　ミ　　　　　経験ある同性でありますじゃ
　　　　　　 　 ｀ー　::_:_:ヽ　ゝ'´ 　 `ー‐ｲ'"´　ミ
　　　　　　　　　　　　　/ﾐﾐﾐﾐﾐ､ヽ　　　/　　 ミﾐ　　　　　普通は、父親や或いは兄君などが
　　　　　　　　　　　　　',7'"´ ｀ヽﾐ;｀ヽ/　 ,ィミﾐ
.　　　　　　　 　 　 　 　 ゞ'"´ﾐ､　 'ヽｲミミミミﾐ　　　　　　最も理想的とは言えますが・・・
　　　　 　 　 　 　 　 　 ,'::: ::: :::::ミ::::彡ミミミﾐﾐ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 l:::: ::: ::::: ::ミ::: ::ミミミィ
　　　　　　　　　　　　　 ＼三ミｪｪｭミノ}￣￣￣
　　　　　　　　　　 　 　　__二ニ＞'"´ ,'./|
　　　　　　　　　　　　　/ r―‐'7::::ィ´// :|
　　　 　 　 　 　 　 　 //::}　　/:::::l　// . :|
　　　　　　　　　　　 //:::::|　/::::::::ゝ'/　　:ヽ＿

.

. 　ｊ　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |
　 l　　::　　!　　　　　　　　　　　　　 |
　 i ＿＿,ノ　ゝ _,,ｭ=-ｰ'　　 　 　 　 l 　　　　　しかし、マコト＝イトウは母親にべったりで
　　!(｛:::::｝)、　（　{:::::::} )　　　　　　 ,'
　　; 　　　,'　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,'　　　　　　父親も兄君も居られない
　　i´　　,'　 　　　　　 ヽ　　　　:;; ,'
　　､__ ,（ 　　　　　　　　l　　　 /　|
　　 　..;　`,ー----― ¨　　　./ 　 !､_
　　 　 :　'ｰ -―-'　 　 　　／　　 !ノヽ、
　　 　　:;　:￣ 　 　　　.,／ 　 　／:::::::::i
　　 　　:〉､_＿___ , - '"　　 　／::::::::::::::::!
　　　／;;;;;;j :::::: :: :　 　　,／::::::::::::::::::::::::!






　　　　',　　　　　　　　　　＿＿__,;-=＝彡､＝ー―--＝=､
　　　　 ',　　　　　＿__,.:≦三三三三三彡ｿ　　　 彡'´:::::::j
　　　　　',≧ー≦三三三三三≧彡≧イ´　　彡'::::::::::::::::/
　　　　　 ﾐ三三三≧―'´￣´　　　　　＿二'´:::::::::::::::::／
　　, . イ´　　　　　　　　　　　　　_彡'´ ／　|ｰ､:::::::::／　　　　　故王陛下が配慮なされたのは、まさしくその点に
≦　　　　　　　　　　　　　_,z彡'´ ノ ∠ヾ ;ミiﾉ､!.:／
ミ三＝､＿＿＿_＿__z彡'´!　| l|彡' ,､　i ﾐ ミ|j }|　　　　　　.　　 ございますじゃ
ヾ:::::::::::::::::::| ﾍﾞﾐ彡=r ｡ﾃzミﾍ　:.ゝ｀ﾞ＜_　z ﾐ|ﾉ i
　ヾ:::::::::::::: | iヾi　｀ﾞ￣｀ﾞ'-―　 ',　 :.:::....ノ　 ﾐﾚ';!　　　　　　　　　キルオ陛下はマコト殿下の洗礼親でもありました
　　｀ﾞー=ﾐ:.ﾄ､ゞj ﾞ:.､_ _,｀ﾞ'´　 ､__j,､;: 　 　 U ﾐ|',ﾒ､
　　　　　　｀ﾞヘ._; 　 l |　　　,ｋ;;;,,イヾ､ﾐz､　ヾ| ﾐｿ　　　　　　　　 当時の教皇により特免を受けており、姫君との結婚は
　　　　　／ i　i　∨/し イﾞｿー三ニ-'´iﾐ ﾍヾj　',＞＝―-､
　　　 ／ 　 i! .{　 ﾄｿ, ,ﾉ |ｿ|￣,.:- r-､　|ミﾐiミ;' 〔z-､―-､ 　＼　 可能となっておりましたが、そのことにより御自分が
　, イ´　　 〃 ﾞﾐ､ﾉ∨/jlli|ハ,zi　　　　く| ,j'´￣ﾞi′　i　　 ヽ　　':,
　　　　　 /　　　 ＼∨//ヾ ＼ﾞー―f´ﾞ゛i　　　|　 　.',　 　 ヽ 　 ':,　信仰上の責務から逃れたとは考えておられませんでした
　　　　　{　　　　　　｀ﾞヽ_ｿkiト､｀ｰ＝!.　｜ 　 ｜　i　ゝ､　　 ヽ 　.',
　　　　　ヾ､　　　　　　　 ＼彡/下ﾐk!.　 |　　　i　　:.､　　 　 　i 　 } なんという素晴らしき親心っ！それを聞いたときは
　　　　　　｀ﾞﾄ､　　　　　　　 ＼ヾﾐ彡|　　゛　　　　　 '　　　　´　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　このジョセフ感動で胸がいっぱいになりましたぞ

.

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／￣￣ ＼ -、_
　　　　　　　　　　　　　 　 _,ノ　ヽ､__ 　 /　/ ,〉、　　（爺さん、張り切りすぎてちょっと暴走気味だろ）
　　　　　　　　　　　　　　 （＝）（＝ ）／　´／ /)
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 （__人＿） {　 　 , ' ´,/　　　なるほど、私がそこをまとめますと──
　　　　　　　　　　 　 　　　'､`⌒ ´　 V　__, ＜´
　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　〈´／::::Λ　　　　つまりキルオ王は、医師として人間の身体の専門家である
　　　　　　　　　　　　 　 　 | 　 　 　 ﾔ::::::::::::::Λ
　　　　　　　　　　　　　　　 `ｭ`ｰ─ｰ V::::::::::::::Λ　　　貴殿を、マコト＝イトウの気安い相談役、いわば良き兄貴分として
　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾑ _ , -.／V::::::::::::::Λ、
　　　　　　　 　 　 　 _,. -／:/:::ﾊ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vﾍ　送り込み、父親としての責務を果たそうとしたわけですな
　　　　　　　　　　／/.／.:::/:::l　y .::::::/::::ｉ::::::::::::::::::.∨}
　　　　　　　　　 j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::ﾚ;
　　　　　　　　　i :::r :〈 ::::i::::::::ﾚ .::::::::::::::::::::〉､:::::::::::::::::ﾉ
　　　 　 　　 　 ｉ :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
　 　 　 　 　 　 | :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/






　　　　~""'''　‐- ．..,,_
　　　　　　　　　　　　　~""'''　‐- ．..,,__
　　~""'''‐-．..,,＿＿　　　　　　　　　　　~""'''　‐- ．..,,__
〆　≡　　＿＿ ﾍ ヽ"---------------_,,..-‐-‐ '' "
　　≧　　 ﾍ　　 ＼＼ﾍ　i/|:::::::::::::::;;;;::-‐''
　　＞　　　 ＼__弋ﾉヽ､ヽl |_;;::-‐''
　〆　i ＿__ﾉ ヽ　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　その通りですじゃ
　 / ヽ_　　　　 〃'" 　 ヽ
　 i　　 "---'"彡　 　 　 i 　　　　　　　　　　　　　　　　　わしも当時はそれなりにモテていたものでしてなｗ
　i　　　　　　 彡　　　　　i
　i〃ﾃ,,y　　　　"::::::::ヽ＿i
彡彡彡彡彡彡　::::;::-'"
彡 ヽ二ヽ､二` ､ 　ヽ
〃　　 ￣｀ﾞ''--〈--'"
　　　｀ﾞ''-､,_ 　 ﾉ
彡 　 彡彡彡/
彡彡彡彡彡i
三≡,彡彡彡i
　-----,＿ノ

.

　　　 ／￣￣＼
　　／　　 _ノ　　＼　　　　（はいはい、自慢乙
　　|　　　 （ ●）（●）
　　|　　　　 （__人__）　　　　しかし、これでだいぶ外堀は埋まってきただろ）
　　|　　　　　　　　　ﾉ
　　|　　 　 ∩ノ ⊃ }
　 /ヽ　　 ／ ＿ノ }
　(　ヽ　 /　　/　ノ
　　ヽ　“　　/＿|　 |
　　　＼＿_/＿＿ /






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 ヽ､_　.:::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（●）（● ）　.:::::::|　　（キルオ王の強制を否定すべく、まず近親結婚を云々された
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（__人__）　　　::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（｀⌒ ´　　　　::::|　　　事情を近親者の愛情として示した
　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　 { 　 　 　 　 ..::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{　　　　　 ...:::ﾉ　　　 そして暴君の圧力といわれ、マコト＝イトウが抵抗したとされる
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　　　　ヽ　　......::::ノ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　_j:::::, イ＞ｘ､_　　　恐怖を、未成年者の不安としてうまく置き換えることができた
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／i!イ＿_/////7＞x
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ///i|　　 ./////////l∧　こういうシナリオがそれなりの説得力を持つのは、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ////i| 　 ///////////l∧
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /////i|　/////////////l∧　あながち全て嘘とは言い切れないからだしな・・・）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽi////!.///////////////ハ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |/////////////////////ﾑ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i/////////////i/ ∨/////ﾑ 　（もしかしたらありえるかもという考えを持たせたことで、
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ///////////////　,ﾉ///////〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ///////////////ﾑ////////,ｲ　　ようやくここから本題に入れるってもんだろ）
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／///////////////j///////／
　　　　　　　　　　　　　　　　//////////////////////l/／
　　　　　　　　　　　　　　　 〉77|//////////////////////≧ｘ､__,
　　　　　　　　　　　　　　　i///j///////////j＞--＜////////／
　　　　　　　　　　　　　　　∨iLi////////////77777///////i/
　　　　　　　　　　　　　　　　`” |/////////j/////////////j/

.

　　 　　 ／￣￣＼
　　　 ／　　 _ノ　　＼　　　　ふむ・・・、まぁ自然な成り行きでしょう
　　　 |　　　 （ ●）（●）
　　　 |　　　　 （__人__）　　　ですけど、そうした故王陛下の思いやりを
　　 　|　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　 |　　　　　　 　 }　　　　あなたが間違った形跡で実践したならば、
　　　 ヽ　　　　　 　/
＿__ｲ.ヽヽ、___ ＿ノﾞ-､.　　　やはり強制ということになりませんかね？
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |






　　　　　 　 　 　 　 　 　 　. 　-‐＝ニﾆ=ミ　　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　,　　´　　　　　　　　　ヽ`丶、 　 ｝ }
　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　. : : : .　　　 {　　 }　 　 / ,
　　　　　 __　 　 　 |　　　〃　 ｀ヽ:::..｀ヽ　　〉: . '
　　　　　 ｀丶、‐-=!＿＿{＿＿___ｊ.:::ｊ___j　 { : : |　　　　　　　催淫剤の類は、わしは一切投与しておりませんぞ
　　　　　 　 　 ヽ'/,,≧ , ,　‐-=ﾆ⊇三三≧ｘ : :|
　　 　 　 　 　 　 V(＿__彡≧=‐-=ﾆ二. _　‐-=L._　　　　　　　場所は都会から離れた森の中の古城ですじゃ
　　　　　　　　　 /{_三ﾆ_彡〃`'＜/_/__,,ふ≧=‐- , , , _
.　　　　　 　 　 //{　うx_彡 〃≫＝='ｒ-ｿう'　ｯ ）三三三≧,　　良質な白葡萄酒や、ブルターニュ産の牡蠣だって
　　　　　　　 彡 /{ ｛く　彡 ,, （＿___ツノ } V=ィ三二ニ=-‐'
　　　　　　　 }__彡ﾍ ヽ }彡　',　 　 .::::(_ ,...:‐〉ｲ　　　　　　　　　　手に入りませんでしたしな
　　　　　　／丁　{　ゝ=1彡　ヽ　-‐'　｀ヽ:ノ､ }
　￣三三i　　 }　　､　 :::}彡、　　　, , ; ;斗'‐'ﾍ}｝
　　　＼　＼ヽ }　　 ＼::.`､彡, ,　〃／ , '⌒Y/
　 　: : . ＼　ヽ ﾍ 　 　 ＼::::.､彡巛　〃i{ i{ i{ｊ{
　　＼: : : . ヽ　ヽ} 　 }　　 ＼::::≧≪i{　ｊ{」{斗′

.

　　　　　　　　　　　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　／　　__,ノ　｀⌒ 　　　　　　　（証言の事実関係を整理し、いよいよ裁判の争点は
　　　　　　　　　　|　　　( ●) (●）
　 　 　 　 　 　 　 | 　　　（___人__）　　　　　　　　肉体関係の有無にまで漕ぎ着けることができた
　　　　　　　 　 　 |.　 　 　` ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　　 |　　　　　 　　|　　　　　　　　　ここまで色々右往左往したもんだが、特に気負いはない
　　　　　　　 　 　 iヽ 　　　　　　|
　　　　　　　　　　 }､ `＞ ｰ-´-くヽ- 、___、　　　　このまま突き進むだけだろ・・・）
　　　　　　　　　 _ﾊ,>-ｰ＜￣／ :/ :: : : : : .７¨. ヽ
　　　　　　　__／ :}Λ::√ У: : :./ : : : : : : / : : : : ＼
　　　　,.-< : : : : :i /::::「 ／ :< : : : : : : : : / : : : : : : ∧　　　　ではジョセフ殿
　　　r´ : : : : :「: i/::::::i / .: : : 〉 : : : : : : : : : : : ／/: : .ヽ
　 　 } : :, : : : i :./:::::::i/ .: : :／ : : : : : : : : : : :/ : : : : : : . ＼　　あなたはどんな処方を施したのですか？
　　 f : :ｉ : : : :i ,':::::::/ : : ／ : : : : : : : : : : i :/:,: : : : : : : : : : .ヽ
　　/ : :ｉ : : : :ｉ i::::;::,' : :./ : : : : : : : : : : : : :V: {: : : : : : : : : : : : .＼
　/: : : :ｉ : : : :i i:::::,' : :/ : : : : : : : : : : : : : : :rヽ: : : : : : : : : : : : : : .＼






　　　　　　_,...-‐　 _,..､　　　　　　　　　　_,.
　＿,..-=ニ- ､,,,,／　,ﾉ　　　　　_,. -‐'ﾍヽヽ
　　｀'‐-､:::::::／　 >'rt;;;ﾃ､''''''"´,.t‐ﾃ､　Vi |
　　　　　 ｀/　ヾ/　　 ￣ /｜|ヽ｀""´　,り/　　　　　マコト殿下に「ポーム※」（ハンドテニス）を
　　　　 r''´＿∠--、　　l　 | |｜ヽ-‐' /ノ
　　　 /　 /　　　 _,.）　　ヾーｼ'､ _　　 |´　　　　　　　お勧めいたしました
　　　/　/　　　'´　　）i''ー---‐'´l川ﾐ/
　　 / /　　　　　,.-'ﾞヽ/""'''''''''､､川リ
　 / /　　 /　　　　　ﾉ//川川ヽ! '´ |
r'''""''ヽ／　　　　/´ ｀'ｰ---‐'´



※ポーム
１２世紀のフランスの修道院などで行われていた「ジュ・ド・ポーム」という遊びがテニスの起源とされている。
ジュ・ド・ポームのポームは「手のひら」のことで、羊の皮を縫い合わせた中に動物の毛をつめて作ったボールを、
修道士たちが手袋をはめた手でボールを打ち合った。
後に貴族の間で流行った遊戯となり、その爽やかな雰囲気が若い恋人たちに歓迎された。

.

　　　　　 　 　 _ ,,...　-- ‐ ''"~ﾞ '"´｀ヽ
　　　　　,-‐ ¨　　　　　　　　　 　 /　i
　　 　 /、　　 　 　 　 　 　 、　 ,.'　 , l　　　　　　　リニエール城は無骨な建物でございますが、
　　　　l　＼　　　　　_,　ィ i l　 / ／　,i
　.　 　 i　　 ト､- イ lヽ　 リ/ /／　 ／L　　　　　　その分娯楽施設として、ポーム場が
　 　 　 ｌi ､　i　ヽ i　ｌ ﾘ　､ム,ィ´ヽ／／ﾉ!
　　　　 ヽﾐ､ ｢￣ﾆヽ!"〃,.、 i　　 i　/⌒!.!､　　　　　きちんと整備されておりました
　　　 　 〈　 l　〈｀ヽ "´　　} ﾉ　 ,､Ｖ　i＾ l ﾊ＼
　　　　／ lV!､｀ﾞ　 ,j　　　 '" ,,. ' ﾉ l　 } ﾉ　 i　　　　　まぁこちらを利用しない手はないと考えましてな──
　　　,.'　　ｉ V ､ ＼　　 _ -,.ﾆｨﾃﾝ　　〈/＼._ｊ、
　.　/　　/ ヽi　 '¨ｆｩ,､v‐'" ‐''¨´ ,　 ミi　　　/
　　;　　/　　　', ｀￣/!,、　 ヽ.,_ノ 　 ヽi.　　/
　　i　 ,'　　　　ﾊﾞ￣ ､!　,.　　　　　　ミｊ　 /
　.　!　ｉ.　　　 / ,ﾊi , ,｀Y i ､、、、　ﾐ／, '
　　 i　l　　　　/　 V//-‐ -ヽ　l ｀ｙ ／
　 ./ヽ i　　　/　　　V/´7Ｔヽ ﾘ／　ヽ i、
　 ﾄ､　',＼　(　､.　　 V_＿!__ゾ　　　 | lﾊ　 /
　. ! ＼ヽ. ＼i　l:､　　　 /　＼　　 　 i ｌ:: ∨






　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ( ヽ、
　　　　　　　　　　　　　 　　＿＿＼ ＼
　　　　　　　　　　　 　　　 <＿＿　＼　＼
　　　　　　　　　　　　 ／<＿＿　＼　＼　ﾍ /⌒/
　　　　　　　　 　　 .／　 └--ﾐ ヽ、＼　-　＼　|　　　　　　　　兄貴分の指南・・・というわけですか
.　　　　　　 　　　, '′　⌒ヽ,__ﾉ丶　　-　　　　　〉
　　　　　　　 　 /　　（ ● >､　 ､( ＼ 　 　　　　 !
　　　　　　　　/　　 ,　`'''"　　 _,　＼_ヽ　　　　　{
　　　　　　　./ 　 　{ 　　,　　 （ ＼）、ﾍ　　　　　 > 、
　　　　　　　| 　　　ゝ-イ 　　　`''"　./　＼ 　　∠／ヽヘ
　　　　 ,.-／| 　　　 ゞﾆ>一′　 .／　　　 ＼(⌒)　　 ﾉ　＼
　　 ／ |　＼ヽ 　　　　　 　　 .／ 　　　　　　.ヾ、　／　　　 ＼
￣<　　 !　　`＼　　　　　　／＿＿＿　　　　＼／ ＼(
＿ ＼ 　 !　　　 > ー-- イ　 ＼_　　　￣￣＼_＼
!　￣￣　ヽ　／{　　)＼　|　　　∠　　　　　　 ノ）ヽ、
　　　　　　 ＼　/⌒＼　〉　　￣　/　　　　　　 /　>＼
　　　　　　 　 ＼　い　/　　　　 /　　　　　　 /／ノ
　　　　　　　　　 ＼　/　　　　 /　　　　　　 / ／￣

.

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿,,. .,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∠、: :＿_｀＼　　　　まぁ雰囲気に浸ってもらえばというのもありますが、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 | ｉ 下川ﾉﾉﾌl
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾄ/《｀丁ﾌﾊﾉl　　　　 医学的に申しますと、ポームによって熱せられた体温は
　　　　　　　　　　　　　二　 　 　 ｒNｒｔﾄ､､ｒ≦Vi）
　　　　　　　　　　　　　　力　　　 トｌｉ￣〈lｊﾉｰ lﾐ!　　　　男女が情愛に誘われるときの体温に、非常に近いものなのですじゃ
　　　　　　　　　　　　　 　 ッ　 ＿l |ｌｌi「ｆ三ｦリlﾐ!
　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿/ ＼_l＼li⌒ﾘノlﾐ!＿___
　　　　　　　　∠二＞'´￣　ノヽ　 /∧::￣´　l　 //l |　　　　 もちろん、王妃さまがはしたなく一緒に遊ばれたわけでは
　　　　　 ,　'´‐─- ､　＼￣　　 ＼/　:＼＿__l／/::Lﾄ､
　　　　 / ／￣￣＼ ＼　ヽ　　　-─＝＝ ／.／__　＼ヘ-､　ありませんが、夫君を傍らで一生懸命応援しておられました
　 　 　 | l:|　　　　/　＼.＼ ､　　　　´￣￣￣.:::::::::´￣ ｀ヽ　＼
　　　＼l／/ ,.イﾌﾇヽ　 ﾊ　ヽ＼　　　　　　　 :::::::::::.　　　　 ＼ ヽ
　　　 ＼ヽ / /／ /∧.ﾉ　}　 |: : ヽ.,　　＿＿.:::::-‐-:::::..,,__　 　 !人　こうした一体感からも、自然と愛情が育まれるに
　　　 /　ヽ|‐i---'一ァ　　| ./∧ : : ￣: :_:　--──--＜: :｀ヽ }　 |
.　　　|　.／寸¨丁￣ﾉ-､ /　/￣¨二¨´　　　　　..:::::: : : : :丶-ｲ　∧　違いないと、わしは考えたわけでございますな
　　　／　 ∧ト-L.／ヽ={ｰｒ'　　　　　￣ヽ　__　.: : : : : : : : : :|　У　}
　　　 /　´lへ＼ （　　|│ ヽ　　　　　　／ |_ }: : : : : : : : :＼ﾉ .{　ヽi
　　　 ＼ / ﾊ ＼＞＝ｒ'‐‐､ V　 　 　 　 ｒ‐l　|--､: : : : : : : :';　| 　 ﾊ
　　　　-//l　l｀ー‐一'　 ／::丶、　　 　 ｆソ　 ｀　_〉: : : : : : : l　|　/i│
　　　＜{_i l /し'＾} /　　 |::::::::::::::::＞‐--l´　　　　ﾉ: : : : : : : ﾘ／丁｀ヽ
　　　　　｀l/｀ｰ- ﾚ'._　　l:::::::::::::::::::::::::::::::|}　　　 ﾉ: : : : : : ／ｒ‐ｒ⌒)ｏ､|
　　　　　　　　　　　　¨´ ｰ＜::::::::::::::::::::;ﾘ,. ＜´ｰ-ニ二´__ノ｀(二()／ }
　　　　　　　　　　　　　　　　　｀＞--＜二　　＼　　|「　 」|_ノ}‐-8＼ﾉ






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 __,ノ　 ⌒
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｜　 　(⌒ ) (⌒ )　　　　　　　　実際、育まれましたか？
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｜ 　　 （___人__）i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　 　　|
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　 　　人､ 　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,イ ﾄ､ ヽ 、 __ ,_ ノ
　　　　　　　　　　　　　,.　-─‐-´ 　｀, へ　 ＼__､_ﾊ
　　　　　　　　　　　 ／ 　　　　　　　 :i 　ハ､　イ;;ヽト、
　　　　　　　　　　　ﾄ⌒　　　　　　　　:i　　 ｀<´.〉:.;〈ヽ ＼､
　　　　　　　　　　 /　, : . ＼ 　　　　　 :L_＿　｀v;;;;ﾍ ' ,＜ヽ
　　　　　　　　　　ﾉ　l : : : .　ヽ: .　　　　　 く　　　'';;;;;ﾍ l　｀l　｀-、
　　　　　　　　　　i　　!: :　　　 、: : : : 　　　 ヽ 　　'';;;;ﾍi 　 i　　r i
　　　　　　　　　 /　　　´: : :　　' : : :　　　　　 ＼ 　 '';;;::|　 ,|　__| |
　 　 　 　 　 　 /　　　　: : 　　γイ: .　　　　　　 ｀､　 ':;;:|　 l、__j.|
　　　　　　　　/　　　　　／ ／: : : : : : . .　　　　　 ｀､ ｀':'}　 |　 |!

.

　　　　　　　　　 _,,､_,,.､､,,..,_,、
　　　　 　 ,_ｰ''"　　　　　　　 ﾞ´`'ｰ_､
　　　　 　 ﾐヾ.ヾﾞ ｉｌ!|| ｉｌ|　　j|　〃/ ｲ
　　　　 　 ｉ ﾐ 　 rｰ;L!|| ||レｰv〃 彡　　　結果から言えば、そうなりますな
　　　　　　}ミ ﾘ八i{　 　 ;; ７'ノ ヽ.ミl
.　　　　 　 |､yｰ-⊥L　jｰ_´∟-ｰY;|　　　　その後は一緒の寝室で休まれましたし・・・
　　　　　　_lﾐi"r五ニﾞﾃi'Yr五三¨jﾐ!
.　　　　　ｆrｦ:}　　-‐''ﾗ l_j. }`ｰ-　｝ドi　　　　
　　　　　 !ｈ};{ ｯ彡 　 /小〉 　 　 |:l,ﾘ
.　　　　　 `ﾃj} i}!　,rｆ;巡巡去ﾐ:､ l:ｆく
.　　　　　 〈ﾘji､l{ 'ﾙ7'"-─‐‐ ）}i |jﾐ｝
　　　　r;-‐ヾﾄ.llvﾘ j{ _,,ﾘハ､､,リﾚ'ﾙ'￣ﾍ
　　　_｣ ﾊ |ｌi | ｀ミ､}l　;ｉ!j　} {ｌi ,.イ |/ / l.L
　　　-U; ヽﾆＬ_ﾐ　｀ﾐ'ｰ- -‐彡 / /'/ニ|｣
　　　ヽ-‐ ｀ Tヽ＼ ﾐ　　　　r´／∠






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　ヽ　　　　　　それは、安眠という意味ではなく、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　　 i 　　　　　　　　　＼　　　身体の交わりという意味ですか？
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 l　 、__,ィ、　　　　　 ＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 V　 ﾍ _ノ-､　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ゝ 、___ノ　　　　}　　　＞、＿　　　__
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 '､丿_ ,.　　 　 /}　 ／/ : :/. : 二ﾆ{　｀ﾏ:ヽ　,.- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｀ヽ 、　　/;:' ,.ｲ / : : :i : : : :.｛¨V　 ＼:Y　 /
　　　　　　__　　　　　　　　　　 　 　 　　　 `-ｭ＜ｨ＜／ ,ｨ'"´ : : : : ∧　＼　 ∧　{
　　　　　 (　｀､　　　　　　　　　　　　　　 _／イr;;;;;/У: :｀ヽ､ : : : :i {　' ､　　ヽ　 ｀ﾄ､
　 r-、　　ヽ ∧､　　　　　　　　　　　　　{ : :ﾉ/〉-{／ : :／ : : : : : :i :〉、　ヽ　　　　',ﾊ
　 } r-、　　〉、　ヽ　　　　　　　　　　　　｀､| :i,';;;;/ : : :/ : : : : : : : ｨ:(　＼　_ヽノ　　}:ﾊ
　 } }　 {_／　{　　 {、　　　　　　　　　　　}λ:|;;;;/ : : /. : : : : : : : : : : ﾍ　 . : : : :　　r）､:
　 } }　 {r-､　,'⌒　　',　　　　　　　　　　/:'〈:'|;/ :.／ : : : : : : : : : : :V: :.｀ヽ : : : : ._// : :
　 ヽ}､ .i　 { r-､　　 人ｭ､　　　　　　　 /:λ',:r :./ : : : : : : : : : : : : : :'､: : : : 〉二ﾆ／ : : :
　　　⌒}､└i　'ト ィ　ﾉﾉ:.｀ヽ､　　　　 /. :} : :i : ,' : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ : :{-´ : : : : : :
　　 　 　 ⌒--へ　 // : : : : ＼　　 r'´｀.i : : Y : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V : V : : : : : : :
　　　　　　　　 ',ヽﾆノ : : : : : : : :ヽ人ミヾ', : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V : } : : : : : : :

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　　　 ／￣￣￣￣￣￣ヽ
　／￣￣￣　　　　　　　 /|
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　 |　　　　　　　　　　＿＿　ヽ_
　　|　　　|　　　　 ／ 　 　　/ |｀'''ｰ------‐'''''ﾌ 　　ええ、そうですじゃ
　　 |　　 |　　　 /　　　　／: :ﾉ　　　　　　　 ／
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　　　 | :｀'ｰ----‐''´: : ,.-'´　 _,.-Tﾐ￣
'‐-､_　＼＿＿＿_,. -二-‐＜ﾐ( ） |ﾐ､
　　 ｀''‐-､＿＿,._- ,=tﾗﾌ　 ミkﾉ /ミミ､
　　 ／,.ヽくゞｸ!T ヽ￣´　） 　ミr'くヽヽミ､i
　/　／　>､-‐|ﾍ　ﾉ｀''''''´l　 ﾐﾐ|　 ヽヽ/ |ヽ､
_/　/ ／　 ヽ ゞフﾞ ､､､　　､ﾐﾐﾉ　　　　/　 ヽl
　 / く､　　　ヽ〃‐‐--ヽ川／　　　／　　　!
　　　 ||ヽ　　　!　''''''ﾐ､ヽ／　　　／　　　　/
　　　 | | |　　　ヾ川川／　　　i´　　　　　/
　　　 ｀' ヽ　　　!ヽ￣: : /　　　|ヽ　　　 /






　　　　　　 　 　 　 ．　-――――――　．
　　　　 　 　 　 ／　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
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　 　 　 　 　 ,':　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 '.
　　　　　　　|:　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |
　　　　　 　 |:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : l
　 　　　　　 |i　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 !　:|　　　　どうして、わかったのですか？
　　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　　　　　　j.: :|
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　　　　　　　|,ｨ壬≧ｭ.､　 .!| 　 :/　 　 _.ｲ斗'´　 　 :|
　　　　　　　l　　i弋とﾉ`ｘ-'､::./.:ｰ=ﾆえこﾉl!　　｀ｉ: |
　 　 　 　 　 ',　　` ｰ=.:イ.:: ゝ=:'､:...　`ｰ= ''"　 　 ||
　　　　 　 　 ヾ,　 ,　　 　 　 .| |　＼｀　　 　､ 　　 |!
　　 　 　 　 　 i , '　　　　 　 .!|!　　　　　 　 ' .　　!
　　　　　 　 　 ｌl　　　　　　　人　　　　　　　 l　 ∧
　　　 　 　 　 ∧ゝ --――　　 ` ――--. ､'　/l　!､
.　　　　　 　 /　i＼　　　＿＿＿＿__､.　　　／,/　 /＼
　　　　　 ／　　|　 ＼　　｀.￣￣￣ ´ 　 ／　/　 ,/　 　＼
　　 　 ／　　　 ｌ　　　＼　　　　 　 　 ／　　/　 ,/ 　 　 　 ＼
　　 ／　　　 　 l 　 　 　 ≧､　　　 ／　 　 /　 ,/　　　　　　　＼

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　　　　 　 　 　,-―-､
.　　　 　 　 ／　　／ ＼ 　 　 ／/!
　　　 　 ／　　　　 　 　_＼／／:::|
　　　／　　　 　 - 　 ／／／::::::::/　　　　それが、皮肉な展開というか
　　//　　 ／￣　 ／／／ミ＝=く
　　＼　 　|　　.／／／ヽ、ミ三= ヾ､　　　　なんと言うべきか・・・
　　　 ＼　＼/／／ ＼ﾉｽ、ﾐ＞- 　 }
　　　　　＼/'.／:::|.　 　＼ ｀ー､三ス
　　　　　 / /!ヽ:::ﾉ_ﾉ　　ミ＼ 'ﾞ　　＼＼_＿＿
.　 　 　 / /:::|t }　 /｀ｌ__　 ﾐﾉ:::: 　 ／￣ 　　　 ＼
　　　　/イ:__ﾍ　ヽ.{=├' ヽ/:::　／ 　 　 .　　　　　＼
.　　　/／´　　V　ﾉ　.|⌒/:::／l_ 　 ＿＿＿＿＿ ＿_ヽ
　　 　　　　 　 {　 　　.V_／ ,　' ￣ 　 ／　　　　.|　　 |
　　　　　　　　 ｀ヽ＿_ﾉ- '´―--､＿ﾉ　　　　　　|　　 |
　　　　　　, -‐ ￣　　 ￣｀ヽ｀ヽ､　　 　　　　　　|　　 |






　　　　　　　　_..　-‐　─-　､
　　 ,. -‐ ニ¨-‐　¨ ￣￣¨ﾉ ﾉ!
　　 ヽ＼　　　　　　　　／　 l |
　　　〈ヽ ﾞ丶､..__ ,,. イ ／　　l l
　　　 } l　　　　､　　 /　　　 jﾉl　　　_＿＿_
　　　 .! i　　　　 i　 /　　 ,.ィ::::/¨￣　 ／¨/
　　　 .lヽ､..,,_＿ﾉ... -‐:::¨::::::;ノ　 ,..ィ": :.／
　 　 _人:::::::::::::::::::::::_;;.. -''" ,.ィ´',: : :.／
　"¨　　　￣¨¨ ¨￣　 ,. ∠.、>!ﾊi‐'"　　　　　　　　はじめ、わしが単刀直入にお勧めいたしますと、
　￣￣ｉＴﾆﾆｒｔ-ｧ､ＴＴヽ-Ｙｲ i. ﾚﾉﾄ､
　ﾞ丶､:ヽ',＼ . ￣/ l. !　ﾄ､.__ﾉ　l l i　＼　　　　　　　殿下は激しく抵抗なされました
　　 ／ >V,. l｀¨'ヽ ｆ¨ソ､､U　ｌｌl　l ｿ/l ヽ、
　 <　／∧V,. U ,.,.｀Y_.. -ｭ ヽ/ .l//　}　/＼　　　　或いは、御自分の中に芽生え始めた愛情に
　-‐ i ､　 ', V,.〃‐ ニ二¨ﾉｉl/ /　i　,へ、
　i　　l ll　　i　ヽ//　l　ｌｌ ）ｿ　ﾉﾉ! l /　　　　　　　　うろたえていたのかもしれませんな
　　　 l l.l　 ﾊ　　＼__,,.. イ　 // l l/
　　,.-V∧　　＼／ ､／　　//　V　　　　　　　　　　返って、マコト殿下は意地になってしまい
　 /　 ｌ iノ　　／　／-‐‐=／¨)
　 ! _.. i　　／ ヽ／　 ,ィく.　／　　　　　　　　　　　　夫婦の行いなど断じてしないと、
　.l　　 l,.ィ´　ｉ /,.ィ"　､ ／
　l　 ／　　　ﾉ　　 ､ ／　　　　　　　　　　　　　　　　わざと寝室の扉を開けたままにしていたのです

.

　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　 ／　　 _,.ノ　 ヽ､_
　　　　　　　　　 　 ｜　 　 ( ○) (○）　　　　　　　あなたはそれを覗いたと・・・？
　　　　　　　　　　　｜ U　　（___人__）
　　　　　　　　　　　 .|　　　　　　　__ﾉ__
　　　　　　　　　　　　|　　　　 _／ ___＼ヽ_
　 　 　 　　 　　 　　 人､ 　　'-／____ ヽ　 |
　 　 　　 　 　　 _,／(　ヽ､　 __'-〈 、 ヽ　　|
　　　_, ､ -― ''" :l : :.＼　 ヽ,､.ﾞ,/ヽﾉ}　　　ﾄ､
　　/. : : : : : : : : : :|＿: :.ヽ､ ∧:::〈ヽﾄ{　　　〈j)、
　丿: : : : : : : : : : : : ／: : :.∨ |:::::', |: ゞニﾆ彡〉,
. i : : : : : : : : |: : : : : ＼ : : : `､|::::::|,|:〈: : : : : : : ∧
/. : : : : : : : : !: : : : : : : ＼ : : :.'､:::::| : 〈: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : ＼: : :'.,:::|: ;∧: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : 丿: : : : : : : : : : :.＼: :V:./-∧: : : : : : : : v
: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : ﾚ : : : ∧: : : : : : : :}






　　/⌒i　 /　/ //⌒ｊ　　./ヽ　 /
　. l　　 l /__/ // ＿　　./　 .ｌ /
　. l 　 ﾉ/　/ ．!.._/ ｒ┐/　／．
　.._ ¨´　　 　 　 / └'　¨´
　　つ --‐─…─-､,､ミ￣/｀
　／　　/７ .／¨ヽ-ﾞ‐'"^! ｉ/
　　　/ノ .l　!　　　　　　//i
　 ､.._ U　ヽ!　 ,. ､　 r ﾚ'/　　　　　　　　　　　　　　　はい
　　...,,二ﾆ ‐- ==ィ_jﾉ／ｆ
　　 '"ィ三ﾐ､ヽＴﾆ(. ｔｨﾀ!、　　　　　　　　　　　　　　　期せずして、覗き見ることになりました
　 ﾋ.　 ＿,二／￣i　ﾄ-ｲ　＼
　　＞=＝"　', ,.　 i. ｢.ﾌ
　　 ｉ　U　　　 ヽ‐-ソ/
　　//,ﾑ-､∠,.,.二,　/｀丶､
　　///‐ｌ.‐ｒ ヽ--〈 /　　　/ヽ,
　　ｌ i ヽ-'"´￣￣ r'　　 .// /
　　ｌ ｌヾヽ. ´/￣ヽ i　　 / //
　　ド､ｌ ｉ | ｉ　ｌ ｌ　ノ 　 /､//
　　　　 ヽ-､､,.,.ﾉﾊ ／　 ｀'

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　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 '.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 '.
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　（いよいよ話の核心部分だ、爺さんよろしく頼んだぜ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　それはどのような状況だったのでしょう？
　　　　　　　　　　　,;　　　　　　　 　 　 　 　 |
.|　;;　＿~_"'_-;ﾐｭ､ノ　　ゞ r,;;:ｬ ;''__""~　　　 |
.|; 　 .(　!､.・ ﾉ_,,｀、::,　　 　ｨ'､ "､・.ﾉ¨)　　　 .|
.|;　　　　 　 ￣　　　　;.　 ;::. 　　￣　　　　　 |
..|;.　　　　　　　　　.:: :i　 .　　　　　　 　 　 　 |
　'.　,　'　　　　　 　 .:: ::;　　:　　　　　　 `．　,'
　　ｌ　 　 　 　 　 　 .:::!　　:　　　　　　　　i　,'
　　ｌ　 　 　 　 　 　 ::人　　 　 　 　 　 　 ｌ.,'
　　ゝ.　　 　 　 　 ／ 　＼　 　 　 　 　 ノ
　　　 .ー―――´　　　　 `ー――- ´ ./!､
　　　　丶　ゝ　　　　　　　　　　ノ　　　. ,.' :!:::｀ー,､
　　　　 ,.iﾄ､ ､ ｀ ｰ--―---- ' ,　　　　/ 　.',::::::/;;;;;l
　　　/";;;|　'.,.　　 　ー-－　　 　　　.;.'　　　 ';./;;;;;;;;;i、
　　./;;;;;;;;;!　　;､　　　　　　　　　　, '　　　　　/;;;;;;;;;;;;;;ヽ.
　 /;;;;;;;;;;;;|　　　丶、　　　　　　／　　　　　　|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i.






　　　　　　　 ,. -‐''~´　　　_,／　）　　　　　　　　　　_,. -‐ﾐﾐ
　　　　　　　|￣￣￣｀~／ヽヽ_ノ＿＿＿＿,,,._-='_二-ﾍﾐﾐ/
　　　　　　　ヽ;;;;;;;;;;;;／,_　　ﾚ'<弋;;;ｯ､ ヽ＿,/,./i;;;;;;ﾗヽ .//|　　　　　はい
　　　　　　　　 ｀'''''/ ｀ヽY／　 .￣￣／|　/ヽ ｀'―'''´‐ !/ |
　　　　　　　　　／　　　ﾉ!　!_　　 _;;;|　 |　|　 |;';;;　　,|　|//./　　　　　その日は、若い御二人を祝福するような
　　　　　　　　l´/´‐'''‐'-‐'''~ヽ'￣　ヽ__i'''ヽ__ﾉ　　￣|　| |／
　　　　　　　.//　(´｀´　　　_,.ﾉ彡彡 ,｀ヾ''´'´ﾐミ_　/　//ミミ　　　　　　爽やかな夏の日だったことを覚えて
　　　　　　 /　/　　　　'‐''~　　 ）/''‐-----‐''~´|川 iﾐ/川ヽ
　　　　　 /　 /　　　　　j‐'　_,. く　 :;;;,,,,,,,,,,,,,,　　 /川 /|川　　　　　　　　おります・・・
　　　　 ./　/　　　　　　　　'´　 ﾉ彡〃川川ヽﾐ川,.-'´/lll/
　　　　/　/　　　　　　　　)） ／ﾉ〃川川川ヽ,.-'´　　|／
　　,.-''''~~~''-、　　　　　　　ﾉ~´ ヽ,,,,,,＿＿／　　　 /



三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
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三三三二 ﾆ － ‐ ‐
二 ﾆ － ‐ ‐
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あたりの森は、微風にざわめき

蝉の鳴き声だけが響くような、静かな午後のことです


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.:.｡:;；.:'､;；.;::｡.　:｡::;；`.:..'､;､;",:,　　　　　　 ∧
;:　;；'､;::;；'､;｡`:;；.:.;:,,.,;；'､;:,.；`'､;｡:|:.　,i　./" `i,
｡:;: .i:i. ；.: ・..:.;；'､;::;；'､;｡:;；.:　　　,|､　|l,/:.:.....　'i, 　|　　　　|
:;；'/､;｡:;；.:.;:　;；'､;::,.,　 |　　　　 .i;;;i　|/　　　　 'i,/iヽ 　　∧
｡:;；.:.;:　;；'､;::;；'､;｡:,.・ ∧　 i|　 /''|''i, lｺｺｺｺｺｺｺl__|__＼ /:|.'i,　　　　　　　　　 |　　　　,:;.,-.::";:;: '"; :;;；.:;
.i:i. ；.: ..:.;；'､;:;: .,.　　/::... i, _|'''/:: .|　'i,|_i __ i __ i|::, |:.￣|/:..i:..'i,　　　　　　　　 ∧　　　｡:;: . ；` ・..:.;；'､;::
;::;；'､;`｡:;；.:　;；'､;::;；'::..:.....'i,::....|￣|￣| i.:.:..:　　i:.＼|i_i_i:|l￣i￣|　　　　　　　 /::::'i,　　,,；.:'､;::｡.:;；`.:;:;;:; :;;: :｡:..
;: /i.:;　;；`'､;::;；'､;;;:､ﾛ:.ﾛﾛﾛ｝__|＝|＝| |.:.:..:　　l____ヽ___|l:.|:.i￣|　　　　　　　/::..:. 'i,　＿；.;::；.:'､;'､;::;；' ;:;；.; ;:`.:..
;:|:i|　;；'､`;`il｡:.;；::;'､i::.:........i ､; ,-､i,-､| |.:.:..:　　|::..:.....|::..／＼__|, ,　　 ..,　　,,lｺｺｺｺ_/　　　/ヽ;、;；'､;｡'､;::;；'
;:|i;|　;li；'､`;`｡:;.::;；'､iiＸi..... |.::;；'､_l|　 | |]:.:[]:.:[]|:i_i_i_i|::..|iＸi'''|::.|:：`;;、;；'､;｡:;::|:i_i_i_i/:.:..:...../ ;;、;; ；'､;y｡／
;:|:i|　;；'､`;`il:.;；｡::;'､iiＸi..... |:;.::;;；`,,:.;； .|:.:.:..:.　 |:i_i_i_i|::..|i _i::.|::.|`;:;'､,,.:;.::;；';: ;|:i_i_i_i:|￣￣|:.:..''；;:;.il'ヽ;:i''､;::;；'
;:|i;|　;li；'､`;`｡:;.::;；'､,,.;：''､..|,｡:;；_;'.; .；'､|.:.:..:　　|::..:.....|::..|i _i::.|::.|.::;；､`｡'; `;`;:;|:i_i_i_i:|:.o o |;, ;... ii''".;:|:i|''"
;:|i;|　;li；'､`;:;.,,._:`｡ i':.;；::;'､|_|　|_|.:..'､;,；,､i_i_ii_i_ii_i_ii_i_ii, |i _i::.|::.|:;.｡.;；';:; ;.；';: ;|'i_;:; ;.；'：`;;、;；:: ';il､...;:|:ii,..
,..,.-=ｰ''’"”~､ ''''"''゛~　　''"''゛"'"''"`’ ' ''"'“"'"''"`’"'"''"`’"'"''"`’"'"''"`’　"''`"'ー=：;;;；'､.；'：;:ii.,
　;:; ;: ; ;; ;,- '' 　　　,,-'';:;: ;: : ;: ;;; ';､;: :. .:. :;:;:. :.: .:. . . :.';､;: :. .:. :. :.::;:; .:. . . :.';､;: :. .:. :. :.: .:. . . :.’'::,;:,j"i.'".;:"
　 __,,- '　　　　,,- '';､;: :. ';､;: :. .:. :. :.: .:. . ';､;: :. .:. :. :.: .:. . . :.. :.::;:;. :. :.: .:. . . :.､;: :. .:. :;:;:. :.: .:. . .　 :.';､;:
''” 　　　 ,,- ''';､;: :. .:. :. :.: .:.i"￣'"￣' i'";:.: '"":.'"''"i￣'":.:..i'":.:...￣'" "'' i, ､;: :. 　.:. :;:;:.　 :.: .:. . . :　.';､;:
　 ,., _- ''';､;: :. .:. :. :.: .:. . . :,i　:::;；､`;';.i|.:.:..:　　|::..:.....|::..|i _i::.|::.|::;；､`｡';:.: : ..i,､;: :. .:.　　　:;:;:. :　. : .:. . . :.';､;:
,, '' ;: :. .;.; ;.:. .:.:. :. :.: .:. . . :,i: ;｡::: ;;；;;.!;:|.:.:..:　　|::..:.....|::..|i _i::.|::.|i;: 　　.. .:. .: .'i,､;: :. .:. :;:　　　;:. :.: .:. 　. . :.';､;:
;: :. .;: :...:; ;.:. .:.:. :. :.: .:. . . ,i　. .. : ...:. ,i;.|]:.:[]:.:[]|:i_i_i_i|::..|iＸi'''|::.|:.:. . .:　　 .:.: . :i,.､;: :. .:. :　　;:;:. :.　: .:. . . :.　';､;: .
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その日もポームの試合が行われました


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　δ⌒ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ﾟДﾟ )ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⊂ ヽ　　　　　　　　
　　　　　　　　 　　　　　　　　　 　　　　 ───｜　｜──────
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　／　　　　　∪∪／　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ 　　　　　　　／　　　　　　　 ／　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 　／＿＿＿＿＿／＿＿＿＿＿ ／ 　　δ⌒ﾉ　 ｜
　　　　　　　　　　　　†┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬†　　 　(Дﾟ )ヽ＜始めて良し！
　　　　　　　　　　　　‡┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼‡　 　　 ⊂　　ヽ ｜
　　　　　　　　 　　 　‡┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼‡　　　　　⊂⊂　　￣￣￣
　　　　　　　　 　　 　‡┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴‡　　 　　　/──ヽ
　　　　　　　　　　 ／ 　　 　　 　　／　　　 　　　　　　 ／ 　　 　　　　　/──-ヽ
　　　　　　　　　／ 　　　 　 　　／　　　　　　 　　　 ／　　　　　　　　　/───ヽ
　　　　　　　 ／ 　　　 　　　 ／　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　/───-ヽ
　　　　　/⌒ヽ 　 ￣￣￣ ／　￣￣￣￣￣￣ ／
　　　　 /￣　）　 　　　　／　　　　　　　　　　／
　　　／ |　　つ　　 　 ／　　　　 　　　　　 ／
　 ／　　|　　 |　　　／　　　　　　　　　　／
　　￣￣∪∪￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


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こう見えて、わしも若いときはかなり得意だったものですから

名誉なことに、殿下の御相手を務めさせていただきました


　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 （　　 　 　 　 　 　 　 　 ,
　　　　　はもん　オーバードライブ　/⌒　　　　　 　 　 .i1ﾉﾊVヽ}ヽﾄ}ヽ,、
　　　ヽ rヤ . 幺_l__　､┌┴　ニ|ニ　（_　　　　 　 　 ∠⌒ヽ::::::::::::::::::::::::::ﾉｲ_ノ:1
　　　冫ｊ 又　小乂　ﾉ,ﾉ 矢　人l二　　{　　　　　　　､//:::::∧::::::::::::/／::::::::::::::/ｧ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　（｀ 　 　 　 　 ミ::::::::::::::::::|:{:/:/:／::::::::／:/
　　／ﾚl／￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ｢ヽ/´ 　 　 　 　 ｀ｿ:::::::::::::::l:i::::/;/:/:::::/／:／::７
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｌＶ:/｀v､::くﾘﾉﾉ　}:::::jノ:}:::彡:::::ミ　　そしてとうとう無我の境地に至った
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿ 　 ､ﾉ:::ﾊ{ l ｒ‐ﾒ､＼　 ｊ／::ィ::　j:::::ミ
　　　＝ニ三⌒￥⌒ 三／￣￣￣￣￣｀ヽ＼/:::::::/ｰ|. ┴' ｀‐'　ｨｆテ ｊ/lﾉ::::ミ　　　　俺だから会得できる天衣無縫の極み！！
　　　三￣｀l─‐ｴ＿　三　　　　　／　　　　＼ヽ::/　│ 　 　 // ￣´/ィ::ﾊ｢｀
　　　二￣ }ト--'|＿ﾉ　圭　　 =ｧ‐‐=　ヽ 　 　 ∨{ 　 ' 　 r__-´､ 　 /::| l/
　　　 ニ￣ _!＿ |　　　三　　=ﾍ_　圭　　＼　　 }:ﾊ　　'　 ｀ ニ´　ｲﾊﾉ
　　　ﾆヨ￣　l　　!-=　 ≡　 去__ﾉ ニ　　 _人　 |::∧ 　 ト.. ,__／ /ﾉ
　　 ﾆニ)､＿ﾉー |　　　三　≡､　 王　 （　　　｀|:::::∧　 l　　　 /
　　　　三　　|＼_|＿　　王≠　　≠￣ 二　 　 ﾉ::::::::::＼　　　/＼-､＿
　　　　ヲ‐(ヽ{　　|｀ー‐ ' ∧二__三　　　 三　/::::::::::::::::l::＼/　　　V:l二
　 三≠　/｀弋ヽ-､　 　 /　　　　|　　　　 圭三:::::::::::::::::l::::::::＼,.-‐'::::}＼三
　 ≠　 ./　　＼￣（二)/--､__　ノ　　　　三二::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::∧　ヽ
　/　　/　　　　 ＼＿　｀ー‐'＿＿＿ﾆ二手/:::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::∧
　　　,'　　　　　　　　　￣￣三　　　三二＝､:::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::/::::::::::::}
　 　 i　　　　　　　　　　　　 ﾆ三　　　手三　＼＿＿:::::::::::::::::／::::::::::::/
　　　＼　　　　　　　　　　　 ﾆ三　　　圭三　　　／::::￣＼／＿＿:／l
.　　　　 ＼　　　　　 　 　 　 圭三　　ヲ＝　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::/　　＼


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試合は実に白熱したものとなりました

わしの「ツイストサーブ」に殿下は苦戦なされましてな

汗をたっぷりかかれたので、一度着替えをしてくると

城の中へ向かわれました


　　　　　　　　　/!　 _ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::lﾉ:::::::::l ／:::＞
　　　　　　　 　 l:::｀´:::::::::::::::／:::::::::::::::::::::／:::::::::／:::::::::::/::::／ ,.:l
　　　　　　　「:V:::::::::::i:::::::::/::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::／:::::/／:::::l　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　 /l._i:::::::::::::::::V:__::::;.､:::::::::::::::／:::::::::::::::::::;:::::´:::::／:::::::::::::l　　 　　　／　　　　　＼
　　 　 　 |:::::::::::::l::::::／::::::V:l∧ト､::::::::::::::::ノ:::::::::::::::::::／:::::::::::::;:イ　　　　　|　　　　　　　 |
　　　 　 「ヽ:::::／ｌ:/:::;:ﾍ:::::::'､＼!／l｀７ト--.,___:::::::__:::::::::-‐:::´::::/　　　　　 |　　　ま　　　.|
. 　 　 　 〉:::::///l::::/　,.ﾐ､:::::ヽ　丶K:::::| ／:! /:|/::/ﾉ:::::::::::::::::／　　　　　　|　　　だ　　　.|
　 　 　 /:::::::l i ノﾚ' 　 ､ｆ;ｨﾄ､:::ﾊ　 　 ｀ <_:_::l/:::_;ム::::::::::::::＜.__　　　　　　 |　　　ま　　　 |
　　　／:::::::::', Ｖ/ 　 　 ｀'く　ト;:::l }　　/_,,..ィ::´:::::::::}:::::::::＜二￣_＿　　　　|　　　だ　　　.|
　　/::::::::::::::∧_/　 　 　 　 ｀　　ﾃ´∠ｒぇ-ﾆ、¨Τ´:::::::ヽ--一… '"´　 　　|　　　だ　　　.|
　/:::::::::::::::/　/　　　　　　　 　 / / lヽｔ:ｿ__ノ｀ /:::::ノ｢ヽ::ﾊ　　　　　 　 　 ∠　　　ね　　　|
　::/::::::::::/　 :|　 　 　 　 　 ｒ‐〈_,ﾉ /　　　　 , 'ィ´ |　ヽ. ';:::l　　　　　　 　　 |　　　　　　　 |
.　ｉ:::::::::/ 　 : :!　　　「ヽ　　 ヽ/ﾝ´　 　 　 ／ノ ／　　　 ｉ::!　　　　　　　　　 ＼　　　　 ／
.　:::::::/　　 : :::ｌ　　　', ヽ丶、＿_　　 　 ／´_／　　　　　ｊ;ﾉ　　　　　　　　　　　￣￣￣
　:::::/　　 :..::::::l　　 i　ヽ ｀ ーク´　　／i｀¨　　　　　 　 　 　 　 　 　
　ﾚ'　　　: .::::::::l 　　｀丶 ｀二´　 ,.イ　/￣＼
　　　　　 :. ::::::::ヽ、　　　　 ,. ＜　　 /￣｀ヽ ＼＿__
　　　　　 .:.:::::::::::::::｀ ー‐‐'　 ノ　　 /＼　　　＼!::::::::＼


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着替えにしては時間がかかりました

もう1試合、このわしと手合わせする約束になっていましたので、

恐れながらも寝室までお迎えに上がったとき

目撃することになったのです・・・



　　　　　　　　　　　,　 '"´　　　　　,　 '"´
　　 　 　 　 　 ,　'"　　 、 ,ﾊﾉＶヽﾄ､,.　　　　　　　　　　 ＿　-.　　　
.　　　　　　 ／／ 　 　 l:V:::::::::::::::::::::ｰ､　_　 -─＝二三--─　　　
.　　　 　 ／／　　　 .三ヽ:､:ﾊ~ヽ,.ﾍ::::::{　　　　　　　　　 　 　 　 　
.　　　 , '　 　 　 　 　 ／>::l｀ﾄｧ ﾋﾂ ﾚﾍ!、　 _ｒfi、--─==＝≡　　　　　もしや殿下のピンチ！？今行くぜー！！
　　　// 　 　 ,　'´　 　 '⌒ﾊ　,ﾆ, 　 ﾄく:{ 　 l |.|||　 　 　 　 　 　 　
　　 /　　　／／　　　＿　　ﾄ､ご ／ |;/､___「:￣i___
.　 ,'　　 , '　　 　 ,.ィ=＝　　 l　￣ i　 　/::::::{::::::ﾊ　｀ヽ　-≡三
. 　 　 , '　　 ,　'"　 　 　 .／ l　 l / 　 /:::::ｒ┴'__ﾉヽ_　l
　　 //　,　"　　 　 _.. -/::|　_｀ヽ--一':::::::::￣l:::::::::l ｀ヽ
..　//／／　　　 ./ 　 /:::::¨´:::::::::::_;;::::;;_／::::/!:::::::::!　 ﾊ
　 , ' ／ 　 　 　 .{ i　 i::ヽ:;;_:::-:二:::‐--:::::‐'":::ﾄ､_::/＼　l
　　　　　　,　 '"　}　　';::__;;::':´::::::::::＿:::::::::::::::::l　　 }　 ∨
.　　　 ,　'　　　　/　　 |::::::､::::／::{::::::::｀ヽ:／::ﾊ　　 i　　|
　　／　　　　　.ﾉ　 　 ﾊ::::::::::i::／:ヽ｀¨:ヽ:}::::::::::ヽ　　　 i
　　　　　　　　/二二ヽ. ＼::::i:::_;;::--＼¨´:＼/⌒＼＿/
　　､_　 　 　 / ｒ‐､ｧ‐､∨ﾉ／:/::::::::::::::::ヽ丶:;|
　　　 三二　ｉ:ﾉ､ヽ.>_ﾉ ﾉ´:::::/:::::::::::::::::::::::ﾊ:::く　　　　
.　 ｀ ｰ-　_ 　 {ヽソ:__／::::::::;':::::::::::::::::::::::::::::|::/　
.　　　　　　￣ ￣　　 {:::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::::/:::{　
　　　　｀ｰ-＝=　三　i:::::::::l　＼::::::::::::::::;:ｲ:::::/二ニ
　　　　　　　　　　　　V::::∧　　｀¨　 ¨´ /:::/二　　
　　　　　.　 　 　 　 　 ＼|　｀ ー-　-‐'ﾌ::::::|　　


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‐ ‐
二 ﾆ － ‐ ‐
三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ﾆ － ‐ ‐

　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）　　　　　　　　何が見えたか、話して下さい
　.　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　　　　　　　　　　 |　 　　　｀ ⌒´ﾉ
　.　　　　　　　　　 |　　　　　　 　 }
　.　　　　　　　　　 ヽ　　　　　 　 }
　 　 　 　　 　 　　　ヽ　　　　　ノ
　 　 　　 　 　　 _,／(　｀'　､ _ﾞT
　　　　　　　　ノ.ヽ｀ヽ.　ヽ｀ヽﾑ　｀
　 　 _..　-‐ ´ 　ヽ　　 ＼　　l;;::ヽ
/´　　　　　　　　 ヽ　　　ハ/｀ｧﾍヽ
. : .　　　　　　　　　｀ ー/ 　 ヽ|:. ﾍ ＼､_
, : : . ＼　　　　　　　 ヽ　　　　ヽ:::. ' ＜. ヽ
l: : : : .　ヽ: .　　　　　　 ヽ　　　 ﾍ:::. l　^l　|
!: : 　　　 ヽ: : : : 　　　 　 ヽ　　　ﾍ:: l　 .! .|
´: : :　　 　 ': : :　　　　　 　 ＼　　 ﾍ:l　 |　|
: : 　　　／イ: .　　 　 　 　 　　',　 　 l|　.!　l
:　　 ／ /: : : : : : . .　　　　　 　 ',　　 }　.!　|
　／　 /: : : : : : : : : : : : : : : .　　 ', 　 l　|　j
　　　∧: : : : : : : : : : : : : : : : .　　 ',　:l　|　l
.　　/ 　ヽ: : : : : : : : : : : : : : : :　　 ﾊ |　l: l!






　　　　　　　　　　　　　　　　ｺﾞｸﾘ　　　　　　　　　　　　
　　　　　 ,＞￣｀ヽr'´￣＜　　　　,._- ､r'''Ｚ.._　　　ﾄﾞｷﾄﾞｷ　　　　　　　　　　　　　　 __､─ v─z..__
　　　　 ｨ　　　　　　　　　　ゝ　　／　 　 　 　 ＼　　　　　 ,._-─ v'''Ｚ.._　　　　　　,＞ ｀　　　　　 ＜
.　　 　 l　　　　 l'´`＾ヽ　　 ヽ　./　 , j'^＾ヽ　　 　 ＼　　 ＜　　　　　　　＞　　 　 ｲ ｨ'`＾'＾'＾'＾'＾'＾'ｨ ゝ
　　　　|　　　,ｲﾉ u　　l ﾄ、 N　l　　ﾙ'uﾆﾆヽトゝ､　 .}　 ∠´　　,　,.、　　　＼ 　 　 l.1　　u　　　　　１.!
　　 　 | 　 ノ‐'-､_,　､_,ﾘ‐W.　│ .ﾉ∠ﾆﾆﾌバﾆﾆぅﾚ'　　ｲ　,ｲ/ l/　ヽ}ヽl､　!｀　 　 | |'⌒'ｰ'　　ｰ'⌒ | |
　　　　|r=ｉ| ⊆ﾆ･,　.･ﾆ⊇|.　　|r=Ｔﾓ＝｡TﾆF｡＝;T!　　 | /-─-'　'-ｰ-‐| |　　　r=ｉ| ⊂ﾆ･　 ･ﾆ⊃ |i=､
　　 　 ||{^|| 　 　 |　|　v　|　　 ||Ｌ|lヽ.三./ vヽ.三.ｨ′　r=T¨モ｡fニf｡テ¨T=､　　{ft|| v　　 |.|　　u　|f ﾘ
　　　ノ 'ｰ|! `! ｕ L_｣　 r１　　 |`7|!rー'‘‐～‐' ‐-|　　 |ｈ||`ｰ-ｲ　　.ト-‐'||ｦj　　 `7l.　　 '-U-'　　 :|く
　 ,ノ／|　 l、　 -‐-ｰ-　,'＿／|./ |　 -ー～～′ !　　 ﾞｰ|!　u ‘ｰ-‐'　ｕ ll‐' -‐''7　|　　-──- 　 |. ヾ''ｰ-
-'‐1|　 |　 |ヽ.　　--　 ∧　l　 |'　 ｌ　u　 ー‐　　 ,l　　 rｰ:ｌ　　-一ー- 　 l-､　　l 　 ヽ._　　￣　　,ノ 　 |
.　 |.! 　 !　l.　ヽ　　　 / l||ｰ- ⊥_　 ` ｰ 、__,.　イ　｀f⌒＼l`　、　一　, イ　/´ヽl 　 　 |､￣￣￣ ,|　　　|
.　 !|　　 Wﾄ、　`ｰ-‐1V ||　　　　ヽ、_　　　 .|　 l／⌒ヽ　 ﾄ、　` ｰ '　_,|　 ／￣＼.__ ド.ｴｴｴｴｴ.ｲ　 　 |
　 ||　　　　| ` ｰ--‐ｲ 　 ||　　　　　ﾊ､ﾞｴｴｴ'ﾇ'´ヽ､＿　　　Ｋ.ｴｴｴｴｴﾝ!　　　　_,ノ　∧　　　　　　レ‐- ｣
.　|L =＝､､|　　　　 |　　 ||　　　　 .l　l |│| / |　 　 　 ￣＼l十十十十レ'´￣　　　 ｌ　ヽ　　 　 　 |
　 ´　　　|ヽ|　　　　|.r;＝'｣　　　　 |　 ||│/　 |　　　　　　　ｿl‐十十十|　　 　 　 　 |　 ,ﾍ　　　 　 |



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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・

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（注：原文のままラテン語で書いています）


　 　 　 　 　 |:|:::::::l!ｘ;ｘ　　 '　　　ｘ;ｘ;ｘ/ｲメ;:|:」::|ﾉ:::::::::::|
　　　　 　 　 |:|:::::八　　　 _ ＿　　　 ∧:|i:::::|:::::i:::::::::::::::|　　　「ソルス・クム・ソラ、ヌードゥス・クム・ヌーダ」
　　　　　　　 |:!:::::|i::.＼　　　 　 　 ,.ｲli´::l::::::|:::::|:::::::::::::::|
　　　　 　 　 |:!:::::!|!:::::::::}i　‐‐ ' ´　 l/::::ﾘ::::/L_:|:::::::::::::::|　　　（二人きりで、男も女も裸で）
　　　　 　 　 |!:::::::_L;-:ｒ' !　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ:::::::::::::|
　 　 　 　 　 |:::::/　　　　ヽ　　,. ｧ'/ /　　　　　 　 ＼:::::|
　　　　 　 　 !:_,.l　　　　　　　'´　 　 !　　 　 　 　 　 ヽ::|
　　　　　　. {ゝ l　 　 }　　　　　　　ｒｌ　　 　 　 　 　 ,　l::|
　　　　　　/　 ＼　 /　　,.　　　 7´` フ､─　､....._ /　 l::|
　 　 　 　 {∨,仆 >'　　 /　　　　{ /´,.ノ＿＿　　 ｀ヽ､ }:|
　　 　 　 _!／ l /　　　/ 　　 　 ｒ' /　ﾉ　　　 `ヽ､　　 ト;::|
　　　　　ゝ./　冫 　 　{ 　　　 ,､/ﾚ ／ヽ､　　　　　 `ヽ､　＼
　　　　　ヽ 　 ~ﾄ, 　 　 ', 　／ li　ﾚ' ノ‐-　ﾆ=　　　　　　＼/
　　　　　　|ヽ　　}, 　__ ,.ｿ´ 　 i! =ﾆ　ヽ､　　　　ヽ､　　　　ヽ
.　　　　　　!i　 ヽ／　　　　　　　 ﾄ､　　　 ヽ　　　　　　ヽ､ｒ'





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　「デビトゥム・コンユガーレ・ペル・カルナレム・コプラム・
　　　　　　　　　　　　　　 ./　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　i　　　　　　　　　　　　　　レッデンド、リスス、オスクラ、アンプレクス、
　　　　　　　　　　　　　 .r‐ ､　　　　
　　　　　_,...　-― -　､／　　 ￣ヽ 　/　　　　　　　　　　　　　　アク･アリア・シグナ・アッペティティウァ・アペルテ・
　　　／　　　 ヽ,.＼　 〉{　　　　､_)　/
　　 | ､　　 ヽ　 }__/._/⌒!　　　 |￣￣￣￣｀ヽ:!｀ u　　'　　　　　　　　!:::ﾊ::/:::ﾄ::Y:　　　　　　　　　　マニフェスタンド」
､ ／￣`ー― '´／ 　 　 !　　 　 !　　　　　　　.､.、　　r==ヽ　　　　　/::/::ﾚ::::!:ﾊ:::i
. ＼　　　 　 ／　　　　　.|　　 　 |　 /　 　　　　i　丶 ヽ、　j　u　イ:／:::!::::::l::l:::Yヽ
　　 ＼　 ／　　　　　　　|　　　　|　| 　 　　　　 i 　 l::::｀....-　　　　!::::::ﾊ:::/:::ヽ:::!　　　（二人は肉の交わりによって婚礼の義務を
　　　　 `‐-　.._　　　　　 |　 　 　.!/　　　　　　├―'′　　　　｀ ヽ:::::i::ヽヽ:::::!:::＼
　　　　　　　　　 ‐-　..._　!　 　 　.|　　　　　　　|　　　　　　　　　　V !::::::::::::::i　　　　　果たし、笑い声、接吻、抱擁、
　　　　　　　　　　　　　　　 ‐-　 ..|　　　　　　 .|　　　　　　　 　 　 |　ヽ,:::::::::::}
　　―-　､　　　　　　　　　　　　　　　‐-　._　　|＿＿＿　　　　　　|　／ヽ::ﾄ::::!　　　　さらに諸々の情欲の印を
　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　　｀ヽ｀　　　 　 !　　　 Y !/
　　　　　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `　　､　　　 　 /　　　　 !　　　　　　はっきりとみせていた）
　　　　　 　 　 　 ヽ　_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣｀ヽ. /　　　　　 !
　　　　　 　 　 　 　 ､　｀ヽ　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　 ヽ　　　＼　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 }
　　　　　　　　　　　　 |,.-‐　￣`　 ､　　　　　　　　　　　　　　 　 /
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　`　‐-　 ＿_　　　　　　 　 /


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・

　　　　　　(ヽ、００　　∩
　　　　⊂ニ、ﾆ⊃　⊂　⊃
　　　　 ,, -‐- ＼　　　| |／⌒ヽ
　　　　（ ⊂ニニ　　 /　／⌒) ）　　　(ヽ、００　　∩
　　　　 ｀ｰ――'′　し∪　 （ノ　　⊂ニ、ﾆ⊃　⊂　⊃
／￣ー―‐　、　　　　　　　　　　　 ,, -‐- ＼　　　| |／⌒ヽ　 〇　 〇
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　 　 　　　　　　（ ⊂ニニ　　 /　／⌒) ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ　　　　　　　　 ｀ｰ――'′　し∪　 （ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::i　　 ., -―- 、 　 ___
:::::::::::::::::::_＿_ノ､/〉'　 ／::::::::::::::::::て/::_:::ヽ
:::::::::::::::/ u　 て;/7　/::::::::::::::::::;ｧ､､:::「ｪ ヽ::〉 __
::::::::::::/　　　　 /〈　 i::::::::r､::／=ﾐ ｀く.u J／:::::::::＼
:::::::::::j　u　　 ､ ´_}ヽ.|::::::iｵ/u　ﾆi < iヽｧ/:::::r----J　 　.r:´二ﾆヽ
::::::::::i　　 （二７´_.L.,　､ハ　〉 　_　_ﾏ/ﾝ::::r ' ;tr /;j　　　i::/r-､r-|　 r一ー､
::::::::::|、　　 .r ' c ／､:.:.:ヽ ヽ　 ｰ」: : : : ii ヽu.___､/　 ＿ん' ｀´ム.'　 |:::r―┤
:::::::::／￣ ´」ｰ／:.:.:.:.＼:.:.＼＼__j: : : : : ヽ　ヽフ｀ヽ´　 | | ヽ'ｰン､ _/ﾊu.'_' |
i:i i:::i:iヽi　´　!':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.',:.:i: : : : : : : :「=| : : : |: !　　７!｀:´|<　 ７ﾏ.ヽー'






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r―=＝二￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 >‐-_'´　u V:::::|
　　　　　　　　　 r―-―=＝ 、　　　　　　　　　　　　　　　, '　r-- ､　　 }:::::|
　　　　　　　　　 アー-'^⌒}:::::!　　　　　　　　　　　 　 　 （　 '　 　 }　 「r､:::|
　　　　　　　　　/　　　 u　 〉:::|　　　　　　　　　　　　　　　 > i}　　ﾘ　 |ヒ}}: |
　　　　　　　　 ヽ =＝ﾍ　 /-､::!　　　 ＿　 __　　　　　　 ／　ｰ-u'　　 |ン::: |
　＿　rｧ__　　 ／ i　　 }}　|ヒ}!::|　　　＞ ^´　 ヽ　　　 ∠__r=_`-ｲ丁ヽ.|ヽ:::::|
＞::::^':::::::::'.　/　　=u彡　 |ン::::|　　　イ/⌒く　 |　　　､---ヾエヱ二」 !　＼|r
そ:／ヽ:::::_::! ｀1工エｴﾊ ./＼:: 「｀ヽ　 .> i う ヒ}l　 　 <r ､V^ｰ ´｀ー '_|　／／
　ハ｡＝Y{.）|　　 _}-r‐://　　 ヽ＼ﾘ　<_r-┬!ﾄ､|_　　∠≦ﾘ::}　 ,　イ　／／.....
　 <.｀_^､/く:|　　Lー-ｲ/　　／/:.:.:.＼　 f＝' j　| ヽー-＜j /ｲ　　 ＼/／..........
　　〉-- / ／＼ （＿,イ　／:.:./:.: |｀Y´|＼イ-､　l　|　　　/｀ヽ#＼　 /...................
　　ヽ__/／　　 ＼　　　　（ ＼:.:.:.|　|　|:.::__|　|　K´　　　l　　 ＼#Y=―- ､.........
＼　　 }-― 、　　＼r──　　`'┴┴r!（___　 _ア´￣｀ヽ{　　 　 }/.................ヽ....
:.:.:.＼/　　　 }　　　 }`ー―― ､　 ､‐':.:.:.:.:.}　　 , ＜｀ヽ　'._/ 　 /............................
:.:.:.:.:.:V　　__/　　　 :.Y´￣￣￣　　 >:.:/:./ 　 /＼　　 }　} ◯./..◯...................../
:.:.:.:.:.:.:Vノ.　　￣｀Y:.:.|　（￣￣￣￣:.:/:.:/　　.|:.:.:.:.> ／ /　　.}............................/
:.:.:.:.:.:.:.:.',　＼. ヽ_人.人　 ￣￣￣￣）:.:(__,.ｨ__j:.:／（__／　 ,イ...............／....../
:.:.:.:.:.:.:.:.:.'. ヽ_ＶＬ イ:.:.:.:.:￣「￣「￣:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.／　　|:.＼／　j--―..´........../
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V"´　　　ヽー--}ヽ　＼:.:.:.:.:.:.＼／　　　 j:.:.:.:＼/........................./

.

　　　 ／￣￣＼
　　／　　 _ノ　　＼　ﾁﾗｯ
　　|　　　 （ 一）（●）
　　|　　　　 （__人__）
　　 |　　　　　｀⌒´ﾉ
　　 |　　　,.<))／´二⊃
　 　ヽ　/ ／　 '‐､ﾆ⊃
　　　ヽ､ｌ　　　　´ヽ〉
''"::l:::::::/　　　 __人〉
:::::::::|_/ヽ. 　 /|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
:::::::/´∨/`ｰ'〉ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
:::ｙ′.: ',ゝ､_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
／: :／/: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|






　　　　　　　　　　　　　　　 　 ...:::::::::::::::`"::::::::..､
　　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　 ／／:::::/::::/:::::::::',:::::::::､:::::::::ヽ.
　　　　　　　　　　　　 /:::/::::::::/:::::/:::::::::::::ﾞ.:::::::::',::::::::ヽヽ.
　　　　　　　　　　　　/:::i::::::::::!::::::i::::::::::::::::::|:::::::::::i::::::::::ﾞ.::::.
　　　　　　　　　　　 ,:::::i::::::::::|:::::::|:::::::::::::::::::|:::::::::::|:::::::::::ﾔ::i
　　　　　　　　　　　,::::::i::::::::::|:::::::|::::::::::::::::::::|:::::::::::|::::::::::::|:::::!
　　　　　　　　　 　 i:::::|:::::::::::|:::::::|:::::::::::::::::::::|::::::::::|:::::::::::::|:::::!　　　　　　・・・・・・
　　　　　　　　　　 i:::!::|:::::::::::|r‐-ﾄ､-──‐-!ｨ─:.|:::::::::::::|:::::!.
　　　　　　　 　 　 |::|:::|:::::::::::|!｡●ﾟ !　 　 　 !｡●ﾟ ||:::::::::::::|:::i::!.
　　　　　　　　　　,:::ｲ::|_:::::::::|ﾞ ー "　　　　　`ー:ｲ|::::::::::::::|::::|!:､
　　　　　　　　　　j:::ﾙ:::|::｀:ﾔ. 　　　　　､　　　　 └-‐:=:i"::::|ﾞ::i.
　　　　　　　　　 /::j |::::|:::::::|::.､ 　 　　　　 　 　 　 |:::::::::::|:::::::|ﾔ::i.
　　　　　　　　　 |::'　|:::|::::::::|:::::ヽ.　　`　　´ 　　／|:::::::::::|:::::::| ﾞ::::i
　　　　　　　　　|/　 |:::|::::::::|::::::::::｀ﾄ .　　　 ,. : "|:::j::::::::::::|:::::::|　!:::i
　　　　　　　　　|! 　.|:::|::::::::|:::::,.ｲ､:|.　 ｀ ´　　,ｨﾄ/|::::::::::::|:::::::|　l::::i
　　　　　　　 　 !|　 |::::|::::::::|ｨ"　ﾞ. ﾄ.　　　 ／／　|:::::::::::::|:::::::|　|::::i
　　　　　　　　 |::!　_!:,.|:::::::::|.　　 i　∨ ／,／　　 |:::::::::::::|ヽﾄ､!　|::::i
　　　　　　　　 |:ｨ´ 　 i:::::::::|.　　　i　 ヾ.／　　 　.|:::::::::::::|　　 ｀ヽ､::!
　　　　　　　　/ .i　　 |:::::::::|　　　 ﾞﾔ／　　　　,/'|:::::::::::::|　　　　 ,ヽ!
　　　　　　　 /　 | 　 |::::::::::|　　　 ／　　 　　/　 |:::::::::::::|　　　 〃　 ﾞ:.
　　　　　　　/　　i　 i::::::::::::|　　／　　　 　 / 　 .|::::::::::::::|　　 /'　　　i ﾞ.
　　　　　　 /　 ! .i　 |:::::::::::|ﾞi./'　　　　　 /　　　.|::::::::::::::|　 //　　　 |　ﾞ.
　　　　　　j　　 ヾ|　|:::::::::::| /　　 　 　 /　 　 　.|::::::::::::::| ,//　　　　i　　ﾞ.
　 　 　 　 i　　　 ﾞ,! |::::::::::::|'　　　　　 /　　　　　|::::::::::::::|/ i　　　　 i　　　ﾞ.
　　　　　 i｀`ｰ ､_ ヾ|:::::::::::|.　　　　 ,ｲ　　　　 　 i:::::::::::::|' /　　　　 j　　 　 ﾞ.
　　　　　 |　　　　｀ﾞ|:::::::::::|───'───-=ﾆ.|:::::::::::::||/　　　 　 i　　　 　 i

.

　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　 ,　'　　　　　　　　　' ､
　　　　　　　　, '　　　　　　 　 　 　 　 ' .
　　　　　　　 ,'　　　　　　　　 　 　 　 　 i　　　　　（火照った若い男と女性が二人きりになれば、
　　　　　　　,'　　　　　　　　　　 　 　 　 |
.　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　我慢などできるはずもないだろう・・・）
.　　　　　　 |　　　　　　　　　＿__ ノ ゝ__,
.　　　　　　 |　　　　　　　　（ ｛::::::｝ ) ({::})　
　　　　　　　'.　　　　　　　　　　　　　' . .ｊ　　　　　　（自信あふれるお顔で
.　　　　 　 　 '.　　　　　　　（　　　　　 j　)
　　　　　　　　 } 　人　　　　 ー――´ｰ　　　　　　　　とても立派ですよ、王妃さま）
　　　　　　＿_ﾉ　　　 ＼　　　　　　　 」
　　　　　　}////｀　＜　 ｀: ..　　　 　.,'　
　　　　　 /_/////////｀　＜ｒ'´￣￣
.　　　　 //////｀/＜///////ﾊ　
　　　　///////////,｀/＜// 丿
.　　　////////////////////ヽ
　 　 ﾑ///////////////////// ｀ヽ
.　　 ﾊ////////////////////////ハ
　　 {///////////////////////////}、
　　 |///////////////////////////iﾑ
.　　ハ//////////////////////////}ハ






　　　　　　 　 　 　 ‐ ―――――‐‐
　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　 　 へ
　　 　 　 　 ／　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　/
　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 i
　　 　 　 l　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　（もう、誰も悪意になど取りません
　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l
　　　　　 }　 ji　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i　　　　　　　幸せにほだされてくすくすと笑ったり、
　　　　　 ヽ,仇,　.._＿__　ノ　　　　　　　　　　 i
　　　　　　ﾔﾊ 辷ﾁ:::.ji　ｲ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　奪い合うように唇を重ねたり、
　　　　　　 !/　　｀￣￣　　　　　　　　　 　 　{
　　　　　／{　　　　 　 ｀:　　　　　 } 　 　 　 　i　　　　　　　　折れるほどに抱き合った記憶があるからこそ、
　　　　　ゝﾍ,　　　　 　 ﾉ　　　　　f　　　　　　:
　　　　　　　ゝ¨￣￣　　　　　　　l! 　 　 , 斗j{　　　　　　　　あなたは常に堂々としておられたのですね）
　　　 　 　 　 l｀ 　 　 　 　 　 　 ノ_ 斗‐ '_／ }
　　　　　　 　 l　　　　　_　斗匕 '´　　, -'　　入
　　　　　　　　`ー―::´::::::::::／_,.．-'''"　　 ／//ゝ_
　　　　　　　　　r＜ヽ:::_:／' ´　　　　　 ／///／/＼
　　　　　　　　　|'　r＜　　　　　　　, -'"///／/////＼
　　　　　　　　　|:', | .ヽ　　　　, -'"/////／/////////＼
　　　　　　　　 └} )ヘl　　 ／'//////／/////////////＼
　　　　　　　　 /ヽゝ=/ .／ //////／/////////////////＼

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　＿　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´　　　　　 丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　丶　　　（あとは仕上げのみ、もう少しお待ちください）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　 　 丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　｜　　それからも寝室の扉は、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 　　　　　　 _..,,ノ 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　　　(● ) 　 ﾉ　　　常に開かれ続けたのですか？
ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　/　　　|ヽ
:::::｀ヽ､ 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 !　　　　　　　　　　　丶＿ / /
_,　‐､::::::￣ )　　　　　　　　　　 |￣￣ ‐ '─ !_　　　 　　　 　　 　 　　ノ ´
:::::::::::ﾚ' ￣　　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::::::::::::::::｀‐　_　　　　　　　 ／
:::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀‐､ _　　　／
:::::::::/　　　　　　　＿＿　_　-‐'￣｀‐-　､＿::::::::::::::::::::::::::::｀‐ <
:::::Ｖ　　　　　　　 |::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀‐-､ _:::::::::::::::::::::::::::>
::::::〈　　　　　　 __|::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ _:::::::::::::::／
::::::::}_r──´￣::::|:::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀‐､／
::::::´::::::::ヽ:::::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ ‐-､
::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
::::::::::::::::::::::::＼:::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
､＿＿＿＿＿＿＿|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｒ‐‐::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::: {:::::::::::-‐‐‐:::::::::::::::::::::::::/
＿　　　　　　　　　　ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
::::::::｀‐-､_　　　　　__ ｷ:::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::￣￣￣￣｀‐-､
:::::::::::::::::__ ＞-‐´::::::::ヽ:::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
:::::::::-‐´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/






､ー､＿__/　 　 　　　　　　　ヽ　　＼
.＼:::::￣:;r'￣｀ミニェ､__　　　.i!　　　 ,
　 ヽ ｊ彡彡≠ﾐ彡≧＜二､、j!i　　　 l　　　　　　　　　　　　　　いえ、情熱に我を忘れて開け放したままに
　　 Ⅵ/ｨ{　ヽ 彡　ﾐ ＝ﾍﾐ ヾヽ、　 /
　　　{/ﾉ!ヽ 　彡　ｼ ｀込_,V,＼＼Ⅳ　　　　　　　　　　　　　　　なさったのは、最初の1回だけでしたな
　　　ﾙｲゝ'　彡　 ﾍ ＿,,　ゞ"ｋヽゞ､_
　　　ﾑ"_　 派 　　　　　 ,　 {丐′ー≧ｰ､　　　　　　　　　　　　2度目以降は、きちんと閉じられていました
　　ノ ｀ｰi!彡巛//ri_仏/,_ゞ_ノ/:::::::::::::::::／
　　　　　＼"川// ￣｀ヾｧｿﾑ;;_;;;＿;: ´
　_＿,. -一ｲ:::Ⅷ〃〃~ﾊｯ/
　　　　//　i!　 匁川/ﾙﾂ
　　　,ｲ/＼　　　::::ゝ一′
　　　 i! 　 ヽ　 ノ｀ー- ､_
　　　 i|　　　＼　　　　　 ￣ﾊ
　　　 iﾄ、　＼　丶　　　／/

.

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／￣￣ ＼ -、_
　　　　　　　　　　　　　 　 _,ノ　ヽ､__ 　 /　/ ,〉、　　　　　それでは、あなたが確信を持って
　　　　　　　　　　　　　　 （＝）（＝ ）／　´／ /)
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 （__人＿） {　 　 , ' ´,/　　　　　　『結婚の完成』を証言しうるのは
　　　　　　　　　　 　 　　　'､`⌒ ´　 V　__, ＜´
　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　〈´／::::Λ　　　　　　　最初の1度だけということになりますか？
　　　　　　　　　　　　 　 　 | 　 　 　 ﾔ::::::::::::::Λ
　　　　　　　　　　　　　　　 `ｭ`ｰ─ｰ V::::::::::::::Λ
　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾑ _ , -.／V::::::::::::::Λ、
　　　　　　　 　 　 　 _,. -／:/:::ﾊ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vﾍ
　　　　　　　　　　／/.／.:::/:::l　y .::::::/::::ｉ::::::::::::::::::.∨}
　　　　　　　　　 j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::ﾚ;
　　　　　　　　　i :::r :〈 ::::i::::::::ﾚ .::::::::::::::::::::〉､:::::::::::::::::ﾉ
　　　 　 　　 　 ｉ :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
　 　 　 　 　 　 | :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/






　　　　~""'''　‐- ．..,,_
　　　　　　　　　　　　　~""'''　‐- ．..,,__
　　~""'''‐-．..,,＿＿　　　　　　　　　　　~""'''　‐- ．..,,__
〆　≡　　＿＿ ﾍ ヽ"---------------_,,..-‐-‐ '' "
　　≧　　 ﾍ　　 ＼＼ﾍ　i/|:::::::::::::::;;;;::-‐''
　　＞　　　 ＼__弋ﾉヽ､ヽl |_;;::-‐''　　　　　　　　　　　　　　　いえ、目撃は1度だけですが、
　〆　i ＿__ﾉ ヽ　　　　 ／
　 / ヽ_　　　　 〃'" 　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それからも結婚は何度も
　 i　　 "---'"彡　 　 　 i
　i　　　　　　 彡　　　　　i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『完成された』と思います
　i〃ﾃ,,y　　　　"::::::::ヽ＿i
彡彡彡彡彡彡　::::;::-'"
彡 ヽ二ヽ､二` ､ 　ヽ
〃　　 ￣｀ﾞ''--〈--'"
　　　｀ﾞ''-､,_ 　 ﾉ
彡 　 彡彡彡/
彡彡彡彡彡i
三≡,彡彡彡i
　-----,＿ノ

.

　　　　　　　　　　　　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　／　　__,ノ　'ヽ､_
　　　　　　　　　　　|　　　( ●) (●） 　　　その根拠というのは・・・？
.　　　　　　　　　 　 | 　　　（___人__）
　　　　　　　　 　 　 |　 　　└ー '´ﾉ
　　　　　　　　　　　 |　　　　　⌒　|　　　　　　 　　　　　, ｧァ┐
　　　　　　　　 　 　 i ヽ　　　　　　|　　 　 　 　 ┌､　　///./ ７
　　　　　　　　　　　 }､ `＞ ｰ-´-くヽ- 、___、　_ |　l ／//./' /
　　　　　　　　　　 _ﾉ >-ｰ＜￣／ :/ :: : : : : .７ ﾉ　/　ヽ_/' /
　　　　　　　　__／ :}Λ:::√ У: : :/ : : : : : : / /／　 ／　丿
　　　　　,.-< : : : : :i /::::「 ／ :< : : : : : : : : / : |　　/　　／
　　　　r´ : : : : :「: i/::::::i / .: : : 〉 : : : : : : : : : ﾍ　 {　　ｲ
　　 　 } : :, : : : i :./:::::::i/ .: : :／ : : : : : : : : : :「ﾑ ＿_厶┐
　　　 f : :ｉ : : : :i ,':::::::/ : : ／ : : : : : : : : :i : : |｀ ー一一'|
　　　/ : :ｉ : : : :ｉ i::::;::,' : :./ : : : : : : : : : : :V : :| : : : : : : : |
　　/: : : :ｉ : : : :i i:::::,' : :/ : : : : : : : : : : : : :r : :|.: : : : : : : |






　　　　　　_,...-‐　 _,..､　　　　　　　　　　_,.
　＿,..-=ニ- ､,,,,／　,ﾉ　　　　　_,. -‐'ﾍヽヽ
　　｀'‐-､:::::::／　 >'rt;;;ﾃ､''''''"´,.t‐ﾃ､　Vi |　　　マコトさまはキルコさまと同じ寝室に、
　　　　　 ｀/　ヾ/　　 ￣ /｜|ヽ｀""´　,り/
　　　　 r''´＿∠--、　　l　 | |｜ヽ-‐' /ノ　　　　何度もお泊りになられました
　　　 /　 /　　　 _,.）　　ヾーｼ'､ _　　 |´
　　　/　/　　　'´　　）i''ー---‐'´l川ﾐ/　　　　　　身体を休めただけではないことも明白でしたぞ
　　 / /　　　　　,.-'ﾞヽ/""'''''''''､､川リ
　 / /　　 /　　　　　ﾉ//川川ヽ! '´ |
r'''""''ヽ／　　　　/´ ｀'ｰ---‐'´

.

　　　　　　　　　　　　　　//　　　　｀ヽヽ
　　　　　　　　　　　　　 ,　-------､ __
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 }　==-
　　　　　　　　　　　　|　　 ＞───‐┴-------ｧ　　　　──と申しますのも、寝室に篭られてしばらくすると
　　　　　　　　　　　　}x≦ ,　-＜_￣／|ﾉ三三三/　
　　　　　　　　　　 ／,-く´ ｀Tfiｺｰ' {fijﾉ!三三 ／　　　　　　殿下は晴れ晴れした顔で台所に現れ、
　　　　 　 　 　 ／三{ ﾊ !Uu ー' <7ー'|)三／　|｜　
　　　　　　　＜三三人__}　 ,/ r'='='ｩヽ!イ　　ノノ　　　　　　決まって飲み物をお求めなられたからですじゃ
　　　　　 　 　 　 ￣|　} ∨//　｀二´ ,/u　　
　　　　　　　 　 /￣￣￣￣ﾊ/ィIIIII∨{ U ))
　　　　　　　　/　　　　　 // }｀ ￣´//ｰ─ ､　　ヽヽ
　　　　　　　_/⌒≧､　　 /　ﾄ､　　//　　　　〉
　　　　, ＜´　￣￣￣｀ヽ'　 　 ｀ヽ/　 　　|/￣ ｀ヽ__
　　　/　　　　　　{　＼ 　 ＼　　　　　　　　￣｀　　　}
　　 ,'　　 　 　 　 ＼　 ＼　 }　　　　　　　r､　ｎ　　 /_
　　,　　 /⌒i＿,........}..,_　 V｜　　　　　r ､ﾍ＼ ∨　 /{
　　{　　,'　　／　　　　　　 ＼　 　 　 　 ＼＼ 　 ∨/　ー‐ ､
　　｀ヽ/ ／　x≦三三三ミ､　'，　　 ＿＿_＼｀ヽ-､＼──｛
　　　く　　／　　　 　 　 　 ﾊ　}≦´　　 r─一'　-､ 　 ＼＼_ﾍ
　　　{　 /　　　　　　　　　　 }ﾉ｀ヽ　　　　￣￣ヽ　　　　 }}　 }
　　　 ｰへ　　　　　　　　　 /､　　}　　　　　　　 /￣}ー彡　ノ






　　 　　　　　　|　　, ＜三三＞ ´　／　 ／＼.／／／
　　 　　　　　　|／三三＞ ´　　／　 ／´⌒ヽ＼／
　　 　　　　　　|ﾆ/⌒Y　　 __／　 ,イ　　f込iノ　　u U　U
　　　　　 　　斗/　　 }二｛ ( /＜´ ﾉ　´￣　　U　 　 } |　　　　　　そんなときの口癖というのが
　　　　, ＜´　,/＿　/ f折}　　 U ｀ヽ　／⌒i　　|三｜}　　
　　 ／,　≦三}　　__}￣´ |　　U　,＞´　　 /＿ノ　　 U　　　　　　「あぁ、喉が渇いた
. ／／三三三|　　　|ｰ一'|＿__／｀ヽ　 ／　U　U　　　　
' ／三三三三|==　 {ｌ　U |/／　　　 ／　u＿＿＿　　　　　　　　　今宵も妻を3、4回は走らせてやったからな」
===ミ､三}｀ヽ::|　　　|　 ／´｀ヽ　, ＜´⌒ヽ　　　 ノ U　
　　 　 ￣}　 ﾊ!　　ｌ |／　　　 ／　　　　 ノ‐一＜ u　　　　　　　　　という、なんとも得意気なものでありました
.　　　　 /　　｜　／　　 , ＜´　　　,＞´,　-──┐
　　　　 {==-　j　 ／　　_ノ　　　 ／,イ´｀ヽ　ﾉ___ノ　　　　　　　　　　ﾅﾝﾄﾊｼﾀﾅｲ!!
　　　 　 ＼　 {　 {　　 ｛ 　　　　　　　　,＞ ´r
　　　　　　 ∨V　　　　}　　 f´　　　 イ　　し'　U
　　　　　　　}.　V 　 　 　 　 }　　　　∧
　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　 ∧
　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　}

.

　　　　　　　　(ヽ、００　　∩
　　　　　　⊂ニ、ﾆ⊃　⊂　⊃
　　　　　　 ,, -‐- ＼　　　| |／⌒ヽ　 〇　 〇
　　　　　　（ ⊂ニニ　　 /　／⌒) ）
　　　　　　 ｀ｰ――'′　し∪　 （ノ　　　　　　　　　　　　(ヽ、００　　∩
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⊂ニ、ﾆ⊃　⊂　⊃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,, -‐- ＼　　　| |／⌒ヽ　 〇　 〇
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （ ⊂ニニ　　 /　／⌒) ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ｰ――'′　し∪　 （ノ






　　　　　　　 　 　 　 　　．―――― ,
　　　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　　＼
　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 　 　 　 　 | 　　　　その「走らせる」という表現は、
　　　　　　　 　 　 　 |　 　 ゝ,＿,ノ ゝ,.__ﾉ|
　　　　　　　 　 　 　 |　　 　（● ） （● ）|　　　　　何を意味していたと思われますか？
　　　　　　　　　　 　 }　　　（　　　人　　 ）
　　　　　　　　　　　_ﾉ ゝ　　 `ー ´　`ｰ´
　　　　　　　　　　ノ.:`.:,'　ヽ　　　´　｀ /
　　　　　　　．＜＼.:.:.:.:`　_ ゝ　,＿__, 'ヽ､
　　　 ,＿＜.:.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:/{（　　ノ　 ハ.:.:`ー､
　　／.:.:.:.:.:.:.:メ.:.:.:.:.:.:.:.＼/　ゝ　　 　＞.:.:────　､__,_,
　/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｛　 ／ヽ 　　____＿＿＿　＼ヽ,､
　|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉ;　` 、.:.:.:.:.:／ヽ.:.:.:.:ヽ´ __＼　　　 ﾍ　　 |　'.'.
　|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼.:／.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:＞ ｀ヽ 　 ノ ｀{ 　i　 ii
　ゝ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:j￣.:.:.:.:.:.:.:ヾ　 ヽ / ./　.{.!
　　 ヽ＿.:＿:.:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾞヽ　ﾍ ｲゝ_ij.|
　　　　ゝ.:,_ノ.::.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:` ´
　　　　　 ＼::.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´ｊ
　　　　　　　＼f.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ

.

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　. 　-‐＝ニﾆ=ミ　　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　,　　´　　　　　　　　　ヽ`丶、 　 ｝ }
　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　. : : : .　　　 {　　 }　 　 / ,
　　　　　 __　 　 　 |　　　〃　 ｀ヽ:::..｀ヽ　　〉: . '
　　　　　 ｀丶、‐-=!＿＿{＿＿___ｊ.:::ｊ___j　 { : : |
　　　　　 　 　 ヽ'/,,≧ , ,　‐-=ﾆ⊇三三≧ｘ : :| 　　　　　　　　元来は『馬を攻める』という意味ですが、
　　 　 　 　 　 　 V(＿__彡≧=‐-=ﾆ二. _　‐-=L._
　　　　　　　　　 /{_三ﾆ_彡〃`'＜/_/__,,ふ≧=‐- , , , _　　　　男性の立場でいうと、若者たちが少々下品な
.　　　　　 　 　 //{　うx_彡 〃≫＝='ｒ-ｿう'　ｯ ）三三三≧,
　　　　　　　 彡 /{ ｛く　彡 ,, （＿___ツノ } V=ィ三二ニ=-‐'　　表現で『女に乗る』とも申しますように、
　　　　　　　 }__彡ﾍ ヽ }彡　',　 　 .::::(_ ,...:‐〉ｲ
　　　　　　／丁　{　ゝ=1彡　ヽ　-‐'　｀ヽ:ノ､ }　　　　　　　　　なにか、こう、激しく前後する感覚に
　￣三三i　　 }　　､　 :::}彡、　　　, , ; ;斗'‐'ﾍ}｝
　　　＼　＼ヽ }　　 ＼::.`､彡, ,　〃／ , '⌒Y/　　　　　　　　　共通の連想があるのでしょうな
　 　: : . ＼　ヽ ﾍ 　 　 ＼::::.､彡巛　〃i{ i{ i{ｊ{
　　＼: : : . ヽ　ヽ} 　 }　　 ＼::::≧≪i{　ｊ{」{斗′






　　　　',　　　　　　　　　　＿＿__,;-=＝彡､＝ー―--＝=､
　　　　 ',　　　　　＿__,.:≦三三三三三彡ｿ　　　 彡'´:::::::j
　　　　　',≧ー≦三三三三三≧彡≧イ´　　彡'::::::::::::::::/
　　　　　 ﾐ三三三≧―'´￣´　　　　　＿二'´:::::::::::::::::／
　　, . イ´　　　　　　　　　　　　　_彡'´ ／　|ｰ､:::::::::／　　　　　　俗にいう『たっぷり耕す』というものです
≦　　　　　　　　　　　　　_,z彡'´ ノ ∠ヾ ;ミiﾉ､!.:／
ミ三＝､＿＿＿_＿__z彡'´!　| l|彡' ,､　i ﾐ ミ|j }|　　　　　　　　　　殿下は3、4回と回数を挙げられておられましたが、
ヾ:::::::::::::::::::| ﾍﾞﾐ彡=r ｡ﾃzミﾍ　:.ゝ｀ﾞ＜_　z ﾐ|ﾉ i
　ヾ:::::::::::::: | iヾi　｀ﾞ￣｀ﾞ'-―　 ',　 :.:::....ノ　 ﾐﾚ';!　　　　　　　　　　それと矛盾しないといって良いでしょう
　　｀ﾞー=ﾐ:.ﾄ､ゞj ﾞ:.､_ _,｀ﾞ'´　 ､__j,､;: 　 　 U ﾐ|',ﾒ､
　　　　　　｀ﾞヘ._; 　 l |　　　,ｋ;;;,,イヾ､ﾐz､　ヾ| ﾐｿ　　　　　　　　　　これを女性の立場でいうと『天に昇る』
　　　　　／ i　i　∨/し イﾞｿー三ニ-'´iﾐ ﾍヾj　',＞＝―-､
　　　 ／ 　 i! .{　 ﾄｿ, ,ﾉ |ｿ|￣,.:- r-､　|ミﾐiミ;' 〔z-､―-､ 　＼　　　という意味になるかと思いますじゃ
　, イ´　　 〃 ﾞﾐ､ﾉ∨/jlli|ハ,zi　　　　く| ,j'´￣ﾞi′　i　　 ヽ　　':,
　　　　　 /　　　 ＼∨//ヾ ＼ﾞー―f´ﾞ゛i　　　|　 　.',　 　 ヽ 　 ':, 　まったく誰が教育したんだか・・・　あ、わしじゃったｗ
　　　　　{　　　　　　｀ﾞヽ_ｿkiト､｀ｰ＝!.　｜ 　 ｜　i　ゝ､　　 ヽ 　.',
　　　　　ヾ､　　　　　　　 ＼彡/下ﾐk!.　 |　　　i　　:.､　　 　 　i 　 }
　　　　　　｀ﾞﾄ､　　　　　　　 ＼ヾﾐ彡|　　゛　　　　　 '　　　　´　　/

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. ～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　.:;. ~
　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　 ヽ　. .;
　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　 ,　　}. ||＿
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　__,.ノ　ｿ /.||_. .＼
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　（●　　/￣ ＼y .＼　　　　　その『天に昇る』という症状は？
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 r　　 ﾉ/.／￣　　　.ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 |　 　 　 　 ｀-ｰ´{/ﾐ／　　　　　ﾍ
　　　　　　　 　 　 　 　 |　 } 　 　 　 　 ´ ｛./　ﾍ 　 　 　　ﾊ
　　　　 　 　 　 　 　 　 | 　 '丶　　 　 　 　 ヽ__).＼　　　　 _.ﾄ､__
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　 ＼ ｀ - 、 __＿j丿　　　　ヽﾊ／＞ｰ弌┐
　　　　　　　　　　　　　r二ニ＝=- 、,__ _「　　　　　　　7／ : : : : : : ',
　　　　　　　　　　　　/ : : : : : :＞、　λ::;;}＞- 、　　〈 : : : : : : : :.∧
　　　　　 　 　 　 　 /＿／.: : : : : .＼{ ヽ:::ヽ :.＼＞ ､_∨ : : : : : : :.∧
　　　　　　　　　 ／_____、: : : : : : : : . ＼ヽ:::::ヽ :.＼: :.:.∧ : : : : : : : :∧
　　　　　　　　／ : : : : : : : : : : : : : : : : . ＼ヽ::::ヽ : :＼:..∧ : : : : : : : :∧
　　　　　　　/ : : : : : : : : : : :＼ : : : : : : : :. ＼'､:::::. : : .∨∧ : : : : : : : :∧
　　　 　 　 / : :.:.:.:.:.: : : : : : : : .V: .:.:.: : : : : : . ｀､:::::::. : : V:∧ : : : : : .:.:.:.∧
　　　　　　У : : : : .:.:.:.: : : : .:.:.: : : :.:.:.:. : : : : : : ｀､::::::: : : ',::.∨ : : : : .:.:.: :∧
　　　　／´￣¨¨. : . .＼ : .:.:.:.:.:. ﾉ: :.:.:.:.:. : : : : : : ∧::::::i : :|:::ﾊ : : : : : :.:.:.:.:.: }
　　／ : : : : : : : : : : :.＼::.} .:.:.∠: : .:.:.:.:.:.:.:. : : : : : ∧::::} : :|.:::::.. : : : :.:.:.:.:.:. /
／ : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨八: : :.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : Λ::i : :|--＜.:.:.:.:.:.:. ／
: : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : __／.:.:.:＼:.:.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : V : :|　　　 ￣¨¨
: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:. : : :ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : : : : :|
: : : : : :.:.:.:.:...＼: : ／　＼ : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : : : |
: : : : : : : :.:.:.:.:...∨　　　 ∨ : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : : : |

.

　　　　　　　　　 _,,､_,,.､､,,..,_,、
　　　　 　 ,_ｰ''"　　　　　　　 ﾞ´`'ｰ_､
　　　　 　 ﾐヾ.ヾﾞ ｉｌ!|| ｉｌ|　　j|　〃/ ｲ 　　　ふむ、医学的に申しますと『反射』の一種で、
　　　　 　 ｉ ﾐ 　 rｰ;L!|| ||レｰv〃 彡
　　　　　　}ミ ﾘ八i{　 　 ;; ７'ノ ヽ.ミl　　　　骨盤の内側に血液が満ちる状態のことでございます
.　　　　 　 |､yｰ-⊥L　jｰ_´∟-ｰY;|
　　　　　　_lﾐi"r五ニﾞﾃi'Yr五三¨jﾐ!　　　　実感は『大地が揺れる』とか、『意識が弾ける』とか
.　　　　　ｆrｦ:}　　-‐''ﾗ l_j. }`ｰ-　｝ドi
　　　　　 !ｈ};{ ｯ彡 　 /小〉 　 　 |:l,ﾘ　　　 女性によってまちまちなようですが、
.　　　　　 `ﾃj} i}!　,rｆ;巡巡去ﾐ:､ l:ｆく
.　　　　　 〈ﾘji､l{ 'ﾙ7'"-─‐‐ ）}i |jﾐ｝　　　 それを神秘体験として受け止める者も少なくないようですな
　　　　r;-‐ヾﾄ.llvﾘ j{ _,,ﾘハ､､,リﾚ'ﾙ'￣ﾍ
　　　_｣ ﾊ |ｌi | ｀ミ､}l　;ｉ!j　} {ｌi ,.イ |/ / l.L
　　　-U; ヽﾆＬ_ﾐ　｀ﾐ'ｰ- -‐彡 / /'/ニ|｣
　　　ヽ-‐ ｀ Tヽ＼ ﾐ　　　　r´／∠






　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　／_ノ　 ｀⌒　＼　　　　なるほど、それで『天に昇る』と・・・
　　　　　 　 　 　 　 _　　　 　 　 　 　| （● ) （⌒ ）　.|　
　　　　　　 　 　 　 |　!　　　　　　　　|　（__人___）　 　|　　　　では最後にもう一つ
　　　　 　 　 　 　 ｜ !　　　　　　　　|　 ｀ ⌒ ´　　　.|
　　　　　　 　 　 　 |　!　　 ,.-,　　　　|　　　　　　　　 |　　　　 参考までにあなたの診断をお聞かせください
　　　　　　 　 　 _,ﾉ ┴、/ ,/ 　 　 　 ヽ　　　　　　　r
　　　　　　　　　 r　`二ヽ ） i　　　　　　ヽ _ ､___, 　 ﾄ　　　　　原告マコト＝イトウはマレフィキアータ、もしくはフリジダに
　　　　　　 　 　 |　 ー、〉 /　　　　 _,,,,ﾉr　 `　　 ／i＼,,,,_
　　　 　 　 　 　 |　　r_,j　j__,,.. r''''"/::;|　＼`'／ 　 ,'::;;;r;;;;;;;;;;;;:: r ‐-、　　該当すると思われますか？
　　　 　 　 　 　 | 　 ）　ﾉ ::::::::;;;;;;;/::;;;;|　 ／＼　　/::;;; l;;;;;;;;;;:: ::;;;;;;;:: ヽ
　　　　　　　 　 ﾉﾆ-､　,/::;;|:::;;;;;;;;;＞::;;|／(::::ﾉ ＼/::;;;く;;;;;;;;;;;;:: i::;;;;;;;;;;;:: }
　　　　　　　√..:::;;; ヽ､〉;:;;|::::;;;;;;;;{ ::;;;;;|　 "::く 　/:::;;;;/;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;:. ノ }
　 　 　 　 /..:::::;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;|::::;;;;;;;;;:{ ::;;;;|　|:::::::| /:::;;;:/;;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;;;;;;;;:: }

.

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿,,. .,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∠、: :＿_｀＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 | ｉ 下川ﾉﾉﾌl
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾄ/《｀丁ﾌﾊﾉl　　　　いいえ、ですじゃ
　　　　　　　　　　　　　二　 　 　 ｒNｒｔﾄ､､ｒ≦Vi）
　　　　　　　　　　　　　　力　　　 トｌｉ￣〈lｊﾉｰ lﾐ!　　　　わしがしっかり保証しますぞ
　　　　　　　　　　　　　 　 ッ　 ＿l |ｌｌi「ｆ三ｦリlﾐ!
　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿/ ＼_l＼li⌒ﾘノlﾐ!＿___
　　　　　　　　∠二＞'´￣　ノヽ　 /∧::￣´　l　 //l |
　　　　　 ,　'´‐─- ､　＼￣　　 ＼/　:＼＿__l／/::Lﾄ､
　　　　 / ／￣￣＼ ＼　ヽ　　　-─＝＝ ／.／__　＼ヘ-､
　 　 　 | l:|　　　　/　＼.＼ ､　　　　´￣￣￣.:::::::::´￣ ｀ヽ　＼
　　　＼l／/ ,.イﾌﾇヽ　 ﾊ　ヽ＼　　　　　　　 :::::::::::.　　　　 ＼ ヽ
　　　 ＼ヽ / /／ /∧.ﾉ　}　 |: : ヽ.,　　＿＿.:::::-‐-:::::..,,__　 　 !人
　　　 /　ヽ|‐i---'一ァ　　| ./∧ : : ￣: :_:　--──--＜: :｀ヽ }　 |
.　　　|　.／寸¨丁￣ﾉ-､ /　/￣¨二¨´　　　　　..:::::: : : : :丶-ｲ　∧
　　　／　 ∧ト-L.／ヽ={ｰｒ'　　　　　￣ヽ　__　.: : : : : : : : : :|　У　}
　　　 /　´lへ＼ （　　|│ ヽ　　　　　　／ |_ }: : : : : : : : :＼ﾉ .{　ヽi
　　　 ＼ / ﾊ ＼＞＝ｒ'‐‐､ V　 　 　 　 ｒ‐l　|--､: : : : : : : :';　| 　 ﾊ
　　　　-//l　l｀ー‐一'　 ／::丶、　　 　 ｆソ　 ｀　_〉: : : : : : : l　|　/i│
　　　＜{_i l /し'＾} /　　 |::::::::::::::::＞‐--l´　　　　ﾉ: : : : : : : ﾘ／丁｀ヽ
　　　　　｀l/｀ｰ- ﾚ'._　　l:::::::::::::::::::::::::::::::|}　　　 ﾉ: : : : : : ／ｒ‐ｒ⌒)ｏ､|
　　　　　　　　　　　　¨´ ｰ＜::::::::::::::::::::;ﾘ,. ＜´ｰ-ニ二´__ノ｀(二()／ }
　　　　　　　　　　　　　　　　　｀＞--＜二　　＼　　|「　 」|_ノ}‐-8＼ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ＼ヽ　　　　￣　￣｀￣ ）＿ ｀＞‐‐'
　　　　　　　　　　　　　　　　　>､　｀}＼　　二二二 ￣　}　　　／〉






　　　　　　　　　　　／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　 ⌒　｀'⌒　　＼
　　 　 　 　 　 　 |(⌒.) (⌒ )　　 |
　　　　　　　　　　|（__人___）　 　 |　　　　　　　　　　　ありがとうございました
　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　 　　 |
　 　 　 　 　 　 　 i　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　これで被告側の尋問を終了します
　　　　 　 　 　 　 ヽ 　、 　　　. {
　　　　　　　　 -≦'ﾄ､ｰｰ-　´　ハ、
　　　　　　／: : : : √ヽ、∠´／／. :ゝ、
　　　　　/i : : : : /「::::/＼ ／. : : : : : : :.＞、
　　　　 iV: : : :/ /:::/　 ／. : : : : : : : : : : : .＼
　　　　 ｉ.| : : ,' /:::::,'　.:´. : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　 ｉi: : : i/::::::::i /. : : : : : : : : : : : :／ : : : : :',
　　　　 ;.: : : r::::::::γ: : : : : : : : : : : :./ : : : : : : : :
　　　　 i : : : i::::::::/: : : : : : : : : : : : : : : : :ﾉ : : : :i
　　　　 i : : : i:::::/ : : : : : : : : : : : : :.l : : / : : : : :i
　　　　 ' : : : i:/: : : : : : : : : : : : : : :ﾊ :/. : : : : : :i
　　　　 | : : :./ : : : : : : : : : : : : :／ :Y.. : : : : : : :i
　　　　 | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.|: : : : : : : : :i

.

　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）　　ですが、判事閣下
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　弁護人は重大な過失を犯しておりました
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::






　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, -──‐‐-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ ,-─==-‐‐､＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　,,---､　　,,,---､ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 i　''"⌒ｧ'ハ ,ｒ⌒＜　i　　　　　　なんですか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | 　 ｰ”´」　 L`”‐'＾　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 __|　,,､--└Ｌi┘---､　|___
　　　　　　　　　　　　　　　　 　{ ｔi／　　　／＼　　　＼iｧ }
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 Ｙ 　 　.／´￣｀＼　　　Ｙ´
　　　　　　　　　　　　　 　　　　ノ　　∠＿_／＼＿ヾ､　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　　 ／　／　 ／　　i　　ヽ　ヽ　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 　　i　 /　　 ,'　　　　i　　　ヽ　ヽ　　　!
　　　　　　　　　　　　　　 　|　i　　　i　　　　 i　　　　i　　}　 　 }
　　　　　　　　　　 　,.､-‐‐┤ :　　　!　　　　 !　　　　}　　!　ﾉ ﾉ‐--､,_
　　　　　　　 　,､-''"　　　　ヽ ヽ　　ヽ丶　　 !　　　ノ　ノ　 ／　　　　`‐-､,_
　　　　 　,､-'"　　　　　　　　 ＼ ＼　ヽヽ　　!　 ／ 　　 ／/　　　　　　　　 `'‐､,_
　　 　 ／　　　　　　　　　　　 ＼ヽ､,,__　ヽ､,, i／　／／　 /　　　　　　　　　　　　＼
　 　 / ＼　　　　　　　　　　　　　ヽ　　`r-､,　 _／ /　　 /　　　　　　　　　　　　／　i

.

　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿__
　　　　　　　　　　　　 ,ｲ　　　　　　 ､
　　　　　　　　　 　 　 |　　　 　 　 　 i
　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　 :.　|ー-----　． 　　　　　　　マコト陛下は明らかに不能ではありません
　　　　　　　 　 ／///!ヽ,.__ｊヽ､__,.ｊ　;ﾄ ////////x＞ ､
　　　　 　 　 ／/////.!　ｰ‐ヽ' ー　| |i:､///////////.＼　　　　被告側は男根検査の請求を、
　 　 　 　 ／///////ﾉ(_＿ 入 __ )ﾞ |j::.∨///////////∧
　　　　　////////// j| '､ ´　｀／;__j/＼ﾞ////////////,∧　　　直ちに取り下げさせていただきます
　　　　　|//∧V///´｀ﾄ､__ ￣　　_ノ,//////////V//////∧
　　　　　|///∧V////,＼　￣l￣////////////V////////}
　　　　　|////∧//////,｀､／二ﾌｰr ´ﾉ///////}////////j
　　　 　 j/////从/////// 　 　 　 ／j///////∧///////.j
　　　　　|//////｀i∨////　　　　　／////////,人//////.(
　　　　　|///|///,1､_,､_,<　　 　 ／j//////, ﾍ//く ゝ＜zx/∧
　　　　　'V//|////ヾ///∧　,.イ　i////////////,V///////i
.　 　 　 　'./／//j///////,ﾇ　|　 |/////////////.!///////i
　　　　　　i//////////／//j､j＿ｊ/////////////.l/////;／
　　　　　　｀ヽ_ノ＿,．イ:////,;;|＿_X////////////.:l´￣
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　　 　 　 　 　 　 　 　 　 .ﾍlﾞ | !　 　/ ./ 　　│| _,,,-''''"　　　　　ヽ-'゜
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　　　　　　　　　　　　　 　 　 !ゞ
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　`ーイ／￣｀ヽ　　　r-､　　　　　　　　　　__r､　　　 , ＜:.:.:.:.:ヽ　＼:::::::7::::::::::::::::::/　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ　ヽ
　 　 く:::::::::::::::::‘.__　厂Yヒｧ-- ､　とア＼　ヽ___>x　./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.　　ヽ/::::::::::::::::::/　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
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　　　　　 ,r=ヽ、　　　　　　　　　　　　r';;;:;:;;:::;;;;;;;;;;;;ヽ、
　　　　　j｡ ｡ﾞLﾞi　　　　 rﾆ二`ヽ.　　　Y",,..、ｰt;;;;;;;;;;;）
　r-=、　l≦ ﾉ6)＿　　　l_,.､ヾ;r､ﾞt　　 lｦ '・=　 ）rテ-┴- ､ 　　　　ブラボー！
　｀ﾞゝヽ、`ｰ!　ﾉ::::::｀ヽ､ L､ﾟﾞ　tﾉ`ｿﾞ`ｰ ﾞiｰ'　 ,r"彡彡三ﾐミ｀ヽ.
　　にｰ `ヾヽ'":::::::::::: ｨ"^ﾞiﾌ　 _,,ﾉ　,　　ﾞtﾌ　ﾞゞ''"´　　 ﾞifrﾐソﾍ,　　　王は男を証明したぞ！！
　,.、　｀~iヽ､. ｀~`''"´　ﾞt　（,,￣,　frﾉ　　 ゝ-‐,i ,,.,...、　 ヾミく::::::l
　ゝヽ、__l::::ヽ｀iー- '''"´ﾞi,　ヽ　ヽ,/　　　/　　lｦ ｪ｡､　　 〉:,r-､::ﾘ　　　やるじゃねぇかｗｗｗ
　W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ､_ﾉｰ‐ﾃ-/　i　/ ,, 、　　 '"fっ)ﾉ::l
　　￣r＝=ミ__ｨ'{-‐ﾆ二...,-ゝ、'″ ／,/｀ヽl : :`i- ､ヽ　　,.:ﾞ''" )'^`''ｰ- :、
　　　 lﾐ､　　／ f´　 r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''"　 ,:ｲ`i /i､ヲﾞi　.:" ,,.　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ
　　　 !　ヾ .il　　l　　l;;;ﾄ､つノ,ノ ／　　 ／:ﾄ-"ﾉﾞi　　,,.:ｨ'"　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.　 　 l　　　ハ.　l　　l;;;;i _,,.:イ　/　　 ／ 　,ﾚ''";;;;｀ﾞﾞ" ヽ_,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　 人 ヾﾆﾞi　ヽ.l　 yt,;ヽ　 ﾞv'′ ,:ｨ"　　/;;;;;;;;;;;;;;r-'"´｀i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　 r'"::::ゝ､_ﾉ　　ﾞi_,/　 l ヽ　　ﾞ':く´　_,,.〃_;;;;;;;;;;;;f´' 　 　 ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　 ｀￣´　　　　 ／　　l　 ヽ　　　ヾ"／　 ｀ﾞ''ーハ.　　 　 l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　 ／　　　 l　　ﾞt　　　 `'　　　　 ／^t;＼　　,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;






　　　/＿＿＿＿＿＿＿ヽ
＼　 | |　, ─ _ヽ/_─ 、 | |　　一晩に3、4回なんて凄いや！
　　　| |_| 　 / o|o ヽ　 |_| |
─　（＾| | 　j／ | ＼|　 j |＾）　─
　　 （⌒ ` ─　ﾍ　─ ´⌒）
　　　＼＿／￣￣＼＿／　　＼　　　,　───　､
／　　　| |　　　 　 　 | |　 | |　　　 ／　　　　　　　　 ＼ 、　　ノビタ君は2回がいいとこだもんねｗｗ
　　| |　 | |.　　　　 　 | |　 | |　　 /　　　　　　　　　　　 ヽ
　　| |　_|_|__(⌒v⌒)_.|_|_　| |.　 .i　 　 .－､ － 、　　　 　 i
　　| |　ヽ､__￣￣￣＿ノ　　　　|　＃|　＋|＋　|♯－、　 |
　　　　　　／▽▽＼　　　　　　!/　　`－●－′　　 ＼ j
　　　　 　 |　|　　　| |　　　 　 　 ＼＾＼ ≡| ≡ ／⌒　 / |

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒ヽ 　うるさーい、ドラエモンなんて1度も女を走らせたこと無いくせにー！！
　　　　　　　　　　(　⌒ ヽ　　　（　　　　）
　 　 , ─ 、　　 （　　　　）　　　 　 ｰ ＼＼ 　 　 ,　-───- ､
　　（_l_l_l_ ｊ　　　　///　　　　　　　　　　　　 ／ヽ　　 　 　 　 　 ＼　　ノビタ君、女性ってのは演技するものなんだぞ？
　　ヽ　⊂ノ　,　──-　､　　　　　　　　　　/＜ﾉ── ､　　　　　　ヽ
　 　 | 　 |／ ＿＿＿＿__ヽ　 ／＾)､　　 _●ｰ ´三　　　 ＼　　　　　ヽ　君が走らせたと思ってるだけで、
　 　 | 　 |　 |　ノ ⌒ヽ⌒ヽ|　/⊃ヽ_）　（ 　　　／⌒ヽ　 　 ヽ　　　 　 |
　 　 | 　 |　 |─|　 ＞|＜　|／　 _ノ　　　￣￣　　　　 i　　　 |　　　 　 |　実際はそんなのプロの女性達に
　 　 |＿_|⌒　　`ー　 o ー|　／　　　　　　　　　 　_＿| 　 　 !　　　　 !
　 　 | 　 |､　 /⌒ｰ──つ／　　　　　　　　　　　（　　!　　 /　　　　/　　まんまと乗せられてるだけに決まってるだろ！
　　　|　　|ヘ ヽ､(二)ノ<／　　　　　　　　　 __　 ＿｀_ノ　　/　　 　 /
　　　 |　　＼／＼／／　　　　　　　　　　 （ __）━━━━━━━l
　　　 /　　　　　　 /　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　　　　　　　　　 |






　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　☆
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　☆　ﾄﾞｶﾄﾞｶ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(⌒ ⌒ヽ　　　/
　　　　　　　　　　　　　　＼　　（´⌒　　⌒　　⌒ヾ　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　 （'⌒　;　⌒　　　::⌒　　）
　　　　　　　　　　　　　　　（´　　　　　）　　　　　:::　）　／
　　　　　　　　　　　　☆─　（´⌒;:　　　　::⌒`）　:;　　）
　　　　　　　　　　　　　　　（⌒::　　　::　　　　　::⌒　）
　　　　　　　　　　　　 　／　（　　　　ゝ　　ヾ　丶　　ソ　─
　　　　　　ヽ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

.

　　　　　　　　　　　　　　iヘ＼ヽ |,‐-"､-‐‐-､　｀i
　　　　　　　　　　　　　/´／_,＞／/''i‐｀-､　 ｀ﾞi　|
　　　　　　　　　　　　 /才'"／/　i　| ヽﾍ ﾍﾞ'､　 | |
　　　　　　　　　　　 　〉"/ /　　 /　|　 i　ﾍ ﾍ ﾞi　| |　　　　　うらやましいよ、王妃さま
　　　　　　　　　　　 / / /　/　i　　 i　 i　 ﾍ　i　i　|.|
　　　　　　　　　_,,ノ｀''''ゝ / i　i　 i　i　　i　　i　 i i　| |
　　　　　　　　''‐ッ,　. _‐''"‐､i,,､ | ﾉi　　i,､,,,,l,,-‐'〈　i |;
　　　　　　　　_iｿﾘ／´=ﾞ-､,, //ﾍ /ﾞﾍ''''　 ﾍ　　ﾍﾉi |　ﾍ
　　　　　　,,;;≡ニニニ/｀,'‐-=､ l",､　ﾊ ヽ　i　i　ﾘヽ､,ﾘ＼
　　　 ,, -'"　　　 | / /　/　i" ﾄ'""'| ﾘ　l　l　 i　iﾘﾉﾞ｀　　　＼
　　 l　　　　　　　 |'､　 '　　ﾞ　.|,　 .ﾘiﾉ lﾘ i　ﾘノ　　　　　　　 ｀ﾞ''‐､
　　 |　　　 ヽ　 :.: |　ヽ　　　　 ';i '"ソﾉﾉ ﾘノ"i　　　　　　　　　　　ﾞi
　　 ﾞ;　　　　ヽ､ ﾞ:|　:　i:､　　　 ﾍ,　　彡ﾘ'i　| |　　　　　　　　　　　|
　　　i　　 '､;　　: .|　　.| ﾞ'､　　　ﾉ_, -'" | i　| |　　　　　　　　　　　|
　　　〉､_,,　 ｀'､　 | :. : :| ,/　 　 ;'"　　　|.i　| |　　　　　　　　　　　|
　 ／　ﾍ　　‐-　 ＼　,/´､,_　 /､　　: : | i/　|　　　　　　　　　 　 |
　i　　: :.|,　　　　　　ﾞ7 |　　｀ﾞ''‐､」　,,ｿ|ﾉ i　｀i.　　　　　　　　　　|
　ヽ　 :　i　　　　　: /　ﾞ''‐-､,,（）/7ﾌ‐"/ i i　 |　　　　　　　　　　|






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __＿ r -ーー-、r - 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／＿＿i ／　　 ／　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ ,　‐ ' "´　　 ／　￣´ト.、＿＿　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　,　- ー＜ , - 、　,.ﾍ　　　　　　 .!　.丶＼　　|
　　　　　　　　　　　　　　,r- ´ 　　　 ／　　　Ｘ　　|　　 ., ヘ,　.i　　　 ヽ￣￣｀)
　　　　　　　　　　＿__／　　　　　　　　　　 / 　　 .|　／　　ｆ-┴ .、　　 ヾ.、 ｈ
　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　//　 ∧　|/., i　　 !　　 .├ー 、丶＼i　　　うちの亭主も、少しは王さまを
　　　　　　　　/　　　　　　／　　　　　　 ./　 /ゞi　 /彡|　 i　　　　!　　 !　 .｀、＼
　　　　　　　　.i　 ／　 .／　　　　　　　 /　./ ｀｀ゞ ´ ´ﾞ |　 !　　　　　｀、ト、　.i　 ）　見習ってほしいもんだ
　　　　　　　　 Ｖ　　　/　　/　　　// .ハ ./　　　 　　　ﾉ　 .,　　　　　　　　＼ ﾚ´
　　　　　　　　/　,　　 i .i　ヽ、　 ,从 .i ゝﾘ、　 　 　L／　／|　　./　　　　　　、＞
　　　　　　　　| ./　 　 ﾘ.|　 入 ./　 り　　 ｀ﾞ i 　　∠ -,´　/_＿∧　　　　　　￣,ゝ
　　　　　　　　リ|　　　　 ト、|　ｿ　‐ ----‐´. !　　　　.ミ メ- 、　 | 　i　　i　　　 !
　　　　　　　　　 ｀ヽ、人|i .|ﾘ　ﾐ≡≡＝＝"　　　　´｀ー- ,,_　｀メ_ノ　　　!　　　 ）
　　　　　　　　　　　/{ .Y.| i i.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:　　/　　　｀-==≧≧ー |ノ,ｲ　　　　／|
　　　　　　　　　　 .i .| / .| ヾ.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:　　/　　　　　　　　￣テ≡ ﾉ　　 /　ト、!
　　　　　　　　　　 |　Y　 |ヽ |.;.;.;.;.;.;.;:　　　,　　　　　　　　　　　・　ﾌ　　 /|／.| .|
　　　　　　　　　　.|　.|　　|　ｿ.;.;.;.;.;:　　　　ﾞ　´'　　　　　　　　　　ケ‐┬、｀） .| |
　　　　　　　　　 ./　.|　　||.;.;.;.;.;.;.;:　　　　　　　　　　　　　　　　彡/／| .i ./　 |.!
　　　　　　　　　ﾉ　 .|　　| |.;.;.;.;.;.;::　　_ 、_　　　　　　　　　　　ノ/"　 .|／|　　.|
　　　　　　　　/　　 |　　.! ｀、.;.;.;.;.;.;,,／:::::）｀ヽ、　　　　　　　　／|　　 | 　|　　 |
　　　　　　.／/　i　.|　　　　 ヽ.;.;.;／＼／￣￣ヽ　　　　　　／ 　|　　 | 　|　　 .|
　　　　 ／　/　 |　 |　　　　　 .Ｘ:::::::／　｀｀　　　　　　　 ／|i　　.|　 　 |　.|　　　|
　　　／　　/　　|　 |　　 　 .／:::::Ｘ　　　　　　　　　　／　　|　　.|　i　　|　 i　　　i
　 ／　　 ./　　　|　 K　 .／:::::／ |　＼　　　　, 　　´　　　　|　　|　|　　.|　 .i　　　|

.

　　　　　　　　　　　　　　__ ,.､＜´￣∨￣ヽ＜ヽ､、
　　　　　　　　　　　　 ／::::〃〃::::::::ヾ/::｝:::!::::ヾ:ヽ＼
　　　　　　　　　　　 ,:′〃〃:::::::::/ヾﾒﾍ:::/::::::ｲ::::}:::ヘ
　　　　　　 　 　 　 //:::::::::::::::i::::::::!　 　 !/ !::/ j::/:::::::::ﾍ
　 　 　 　 　 　 　 /ｲ:::::::::::::::::ﾄ､::::|_,ノ /ムｊ/ｰ/ﾊ::}::::::::ヾ、
　　　　　　　　　 ?礒i::: |:::i:::!ﾍ√∨ﾍ　 　 ,/　/｀ﾘソﾉ::!::}　ヽ　　　そいつは酷だぜ
　　　　　　　　　　　|::::|:::ﾄﾘ_ﾘ廾ﾍミ　 　 ゝ_/__/_/ｲ:::::/
　　　　　　　　　　　ヾﾘ::::ﾍ ゝ__f;j__　　　　__f;j__ゝｲ:::/　　　　　　　おかみさん
　　　　　　　　　　　 ｛ |::::! ＼　　　　 j　　　　　　 j:::!｝
　　　　　　　　　　 　 ｀|::::',　　　　　　　　　 　 　 /!:::!
　　　　　 　 　 　 　 　 !:::::ﾄ、　　　　 　 　 　 　 / ｊ::::!
　　　　　 　 　 　 　 　 !:::::| ゝ　 　r ── ､　　,'　ﾘ:::|
　　　　　　　　　　　　　!::::|／:＞､´ ￣￣ ｀ イ　　ｊ:::j
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　 　 　 　 　 　 　 　 /／//ノ　　　 ゝ　 <　　　 ヽ:::::::::::｀ヽ






　　__..／イ／/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:∧V∧!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ＼ヽ｀＼
　 　 　 //　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:!:.:.:.:.: | 　 　 !i:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.!:.:.:.i.:.:.:.:.:.:.:.: ﾍ ＼
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　　　 |′/:.:/| :.:.:.:.:.:.: i　!:.:.:.|i　∨:.:|　 　 /!:.:/ :j:.:.:.:/　!:.:ハ:.:.:.:.:.:!∨:.ﾍ
　　　　　|: /　! :.:.:.:.:.:. |:.:|∨:ト、 ∨:!　　//:/　厶: /　 八!:.:.:.!:.:.::/　V:.:.i　　　しおらしさの微塵も感じさせないその性格じゃ、
　　　　　|/　∧:.:.:.:.:.:.::ﾄ:.|. ∨　｀ゝ｀＼　厶＜,//:/＿/:./!:.:./:.:.:ハ　 V:.!
　　　　　|!　 i　ヾ:.:.:.:.:!i乂¨弋歹ヾ　　　　　＜/弋歹厂/:.:/:.:.:ｲ }:｝　 }/　　　立つもんも立たなくなっちまうだろうよ
　　　　　|　　いV＼ヽ＼　　　　　　　　　　　　　　　　///:／ ノ ﾉ　 /
　　　 　 　 　 ＼|:.:.:∨＼　　　　　　　　i　　　　　　／/ｲ/ !: ／
　　　 　 　 　 　_|:.:.:ハ　　　　　　　　 、|;　　　　　　　　/:.:.!′
　　　　　　　／:.:|:.:.:.:小　　 　 　 　 　 　 　 　 ,　　 　 /:.:.: !
　　 　 　 ／:.:.:.:.:|:.:.:.:.:|:.:ヽ　　　ヽ､__ ── 彡′　　.ｲ:.:.:.:.:|
.　　　 ／:.:.:.:.:.／!:.:.:.: |:.:.:.|＼　　　　 ￣￣　　　　／|:| :.:.:. |
　　　/／:.:.／:.:.:l.:.:.:.:.:l:.:.: !　:. ヽ　　　｀¨´　 　 ／　.:|:| :.:.:. |
.　　////ｲ:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:l:.:.:.l　 :.　　ヽ 　 　 　 イ　 　 :|:l:.:.:.:. |
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ヽ＼ 八三┃　　　　 　 　 　 ┃　　　　 　 　 　 ┃　　　　 　 　 　 ┃　　　　　　┛　┛　┛
三｀ ━━┛　　　　 　 ━━┛　　　　 　 ━━┛　　　　 　 ━━┛ 'ﾞ/　 　'彡
　三　＞'´　三　三　三　ﾐ､ヾﾊ　　　　　　 ´　　＞'´z=＝＝＝＝=ミ彡　　イ
三　三　三≧=＝＝=ミ､　三 了　　　　　　　　z彡'´　　　　,.:＝ﾐ､　 ｀ヾ＜__,
　三 ＞'ﾞ´　　 , -=-､　_ z}=　三　　　　　　ヾ:::::..　ー=＝＝==等z斗　　｀≧彡　　なんだって・・・？
≧彡'　　　　 {{ {比'ﾞ´　三　三{　　　　　　　　＼:::...　　　　　　　　　｀ーﾐｵ'´
ゞミ:.､＿　,..:＜　三　三　三 ｲ,'　　　　　　　　　 ｀ﾞ'　　　　　　　　　　　　　　・
:＼　三　三　三　三　三　三,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､＿＿_彡'
ヾ　｀　三　三　三　三　彡'´.
　 ＼三　三　三　三彡'.:::::::,'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー=＝彡
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ミ＝=-　三　三　三彡.:::::ﾊ:::.,　　 ｀ヽ
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三　三　三　 /.::::::::::::::::::::::::::ヽヽ;　 ヾ'




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;;;;;;;ﾊ;;;;;;;;;;;;;;;i ヽ;;;;i 巛´　　　　　ヾ;::::::::::::::ヽゝi　　　　　.::::::丿;;丿ﾉ;;;;;;;;;;;;;;/|;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;ﾔ;;;;;;;;;;;i　ヽ;;i ヾヾ　　　　　　ヾ;:::::::::::::;ソ'　　 / ,,;;''´丿;ノ ,丿;;;ﾈ;;;;;/　|;;;;;;;;;;;
;ヽ、;;;;iヽ､;;;;;;;t　　ヽ､ ヾ　　 Q　　　 ヾ,:::::::　　　　ﾉ　　丿;ノ　丿;;;ノ/::;/ 　 !;;;;;;j;;;;
;;;;;ヽ;､＼ ヽ;;;;ヽ　　　　　　　　　 　 　 ｿ;:::::;　　　（　 ノ／　 丿;;ノ /;;;;/　　 };;;;/i;;;;　　　あ・・・？
;;;;;;;;;;;;;｀ 　　ヽ､;ヽ　　　　　''::::::::::::,,,,,,,:::::::）ヽノ.　 ヌﾐﾆ==≠≠-ナノ──-f;;;/ i;;;;
;;;;;;;;;;;;;{　 　　　 ｀ヽ　　　　　　 ''''''''''''''''　　........／..:::::::;／;;;;;;;／;;;;;,,,......　　ﾉ;/ .j;;;;
;;;;;;;;;;;;;}　　　　　　　　　　　　　　　　　.::::::::::::::::::::::::::／:::::;ソ=ﾆﾆ二ヾ､;;;::/;/　 j;;;;;;;
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;;;;;;;;;;;;;}　　　　　　　　　　　　　　 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....　Q　　/　 ノ;;;;ノ::;;;
;;;;;;;;;;;;;{　　　　 f´　　　　　　　　　;:::::::::::::::::::::::::::::::::;　　 ｀　:::::::::::.... 　　ノ;;;;ノ::::;;;;;
;;;;;;;;;;;;;{　　　　 ﾄ､　　　　　　　　〉'　　';::::::::::::::::::::::;　　　　　　'':::::::::;;;;;ノr ´::::::::;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;{　　　　 |┃丶　　　　　　　　'´;:::::::;'''''''''''''　　　　　　　　　ノ´:::::::::::::::::;;;;;;;;;
.;;;;;;;;;;;;;{.　　　　|┠ｰ+｀　､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ノ´::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;{　　　　|┃　　f　　　｀　､

（※先ほどまでお互い客を取り合ってたため、気が立っています　これでも普段は仲良し）

.

　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　 、
　　　　 {　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　おい、ロック！
　　　　 |　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |
　 　 　 |　　|　　　　　　　　　.i し. {.　|　　　　てめぇんとこの嫁さんさっさと止めて来い
　 　 __ |　　}　　　　　　　　　ﾉ (　 {　| _
　／(.c下 丿　　　　ﾘvﾘ　　　　　 ヽУq）＼　この後、家で当たられるのは俺なんだぞ！？
/.　　ヽ | .＼r ⌒ ヽ――,r ⌒ ヽ／　|_/.　　＼
　　/＜.ﾊ　 (　　 　 }ii　ii.(　　 　 }　　/ ヽ
.　/＞./　　 丶,___ノ .{　} 丶,___ノ　　ハ＞ヽ
　{＜ { 　∧ゝ　　　 /　.ヽ　　　　/ ∧　!＜.｝
　|／ |　.iハ 　　　　,≧≦、　　　 /　|　|／ |
　| 　 |　 　 　 　 ii《+++++》ii　　 /　　　|／ |
　|／ | ー―∨/∧ヾ===''/////―一　| 　 |
　| 　 |　　　　∨/////////// 　 　 　 | 　 |






　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿　　_
　　　　　　　　　　　 　 　 　 _／::::::::ﾆミY:::::ヽ
　　 　 　 　 　 　 , -─一''´/::::::::::::::::ﾆミYﾆﾍ､.,_
　　　　　　　　／　　 　 / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l　｀ ｰ-､__
　　　　　 　 _ﾉ　｀ヽ､　/　l:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::| 　　 ／　 ＼
　　　　 ／￣￣＼　 ヽ　 |l::::::::::::/::/:::/￣¨ｉ::::| 　 / /　, -､_ﾊ_
.　　　 /　／´￣｀ ‐- ､}　jⅣ::::::/::/::/､＿_ |:::ﾉ　 {　!／ ィニﾆ､ヽ、　　　　無理
　　　〈　ｲ　　　 　 　 　 ｀ ｰ-'∠ '/厶-──く　　 .＞ '´　　　　＼ゝ
　　 　_>ヘ、　 　 　 　 　 　 　 ／＞ｰ､ヽヽヽ Y¨´　　　　　 　 　 冫　　　今日は収まるまでもう何もしない・・・
　　 /::::::::::::;｀ ー‐､ ￢…─-く／　　　`┴'┴'′ 　 ＿＿　 　 _ノ_j
.　　|::::i::::::::{:::::::::::::::＼L　　　 (_,ィ_＞ ,　 ,.ィ"¨´￣／::::::::::::￣´::::ﾞ､
.　 ！:{::::::::::::::::::ヽ::::::::ヽ.　､　　　　 丁｀´　　　／/::::/:/::::::::::::::::::〉::',
　　 ヽ:::､:::::::::::::::∧:::::::::ヽ　`　 ー─{ -- ─ ''　/:::::l::,'::::::::::::::::::/::::/
　　　 ﾞ、',:::::::::::/::ハ:::::::::::ヽ、 　 　 弋　 ／　 /::::::::ｌ:l:::::::::::::::::/::::/
　　　　i:::::::::::::::::::::::::ｌ:::::::::::::::|　 　 ｀¨_ﾌ 　 / /::::::::::::l!::::::::::::::/::::ｲ
　　　　ヽ::::､::::::::::::::::::l:::::::::::::`ーz＿辷_/ '　 |:::::::::::::ｌ:::::::::＼{::::::::〉
　　　 　 ﾄ､::ヽ::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::/　　 ｲ::::::::::::l::::::::::::::::冫:::|
　　　　　　ヽ::{::::::::::::::: ﾊ::::::::::::::::::::::::::::|__／:::::::::::::::;ｲ::::::::::::/:::::::j
　　　　　　　',::>::::::::::':::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／l::::::::::::::'::::::::/
　 　 　 　 　〈:::ヽ::::::::::::::ヽ `　ー‐-----‐一 '´　 ｌ::::::::::::::::::::イ
　　　 　 　 　 ﾄ､:ヽ::::::::::::::〉、　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::く:::ﾍ
　　　　　　 　 〉:::::::ゝ::::::/:::::〉　　　　　　　　　　{::::::::::::::::::::::::::/

（※必死に嫁を宥めて、疲れている旦那の図）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　　　　/　!　　　　　　　 　 ／　　　 ,ｲ ,ｲ
＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　/　＿　　　　　/　ﾉ　　　　　　　 ／　,.ｲ　 ,,　ﾚ .ﾚ
　 ＼　　　　　　　　　　　　　　 　 _,. --──--､_　　　ヽ　　,イ_>-､_／⌒) 　　／　　　| |／ .!　　　　 __
　　　＼　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　 　 　 ＼　　 ,イ__>-､_　 ヽ／　 ／　　　.／ ,／! |　　　/´　＞　,.イ
　　　　 ＼　　　　　　　　　　/(　　　　　　　　　　　 ﾉl　　|＼-､　　1　 |　／　　　　 ﾚ'.| |　.| |　　　´￣　.／_/
　　　　　　＼　　　　　　　　（　 `ー---------‐''" ノ　　　　Y"ヽ､レノ　　　　　　　　 | |　.|/ 　 　 　 .／／
　　　　　　　 ＼　　　　　　　(|`ー===========‐'"|）　　　　　　_,.-ﾉ　　　　　　　　　 |/　　　　　　／／　　 　 ,ｲ,ｲ ,ｲ
　　　　　　　　　＼　　　　　f`ｰ==､＿＿＿＿,. =''"　|＼　　　ﾉｧ-ｲ　　　　　　　　　　　　　　　　　 |/　　　　　 ﾚﾚ //
　　　　　　　　　　　　　　　 |`ｰ‐-..＿＿＿＿_,. -‐''"l　 ＼／ｲ-‐"　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｲ ,ｲ　　　　/'
　　　　　　　　　　　　　　　ﾉヽ=..＿　　　　　　　_,. -'"|　　/　ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.ｲ　 ,,　ﾚ .ﾚ
────────　 　 { ､_　　　`ー----‐''"　　_ノ }. /`ｰ"　　─────────　　　| |／ .!　　　　 __
　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ-..＿　　　　　　　　 ＿, イ`　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.／ ,／! |　　　/´　＞　,.イ
　　　　　　　　　　　　　　　|_　 　 ￣`ー--‐‐'￣　 　 j　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ'.| |　.| |　　　´￣　.／_/
　　　　　　　 ／　　　　　　 |`ー--､＿＿__＿,. -‐‐'"|　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　| |　.|/ 　 　 　 .／／
　　　　　　／　　　,. -‐''"￣ゝ　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ`ー-､-､ 　　　 ＼　　　　　　　　　　　　 |/　　　　　　／／　　 　 ,ｲ,ｲ ,ｲ
　　　　 ／　　　／　／　　 　>､`ー----------‐‐<　　　　＼＼　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　|/　　　　　 ﾚﾚ //
　　　／　　 　/　／　　　 　 ﾄ-..__￣￣""""￣￣ _ﾌ　　 　　　＼＼　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /'
　 ／　　　 　 |　 |　　　　 　 `ｰ.. ニニ＿＿ニニ_フ　 　　　 　　 |　 |　　 　 　 ＼
／　　　　　　 |＼＼　　　　　 　 `ー------‐‐''" 　　 　　　　／ ／|　　　　 　 　 ＼




　　　　　　　　　　　　　　　,,,,;;;ii!!'''''''''''''`ii;;...
　　　　　　　　.　　　　　　/' _,,,,_　　｡::::::〉|;||;;;;,
　　　　　　　　　　　　　 /､ '-､_`::::::::<iiii;;ii;;;iiiiiiii 　　　　　　　静粛に！静粛に！
　　　　　　　　　　　　　ﾉ;　､_,,,;;`iiii;;;;;;;;l;;||||;;;|||||!
　　　　　　　　　　　　,,,;;ii:ill!!'　　.::|l :::::l||!!'λ)||!'　　　　　　　続いて検察側の反対尋問に移りますぞ
　　　　　　　　　　　　'l ..::i' _`-―''..　:::::::::γﾉ||'
　　　　　　　　　　　　 -''l`) ___　,　,　:::ﾟ::l-'::'､|'',::-,__　　　　　ええーい、静まりなさい！
　　　　　　　　　　　　　　!'ﾐﾆ;''`　;ﾉ::::::::,|::,::::/:l:::::|::::::`::-::､,_
　　　　　　　　　　　　　　ヽ´-　:::::::_,,-ﾟ´::::ｙ　|::::::l:::::::::::::::::::::`:-::､__
　　　　　　　　　　　　　　　'､____,:-';;;､　_:::/　 |::::::|::::::::::::::::::::::::／:::::`;;;､
　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::|'';;､`ｙ-;;､_　|:::::::i::::::::::::::::::::/::::::::;;;;;;;;;ヽ
　　　　　　　　　　　　　 il;:::::::::::::::::i::::;i ';;;;;;;;l`､|::::::::〉:::::::::::::::::|:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;､
　　　　　　　　　　　　　 l;i:::::::::::::::::l::::::>l 'l;;;`i |::`-:､__::::::::::::::;|;:::;;;;;;;;;;;;;;:::::::;;ヽ
　　　　　　　　　　　　　 l;;i:::::::::::::::::::>'::::i :l;;;;;;i|::::::::::::l::::::::::::;;;;;i::;;;;;;;;;;;;;;::::::::::;;;;;､_

.

　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 , 　　　 　　 　｀　、
　　　　　　　　　　　　　,. '　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　 　　　/　　　　　　　　 　　 　 ヽ　　＜今更何を聞くってんだ・・・？
　　　　　　　　　　　　 i　　 　　　　　　　　　 　 ..l
　　　　　　　　　　　　 i　　　 ,_　　.ー‐ =一　　. !　　　医者の先生を捕まえて、「女を走らせる」
　　　　　　　　　　　　 i ＿ノ _　　≦=tzﾝ='　　...l
　　 　 　 　 　 　 　 　.l '　_ﾆｨﾁﾌ　　　ニ　 　　..l　　　こつでも聞き出そうってかｗｗ
　　　　　　　　　　　　 l　　 ￣　　 i　 　　ヽ　　..l
　　　　　　　　　　　　 .l　 　 l　　 人 　 _ノ 　　 l
　　　　　　　 　 　　 　 .!　　　ー＝=―'　 　　 /
　　　　　　 　　　 　　 　 :、　'.　　ー‐ ' 　 　.:/ l
　　　　　　　　　　　　　　　 、:. 　 　 　　:.　:/　.l
　　　　　　　　 　　　　　　　 lヽ. :.. :: : :.. :.／ .　 lへ、
　　　　　　　　　　　　　　／ l　 　ー―‐'　　　　l　ﾍ｀ゝ、
　　　　　　　　　　 　　__/　:::l 　 　 、 .　.　　 . .　t、/　 ヽ 、
　　　　　　　　　　　 人　 　::l　　　　: .:　　　 .::　　/　i:　 }:::ヽ．＿
　　　　　　　　　　／::/ 　 _:::l　　　　 : :　　　: :.:: /　 , 、 ｀ヽ.:::::::::::::::::::::::::...
　　　　　　ー':::::::::::::/　／:::l ヘ＿ _　:, :　 _　_ :/. ／l::::ヽ 　 l::::::::::::::::::::::::::
　,‐‐:::::::::::::::::::::::::::::/／::::::: lー　_ヽ　 ‐: :'　　 / 〈　 .l::::::::＼ﾉ::::::::::::::::::::::::::::
　{:::::::::::::::::::::::::::::::::':::::::: :::::::l 　 　 ﾍ　　:. 　　/　/　 .l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::






　　ｸ　　　 ｸ　　　｜|　プ 　/　ｸ　　　ｸ　 ｜|　プ 　/
　 ｽ　 ｸ　ｽ ＿　　.| | │　//. ｽ　ｸ　ｽ ＿ | | │　//
　　／ ｽ　　　─　 | | ッ // ／　 ｽ　　 ─ | | ッ //
　 ／　＿＿＿＿＿　　//　／　　　　　　　 　　//
.　　／　　 ｌ⌒ｌ ｌ⌒ｌ ＼　 ）） 　 ＿＿＿＿
. ／　／￣| ,=| |=､|￣ヾ 　　／　＿＿＿＿ヽ　　　　あーだったら僕も聞きたいなｗｗ
/￣/￣.　 ー'●ー'　￣ｌ￣ |　 | /, －､, -､ｌ 　））
|￣l￣￣　 __　|.　　　￣ｌ￣.| _|　-|　,=|=､ ||　　　　　そうだね、パリに帰ったらミーちゃんに
|.￣|￣￣　　`Y⌒l__￣ﾉ￣ (6.　　 ｰ っ-´､}
ヽ　 ヽ　　　　人_（　 ヾ 　　 ヽ 　　 `Y⌒l_ﾉ　　　　　是非とも教えてあげなきゃｗ
　 >〓〓〓〓〓〓-ｲ　　　／ヽ　　人_（ 　ヽ
／ 　　／　　Θ　 ヽ｜　　/　　 ￣￣￣ ヽ-ｲ

.

　　　　　　　　　 ,.rrr''￣￣､ﾞﾞヽ、
　　　　 　 　 　 /~ニ　　u　 >llllllヽ
　　　　　　　　 j_ ヘ ヽu　<llllllllllllllヽ　　　　いいから、黙りなさい！
　　　　　　　　/､__,.=ﾆニ===､lllllllllll}
　　　　　　 ,.-‐ﾌ''f　　 j!　 ﾉ,.イ)）lllj　　　　　ほら、検事も早く準備に移って！！
　　　　　　 |＿(,.｡`ｰ''"　　"　ﾉﾉlll<
　　　　　　　　{ i＿＿　、　　r'　 〉}ヽr- ､_　　何か一つくらい言いたいことあるでしょ
　　　　　　　　ヽrｰ-　ヽ） _ン ､/ ﾞ|　|　　　` ヽ ､
　　　　　　　　　t __,. -''＜　　/　 |　 |　　　　　　,.`ｰ ､
　　　　　　　　 ,.-''　`TTtヾ､/　　|　　|　　　　　/　　　 ヽ
　　　　　　　　f　　　　|　ヽt;;:`>､!　　 〉　　　　{　　　　　 ヽ、
　　　　　　 　 | l　　　　|　ヽ`!:::l l`ｰ＜　　　　 |　　　　　　　i､
　　　　　　　　l ヽ　　　 >　ヽ !::ヽ!　　 |　　　　|　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　ヽ ヽ　　 ＼　ヽ!::::ヽ　　|　　　　 t　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　 　 ヽ ヽ　-‐ ヽ　ヽ::::| 　 |　　　　　ヽ　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　 　 ＼ ヽ　　　＼ヽ､|　 j　　　　　　ヽ　　　　　　　　　ヽ






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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿＿＿＿＿
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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:（@　::::⌒（__人__）⌒)　　　　　　（この状況でどうしろと・・・）
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　　 |r┬-|　 |
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ 　　　`ー'´ ／
.:.:.:.:.: ,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
.:.:.:.:/ 　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
.:.:.:.i. 　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,l 　i　.l

.

　 ／.:::::::::::::::::::::::::::::::､::::､::､.´／／´　ヾﾐ､＿: : : : : : : :｀:ヽ
／....../.........,............,'......ヽ...ヽ:.ﾞ､,".:´ ／l!i:., ,ィ |: : : : : : : : : i:}
/....../..........,'.........,ｲ...........ヾ.....､.∨,/_､'´ﾞ"}:.:.:! l:＿_,厶二二ﾆー､-―-､-､
::::::/:::::::::::;:::::::::/:::::::::::::i::::}:::::i'ヽ!/ /7=,-ﾞ，:l lゞ:.,'ﾊﾄ「_`ｲ;ｨ:i:i二＞三ﾐｨﾄ､>､　　　おらおら、どうしたー
:::::;:::::::::::i:;::､i:://i:'|:;､::::j::::i::､:l/{i'￣´_ 〉y′ｉ.|`r'´/ﾆ┐ﾞ'〉r'ﾊﾆ=-ﾐﾞ,.-､_､j,ｿ;
::::{::::::::::::l::...i:`≧ﾐ斗::ｨ〉::ﾉ::ﾊ:! l!'/=y,/:.:.:.;ﾘﾊ, `/〈/ﾊ==，!,'",ﾆﾒ　 ＞｡ｧ'{f　　　　なんとか言ってみろー！！
::i::ヽ::::::i::Vj:〃 (),`｀ｿ<ｿ:::/､j'　/`l!/ｲ:.:.ノﾘヽ!　' "'/ﾉ_// ﾞ､,{ﾍﾐヽ　ﾞ´ <, ｿ
:::､:::ﾄ､:::､::＼　ｰ"　　'´ｲ::{／i>ﾐ彡ﾍｲ'´|､ .! |　 　,ｲ`ｰ ′ﾉｲ`iﾍ　､/{=ﾃﾌ}
ヽ:::人ﾞ)`｀ﾞ‐ `　/=＝ｨ ﾉヽﾉ} ＼　}　j;;;;;ヽヽﾉ-　_ノ;;`i´￣｀ヽ＾　ｰ､ﾞ_`三'ﾉ
／ｿ､::}ﾞﾍ　　　/　ヾ;//イ¨〉ﾍ　 ヽ!､ﾉ;;;;;;／　　イノ;;;;;}　　　 `ｰ`-―-'､＞―‐--
{　　 ヾ､　｀＞ ゞﾆ彡'｀ヽ:.:i;;;;|　＜i_ `／　　　/;;;;;;;;;;;;;ｉ　　　／ヽ　　/´
l　　　　 ＼　　／´ヽ.　　ﾞ.:|;;;|　「....」'´　　　 /;／７┐;}_,ゝ､　　　　´　　　　　　,. -
＞ｲ＾ヽ.__　ヽｲ　　／ヽ. ノﾍ;;|　 /)　　 　 ／rヘi´/ ７､'´￣`llーr―r┬rt‐‐ ´
":. ' .／ "L/`|） 〈__⌒`　〃`ヽ },ﾊ.　　／;;;;〈｀ｰ`ゝ'ノﾉ;';';'Y;';||;';'j:.:.:.|;';ヾiく;';';＼
　 ."　／´_ ） ７' ／　　／´　　｀ヽ.〉／;;;;;;;／`7､＿/;';';';';';'};'||/;{:.:.:ﾉ;';';';ｉ|;'};';'イ
　　　´　/ｰ' r'／ 　 ／　　　　　∠｀ヽ_ ／　. '　／;';';';'／ |;';'||;';'f＝ﾞi;';';'||;'}′|＿
　　　 ノ　　 |'　　／､　　　　　/　 ヽ／ 　　　／ﾍ;';';／　　};';'||;';'|:.:.:.:|;';';||;'}　´



　　　　　　 　 　 　 　 　 　 , -―､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | 　 　 　＿＿|_
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 （　 ｆ⌒}　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 , .:::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　 　 　 　 　 l　　r ﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |／.:::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　 |　_｣__　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /.:::::::::::::::::::::::::::::::　　そーだそーだ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 r '´　　|　　　　　　　　　　　　　　 　 , - ､r―‐- ､　 ;::::::::/l:::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　 -―‐-　､|　　　｜　　　　　　　　　　　　　 ／.:::::::::､ｖi::::::::::.､｀{:::/ﾘ　∨ヽ:::::::ト､:　　これ以上いやらしいこと
　　　　　 　 ／.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　 ト､ __ 　 　 　 　 　 　 　 /.::::::;:ｲ:/　 l:::::::::::.ヽVl //////}::::::|　}
　　　　　　/.:.:.:{.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.::|　 ／｀　 ＼￣｀ ＜￣ヽ　　　/イ::/‐{/　 ‐ﾍﾄ:::::::::::! | ,. -‐┐ |::::::lノ::　　聞くなんてサイテー
　　　　　 ,:.:.:.;ｨﾍ:.:.:.ト､--:.:.:| .〈:.、.. ..　、＼　 　 ＼:|　　 　 /:/― L/ ―- ＼ﾄ､}:{〈　 　 |　|::::::l:::::
　　 　 　 {.:´:lﾘ　'; .:| rｧく ､:.|/:ﾍ:.＼:::::..＼:.＼:..:..:..:.i|　 　 ｲ::/-　'´ ﾞｰ-　-‐' |:::::::ヽ＼.　|　|::::::l:::::
　　　　　 l/ｌ:.代:）ヽ! ｀ｰ'　ﾄ{:::::/＼|｀ ｰ＿|::::::ﾄ､::::}:|ｌ　　　ﾚ{　 　 ,､　　 　 　 |:::::::::::＞r┴､!:::::::::::
　　 　 　 　 V:. 　 ＿　 　 l:.ﾘl::|‐-r┐'´　 lｧ::::|　V.::!:!.　 　 |:＼　ｌ__〉　　　　 ｣::::::;､:::} |:::::{/〉::::::::::
　 　 　 　 　 }.:ヽ　ヽ ）　ノ./ |L..ノr‐〒―'|:::::::l_ノ::::l::＼　　ﾘ|::/＞――ｧ　´ ﾍ::/＞、|::::::/ヽ:::::::::
　＿_ 　 ､__ノ:.}:}:.:|＞r '/:ノ.:.:l::ﾄ､　ｌ　ｌ　　 |::::::::l::::／￣ヽ＞_｣ノﾍ　ｊr‐'´ 〉、　／.:／　|::::,′ }ﾍ:::::
./ （_,ﾍ　　 7ノ/＞ｧ'7 (:(　 ノ.:::::::トl__ｊ_ . イ:::::::::} l　　　　）/　　　∨　　　　`/.::::/　　 |:::′　l　l::::
{　 　 ﾉ　 ／ｆ(ｲ　,' /　ﾉﾉ（:::::::::;:ｲ,.ｨ::｢　lノ::::::／｜　　 ノr{,　　　 '　　　 　 /.::::/, 　 　l::{　　,′l::::

.

　　　　　　　　 ◎＿,-,＿ﾛﾛ　　　　　　　　　　|￣|
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　　　　　　　　　　　　　　 ,　二¨-―-- ､｀丶、
　　　　　　　　 　 　 　 ／＿ ..-――-.. ､十ヽ＼
　　　　　　　　　　　　/／::.::,:.:.:./::/::.::.l::.::｀ヽ、＼ヽ
　　 　 　 　 　 　 　 〃::/:::/:.:.:/::/::.:/::|::.:､:.::.::ヽ ﾊ ｀、
　　　　　　　　　　　l::.:::l:: ,':l:::/::/::.:/::;小:::ｌ::ﾄ､::.:Ｖ ｌ　ヽ
　　　　　　　　　 　 {::.:::|:::ｌ::|::l::/::.:/::/:/:_j⊥ｌ::ヽ:！}　　＼
.　　　　　　　　　　 ﾊ::.::l:::|┼く:／::/ /'´ﾉ ヽ:∨::.:l |　　／
　　　　　　　　 　 〈　l::.:|:::l::|∠、ノ　　 , =≡V::.::/｜／
　　　　　　　　　　 ヽﾍ::ヽ::Ｖ⌒ﾞ　 ,　　　"ﾞ / :::,'　 l〔
　　　　　　　　　　　/rヘ::＼ ゛゛　rーﾍ　 彡: /　 /:::Y⌒i
　　　　　　　　　 　 l冫/ }｀ヽﾐヽ、ヽ､ノ, イ:｀7十/::.::.:l　｜
　　　　　　　　　　 /／ /:::_rﾍ_｀二√ ＿_〉/　　ﾚヘ::}　 |
　　 　 　 　 　 　 //　 ,'／夕r=＝､∨---/､/　f==ﾐﾌ　 厂ト､
.　　　　　　　　／/　 〃r７,ｲ|　　 >ﾄﾏ￣〉 7ヽ厶ィ {ヽ ｣__/ / 〉
　　　　 ,　-‐'7／　／:.rｸ/ {ﾆ=彳/ ﾊ ∨,　　/￣:{八_‐-┴勹
　　　／　　 /　　/: :/７/　 ／,ｲ/ /　/､/_　/: : : :|:厶 ｀＾´ 人
　　 ヽ冫< /　　 {: : :Y〈__ /／〃 ,'　/ 7ヽ ,仆､: : :|| : :｀¨¨´: :冫、
　　　　＼/　　　rヘ :｀ヾ//__/> /／V／ /｣ ハ: : l|: :丶: : : ,': ヽヽ






　　 　 　 　 　 　 / ノ Ｙ ヽ
　　　　　(ヽ　 　/（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ　　　/) 　　　　　　　　検事のやつざまぁっていうｗｗｗ
　　　　 (((i ) ／::::⌒｀´⌒::::＼ 　( i)))
　　　　／∠_|　,-）　　　　（-，|＿ゝ ＼
　　　 ( ＿＿　 l　 ヽ＿＿ノ　　 ,＿＿ ）
　　　　　　　 ＼ 　 |r┬-|　 ／´
　　　　　　　　　|　 |　|　 |　 |
　　　　　　　　　|　 |　|　 |　 |
　　　　　　　　　　 　`ー'´

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ワーワー

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　キャー



　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　 ,　'　　　　　　　　　' ､
　　　　　　　　, '　　　　　　 　 　 　 　 ' .
　　　　　　　 ,'　　　　　　　　 　 　 　 　 i
　　　　　　　,'　　　　　　　　　　 　 　 　 |
.　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　うまくいきました
.　　　　　　 |　　　　　　　　　＿__ ノ ゝ__,
.　　　　　　 |　　　　　　　　（ ｛::::::｝ ) ({::})
　　　　　　　'.　　　　　　　　　　　　　' . .ｊ
.　　　　 　 　 '.　　　　　　　（　　　　　 j　)
　　　　　　　　 } 　人　　　　 ー――´ｰ
　　　　　　＿_ﾉ　　　 ＼　　　　　　　 」
　　　　　　}////｀　＜　 ｀: ..　　　 　.,'
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.　　　　 //////｀/＜///////ﾊ
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　 　 ﾑ///////////////////// ｀ヽ
.　　 ﾊ////////////////////////ハ
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　　 |///////////////////////////iﾑ
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　 　 　 　 　 !::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.::|:.:::.:::|!:::.:::.:::.:::.:::.|
　　　　　　　l:.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::|.:::.:|ｌ|::.:::.:||:.:::.:::.:::.:::.::.!
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　　　　　　　|:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::._:|:|.::.:::.:::.l:::.::.|Ｌ:::｣　￣´　 　ﾊl.:::.:l:.:!
　　　　　　　|::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:/　|]::.:::.:::.::|:.:::.||　　　 _､　　　{;;;!::.::ｌ|:l
　 　 　 　 　 !.:::.:::.:::.:::.:::.:::..i　/|:!::.:::.:::.:|::.:::l|l　ミ＝'"　　　'V:.::l.|:!|
　 　 　 　 　 |::.:::.:::.:::.:::.::: 八ヽ.||.:::.:::.:::|.:::.:l||　　 　 　 　 　 ヽ川
　　　　 　 　 |.:::.:::.:::.:::.:::.,':.:::.＼l|::.|::.:::.|!::.::||　　　　 　 　 r '´
　　　　　　　 |::.:::.:::.:::.:::.:i::.:::.:::.:::|.:.!:::.:::|L::」|　　　　　 ‐ｾ′
　　　　　　　 |.:::.:::.:::.:::.:::|.:::.:::.:::.:|:.|:.:::.::||　　　 　 　 　 /|
　　　　 　 　 !::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.::: |.:|:::.:::.|　 えﾆ_ー‐一1|:!
　　 　 　 　 ,':.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::./|:::!:.:::.::| /、 ＼｀`ヽ.:/ !|

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.　　　　 !:: :::::::::::::::::::::::::::::::::::|:|::l|:::::::::::::ll|::::::::::::::::::|||:::::::::::::::::::::::::ｌ
　　　　 |:: ::::::::::::::::: :::::::::::::::::|:|!:lｌ:::::::::::::||l: :::::::::::::::l||::::::|::::::::::::::::::.!
　　　　 |:: ::::::::: ::_l||::::::::::::::::::|ll.l||::＿:::_| ll　:::::::::::::||.!:::::|l:::::!::::::::::::|
　　　　 |: ::::::::: /､ll|::::::::::::::::::|＞|ｧ-､､''ﾐ ￣￣￣〃ﾆ‐く∠!::::::::::::|　　　わたくしを軽蔑しておりますか？
　　　　 |:::::::::::::! /l!|: :::::::::::::::||/;●.c !＼'　　　　'.f{●.!..∨::: :.!::::::|
　　　　 !::::::::::::::!.ｌ.|!|:::::::::::::::::|ヽ:l..≦.ﾉ . '　　　　　.!ic丿 /:::.!:::l:::::f|
　　　　 |:: :::::::: :ヽ.!||: :::::::::: ::|l|　l｀.´ 　　　　　　　　´　 .!:: :|::l||::::ll|
　　　　 |:: :::::::::::: ::||:!: ::::::::: ::||| │　　　　　 　 !　　　　/:::::l!:.!||:::|l|
　　　　,l:: ::::::::::::::::::::::::::::::_::_l:!|| │　　　　　´ 　　　　/.::::::.!|:|.!|:::|l!
　　　　l|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!ﾄ､　|　　　 ─‐‐　　 ／.:::::::::i|￣ ￣
　　 　 l|::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::||　 丶、　　　　　 ／ :::::::::::::::||
　　　 !|:: :::::::::: :::/|::::::::::::::::::|.| 、　　.｀ ｰ┬ '´::::::::::::::::::::::::l|
　　　l:!::::::::::::::::/ :l|::::::::::::::::::l |､ 丶、　　/丶、:::::::::::::::::::::::|.!
　　 l:!|::::::::::／::::: !|:::::::::::::::::.! !､ヽ 　＼ l ｉ　　!ヽ:::::: :::::: ::::lｌ|
　　!:|:!:::／'"｀ﾉ ｰ!|: ::::::::::::::::|:.!:::ヽ丶、 ヽ! 　 ! |:､!::::: :ヽ:::|.||
　 !::!'´ノ＞∠: :: :||!::::::::::::::::::.!:|:::::::＼ヽ　.! 　 | .!:(ヽ:::: ::ヽ|､!|
／::￣ｿ '´ 　 ＼::|:l|::::::: ::::::: :|:.!:::::::::::ヽ ヽl 　 |　!::::ヽ:::::::::ヽ:＼






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　　　　　.　 |:::::::::::::::　　 　 }　　..... ......: ::::｀二⊃ﾉ.
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　　　　　　　 r'ﾆﾆヽ._＼. ﾉ..　..... ......: ::::::　 ;;.
　　　　　 r':ﾆニ:_`ｰ三`:く._　　 　 　 　 　 [l、.
　　　　／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;＞　　　 　 ／,ｨつ
　. 　 /: : : : : : : : / : : : ヽ＼　　　　 ,∠∠Z'_つ
　　　| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.　　 / .r─-'-っ
　. 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l 　 /　 ）:::厂 ´
　　　 |:.:.:.:.::.:.:.:ｌ -─-: : /:_:_:_:_l　/￣｀Y´
　.　　 |:.:.::.:.::.::l._＿: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉

.

.　　 　 　 　 　 , . : : :´￣｀￣: ≧: . 、
　　 　 　 　 .／: : : : : : /: : : : : : : : : : ヽ
　　　 　 　 /: : : : : : : /: : : : i : : : : : : : : ヽ
　 　 　 　 ,: : : : : : : : ': : : ｉ: :| : : ｉ: : 、; : : :ヽ
　　　　　 ｉ : : : : : ｉ : ; : : : |: :| : : |: : :| |: : : : ｉ
　　　　　 | : : : : : |: :|: : : :.|: :| : : |: : :| |: : : : |　　　それでも──
　　　　　 | : : : : : |: :|.: : : :|: :|:ィr孑ﾐ:リ: :/ : |
　　　　　 | : : : : : ﾊ |: : : : ヾ{　ゞ) ﾉ　弋'､ｲﾉ　　　　結婚にしがみつくしかない、女なのです
　　　　　 |: : : : : ｉ: ヾ＼: : : :ゞ ｀ ´　　 /　｀
　　　　　 | : : : : :|: :∧: : ヾ´　　 　 - /
　　　　　 | : : : : :|: :|ィ=ミ､: ヽ./‐- イ
　　　　　 ! : : : : :|: :| ―- 、｀〈: : : :.:|
　　　　　,. : : : : :.|: :|　　　　｀゛ヽ: : :.|
.　 　 　 ﾑ: : : : : :l: :|f　　　　　 、ﾐ: :ヽ
　 　 　 ﾑ : : : : : |: :|.|　　　 ＿ ヽ ヽ: :ヽ
　　 　 ﾑ: : : : : : :l: :|.| -‐"´　　　ヽ ヽ: :i
　　　 ﾑ: : : : : : : l: :|.!　　　　　　　 ヽi : }｀ヽ
　 　 ﾑ : : : : : : : |: :|ﾑ　　　　　　 　 { : !　 l
　　　ｉ : : : ｉ: : : : :l: :|ハ　　　　　　　 ヾ/　 |






　　　　　　　　 　 　　　-――――-
　　　　　　　　　　 /　　 　 　 　 　 　 ｀,
　　　　　　　　　　 ｌ　　 　 　 　 　 　 　 i　　　　　（軽蔑しなかったといえば嘘になる・・・
　　　　　　　　　 　|　 　 　 　 　 　 　　 |
　　 　 　 _ ―ヘz7i　　　　　 　 　 　 　 |∧､ー ､　　全てを失い、復讐の念に囚われた俺は、
　　　, ＜/////∧i　　　　　　　　　　　 i/,j////∧､_＿
　 ／///////,ｲ/∧ﾍ､＿__ノ ﾍ､＿_.ノ∧/ﾍ/////////j丶　只ひたすらあなたに憎しみをぶつけていたのだから）
／/////////jZ/_∧ ( ｔ::ﾃ ) ( ｔ::ﾃ ) ∧//Z////////X/∧
//////////＞＜/∧､( ＿.人 ＿ )∧＞＜V////zZ///∧i
/////////,∧V///∧ﾍ､＿_＿_,.ｲ/////,∧///∧V/////,|
//////////∧V///∧ ／V//＼/////∧///,f/////////
///////////∧V///∧　/てゝ,ｊ////,∧///∧////////|

.

　　　　　　　　　　　　　　________
　　　　　　　　　　　／)　/ .)　　＼　　　（不幸な青春を取り戻すことができるとしたら、
　　　　　　　　　　 / ./::/ ./:::／ ） ＼
　　　　　　　　　　 l　.l/　/／ ∠___　|　　それは素直になることでしか贖えないだろう・・・）
　　　　　 　　　　　l　/ ／ ／ _､,,.ノ　|.
　　　　　　　　　　r　　　　 　/___)　　|
　　　　　　　　　 /　　　　　/　　　　 |
　　　　　　　　　/　　　　 ノ　　　　 /
　　　　　　 _∠⌒ヽ　　j 'i, _、___ ｨ／|＼____
　　　　　／ ...::::;;;:::ヽV;;;;l　フiiiiく　　/.:;;:l;;;;;:::´´''' ､､､ _
　　　／ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l／ iiiii ＼/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..＼
　／ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll　/..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l






　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　⌒´ ヽ､,＿　 ＼
　 　 　 　 　 　 （●)（●.)　　　 |　　　　　「本当は結婚したかった」──
　　　　　　　　　（_人___）　　　　|
　　　　　 　 　 　 '､　　　　　　 │　　　　　ヤラナイコはあなたに、そう白状しませんでしたか？
　 　 　 　 　 　 　 }　　　　　　　{
　　　　　　　　　　!､______　.ィ-ｰﾄ、
　　　　　　　　　　　　V／_:_ｭ:-:-: ヽ
　　　　　　　　　　　 {ｬ＜ : : : : : : : : :.
　　　　　　　　　　　／ｰ-、: : : : : : : : : :'.,
　 　「r'、　　　　 ／ : : : : :｀､ : : : : : : : : :'.,
　　　} r'、　ﾍ､ / : : : : : : : : : : : : : : : : : : i
　　　i/ ム､} .{ i : : : : : : : : : V : : : : : : : : |
　　　{　い､{　 Ｙ : : : : : .＼ : V: : : : : : : : |
　　　＼　　ヽ　{|V : : : : : : ＼V: : : : : : : :|
　　　　 ＼　　ノ|:.V: : : : : : : : :〉 : : : : : : :|




　'.　 :.　　 　 　 ﾊ　　　　　　　　　　　　 　 　 /　 　 　 　 　 　 /
　 ',　ｉ　　　　　　ﾊ　　　　　　 　 　 　 　 　 _/　 　 　 　 　 　 /
　　Ⅵ　　　　　　 ﾊ　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　 　 　 　 '
　　 ‘,　　　　　　　ﾊ　　　　 　 　 　 　 rく　　l　　　　　　　 /
　　　 ∨　　　　　　 ヽ　　　,　-――一'´ ヽ 丶　＼_　 　 /　ｽｯ
　 　 　 Ｖ　　　　　 /　 〉 _/　 ,　　 ,　　　　 |　 　＼　￣ /
　　　　 ‘　　　 ／/　 /´/　 /　 /　　　 ,　　＼_　　 　 _/
　　 　 　 ∨ ＿／　　l /　, ' 　 /　　／　　　　　￣厂
　　　　　　}　 　 　 　〃／　 ／　／　　　〃　　　/
　　　　　 く_ 　 　 ／//　 ／　／　 ___,／ 　 　／
　　　　　　 八￣　　{/　/　／　 ／／　　　／
　　　　　　　　丶---し' ／　 ／｀/　 , -‐'´
　　　　　　　　　　　　Ｌ∟．'´　 └ '´

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.　　　　　　 '.::::::::::::i:| |:::i::::::|:::::::|:::ｉ:|:::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　白状しました
　　　 　 　 i:::::::::::::|l｣ |:::l::::::|:::::::|:::|:|:::::::::i:::::::::::::::::::::ｌ ,
　　　 　 　 l:::::::::::::l_ミ､└_└‐-L:ｌ｣:::::::::|::::::::::::::::::::;　!　　　悪戯っぽく、笑いながら・・・
　　 　　 　 |:::::::::::::|i●; 　 斗ゃｧｪｬ:::::::::| ､::::::::::::::::　；
. 　 　 　 　 ｀ヽ;:::::｣｀¨′　　ゞ●ノ/::::::::l　i:::::::::::::::ｉ ?礒
.　　　　 　 　 /::::::::."" ,.　　 　 　 '7:::::: ' .:::::::::::::::: |　ﾄ
.　　　　 　 　 ;:::::::::.丶.　ｰ- 　"" /:::::::,ﾞ´:::::::::::::::::::ｌ ！ ヽ
.　　　　 　 　 ｉ::::::::::::ｉ:::〕:.. _ .... ＜:::::::/|::::::::::::::::::::::::. ﾉ　　 ;
.　　　　　　　 l::::::::::::Ⅳ ::::::::::::∨::::::/_,'::::::::::::::::::::::::::.　　 /

.

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ( ヽ、
　　　　　　　　　　　　　 　　＿＿＼ ＼
　　　　　　　　　　　 　　　 <＿＿　＼　＼
　　　　　　　　　　　　 ／<＿＿　＼　＼　ﾍ /⌒/
　　　　　　　　 　　 .／　 └--ﾐ ヽ、＼　-　＼　|　　　　冗談めかして
.　　　　　　 　　　, '′　⌒ヽ,__ﾉ丶　　-　　　　　〉
　　　　　　　 　 /　　（ ● >､　 ､( ＼ 　 　　　　 !　　　　ええ、あいつはそういう女です
　　　　　　　　/　　 ,　`'''"　　 _,　＼_ヽ　　　　　{
　　　　　　　./ 　 　{ 　　,　　 （ ＼）、ﾍ　　　　　 > 、
　　　　　　　| 　　　ゝ-イ 　　　`''"　./　＼ 　　∠／ヽヘ
　　　　 ,.-／| 　　　 ゞﾆ>一′　 .／　　　 ＼(⌒)　　 ﾉ　＼
　　 ／ |　＼ヽ 　　　　　 　　 .／ 　　　　　　.ヾ、　／　　　 ＼
￣<　　 !　　`＼　　　　　　／＿＿＿　　　　＼／ ＼(
＿ ＼ 　 !　　　 > ー-- イ　 ＼_　　　￣￣＼_＼
!　￣￣　ヽ　／{　　)＼　|　　　∠　　　　　　 ノ）ヽ、
　　　　　　 ＼　/⌒＼　〉　　￣　/　　　　　　 /　>＼
　　　　　　 　 ＼　い　/　　　　 /　　　　　　 /／ノ
　　　　　　　　　 ＼　/　　　　 /　　　　　　 / ／￣




　　　 ／￣￣＼
　　／　　 _ノ　　＼　ﾁﾗｯ
　　|　　　 （ 一）（●）
　　|　　　　 （__人__）
　　 |　　　　　｀⌒´ﾉ
　　 |　　　,.<))／´二⊃
　 　ヽ　/ ／　 '‐､ﾆ⊃
　　　ヽ､ｌ　　　　´ヽ〉
''"::l:::::::/　　　 __人〉
:::::::::|_/ヽ. 　 /|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
:::::::/´∨/`ｰ'〉ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
:::ｙ′.: ',ゝ､_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
／: :／/: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|






　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
　　 |.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|　　ｸﾞｷﾞｷﾞ…
　　 |::::::::/　＼:三::／i:::|　　
　　 |:::::::〉（ ○）::（ ○）.|　　（何をひそひそと話していやがる
　 .（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
　 　 |　　u 　 |ｉ|!i|!|　　|　　　もうしかして次の作戦の打ち合わせか？）
　　　＼　　 　｀⌒´ ,／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　　　|　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　　　＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

.

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／￣￣ ＼　　　　　　　　ﾉノ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　　_,ノ　ヽ､__ 　 ＼　　　　　r~
　　　　　　　　　　　　　　　　(⌒ ) (⌒ )　　_,-|、　　　;'　　　あいつが、結婚したがっていたことは
　　　　　　　　　　　　　　 　 （__人___）　　r' l　|.lヽ 　 r'
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 '､　　 　　　 l　i　| lニﾆ;:　　　　知っていました・・・
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　 　　 l　l, | l ﾉ__　_
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　/　 　　/ｨ　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　 _　＜/ヽ__､_r'´　　　／/　　 /　　ヽ
　　　　 　　　　 __ ,.　＜　　/ ／}　人　　　r y　　　　　　　 ',
　　　　　　　r´　　　　　 　 j∧∧　/〈'--:´　Λ　　　　　　　l
　　　　　　/　　　　　　　　　 ヽ:ヽ__〉ﾊ　　　 / ∨　　　　　　l
　　　　／　　　　Y　　　　　　　｀√:V ﾑ___＜　　＼　　　 ＼ !
　　／　 　 ＼ 　i　　　　　　　　 〉::::| ∧　　　　 　 ∨　　　　 〉
／　　　　　　 ＼i　　　　　　　　 i::::::|　∧　　　　　　ﾊ　　　　|






.　　　　 !:: :::::::::::::::::::::::::::::::::::|:|::l|:::::::::::::ll|::::::::::::::::::|||:::::::::::::::::::::::::ｌ
　　　　 |:: ::::::::::::::::: :::::::::::::::::|:|!:lｌ:::::::::::::||l: :::::::::::::::l||::::::|::::::::::::::::::.!
　　　　 |:: ::::::::: ::_l||::::::::::::::::::|ll.l||::＿:::_| ll　:::::::::::::||.!:::::|l:::::!::::::::::::|
　　　　 |: ::::::::: /､ll|::::::::::::::::::|l.l|ゞ=≠ミ､￣￣￣y,ｨ=ミ L;:!::::::::::::|　　　ヤラナイコは、
　　　　 |:::::::::::::! /l!|: :::::::::::::::|l.l|`ち少j　　　　　 {ん::〉/}:::::: :.!::::::|
　　　　 !::::::::::::::!.ｌ.|!|:::::::::::::::::|.l.l| 弋zン　　　　 　ら;/ 　!::::.!:::l:::::f|　　　あなたにも告白したのですか？
　　　　 |:: :::::::: :ヽ.!||: :::::::::: ::|l!　l　　　　　　　　　　 　 !::: :|::l||::::ll|
　　　　 |:: :::::::::::: ::||:!: ::::::::: ::||| │″″　　 　!　″″/:::::l!:.!||:::|l|
　　　　,l:: ::::::::::::::::::::::::::::::_::_l:!|| │　　　　　´　　 　 ./.::::::.!|:|.!|:::|l!
　　　　l|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!ﾄ､　|　　　 ─‐‐　　 ／.:::::::::i|￣ ￣
　　 　 l|::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::||　 丶、　　　　　 ／ :::::::::::::::||
　　　 !|:: :::::::::: :::/|::::::::::::::::::|.| 、　　.｀ ｰ┬ '´::::::::::::::::::::::::l|
　　　l:!::::::::::::::::/ :l|::::::::::::::::::l |､ 丶、　　/丶、:::::::::::::::::::::::|.!
　　 l:!|::::::::::／::::: !|:::::::::::::::::.! !､ヽ 　＼ l ｉ　　!ヽ:::::: :::::: ::::lｌ|
　　!:|:!:::／'"｀ﾉ ｰ!|: ::::::::::::::::|:.!:::ヽ丶、 ヽ! 　 ! |:､!::::: :ヽ:::|.||

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　　　　　　　　　　　　　　　_,,. -　…　―　―　―― ､
　　　　　　　　　　　　_.　´　　　　　　　　　　　　　 　　` ､
　　　　　　　　　　,　'´.:.　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 :＼
　　 　 　 　 　 ,.:.'.:.:.:.:　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 .:＼
　　　 　 　 .／´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　／.:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:',　　　　　いえ・・・
　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.:.:.
　　　　,':.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.:.:.l　　　　ですが私も結婚したかった──
　　　　|.:.:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:.:.|
　　　　|　　　　　　　　 |!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 :|
　　　　|　　 　 　 　 　 {､　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　.:.:.:|
　　　　l!　　　　　　　　　_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.:.:.:|
　　　　ヽ　　　　　 　 ｨユョ=､　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 :.:/
　　　　　l! 　 　 _.イ´ ＿_..::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 :,/
　　　　　{ ｰ=ﾆ´`ｴ升::.､ｱ..:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　 　 　 `ｉ!　:::::...ゞ- '´..::　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |
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　　　　　ゝ.　　　　　　　　　　　　　 ／　　　/　　. 　 　|::.　　／三三三三三三＼
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　　　　　　　 　 |'　 ヽ: トゝ{ ∧　　ヽ　　　　　　　´,　,': : : : l: :.|: : |: : |
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　　　　　　　　　　　　　l : :ヽ: : : : : : ＞. .、_ イ}　 ,': : : :イ 　 　 /:| : :l
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　 　 　 　 　 　 　 ／　´　　 　 ＼　 /　　　, ´イ/: :/　　 ォ´　｀}、: : |.;
　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　ヾ　　 ／/　　´｀' , イ　　　　　 ヽ: lﾊ
　　　　　　　／　 ヽ、　　　　　　　　＼ {　/ 　 　 ./　　 　 ＿＿, ィヘ: :;
.　　　 　 　 ﾉ　　　　 ｀丶　　　　　　　 ヾ{　　 　 /　} 　 ／三三､　　 }:∧
　　　　 　 /　　　　　　　ﾊ　　　　　　　　ヽ　　 /　 { ／三三三∧　 ': : ∧
.　　　 　 /　　　　　　　　 ｝　　　　　　　　 ヽ. /　 ／三三三三/∧/: : : :∧
　　　 　 ,　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　　 　 ヾ<´三三三三三三 ∧: : : : :∧
.　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨三ィﾍ三三三三/ ∧: : : : :∧
　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∨イ⌒ヽ三三三{三∧: : : : : ∧






　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒ 　⌒　　　＼　　　　　　　　　　　結婚にしがみついてもいいじゃないですか
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　　（⌒）（⌒ ）　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （__人＿）　　 　 |　　　　　　　　　　　それもまた、生きるということなのだから・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　'､`-ｰ-′ 　 　 | 　 　 　 . -,
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　``　　 　 　 |　　　　/　/
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　 ｨ { r 、　/　/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 `ｭ`ｰ─ｰ ´_ノﾄ}　}／,`〈
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾑ _ ,. - ／ :./ﾘ ,/ ／ヽ{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 _,. -:::／:/:::ﾊ　／ : :/ :.ﾉ　)(_／ ヽヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　／/ : ／ : /:::l　y : : : / : : }　　 >-<　} : :i
　　　　　　　　　　　　　　 j : : : : :> :./:::::l ./ : : : :i : : :Λ　/　　 / : :∧
　　　　　　　　　　　　　　i : r : : 〈 : i::::::::ﾚ : : : : : : : : : :〉､_　　 〈ﾘV. :Λ
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　　 　 　 ｉ　　　　　　　　　　　　　　　　　丶
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　　 　 　 ヽ/　　　　　　 ｉ　ｲ::::ヽ l　　　　　 　 丶
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　　　　　　　丶ｉ ｲ｀丶 l　 　 ｀ヽ 　 　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　 ゝ　　,　ヽ _　　丿　　　　　 　 　 　 ＼‐､-..､
　　　　　　　　　ヽ　 ゝ ﾉ , ‐ ´　　　　　　　　　　　 　 ソ:.:.:.:＼
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　／　/　/ /　 .! ::::::::::::::|::::::.|＼　　　　　　　 　 　 　 ／:￣l￣:::j::::|::::l.l
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　 ／.／ /　　.l::::::::::::::/|::::::,!,!|:::_,ノ|　｀`ｰ---‐'"　 ト_ ::::::l !::::::::|l:::|l::::| !l
／　/　/ 　　.!:::::::::::::/i,|:::::/,l〃'､ ヽ＼.　　　　　／ .／入l |:::::::::| !:l.l::: l !l
　,/ 　/　　 .,!::::::::::::/ !!|:／"ヽ_ノ`､ !、ヽ.　　 ／ .／ / :::::７-､::::| !: !l::: ! !l
/　　/ 　　 ,' ::::::::::/／.!'´　　,' ::::::::ヽ ＼ ヽr'　 ／／::::::::::/~"ヽj　!: ! !::l. l.l
.　 / 　　 ./:::::_, -'"::::::::｀`= ヽ::::::::::::::ヽ､ヽ　 ／ / :::::::::::::::!、　" ! ヽ! l:::l　!.!
　/　.　　/ /ヽ: :: :::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::: !､ У ,/ :::::::::::::::::ノ`‐~~::::::::::::ヽl. | |

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　　 　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　/
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　　　　　　　　 　 ｀ヽ　　　　　　　　　　　　　 ＼_ / 　　　 　 /
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　　　　 　　　　　　　　　｀v-､　　　　　　　　　　　 /　　　　/
　　　　　 　　　　　　　　〈　　〉__ 　　　　 　　 　／ヽ　　／
　　　　　　　　　　　　　　￣〈 　 ｀ヽ　　　 　　 |　　　,ｲ
　　　　　　　　　　　　　 　 　｀ｰ--く　　　　　　ゝ一' ノ
　　　　　　　　 　　　　　　　　　（ 　 ヽ---――ー'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ-'






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　　　└──────────── ──　─
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　　　　　　　　　　　┏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第2章終了　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　┗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛




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次回予告

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　　　　　　 　 ／￣￣＼　　　　　　　　
　　　　　　 ／　　ヽ､_,　_ノ
　　　　　 .│　 　(● ) (●.)　　　　　　法廷の場所をまた変える！？
　　　　　　│U　　（___人__）
. 　 　 　 　 |　　　　{√　7ﾉ　　　　　　　そんな不条理が罷り通ってなるものかっ！
　　　　　 　 |　　　　￣￣ |
　　　　　　　j､_ 　　　　　 |
　　　　　 √:::::::...｀ミｭ､_,ノ
. 　 　 ／.::::::::::::::::::::::::::::.ヽ
　　　/ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::..＼
. 　 ,' .:::::::::::::::::::::::::::.／ ⌒ 、ヽ
. 　 i ::::::::::::::::::::::::::　.:::::::::::::...ヽ:.',
　　 i ::::::::::::::::::::::/ .::::::::::::::::::::: }::i
　　 i :::::::::::::::::::/ .:::::::::::::::::::::: ,.:: i
　　 ', :::::::::::::::く .::::::::::::::::／:::〈:::: |
　 　V:::::::::::/ .:::::::::::::／::: /:::::::: l
. 　 　 ∨:::::/ .::::::::::::::::::::: /::::::::::: i






　　　 　＿＿＿＿＿
　　　／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
　 　 |.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
　 　 |::::::::ゝ　＼　　 ／ |　　　　　　　　いやーですけど、決定事項ですので
　　　|::::::（ （ ─）　（─）|
　 　（@　 ::::⌒（__人__）⌒)　　　　　　　私も何者かに襲われて、大変だったのですよ？
　　　 |　＃ 　　|r┬-|　 |
　　　 ＼ 　　 　 `ー'´／　　　　　　　　こんな危険な場所に、王をお連れなどできません
　,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､.
　:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ
　　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　いよいよ国王を法廷へ引きずり出すところまでに追い詰めたヤラナイオ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　だがここで、王の権力がその進撃に待ったをかける

　　　　　　　　　　　　　　　　　　とうとう姿を現すマコト＝イトウ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　無能に見えて、実は相当な曲者！？




　　　　　　　　　　　　 厶ﾍ　ﾊ　　　　　　　　 ､　　　　 {ﾊ/　V
　　　　　　　　　　　　　　　＼_!　　　　　　＿　'　　　　 !　　　　　　　ようやく俺様のターンｗｗｗ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　Tﾆｰ‐‐‐,‐''　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　 ___,ｒ| ＼　 ｀二二´　／
　　　　　　　　　　　　　 ／:/::::| ＼　 ヽ ｀_⌒ ィ´
　　　　　　　　　　　 ／::::::/::::::|　　＼　　　´ ∧＞､
　　　　　　　　　 ／:::::::::::/::::::::|　　　　＼　 /　 !＼::`ｰ- ､






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次回　第3章第1話　「優男」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お楽しみに






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