／￣￣＼
　／　　　⌒ 　＼　　　　　　　 あ、できる夫。
　|　　　 （ ⌒）（⌒）
.　|　　　　 （__人__）　　　　　　 お前、オペラの台本書くの
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　 また腕上がってるぜ。
.　 |　　　　　　 　 }
.　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　 すげぇよ
　　 ヽ　　　　　ノ
　　　/　　　 く＿＿,∩_
　　　|　　　　＿＿__んﾐ)
　 　 |　　　　|　 　 　￣



　　　 ／￣￣＼
　　／　　 _ノ　　＼
　　|　　　 （ 一）（●）
　　|　　　　 （__人__）　　　　　　 俺、この頃さー
　　 |　　　　　｀⌒´ﾉ　　　　　　 以前よりも、音楽で展開を進めるよりも
　　 |　　　,.<))／´二⊃　　　　　対話で進めるって形の方に傾いてきてるんよ。
　 　ヽ　/ ／　 '‐､ﾆ⊃
　　　ヽ､ｌ　　　　´ヽ〉
　　 　,-/　　　 __人〉　　　　　　 で、音楽なし、短い装飾風、メロドラマ風･･･
　 　/ ./. 　 /　 　 ＼　　　　　　って展開でやってきて、フィナーレは
　 　| / 　 /　 　 　i　＼　　　　　アイトラの「･･････」から始めようって考えてるだろ
　 　|"　 / 　 　 　 | >　 )
　　 ヽ／　　　　　 とヽ /
　　 　|　　　　　 　そ ﾉ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|.ヽ＿＿__／|
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |＿＿＿＿__|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　 　 ／　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　 ／⌒　　 ⌒　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 　 ／（● ）　（● ）　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 | 　 　 __´___　 　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　＼　　`ー '　　　　 　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 ＼

　　　　 ／￣￣＼　　　　　　　ただへレナとメネラスの二重唱のような部分は
　　　／　　 _ノ　　＼　　　　　 軽やかなタッチで扱うのは、難しいんよね。
　　　|　　　 （ ●）（●
　　　|　　　 　 （__人__）　　　　 ジングシュピールを超えたものになるだろうけど、
.　　　|　　　　　　　　ﾉ　　　　　荘重な部分だし、仕方ないだろ。
　　　 |　 　 　 ∩ ノ ⊃
　　／ 　 　 .／　＿ノ
　 (.　 ＼ ／　.／_ノ │　　　　 あと 全体の流れつかみたいから、
　　＼　 “　／_＿_|　 |　　　　　第二幕のシノプシス送ってちょ
.　　　 ＼／ ＿＿＿ /
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|.ヽ＿＿__／|
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |＿＿＿＿__|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お褒めの言葉いただき、ありがとうございます。　　 　 　 ／　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／⌒　　 ⌒　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君、「自然に音楽が生まれてくる」　　　　　　 　 　 　 ／（⌒ ）　（⌒ ）　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　って言ってたけど　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | 　 　 __´___　 　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それこそ僕が望んでた通りになってるって　　　　 　 ＼　　`ー '　　　　 　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　証なんですから　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 ＼


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿∩
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　〉〉〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{　　⊂〉 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　メネラスは、メルヘン的であると同時に　　　　 　 .|　　 | 　　 ／⌒　 ⌒ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　騎士的な光彩に包まれた、　　　　　　　　　　　　　|　　 |　 ／(●)　 (● )　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ローエングリンのような人なんですから！　　　 　.|　　 |／　　　__'____　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ 　 |　　 　 |,┬‐ |　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジングシュピール的な軽さを超え、　　　　 　 　 　 　 ＼.＼　 　｀ー ´　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　重くなってしまうのは当然ですよ　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　　　　　　＿＿　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　 　 (＿＿＿_/
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |.ヽ＿＿__／|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿__|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　 　 　 ／￣￣＼
　　　　／　　 _ノ 　 ＼
　　　　|　　　（ ⌒）（⌒）
.　　　　| 　　　　（__人__）
　　　　 | 　 　　　｀ ⌒´）
　　　 　 |　　　　　　 　 }
　　　　 ヽ　 　 　 　　　}
　　 　 　 > 　　　　　 ノ
　　　　/　　　　 　　　 ＼　　／て⊃
　　　　| 　ｨ　　　　　|＼　 `´　ゞ ＿三}
.　　　　| 　|　 　 　　| 　 ＼__／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　, --‐=≡=‐--.､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 , : : : : : : : : 　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 i : : : : : : : : : : 　 　 　ﾑ
　　　　　　　　すっかりここに引きこもって、　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾞ<.、: : : : :_;　　　 　 　 :､　　 ＿
　　　　　　　　全力を第二幕に注いでいます。っと･･･　　　　　　　　　__ﾄゝ.!^≦z.､: :　　 　 　 |:|＞=≦.ﾆ=‐- ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _,､,r' ﾊ: .i:. ´ ; ; : : : :　　　 　|i.:.:..:.:.:.:.:..:.: ,r'⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,r'／ .: .:ﾍ　!_ 　　　　 　 　 　,/!._､／.::.: ／.:　　 ﾞｉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾘ : : : : : :.ﾍﾞｉ´. ｀: : : :､,r': : ／:|.:.: ..:.:l／: : :彳　　ﾊ
　　　　　　　　（想像力を駆使するんだ･･･。　　　　　　　 　 　 ﾉ!ﾞｉ : : : : : : :.ト-‐‐=ﾆ ､＜: : : |: /: :､:.V . : : :_:_ ､ゝ{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,r'リ:ﾍ: : : : : : ::ﾚ＾＜:ヽ::ﾊ: : :＼|i :､: :.:l.:} : :＜.: : :　　l
　　　　　　　　 モティーフをより合わせ、　　　　　　　　　　／ゝ:_:_: :.＼ : : : : : : :: :｀ソ|: : : : :.: : . :.:.:.｀l <: : :¨.:ﾆ:,　 i
　　　　　　　　 クライマックスへと･･････）　　　 　 　 　 ._r'. .: ;: : : : .:.:.:.ｉ : : : : : : :. : !i:.: :､:.:..:.:.:: : ::.::.::.:.>.:イ＜ 　 Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | |,r'ﾆ=‐--=≦ ＼: : : : : : : !l:､:＞ : : : .: ., .::.厶イ: : ＞ , {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 __| | : .: -‐=ﾆ.: .:_､,rﾍ: : : : : : ヾ.: : : : : : : :. .／ : : 　　＜:.ﾞｉ}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 γ､ Y｀ヽ : .:.ﾞｉ_＞-=≦､ﾄ:,:_:_:_:_:_:.!j: : :､-=≦｀'r:ﾄ｀≦. 　　Y |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 iヽ.Li.メ{ ｉ ir'γ'二￣' 　　　:.ﾞｉ.:￣ !i.: : i:￣.:¨.:ﾆ=‐- !: :.ｉ.　ﾄ､!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｌｰj:| |::. .ﾉﾍ/´ .‐―.:........:.:.:.:.::!i:..j...!i: :.:j,: : : : : : : : : :.ヽ:.ﾞｉ :,r'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣｀ーY￣　　ーﾍｰー⌒-―ーﾞ――ー-―――――-ー´｀´￣￣￣




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～ １９２３年１２月２日 ～




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お待たせしました･･･　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／⌒　　 ⌒　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／（ー ）　（ー ）　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　土･日ぐらいには完成した第二幕　　　　　　　 　 | 　 　 __´___　　　u　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お届けしたいと思ってますよ　　　　　　　　　　　　＼　　`ー '　　　　 　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 ＼
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |.ヽ＿＿__／|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿__|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　 （ ー）（ー）
.　|　　　　 （__人__）
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　･･････
.　 |　　　　　　　ｎｌ^l^l
.　 ヽ　　　　　 |　　 ﾉ
　　 ヽ　　　　ヽ　く
　　　/　　　　　ヽ　＼






　　　　 ／￣￣＼
　　　／　　 _ノ　　＼
　　　|　　　 （ ー）（●）
　　　|　　　 　 （__人__）　　　できる夫･･･
.　　　|　　　　　　　　ﾉ
　　　 |　 　 　 ∩ ノ ⊃
　　／ 　 　 .／　＿ノ
　 (.　 ＼ ／　.／_ノ │
　　＼　 “　／_＿_|　 |
.　　　 ＼／ ＿＿＿ /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ～ １９２３年１２月２６日 ～




　　　　 ／￣￣＼
　　　／　　 _ノ　　＼　　　　　　　 第一幕で、基本的な部分に問題があるの
　　　|　　　 （ ●）（●　　　　　　　俺、気付いただろ。
　　　|　　　 　 （__人__）
.　　　|　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　メネラスとアイトラの対話の部分、
　　　 |　 　 　 ∩ ノ ⊃　　　　　　 心理的になり過ぎてね？
　　／ 　 　 .／　＿ノ
　 (.　 ＼ ／　.／_ノ │　　　　　　 語りじゃなくって音楽付くのに、これ、マズイだろ
　　＼　 “　／_＿_|　 |
.　　　 ＼／ ＿＿＿ /


　 　 　 ／￣￣＼
　　　／　　 _ノ 　 ＼
　　　|　　　（ ●）（●）　　　　　　　修正とカットが必要だろ、常考。
.　　　| 　　　　（__人__）
　　　 | 　 　　　｀ ⌒´）　　　　　　　その打ち合わせがしたいんだけどさ、
　　 　 |　　　　　　 　 }　　　　　　　いつがいい？
　　　 ヽ　 　 　 　　　}
　 　 　 > 　　　　　 ノ
　　　/　　　　 　　　 ＼　　／て⊃
　　　| 　ｨ　　　　　|＼　 `´　ゞ ＿三}
.　　　| 　|　 　 　　| 　 ＼__／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|.ヽ＿＿__／|
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |＿＿＿＿__|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　 　 　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／─ 　 　─　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ （●）　 （●）　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　･･････　　　　　　 　 |　　 　___'___　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　⊂ ヽ∩　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　|　!､＿ ＼　／ 　)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |＿＿＼　　゛　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼ ＿＿＿＼ ／

※：最終稿は、シュトラウスの意見に沿う形で修正された
.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～ １９２４年２月１４日 ～




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お待たせしました。　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　／　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　 　 ／_,ﾉ　　　＼　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここの所ずっと『ヘレナ』に　　　　　　　　　　　　／　（ー） 　（ー）　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　取り組んでましたてね･･･　　　　 　　 　 　 　 　 |　　　　　 ' 　　　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　,'⌒　＿　＼ 　　⊂ﾆﾆ⊃　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　ヽ＿ノ　　 ／　　　　　　　　　 ＼


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　 　 ／　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　 ／⌒　　 ⌒　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　五日ないし六日の内に　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／（ー ）　（ー ）　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 完成した形でお目にかけれると思いますよ　 　 　 .| 　 　 __´___　　　u　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　＼　　`ー '　　　　 　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 ＼
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |.ヽ＿＿__／|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿__|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣



　　　　 ／￣￣＼
　　　／　　 _ノ　　＼
　　　|　　　 （ ●）（●
　　　|　　　 　 （__人__）　　　　･･････
.　　　|　　　　　　　　ﾉ
　　　 |　 　 　 ∩ ノ ⊃
　　／ 　 　 .／　＿ノ
　 (.　 ＼ ／　.／_ノ │
　　＼　 “　／_＿_|　 |
.　　　 ＼／ ＿＿＿ /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～ １９２５年６月１日 ～




　　　　 ／￣￣＼
　　　／　　 _ノ　　＼　　　　　　　　できる夫･･･
　　　|　　　 （ ○}ili{●
　　　|　U　　　（__人__）　　　　　　　『ヘレナ』のことだけど、しばらく前から
.　　　|　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　 筆が止まって進められねーだろ。
　　　 |　 　 　 ∩ ノ ⊃
　　／ 　 　 .／　＿ノ　　　　　　　　アルタイル登場の所で
　 (.　 ＼ ／　.／_ノ │　　　　　　　ふさわしい音楽が見つけらんねーんだよ
　　＼　 “　／_＿_|　 |
.　　　 ＼／ ＿＿＿ /



　　 ／￣￣＼　　　　　　　　　　　　　　現代の、１９２５年の聴衆の耳にも十分 性格的に聞こえて
　／　　 _ノ　　＼　　　＼　　　　　　　　なおかつ、近代的エキセントリックにも陥ってない。
　|　　　 （ ○）（○）　＼　＼
.　|　　　oﾟ （__人__）　　＿＿　　　　　　 そんな音楽が浮かんでこねーだろ！
　 |　　0　　 ｀ー'´ﾉ´￣　　　￣＼
.　 |　　　　　／　 }　　　　　　　　 ＼
.　 ヽ　　　／　　 }　　　　　　　　　　}て・，‥¨
　　 ヽ　　　　　ノ　＿＿＿　　　＿ﾉ そ¨・：‘　．
　　　/　　　 く　　＼　　YY￣￣YY＼
　　　|　　　　 ＼ 　 ＼ 　　　・； ∵ ．.＼
　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)､　 　 　　　．　　＼
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|.ヽ＿＿__／|
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |＿＿＿＿__|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　／　　 ∪ 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 　　γ⌒)ノ三三三ゞ　(⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　／._ノ（＞）三（＜）　 ＼ `､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ･･････！ 　 　 （　 |∪::::　__'___ :::::∪:::　 >　,）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 　 ＼ ヽ∪:::`ー'´ ::∪::::／ .／

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ┌───────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　　 　 　 その、第二幕の、　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 └───────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　 　 ┌──────┐
　　　　　　　　　　　　　　 　 │　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 └──────┘

　　　　　　　　　　　　　 　 ┌──┐ 　 　 　 　 　 _＿___
　　　　　　　　　　　　　 　 │　 　 │　　　　 　 .／　　　 ｀‐-､_
　　　　　　　　　　　　　 　 └──┘　　　　 .／:.　　　　　　　 :.｀:‐-､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:.:.:　　　　　　　 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ_＿__
　　　　　　　　　　　　 　 　 ┌┐ .＿__　　　 l:.:.:　　　　　　　　　:.:.:.:.:.:.:.:.::.. ヽ　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　 _,-‐ .└┘..:.:.:.:.:.｀‐-､_l:.:.:.:.　　　　　　　　　　 .:.:.:.:.:...　 ヽ　　　ヽ
　　　　　　_＿__,-－'´　　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.　　　　　　　　　　.:.:.:.:.:.:.:.:.:...　ヽ　　　ヽ
　 ,イ￣´´　　　　　　　　　 　 .□.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.　　　　　　　 ...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. ヽ　　　ヽ
／ｉ:l　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.　　　　　　　　　　:.:.:.:.:.:.:.:.:.;　ヽ　　　ヽ
:ｉ:ｉ:ｉ:l　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾛ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.．..:.:.　　　　　　　　　 :.:.:.:.:.:.:.:.:..:　ヽ　　　ヽ
:ｉ:ｉ:ｉ:l　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:　 　 .。 　 　 　 　 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:　 ヽ　　　ヽ
l:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.。.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.　　　　　　　　　　　:.:.:.　　:.:.:.:　 ヽ　　　ヽ
lｉ:ｉ:ｉ:ｉl　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.． .:.:.:.:　　 　 　 .ﾛ　　　:.:.:.:.:　　:.:.:.:.:.　 ヽ　　　ヽ

┌──────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　第二幕は、アトラス山麓にあるオアシスのテントで始まるのだが･･･　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
└──────────────────────────────┘


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....::::::;;　　　　　　　　　　 　 ;;;::::::::::.......
'"~￣￣￣ﾞ''''―――-------------―zi.....,,,,,,,＿＿＿＿＿＿,,,,,,,,,,..,. ---――'''''"￣￣￣￣
二二,,_,.､..: .:.. ;.;.:.: ;　:.. ;.;.:.: ;　,;＿＿,,.､＿,. :.:――'　　　　　　＿,.＿.＿＿. :.: :.:. :.: .,.､＿＿,:
￣￣__,､_　'`￣￣￣:...　..／＼ '`―''"´. . .. :.: .:.: .:.: ...:.::.:￣￣ ＿＿.: .:.: .`'￣￣
￣.: ;;.: :￣￣'`ヽ､＿:, -'"　　　"'- ､ . .:.: .:: :: : :.:. ... . .. . . 　　　　　　　　　　'`――,.､＿＿
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
│ 　 そのテントの中でヘレナが、鏡に向かって梳りながら･･･　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
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　　　 lﾞ　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　　　 　 　 　 　 　 ',
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　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
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　 　 　 　 　 ′V.　　 . . : : . . . : :| . . |:ﾊ : : . 　　: .i
　　　　　　　i :/ . : .　　 :} . : : .　 }! . .厂ト: : {: .　 :｜
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　　　　　　 / , . :/ ;|: :/| : / : /:/　}/ u ﾉ ｀≧小: . {
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　　　　 ノイ :|/{ :{rャ:ミ|/ |//　ノ≦ﾆ ミ　　 /⌒}:ハ:ヽ
　　 　 　 / ノ{ |:小 ﾋ::ﾂ `　　　 ´ヒ:ツ ﾉ′　r ,}/ : :.ﾄ: :'.
　 　＿ 厶彡'}.:N:从　/／/／/／/／/／　,_‘ノ:.ｲ: ′ヽ:＼
　　　　 |/　 人小.:∧　 　 '　　　　　 u 　 .仏/:/ﾉ:/　 　 ` ｰ一
　　　　 {　 /イノ'ノｨ个 ﾉ⌒つ-‐，　　 .イ{/:/i:.{':人{
　　　　　 /´ ￣´　｀／ ／⌒i￣　..＜}　 |:{ｲ/V′ 丶
　　　 　 .′　 　 il　{　 '　ノ⌒爪 　_ノ　 从|{ト{ ､
　　　 　 }　　　　 {　|　　　 ´￣ Yｧ ､　　 /八li　ハ
　　　　 /　　　　 ∨|　　　　瓜ノ i　 ＼ノ _rュ､′ ヽ
　　　 ∧　　　　　 }人　　　j､　} ﾉ　　} },./ rｰ-ヽ.　 i
　 　 /　}　　 ､ 　 /　　 　 人ヽ　{　 / '/‘ｨ, ---〈　 |
　　 ′　!／⌒`>'　　　 /´　 ', V i / ,ｲ　 (,r―‐y　 {､
　　i　／} ,. -／　　　 /　　　∧ V/ ,八　´ しf´ ﾉ　 ハ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│ 　 情熱的なアリアを歌い始める･･････　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
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　　. : :　　Zweite Brautnacht!　　　　 : : .　.∧　　　　 　 　 ＿_　　　　 　 　 /　 !ﾒｰ|　ﾒ､ !⌒V 　{　　i　//
　　. : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : . . i ∧　 　 　 　 ﾔ　　 ）　　　　　/　 　 i　ﾚ'　　!　　i 　 !　　V　/´ ｀!
　　. : :　　（第二の新婚初夜よ！）　　: : ...Ⅵ　 ゝ　　 　 　 ｀ -　　　　　　　　　　,'　　　　ゝ　 Yー!　 //. i　　 !
　　. : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .　　　 　 ＞　　　　 　 　 　 ／　　　　 /　　　 　.ｉ 　　!　ｌ　// 「 ｉ　　{
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　 . : :　　　　　Zaubernacht,　　　　　 : : . 　 　 　 　 　 i　　l　　　　 　 ヾミ 　 　 　 　 ﾊ
　 . : :　　　　　ueberlange! 　 　 　 　 .: : ...i　　　　　　　! ＜! 　 　 　 　 　 ミY　　　　　.ﾊ
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　 . : :　　　　　（魅惑の夜よ、　　　　 : : ....!　 l　i　ﾊ 　 !|l　ｌ　　　 　 　 　 　 ﾄ　 , ‐ ､　　 !
　 . : :　　 　 　 長くあれ！）　 　 　 　 : : ...i 　 !ﾉ|　l ｉ　 } ｌ! i　x≦笊斥ヽ 　　i! Y /ヽ !　　.!
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　https://www.youtube.com/watch?v=paLAWhtPsY4

　　　　　　　　　　　　　　　　　　【 Ｒ．シュトラウス：『エジプトのヘレナ』から「第二の初夜！」 】
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　　 　 　 　 | |: l:ﾄ､|:|: :/'7/ｧ-/_ ﾘ 　 `ﾐミ: :ｌ: : : :l: :.|　　　　　 . : :　　 　 hielten das Fruehlicht 　 　 :. : .
　　　 　 　 　 |　l:l||ｭ{/ /'ﾅ'_/　 ' 　 　 ミｼヘ: : : l; :.|　　　　　 . : :　　　　nieder in Klueften;　　　 　　: : .
　　　　　　　　l　}', 拆　 　''怎E''ｯ　　　ﾞ'／`:}: :.:.l; :.|　　　　　 . : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　 　 　 　 　 j　l;;::::.　..:::~:¨:´:::::: : 　 〉ノ./: : :.l; :.|　　　　　 . : :　　　　（神の御手が　　　　　　　　 : : .
　　　 　 　 　 　 　 ｀　 　 　:::::::::::::: 　 ,-‐ '/l: :.l:.:l; ;.|　　 　 　 . : :　　　　 谷底まで春の光を 　 　 　 : : .
　　　 　 　 　 　 　 , ヘ_ ､　　　　_　 ' ,l､///l.: :l:.:|l:.:|　　 　 　 . : :　　　　 投げかける）　　 　 　 　 　 : : .
　　　　　　　　 　 / ／, ヽ　┬　　,, '' 　ｿ∨ l: :.l:.:|{::|　　 　 　 . : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
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　　 　 　 　 　 　 　 　 　 . : :　　spaet erst jaeh　　　　　　　　　: : .
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 . : :　　auf flog die Sonne　　　　　　　 : : .
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 . : :　　dort ueberm Berg!　　　　　 　 .: : .
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　　 　 　 　 　 　 　 　 　 . : :　 （もう十分時間も経ったところ　 : : .
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 . : :　　 突如 最初の陽光が　　　　 　 : : .
　　　　　　　　　 　 ／ : :.. : :　　 そこの山上で輝いた！）　　　 : : .　..: : : : ＼
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　　　　　　　/.: :,イ: : : : .: :: ::/.: : : :/ : : : /"´.ﾉ.:ﾉ　　　　　　　　ヾミミミミ:} : : : : : : : ..::　　　　　　　　　::.
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　　 　 . : :　 Perlen des Meeres,　　 : : . 　 .ヽ} Ｏ弋リ　　　　　 `=ｏ　/ / : :{/
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　　 　 . : :　（海の真珠、夜の星） 　 : : ..: :ﾉ : : .:,-|ヽ ` .｀ ー‐ ´ . ／: :.: }
　　 　 . : :　　　　　　　　　　　　　　　 : : ....-十/ ヽ,l　　`　　　＜: :.: ﾊ: :川
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　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ！　　　 '.{　　　　　　 　 　 　 　 　 .' ／　∠._ 　 　 . : :　salbten mit Licht　　 　 　.: : .
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 :,　 　 　 :,　　　　　　　　　　　　　j/　 　 　 〈　 　 .. : :　diesen Leib.　　　　　 　 　 : : .
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 :,　 　 　 :,　　　　　､　　 　 ,. 　 ´　　　 　 r'　　　.. : :　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 :,　 　 　 '.　　　　　},.　　´　　　　 ＿＿,ノ　　 　 . : :　（光塗られた この肉体）　: : .
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 '. _⊂二￣＼‐　 ´　　　 　 ,.イ´　　.′ 　 　 　 . : :　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 く.ｨァ 　 　 　 ＼　　　　 ／　 !　 　 i　 　 　 　 　 : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　くｨァ　　　　　　 ｀ 　 ｰ----┴=x､ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 くｨァ ＿＿,.　- 、　　　　　 　 　 ヾ!
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〃〈／､＿_,.　 ´　｀　 ､　　 　 　 　 }}
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 rﾘ　,{ : : ＼　　　　　　　　 　 ,ﾊ..,ﾘ　ヾ,
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 〃／人: : : : `:ァｰ:､＿_,．―---:':{　　八
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　　　　　　　　　 　 　 　 ＼｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜││││││｜／
　　　　　　　　　 　 　 　 三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 三
　　　　　　　　　 　 　 　 三　　　Ueberblendet von der Gewalt　　　 　 　 .三.:〉
　　　　　　　　　 　 　 　 三　　　wie eines Kindes　　　　　　　　　　　　　　 三
　　　　　　　　　 　 　 　 三　　　bebte das schlachterzogene Herz!　　　 .三
　　　　　　　　　 　 　 　 三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 三
　　　　　　　　　 　 　 　 三　　　（今まで子供に過ぎなかったと　　　 　 　 三
　　　　　　　 　 ,ｘ≠＝､ 三　 　 気付かされ、力ずくで変えられたわ！）　.三
　　 　 　 　 　 .{{　　　　..三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 三
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　　　. : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　. : :　　 Knabenblicke aus Heldenaugen　　　 : : .
　　　. : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　. : :　　 （英雄の眼差しから時おり 　 　 　 　 : : .　　　　　 　 　 . : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
　　　. : :　　　覗かせる子供の目付き）　　　　　　 : : .　　　　 　 　 . : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　. : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .　 　 　 　 　 . : :　 zauberten mich zum Maedchen um, 　　: : .
　　　　: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :　　　　　 　 　 . : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 . : :　（それが私に　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 . : :　 自分は少女だったと気付かせてくれ）　 : : .
:.:.:j{:≧s／　　　 .／／　　　　　　 j{:.:.:/ j{:.:. j{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j{j{ﾊ:.:.: |　.... : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
j{: j{:.:/　＿ ≧s｡:ィI_　　　　　　　 j{:.:/　j{:.:. j{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. //　|:.:.:.|　　,..: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
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　　　　　　　　　　　　　￣|!￣　 　 .. : : 　 zum Wunder ward ich mir selbst,　　 　 : : .
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 . : :　　zum Wunder, der mich umschlang.　　　: : .
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　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 . : :　 （自身を気付かせる奇跡となったわ、　 .: : .
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 . : :　　今の私に変えた奇跡へ と）　　　　　 　 : : .
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　　　　. : :　　 Aber im Nahkampf　　　　　　　 　 　 : : .
　　　　. : :　　 der liebenden Schwaene　　　　　　 .: : .
　　　　. : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : .
　　　　. : :　　 （だが つばぜり合いの戦いを　　　 .: : .
　　　　. : :　　　愛する白鳥）　　　　 　 　 　 　 　 　 : : .
　　　　. : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : .
　　　　　: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :

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. /: : : : : : : :ｉ: : :.}㍉: : :､: : : :ﾍ　　　./　　 　 　 |つ＼＼＼ヽ
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;l: |: i |_:|/|'://ｰ-‐　　ヽ:.|:__:..: :.i/　 　　　　　 /　　　　　　　　　　　 ＼
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　　　　　　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　|、 ／　 　 　 . : :　des goettlichen Schwanen Kind　　　　: : .
　　　　　　　 　 　 ＼＿　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　| 〉'　　　　 　 . : :　siegte ueber den sterblichen Mann!　 .: : .
　　　　　　　　　　　　 　 ￣{__)＞'￣〉-､_　　 /　　　　　　　 |/　　 　 　 　 . : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : .
　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ＿／ ／ /-､/　　　 　 　 　 / 　 　 　 　 　 . : :　（神々しい白鳥の子は　　　　　　 　 　 .: : .
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ￣ーく___/　　　　　　　 /　 　 　 　 　 　 . : :　 死すべき男に打ち勝ったの！）　　 　 : : .
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※ ヘレナは、ゼウスとレダの間にできた半神半人であり、またゼウスはレダとの逢瀬のとき白鳥に変身していた。
　　ここで歌われている 「神々の末裔 白鳥の子」 は、ヘレナ本人を指してるのだろう
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 . : : 　 　 Unter dem Fittich 　 　 　 　 : : .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 . : : 　 　 schlief er mir ein.　　 　 　 　 : : .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 . : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 . : :　　　 （翼の下　　　　　　　　　　　　: : .
　　　 　 　 　 　 　 　 _..　 -─-　 .._　　　　　　　　 　 　 . : :　　 　 彼は眠りに落ちている）　　 : : .
　　　 　 　 　 　 　 : ´: : : : : : : : : : : ｀丶、　　　　　　　　. : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
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　　　　　..｜:/:/: :i: :|: i:ィ´i〃i: :/: :/:/|厶 |:从ﾘ　　　　　　　　　 　 　 　 |〔ﾆ彡"⌒　 _　＼　 _
.　 　 　 　 |/: 'イN 小ﾊ从i代|/|／|/ f尤Ⅵ /　...- 、＿＿_ 　 　　　 　 .:| |　　 　 　 　 ＼　 |::|￣|
　　　　　 ./: : :iY´|从　 {{　ﾋrﾘ　　　　Vﾘ |:!　　 .//////ヽ .￣ヽ　　 　 ..| |　　　　　　　　　-|::|　 |
＿_,,.-‐:''/: ／从 く.ゝ　　､ ､ ､　　　｛　､､从　 　 .` .//////ゝ. |⌒ヽ　‐ -　_　 　 　 　 　 　 |::|　 |
.　　 　 /イ: :〃ﾊ｀ト-r 、　　　　　 　 　 . 'ﾍ　 　 　 ` .////// .l　　 l　　　　　　 -　_　 　 　 |::|　 |
. 　 　 　 ﾉイ从Ｎハ从　丶、　　'⌒　／/　ﾊ　 　 　 　 .`＼///＼_丿　　　　　　　　 rf≫.._.:|::| 　|
.　　 　 ´　/　　　ヽ、　'.　　 ｀≧=≦i　/　　｜ 　 　 　 　 　 ＼///＼　　　　　 　 　 :|　　　 ≫ _.」
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: : ＋: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 　 . : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .　: : : : : : :.,.. :- - :.,:. :.:＿人.＿: . :.｀' ,: : : : : : : : : :
: : : : : : : :.:.,,.:.,,: : : : : : : : : : :　　.. : :　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .　　　..,:'´: . : . : . :.｀':.: :,｀Y´: . : . : . :.;: : : : : : : : : :
:　:　:　:., '´:　. :｀' ,:　: 　: :　　　.... : :　 Als meinen Schatz　　 　.: : .　　　 :　:　:　:　:　:　:'; 　 |:., : :　:　: ,.':　:　:　:　:　:
: . :: 　.:;　: :十 :　: ;..:　:　 : 　 　 .. : :　 huete ich ihn　　　　　 　 .: : .　　　 .,:. :　:　:　:　:　;':　:　:.｀ - - '´:　:　:　:　:　:
　 *　　':,　 　 　 .,.'　　　　　　　 . : :　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .　　　　':,　　　　　 ,.:'　　　　　　　 　+
　　　　　｀ - - '´　　　　　 　 　 . : :　 （私の宝物として　　　 　 : : .　　　　　 ｀' - - 'ﾞ´
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 . : :　　彼を守っていくよ）　　　 : : .　　　　　 　 　 　 　 .+
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 . : :　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
　　　　　　　　　 　 ／ : :／: : : :: ::／: :/: : : :/ : : :!　　 　 ＼: : : : : : ＼ : : : : ＼
　　　　　　　 　 　 ／ : :／ : : : : :／ : : / : : : /ﾊ: : :| ,_＿__　　ヽ: : : : : : :ヽ: : : : : :ヽ
　 　 　 　 　 　 ／: : ／: : : : :: ::/: : : ::/: : : ::/ 斗≠´　　　　　　∨:ミミミ:ハ: : : : : : ト、
　　　　　　　　/.: :,イ: : : : .: :: ::/.: : : :/ : : : /"´.ﾉ.:ﾉ　　　　　　　　ヾミミミミ:} : : : : : : : ＼
　 　 　 　 　 /.: :/./: : : : : :: ::/　!: : :ハ.: ::/　 ﾑイ 　 , -――- ､　　ヽ:ミミﾐ:}: : : : : : .＼｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜／
.　　　 　 　 / : /./ : : !: : : : ::|,.斗≠|　!: /　　　　, '"　　　　　　　　 　 ∨ミﾐ}:: :: :: :. :.三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三
　　　　 　 /.: :/./:i : : |: : :! : :i　 ヽﾊ{　∨　　　　　　 .:::::::::::::::::::::::. 　 　 }: , "⌒ヽ:: :: :.三 　 　 funkelnd im goldnen Gezelt　　 三
.　　　　　 |: :/ ｲハ: :ｲ: : :|.: .:|　 ,.r≠￣　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::　　　|/　入　 | : : .三 　 　 ueber der leuchtenden Welt.　..三
.　　 　 　 ∨　 ||　|.:ハ.:ﾊ|.: .:| ,Y'　　 　 〈 　 　 　 　 ::::::::::::::::::::::::::　　　　 〈｀ヽ　|:: : :.三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三
　　　　　　　　 j!　|/　∨ !: :人 .:::::::::::.　　　　　　 , 　 ヘ　　　　　　　　　ノ　 ﾉ 人: : .三　　　 （金色に輝くテントの中　　　 　 三
　　　　　　　　　　　　ノ: : .: :: ::ヽ:::::::::::　　　,　 " 　 　 　 ヽ　　　　　　　　,イ ,ｲ: : :ヽ:.三　　　　光り輝く世界を超えて）　 　 　 三
　　　　　　　 　 　 ／: : .: .: :: :: ::ﾑ:::::::　　 〈 〃　　　 　 　 i　　　　　　　, -‐´:: :: :. : :.三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三
　　　　 　 　 　 ／: : : :,ｲ : : : : : :圦　 　 　 ヾ　　　 　 　 ,ﾉ　　　　　 ／: :､: : : : : : : :.／│││││││││││｜｜｜｜＼
　 　 　 　 　 ／: : : :／/: : : : : : : ::人　　　　　｀　 ＿,　'　　 　 　 ,　 i:: :: : :＼ : : : : : : : : : ＼ : : ｀ヽ: :}
　　　　　　 /: : : :／　/: : : : : : : : : : ::>､　　　　　　　　　　　　 ,　　　|:: :: : : : :＼: : : : : : : : : :｀ヽ : : ∨
.　　　　　 /.: :,／　　/: : : : : : : : : : : : : ::＞　.　　　　　　　　＜ 　 　 |:: :: : : : : : :｀ヽ: : : : : : : : : }｀ヽ人
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│　　ヘレナが、初夜のときの不安と、　  │
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　　　　　　　 　 　 ／ : :／ : : : : :／ : : / : : : /ﾊ: : :| ,_＿__　　ヽ: : : : : : :ヽ: : : : : :ヽ　　　...:::::::::::::::...
　 　 　 　 　 　 ／: : ／: : : : :: ::/: : : ::/: : : ::/ 斗≠´　　　　　　∨:ミミミ:ハ: : : : : : ト .::　　　　　　　 ::.
　　　　　　　　/.: :,イ: : : : .: :: ::/.: : : :/ : : : /"´.ﾉ.:ﾉ　　　　　　　　ヾミミミミ:} : : : : : : .::　　　　　　　　　::.
　 　 　 　 　 /.: :/./: : : : : :: ::/　!: : :ハ.: ::/　 ﾑイ 　 , -――- ､　　ヽ:ミミﾐ:}: : : : :┌────────────┐
.　　　 　 　 / : /./ : : !: : : : ::|,.斗≠|　!: /　　　　, '"　　　　　 　 　 　 ∨ミﾐ}:: :: :: :│　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　 　 /.: :/./:i : : |: : :! : :i　 ヽﾊ{　∨　　　　　　 .:::::::::::::::::::::::. 　 　 }: , "⌒..::. .│　　官能の目覚めの悦び、　 │
.　　　　　 |: :/ ｲハ: :ｲ: : :|.: .:|　 ,.r≠￣　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::　　　|/　入.:::. . │　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
.　　 　 　 ∨　 ||　|.:ハ.:ﾊ|.: .:| ,Y'　　 　 〈 　 　 　 　 ::::::::::::::::::::::::::　　　　 〈｀ヽ.::.　└────────────┘
　　　　　　　　 j!　|/　∨ !: :人 .:::::::::::.　　　　　　 , 　 ヘ　　　　　　　　　ノ　 ﾉ 　.:::::::::: :..: : ＼＿_: : :ヽ
　　　　　　　　　　　　ノ: : .: :: ::ヽ:::::::::::　　　,　 " 　 　 　 ヽ　　　　　　　　, ...:: : : ::...　　 ::　　　　. . : : : : : : : : : . .
　　　　　　　 　 　 ／: : .: .: :: :: ::ﾑ:::::::　　 〈 〃　　　 　 　 i　　　　　　　, .:: : 　 　 : ::.　 .:　　 ...:: : :　　 　 　 　 : : ::...
　　　　 　 　 　 ／: : : :,ｲ : : : : : :圦　 　 　 ヾ　　　 　 　 ,ﾉ　　　　　 ／:.::　　　　　 ::. .::　　.:: : :　　　　　　　　 　 : : ::　　 　 　 　 　 +
　 　 　 　 　 ／: : : :／/: : : : : : : ::人　　　　　｀　 ＿,　'　　 　 　 ,　 i:: ::.::.　　　　　 .::　 　 .:: : 　 　 　 　 　 　 　 　 : ::　 　 　 ﾟ
　　　　　　 /: : : :／　/: : : : : : : : : : ::>､　　　　　　　　　　　　 ,　　　|:: :: :: :..　　 ..: ::　　　 ::: 　 　 　 　 　 　 　 　 　 :::
.　　　　　 /.: :,／　　/: : : : : : : : : : : : : ::＞　.　　　　　　　　＜ 　 　 |:: :: :.: :::.. . .::: :　　 　 ::: 　 　 　 　 　 　 　 　 　 :::
.　　　　　ﾑイ　　　ノ: : .: .: .: :: :: ::_ - ￣￣｀ヽ＞. .、＿ .＜　　 　 　 |: : 、 : : : : : : : }＼: : : ::.　 ｡　ο.　　 　 　 　 　 ::
　　　　 　 　 　 ／: : :／: : :: ::,／　　　　　　　 ＼:_:_:,ｲ　　　 　 　 　 |:: : :｀ヽ: :｀　．　　　　＋:.　＊　　　　　　　　　.:
　 　 　 　 　 ／: : :／: : :: :: ::/　　　　　　　　　　 ∨ 、　　　 　 　 　 ! ．∴’　 ’　　×　 。　 ..: : : :　　　　　　 　 .:
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　　　　 　 ムイ{/|: :/.: :/　 i　　　　　 　 　 　 　 　 ∧　　＼ 　 　 　 　 .。+ ﾟ　　ﾟ 。　*　　 ::　　 　 ::
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　そして、これからの生活を守ってゆきたい という思いを歌い上げると･･･　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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　　i: :.:/: :.:! : : :,メ´| | :＼ :/ !: :ﾑｲ　´ 　 ,, ｨ-ﾐ　 　 ∨ ,ｘ=､: :/: i　　.／
　　i .:/ : : :|!: : : : : :| |: :从乂レ' 　 　 v'.,イてミ　　　..∨ ∧∨: : ! 　　─‐
　　i:ｲ. :|: : |! : : : i :i| レ' _＿　　　　　 　 .乂zｿ.::::..　 　 ソ　} }|: :八　 ＼
　　}从.:i: : ii : : : 从{ ,メ´⌒´　　　　　 　 　 　 　 　 　 レr' ﾑ|: : : :ヽ
. 　 {　i八:ハ : : : ∧　...::::..　　 　 ′　　　　　　　　　　＿,ノ: i| : : : : ヘ　　　　　　 　 .,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　 ノ　 }i 从: : : : ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑ:.: : : :i|: : : : : :ハ　　 　 　 　 │　 Wo ist das Haus?　　 │
　　　　..八 小、 : :{∧　　　　　　 ＿　___,　 　 　 　 ｲ:. : : : : i| : : i: : : : i!　　　　　　 │　　　　　　　　　　 　 　 　 ＞
　　　　　　　|i :＼ : :込、 　 　 ｀　 　 　 　 　 　 ,　　|: : : : : : | : : |: : : i小　　　　　　│　（ここはどこだ？）　　 .│
　 　 　 　 . ﾉii : : ｀ヾ{ : :ヘ　　　　　　　　　　 イ　　 |: : : : : : | : : l: : : i jﾉ　　　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ
　＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―━━―￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　i:::::::::::::::::::::::::::::::::::: /0 　　　　/::::::::::::::/:::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　',::::::; ‐ 、 :::::::::::::::::ヽ　　　　 /:::::::::::::::;:::::::::::::',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Wer bist du?　　　　 　 　　　 ',::,'　 0ヽ:::::::::::::::::::::｀ー一´::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......　　　　　　　　 　 　 　 　　　i:ヽ　　 ,'::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　ﾊ:::｀ｰ´::::}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::/:::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 （お前は誰だ？　　 　 　 　 　 ',::ヽ::::::::::′:::::::::::::::::_::::::::::::::::::::::::::::::::y´:::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ･･････）　　　　　　 　　　　　　 ',:::::ヽ:::::::::::::::::::, イ二 ｀ヽ::::::::::::::::::::::|::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　ヽ::::::',::::::::::<_／} 　　 　∧::::::::::::::::/:::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　 ｀ヽ',::::::::::::ヽ ﾊ　　 ,/　i::::::::::::::/:::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　 ｀ヽ::::::::::::Vｰ一′ノ:::::::::::/::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　 /::＼:::::::｀ー‐‐´:::::::::::/::::::::::::::::::::::
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　　　　　　　　　　　　　　│ 　 メネラスが目を覚ます。　彼は、昨日の混乱から未だ醒めておらず･･･　 │
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　　　 　 　 　 　 ｒ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'ヽ
　　 　 　 　 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　 　 　 　 　 ） Doch welch ein Trank ward mir gegeben?　（
　　 　 　 　 　 （　 Wie saenftigt' jaeh er meine Wut?　　　　　　 ）
　　　 　 　 　 　 ） 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　（
　　 　 　 　 　 （　 （しかし、あの飲み物は何だったんだ？　　　 ）
　　　 　 　 　 　 ）　どうして憤怒が和らいだんだろう？）　 　 　（
　　 　 　 　 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　 　 　 　 　 　 丶～'⌒'～'⌒'～'⌒'ﾉ,ﾉ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'´
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 （（
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ))
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 （
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,ﾉ



　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,.ィ┬ 、
　　　　　　　　　　　　　_,r{ ll~「r'⊆ヽ､　　　　　　　 Wie fand ich Kraft, mich neu zu heben,
　 　 　 　 　 ,.　-＜フ´ {‘　　{`弋ﾆ {　　　　　　　　dich zu empfangen wie den Mut?
　　　　　　, 　　　　 `､Λ}､_　ﾉ:::::::ﾌ ﾉ
　　　　　/ 　　　　　　}　､}　　{:::イi　{　　　　　　　　（どうやって俺は自分を見い出したんだろう
　 　 　 ,'　 ﾍ 　　　 ｀''V.,'　　 i´_Ｔ　 ｌ　　　　　　　　これが勇気に見えるか？）
　　 　 ,'　　　 ヽ　　　　ｿ　 　 ;　/ｌ　　V　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _..　---　.._
　　 　 }　　` 　 ’､　　 /　　　,／::|　　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／. : : : : : : : :| : : : : : : '.
　　　　i　 　ゞ、 ∧　'´ 　 　/ へy　　　',　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
　　　　}　　　／ ￣`;　　　ノ´⌒`、　　 ﾊ、_　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /: i: : : : : : : : : : : : : : :｜ : |
　　　　}　 ／ : : : : : :｀ - '´V: : : : : : :-'´ : : : :ヽ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 :/i: : : : : : : : : : : : : : :Ｊ: : :|
　　 　/／ : : : : : : : : : : : : : :ヽ:_:_:_: ノ／: : : : : : ＞-、_　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 i: И : : : : : : : : : : : : : : : : : |
　　　{/ : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼ : : : : : : : : ／: : : : : : ヽ　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |: { i : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |八j : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | : : : : : :ｉ: : : : : : : : : : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | : : : : : :|: :｜: : :|: ｉ : : : |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | : :｜: : |: :｜: : :|: |: :ｉ: : '.
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　思い出してからも、薬の効果に驚き、目の前の物事を認識できずにいる。　それを見てヘレナは･･･　 │
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: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.┼: : : : : : :　　　　　　　　　　　　　 　 　 : : : : ┼: : : : : : : : : : : : : :.:.| : : ,,.:.:,,: : : : : : : : : : : : :
: : ＋: : : : : : : : : : : : : : : :,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ.: : : :.,.. :- - :.,:. :.:＿人.＿: . :.｀' ,: : : : : : : : : :
: : : : : : : : :,,.:.,,: : : : : : : .│　 Erkenne doch die ewig Deine!　　 　 　 │ .,:'´: . : . : . :.｀':.: :,｀Y´: . : . : . :.;: : : : : : : : : :
:　:　:　:., '´:　. :｀' ,:　: 　:│　 Tritt dir nicht unser Brauttag nah? 　 │..:　:　:　:　:　:　:'; 　 |:., : :　:　: ,.':　:　:　:　:　:
: . :: 　.:;　: :十 :　: ;..:　:...│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │...,:. :　:　:　:　:　;':　:　:.｀ - - '´:　:　:　:　:　:
　 *　　':,　 　 　 .,.'　 　 │　（これからのことを見てよ！　　　　　　　│ . ':,　　　　　 ,.:'　　　　　　　 　+
　　　　　｀ - - '´　　　...│　 結ばれようという日が近いのよ？）　　.│　　 ｀' - - 'ﾞ´
　　　　　　　　　 　 　 　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿　 ＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ　　　 　 　 　 　 +
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨



　　　 　 　 　 /′ ./. .,. :{ : | : : : : : : : :} : : : : j : i ヽ　　｀≧:｀ヽヽ: : ∨ : . ヽ
　　　　　　　/ . . :/: :/ :ハ :{ : : :/ : , : ′ ′, } : }: :|　　 ｀ヾ : : : .∨: .i : : . ハ
　　　 　 　 / . : :〈 ∨ /. :∧V :/ : / :/ : : : /｜ ﾊ: }　　　　 〉｀ : : ∨ !: .: : .　:
　　　　　　′/ : : V. :′/ : ::∨ : :′} : :/:ムz}:/=}/ー―‐　｀ヽミ､: i:｜.::: : . .i
　　　　　/ .:/ . ://:::｜ ′. :斗-:/:/ |: ://　 /'　-- ､_､__　　　 ∨ ｀| 从::: : . .|
　　　　 / :/ . : : .::: : :! :iイ´/丁/:/ ｀}:/}′ / ′,z孑ﾃ气ミ､　　 ミ:::}, -《:: .i .｜
　　 　 / /i . : : |i:::: :｜:l｜:′l/|厂メ′　　　　 /　ト{::;ｎ} ,}ﾊ　　 }ｼ y_j V: | . {
　　　 : /　!. :/: ||:::: : | :{:.l ′ｧ'了气ミ　　　　 　 　 廴.ジ　　　　 ′/.ヵ }: :| : .l
.　　　{:′ | :ハ !{:::: 八:∨{ ｲ′ト{::;ｎi　　　　　　 　 　 .........　 　 　 `:::ﾉ∧: !: . i
　　　ﾊ{　｜{　|:|:ﾄ､:. :i : 从 ﾍ　 廴 ソ　　 }　　 　 　 .::::::::::::: 　 　 ﾉ　 ,ｲ::}:｜: .{　　　　　　　 Erkenn in seinem sanften Scheine,
　　 　 |　 乂 ∧:{∧:..ﾄ､: ﾄヽ　 　 .......　　 丶　　　　　　 　 　 　 rx.イ::::::: .｜ : :.　 　 　 　 　 erkenne: dies ist Helena!
　　　　　　　 　 ∧ﾉヽV＼:ハ　 .::::::::::　　　　 　＿___,　　 　 　 /:::::::::::::::′:::　小
　　　　　 　 　 / ´ .:ノ:ヽ ::`:∧　　　　　 _ ィ -一...´ﾉ　　　　　'{:::::::::::::: ′ ::: : :i :i　　　　　　（平穏な 素晴らしいものに気付いて、
.　　　　 　 　 / : :／. :/. .:::/::込.　　　　　`＜.....　 ´　　　　　　i::::::::::::: ′.::::: : :ﾄ {　　　　　　 それは、ヘレナよ！）
　　　　　　　/ : //: .:/ : .:::::::::::::::丶.　　　　　 　 　 　 　 ／　　|:::::::::: / : .::::::: :｜丶
　　　 　 　 .′/ ; : :ｲ: / .::/::::::::::::::::::＞....　 　 　 　 . イ　　 　 |:::::::::/: : , .:::::::i :|
　 　 　 　 .′:′| / |:/ : ｲ ::::::::/::::::::::::::::::::::: i￣　　　　　　 　 {::::::/ : :/ :'{::::::|!:|
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　自分との関係を思い出させ、混乱の中にある記憶よりも これからの未来に目を向けさせようとして･･･　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│ 　 蓮の絞り汁を入れた小瓶を取りに行くが･･･　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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.　 　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　 │　 Den Becher zur Hand　 　 │
　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　 │　 （手にしてるこのコップ） 　 │　　　　　 　 ._,　-‐ ´
　　...ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂　　 ._,　-‐' ´
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,　'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ,／　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　/´　　　　　　　　　,　 -‐　´￣
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　/　　　　　　　　l
　　　　　　　　　　　　　　／　　 l　　　　, -　　 ,'
　　　　　　　 　 　 　 　 /　､＿ノ　　 l'´ ､―‐ '
　　　　　　　　　 　 　 /　 ,ｲ　,'　　　,ｌ　　l
　　　　　　　　　　　 /　.〃　/　　　八　 .l
　　　　　　　　　　／ ノ /　く＿ イ ｌ　|　/
　　　　　　　　　 '-‐'　/　／　l 　 / 　ヽ'
　 　 　 　 　 　 　 　 く_ノ 　　 ヽノ

　　　　　　　,ｒ=ニ=ヽ,
　　　　　 　 {ミ:三:彡}
　　　　　 　 {ミ:三:彡}、
　　　　　 ／.:.:.::ー.:.:.:.ミ､
　　 　 ／".:-.:.:.:.:.:.:.:.-.:"ミ､
　 　 ./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ミ,
　　　|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　|"''-=.:.:,;, .:＿:,;,.:.:=-''"|
　　　|"''-=　,,　　　 　／ ー|
　　　|XXXX..| 　 　 /. （ ○|
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|l!1!｜!l　　　　 　.,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|l!1!｜!l　　　　　│　 ich bring' ihn gleich, der ewig dich bannt　　│
|l!1!｜!l　　　　　│　 ins Freudenbereich!　　　　　　　　　　　　　　│
|l!1!｜!l　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
|l!1!｜!l　　　　　│　 （これで貴方を、永遠にハッピーになれる　.│
|l!1!｜!l　　　　　│　 喜びの国へ、連れて行ってあげるわ！） 　 │
|l!1!｜!l　　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.乂
|l!1!｜!l　　　　　　　　　　　　!1.〉=　___j.!
|l!1!｜!l　　　　　　　　 　 　 |l!./　　/
|l!1!｜!l　　　　　　　　 　 　 |l/ 　 /. l
|l!1!｜!l　　　　　　　　　　　/　　/ !l｜
|l!1!｜!l　　　 　 　 i´＼ 　/　　/ . !l｜
|l!1!｜!l　　　　　　 ＼　_￣＼/ ｜!l｜
|l!1!｜!l　　　　　　 　 //＼　 ＼ . !l｜
|l!1!｜!l　 　 　 　 　 //　　 ＼ {{ . il｜
|l!1!｜!l　　　　　　 //　 /　 /-､ ＼!l!
|l!1!｜!l　　　　　 .//　 /　 /　　 `ｰ'
|l!1!｜!ｌ　　　 　 //　 /　 /
|l!1!｜!l　　　　.//　 /　 /
|l!1!｜!l　| 　 .//　 /　 /
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　そのとき誤って、メネラスの短剣を落としてしまう。　すると･･･ 　  │
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　メネラスは、飛びついて落ちた剣を拾い、抱きながら叫ぶ･･･　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
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　　　　　　　　＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　　_）　Dahin der Becher!　　　　　　（_
　　　　　　　　　_）　Dies ist das Schwert!　　　　（_
　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　　_）　（これは盃！ これは剣！）　（_
　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼＿/＼／＼/＼／＼/＼／＼／|＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　Dies ist das Schwert,　　　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　mit dem ich sie schlug!　　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　......　 　　 　 　 　 　 　 　 　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　（これは、俺が彼女を　 　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　刺し殺した剣だ！　　　　＞
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,.ィ┬ 、 　 　 　 　 ./,〉　　　.／　　･･････）　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　_,r{ ll~「r'⊆ヽ､　　　.../,/　　　　￣|／＼/＼／＼/＼／＼/＼/￣
　 　 　 　 　 ,.　-＜フ´ {‘　　{`弋ﾆ .∠ﾆｰ-' /
　　　　　　, 　　　　 `､Λ}､_　ﾉ:::::::ﾌ ﾉ..｀〉Y>､＼
　　　　　/ 　　　　　　}　､}　　{:::イi　{　.〈__/⌒ｌ,ｿ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _..　---　.._
　 　 　 ,'　 ﾍ 　　　 ｀''V.,'　　 i´_Ｔ　 ｌ./, ,/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／. : : : : : : : :| : : : : : : '.
　　 　 ,'　　　 ヽ　　　　ｿ　 　 ;　/ｌ　.// /　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
　　 　 }　　` 　 ’､　　 /　　　,／::| .// /　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: i: : : : : : : : : : : : : : :｜ : |
　　　　i　 　ゞ、 ∧　'´ 　 　/ へ ./ri /.',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 :/i: : : : : : : : : : : : : : :Ｊ: : :|
　　　　}　　　／ ￣`;　　　ノ´⌒ // /　ﾊ、_　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 i: И : : : : : : : : : : : : : : : : : |
　　　　}　 ／ : : : : : :｀ - '´V: : :// /:-'´ : : : :ヽ　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |: { i : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　 　/／ : : : : : : : : : : : : : : :.// / ノ／: : : : : : ＞-、_　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |八j : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
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;.:　　　　　　　　　 :..＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　/.''''´ :;;:;;:｀''''´_,:;;;.:　　　　　　　　　 :.;;;;;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´_,
;; :;　　 　 .:::::;　 ::;;: ;＜　Reizende du - Spiegelbild,　　　　 　 ＞.;...;..;....;.;..;;.;;. ;;;;;; :;　　 　 .:::::;　 ::;;: ;;;;;;;;;｀.;;;...;..;....;.;..;;.;;. ;;
;; :;　 　 :::::::::;:;　:;;::; .＜　floetende Stimme, fliehe vor mir!　 .＞.;;..;..;..;.;..;..;.; .;;;;;; :;　 　 :::::::::;:;　:;;::; ;;;;;;;;;;;.　;;..;..;..;.;..;..;.; .;
;;. ;　　　　::::::;　　;　.＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞..｀´｀´｀´｀´.;;;;;;. ;　　　　::::::;　　;　;;;;;;;;;;;｀:. ｀´｀´｀´｀´.;;
;;.;´:;:;:;:;:;｀;...;´:;:;:;:;｀ .＜ （鏡に映る姿、笛のような声を持つ、 ＞ '……--'´;;;;;;;;.;´:;:;:;:;:;｀;...;´:;:;:;:;｀ ;;;;;;;;;;;;;;｀'……--'´;;;
;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´_,:;;.＜　魅惑的な貴女 ――　　　　　　　　　 ＞.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´_,:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;｀.;;;...;..;....;.;..;;.;;. ;;;.∠　俺から離れるんだ！）　　　　　　　　＞　　　　　　　:.;;;;;;;｀.;;;...;..;....;.;..;;.;;. ;;;;;;;;;;;;..:
;;;;;;;;.　;;..;..;..;.;..;..;.; .;;;.／＿　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　＼　　　 　 　 　 :.;;;;;;;.　;;..;..;..;.;..;..;.; .;;::::::::
::::::::.　::..:..:..:.:..:..:.: .:::.￣　/　／∨|　/Ｗ＼　　/＼|＼　 .|　　￣　 　 　 　 　 　 :.::::::｀:. ｀´｀´｀´｀´.:::::::
:::::::｀:. ｀´｀´｀´｀´.::::::. :../／　　　|/　　 　 ＼/　　 　 ＼| ´.::::: ::　　 　 .::::::　 ::::: :::::::::::｀'　...... ,　'´
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:::::..:　　　　　　　 :.:::::::::｀.:::...:..:....:.:..::.::. :::::::::..:　..._）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
:.:　　　　　　　　　 :.::::::::.　::..:..:..:.:..:..:.: .::::::.:　 　 ._）　 Dass der Erwachte dich nicht jage!　　　　　（_
:: ::　　 　 .::::::　 ::::: ::::::::｀:. ｀´｀´｀´｀´.::::::: ::　　 _）　 Denn die Ungluecklichen sind gefaehrlich,　 （_
:: ::　 　 ::::::::::::　:::::: ::::::::::｀'……--'´:::::::::: ::　　 _）　 wenn man sie reizet!　　　　　　　　　　　　　 （_
::. :　　　　:::::::　　:　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :　　._）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
::.::.:.:.:.:.: .:.:. .:. .. .　　　　　 ,.ィ┬ 、.:::::::::::::::: 　 . _）　 （狩りに目覚めちゃだめだ！　　　　　　　　　（_
::::._｀''''´ :.::::::::::::::　　　..._,r{ ll~「r'⊆ヽ､.:::: 　 　 ._）　　それを刺激したら、不幸になる 危険だ！）（_
.:. .:. .. .　　　 ,.　-＜フ´ {‘　　{`弋ﾆ {.::::::　　　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
.:::::::　　　:::, 　　　　 `､Λ}､_　ﾉ:::::::ﾌ ﾉ::::: 　 . ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
.::::::::::::　 / 　　　　　　}　､}　　{:::イi　{.:::::　　　　　　　　:::::::::::　　　　　　　　　　　:::::
.:::::::::::::::,'　 ﾍ 　　　 ｀''V.,'　　 i´_Ｔ　 ｌ.::::::　　　　　　　 ::::::::　　　　　　　　　　:::
.:::::::::::::.,'　　　 ヽ　　　　ｿ　 　 ;　/ｌ　　V　　　　　　　:::::::
.:::::::::::::.}　　` 　 ’､　　 /　　　,／::|　　 ',　　　 　 　 :::
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
│　　ヘレナを殺した幻に囚われ、目の前にいる本物のヘレナも　　　 │
│　　いずれ殺すのではないか との妄想を抱き、恐れるメネラス･･･　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
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. 　　　　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　│　Ohnmaechtiger Trank, fahre dahin!　　　　　　　　.│
　　　　│　Dem Falschen die Falsche hast du vermaehlt!　..│
　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
　　　　│　（鎮静剤よ、そちらへ追いやったの！　　　　　 　 │
　　　　│　 嘘が呼んだ偽者が貴方と結ばれたのね！）　　..│
　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.乂



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,　-‐ ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,　-‐' ´
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,　'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ,／　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　/´　　　　　　　　　,　 -‐　´￣
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　/　　　　　　　　l
　　　　　　　　　　　　　　／　　 l　　　　, -　　 ,'
　　　　　　　 　 　 　 　 /　､＿ノ　　 l'´ ､―‐ '　　 　 .,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　 　 　 /　 ,ｲ　,'　　　,ｌ　　l　　　　 　 .│　Der mich gesucht durch Flammen und Tod,　　│
　　　　　　　　　　　 /　.〃　/　　　八　 .l　　　　 　 .│　er flieht vor mir in die Wueste hinaus!　 　 　 　│
　　　　　　　　　　／ ノ /　く＿ イ ｌ　|　/　　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　 '-‐'　/　／　l 　 / 　ヽ'　　　　　 　 │　（炎と死の中で私を捜し求めて、　 　 　 　 　 　 │
　 　 　 　 　 　 　 　 く_ノ 　　 ヽノ　　　　　　　 　 　 │ 　砂漠の中に逃げ込んでしまったんだわ！） 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂
　　　　　　　,ｒ=ニ=ヽ,
　　　　　 　 {ミ:三:彡}　　 　 　 .＿＿
　　　　　 　 {ミ:三:彡}、　 　 　 　 　 .|
　　　　　 ／.:.:.::ー.:.:.:.ミ､　　　　＿＿|
　　 　 ／".:-.:.:.:.:.:.:.:.-.:"ミ､　　　　　　 　 　 .|
　 　 ./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ミ, 　 　 　 　 　 　 ﾄ、
　　　|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　　　　　　　|
　　　|"''-=.:.:,;, .:＿:,;,.:.:=-''"|　　　　　　　　　　 l　|
　　　|"''-=　,,　　　 　／ ー|　　　　　　　　　　　丿
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　その様を見て、ヘレナは瓶を片付け･･･　　│
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＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　_）　　Aus flirrender Stille schlage der Blitz!　（_
　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　_）　　（偽りの静寂を雷が破る！）　　　　　　　（_
　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_）　 Dunkle Gewalt breche herein!　　 （_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_）　 （闇の力が割って入ってきた！）　（_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／´⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼

　　　　　　 　 　 　 /. : : : :／ .: : .:／ : : : : i: :ヽ: : : : : ヽ:. ヽ
　 　 　 　 　 　 　 / .: : :.:/ : .: : .:/: :/: : : : :|:. :ﾊ㍉:. : :. i:. : i
　　　　　　　　　　i : : /V : : : : :/: :/ : :/ : :ﾊ: | |　ヽﾐ､: |: :, |　　　 　 .＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　　　　　　　　　　| : .:∨ : : : :/|: :/ : :/ : :/ i: ﾊ|　 iミﾐ: |:/: |　　　　 　 ._）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　　　| i : :i : :―‐=ﾄ/、.:/: :,ｲ　,斗-―ヽミrく:.: |　　　　 　 ._）　 Was scheinversoehnet　　　 　 （_
　　　　　　　　　　|∧ :| : -ァﾁテﾐ､:ﾑイ/／,ィﾁﾃﾐ､_∨、i : |　 　 　 　 ._）　 entzweie sich neu!　　　　　　　 （_
　　　　　　　　　　|i　ヽヽ : 代Vcｿヾ／ 　 /Vcｿ ﾉ´ /　/: : !　　　　 　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　 　 　 　 丶 .i:＼ヽ|　｀¨´ 　 　 　 　 ¨´ 　 /_ノ:. : 八　　　　　 _）　 （一つになれると思ったのが　 .（_
　　　　　　　　　 　 ヽ| : .:｀:ﾄ､　　　　　i　　　　 　 /: : : : : : : .ヽ　 　 　 _）　　また分かれたわ！）　　　　　　（_
　　　　　　　　　　　　| : :i 人　　　　　　 　 　 　 ∧: : : : i:. : :. i　 　 　 ._）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　 　 　 　 　 　 八:ﾊ: : :＼　　ー''二ヽ　 , ｲ: :|: : : : |:. : :. |　　　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　 　 　 　 　 　 　 ／/:/ .| : :／ ＞ ､ 　 　. ＜Ⅵ: :| : : : 八 : : |
　　　 　 　 　 　.∠_ノ、|‐'￣i　　 ＼　 ￣　 ／　ヽ | : : / ∧: : |
　　　　　　　／! . : . :ヽ!. . : |　　 　 ＞-v＜ 　 　 Y｀ｰ‐:ﾘ、ヽ:ﾘ


　　　 ＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　　　 　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　 　_）　 Wir ducken uns nicht unter dem Streich,　 （_
　　　 　_）　 entgegen recken wir unser Haupt!　　　　　 （_
　　　 　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　 　_）　 （悪戯にあって首をすくめないどころか　　　（_
　　　 　_）　　逆に反り返ってしまうというのね！）　　　　 （_
　　　 　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│ 　 薬の力は、根本的な解決とはならないことを 一人ごつが･･･　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
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　　　　　　 /して　　　）⌒!　ilゝて
　　　　　　/　　 （　　ﾉ　　)/　　コ
　　　　　 ((　 　　＼Wl レ/l　/
　　　　　　ヽ　 il´￣　ヽ,,/ !V　　　　　　　　　　　　 　 　 　 （ ）
　　　　　　　il　l'　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 {⌒---' ｰ'ヽ　 　 　 　 ／｀`ーｭ
　　 　 　 ＿」　l＿___　 )し'＼　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＾＾￣才⌒´　　　　 　{　　　 　/
　 　 　 　 ｀`ｌ　 - ､,,￣ 　 　 {　　　　　　　　　　　　　　 入／ ||　　 　 　 　 　 {,,_　 　y
　 　 　 　 　 ｌ　li　　　＼　　（　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ゝ ﾉ　 { )　 　 　 　 　 　￣ﾍて
　　　　　　　il　 l　　　　 ⌒´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　,, ‐"
　　　　　　　ﾉ　丶　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,, ‐",, "
　　 　 　 　 ゝ　　ゝ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,, ‐" ,, ‐"
　　　　　　　ヽ　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ､ヘ　 ,,ｨ ,, ‐"　,, ‐"
　　 　 　 　 　 ー'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ､／　　`" "´ ,, ‐"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 )　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 つ　　＿/｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ´￣


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　　　 lﾞ　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　 　!　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　!
　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　突如、大砲の音が響き･･･　 │
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　　　 lﾞ　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　 　!　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　!
　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
／　　 ￣　　 ／ 　／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼　￣　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 |￣￣|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |￣￣|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ノし
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,.ィ┬ 、　 　 .て
　　　　　　　　　　　　　_,r{ ll~「r'⊆ヽ､　 く
　 　 　 　 　 ,.　-＜フ´ {‘　　{`弋ﾆ {　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _..　---　.._
　　　　　　, 　　　　 `､Λ}､_　ﾉ:::::::ﾌ ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／. : : : : : : : :| : : : : : : '.
　　　　　/ 　　　　　　}　､}　　{:::イi　{　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿人 　 ./: : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
　 　 　 ,'　 ﾍ 　　　 ｀''V.,'　　 i´_Ｔ　 ｌ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ） 　 　 ./: i: : : : : : : : : : : : : : :｜ : |
　　 　 ,'　　　 ヽ　　　　ｿ　 　 ;　/ｌ　　V　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ⌒Y　　..:/i: : : : : : : : : : : : : : :Ｊ: : :|
　　 　 }　　` 　 ’､　　 /　　　,／::|　　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 i: И : : : : : : : : : : : : : : : : : |
　　　　i　 　ゞ、 ∧　'´ 　 　/ へy　　　',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |: { i : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　　}　　　／ ￣`;　　　ノ´⌒`、　　 ﾊ、_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|八j : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　　}　 ／ : : : : : :｀ - '´V: : : : : : :-'´ : : : :ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | : : : : : :ｉ: : : : : : : : : : : :|
　　 　/／ : : : : : : : : : : : : : :ヽ:_:_:_: ノ／: : : : : : ＞-、_　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | : : : : : :|: :｜: : :|: ｉ : : : |
　　　{/ : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼ : : : : : : : : ／: : : : : : ヽ　　　　　　　　　　　　　 　 　 | : :｜: : |: :｜: : :|: |: :ｉ: : '.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 | :i: :|: : ∧: :|: :i: :|: |: :|: ぃ:ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　しかも次第に近づいてきた！　　 │
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│　　砂漠の族長アルタイルと その家臣からなる軍勢で･･･　　 │
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　　　　　 　 /＿__;||＿＿ /＿__;||＿ ∠ イ:.:/:.!:.:.:.:Tト､_　|:.:/ ,.ィ代:!:..ﾄ､_:.::＞＿ ｀フ∠　　／ /
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　　 　　　　.iヽ___ﾉ、_　,／.iヽ___ﾉ、_　, .iヽ__ｉ人从.　￣　　　!　 ￣　ﾊハ｀¨´._　,／.iヽ___ﾉ、_　,／ . くノ
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　 　 　 __／;;;;;　　 　__／;;;;;　　 　__／;;;;;　　 ／:/ﾊ 　　　_＿　　人_.;;　　 　__／;;;;;　　 　　 　; 　;;＿--┬-ヽ
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　 　 /;;;;,,　ヽ,,,　 '/;;;;,,　ヽ,,,　 ''/;;;.／: : : : : : : : :.ヾヽ　　　ｰ '　 /:/: : : : : : : ∧ ヽ,,,　 ''　／ヽ;;;;;;;;|　　 　 |;;;;;;|__|ヽ
　　 ヽ...;;;;,,,,　￣';;;|ヽ...;;;;,,,,　￣';;/＼: : : : : : : : : : :.＞ミ ー--‐:ソ:: : : : : : : /: :ヽ、,　￣';;;|　　￣　　　 　 |;;;;;;;;;;;;;;|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【 アルタイル 】

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※ ホフマンスタールは『エジプトのヘレナ』を書いているとき、アルタイル役に 『ナクソス島のアリアドネ』
　　第二版の初演で 作曲家の教師役（そしてハルレキン）を演じたハンス･ドゥーハンを考えていた
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. 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 ich breite dies Land,　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 o Ungenannte, vor deinen Fuss!　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　（名を知らぬ女よ、足下に広がる　　　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 この地を貴女に統治願いたい！）　　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 .ｨ　　 ,
　　　　　　 　 　 .、　/{_／　|.ｲ／|　 　 　 ,__人__
　　　　　 　 　 .ﾄ､|∨〃　 　〃　 |／{＿___ ｀Y´
　　　　 　 　 ﾄ､|　　 ″　　　　　　　´　　｛___
　　 　 　 .i＼|　　　　　　　　　 . . .　　　　-＜
　 　 　 　 . 、`　 　 　 　 . : : : : : : : : . 　 　⌒て　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _..　---　.._
　 　 　 .‐、⇒　　　_／. : : : i : :|: : :| :｜: .　⌒Ｚ　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／. : : : : : : : :| : : : : : : '.
.　　　 　 _..＞　. : :/. :‐≧: ､|_:/: : /: :_|: : : . ､下　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
.　　 　 ⌒て　. :/ :|:/|代r汽]/|/}7瓜从: : : . i＾　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /: i: : : : : : : : : : : : : : :｜ : |
　 ,__人__⌒7 . :}/i:Ｎ　｀＾　　　　 弋广}ハ: :ﾄ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 :/i: : : : : : : : : : : : : : :Ｊ: : :|
.　　｀Y´　ノイ:人从_　　　 　 , ｛　　　.小 ∨　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 i: И : : : : : : : : : : : : : : : : : |
.　　　　 　 ノイ: : `爪　　　＿_ 　 　 仆!ハ|　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |: { i : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　　　　　ノx仏斗ヘ、´　‐＇ . ｲ:从|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |八j : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　　　 　 　 .{　 　 {　 　 ｰr＜{__　 　 __人__　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | : : : : : :ｉ: : : : : : : : : : : :|
　　　　　 _＿＿}　　､_] 　 　 {　　　}　　　｀Y´　　Wer gab so schoenen Befehl?　　　　 　| : : : : : :|: :｜: : :|: ｉ : : : |
　　　　　　　　　　 　 `'￢　 ∧　 り｝　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | : :｜: : |: :｜: : :|: |: :ｉ: : '.
　　　　　　　　　 　 　 ｛_}|ー一ヘ{＾'┐　　　　　 （誰がそんな いいお話命じたの？）　　 | :i: :|: : ∧: :|: :i: :|: |: :|: ぃ:ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 |｀¨て　 |　∧__　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |:ハ八/￣Ⅵ从ハﾊ八厶ﾄ､|
　　　　　　　　　　　　 　 |　 　 　.l /　　ハ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ |　　　　　　 /　/　　 丶
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / i　 |　　　　 　 　 /　 ／￣}
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│ 　 ヘレナの問いに、「王女アイトラとその姉妹のモルガーナとサロメが望み、命じた」 と、彼は答え･･････　 │
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│ 　 その後 贈り物、そしてヴェールを被った女奴隷や族長の息子 ダ=ウドら青年団が現れて･･･　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
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.　　　　 　 ｨ:､// ､｀V´/|,イ,ム|　　　､　　 　 　 ､ｨ　　}　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 //};｝./　∧! 《《》-《ﾊV/) |ﾊｉ　 |
.　　　　 　 {＼/　 ﾞ -'/　　/ィ'¨ゞﾐヽ､',　 , ＜斧ﾐヽ､∧　　　　　　　　　　　　　　　　　// 　 /　/:ﾉ 　.》》　 》《¨　 |　|　,'
　 　 　 　 . ゝ､,　　／　　/ 　 　 　ヽ V´／´　 　ヾ}ｨ-‐┐　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 // 　 / |／　　　　 ∨　ﾍゝ.:|　| /
.　　　　　　 　 トイ　　　/ゞ､　　　　 ノﾍ"　 　　　 ﾉ´￣/　　　　　　　　　　　　　　 // 　 / /´￣￣￣￣｀~ﾞ"'''‐-:､ V.∧
　　　　　　　　 Y　　　 /　∨ｰ-‐彡'　　 ゝ､ __彡'　　 /　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 // 　 /! .{ ﾊ/∧/ﾊ∨::.::.:: : . . . .｀ヽ、
　　　　　 　 　 .ゝ､__／　 　}　i|　　　　　　　 }i/ゞ､/￣　　　　　　 　 　 　 　 　 　 | |　 / |　ﾍ,´￣≧ﾆ二三〈〈〉〉: :.:.:.:.∧
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　　　　　　　 　 　 .＿zz{´ヾゝ'､　　　　　ノi { ノ　 ',　　 ､-''´　　　　　　　　　　､-'.| |/| 　|　|.:|　{｀￣;';i　: ||`''ｰ‐‐＜::;ｲ :
.　　　　　 　 r=≡彡彡"ﾍ /ゞ　　　　 彡" } }　　　}　　　　　　　　―--:‐''^ ´　　 | |. | 　|　|.:|　|: : :iiｰ! : :|| !ililil |i:.:;ｲ
.　　　　　 　 ゝ､　／　　 ﾐﾍ　　　　　　　　 〉ゝ､ -┴-= x 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | |. | 　|　i/　 V.:.:.ii;,　: ﾊVﾊVﾊV｛　　l
.　　　　　　 　 イ´ｨ　　　　ﾞ ＼　　　　　 ／＼　＼─-　 ､｀ヽ　　　　　　 　 　 　 .ﾍ!∧　| /　　.:|　.:ii;;　Y⌒>ｰくﾍiﾞ∧　.l
.　　　　 　 ／ ／　　　　　　　 ＼＿__／.　　　＼　＼　 　 丶 ヽ 　 　 　 　 　 　 　 l!　V./ 　 　 |　.:ii;;　{｛(　)｝}.:ﾍ／ﾊ
　 　 　 .／ ／　 　 　 ／　／／´　　｀＼＼　　　＼　＼　 　 ﾍ ﾍ　　　　　　　　　　　　/　　　./{　.:ii;;;. ﾍV @ﾍV }.∧:∨
　 　 . / イ/　　　　イ　 ／／ﾞミｰ---‐彡＼＼　　　＼　＼　 　', ',　　　 　 　 　 　 　 /　　＞''"ﾍ　ii;;;;　 ＼=='' ,ﾊ／:.:.
　 　 /彡/　　 ,ィ´ /:／／!,∴ ∴ ∴ ∴.}　 ＼＼　 　 ﾍ 　 ﾍ 　 } }　　　　　　 　 　 ./ ＜:＞． ::..ﾍ ii;;;;　　:::≧, イ｝　 }:
　　 .´ //／イ.| //ｲ／　　 ゝ' ゝ' ゝ' ゝ' 　　　 ＼＼　 　ト､　 ﾍ,' ,'　　　　　　　　,．'´　　 ｀ヽ、ヽ、ﾍV;;;;.. : :／: : : : : :.!:
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　　 .´イ　　　　イ　　　　　　 i　　　{　　　　　　　i.　　＼ﾍi　イｨヽ}　　　　,ィ//ヾ////,ﾍ　　　　　＼:::＼ヽﾐ三二ニ＝／
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　　　 _,.､.-――♪ 　　　　　_,.､.-―-.､.,　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,.'/////////ﾊ////∧ 　,.． '"　/ 　 ｀ﾞ''＜, /
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　ヘレナに命を捧げることを誓う･･････　　 │
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
│ 　 だが この蠱惑的な歓待の情景を、メネラスは ただ一人 面白くない目で見ている。　│
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　　{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ﾊ,'iヽ　　　　 　 　 　 　 /
｀ヽ ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　 ｙ::,'::/　　 　 　 　 ｀ー―'
::::::/:ヽ::::::::::::::::::::::::::; _＿_＿＿__::::::::::::::::ヽ___/:::ﾚ′　　　　　 　 　 　 　 　 彡三ミﾐヽ
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:::::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>∧　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｨ彡三ﾆﾐヽ
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ 　 　 　 　 　 　 ﾐ三ミ'
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀￣￣￣´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ . ｀ミｨ,
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│ 　 トロイア戦争の悪夢から醒めずにいる彼の目には、周囲の状況がトロイアと重なって映っていて･･･　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │　Eilig zusammengeraffte Gaben,　　│
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │　unwert des Hauchs　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │　deiner furchtbaren Lippen!　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │　（大急ぎで集めましたが、　　　　　.│
　　　 　 　 　 　 　 _　　　　　　　　　　　│　 畏れ多き貴女の吐息にも　 　 　 .│
　　　　　　　　　／ .} 　 　 　 　 　 　 　 │　 値しますまい！）　　　　　 　 　 　 .│
　 　 　 　 ,..-''"　／　　　　　 　 　 　 　 .乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
　　　　.／　　 　ヽ、
　　　 /　 　 　 　 /｀"''―‐--..,,__
　　 ./　 ＿_,,..-''´　　　 ｀"''‐-..,,_｀ヽ
..,,.-'' ヽ　　　　　　　　　 ￣"''‐-.._｀"ヽ
"　　　　　　　　　　　　　￣ ｀"''‐-､｀ﾉ.
　　　 　 ＼__ ,,..．-‐''"´￣￣￣￣´
　　　　／´
　 　 ./
　 人
　｀Y´　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 人
／.二二二二二二二二二二二二二二ﾆ｀Y´二二二二二二＼
／|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.人:.:.:|＼＼
._._|:.:.:.:.:.:.人:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.._.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀Y´:.:.|:.:.:.＼＼
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人､::::::￣:｀ヽr;-‐‐;‐';';';';';'｀ーｖ' ' ／´; '/; ' ; '／......У..}::::::〉::｀ヽ__／:.:.
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 人
　　　　　　　　 　 ﾄ､　　ﾄ､　|＼　　 ∧　　　 .｀Ｙ´
　　　　　　　　 ＿|:.:.:＼|:.::ヽ!:.:.:.＼/:.:.|　　　　　　　　ｉ　　　　 　 Befiehl, und im spielenden Kampfe fliesset das Blut
　　　　　 　 ＿＞:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|／|　 　 　 .__人__　　　 　dieser Knaben, jauchzend vergossen
　　　　　 　 ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.へ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.¨フ　 　 ｀Ｙ´　　　　　für einen einzigen Blick aus deinen goldenen Wimpern!
　　　　 　 弋´:.:.:.:.,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.く　　　 　 .!
　　　　 　 ＜:.:.イ:.:.:.:/.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.!:.:!.:.:.:.ヽ:.:_,＞　　　　　　　　　　（お命じ下されましたら、これら若者たち皆、
　　　　　 弋´.:.:.:.:.:.:/.:.:.:./ |:.:.!:.:.:.:!:.ﾊ.!.:.:.::.:＼　　　　　　　　　　　 貴女の金色の睫の下からこぼれる眼差しのために
　　　　 　 ＜:.:./.:.:/:/T ト､∨:.:.:/!レ小:.:!:.小､>　　　　　　　　　　 喜んで血を流しましょう！）
　　　　 　 ＜:八 小| 代圷 |:.:Ⅳｲタヽ小|ヽ!
　　　　　 　 厶込､N　 ￣　ﾚ　!　￣ ﾑ、
.　 　 人　　 　 rｲ!.ハ　　　　 , j　　 八 ＼
　　 .｀Ｙ´　 　 /　V　 ヽ　 ｰ : -'　 ｲ　　 　＼_
　　　　　 ,. -へ.　 ＼　　>､ _, ィ ＼ /¨｢￣￣ `ー ､ .;||￣＼ ／¨;||￣＼ ／¨;||￣＼ ／¨;||￣＼
　　　　 / 　 　　ヽ 　 ＼　 /　　', 　＼ !　　　　　　　}、＼　 ／¨;||￣＼　 ／¨;;||￣＼　 ／¨;;||￣＼
　　 　 /　　　　 / !　　　＼　　　|＼ソ |　　 　 　 ／　 ＼ ./＿__;||＿＿ |/＿__;||＿＿ |/＿__;||＿＿ |
.　 　 /　　　　 /　 , 　　　/マニ/　/ ,厶　　　..∠、　　　　ヽ、　 .| ─　　| ―　| ─　　|| ―　| ─　　|
　　 /　　　　 /　　 ',　　∧ G〉/　/ /　　＼／　　 ＼　　　　 ＼..、_　,／.iヽ___ﾉ、_　,／.iヽ___ﾉ、_　,／＼、
　 厶-―-､ /　　　 |.／　 ∨|/ ｒ' つ　　ノ Ｙヽ.;;＼|__ ＼　　　　 ＼.`'ノ∩;;;＼|__ノ`'ノ∩;;;＼|__ノ`'ノゞヾ ーー⌒
　 |　　　　　＼　　!　　　　　 |イ|　{レ '´　ｨク　)　　　__　｀　､　　 　＼　 ;;;;;　　 　__／;;;;;　　 　　 　; 　;;＿--┬-ヽ
　 |　　　　　　 ヽ　!　　　　　 |d |　　　 '　　 ／ ）;;,,,;;/-;,,,　"'' .＼. 　　 ＼ '' ;;;,,,;;;;/-;,,,　"'' ;;;,,,;;;;;;;;;;'' '''｜ 　 　 |;;;;;;|
　 ∨　　　＼　　|/ 　 　 　 　| ! 〉　　　　'　, ィ } '' /;;;;,,　ヽ,,,　 ''　＼　　　＼...''/;;;;,,　ヽ,,,　 ''　／ヽ;;;;;;;;|　　 　 |;;;;;;|__|ヽ
　 ∧　　　　 ＼/　　　　　 　 ! /　　　　,.　-―'　 ';;;ヽ...;;;;,,,,　￣';;;ヽ...ヽ　　　 ヽ、.....;;;;,,,,　￣';;;|　　￣　　　 　 |;;;;;;;;;;;;;;|
　 ｉ　ヽ　　　　　}　　　　　　 ／　　　／.＼　;;;;;;;;;;;;;｜＼　;;;;;;;;;;;;;;｜＼ |　　　　　! ＼　;;;;;;;;;;;;;;;;|　　　　　　　__|;;;;;;;;;;;;;;;|
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　/ー‐ 彡' ￣¨ 弌　　／ 　 　 ／ ヽ ＼＿＿_.:::::::::｜｜　...::::::::::..｜ . ヽ_ﾄ― ´.｜｜　...::::::::::...|　　　 /;;;;;;| ,'''"ﾉ ヽ;;|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　ヘレナを賞賛する、アルタイルの言葉を聞いては･･･　  │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
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　　　　　　 ＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　　　　　　　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　 _）　　O Spiegelbild!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　 _）　　So stand meine Frau auf den Zinnen von Troja!　　.（_
　　　　　　　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　 _）　 （ああ、そっくりだ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 （_
　　　　　　　 _）　　俺の妻がトロイアの胸壁に立ってたときと！）　　　　（_
　　　　　　　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　 ／´⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼

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(,,＿　　　　　　　　　,/　i{　　　　　ゞ､ __　　　丿(　　　　　　⌒ヽヾ　　　y´
　 ,,"⌒　　　　　　#　(　　 ﾞ､　　　ﾄ､ 　 　⌒Y　　　 ｀てノ､　　　　#　　　/　 ,,ﾉ
　{( 　 　; 　 　 　;　 　,,)　　:.乂_ _ﾉ　ヾ,　　　 　　　　　　　)．　　　　 　　 　 (
　　ﾞて　､　　　　i!　 ⌒ヽ　　　　　　　,,（"　　　　　　乂　(　　　　 )ゞ､-　　{("
　,　　　　　　ｨ　(　　 　 ｀)}　　　 　　)　　　　　　　　　　 ｀ﾞﾞ　-イ　　弋　 ﾉ
　　　 )!　　(　　　ゝ　 　 ﾉ　　　　　　　　}!　　　　　ゞﾄ..,,　ノ　　　　　　 (　　　，
　　／∥　　) 　(　 　　/"　　　　　　 　 /　　　　　ﾉ　　　　　　　}!　　 乂
　ノ. 　{　｀Y　　 乂 　::;　　　　　　　　　、　　　　 "　　　　　　　 ∥ ﾄ､　　{(　､
　 　　､　　i{　　　　　　#　　　　　　　　　,,　　　　　　　　　　 .　ノ 　 　,)}　 ヽ,,__)､
;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　"　　　}　　　　　　　　〃゛　　　　　　　　　　　＼
ヾ　　　　ﾍ´"　　　　　　　　　　　　　　　　(　　　　)　　　　　　 　　　　 ｀(
　 ヾ　　　　､　　　　　::;　　　　　　　　　　(⌒　 　(　　､　　　　　　　　 　 ヽ
ゞ､　 )　　　　　)､　　　　　　　　　　ﾞ　　　　　　 　 }!　　　　　　　　　　　　 }
　　Y　　　　　ｙ　｀ヾ　　　;:;'　　　　　　　　　　　　∥　　　　　　　　　　　 人
　　　　　　　　　　　　　　　　;:;'　　　　　　,,:;'　　　{("　　　　,..yｰ　　　　"
ﾄ､　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿ ,.z≦三三≧z､_　　　　　 　 　 ＿ _ zx､＿ ,.ィiに三五}
ｴVｴVｴVｴVｴ､　　　_,r≠≦三こ{川ﾛﾛj!UじUじてj}ﾛﾒ}五三ミ;､ _＿j!三ｴVｴVｴVｴVｴVｴVi
ﾛrYj|;;::,r=v从r1ﾐ;､_ﾉ_r‐Y Y;;::,＿!|三V´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Vi三i}i;;::,＿r;jrﾏr‐v;;::,r_Y_Y=Y.;;i:.ロiロ;:ﾛ:;
＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,{i三i}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!|三i}i＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,
;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i{i三i}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!|三i}i;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿
＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,{i三i}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!|三i}i＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,
;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i{i三i}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!|三i}i;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿
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;;;;;..:　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 :.;;;;;;;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´_,:;
;.:　　　　 　 　 　 ＜ 　 Lodernd so brannten　　 ＞　　　.:.;;;;;;;;｀.;;;...;..;....;.;..;;.;;. ;;;;
;; :;　　 　 .:::::;　 ::;＜ 　 die Könige auf, ach!　　　 ＞.;　 ::;;: ;;;;;;;;;;.　;;..;..;..;.;..;..;.; .;;;;;
;; :;　 　 :::::::::;:;　:;;.＜　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＞.;　:;;::; ;;;;;;;;;｀:. ｀´｀´｀´｀´.;;;;
;;. ;　　　　::::::;　　.＜　　（燃える、燃えていく　　　.＞.;　　;　;;;;;;;;;;;;;｀'……--'´;;;;;;
;;.;´:;:;:;:;:;｀;...;´:;:;:;:;.＜　　 王が、ああ！）　　　　 　 ＞:;:;:;:;｀ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´ ／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼..''''´_,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::｀.:::...:..:....:.:..::.::..￣|／＼/＼／＼/＼／＼/＼/￣..:..::.::. :::::::..:　　　　　　　 :.::::::
::::::::.　::..:..:..:.:..:..:.: .:::::: ::　 　 ::::::::::::　:::::: :::::::::::.　::..:..:..:.:..:..:.: .:::.:　　　　　　　　　 :.:::::
:::::::｀:. ｀´｀´｀´｀´.::::::. :　　　　:::::::　　:　:::::::::::｀:. ｀´｀´｀´｀´.::::: ::　　 　 .::::::　 ::::: ::::
:::::::::::｀'……--'´::::::::.:´::::::::::｀:...:´::::::::｀ ::::::::::::::｀'……--'´:::::: ::　 　 ::::::::::::　:::::: :::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::._｀''''´ :::::::｀''''´_,::::::::::::::.ｒ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'ヽ
:::::..:　　　　　　　 :.:::::::::｀.:::...:..:....:.:..::.::. :::::::::..（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）
:.:　　　　　　　　　 :.::::::::.　::..:..:..:.:..:..:.: .::::::.:　　） 　und die Greise bei ihrem Anblick 　（
:: ::　　 　 .::::::　 ::::: ::::::::｀:. ｀´｀´｀´｀´.::::::: :: （　　und alle riefen:　　　　　　　　　　　　　 ）
:: ::　 　 ::::::::::::　:::::: ::::::::::｀'……--'´:::::::::: ::　.） 　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　（
::. :　　　　:::::::　　:　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :.（　 （このようなもの見ては どれほど 　 　 ）
::.::.:.:.:.:.: .:.:. .:. .. .　　　　　 ,.ィ┬ 、.::::::::::::::::　..）　老いた者でも泣かずにはおれまい）（
::::._｀''''´ :.::::::::::::::　　　..._,r{ ll~「r'⊆ヽ､.::::　..（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）
.:. .:. .. .　　　 ,.　-＜フ´ {‘　　{`弋ﾆ {.::::::　　 ﾒ～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'´
.:::::::　　　:::, 　　　　 `､Λ}､_　ﾉ:::::::ﾌ ﾉ:::::　　　　　　::::::::::::::::::::　　　　　 :::::　　　　 :
.::::::::::::　 / 　　　　　　}　､}　　{:::イi　{.:::::　　　　　　　　:::::::::::　　　　　　　　　　　:::::
.:::::::::::::::,'　 ﾍ 　　　 ｀''V.,'　　 i´_Ｔ　 ｌ.::::::　　　　　　　 ::::::::　　　　　　　　　　::::::::::
.:::::::::::::.,'　　　 ヽ　　　　ｿ　 　 ;　/ｌ　　V　　　　　　　:::::::　　　　　　　　　::::::::
.:::::::::::::.}　　` 　 ’､　　 /　　　,／::|　　 ',　　　 　 　 :::　　　　　　　 ::::::::　　　　　:::::
.:::::::::::::.i　 　ゞ、 ∧　'´ 　 　/ へy　　　',.:　　　　　:::::　　　　　　　　　　　　　 ::::::::::
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┌──────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　ヘレナの美貌に魅せられ 戦争に散っていった王たちを思い出して苦悩し･･･　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└──────────────────────────────────┘
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┌──────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│　　族長の息子、ダ=ウドがヘレナを讃えるのを聞いては･･･ 　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
└──────────────────────────┘


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. 　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　 │　Denn es ist recht, dass wir kämpfen　　　 │
　　　　　　　　　　　　　 │　und dass wir sterben im Blachfeld　　　　 .│
　　　　　　　　　　　　　 │　um dieser willen -　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　 │　（我らにとって美女のために戦い　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　 │　 荒野にて死するのは正しきこと ――）　　│
　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ




　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　／ ;;||　 ＼　　　　　　　denn sie ist die Schonste auf Erden!
　　　　　　　/＿__;||＿＿ |
　　　　　　　| ―　| ─　　|　　　　　　 （貴女は地上で最も美しい！）
　　　　　　 .iヽ___ﾉ、_　,／＼、
　　　　　　∩;;;＼|__ノ`'ノゞヾ ーー⌒　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _..　---　.._
　　　　__／;;;;;　　 　　 　; 　;;＿--┬-ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／. : : : : : : : :| : : : : : : '.
　　　 /-;,,,　"'' ;;;,,,;;;;;;;;;;'' '''｜ 　 　 |;;;;;;|　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
　　 /;;;;,,　ヽ,,,　 ''　／ヽ;;;;;;;;|　　 　 |;;;;;;|__|ヽ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /: i: : : : : : : : : : : : : : :｜ : |
　　　ヽ...;;;;,,,,　￣';;;|　　￣　　　 　 |;;;;;;;;;;;;;;|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 :/i: : : : : : : : : : : : : : :Ｊ: : :|
　　 ｜＼　;;;;;;;;;;;;;;;;|　　　　　　　__|;;;;;;;;;;;;;;;|　　　　　　　　　　　　　　　　　i: И : : : : : : : : : : : : : : : : : |
　　　|　ヽー――￣|　 　　　／/　　,ヽ;;;;;;|　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |: { i : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　｜｜　...::::::::::...|　　　 /;;;;;;| ,'''"ﾉ ヽ;;|　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |八j : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　 ／　 |　　"""''　|　　　|;;;;;;;(＿,, )) |;;;|　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | : : : : : :ｉ: : : : : : : : : : : :|
　／　　　|::...　　 三||　　　|;;;;;;;;;;;t-ﾉ |||;;|　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | : : : : : :|: :｜: : :|: ｉ : : : |
　　　　　 .| "'';;;;;; 三|| 　　 ヽ:;;;;;;;;;;: )ﾉ;;;;|　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | : :｜: : |: :｜: : :|: |: :ｉ: : '.
　　　　／ﾉ ,,,,,::::;;;;;;;;;;|　　　　ヾ--|;;;;;;;;;|　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | :i: :|: : ∧: :|: :i: :|: |: :|: ぃ:ヽ
　　 ／／　　;;;;;//; ;: ;|　　　　 　 |;;;;;;;;;|　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:ハ八/￣Ⅵ从ハﾊ八厶ﾄ､|
　　　　　　　　//;;;;; ;; ;|　　　　　|;;;;;;;;;;|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／ |　　　　　　 /　/　　 丶
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜ l　 l　　　　　　　 |,ハ　　　|
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　　　　　　＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　_）　　Paris ist da! Paris aufs neue!　　　　 （_
　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　_）　 （パリスだ！パリスがまた出た！）　　.（_
　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　／´⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒.＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _）　　Frech und verwegen reckt er die Arme　 　 　 　 （_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _）　　nach meiner Frau!　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 （_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　　　　 　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、　　　　　　　　 　 _）　　（不敵にも俺の妻に手を出しやがった奴が！）　 .（_
　　 　 　 　 　 　 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　 　 　 　 　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　　　　 　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ 　 　 　 　 　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
.　　 　 　 　 　 {::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　 　 　 　 　 　 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
　　　　　　　　　ｒ ‐､ :::::::, ＝‐ 、:::::::::::, - 、::l!
　 　 　 　 　 　 { ::::::ヽ:::::､　 o　〉:::::::::､　o V
　　　　　　　　　､:::::::::::::::::::￣:::::::::::::::{:::＝´/
　　 　 　 　 　 　 ヽ、 ::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::/
　　　　　　　　　　　ﾊ:::::::::::ヽﾆニニニ7, '　　　　　　　 - Wo ist mein Schwert?
　　　　 　 　 　 　 /:::::ヽ､:::::::￣￣￣ :,′
　　　　　　　 　　/:::::::::::::::＼:::::::::::: ／　　　　　　　　　（ ―― 俺の剣はどこだ？）
　　　　　 　 ,x＜::::::::::::::::::::::::＞-＜
-‐=＝::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::＞
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::‐- 、
::::::::::::::::::::::￣:::::::::::‐-:::::::、::::::r‐＝::::￣::::::::::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　ダ=ウドがパリスに見えて、騒ぎ立てる･･････ 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└─────────────────────┘
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　ヘレナはメネラスを鎮めようとするが･･･　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
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.　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　Liebster, was ist dir? Bleib mir zur Seite!　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　Mich ängstigt dein Blick!　　　　　　　 　 　 　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　（愛しい貴方、どうしたの？　傍にいてよ！　　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 あなたの目つき、怖いわ！） 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ―┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ノ　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _,,　.,,_　　　　　　　　　　　　 　 ｀__ ノ
　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,r'ﾆ三三ﾐヽ.　　　　　　　　　　 　 　 　 　‐┼‐ｧ
　　　　　　　　　　　 　　　 ,､　　 　 　 　 　 　 　 　 ,'三三三三ﾐ',　　　　　 　 　 　 　 ,.┐ 　 　 .|
　　　　　　　　　　 ＿.., -.､ヽ`､　　　　　 　 　 　 　 lニ三三三ﾆ.j　　　 　 　 　 　 　 勺.ﾚ｀i,_　 　 ｰ┬ｧ
.　　 　 　 　 ,.:.':´: : : : :｀: : .､.ミ`ｰ .､　　　　　 　 　 ｣ニ三三三ﾆ.}_　　　　　　　 ., -‐ 'ニニ'.└.､　　ﾉ
　　 　 　 .,.:': : : : : : : : : : : : :ヽ i´｀ｰ'　　　 　 .＿r"三三三三三三弍__　 .,.､, -､`.´｀〉ﾆ三ﾐノ`､}
.　　　 　 ,: : : : : : : : : : : : : : : :ﾍ.i ＿_, r.=ニ''三三三三三三三三三三三三三ﾐ` ｰ''ミ三ミ~|　　　 　 ア
. 　 　 　 : : : : : : : : : : : : : : : i:.､:}三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾆl
　　　 　 i: : : : : : l::::.. : / : : : |:.j;′ .三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾐﾉ　　　　　ァ
　　　 　 |: : : : : : |:::::::/ : : : : |/′　三三三三三三三三三三三三三三三三三ニﾆ=-‐ ''"
　 　 　 .八:i: : :|: :|::::/ : : : : : |:.　...~" .┐ニ三三三三三三三三三三三三ﾆ弍"´　　　　　　 　 　 　 　 ：
.　..　　/ｲ:/|:i : |:..:|:/:./:.l: :ｉ:.从:.、　　 /ﾆ三三三三三三三三三三三三三三.',
　 　 ´　j;' 从{:.|:..:|:../: /:..:|/ヾ{　ヽ　./ニ三三三三三三三三三三三三三三ﾆ',
.　　 　 ,.ィ:´: ヾ{j;ﾊ/j:/j;ﾊ/￣｀ヽ、 /ニ三三三三三三三三三三三三三三三ﾐ',
　 　 . i : |: : : :´: : : :′: : : : : : ://、　.三三三三三三三三三三三三三三三三.',
　 　 . ﾄ､:!: : : : : : : : : : : : : : : //　! . 三三三三三三三三三三三三三三三三三',
　 　 . |　{: : : : : : : :.i: : : : : : : i/　 l.三三三三三三三三三三三三三三三三三三',
┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │ 　 なかなか治まる様子を見せず･･･　 │
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│　　またアルタイルもメネラスが見せる振る舞いに怒り･･･ 　  │
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　　　　　　　　　　　　 ｒ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'ヽ
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　　　　　　　　　　　　 ）　Unerträgliches Spiel! - 　（
　　　　　　　　　　　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　　　 ） （我慢なんねぇ茶番だ！） （
　　　　　　　　　　　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　　　丶～'⌒'ﾉ,ﾉ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'´
　　　　　　　　　　　　　　　　（（
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　　　　　　　　　　　　　　　　 （


　　 ､__｀≧=-.:／.:.:.:.／..:.:/:/.:.:.:.:.:./.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ニＺ.´
　　､_｀ニ ⇒..:.:.:.:.／.:./.:./:/.:,:.:.:.:./.:.:/.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.-:≦二、
　 　 `'￢彡.:.:.／.:././.:./:/.:/.:.:.:/.:.:/.:.:,:.ｉ.:.:j:.:.:.!.:.:.:.:.ｉ:.:.:.､:.:.:.:.:.ー'Ｚ＾
　　　ー=≦／.:.:.:.'ｉ:.:i:./i/,〃.:.:/.:.:/:/:,1:.!:.:'i:.:.,1:.:.:.:.:!、:.:.:＼:.､≦二
　　　　 __彡.:.:.:./.:.!:.:!∨/l/!:./.:.:,.:./:/ }:.j/_j:/.｣:.:.:.:ｉ:|い:､:.:.:.:＼く￣
　　　　 ｀¨ア.:〃.:.:!!.j厶{劣iｲ.:.:/:/:厶イｨ岱㍉〕.:.:.:ｉ从Ｖ.:＼_:_:_戈
　　 　 　 /／/.:/.ｉ|i∧　{iJ＾|:./:/i/'¨下'{iJ　ﾉ从:./:.}:.川:.:ヽ.≧=-
　　　　　´　/イ.:/!い＾`＝‐彳/　 　 　 ‐＝'^″}':.://∧＼:.:＼_
　　　　　　　　|/|小.i　　　　 '｣〉　　　　　　　　/イ､く:＼ヽi^''ｰ一　　　　　　Worüber zürnet dein Günstling?
　　　　　　　　　　|;小　　　　!{　　　 　 　 　 　 /|｢:.､:＼｀:ト
　　　　　　　　　 　 　 、　　　　　　　 　 　 　 /　!!:厶トへ|　　　　　　　　　（貴女のお気に入りのこの男
　　　　　　　　　　　 　 ＼　　─…‐-　　 　 ' 　 ｉ｢》}　〉　　　　　　　　　　　何に怒ってるんだ？）
　　　　　　　　 　 　 　 　 .＼　　　 　 　 ／ 　 ／″ /{
　　　　　 　 　 　 　 　 ／／个　.___ 　 ´　r＜　 　 /　}
　　　　　　　　　　　／／　 /j　　　　　　　}/ハ　 / _,厶__
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　ヘレナに嫌味を言う。　だが機嫌を取り戻して･･･　　 │
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　メネラスに向かって 「武器をプレゼントするので選んでほしい」 と言い･･･　│
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＜／::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::::_,＞
　/:.:..:.:.::.:.:.:.:.:::.:.:..:.:.:.::.:.:.:.:.::ﾄ､:.::::.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:::.:.:／
　厶イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::..:.:.:.ﾄ､ ＼:::.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:::＼
　∠:::イ:.:.:.::.:i:.:.:.::.ﾊ:ﾊ.::|ヽ:.::| 　 ＿Ⅵ:.:.:, --､:ﾍー‐
　　/_::::::::::.::.:i:.:.ﾊ,x==､ヽ　ヽ|　´⌒´　ヽ!｛. ﾘ:.:.:＼
　　　　/.:.::.:.:i::ﾊ.　　　 　 !　　　　　　　　　ノ:ﾄ|￣　　　　　 Auch für ihn sind Geschenke im Zelt!
　　　　￣ /.:iﾊ ﾊ.　　　 〈j　　　　　　　 厂:.:.:|
　　　　　　ﾚ.i　ヽヽ　　　　　　 -‐ｧ　　ｲ:.::.:.ﾊ|　　　　　　　（よければ彼にも贈り物する準備があるのだが）
　　　　　　 　 　 　 ＼ 　 ヽ、_,,,ノ　／ ! ヽ| ﾍ
　　　　　　 　　　　　　丶､　　 　／　 -''"　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　 -――"''"|￣＼　　　　　〉＼
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―━━―￣￣￣
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣


　 　 　 　 　 　 ＿
　　　　　　　 　 7/＼
　　　　　　　　　ヾ　 .＼
　　,-~'i 　 　 　 . ヽヽ　 ＼　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _,-'i＿
　 .i ／ヽ,　　 　 　 .ヽヽ 　.＼　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 i~,-'_,-'
　　`ヽ;;;;;;'､　 　 　 　 ヽヽ 　 .＼　　　　　　　 　　　　　_, -' ￣
　　　 ヽ;;;;;'i　　　　　　 ヽゝ　　..,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　..Y ;;'､_＿.,　　 　 | i.7 . │　Schöne Waffen! Vielleicht gefällt dirs,　　　　　　　　　　　 　 │
　　　 　 i ::;,-､／ i　　 .ノ/ ＼.│　Liebling der Göttin, aus ihnen zu wählen!　　　　　　　　　　　│
　　　　 ﾉ ( '''',;) X'i 　 . )　　.　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
.　　 　 ヽX＼　| X',　　.｀⌒＾...│　（美しい武器だろう！気に入ってもらえると思うんだが 　 　 │
. 　 　 　 ヽX.丶!X ,',　　　　.._,.│　 女神に愛される者よ、この中から選んでもらえんか！） 　 .│
　　　　 　 丶 X' XX',　..._,-'　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂
　　　　　 　 ヽ.XX...,／.ヽ 　 　 　 　 ∠　ゝ、_　　　＼　　　 　 　 　 .r‐､
　　　 　 　 　 '､X.／´~　 　 　 　 　 　 )___---｀｀、　　＼　　　　　　 ﾞi,　ヽ
　　 　 　 　 　 '､XXXX',　　　 　 　 　 　 .￣｀｀' ヽヽ _ 　 ＼　　 　 　 ﾞ､　'ﾞ､　　 　 　 .,.､
　 　 　 　 　 　 '､XXXX',　　　　　　　　　　　　 　 ｀＼＼　 .＼　 　 　 .ﾞ､　 .､ 　 　 .iﾞ　l|
　　　　　　　 　 .'､XXXX',　　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ､ ､_ .＼ 　 　 .ﾞ､　　､　 　.l,　 ﾞi
　　　　　　　　　 iXXXXX',　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ~＝-,ゝ　　 ,..ゝ‐'ﾞ､､　　.i`　 !
　　 　 　 　 　 　 lXXXXX',　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 __ﾉ_,..､;　 ヽ､　..! 　 l
　　　　　　　　　　lXXXXX,　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /___　 ヽヽ _ﾞi >v'　　ﾞi,
　　 　 　 　 　 　 ,l XXXX,'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 r'　　 ＼. ﾞ､ﾞ,i_,l /　　 　 |
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. 　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　 │　Auch die Jagd kann Tapfere ergetzen;　　　　　　 　 　 │
　　　　　　　　　　　 │　dir zu Ehren stell' ich ein Jagen jetzt an:　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　 │　（狩りで勇敢さが鍛えられよう。　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　 │　 君の名誉のため 狩りに誘おうと思っとるんだが）　　 .│
　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ




　　　　　＞、:::::::::::, '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ソ、　　　　　　　　　 Der Jagd zum Begleiter gab ich Da-ud
　　　　＜::::::::::::, '::::::::::::::::,;:::::::::::::::;:::::::::::::::::::＞ー‐　　　　　　　mit einem wilden Blick auf Helena
　　　　　＞、::,:::::::::::::::://l:::::::::::::/l:::i:::::::::::::::::＞z_　　　　　　　 und das Wild, ich hoff' es,
　　　　　zソ::,:::::::/:::,l://._l:::::/ｿ:'　l::'l:::::::::::::::::::＞、　　　　　　　wird des Jägers wert sein!
　　　 ＜::::::ﾉ::::,'/:/_l:'ｨイ,'::// ＞ｰﾔ!::::::::::::::::::::＞ｰ
　　　　　￣＞:::::::l　! ぞ! /　　 !ぞ!＼¨l::::::::::::::zー'　　　　　　 （ダ=ウドを同行させよう
　　　　　　　＞l ;l　ー‐'　 .　　 ー－'　.l::,ヽ::::::::＼　　　　　　　 ヘレナにもご覧になってもらおう
　　　　　　￣ニ! i　　　　:　　　　　　　,'　ノ::＜￣　　　　　　　　汝ら狩人にふさわしい獲物が
　　　　　　　　∠.::、　　＿ _　　　 　 _' イ:ー≠ｰ　　　　　　　　得られることを望んでおるぞ！）
　　　　　　　　　　　 、 r_　＿ヽ　 イ::::::へ'　　　　　　　　　　 　,_
　　　　　　　　　　　_ .l＼　　　 イ,'V'¨ ヽ　　　　　　　　　　　 / ﾉ 　 　 ィ-‐‐フ
　　　　　　　　　　/　　　＞: : : : .へ、_ 　　　　　　　　　　　, ' 〈_　, ' ノ　＞ｰy'
　　　　　　　 _　イ　　　/　.}: : : l　　　/ヽz＿　　　　　　　/　　;　　　＞　 ィ
　　　　 ＜￣　　癶　 /　　l: : :〈 、　/＼　＼ 　ヽ　　　　 {　　. '　 　　 イ
　 ／　　　　　　　　V'　>‐ｲー‐ ' ）/ー　＼ノ　 :.∧ 　 　 l　　　　　／
　l　　ゝ　　,　'　　　　 .: ＞、＼ ; ; l ＼　　　　 :　　}　　　.l　　　　/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　メネラスへの軽蔑を押し隠して、狩りに招待した･･････ 　 │
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│　　狩りに行く準備が始まるが･･･ 　 │
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　　　 　 　 　 　 　 　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 （_
　　　 　 　 　 　 　 　 _）　　Ich allein! jener nicht,　　　　　　　　　（_
　　　 　 　 　 　 　 　 _）　　dein Begleiter! Er darf nicht!　　　　 （_
　　　 　 　 　 　 　 　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 （_
　　　 　 　 　 　 　 　 _）　　（私だけだ！　あの男ではない！　　（_
　　　 　 　 　 　 　 　 _）　　 あの男は貴女に相応しくない！）　 .（_
　　　 　 　 　 　 　 　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 （_　　　　..＿
　　 　 　 　 　 　 　 ／´⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒｀＼　　/_/　｀ヽ
　　　　　　 　 　 　 　 ＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 { i{ ≧s、}
　　　　　　　 　 ,.:.':´: : : : :｀: : .､　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 } i!ⅱ,ノ/／ヽ_
　　　　　　　 ,.:': : : : : : : : : : : : :ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｒヽｆ_jI＞/　／　｀ヽ
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　　　　　　 .i: : : : : : l::::.. : / : : : |:.j;′　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,{_/]!ﾆiﾆＹニ|ニ==ゝイ　　/}!
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　　　　　　 八:i: : :|: :|::::/ : : : : : |:.　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /_ﾉi:]!ﾆiﾆＹニ|ニニﾆ=ﾏ二ニ}
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　　　　 .´　j;' 从{:.|:..:|:../: /:..:|/ヾ{　ヽ　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｒ{:i:i:i:i{=〈ﾆﾆ=〈ニニニ.〈ー―－
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│　　テントの中で二人っきりになると、突如ダ=ウドがヘレナに向かって情熱的な告白をしてきた･･･　 │
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│ 　 微笑みながら、ヘレナはダ=ウドをたしなめるが･･･　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ...:::::::::::.:::　　　　　 :::
　　　　　 　 　 ／ : : / ://: : : : : : : : : : : : :∨⌒ヽミミミ丶: : : : : : : ヽ　　　 　 　 .::　　　　　 ::.　　　 　.::
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　　　　　 　 / : : :.:/.:/:|i:|: : : :| : :i: : : :| : : :|: ハ　 　 ＼ミミミ: : : : : : :ハ　　 　 .::: 　 　 　 　 　 　 :::
　　　　　　 ′: : :/∨:∧{: : : :| : :| : : :j : : :j : ii:|　　　　 ヽミﾐﾐ: : : : : : : :i　　 　 .::.　　　　　　　　　.::
.　 　 　 　 i. : : : :∨ /: iヽ､ : :| : :| : :,ﾉ : :_ﾑ_:ﾑ|＿＿_ 　 ∨ミﾐ : : : : : : |　 　 　 .::.　　　　　　　　.::
　　　　　　i : : : : :| : : : 八≧=-- : :/ : :i: :i jﾉ　}　 　 　 　 ∨ミﾐ: : : : : : !　　　　　 　 ..　.....　..
　　　　 　 i: :.:/: :.:! : : :,メ´| | :＼ :/ !: :ﾑｲ　´ 　 ＿＿　 　 ∨ ,ｘ=､: :/: i
　 　 　 　 i .:/ : : :|!: : : : : :| |: :从乂レ' 　 　 v''´￣￣｀　 　 ∨ ∧∨: : !
　 　 　 　 i:ｲ. :|: : |! : : : i :i| レ' _＿　　　　　　　 ..::::::::::::..　 　 ソ　} }|: :八　　　　　　　　　Knabe, hüte dich vor dem Feuer,
　　　　 　 }从.:i: : ii : : : 从{ ,メ´⌒´　　　　　 　 　 　 　 　 　 レr' ﾑ|: : : :ヽ　　　　　　　　oder du schmilzest wie Wachs.
　　　　　　{　i八:ハ : : : ∧　...::::..　　 　 ′　　　　　　　　　　＿,ノ: i| : : : : ヘ
　　　 　 　 ノ　 }i 从: : : : ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑ:.: : : :i|: : : : : :ハ　　　　　　（坊や、火遊びはお止しなさい
　　　　　　　　 八 小、 : :{∧　　　　　　 ＿　___,　 　 　 　 ｲ:. : : : : i| : : i: : : : i!　　　　　　蝋のように溶けちゃうわよ）
　　　　　　　　　 　 |i :＼ : :込、 　 　 ｀　 　 　 　 　 　 ,　　|: : : : : : | : : |: : : i小
　　　　　　　　　　 ﾉii : : ｀ヾ{ : :ヘ　　　　　　　　　　 イ　　 |: : : : : : | : : l: : : i jﾉ
　　　　　　　　　 / :八: :i: : : : : : : :i＞　 .　＿ 　 ＜　　　　 | : : : ﾉ: i| : : i: : :八{
　　　　 　 　 　 /イ　八:| : : ∧: :八: : : :.:_j 　 　　　　 　 　 |ンフ : : | : : i : /　ﾉ
　　　　　　　 ／ 八　 :j∧ :/:ハ:j ハ:.:／く} 　 　 　 _,.．-'''" ／イ: :八:j/从{
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│　　しかし 彼はより情熱的に、「若い自分は火など恐れはしない･･･ 　  │
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　　　　　　　　　　 　 　 ｒ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'ヽ
　　　　　　　　　 　 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　 　 　 ） In den Armen des landlosen Königs, 　 　 　（
　　　　　　　　　 　 　 （　 des Abendländers mit falbem Haar,　 　　　　）
　　　　　　　　　　 　 　 ） hast du das Feuer nicht fürchten gelernt! （
　　　　　　　　　 　 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　 　 　 ）　 （亡国の王、枯葉色の髪した 　 　 　 　 　（
　　　　　　　　　 　 　 （　　　黄昏にある国ならば　　　　　　　　　　　　 .）
　　　　　　　　　　 　 　 ）　　火への恐れを学ぶこともありましょう） 　 （
　　　　　　　　　 　 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,）
　　　　　　　　 　 　 　 丶～'⌒'～'⌒'ﾉ,ﾉ'⌒'～'⌒'～''⌒'～'⌒'～'⌒'～'´
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 （（
　　　│　　　　　　　　　　 l　 　 　 　 .))　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　|
　　　 lﾞ　　　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 . （　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　 　!　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　!
　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
／　　 ￣　　 ／ 　／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼　￣　 　 　 　 　 ＼
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　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　│　Er kennt es selber nicht!　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　│　Er kommt aus dem Mondscheinland.　　│
　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　│　（しかし私はそうではありません！ 　 　 │
　　　　　　　　　　│　 私は月明かりの国からきました） 　 　 .│　 　 　 ._ -,rｰ-　 _
　　　　　　　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂 　 　 .／　/:.:.:.:.:.:.、_ ,.:.、 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ:.∨ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　j}　__,{_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i{:.:.∨ /
　　　　　　　　Du aber, du bist geboren zur Herrin　　　　　　　　　 r＜}f´ ￣ ｀` 丶 、:.:ヽ:_∨
　　　　　　　　über die Länder der Sonne -　　　　　　　　　　 　 　 ]!i:l }i!: ⅱⅲⅱⅰ :ヽ/ミX}
　　　　　　　　und ich bin geboren　　　 　　　　　　　　　　　 　 　 　 ]!i:l }i!: ⅱⅲⅱⅰ　ﾘ_＿/ _,. -z_
　　　　　　　　zu deinem Knechte　　　 　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ]!i:l }i!:. ⅱⅲⅱ ／_＿/_-_／ : : ヽ
　　　　　　　　bis in den Tod!　　　　　　 　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ]h、}i!::.　　　／:.:.:.:.／-／: : : : : : }__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　 ／｀ヽ}!_ ,. ィ:.:.:.:.:.／_-_/: : : : 　 ／／｀`＜
　　　　　　　 （だが貴女は、太陽の国よりお越しに　　 　 　 　 　 〈-_-__}ﾉ＿ _ ,.　イ_-_-./: : : :　／／＞ ，　　ヽ、
　　　　　　　　なられた 生まれついての女主人だ ―― 　 　 　／-＼_-_-_-_-_,.。s≦-,/: : : :／／／ 　 　 ヽ、＿
　　　　　　　　私は死ぬまで貴女の下僕です！）　　　　　　 _,.ｲヽ、-_-_-_ｓ≦-_-_-_-_-i{ : : / ./ ./　 　 　 　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　,ｨ´_-_、-_-_ー_-_-_-_-_-_-_-.ィi{: : / ./ ./　 　 　 　 /　 ﾏ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　/_-_-／_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_ i{ : {_,/ ,/　　　　　 ,/　 　 ﾏ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /ィ ´/~"''～ｓ 。., -_-_-_-_-_-_-_ノ｀ヽ、＼　　 　 　 ,/　　　 :.:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . 　 　 　 　 /　 //-=/ﾆﾆニニ≧ｓ。.,__＿__／ニニ=- 、＼　　　,/:.:.　　　 :.:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 　 　 {＿i{-=ﾆi{ﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆニニニニi|ニニニﾆﾆﾆ= 、＼／ :.:.:.:.　　　:.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 　 /　　　}!ﾆ}!.ﾆﾆﾆ |ﾆﾆ＼／ニﾆ.i|ニニニニニニ=≧{　　:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 /　　　 }!ﾆ{!ニﾆﾆ.|ﾆﾆiﾆ|ニiニﾆi|ニニニニニニニﾆ{＿__,,..。ｓ≦
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　/＿＿__}iﾆ]!.ニﾆ=.|ﾆﾆlﾆ|ニlニﾆi|ニニニニニニニﾆ=-V＿__,,..。ｓ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　死ぬまで貴女の下僕だ」 と言い、平伏して出て行く･･････　  │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └──────────────────────────┘
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┌─────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│ 　 その後、入れ替わるようにメネラスが現れ･･･　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／;;　 |¨^7
　　　　　　　/`ヽ､　　　　　　　　　/ 　 ｝　|　 /　　　　　　',,､
　　　　　　 /　 　 ,ゝ　　　　 ,.:ｨ　/ 　/ !　 |／　　　　　　　｀ ＼
　　　　 　 /　　　/　　　　r''"　l,/ ／　'!　　　　　　　　 ,.:ｨ''7　　 ﾞ''､
　　　　　 /　　　/　　　　 |　　 |''´　 　 !　　　 ,.:ｨ'7/　 /,r‐=''"フ　|
　　　　　/　　　/ 　 　 　 |　　 |　　　　|　　　 /　//　/／ 　 ／　 |
　　　　 /　　　/　　　　　 |　　 |　　　,ﾉ 　 　 /　/ ﾚ'Z'′ ／ 　 　 |
　　　　/　　　/　　　　　　|　　 |　　/　　　　/,／ ／　 ／　　　　　 |
　　　 /　　　/　　　　　　 |　　 |　 .|　　　　　　 ／,.:r'"´　　　　　 　 |
　　　｀`ヽ､,,/　　　　　　　|　　 |　 .|　　　　　　''"´　　　　　　 　 　　| 　 　 　 　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 |,. ='　　 三三ニ . __＿___ .=======------------ │　So schön bedient, du reizende Nymphe,　　 │
　　　　　 　 　 　 　 / 　　　　　　 i′　／::::::::::::::::::::::::丶　.三三ニニニニ===..│　zog ich schon einmal hinaus zur Jagd!　　　..│
　　　　　 　 　 　 　 !　　　　　　／　../:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　 ヽ　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　　　　　　 '"゛　、　　　 .lﾞ　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ====-------- │　（かつて俺の下に美しい召使い、　　　 　 　 .│
　　　　 　 　 　 　 　 lﾞ　　　　 !　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i　　　　　 　 ＼　.│ 　そう貴女のような妖精がいてて、　　　 　 　 │
　　　　　 　 　 　 　 / 　　 ／三...ｒ ⌒:::::::::r‐‐‐ 、:::、:::::;::::::::,'.----------　　│ 　俺は狩りに出かけたんだ！）　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　 _／　　 .i′　　...i:::::::´::::::::::ｰ―ﾟ′::｀:r --v　　　　　　 　 　 .ヽ乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
　　　　　　　　ｒ'"　　　　/ 　 　 　 ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽﾟｰ/..========--------------
　　　　　　 　./　　　 .,''"　　　　 　 >:::::::::::::::__:::::::::::::::::__>ﾘ 　 　 　 　 　 　 　 　 ! ./
　　　　　　 ,./ 　　　./　　　　　　 /::::ヽ:::::::::::::‐--- 、::::::/　　　　　　　　 　 　 　 | `
　　　　　ｒ'"　　　　./　　　　　　../::::::::::::ヽ:::::::::｀ ￣´:::::/ .=--------------　 ､
　　　　 ｌ　　　　　./ 　 　 　 　 人:::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::/　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　|
　　　 ./ 　　　 .,／　　..._____／::::::i:::::::::::::::::::＼::::::::::::/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ　 . ｌ
　　　 ゛　　　　/　　.／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー<´　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ　 ﾞ
　　 　 　 　 　 　 　 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
　　 　 　 　 　 　 　 ::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ::::::::::::::::::::/::::::＼
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. 　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　 │　Am nächsten Morgen　　　　　│
　　 │　dann kam ich nach Haus - 　 │
　　 │　leer das Nest!　　　　　　　　　 │
　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　　 │　（翌朝帰ってきたら、　　　　　..│
　　 │　 家は空っぽだった！）　 　 　 │
　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　 | 　 　 　 　 ／ : : / ://: : : : : : : : : : : : :∨⌒ヽミミミ丶: : : : : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿　　　　　 　 　 / : : : / :〃: : : :i: : : : : : i : : :i :ﾍ　　丶ミミミﾐ: : : : : : : :ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 / : : :.:/.:/:|i:|: : : :| : :i: : : :| : : :|: ハ　 　 ＼ミミミ: : : : : : :ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ′: : :/∨:∧{: : : :| : :| : : :j : : :j : ii:|　　　　 ヽミﾐﾐ: : : : : : : :i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 i. : : : :∨ /: iヽ､ : :| : :| : :,ﾉ : :_ﾑ_:ﾑ|＿＿_ 　 ∨ミﾐ : : : : : : |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i : : : : :| : : : 八≧=-- : :/ : :i: :i jﾉ　}　 　 　 　 ∨ミﾐ: : : : : : !
　　　 .,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ　　　　　i: :.:/: :.:! : : :,メ´| | :＼ :/ !: :ﾑｲ　´ 　 ＿＿　 　 ∨ ,ｘ=､: :/: i
　 　 │　 Fort war das Weibchen　　　 　 　 │　　 　 .i .:/ : : :|!: : : : : :| |: :从乂レ' 　 　 v''´￣￣｀　 　 ∨ ∧∨: : !
　 　 │　 und kam nicht wieder.　　　　　 　 .│　　 　 .i:ｲ. :|: : |! : : : i :i| レ' _＿　　　　　　　 ..::::::::::::..　 　 ソ　} }|: :八
　　 ＜　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │　　　　.}从.:i: : ii : : : 从{ ,メ´⌒´　　　　　 　 　 　 　 　 　 レr' ﾑ|: : : :
　 　 │　（女は去って戻ってこなかった） 　 .│　 　 　 {　i八:ハ : : : ∧　...::::..　　 　 ′　　　　　　　　　　＿,ノ: i| : : :
　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__.ノ　　　　　.ノ　 }i 从: : : : ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑ:.: : : :i|: : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 八 小、 : :{∧　　　　　　 ＿　___,　 　 　 　 ｲ:. : : : : i| : : i:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |i :＼ : :込、 　 　 ｀　 　 　 　 　 　 ,　　|: : : : : : | : : |:
　　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ　　　　　 　 　 　 ﾉii : : ｀ヾ{ : :ヘ　　　　　　　　　　 イ　　 |: : : : : : | : : l:
　 │　 Das ist ein Lied von einer Toten!　　│　　　 　 　 　 / :八: :i: : : : : : : :i＞　 .　＿ 　 ＜　　　　 | : : : ﾉ: i| : : i:
　＜　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │　　　　　 　 ./イ　八:| : : ∧: :八: : : :.:_j 　 　　　　 　 　 |ンフ : : | : : i
　 │　（これは死んだ男の歌だ！）　　 　 　 │　 　 　 　 ／ 八　 :j∧ :/:ハ:j ハ:.:／く} 　 　 　 _,.．-'''" ／イ: :八:j/从
　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__.ノ

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　謎めいたことを口走る。　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│ 　 彼には、目の前の女がトロイア戦争前の妻ヘレナと同じだと、認識できていないのだ･･････ 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
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　　　　　　 　 　 　 　 ｒ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'ヽ
　　　　　 　 　 　 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　 　 　 　 　 ） 　 Wie ist dein Name, 　 　（
　　　　　 　 　 　 　 （　　　schönes Wesen?　　　　　）
　　　　　　 　 　 　 　 ） 　　　　　　　 　 　 　 　 　 　（
　　　　 　　 　 　 　 （　　　（美しき人よ、　　　　　 　 ）
　　　 lﾞ　　　　　　 　 .） 　　あなたの名は？）　　　.（ 　 .!　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　 　!　　　　　　　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　）　 |　　　　　　　　　　　　　!
　　　.!　　　 　 　 　 .丶～'⌒'ﾉ,ﾉ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'´　　 .!　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　.（（　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 ! 　 . ))　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　　.（ . ／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣ .,ﾉ .「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
／　　 ￣　　 ／ 　／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼　￣　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 |￣￣|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |￣￣|

　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,.ィ┬ 、
　　　　　　　　　　　　　_,r{ ll~「r'⊆ヽ､　　　　　Gestern zur Nacht
　 　 　 　 　 ,.　-＜フ´ {‘　　{`弋ﾆ {　　 　 　 war ich verwirrt:
　　　　　　, 　　　　 `､Λ}､_　ﾉ:::::::ﾌ ﾉ　　　　　ich hab' ihn nicht richtig gehört.
　　　　　/ 　　　　　　}　､}　　{:::イi　{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _..　---　.._
　 　 　 ,'　 ﾍ 　　　 ｀''V.,'　　 i´_Ｔ　 ｌ　　　　 （昨晩は混乱してたんだ。　　　　　　　 ／. : : : : : : : :| : : : : : : '.
　　 　 ,'　　　 ヽ　　　　ｿ　 　 ;　/ｌ　　V　　 　 何も聞いちゃいなかったんだ）　 　 ./: : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
　　 　 }　　` 　 ’､　　 /　　　,／::|　　 ',　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: i: : : : : : : : : : : : : : :｜ : |
　　　　i　 　ゞ、 ∧　'´ 　 　/ へy　　　',　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 :/i: : : : : : : : : : : : : : :Ｊ: : :|
　　　　}　　　／ ￣`;　　　ノ´⌒`、　　 ﾊ、_　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i: И : : : : : : : : : : : : : : : : : |
　　　　}　 ／ : : : : : :｀ - '´V: : : : : : :-'´ : : : :ヽ　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |: { i : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　 　/／ : : : : : : : : : : : : : :ヽ:_:_:_: ノ／: : : : : : ＞-、_　　　　　　　　　　　 　 　 　 |八j : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　{/ : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼ : : : : : : : : ／: : : : : : ヽ　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 | : : : : : :ｉ: : : : : : : : : : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : :|: :｜: : :|: ｉ : : : |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: : / : : /: :／ |: :才´　|ﾙ'　ヽ　　　　　　 .＼　 　 .／　　 j
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /: : ,: : :i: : : /ﾄ､　 斗/　,,ｫ歹≧ヾ　＼　　　　　　 ＼／　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i/i: :|: :.:.|: .:/' ,,ｫｭ　　　　　.i:i:::i:}　》　　 ゛　,　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l .|: :|: : :|.:/ﾊ{{ ｲﾊ　　　　 弋cﾘ　　　　　　v≧≠=―　''　"
　　　　　　　　　　Meinen Namen?　　　　　　　　　　 　|:八:.:.:|'|: : :i゛{cﾘ　　　　　　　　"　　　　　〉ノ　丿: : : |
　　　　　　　　　　O du Verstörter!　　　　　　 　 　 　 |/　ヾ:| 〉 : |"｀´〈　　　　　　　　u　　　　＿_／: : ∧八
　　　　　　　　　　......　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　　　 / : : ',　　 　 ＿　　　　　　　　　 ﾉ∨:/: : :/: : ',: :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,: : : : :∧　　 {　／｀ヽ　　 　 　 ／／:/ : ／-‐|: :}:|:ミ≧
　　　　　　　　　　（私の名前？　　　　　　　　　　　　　　　,: : : イ: :込　　＼＿_ノ　　　 .／／: :/i: :/　　　|:ノﾘ /
　　　　　　　　　　　ああ、貴方混乱してるわよ！ 　 　 　ｉ: :／ |: : : |: ＞.､　 　 　 　 イ　〃:／ .|/. 　 ,,．-‐-〈
　　　　　　　　　　　･･････）　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　|/ 　 .|: : :∧: : : : ＞: ＜: :〉　 /'ｉ:/　　 i' .／　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　.i　　　|: :/　 ヽ∧: : |: : : /　〉'　 |'　　　 /　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:/　　　 ヾi: 八: :/／　　　　.／ /　　　　　　　　　 　',
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿
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　　　　　　　　　　　　　 __＿___
　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::丶
　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',　　　　　　　 Was du redest, ist lieblich,
　　　　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i　　　　　　　 schöne Sirene!
　　　　　　　 ｒ ⌒:::::::::r‐‐‐ 、:::、:::::;::::::::,'　　　　　　　......
　　　　　　　 i:::::::´::::::::::ｰ―ﾟ′::｀:r --v　　　　　　　　Aber dies Schwert
　　　　　 　　 ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽﾟｰ/　　　　　　　　 will fort auf die Jagd,
　　　　　　　　 >:::::::::::::::__:::::::::::::::::__>ﾘ　　　　　　　 　 und Hörner rufen nach mir!
　　　　　　　 /::::ヽ:::::::::::::‐--- 、::::::/
　　　　　 　./::::::::::::ヽ:::::::::｀ ￣´:::::/　　　　　　　　　　（貴女のお話を聞くのは素敵ですよ、
　　　　 　 人:::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::/　　　　　　　　　　　 美しきセイレンよ！
　　_____／::::::i:::::::::::::::::::＼::::::::::::/　　　　　　　　　　　　･･････
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー<´　　　　　　　　　　　　　だが この剣、俺は狩りに行きたい
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ　　　　　　　　　　　　　角笛が俺を呼んでいる！）
::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ::::::::::::::::::::/::::::＼
::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::＼
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.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│ 　 Zur Jagd auf Gazellen die furchtbare Waffe! 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 （ガゼル狩りに その武器 向いてないわよ！） 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__.ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ─‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　＼
　　　　　　トニニニニ二〉　|/////////:|//////////l///:∧i:i:i:i:i:',
　　　　　　 }i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:{ 　.|/////////:|//////////|////∧二ﾆﾑ
_　　　　　　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i从　ﾉ≧s｡///// |//////////|/////∧i:i:i:i:i:',
二ﾆ=-....　_}i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉVニニ/"''＜ニニニニニニﾆ＞''"''＜ムi:ｉ:ｉ:ｉ:',
ニニニニﾆ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V///　 　 /ー---=======≧s｡s≦==V:}i:i:i',
"''＜ニニﾆ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:γ＜}//　 　 //////////// ∧///////:∧!i:i:i:}
　　 　 "'＜|i:i:i:i:{i:i:{i:i:i:i/ニニ/　　　/　ｰ= _////// /　 V//////:::人i:iﾘ
　　　 　 　.乂ｷ:ｷi:ｷi:i:i{二ﾆ:/　　　/ 　 　 　 　 ｰ= /. 　　V///＞"　 ×
　　　　　　 　 乂',i:i:',i:i:iﾏﾆ:/　　　/ｰ　　　　　　　　　　 ｰ= _´ヽ　　　 　 ＼
　　　 　 　 ／　　ゞ:ｉ',i:iソ /　　　/　　　　　ｰ　　　　　　　 　 　 ｰ= _　　 　 ＼
　　　　 　 ＼　　 ./ `¨　./　　　/　　　　　 　 　 　 ｰ　　　　　　 　 　 　 ｰ= _　ヽ
　　　　　　　 ＼ /　　　./　　　/|　ﾆ=-　_　　　　　 　 　 　 ｰ　　　 　 　 　 　 　 ｰ= _
　 　 　 　 　 　 /　　 　 ≧s｡ /..|　 　 　 　 ﾆ=-　_　　　　　　　　　 ｰ　　　 　 　 　 　 　 ｰ= _
　　　　　　　　 ＞｡　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　|　ﾆ=-　_　　　　　　　　　 ｰ　　　 　 　 　 　 　 ｰ= _
　　　　　　　　　　　＞｡.　　　　 |　　　　　　　　　|　　　　　　ﾆ=-　_　　　　　　　　　 ｰ　　　 　 　 　 　 　 ｰ= _
　　　　　　 　 　 　 　 　 ＞｡　　|　　　　　　　　　|　　　　　　_,.｡s≦:::::ﾆ=-　_
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣
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―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i:::/ヽ: : : : : : : i　　　　　　　　　　　　u　　　　 /　　　 i: : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i/ 　 ヾi: : : : :ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 i: : : : :
　　　　　　　　　　Fort mit ihr! Ins Zelt hinein!　 　 　 　　　　　|: : : く　　　　　　　　　＿-､　　　　　 y　　 　 ﾉ:./: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|: /i: : : --､　　 　 ,-'"-=-"　　　　 ／￣｀'-//:/.|: : :
　　　　　　　　　　（私と一緒にいて！　　　　 　　 　 　　　　　　|:.j ﾔ:.iﾔ: : :.'‐‐､'---'"　 　 　 　 ／: : : :,i,ﾍ/,:./　|: : :
　　　　　　　　　　 このテントの中に！）　　　　　　　　　　　　 /, '　∨ ﾔ: : : : : : :ヽ,　　　　　 ／i/i : : : : 〉 .//　 .ﾔ: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　 ヽ .i: : :/ﾍ:j i:.i: ＼,　-'"i/i: : : i : : : :i　 /iヽ,　ﾍ: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |／ 　 ヽi/|／　　i　　ヽ: : :i: : : : :i　,ﾉ　ﾍ　∨
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
│　　メネラスが狩りに行くのを、ヘレナは押しとどめようとするが･･･　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
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　　　　 　 　 .,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　 　 │　Vergib mir, Göttin: dies Schwert und ich, 　 │
　　　　　 　 │　wir beide gehören zusammen.　　　　 　 　 　.│
　　　　　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　　 　 │　（女神よ、許されよ。　この剣と私は 　 　 　 .│
　　　　　 　 │　 同一同体にありますれば）　　　　　　　　　　│
　　　　 　 　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ノ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨
　　　│　　　　　　　　　　 l　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　|
　　　 lﾞ　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　 　!　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　!
　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　＿　　　　　　　　　　　　　　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
／　　 ￣　　 ／ 　／　　　.／.ﾆ三"''-､　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼　￣　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 |￣￣|　　　 ./三三三三ミヽ　　　　　 　 　 　 　 　 |￣￣|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |ニ三三三ニノ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ',ﾆ三三三ミﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　.i三三三三'､
　　　　　　　 　 　 　 　 .,.､ﾉﾆ三三ﾐノ､>ヽ　　　　　　　　　Dein ist dies Zelt
　　　 　 　 　 　 　 _,r.'"ニ三三ﾆ.└.ゝﾆミ〉　　 　 　 　 　 und viele Schätze -
　　　　　　　 .., -.''三三三三三三三三三｀.ヽ
　　　　　　　 .|三三三三三三三三三三三ミ',　　　　　　 （このテントの中の物、
　　　　　　　 .',ニ三三三三三三三三三三三',　　　　　　 宝は全て貴女のものです ――）
　　　　　　　　 ',ニ三三三三三三三三三三三',
.　　　　　　　 　 ',三三三三三三三三三三三ﾆ.i
.　　　　　　　 　 .`、三三三三三三三三三三三}
　 　 　 　 　 　 　 .`､ﾆ三三三三三三三三三ミ,'
　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ三三三三三三三三ミl`´
.　　　　　　　 　 　 　 .}ニ三三三三三三三ﾆ.l
　　 　 　 　 　 　 　 ./三三三三三三三三三.|
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　　　　 . : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　 . : :　　Schiffbrüchig irr' ich, ein gramvoller König,　　　　: : .
　　　　 . : :　　in fremdem Bereich.　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 : : .
　　　　 . : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　 . : :　　（難破して 私は、知らない国にたどり着き　　　　 : : .
　　　　 . : :　　 疑い深い王を前にしてます）　　　　　　　　　　　　: : .
　　　　 . : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　　 : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :



　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾄ､_ﾄ､_ﾄ､_ﾄ､_/|_/|_/|_/|ｲ､..|　 l│└ ┐
　　　　　　　　　　　　　　 弋´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.┌‐┘ ﾉ./ｰ─┘
　　　　　　　　　　　 　 弋::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.└―〃/　|￣￣|
　　　　　　　　　　　 弋´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.／￣￣|│ ｢￣
　　　　　　　　 　 ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ/￣| │.ヽ_>
　　　　　　　　 　 　 ＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::└┘.:＞
　　　　　　　　　 ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜
　　　　　　　　　　　＞:::::::::::::::::-:::::::ｲ::__::::::::::/|ヽ∧:::!:::i:::::::::::::::::::＞
　　　　　　　　　 ＜:::::r-､::::::::::::/｀㍉ｲ |:::::::/斗十〈:::|､:l:::::::i:::::::＞
　　　　　　　　　　 ＜:{　 ﾑ::::､,代で){　|ヽ/´ ＜(う'ヾ小|､::::|::ヽ　　　 俺ﾉ ﾍﾚﾅﾀｿ ﾄ 一緒ﾆ居ﾙ､ﾀﾞﾄ?
　　　　　 　 _　　　　 ム 　ﾍ∧/ ￣/　{　|　　　 ￣ 　　|j ):j}:::‐`
.　　　　　　 { ＼　　　　´､　 ∨､　 , 　 {　l|　　　　　　　j 'イ-ヾ 　 　 ,⊆ 乙 　 　 　 　 　 ｎ　_,ｎ_00 　　　　　　 　 く＞ 00
　　　　　　　＼. ＼　　　 ヽ　 ヾ　ｿ 　 i　｀　　　 　 　 /|/|j　　 　 　 .`７⊂′ﾝﾅ､ﾌｻﾞｹﾀ | |└i i┘ ﾝｿｳ持ﾂ奴ｧ　 n ﾊ　　 ｯ殺ｽ
　　　　　　　　 ＼　＼　　 j　　 ∪. 　 i -―--　 　 ／ ＼＿　　　　　 `‐┘ 　 　 　 　 　 Ｕ　 リ　 　　　　 　　 （八U八）
　　　　　　　　　　＼　 ￣´　　　　　　}　 ￣　　 ＜＿_　 ヽ　＼――.､
　　　　　　　　　 ／ﾉ　　　　　　　　,　ﾊ＞ ‐＜＿_. 　 ＼　} 　 /　 ／ ＼
.　　　　 (￣￣ ´　 ノ　　 　 -―‐' 　 　 ￣￣´　　}　彡' ∨　ノ ／　　／ ＼
　　 　 　 ￣ i￣￣人　´￣　'´　ﾉ　　　　　　ｨ― ´―――´￣￣￣￣￣￣￣｀　､
.　　　　　 　 j　_／　∧　　　　　　　　　 ／　,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　 / /　　　　 ＞―､――― ´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}
.　　　　 　 {　|　　　　　　　　 ＞―‐ ´｀ヽ＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　＿ノ
　　　　　　 ヽ ヽ　　　　　　／　 ヽ　　　ヽ/ /　　 /　　 　 ￣､￣￣￣￣￣￣￣ }
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│ 　 薬によって過去を失い 現況を正しく認識できないメネラスは、「武器しか頼れるものはない」と言い･･･　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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　　 ＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　　　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　 _）　　Dies Schwert ist alles, das mir geblieben,　　　（_
　　　 _）　　nicht rühre daran!　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　 _）　　（頼みにできるのは この剣のみなんです、　　（_
　　　 _）　　 私から引き離さないで下さい！）　　　　　　　 （_
　　　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:i:,ﾊ: : : ｉ: //: : : : : :.ﾍ 　 　 　 ㍉: :f´{´__　ヽ: : : :ｉ: : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /イ:{　!: : :|//: : : ｉ.: : : : :.　　 　 　 ｀ヾ{ i:::::::ヽ ; Y: :.|: : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 {:.l　|: : 〃: : : : |: : : :i: :}　　　　　　　　｀ヾ::メ　!:..:.|: : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　乂　: ノ:|: : ｉ:..: :|: : : :ﾄ､i　　　　　　　　　 ｀´ ノ : : |: : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∨: ､:八: : |:!: :..:| ﾘ　　　　　　　　　　:´:ﾐ:..: :..|: : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ:..:ヽ..:ヽ从{:..;'/　　　　　　　　　 　 :　 i: |: :|: : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Mit einem Blick　　　　　 　 　 　 　 ヽ: : 乂:/' i:/　　　　　　　　　　　　:　 |:!|:.;ﾊ : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　der sehenden Augen 　 　 　 　 　 　 ヾ{　/　 ′　　　　 　 　 　 　 　 .:　从/　ヽ.: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　erkenne mich wieder!　　　　　　　　　　　｀　 、　　　, - ､　　　 　 　 ′/ {:i　　 ,ヾ:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｰ ､ く{__,ノ　　 　 　 /　/　乂 ／｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（私の目を見て、もう一度　　　　　　　　　　　　　　丶　 　 　 　 ／ 　 ,， 　´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 私のこと気付いてよ！）　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 丶_　 イ ´> ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {　!く　　　　　　　 ,.ィ:´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 } |Oヽ　　　　 ／: : ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | |　　ヽ 　 ／: : ／
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
│ 　 何としも思い出してもらいたい、という ヘレナの願いも空しく･･･　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
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.　 　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　 │　Solche Blicke kosten zu viel　　..│
　　 │　dem armen Herzen!　　　　　　　 │
　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　 │　（貴女を見つめると　　　 　 　 　 │
　　 │　 私のように貧しい者には　　 　 .│
　　 │　 高くつくことになりそうだ！）　　..│
　 　 ゝ＿＿＿＿＿＿　 ＿＿＿＿＿＿__.ノ
　　　　　 　 　 　 　 　 ∨　　　　　　　　　　　 　 　 ｎ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,| |ｒ.ｒ.ｒ.、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　l.! 　 　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀t　 　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 ,'
　　　　　　　　　　　　　　 ＿__　　　　　　　　　 　 /　　!
　　　　　　　　　　　　 r´:::::::::::::ヽ　 　 　 　 　 　 / ,'　 l
　　　　　　　　　　　　 i:::::::::::::::::::::i　　　　　　　r'⌒` ､ !
　　　　　　　　　　　　(i:::::::::::::::::::::ｿ　　　　　／｀"'‐､　i'
　　　　　　　　　　　　 `;:::::::::::::::::i　 　　_, '"´ ヽ / 　`r'
　　　　　　　　　　　　　 ﾄ,"'ﾞ'"''"|_, -ｰ'´ 　 　 i/　, '´　　　　　　　　　　　　　　　_..　---　.._
　　　　　　　　　　 _　-''´　￣　　｀ 　 　 　 　 '　/　　　　　　　　　　　 　 ／. : : : : : : : :| : : : : : : '.
　　　　　　 　, -''　　　　　　　　　　　　　　　 　/　　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
　　　　　　　i､　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　 　 　 　 /: i: : : : : : : : : : : : : : :｜ : |
　　　　　　/　ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　 i　　　　　　　 　 　 　 　 　 :/i: : : : : : : : : : : : : : :Ｊ: : :|
　　　　　 /　　ﾍ　　　　　　　 　 ／ 　 / 　 {　　　　　　　　　 　 　 　 i: И : : : : : : : : : : : : : : : : : |
　　　　　 〉　/　ﾍ 　 　 　 　 ／　　　/　 　|　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |: { i : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　 　 /／　　ﾍ　　　　　　　　 　 /　/ 　!　　　　　　　　　　　　　　|八j : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　 　 〉　　　　|!　　　　　　　 　 /　/ 　 ;　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 | : : : : : :ｉ: : : : : : : : : : : :|
　　　　 ゞ‐- ‐'´∧　　　　　　　／　 ,'　　 i　　　　　　　　　　　　　 　 　 | : : : : : :|: :｜: : :|: ｉ : : : |
.　 　 　 |"''‐‐''´}　',　　　　-‐ '　　　, 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　　　| : :｜: : |: :｜: : :|: |: :ｉ: : '.
　　　 　 ゝ--‐ 〈　 ヽ､ __ ,／　／　　 / 　 {　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | :i: :|: : ∧: :|: :i: :|: |: :|: ぃ:ヽ
　　　　　 i￣ 　 |　 冫　　　　　　　　　　　 i　　　　　　　　　　　　　　　　|:ハ八/￣Ⅵ从ハﾊ八厶ﾄ､|
　 　 　 　 l　 　 i　 /　＝=　　 ',　＝=＝　　|　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ |　　　　　　 /　/　　 丶
　　　　　　|　　,'　 i　　　　　　　', 　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 　 　 　 / i　 |　　　　 　 　 /　 ／￣}
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　トロイア戦争前の不実 ―― 薬によって忘却したはずの不実 ―― を責めるような言葉を吐き･･･　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 Denn wer wegging zur Jagd　　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 und kehrt heim zu seinem Weibe -　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　（狩りから帰ってきたとき　　　　　　　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 家に同じ妻が待ってるかどうか ――）　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＿乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ
　　　　　　　　/`ヽ､　　　　　　　　　/ 　 ｝　|　/　　　　　　',,､
　　　　　　　 /　 　 ,ゝ　　　　 ,.:ｨ　/ 　/ !　 |/　　　　　　　　｀ ＼
　　　　　 　 /　　　/　　　　r''"　l,/ ／　'!　　　　　　　　 ,.:ｨ''7　　 ﾞ''､
　　　　　　 /　　　/　　　　 |　　 |''´　 　 !　　　 ,.:ｨ'7/　 /,r‐=''"フ　|
　　　　　　/　　　/ 　 　 　 |　　 |　　　　|　　　 /　//　/／ 　 ／　 |
　　　　　 /　　　/　　　　　 |　　 |　　　,ﾉ 　 　 /　/ ﾚ'Z'′ ／ 　 　 |
　　　　　/　　　/　　　　　　|　　 |　　/　　　　/,／ ／　 ／　　　　　 |
　　　　 /　　　/　　　　　　 |　　 |　 .|　　　　　　 ／,.:r'"´　　　..＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　　　　｀`ヽ､,,/　　　　　　　|　　 |　 .|　　　　　　''"´　 　 　 　 　 ._）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　　　　　　　　　　　　　 |,. ='　　 三三ニニニニ=========-._）　 er kann nie wissen,　 　 　 　 　 　 （_
　　　　　　 　 　 　 　 / 　　　　　　 i′　　　　 　 　 　 　 　 三　 _）　 ob er die gleiche wiederfindet!　　（_
　　　　　　 　 　 　 　 !　　　　　　／　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　　　　　　　　 '"゛　、　　　 .lﾞ　　　　三三ニニニニ=======._）　（そのときにならないと　　　　　　　（_
　　　　　 　 　 　 　 　 lﾞ　　　　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　　_）　 誰にも分からないからな！）　　　 （_
　　　　　　 　 　 　 　 / 　　 ／三三ニニニニ=========-----._）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　　　　　　　　 _／　　 .i′　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／´⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　　　　　　　　　ｒ'"　　　　/　　　　　　　　　　三三ニニニニ=========--------------

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　メネラスは出て行ってしまう･･････　 │
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　　　│　　　　　　　　　　 l　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　|
　　　 lﾞ　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　 　!　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　!
　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
／　　 ￣　　 ／ 　／　　　　　　 　 　 ＿＿＿_　　　　　　　　 ＼　 ＼　￣　 　 　 　 　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 //::/:./: : : iz: : : :.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ : ｉ :i: ｉ : : ｢㍉ ! :
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 {_i: : | :i: |ｉ: l:il::::::i:|: : i
　　　　　　　　　　　　　　　　　,...i:.i: : i从八ﾉﾘ::::::i:|:i:ｉ:|　　　　 ♪　　　　　　　　　　　_,.､.-――　　　　 　　　_,.､.-―-.､
,_　　　　　　♪　　　　　　 -''´　 |八从　　,　　　从i:ｉ:|　　　　　　　　　　　　 　 ､-''´　　　♪ 　　　　　　､-''´
　　`'-.､,_　　　　　 _,.､-'´　　　　ﾘ/:i:.込、_-_ .ィ: : :i:ｉ:|　　　 ､,_　　　　　 _,.､-''´ 　 　 　 　 　―--:‐''^ ´ 　 ♪
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /'i:八i:ィ^ト､　ﾉ｀ヽ八i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　./⌒ヽi__ ∧ ヽ_/} }
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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .| 　 　 i　　　　　　/　 〉
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　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 / /　∧　∨ ,ｲ 　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,.､.-―-.､.,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧ {＿_}∧　∨,| 　 |　　､♪　　　　　　　 　-.､,_　　　　　　　　　　　　　-''´　　　　　　 `'　♪
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　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｒ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'ヽ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ） 　 Menelas, steh!　 　 　 　（
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ） 　（メネラスは立った！） 　（
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 丶～'⌒'ﾉ,ﾉ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'´
　　　│　　　　　　　　　　 l　　　　　　（（　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　|
　　　 lﾞ　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　))　　　　 　 　 　 .!　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　 　!　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　 .（　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　!
　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
／　　 ￣　　 ／ 　／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼　￣　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 |￣￣|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |￣￣|
　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿_
　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　. : : : : : : : : : :
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 //::/:./: : : iz: : : :.
　 　 　 　 　 　 　　　　　　 　 　 ∧ : ｉ :i: ｉ : : ｢㍉ ! :
　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　 {_i: : | :i: |ｉ: l:il::::::i:|: : i
　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　 i:.i: : i从八ﾉﾘ::::::i:|:i:ｉ:|　　　　　　　Er ist dahin!
　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　 |八从　　,　　　从i:ｉ:|
　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　 ﾘ/:i:.込、_-_ .ィ: : :i:ｉ:|　　　　　　 （いなくなってしまったわ！）
　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　/'i:八i:ィ^ト､　ﾉ｀ヽ八i
　 　 　 　 　 　 　　　　　　 　 　 ./⌒ヽi__ ∧ ヽ_/} }
　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　 i　　　∨ ＼＼// i　 i
　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　 {　　　 {　　 ＼/　 ',
　 　 　 　 　 　 　　　 　 　 　 　 .| 　 　 i　　　　　　/　 〉
　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　└‐、-ﾍ　 /　　　/-イ
　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　∧　 ∨ 　 　 ; 　/
　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　 / ∧　 ∨　　/　 ;
　 　 　 　 　 　 　　 　 　 　 　 　 / /　∧　∨ ,ｲ 　 !
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　 　 　 　 　 　 　　　　　　_/_::/::::::::::::::::--'⌒ヽ.|　 ∨-''　＼
　 　 　 　 　 　 　　　 __／　／｀丶:::／　　 　 　 ＼､､ﾐi　　　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｒ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ） 　Und kehrt er zurück - 　（
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ）　（そして帰ってくる ――） （
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 丶～'⌒'ﾉ,ﾉ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 （（
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ))
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 （
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,ﾉ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 -― ……‐―-
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　´: : : : : : : : : : : : : : : . ｀丶、
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　.　　.　 .　. . . . . . . . .＼
　　　　　　　 　 　 　 　 　 , '　　　　　　　　　　　　　 . . ヽ.　. . .ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 ,'　　　　　　　　　　　　　　.　. . ヽ.　. . . :.
　　　　　　　　　　　　　 /　　 ,　　 , 　 ./　 　 　 /　 　　 　 . 　 . . .
　　　　　　　　 　 　 　 .′　./　. ./　 ./　　　 , ./ 　. .　.,　　.ｉ; .　　i .
　　　　　　　　　　　　　. . . .′_,/　 . ′./　. ,{ i /. . , . .ｉ . . :ｉｉ: . . . i .
　　　　　　　　　　　　/: : : :ｉ:.|: : : :/|: : : :/: :,､{:/ｉ: : : : : |: : /:.}　i: : |:.i
　　　　　 　 　 　 　 /: : : ノ|:.|: : :.;　!: : /i: :/{:ヾ.,: :./:/:/: :/}:ﾘ　,: : :|:.|
　　　　　　　　　　 /:ｲ: : :{ {ﾄ:{: :.|:ｉ　|:..:,' i:./ i:/乂:/:/:/j:./ j/　/}: :,ﾊ:}
　　 　 　 　 　 　 /´ l: : : ヽ｀ヾ 从 丶:{ 乂 /　 j/ソ/;／　/　//:./　ﾘ　　　　- wie ihn entzaubern?
　　 　 　 　 　 ／ 　 |: : : : |:｀¨:ﾊ　　 ヽ　　　 /　 ／　　 ′/´:j/　/　　　　　......
　 　 　 　 　 　 　 　 |:!: : :..|: ／ {丶　　　　　　 　 　 　 　 /: :/: |
　　　　　　　　 　 　 从:j: :/:{　　ヽ　丶　　　__,，‐_､ 　　 ｲ:!乂:八　　　　　　（―― どうしたら彼の心を取り戻せるの？
　　　　　　　　　　 /:ｲ:/:/ : |　　　 ＼　＞ ´￣￣ ´ イ: :.从{:./:ヽ ヽ　　　　　･･････）
　　　　　　　　　,.イ　/:ｲ:..:.∧　　　　 ｀　　､_｀フ´ 　 :|: : : : ヽ: }: :}
　　　　　　　　/:__: :｀ヽ: : : : ∧　　 　 　 ／r‐oヽ 　 人: : : : : :}: ;ﾊ
　　　　　　　./´　 ｀ヽ: :ヽ: : : :.丶　　 ／　 :|　 |　｀¨´/: : : : :../:/　i
　　　　　　　i　　　　　ヽ: :ヽ: : : : ｀¨´ヽ　 ..:|　 |　 /:/: : : : : /:/ 　 !
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│ 　 取り残されたヘレナが一人ごちていると･･･　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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┌───────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　侍女が三人現れる。　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　│
└───────────┘


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　　　　　　　 　 　 .ｒ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'ヽ
　　　　　　 　 　 .（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　 　 　 .）　Zaubergerät zieht uns hinuber - 　 　 　 　（
　　　　　　 　 　 .（　　zurückzukehren - dies ist die Kunst!　　　　）
　　　　　　　 　 　 .） 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　（
　　　　　　 　 　 .（　 （魔法の道具で 私たちを向上させる ――　 ）
　　　　　　　 　 　 .）　後ろへ退かせる―― これは技術だわ！）（
　　　　　　 　 　 .（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
.　　　　　 　 　 　 丶～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'´


　　　│　　　　　　　　　　 l　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　|
　　　 lﾞ　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　 　!　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　!
　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／| 　 .{ー―一ヽ　　　　　　　　　　　|＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
／　　 ￣　　 ／ 　／　　 　 .｀ ￣ / /　 　 　 　 _　　　　　 　 .＼　 ＼　￣　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 |￣￣|　　　 　 　 　 /メ　､　ゞ　ヾ　）}　　　　 　 　 .|￣￣|
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　＼〉　 ＿ ノ '
　　　　 ,-､:':ヽ　　　　　　　　　　　　　 _ 　　　　　　　　　　　　 　 ,.:‐､:^ヽ
　　　 ,.:'::::::::::::::::)　　　　　 　 　 　 ,.:'´:::::::ヽ　　　　　　　　 　 　 ,':::::::::::::::::',
　　　 (::::::::::::::::::::)　　　　　　　　　,!::::::::::::::::::i　　　　　　　　 　 ,.!:::::::::::::::::::::'､
.　　　(;:::::::::::::::::::::'､　　　　　　　　i:::::::::::::::::::::',　　　　　　　　　ヽ- ､::::::::::r -:'
　　　,.'::::::::::::::::::::::::i、　　　　　　 _,':-':::::::::::::'-.､　　　　　 　 　 ,...::'´:::::::::::`::‐:.､
.　　,'::::::::::::::::::::::::::::::'､ 　 　 　 ,:':::::::::::::::::::::::::::::::｀:.､　 　 　 　 !:::::::::::::::::::::::::::::::::',
.　　!::::::::::::::::::::::::::::::_':､. 　 　 ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i　　 　 　 i::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
　　,'::::::::::::::::::::::::::::::i　　　　 ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!　　　　　i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
　 ,'::::::_::::::::::::::::::;::::::',　　　　!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', 　 　 　 !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
　 !::::::',.,':::::::::::::::i'::::::,'　　 　 !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i　　　　 i::::::::::::::::::::::::::::i';::::::::',
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　構うことなく独り言を続けるが、侍女の一人がヴェールを脱ぐので･･･ 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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　　　　　 ｒ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'ヽ
　　　　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）
　　　　　 ）　Aithras Becher war zu stark - 　 　 　 　 　 　 　（
　　　　 （　　und nicht stark genug für Menelas Herz!　　　　　）
　　　　　 ） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　（
　　　　 （　　（アイトラの薬は強い ――　　　　　　　　　　　　　 ）
　　　　　 ）　そしてメネラスの心のためには十分じゃない！）（
　　　　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）
　　　　　丶～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'´



.　　　　　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 　 　 　 　 .|　 |:::|:|:::::::::|::℡　　 :::::＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i::::　!i:::::!i:
　　　　　　　 ,.': : : : : : : : : : : : : : : : : :.<: : ﾍ　　　　　　　 　 　 | .八::!:!::::::: |:::㏍ヽ ∨:::/{＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i:i:i:::::㏍Ⅸ
.　　　　　　 /: : : : : : : : :/: : : :ｉ: : : :|: :Y:.: : : :.　　　　　　　　　　　　::| !::::::: | Ⅶ　 } :∨:::;::::::::::::ゞi:i:i:i:i:i:i:i:!jki:::i:i:i:i:i:i:i::::|i:i:
　　　 　 　 ,: : : :/: : /:.:/: : : :/|: : : :|: :.|㍉: :.:.i　　　　　　　 　 　 　 ∨j:::::::::!i:iい　 乂　::;::::::::::::::::::i:从∧!　　|＼i:i:i:i:i:i:|i:i:
　　　　　　,: 〈∨.: :/:.:/i_:_!: //|: ://|: i:|　ﾐ.:.:.:|　　　　　　　　　 　 　 ヽi:i::::::|i:i ＼　　　　:::ヽ:::::　　i!　　　:::::::i!:::::ヾi:i:i:i:i:i:i
　　　　 　 ｉ: ∧〉:./i´:'{ |:/j// ,:.//‐j:/ﾘ､ ﾐ: :.:|　　　 ' _　 　 　 　 　 　 ∨::::|i:i　　＼　　　　:::;::　　 i!　　　　 i!　　　:i:i:i:i:i:i
　　　　 　 |/: :i: :.i:|y'"笊ﾐ､　 /　ｘzｪｭ､　i: : i:|　　　 、　　 　 　 　 　 　 |:::::|i:i　　 　｀　、　 :::;;:::　　i!　　　　i!　　　　ﾊi:i:i
　　 　 　 /: :./!: 从゛ 弋:ｿ　 　 　 ら:ﾘ j},'､: 从　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::::::::ヽ
.　 　 　 /ｉ: 八{ﾍ{　　 ｀　　 　 ,　　｀¨　/j 八{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ─ﾍ ノ　　　　　　　　　　ハ
　　　／　!: : :.｀ ｰ.:.　　　　　　　　　　,'ノ: : i ｀　　　　　　　　　　　　 / }　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ﾉ
　　 　 　 |:!: : : :|: :rﾍ　　　 f⌒)　 　 ′:.:.:i:| 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | └─, --─ -　　─　　　　　　　　　　　　　　　::::
. 　 　 　 从:,ﾊ{'´{　 :.丶　　 　 　 イ_:i: ;ﾊ:从　　　　　　　 　 　 　 　 |＿＿＿＼
　　　 , ィ: :/: :.:.八　　＼ ＞‐＜ |{: :.:j/:ヽ　　　　 　 　 　 , -　┌＝＝＝＝＝＝＝ー ____
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　　　　　　　　　　　　　　┌────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　│ 　 ヘレナは顔を見、それが侍女に扮したアイトラだったことに気付く･･････ 　 │
　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　└────────────────────────────────┘
.

┌────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
│　　思いがけない訪れに、ヘレナは喜び 話しかけようとするが･･･　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
└────────────────────────────┘


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　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　　_）　　Aithra! Liebe Herrliche!　　　　 　 （_
　　　　　　　　　_）　　O Zauberin! Schnellhörende!　 　 （_
　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　　_） 　 （アイトラ！　素敵な女！　　 　 　 （_
　　　　　　　　　_）　　 魔術師！　今すぐ聞いて！）　　 （_
　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　／´Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼


　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,´￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │ 　 Schweig!　　　│
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　 　 　 　 　 　 　 │　　　　　 |　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |:::
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　 （黙って！） 　 │　　　　　 |　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |:::
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ゝ＿＿＿＿＿＿__乂　　　　 　 |　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　 |:::|:|:::::::::|::℡　　 :::::＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i::::　!i::
.　　 　 　 ,:': : /: : : : : :/: : |: : :ｉ: :Y､: : : :.ﾍ　　 　 　 　 　 　 　 　 | .八::!:!::::::: |:::㏍ヽ ∨:::/{＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i:i:i:::::㏍
　 　 　 　,:〈∨:.ｉ: :|: : /!: :.:.|: : :|: ｉ:! ㍉ : : : :.　　　　　　　　 　 　 　 　 ::| !::::::: | Ⅶ　 } :∨:::;::::::::::::ゞi:i:i:i:i:i:i:i:!jki:::i:i:i:i:i:i:i:::
.　　　 　 .:.∧〉 |: :|:_/_j:{: /|: :/|厶!-　ﾐ: : : :i　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨j:::::::::!i:iい　 乂　::;::::::::::::::::::i:从∧!　　|＼i:i:i:i:i:i
　　　　　ｉ/: :| : |:/|/ /ﾘメ､|:/´ﾘ /　　 ﾐ: : i:|　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽi:i::::::|i:i ＼　　　　:::ヽ:::::　　i!　　　:::::::i!:::::ヾi:i:i:i
　　　　　|: : :|:!i:|:{y"笊ﾐx '/ 　 ィ笊㍉ i:._:从　　　　　　　　　　　　 　 　 ∨::::|i:i　　＼　　　　:::;::　　 i!　　　　 i!　　　:i:i:
　　　　　|:!.:.;-从{゛弋:う　　　　弋:う '　!'t:Y　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:::::|i:i　　 　｀　、　 :::;;:::　　i!　　　　i!　　　　ﾊ
.　　　 　从:{ rﾍ{　　wxw　　 ,　 wxw　,rｿ/i　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::::::::ヽ
　　 　 / ｉ: : ヽゞ_:.　　　 ＿　 　 　 　 ,'¨´:i:|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─ﾍ ノ
.　　　/　j/: : : : :.:ﾍ　　 ∨　　У　　ｲ.: :.:从　　　　　　　 　 　 　 　 　 / }　　　　　　　　　　　　／
　 　 　 /!|: : |: : :|: :.＞　　 ￣ 　 イ: :!:.:./ ﾘ ヽ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | └─, --─ -　　─
.　　　　 八: ;ﾊ: /: : : :./i､　｀¨´ iヽ!.:.:|:./ /　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |＿＿＿＼
　　　　　, ィ:´￣:｀¨:Y　　｀7T 〈 　 ヽ￣:￣｀ヽ　 　 　 　 　 ., -　┌＝＝＝＝＝＝＝ー ____
.　　　　/　ヽ: :}: .:.:.:人__,ノ o|　丶　/: : : : : }: ;ﾊ　 　 　 　 /　　　)////////////////////==-
.　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　.ノ　　::У////////////////////////-=ﾆ=- 三三三三三三
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　アイトラは それを押しとどめて、「自分はヘレナのために急いでやって来た」 と言い･･･　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
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　　　　 　 　 │　Dich zu retten flog ich her!　　　│
　　　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
　　　　 　 　 │　（貴女を救うため　　　 　 　 　 　.│
　　　　 　 　 │　 ここに飛んできたの！）　　　 　.│　　　　　.| 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:ﾊ:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::;:;;:;:;:;:;:;;:;:;:;jj:::::::::|:::
　　　 　 　 　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂　　 　 　 .|　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |:::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |:::
. 　 　 　 　 ,.:':.__: : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ　　　　　　　　　　　　　 |　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i::
　 　 　 　 /: r'oﾚi: : : : : : : : ｉ: : : : :|､ : : ﾍ　　　　　 　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|::℡　　 :::::＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i::::　!i::
　　 　 　 ,: :._>ィ´:ｉ: : :|: : : :.:.|: : :.:ｉ:.| ㍉.: : :.　　　　　　　　　　　　| .八::!:!::::::: |:::㏍ヽ ∨:::/{＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i:i:i:::::㏍
. 　 　 　 ,: :.:そう: |:.:.厶i-:､/,: : :.:.|:.|_　 ! : : :.　　　　　　　　　 　 　 　 ::| !::::::: | Ⅶ　 } :∨:::;::::::::::::ゞi:i:i:i:i:i:i:i:!jki:::i:i:i:i:i:i:i:::
　　　　　ｉ: : /: : : :|:/{ 八: { ,:/}: /j/　｀ !: : : i　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨j:::::::::!i:iい　 乂　::;::::::::::::::::::i:从∧!　　|＼i:i:i:i:i:i
　　　　　|:ノ: : :.:i:|/≫示㍉/ ,:/ ｙ示㍉|: : :i:|　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽi:i::::::|i:i ＼　　　　:::ヽ:::::　　i!　　　:::::::i!:::::ヾi:i:i:i
　　　　　|: :., ‐.:从 ヽ ﾋ:ﾘ 　 /　　ﾋ:ﾘ ' j/} 从　　　　　　　　　　　　　　　∨::::|i:i　　＼　　　　:::;::　　 i!　　　　 i!　　　:i:i:
　　　　　|: :{ tﾍヾ{　　ｗｘｗ　　,　ww iﾉ: i/　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |:::::|i:i　　 　｀　、　 :::;;:::　　i!　　　　i!　　　　ﾊ
　　　　　|: : ヽ __　　 　 　 　 　 　 　 ,: :.:|　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::::::::ヽ
　　　　　|:!: : :ｉ: : 丶　 　 　 cっ　　 /: :.:.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ─ﾍ ノ
.　　　 　从: :.:|: : :|:.个 　 　 　 　 ィ.:.: :.:i:|　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 / }　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ﾉ
　　　　/i: : : :.|: : :|j/ﾄ､　｀　‐r､´:/! : : :从　　　　　　　　　　　　　　 　 | └─, --─ -　　─
　　　 　j/_:__;ﾊ イ　　 ｀ヽ、/　∨ !: : / ﾘ ヽ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |＿＿＿＼
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　下女が過ちを犯していた、ヘレナに渡した薬のうち二つ目の瓶は違う薬だった、と説明する。 　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
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　　　　　 　 　 　 　 _,,､-‐‐‐‐- ､.　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |::::
　　　　 　 　 ._､-''｀ : : : : : : : : : : :.´'' :,　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |::::
. 　 　 　 　 ,.:':.__: : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ　　　　　　　　　　　　　 |　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i:::
　 　 　 　 /: r'oﾚi: : : : : : : : ｉ: : : : :|､ : : ﾍ　　　　　 　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|::℡　　 :::::＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i::::　!i:::
　　 　 　 ,: :._>ィ´:ｉ: : :|: : : :.:.|: : :.:ｉ:.| ㍉.: : :.　　　　　　　　　　　　| .八::!:!::::::: |:::㏍ヽ ∨:::/{＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i:i:i:::::㏍
. 　 　 　 ,: :.:そう: |:.:.厶i-:､/,: : :.:.|:.|_　 ! : : :.　　　　　　　　　 　 　 　 ::| !::::::: | Ⅶ　 } :∨:::;::::::::::::ゞi:i:i:i:i:i:i:i:!jki:::i:i:i:i:i:i:i::::
　　　　　ｉ: : /: : : :|:/{ 八: { ,:/}: /j/　｀ !: : : i　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨j:::::::::!i:iい　 乂　::;::::::::::::::::::i:从∧!　　|＼i:i:i:i:i:i:
　　　　　|:ノ: : :.:i:|/≫示㍉/ ,:/ ｙ示㍉|: : :i:|　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽi:i::::::|i:i ＼　　　　:::ヽ:::::　　i!　　　:::::::i!:::::ヾi:i:i:i:
　　　　　|: :., ‐.:从 ヽ ﾋ:ﾘ 　 /　　ﾋ:ﾘ ' j/} 从　　　　　　　　　　　　　　　∨::::|i:i　　＼　　　　:::;::　　 i!　　　　 i!　　　:i:i:i
　　　　　|: :{ tﾍヾ{　　ｗｘｗ　　,　ww iﾉ: i/　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |:::::|i:i　　 　｀　、　 :::;;:::　　i!　　　　i!　　　　ﾊ
　　　　　|: : ヽ __　　 　 　 　 　 　 　 ,: :.:|　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::::::::ヽ
　　　　　|:!: : :ｉ: : 丶　 　 　 cっ　　 /: :.:.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ─ﾍ ノ
.　　　 　从: :.:|: : :|:.个 　 　 　 　 ィ.:.: :.:i:|　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 / }　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ﾉ
　　　　/i: : : :.|: : :|j/ﾄ､　｀　‐r､´:/! : : :从　　　　　　　　　　　　　　 　 | └─, --─ -　　─
　　　 　j/_:__;ﾊ イ　　 ｀ヽ、/　∨ !: : / ﾘ ヽ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |＿＿＿＼
.　　　, ｲ_ : : : : 八　　　 / ﾄ､ 　 }:｀＞‐.､　　　　　　　　　　 , -　┌＝＝＝＝＝＝＝ー ____
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　　　　　　　│　　二つ目の瓶は「記憶が甦る」薬、神々でさえ避ける 致死の薬だった、と･･････　 │
　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　└──────────────────────────────────┘
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　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　│　　この箇所をめぐって、二人の間で次のような やり取りがなされている･･･　 │
　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.．''"　　　　　　,.．彡"　　　　　　 ﾞミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.．''"　　　　　　　,.．イ"　　　　　　　　 =彡
　親愛なるドクター･シュトラウス　　　　　　　　　　　　　　　　　　} 　 　 ,.．''"　　 　 　 　 ,.．彡'　　　　　　　　　　　 ジ"
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ j.! ,．'"　　　　　　　,．イ"　　　　　　　　　　　 　 ／
　旅にお出かけになっても、あなたは頭の中で第二幕の 　 ,..ｲj/,:　　　　　　,.．彡"　　　　　　　　　　　　　,．'"
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　,．‐'" 　 j!　　 　 ,．イ"　　　　　　　　　　 　 　 ,.．'ﾞ
　仕事をなさるだろうと思い、しばらく前から気に　　 ,イ　　　　　{!　 ,．彡'　　　　　　　　　　　　_,.．彡"
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ,ｨ"　　　　　　,.．彡"　　　　　　　　　 _,.．-''"´.￣￣￣￣￣
　気にかかっていることを申し上げさせて　　 　 /　　　　　 ,.．才　　　　　　　　　 ,.．彡´
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　.,:′　　　,.ィ,.イ　　　　　　　　 ,.．''" . ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　いただきます。それは第二幕の 　 　 　 ⌒V　　　,.ィ,.イ 　 　 　 ,ゞ、,.．:'ﾞ'"
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　、　 {　,.ィ,.イ　　　　 ,.ｨfチ｀ﾞ".￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　真ん中、あなたが「語らせ」ようと　._ミﾞヾ彡ｨ;",.イ　　_ ,.ィ彡ヘ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣..=彡ィ",.イミ≦チ=彡' .￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　なさっているヘレナとアイトラの　 　 ,.ｲ ,.ィ彡 ".:ﾞミ辷彡
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.._,.ィ".．イ彡ｨ''⌒ﾞミイ...￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　箇所のことです。･･･
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ . ／´ ￣￣￣￣ ｀...￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ .|　　 　 : : : : : : : : : :i　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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　　　 　 へｰ､ヽ､_:. :.:.: il:.|　 ', 　　 : : : ; ;. ｀ i: . :ハ:ヽ､ _
￣￣　/　　　.＼:. :.:: ヽ､_＼. ヽ　　 : : : ; ; :´ 　,'. :. :. :.＼ヽ . ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　 ﾊ　　彳: : :＼l:.:..　:.:.|:＼: :ヽ､: : : :´ .｀ , ' : : : : : : : :ﾘ
　　　 }ゝ､ _:_: : : . V,､: :ヽ :j: : :＞､ ﾆ=‐‐-イ|: : : : : : : : /ハ
　　　 l　　: : :.＞: : {:.l: :､: i|＞': : :ﾊ...::/.:＞ﾍj: : : : : : : : :/.:リヽ
　　　 　 ,:ﾆ:.¨: : :> ｀l:.: : : | : : : : : :|ソ´: : : : : : : : : : : : /'´: :_:_:ゝ､
　　 　 Y　　　＞イ:.<:.:: : :!: ヽ:､: :.:i! : : : : : : : : : : : : : /.:. : : : :; :. .ヽ
　　　　 } , ＜: : :＞-ﾍ:. :. : : : ヽ:､:l! : : :: : : : : : : : : :./.:. ≧ ._.-‐=ﾆヽ､
　　 　 {/.:＞　　.: : : :.ﾊ: : : : : : : :.i! : : : : : : : : : : : :/ヽ､_:. : | |.‐- :. : : .､
　　　　 Y　　 .≧´ｲ:r'´≧=-､: : :j!:_:_:_　　 ＿__:_,:ｲ≧=-＜.|_|:. : ;'´/'´￣≧
　　　 　 ゝ ,.ｲ　 /.: :! -‐=ﾆ:.¨:.￣:i : :.i!￣:./.:.:　　　 '￣二ヽ ヽ:/´У /´_.　ﾍ
　　　　 　 ヽ:ﾚ /.: ノ.: : : : : : : : : :,j:.: :i!...j..:i!::::.:.:.:.:....:.ー.､ ｀＼､ﾍﾞY_フ　/　／ｌ
　　 ￣￣￣｀´｀ー-―――――-ー――ﾞー――-⌒ーｰﾞ　ー￣ ー｀ｰﾞ￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ～ １９２５年２月１２日 ～




　 　 　 　 ＿＿＿_
　 　 　 ／　　　　　＼　　　　　　　 やらない夫さん。
　 　 ／　―　　　―　＼
　 ／ 　 （●） 　（一） 　＼　　　　 ここでワーグナー風のシュプレッヒゲザングを避けるため
　|　　　　　 __´___　　　　　|　　　　 「語らせる」って、おっしゃってましたよね。
　＼ 　　 　 `ー'´ 　　　 ／
　/　　　　 ∩ノ ⊃ 　 ／　　　　　 この シュプレッヒゲザングを 「避ける」 というのは
　(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |　　　　　　 僕にも理解できます
.　＼　“　　／＿＿|　 |
　　　＼ ／＿＿＿ ／


　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　でも その結果が、「語らせる」 になるのは頂けません。
　　　／　＿,ﾉ　　⌒　＼
　 ／ 　 （●） 　（●） 　 ＼　　　　　　　　　　ここの箇所では様式的に合ってませんよ。
　｜　　　　　､　´　　 　 　 |　　(( ∩))
　　＼ 　　 　 ￣￣　　　／　　　 （　⌒）　　　散文じゃなく、韻文ですし、ね
　　／　　　　　　　　　　＼
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|.ヽ＿＿__／|
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |＿＿＿＿__|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　 　 　 .／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 　 　 　 ／　 ヽ､_　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 （●）（● ） 　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　･･･　 　 　 （__人__） 　　.u　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 .(,｀⌒ ´　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　{ 　 　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　 　 { 　 　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　ヽ　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　,, -‐)__, ／⌒i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 ／;─ー´ミ .／ l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　.（＿ﾝー‐-.ノ´　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　 l　　　　　　|

　　　　　　　　　　　　　 　 ∩＿
　　　　　　　　　　　　　　〈〈〈　ヽ
　　　　　　＿＿＿_　　　〈⊃　　}　　　　　語らせるのは合わない
　　　　 ／⌒　　⌒＼　　 |　　 |　　　　　が、シュプレッヒゲザングは避けたい･･･
　　　／（ ●） 　（●）＼　 !　　 !
　 ／ :::::　 　__´___　　:::::＼|　　 l　　　　　で、どうすればいいか、ですが
　 |　　　　　 `ー'´ 　 　 　 | 　／　　　　 ヴェルディの 『ファルスタッフ』 の中に
　 ＼ 　 　　　　　　 　 　／／　　　　　　 発見しましたよ！
　　/　＿＿　 　　　　　　/
　　(＿＿＿）　　　　　　/
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|.ヽ＿＿__／|
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |＿＿＿＿__|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 　 　 _ノ 　ヽ､_ 　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 　 （ー) (ー )　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　･･････　　 　 　 （__人___）　　U ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .__(,__　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／___ ＼_　 　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 | 　./____＼-` 　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 | 　 / ,.　 〉-`＿.　 〈
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　.|　　　{(,/ 　 　 　 ⌒｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 ヽ　 　}　　　　　　　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　} 　　ヽ　 　　　　　ｨ　　ヽ



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　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　│ 　 「シュプレッヒゲザング」 とは、〝半ば語るように歌う〟歌唱法のことだ　│
　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l ﾄ. .::ヽ ﾄi;ﾊ　　　　 　:::: 　j/　　:::::::| | / /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヾ ∨ヽヽ `´'　__ ＿　　　　|!　 !::::: l_j/ / ､
♪ ―-.､.,　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　_,.､.-―-.♪　　 　 .! 　V i ::::　V　 　|　　　ヽ　 ,:::::::::/ /::.　＼
.　 　 　　　 `'- .　　　　　　　　 　　　　　　 ､-''´　　　　　　 `'-　　l 　 　ゝ　　＼　ﾉ　　　人./::::/!:/ /::::::::: ､ ＼
　 　　　 　　　　　`'-.､,_　　♪　　_,.､-''^ ´　　 　 　 　 　 　 _　 　 _ヽj 　!::::＼　　　　_　　_| .:ｲ/!f/ /:::::::::::::|`ー`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _ ,-'､. l rく _ヾヽ 　 :::::::::` - イﾉ_/　ﾚ !/j , '´ ￣ ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 , - く ,､ヽ_j' ﾍ　!::} ! |＼ 丶::::::::::/三 ﾊ三_::ﾉ / 　 　 　 　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,- ｨ ´｢｀(::):},. --､'-'‐ 'jﾉ　 ゝ ,! ::::::ﾄー/　　∨ / 　 　 　 　 　 i
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ゞ-―V:::√ , ー ´ 　 　 　 l:::ﾉ|:::::::/ `'　　　/ / 　　　　 　　 　 l
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 '　　　/::::/_ノ　 　 　 　 　　j/ /从/'　 　 　/ / 　 　 　 　 　 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 レ´ /:::/　 `　　　　　　　 　.　,..-─- .､　/ /　　　　　　 .∠.　　　 |



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│　　その手法が使われた最初の曲は、シェーンベルクの 『月に憑かれたピエロ』 である　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
└─────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　ttps://www.youtube.com/watch?v=bd2cBUJmDr8

　　　　　　　　 ※参考URL：【Ａ．シェーンベルク：『月に憑かれたピエロ』 Ｏｐ．２１】
.

┌──────────────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│ 　〝総合芸術〟としてのオペラにおいて、劇の進行と歌唱のあり方、そして歌と言葉は如何にあるべきか･･･　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└──────────────────────────────────────────────┘




┌──────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │ _ .. _
│ 　 ワーグナーの論文、『オペラとドラマ』 　  │ :: ::: :::｀`::‐..､、
│ 　 で提唱されたこの問題は、　　　　　　 　  │ .::::::::::::::::::､‐､:Y⌒ヽ
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │.::-‐ '´⌒｀: : ::ヽ｀ヽ｀、
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │　 　 　 : : :: ::: ::i :::ﾐ .｀､
└──────────────────┘　　　　.: :: :::::::::ヽ::::ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 .,!: ::i　._,,;;;;,,,;川,,;,,,;;:: :: :::::::::｀´:::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　ノﾉ:::|　,弋ﾗ‐⌒ゞ:弋ュ:):::::::::::::::::::〈
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　彡,::;:!　ヽ.／　 .:::::〉 -‐'....:::::::::::::::人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 ‐'´　',.i　ﾞ´ ./、 .ｿ:::.　 : : :::::::::::::／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　ヽ;i　／ ,｀`ヾ:::＼ : :.:::::::z‐'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　,';i　 ‐'"､`",`ゝ' /:,, ::::ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　.',;i　　　´´´.. :: /〃:::／、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 〉;＼.､,;;:::::::::;;;::／;／::::::~ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 '´　´'､‐-‐_;::-‐'´／:::::::::::::::`‐､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　__,〉‐- ､‐-'´｀‐-‐‐'::::::::／::::::::::::::::｀ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 _,./:::,ﾌ〈／;'´ ┌─────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ..,..-‐´:'´.V::'.A/''〉,‐│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :::::::/: : ./n∩/::/}.:::.│ 　 ワーグナーの弟子、フンパーディングを経て、　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :::／:　./`';!!;:ゝノ:':::;.│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ: ;　./::::((:::::::/:::/ .└─────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '´　 ./:::::::ヽ::::::::/　　 ..::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　/:::: :::n::::::::/　 ::::::.::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



┌──────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　「シュプレッヒゲザング」という手法が シェーンベルクらにより、様式として確立され･･･　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
└──────────────────────────────────────┘

.

┌────────────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　第一次世界大戦後、急速に広がったアンチ･ロマンティシズムの傾向と相俟って、すでに広まっていた　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└────────────────────────────────────────────┘




　　　　　　　　　　　　　 し!　　　　　_　　-──　‐- 　　､　 , -─-､　-‐─_ﾉ　 　 カ　 え
　 　 　 大　 許　 ロ　　 /／￣＞ ´ ￣　　　￣　　｀ヽ　 Y　 ,　 ´　　　　　）　　　ン　 .|
　 　 　 戦　..さ　 .マ　　 L_　／　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　　　 ヽ.　　 タ　 マ
　 　 　 前　 れ　 ン　 　 / '　　　　　　　　　　　　　　　　'　　　　　　　　　　 i.　　｜　 ジ
　 　 　 ま　 る　 .テ　　./　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　 く　　 ビ
　 　 　 で　 の 　.ィ 　 .l　　　　　　　　　　 ,ｨ/!　　　　/　　 　/l/!,l　　 　 ／厶,　.レ
　 　 　 だ　 は　 シ　 i 　 ,.lrH‐|'|　　　　 /‐!-Lﾊ_　　l　　　 /-!'|/l 　 ／｀'ﾒ､_iヽ !?
　 　 　 よ　 第　 ズ　 .l　 | |_|_|_|/|　　　 / /__!__ |/!ﾄi　　　i/-- ､ ﾚ!/ 　 /　,-- ﾚ､⌒Y⌒ヽ
　 　 　 ね　.一　.ム　.._ゝ|/'/⌒ヽ ヽﾄ､|/　'/￣｀ヾ 、ヽﾄ､Ｎ'/⌒ヾ　　　　　 ,ｲ￣｀ヾ,ﾉ!
　　　 　 l 　 次　 が .「　　l ′ 「1　　　　　　 /てヽ′|　|　|　 「L!　　　　　' i'ひ}　　　ﾘ
　　　　　　　　　　　　 ヽ　 | ヽ__Ｕ,　　　　　 ､ヽ シノ ﾉ!　!　|ヽ_､ｿ,　　　　　 ヾシ _ノ　_ﾉ
　　　　　-┐　　　　,√　　 !　　　　　　　　　　 ￣　　 ﾘ l 　 !　￣　　　　　　　￣　　 ７/
　　　　　　 ﾚ'⌒ヽ/　!　　　 |　　　〈　　　　　　　_人__人ﾉ_　 i　　く　　　　　　　 　 　 //!
　　　　　人_,､ノL_,iノ!　　/! ヽ　　 r─‐- ､　　 「　　　　　 Ｌ_ヽ　　 r─‐- ､　　 u　　ノ/
　　　　　　　　　　　/　 /　lﾄ､ ＼　ヽ, -‐┤　 ﾉ　　キ　　　 了＼　 ヽ, -‐┤　　　　　/／
　　　　　ハ　キ　　{　 /　　　ヽ,ﾄ､ヽ/!｀ｈﾉ　　）　　モ　　　　|/!　「ヽ, `ｰ ／）　　 _　‐'
　　　　　ハ　ャ　　 ヽ/　　 r-､‐'　// / |-‐ く　　　 |　　　　 ＞ / / ｀'／／-‐､　　　　／
　　　　　ハ　ハ　　　 ＞ ／＼＼// / /ヽ_　 !　　 イ　　　 （　 / / ／／　　/　`ｧ-‐ '
　　　　　ハ　ハ　　　/　/!　　 ヽ　　　 レ'/　ﾉ　　　　　　　　＞　 ' ∠ 　-‐　￣ノヽ　　　/
　　　　　　　　　　　 {　 i　l　　　 !　　　　/　 フ　　　　　　　/　　　　　-‐　/￣/〉 〈 ＼ /!



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┌────────────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　しかし この作品では 「オペレッタ的な軽み」 を目指していた彼らにとっては、合わなかったのだろう･･･　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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　　　　 ／￣￣￣＼
　　　／　　⌒ 　　⌒＼　　　　 第二幕のヘレナとアイトラの対話の部分、
　 ／　　 （ ●） 　（●）＼
　 |　　　　　、___´__　　　 |　　　「シュプレッヒゲザングで歌わせない」
　　ヽ、　　　　　　　　　／
　　／　　　　　　　　　 ＼　　　 って考え、守って下さいね
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|.ヽ＿＿__／|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 ヽ､_　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （●）（● ）　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （__人__）　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （｀⌒ ´　　　 　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 {　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　 く


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　半年前の ’２４年８月には、こういったやり取りも見受けられる　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└────────────────────────────┘
.

┌────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
│　　しかし戦争によるＰＴＳＤとも取れる描写を含む、このオペラ。　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
└────────────────────────────┘

;;;;;..:　　　　　　　 :.;;;;;;;｀.;;;...;..;....;.;..;;.;;. ;;;;;;;;;;;;..:　　　　　　　 :.;;;;;;;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´_,:;
;.:　　　　　　　　　 :.;;;;;;;.　;;..;..;..;.;..;..;.; .;;;;;;;;;.:　　　　　　　　　 :.;;;;;;;;｀.;;;...;..;....;.;..;;.;;. ;;;;
;; :;　　 　 .:::::;　 ::;;: ;;;;;;;｀:. ｀´｀´｀´｀´.;;;;;;;;;;; :;　　 　 .:::::;　 ::;;: ;;;;;;;;;;.　;;..;..;..;.;..;..;.; .;;;;;
;; :;　 　 :::::::::;:;　:;;::; ;;;;;;;;;;｀'……--'´;;;;;;;;;;;; :;　 　 :::::::::;:;　:;;::; ;;;;;;;;;｀:. ｀´｀´｀´｀´.;;;;
;;. ;　　　　::::::;　　;　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ;　　　　::::::;　　;　;;;;;;;;;;;;;｀'……--'´;;;;;;
;;.;´:;:;:;:;:;｀;...;´:;:;:;:;｀ ;;;;;..:　　　　　　　 :.;;;;;;;;.;´:;:;:;:;:;｀;...;´:;:;:;:;｀ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´_,:;;;.:　　　　　　　　　 :.;;;;;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´_,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::｀.:::...:..:....:.:..::.::. :::::: ::　　 　 .::::::　 ::::: :::::::::｀.:::...:..:....:.:..::.::. :::::::..:　　　　　　　 :.::::::
::::::::.　::..:..:..:.:..:..:.: .:::::: ::　 　 ::::::::::::　:::::: :::::::::::.　::..:..:..:.:..:..:.: .:::.:　　　　　　　　　 :.:::::
:::::::｀:. ｀´｀´｀´｀´.::::::. :　　　　:::::::　　:　:::::::::::｀:. ｀´｀´｀´｀´.::::: ::　　 　 .::::::　 ::::: ::::
:::::::::::｀'……--'´::::::::.:´::::::::::｀:...:´::::::::｀ ::::::::::::::｀'……--'´:::::: ::　 　 ::::::::::::　:::::: :::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::._｀''''´ :::::::｀''''´_,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :　　　　:::::::　　:　::::
:::::..:　　　　　　　 :.:::::::::｀.:::...:..:....:.:..::.::. :::::::::..:　　　　　　　 :.::::::.:´::::::::::｀:...:´::::::::｀ :::::
:.:　　　　　　　　　 :.::::::::.　::..:..:..:.:..:..:.: .::::::.:　　　　　　　　　 :.::::._｀''''´ :::::::｀''''´_,:::::::
:: ::　　 　 .::::::　 ::::: :::::: ｀:. ｀´｀´｀´｀´.::::::: :: .┌────────────────────────┐
:: ::　 　 ::::::::::::　:::::: ::::::::::｀'……--'´:::::::::: ::..│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
::. :　　　　:::::::　　:　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. : │ 　 「オペレッタ的軽み」から、この作品は逸脱している。　 │
::.::.:.:.:.:.: .:.:. .:. .. .　　　　　 ,.ィ┬ 、.::::::::::::::::...│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
::::._｀''''´ :.::::::::::::::　　　..._,r{ ll~「r'⊆ヽ､.::::　...└────────────────────────┘
.:. .:. .. .　　　 ,.　-＜フ´ {‘　　{`弋ﾆ {.::::::　　　　　　 :::::::::::::::::::::　　　　:::::::::::　　　:::
.:::::::　　　:::, 　　　　 `､Λ}､_　ﾉ:::::::ﾌ ﾉ:::::　　　　　　::::::::::::::::::::　　　　　 :::::　　　　 :
.::::::::::::　 / 　　　　　　}　､}　　{:::イi　{.:::::　　　　　　　　:::::::::::　　　　　　　　　　　:::::
.:::::::::::::::,'　 ﾍ 　　　 ｀''V.,'　　 i´_Ｔ　 ｌ.::::::　　　　　　　 ::::::::　　　　　　　　　　::::::::::
.:::::::::::::.,'　　　 ヽ　　　　ｿ　 　 ;　/ｌ　　V　　　　　　　:::::::　　　　　　　　　::::::::
.:::::::::::::.}　　` 　 ’､　　 /　　　,／::|　　 ',　　　 　 　 :::　　　　　　　 ::::::::　　　　　:::::
.:::::::::::::.i　 　ゞ、 ∧　'´ 　 　/ へy　　　',.:　　　　　:::::　　　　　　　　　　　　　 ::::::::::
.:::::::::::::.}　　　／ ￣`;　　　ノ´⌒`、　　 ﾊ、_　　　 :::::::　　　　　　:::::::: ::::::::::::::::::
.:::::::::::::.}　 ／ : : : : : :｀ - '´V: : : : : : :-'´ : : : :ヽ.:::::::

┌─────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
│ 　 その混乱を伝えたいかのように･･･ 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
└─────────────────┘




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　──　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　 /　 　 　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,′　　　　　　　`､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　_ 　　　　 ∨──-┐＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /y^YﾍﾊLヽ　 f＼ , ＼＜／___＿＿＿／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人! .| ﾄ､ヽ＼`ｰ,’ 〉}/ /:::::`-＜__////Y/ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::::::^ゝへ_ `　　___ｨ_/ /:::::::::::::／:::::＼/ i//|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .j::::::::_ﾑｭｰ､＼／:::::::::| /:::::::::::::::::::::::::::::::Y:i//|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:＼/.::::::::::::::〉〈::::::::::::::{::::::::::::}/::::::::::::::::::::}:|//|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 }:::::/::::::::::::::::ｲ:::}:::::::::::::::{::::::::::/:::::::::::::::::::::,' |//|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:x、　　　　 /／::::::::::::::::Λ{;;;|:::::::::::::::i:::／::::::::::::::::::::::ｲ./|//|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 ＞x、　 }':::::::::::::::::::/::::N;;;|::::::::::::::::V:::::::::::＼＿__/ |/|//|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ x　　＞ﾍ::::::::::::::::/::::::::::V|::::::::::::::::::V::::::::::::＼::/..:::ｉ/|//|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ZZZ>＞x　 ゝ..___, ハ::::::::::::::{::::::::::::::::::::'.::::::::::::::７::::::::{/|//|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ZZ/ /ZZZ＞x　　 　＞x、::Λ:::::::::::::::::::}::::::::::／::::::::::|/|//|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Z/ /ZZZZZZZ＞x　　　　 ＞';:::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::|/|//|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ ＼ZZZZZZZZZ＞x､　　　 ゝ::::::::::::::ィ:::::::::::::::::::::::|/|//|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ﾞ＜` ＜ZZZZZZZZ ＞x､　　　￣＞x、:::::::::::::::: ｛/|//|



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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　前述したように、６月には 「アルタイル出現の所から筆が停滞している」 ことをシュトラウスは告白･･･　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└────────────────────────────────────────────┘

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┌───────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　その後も修正やカットを伝えるやり取りが続けられる･･････ 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
└───────────────────────────┘


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守圭ｻム.　　　　　Ⅷ圭圭l圭ﾀ　　　　　　　_,,..ィ　, -＜i　..ｲｱ 　 . U. : :i≧=..:‐:ｭ｡.,_ 、.////|//| 　 　 ｀㍉　 　 　 　_,,.ィ佳ll佳沁
　 マ圭掛､ 　 　 　 Ⅶ圭圭タ　　　　　,,.ｨ≦l　.／ : : : : ! 〈掛　　 　 .'｀¨“''㍉、.｀“'气≧｡. //i//|　　 　 　 ｀ﾞニ三圭圭ア 　炸致
心、 マ∨ﾑ　　　　　Ⅵ圭ぐ　　　　　 佳圭..／ : : :ヽ :.∧ .寸L　 　 .: : ム{ :寸x..: : : 寸会 ./i//|　　　　　　　　　　　　　　,.佳致ﾞ⊿
圭㍉　 寸掛､　 　 　 Ⅵll掛,　　　　.,佳圭.ノ : : : : : : V／ヽ..Ⅷ抄" .: へヽゞ .Ⅷﾄ､ .: :.寸掛｡ｉ//|　　　　　　　　 　 　 　 ,.佳紗ﾞ,.ｲｧ
圭圭l!　　寸掛､　　 　 寸l圭l 　 　 ,佳 ／＞── ｧ'´ : : : : : :.ﾏ. . ￣　_ιУ､.Ⅵl}.: : : .寸掛x./|　　　　　　　　　　　 ,.:佳ア´.ｲｱ
Ⅶ圭|!ﾄ､ 　 寸掛,　　 　 ﾏ圭ﾑ　　　./ : : : : : : : : : : : : : : : : :_／｀-ｰ=´ : : :｀ヾ 炸: : : : :..Ⅷ圭心　　　 　 　 　 　 ,.イ紗'" ,.ｲllｱ
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　　 マムⅥ爪　　 `守ﾐ､　　 寸圭 .ヽ : : : : : : :,彡'´　　　　　｀''　.ｨ≦圭ｌ圭抄.: _,ノ . ,.ｲ圭圭圭|圭|心､.　　,.ｨ≦少寸紗"
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. 　　　　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 │ 　 Dies ist der Trank, den ich bedarf! 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　 │ 　 Erinnerung!　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 （これこそ望んでた薬よ！　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　 │ 　 記憶が甦るのね！）　　　　　　　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |::::
　　　　　 　 　 　 　 _,,､-‐‐‐‐- ､.　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |::::
.　　　　 　 　 _､-''｀ : : : : : : : : : : :.´'': ,　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i:::
. 　 　 　 　 ,.:':.__: : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ　　　　　　　 　 　 　 　 .|　 |:::|:|:::::::::|::℡　　 :::::＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i::::　!i:::
.　　 　 　 ,:': : /: : : : : :/: : |: : :ｉ: :Y､: : : :.ﾍ　　 　 　 　 　 　 　 　 | .八::!:!::::::: |:::㏍ヽ ∨:::/{＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i:i:i:::::㏍
　 　 　 　,:〈∨:.ｉ: :|: : /!: :.:.|: : :|: ｉ:! ㍉ : : : :.　　　　　　　　 　 　 　 　 ::| !::::::: | Ⅶ　 } :∨:::;::::::::::::ゞi:i:i:i:i:i:i:i:!jki:::i:i:i:i:i:i:i::::
.　　　 　 .:.∧〉 |: :|:_/_j:{: /|: :/|厶!-　ﾐ: : : :i　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨j:::::::::!i:iい　 乂　::;::::::::::::::::::i:从∧!　　|＼i:i:i:i:i:i:
　　　　　ｉ/: :| : |:/|/ /ﾘメ､|:/´ﾘ /　　 ﾐ: : i:|　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽi:i::::::|i:i ＼　　　　:::ヽ:::::　　i!　　　:::::::i!:::::ヾi:i:i:i:
　　　　　|: : :|:!i:|:{y"笊ﾐx '/ 　 ィ笊㍉ i:._:从　　　　　　　　　　　　 　 　 ∨::::|i:i　　＼　　　　:::;::　　 i!　　　　 i!　　　:i:i:i
　　　　　|:!.:.;-从{゛弋:う　　　　弋:う '　!'t:Y　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:::::|i:i　　 　｀　、　 :::;;:::　　i!　　　　i!　　　　ﾊ
.　　　 　从:{ rﾍ{　　wxw　　 ,　 wxw　,rｿ/i　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::::::::ヽ
　　 　 / ｉ: : ヽゞ_:.　　　 ＿　 　 　 　 ,'¨´:i:|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─ﾍ ノ
.　　　/　j/: : : : :.:ﾍ　　 ∨　　У　　ｲ.: :.:从　　　　　　　 　 　 　 　 　 / }　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ﾉ
　 　 　 /!|: : |: : :|: :.＞　　 ￣ 　 イ: :!:.:./ ﾘ ヽ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | └─, --─ -　　─
.　　　　 八: ;ﾊ: /: : : :./i､　｀¨´ iヽ!.:.:|:./ /　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |＿＿＿＼
　　　　　, ィ:´￣:｀¨:Y　　｀7T 〈 　 ヽ￣:￣｀ヽ　 　 　 　 　 ., -　┌＝＝＝＝＝＝＝ー ____
.　　　　/　ヽ: :}: .:.:.:人__,ノ o|　丶　/: : : : : }: ;ﾊ　 　 　 　 /　　　)////////////////////==-
　　 　 ,　　　V:}: :´: :.:ヾヽ　 |　　/7: : : : : :,':/　 }　 　　.ノ　　::У////////////////////////-=ﾆ=- 三三三三三三
.　　 　ｉ　　 　}:.} : : : : :.:ヾヽ |:　/:/ : : : : : :{:{　　!　　 　 　 .八∨////////////////ﾊ-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／⌒＞∨///////////////////ハ-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　アイトラの話を聞いて、ヘレナは喜ぶ･･･　  │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　そのようなヘレナに アイトラは、忘却の薬を使うよう勧めるが、ヘレナは拒否･･･　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
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. 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 Du rufst das Wort, du Ahnungslose, silbern hin　 　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 und schaffst, wenn dirs die Lippe netzt,　　　　　 　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 dich zur Lebendig-Toten um!　　　　 　 　 　 　 　 　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　（貴女 自分の言ってることの意味も　　　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 そして何が起こるかも分かってないわ、　　　 　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 貴女が唇を湿したら 生き返られるのよ！）　 　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.乂

. 　　　　　　　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　│　 Zur Tot-Lebendigen hat dein Trank　　　　 │
　　　　　　　│　 mich umgeschaff en diese Nacht!　 　 　 　 │
　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　　　　│　（あなたのお薬じゃ　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　│　 私は死んだようにしか生きられないわ、 　 .│
　　　　　　　│　 私は今夜で終わったの！）　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ




　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 r──　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　　　　｀¨¨¨¨ ヽ､＿ _
　　　　　　　　 /: : :/ : : : / : : /: : : : : : : : : : :.' ',　　　　　　ヽ　　丶　　 ヽ_
　　　　　　　　: : : / : : : / : : /: : : :.:/: : : :.__ ﾉ　 ＼.!　　　　 　 　 　 　 　 ' ｀ヽ
　　　　　　　/: : :/＼ : / : : /: : : :.:/ : : .f´｀ヽ｀ヽ　∧　　　　　　　　　　　　　 '｀ヽ
　　　 　 　 ,′ : |＼ ∨ : : :ｉ : : : :/: : : : .ヽ／　　 〈.}. Y　　　　　　　　　　　　 　 ∧
.　 　 　 　 : : : : j: : ∨ : : : : : : : :ｉ.: : : : : : }　　 　 ｀ｰ┴ ─　　　　　　　i　　　　　∧
　　　　　　|: : : : : : : ｌ| : : :|: : : :/: : : : / !: ゝ､　　　　 　 　 　 　 　 　 　 i!　　　 　 .∧
　　　　　　|: : : : : : : ｌ| : : :|: : : :|: : : :i/: :|: : ::/ヽ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧
　　　　　　|: : : : : : : ｌ| : : :|: : : :!: : :./!: ::|: : /: :/∨
　　　　　　i: : : : ::/⌒! : : :!: : L|: : /┼‐|‐/‐ /　.∨
.　　　　　 八: : : :{ ｨ' | i: : |: : |　∨　j　 |/ i /　　 .∨
　　　　　/: : : : : :ゝし| | :八: :l,ィ气云夾弌　　 /: : .＼
. 　 　 ／ /: :/i: : : :ヽ| |从 :ヽ|　 ､つ　ｨ:ﾘ　 　 j／ 　　.＼
　　／ .イ: :/: :!: : : : ij＼j_＼小 　 ￣￣　　 　 　 　 　 ￣＼
　 ⌒´　|: /: : |: : : : ::i/　 ∧　　　　　　　　　　　　　　 イ_ノ ｀¨¨｀ヽ
.　 　 　 |/: : : |: :il : : ｌ　　|ノ＼　　　　　　　　　　 ｨ　　｀ｰ 7　　　〈 .∨
.　 　 　 | ＞　| /|: : ::|　　∨　 ＼　　　　 　＿ _, 　 　 　 ｲ―､＿ハ ∨
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　その後も再三、アイトラは 忘却の薬で平穏を手にするよう、ヘレナにへりくだって懇願するが、　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
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. 　　　　　　　　　　　　　　　　　　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 Du Selige, so bist doch du's,　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 die immer wieder siegt und siegt!　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　（貴女は神の祝福を受けてる女なのよ、　　　　　.│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 貴女は常に勝って勝って勝ち進む女なの！）　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.乂

　　　│　　　　　　　　　　 l　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　|
　　　 lﾞ　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　 　!　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　!
　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
／　　 ￣　　 ／ 　／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼　￣　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 |￣￣|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |￣￣|

. 　　　　　　　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　│　Die eitle Freude lass dahin!　　　│
　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　　　　│　（真実を知らずに　　　　　　　　　│
　　　　　　　│　 勝利を手にしたくないの！）　.....│
　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ


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　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　 │　　ヘレナは断り、記憶を取り戻す薬で 真の勝利を手に入れる、と宣言する。　  │
　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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. 　　　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 │　 Ich siege heute oder nie　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　 │　 und hier durch diesen Trank allein!　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　 │　（今日、勝利を手に入れるか否かは　....│
　　　　　　　　　　　　　　　 │　 この記憶を取り戻す薬だけなの！）　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ



　　　　　　　　　　　　　　＿,,,........,,,,_　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;:::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|::::::|
　　　　　 　 　 　 _､- : : : : : : : : : : : :. '': ,　　　 　 　 　 　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;:::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|::::::|
.　　 　 　 　 　 ,. ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : .　　　　　　　　　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:ﾊ:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::;:;;:;:;:;:;:;;:;:;:;jj:::::::::|::::::|
.　 　 　 　 　 ,:': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ　　　　　　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |::::::|
　　　　　 　 /: : : : : :_: : :/: : : : : : : : : : : : : : : ﾍ　　 　 　 　 　 .|　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |::::::|
.　　　　 　 /: : : : : : ヽヽ′: : : : :/: : : :/: :..: : :..:ﾍ　　　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i:::::|
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　　　　　 .: : : : :ノ: :/:ﾉ:..: :/:./:/: :/:./ ,: :/!: : : ,{: :.i　　　　　 　 .| .八::!:!::::::: |:::㏍ヽ ∨:::/{＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i:i:i:::::㏍Ⅸ
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. 　 　 　 从 : 八 {:::t　/ ′　 弋う' ゛ 　 /rｭ､/:/　　　　　　 　 　 　 .ヽi:i::::::|i:i ＼　　　　:::ヽ:::::　　i!　　　:::::::i!:::::ヾi:i:i:i:i:i:
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. 　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　 │　O dreifache Törin!　　　　│
　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　 │　（なんて愚かなこと！）　 .│
　　　　　　　　　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂


　　　 　 　 i　　　./　 　 　 i　　　　　　　 }ミ　　　　　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;::;;:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|::::::|i:l:::::::,
　 　　＼　 |　 　/　 　 ⅰ ;|　 i: 　 /} ｌ i 乍ミ　　　　 　 ,　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;::;;:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|::::::|i:|:::::::|
　　 ＿　 　 　 　 　 i 　 |　i| 　|: ､厶斗匕!　 ミ　v}　 　 ′.| 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:ﾊ:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::;:;;:;:;:;:;:;;:;:;:;jj:::::::::|::::::|i:|:::::::|
.　 　 　 　 　 　{　i　|ｉ　 | jｉ|ｉ /|: /　 }/ ,り.,,_　}ﾐ'⌒Y　 八 .|　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |::::::|i:|:::::::|
　　　　　 　 　 　 j　|　寸刋/ И 　 rfち 刈ｱj′｝ j　　　　|　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |::::::|i:|:::::::|
　　　　　　　 　 }八 |i　 xfちぃ　　　 　 _）ソ　　　 ｲ　　!､ . |　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i:::::|i:|:::::::|
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　　 　 　 　 　 　 　 |: .八分､　　　 r 　 　 ,　:{￣ ヽ: :Nへ　 　 .::| !::::::: | Ⅶ　 } :∨:::;::::::::::::ゞi:i:i:i:i:i:i:i:!jki:::i:i:i:i:i:i:i::::|i:i:i::::::::
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│　　記憶が戻る薬を求めるヘレナを見て、アイトラは嘆くが･･･　 │
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　 　 　 　 . （　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）
　 　 　 　 　 .） 　Den einzigen Balsam, 　 　 　 　 　 　（
　 　 　 　 . （　　 den Trank der Götter　　　　　　　　　）
　 　 　 　 　 .） 　verschmähest du mir! 　 　 　 　 　 （
　 　 　 　 . （　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）
　 　 　 　 　 .） （唯一無比の芳香、神の飲み物 　 　（
　 　 　 　 . （　 私の言うこと聞いてくれないなんて！） ）
　　　　　　　丶～'⌒'～'⌒'ﾉ,ﾉ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'´
　　　　　　　　　　　　　　 （（
　　　　　　　　　　　　　　　 ))
　　　　　　　　　　　　　 　 （　　　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;:::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|::::::|i:|::::::.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　|:::.／-/,-､::::::::::::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;::::::::l::::::|i:|:::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　|./ 　/ ｰｲ :;;:ﾊ:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::;:;;:;:;:;:;:;;:;:;:;jj:::::::::|::::::|i:|:::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　,ｲ 　/ 　/:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |::::::|i:|:::::::|
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　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　 Gehorchet und mischet,　 │
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　 was einzig mir frommt,　　 │
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　（ただ一つの信念は　 　 　 │
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　 従うことと混ぜること）　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ




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　　　　　　　 　 　 　 ＼＿
　　　　　　　　　　 _｢ ＼＼＼
　　　　　　　　 __（　＼_.）__＼＼
　　　　　　　 {　 j ＼__）　 　 _＼}
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　 　 　 ／　　　　　　 ＿〈￣j　／⌒}
　　　　＼　　 ＿ __／＼/　l／　　　l|
.　　 　 　 ＼/─l__｢￣ヽｊ／.　 　 　 ｌｊ
.　　　　　　　＼/ﾍ＼ ／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}.{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|!
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿八＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀￣￣￣´
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―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣
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　　　　　/: : : :ｉ:.|: : : :/|: : : :/: :,､{:/ｉ: : : : : |: : /:.}　i: : |:.i
.　　　　/: : : ノ|:.|: : :.;　!: : /i: :/{:ヾ.,: :./:/:/: :/}:ﾘ　,: : :|:.|
　　　 /:ｲ: : :{ {ﾄ:{: :.|:ｉ　|:..:,' i:./ i:/乂:/:/:/j:./ j/　/}: :,ﾊ:}
.　　 /´ l: : : ヽ｀ヾ 从 丶:{ 乂 /　 j/ソ/;／　/　//:./　ﾘ
.　／ 　 |: : : : |:｀¨:ﾊ　　 ヽ　　　 /　 ／　　 ′/´:j/　/　　　　　　　　wenn heiss mein Jäger
.　 　 　 |:!: : :..|: ／ {丶　　　　　　 　 　 　 　 /: :/: |　　　　　　　　　 zum Zelte mir kommt!
　 　 　 从:j: :/:{　　ヽ　丶　　　__,，‐_､ 　　 ｲ:!乂:八
　　　 /:ｲ:/:/ : |　　　 ＼　＞ ´￣￣ ´ イ: :.从{:./:ヽ ヽ　　　　　　　　（さすれば情熱的な狩人が
　　,.イ　/:ｲ:..:.∧　　　　 ｀　　､_｀フ´ 　 :|: : : : ヽ: }: :}　　　　　　　　　 私の前に訪れる！）
　/:__: :｀ヽ: : : : ∧　　 　 　 ／r‐oヽ 　 人: : : : : :}: ;ﾊ
./´　 ｀ヽ: :ヽ: : : :.丶　　 ／　 :|　 |　｀¨´/: : : : :../:/　i
i　　　　　ヽ: :ヽ: : : : ｀¨´ヽ　 ..:|　 |　 /:/: : : : : /:/ 　 !
|　　　　　　ヽ: :ヽ: : : : : :ヾ:ヽ　| O|:../:/..: : : :../:/　　 :､
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　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　ヘレナは、アイトラの召使いとともに記憶を取り戻す薬を調合し･･･　　│
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　　　　　 │　 Und noch und noch!　│
　　　　　 │　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　 │　（まだまだ！）　　 　 　 │
　　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂

　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　 　 　 ._..　-‐……‐-　.._　　　　　　　　　　　　　| 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　: ´: : 、 {／ : : : : : : : ｀丶、　　　 　 　 　 　 .| 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 　　　　 　 ／: ／: /: ∨; : : :__､ : : : : : : : ｀:､　　　　　 　 　 .| 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:ﾊ:::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 　 　 . : : ,: : :{/: : : i'＾≦三:厶 : : : : : : : : '.　　　　　　　　|　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 　 　 / / / : :/: :/: :ｌ|　　￣｀ﾏ∧: : : : : : : : :,　　　　　　　 |　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i::
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 : : : : : /: :ｲ: : :ﾘ　　 　 -ﾍ: :', : : : : : : : i　　　　　　　 |　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾ
　　　　Und nicht genug　　 　　 　 　 　 .{: :ｉ ｌ: :/イ:｜:ｉｲ￣￣｀　､__}ヽ; : : : : : :、|　　　　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|::℡　　 ::::
　　　　vom dunklen Trank　　 　 　 　 　 ､:| | T爪: :|从|f斥;示 　 了: j_}: :!: : 、:ヾ、　 　 　 　 .| .八::!:!::::::: |:::㏍ヽ ∨:
　　　　Erinnerung!　　　　　 　　　　 　 　 .八:Ⅵi代＼|　　Vrﾘノ　　}イ〔 Ⅵ: : : ＼: ＼　　　　　　　 ::| !::::::: | Ⅶ　 } :∨
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　ヽ小rﾘ　　　 '＾´ '"´　　j.ノ 从: : : : : ＼: :≧=-　　　　∨j:::::::::!i:iい　 乂
　　　　（暗闇の飲み物だけじゃ　　　　　 　 　 .ｉ{ ′　 　 　 　 　 　 -イ: :,ﾊ: : 、: :＼`: =-　　　　　 ヽi:i::::::|i:i ＼
　　　　 記憶を取り戻すには　　　　　　　　　　八　、　　　 　 　 ／¨Ⅵ /: :i: :、＼: : ト|　　　　　　 　 ∨::::|i:i　　＼
　　　　 まだ足りないわ！） 　 　 　 　 　 　 .,ノ´)￣¨`ｉ　　　_..∠.∠ﾆ圦{: 从､:ｉ＼{＼|　　　　　　 　 　 .|:::::|i:i　　 　｀
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　 ,{ノ´)　 　 |￢/´　 　 ＼　　乂 }ハ|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　 　 {.ノ´)　　 (｀V/　 　､　　 '.　　　　　'.
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 　 　｛ イ　　　　ﾄ }}　　 　 ヽ、 ∨　 　 　 '. 　 　 　 　 　 　 　 / }
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 　'.｜_＿___ ｢`{　　　　 　 ＼}　　　　　 '.　　　　　　　　 　 | └─, --─ -
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　〉｀¨¨丈´　 ∨ 　 　 　 　 ∨　　　　　　　 　 　 　 　 　 |＿＿＿＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　'. `５T⌒~i 　 ｢∨ 　 　 　 　 '.　 　 　 i 　 ./　　　)/////////////////
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 　 　 　 '.　 C!　 Ｌ..,_|　 '.　 、　 　 　 '.　　　　..ノ　　::У//////////////////
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　 '.　 C　厂い　　'.　}　　 　 　 '.　 　 |　　..八∨////////////////ﾊ-
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 {:.l　|: : 〃: : : : |: : : :i: :}　　　　　　　　｀ヾ::メ　!:..:.|: : : :
　　　　　　　　　Auf zuckt die Flamme　　　　 　 　 　 　 乂　: ノ:|: : ｉ:..: :|: : : :ﾄ､i　　　　　　　　　 ｀´ ノ : : |: : : :
　　　　　　　　　alter Qual:　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨: ､:八: : |:!: :..:| ﾘ　　　　　　　　　　:´:ﾐ:..: :..|: : : :
　　　　　　　　　vor ihr das Hier　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ:..:ヽ..:ヽ从{:..;'/　　　　　　　　　 　 :　 i: |: :|: : : :
　　　　　　　　　wird öd und fahl!　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ: : 乂:/' i:/　　　　　　　　　　　　:　 |:!|:.;ﾊ : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヾ{　/　 ′　　　　 　 　 　 　 　 .:　从/　ヽ.: :
　　　　　　　　　（忌まわしき過去が　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀　 、　　　, - ､　　　 　 　 ′/ {:i　　 ,ヾ:
　　　　　　　　　 炎の揺らめきにかざされ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｰ ､ く{__,ノ　　 　 　 /　/　乂 ／｀ヽ
　　　　　　　　　 今・ここを荒涼の地へと変え　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 丶　 　 　 　 ／ 　 ,， 　´
　　　　　　　　　 消え去らしめようと する！）　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 丶_　 イ ´> ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {　!く　　　　　　　 ,.ィ:´
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |: : : : : : : : : : : : : |　.ﾔ: : :i　／　　　　　　　　　　ヾ;:i' ./--､　.i: : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 7: : : : : : : : : : : : : i　　i: : :.i,"　　＿＿,　　　　 　 　 ヾ　ヽ　.ﾉ .i: : : :
　　　　　　　Doch was dahin,　　　 　 　 　 　 　 /／:.iﾍ: : : : : : : : : :.|　　.i／/,.==､'""ア　　　　　　　　 　 /,-'　/: : : :
　　　　　　　das tritt hervor　　　　　　　　　　／i;/: :| .ﾔ: : : : : : : : :i,__,.',／ ∧:::::i　,　　　　　　　　　υ　 ~　 /: : : : :
　　　　　　　geistmächtig aus　 　 　 　 　 　 　 〃∨|　.i: : : : : : : : :.|'-､/:./ 　 `-'ノ,　　u　　　　　　　　　,,,,-' ヽ: : : :
　　　　　　　dem dunklen Tor!　　　　　　　　　　　　ヾ,　|: : : : : : : : :.､,/／'"　　""　　　　　　　　　　 　 〃　　 i : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i:::/ヽ: : : : : : : i　　　　　　　　　　　　u　　　　 /　　　 i: : : : :
　　　　　　 （過ぎ去った事と思ってても　　　　　　　 　 .i/ 　 ヾi: : : : :ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 i: : : : :
　 　　 　 　 暗き門を通り抜け 精神の力が 　 　 　 　 　 　 　 |: : : く　　　　　　　　　＿-､　　　　　 y　　 　 ﾉ:./: : :
　　　　　 　 こちらに向かってやって来る！）　　　　　　　　 　 |: /i: : : --､　　 　 ,-'"-=-"　　　　 ／￣｀'-//:/.|: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:.j ﾔ:.iﾔ: : :.'‐‐､'---'"　 　 　 　 ／: : : :,i,ﾍ/,:./　|: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /, '　∨ ﾔ: : : : : : :ヽ,　　　　　 ／i/i : : : : 〉 .//　 .ﾔ: :
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│ 　 薬を飲んだ後、過去の影に怯えつつも 向かい合う決意を固めたことを歌い･･･ 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
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. 　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　 │　Und was von drunten　...│
　　　 │　wieder kommt,　　　　　　│
　　　 │　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　 │　（そして下の方から　　　.│
　　　 │　 再びやって来る）　　　....│
　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.乂

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:ﾊ:::::::::;;:::::::::;:::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __,.................... _　　　　　　　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.ィ:´: : : : : : : : : : : ｀ヽ、　　 　 　 　 　 .|　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.:': : : : : : : : : : : :〈: : :..: : :.ヽ　　　　　　 　 |　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : :/ : : : : : : : 〈: : : : : : : :ﾍ　　　　　　　|　 |:::|:|:::::::::|::℡　　 :::::＼i:i:i:i:i:i:i:i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /:〈∨: /:..: :ｉ: : : : : :iく : : : : : : : : :. 　 　 　 　 | .八::!:!::::::: |:::㏍ヽ ∨:::/{＼i:i:i:i:i:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,: : :i: ｉ:/ｉ: |:..:|:.ｉ: : : |:.}㍉: : :､:.: :..: : :　　　　　　　　 ::| !::::::: | Ⅶ　 } :∨:::;::::::::::::ゞ
　　ist einzig, was　　　　　　　　　　　　.: : :.|:./､|:/:./|:.|: /:/:ﾘ　ﾐ: : :.ｉ: : : : :.i　　 　 　 　 　 ∨j:::::::::!i:iい　 乂　::;::::::::::::::::
　　dem Helden frommt. 　 　 　 　 　 ｉ:|:.|:.|'ｘzｭ'j//}/'/厶‐　　ﾐ: :..|: : : : :.|　　　　 　 　 　 ヽi:i::::::|i:i ＼　　　　:::ヽ:::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:|:.|i:| ' {:rj　/　 '"笊ﾐx　 ﾐ: _j_: : : :..|　　　　　 　 　 　 ∨::::|i:i　　＼　　　　:::;::
　　（ただ雄々しく敬虔たれ、と）　　　jﾉ:j从　ゞ'　　 　 弋:ツ″ ﾚ'r:yY : : | 　 　 　 　 　 　 　 |:::::|i:i　　 　｀　、　 :::;;:::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 !　　'　　　　　　　　　f:ソノ: : : |　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i: ､　 r‐_､　　　　　, .-..:´: ｉ: :..八　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ─ﾍ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　从{j/};ﾊ/jr ´ 　　＿_/: ∧{:i从　　 　 　 　 　 　 |＿＿＿＼
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　　　　　. : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　　. : :　　　　　Und noch und noch!　　　　　　　　　　　 　 　 : : .
　　　　　. : :　　　　　Und nicht genug　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 : : .
　　　　　. : :　　　　　vom Zaubertrank　　　　　　　　　　　　　　　　: : .
　　　　　. : :　　　　　Erinnerung!　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 : : .
　　　　　. : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　　. : :　　　　　（そして まだ！　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　　. : :　　　　　 魔法の薬から記憶を戻すには　　　 　 　 　 : : .
　　　　　. : :　　　　　 まだ十分じゃありません！）　　　　　　　　　 : : .
　　　　　. : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
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│　　更にヘレナとアイトラの二重唱となって歌われるが･･･　　 │
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　　 　 　 /: :./!: 从゛ 弋:ｿ　 　 　 ら:ﾘ j},'､: 从　　　　 　 　 　 ∨::::|i:i　　＼　　　　:::;::　　 i!　　　　 i!　　　:i:i:i:i:i:i:i:i:N
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　　　／　!: : :.｀ ｰ.:.　　　　　　　　　　,'ノ: : i ｀　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::::::::ヽ　　　　　　　　　　　　　　()
　　 　 　 |:!: : : :|: :rﾍ　　　 f⌒)　 　 ′:.:.:i:|　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ─ﾍ ノ　　　　　　　　　　ハ}}}＼
. 　 　 　 从:,ﾊ{'´{　 :.丶　　 　 　 イ_:i: ;ﾊ:从　　　　　　　　　/ }　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ﾉ　 }} 　 ＼
　　　 , ィ: :/: :.:.八　　＼ ＞‐＜ |{: :.:j/:ヽ　　　　 　 　 　 　 .| └─, --─ -　　─　　　　　　　　　　　　　　　:::::}j
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　　　　　　　　│　 Habet acht!　　　　 　 │
　　　　　　　　│　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　│　（気をつけてね！）　　 │
　　　　　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:ﾊ:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::;:;;:;:;:;:;:;;:;:;:;jj:::::::::|::::::|i:|:::::::|
　　　　　　 　 　 　 ,，: :´: : : : : :｀.: : . ､　　　　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |::::::|i:|:::::::|
.　　　　　 　 　 ,，: : : : : : : : : : : : : : : :､:ヽ、 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |::::::|i:|:::::::|
　　　　　　　 ,.': : : : : : : : : : : : : : : : : :.<: : ﾍ　 　 　 　 .|　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i:::::|i:|:::::::|
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　　　　 　 ｉ: ∧〉:./i´:'{ |:/j// ,:.//‐j:/ﾘ､ ﾐ: :.:|　　　　　　　 ∨j:::::::::!i:iい　 乂　::;::::::::::::::::::i:从∧!　　|＼i:i:i:i:i:i:|i:i:i:::i:i::!
　　　　 　 |/: :i: :.i:|y'"笊ﾐ､　 /　ｘzｪｭ､　i: : i:|　　 ' _　　 　　ヽi:i::::::|i:i ＼　　　　:::ヽ:::::　　i!　　　:::::::i!:::::ヾi:i:i:i:i:i:i:i::::::j
　　 　 　 /: :./!: 从゛ 弋:ｿ　 　 　 ら:ﾘ j},'､: 从. 　 、　 　 　 　.∨::::|i:i　　＼　　　　:::;::　　 i!　　　　 i!　　　:i:i:i:i:i:i:i:i:N
.　 　 　 /ｉ: 八{ﾍ{　　 ｀　　 　 ,　　｀¨　/j 八{　　　　　　　 　 　 |:::::|i:i　　 　｀　、　 :::;;:::　　i!　　　　i!　　　　ﾊi:i:i:i:i:i:i}
　　　／　!: : :.｀ ｰ.:.　　　　　　　　　　,'ノ: : i ｀　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::::::::ヽ　　　　　　　　　　　　　　()
　　 　 　 |:!: : : :|: :rﾍ　　　 f⌒)　 　 ′:.:.:i:|　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ─ﾍ ノ　　　　　　　　　　ハ}}}＼
. 　 　 　 从:,ﾊ{'´{　 :.丶　　 　 　 イ_:i: ;ﾊ:从　　　　　　　　　/ }　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ﾉ　 }} 　 ＼
　　　 , ィ: :/: :.:.八　　＼ ＞‐＜ |{: :.:j/:ヽ　　　　 　 　 　 　 .| └─, --─ -　　─　　　　　　　　　　　　　　　:::::}j
　　 /⌒ヾ:ヽ: ´: : :ヽ 　 /Toﾄ､　八 /: : : :.＼　 　 　 　 　 　 |＿＿＿＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::
　　,　　　 ヾ:ヽ: : : : :｀ ´　|　!　7:/: : : : : : :/;ﾊ 　 ., -　┌＝＝＝＝＝＝＝ー ____
.　 ,　　　 　 Y:.}: : : :.:ヾヽ |　! //: : : : j/:./:/　i　/　　　)////////////////////==-　　　　　　　　　　　　　　 -　　ー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ..ノ　　::У////////////////////////-=ﾆ=- 三三三三三三三三三三
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│　　警告を発してアイトラが侍女 諸共 姿を消すと･･･ 　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
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　　　　　　　　/`ヽ､　　　　　　　　　/ 　 ｝　.| /　　　　　　',,､
　　　　　　　 /　 　 ,ゝ　　　　 ,.:ｨ　/ 　/ !　 |/ 　　　　　 　　｀ ＼
　　　　　 　 /　　　/　　　　r''"　l,/ ／　'!　　　　　　　　 ,.:ｨ''7　　 ﾞ''､
　　　　　　 /　　　/　　　　 |　　 |''´　 　 !　　　 ,.:ｨ'7/　 /,r‐=''"フ　|
　　　　　　/　　　/ 　 　 　 |　　 |　　　　|　　　 /　//　/／ 　 ／　 |　　　　　.,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　 /　　　/　　　　　 |　　 |　　　,ﾉ 　 　 /　/ ﾚ'Z'′ ／ 　 　 |　　　　.│　　Der begnadete Vogelsteller,　　　　　　　　　　 │
　　　　　/　　　/　　　　　　|　　 |　　/　　　　/,／ ／　 ／　　　　　 |　　 　 │ 　 dem der herrlichste Vogel der Welt　　　　　　│
　　　　 /　　　/　　　　　　 |　　 |　 .|　　　　　　 ／,.:r'"´　　　　　 　 |　　　 │ 　 mit rauschendem Fittich flog in sein Netz! 　 │
　　　　｀`ヽ､,,/　　　　　　　|　　 |　 .|　　　　　　''"´　　　　　　 　 　　|　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　 　 　 |,. ='　　 三三ニニニニ=========--------- .│　 （何と素晴らしき鳥かごだ、　　　　　　　　 　 　 │
　　　　　　 　 　 　 　 / 　　　　　　 i′　　　　　 　 ..ｨ　　 ,　三三ニニニニ..│ 　 世界で最も美しき鳥を　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　 　 　 　 　 !　　　　　　／　 　 .、　/{_／　|.ｲ／|　 　 　 ,__人__ 　 │ 　 ざわめく翼とともに網に収めようとは！）　　　.│
　　　　　　　　　　 '"゛　、　　　 .lﾞ　　　 .ﾄ､|∨〃　 　〃　 |／{＿___ ｀Y´ ---.乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ
　　　　　 　 　 　 　 　 lﾞ　　　　 !　　...ﾄ､|　　 ″　　　　　　　´　　｛___　　　.＼　　　　 ゛
　　　　　　 　 　 　 　 / 　　 ／三 i＼|　　　　　　　　　 . . .　　　　-＜.-----
　　　　　　　　　　 _／　　 .i′ 　 　 、`　 　 　 　 . : : : : : : : : . 　 　⌒て　　　 .ヽ　　',
　　　　　　　　　ｒ'"　　　　/　　　‐、⇒　　　_／. : : : i : :|: : :| :｜: .　⌒Ｚ.--------------
　 　 　 　 　 　 /　　　 .,''"　　 　 ._..＞　. : :/. :‐≧: ､|_:/: : /: :_|: : : . ､下　　　　　.! ./
　　　　　　　 ,./ 　　　./　　　　..⌒て　. :/ :|:/|代r汽]/|/}7瓜从: : : . i＾　　　 　 　 | `
　　　　　　ｒ'"　　　　./　　..,__人__⌒7 . :}/i:Ｎ　｀＾　　　　 弋广}ハ: :ﾄ| .------　 ､
　　　　　 ｌ　　　　　./　　 　 .｀Y´　ノイ:人从_　　　 　 , ｛　　　.小 ∨　 　 　 　 　 　 ＼　　　|
　　　　 ./ 　　　 .,／　　　　　　　　 ノイ: : `爪　　　＿_ 　 　 仆!ハ|　　　　　　　　　 　 ヽ　 . ｌ
　　　　 ゛　　　　/　　　 　 　 　 　 　 ノx仏斗ヘ、´　‐＇ . ｲ:从|　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ　 ﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {　 　 {　 　 ｰr＜{__　 　 __人__
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _＿＿}　　､_] 　 　 {　　　}　　　｀Y´
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　アルタイルが唐突に現れた！ 　 │
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. 　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　│　 O Wirt ohnegleichen! Welche Rede!　　　　　　　　│
　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　│　（まあ、何てお褒めのお言葉を！　　　　　　　　　 .│
　│　 これほどの歓待 受けたことありませんわ！）　　.│
　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂

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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀≧x
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |　 |::::::::::::::::弋――‐‐‐‐‐''¨´　　　 　 _,,,..............,,,,,
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |　 j:::::::::::::::::::::',　　　　　　　　　　､-'' ｀: : : : : : : : : : "' ,
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,､: : |　.ﾉ:::::::::::::::}＜ﾄ､　 　 　 　 　 .／: : : : : : : : : : : : : : ､: : ＼
::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : | ＼| /:::::::::::::::::::',　｀ヾ　　　　　.／ : : : : :/: : : : : : : : : ＜: : : : :＼
::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ｉ/　./:::::::i:::/＼:::::',　　　 　 　 , : : /: : : : :{: .: : } : : : : ヽ:く: : : : : : :ヽ
::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::,'　 /:::∧::|/　 　 ヾz,　　　　　/ : :/: : : ::/∧〈: :l: : i: :| : ∨: : : : : : : : :.
::::::::::::::::::::::::::::|∨::::i　/|::/{ .∨　　　　　 　 　 　 / : : ': : :/:/: :∧:Ⅵ : j}: |: i:.「ヾ : : : l : : : l
:::::::::::::::::::::::::::,　∨::|‐' ﾚ' '　　　 　 　 　 　 　 　 : :/: { : /:/:i: :八＼:､:〃/} }l:|　 ミ､ : ｌ : : : l
::::::::::::::::∧::::::| 　｀ヾ　　/　　　　　　　　　　　　 |: { : |: i_/|-{:ﾒⅥ.:|.:/ﾒ:/ｰ/ !}._　 Vヽ:j:|:: : :l
:::::::::::::/　.∨:{　　　　 ,　　　　　　　　　　　　 　 | l| : Ⅵ:| | 丁`∨j/／` /　/　｀　ﾄ､:Ⅵ: : : !
./|:::::/　 　, ヾ　　　 /　　　　　　　　　　　 　 　 |:{ ' :VⅣx=≠ミ / 　 　ｭz=ミx 　 ﾐ:＞ﾐ:: : ::l
　|::/　　　i　　　　,　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l:|　Ⅵﾄ{ ,,　　　　,　　　　 　 ｀`　 ﾚ/く }:i: : :l
.｀ﾚ'＜..　 |　　　,　　　　　　　　　　　　　　 　 　 :|　,'乂:l　 　 　 :{　 　 　 　 "" 　 r'_ﾉ/ |: :∧
　　　　..｀ヽ　／　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ: i:八　　　　　　　　 　 　 　 .__ .イ: :|.:,':.∧
.　　　　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l:/|: i: ＼　　 ｰ　--- 　 　 ／: : : j: : |:ハ＼､
　　　 　 　 　 ＼　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 l:' !:.:|: :i: :＼ 　 　 　 　. イ i: :|: : :/: :/:{　}:|. ＼
.＿＿　　　　　　 ヽ　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |: | 八 |ｌ: ,.ィ`､ー‐ ＜ _／∨:|ｌ:./: :/{: |　/
　 　 . ｀¨ﾆ＝=-ｚ＿ﾐ､　　　　　　　　　　　　　　　 |　/　ヽ/ ､　, }　　／ 　 　 ヾⅣ:.:ｲ/{＼
　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _.. ＜./　 l〃′　{ ^;　　　　/`ﾒ:{/＼　`
　　　　　　　　 　 　 　 ＞ｘ..　　　　　　　　 　 ,. :＜　　.:/_.. -〉{　 　 j　 :､　　 / /　 ＞: ._
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀　ｘ..　　　　　　 /　i　　 　 　 ／ 「`　／　／＼_/　　　 　 　 ＞: ._
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│　　にこやかに礼を返すヘレナに対し、アルタイルが更に･･･ 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
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. 　　　　　　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　│　Diese, die dem Liebenden ziemet!　...│
　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　│　（貴女への愛に相応しいものを 　 　 │
　　　　　　│　 お送りしましょう！）　　　　　　　　 　 │
　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ

.　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　│　　Mit was für Schritten wagst du zu nahn?　│
　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　│ （どのようなことをなさって下さるというの？）  │　　　　 　 　 　 　 　 　 ..:::::::::..
　　　　　　　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂 　 　 　 　 　 　 　 　 .::　　 　 　::.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　 　 　 　 ...:::::::::::.:::　　　　　 :::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀≧x　　　　　　　　　　　　　　　　　.::　　　　　 ::.　　　 　.::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |　 |::::::::::::::::弋――‐‐‐‐‐''¨´　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 .:: 　 　 　 　 　 ::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |　 j:::::::::::::::::::::',　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　 ::: 　 　 　 　 　 　 :::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,､: : |　.ﾉ:::::::::::::::}＜ﾄ､　 　 　 　 　 .／: : : : : : : : : : : : : : ､: : ＼　　　　　　　 　 .::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : | ＼| /:::::::::::::::::::',　｀ヾ　　　　　.／ : : : : :/: : : : : : : : : ＜: : : : :＼　　　　　 　 .::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ｉ/　./:::::::i:::/＼:::::',　　　 　 　 , : : /: : : : :{: .: : } : : : : ヽ:く: : : : : : :ヽ . .....　..
::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::,'　 /:::∧::|/　 　 ヾz,　　　　　/ : :/: : : ::/∧〈: :l: : i: :| : ∨: : : : : : : : :.
::::::::::::::::::::::::::::|∨::::i　/|::/{ .∨　　　　　 　 　 　 / : : ': : :/:/: :∧:Ⅵ : j}: |: i:.「ヾ : : : l : : : l
:::::::::::::::::::::::::::,　∨::|‐' ﾚ' '　　　 　 　 　 　 　 　 : :/: { : /:/:i: :八＼:､:〃/} }l:|　 ミ､ : ｌ : : : l
::::::::::::::::∧::::::| 　｀ヾ　　/　　　　　　　　　　　　 |: { : |: i_/|-{:ﾒⅥ.:|.:/ﾒ:/ｰ/ !}._　 Vヽ:j:|:: : :l
:::::::::::::/　.∨:{　　　　 ,　　　　　　　　　　　　 　 | l| : Ⅵ:| | 丁`∨j/／` /　/　｀　ﾄ､:Ⅵ: : : !
./|:::::/　 　, ヾ　　　 /　　　　　　　　　　　 　 　 |:{ ' :VⅣx=≠ミ / 　 　ｭz=ミx 　 ﾐ:＞ﾐ:: : ::l
　|::/　　　i　　　　,　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l:|　Ⅵﾄ{ ,,　　　　,　　　　 　 ｀`　 ﾚ/く }:i: : :l
.｀ﾚ'＜..　 |　　　,　　　　　　　　　　　　　　 　 　 :|　,'乂:l　 　 　 :{　 　 　 　 "" 　 r'_ﾉ/ |: :∧
　　　　..｀ヽ　／　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ: i:八　　　　　　　　 　 　 　 .__ .イ: :|.:,':.∧
.　　　　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l:/|: i: ＼　　 ｰ　--- 　 　 ／: : : j: : |:ハ＼､
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│ 　 言葉を続けると、外から音楽が聞こえてきた。　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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'"~￣￣￣ﾞ''''―――-------------―zi.....,,,,,,,＿＿＿＿＿＿,,,,,,,,,,..,. ---――'''''"￣￣￣￣
二二,,_,.､..: .:.. ;.;.:.: ;　:.. ;.;.:.: ;　,;＿＿,,.､＿,. :.:――'　　　　　　＿,.＿.＿＿. :.: :.:. :.: .,.､＿＿,:
￣￣__,､_　'`￣￣￣:...　..／＼ '`―''"´. . .. :.: .:.: .:.: ...:.::.:￣￣ ＿＿.: .:.: .`'￣￣
￣.: ;;.: :￣￣'`ヽ､＿:, -'"　　　"'- ､ . .:.: .:: :: : :.:. ... . .. . . 　　　　　　　　　　'`――,.､＿＿
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＿;;'_,.､　　.: .l￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣l ,;.:'　――'`――￣　　　　　　. :.:: .:.:￣￣￣￣￣
　￣￣￣.:....l　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l. .. . . ..　　:.:.: :.:　　　　　 ＿＿＿,.､＿＿ .:.:. . .::.:.::
￣￣￣'`―.l　　　　　　　　　　　　,､　　　　　l　　ﾞ　;;　'ﾞ　￣￣'`　　 　　　　. . . . .:. :.: .: .: .:.: .: ..:
　　 　 　 　 l 　 　　　　　 　 　 　 八 　 　　　l
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　「貴女を宴に招待したい」 と、アルタイルは言う･･････　│
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　　│　 Meine Gastmähler sind gefährlich　 　 　 │
　　│　 für landlose wandernde Fürsten - 　 　 . │
　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　　│　（我々の宴は、国を失い さ迷っている　　.│
　　│　 貴方たち異邦の方々の目には　　　　 　 │
　　│　 野蛮なものに映ろう ――）　　　　　　　　 │
　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ


. 　　　　　　　　　　　　　　　　　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 aber die Schönheit weiss ich zu ehren!　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　│　（だが、我々も美を讃える心は持っておる！）　　.│
　　　　　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ

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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |　 |::::::::::::::::弋――‐‐ﾁ‐‐''¨´: : : : : : : : : : : : : : 〃 : ｀ヘ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |　 j:::::::::::::::::::::',　　 ／: : : : /: : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : :ハ
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ｉ/　./:::::::i:::/＼:::::', /: :,: : :i: : ,: /|: : :/: ｉ: : : : /,i:/ . 　 　 ＼: :| : : : ',
:::::::::::::::::::::::::::i::::::::::,'　 /:::∧::|/　 　 ヾz,:/ｉ: ｉ: :|: :i|/ .|: : ,|: :|: : : ,:/ |' . 　 　 　 ミ: |: : : : :i
:::::::::::::::::::::::::::|∨::::i　/|::/{ .∨　 　 　 ,.:/|:l: |: :|: ,|}z=|＝:ﾄ/| : : /-=＝=．_　 　 ﾐ.:|: : : : :|
::::::::::::::::::::::::::,　∨::|‐' ﾚ' '　　　 　 　 .i/ .|:l: |: :|/´　 乂:.:|' .|: :i/ /'　　 __　　｀　.}:ｉ|: : : : :|
:::::::::::::::∧::::::| 　｀ヾ　　/　　　　　　　|　 |: .:|: :l|ｲ了芹ﾊﾞ　.|: :|　　,,.イ笊ハヾ､　i.:|: : : : :|
::::::::::::/　.∨:{　　　　 ,　　　　 　 　 　 　 |: .:|､: ｉ ﾞ弋c:ン 　 ヾ{　 　 弋c::ン 〃　|:|,=ﾐ: :.:|
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. 　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　 │ 　 Lache nicht, Herrin!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　 │ 　 Du hast wenig erlebt, und dürftiges Land nur betreten　 　 .│
　 │ 　 als eines fahrenden Mannes scheue geduldige Sklavin.　　　 │
　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　 │　（笑わないでくれ！　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　 │　 貴女は、オドオドした辛抱強い奴隷根性の男を道連れに　.....│
　 │　 貧相な地にしか入ったことのない、経験のねえ女だ！） 　 　 │
　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _ _ __＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ￣`ア￣. .ミ. . 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　´　　　 / . . ∠二. . . 　 ＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　 . .　{. . .厶.--　 . 　. . .　丶ヽ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ' .　 　 . .　 　 Ｖ´:_:_:_: . .　 ｀ヽ. . .　　　　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 i　　　　　　/／　　 . /　　　 .i-:-:- : : ミ . 、. .＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 | 　 　 　 , .´　　　 . .′　 .　 j三≦:_: : : :ヽ.＼: . 丶 . . .　 ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　 　 　 　 /　 . . ,　　. ;. .　　i. .￤ ;⌒'Ｚ:≦三厶 ＼: . .＼ . . ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 .′. . ./. .　. .!. .　. .!!. .|　U, 　 ｀≧=‐: : . ､＼: . . ､ . . ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 . . : 〃 : : : : ｉ:i: : : :ｉi : l ／　 __、　`弋ﾏ⌒ヽ ヽ: . .＼ ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 i: : :/ ｉ{: : : : : ｉ:,: : : :ｉﾍ 〈, ,ｋi弍弌　 　 } ,〈__} }: : : : . . `ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;ｉ: /{: :iﾍ: : : : :ｉ:iﾍ､_;_V^v;代礼ｯ-　　 　 }^７ ハ : :ヽ: : : . ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾘ/　': :Vﾍ: : : :!:!_、＼i　″ '＾ﾞ / / / ;　 'Ｖ ∧: : ,: : : 丶: : ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ'　　　. . 、:､ : :Ｖ劣ぃ　　/ / / / / U 　 ‐〈: :}: : ′: : :i: :＼: . 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ､ ヽ:＼从_):ﾂ,　　 '　′　　 　 　 　 V: :}: ｉ: : : :i : : : ヽ. ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼:＼iバ'/〈　 　 　 　 -ﾍ　　 　 　 ∨:ｉ !: i: : ! ; : !.＼＼ `　‐-
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
│　　微笑みを返すヘレナに、アルタイルは メネラスをさり気なく（？）ディスりながら･･･ 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　│　Aber ein Ohne-Land, solch ein Herr ohne Knechte 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　│　darf nicht die Fackel der Welt in seinem Bettelsack tragen:　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　│　denn sie ist stärker als er und zündet ihm nachts das Gezelt an.　　　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　│　（しかし、土地なき国、従者を持たぬ者　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　│　 世界を照らす松明を物乞いが持つズタ袋　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　│　 にしまい込むような真似をしちゃなんねぇ。　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　│　 貴女はあの男より 闇夜に周りを照らす力を持った女なんだから）　　....│
　　　　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ

　　　　　　　　　　,　　　ｲ　 　 ｨ　　／:ｲ
　　　　　ﾄ､　　　/i　　/::|　 ／i　／::::/　 ,,..ｧ
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　卜､ 　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　　　　　　　 ...:::::::::::.:::　　　　　 :::
　 ',:::::＼j::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜　　　　　　 　 ..::　　　　　 ::.　　　 　.::
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　　　　　 ﾚ' /　　　',　 ＼　　　 (__ソ /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |.　 {リ,､》　　　　|: ,=ミ : : :.:|: : : : : : |
　　　　　 /´＼　　　',　 　 ,､　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,-‐' 　 　ｰ'　　　　　　〉｀ｉ }: : .:|: : : : : : |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　ヘレナに熱烈な賛辞を告白する･･････....│
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　　　　　　　　　 │ 　 一方、メネラスやダ=ウドらは、オアシスでガゼル狩りをしていて･･･ 　 │
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;;;。；";;';;;:;ヾ ゞゞ"”;"”";;';:;";;;:;ヾ ゞゞ'
ﾉｿ:;";;';:;";;;:;ヾ ゞゞ;:;ヾ;ゞゞ;ゞ　ヾ;ゞゞ;ゞ 　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉヽ人从ﾊﾍ ﾉﾐゝ人
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.　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　│　Hei! Die Gazelle!　　│
　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　│　（ガゼルよ！） 　 　 │
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. 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　Der Falke hat sie!　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　（鷹がいるわよね！）　....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.乂


. 　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　 │　 Sie bricht zusammen!　 　 │
　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　 │　（共に くずおれるわ！）　　 │
　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ


.　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 Beide zugleich die kühnen Reiter 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 stürmen dahin!　　　　　　 　 　 　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　（同時に大胆不敵な騎士が来て　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 嵐が起きちゃう！）　　　　　　　　 　 .│
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　 　 　 　 . ￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　.│　 Herrliche Jagd!　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │　（素敵な狩りね！）　　 │
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　　　　　　　　　　　　　, ― 、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /´/ }｀ )
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　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　　│　　侍女たちが外で狩りを見ながら、何かを暗示させるようなことを話し合っている･･･　 │
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│　　一方 アルタイルは、ヘレナへの忠誠の証として 若者たちに殺し合いをさせる、と言い･･･　  │
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　　 　!　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　!
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　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
／　　 ￣　　 ／ 　／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼　￣　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 |￣￣|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |￣￣|


.　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 Du bist die Schönste auf Erden:　　　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 um einen Blick deiner Augen　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 schmachtend im Sande verderben, 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 das überlass' ich den Knaben!　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　（貴女は世界で一番美しい。　　　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 貴女からの一瞥をいただくため　　　....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 砂漠に住まう若者らに　　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 果し合いをさせよう！）　　　　　　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ


. 　　　　　　　　　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　│　 Denn ich weiss anders zu werben!　　　　　 　 │
　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　│　（他に貴女を得る方法を知らんのでな！）　　　│
　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　ヘレナに熱烈な愛の告白をする･･･　  │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
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　　　　　ﾄ､　　　/i　　/::|　 ／i　／::::/　 ,,..ｧ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,:ﾟ　　　　　　 ﾟ:,
　　　　　|:::＼　/:::レ':::::::レ'::::::ﾚ'::::::::/／::::/　　＿＿　　　　　　 　 　 　 　 ;　　　　　　　　;
　　　　　|::::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::´￣:::::::::／　　　　　　　 　 　 　 :,　 　 　 　 　 ,:
　卜､ 　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　　　　　 , : ﾟ ﾟ ﾟ': ,　　　' : ., 　　 ,. : '
　 ',:::::＼j::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜　　　　 　 　 .: 　 　 　 ;.　　°　 ﾟ ﾟ ﾟ　　+
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　.フ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,ｨ::/ |｀:ﾄ､∨､:::::::::::::弋''¨.+ 　 ,,:ﾟ　　　　　　 ﾟ:,..,ﾟ:,　 　 ,:　／: : : : :／ : ／: : : : : : : : : : ｀ヽ
／:::::::::::::::::::::::::,―‐i:::::::/::/ .|/ 八:,-ｧ≧ ∨:::ﾄ､:::::'､ 　 　 .;　　　　　　　　; .,:　,. : '../／: /: :/: : ／彡 : : : : : : : : : : : : :ﾊ
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　　／::::::::ｨ::::::::::::::>､　　　　　/////.　　 ',　ヾﾐ､　　　　 　 ' : ., 　　 ,. : '　 +　　 ,:ｲ: : ,:._ｲ／　　　　ミ: : :|: : : : : ｉ: : : : : : |
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
│　　それを聞いてヘレナは、度を過ぎたことをして神罰を受けないように、と たしなめるが･･･　  │
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: : : : : : : :.:.,,.:.,,: : : : : : : : : : : 　 　 　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ 　 .,:'´: . : . : . :.｀':.: :,｀Y´: . : . : . :.;: : : : : : : : : :
:　:　:　:., '´:　. :｀' ,:　: 　: :　　 　 　 .│　 Hüte dich, Fürst,　　　　 　 │ . :　:　:　:　:　:　:'; 　 |:., : :　:　: ,.':　:　:　:　:　:
: . :: 　.:;　: :十 :　: ;..:　:　 :　　　　　 │　 du Schnellentflammter! 　 │　 ,:. :　:　:　:　:　;':　:　:.｀ - - '´:　:　:　:　:　:
　 *　　':,　 　 　 .,.'　　　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 .':,　　　　　 ,.:'　　　　　　　 　+
　　　　　｀ - - '´　 　 　 　 　 　 　 │　（殿様、神速の炎に　 　 　 .│　 　 .｀' - - 'ﾞ´
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │　 お気をつけなさいな！）　　│　　　　 　 　 　 .+
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ




　　　　　 　 　 ／ : : / ://: : : : : : : : : : : : :∨⌒ヽミミミ丶: : : : : : : ヽ
.　　　　 　 　 / : : : / :〃: : : :i: : : : : : i : : :i :ﾍ　　丶ミミミﾐ: : : : : : : :ﾍ
　　　　　 　 / : : :.:/.:/:|i:|: : : :| : :i: : : :| : : :|: ハ　 　 ＼ミミミ: : : : : : :ハ
　　　　　　 ′: : :/∨:∧{: : : :| : :| : : :j : : :j : ii:|　　　　 ヽミﾐﾐ: : : : : : : :i
.　 　 　 　 i. : : : :∨ /: iヽ､ : :| : :| : :,ﾉ : :_ﾑ_:ﾑ|＿＿_ 　 ∨ミﾐ : : : : : : |
　　　　　　i : : : : :| : : : 八≧=-- : :/ : :i: :i jﾉ　}　 　 　 　 ∨ミﾐ: : : : : : !
　　　　 　 i: :.:/: :.:! : : :,メ´| | :＼ :/ !: :ﾑｲ　´ 　 ＿＿　 　 ∨ ,ｘ=､: :/: i
　 　 　 　 i .:/ : : :|!: : : : : :| |: :从乂レ' 　 　 v''´￣￣｀　 　 ∨ ∧∨: : !
　 　 　 　 i:ｲ. :|: : |! : : : i :i| レ' _＿　　　　　　　 ..::::::::::::..　 　 ソ　} }|: :八
　　　　 　 }从.:i: : ii : : : 从{ ,メ´⌒´　　　　　 　 　 　 　 　 　 レr' ﾑ|: : : :ヽ
　　　　　　{　i八:ハ : : : ∧　...::::..　　 　 ′　　　　　　　　　　＿,ノ: i| : : : : ヘ
　　　 　 　 ノ　 }i 从: : : : ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑ:.: : : :i|: : : : : :ハ
　　　　　　　　 八 小、 : :{∧　　　　　　 ＿　___,　 　 　 　 ｲ:. : : : : i| : : i: : : : i!
　　　　　　　　　 　 |i :＼ : :込、 　 　 ｀　 　 　 　 　 　 ,　　|: : : : : : | : : |: : : i小
　　　　　　　　　　 ﾉii : : ｀ヾ{ : :ヘ　　　　　　　　　　 イ　　 |: : : : : : | : : l: : : i jﾉ
　　　　　　　　　 / :八: :i: : : : : : : :i＞　 .　＿ 　 ＜　　　　 | : : : ﾉ: i| : : i: : :八{
　　　　 　 　 　 /イ　八:| : : ∧: :八: : : :.:_j 　 　　　　 　 　 |ンフ : : | : : i : /　ﾉ
　　　　　　　 ／ 八　 :j∧ :/:ハ:j ハ:.:／く} 　 　 　 _,.．-'''" ／イ: :八:j/从{
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　隠れて見ていたアイトラが、奥で歌い始め･･･　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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.　　　　　　　 　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　│ 　 Helena, ich lache!　　　　　　 │
　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　│　 （ヘレナ、笑っちゃうわ！） 　 │
　　　　　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;:::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|::::::|i:|::::::.
　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　.!　　　　　　| 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;:::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|::::::|i:|:::::::i
　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　.!　　　　　　| 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:ﾊ:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::;:;;:;:;:;:;:;;:;:;:;jj:::::::::|::::::|i:|:::::::|
　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　.!　　　　　　|　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |::::::|i:|:::::::|
　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　.!　　　　　　|　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |::::::|i:|:::::::|
　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　.!　　　　　　|　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i:::::|i:|:::::::|
　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　.!　　　　　　|　 |:::|:|:::::::::|::℡　　 :::::＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i::::　!i:::::!i:!:::::::!
　　　　　　　　　　 !　　　　　　　　　｝　　　 !　　| .八::!:!::::::: |:::㏍ヽ ∨:::/{＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i:i:i:::::㏍Ⅸ::::::::|
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　ヘレナとアイトラの二重唱となる･･････　 │
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　　　 lﾞ　　 ♪ ―-.､.,　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　_,.､.-―-.♪　　　　 　 .',
　　 　!　　　　　　 　 　 `'- .　　　　　　　　 　　　　　　 ､-''´　　　　　　 `'-　 　 　 !
　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　 .`'-.､,_　　♪　　_,.､-''^ ´　　..!　　　　　 　 　 　 　 　 ',
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│　 　 　 　 　 　 │
│ 　 しかし･･･　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　 Flammen und Waffen　　　　 　 　 │
　 ﾄ、　　　／::::|　　／::::::::::/　＿＿　　　　　　　　　　　│　 statt Blumenketten　　 　 　 　 　 │
　 |:::ヽ　 /::::::::::|／:::::::::::::::/／:::::::∠　 ＿_／/　　　 　 .│　 dich zu erraffen!　　　　　 　 　 　 .│
＿|::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::/　　　　　　│　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　　　　　 .│　（花綵ではならぬというのなら　 　 │
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∠　 ＿　　　　　 │　 炎と武器ででも　　　　　　　　　 　 │
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ 　 　 　 │　 貴女を絡め取りたい！）　　　　　..│
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∠　＿＿　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＿／　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _____
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 : ´: : : : : : ｀ : : .､
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : }: : : ＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,.ﾍ::::::「￣￣　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: / : : : : : : : : : : 〈ミ: : : : '.
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／/ / ＼|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /: /: : : :/: :/: / : : , |　＼ : :
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{　{! |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,: :〈ｉ: :|: :': :/: /:!: : 厶! __　〉､: :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/!::∧/ 八　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 、 　 　 ｉ: : :|: :|斗/｢/ｉ/|: /|/,ｘ=ミ }､ : |
|:::::::∧:::::/:::::::::/:::::::::::::∧:::/ :!/　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-　 　 　 .|: i :|: :|:炸笊　 |/　 {炸} 〉 ,-.: !
|:::::/　 V|::::::／ :!:::::/!:/　V　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ′　 　 |八从:!　∨ｿ　　　　ゝ '　 i〉 }:
￣￣￣ j／￣`j／ j/　 /　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:､〈ﾊ　　　　　{　 　 　 .イ: : ,
　　　　　　　　　 　＼　/　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:个 ﾍ　　　　,.-､　　 /: j!: : :′
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￣￣￣＼　　　　　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 八i: : :!: : :人≧=　|､:i : : |: : |: }い
　　　　　　≧=--　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: /|: 从_,/　　　￢{. ∨ : | ｉ: !/
　　　　　　　　　　　 ＞､＿__j　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 '^i/ _,>　´　＼　　 / ｉ＼} ､ｉ∧ｉ
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. 　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　 │　Aus stürzenden Städten　　　　..│
　　　　 │　über dem Brande　　　　 　 　 　 │
　　　　 │　hoch der Altan -　　　　　　　 　 .│
　　　　 │　des Herrschers Zelt:　　　　　　　│
　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　 │　（炎の中で崩れ落ちる都市を 　 │
　　　　 │　 高きバルコニー ――　　　　　　│
　　　　 │　 ―― 支配者の居所 ――　　　 │
　　　　 │　 ―― より見下ろす）　　　　　 　 │
:::::｡::::::::::ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__.ノo::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
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(,,＿　　　　　　　　　,/　i{　　　　　ゞ､ __　　　丿(　　　　　　⌒ヽヾ　　　y´
　 ,,"⌒　　　　　　#　(　　 ﾞ､　　　ﾄ､ 　 　⌒Y　　　 ｀てノ､　　　　#　　　/　 ,,ﾉ
　{( 　 　; 　 　 　;　 　,,)　　:.乂_ _ﾉ　ヾ,　　　 　　　　　　　)．　　　　 　　 　 (
　　ﾞて　､　　　　i!　 ⌒ヽ　　　　　　　,,（"　　　　　　乂　(　　　　 )ゞ､-　　{("
　,　　　　　　ｨ　(　　 　 ｀)}　　　 　　)　　　　　　　　　　 ｀ﾞﾞ　-イ　　弋　 ﾉ
　　　 )!　　(　　　ゝ　 　 ﾉ　　　　　　　　}!　　　　　ゞﾄ..,,　ノ　　　　　　 (　　　，
　　／∥　　) 　(　 　　/"　　　　　　 　 /　　　　　ﾉ　　　　　　　}!　　 乂
　ノ. 　{　｀Y　　 乂 　::;　　　　　　　　　、　　　　 "　　　　　　　 ∥ ﾄ､　　{(　､
　 　　､　　i{　　　　　　#　　　　　　　　　,,　　　　　　　　　　 .　ノ 　 　,)}　 ヽ,,__)､
;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　"　　　}　　　　　　　　〃゛　　　　　　　　　　　＼
ヾ　　　　ﾍ´"　　　　　　　　　　　　　　　　(　　　　)　　　　　　 　　　　 ｀(
　 ヾ　　　　､　　　　　::;　　　　　　　　　　(⌒　 　(　　､　　　　　　　　 　 ヽ
ゞ､　 )　　　　　)､　　　　　　　　　　ﾞ　　　　　　 　 }!　　　　　　　　　　　　 }
　　Y　　　　　ｙ　｀ヾ　　　;:;'　　　　　　　　　　　　∥　　　　　　　　　　　 人
　　　　　　　　　　　　　　　　;:;'　　　　　　,,:;'　　　{("　　　　,..yｰ　　　　"　　　　　　　　＿/＼／＼/＼／＼/＼／＼／|＿
ﾄ､　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿ ,.z≦三三≧z､_　　　　　 　 　 ＿ _ zx､＿ ,.ィiに＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／
ｴVｴVｴVｴVｴ､　　　_,r≠≦三こ{川ﾛﾛj!UじUじてj}ﾛﾒ}五三ミ;､ _＿j!三ｴVｴVｴVｴVｴ＜　und die Schönste　　　　　　＞
ﾛrYj|;;::,r=v从r1ﾐ;､_ﾉ_r‐Y Y;;::,＿!|三V´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Vi三i}i;;::,＿r;jrﾏr‐v;;::,r_Y_Y=Y.;;i:.ロi＜　dem Stärksten gesellt!　 　 ＞
＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,{i三i}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!|三i}i＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＜　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞
;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i{i三i}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!|三i}i;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿＜　（最高の力と最高の美が　 ＞
＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,{i三i}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!|三i}i＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＜　 出会うところよ！）　　　　　＞
;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i;;::,＿i{i三i}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!|三i}i;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿;;::,＿／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│ 　〝傾国の美〟に魅せられているアルタイルは、「力尽くでも ものにする･･･ 　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　 Und stürben darüber 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　 Zehntausende hin,　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　 verwehe ihr Seufzen　　　　　　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　 der nächtige Wind,　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
　 ﾄ、　　　／::::|　　／::::::::::/　＿＿　　　　　　　　　　　│　 verwehe ihr sterbendes Stöhnen!　　　　..│
　 |:::ヽ　 /::::::::::|／:::::::::::::::/／:::::::∠　 ＿_／/　　　 　 .│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
＿|::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::/　　　　　　│　（そして幾万もの人が死に逝くのだ、 　 　 │
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　　　　　 .│　 貴女のため息が災いを呼ぶ　　　　 　 　 .│
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∠　 ＿　　　　　 │　 夜の風となって彼らを吹き散らし、　　 　 .│
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ 　 　 　 │　 彼らは空しく呻きながら死ぬのだ！）　　 .│
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∠　＿＿　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＿／ 　 　 　 　 ./｀　ｨ彡三ﾐヽ　　 　 ./.:.:.:.∨:.:.:.:.:.:.:/:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　 　 　 　 　 ー彡'⌒ヾﾐヽ　　　 ./:/.:.:.:/い:.:.:.:./.:.:./.:.:.:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　/　　　　　 　 　 　 　 ,:./.:.:.:.:/.:.:.:. .:./.://:.:.:.:.:./.:.:.:.:.|､:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,.ﾍ::::::「￣￣　 ｀ー―'　　　 　 　 　 　 ._／/.:.:.:.:/.:.:.:/ .:,i.://i:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:|_∨:.:.i_:.:.:.:l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／/ / ＼|　　 　 　 　 　 　 　 彡三ミﾐヽ　　../.:/.:.:.'.:.:.:/.:i;/〕仏,j:.:.:./.:./.:i:.:|:.{,_ }.:.ｉ:ｈ}:ｉ:.:l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{　{! |　　　　　 　 ＼＿　　　ヾ´　　　　´ミ_／イi:|:i:.{:.:./.:.爪_川ﾂi:.:/ｉ:.:'l:.:,川;ﾂ /.:.:!:i/:.ｉ:.:l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/!::∧/ 八　　　　 　 　 　 ｀ー ´　　　　　 　 　 　 |:{:い:Ｖ.:.:.'い ￣｢ |/｝l/ |/＾'|「 /.:.:/i:.:.:.:.:.:.l
|:::::::∧:::::/:::::::::/:::::::::::::∧:::/ :!/　　/　　　　　　　　 　 　 　 ,ｨ彡三ﾆﾐヽ　　　 _乂:.:.:/.:./.:.∧　　　　}　　　 　/.:.:/:.:|:.:.:.:.:.:.:
|:::::/　 V|::::::／ :!:::::/!:/　V　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ミ' 　 . /.:,〃./.:.:.'/:.:.､　　　., _　　　'イ/:ｉ:.:l:.:.:.:.:.:.:
￣￣￣ j／￣`j／ j/　 /　 　 ／　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿　　　　　 　 　 ./イ/.:/.:.:.:/.:.:/介:.., 　｀　　 ／..':.:.l:.:.:.:.;i:.:i:|
　　　　　　　　　 　＼　/　　／　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,ｨミ'　 　 　 　 　 ノ'イ.:.:.:./.:.://.:.i:./,} 　 -イ:./i:.:.:./Ｖ.:/:i:.:|:
.　　　　　　 　 　 　 　＼- '　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾐ三ミ'　　 　 　 .i:.:.:/|:.://.:.ノ' 〈j　　 ノ;厶j／　 `^7}八{
￣￣￣＼　　　　　 　 　 ＼　　　 　 　 　 　 　 ,. ､, '´｀!　　/´ﾞ>.--､　 　 　 　 　 ,|イ斗''7'＾{　 　 `''￢!{′　　　　 /　　 `
　　　　　　≧=--　　　　　　|　　　　　　 　 ,. ､/　 /　 /　　 ｌ／　_フ　　　 　 　 ,〈　.丶∨　∧　　　/ _j∧　 　 　 /　　　/
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　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
　　　 │　　その結果、幾万の人命が失われ 怨嗟の声が上ろうとも」と言って、ヘレナを脅す･･････　 │
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　　　　　　　　　　　│　　また、外では侍女らが狩りの様子を楽しげに見てるのだが･･･　  │
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二二,,_,.､..: .:.. ;.;.:.: ;　:.. ;.;.:.: ;　,;＿＿,,.､＿,. :.:――'　　　　　　＿,.＿.＿＿. :.: :.:. :.: .,.､＿＿,:
￣￣__,､_　'`￣￣￣:...　..／＼ '`―''"´. . .. :.: .:.: .:.: ...:.::.:￣￣ ＿＿.: .:.: .`'￣￣
￣.: ;;.: :￣￣'`ヽ､＿:, -'"　　　"'- ､ . .:.: .:: :: : :.:. ... . .. . . 　　　　　　　　　　'`――,.､＿＿
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　　 　 　 　 l 　 　　　　　 　 　 　 八 　 　　　l
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　　　　　　　　　　　　{i { ／´,z ー＝== 、　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／´￣´　￣ ｀＼
　　　　　　　　　　　　ゝ´ .／　　 　 　 　 ヽ　　　　　　　　　　　 　 /　　　　、　} ヽ　　ヽ
　　　　　　　　　　 　 ,'　/　　 /　　 　　ヽ　'，　　　　　　 　 　 　 .,　　/　　 l　 ,　　}.　　}
　　　　　　　　　　 　 {　,　 　 {　 　 l　l　 }　}　 　 　 　 　 　 　 　 l　　,　　　　/　} l l 　 ハ
　　　　　　　　　　 　 l ,.{　　　l　 　 l　l　　 ﾘ　 　 　 　 　 　 　 　 |.　 {　 　{ 　 / ｲ j}ﾉｲ.
.　　　　　　　　　 　 　'{ ﾑ ヽ从人jﾊ乂ｲ　/ 　 　 　 　 　 　 　 　 lﾊ　lﾊト 乂ｲ'　　　{ゅ'
　　　　　　　　　　　 　 ヽj} 　 　 　 j 　 }l/　　　　　　 　 　 　 　 .ﾉ　ﾏl丶　 　 ' 　 　 ﾒ
　　　　　　　　　　　　　 /´ﾄ、 　 σ ／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {｀ ヽ _ ー '　ｲ
　　　　　　　　　　　　 　 r }_ ＞　イ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 rj ｀ ´　iﾄ.
　　　　　　　　　　　 r-'ヽ｀ ミニﾆl7ー-ｧ- 、　　　　　 　 　 　 　 .{￣ヽー‐'　｀ーi´ 　ゝｭ.＿
　　　　　　　　　　 /≧s。＼ｭ.,___j_ノﾆ/　 ﾑ　　　　　 　 　 　 　 ∧　　}ﾆ＞x . __j__ . イ二／´＼
　　　　　　　　　　 {二二}ヽ_,j - ― ー- ../ﾆ! 　 　 　 　 　 　 　 }ﾆﾑ _.j二＞=＝=＜ニ／　　,ｲﾉ
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│ 　 彼女たちの目の前で、突如 メネラスとダ=ウドが闘いだし･･･　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
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　　　＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　_）　 Sie heben die Waffen!　 （_
　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　_）　 （武器をとったわ！）　　 （_
　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿/＼／＼/＼／＼/＼／＼／|＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　/≧ｭ､,_　/＞, 、　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＜　　Der das Schwert!　　　　 ＞
　　　 ／'////////////,＞, 、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　Menelas!　　　　　 　 　 　 ＞
　　　〈//〈|'////////////////＞, 、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　＞
　　　 ＼'/|/|///´|///////////////＞, 、　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＜　　（剣よ！メネラス！）　　　＞
　　 　 　 ',|/|_'/　 ＞＜////////////////,＞, 、　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　 　 |/|　　　　 〃///＜///////////////,＼　　　　　　　 　 　 　 　 ￣|／＼/＼／＼/＼／＼/＼/￣
　　　　 　 |/|　　 　 〈'/////////＜////////////∧ .-----
　　　　　　| |　　　 ,/'/////////////＜'///////´　　　　　　　　 ｀
　　　　　　| |　　　 ﾙ'///////////////＼/ ./　　　　　　　　 　 　 　 ‘，
　　　　　　| |　　　ﾙ'/////////////////,|_/　　　　　　　　 　 　 　 　 ‘，
　　　　　　',i|　 　 lﾊ'/////////////// ._//　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∨_
. 　 　 　 　 '|　　　　',l'////////////○ |:::|　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::|
　　　　 　 　 　 　 　 '∨/////////////|:::|―――――‐┬――――‐　|:::|
　　　　　　　　 　 　 　 ',ﾄ＼'//////// .八 |　　 　 　 　 　 l|l　　　 　 　 　 | 八
　　　　　　　　 　 　 　 　 Ⅴ＼'/////, イ'/.|　　 　 　 　 　 l|l　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／/,＞'/∧.///！　　　　　　 　 |　　　　　　　　|
　　　　 　 　 　 　 　 　 ／'///∧i///l/// .‘，　　　　　 　 l|l　　　　 　 　 ,
　　　　　　　　　 　 　 　 ｀ヽ'/,／'//////// ‘，　　　　　　 |　　　　　 　 /
　　　　　　　　　　　　　 　 //////////////..‘，　　 ＿＿l|l＿＿　　　/
　　 ＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／ ///／￣￣￣[＿＿]￣￣￣＼
　　　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　（_ _　　<―――――┴―――――>　　＿＿＿ 　 ＿
　　　 _）　　 Der den Spiess,　　　　（_　 .／:::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::＼　　 ／　　Χ／
　　　 _）　　 sich zu wehren!　　　　（_　..＼:::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::／　／ 　 ／／ ＼
　　　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　（_..＼　＼:::::::::＼:::::::::::::::::::::::／:::::::::／　／　　／／　　｢| ＼
.　 　 ._）　　（槍よ、闘ってるわ！） .（_ 　 .＼　＼::::::::::≧=--=≦:::::::::／　／　　／／　　　 l |　 ∧
.　 　 ._）　　　　　　　　　　　　　　　　（_.}　　　＼o ＼:::::::::::::::::::::::::::::／.o／ 　 　 {　　 　 　 　 | 　 ∧
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　　　　　　　　　　　　　　_ ＿
　　　 　 　 　 　 　　 ／.:.:.:::::.:.｀`ヽ
　　　　　　　　　　　,'.:.:::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　　　　　　.: 、
　　　　 　 　 　 　 ,.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::!　　.: 、
　　　　　　 　　 _ノ.:.::::::::::::::::::::::::::::::「　　　　　,',.ﾞ：; ,　: '
　　-─……''".:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　　　　　, ';　,　･
.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　　　　　　　　　　　'.: 　 　． : .
.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::L_ ＿　　　　　　　　　　　　、　:.　; ; .　,
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,､､､-‐''"´　　　　　　　　　　　　　 }.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,!
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　ダ=ウドの死によって 闘いが終わる･･････ 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　 │ 　 一方 テントの中では、ダ=ウドの死の報せが聞こえても、 　 │
　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
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　　　　　＿/＼／＼/＼／＼/＼／＼／|＿
　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　＜　　 Ah! Er stürzt!　　　 　 　 ＞
　　　　　＜　　　　　　　　　　　　　　　　　＞　　＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　　　　　＜ 　 （ああ！堕ちたわ！）　　 ＞　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　_）　　Weh, Da-ud! Weh, Da-ud!　　 （_
　　　　　￣|／＼/＼／＼/＼／＼/＼/￣ 　 　 ._）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _）　 （ああ、ダ=ウド！ダ=ウド！）　 （_
　　　│　　　　　　　　　　 l　　　　　 　 　 　 　 　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　 lﾞ　　　 　 　 　 　 　 |　　　　 　 　 　 　 　 ／´Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　　 　!　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　!
　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.


　　　 　 　 　 　 　 　 ／{　　.　-‐ｧ
　　　　　 　 . 　 /{　/: : :|,／: : ∠.. __,
　　　　　 　 {＼{: ∨: : : :′: : : : : : :厶 -‐ｯ‐
　　　　　　 〈＼:` : : : : : : : : : : : : : : : : ∠... __
　 　 　 　 ､__ミ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :､:_ノ′
　　 　 　 ､_＼: : : : : : : : : : : /:/: :i: : : : :､ ＼_,
　　　　　 ､ミ:_: : : : : : ｉ : : : /:∧l: ト!: :i: : ｀て´
　　　　 　 ｀フ: : : : 爪l: :/:/:/┰ミl_ｊ川: :`弋｀
　　　　　　｀7: ／: {〈/|/|/|/ `ー‐｀´从: :､トミ　　　　　　Der Knabe stürzt!
　　　　　　/イ: :/i人丶　 Ｕ u　　　 ｀７＼|　　　　　　　 Stürze er hin!
　　 　 　 __.厶/￣￣ミ._　　 . --､_,　/　　　　　　　　　　......
　 　 　 ´ 　 　 ｀￣￣⌒＼‘⌒ー'／
　／　　　　　　　　　　 ´ 　｀.ト--′　　　　　　　　　　　 （子供が堕ちた！
/　　　　　 　 　 　 / 　 　 　,ハ　　　　　　　　　　　　　　 堕ちた、か！
＿　__　 　 _　　　〈. 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　 ･･････）

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　ヘレナに夢中になってるアルタイルは素知らぬ顔で･･･　  │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
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　　　　　　 　 　 │　 Hörst du die Pauken?　　　　 　 │　　　　 　 　 　 　 　 ｉ.: :.　,,,,,　 ′　　 ,,,,,　　fy }.:.:.:|
　　　　　　　 　 ＜　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　 　 　 　 　 　 |:.∧　　 r―　┐　　　　 .ｲ: :.i:|
　　　　　　 　 　 │　（･･････　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　 　 　 　 　 　 |/: :丶　 ゝ _　ﾉ　 　.ｲ¨´:.| : 从
　　　　　　 　 　 │　 太鼓の音が聞こえるか？）　　...│　　　　　　　　 　 　 /: : : : :＞　　　　 イ:.:.|: : : |: ;ﾊ:{ ヽ
　　　　　　　　 　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ノ　　 　 　 　 　 　 　 ノｲ|: : :ｉ: : : :_j　　　 ,'ヽ;ﾊ: : ﾙ' 　ヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　从{: ;ﾊ:,.ｲ　 7Tf´　　〉､:/: {
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⌒ｱ:::::::::::::::::〃__∠:::イ :::::::::/ :| ::　 |:::爪 r'笂＼<｀丶| ::::::::::::: /:::::::::::| :::::|:::::＼　　　　　　　 ￣|｢￣
／::::::::::::::::::: {{　 ⌒Ⅵ|:::::::∨　:|/　 :|/｀丶Vソ 　 ∨　|/:::::: //|:::::::::::::| :::::|::::::::: ＼　　　　 　 　 |!
⌒ア :::::::::::::::. 　いく　|:::::Ν　　　　　　　　 ￣　　　　/::::::::/／|::/:::::::::::::::ﾘ::::く　￣　　　　 　 　 |
／::::::::::::::::::::::::＼ ｰJ人Ν　　　　　　　　　　　　　　厶:::::x化犲:::::::::/::::::::::::::::::＼
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￣￣｀7:::::::::::::::::: ｝ 小　　　　-　ﾆ　　　　　　　　　　　 　 ∨/|:::::/|　＼|
　　　/::::::::::::::::::::/　 jハ　　　 　 ／/　 　 　 　 　 　 -　 ／/::::::/:::|
.　　厶イ:::::::::::::/　　　　　 　 　 　 　 　 ,__　 　 　 　 　 　 ∧人|＼|
　　　∨:::::／|/　　　　 　 ＼ 　 　 　 　 ﾏﾆ=-　　　 　　∨　　　　　　　　　　　Heute nacht dir und mir
　 ＿/_;∠二二ﾆﾆ==--　　_丶、　　　　 ＼　　_＾ア　ヾ　　　　　　　　　　　　 und keinem dritten
／￣￣　　　　　　　　　　　¨¨二ﾆﾆ=-　　.,,__　　　／　　　　　　　　　　　　　 bereit' ich ein Fest!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 [刀／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　｝　　　　　　　　　　　　　　　　 （今夜 俺とお前 二人っきりの
＿＿＿＿＿＿＿,,....　　　-―=ァ=冖冖冖≠弌__　　　　　　　　　　　　　　　　宴の準備をしてるのさ！）
　──────　　 　 　 ／／　　　　　　　　 　 Ζ_
　　　　　　　　／　　　　　 ／　　　　　　　　 　 　 　 Ζ
　＿＿＿彡　　　　　／／　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　│　　今夜 二人だけで開く宴会の計画について、夢中で話しているが･･･　 │
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　そこに 絨毯に包まれたダ=ウドの亡骸が、奴隷たちによって運び込まれた。　　│
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　　　　　　　　　　　　,ｨ
　　　　 　 　 /i　ｲ／::/,ｲ
　　　　　ト､/:::|/::::::::::::::/
　　　　ゞ::::::::::::::::::::::::::::'::￣フ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _..　---　.._
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　　　　　 .从/川 .刈∧|＼ .}'^〈"　　　　ヽ/:::::::::::::i :::::::::::::::::..:}l　　　　　　　 　 　 　 | : : : : : :ｉ: : : : : : : : : : : :|
　　　　,,．"　　　　　　　　｀ー‐ ､._,--､,.,.,/:::::::;;,,,:::::::::::::::;;;;__,ｲ ＼__　　　　　　 　 　 .| : : : : : :|: :｜: : :|: ｉ : : : |
　　f´　　　 　 　 　 　 　 　 　 　ﾍ._,,,,,}.../::::::::::i ::::::::::::／=l:::: l======､ｰ､,.,._,.-'''"⌒.| : :｜: : |: :｜: : :|: |: :ｉ: : '.
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│　　葬儀のためアイトラの侍女たちが忙しく立ち動き、厳粛な葬送の音楽が流れ出すが、その さ中･･･　  │
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　短剣を手にしたメネラスが テントに入ってくる･･････　　│
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.　　　　　　 　ヽ、 ::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::/　　　 　 　 　 　 　 　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　ﾊ:::::::::::ヽﾆニニニ7, '　　　　　　　　　 　 　 │　Mein Geliebter! Menelas!　　　│
　　 　 　 　 　 /:::::ヽ､:::::::￣￣￣ :,′　　　　　　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞
　　　　　 　　/:::::::::::::::＼:::::::::::: ／　　　　　 　 　 　 　 　 　 │　（あなた！　メネラス！） 　 　 .│
　　　 　 ,x＜::::::::::::::::::::::::＞-＜　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__.ノ
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―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿
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　　　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ　 .i: :.:/: :.:! : : :,メ´| | :＼ :/ !: :ﾑｲ　´ 　 ＿＿　 　 ∨ ,ｘ=､: :/: i
. 　 │　Helena, du? Wie kamst du her?　　│ . i .:/ : : :|!: : : : : :| |: :从乂レ' 　 　 v''´￣￣｀　 　 ∨ ∧∨: : !
. 　 │　O Traumgebild!　　　　　　　　　　　 │ . i:ｲ. :|: : |! : : : i :i| レ' _＿　　　　　　　 ..::::::::::::..　 　 ソ　} }|: :八
　 .＜　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　.}从.:i: : ii : : : 从{ ,メ´⌒´　　　　　 　 　 　 　 　 　 レr' ﾑ|: : : :ヽ
. 　 │　（ヘレナ、お前か？　　　　 　 　 　 .│　 {　i八:ハ : : : ∧　...::::..　　 　 ′　　　　　　　　　　＿,ノ: i| : : : : ヘ
. 　 │　 どうやって来たんだ？　　　　　 　 │　 .ノ　 }i 从: : : : ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑ:.: : : :i|: : : : : :ハ
. 　 │　 夢を見てるみたいだ！）　　 　 　 .│　　　...八 小、 : :{∧　　　　　　 ＿　___,　 　 　 　 ｲ:. : : : : i| : : i: : : : i!
　　 .ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ　　　　　　　|i :＼ : :込、 　 　 ｀　 　 　 　 　 　 ,　　|: : : : : : | : : |: : : i小
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉii : : ｀ヾ{ : :ヘ　　　　　　　　　　 イ　　 |: : : : : : | : : l: : : i jﾉ
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　ヘレナは にこやかにメネラスに話しかけて剣を手放させると･･･　　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::/ : ;　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 /:::::::::/ : ;　/　　　　　　　　　　　　 , : ' ﾟ ﾟ ﾟ ' :,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./:::::::::/ : :　/　　　 　 　 　 　 　 　 ,:ﾟ　　　 　 │　 Die Waffe da, 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　./:::::::::/ : :　/　　　　　　 　 　 　 　 .;　　 　 　 .│　 die furchtbare, gib!　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./:::::::::/: ::　./　　　　　　　　　　　　　:,　　 　 　 │　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::/: : : ./　　 　 　 　 , : ﾟ ﾟ ﾟ': ,　　　' : ., 　　 ,│　（その武器、　　　　　　　.│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　＿ /‐-.､/: : :　/　　　　　 　 : 　 　 　 ;.　　°　 ﾟ ﾟ ﾟ .│　 怖いわ、渡して！）　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　 ./-―--――--｀、 ､ヽ/　　　 　 　 ,:'""':,　　 ,: 　 ｡ ｡ 　 　 　 .ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ_:::::::::::::_-―-::､:::::::丶丶_ 　 　 　 .:,　　,:ﾟ ﾟ ﾟ ,.:'ﾟ　　 　 ﾟ':,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣ ､_:r＝‐-:::､:::::7::::｀‐-丶 +　+　 ﾟ ﾟ　　　;　　＋ 　 　 ﾟ;
　　　　　　　　　　　　　　　　 _　 -‐' ´　　 ｀　､:::7::::::::::::::::::）　 ＋ ., : ' ﾟ ﾟ ﾟ ' : ,.:..,　　　 　;
　　　　　__.....--､　　 _　 -‐ ´　　　 -一　 丶、　｀ヽ￣ ￣ .+ 　 ,,:ﾟ　　　　　　 ﾟ:,..,ﾟ:,　 　 ,:
---‐' ´::::::::ﾑ-‐｀' ´　　　　　　　　　　　　､　　` .､ l　　 　 　 　 .;　　　　　　　　; .,:　,. : '
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　　　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　 　 　 　 │　 Gegen den Knaben,　　　　.│
　　　　./::::::::::::::::::／｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::',　　　　　 　 　 │　 Gegen den Gastfreund,　　│
　　　　ハ:::::::::::::::i　　 o ',::::::::::::::::::::::::::i　　　 　 　 　 .│　 der mit dir jagte,　　　　 　 │
　　 　 i:::::::::::::::::::::ヽ＿ ノ:::::::::::::::::_:::::::,'　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞
　　　　',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/o ',:::/　　　　　 　 　 │　（貴方、どうして 子供、　　...│
　　　　 ゝ-:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i__ ノ/ 　 　 　 　 　 　 │　 それも案内してくれて　 　 .│
　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /　　　　　　　　 　 │　 一緒に狩りしてた人を）　　│
　　　./:::::::::::::::::::::::::::r ニヽ::::::::::::/　　　　　　 　 　 　 .ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__.ノ
ー、/:::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽィ′:::／
:::::::｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
:::::::::::::::',:::::::::::::::::::、:::::::::／
:::::::::::::::::i::::::::::::::::/｀￣´
:::::::::::::::::i:::::::::::::/
:―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 / . : :〈 ∨ /. :∧V :/ : / :/ : : : /｜ ﾊ: }　　　　 〉｀ : : ∨ !: .: : .　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　′/ : : V. :′/ : ::∨ : :′} : :/:ムz}:/=}/ー―‐　｀ヽミ､: i:｜.::: : . .i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ .:/ . ://:::｜ ′. :斗-:/:/ |: ://　 /'　-- ､_､__　　　 ∨ ｀| 从::: : . .|
　　hobest du sie zu tödlichem Streich!　　　/ :/ . : : .::: : :! :iイ´/丁/:/ ｀}:/}′ / ′,z孑ﾃ气ミ､　　 ミ:::}, -《:: .i .｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 / /i . : : |i:::: :｜:l｜:′l/|厂メ′　　　　 /　ト{::;ｎ} ,}ﾊ　　 }ｼ y_j V: | . {
　　（どうして殺したの？）　　　　　　　　　　 : /　!. :/: ||:::: : | :{:.l ′ｧ'了气ミ　　　　 　 　 廴.ジ　　　　 ′/.ヵ }: :| : .l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {:′ | :ハ !{::: 八:∨{ ｲ′ト{::;ｎi　　　　　　 　 　 ........　 　 　 `:::ﾉ∧: !: . i
　..,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ . {　|:|:ﾄ､:. :i : 从 ﾍ　 廴 ソ　　 }　　 　 　 .::::::::::::: 　 　 ﾉ　 ,ｲ::}:｜: .{
. │　Gegen ihn erhob ich die Waffe?　　　 　 │　.∧:{∧:..ﾄ､: ﾄヽ　 　 .......　　 丶　　　　　　 　 　 　 rx.イ::::::: .｜ : :.
. │　Warum nur?　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　..∧ﾉヽV＼:ハ　 .::::::::::　　　　 　＿___,　　 　 　 /:::::::::::::::′:::　小
.＜ 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │　　/ ´ .:ノ:ヽ ::`:∧　　　　　 _ ィ -一...´ﾉ　　　　　'{:::::::::::::: ′ ::: : :i :i
. │　（俺が武器を向けたって？ 何故？）　　.│　./ : :／. :/. .:::/::込.　　　　　`＜.....　 ´　　　　　　i::::::::::::: ′.::::: : :ﾄ {
.　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__.ノ . / : //: .:/ : .:::::::::::::::丶.　　　　　 　 　 　 　 ／　　|:::::::::: / : .::::::: :｜丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 .′/ ; : :ｲ: / .::/::::::::::::::::::＞....　 　 　 　 . イ　　 　 |:::::::::/: : , .:::::::i :|
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　優しく、さとしながら･･･　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
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. 　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　 │　 Du wolltest, dass in diesem Knaben　　　 　 　 │
　　　　　　 │　 Paris von Troja noch einmal stürbe.　　　　　　│
　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　 │　（貴方は その子にトロイアのパリスを見て　　　│
　　　　　　 │　 もう一度殺すことを望んだのよ）　　 　 　 　 　 .│
　　　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂

　 　 　 　 　 　 　 　 　 ...:::::::::::::::::::...
　　　　　 　 　 　 　 ...:::　　 　 　 　 :::..
　　　　　　　 　 　 ..::::　　 　 　 　 　 ::::.
　　　　　　　 　 　 :::::　　　　 　 　 　 :::::
　　　　 　 　 　 　 .:::::　　　　　 　 　 ::::: 　 　 　 　 　 ／ : : / ://: : : : : : : : : : : : :∨⌒ヽミミミ丶: : : : : : : ヽ
.　　　　　　 　 　 　 ::::　 　 　 ..:::::::::::...:　　　　　　　 / : : : / :〃: : : :i: : : : : : i : : :i :ﾍ　　丶ミミミﾐ: : : : : : : :ﾍ
　　　　　　　　　 　 　 ::::.......:::　　 　　:::.　　　　 　 ./ : : :.:/.:/:|i:|: : : :| : :i: : : :| : : :|: ハ　 　 ＼ミミミ: : : : : : :ハ
　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ..′: : :/∨:∧{: : : :| : :| : : :j : : :j : ii:|　　　　 ヽミﾐﾐ: : : : : : : :i
　 .│　 Ja, er reckte frech und verwegen　 │.: : : :∨ /: iヽ､ : :| : :| : :,ﾉ : :_ﾑ_:ﾑ|＿＿_ 　 ∨ミﾐ : : : : : : |
　 .│　 er sinnt nach seine Arme nach -　　│..: : : :| : : : 八≧=-- : :/ : :i: :i jﾉ　}　 　 　 　 ∨ミﾐ: : : : : : !
.　＜　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │:.:/: :.:! : : :,メ´| | :＼ :/ !: :ﾑｲ　´ 　 ＿＿　 　 ∨ ,ｘ=､: :/: i
　 .│　（そうだ、奴は生意気で大胆で　　　....│./ : : :|!: : : : : :| |: :从乂レ' 　 　 v''´￣￣｀　 　 ∨ ∧∨: : !
　 .│　 あれこれ画策してて、武器を･･･）　　│　:|: : |! : : : i :i| レ' _＿　　　　　　　 ..::::::::::::..　 　 ソ　} }|: :八
. 　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ノ.从.:i: : ii : : : 从{ ,メ´⌒´　　　　　 　 　 　 　 　 　 レr' ﾑ|: : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{　i八:ハ : : : ∧　...::::..　　 　 ′　　　　　　　　　　＿,ノ: i| : : : : ヘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ノ　 }i 从: : : : ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑ:.: : : :i|: : : : : :ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 八 小、 : :{∧　　　　　　 ＿　___,　 　 　 　 ｲ:. : : : : i| : : i: : : : i!
　　　　　　　denn dies ist der einzige Weg　　　　　　　 |i :＼ : :込、 　 　 ｀　 　 　 　 　 　 ,　　|: : : : : : | : : |: : : i小
　　　　　　　nahezukommen -　　　　　　　　　　　　　　ﾉii : : ｀ヾ{ : :ヘ　　　　　　　　　　 イ　　 |: : : : : : | : : l: : : i jﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / :八: :i: : : : : : : :i＞　 .　＿ 　 ＜　　　　 | : : : ﾉ: i| : : i: : :八{
　　　　　　　（これが近づける　　　　　　 　 　 　 　 ./イ　八:| : : ∧: :八: : : :.:_j 　 　　　　 　 　 |ンフ : : | : : i : /　ﾉ
　　　　　　　 ただ一つの方法ね･･･）　　　　　　　／ 八　 :j∧ :/:ハ:j ハ:.:／く} 　 　 　 _,.．-'''" ／イ: :八:j/从{

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: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.┼: : : : : : :　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 : : : : ┼: : : : : : : : : : : : : :.:.| : : ,,.:.:,,: : : : : : : : : : : : :
: : ＋: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 : : : : : : :.,.. :- - :.,:. :.:＿人.＿: . :.｀' ,: : : : : : : : : :
: : : : : : : :.:.,,.:.,,: : : : : : : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,:'´: . : . : . :.｀':.: :,｀Y´: . : . : . :.;: : : : : : : : : :
:　:　:　:., '´:　. :｀' ,:　:...,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ　　 　 　 .:　:　:　:　:　:　:'; 　 |:., : :　:　: ,.':　:　:　:　:　:
: . :: 　.:;　: :十 :　: ;..: │　 Menelas - sage mir wem?　　　 　 │ 　 　 　 .,:. :　:　:　:　:　;':　:　:.｀ - - '´:　:　:　:　:　:
　 *　　':,　 　 　 .,.'　.│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　 　 　 ':,　　　　　 ,.:'　　　　　　　 　+
　　　　　｀ - - '´ 　 .│　（メネラス ･･･ 誰だか教えて？） 　 │　　　　　　 .｀' - - 'ﾞ´
　　　 　 　 　 　 　 　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂　　　　 　 　 　 　 　 　 +


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,ｨ::/ |｀:ﾄ､∨､:::::::::::::弋'
:::::::::::::,―‐i:::::::/::/ .|/ 八　　 　 ∨:::ﾄ､:::::'､　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,. : ´: : : : : : : : : : : : ｀ヽ､
:::::::::::::乂({.|／i:/　 　 　 　 　 　 {:､::::ヽ　ヾﾐ　　　　　　　　 　 　 　 ／: : : : :／ : ／: : : : : : : : : : ｀ヽ
::::ｨ:::::::::::: >､　　　　　　　　 　 　 ',　ヾﾐ､　　　　　　 　 　 　 　 　 /／: /: :/: : ／彡 : : : : : : : : : : : : :ﾊ
./:::::::::::::/　 i　　　　　　　　　　　　〉　　　　　　　　　　　　 　 　 //: : /: :/.:／　　ミ: : : ｉ: : : : : : : : : : : ',
.彳:::::刈　　ヽ　　　　　 　 　 　ｧ´　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,:ｲ: : ,:._ｲ／　　　　ミ: : :|: : : : : ｉ: : : : : : |
. ﾚ' /　　　',　 ＼　　　 　　　/　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /' |: :i: /　　｀ヽ　 　 ミ: : |: : : : : |: : : : : : |
. /´＼　　　',　 　 ,､　　　　/　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 乂ﾚ'. 1圷､　　　　 }: : |: : : : : |: : : : : : |
/　　　｀卜､ ', 　 /　｀　ー'　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |.　 {リ,､》　　　　|: ,=ミ : : :.:|: : : : : : |
　　　 　 　 ｀　､〈下､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,-‐' 　 　ｰ'　　　　　　〉｀ｉ }: : .:|: : : : : : |
/｀¨≠=- .._　　　＼. ｀ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ', 　 　 　 　 　 　 　 /_ノ,/: : :ｉ|: : : : : : |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│ 　 彼のそばに寄る･･････ 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　 ｒ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'ヽ
;;;;;..:　　　　　　　 :.;;;;;;;｀.;;;..（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）.:｀''''´_,:;
;.:　　　　　　　　　 :.;;;;;;;.　;;..;.） 　ihr, die tot ist　　　　 　 　 　 　 　 　 （..;.;..;;.;;. ;;;;
;; :;　　 　 .:::::;　 ::;;: ;;;;;;;｀:. .（　　 und allen Toten,　　　　　　　　　　　　 ）.;..;..;.; .;;;;;
;; :;　 　 :::::::::;:;　:;;::; ;;;;;;;;;;｀'　） 　die um mich starben unbedankt! 　 （´｀´｀´.;;;;
;;. ;　　　　::::::;　　;　;;;;;;;;;;;;;.（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ） --'´;;;;;;
;;.;´:;:;:;:;:;｀;...;´:;:;:;:;｀ ;;;;;..:　　..） 　（貴女、死せる貴女と 全ての者、　 （.;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´_,:;;;.:　　...（　　　感謝されることなく　　　　　　　　　　 ）.::::::::::::::::
::::::｀.:::...:..:....:.:..::.::. :::::: ::　 　 ） 　 死んでいった者たちだ！）　　 　 　 （　　 .:.::::::
::::::::.　::..:..:..:.:..:..:.: .:::::: :: 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）　　　:.:::::
:::::::｀:. ｀´｀´｀´｀´.::::::. :　　..丶～'⌒'～'⌒'ﾉ,ﾉ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'´.::　 ::::: ::::
:::::::::::｀'……--'´::::::::.:´::::::::::｀:...:´::::::::｀ ::.（（.:::::｀'……--'´:::::: ::　 　 ::::::::::::　:::::: :::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::._｀''''´ :::::::｀''''´_,:::::::::)).::::::::::::::::::::::::::::::::::. :　　　　:::::::　　:　::::
:::::..:　　　　　　　 :.:::::::::｀.:::...:..:....:.:..::.::. :::::::（..:　　　　　　　 :.::::::.:´::::::::::｀:...:´::::::::｀ :::::
:.:　　　　　　　　　 :.::::::::.　::..:..:..:.:..:..:.: .::::::..,ﾉ　　　　　　　　 ::.::::._｀''''´ :::::::｀''''´_,:::::::
:: ::　　 　 .::::::　 ::::: ::::::::｀:. ｀´｀´｀´｀´.::::::: ::　　 　 .::::::　 ::::: :::::::｀.:::...:..:....:.:..::.::. ::::::::
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::.::.:.:.:.:.: .:.:. .:. .. .　　　　　 ,.ィ┬ 、.::::::::::::::::　　　 :::::::::::::::::::::::::::　　　 :::::::::::::::::::::::　::
::::._｀''''´ :.::::::::::::::　　　..._,r{ ll~「r'⊆ヽ､.::::　　　　　　:::::::::::::::::::::::　　　 ::::::::::::::　　　::
.:. .:. .. .　　　 ,.　-＜フ´ {‘　　{`弋ﾆ {.::::::　　　　　　 :::::::::::::::::::::　　　　:::::::::::　　　:::
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　死者の思い出に責め苛まれているメネラスを見て、ヘレナは･･･ 　 │
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;.:　　　　　　　　　 :.;;;;;;;.　;;.ｒ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'ヽ.;;:｀''''´_,:;;;.:　　　　　　　　　 :.;;;;;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´_,
;; :;　　 　 .:::::;　 ::;;: ;;;;;;;｀:.（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）;.;..;;.;;. ;;;;;; :;　　 　 .:::::;　 ::;;: ;;;;;;;;;｀.;;;...;..;....;.;..;;.;;. ;;
;; :;　 　 :::::::::;:;　:;;::; ;;;;;;;;;;｀'.）　Ihr, die lebt und bei der zu bleiben　（...;.;..;..;.; .;;;;;; :;　 　 :::::::::;:;　:;;::; ;;;;;;;;;;;.　;;..;..;..;.;..;..;.; .;
;;. ;　　　　::::::;　　;　;;;;;;;;;;;（　　einzig trachtet dein Herz,　　　　　　　 ） .´｀´.;;;;;;. ;　　　　::::::;　　;　;;;;;;;;;;;｀:. ｀´｀´｀´｀´.;;
;;.;´:;:;:;:;:;｀;...;´:;:;:;:;｀ ;;;;;..:　...）　mich verschmähend -　 　 　 　 　 　（…--'´;;;;;;;;.;´:;:;:;:;:;｀;...;´:;:;:;:;｀ ;;;;;;;;;;;;;;｀'……--'´;;;
;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´_,:;;;.: 　 .（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:._｀''''´ :;;:;;._..　---　.._.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;｀.;;;...;..;....;.;..;;.;;. ;;;;;; :; 　 .）　（一緒に住み、一緒に過ごして　　　（　 　 　 .:.;;;;;;;｀..／. : : : : : : : :| : : : : : : '.　　　　　.:.;
;;;;;;;;.　;;..;..;..;.;..;..;.; .;;;;;; :; . （　　 ただ貴方の心が　　　　　　　　　　　　）　　　　:.;;;;;./: : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
;;;;;;;｀:. ｀´｀´｀´｀´.;;;;;;. ;　　 ） 　私を責め苛んでくる･･･）　　 　 　 　（ .:::::;　 ::;;: ;; /: i: : : : : : : : : : : : : : :｜ : |　 .:::::;　 ::;;
;;;;;;;;;;;｀'……--'´;;;;;;;;.;´:;:.（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ） :;:;　:;;::;;;;;..:/i: : : : : : : : : : : : : : :Ｊ: : :|.:::::::::;:;　:;;:
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:._｀''.丶～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～ﾍ.::::::;　　;　 i: И : : : : : : : : : : : : : : : : : |　 ::::::;　　;
;;;;;..:　　　　　　　 :.;;;;;;;;;｀.;;;...;..;....;.;..;;.;;. ;;;;;;;;;..:　　　　　　　 :.;;;;.;;.;´:;:;:;:;:;｀;...;´:;:;:;:;｀.;.|: { i : : : : : : : : : : : : : : : : : :|.｀;...;´:;:;:;:;｀
;.:　　　　　　　　　 :.;;;;;;;;.　;;..;..;..;.;..;..;.; .;;;;;;.:　　　　　　　　　 :.;.;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´,,:;;;.|八j : : : : : : : : : : : : : : : : : :|..:;;:;;:｀''''´_,
;; :;　　 　 .:::::;　 ::;;: ;;;;;;;;｀:. ｀´｀´｀´｀´.;;;;;;; :;　　 　 .:::::;　 ::;;: ;;.;;;;;;｀.;;;...;..;....;.;..;;.;;. ;;;;;; :;..| : : : : : :ｉ: : : : : : : : : : : :|...;....;.;..;;.;;. ;
;; :;　 　 :::::::::;:;　:;;::; ;;;;;;;;;;｀'……--'´;;;;;;;;;; :;　 　 :::::::::;:;　:;;::; ;.;;;;;;;;.　;;..;..;..;.;..;..;.; .;;;;;; :;..| : : : : : :|: :｜: : :|: ｉ : : : |..;..;..;.;..;..;.;
;;. ;　　　　::::::;　　;　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ;　　　　::::::;　　;　;.;;;;;;;｀:. ｀´｀´｀´｀´.;;;;;;. ; .| : :｜: : |: :｜: : :|: |: :ｉ: : '...｀´｀´｀´.;
;;.;´:;:;:;:;:;｀;...;´:;:;:;:;｀ ;;;;;;..:　　　　　　　 :.;;;;;;.;´:;:;:;:;:;｀;...;´:;:;:;:;｀ ;.;;;;;;;;;;;｀'……--'´;;;;;;;;.;´.| :i: :|: : ∧: :|: :i: :|: |: :|: ぃ:ヽ　--'´;;
;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´_,:;;;;.:　　　　　　　　　 :.;;;:._｀''''´ :;;:;;:｀''''´_,:;;;;.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:._.|:ハ八/￣Ⅵ从ハﾊ八厶ﾄ､|;;;;;;;;;;;;;;;
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　　　　　　　　　　　　 │　denn sie und nicht ich -　　│
　　　　　　　　　　　　 │　sie ist deine Frau!　　 　 　 .│
　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　 │　（貴方の妻は　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　 │　 私じゃないのね！）　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／. : : : : : : : :| : : : : : : '.
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /: i: : : : : : : : : : : : : : :｜ : |
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,.ィ┬ 、　 　 ノし　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 :/i: : : : : : : : : : : : : : :Ｊ: : :|
　　　　　　　　　　　　　_,r{ ll~「r'⊆ヽ､　　 て　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 i: И : : : : : : : : : : : : : : : : : |
　 　 　 　 　 ,.　-＜フ´ {‘　　{`弋ﾆ {　 　 .く　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |: { i : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　　　　, 　　　　 `､Λ}､_　ﾉ:::::::ﾌ ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |八j : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　　　/ 　　　　　　}　､}　　{:::イi　{　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | : : : : : :ｉ: : : : : : : : : : : :|
　 　 　 ,'　 ﾍ 　　　 ｀''V.,'　　 i´_Ｔ　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | : : : : : :|: :｜: : :|: ｉ : : : |
　　 　 ,'　　　 ヽ　　　　ｿ　 　 ;　/ｌ　　V　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | : :｜: : |: :｜: : :|: |: :ｉ: : '.
　　 　 }　　` 　 ’､　　 /　　　,／::|　　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | :i: :|: : ∧: :|: :i: :|: |: :|: ぃ:ヽ
　　　　i　 　ゞ、 ∧　'´ 　 　/ へy　　　',　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:ハ八/￣Ⅵ从ハﾊ八厶ﾄ､|
　　　　}　　　／ ￣`;　　　ノ´⌒`、　　 ﾊ、_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ |　　　　　　 /　/　　 丶
　　　　}　 ／ : : : : : :｀ - '´V: : : : : : :-'´ : : : :ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 / i　 |　　　　 　 　 /　 ／￣}
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　　　{/ : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼ : : : : : : : : ／: : : : : : ヽ　　 　 　 　 　 　 　 ｜ l　 l　　　　　　　 |,ハ　　　|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　呟くが、そのヘレナの言葉に驚いたかのように メネラスは･･･　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
│　　ダ=ウドの亡骸を見ながら･･･　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　Unter geschlossenem Lid　　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　_＿＿＿＿＿___　　　　　　　　　　　　 │　straft mich dein brechendes Auge!　　..│
.　　　　 　 　 　 , '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ　　　　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　 　 　 　 　 .│　（閉ざされたまぶたの下から　　　　　　 │
　　　　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　 　 　 　 │　 貴方の視線が私を責める！）　　　 　 .│
.　　 　 .／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',　　　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
　　　../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
　　.../:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
. 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
. 　 i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,'
. 　 |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__::/　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,r,!r‐i､　　　,,,-､--┬-┬-┬┬┐
. 　 {::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ﾊ,'iヽ　　　　 　 ._,,,,,,,,,,,,,,,,----:-r,''i,|-、ﾞl''''''"ﾞ″ .,,|　 |　 │　lﾞ　,!　 |
.｀ヽ ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　 ｙ::,'::/'''''''''''''''"ﾞ"゛　 　 　 　 　　||ﾞi､`'i､'-,.＼,,_,,,､-┤　lﾞ　 .|　 l 　 | . |
.::::::/:ヽ::::::::::::::::::::::::::; _＿_＿＿__::::::::::::::::ヽ___/:::ﾚ′,,,,,,,,,,,,,,,ｭ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,||,,,,,|,,,,,ﾞl,,,,,,,,,,,,,,,,,,,| | 　lﾞ　.,,!　 ,!　　.|
.:::::',:::::::＼:::::::::::::::< __　 　 _＞‐´::::::::::::::、::::::::::/.I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I|　 l　 l |　|　|　 　|
.:::::::i::::::::::{:::::::::::::::::::::::｀￣´::::::::::::::::::::::::::::＼:::::,'.I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I I | .lﾞ　　ﾞl　ﾞl|　　 |　|
.:::::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>∧ . ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|l　.l　l　ﾞ| lﾞ .|　 |　|
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│ 　 自分も後に続くことを約束し･･･　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
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.　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　│　Aber mein Freund - dahin er dich sandte -　 　 .│
　│　den gleichen Weg gehet nun Menelas auch.　　　 │
　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
　│　（だが友よ･･･ 貴方の野辺送りを済ませたら　　...│
　│　 このメネラスも後に続こう）　　　　　　　　　　　 　 │
　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 　 　 　 　 　 　 　 _..　-‐……‐-　.._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　 　 　 　 . : ´: : 、 {／ : : : : : : : ｀丶、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 　 　 ／: ／: /: ∨; : : :__､ : : : : : : : ｀:､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 　 　 . : : ,: : :{/: : : i'＾≦三:厶 : : : : : : : : '.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 　 　 / / / : :/: :/: :ｌ|　　￣｀ﾏ∧: : : : : : : : :,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 : : : : : /: :ｲ: : :ﾘ　　 　 -ﾍ: :', : : : : : : : i
　　　　　　　　　　　 Du aber bedarfst　　　　　　　　　　　　　 {: :ｉ ｌ: :/イ:｜:ｉｲ￣￣｀　､__}ヽ; : : : : : :、|
　　　　　　　　　　　 einen heiligen Trank, 　 　 　 　 　 　 　 　 ､:| | T爪: :|从|f斥;示 　 了: j_}: :!: : 、:ヾ、
　　　　　　　　　　　 einen gewaltig starken!　　　 　 　 　 　 　 八:Ⅵi代＼|　　Vrﾘノ　　}イ〔 Ⅵ: : : ＼: ＼
　　　　　　　　　　　 Den hab' ich im Zelt!　 　　　　　　　　　　　　ヽ小rﾘ　　　 '＾´ '"´　　j.ノ 从: : : : : ＼: :≧=-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 　 　 　 　 　 ｉ{ ′　 　 　 　 　 　 -イ: :,ﾊ: : 、: :＼`: =-
　　　　　　　　　　 （貴方には 聖なるお薬がいるけど、　　　　　 　 八　、　　　 　 　 ／¨Ⅵ /: :i: :、＼: : ト|
　　　　　　　　　　　それ、とっても強いの！　　　　　　　　　　　　,ノ´)￣¨`ｉ　　　_..∠.∠ﾆ圦{: 从､:ｉ＼{＼|
　　　　　　　　　　　テントにそれ あるから！）　　　　　 　 　　　 ,{ノ´)　 　 |￢/´　 　 ＼　　乂 }ハ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　 　 {.ノ´)　　 (｀V/　 　､　　 '.　　　　　'.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 　 　｛ イ　　　　ﾄ }}　　 　 ヽ、 ∨　 　 　 '.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 　'.｜_＿___ ｢`{　　　　 　 ＼}　　　　　 '.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　〉｀¨¨丈´　 ∨ 　 　 　 　 ∨　　　　　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {〈≧=≦ﾍ、　'.、　　　 　 　 〈　　　 　 ;
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　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　│　　そのようなメネラスに、ヘレナは薬を与えることを約束する･･･ 　 │
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　└────────────────────────────┘
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　　　　┌────────────────────────────────────┐
　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　│　　アイトラの侍女らとともに ヘレナは、メネラスに飲ませる秘薬の準備をする･･････ 　 │
　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　└────────────────────────────────────┘


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　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
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　　　　　　　　　　　　　, ― 、
　　　　　　　　　　　　/ /　} ｌ),_＿__
　　　　　　　　　　　　{i { ／´,z ー＝== 、
　　　　　　　　　　　　ゝ´ .／　　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　 　 ,'　/　　 /　　 　　ヽ　'，
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　　　 　 　 　 　 ＿ . l ,.{　　　l　 　 l　l　　 ﾘ
.　　 　 　 .,.:.':´: : : : :｀: : .､.ヽ从人jﾊ乂ｲ　/
　　　　 ,.:': : : : : : : : : : : : :ヽ　　 　 j 　 }l/
　　　　,: : : : : : : : : : : : : : : :ﾍ . ー－／
　　 　 : : : : : : : : : : : : : : : i:.､:}　 .イ
　　　 .i: : : : : : l::::.. : / : : : |:.j;′ .l7ー-ｧ- 、
　　　 .|: : : : : : |:::::::/ : : : : |/′.__j_ノﾆ/　 ﾑ
　　　 八:i: : :|: :|::::/ : : : : : |:..j - ― ー- ../ﾆ!
..　　/ｲ:/|:i : |:..:|:/:./:.l: :ｉ:.从:.、　　　　 　 .Ⅶi
　 .´　j;' 从{:.|:..:|:../: /:..:|/ヾ{　ヽ　　　　 　 Ⅵ
　　　,.ィ:´: ヾ{j;ﾊ/j:/j;ﾊ/￣｀ヽ、　　 　 　 /ﾏ
　　 i : |: : : :´: : : :′: : : : : : ://、　　　　 .{ﾆ!
　　 ﾄ､:!: : : : : : : : : : : : : : : //　! ./　　　.ﾉﾆ!
　　 |　{: : : : : : : :.i: : : : : : : i/　 l ￣￣｀lﾆﾆl
.　　:　 ヽ: : : : :.,: :､: : : : : : :.ｌ　　l　｀￣´jﾆﾆト　、
　　ゝ ___j: : : :/: : : ､ : : : : : |　　l .ﾑ　　{ﾆﾆ}＼　＼
　　　i　 ヽ: : : : : : : :ヽ: : : :..厂i´ .ﾆﾑ　 !ﾆﾆ! !　 、　＼
　　　ヽ　ﾉ: : : : : : : : : : : : :{　 l .二ﾆ.}　|ﾆﾆl. l 　 '.
　　 ／.｀i: ヽ: : : : :／ : : : : ﾄ-' .ﾏ二ﾆ! .lﾆﾆl._　　　'.　　　 ＼
　／　r:': : :ー: : ´: : : ＿; : ヽ
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.　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　│　Gefahr umgibt dich!　　　　..│
　　　　　　　　　　　　│　Nicht jetzt den Trank,　 　 .│
　　　　　　　　　　　　│　es ist nicht die Stunde:　　 │
　　　　　　　　　　　　│　......　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　│　（危険よ！　今は　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　│　 薬に頼る時じゃないわ　　..│
　　　　　　　　　　　　│　 ･･････）　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:ﾊ:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::;:;;:;:;:;:;:;;:;:;:;jj:::::::::|::::::|i:|:::::
　　　　,: : : : : : : : : : : : : : : :ﾍ . ー－／　 　 　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |::::::|i:|:::::
　　 　 : : : : : : : : : : : : : : : i:.､:}　 .イ　　　 　 　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |::::::|i:|:::::
　　　 .i: : : : : : l::::.. : / : : : |:.j;′ .l7ー-ｧ- 、　　　　　　　 |　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i:::::|i:|:::::
　　　 .|: : : : : : |:::::::/ : : : : |/′.__j_ノﾆ/　 ﾑ　 　 　 　 　 .|　 |:::|:|:::::::::|::℡　　 :::::＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i::::　!i:::::!i:!:::::
　　　 八:i: : :|: :|::::/ : : : : : |:..j - ― ー- ../ﾆ!　　　　　　　| .八::!:!::::::: |:::㏍ヽ ∨:::/{＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i:i:i:::::㏍Ⅸ::::::
..　　/ｲ:/|:i : |:..:|:/:./:.l: :ｉ:.从:.、　　　　 　 .Ⅶi　　　　　　　　　 ::| !::::::: | Ⅶ　 } :∨:::;::::::::::::ゞi:i:i:i:i:i:i:i:!jki:::i:i:i:i:i:i:i::::|i:i:i::::::
　 .´　j;' 从{:.|:..:|:../: /:..:|/ヾ{　ヽ　　　　 　 Ⅵ 　 　 　 　 　 　 ∨j:::::::::!i:iい　 乂　::;::::::::::::::::::i:从∧!　　|＼i:i:i:i:i:i:|i:i:i:::i:
　　　,.ィ:´: ヾ{j;ﾊ/j:/j;ﾊ/￣｀ヽ、　　 　 　 /ﾏ　　　　　 　 　 　 .ヽi:i::::::|i:i ＼　　　　:::ヽ:::::　　i!　　　:::::::i!:::::ヾi:i:i:i:i:i:i:i:::::
　　 i : |: : : :´: : : :′: : : : : : ://、　　　　 .{ﾆ!　　　　　　 　 　 　 .∨::::|i:i　　＼　　　　:::;::　　 i!　　　　 i!　　　:i:i:i:i:i:i:i:i:
　　 ﾄ､:!: : : : : : : : : : : : : : : //　! ./　　　.ﾉﾆ!　　　　　　　　　　 　 |:::::|i:i　　 　｀　、　 :::;;:::　　i!　　　　i!　　　　ﾊi:i:i:i:i:i:
　　 |　{: : : : : : : :.i: : : : : : : i/　 l ￣￣｀lﾆﾆl　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::::::::ヽ　　　　　　　　　　　　　　(
.　　:　 ヽ: : : : :.,: :､: : : : : : :.ｌ　　l　｀￣´jﾆﾆト　、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─ﾍ ノ　　　　　　　　　　ハ}}}
　　ゝ ___j: : : :/: : : ､ : : : : : |　　l .ﾑ　　{ﾆﾆ}＼　＼　　 　 　 　 / }　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ﾉ　 }}
　　　i　 ヽ: : : : : : : :ヽ: : : :..厂i´ .ﾆﾑ　 !ﾆﾆ! !　 、　＼　　　 　 | └─, --─ -　　─　　　　　　　　　　　　　　　:::::}j
　　　ヽ　ﾉ: : : : : : : : : : : : :{　 l .二ﾆ.}　|ﾆﾆl. l 　 '.　　　　　　　 |＿＿＿＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::
　　 ／.｀i: ヽ: : : : :／ : : : : ﾄ-' .ﾏ二ﾆ! .lﾆﾆl._　　　'. ., -　┌＝＝＝＝＝＝＝ー ____
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　アイトラや侍女たちは警告し、また外からはアルタイルの軍勢が鳴らす太鼓の音が聞こえてくるが･･･　  │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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　　　　　__　　　　　　 __　　　　　　 __　　　　　　 __
　 　 　 /ム―７ [][] /ム―７ [][] /ム―７ [][] /ム―７ [][]
.　　　 //ニ７/　 　 //ニ７/.　　 //ニ７/　 　 //ニ７/
　　　 /'￣７/.　 　 /'￣７/.　 　 /'￣７/.　 　 /'￣７/
　　　　　 //　　　　 　 //　　　　 　 //　　　　 　 //


　　　│　　　　　　　　　　 l　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　|
　　　 lﾞ　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　 　!　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　!
　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
／　　 ￣　　 ／ 　／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼　￣　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 |￣￣|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |￣￣|






. 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　Aithra, schweige!　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　（アイトラ、黙ってて！）　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ




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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │ 　 ヘレナは拒否し･･･　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └──────────┘
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. 　　　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 │　 Jetzt und hier　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　 │　 beginnet Helenas Fest! 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　 │　（これから ヘレナの　　　　 　　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　 │　 祝宴を始めるんだから！）　　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ

　　　　 　 ,.:.':´: : : : :｀: : .､　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;:::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|::::::|i:|::::::.
　　　　 ,.:': : : : : : : : : : : : :ヽ　　　　　　　　　　　　| 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;:::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|::::::|i:|:::::::i
　　　　,: : : : : : : : : : : : : : : :ﾍ　　　　　 　 　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:ﾊ:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::;:;;:;:;:;:;:;;:;:;:;jj:::::::::|::::::|i:|:::::::|
　　 　 : : : : : : : : : : : : : : : i:.､:}　　　 　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |::::::|i:|:::::::|
.　　　 i: : : : : : l::::.. : / : : : |:.j;′　　　　　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |::::::|i:|:::::::|
.　　　 |: : : : : : |:::::::/ : : : : |/′　　　　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i:::::|i:|:::::::|
　 　　八:i: : :|: :|::::/ : : : : : |:.　　　　　　　　　　 　 |　 |:::|:|:::::::::|::℡　　 :::::＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i::::　!i:::::!i:!:::::::!
..　　/ｲ:/|:i : |:..:|:/:./:.l: :ｉ:.从:.、 　 　 　 　 　 　 　 | .八::!:!::::::: |:::㏍ヽ ∨:::/{＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i:i:i:::::㏍Ⅸ::::::::|
.　 ´　j;' 从{:.|:..:|:../: /:..:|/ヾ{　ヽ　　　　　　 　 　 　 　 ::| !::::::: | Ⅶ　 } :∨:::;::::::::::::ゞi:i:i:i:i:i:i:i:!jki:::i:i:i:i:i:i:i::::|i:i:i::::::::|
　　　,.ィ:´: ヾ{j;ﾊ/j:/j;ﾊ/￣｀ヽ、 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨j:::::::::!i:iい　 乂　::;::::::::::::::::::i:从∧!　　|＼i:i:i:i:i:i:|i:i:i:::i:i::!
　　 i : |: : : :´: : : :′: : : : : : ://、 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽi:i::::::|i:i ＼　　　　:::ヽ:::::　　i!　　　:::::::i!:::::ヾi:i:i:i:i:i:i:i::::::j
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.　　:　 ヽ: : : : :.,: :､: : : : : : :.ｌ　　l　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::::::::ヽ　　　　　　　　　　　　　　()
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　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　│　　自分の意志でメネラスの記憶を取り戻す儀式を始めることを宣言する･･････　  │
　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
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　　　　　 …　　─　──　─── ──────────────── ───　──　─　　…

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　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
　 │　　一方、テントの外では ヘレナ歓待のためアルタイルが開く祝宴の準備が進められていて･･･　 │
　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
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二二,,_,.､..: .:.. ;.;.:.: ;　:.. ;.;.:.: ;　,;＿＿,,.､＿,. :.:――'　　　　　　＿,.＿.＿＿. :.: :.:. :.: .,.､＿＿,:
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　　_/マ　　　　　　　　　 　 　 ＿＿　　　　＿/ /_.　 ＿｝ |┌┐　/⌒ヽ∨￣}.入　　　 　 　 {′{_____}
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　　|　 |_r==､／'}　　　　　＿/{､　, ﾊ　　　　 _爪__,､　 {...|...├┘{　／}´　|　 |　（に二つ｝　 　 }　＼＼__/ }ヽ
　　＼/　 　 入ﾌ　　　＿/　.{∧__/7}､_　　　ヽ　 /　　y' ⌒ヽ.　} /＼＼_}　　　く¨¨＼／ヽ--┘　　} 　 　 |
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.　　 /￣￣ 入} 　 　 ／ {⌒‐┬‐ ｛ｆrり.　　　 　 |＿＿＿{／＼／'Ｙ￣｀ヽ
　　｛_人＿/‐-　　　 {＿_|.　　 ﾄ､＿_ 　 ＼　　　 |　 　 　 }　　　＼人＿ノ
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　テントの前には、アルタイルが使う奴隷たちが額ずいて･･･　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
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　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　.!　　　　　　　　　　　　　　｝
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　　　　　　　　　　 !　　　　　　　　　｝　　　 !　　　　　　　　　　｝　　　　　 .!
　　　　　　　　　　 !　　　　　　　　　｝　　　 !　　　　　　　　　　｝　　　　　 .!
　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　｝　　　 !　　　　 　 　 　 .,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 　 ｝　　　 !　　　　　　　　 │　 Die wir zum Feste dich laden,　　　　　　　　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　｝　　　 !　　　　　 　 　 │　 empfange die Boten in Gnaden!.　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　｝　　　 !　　　　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　 _.,v-┤　　　　　　　_...,|　　　 .!　　　　　 　 　 │　（我ら一同 祝宴に招待いたしますゆえ、　　　　　 　 　 │
　　　 _.,,v‐''^′　/′　._,.､-‐'''^″ ｝　 _,,v（　　　　 ._..- 　 │　 どうか貴女様が出席なさるという栄誉を　　 　 　 　 　 │
　　.^´　　　　　　 ¨'''''^′　　　　　 ^^¨´.／　._,,vｰ'″　 　 │　 我々にお与え下さいますようお願い致します！）　　　.│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゞ､ノﾉ　　　　　　　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　冫´;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　　　　　　　　　　　, ・ '　テ＝､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ-'
　　　　　　　　　 ／: : :.／.: : : :.￣￣⌒ヽ从
　　　　　　　　／: : :.／: : : : : : : : ／: : : ::
　　　　　　 ／: : :.／: : : : : : : : ／: : : : : :.|
　　　　　／: : :.／ : : : : : : : : : {.: : : : :. :. :.|
　　　　 / ＜ナ ､.: : : :. :. :. :.＼＞-‐ ､: : : |
　　　 ./: : :./￣: : : : : : : : : : : :〉　　　|.: : :.|
　　　/: : :.∧: : : : : : : : : : : : :/＼　　 }: : : |
　　　ト─': :｀─ ､＿＿＿＿＿／＼./: : :./
　　Y⌒): : :./⌒,､ : : : : : : : : : :ヽ: :∠ﾆﾆ/
　　 〉=ﾍ: :/＼/　ｌ＿,: :＜二ニﾆ‐'､ﾆ＿〉
　　.ｌ　　ﾄ'　　/／: :＼,､二ニﾆ‐
　　 ＼人_,／ ￣￣￣
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　祝典への招待に、訪れている･･････　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
│　　アイトラは再び警告するが･･･　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
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. 　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 Gefahr ist nah!　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 ......　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　（危険が近いわ！　 　.│
　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　 ･･････）　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂




　　　　　　　　　 ＿/＼／＼/＼／＼/＼／＼／|＿
　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　 ＜　　　Lass den Trank!　 　 　 ＞
　　　　　　　　　 ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　＞
　　　　　　　　　 ＜　　　（飲んじゃダメ！）　　　 ＞
　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
.　　 　 　 　 　 ,. ￣|／＼/＼／＼/＼／＼/＼/￣　　　　　　| 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:ﾊ:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::;:;;:;:;:;:;:;;:;:;:;jj:::::::::|::::::|
.　 　 　 　 　 ,:': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ　　　　　　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |::::::|
　　　　　 　 /: : : : : :_: : :/: : : : : : : : : : : : : : : ﾍ　　 　 　 　 　 .|　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |::::::|
.　　　　 　 /: : : : : : ヽヽ′: : : : :/: : : :/: :..: : :..:ﾍ　　　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i:::::|
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│　　そのとき、遠くから雷鳴が聞こえてくる。 　 │
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....................人:.:.:.:.:.',ｨ　 　.:.:.:.ヾヽ:.:.ヽ､__､:ｲゞ"　　.＼＼_ 　　~ヽ＼...:....┃┃　　　 .｀｀:.:.` ）,"ヾ.......
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
│　　それを聞いて、アイトラは･･･　 │
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.　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　│　Das Ohr an den Boden!　　　 　 .│
　　　　　　　│　Was erhorchst du?　　　　　　　　│
　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　　　　│　（大地の耳よ！ 聞こえた？） 　 .│
　　　　　　　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;:::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|::::::|i:|::::::.
　　　　　　　　　　 　 ,'　/　　 /　　 　　ヽ　'，　　 　 　 　 .| 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;:::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|::::::|i:|:::::::
　　　　　　　　　　 　 {　,　 　 {　 　 l　l　 }　}　　　 　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:ﾊ:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::;:;;:;:;:;:;:;;:;:;:;jj:::::::::|::::::|i:|:::::::
　　　　　　　　　　 　 l ,.{　　　l　 　 l　l　　 ﾘ　　　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |::::::|i:|:::::::
.　　　　　　　　　 　 　'{ ﾑ ヽ从人jﾊ乂ｲ　/　　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |::::::|i:|:::::::
　　　　　　　　　　　 　 ヽj} 　 　 　 j 　 }l/　　　　 　 　 　 .|　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i:::::|i:|:::::::
　　　　　　　　　　　　　 /´ﾄ、　ー－／　　　　　　　　　　 |　 |:::|:|:::::::::|::℡　　 :::::＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i::::　!i:::::!i:!:::::::
　　　　　　　　　　　　 　 r }_ ＞　イ　　　　　　　　　　　　 | .八::!:!::::::: |:::㏍ヽ ∨:::/{＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i:i:i:::::㏍Ⅸ::::::::
　　　　　　　　　　　 r-'ヽ｀ ミニﾆl7ー-ｧ- 、　　　　　 　 　 　 .::| !::::::: | Ⅶ　 } :∨:::;::::::::::::ゞi:i:i:i:i:i:i:i:!jki:::i:i:i:i:i:i:i::::|i:i:i::::::::
　　　　　　　　　　 /≧s。＼ｭ.,___j_ノﾆ/　 ﾑ　　　　 　 　 　 　 ∨j:::::::::!i:iい　 乂　::;::::::::::::::::::i:从∧!　　|＼i:i:i:i:i:i:|i:i:i:::i:i:
　　　　　　　　　　 {二二}ヽ_,j - ― ー- ../ﾆ!　　　　 　 　 　 　 ヽi:i::::::|i:i ＼　　　　:::ヽ:::::　　i!　　　:::::::i!:::::ヾi:i:i:i:i:i:i:i::::::
.　　　　　　　　　　 }二二ﾆ}　　　　　 　 　Ⅶi　　　　　 　 　 　 　 ∨::::|i:i　　＼　　　　:::;::　　 i!　　　　 i!　　　:i:i:i:i:i:i:i:i:N
　　　　　　　　　 　 l二二ﾆ}　　 　 　 　 　 Ⅵ　　　　　　　　　　 　 |:::::|i:i　　 　｀　、　 :::;;:::　　i!　　　　i!　　　　ﾊi:i:i:i:i:i:i
　　　　　　　　　　　 ヽ二ニ}　　　　　　　 /ﾏ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼::::::::ヽ　　　　　　　　　　　　　　()
　　　　　　　　　　　　 ヽ二ﾆ'.ヽ/　 　 　　{ﾆ!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ─ﾍ ノ　　　　　　　　　　ハ}}}＼
　　　　　　　　　　　　　 ヽﾆﾆ∨_ /　　　.ﾉﾆ!　　　　 　 　 　 　 ./ }　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ﾉ　 }}
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　　　　　　　　　　　　　＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　　　　　　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　　　　　　　_）　 Poseidon, höre! Aithra ruft!　　　　（_
　　　　　　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　　　　　　　_）　 （ポセイドン、聞いて！　　　　　　　（_
　　　　　　　　　　　　　　_）　　アイトラが呼んでるわ！）　　　　　（_
　　　　　　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　　　　　　／´Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼

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　　　　　　　／!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}!
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.　　　 } ,三三三三｝ ﾙ三三ﾐ'　　 .|　　u　 从 |: J: :斗三ﾐ〉　　 !三三三ミﾒ!
.　　　｛ !,三三三三〉 }三三ﾐ{　<TTTTﾊ　 /TTTTﾌ }三三｝　　 }三三三V {
.　　　 } |寸三三三｝ {三三ﾐ:! 丶ｌ ｌ ｌ ﾚ'l!　ﾄ､l ｌ ｌ ﾚ: :三三ﾐ}　　 ｝三三:∨ .!
　， ｡ ｝ ! 寸三三ミ}　}三三ﾑ　y | n　 i}　i　　 |: : : ﾑ三三ﾐ｝　 ｝ﾐ乂∨　 .ｌ
.　 ﾟ　 ｝ ﾘ　寸三三|　｝三三ﾑ　　l. 从 {≡}　　.l: : :ﾑ三三ミ}　　i从ﾐｲ　　 ﾊ ﾟo
.　　　 ｝ .|　 ｌ寸三ﾐ}　ｌ三三ﾐ:ﾑU l__ ｡-―‐-｡_」: :ﾑ三三三{　　 ,　'　l　　 { !
　　　 ｛　ｌ　 }　｝ 寺} ｛三三三:ﾑ　|.　　 __　　 .|: ﾑ三三三ミ}　ィ　　 {　　 } ｌ
　　　 u　{　 ｌ ｛　　 ｌ {寺三三ミ:ﾑ |　　　　　　|:ﾑ三三ミ彡イ .｛　　｛　　　|.ｌ
　　　　} .ｌ　 |　ｌ　　.{ {　/ ｀ ミ三≧三三三三≦三彡　',　　｝　}　　.!　　　ｌ ｌ
　　　　ﾚ.l　 {　{　　 } l ,'　　uﾊ　 ｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´　　　 ',　 }　 ｝|. ｛　　。 } l
　　　 ゜｝.}　 {　{　 .|。ｌ,　　　　i　　　　　　|　　　　　　　　 ',从　 !ﾊ .{　o 　'　l
　　　ﾟ.｝　!　 ｝ +＜　 丶、　　ﾚ'7　　　　 |　　　　　　　 ＞}　｀ 丶 ゛ｌ　　　,. .l
　　　　}　!＜{　ﾚ'ｌ　　　n　＞ ｡,　　　　　　　　　 .从n＜　 ｀ﾘ ｛｀i　｝¨'ｌﾙ' _ .|
　_ ＜｝ ｡ﾚ'!　1　 !　 从ﾊ　　　!ﾊ ＞　｡　__　｡ ＜{ l,!}　　　 {　l,! ﾊ .ﾚ!　.i!　 ||＞ ｡
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│ 　 海神ポセイドンに呼びかけ･･･ 　 │
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. 　　　　　　　　　　　　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 │　 Helena, hörst du?　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 │　 Rosse und Reiter　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 │　 aus der Kraft des Meeres:　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 │　（ヘレナ、聞いて？　　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　 │　 海から強力な人馬が来るわ）　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__乂

. 　　　 ,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　 │　 Poseidon schickt mir　　　　　　　　　│
　　　 │　 die herrliche Schar!　　　　　　 　 　 .│
　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　 │　（ポセイドンが私に　　　　　　 　 　 　 │
　　　 │　 素敵な軍勢を送ってくれたの！）　　│
　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.乂

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;:::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|:
　　　　　　　　　　 ,,... --― --- ､,,　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;:::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|:
　　　　　　　 ,. :.' ´: : : : : : : : : : : : :｀. ､　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:ﾊ:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::;:;;:;:;:;:;:;;:;:;:;jj:::::::::|:
.　　　　　 ,. ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ　　　　　　　　　　　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |:
　　　　　/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾍ　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |:
.　 　 　 .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..:ｉ:.:.　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i
　　　　 i: : : : : :..: : : : : : : : : : : : : : : :..:<Y|:..i　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　 |:::|:|:::::::::|::℡　　 :::::＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i::::　!i
　　　　 |: : : : .:::::::...: : : : : : : : :i: : : :./:ｉ:.´:|.:.|　　　　　　　　　　　　　| .八::!:!::::::: |:::㏍ヽ ∨:::/{＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i:i:i:::::
　　　　 |: : : :.::::::::::::::.. : : : : : : ; : : :/ｲ}:ｉ:/|:i:|　　　　　　　　　　　　 　 　 ::| !::::::: | Ⅶ　 } :∨:::;::::::::::::ゞi:i:i:i:i:i:i:i:!jki:::i:i:i:i:i:i:i:
.　 　 　 :i: : :.:::::::::::::::::::.. : : : : :′: ;{ i{j:.{'! i从　　　　　　　　　　　　　　　∨j:::::::::!i:iい　 乂　::;::::::::::::::::::i:从∧!　　|＼i:i:i:i:i
　 　 　 ,′: :.::::: :::::::::::::: : : : /: : ｉ:.ﾄ､j从i　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽi:i::::::|i:i ＼　　　　:::ヽ:::::　　i!　　　:::::::i!:::::ヾi:i:i
. 　 　 /:/:i: : :::: : : ::::::::: : : :/:..: :.|:.|　　 ′　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∨::::|i:i　　＼　　　　:::;::　　 i!　　　　 i!　　　:i:
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　ポセイドンに助力を求めたことを ヘレナに告げるが･･･　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　 , :´ : : :／ : :7) ﾟノ´: : : : :／ : : : :, : -‐=彡ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 / : : : : : : : : : (ﾊ) : : : : : : ;,x--=彡: :i: : : : i : i
　　　　　　　　　　　　 　 / : : :/: : : : : : :／ : : : ／:,≫=ｘ､--=彡 , : : : : |　 　 .＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　 　 　 　 　 　 　 　 　 , : : : ; : : : i : : : : : : : ;ィ : : {{ 　だﾑ ー=彡／: :〈|　　 　 ._）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　　　　　　　 　 　 / : : : :iﾊ : :ハ : :i : ／ : : ;ノﾞ　 弋(ｿﾊ、-‐=彡ハﾊ　　　　_）　 Menelas, siehe dein Schwert!　　 （_
　　　　　　　　　　　　: : : : : : : iﾊi⌒ﾊ:ハ{ ムイ　　 　 ｀¨　 '⌒＿,ノ'　': :i　　 　 _）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　　　　　　　　　　　//: : :/ : : :{ ( 〈　ハ　ヽ　　　　　　 　 　 　 ,x=ﾐ､/ : ﾊ　　　 _）　 （メネラス、貴方の剣を見て！）　 （_
　　　　　ー‐==＝彡 : : : : : : : ﾊ､__　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾋｿ }}ﾊ :/,ﾉ　　　._）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （_
　 　 　 　 -‐=＝彡 : : : i : : :/ : : : ﾄ､　　　　　 　 　 , -― ､　 '｀¨ /ノ/　　　　／´⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　　　 　 ー=＝彡 : : : : ハ: : : : : : i| 　 　 　 　 　 ,:く::::::::::∨　　　/
　　　　　　　／ : : : : ／ : : : : i: : : i|　　　、 　 　 (　 ';:::::::/　 　 ,
　　 　 　 ／／ : : ／: : : :/ : :ﾊ : : i|　　　　　　　　｀　一" 　 ／ ＿＿＿＿__
　　　　　': '　 ': : '　 / : :/ : :/　ﾊ : ,　 　 　 　 ＞,､　＿_,　 ___／　／￣￣￣｀ヽ
　 　 　 {/ 　 i: ;'　 / : :/{ : /／ _,iV＿_,x==＝ﾆ二}, ヘ、／　　　　　　-――-　 ＼
＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―━━―￣￣￣
―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣
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　 　 ＼_人　　 　 ., -- ‐‐ ‐‐ ― -- - 、
　 　 __)　 　 　 .／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　 　 　 　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ___::::::::::::::::::::::::::',
　　 　 　 ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　　 ｀ヽ::::::::::::::::::i__
　　　　　i:::::::::::::::::::::::::::::::::::: /0 　　　　/::::::::::::::/:::::ヽ
　　　　　',::::::; ‐ 、 :::::::::::::::::ヽ　　　　 /:::::::::::::::;:::::::::::::',
　　　　　 ',::,'　 0ヽ:::::::::::::::::::::｀ー一´::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　i:ヽ　　 ,'::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ___
　　　　　　ﾊ:::｀ｰ´::::}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::/::::::::
　　　　　　',::ヽ::::::::::′:::::::::::::::::_::::::::::::::::::::::::::::::::y´::::::::::::
　　　　　　 ',:::::ヽ:::::::::::::::::::, イ二 ｀ヽ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::
　　　　　　　ヽ::::::',::::::::::<_／} 　　 　∧::::::::::::::::/::::::::::::::::
　　　　　　　　 ｀ヽ',::::::::::::ヽ ﾊ　　 ,/　i::::::::::::::/:::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　 ｀ヽ::::::::::::Vｰ一′ノ:::::::::::/::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　 /::＼:::::::｀ー‐‐´:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　 ',:::::::::｀ヽ:::::::::::::::::__／:ヽ:::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　',::::::::::::::｀ー一 ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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│ 　 構わずヘレナはメネラスに、自分の剣と 別の侍女に運ばせていた盃 ――　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｒ'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 （　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ） 　Den Becher seh' ich,　 　（
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 （　　 den du mir bringst!　　　　 ）
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ） 　　　　　　　 　 　 　 　 　 　（
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 （　　 （貴女が持って来た　　　　）
　　　　　　　　　, ― 、　　　　　　　　　　　　　　） 　 盃を見たよ！）　 　 　 　（
　　　　　　　　/ /　} ｌ),_＿__　　　　　　　　　　（　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　{i { ／´,z ー＝== 、　　　　　 　 丶～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'⌒'～'メ　　　　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　ゝ´ .／　　 　 　 　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::r= ､:::.
　　　　　　 　 ,'　/　　 /　　 　　ヽ　'，　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |::::::::::::::::; ィ::::::::::::::::::|::::|
　　　　　　 　 {　,　 　 {　 　 l　l　 }　}　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉ::::::::::∠゜ノ:::::::::::::::::ﾉ::::
　　　　　　 　 l ,.{　　　l　 　 l　l　　 ﾘ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈ｫｬ::::::::::::::::::::::::::::::レ:::::::ﾄ、
.　　　　　 　 　'{ ﾑ ヽ从人jﾊ乂ｲ　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 У::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::＼_
　　　　　　　 　 ヽj} 　 　 　 j 　 }l/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,＞-―- ､:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　 /´ﾄ、　ー－／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 __｣　　　 　 　ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::
　　　　　　　　 　 r }_ ＞　イ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 （:::::l　　 　 　 　 };::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::
　　　　　　　 r-'ヽ｀ ミニﾆl7ー-ｧ- 、　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 (:::::|　　　　　　 ﾊ::::::::::;::ィ:::::::::::::::l::::::::::
　　　　　　 /≧s。＼ｭ.,___j_ノﾆ/　 ﾑ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (:::::ゝ≦三≧ｙ′ ￣　 人::::::::::::::::／:::
　　　　　　 {二二}ヽ_,j - ― ー- ../ﾆ!　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 (:::::::::厂::了　 　 　 ／:::::::ヽ:::::r:'::::::::::
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　―― 記憶が戻る薬 ―― に気を向けさせる･･･　  │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
│　　テントの外では、アルタイルの処にいる奴隷たちが･･･　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　＼_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_／
　　　　　　　　　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　　　　　　　　　　_）　　Weh dem Unterliegenden,　 　 （_
　　　　　　　　　　　　　　　　　_）　　den die Träne nässte!　　　 　 （_
　　　　　　　　　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　　　　　　　　　　_）　　（涙も しとど 溢れ　　　　　　　 （_
　　　　　　　　　　　　　　　　　_）　　 堪えることができません！）　（_
　　　　　　　　　　　　　　　　　_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_
　　　　　　　　　　　　　　　　／´Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼


　　　│　　　　　　　　　　 l　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　|
　　　 lﾞ　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　 　!　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　!
　　　.!　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　 　 　 　 　 　 ',
　　　!　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　　　　　　　　　　　　!
　　 lﾞ　 【】 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　 　 【】　 　 　 ',
　 . l　　囚　　　　　　　 ,'　 　.＿／￣￣￣￣.￣￣＼＿___ .ｌ　　　　　 　囚　　　　 ｌ
　 /　　 ||_,,,..　-―'''＿＿￣￣　「|￣￣￣￣￣￣￣「|　　 ｀＿＿^"'''''―||_..,,,_　　　ｌ.
　彡‐'" ||　　　　／ 　／|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |＼　 ＼　 　 ||　 　 ｀'''ｰ.ｌ.
／　　 ￣　　 ／ 　／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼　￣　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 |￣￣|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |￣￣|



　　　 　 　 　 　 　 　 　 _..　-‐……‐-　.._
　　　　　 　 　 　 　 . : ´: : 、 {／ : : : : : : : ｀丶、
　　　　　　 　 　 ／: ／: /: ∨; : : :__､ : : : : : : : ｀:､
　　 　 　 　 　 . : : ,: : :{/: : : i'＾≦三:厶 : : : : : : : : '.
　　　　 　 　 / / / : :/: :/: :ｌ|　　￣｀ﾏ∧: : : : : : : : :,
　　　　　　　 : : : : : /: :ｲ: : :ﾘ　　 　 -ﾍ: :', : : : : : : : i
　　 　 　 　 {: :ｉ ｌ: :/イ:｜:ｉｲ￣￣｀　､__}ヽ; : : : : : :、|
　 　 　 　 　 ､:| | T爪: :|从|f斥;示 　 了: j_}: :!: : 、:ヾ、
　　　　　　　 八:Ⅵi代＼|　　Vrﾘノ　　}イ〔 Ⅵ: : : ＼: ＼
　　　　　　　　　ヽ小rﾘ　　　 '＾´ '"´　　j.ノ 从: : : : : ＼: :≧=-
　　　 　 　 　 　 　 ｉ{ ′　 　 　 　 　 　 -イ: :,ﾊ: : 、: :＼`: =-
　　　　　　　 　 　 八　、　　　 　 　 ／¨Ⅵ /: :i: :、＼: : ト|
　　　　　　　 　 ,ノ´)￣¨`ｉ　　　_..∠.∠ﾆ圦{: 从､:ｉ＼{＼|
　　　　　　　　 ,{ノ´)　 　 |￢/´　 　 ＼　　乂 }ハ|
　　　　　 　 　 {.ノ´)　　 (｀V/　 　､　　 '.　　　　　'.
　　 　 　 　 　｛ イ　　　　ﾄ }}　　 　 ヽ、 ∨　 　 　 '.
　　　　　　　 　'.｜_＿___ ｢`{　　　　 　 ＼}　　　　　 '.
　　　　　　　　　〉｀¨¨丈´　 ∨ 　 　 　 　 ∨　　　　　.
　 　 　 　 　 　 {〈≧=≦ﾍ、　'.、　　　 　 　 〈　　　 　 ;
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　　 ＿/＼／＼/＼／＼/＼／＼／|＿
　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　 ＜　　　　 Ah-hu!　　　　 　 　　 ＞
　　 ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　＞
　　 ＜　　　　（アーフー！）　　　 　 ＞
'"~ .／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ zi.....,,,,,,,＿＿＿＿＿＿,,,,,,,,,,..,. ---――'''''"￣￣￣￣
二　￣|／＼/＼／＼/＼／＼/＼/￣ . ,. :.:――'　　　　　　＿,.＿.＿＿. :.: :.:. :.: .,.､＿＿,:
￣￣__,､_　'`￣￣￣:...　..／＼ '`―''"´. . .. :.: .:.: .:.: ...:.::.:￣￣ ＿＿.: .:.: .`'￣￣
￣.: ;;.: :￣￣'`ヽ､＿:, -'"　　　"'- ､ . .:.: .:: :: : :.:. ... . .. . . 　　　　　　　　　　'`――,.､＿＿
.　　 　 　 　 _,.．-'''"　　　　　　　 　 "'''- ．._. ＿＿＿,.､.__...＿/＼／＼/＼／＼/＼／＼／|＿
＿;;'_,.､　　.: .l￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣l ,;.:'　――'` . ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　￣￣￣.:....l　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l. .. . . ..　　:.:.: :＜　　　　 Ah-hu!　　　　 　 　　 ＞
￣￣￣'`―.l　　　　　　　　　　　　,､　　　　　l　　ﾞ　;;　'ﾞ　　＜　　　　　　　　　　　　　　　　　＞
　　 　 　 　 l 　 　　　　　 　 　 　 八 　 　　　l　 　 　 　 　 .＜　　　　（アーフー！）　　　 　 ＞
　　 　 　 　 l 　 　 　 　 　 　　　　|　| 　 　 　 l　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　 　 　 　 . l 　 　　　　　　　　　　|　| 　 　 　 l　　　　　　　 ￣|／＼/＼／＼/＼／＼/＼/￣
　 　 　 　 . ￣￣￣￣￣￣￣￣ 　￣￣￣￣


　　　　 ＿/＼／＼/＼／＼/＼／＼／|＿
　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　 ＜　　　　 Ah-hu!　　　　 　 　　 ＞　　　　 　 　 .,　-―- ､
　　　　 ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　＞　 　 　 　 .／: : : : : : : :＼
　　　　 ＜　　　　（アーフー！）　　　 　 ＞　　　　　./: : : : : : : : : : : : :､
　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ 　 　 　 .{: : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　 ￣|／＼/＼／＼/＼／＼/＼/￣　　　　　　',: ＼: : : : : : : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Vヘ.)>､: : : : : : : : : : : : ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│ 　 ダ=ウドの亡骸を取り囲み、声を上げて嘆く中･･･　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│ 　 メネラスに秘薬を飲ませる儀式が始まる。 　 │
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. 　　　　　　　　　　　　　　　,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　│　 Weib, tritt hinweg!　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　│　（一歩 離れてくれ！）　　│
　　　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;:::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|::::
　　　　　　　　　 __＿___　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:;::;:::::::::;;:::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::|::::
　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::丶　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 __　..| 　|:::|:|:::::::::|:|:;:;;:ﾊ:::::::::;;:::::::::;:::::::::::::;:;;:;:;:;:;:;;:;:;:;jj:::::::::|::::
　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　 　 　 　 /´/ }｀.|　 |:::|:|:::::::::|:|!i:i:i:i:i:i:i:;::::i:i:::::i:i:::::::i::::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::::::::: |::::
.　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',　　　 　 　 　 　 　 　 　 ゝ-― . |　 |:::|:|:::::::::|:|乢i:i:i:i:i:i:::i:i:i:i::i:i:i::i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::: |::::
　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i 　 　 　 　 　 　 　 　 ／´￣´　 |　 |:::|:|:::::::::|ﾊ　~ﾞ´｀ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i::::::::|i:::
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　　　 i:::::::´::::::::::ｰ―ﾟ′::｀:r --v　　　　　 　 　 　 　 ,　　/　　 l　 .| .八::!:!::::::::|:::㏍ヽ ∨:::/{＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ij:i:i:i:i:::::㏍
　 　　 ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽﾟｰ/　　　　　　　　　　　 l　　,　　　　/　} l ::| !::::::: | Ⅶ　 } :∨:::;::::::::::::ゞi:i:i:i:i:i:i:i:!jki:::i:i:i:i:i:i:i::::
　　　　 >:::::::::::::::__:::::::::::::::::__>ﾘ　　　　.,´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ.ｲ .∨j:::::::::!i:iい　 乂　::;::::::::::::::::::i:从∧!　　|＼i:i:i:i:i:i
　　　 /::::ヽ:::::::::::::‐--- 、::::::/　　　　│　Unnahbare Stunde 　 │　...ヽi:i::::::|i:i ＼　　　　:::ヽ:::::　　i!　　　:::::::i!:::::ヾi:i:i:i
　 　./::::::::::::ヽ:::::::::｀ ￣´:::::/　　　 　 │　hebt jetzt an!　　　　　│　...ﾒ.∨::::|i:i　　＼　　　　:::;::　　 i!　　　　 i!　　　:i:i:i
　　人:::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::/ 　 　 　 .＜　　　　　　　 　 　 　 　 　 │　ｲ　 .|:::::|i:i　　 　｀　、　 :::;;:::　　i!　　　　i!　　　　ﾊ
.／::::::i:::::::::::::::::::＼::::::::::::/　　　 　 　 │　（到達不能の時を　　..│...iﾄ.　 　 　 　 　 　 　 ＼::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー<´　　　　　 　 .│　 今 開始しよう！）　　 │´ 　ゝｭ.＿　　　　　　　　　─ﾍ ノ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ 　 　 　 　 　 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ノ j__ ./ }　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ﾉ
::::::::::::::｀ヽ::::::::::::::::::::/::::::＼　　　　　　　　　 　 　 　 }ﾆﾑ _.j二＞=＝= . | └─, --─ -　　─
::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　　　{二二}ヽ_,j - ― ー.|＿＿＿＼
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