,.　' ""~~""'　．
　　　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　/:::/i::::i::::i:::::::i::::::::i:::::i ::ﾍ
　　　　|:::/ !:::|::::|i ::::|!::::::l!:::;i ::/i
　　　　|:::i こ二戈i::::::l!斗l!亠l ::}
　　　　メi´　/::/｀Y´ ￣它アr‐!.
. 　 　 {δｉ､/::/　丿, 　　しﾉ i∂}　　　　　前回本編は日露戦争の終わりまで進んだが
　　 　 ヽ∧/￣ ＿＿＿_　　/ﾍ　　　　　 今回は番外編という事でちょっと時計の針を
　　　 　 j　＼　‘、 　 .ノ　, ':|　j　　　　　 日清戦争前にまで戻したいと思う
　　　 　 　 　 ＞,.こ__,,. ィi ::::|
　　　　 　 　 　 |｀ヽv- '´|::::::|
　　　　/ﾆﾆ二´＼_,||_, 　'二ﾆﾆ.ﾍ､
　　 　 i'＼　　　　　「o 　 　 　./　.|
　　 　 | 　.〉 　　　/　　　　　 / 　 |
　　 　 |　/　　　 / o　　　 　 .}/ 　|
　　 　 |. {　　 　 |　　／ir／￣｀ヽ |
　　　　| i´￣ｉ´ﾞﾞ" ''' ‐　!.,,,__,-ヽ'~ |
　　　　| |　　| 　 　 　 　 　 　 ｀ヽ |
　　　　|.へ-'‐- __．..,,__　　　　　 /
　　　　ヽ- i' "´ | o　　 ｀ﾞ" ''i‐‐´




　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j　　　　 さてやる夫　そもそも日清戦争の原因は何だったか
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼　　　　　　　　覚えているか？
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´



　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼
|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　　えーっと　確か歴史の授業で習ったような……
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　 何だっけ？
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　　　　　　　　　,.．　'' "ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ" ''　．
　　　　　　　 　 ,　"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ.
　　　　　　　 ／:::::::/:::::::::::::::,':::::::::',:::::::::::::ﾍ;::::ヽ
.　　　　　　 /::::::::::,'::::::::::::::::,'::i::::::::::i:::::::',:::::::',／ﾊ
　　　 　 　 ,: :::::::;ｲ:i: ::i: ::::::il:::|::::::::i:|::::::::i::::::::iヾ::::}
.　　　　 　 i::::::::/ |::|::::|::::::::||: |::::::::|:|!: ::::|i:::::::| ゞ::|　　　　「東学党の乱」或いは「甲午農民戦争」と呼ばれる反乱だな
.　　　　 　 |: :::::/ |::|::::|::::::::||: |::::::::|:||:::::::||: ::::|　}::|
　　　 　 　 {:::::::i　,.．=＝＝=／　　‐''""ﾞﾞﾞ"''‐　}:|　　　　まず当時の朝鮮についてざっと振り返ってみようか
.　　　 　 　 ';:::::Y　　／:::／　}　 　 ,イ兀ﾞi"''ｧ /i:|
　　　　　　　}- i|. ／:::／ 　 ﾉ　　　 弋;;;ｿ　.' ,'ﾍi|,
　　 　 　 　 { {'.||〈::／ _,,,,／　　　　　　　　　 }〉}|}　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _
　　 　 　 　 ﾍ..,||ﾊ￣　　　　　　　′　 　 　 ,',/||　　　　　　　　　 　 　 　 　 / ）
　　　 　 　 　 i:.||､ﾍ　 　 　 ┌―‐┐　　　 /　 ||　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / /
　　　 　 　 　 |::|!::~}ヽ 　　　‘､ 　 ,ﾉ　 　／　　.|!　　　　　　　　　　　　　　/ /
　　　 　 　 　 |: |:::::|　 ＞.．　　 　 　 ．'　　　　.|　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　iｰ､,_
　　　 　 　 　 |:::::::::|　 ┌|.　＞ .,,．i´ ┐　　　　　　　　　　　　 　　 　　/´ ￣ヽi.|.}
　　　 　 　 　 |:::::::::|　 / ￣｀ﾞﾍ　/´￣.|　　　　　　　　 　 　 　 　　　　 {　　 ,ﾍ_}｣｣!
　　　 　 　 　 |::::;;::．‐'　､,,_. 　 V　_,,.　＞ ．.　　　　　　　　　　　　　　 i 　,ﾉ￣/
　　　　 ,.．‐'''"_,,..ゝ　 　 　 .┌┘　　　　　!．,_｀''‐．._ 　 　 　　　　,,.．/　　__ノ
　 r‐＜_,.．‐''´ 　 　 　 　 　 ﾍ Ο　　　　　　　｀''‐．.,iヽ、　　　　/＼/ 　 ' /
　 |　　ﾍ　　　　　　 　 　 　 　 i　　　　　　　　　　　 ∧ ﾍ 　　　/.　　＼　/::＼

┌───────────────────────┐
│朝鮮という国はかつての日本と同様鎖国政策を行い　   │
│外国との交流を制限していたのだが　　　　　　　　　　　   │
└───────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 丿　　　　 |＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 　 　 　 |　 `‐-〆
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,､ 　.ノ　　　　　 r`´　　　ノ
　　　 r-‐‐-､　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,-‐'　￣　　　　　　　ﾚ＾‐-､丿
　　　ﾉ　　　　`,　　　 　 　 　 　 ,,,r‐-,　　　　　　　　}　　　　　　　　　　　 r‐＾,
. r‐'´ 　 　 　 ,'　　　　　　　＿ノ　　/ ／｀ヽ　∧_∧　　　　　　　　　　　　{　　}
ﾉ　　　　　　 ,'　 　 　 　 　 `-,　　　｀´　　／ <｀∀´>鎖国最高！ 　　　/　 /
　　　　　　 ,'　　　　　　　, ' '　`‐´｀_つ　 ｀'‐-ﾟし-Ｊﾟ　　　　　　　　 ,､　ノ 　 |
　　　　　　'､_ , -､__ , ‐ '　　　　 ノ　　　　　　く　　　 }　　 　 　 　 丿｀´　 　｛
　　　　　　　　　　　　　　　　　く　　　　　　　丿　 ＿| 　 　 ,-‐-‐'　 　 　 _　r'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　 '-‐'´~ο　ﾆ二 -‐‐､　 r-‐＾´.ﾞ"
　　 ,-‐-､　　　　　　　　　　,‐-､_ ヽ　　　　 ｏ　　　 r'´ヽ ｨ二コ ヽノ
-‐'´　　　｀ヽ　　 , ､　　　,, '　　　`‐)　　　　 　 　 　 }　 .}
　 　 　 　 　 ｀‐´ 　｀-‐´　　　　 ＜　　　　　　 　 　 ｀‐´
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ）　　　　　　　　　｡°




┌──────────────────┐
│ 日本と一悶着あった末　条約を締結する　.│
└──────────────────┘


　ｳﾜｧｱｱｱｱﾝﾝ!!!!
　　　 ..∧_,,∧ 　
　　　<；｀Д⊂ヽ　　不平等条約なんて酷いニダ！
　　　（　　　　ノ
　　 ム＿）＿）
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　∩ ∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⊂⌒（∀｀　　） 　近代的な商法も刑法も裁判も整備されていない国と
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ_っ⌒/⌒ｃ　　対等な条約を結んでくれる国なんて無いよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒ ⌒

┌───────────────────┐
│　宗主国であった清国も朝鮮に開国を勧告　  │
└───────────────────┘

　　 ∧∧
　 ／ 中＼
　（ 　｀ハ´）　敵を以って敵を制すアル
　（ ~__))__~）
　｜ ｜　|　 　西洋人を利用すれば日本を抑える事も可能アル
　（_＿）＿）





┌───────────────────┐
│　これを受け朝鮮は欧米各国と条約を締結　   │
└───────────────────┘


　　　　∧__∧
　　　 <；｀Д´>　ぜんぶ不平等条約ニダ……
　　　（つ/⌒と)
　|￣￣￣￣￣￣￣|
　| 　 　 　　 　 　 　 |

ザッ　　　　　　　　　　　ザッ　　　　　　　　　　　　ザッ　　　　　　　　　ザッ
MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、MVvvMvyvMVvvMvyvMVvvMVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、MVvvMvyvMVv
Λ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾Λ＿ﾍΛ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾Λ＿ﾍヘ　＿,.ヘ　,.ヘ　ヘ　＿,.ヘ　,.ヘ
ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λヘ　＿,.ヘ　,.ヘ　ヘ　＿,.ヘ　,.
ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ＿＿,/ヽ＿　/ヽ＿＿,.ヘ　/ヽ＿＿,.ヘ　＿,.ヘ　,.ヘ　ヘ　＿,.ヘ　,.ヘ
　/＼＿＿_／ヽ　　　/＼＿＿＿ /＼＿＿_／ヽ　　_／ヽ　/＼＿＿_／ヽ　/＼＿＿_／ヽ　　　/＼＿＿＿ /＼＿
／　　　　　　　　＼／　　　　　　／　　　　　　　　　＼　　／　　　　　　　　＼　　　／　　　　　　　　＼　　／　　　　　　　　＼
|　　　　　　　　　　　|　　　　　　 |　　　　　　　　　　　|　　|　　　　　　　　　　　|　　|　　　　　　　　　　　|　　|　　　　　　　　　　　|
|　　　　　　　　　　　|　　　　　 　|　　　　　　　　　　　|　　|　　　　　　　　　　　|　　|　　　　　　　　　　　|　　|　　　　　　　　　　　|
|　　　　　　　　　　　|　　　　　　 |　　　　　　　　　　　|　　|　　　　　　　　　　　|　　|　　　　　　　　　　　|　　|　　　　　　　　　　　|
＼　　　　　　　　／＼　　　　 　＼　　　　　　　　／　　　 ＼　　　　　　　　／　　　＼　　　　　　　　／　　 ＼　　　　　　　　／
／｀ー‐--‐‐―´＼ ／｀ー‐- 　／｀ー‐--‐‐―´＼　　 ／｀ー‐--‐‐―´　　　　　　／｀ー‐--‐‐―´＼　　　／｀ー‐--‐‐―´＼




　　　　　　　　　　　　　　　　　　ウ、ウリらの国に外国人が沢山……
.　　　　　 　　　　　　　　　　　∧_,,∧　　 ∧_,,∧　　　　　　∧_,,∧　な、なじぇこんな事に……
　　　　　　　　　ｱｲｺﾞｰ・・・　<；　 三 >　<；　 三 >　　　　 <；　 三 >
　　　　　　　　　　　　　　　　 U　　三)　 (|　　 三)　　　　　(,l　　三)
　　　　　　　　　　　　　..,,,. ...,,..し―-J..,,,...,し―-J..,,,. ..,,　...,,.,し―-J..,. ..,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　━━　　　　━━　　　　　　　━━


┌──────────────┐
│本格的な開国の時代へと入る　  │
└──────────────┘

　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j　　　　開国した朝鮮にやってきた日本人の中には
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼　　　　　　　 なかなかあくどい連中もいた
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´

┌────────────┐
│　すんごい金利で金を貸し　  │
└────────────┘


　　　　　　　　 ,　　　　,
　　　　　　　 / i　　　/ i
　　　　　　 /,_ ┴─/　ヽ
　　　　　/,!||! （゜＼iii'／゜）　　10日で1割！？
　　　 ／　u　　,,ニ..,ニ、ﾉ(＼ .
　　　 ＼　 ﾉ(　ゝ'ﾟ　　　≦　三　ﾟ｡...
　　　　　 >.....｡≧　　　　　　三　＝-...　　｡　━━┓┃┃
　　/ ⌒　 　 -ｧ,　　　　　　　≧=-　。 ..　　 　 　 ┃　　　━━━━━━━━
　/ 　 　 　 　 ｲﾚ,､　　　　　　＞三　　　･　ﾟ　　　┃　　　　　　　　　　　　　　　┃┃┃
　|　　　　＼ . ≦｀Vヾ　 　 　 　 ヾ　≧|.　　　　　 　 　 ｡　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　　　　　｡ﾟ　/｡･ｲﾊ ､､　　　｀ミ



┌────────────────────────┐
│　借金を返せない者から抵当にしていた土地を奪ったり　 │
└────────────────────────┘
　　　　　　 _ v V v 'i _
　　　　　　≧　,､,　　　'、
　　　　　<x''`^ ／'7　　|
　　　　　r^xi　i∠⊥　　!
　　　　　|￣r=!､__,,'||e　!　　期限までに金が返せないのなら
　　　　　`t7　_,ｰ-､||ｦ｜　　土地は貰っていくぜ
　　　　　　[ｰ──' |ヽ｜
　　　　　　 |　=　　|　ヽ|
　　f'r.　　 └'-i-'┘,r分､
　　|.|.!　　　　　'y'"／／ ＼
　　川.f'i　　　 ∧/ ／r'⌒ヽ ､
　r^ミ､`i.　　　| / / f"　　　 ヾ
　| ＊|j |　　　|/ i　 i ／　　　 ヾ
　丶_ ,ト'､　　 || |　 〈／　　　　 ||
　　Fﾆﾆ"i　　 i!<　　|　　　　　　||



　　ﾟ ｡ ∧_,,∧ﾟ。
　ﾟ　・<；ﾟ｀Д⊂ヽ
　　　（　　　　ノ　　明日からどうやって暮していけば……
　　 ム＿）＿）

┌────────────────────┐
│ニッケルの時計に金メッキをして売りつけたり　 │
└────────────────────┘

　　　　 (⌒⌒)
ﾌｧﾋﾞｮ━ l|l l|l ━ﾝ!!!!!.
　　　　　∧_,,∧
　　　⊂<# ｀Д´>　 　これパチモンニダ！
　　　　/　　　ﾉ∪
　　　　し―-J　|l| |
　　　　　 　 　 　 人ﾍﾟｼｯ!!





┌───────────┐
│こうした連中を訴えても　　│
└───────────┘

　　　　 (⌒⌒)
ﾌｧﾋﾞｮ━ l|l l|l ━ﾝ!!!!!.
　　　 　∧_,,_∧　　　
　　　　<# ｀田´>彡　　　　全部、陰謀ニダ！
　　　 (m9　　　つ　　
　　　　入　 Ｙ　彡
　　　　レ'（＿フ　



┌────────────────────────┐
│彼等は治外法権で守られている為それもままならない　　  │
└────────────────────────┘

　ｳﾜｧｱｱｱｱﾝﾝ!!!!
　　　 ..∧_,,∧
　　　<；｀Д⊂ヽ　　なぜ公平に裁いてくれないニダ……
　　　（　　　　ノ
　　 ム＿）＿）　　　　　∩　∧＿∧
　　　　　　　　　　　　⊂⌒（ 　´∀｀）　♪
　　　　　　　　　　　　　｀ヽ_っ⌒/⌒ｃ
　　　　　　　　　　　　　　　　⌒ ⌒

┌────────────────┐
│ほかにも絹やら綿やら陶磁器やら　　  │
└────────────────┘

　　.r"⌒'i
　　|　　　|‐‐-----‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐--==--‐‐''''"´｀ﾞﾞ'i
　　|　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　 .|　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　 .　　 　 　 .　-‐…・・・・…‐-　.
　 .|　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　ｉ｛　 　 　 　 　 　 　 　 ｝i
　 |　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 　 　 　 　 | ｀ 　　‐------‐.:.:.:.:.´ |
　 |　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 　 　 　 　 |:　 　 　 　 . : : .:.:.:.:.:.:.:.: |
　.|　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　 | 　 　 　 . : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.: |
　.|　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 　 　 　 　 　 ､　 　 . . : : : ..:.:.:.:.:.:.:.:.: /
　|　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　 .　　　 　 ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::／
　|r"⌒'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　 .　　 　 　 　 ｀'┬───┬'"
　ﾞ'ゝ-‐‐---=＝=‐‐‐‐----‐‐‐‐‐‐‐‐-------┘　　　　　　　　　 　 　 　 ｀¨¨¨¨¨¨´

┌───────────────┐
│　安い外国産製品が市場に出回り　│
└───────────────┘




　　　　　　∧_,,∧
　　　 〃,< ∩Д´>　　 　せっかく作ったのに全然売れないニダ……
　　　　 /（_.ノ　ｨ ＼
　　　⊂こ＿）_）｀ヽ.つ　　　関税？何それ……

┌──────────────┐
│国内の産業は大打撃を受ける　  │
└──────────────┘

┌───────────────────────┐
│こうして朝鮮人は次第に日本を含めた外国人に対し　   │
│反感をいだくようになる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　   │
└───────────────────────┘

　　　　　　　∧＿∧⌒∧＿∧
　　　　　　<#　｀д´><｀д´ #>
　ｱｲｺﾞｰ(∧＿∧ ）　 （ ∧＿∧ﾉ　　生活が苦しくなったのは開国したせいニダ！
　　　　　<　 #｀д>∧＿∧д´#>
　　　　　（Ｏ　　(^<　　　 と_　　Ｏ）　　 攘夷ニダ！　　全部外国人が悪い！
　　　　　ﾉ　 ）　）`（　　　　ﾉ　（　（
　　　　（＿_）＿） ｜　Ｏ　|,＿_）＿）
　　　　　　　　　　（＿_|＿_）

　　 　 　 　 ,.　' ""~~""'　．
　　　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　/:::/i::::i::::i:::::::i::::::::i:::::i ::ﾍ
　　　　|:::/ !:::|::::|i ::::|!::::::l!:::;i ::/i
　　　　|:::i こ二戈i::::::l!斗l!亠l ::}
　　　　メi´　/::/｀Y´ ￣它アr‐!.
. 　 　 {δｉ､/::/　丿, 　　しﾉ i∂}
　　 　 ヽ∧/￣　 　 　 　 　 /ﾍ　　　　 また民衆だけではなく、政府の財政も火の車であった
　　　 　 j　＼.　 ―‐‐- 　,. '|　j
　　　 　 　 　 ＞,　___,,. ィi ::::|
　　　　 　 　 　 |｀ヽv- '´|::::::|
　　　　/ﾆﾆ二´＼_,||_, 　'二ﾆﾆ.ﾍ､
　　 　 i'＼　　　　　「o 　 　 　./　.|
　　 　 | 　.〉 　　　/　　　　　 / 　 |
　　 　 |　/　　　 / o　　　 　 .}/ 　|
　　 　 |. {　　 　 |　　／ir／￣｀ヽ |
　　　　| i´￣ｉ´ﾞﾞ" ''' ‐　!.,,,__,-ヽ'~ |
　　　　| |　　| 　 　 　 　 　 　 ｀ヽ |
　　　　|.へ-'‐- __．..,,__　　　　　 /
　　　　ヽ- i' "´ | o　　 ｀ﾞ" ''i‐‐´

┌──────────────┐
│　開国以来諸外国との外交関係   │
└──────────────┘

　　　　∧__∧　　　　法律、言語、慣習……色々勉強しないと……
　　　 <；｀Д´>
　　　（つ/⌒と)　　　　外国人の顧問も雇わないとやっていけないニダ……
　|￣￣￣￣￣￣￣|
　| 　 　 　　 　 　 　 |

┌───────────┐
│　開港場設置に伴う出費　│
└───────────┘

____
　　""''''''─-＜
　　　　　　　　　＼──-＞-─---、___________
　　　　　　　　　　 .ﾍ　 /　　　　　　 ﾍ　／　　 ＼
　　　ｒ─--、　　　　'!_,!　　　 ｒ─┐　l,:,!　 ｒ‐┐ .'!
　　　L..........ｊ　　　 　 |::|　　　└= ┘　ｌ||　　二、 . |─────┐:............:::::.:.::.::.:::::::　... :::..:.............:::
　　　　　　　 　 　 　 |::|　　　_,,,...-┐ . ||　　| :||,.-┘　　　　　　/ｒﾚ:::..:.............:::::.:.::.::.:::::::　... :::..:.............:::::.
　　　_,,,...--‐‐ｒ　　　.|::|　　　|　 | ｌ|| 　.||,..-‐''"　　　　　.　　　/ ,.>:::..:.............:::::.:.::.::.::::::;　 　　.::.:::::::.::.::　　
　　　| ｆｌ |ヾ､ ||　　　 |::|　　　|　,｣.-‐''"　　　　　　　　　　　　/ ｆ:+".....:::::　.:.::.::.　:::::::..　　　　　　　　...:::::
　　　| |:|:|=《. ||　　　 |::|_,,..-‐''"　　　　　　　　　　　　　　　./　ｖ'... :::..:...........　　　　　 ,-‐-、　　..:::::.:.::.::.:
　　　| |｣:|__ﾘ..|| _,,..-‐''"　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,/__ｒ*...　... :::..:.............:::::.:.::.::|:::::::ｒ'.:::::::　... :::..:....
　　　|　_,ｊ.-‐''"　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣└‐┘￣￣￣￣￣
_,,..-‐''"　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ｌ_,、..、*ｒ、.～`－、　　　　,.。　、ｖ　._　ｒｖ _ｆｰ～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / ｖ~　｀＾...　... :::..:......⌒～'~...　... :::..:.............:::::.:.::.::.::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,/ｒ'＾:::..:.............:::::.:.::.::.:::::::　... :::..:.............:::::.:.::.::.::::::: ::: ..::



┌─────────────────────┐
│ 重すぎる出費のせいで朝鮮国財政は破綻状態　 │
└─────────────────────┘
|||i|!i| ||!i|| |||ii| ||| ||| |i|||i|!i| ||!i|| |||ii| ||| ||| |i|||i|!i| ||!i|| |||ii| ||||
i|| |||ii| ||| ||| |i|||i|!i| ||!!i!!　　 ∧,,__∧ ・・・・・・　　!i!i!|||ii| ||| ||
i|||i|!| ||!・・・・ ∧,,∧　　　　<｀Д´；..>　∧_,,_∧　　!i!i!|||ii| |||
!i||..　　　　／<；｀Д>　　　（　　　　＿ <；　　　> ・・・・・ !i!||i
　・・・・　∧,,∧'⌒　) ￣￣￣￣ ∧_,,∧/⌒／　|
　　 .／<；｀Д´>／　　　　　　　<；　　　>ィ・・・・・・
　　｜　i′　 .／　　　　　　　　　/⌒ ／ ｜.ｌ　.｜
　　｜　ｌ∪.／　　　　　　　　　../ /　｜　｜」／||
　　｜　｀／　　　　　　　　　...ι ゝ　｜　｜||
　　　、 ｌ￣￣￣￣￣￣￣￣　ｌ/＿_.」／||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||

┌───────────────────────┐
│さらに当時の朝鮮には予算の概念と言うものが無く　　   │
│放漫経営状態であり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└───────────────────────┘


金銀は少ないﾆﾀﾞ　　　 　 ∧＿∧　　　　　　　　　どうすればいいﾆｶ？
￣￣ヽ（￣￣ ∧∧　　 n <｀Д´；,,>　　∧＿∧　￣ﾉノ￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　／< ｀Д>　(m)v　　　　）_　<　　　　>
　　　　　∧∧'⌒ 　)￣￣￣￣　 ∧_∧/⌒深刻な問題ﾆﾀﾞ・・・
　　 .／< ｀Д´> ／　　　　　　　< 　　　>　 ￣ﾉノ￣￣￣￣￣￣
　　｜　i′　 .／　　　　　　　　　/⌒ ／ ｜.ｌ　.｜
　　｜　ｌ∪.／　　　　　　　　　../ /　｜　｜」／||
　　｜　｀／　　　　　　　　　...ι ゝ　｜　｜||
　　　 、 ｌ￣￣￣￣￣￣￣￣　ｌ/＿_.」／||



┌───────────────────────────┐
│政府の実権を握っている閔氏が国庫を私物化し放題であった　   │
└───────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　 ,. -ｰ' 二二二 ｰ- ､
　　　　　　　　　 　 ／／:￣__::::::::::::::::￣｀:::ヽ
.　　　　　　　　　／〃'::::::/´ﾉ〉):_ノ_ﾉ::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　 //´::::::__,ｨ:ゝ-':__,:::-──- ､::::::::::ヽ　　　　　　　　　ふふふ・・・・・
　　　　　　 　 /ﾞ::::::::::／￣￣＼　ヽ＼　 ヽ ＼::::::::ﾊ__
　　　　　　 　 !:::::::／ヽ　　　 　 ヽ　',　ヽ 　＼ ヽ>,仁》
　　　　　　＿ |::::ハ　　', 　　　 　 ｌ　} 　 !　!　 ',<ノ||＼　　　　　　　宮中を掌握すれば、
　　　　　 《ﾆﾊ_ゞ、 ＼　＼　　　　!　||　 |　|__ ||　l | ＼>　　　　 　　国庫の掌握もまた容易いということですわ
　　　　　　 ｿ|| ＼＼　＼　＼　　 | .从,ｨ匕Lィ||　| |　〈´
.　　　　　　　 | ',　＼＼,.＞一ゝ,　|/ /,ｨ　　 ﾉ |　| ｌ 　|ヾ　　　　　　　
　　　　　　　 ハ ＼　＼ｨ　　　　ヾ'　　　｀￣　/ // 　 ｌ ',）　　　　,　--─'::´
￣:::｀ヽ、 　〈/|:} ヽ,＼　＼￣　　 　､　　　　 / // /　 ｌ　ヽ　 ／::::／:::￣
／:::;:ｨ:::::＼　//|　 |＼＼　｀ゝ　　-　-´　 ／!// / 　　! 　 ∨:::::::::':──-:::､
:::／:::::ハ::::∨ﾑ'〉　｢｀::ゝ,＼_个 ｰtヽ_　／─ﾍ,ィ' l　　 |l 　/::::__::::＼:::￣｀ヽ
:::::::／／__;／:::::|　 |::::::::::ﾍ 　 !:::::｜ |::::ﾊ;:::::_::_:::ヽｌ　　 ｌ| 〈::::::::::＼:::::＼::::ヽ
:／;::/／/::::::::::: !　/ :::::::::::::}　|:::::::l!　!/ 　∨ } /::::/ /　ﾊ｀ゞ ､::::＼＼:::::ヾ
　 ∨／!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::|　|::::ノ|　ト-ｰく 〈_｣:::/ /　/::::ヽ:::ヽ＼:::ヽ ＼
　 ／／|:::::::::::::::ﾚ ::::::::::::::::::|　|::_〉 }　 ─ｰ､ヾ才／}　/:::::::::::＼:＼＼〉＼
／／／ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ﾍ! 　￣＼ヽ)=::､/ /::::::::::::::::::::::::::＼
／／／ 人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ ｀入_　　ゝ}_ソ/｀´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
／／ ／　|::::::::::::::::::::::::::::::::::::（＼__　￣Z_r､_｢|　ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ
／ ／ 　 /ヽ;__::::::::::／:::::::::::::::〔　ゝ,＞､　 _,ィ'７´}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ

　　　　　　　　　　　　　　　　王妃　閔妃

┌────────────────────────────┐
│特権的立場にあった王妃の一族閔氏と両班（貴族）は贅沢三昧　　  │
└────────────────────────────┘

　　　　　　　 ＿
　　　　　,'´r=＝ﾐ､
　 　　　卯,iﾘﾉ）)）〉
　　 ／`-|l〉l　ｰ ﾉlノ＼
　　ﾚ´V|!/'i)閔iつV⌒ヽ
　　　 　y/"")").
　――-l†/ しｿ†|―──┐
.　　　　 lﾉ 　　 J|　 　　　 |

　　 ∧__,,∧　　　　　　　　　 ∧,,_∧　　　　　　　　　 ..∧_,,∧
　　 <｀∀´∩　　　　　　　　<｀∀´　∩　　　　　((　 ∩*｀∀´>　 ))
　　/　つ　E_）　　　　　　　　（つ　　丿　　　　　　　　〉　 　__つ
　　し―-J 　　　　　　　　　<＿＿ ノ　　　　　　　　 (<⌒）ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　レ　　　　　　　　　　　ヽ,_,ﾌ


┌─────────────────────┐
│閔氏一派に追随する猟官運動も盛んに行われ     │
└─────────────────────┘

　　　∧閔∧
　　 <* ｀∀´>,
＿と~,,,　　~,,,ﾉっ..　∀
　　　 .ﾐ,,,/~),　　.|　┷┳━　　　　　 ∧,,_∧　　　　是非ともｳﾘにも官職を……
￣￣￣ .し'J￣￣|...　┃　　　　　　 <､　　 ⌒ヽo　　対価はこのとおり……
￣￣￣￣￣￣￣ 　 .┻　　　　　　　(_,,ｨ､＿_つつ
　　　　苦しゅうないﾆﾀﾞ
┌────────────────┐
│ますます彼等は調子に乗っていった　   │
└────────────────┘

　　　∧閔∧
　　 <* ｀∀´>,　　　　　　　　　子分が増える、お金も増える、贅沢できる……外戚最高！
＿と~,,,　　~,,,ﾉっ..　∀
　　　 .ﾐ,,,/~),　　.|　┷┳━
￣￣￣ .し'J￣￣|...　┃
￣￣￣￣￣￣￣ 　 .┻





　　　　 　　　　 ∧_,,∧ ｳｪｰﾊﾊﾊ♪
　　　 　　　 ⊂<｀∀´ >つ━･~~~
　　　　　 ／／/　　 /_/:::::/　　　民から搾り取った金で賄賂ﾆﾀﾞ！
　　　　　 |:::|/⊂ヽノ|:::| ／」　　　ｳﾘはもっと偉くなるﾆﾀﾞ！
　　　 ／￣￣旦￣￣￣／|
　　／＿＿＿＿＿＿／ | |
　　| |-----------| |



┌────────────────────────┐
│　当然これらは過酷な重税として民衆に圧し掛かってくる  │
└────────────────────────┘

　　ﾟ ｡ ∧_,,∧ﾟ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ ｡ ∧_,,∧ﾟ。.
　ﾟ　・<；ﾟ｀Д⊂ヽ　　　　　　:∧_,,∧:.　　 　 　 　 ﾟ　・<；ﾟ｀Д⊂ヽ
　　　（　　　　ノ　　　　 　 :<　∩∩ >　　　　　　　　 （　　　　ノ
　　 ム＿）＿）　　　 　 　 :（´__ﾉ ノ.:.　　　　　 　 　 ム＿）＿）
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 :ム＿）＿）:

　　 　 　 　 ,.　' ""~~""'　．
　　　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　/:::/i::::i::::i:::::::i::::::::i:::::i ::ﾍ
　　　　|:::/ !:::|::::|i ::::|!::::::l!:::;i ::/i
　　　　|:::i こ二戈i::::::l!斗l!亠l ::}
　　　　メi´　/::/｀Y´ ￣它アr‐!.
. 　 　 {δｉ､/::/　丿, 　　しﾉ i∂}
　　 　 ヽ∧/￣　 　 　 　 　 /ﾍ　　　　 汚吏が蔓延り、外国勢力は朝鮮にドンドン流入し
　　　 　 j　＼.　 ―‐‐- 　,. '|　j
　　　 　 　 　 ＞,　___,,. ィi ::::|　　　　　　 中央は外戚とその取り巻きが贅沢三昧、国庫はカラッポ
　　　　 　 　 　 |｀ヽv- '´|::::::|
　　　　/ﾆﾆ二´＼_,||_, 　'二ﾆﾆ.ﾍ､
　　 　 i'＼　　　　　「o 　 　 　./　.|
　　 　 | 　.〉 　　　/　　　　　 / 　 |
　　 　 |　/　　　 / o　　　 　 .}/ 　|
　　 　 |. {　　 　 |　　／ir／￣｀ヽ |
　　　　| i´￣ｉ´ﾞﾞ" ''' ‐　!.,,,__,-ヽ'~ |
　　　　| |　　| 　 　 　 　 　 　 ｀ヽ |
　　　　|.へ-'‐- __．..,,__　　　　　 /
　　　　ヽ- i' "´ | o　　 ｀ﾞ" ''i‐‐´




　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　　　 　 　　＼
／ 　　　　　　　　　　＼
|　 　　　＼　　 ,＿　　 |
/　　ｕ　 ∩ノ ⊃―）／　　　 まさに世も末だお
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V　　　 そんな朝鮮に東学党という新興宗教団体が現れる
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´

┌──────────────────────┐
│　基本教理に平等主義を掲げた彼等は勢力を拡大　│
└──────────────────────┘


　､-‐''""""＾＼
　 ＼広済蒼生＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 r───‐┐
　　　＼-‐'''''""""゛　　　　　　　　ｳﾘたち東学党！　　　　　　　　　　　　 |輔国安民|
　　　　 ＼　∧_,,∧　　　　　∧_,,∧ 　　　　　∧_,,∧　　　　　　　 ∧_,,∧　|--─‐─┘
　　　 　 ○○｀∀´> 　 　　<*｀∀´>∩　∩<｀∀´*> 　　　　　　<｀∀´*>∩
　　　　　　 ヽヽ｀　　ヽ'´） ⊂　　　　r '　　'-､　　　　つ　　 　 ⊂　　　　 ／
　　　　　　　@〉　　,.- '´　 @ﾉ　　　/　 　 　 ヽ　　　'､@　　　　r‐'　　　/@
　　　　 　 　 〈_ノ´..................（ノ⌒し'......................'､_l⌒'､）................｀""ヽ_ﾉ




┌────────────────────┐
│攘夷や汚職官吏の粛清（斥和洋倡義）を唱え　   │
└────────────────────┘


　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　　　　| 　　斥和洋倡義 　 |
　　　　　　　|＿＿＿＿＿＿＿＿|
　∧＿∧　　∧＿∧ .||　 ∧＿∧　　∧__（＼
<丶｀∀´∩<ヽ｀∀´ >|| <｀∀´　 >　<｀∀´|　|
（つ　　 丿　/ 　 　 つ|| ⊂　　 　＼（〉　　　 ﾉ
┌────────────────────────────┐
│集会を開いたり暴動を起こしたりと当局からマークされながらも　　   │
│布教活動を続けていた　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　   │
└────────────────────────────┘

┌────────────────────────────┐
│1894年2月　圧政に苦しむ民衆と結びついた教団は遂に武装蜂起　│
└────────────────────────────┘
　　　／＼
　 ／ ==　＼
／∥ ＠ ∥ ＼　　　　　　　　突撃！
＼ 　 == 　　 ／＼　　∧∧　　　　　 　∧ ∧　　　　　∩∧∩　 　 ∧＿∧　/〉
.　 ＼東学／　　　＼< ｀Д´>　　　　　<　｀Д>　　　.<| |｀Д>　　 <　｀Д´>//
　 　 ＼／　　　　,,ノつ　　つ　　　　　 /　つつ　　　/'　　/　　　　（　 つ ,つ
　 　　　　　 　 ⊂,　　　ノ　　　　　　⊂..,,　/　　　⊂..,,　/　　　　　入 　V_
..,.,..,.,.,.,..,.,..,.,.,.,.,,.,.,.,.,"ヽフ.,.,.,.,.,.,.,.,,.,.,.,,.,.,.,,.,.,ヽフ.,.,.,.,.,.,.,.,ヽフ.,.,.,.,.,.,.,.<_ノ＼__）



┌─────────────────────┐
│反乱軍は政府軍を蹴散らし 全州城を占拠する     │
└─────────────────────┘
　 ┌┐　　 ┌──┐　　　　　　　.　　　　　　┌┐
┌┘└┐　│┌┐│　 　 -‐''""''ヽ　.　　　　││
└┐┌┘　│└┘│　┌│　東学 　ヽ─┐││
┌┘└┐　│┌┐│　└│ マンセー ,＞┘└┘
└┐┌┘　└┘││　　 │　　_,.:-－'´　 　 ┌┐
　 ││　　 　 　 ││　　 │.／~　　　　　　　└┘
　 └┘　　 　 　 └┘　　 │ 　 　　,　　　））
　　　 　 　,､　 　 　 ,､ 　　/'ll＿＿／ ヽ　　ｳｪｰﾊﾊﾊ♪
　　　　　 / ヽ＿＿/ ヽ／_ │　　　　_　ヽ.　　　 ∧＿__∧
　　　　 ／　　　　　　/　　`│ー/　´　 　l ロ　/　　　　　ヽ
　　　 /　`　､__,　´　〈. 　 　│∨　 　 　　,〉 || 〈　 `l--l ´　〉
　　　〈　　　 ∨　　　 ヽ／￣)(￣￣｀"::::ノ (⌒ヽ,　 ヽ/ 　　,
　　（　ヽ_　　　　　　 　/ 　 /ll ｀'ー､....::ﾉ ∀＼/ｰ- /｀l　　ヽ
　　　ヽ、　　　　　　　,ヽ:..:ﾉ │　　　'::::|⊃　　iー- l　（_〕i__
　　　　 l　　　　　　 　 .::Y　 │　　　.::::|　 　|"|ー-,| 　 |

┌─────────────────────────────┐
│　全羅道の一部は中央との連絡を絶たれ一時完全な無政府状態に　  │
└─────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ヘ、　　　',　　　　　　/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }⌒ 辷...____ﾉ　　　　　[
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 {
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　_r‐'′　　　　　　 　 　 　 ┌┘
　　　　　　　　　　　　 　 　_,r‐'"　　　　　　　　　　　　　 _,/
　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　 　 　 　 　 ＿＿----}　　　　　　　　　　　　__／¨¨
　　　　　　￣　 　 　 　 ｀y¨弌,　　　　　　 　 _}
　　　　　　　　　　　　　　　　　} 　 　 　 　 　 {
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 ￣＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 辷‐　　　　　　　　　　 ¨:,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　 　 ﾞ:,
　　　　　　　　 　 　 　 　￣ﾌ__ 辷_____　 　 　 　 　 　 ﾞ 、
　　　　　　　　　　　　　　　 └'　　￣0) 　 ◎漢城　 　 ﾞ .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ^V 　 　 　 　 　 　 ﾞ:.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　_r-㍉　　　　　　　　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[__　　　 　 　 　 　 　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　[{}　　　　 　 　 　 　 　 {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　　　　　　　　 {__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　●全州　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾗ【全羅道】　　 　 　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 c〈　　　○淳昌__＿○/
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_0 ｿ　　 __,ﾍ ( 0}‐‰　釜山
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 とﾉ} ,し'⊆}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　¨
　
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , -‐┐
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └‐…'

┌─────────────────────┐
│一方の政府軍もやられっぱなしではいられない　  │
└─────────────────────┘

ｳｪ～ﾊｯﾊｯﾊｯ♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜@;:,.;'・　　',.;・　　　　　　　　　　　　'.,.;・∧＿∧,.;' w
　　 ∧__,,∧　　　　ﾆﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ　　　　　　　　　　　',.;・､,;''~・,;'　　　　　　',.;・　,.;・　　　　,;'.;',.;'　・,.;'~ｱｲｺﾞ・・・
　　<丶｀∀´>　　　　　/|/i／　　　　　　　　　　　　　　<>Q,;',.;ξ,.;'・　　∧＿∧,.;・.i'"!　　　　<｀Д´i|l>`,.;' ・@つ
　　（ つ≠∩ヨ＝＝┷　　　―＝≡三≡＝　　　　　と,.;'&O`.,;.,;　　と<｡ ｡i|と,ヽ,.;'~　　　 と,.;'!・※`,.;'~
　　ノ　　⌒ヽ　　　　 ＼へヽ　　　　　　　　　　　　　　/,;'・'ﾉ~`;,　　　　`;,?!'※ノ,.;'　　　　　 |,;';:.∧,.,.,.
　（＿ノ⌒(＿）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (ノ~';_)　　゛;.,　　　(／(ノ`;:,.と@;,:;ξ⌒O<>,;O<>つ

┌──────────────────────────┐
│機関砲を周辺の高地に配備　反乱軍の更なる進撃に対抗　　  │
└──────────────────────────┘





┌─────────────┐
│こうして両者はこう着状態に　   │
└─────────────┘


　　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　 ∧＿∧
　　< #｀田´>　　　　　　　　　　 <｀田´# >
　　（政府軍）　　　　　　　　　　（反乱軍）
　　｜ ｜　|　　　　　　　　　　　　ｌ　 |　 |
　　（_＿）＿）　　　　　　　　　　 （＿（＿_）

┌────────────────────┐
│　この一大反乱を前に政府も対応を迫られる 　 │
└────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　}〉┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰〈{
　　　 　 　 　 ﾍへへハ┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃ハへへﾍ
　　　　　　　＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠
　 　 　 　 　 五ヾヾヾ ⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥ ｼｼｼ五
　 　 　 　 　 ＼三三ヾ.「￣￣「￣￣￣￣「￣￣￣￣「￣￣|フ三三 ／
　 　 ({　　　　　＼三三lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|三三／　　　　　})
　 ／巫巫巫巫巫巫巫|===========================.|巫巫巫巫巫巫巫＼　 ＜弊政を改革するべきﾆﾀﾞ！
／／／／／／／／／|　　　 　 ┏─━─━─┓ 　 　 　 |＼＼＼＼＼＼＼＼＼　　根本的な解決にはそれしかないﾆﾀﾞ！
＠＠＠＠＠＠＠＠＠|　　 　 　 |　　城　 漢 　｜　　　 　 |＠＠＠＠＠＠＠＠＠
　ヾ!⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥ |　　　 　 ┗─━─━─┛ 　 　 　 | ⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥jｼﾞ
　　|.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |　　 　 　 　 ,. -──- 、 　 　 　 　 | ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.|　　　　＜賊徒共の言うことなんか聞く必要ないﾆﾀﾞ！
　　|　　　 　 　 　 　 　 |　　　 　 　 ｉ　　　　　　 ｉ　　　 　 　 |　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　政府は反乱には屈し無いﾆﾀﾞ！　鎮圧あるのみ！
　　|　　 　,. -- 、 　 　 |　　　 　 　 |　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 ,. -- 、　　　 |
　　|.　 　 ｉ 　 　 ｉ 　　　|　　　 　 　 |　　　　　　 |　　　 　 　 |　　　ｉ　　　 i. 　 　 |
　≧ii≦　|　　　｜　,≧ii≦ 　 　 　 |　　　　　　 | 　 　 　 ≧ii≦　 |　　　｜ 　 ≧ii≦
　⌒il⌒　|　　　｜　'⌒il⌒ 　 　 　 |　　　　　　 | 　 　 　 ⌒il⌒　 |　　　｜ 　 ⌒il⌒
　　iコ─┘　　 └─‐.iコ‐───┘　　 　 　 └───‐.ｉコ.─┘　　 └──ｉコ






　　　　　∧,,∧　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧　　　　　＜　連戦連敗の我が軍でどうやって鎮圧するﾆｶ！？
　　　　 < 　｀Д> ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣ <Д´　 >　　　
　　　　　|　　　つ、 ＿ 　　　　　　　　　Σ　⊂　　　|　　　　　　＜　清国に鎮圧してもらうﾆﾀﾞ
　 ∧,,∧ゝ- ／　／ ／ 　　　　　　　　　 ＿　─＼ノ　　　　
　<　｀Д>／＿　￣　　　 　　　　　　　　＼ ＼　　∧,,∧　　　　　＜　外国の軍隊に頼るのは良くないﾆﾀﾞ！
　 |　　つ／ ／　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ￣ ⊂<∀ｰ　>、
　 ゝ／　 ￣＝ o　　　　　　　　　　　　　　　　　　⊂二ノ　）　　　　＜　もう頼んじゃったﾆﾀﾞ
　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜！？
┌───────────────────────────────────┐
│民衆に対する同情論、外国の軍隊を国内に入れる事に対する慎重論もあったが　　  │
└───────────────────────────────────┘






　　 ∧∧
　 ／ 中＼
　（ 　｀ハ´）　……
　（ ~__))__~）　　　　　　　　　　　 ∧,,_∧　　　お願いしますﾆﾀﾞ
　｜ ｜　|　　　　　　　　　　　　<､　　 ⌒ヽo
　（_＿）＿）　　　　　　　　　　　 (_,,ｨ､＿_つつ
┌───────────────────┐
│　結局は清国の出兵を要請することになる　　│
└───────────────────┘

　　 ∧∧
　 ／ 中＼
　（ 　｀ハ´）　　はあ　閔氏は親清国　万が一政権が倒れると
　（ ~__))__~）　　朝鮮における我が清国の影響力が低下するｱﾙ
　｜ ｜　|　
　（_＿）＿）　　　仕方ない　派兵するｱﾙ




┌────────────────┐
│朝鮮の依頼を受けて、清国は出兵　　  │
└────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＿__　　　　　＿__　 　 　 ＿　 　 　 　 __＿＿＿＿o
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 中＼ 　　／ 中＼ .　／ 中＼ 　 　 /大清帝国/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（,, ｀ハ´）　 （,, ｀ハ´）　 （,, ｀ハ´） 　　/＿＿＿＿/
　　　　　＿_　　　　　　　　 　 （ つΥ⊂＿（ つΥ⊂＿（ つΥ⊂ 　 　　　__　　　./
　　　 ／ 中＼　　　　　 　　／ 中＼ 　 　 ／中＼　　／中＼ 　　 　 ／中＼　./
　～ （　；｀ハ´）　　　　((　((（,, ｀ハ´）　　（,, ｀ハ´）　 （,, ｀ハ´）　　　（,, ｀ハ´）./
　～（ つ　⌒ つ　　　　 　 （ つΥ⊂　 （ つΥ⊂ 　（ つΥ⊂ 　　　（　　つ つ
　～ 人　 Ｙ 　　　　　　／中＼　　　／中＼ 　　／中＼ 　 　 　 　 人　 Ｙ
　　 （__（＿）　　　((　((（,, ｀ハ´）　　（,, ｀ハ´）　 （,, ｀ハ´）　　　 (( （__（＿）
　　　　　　　　　　　　　（ つΥ⊂　（ つΥ⊂　 （ つΥ⊂
　　　　　　　　　　　 　 人　 Ｙ 　 　人　 Ｙ　　　人　 Ｙ
　　　　　　　　((　((　 （__（＿） 　 （__（＿）　　 （__（＿）

┌───────────────────────┐
│そしてもう一方の隣国日本もこの反乱には注目する     │
└───────────────────────┘
　　　　 　 　 　 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　|　　　　　==========. 　 　 　 |
　　　　　　　　　|;;;;;;;;　＿／|/￣＼/￣￣　 ;;;;;;;;|
　　　　　　　　　| ;;;;;;;; ∧,,∧.　/　　∧,,∧ ;;;;;;;;; |
　　　　　　　　　|　　 (｀・ω・)/　　 (・ω・´) 　 ; |
　　　　　∧,,∧ .￣￣(　　　つ￣￣( 　 　 )　 ∧,,∧　　　　＜ たぶん清国への出兵依頼がでて、清軍が朝鮮へ
　　　　 ( ｀・ω) .／￣￣￣￣￣￣￣￣￣lll(ω・´ )　　　　 　 出兵という事態になる可能性が高いよね
　　　　　|　　　つ、＿ 　　　　　　　　　Σ　⊂　　　|
　 ∧,,∧ゝ-／　／ ／ 　　　　　　　　　 ＿　─＼ノ　　　　　　　＜ 在朝邦人も保護せんといかんし
　( ｀・ω)／＿　 ￣　　　　　　　　　　　＼ ＼　　∧,,∧　　　　 　　 我々も出兵を考えた方がいいな
　 |　　つ／ ／　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ￣ ⊂(ω-｀ )ヽ
　 ゝ／　 ￣＝ o　　　　　　　　　　　　　　　　　　⊂二ノ　）　　　　 ＜ むしろ反日の閔氏一派を追い落として
　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|　　　　　　　　朝鮮における我が国の影響力を高めるいい機会かも

┌─────────────────────┐
│日本もまた6月9日には仁川、漢城地区へ出兵　　   │
└─────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿__　　　 ＿＿__　 　 ＿＿__　　　　__＿＿＿＿o
　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｌ＿_o__|＿　Ｌ＿_o__|＿ Ｌ＿_o__|＿.　/大日本帝国
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（,, ´∀｀）　 （,, ´∀｀）　 （,, ´∀｀）　　/＿＿＿＿/
　　　　＿＿__　　　　　　　　 ＿（ つΥ⊂＿（ つΥ⊂＿（ つΥ⊂ 　 ＿＿__ 　 ./
　　　 Ｌ＿_o__|＿　　　　　　Ｌ＿_o__|＿　Ｌ＿_o__|＿ Ｌ＿_o__|＿ 　　Ｌ＿_o__|__/
　～ （　；´３｀）　　　　((　((（,, ´∀｀）　　（,, ´∀｀）　 （,, ´∀｀）　　　（,, ´∀｀）./
　～（ つ　⌒ つ　　　　 ＿（ つΥ⊂＿（ つΥ⊂＿（ つΥ⊂ 　　　（　　つ つ
　～ 人　 Ｙ 　　　　　　Ｌ＿_o__|＿　Ｌ＿_o__|＿ Ｌ＿_o__|＿　　　　 人　 Ｙ
　　 （__（＿）　　　((　((（,, ´∀｀）　　（,, ´∀｀）　 （,, ´∀｀）　　　 (( （__（＿）
　　　　　　　　　　　　　（ つΥ⊂　（ つΥ⊂　 （ つΥ⊂
　　　　　　　　　　　 　 人　 Ｙ 　 　人　 Ｙ　　　人　 Ｙ
　　　　　　　　((　((　 （__（＿） 　 （__（＿）　　 （__（＿）



┌───────────────────┐
│日清両国は朝鮮半島で対峙する事になる　　  │
└───────────────────┘

　　 ∧∧
　 ／ 中＼　　 　 　 　 　 　 ∧＿∧
　（ 　｀ハ´）　　　　　　　　 （´∀｀　）
　（ ~__))__~）　　　……　　 （　　　　）
　｜ ｜　|　 　 　 　 　 　 　 ｌ　 |　 |
　（_＿）＿）　　　　　　　　 （＿（＿_）

　　　　　　　　　　　　　┌────┐
　　　　　　　　　　　　　│ 反乱軍　│
　　　　　　　　　　　　　└────┘

　　　　 　　　 ∧_,,∧　　　∧_,,∧
　　　　　　　 <　｀Д´> 　<｀Д´；>
　　 ∧_,,∧　と　　 　)　　(つ　　 )　　∧_,,∧　　　　＜　反乱が外国勢力介入の口実になってしまっているニダ
　　<　i!｀Д>￣￣￣￣￣￣￣￣￣<Д´　；>
　　/　_∧_,,∧口　 ∧_,,∧ ⌒　　 φと_ 　 ヽ　　　　 ＜　うーむ我々が掲げる「斥倭洋」（攘夷）のスローガンと矛盾してしまうニダ
　 （／<　　　｀>口 <　　　#>φ/⌒/／(_＿ム
　∥￣（l 　　 ﾉ　￣(　　　ﾉ￣￣￣||　　　　　　　　　　＜　ここらが引き時か……？

　　　　　┌─────────────────────┐
　　　　　│外国勢力の進入を受けて反乱軍は態度を軟化　   │
　　　　　└─────────────────────┘





　　　　　　　　　　　｀¨ －　､　　　　　＿_　　　　　 _,. -‐' ¨´
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | ｀Tｰて＿,＿｀　`ー<^ヽ
　　　 　 　 朝鮮政府代表 |　 !　　　　　　｀ヽ　　 ヽ ヽ　　　反乱軍
　　　　　　　　　　　　　　　r　/　　　　　　ヽ　 ヽ　　_Lj
　　　　　　　　　　 ､　　　 /´ ＼　　　　 ＼　＼_j／ヽ
　　　　　　　　　　　 ｀ ー　　　ヽｲ⌒r-､ヽ ヽ__j´　　　｀¨´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣ー┴'^´
┌──────────────────────────────┐
│朝鮮政府代表も反乱軍が提起する弊政改革案を全面的に受け入れ　　  │
│両者の間に和約が成立する事になった　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  │
└──────────────────────────────┘

　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V　　　　　そしてこの全州和約から日清開戦までの間の時期に
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !　　　　　朝鮮へと渡り、反乱軍と接触しようとした日本人武装集団がいた
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´



　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　　　　　それが今回のタイトルにも出ている「天佑侠」というわけかお
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V　　　　　うむ　そういうことだ
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´

　　　　　　　　　　　　　　　　……　… ────────────── …　……
　　　　　 …　　─　──　─── ──────────────── ───　──　　─…

・　　━　　━━　━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━　━━　　━　　・




┌──────────────────────────┐
│当時、朝鮮半島に渡った日本人は9000人とも言われている　　│
└──────────────────────────┘
..　　　　　　　　　　 ''';;';';;'';;;,.,
　　　　　　　　　　　　　''';;';'';';''';;'';;;,.,
　　　　　　　　　　　　　　;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
　　　　　　　　　　　　　;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
　　　　　　　　　 vymyvwymyvymyvy、
　　　　　　ヽ(ﾟдﾟ)vヽ(ﾟдﾟ)yヽ(ﾟдﾟ)v(ﾟдﾟ)っ
　⊂( ﾟдﾟ )　と( ﾟдﾟ ) 〃ﾐ ( ﾟдﾟ )っ ( ﾟдﾟ )つ
　　 ゝηﾐ ( ﾟдﾟ )っ ﾐ）　⊂( ﾟдﾟ ) .(彡η ｒ
　　　 しu(彡η ｒ⊂( ﾟдﾟ ) .ゝ.η.ミ）　i_ﾉ┘
.　　　 　　 i_ﾉ┘　 ヽ　ηミ）しu
　　　　　　　　　　 （⌒） .|
　　　　　　　　　　　 三`Ｊ



┌─────────────────────┐
│其の殆どは経済的な目的で進出した者達だった　 │
└─────────────────────┘

　　　∧＿∧
　　 （ ﾌ´∀｀）ﾌ
　　（　　　　）ﾉ　　　 朝鮮で一儲け！
　　/　/　/
　 （＿)＿）

　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !　　　　 が中にはごく一部、政治的な活動を目的とした人々もいた
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼　　　　　　　 もちろん公務員や政府、軍の依頼を受けた密偵もいたが
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´




　　 　 　 　 ,.　' ""~~""'　．
　　　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　/:::/i::::i::::i:::::::i::::::::i:::::i ::ﾍ
　　　　|:::/ !:::|::::|i ::::|!::::::l!:::;i ::/i
　　　　|:::i こ二戈i::::::l!斗l!亠l ::}
　　　　メi´　/::/｀Y´ ￣它アr‐!.　　　　その他に個人的に半島へと渡り
. 　 　 {δｉ､/::/　丿, 　　しﾉ i∂}　　　　人脈作りや情報収集に当たった者達がいた
　　 　 ヽ∧/￣ ＿＿＿_　　/ﾍ
　　　 　 j　＼　‘、 　 .ノ　, ':|　j　　　　　所謂「朝鮮浪人」という人たちだな
　　　 　 　 　 ＞,.こ__,,. ィi ::::|　　　　　　 天佑侠もそうした朝鮮浪人であったわけだ
　　　　 　 　 　 |｀ヽv- '´|::::::|
　　　　/ﾆﾆ二´＼_,||_, 　'二ﾆﾆ.ﾍ､
　　 　 i'＼　　　　　「o 　 　 　./　.|
　　 　 | 　.〉 　　　/　　　　　 / 　 |
　　 　 |　/　　　 / o　　　 　 .}/ 　|
　　 　 |. {　　 　 |　　／ir／￣｀ヽ |
　　　　| i´￣ｉ´ﾞﾞ" ''' ‐　!.,,,__,-ヽ'~ |
　　　　| |　　| 　 　 　 　 　 　 ｀ヽ |
　　　　|.へ-'‐- __．..,,__　　　　　 /
　　　　ヽ- i' "´ | o　　 ｀ﾞ" ''i‐‐´

　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヾ;;(ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝヾ;
　 |__________________,i'_________'i,________________ゞ;;;;ゝヾ;　;;;ｿ ヽ;;　　;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞ
　　|_______|_l_|___大崎法律事務所ｌ_|_______|　ゞヾ　ゞヾヽ　ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ;
　　|_______|_l_|______||,,__ll_,,||;;|______|_l_|_______|ゞヾ;;;ゝヽヾ　;;;;ゝヾ;;ゝヾ　ヽ
　　|________________|iiiiｉｉｉ ｉ::ｉｉｉiii|________________.|　;ゝヽ;;|;il|ヽｿ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ヽヾ
　　|________________{iiiiｉｉｉ ｉ::ｉｉｉiii}________________,|　　　　|;il|　　 |il|　ヾ:|il,,,..,,,
　　 | |;|..,/|　__　| |;|￣￣￣ |;| |　__　　 |;| |　　　　|;il|　　 |il|　ヾヽ､,）;;;;)
　　 | |;| |/| |ロ| | |;|__|￣￣|.|;| | |ロ| 　 |;| |　　　　|;il|　,,,､,,（(;;;ゝ);;)）;ヾ;;)
　　 | |;|_|_,|＿_,, | |;|__| l口l |.|;| | |ロ|___,,|;| |　　,,,､,,;;;ゝ;;))ゝ;;;ゝ））ゝ;;;ﾐ
ゞ ,, | |;|ｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉiii|| |;|__|［］　 |.|;| ||iｉｉｉｉｉｉｉｉiii|;| |ゞ（(;;;ゝヾ;ヾ⌒;;;）　;;;)ヾﾐ
) ;;ゞ| |;| !!!!!!!!!!!|| |;|__|＿＿|.|;| ||!!!!!!!!!!!|;| |;;（::;ゝ;;;ゝ））;ヾ;;;;))）ゝｿ
(;;;（)|二二二二二/l========i二二二二（:;;;;;ゝヾ;ヽｿ;;;)ヾﾐ
(;;;));|＿＿＿＿＿|=========|＿＿＿_ヾ;;;ｿ(;;;ゝヾ;))ゝ;ﾐ


┌────────────────────────────┐
│彼等の本拠地となっていたのは釜山にあった大崎法律事務所だ　   │
└────────────────────────────┘



　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !　　　　 朝鮮浪人有志が生計を立てるために
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j　　　　　釜山領事館書記山座円次郎が協力し
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼　　　　　　　　 設立された代書業の事務所なわけだが
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´






　　　　　　ﾄﾐ ー一…－- 、
　　　　　　 }ﾐ＼　　　　　　 ヽ
　　　　　　 j込.}l｢丁iT7７フアﾍ
　　　　　　 Ｚ　}ゞ!-亠'‐'ベ≦　|
　　　　　　ﾉ久ﾄNｰ一'⌒Ｖ^ー┴-､
　　　＿　{]）ド′`ｰfで)Ｙ　　 ;　　　ー┐
　　r' -vベ、 rﾍ　 ￣` /　　 ﾉ　 　 , 　 ＼
　 j 二ムｲ /ト　_＿,　∧　　{　　　/ 　 ,　 }
　 ＼ﾌ′}?逢 〃¨´　 /　ヽ.__j　　/ 　 /　丿
　　 ヽ=彳！{{　　 　 ＼＿＿,ﾌく＿,ノ-‐'
┌─────────────────┐
│ここは「釜山梁山泊」なんて呼ばれ　　　  │
│さながら暴れ者の合宿所だったそうだ　  │
└─────────────────┘



　　　　　　　＿＿＿
　　　　　／　　 ヽ､_ ＼
　　　 ／（● ） （● ）　＼　　　　うーんこわそうなお兄さんのすくつ……
　　／:::⌒（__人__）⌒:::::　＼
　　| 　ｌ^l^lｎー'´　　　　　U |　　　 ぜったい近寄りたくねえお
　　＼ヽ 　 L　　　　　　　／
　　　　 ゝ 　ﾉ
　　　／ 　 /

　　 　 　 　 ,.　' ""~~""'　．
　　　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　/:::/i::::i::::i:::::::i::::::::i:::::i ::ﾍ
　　　　|:::/ !:::|::::|i ::::|!::::::l!:::;i ::/i
　　　　|:::i こ二戈i::::::l!斗l!亠l ::}
　　　　メi´　/::/｀Y´ ￣它アr‐!.
. 　 　 {δｉ､/::/　丿, 　　しﾉ i∂}
　　 　 ヽ∧/￣　 　 　 　 　 /ﾍ　　　　 彼等は東学党が武装蜂起し官軍に連勝した
　　　 　 j　＼.　 ―‐‐- 　,. '|　j
　　　 　 　 　 ＞,　___,,. ィi ::::|　　　　　　という知らせを知るとその対応策を模索する
　　　　 　 　 　 |｀ヽv- '´|::::::|
　　　　/ﾆﾆ二´＼_,||_, 　'二ﾆﾆ.ﾍ､
　　 　 i'＼　　　　　「o 　 　 　./　.|
　　 　 | 　.〉 　　　/　　　　　 / 　 |
　　 　 |　/　　　 / o　　　 　 .}/ 　|
　　 　 |. {　　 　 |　　／ir／￣｀ヽ |
　　　　| i´￣ｉ´ﾞﾞ" ''' ‐　!.,,,__,-ヽ'~ |
　　　　| |　　| 　 　 　 　 　 　 ｀ヽ |
　　　　|.へ-'‐- __．..,,__　　　　　 /
　　　　ヽ- i' "´ | o　　 ｀ﾞ" ''i‐‐´

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　……　… ────────────── …　……
　　　　　 …　　─　──　─── ──────────────── ───　──　　─…

・　　━　　━━　━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━　━━　　━　　・

　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヾ;;(ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝヾ;
　 |__________________,i'_________'i,________________ゞ;;;;ゝヾ;　;;;ｿ ヽ;;　　;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞ
　　|_______|_l_|___大崎法律事務所ｌ_|_______|　ゞヾ　ゞヾヽ　ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ;
　　|_______|_l_|______||,,__ll_,,||;;|______|_l_|_______|ゞヾ;;;ゝヽヾ　;;;;ゝヾ;;ゝヾ　ヽ
　　|________________|iiiiｉｉｉ ｉ::ｉｉｉiii|________________.|　;ゝヽ;;|;il|ヽｿ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ヽヾ
　　|________________{iiiiｉｉｉ ｉ::ｉｉｉiii}________________,|　　　　|;il|　　 |il|　ヾ:|il,,,..,,,　　　
　　 | |;|..,/|　__　| |;|￣￣￣ |;| |　__　　 |;| |　　　　|;il|　　 |il|　ヾヽ､,）;;;;)
　　 | |;| |/| |ロ| | |;|__|￣￣|.|;| | |ロ| 　 |;| |　　　　|;il|　,,,､,,（(;;;ゝ);;)）;ヾ;;)　　
　　 | |;|_|_,|＿_,, | |;|__| l口l |.|;| | |ロ|___,,|;| |　　,,,､,,;;;ゝ;;))ゝ;;;ゝ））ゝ;;;ﾐ　　　
ゞ ,, | |;|ｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉiii|| |;|__|［］　 |.|;| ||iｉｉｉｉｉｉｉｉiii|;| |ゞ（(;;;ゝヾ;ヾ⌒;;;）　;;;)ヾﾐ
) ;;ゞ| |;| !!!!!!!!!!!|| |;|__|＿＿|.|;| ||!!!!!!!!!!!|;| |;;（::;ゝ;;;ゝ））;ヾ;;;;))）ゝｿ　　　　　
(;;;（)|二二二二二/l========i二二二二（:;;;;;ゝヾ;ヽｿ;;;)ヾﾐ　　　　　　　　　
(;;;));|＿＿＿＿＿|=========|＿＿＿_ヾ;;;ｿ(;;;ゝヾ;))ゝ;ﾐ




　　　　　　　　　　　┌───────┐
　　　　　　　　　　　│　浪人の皆さん  │
　　　　　　　　　　　└───────┘

　　そもそも東学が蜂起した理由は何だ？
　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ　　　　　　　　 ＿＿＿　
.　　 　 |:::i⌒丶:::::::ﾉ　　　　　　　　（　　　　 i
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´　　　　　　　　　 l`iVi´ |l |
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　　　　　 | ＿￣/-、　　　彼等は以前「斥倭洋」を掲げ
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　　　　　 /ゝ- ／ 　|　　　　 攘夷を理由に暴動を起こした
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　　　　　　　 |O | ○＿/
　　　| └‐r' 　iー┤　　　　　　　　 |　|　　　|　　　　　今回もそれと同じか
　　　|ｰ―′_∧___|　　　　　　　　　|￣￣￣|　　　　　それとも官吏の虐政に反対して蜂起したのか



前者なら反日運動
後者なら反政府運動という事になるが……
　　　　 　＿＿＿__
　 　 　 /::::::::::::::::::::::
.　　 　 |:::i´￣｀ーr'
.　　 　 {ノ ⌒ﾄ　ｲ　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／⌒＼
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　　　　　　　　　 ／Θ　Θ＼　　　 戦略の第一歩は情報収集
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　　 　 　 　 　　 .(゛(_人_)゛゛ 　)　　　　 まずは朝鮮各地の様子を探るﾅﾘ
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　　　　　　　　　　　　＼ じ　　／
　　　| └‐r' 　iー┤　　　　　　　　 　 　　.⊂ /⊂　ヽ
　　　|ｰ―′_∧___|　　　　　　　　　　 　　　　|　　　　|

┌────────────────────────┐
│5月、大崎事務所の面々は朝鮮各地を売薬行商を装い　  │
│各地を偵察　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　   │
└────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 } ＼＿＿_/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r─{ 　　)┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿_,/　　　／⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ヘ、　　　',　　　　　　/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }⌒ 辷...____ﾉ　　　　　[
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 {
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　_r‐'′　　　　　　 　 　 　 ┌┘
　　　　　　　　　　　　 　 　_,r‐'"　　　　　　　　　　　　　 _,/
　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　 　 　 　 　 ＿＿----}　　　　　　　　　　┌――フ
　　　　　　￣　 　 　 　 ｀y¨弌,　　 　 　 　 | | l｀ . .1
　　　　　　　　　　　　　　　　　}　　　　 　 (6 　 ＿ |
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　（_ ﾛ二 ﾛ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 辷‐　　　　　　ﾚー'⌒ﾝ:,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　 　 ﾞ:,
　　　　　　　　 　 　 　 　￣ﾌ__ 辷_____　 　 　 　 　 　 ﾞ 、
　　　　　　　　　　　　　　　 └'　　￣0)　　　 　 　 　 　 ﾞ .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ^V 　 　 　 　 　 　 ﾞ:.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　_r-㍉　　　　ｒ＝ァ　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[__　　　 　 　_!(`_}_　　　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　[{}　　　　　〈_つ|-|っ　　 {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　　jーく￣｀7 {__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　く_／´￣´　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾗ‐ 　 　 　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 c〈　　　　　 ＿　　＿__/
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_0 ｿ　　 __,ﾍ ( 0}‐‰
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 とﾉ} ,し'⊆}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　¨
　
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , -‐┐
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └‐…'




┌─────────────────┐
│6月10日頃には事務所に再結集する　　  │
└─────────────────┘

　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヾ;;(ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝヾ;
　 |__________________,i'_________'i,________________ゞ;;;;ゝヾ;　;;;ｿ ヽ;;　　;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞ
　　|_______|_l_|___大崎法律事務所ｌ_|_______|　ゞヾ　ゞヾヽ　ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ;
　　|_______|_l_|______||,,__ll_,,||;;|______|_l_|_______|ゞヾ;;;ゝヽヾ　;;;;ゝヾ;;ゝヾ　ヽ
　　|________________|iiiiｉｉｉ ｉ::ｉｉｉiii|________________.|　;ゝヽ;;|;il|ヽｿ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ヽヾ
　　|________________{iiiiｉｉｉ ｉ::ｉｉｉiii}________________,|　　　　|;il|　　 |il|　ヾ:|il,,,..,,,　　　
　　 | |;|..,/|　__　| |;|￣￣￣ |;| |　__　　 |;| |　　　　|;il|　　 |il|　ヾヽ､,）;;;;)
　　 | |;| |/| |ロ| | |;|__|￣￣|.|;| | |ロ| 　 |;| |　　　　|;il|　,,,､,,（(;;;ゝ);;)）;ヾ;;)　　
　　 | |;|_|_,|＿_,, | |;|__| l口l |.|;| | |ロ|___,,|;| |　　,,,､,,;;;ゝ;;))ゝ;;;ゝ））ゝ;;;ﾐ　　　
ゞ ,, | |;|ｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉiii|| |;|__|［］　 |.|;| ||iｉｉｉｉｉｉｉｉiii|;| |ゞ（(;;;ゝヾ;ヾ⌒;;;）　;;;)ヾﾐ
) ;;ゞ| |;| !!!!!!!!!!!|| |;|__|＿＿|.|;| ||!!!!!!!!!!!|;| |;;（::;ゝ;;;ゝ））;ヾ;;;;))）ゝｿ　　　　　
(;;;（)|二二二二二/l========i二二二二（:;;;;;ゝヾ;ヽｿ;;;)ヾﾐ　　　　　　　　　
(;;;));|＿＿＿＿＿|=========|＿＿＿_ヾ;;;ｿ(;;;ゝヾ;))ゝ;ﾐ

今回の蜂起は以前の攘夷運動とは異なり
地方官の虐政に対抗するために立ち上がったようだ
　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ　　　　　　　　 ＿＿＿　
.　　 　 |:::i⌒丶:::::::ﾉ　　　　　　　　（　　　　 i
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´　　　　　　　　　 l`iVi´ |l |
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　　　　　 | ＿￣/-、　　　つまり反日運動ではなく、反政府反閔氏運動な訳だ
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　　　　　 /ゝ- ／ 　|
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　　　　　　　 |O | ○＿/
　　　| └‐r' 　iー┤　　　　　　　　 |　|　　　|
　　　|ｰ―′_∧___|　　　　　　　　　|￣￣￣|





閔氏の背後には清国がいる　閔氏は遠からず
反乱鎮圧の為に清国に出兵を要請するだろう
　　　　 　＿＿＿__　
　 　 　 /::::::::::::::::::::::〉
.　　 　 |:::i´￣｀ーr'　
.　　 　 {ノ ⌒ﾄ　ｲ
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　　　　　　　　　　／⌒＼
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　　 　 　　　　　／Θ　Θ＼　　　反乱が鎮圧されたら
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　　　　　　　　　　.(゛(_人_)゛゛ 　)　　　親清の閔氏政権に対抗する勢力が
　　　| └‐r' 　iー┤　　　　　　　　　　　 ＼ じ　　／　　　　倒されてしまうﾅﾘ
　　　|ｰ―′_∧___|　　　　　　　　　　　.⊂ /⊂　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　|

　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |:::i⌒丶:::::::ﾉ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　 朝鮮半島における清国の影響力を一掃する為
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　　 ここは東学農民軍と手を組み
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　　 　　共に清国・閔氏と戦おう！
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|
.　 　 ｢￣￣　　l　 |
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|
. 　 　 ￣￣￣　￣


　　　　 　＿＿＿__
　 　 　 /::::::::::::::::::::::〉
.　　 　 |:::i´￣｀ーr'
.　　 　 {ノ ⌒ﾄ　ｲ
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　　 よし！　そのためにまず必要な事は！
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|
.　 　 ｢￣￣　　l　 |
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|
. 　 　 ￣￣￣　￣

　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |Ui⌒丶:::::::ﾉ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　資金、人員の応援だな……我々だけではちと苦しい
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|




　　　　 　＿＿＿__
　 　 　 /::::::::::::::::::::::〉
.　　 　 |Ui´￣｀ーr'
.　　 　 {ノ ⌒ﾄ　ｲ
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　　 それもそうか……
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|

┌──────────────────────────┐
│こうして天佑侠徒の大崎正吉は本国からの応援を受ける為　　│
│一時帰国する　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  │
└──────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　　　　　 |＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　 i　 `ｰ--,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　 r-´　　　r'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r‐､___ノ　　　　 　 　 i´ ,‐ヽ、 /
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　 　 　 　 　 　 `ﾚ'　　 `
　　　　 ノヽ,　　　　　　　　 　 i´　　　　　　　　　　　　　 r‐＾i
＿,,,,r'´　／　＿　 　 　 　 _ノ´　　　　　 　 　 　 　 　 　 {　　ヽ
＿　　　　￣´　 `ゝ　 　 i´　　　ｒ＝ァ　　　　　 　 　 　 丿　　.}
／}　 　 　 　 　 く　　　　＼　　_!(`_}_　　　　　 　 　 。 /　　.r´
　｀´￣_つ　 　　 ｀~ヽ 　 　 ヽ〈_つ|-|っ　　 　 　 ,、　ノ　　　i
　　　r'´　　　 　 　 く　 　 　 i　jーく￣｀7　 　 　 〉｀'´　　　 /
　／　　　 　 　 　 　 }　　　　 く_／´￣´　　 　 i´　　　　 　 〉
　 ＼　　　 　 　 　 i´　＿r‐'　　　　r--‐‐'´￣　　 　 ,ｩ´ﾚ'
　 　 ｀i　　 　 　 　 `‐'´ 　 ο　 i二,ｨ---‐‐‐'ﾌ　/￣
‐-､__ ＼　　　　　　ｏ　　　　r'´｀ヽ、i´￣￣} ヽ‐'
　　　 `＜　　　　　　　 　 　 `i　　i´ `´￣´
　　　＿丿 　 　 　 　 　 　 　 ﾚ､丿
　　　`ヽ,





┌─────────────────────┐
│　大崎はまず東京にあった二六新報社へ向かう　  │
└─────────────────────┘
　　　　　　　　|　::|　　　　　　　　 　 　| Ｌ＿＿＿＿｣　　　　凵
　　　　　　　　}=={　　　　　　　　　　　|　ｒ─ ┐　.ｎ
　　　　　　　　|　::|　　　　　　　　 　 　|　|◎__｣==┘
　　　　　　　　|　::|　　　　　　　　 　 　|　'￣｀＿＿＿＿＿　{ⅢⅢ}
　　　　　　　　|　::|　　　　　　　　 　 　|　　　|二六新報社|
　　　　　　　　|　::|　　　　　　　　 　 　|　　 ⊥二二ｌ二二⊥
　　　　　　　　|　::|　　　　　　　　 　 　|ｒ::┐}_ｒ========ｭ_{:ｒ───
　　　　　　　　|　::|　　　　　　　　 　 　|||　|| ||　 　 || 　 　|| ||
　　　　　　　　| []￣].　　　 　 　 　 　 |||　|| ||　 　 || 　 　|| ||
　　　　　　　　| LＬ_｣,　　　 　 　 　 　 |Ｌ__｣ ||　　 [||] 　　|| Ｌ＿＿＿
　　　　　　　　|　,!Ｔ　　　　　　 _,,　-‐ｌ|＿＿||　 　 || 　 　||＿＿＿＿
　　　　　　　　|　::|{_,,　-‐　''""　　　　[＿＿||＿＿||＿＿||＿＿＿＿
　　　　　　　 ,｣___,Ｌ
　　　　　 　 ←────────────────────
　　　　　　　 ｀ー──────────冊冊───────
　　　　　　┌――フ
　　　　　　 | | l｀ . .1
　　　　　　(6 　 ＿ |
　　　　　　 （_ ﾛ二 ﾛ
　　　　　　 ﾚー'⌒ﾝ

_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_
|　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |
| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣| |
| | 　 秩父夜祭、いよいよスタート 　.| |. 二 .| |
| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |. 六 .| |　　　　　　┌─────┐
|　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿　|. 新 .| |　　　　　　│二六新報　 │
|. クライマックスは３日　　　 　 | 秩 |　|. 報 .| |　　　　　　┴─────┴────────────
|　＿＿＿＿＿＿＿＿ 　 　 祇 | 父 |　|＿＿| |　　　　　　 明治26年に創刊された対外硬の政論新聞
|　|　　　＼ | ／　　　 .|　 日 園 | 神 |　.＿＿_ |　　　　　　───────────────────
|　| 　 ─（ﾟ∀ﾟ）─　　 |　 本　･ .| 社 |　|紙面| |
|　|　 　 ／ | ＼ ∧∧ |　 三 高 | 例 |　|: : : : | |
|　|. ∧∧　　∩(ﾟ∀ﾟ ）| 　大 山 | 大 |　|: : : : | |
|　|（ ﾟ∀ﾟ）∩ ＼|　　| .|　 曳 祭 | 祭 |　|: : : : | |
|　￣￣￣￣￣￣￣￣.　.山 .と ￣￣ . |: : : : | |
|　大祭の成功を誓う 　 .祭 並　　　　 |: : : : | |
| 実行委員会(秩父市)　　　ぶ.　　　　 ￣￣　|





　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V　　　　 大崎事務所の浪人は以前から朝鮮事情を紹介した体験談を
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !　　　　 二六新報に送稿していたことがあった
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼　　　　　　　　まずその繋がりを頼ったわけだ
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´

┌─────────────────────┐
│ 二六新報の主筆鈴木天眼は大崎の要請を快諾　 │
└─────────────────────┘
　　　　 　＿＿＿
　 　 　 /::::::::::::::::::}
.　　 　 |:::i´￣｀ｰ┤
.　　 　 {ノr匚l-匚l
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　そういう事なら是非協力させてくれ
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|
.　 　 ｢￣￣　　l　 |
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|
. 　 　 ￣￣￣　￣
　　　　　 鈴木天眼


　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |:::i⌒丶:::::::ﾉ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　ありがたい！
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|
.　 　 ｢￣￣　　l　 |
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|
. 　 　 ￣￣￣　￣
　　　　大崎正吉

┌───┐
│ 築地　│
└───┘

￣ﾞ''ー-､..＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿,,-―'"￣
　　　　　　　||￣ﾞ''ー-､＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,,-―'"￣
二.二二二二i＝＝＝||＿＿＿＿____,| |　 　 　 　 　 　 　 | |
　 　 ||　　　　||;;　|　 | |￣￣__i__￣￣| |―┬―┬―┬―| | 　|＼
　 　 ||　　　　||;;　|　 | |　　　|　 |: 　　| |￣￣￣￣￣￣￣| | 　|　 ＼
　 　 ||　　　　||;;　| 　| |　　　|　 |:　　 | |.　 i i　　　　　　　 | | 　|　　　|
　 　 ||　　　　||;;　|＿| |　　　|＿|:　　 | |　（_;;）.　　　　　　 | | 　|　 　 |
　 　 ||　　　　||／ ／| |　　　　　　 　 | |￣￣￣|￣''''――| | 　| 　　 |
　 　 ||　　　　||／　 ／三.三.三.三三|_|―――|ﾟ＿＿＿_,|_| 　 ＼　 |
　 　 ||　　　　||　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　＼|
　 　 ||　　　　||'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
／／||　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
／／||　／
／／
／



┌─────────────────────┐
│鈴木は玄洋社の頭山満、的野半介と相談する　　   │
└─────────────────────┘
　　　　 　＿＿＿
　 　 　 /::::::::::::::::::}
.　　 　 |:::i´￣｀ｰ┤
.　　 　 {ノr匚l-匚l
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　というわけで、頭山さん　朝鮮行きに協力してもらえないだろうか
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤



　 　 　 　　　＿＿＿_
　 　 　　　／　////　＼
　 　　　／　＼　　　／　＼
　 　 ／ 　 ー□ー□ー　　＼　　　 うむ清国については何とかしなければならないと
　 　| 　 　 　 /__´___ヽ、　　　|　　　 皆で話し合っていたところだ
　　　＼　　 ,彡　　　ﾐﾐヽ　 ／
　　　／　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　 頭山満



　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／　　　　　＼
　　　／　 　　　　　　 ＼
　 ／　　　　 (ー）　（ー）＼　　　　　伊藤はどうも軟弱な外交でいかん
　 |　　　　（ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |　　　　 事態がちーっとも良くならない
　 ＼　　　 ＼ェｪｪｪェ／／

　　　　　　　的野半介

　　　　　 　　　　＿＿＿_
　　　　　　 　 ／　　　　　＼
　　　　　　 ／　 　　　　　　 ＼
　　　　　／　　　　 (●）　（●）＼
　　　 　 |　　　　（ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |　　　　だが参謀次長の川上操六から
　　　　　＼　　　＼ェｪｪｪェ／ ／　　　　「火を付ける者があれば、後始末は自分がするぞ」
　　　　　　ノ　　　　　　　　　　＼　　　 　との言質はもらっている
　　　 ／´　　　 　 _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ
　　　 |　　　　ｌ　 （ l　/　/　/　l
　　 　 l　　　　l 　ヽ 　　　　　 /




　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　／　　////＼
　　　　　 ／　　 ＼ ,　, ／＼
　　　　／　　　ー□ー□ー ＼
　　 　 |　　 　 　/__´___ヽ　　　|　　　　玄洋社から武装した浪人を集めて朝鮮に派遣
　 　 　 ＼ 　 　 彡`⌒´ﾐﾐ　／
.　　　 　 /⌒～"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ　　 清国を挑発して戦争の口火を我々で切ってやろうではないか！
　　　 　 |　　,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃
　　　　　| 　 　 　 　 　 　｀l￣
.　　　 　 |　　　　　　　　　 |
┌───────────────────────────┐
│頭山は金策に奔走し 的野は浪人を集める為福岡へ急行する　   │
└───────────────────────────┘



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●

　 　 　 　　　＿＿＿_
　 　 　　　／　////　＼
　 　　　／　⌒　　　⌒　＼
　 　 ／ 　 ー□ー□ー　　＼　　　　　少ないが何とか資金を工面できた
　 　| 　 　 　 /__´___ヽ、　　　|　　　　　受け取ってくれ
　　　＼　　 ,彡`ー'´ﾐﾐヽ　 ／
　　　／　　　　　　　　　　　＼



　 　　　＿＿＿_
　　　／　　////＼
　 ／　　　 ─ 　─＼
／ 　　　ー□ー□ー＼　　　　 福岡では的野が浪人を集めているはずだ
|　 　 　 　 /__´___ヽ、　 |　　　　彼等と合流した後に朝鮮へ向かうといいだろう
./　　　　.∩ノ ⊃ﾐﾐヽ／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |　　　　　　武運を祈っているぞ
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／



　　　　 　＿＿＿
　 　 　 /::::::::::::::::::}
.　　 　 |:::i´￣｀ｰ┤
.　　 　 {ノr匚l-匚l
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　 かたじけない
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|

┌──────────────────────┐
│そして途中大阪で荒尾精の紹介状を携えた　　　　　  │
│休職中の陸軍中尉時沢右一をメンバーに加える　　 │
└──────────────────────┘
　　　　 　＿＿＿
　 　 　 /:::::::::::::::::::〉
.　　 　 |:::i⌒ｰ―┤
.　　 　 {ノ ￢　￢
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　俺も同行させてもらえないだろうか
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　 朝鮮問題には以前から興味があった
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|
.　 　 ｢￣￣　　l　 |
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|
. 　 　 ￣￣￣　￣
　　　　時沢右一




　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |:::i⌒丶:::::::ﾉ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　荒尾さんの紹介なら問題ないさな
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|

　　　　 　　＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　／- ､ ! ,. -＼　　　　　　　　　　　　　　　　　 ____／　　 　 　 ＼ ____
　　　 ／ヘ二_爪_二ヘ＼　　　　　　　　　　　　　　　/ﾆ/　 　 　 　 　 　 ＼ﾆﾊ
　　／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼　　　　　　　　　　　　　乂/ｒ三ﾐ､　　　 r三ミ､ Vノヽ
　　| 　　　 ／　| |　＼　　　 |　　　　　　　　　　　　　 / ゞﾆﾆｲ　　　 ゞﾆﾆﾉ V
　　＼ 　　　ィﾆニﾆｭ　 　／　　　　　　　　　　　　　 ｛　　 　　　口　　　　 __l_＿＿
　　,--ゝヘヽ、___ ーーノﾞ-､.　　　　　 　 　 　 　 ＿＿＼　　　　人　　　 　|┌──|
　/　　|　';　ゝ_____ ノ. |ヽ　　i　　　　　　　　〈¨二　- -－ ＼　　＿ 　　 ／ | |:::::::::::::|
　l　　 |. 　ヽ/ﾞ（__)＼/|　i. 　| 　 　 　 　 　 ！|ｭ　　 ..__｡ ／　　　　　　 人. | |:::::::::::::|
　|　 　|　 　ヽ. ハ..ノ　|　|　｜　　.　　　 　 ！lｭ　 °／/　　　　　　　　　.`トl､:::::::::::|

　　　　　内田良平　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大原義剛
┌──────────────────────┐
│そして福岡にて玄洋社から2名の壮士が加わった     │
└──────────────────────┘




　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／　　　　　＼
　　　／　 　　　　　　 ＼
　 ／.　u　　 (ー）ili（ー）＼
　 |　　　　（ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |　　すまん　警察のマークが厳しくて
　 ＼　　　＼ェｪｪｪェ／ ／　　　壮士の募集は上手くいかなかった



　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |:::i⌒丶:::::::ﾉ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　気にしないでくれ　二人でも俺らにとってはありがたい
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 } ＼＿＿_/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r─{ 　　)┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿_,/　　　／⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ヘ、　　　',　　　　　　/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }⌒ 辷...____ﾉ　　　　　[
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 {
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　_r‐'′　　　　　　 　 　 　 ┌┘
　　　　　　　　　　　　 　 　_,r‐'"　　　　　　　　　　　　　 _,/
　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　 　 　 　 　 ＿＿----}　　　　　　　　　　　　__／¨¨
　　　　　　￣　 　 　 　 ｀y¨弌,　　　　　　 　 _}
　　　　　　　　　　　　　　　　　} 　 　 　 　 　 {
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 ￣＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 辷‐　　　　　　　　　　 ¨:,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　 　 ﾞ:,
　　　　　　　　 　 　 　 　￣ﾌ__ 辷_____　 　 　 　 　 　 ﾞ 、
　　　　　　　　　　　　　　　 └'　　￣0)　　　 　 　 　 　 ﾞ .　　　 ┌─────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ^V　　　　　　 　 　 ﾞ.,　　 │かくして彼等は自分達一行を「天佑侠」と名づけ　  │
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　_r-㍉　　　　　　　　　 ',　　│6月25日　釜山へと向かった　　　　　　　　　　　　　   │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[__　　　　　　　　　　　　} 　 └─────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　[{}　　　　 　 　 　 　 　 {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　　　　　　　　 {__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　◯全州　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾗ【全羅道】　　 　 　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 c〈　　　◯淳昌__＿●/
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_0 ｿ　　 __,ﾍ ( 0}‐‰　釜山
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 とﾉ} ,し'⊆}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　¨
　
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , -‐┐
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └‐…'




　　　　　　　　　　　　　 ┌─────────┐
　　　　　　　　　　　　　 │釜山　大崎事務所　  │
　　　　　　　　　　　　　 └─────────┘
　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヾ;;(ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝヾ;
　 |__________________,i'_________'i,________________ゞ;;;;ゝヾ;　;;;ｿ ヽ;;　　;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞ
　　|_______|_l_|___大崎法律事務所ｌ_|_______|　ゞヾ　ゞヾヽ　ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ;
　　|_______|_l_|______||,,__ll_,,||;;|______|_l_|_______|ゞヾ;;;ゝヽヾ　;;;;ゝヾ;;ゝヾ　ヽ
　　|________________|iiiiｉｉｉ ｉ::ｉｉｉiii|________________.|　;ゝヽ;;|;il|ヽｿ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ヽヾ
　　|________________{iiiiｉｉｉ ｉ::ｉｉｉiii}________________,|　　　　|;il|　　 |il|　ヾ:|il,,,..,,,　　　
　　 | |;|..,/|　__　| |;|￣￣￣ |;| |　__　　 |;| |　　　　|;il|　　 |il|　ヾヽ､,）;;;;)
　　 | |;| |/| |ロ| | |;|__|￣￣|.|;| | |ロ| 　 |;| |　　　　|;il|　,,,､,,（(;;;ゝ);;)）;ヾ;;)　　
　　 | |;|_|_,|＿_,, | |;|__| l口l |.|;| | |ロ|___,,|;| |　　,,,､,,;;;ゝ;;))ゝ;;;ゝ））ゝ;;;ﾐ　　　
ゞ ,, | |;|ｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉiii|| |;|__|［］　 |.|;| ||iｉｉｉｉｉｉｉｉiii|;| |ゞ（(;;;ゝヾ;ヾ⌒;;;）　;;;)ヾﾐ
) ;;ゞ| |;| !!!!!!!!!!!|| |;|__|＿＿|.|;| ||!!!!!!!!!!!|;| |;;（::;ゝ;;;ゝ））;ヾ;;;;))）ゝｿ　　　　　
(;;;（)|二二二二二/l========i二二二二（:;;;;;ゝヾ;ヽｿ;;;)ヾﾐ　　　　　　　　　
(;;;));|＿＿＿＿＿|=========|＿＿＿_ヾ;;;ｿ(;;;ゝヾ;))ゝ;ﾐ

　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |Ui⌒丶:::::::ﾉ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　えぇ！　もう農民軍は全州から撤退したって！？
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|




　　　　 　＿＿＿__
　 　 　 /::::::::::::::::::::::〉
.　　 　 |Ui´￣｀ーr'
.　　 　 {ノ ⌒ﾄ　ｲ
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　　うむ　清兵と交戦することを恐れ
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　　　　各地に離散してしまったようだ
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|

　　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿
　　　　　　 　 　 ____／　　 　 　 ＼ ____
　　　　　 　 　 /ﾆ/　 　 　 　 　 　 ＼ﾆﾊ
　　　　　 　 　 乂/ｒ三ﾐ､　　　 r三ミ､ Vノヽ
　　　　　　　 　 / ゞﾆﾆｲ　　　 ゞﾆﾆﾉ V
　　　　　 　 　 ｛　　 　　　口　　　　 __l_＿＿　　　　　　反乱はもう終わったって事かい
　　　　　　＿＿＼　　　　人　　　 　|┌──|　　　　　　これから俺らどーすんべ
　　　〈¨二　- -－ ＼　　＿ 　　 ／ | |:::::::::::::|
　　　！|ｭ　　 ..__｡ ／　　　　　　 人. | |:::::::::::::|
.　 　 ！lｭ　 °／/　　　　　　　　　.`トl､:::::::::::|



　　　　 　　＿＿＿_
　　　　　／- ､ ! ,. -＼
　　　 ／ヘ二_爪_二ヘ＼
　　／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
　　| 　　　 ／　| |　＼　　　 |
　　＼ 　　　ィﾆニﾆｭ　 　／　　　　とにかく農民軍の首脳と面会して　再挙と提携を勧めてみよう
　　,--ゝヘヽ、___ ーーノﾞ-､.
　/　　|　';　ゝ_____ ノ. |ヽ　　i
　l　　 |. 　ヽ/ﾞ（__)＼/|　i. 　|
　|　 　|　 　ヽ. ハ..ノ　|　|　｜




　　　　 　＿＿＿
　 　 　 /::::::::::::::::::}
.　　 　 |:::i´￣｀ｰ┤
.　　 　 {ノr匚l-匚l
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　それがいい　何もせずに
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　ここでグダグダしていても始まらぬ
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|

　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |:::i⌒丶:::::::ﾉ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　よし　武器の調達はどうする？
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|
.　 　 ｢￣￣　　l　 |
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|
. 　 　 ￣￣￣　￣



　　　　 　＿＿＿__
　 　 　 /::::::::::::::::::::::〉
.　　 　 |:::i´￣｀ーr'
.　　 　 {ノ ⌒ﾄ　ｲ
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　昌原金鉱のダイナマイトを奪う
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　　　あそこには火薬もたんまりあるしな
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|
.　 　 ｢￣￣　　l　 |
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|
. 　 　 ￣￣￣　￣



　　　　 　＿＿＿
　 　 　 /::::::::::::::::::}
.　　 　 |:::i´￣｀ｰ┤
.　　 　 {ノr匚l-匚l
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、
　　　|　 　 l―┬:' l　　　よっしゃ　それでいこう
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|
.　 　 ｢￣￣　　l　 |
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|
. 　 　 ￣￣￣　￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 } ＼＿＿_/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r─{ 　　)┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿_,/　　　／⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ヘ、　　　',　　　　　　/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }⌒ 辷...____ﾉ　　　　　[
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 {
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　_r‐'′　　　　　　 　 　 　 ┌┘
　　　　　　　　　　　　 　 　_,r‐'"　　　　　　　　　　　　　 _,/
　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　 　 　 　 　 ＿＿----}　　　　　　　　　　　　__／¨¨
　　　　　　￣　 　 　 　 ｀y¨弌,　　　　　　 　 _}
　　　　　　　　　　　　　　　　　} 　 　 　 　 　 {
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 ￣＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 辷‐　　　　　　　　　　 ¨:,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　 　 ﾞ:,
　　　　　　　　 　 　 　 　￣ﾌ__ 辷_____　 　 　 　 　 　 ﾞ 、
　　　　　　　　　　　　　　　 └'　　￣0)　　　 　 　 　 　 ﾞ .　　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ^V　　　　　　 　 　 ﾞ.,　　│かくして天佑侠一行は昌原金鉱へと向かう　　│
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _r-㍉　　　　　　　　　 ',　 └───────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[__　　　　　　　　　　　　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　[{}　　　　 　 　 　 　 　 {　　　 ※昌原金鉱は日本政府が経営資金を援助した開発地でもあった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　　　　　　　　 {__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　◯全州　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾗ【全羅道】　　 　 　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 c〈　　　◯淳昌_●◯釜山
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_0 ｿ　　 __,ﾍ ( 0}　昌原
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 とﾉ} ,し'⊆}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　¨
　
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , -‐┐
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └‐…'

┌─────────┐
│ 昌原金鉱の事務所　│
└─────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
　　　　　 |　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　 |　 　 　 　 　 　 　 |　 ┌‐─‐┐ 　ゞヾ;ッ,　　 　 　 　 　 　 |
　　　　　 |　 　 　 　 　 　 　 |　　|.［＿_］ﾞ|　,ノﾉ;;;ｿﾍゝ　　　　 　 　 　 |
　　　　　 |　 　 　 　 　 　 　 |　　|:: :: :: :: |　　　 ｉｉ　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　 |　 　 　 　 　 　 　 |　 └‐─‐┘　┌┴┐　　　　　　　　　｜
　　　　 　|＿＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿_|_|_|_|＿＿＿＿＿＿＿|
.　 　 　／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 └‐┘
　 　 ／　　 　　／⌒ｌ＿　　　　　 　　 　　 　　 　 　 ___／⌒ｌ
　 ／　　　　 ／　／ |＿ll　　　＿＿＿＿ 　 　 　　ll／　,／ |
／　　　　　 |'⌒ｌ ／　／||　／　　　　 ／||　 　 ／ ｌ⌒ｌ" 　 :|
　　　　 　 　|　└‐ ┐／　|| ￣￣￣ ||／｣.　┌‐‐┘　|　 ／
　　　　 　 　|＿_＿__|''　 　|_|￣￣￣|_|　　 　 |＿＿＿|／




┌──────────────────────┐
│昌原金鉱を経営していた馬木健三は当然ながら　　   │
│あやしげな浪人一行の協力要請を拒否　　　　　　　   │
└──────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　ヽ〃（　　　　：
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、　 . ：
　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ　　 ：
　　　　　　　　　　　　/｀ヽ 　（＿　 ,､_ノ
　　　　　　　 ∠ｌ /_l/　　_.ｌ_l.|_　 ｀ｌ
　　　　　　／｀~ｌ/'''' u 　 '''ll'''l１/
　　ｌ　/⌒|.|　　=＝=　　　=＝.|
　　l　| 　 ||　　 ､ﾟ__,　　/ ﾟ__, ./
　　l　ヽ､_||　ij　　､､　　｀''７ .l　　　ダイナマイトをよこせって……
　　ヽl|　/ ヽ 　　　 　 　　′ｌ　　　無理に決まってるでしょ
　 　 ヾ/　　ヽ、 　 ⊂ﾆ⊃ /　　　　ここの経営は日本政府も関わっている
　　／/　　　;;;;ヽ、 　 ≡ /
-‐/-/　　　　;;;;;;; ヽ、 _,/　　　　　　　勝手な使用は許されない
-‐|ｰ.|＼　　 　;;;;/ l-lｰ-､､,,_
　 .ｌ－ｌ　.＼　　/　.ｌ-l｀"'''ｰ-
　　ｌ－ｌ　　 ＼/　　ｌ-l
　　　　馬木健三


　　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿
　　　　　　 　 　 ____／　　 　 　 ＼ ____
　　　　　 　 　 /ﾆ/　 　 　 　 　 　 ＼ﾆﾊ
　　　　　 　 　 乂/ｒ三ﾐ､　　　 r三ミ､ Vノヽ
　　　　　　　 　 / ゞﾆﾆｲ　　　 ゞﾆﾆﾉ V
　　　　　 　 　 ｛　　 　　　口　　　　 __l_＿＿　　　あっ　ふーん　そう言うこと言うんだ
　　　　　　＿＿＼　　　　人　　　 　|┌──|
　　　〈¨二　- -－ ＼　　＿ 　　 ／ | |:::::::::::::|
　　　！|ｭ　　 ..__｡ ／　　　　　　 人. | |:::::::::::::|
.　 　 ！lｭ　 °／/　　　　　　　　　.`トl､:::::::::::|



　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |:::i⌒丶:::::::ﾉ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　ま、別にいいけど
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|

　　　　　　ﾄﾐ ー一…－- 、
　　　　　　 }ﾐ＼　　　　　　 ヽ
　　　　　　 j込.}l｢丁iT7７フアﾍ
　　　　　　 Ｚ　}ゞ!-亠'‐'ベ≦　|
　　　　　　ﾉ久ﾄNｰ一'⌒Ｖ^ー┴-､　　　　　無理やり奪うしな
　　　＿　{]）ド′`ｰfで)Ｙ　　 ;　　　ー┐
　　r' -vベ、 rﾍ　 ￣` /　　 ﾉ　 　 , 　 ＼
　 j 二ムｲ /ト　_＿,　∧　　{　　　/ 　 ,　 }
　 ＼ﾌ′}?逢 〃¨´　 /　ヽ.__j　　/ 　 /　丿
　　 ヽ=彳！{{　　 　 ＼＿＿,ﾌく＿,ノ-‐'



　　　　　　　＿＿＿_
　　　 　　／ .,- ! -., ＼
　　 　 ／＿ソ_爪_ヘ＿＼
　　 ／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
　　 | 　　　 ／　| |　＼　　　 |　　　　悪く思わんでくれ
　　 ＼ 　　　 ー─一 　 　／
　　,--ゝヘヽ、___ ーーノﾞ-､. ゝ 　）
　/　　/|';　ゝ_____ ノ. |ヽ　　i　ゝ-'
　l　　|. |. ヽ/ﾞ（__)＼/|　i. 　|
　| 　 |. | 　ヽ. ハ..ノ　|　|　｜



　　　　　　　　　　　　／⌒ﾞ ‐''"⌒ヽ、
　　　　　　　　　　　/::;,,...:::..,,.;;::...,,,..;;:::ヽ
　　　　　　　　　　 （:::::::/!::::;ﾉ !:::::::::::::::::}
　　　　　　　　　　　{:::ノム<　 >∠､:::::::/
　　　　　　　　　 　 r i:l 　O ）　O　.l:|,Y　　　　ちょ　あんたら何考えて……うわっ
　　　　　　　　　　　ﾋl:|u￣ ヽ v￣v||ｼ
　　　　　　　　　　　 .（ヽ(⌒二⌒) /l
　　　　　　　　　　　　 ｗヽ､＿_, イw'　　　＿_
　　　　　　　　　＿,,,... /　|　　　|　Ｔ""￣＿_,,,iヽ
　　　 , -‐'''ニﾆ --―/　i|＼.／|　 l""￣　　　i　＼

┌───────────────────┐
│　抵抗する馬木を縄でグルグルに縛りあげ　   │
└───────────────────┘

　　r ､　∧　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾊ
　　|　|/ /∧　　　　　　　　　　　　 　 / 卜
　　|　|　| i　|.　　　　　 　 　 　 ,. ､　 /　/卜
　｢＼.Ｌ LＬﾊ 　 　 　 　 　 　 /　 l／　/ / |
　ｌ　 ∟..__ 　 ＼.　　　　　　 /　 /　　/ / /
　 ＼　　　￣｀ヽ＼　　　　 /　 /　 　 　 /
　 　 丶、　　　　　 ヽ　　 /　 /　　 　 , '
　　 　 　 ｀Y　 　 　 ｉ　　〈　　　　　　/
　　　　　　[三三三三三三三三三]
　　　　　　 |　　　　 |　　 |　　　 　 |
　　　　　　 |　　　　 |　　 |　　　 　 |



┌───────────────────┐
│天佑侠はダイナマイト、火薬管を強奪した　　   │
└───────────────────┘


　　　　 ＊　　　　　　　　＊
　　　　 ┃　　　　　　　　┃
　　　┌⌒┐　　　　　┌⌒┐
　　　│　..│　　　　　│　..│
　　　│　..│　　　　　│　..│　
　　　│　..│　　　　　│　..│
　　　└─┘　　　　　└─┘


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r_''''''_" -、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/__,~ ,__~ﾐ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /、ι　_　| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |_,'ー-ヽ /ｿ　 　　　　　　　　　　こんなにいっぱい
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /__~"',,~,, |_______　　　　　　 _____ 　　手に入ったぜえ！！
　　　　　　　　　　　　_,,,.... ----':''"/　|~_,,/''''ヽ、　 """"""""(ﾉ巛(~ヽ、
　　　　　　　_,, - ''' "~　　 ,／　 ヽ/ ／~　　　　 ヽ、　　　　　　　　　　|く
　　　,, -,''""　　　　　　 ／/　　　γ。　　　　　　 |＼　　　　　　　　　| ＼
　　 ( ﾐ~　　　　　　　 ／ /　　　　 | 。　　　　　　 ヽ　＼　　　　　　　　　 ヽ
　　 |　　　　　　 　 ／ ∨　 ,,..,,,,　 |ｒ--,,, --、____　 ＼ノ＼　　　　　　|　　　ヽ
　／　 |　　　　　 　 ,,,,/''''/　　/"~''|　　 |　　 |　　|""''|- __　　　　　　 |　　　 ヽ
/　　　|　　　　　,,,,/_/,,,,/-'''''/"""|""""|""" |''''''''|---|,,,,,|~'|　　　　　 |　　　　 ＼
　　　 |　　　　 /-/'/　/　　,/,,,,,,...|,,,,,,,....|,,,,,,___|　　 |　　|　 |-|　　　　　 |　　 ／''""
,,,,　　 |　　 　 / / / ,,/-''''"/　　 |　　　|　　　 |""''''|---|,,,,|　|　　　　　 |　 /、
　"-,,/　　　 /'/'/""/,,,,,_ /_,,,,,,_ | , -- ,,|,, --,,|,, - ,,,|,,,,, |　 |'''|　　　　　　 ( ヽ、
　　　）　　 / /,,/--("　　)(　 　 )(　　　),,　　,,)、 ┳)　 ")⌒)'')　　　　　　　"'''')
-'' "~　　 /,,(,, ヽ,,,,,ソ"'''" "''-'"|　"")~　"'''"　"'''┃"'''" "''""丶、　　　　　 ,ノ
　　　　 _,,)~　 ~　　　　　　　 ／　　 | 　　　　　 ・ 命　。　　　　　 ヽ、,,,, - "
＼..,, -"　　　　　　　　　　 　|　　　　|　　　　　 ・　。　・　　　　　　　 "''-,,
　 ゝ　　　　　　　　　　　　 　ヽ　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 "''

　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼　　　　　　この事件は領事館警察署の知るところとなり
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､　　　天佑侠は強盗罪で指名手配されることになる
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´



　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　　　 　 　　＼
／ 　　　　　　　　　　＼
|　 　　　＼　　 ,＿　　 |　　　　なんという無茶を……
/　　ｕ　 ∩ノ ⊃―）／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 } ＼＿＿_/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r─{ 　　)┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿_,/　　　／⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ヘ、　　　',　　　　　　/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }⌒ 辷...____ﾉ　　　　　[
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 {
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　_r‐'′　　　　　　 　 　 　 ┌┘
　　　　　　　　　　　　 　 　_,r‐'"　　　　　　　　　　　　　 _,/
　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　 　 　 　 　 ＿＿----}　　　　　　　　　　　　__／¨¨
　　　　　　￣　 　 　 　 ｀y¨弌,　　　　　　 　 _}
　　　　　　　　　　　　　　　　　} 　 　 　 　 　 {
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 ￣＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 辷‐　　　　　　　　　　 ¨:,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　 　 ﾞ:,
　　　　　　　　 　 　 　 　￣ﾌ__ 辷_____　 　 　 　 　 　 ﾞ 、
　　　　　　　　　　　　　　　 └'　　￣0)　　　 　 　 　 　 ﾞ .　　　　┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ^V　　　　　　 　 　 ﾞ.,　　　│ 武装した彼等は要所である南原に向かう　│
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _r-㍉　　　　　　　　　 ',　 　└──────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[__　　　　　　　　　　　　} 　 　 　 　 　 　 ┌――フ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　[{}　　　　 　 　 　 　 　 {　　 　 　 　 　 　 | | l｀ . .1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　　　　　　　　 {__　　 　 　 　 　 (6 　 ＿ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　◯全州　　　　　 /　　　　 　 　 　 （_ ﾛ二 ﾛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾗ【全羅道】　　 　 　 /　　　　　　　　　　ﾚー'⌒ﾝ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 c〈　　　◯●南原◯◯釜山
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_0 ｿ　　 淳昌 ( 0}　昌原
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 とﾉ} ,し'⊆}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　¨
　
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , -‐┐
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └‐…'

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉﾄ　 　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彳ﾐ　 　 ﾉiﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__,,.. ．-‐　'''""~~""'''　‐-彡彡ミ ．彡ミ..,,____
　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,.．-'''"　　　　　　　　　　　　　　彡彡ミﾐ　彡;;;ミﾐ 　　￣ ~~""''
　　　　　　　　　__,,.. ．-‐　'''""~　　　　　　　　　　　　　　　　　　彡彡ミﾐﾐﾐ彡彡ミﾐﾐ　____,,.. ．-
__,,.. ．-‐　'''""~""'''　‐- ．..,,____,,.. ．-‐　'''""~''''''''''''''''''''''''~""'''　‐-､_ii|__,,.. ．-‐''""~
　　.,.:,..:..　　 .,.　:,..:..　,.:,..:.. 　....　:.:.:...:::.　....　 .,.:,..:..　　 .,.:,..:..　 .,.:,..:..　 .,.:,. .,.:,..:..　 .,.:,..:..　　 .,.:,..:..
　.,.:,..:..　 .,.:,..:..　　.,.:,..:..　...　... ,.:.:.:...:::..　.　　　 .,.:,.　　　.:..　　 .,.:,..:..　　 .,.:　.,.:,..:..　 .,.　　:,..:..　　 .
　　　 .,.:　　　,..:..　　　 .,.:,..:.　　　... , ..　　　...　　　,.:,.　　　.:..　　　 .,.:,..:..　　　 .,.:,.　　　 .,.　　　:,..:..
.,.:,　　　　..　　　　..　　　 　 .,.　　　:,..:..　　　　 ,..　　　,.:,..:..　　　　　 .,.:,..:..　　　　.,.:,..:..　　　　 .,.:,　
　　 .,.:,.　　　　　　　　.:.,... ,..　　　　　　 　　;;,.. ,..　　　　　　　 .,.:,　　　　　　..:..　　　　　 .,.:,..:..
　　　　... ,...　　　　　　　　　　　　　　... ,..　　　.　　　　 .,.:,..:..　　　　　　　　　 .,.　　　　　　　　:,..:..　
　　...　　　　　　　　　　　　 .,.:,..:..　　　　　　　　　　　　　　　　　 .,.:,　　　　　　　　　　　..:..
,,　　　　　　　.,.:,　　　　　　　　　　　..　　　　　　　　　..　　　　　　　　　 　 .,.　　　　　　　　　　　 ,..

''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''""''''
''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''""''''



''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''""''''
''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''""''''





　　　　 　＿＿＿__
　 　 　 /::::::::::::::::::::::〉
.　　 　 |:::i´￣｀ーr'
.　　 　 {ノ ⌒ﾄ　ｲ
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　それにしても……
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|
.　 　 ｢￣￣　　l　 |
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|
. 　 　 ￣￣￣　￣



　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |:::i⌒丶:::::::ﾉ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　　ん　どうした？
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|
.　 　 ｢￣￣　　l　 |
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|
. 　 　 ￣￣￣　￣

　　　　 　＿＿＿__
　 　 　 /::::::::::::::::::::::〉
.　　 　 |:::i´￣｀ーr'
.　　 　 {ノ ⌒ﾄ　ｲ
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　朝鮮人どもの我々に対する態度……
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　　　なーんかひっかかる
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|　　　　 というかぶっちゃけムカつく
.　 　 ｢￣￣　　l　 |
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|
. 　 　 ￣￣￣　￣




　　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿
　　　　　　 　 　 ____／　　 　 　 ＼ ____
　　　　　 　 　 /ﾆ/　 　 　 　 　 　 ＼ﾆﾊ
　　　　　 　 　 乂/ｒ三ﾐ､　　　 r三ミ､ Vノヽ
　　　　　　　 　 / ゞﾆﾆｲ　　　 ゞﾆﾆﾉ V
　　　　　 　 　 ｛　　 　　　口　　　　 __l_＿＿　　　まあ見るからに怪しい集団だしな俺ら
　　　　　　＿＿＼　　　　人　　　 　|┌──|
　　　〈¨二　- -－ ＼　　＿ 　　 ／ | |:::::::::::::|　　　あっちの朝鮮人なんか指さして笑ってやがる
　　　！|ｭ　　 ..__｡ ／　　　　　　 人. | |:::::::::::::|
.　 　 ！lｭ　 °／/　　　　　　　　　.`トl､:::::::::::|

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　 　 。゜　∧,,,∧　゜。
　　　　　 　 　 　 　 　 ｍ9 ｀∀´ >
　　　　　　 　 　 　 　 └┤ 　　 ヽ　　　ﾌﾟｷﾞｬｰ
.　　　　　　　　　　　　 　 |　 　 　 |）
　　　　　　　　　　　　　　.し 　　 Ｊ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　 　 　 ＿＿＿┛┗
　 　 　 /::::::::::::::::┓┏
.　　 　 |:::i´￣｀ーr'
.　　 　 {ノ ⌒ﾄ　ｲ
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　　　ゴラァ！　なにが可笑しいんじゃい！
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|
.　 　 ｢￣￣　　l　 |
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|
. 　 　 ￣￣￣　￣


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　 ┏┓┏┳┓
　┏┛┗┻╋┛
　┗┓┏┓┃
　　 ┃┃┃┃　┏┳┳┓
　　 ┗┛┗┛　┗╋┛┃
　 　 　 　 　　　 　 ┗━┛
　　　　 |ヽ、　　| ヽ、
　　　　/ 　ヽノ￣￣｀ヽ、―ニ 二
　　 ／!||!（／　´｀ヽ _　 三,:三ー二
　／ﾉ( 　"ノヽ--/￣ ,　　　 ｀￣￣￣　　　ぶべらっ
　＼⌒ ＼}　　...|　 /!　,／
　　 .>.　　_}｀ー‐し'ゝL〈
　 .／　　.._,:ﾍｒ--‐‐'´}　　　 ;ー------
　{　　 ⌒ ノ｀ヾ:::-‐'ーｒ‐'"＝＝-
　ヽ,
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼　　　　　　一行は現地民と衝突し、乱暴な行為も働いたそうだ
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´



　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　　　 　 　　＼
／ 　　　　　　　　　　＼
|　 　　　＼　　 ,＿　　 |　　　　住民にも無茶を働いていたのね……
/　　ｕ　 ∩ノ ⊃―）／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／





┌────────────────────┐
│当然ボコられた朝鮮人は地方官へ訴えるが　　   │
└────────────────────┘


　　ﾟ ｡ ∧_,,∧ﾟ。　　日本人酷いﾆﾀﾞ……
　ﾟ　・<；ﾟ｀Д⊂ヽ
　　　（　　　　ノ
　　 ム＿）＿）　　　　　　　　　　　 ∧_,,∧　彼等は日本人ニダ　しかも武装しているニダ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 <；　 三 >
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(,l　　三)　　手を出せないニダ……
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..,,.,し―-J..,. ..,,
┌─────────────────────────────────┐
│地方官は釜山領事館や日本公使館に押送を要請するのが精一杯であった　　  │
└─────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 } ＼＿＿_/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r─{ 　　)┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿_,/　　　／⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ヘ、　　　',　　　　　　/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }⌒ 辷...____ﾉ　　　　　[
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 {
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　_r‐'′　　　　　　 　 　 　 ┌┘
　　　　　　　　　　　　 　 　_,r‐'"　　　　　　　　　　　　　 _,/
　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　 　 　 　 　 ＿＿----}　　　　　　　　　　　　__／¨¨
　　　　　　￣　 　 　 　 ｀y¨弌,　　　　　　 　 _}
　　　　　　　　　　　　　　　　　} 　 　 　 　 　 {
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 ￣＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 辷‐　　　　　　　　　　 ¨:,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　 　 ﾞ:,
　　　　　　　　 　 　 　 　￣ﾌ__ 辷_____　 　 　 　 　 　 ﾞ 、
　　　　　　　　　　　　　　　 └'　　￣0)　　　 　 　 　 　 ﾞ .　　　　　 ┌────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ^V　　　　　　 　 　 ﾞ.,　　　　 │そして一行は淳昌に到着　  │
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _r-㍉　　　　　　　　　 ',　 　　 └────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[__　　　　　　　　　　　　} 　 　 　 　 　 　 ┌――フ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　[{}　　　　 　 　 　 　 　 {　　 　 　 　 　 　 | | l｀ . .1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　　　　　　　　 {__　　 　 　 　 　 (6 　 ＿ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　◯全州　　　　　 /　　　　 　 　 　 （_ ﾛ二 ﾛ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾗ【全羅道】　　 　 　 /　　　　　　　　　　ﾚー'⌒ﾝ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 c〈　　　●◯南原◯◯釜山
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_0 ｿ　　 淳昌 ( 0}　昌原
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 とﾉ} ,し'⊆}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　¨
　
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , -‐┐
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └‐…'




　　　　　　　　　　　　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　│ここで遂に500名ほどの東学農民軍と遭遇　   │
　　　　　　　　　　　　　└───────────────────┘
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ○＿＿
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │ 　　~" ー ､,,_
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │斥倭洋倡義 ＞
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∧＿∧ │ 　　_,:-－'´
　　　　　　　 ∧＿∧　　　 <｀Д´　>│~ ~∧＿∧
　 ∧＿∧　<丶｀Д´> ＿∧∧＿∧つ　 <｀Д´　>
　<丶｀Д´>（　　　　）　｀Д´>｀Д´>::::::　（　　　　）∧＿∧　　　　　　∧＿∧
　（　　　　）　|∧＿∧　　　　）　 ∧＿∧:::｜ ｜　|<丶｀Д´>∧＿∧<丶｀Д´>
　｜ ｜　|　　<｀Д´　> ｜　|　<丶｀Д´>∧＿∧ （　　　　 <丶｀Д´>　　　　）
:::〈＿フ__フ;;;;（　　　　）＿フ__フ（　　　　<丶｀Д´>｜ ｜　| .（　　　　）　｜　|
　　:::::::::::::::::;;;;;;;∩∩　 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;｜ ｜　| （　　　　）;〈＿フ__フ｜ ｜　|〈＿フ__フ::::::::::
　　　　　 :::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈＿フ__フ;;;; ∩∩ 　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈＿フ__フ;;;;;;;;;:::::::::
　　　　　　　　　 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●

　 　 　 　 ／⌒ヽ
　 　 　 ／Θ　Θ＼
　　　　(　""(_人_)")　　　東学党の金将軍が会うそうﾅﾘ
　　　　 ＼　　じ ／)
　 　 　 ／´　 　 ／
　　　　 武田範之



　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |:::i⌒丶:::::::ﾉ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　こちらの面会要請に応じてくれるとは
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　　俺らが言うのもなんだが意外だな
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|



　　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿
　　　　　　 　 　 ____／　　 　 　 ＼ ____
　　　　　 　 　 /ﾆ/　 　 　 　 　 　 ＼ﾆﾊ
　　　　　 　 　 乂/ｒ三ﾐ､　　　 r三ミ､ Vノヽ
　　　　　　　 　 / ゞﾆﾆｲ　　　 ゞﾆﾆﾉ V
　　　　　 　 　 ｛　　 　　　口　　　　 __l_＿＿　　ともかく会って話をしよう
　　　　　　＿＿＼　　　　人　　　 　|┌──|　　この時の為に旅をしてきたのだから
　　　〈¨二　- -－ ＼　　＿ 　　 ／ | |:::::::::::::|　　
　　　！|ｭ　　 ..__｡ ／　　　　　　 人. | |:::::::::::::|
.　 　 ！lｭ　 °／/　　　　　　　　　.`トl､:::::::::::|

┌─────────────────────────────┐
│通訳を伴い一行は東学軍の大将「金奉均」と面会（筆談もしていた）　  │
└─────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　 　., 　,,-----〟　 ,、
　　　　　　　　　　　 ／/ 　ゝ　　〃､___ノ ∟、
　　　　　　　　　　 /::　）-／　／　　　　　　τ´
　　　　　　　　　　丶::::　/　 /／　／　　　　ヽ､ ,、
　　　　　　　　　　,,-ゝμ:: //　／彡彡,ii;;;;::,,,.　　ヽ
　　　　　　　　　 （(ヘ,,,..ゝ､､ヽ、　　 ""ﾐﾐ::::::::::（｀)ﾉ
　　　　　　　　　　｀　|τ゛゛　 ヽヽ,,ノ___,, ﾐ､::_､:::ν､
　　　　　　　　　　　　､| ､____　 》/" ゝソ　 ゛"ヽ,/)ﾉ
　　　　　　　　　　　　　ヽ'ゞ'｀ ι=ﾐ、　　　 ゞ丿
　　　　　　　　　　　　　 .ヾ，ﾉ　　　　　　　/"| `)
　　　　　　　　　　　　　　　＼　.---　　／　 .|《,
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼____／＝＝ﾐ.,、　,,,--"==---､､..
　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,,|ヾ:::::::／ ___/　/　／""　　　,,,--ヾ=ﾐ
　　　　　　　　　　,,---,---""　/,,;;;:::::／　 /　/　/　　　　／::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 金奉均


┌──────────────────────┐
│彼等に再起を要請　天佑侠との提携を持ちかけた　  │
└──────────────────────┘

　　　　　　 　 　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　 ／- ､ ! ,. -＼
　　　　　　　　　　　／ヘ二_爪_二ヘ＼
　　　r‐‐､　　　　／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
　　　{　　ヽr‐─,l　　　　／　| |　＼　　　 |
　　　ヽ,--{　　ヽ }＼　　　ィﾆニﾆｭ　 　／　　　閔氏政権とその背後にいる清国を叩くべきだ
　　　f‐─-ゝ-''ン--ゝヘヽ、___ ーーノﾞ-､..　　 弊政改善の道はそれ以外に無い！
　　　{──‐<ﾞ　/　|　'; 　ゝ_____ ノ. |ヽ　　i
　　　 ゝ、─''　/ｲ　|. 　ヽ/ﾞ（__)＼/|　i. 　|
　　　　　≒=≠彳　|　 　ヽ. ハ..ノ　|　|　｜



　　　　　　ﾄﾐ ー一…－- 、
　　　　　　 }ﾐ＼　　　　　　 ヽ
　　　　　　 j込.}l｢丁iT7７フアﾍ
　　　　　　 Ｚ　}ゞ!-亠'‐'ベ≦　|　　　　　　　　　俺たちも君ら東学農民軍と共に戦わせてほしい！
　　　　　　ﾉ久ﾄNｰ一'⌒Ｖ^ー┴-､　　　　　 　　東学に入教させてもらえないだろうか
　　　＿　{]）ド′`ｰfで)Ｙ　　 ;　　　ー┐
　　r' -vベ、 rﾍ　 ￣` /　　 ﾉ　 　 , 　 ＼
　 j 二ムｲ /ト　_＿,　∧　　{　　　/ 　 ,　 }
　 ＼ﾌ′}?逢 〃¨´　 /　ヽ.__j　　/ 　 /　丿
　　 ヽ=彳！{{　　 　 ＼＿＿,ﾌく＿,ノ-‐'

　　　 　 　 , -＿ ,　‐　´￣｀ー' ｰ､
　　　　　 /ノ, ‐ '　　　　　　　　 ､._ヽ
　　　 _／　{ f　　　　　 , '´ ￣　　r-ﾐ
　　 /　　　　l , --z　 /　　　　 　 ｰヽ
　　 ヽ､　　／　　　ー ､-　　　　　　　ゝ
　　　ヽ､.ﾝ　 　 , =‐　　l、　f_｀ヽ　　Y　　　　　分かった　君達の東学入教を認めよう
　　　 ／l 　 ／,ｨt:j　 　 ヽﾉヽj j　　 l　　　　　 今は頼もしい味方が一人でも多く欲しいところだ
　　　て_丶､´　｀´　　　　´　 ｰ{　　　ヽ、
　　 　＜＿_l＿__　　　 　 　 l　 ｰ､　 　 ﾗ
　　 　 　 　 L　 _,. '　　　　ノ‐,.´ ﾍ　 ﾄj
　　　　　　　　｀ｰ、　　 ／‐ ´三三jﾍ|
　　　　　 　 　 　 ヽ イﾄ､三三三三l､
　　　　　　　　 ,　-＜三三三三三三丶、



　　　　　　 　., 　,,-----〟　 ,、
　　　　　 ／/ 　ゝ　　〃､___ノ ∟、
　　　　 /::　）-／　／　　　　　　τ´
　　　　丶::::　/　 /／　／　　　　ヽ､ ,、
　　　　,,-ゝμ:: //　／彡彡,ii;;;;::,,,.　　ヽ
　　　 （(ヘ,,,..ゝ､､ヽ、　　 ""ﾐﾐ::::::::::（｀)ﾉ
　　　　｀　|τ゛゛　 ヽヽ,,ノ___,, ﾐ､::_､:::ν､　　　　　ただ、再蜂起については今直ぐにというわけにはいかない
　　　　　　､| ､____　 》/" ゝソ　 ゛"ヽ,/)ﾉ
　　　　　　　ヽ'ゞ'｀ ι=ﾐ、　　　 ゞ丿　　　　　　 ……来る8月1日に再集結し、大蜂起を行う予定があるからだ
　　　　　　　 .ヾ，ﾉ　　　　　　　/"| `)
　　　　　　　　　＼　.---　　／　 .|《,
　　　　　　　　　　　＼____／＝＝ﾐ.,、　,,,--"==---､､..
　　　　　　　　　　　,,,,|ヾ:::::::／ ___/　/　／""　　　,,,--ヾ=ﾐ
　　　　,,---,---""　/,,;;;:::::／　 /　/　/　　　　／::::::::::::::::::::ヽ





　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |:::i⌒丶:::::::ﾉ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　おお！　なるほど承知した
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　　　　東学が再び立ち上がるとき、我々も必ず駆けつける
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|
.　 　 ｢￣￣　　l　 |
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|
. 　 　 ￣￣￣　￣

┌───────────────────────┐
│　農民軍は天佑侠と面会した後、淳昌を去っていった　  │
└───────────────────────┘

ザッ　　　　　　　　　　　ザッ　　　　　　　　　　　　ザッ　　　　　　　　　ザッ
MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、MVvvMvyvMVvvMvyvMVvvMVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、MVvvMvyvMVv
Λ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾Λ＿ﾍΛ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾Λ＿ﾍヘ　＿,.ヘ　,.ヘ　ヘ　＿,.ヘ　,.ヘ
ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λヘ　＿,.ヘ　,.ヘ　ヘ　＿,.ヘ　,.
ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ　ﾍ＿＿Λ＿＿,/ヽ＿　/ヽ＿＿,.ヘ　/ヽ＿＿,.ヘ　＿,.ヘ　,.ヘ　ヘ　＿,.ヘ　,.ヘ

　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V　　　　　　 ここで彼等が面会した「金奉均」こそが
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !　　　　　　 東学農民軍領袖「全ボン（王に奉）準」だった
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j　　　　 　　 と天佑侠は明言している
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　 　 　 , -＿ ,　‐　´￣｀ー' ｰ､
　　　　　 /ノ, ‐ '　　　　　　　　 ､._ヽ
　　　 _／　{ f　　　　　 , '´ ￣　　r-ﾐ　　　　　　　　　┌─────────┐
　　 /　　　　l , --z　 /　　　　 　 ｰヽ　　　　 　 　 　 │全ボン（王に奉）準　   │
　　 ヽ､　　／　　　ー ､-　　　　　　　ゝ 　 　 　 　 ─┴─────────┴───────────────
　　　ヽ､.ﾝ　 　 , =‐　　l、　f_｀ヽ　　Y　　　　　　　　　　東学党の幹部の一人
　　　 ／l 　 ／,ｨt:j　 　 ヽﾉヽj j　　 l　　　　　 　　　　　タカ派であり後に日本軍、朝鮮政府軍との徹底抗戦を主張
　　　て_丶､´　｀´　　　　´　 ｰ{　　　ヽ、　　　　　 ───────────────────────────
　　 　＜＿_l＿__　　　 　 　 l　 ｰ､　 　 ﾗ
　　 　 　 　 L　 _,. '　　　　ノ‐,.´ ﾍ　 ﾄj
　　　　　　　　｀ｰ、　　 ／‐ ´三三jﾍ|
　　　　　 　 　 　 ヽ イﾄ､三三三三l､
　　　　　　　　 ,　-＜三三三三三三丶、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



　　　 　＿＿＿_　　　　━┓
　　　／　　 　 　＼　　 ┏┛
　 ／　　＼　　 ,＿＼.　 ・　　　　　　うーん　東学党って「斥倭洋」を掲げていた集団だお
／ 　　 （●）゛ （●） ＼
|　 ∪　　 （__人__）　 　 |　　　　　　　そんな人たちが排斥の対象としていた日本人と面会して
/　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　　　　 　 情報を漏らすなんて考えられるのかお？
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　　　　　　　 　 　 　 　 .　　´￣￣￣｀　　　 .
　　　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀丶、
　　　 　 　 　 　 　 __／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.　　　　　　　　　 /:/:二ニ==一:::::::::::;:/::/ : /:i:::::: i::::::::::::::ﾍ.
　　　　　　　　　/:λ:::::::ｰ==ﾆ二 :／/::/ : /:/|ｉ::::::|::::: V:∧ﾊ
　　　　　　　　　|::||:ﾍ: ::::::::::::::::: 〃 /::/ :::::|::|::||: :/!:::::: i::::::|:||
　　　　　　　　　|::|:!:::ﾍ:::::::::::::::::/　 l::｣|;_:::::|::|::||:::| |:::: λ::::|:||
　　　　　　　　　|::|ﾊ:::::ﾍ:; --､/　　>‐―＞､|::||:::| |::_,.斗::::|:|!
　　　　　　　　　|::|: ﾍ:::::ﾞ| .ﾍ. ﾍ. 　l.　／::／ }　　,ｨテｧ⊥:::ｌ:l'
　　　　　　　　　|::|:::::|＼ﾍ V)　|／`く::／　ノ　 　 じ/
　　　　　　　　　|::|:::::|.　 ＼:７´|　 　 ｀￣　　 　 　 ,'
　　　　　　　　　|::|:::::|　／/ｿ 　 　 　 　 　 　 　 ' /
　　　　　　　　　|::|:::::|　┌─＜_＞ .　　　( ア .　　　　　　　　　やる夫の言うとおり東学の行動原理からすれば
　　　　　　　　　|::|:::::|　/　　　　 ＼ /＞ .__／　　　　　　　　　　全が日本人に会うのは不自然だ
　　　　　　　　　|::|:::::|‐'￣ ＞　.　　＼
.　 　 　 　 　 ／|::|:::::|　　　　　　　＞‐≧:､　　　　　　　　　　　　天佑侠は本当に全ボン準と面会していたのか
　　　　 　 　 |:　|::|:::::|　　 　 　 　 　 ／￣`ヽ、　　　　　　 　　　 と云う点については諸説あるな
　　　　 　 　 |i　|::|:::::|　　　　 i:. 　／　　　　　ﾄ､
.　　　　　　 /!ﾍ.|::|:::/ 　 　 　:|:: /　 /　　　　 |｜
.　　　　　／|:.:.:.:|::l:/　　 　 　 |i/　 /　　　 　 :./＼
. 　 　 ／ . : : : :.|:/:.:. : : . . . :.:∧.::/　　　　　 /　　 ＼
　　／ . : : : : : : |'V: : : : : : :.:/:.: V　 　　　　/ 　 　 　 ヽ
.／　. : : : : : : : : :.:∨: : : : :.:.∨:/　　 　 　 /　　　　　　 ｝
{　＼＿＿ _,.ィ´￣ ∨: : : : : :.V　　 　 : . /:..　. : : : : : :./
∨　.: : : :／: :| 　 　 ∨: : : : :/　 　 　 : : |::　ヽ、: : :.／
. ∨　: : : : : :∧　　　 ∨:.:.:.:/ 　 　 二二ﾆ!　　 ｀r ´




　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j　　　　　　天佑侠の一員だった内田良平はこう回顧している
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　「世に天佑侠、或は韓山虎嘯録等を伝ふれども、誤謬太だ多く、又誇大に失せるものあり、
　大抵党将全ボン準と契心相許したることは掩ふべからざるの事実たり」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　『隆熙改元秘事』

　　　　　　　　　,．: ' ""~~"" '　．
　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::i＼:::::::ﾍ.
　　　　　　,'::::i::::::::::i::::::::::i:::::::::ﾊ／',:::::ﾊ
　　　　 　 i:|:::| :::;;;;;|!:::::::::l :::::::i::|　 |:::::::}
　　　　 　 |;ｌ::ｌY´ /:/｀Y´ 二二二 i:::::::|、
　　 　 　 　 { 」. /:/　/　 乂ジ '´　)r‐、i
　　　 　 　 ,ﾍ_|'ﾒ--‐' ,　　　,,,.　 　i∂j:::|
　　　 　 　 ! _/ﾌ　　　　　 __　υ/┬´::::|　　　　　　天佑侠は東学党一行と共に
　　　　　　 i´,.'ヘ;､　「￣　丿 ／　.| : ::::|　　　　　　京軍と戦ったとしている当時の文献もあるが
　　　　　　 |　　 ,〕_＞┬┬''" ﾄ--､!;;;; ::|　　　　　　 さすがにそれは誇張の可能性が高い
　　　　　 ,.へ,　 |'"-‐''へii_,.-'"ヽ､＿/＼
.　　　　 ∧　 ｀ﾞ7 /　　　i'o　　　 　 / 　∧
　　　　 i　 　 ∨/　 　 / 　 　 　 　 i/ 　 ∧
　　　　 |　　　 i {　 　 ,'ο　 　 　 　 }',.　　∧
　　　　 |　　　 |.ﾊ.　　 ',　　　　　　 ﾊ　　　 ∧
.　 　 　 ＼__,.＞'´|　　 i.o　　 　 　 | ∨　　　 i




　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !　　　　　 ただ東学側の資料にも全が日本人である事を気にかけずに
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j　　　　　　武田範之らと面会したとの記述があるし
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼　　　　　　　　
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､　　　　　　　後に日本軍に捕らえられた全が
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |　　　 　　　 取り調べで語った証言とも特にに矛盾がない事から
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|　　　 　　　 一行が全と面会して再起を説いたことは確かのようだ
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´




　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼
|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　　　　　　ふーん　外国人排斥を唱えていた集団が
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　　　　　 怪しげな外国人（日本人）集団と会うとは意外だお
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　 　 　 　 ,.　' ""~~""'　．
　　　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　/:::/i::::i::::i:::::::i::::::::i:::::i ::ﾍ
　　　　|:::/ !:::|::::|i ::::|!::::::l!:::;i ::/i
　　　　|:::i こ二戈i::::::l!斗l!亠l ::}
　　　　メi´　/::/｀Y´ ￣它アr‐!.
. 　 　 {δｉ､/::/　丿, 　　しﾉ i∂}
　　 　 ヽ∧/￣　 　 　 　 　 /ﾍ　　　　 東学党は日清戦争勃発後の10月に再蜂起し
　　　 　 j　＼.　 ―‐‐- 　,. '|　j　　　　 抗日闘争を開始する
　　　 　 　 　 ＞,　___,,. ィi ::::|
　　　　 　 　 　 |｀ヽv- '´|::::::|
　　　　/ﾆﾆ二´＼_,||_, 　'二ﾆﾆ.ﾍ､
　　 　 i'＼　　　　　「o 　 　 　./　.|
　　 　 | 　.〉 　　　/　　　　　 / 　 |
　　 　 |　/　　　 / o　　　 　 .}/ 　|
　　 　 |. {　　 　 |　　／ir／￣｀ヽ |
　　　　| i´￣ｉ´ﾞﾞ" ''' ‐　!.,,,__,-ヽ'~ |
　　　　| |　　| 　 　 　 　 　 　 ｀ヽ |
　　　　|.へ-'‐- __．..,,__　　　　　 /
　　　　ヽ- i' "´ | o　　 ｀ﾞ" ''i‐‐´





　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V　　　　　　 が全がそれを決心するのは日本軍王宮占領後の8月頃
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !　　　　　　 この時点では日清両軍の動きを注視していた
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼　　　　　　　　　　全にしてみれば日本人と直接会って
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､　　　　　　　日本の様子を探る目的もあったのだろう
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´




　　　　　　　　　 　 　 　 　 .　　´￣￣￣｀　　　 .
　　　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀丶、
　　　 　 　 　 　 　 __／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.　　　　　　　　　 /:/:二ニ==一:::::::::::;:/::/ : /:i:::::: i::::::::::::::ﾍ.
　　　　　　　　　/:λ:::::::ｰ==ﾆ二 :／/::/ : /:/|ｉ::::::|::::: V:∧ﾊ
　　　　　　　　　|::||:ﾍ: ::::::::::::::::: 〃 /::/ :::::|::|::||: :/!:::::: i::::::|:||
　　　　　　　　　|::|:!:::ﾍ:::::::::::::::::/　 l::｣|;_:::::|::|::||:::| |:::: λ::::|:||
　　　　　　　　　|::|ﾊ:::::ﾍ:; --､/　　>‐―＞､|::||:::| |::_,.斗::::|:|!
　　　　　　　　　|::|: ﾍ:::::ﾞ| .ﾍ. ﾍ. 　l.　／::／ }　　,ｨテｧ⊥:::ｌ:l'
　　　　　　　　　|::|:::::|＼ﾍ V)　|／`く::／　ノ　 　 じ/
　　　　　　　　　|::|:::::|.　 ＼:７´|　 　 ｀￣　　 　 　 ,'
　　　　　　　　　|::|:::::|　／/ｿ 　 　 　 　 　 　 　 ' /
　　　　　　　　　|::|:::::|　┌─＜_＞ .　　　( ア .
　　　　　　　　　|::|:::::|　/　　　　 ＼ /＞ .__／　　　　天佑侠が持ってきた武器火薬も
　　　　　　　　　|::|:::::|‐'￣ ＞　.　　＼　　　　　　　　 彼等反乱軍には魅力的に映っただろうし
.　 　 　 　 　 ／|::|:::::|　　　　　　　＞‐≧:､
　　　　 　 　 |:　|::|:::::|　　 　 　 　 　 ／￣`ヽ、　　　　この時点では面会要請を特に断る理由は無かったのかもな
　　　　 　 　 |i　|::|:::::|　　　　 i:. 　／　　　　　ﾄ､
.　　　　　　 /!ﾍ.|::|:::/ 　 　 　:|:: /　 /　　　　 |｜

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 . 　 ´￣ 　 　 .
　 　 　 　 　 　 　 　 _,,,.........,,,,_ 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::／::::::::｀ヽ.
　　 　 　 　 　 　　´....:::::::::::::::::::::::.........‐-/二ニ＝一//::/!:::lｉｉ::::ｉｉ
　　　　　　 ／ ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣|ー＝ﾆ二://∠/::/||::::||
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |::::＼:>‐v′l´￣/ﾊ }／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '::::::: { ﾍ.|　人 _/ ノ（
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼: ＞ﾉ´　　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 〉　 　 　 　 <ﾌ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r=====^く￣l　/７ ＞-
　　　　　　　　　　　　　　　　 . ＜l!i ＼　　　　 ｢。　＼　　　　　　　 さて　東学党と別れた天佑侠一行は北上を続ける
.　　　　　　　 　 　 　 .．＜＿＿___∧　＼　 　 |　　 　 >､
　　　　 　 　 　 ＜´　　 ´￣￣￣＞!',＼　　　｜　　　|//
.　　　 　 　 ／　　　 /＿,.＞　 ´　　|∧　　 　 ,。　 　 |/〉
　　 　 　／　　　 ／´￣　　　　　　 |/∧　　　'　　 　.ﾉ/!
.　　　 .〈　　　 ／　　　　　　　 　 　 !/　　　 /　　 ／:/｜ 　 　 ＿,ヘ-､
　　Y 　 ＼ ／　　　　　　　　　　 厂　 　 　 |｡　　ﾊ　 ／￣￣´　 |.∪ﾆ｝
.　　|　　　ﾉ　　　 　 　 　 　 　 ／ 　　　　　 | 　 /　Ｖ＿＿＿＿__∨ニ′
.　 〈,イ／　 　 　 　 　 　 　 ／　===　 　 　 |　ｲ
　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　 　 　 |｡｜
　　 　 　 　 　 　 　 　 <　　　　　　　　 　 ／|　|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　……　… ────────────── …　……
　　　　　 …　　─　──　─── ──────────────── ───　──　　─…

・　　━　　━━　━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━　━━　　━　　・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ヘ、　　　',　　　　　　/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }⌒ 辷...____ﾉ　　　　　[
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 {
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　_r‐'′　　　　　　 　 　 　 ┌┘
　　　　　　　　　　　　 　 　_,r‐'"　　　　　　　　　　　　　 _,/
　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　 　 　 　 　 ＿＿----}　　　　　　　　　　　　__／¨¨
　　　　　　￣　 　 　 　 ｀y¨弌,　　　　　　 　 _}
　　　　　　　　　　　　　　　　　} 　 　 　 　 　 {
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 ￣＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 辷‐　　　　　　　　　　 ¨:,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　 　 ﾞ:,
　　　　　　　　 　 　 　 　￣ﾌ__ 辷_____　 　 　 　 　 　 ﾞ 、
　　　　　　　　　　　　　　　 └'　　￣0) 　 ◎漢城　 　 ﾞ .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ^V 　 　 　 　 　 　 ﾞ:.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　_r-㍉　　　　　　　　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[__　　　 　 　 　 　 　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　[{}　　　▲鶏龍山　 　 {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　　　　　　　　 {__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　○全州　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾗ【全羅道】　　 　 　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 c〈　　　○淳昌__＿○/
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_0 ｿ　　 __,ﾍ ( 0}‐‰　釜山
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 とﾉ} ,し'⊆}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　¨
　
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , -‐┐
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └‐…'
　　　　　　　　　　　 ┌────────────────────┐
　　　　　　　　　　　 │7月18日には忠清道の鶏龍山新元寺に到着　　  │
　　　　　　　　　　　 └────────────────────┘
　　　　　　 　 |
　　　 　 　 　 ll
　　　 　 　 　 !l
　 _　,,..._　 　 ﾄ{　　　　　　　　　　　　　 .,,___　､..,__,,.
"´::ヾ::ﾞﾞ;｀>''´￣｀ゝ､__　　　　　　　　　　｀:;､;;｀::ゞ:;ﾞ
::´;;::=::;;::ヾ芥芥芥l壬{　 　 　 　 　 　 ,;''´;'::;; =､::;;ﾞ　 _,,....._
''´;;ヽ:::;ﾞ=<ﾞ二二二＼_,｢「ﾞﾆﾆﾆﾆﾆﾆ7´::;''::ﾞ!::､:_'^:ヾ';"::ﾞ;;ヽ::
､ゞ;;::''ﾞ::;;､::｀ﾞ;芥芥lｱ''´j | 　 　 　 　 ﾞ:;｀ヾ;;｀ﾞ:=::丶::;''::,;''ﾞ:::;:ﾞ
::｀':;;::''´::｀ﾞ''=;,テテﾃﾆ´＿＿＿＿＿__ﾞゞ､::ゞ:;;_｀丶::ﾞ':;;::='::;'
_ﾞ´::i::｀;;'"::ﾞ:_::ﾞ;,┴┴弌竺竺竺竺竺竺竺;''::;::;;:::'':;;::ゞ:;;'ﾞ::_::'
::｀j':!::ﾞ;;._::::;;::"ﾞヾ‐;;.. -'┴┴┴┴┴┴┴ゞ;;::"!ﾞ!;;::ヾ､l !'´::ﾞ;
'';;:: i⌒;;::`ﾞi:;ｰ:''´ﾞ;;===ｎ==ｎ===ｒn===ｎ=ﾞ;;::ヾ!:l::`:=::'ﾞ:i::''´;;
ゞ;l;;'ﾞ::''ﾞ;;..:ﾞi::;;.:ﾞ::;;' i i ｉ l丁丁!￣丁l￣丁｢ i:´:;''ﾞ:iヾ::ヾj;ilﾞ;;::;'::
::';;!:..;''::ヾ;;''";;)'´｢｢入｢j_辷j_辷ヒ|_辷ゴ_辷ゞ;;ゞ,:========､
Tﾞj''i"i´´ |ｌ|´ﾆニl:l幵;;￣￣/ﾌ三三三「ｌ￣;ﾞj::ﾞ}＿＿＿＿__{
｀ﾞ::''"":⌒ﾞ''=::"ﾞﾞヾﾞ''"ｱ７"二二二二二二l:|i{:｢ﾞl`TTﾆﾆTT´
厂厂厂厂厂厂厂「ｌ/ ｒ―――――――|jｌ{jｰ{';;|_L二」_|::

┌──────────────────┐
│そこで彼等を追ってきた同志と合流する　   │
└──────────────────┘
　　　　　 ＿＿＿＿
　　　　 ﾉ ._　　　　　`t
　　　　 | .Lヽ-┐ ._.　.|
　　　　 '´| ii　イi~］.|.「|　　　　やっと追いついた　合流できてよかったよ
　　　　　 |~　　￣　.~│
　　　　./ | .━　　 /￣ ヽ　　　お前等の噂は道中聞き及んでいる
　　　　 | -`┬─' |　　　|　　　　派手にやっているようだな
　　　　　|　`l|　　「￣~|　|
　　　　　|＿┤　　|＿_|　|




　　　　 　＿＿＿__
　 　 　 /::::::::::::::::::::::〉
.　　 　 |:::i´￣｀ーr'
.　　 　 {ノ ⌒ﾄ　ｲ　　　俺たちの事が半島中にもう知れ渡っているのか？
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|

　　　　　 ＿＿＿＿
　　　　 ﾉ ._　　　　　`t
　　　　 | .Lヽ-┐ ._.　.|
　　　　 '´| ii　イi~］.|.「|　　　　ああ日本公使館がお前達一行に逮捕命令をだしたぞ
　　　　　 |~　　￣　.~│
　　　　./ | .━　　 /￣ ヽ
　　　　 | -`┬─' |　　　|
　　　　　|　`l|　　「￣~|　|
　　　　　|＿┤　　|＿_|　|



　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |Ui⌒丶:::::::ﾉ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　ゲッ　まじかよ　対応が早いな
　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|

　　　　　 ＿＿＿＿
　　　　 ﾉ ._　　　　　`t
　　　　 | .Lヽ-┐ ._.　.|
　　　　 '´| ii　イi~］.|.「|　　　　もう一つ重要な事を伝えたい
　　　　　 |~　　￣　.~│
　　　　./ | .━　　 /￣ ヽ　　 どうやら近いうちに日清の本格的な衝突が始まりそうだ
　　　　 | -`┬─' |　　　|
　　　　　|　`l|　　「￣~|　|
　　　　　|＿┤　　|＿_|　|



　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |:::i⌒丶:::::::ﾉ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　いよいよ戦争が始まるという事か
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　　　 ここでぐずぐずしている暇は無さそうだな
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|


　　　　 　＿＿＿
　 　 　 /:::::::::::::::::::〉
.　　 　 |:::i⌒ｰ―┤
.　　 　 {ノ ￢　￢
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、
　　　|　 　 l―┬:' l　　そういうことなら俺は一旦抜けさせてもらうぜ
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　 軍に復職しなくてはな
　　　| └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|
┌──────────────────────┐
│休職中だった陸軍中尉時沢は復職する為に帰国     │
└──────────────────────┘

┌───────────────────────┐
│残りのメンバーは大島混成旅団の協力要請を受け　　 │
│軍の斥候として従軍する　　　　　　　　　　　　　　　　　　  │
└───────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿__　　　 ＿＿__　 　 ＿＿__　　　　__＿＿＿＿o
　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｌ＿_o__|＿　Ｌ＿_o__|＿ Ｌ＿_o__|＿.　/大島旅団/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（,, ´∀｀）　 （,, ´∀｀）　 （,, ´∀｀）　　/＿＿＿＿/
　　　　＿＿__　　　　　　　　 ＿（ つΥ⊂＿（ つΥ⊂＿（ つΥ⊂ 　 ＿＿__ 　 ./
　　　 Ｌ＿_o__|＿　　　　　　Ｌ＿_o__|＿　Ｌ＿_o__|＿ Ｌ＿_o__|＿ 　　Ｌ＿_o__|__/
　～ （　；´３｀）　　　　((　((（,, ´∀｀）　　（,, ´∀｀）　 （,, ´∀｀）　　　（,, ´∀｀）./
　～（ つ　⌒ つ　　　　 ＿（ つΥ⊂＿（ つΥ⊂＿（ つΥ⊂ 　　　（　　つ つ
　～ 人　 Ｙ 　　　　　　Ｌ＿_o__|＿　Ｌ＿_o__|＿ Ｌ＿_o__|＿　　　　 人　 Ｙ
　　 （__（＿）　　　((　((（,, ´∀｀）　　（,, ´∀｀）　 （,, ´∀｀）　　　 (( （__（＿）
　　　　　　　　　　　　　（ つΥ⊂　（ つΥ⊂　 （ つΥ⊂
　　　　　　　　　　　 　 人　 Ｙ 　 　人　 Ｙ　　　人　 Ｙ
　　　　　　　　((　((　 （__（＿） 　 （__（＿）　　 （__（＿）
　　 ┌――フ
　　　| | l｀ . .1
　　 (6 　 ＿ |
　　　（_ ﾛ二 ﾛ
　　　 ﾚー'⌒ﾝ



┌───────────────────────┐
│しばらく従軍していた彼等はそれぞれ時期は違えど　　   │
│最終的には漢城に入り　そして帰国　　　　　　　　　　　   │
└───────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ヘ、　　　',　　　　　　/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }⌒ 辷...____ﾉ　　　　　[
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 {
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　_r‐'′　　　　　　 　 　 　 ┌┘
　　　　　　　　　　　　 　 　_,r‐'"　　　　　　　　　　　　　 _,/
　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　 　 　 　 　 ＿＿----}　　　　　　　　　　　　__／¨¨
　　　　　　￣　 　 　 　 ｀y¨弌,　　　　　　 　 _}
　　　　　　　　　　　　　　　　　} 　 　 　 　 　 {
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 ￣＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 辷‐　　　　　　　　　　 ¨:,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　 　 ﾞ:,
　　　　　　　　 　 　 　 　￣ﾌ__ 辷_____　 　 　 　 　 　 ﾞ 、
　　　　　　　　　　　　　　　 └'　　￣0) 　 ◎漢城　 　 ﾞ .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ^V 　 　 　 　 　 　 ﾞ:.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　_r-㍉　　　　　　　　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[__　　　 　 　 　 　 　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　[{}　　　△鶏龍山　 　 {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　　　　　　　　 {__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　○全州　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾗ【全羅道】　　 　 　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 c〈　　　○淳昌__＿○/
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_0 ｿ　　 __,ﾍ ( 0}‐‰　釜山
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 とﾉ} ,し'⊆}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　¨
　
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , -‐┐
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └‐…'

┌────────────────────────────┐
│天佑侠徒の内、吉倉汪聖だけは全と再開する為に全羅道へと向かう　  │
└────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ヘ、　　　',　　　　　　/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }⌒ 辷...____ﾉ　　　　　[
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 {
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　_r‐'′　　　　　　 　 　 　 ┌┘
　　　　　　　　　　　　 　 　_,r‐'"　　　　　　　　　　　　　 _,/
　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　 　 　 　 　 ＿＿----}　　　　　　　　　　　　__／¨¨
　　　　　　￣　 　 　 　 ｀y¨弌,　　　　　　 　 _}
　　　　　　　　　　　　　　　　　} 　 　 　 　 　 {
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 ￣＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 辷‐　　　　　　　　　　 ¨:,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　 　 ﾞ:,
　　　　　　　　 　 　 　 　￣ﾌ__ 辷_____　 　 　 　 　 　 ﾞ 、
　　　　　　　　　　　　　　　 └'　　￣0) 　 ◎漢城　 　 ﾞ .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ^V 　 　 　 　 　 　 ﾞ:.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　_r-㍉　ｒ＝ァ　　　　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[__　　　_!(`_}_　　　 　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　[{}　　〈_つ|-|っ吉倉汪聖
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　jーく￣｀7　　　　 {__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }　く_／´￣´ 　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾗ【全羅道】　　 　 　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 c〈　　　○淳昌__＿○/
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_0 ｿ　　 __,ﾍ ( 0}‐‰　釜山
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 とﾉ} ,し'⊆}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　¨
　
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , -‐┐
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └‐…'


┌──────────────────────────┐
│が彼と会えないまま日本軍に逮捕され釜山の領事館に拘束　 │
└──────────────────────────┘
　　＼
:::::　　＼
＼:::::　　＼
　＼:::::　＿ヽ ＿_ 　 ＿　
　　ヽ／,　 ／＿ ヽ/、　ヽ＿
　　 // ／<　 ＿＿） l -,|__) >
　　 || ｜ <　 ＿＿）_ゝJ_)＿>
＼　||.｜　<　 ＿__）_(＿)_　>
　 ＼|　|　 <_＿__ノ_(＿)＿ )
　　　ヾヽニニ/ー--'/
　　　 |_|＿t＿|_♀__|
　　　 　　９　 　∂
　　　　 　 ６　　∂
　　　　　 　(9_∂

　　　　　　　　　 　 　 　 　 .　　´￣￣￣｀　　　 .
　　　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀丶、
　　　 　 　 　 　 　 __／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.　　　　　　　　　 /:/:二ニ==一:::::::::::;:/::/ : /:i:::::: i::::::::::::::ﾍ.
　　　　　　　　　/:λ:::::::ｰ==ﾆ二 :／/::/ : /:/|ｉ::::::|::::: V:∧ﾊ
　　　　　　　　　|::||:ﾍ: ::::::::::::::::: 〃 /::/ :::::|::|::||: :/!:::::: i::::::|:||
　　　　　　　　　|::|:!:::ﾍ:::::::::::::::::/　 l::｣|;_:::::|::|::||:::| |:::: λ::::|:||
　　　　　　　　　|::|ﾊ:::::ﾍ:; --､/　　>‐―＞､|::||:::| |::_,.斗::::|:|!
　　　　　　　　　|::|: ﾍ:::::ﾞ| .ﾍ. ﾍ. 　l.　／::／ }　　,ｨテｧ⊥:::ｌ:l'
　　　　　　　　　|::|:::::|＼ﾍ V)　|／`く::／　ノ　 　 じ/
　　　　　　　　　|::|:::::|.　 ＼:７´|　 　 ｀￣　　 　 　 ,'
　　　　　　　　　|::|:::::|　／/ｿ 　 　 　 　 　 　 　 ' /
　　　　　　　　　|::|:::::|　┌─＜_＞ .　　　( ア .
　　　　　　　　　|::|:::::|　/　　　　 ＼ /＞ .__／　　　　　　　領事館の山座円次郎が手をまわし証拠不十分として
　　　　　　　　　|::|:::::|‐'￣ ＞　.　　＼　　　　　　　　　　　 宣告猶予処分のまま吉倉は釈放
.　 　 　 　 　 ／|::|:::::|　　　　　　　＞‐≧:､
　　　　 　 　 |:　|::|:::::|　　 　 　 　 　 ／￣`ヽ、　　　　　　　共犯者の天佑侠一行も官憲から追われることはこれで無くなり
　　　　 　 　 |i　|::|:::::|　　　　 i:. 　／　　　　　ﾄ､　　　　　　 事件はうやむやのまま明治28年1月末集結
.　　　　　　 /!ﾍ.|::|:::/ 　 　 　:|:: /　 /　　　　 |｜
.　　　　　／|:.:.:.:|::l:/　　 　 　 |i/　 /　　　 　 :./＼
. 　 　 ／ . : : : :.|:/:.:. : : . . . :.:∧.::/　　　　　 /　　 ＼
　　／ . : : : : : : |'V: : : : : : :.:/:.: V　 　　　　/ 　 　 　 ヽ
.／　. : : : : : : : : :.:∨: : : : :.:.∨:/　　 　 　 /　　　　　　 ｝
{　＼＿＿ _,.ィ´￣ ∨: : : : : :.V　　 　 : . /:..　. : : : : : :./
∨　.: : : :／: :| 　 　 ∨: : : : :/　 　 　 : : |::　ヽ、: : :.／
. ∨　: : : : : :∧　　　 ∨:.:.:.:/ 　 　 二二ﾆ!　　 ｀r ´
　 ∨ : : : : : : ∧　　　 ∨:.∧: : : 　 　 　 ∧: 　 ｜





　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j　　　　天佑侠の渡鮮はこうして終った
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´




　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　　　 ふーむ　なかなか波乱に富んだ旅だお
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼ 　　　　　　　それにしても自発的に紛争地帯に入って
／ 　　 （●） 　（●） ＼　　　　 　　反乱に参加しようだなんて 当時の浪人の
|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　　　　　 行動力は凄いお
/　　　　 ∩ノ ⊃　　／/　∩ノ ⊃
(　 ＼　／ ＿ノ　 　 ＼／ ＿ノ
.＼　“　　／　　.　＼　“　　／
　　＼ ／　　　　　　/＼／
　　　 ＼　　　　　　　＼




　　　　　　　　　 　 　 　 　 .　　´￣￣￣｀　　　 .
　　　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀丶、
　　　 　 　 　 　 　 __／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.　　　　　　　　　 /:/:二ニ==一:::::::::::;:/::/ : /:i:::::: i::::::::::::::ﾍ.
　　　　　　　　　/:λ:::::::ｰ==ﾆ二 :／/::/ : /:/|ｉ::::::|::::: V:∧ﾊ
　　　　　　　　　|::||:ﾍ: ::::::::::::::::: 〃 /::/ :::::|::|::||: :/!:::::: i::::::|:||
　　　　　　　　　|::|:!:::ﾍ:::::::::::::::::/　 l::｣|;_:::::|::|::||:::| |:::: λ::::|:||
　　　　　　　　　|::|ﾊ:::::ﾍ:; --､/　　>‐―＞､|::||:::| |::_,.斗::::|:|!
　　　　　　　　　|::|: ﾍ:::::ﾞ| .ﾍ. ﾍ. 　l.　／::／ }　　,ｨテｧ⊥:::ｌ:l'
　　　　　　　　　|::|:::::|＼ﾍ V)　|／`く::／　ノ　 　 じ/
　　　　　　　　　|::|:::::|.　 ＼:７´|　 　 ｀￣　　 　 　 ,'
　　　　　　　　　|::|:::::|　／/ｿ 　 　 　 　 　 　 　 ' /
　　　　　　　　　|::|:::::|　┌─＜_＞ .　　　´￣ .　　　　　　 若さ、というのはあったのだろうな
　　　　　　　　　|::|:::::|　/　　　　 ＼ /＞ .__／　　　　　　　彼等の大体が当時20代前半～30代の青年だったわけだし

　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j　　　　　さてやる夫　ここまで「浪人」と一括りにしてきたわけだが
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼　　　　　　　　そもそも彼等はどういった人達なのだろうか？
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´



　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　　玄洋社に集った国粋主義者とかじゃないのかお？
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j　　　 国粋主義者という点では共通するかもしれない
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´



　　　　　　　 　 　 　 　 .　-――-　.
　　　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　.:::::;ｨ::::;:::;::::::::::::::::::ﾍ: : ﾍ
.　　　　 　 　 　 /:::://::/ /|:::::|:||:::::|Ｖﾊ:::::ﾊ
　　　　　　　 　 | ::/ |: :| :|::|:::::|:||:::::|::l: :|Ｖ:::l
　　　　　　　 　 | :{　∟L｣::|:::::|:||,.斗:ﾋナ|:: |
　　　　　　　　　ＶY／:::／Y´ 　 ィﾁ〒ｱ｝:/
　　　　 　 　 　 {ﾍ|!:::／　ノ　 　 弋ソ ' 小
　　　　　　　　　ゝ|:.｀￣　 　 ,　　　　　/.|/
.　　　　　 　 　 　 | ﾍ. 　 　 _　__　 　 /ｰ|　　　　 が彼等はある者は軍人、ある者は記者
　　　　　　　　　　 　 ｀　.　 　 　 　.ィ::|　　　　　　ある者は僧侶、又ある者は小学校教員と
　　　　　　　　 　 　 　 　 ｌ＞-＜l:::::l:::|　　　　　　それぞれ違った社会的な背景を持っていた
　　　　　　　 　 　 　 __/´￣|:./￣};;;L:|
　 　 　 　 　 , ＜三＞ ｀ヽ　|.′ノ 　 ＜三＞､
.　　　 　 　 / |　,　 　 　 　 ｢o　　 　 　 　 　 ∧
　　　　　　/　Ⅳ　　　　　　|　　　　　　 　 :/´ :|
　 　 　 　 |　　∨　　　　　 l!　　 　 　 　 ∨ 　 |

　 　 　 　 　 　 　 . 　----　 .
　　　　　　　 　 ´:::::::::::::::::::::::::::::`丶、
　　　　　 ／ : :::::::::::::::::ｉ:ｉＶ::ﾍ::､::::::::::＼
.　 　 　 /:::: / : :ｉ::::::::::::|:|::∨:ﾊ:ﾍ::二ニﾍ
　　　　/:::: //:::::|::::::::::::|:|::::| ::::|:::∨ｰ=ﾆﾊ
　　 　 |:::::::|:|:::::::|::::::::::::|:|::::| ::::|:::::|ヾ:≧=:|
　　 　 |:::::::|:|:::::::|:::::::;::::ｌ:ｌ.斗-┼‐' ゞ:::: : :|
　　 　 | :::＞―　.／　 '´,ｨﾁ乞了　｝::＿/
　 　 　 　 ∨ /　 ﾍ 　 　 V ツ 　 / ,ﾊ. ﾊ　　 　 　 出身地も福岡県以外に長崎、石川、千葉、
.　 　 　 　 {∨　　 ﾉ　　　　　　　 { ﾉノ/:::|　　　　　群馬、福島、宮城と多様な地域から参加者が集まっている
　　　　　 ∧ﾊｰ　　 '　　　 　 　 　 _,ノ::::::|　　　　　（福岡出身が最多ではあるが）
　　　　　 {.　人 　 　 V　 ）　 　 .ｲ | : ::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　'| 　 !::::::::::|
　 　 　 　 　 　 　 　 ＞‐＜.＿｣|　 | : ::::::|





　　　　　　　　　 　 　 　 　 .　　´￣￣￣｀　　　 .
　　　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀丶、
　　　 　 　 　 　 　 __／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.　　　　　　　　　 /:/:二ニ==一:::::::::::;:/::/ : /:i:::::: i::::::::::::::ﾍ.
　　　　　　　　　/:λ:::::::ｰ==ﾆ二 :／/::/ : /:/|ｉ::::::|::::: V:∧ﾊ
　　　　　　　　　|::||:ﾍ: ::::::::::::::::: 〃 /::/ :::::|::|::||: :/!:::::: i::::::|:||
　　　　　　　　　|::|:!:::ﾍ:::::::::::::::::/　 l::｣|;_:::::|::|::||:::| |:::: λ::::|:||
　　　　　　　　　|::|ﾊ:::::ﾍ:; --､/　　>‐―＞､|::||:::| |::_,.斗::::|:|!
　　　　　　　　　|::|: ﾍ:::::ﾞ| .ﾍ. ﾍ. 　l.　／::／ }　　,ｨテｧ⊥:::ｌ:l'
　　　　　　　　　|::|:::::|＼ﾍ V)　|／`く::／　ノ　 　 じ/
　　　　　　　　　|::|:::::|.　 ＼:７´|　 　 ｀￣　　 　 　 ,'
　　　　　　　　　|::|:::::|　／/ｿ 　 　 　 　 　 　 　 ' /　　　　 玄洋社はその成り立ちから地縁というものが
　　　　　　　　　|::|:::::|　┌─＜_＞ .　　　´￣ .　　　　　　　重要な要素となっているが、それとも対照的だ
　　　　　　　　　|::|:::::|　/　　　　 ＼ /＞ .__／

　　　　 　　＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　／- ､ ! ,. -＼　　　　　　　　　　　　　　　　　 ____／　　 　 　 ＼ ____
　　　 ／ヘ二_爪_二ヘ＼　　　　　　　　　　　　　　　/ﾆ/　 　 　 　 　 　 ＼ﾆﾊ
　　／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼　　　　　　　　　　　　　乂/ｒ三ﾐ､　　　 r三ミ､ Vノヽ
　　| 　　　 ／　| |　＼　　　 |　　　　　　　　　　　　　 / ゞﾆﾆｲ　　　 ゞﾆﾆﾉ V
　　＼ 　　　ィﾆニﾆｭ　 　／　　　　　　　　　　　　　 ｛　　 　　　口　　　　 __l_＿＿
　　,--ゝヘヽ、___ ーーノﾞ-､.　　　　　 　 　 　 　 ＿＿＼　　　　人　　　 　|┌──|
　/　　|　';　ゝ_____ ノ. |ヽ　　i　　　　　　　　〈¨二　- -－ ＼　　＿ 　　 ／ | |:::::::::::::|
　l　　 |. 　ヽ/ﾞ（__)＼/|　i. 　| 　 　 　 　 　 ！|ｭ　　 ..__｡ ／　　　　　　 人. | |:::::::::::::|
　|　 　|　 　ヽ. ハ..ノ　|　|　｜　　.　　　 　 ！lｭ　 °／/　　　　　　　　　.`トl､:::::::::::|
　　　　　内田良平　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大原義剛
┌─────────────────────┐
│天佑侠の中で明確に玄洋社社員といえるのは　　   │
│内田と大原の二名のみ　　　　　　　　　　　　　　　　  │
└─────────────────────┘




　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j　　　　 天佑侠は日清開戦の陰謀の為組織された
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼　　　　　　　　玄洋社系の団体であるとする説もあるが
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､　　 　　 それは正確ではないようだ
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´

　　　　　　　　　　.　-‐……‐- 　.
　　　　　　 ,. ::::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀丶.
.　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::: ｰ‐==ニ二ﾆ=‐::ﾍ
.　　　 /:/:/ :!:::|　,.．-――――‐- ．.,::::::〉､
　　　/:/:/i::::|::ｉ|´ :::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＞Y:::::::ｉ
　 　 |::||:|::|:: |::ｌ|＼::::::::::::::::::::::::::::;:;';（__,.ｲ::::::::|
　 　 |::||:|::|::::!斗 　ゞ;ｧ‐､ ::::::;:;:';';';';';';';';'| :::::::|
　 　 |::||:k／,ｨiヒ!´ / ﾊ　! ; ';';';';';';';';';';';'| :::::::|
　　 　 ￣｀ﾊ弋ﾉ　 |　Y ﾉ;';';';';';';';';';';';';';'| :::::::|
　　　 　 　 ﾉ　　　｜　∧; ';';';';';';';';';';／| :::::::|
　　　　　 く　　　　　　 　 ヽ､';';';';';／　｜: ::::|
　　　　　　 ＼- '　　　　 　 　 ｀Y｀ヽ　｜: ::::|
　　　　　　　　＼　 . へ.　 '"´￣￣|.　｜: ::::|　　　　　 さて、最後に天佑侠のその後を見てみようか
　　　　　　　　　 ｀　　|＿,　-――┴‐┤: ::::ﾄ､
.　　　　 　 　 　 . -=ﾆ＞　　　　　　　　| :::::::| ﾍ
　　　　　　　∠二ﾆ､　 　 　 　 　 　 　 | :::::::| |.|
　　　　　 　 |　　＼ ﾍ.　　　 　 　 　 　 | :::::/｜!
　　　　　 　 |　　　 ＼V　i/　　　　　　｜::/　:|::|
　　　　　 　 |　　　　　＼/: : .　　　　　 |:∧ :/!:ﾊ
　　 　 　 　 ∨ 　 　 　 /＼　　　 　 　 |′V / ∧
.　　　　　　 /∨　　　 ∧: 　ヽ　　　　　　 /:/:./ ∧
.　 　 　 　 ｛　:∨　　　 ∧ 　 |　　　　　　i　|::.　　∧
　　　 　 　 ‘､　∨　　　 ∧:　|　　　　　　l　|:::..　　 ﾍ.
　　　　　　 　 ＼∨　　 　 |: ｜　　 　 　 l /＼:::...　ﾉ:〉

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　……　… ────────────── …　……
　　　　　 …　　─　──　─── ──────────────── ───　──　　─…

・　　━　　━━　━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━　━━　　━　　・

┌──────────────────────────────┐
│帰国した後も元天佑侠メンバーは朝鮮半島への関わりを継続していく　 │
└──────────────────────────────┘
　　　　 　＿＿_
　 　 　 /::::::::::::::::｀ヽ
.　　 　 |:::i⌒丶:::::::ﾉ　　　　　　　　　　 ／⌒ヽ
.　　 　 {ノ ｢_｀ｉ　i´　　　　　　　　　　／ Θ　Θ＼
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　　　　　 (　 ""(_人_)")
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　　　　　　 ＼　 　じ .／
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　　　　　　　　/⌒ヽ_ ィ´
　　　| └‐r' 　iー┤　　　　　　　　（　r. 　 　|
　　　|ｰ―′_∧___|　　　　　　　　　 ヽノﾉー‐l
.　 　 ｢￣￣　　l　 |　　　　　　　　　　|＿_/_/
　　　 〕_＿＿_,ﾉ＿|　　　　　　　　　 └一'一
. 　 　 ￣￣￣　￣
　　　　大崎正吉　　　　　　　　　　 武田範之

　　　　　　　　　　 共に閔妃殺害事件に関与

┌─────────────────────────┐
│そして1901年内田良平が右翼団体黒竜会を結成すると　　  │
└─────────────────────────┘
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ┌‐───┐
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |i　黒竜会│
　　　　 　　＿＿＿_　　　　 ||ｰ───┘
　　　　　／- ､ ! ,. -＼　　　|| ＿
　　　 ／ヘ二_爪_二ヘ＼　〈〈〈　ヽ
　　／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼⊃　　}
　　| 　　　 ／　| |　＼　　　 |￣￣|
　　＼ 　　　ィﾆニﾆｭ　 　／ !　　 !
　　,--ゝヘヽ、___ ーーノﾞ-ﾍ|　　 l
　/　　|　';　ゝ_____ ノ. |ヽ　　!.　／
　l　　 |. 　ヽ/ﾞ（__)＼/|　i. 　／
　|　 　|　 　ヽ. ハ..ノ　|　|　｜
┌──────────────────┐
│元メンバーらが多数会員として参加する　   │
└──────────────────┘
　　　　 　＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿＿__
　 　 　 /::::::::::::::::::}　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /::::::::::::::::::::::〉
.　　 　 |:::i´￣｀ｰ┤　 　 　 　 　 ／⌒ヽ　　　　　　　　|:::i´￣｀ーr'
.　　 　 {ノr匚l-匚l　　　 　 　 ／ Θ　Θ＼　　.　　 　 {ノ ⌒ﾄ　ｲ
.　 　 /⌒ヽ　＿　l、　　　　　(　 ""(_人_)")　　　　　/⌒ヽ　＿　l、
　　　|　 　 l―┬:' l　　　　　　＼　 　じ .／　　　　　|　 　 l―┬:' l
　　　|　|￣ 〕 〔 ￣|　　　　 　 /⌒ヽ_ ィ´　　　　　　 |　|￣ 〕 〔 ￣|
　　　| └‐r' 　iー┤　　　　 （　r. 　 　|　　　　 　 　 | └‐r' 　iー┤
　　　|ｰ―′_∧___|　　　　　 ヽノﾉーソ　　　　 　 　 |ｰ―′_∧___|





┌──────────────────────┐
│1905年　伊藤博文が統監として韓国に赴任すると　   │
│内田は統監府嘱託として随行する　　　　　　　　　　　  │
└──────────────────────┘


　　 ,/￣￣∧￣￣￣￣∧￣＼
　　ﾊ'￣￣|「|￣￣￣￣|「|￣￣|
　　| |　田 |「|　 田 田　|「|［［［［|
　　| | 　 　|「| 　 　 　 　|「|［［［［|
　　| |　田 |「|　 田 田　|「|［［［［|
┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳
┃┃┃┌───────┐┃┃┃
┃┃┃｜ 《.統　 監 　府.》 ｜┃┃┃
┃┃┃└───────┘┃┃┃
┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻

　 　 　 　 　 　 　 . 　----　 .
　　　　　　　 　 ´:::::::::::::::::::::::::::::`丶、
　　　　　 ／ : :::::::::::::::::ｉ:ｉＶ::ﾍ::､::::::::::＼
.　 　 　 /:::: / : :ｉ::::::::::::|:|::∨:ﾊ:ﾍ::二ニﾍ
　　　　/:::: //:::::|::::::::::::|:|::::| ::::|:::∨ｰ=ﾆﾊ
　　 　 |:::::::|:|:::::::|::::::::::::|:|::::| ::::|:::::|ヾ:≧=:|
　　 　 |:::::::|:|:::::::|:::::::;::::ｌ:ｌ.斗-┼‐' ゞ:::: : :|
　　 　 | :::＞―　.／　 '´,ｨﾁ乞了　｝::＿/　　　 そして内田、武田らは親日派の韓国人結社
　 　 　 　 ∨ /　 ﾍ 　 　 V ツ 　 / ,ﾊ. ﾊ　　　 「一進会」と組んで日韓合邦運動を展開していく
.　 　 　 　 {∨　　 ﾉ　　　　　　　 { ﾉノ/:::|
　　　　　 ∧ﾊｰ　　 '　　　 　 　 　 _,ノ::::::|
　　　　　 {.　人 　 　 V　 ）　 　 .ｲ | : ::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　'| 　 !::::::::::|
　 　 　 　 　 　 　 　 ＞‐＜.＿｣|　 | : ::::::|




　　　　　　　　　　.　-‐……‐- 　.
　　　　　　 ,. ::::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀丶.
.　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::: ｰ‐==ニ二ﾆ=‐::ﾍ
.　　　 /:/:/ :!:::|　,.．-――――‐- ．.,::::::〉､
　　　/:/:/i::::|::ｉ|´ :::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＞Y:::::::ｉ
　 　 |::||:|::|:: |::ｌ|＼::::::::::::::::::::::::::::;:;';（__,.ｲ::::::::|
　 　 |::||:|::|::::!斗 　ゞ;ｧ‐､ ::::::;:;:';';';';';';';';'| :::::::|
　 　 |::||:k／,ｨiヒ!´ / ﾊ　! ; ';';';';';';';';';';';'| :::::::|
　　 　 ￣｀ﾊ弋ﾉ　 |　Y ﾉ;';';';';';';';';';';';';';'| :::::::|　　　　 日韓合邦運動の顧問的立場にあったのが
　　　 　 　 ﾉ　　　｜　∧; ';';';';';';';';';';／| :::::::|　　　　 このスレの主人公杉山茂丸その人だったわけだ
　　　　　 く　　　　　　 　 ヽ､';';';';';／　｜: ::::|
　　　　　　 ＼- '　　　　 　 　 ｀Y｀ヽ　｜: ::::|
　　　　　　　　＼　 . へ.　 '"´￣￣|.　｜: ::::|
　　　　　　　　　 ｀　　|＿,　-――┴‐┤: ::::ﾄ､
.　　　　 　 　 　 . -=ﾆ＞　　　　　　　　| :::::::| ﾍ
　　　　　　　∠二ﾆ､　 　 　 　 　 　 　 | :::::::| |.|
　　　　　 　 |　　＼ ﾍ.　　　 　 　 　 　 | :::::/｜!




　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　　　　おっ　そう繋がってくるのかお
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j　　　天佑侠が東学党に示した「檄文」にはこう記載されていたという
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　日や韓や固と同文同祖の国と称す、隣誼の情其存亡に対して黙過すべきにあらず
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『天佑侠』

　　 　 　 　 　 ,.． ''""""'''　 ．
.　　　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::｀':､
　 　 　 　 /: :/!::i ::::i:::::::::i::::::',::ヽ::ﾍ
.　　 　 　 |: :/ |::|:::::|!:::::::|!::::::|!:::}:::::}
　 　 　 〃i::/ 七卞l!:::::::l!ヒﾆi}:::|;;;;;|
　　　　 |:;へY´ /::/'Y´　 下丁! L:i
　　　　 |:|δﾍ,/::/_ノ　､　 凹i.´ | 〕
　　　　 | '-' }､￣ 　 　 　 　 　 /V
　　 　　|:::::| | ＼ 　 ,　 ､　　／　 !　　　　　これが後の日韓合邦運動に具体的にどう関係するかは
　　 　　|:::::| |　　＞;―,へ'´　　　j　　　　　 不明ではあるが、天佑侠の思想を示しているものの一つとして
　　　　 |:::::| _,,,....{´Ⅴ〈/´＼　　　　 　　　　 チェックしいておいてもいいかもな
　　　　 |:::厂 、　 「o´ {彡　|≧‐､
　　　　 ∨　y　　/　　 ル-'ﾍ.／ |
　 　 　 / i /　　/o 　 ∧　　 ∨ .|
　 　　/　 i{　　 {　 　 　 ∨ 　 ﾊ .|
　 　 〈　 ｀∧ 　 ', o　　　 ＼　 ' /
　　　 ∨ ´ヽ| 　 |　 　 　 　 厂´



　　　　　　　 　 　 　 　 .　　´￣￣￣｀　　　 .
　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀丶、
　 　 　 　 　 　 __／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.　　　　　　　 /:/:二ニ==一:::::::::::;:/::/ : /:i:::::: i::::::::::::::ﾍ.
　　　　　　　/:λ:::::::ｰ==ﾆ二 :／/::/ : /:/|ｉ::::::|::::: V:∧ﾊ
　　　　　　　|::||:ﾍ: ::::::::::::::::: 〃 /::/ :::::|::|::||: :/!:::::: i::::::|:||
　　　　　　　|::|:!:::ﾍ:::::::::::::::::/　 l::｣|;_:::::|::|::||:::| |:::: λ::::|:||
　　　　　　　|::|ﾊ:::::ﾍ:; --､/　　>‐―＞､|::||:::| |::_,.斗::::|:|!
　　　　　　　|::|: ﾍ:::::ﾞ| .ﾍ. ﾍ. 　l.　／::／ }　　,ｨテｧ⊥:::ｌ:l'
　　　　　　　|::|:::::|＼ﾍ V)　|／`く::／　ノ　 　 じ/
　　　　　　　|::|:::::|.　 ＼:７´|　 　 ｀￣　　 　 　 ,'
　　　　　　　|::|:::::|　／/ｿ 　 　 　 　 　 　 　 ' /　　　　彼ら一行の朝鮮体験は日韓合邦運動等
　　　　　　　|::|:::::|　┌─＜_＞ .　　　´￣ .　　　　　　 大アジア主義運動の原点の一つと言えるのだから
　　　　　　　|::|:::::|　/　　　　 ＼ /＞ .__／




　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　　 ／　　─　 　 ─＼
　　　　　　　　　　／ 　　 （●） 　（●） ＼
　　　　　　　　　　|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　　　　　　　　　なるほどー　ちょっと疲れたけど勉強になったお！
　　　　　　　　　　/　　　　 ∩ノ ⊃　　／/　∩ノ ⊃
　　　　　　　　　　(　 ＼　／ ＿ノ　 　 ＼／ ＿ノ
　　　　　　　　　　.＼　“　　／　　.　＼　“　　／
　　　　　　　　　　　　＼ ／　　　　　　/＼／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●

┌───────────────────────┐
│ 朝鮮に派遣された日本軍は7月23日朝鮮王宮を占拠　│
└───────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　}〉┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰〈{
　　　 　 　 　 ﾍへへハ┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃ハへへﾍ
　　　　　　　＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠
　 　 　 　 　 五ヾヾヾ ⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥ ｼｼｼ五
　 　 　 　 　 ＼三三ヾ.「￣￣「￣￣￣￣「￣￣￣￣「￣￣|フ三三 ／
　 　 ({　　　　　＼三三lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|三三／　　　　　})
　 ／巫巫巫巫巫巫巫|===========================.|巫巫巫巫巫巫巫＼
／／／／／／／／／|　　　 　 ┏─━─━─┓ 　 　 　 |＼＼＼＼＼＼＼＼＼
＠＠＠＠＠＠＠＠＠|　　 　 　 |　京　福　宮 ｜　　　 　 |＠＠＠＠＠＠＠＠＠
　ヾ!⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥ |　　　 　 ┗─━─━─┛ 　 　 　 | ⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥jｼﾞ
　　|.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |　　 　 　 　 ,. -──- 、 　 　 　 　 | ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.|
　　|　　　 　 　 　 　 　 |　　　 　 　 ｉ　　　　　　 ｉ　　　 　 　 |　　　 　 　 　 　 　 |
　　|　　 　,. -- 、 　 　 |　　　 　 　 |　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 ,. -- 、　　　 |
　　|.　 　 ｉ 　 　 ｉ 　　　|　　　 　 　 |　　　　　　 |　　　 　 　 |　　　ｉ　　　 i. 　 　 |
　≧ii≦　|　　　｜　,≧ii≦ 　 　 　 |　　　　　　 | 　 　 　 ≧ii≦　 |　　　｜ 　 ≧ii≦
　⌒il⌒　|　　　｜　'⌒il⌒ 　 　 　 |　　　　　　 | 　 　 　 ⌒il⌒　 |　　　｜ 　 ⌒il⌒
　　iコ─┘　　 └─‐.iコ‐───┘　　 　 　 └───‐.ｉコ.─┘　　 └──ｉコ

　　　 　＿＿　　　　　　 ＿＿　　　　 　 　 ＿＿　　　　　　 ＿＿
　 　　 /＿＿|__　 　 　 /＿＿|__　　　　　 /＿＿|__　　　　 /＿＿|__
　 　 /_了 ﾟДﾟ）　　　 /_了 ﾟДﾟ）　　　　 /_了 ﾟДﾟ） 　 　 /_了 ﾟДﾟ） 占拠だゴラァ！
　 　 　(|　＼|〆　　　　 (|　＼|〆　　　　　 (|　＼|〆　　 　 (|　＼|〆
　 　 ～| ￣ |　　　　　～| ￣ |　　　　　　～| ￣ |　　 　　～| ￣ |
　 　 　 ∪ ∪　　　　 　 ∪ ∪　 　 　 　 　 ∪ ∪　　. 　 　 ∪ ∪






┌────────────┐
│親清国の閔氏一派を追放　  │
└────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧閔∧
　　　 　＿＿　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 <ヽ｀Д´ >
　 　　 /＿＿|__　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　 〉　 　,つ　に、逃げるﾆﾀﾞ！
　 　 /_了 ﾟДﾟ） 　出ていけやゴラァ！　　　　∴‥⊂ 、　　ノ
　 　 　 |つ≠∩ヨ===┯　　　　　　　　　　　　　　　　　　 し'
　 　 ～| ￣ |　　
　 　 　 ∪ ∪

┌──────────────────────────┐
│そして開化派の金弘集が中心となった親日的な政権が誕生　 │
└──────────────────────────┘

　　　　　　 ⊂|==l=|
　　　　　　　< ｀∀´>　 _　　　　　　今度こそ祖国の近代化を成し遂げてみせるﾆﾀﾞ！
　　　　　　γ::`､y/:ヽ. E_)　Σ ｸﾞｯ
　　　　　　/::|=====|;;;ノ
　 　 　 　 ⌒i;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　 　 　 し'⌒＾J
　　　　　　　金弘集


┌──────────────┐
│　これが日清戦争の発端となる　 │
└──────────────┘

┌────────────────────┐
│この王宮占拠に憤慨したのが東学党だった　　 │
└────────────────────┘
　　　　　　　　＼: : : ＼: : : : : : : : : ＼: : : : : : : : ::::ﾄ､: : : :/: : : :/: : : : : |　/|
　　　　　　　　｀ヾ:::... : : ＼: : : ｢｀丶.;.:.＼: : : : : ::::::l::l: : :./ : : :./: : : : : : ﾚ':./
　　　　　　　　＼∨:::::::::......＼小　　　￣｀ヾ: : ::::::::j::l_;.＞ ´/'": : : : ／ ::::/
　　　　　　　　　 ヾ::::::::::::::::::::::::｢ 　　　　　　 ｀ゞ'"/:/　　　/: : : : ／ : ::／
　　　　　　　 　 　 ∨:::::::::::::::／ 　　　　 ';　　　　/:,′　　〈:'´￣: ::::::::/ィｱ´
　　　　　　　　　　　∨､:::::／ ＼　　　　　';　 　 // 　　　.:.:｀ヾ::::::::::::::／
　　　　　　　　　　　 /　Y　　 ＿うｭ､　　　　　 //　　　 .:.:.:ノ:.∨::::／
　　　　　　　　 　 　 |　:.:ｉ　　 ヽ弋ﾃヾ==' 》 　//､__,,..斗匕.:.:.:.:'ハ′
　　　　　　　　 　 　 '. ヽ{　　 ．　￣　''ヾ:.:> ノ'ﾞハ:.:.代テ¨フ:./´!/
　　　　　　　 　 　 　 ∧ : 　　　　 ,.ィ⌒ｰ‐'　 /　　　　　　:.:./.:.:./
　　 　 　 　 　 　 　 /::::ゝi､ 　 　 // 　 　 　 ,':.　　　　　 .:.:/:.／
　　　　　　 　 　 _,.ｲ:::::::::::|::.　　　リ　　　　　l:.:.:. 　　 　 .:.ｲイ　　　　　王宮を占拠だと！
　　 　 　 　 　 　 /／|:::::::|　 :.　　ゝ　　 ､:.:.:ﾉ:.:.:. 　 　 ／':::::|
　 、　　　　　　　l/　 lﾊ;;;;|　　::.､　　_,,. ---- ､　　 ／ /:::::::::,　　　　　日本は朝鮮を侵略する気か！
　　ヽ＞ ､　　 　 　 __ﾘ/:.:＼　 :.丶　　　---　　 ／　 ,:::::ﾊ:::｢＼
　　　 ＼: .＼＿＿/: .r{ : :.:.:.＼　:.:.＼　　　　 ／ 　　 j:::/ j;ﾉ
　　　　　＼: . : . : . : .:ゞ : . :.:.:.:.≧ｭ､:.: ￣￣.:.:　　,，≦ヽ


┌───────────────────┐
│10月、再び大規模な武装蜂起を決行する　　  │
└───────────────────┘
　　　／＼
　 ／ ==　＼
／∥ ＠ ∥ ＼　　　　　　　　突撃！
＼ 　 == 　　 ／＼　　∧∧　　　　　 　∧ ∧　　　　　∩∧∩　 　 ∧＿∧　/〉
.　 ＼東学／　　　＼< ｀Д´>　　　　　<　｀Д>　　　.<| |｀Д>　　 <　｀Д´>//
　 　 ＼／　　　　,,ノつ　　つ　　　　　 /　つつ　　　/'　　/　　　　（　 つ ,つ
　 　　　　　 　 ⊂,　　　ノ　　　　　　⊂..,,　/　　　⊂..,,　/　　　　　入 　V_
..,.,..,.,.,.,..,.,..,.,.,.,.,,.,.,.,.,"ヽフ.,.,.,.,.,.,.,.,,.,.,.,,.,.,.,,.,.,ヽフ.,.,.,.,.,.,.,.,ヽフ.,.,.,.,.,.,.,.<_ノ＼__）

┌───────────────────────┐
│これに対し日本軍・朝鮮政府軍は武力を以って鎮圧　   │
└───────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜@;:,.;'・　　',.;・　　　　　　　　　　　　'.,.;・∧＿∧,.;' w
　　 ＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',.;・､,;''~・,;'　　　　　　',.;・　,.;・　　　　,;'.;',.;'　・,.;'~ｱｲｺﾞ・・・
　　/＿o_|__　　　　　　　/|/i／　　　　　　　　　　　　　<>Q,;',.;ξ,.;'・　　∧＿∧,.;・.i'"!　　　　<｀Д´i|l>`,.;' ・@つ
　/_了 ﾟД´⊆0＿＿＿,,　　　　　　　　　　　　　　　と,.;'&O`.,;.,;　　と<｡ ｡i|と,ヽ,.;'~　　　 と,.;'!・※`,.;'~
　　(つニ∩,---'￣￣　へヽ　　　　　　　　　　　　　　/,;'・'ﾉ~`;,　　　　`;,?!'※ノ,.;'　　　　　 |,;';:.∧,.,.,.
　　(__ノ"(__) 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ノ~';_)　　゛;.,　　　(／(ノ`;:,.と@;,:;ξ⌒O<>,;O<>つ


ｳｪ～ﾊｯﾊｯﾊｯ♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜@;:,.;'・　　',.;・　　　　　　　　　　　　'.,.;・∧＿∧,.;' w
　　 ∧__,,∧　　　　ﾆﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ　　　　　　　　　　　',.;・､,;''~・,;'　　　　　　',.;・　,.;・　　　　,;'.;',.;'　・,.;'~ｱｲｺﾞ・・・
　　<丶｀∀´>　　　　　/|/i／　　　　　　　　　　　　　　<>Q,;',.;ξ,.;'・　　∧＿∧,.;・.i'"!　　　　<｀Д´i|l>`,.;' ・@つ
　　（ つ≠∩ヨ＝＝┷　　　―＝≡三≡＝　　　　　と,.;'&O`.,;.,;　　と<｡ ｡i|と,ヽ,.;'~　　　 と,.;'!・※`,.;'~
　　ノ　　⌒ヽ　　　　 ＼へヽ　　　　　　　　　　　　　　/,;'・'ﾉ~`;,　　　　`;,?!'※ノ,.;'　　　　　 |,;';:.∧,.,.,.
　（＿ノ⌒(＿）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (ノ~';_)　　゛;.,　　　(／(ノ`;:,.と@;,:;ξ⌒O<>,;O<>つ

┌──────────────────────────┐
│天佑侠と日本政府は朝鮮における清国の排除という点では　  │
│目的が一致していた　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└──────────────────────────┘

　　　　　　ぶべらっ　　　　　朝鮮から出て行けゴラｧ！
　　　　　　　 ∧∧　　　∧∧
　　　　　　 ／ 中＼ と(ﾟДﾟ,,) ＿＿
　　　　　　（；｀ハ(二_,,､_　ヽJ ──
　　　　　　（ ~__))__~` 　<_,/ 　￣￣
　　　　　　/∧_〃_|
　　　　　　（_＿）＿）


┌───────────────────────┐
│が日本政府が朝鮮側の協力者と見なしていたのは　　 │
│反閔氏の両班であり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└───────────────────────┘
　　　　　　 ⊂|==l=|　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　< ｀∀´> 　 　 　 　 　 　 /＿＿|__
　　　　　　γ::`､y/:ヽ.　　　　　　　　/_了ﾟДﾟ）
　　　　　　/::|=====|;）　　　　　　　　 (|〆/|)
　 　 　 　 ⌒i;;;;;;;;;;;;;;|　　　　　　　　 ／| ￣ |
　　　　 　 　 し'⌒＾J　　　　　 　 　 　 ∪ ∪



┌────────────────────┐
│彼等にとって東学党は鎮圧する対象であった　   │
└────────────────────┘

　　　　　 _,,,,,__　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　γ__o_⊥　治安を乱す賊徒は殲滅ﾓﾅ　　　　 ∧_,,∧∩
　　　= /」´∀｀)　　　　　　　　　　　　＿　_　　＿　⊂<｀Д´ii >|　　　　 ＿
　　　　/ つ≠∩ヨ===┯　　　 ‐―　‐　　―　＿　 -￣）_￣/　‐―
　　　/~'　/_,,つ　　　　　￣￣　　　　　　　　　　　　　 /　　/　　　 ￣
　　　(ﾐ　/'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東学党

┌───────────────────┐
│装備に優れる日朝軍に東学農民軍は敗退　   │
└───────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ィ!´￣｀`i''ー─- ､､､,,_
　　イ三二二ﾆﾆﾆゞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(　j〉　　　 」´￣￣｀`ー-､ヽ　　　　.,.:,..:.. 　　　.,.:,..:..
　　　　　　　　　　　　　　　... ,...　　　　　　　　　　　　　　　｀`ｰ─'"´ ￣￣￣￣
　　　　　　　　　,ィゞ　　　　　　　　　　.,.:,..:.. 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,.:,..:.. ... ,...
　　　　　　　　　　　　　ー＝==＝-　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー＝==＝-
　　... ,... 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,.:,..:.. 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　... ,... 　　　.,.:,..:..
　　　　　　　　　 ＿, 　-─‐- ､ー‐-､ー-､　　;: ;:;: :;:;: ; ;　　　　　　　　　　　,ィゞ
　　　　　　　　,ｲ､,r'⌒ヾ　　　　ヽ ヾ ｀`''ー- -､-‐''"´ヽ;;: :;:; ;:; :;:; 　;: 　.　　　　　　　　　　　.,.:,..:..
　　　　　　 ,r/　 (::;;:;:;;/ー-､　　j　 `,　　　＿ /ィ´　　;:; :;　;:; :　;:　　　　　　　　　　　　　　　,ィゞ
　　　　　　 ヽ 「i''ー'"´　　 ,r-‐'ー''''"´￣
　　　　 　 　 　 ・―‐――　＿



┌─────────────────┐
│全も捕らえられ、翌年四月処刑される　　│
└─────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　ヘ（ゞｰヘ）ミvヽ
　　　　　　　　　　　　　 /ヘj.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,ゞ
　　　　　　　　　　　　　ノ）.,.,.,.,.,.,.,,,j"ヽ、.,.,.,.,ｿ
　　　　　　　　　　　　 ）ﾍ.,.,.,,ﾍ''''´ .．ヽ、ｔ彡ゝ
　　　　　　　　　　　　 ,ノ,.,.,.,.,ヾi　　　ゝ .ｲ .ﾉ__　もはや語るに及ばす……
　　　　　　　　,-─-、＿ｿﾉ;:;:;::ﾄ　　ヽ、 」 ..ノ｀
　　　　.＿∠´_　/　￣＼;:;:;:;:;:;:;:＼__/¨

┌───────────────┐
│東学党教徒は追われる身となり　　   │
└───────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧_,,∧
　　　　　　　 ∧_,,∧　　　　　||Д"　>
　　 　 　 　 <ﾒД｀　>　　　　８二 　）
　　　　　　　 ∪∪　ヽ　　　　||　|　ヽ
　　　 　 　 　 （＿） Ｊ　 　 　 ||＿） Ｊ
┌──────────────────────────┐
│逃亡を続けながら組織の再編と布教に苦心する事となった　　  │
└──────────────────────────┘

┌─────────────────────┐
│その中の一人に李という東学党の幹部がいた　　 │
└─────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾄ.、
　 　 　 　 　 　 ､　＿　 ､ｰ- ､ ､:ヽ
　　　 　 　 　 　 ≧::::::｀::::`:::::::｀::::::::`:..､
　　　　 　 　 　 ,.イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:.､
.　　　　 　 , ィﾁ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　 　 　 ‐＝彡:::::::::::::::::::::::::::::::::_:::::::::::::::::::::::::::',
　　　　　　　〉::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ ',::::::::::::::::::::::::::}　　　　　 逃亡生活のなかで伴っていた
　　　　　　 ﾉ:::;ｲ:::;ｨ:::ry:::::::::::;' ､ﾉ::::::::::::::::::::::::;'　　　　　　母も妻も失ってしまった……
.　　 　 　 ´ヽ/ l://:/ .l::,､:::;ｲｌ　ヽ:::::::::::::::::::::/
　 　 　 　 　 　 l'〈:〈. 〈 ｔﾉ｀　　　 .';:::::::::::::::::;'　　　　　　　そして我が師　崔時亨東学教祖も処刑されてしまった
　　　　　　　　 　 l' ',　〉　　 　 　 ,ィﾁ三二ニ=‐-､
　　 　 　 　 　 　 　 |　｀ ､‐_'_,.イ/////////////l　　　　　もう東学党はこれでお終いなのか……
　　　　　　　　 　_, ィﾁ////////////////////∧
　　　　　　　　,.ｲ//////////////////////////≧ ､





　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿___,
　　　　　　　　　　　　　　　ノ)／:::::::∠..-..、_
　　　　　　　　　　　　 _,､r′::::::::::::::::::::::::::::::::＞
　　　　　　　　　 　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
　　　　　　　　　　 ノノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
　　　　 　 　 　 　`7::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
　　　　　　　　　　 ﾚ:::::::::::／:／::;ｲ::::::/:::i::::::::::::i::!ﾍ
　　　　　　　　　　　!ヘ:::/／i／//:::;ｲ:::/|::;:::::::::ﾄゝ
　　　　　　　　　 　 に)|/了心／／/:/　|∧:|:::/
　　　　　　　　　　　 ﾄゝ `弋:シヾ /´ ,斤jﾌi/i/
　　　　 　 　 　 _,､／く｀､　'､　　　ノﾍヾ-'/　′　　　　いやまだこの身この志が残っている
　　　　　　　 ／ゝ:::::::::ヽ＼　￣ ´　ゝ＞′　　　　　　 決して屈するものか！
　　　 　 　／／:::::::`:､:::::＼＼´￣,.＜:::｀:..､
　 　 　 ／／:::::::::::::::::::`::､/スﾉ厂:::::::::::::::::::iヽ
　　　 /:::/::::::::ヾ;:::::::::::::::::::::|Υ|:0::::::::::::::::::/::::i
┌───────────────────────┐
│彼こそが日韓合邦運動を黒竜会と共に推進していく     │
│後の一進会会長李容九その人であった　　　　　　　　　 │
└───────────────────────┘

┌────┐
│つづく     │
└────┘