男は突然ノコギリで家の柱を切り出し
　　　　　　 　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　／　　　　　＼三三三三三三三
　　　　　　　 ／　　　　　　 　 ＼二二二二二二二
　　　　　　／ （○） 　（○）　 　　＼三三三三三三三
　　　　　　|　（ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）　 　　 |二二二二二二二
ギコ　　　　＼ ＼ェｪｪｪェ／　　　 ／三三三三三三三
　ギコ　　　　／　 　 　 　 ﾄ　 ＿　＼二二二二二二二
　　　　＜三三三三三三| |（＿＿＿）三三三三三三三
　　　　　　　 |＼ 　￣￣ ﾚ／　　二二二二二二二
　　　　　　　 |　　￣￣￣　　　三三三三三三三

　　 　　　＿＿＿_
　　　　／:::::::::　 u＼
　 　／ﾉ└ ＼,三_ノ＼　 　,∩__
　／:::::⌒（ ●）三（●）＼ fつuu　やめるお！！！
　|::::::::::::::::⌒（__人__）⌒　| | 　 |
　＼:::::::::　　 ｀ ⌒´ 　 ,／_ | 　 |
　　 ヽ　　　 　 　　 　 i　　　　丿
　 /(⌒)　　　　　 　　/￣￣´
　/　／　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そう言うと男が振り向いた

その顔は、見るも無残に潰されて顔中に釘が打ち付られており

　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　┳　 ＼
　　　　　　　　　　　　／　　┣━━　　　　┳ .　　　　　　　┃　　　＼
　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　 　 ┃　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　／　　　　＿.┳ ＿　　　　　　　　　　　　　／￣┳＼　　 ＼
　　　　　　　 ／　 　 　 /´ 　┃　　 ヽ　　 　 　　　　　　　/´ 　 ┃　ヽ　　　＼　　　　お前もこうなりたいのか？
　　　　　　／　　┣━　/　　┃　　　ヽ　 　━━┫　　/　 　{　・　}　||　 　　　＼ 　　お前もこうなりたいのか？
　　　　 ／　　　　　　 |　　　　　　　　|l　　　　　　　　　＼,,__　　　　__,,　　　　　　＼　してやろうか？してやろうか？
　　　／　　　　　　　　: {　・　}　　　　ﾘ　　　 ┃　　;;;;;;;;;;;;;;￣￣` ｲ 　　　　　　 　　 ＼
　　　|　　　　　　　┃　`ー―――‐';;;;;;;;;;;;　 ┻　　;;;;;;;;;;;;;;;;　　　 　　　　　 　　　 　 　|
　　　|　　　　　　　┃　 　　　　　 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　　┳　　　　　　 ━━┫　　　 　 |
　　　|　　　　　　　┻　　　　　　　　　　　　　　　　　　.┃　　　　　　　 　 　 　 　 　 　|
　　　|　　　　　　　　　　　　　　　il＿＿ __,,,..---iﾆl--,,=　ﾌ　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　＼　　　　　　　　　　　　　　＼＿|===!-''-'___'''--,' /　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　 ＼ 　 　 　 　 　　　　　　　　＼　　　　　　　　　/ ゝ　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　＼エエエエエエiﾌ (　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`,,--､ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そう言いながら近づいてくる
　　　　　　,r‐┐／)
　　　　　 / /／／／>
　　　　／ イ └'´／
　　　./　　.＼_.ンニﾆス_（＼(ヽ
　　 /　　._＿...二つヽ､_(._'弋 ＼＼　　　く、来るなーーーー！！！
　　（　　 /oﾟ(（ ●）) (＜）＼`┘ ヽ＼
　　 ヽ　 .ヽ、　.（__人┌─‐'　／　　 .ヽ、
　　　　＼　ヽ　　ﾉ　 （｀¨乙二..＿_／　ﾉ
　　　　.　|　　 　｀ ⌒´　　　　｀ー‐- ィ'

　　ガバッ ! !　 ＿＿＿＿__
　　　　　　　 ／:υ::─ﾆjjﾆ─ヾ
　　　　　　／:::li|.:（ ○)三 （ ○)＼　　うわぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！
　　　　　 （:::||!.:υ::::: （__人__）)::::　i|
　　　　〃　）:::::::::::. 　 |r┬-|　li::::/
　　　　　 /: : : : : : l＼`ー '/j: : ::ヽ|
　　　 ＼ヽ :ヽ: : : :　7ヽ　/>: : : :r:＼
　　　　　（￣ ⌒⌒⌒⌒￣⌒ ⌒ ⌒ヽ
　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　＼

　　 　 　 　 ＿＿__
　 　 　 　／　　 　 ＼
.　　 　／　　　　　　　＼
.　　／　／）　ノ ' 　ヽ､　＼　　嫌な夢見たお…
　　|　／ .ｲ '（ー）　（ー）　u|　　水でも飲むか…
.　　 /,'才.ﾐ).　（__人__）　 ／
.　　 |　≧ｼ'　　｀ ⌒´ 　 ＼
　／＼　ヽ 　　　　　　　　　ヽ

そう思いながら立ち上がると
　　　　　　　＿＿＿
　　　　　 ／　　　　 ＼
　　　　／　　一'　　｀ｰ＼
　　 ／　　 （ ○） 　（○）＼
　　 i 　　　 　 （__人__）　　 i　え……？
　　　ヽ、　　　 |r┬-|　　／
　　　 　/　　　 `ー'´　 く
　　　 　i　　 丶　ヽ　　　ヽ　　　ｶﾞｼｬ
　　　 　ｒ 　 　 ヽ、__)　(_丿　　　　　 , -っ ﾟ
　　　 　ヽ、___　　　ヽ　ヽ　　ｒ. ― ┐ ｰ ｭ '
　　　　 と_＿＿_＿ノ＿ノ 　 |　茶. |　。,　つ o
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ` ー‐┘‐- ´。

そこには無残にもズタズタにされた柱が
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,　　､､　,
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ､､ ゛　 ＿＿　　' ,
　　　　　　　　 　 　 　 　 ,'　　 ／^ ≡^＼ 　丶
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ;　　／(@)≡(@ ) ＼　 ;
　　　　 　 　 　 　 　 　 ;　／::⌒（__人__）⌒:::＼ ;
　　　　　　　　　　　　,'　　|　u　　|ｒ┬-| 　　 u | _
　　　　 　 　 　 　 　 ; 　/´￣｀｀゛）- .‐　 　 ／　 '､,
　 　 　 　 　 　 　 　 ; 　| 　￣￣　　　　　　　￣）　 ､
　　　　　　　　　　 　 ;　| 　 　 　　　　　　 |￣￣ 　　 ;

その日のバイトで、俺は寺生まれで霊感の強いTさんにその夢を相談してみた

　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　／　　_ノ　,ヽ＼
　　　　　　|　　　（ ●）（●）
.　＼　 　　|　　　　 （__人__）　……
　　 .＼　　.|　　　　　｀ ⌒ﾉ
　　　.　＼　ヽ　　　　　 　}
　　　　　 .＼_,ゝ　　　 　ノ　 .　＿＿＿_
　　　　 　／, r､　　　　く　　／　　 　 　＼
　　　　 ./　〈　 ＼　　 　i ／ _ノ 　ヽ､_　　.＼
　　　 .　ヽ､ .ヽ 　 ＼ i.oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo　　＼
　　　　　 　.て_）　 　＼|　　 （__人__）'　　　 　　|　このままじゃ、やる夫も柱みたいにされちゃいます
　　　　　　　　　　　　　＼　　 ｀⌒´ 　 　　 　／　助けてください
　　　　　　　　　　　　　　 〉　　　　　　　　､ 〈
　　　　　　　　　　　　　_ノ　入　　　　/　 /　|
　　　　　　　　　　　　(⌒_ノ　 ＼　　/ ／ 　/
　　　　　　　　　　　　 ￣　　　 　＼(.__) _／｀)
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　＼ /―i'.|

しかし

　　　／￣￣＼
　 ／ _ノ　 ヽ､_ ＼
.　|　（ ●）（● ）　|
.　|　　（__人__） 　│　しょせん夢だろ？
　 | 　　｀⌒ ´　 　|
.　 | 　 　 　 　 　 |
.　 ヽ　　 　　　　/
　　 ヽ　 　　　 /
　　　>　 　　 <
　　　|　　 　　 |　　　　　　　　　　　と、冷たい対応
　 　 |　　　 　 |

　 ／￣￣＼
／　　 　　　 ＼
|　　　　　　　　|
|　　　　 　 　　|　じゃあな
|　　　 　 　　　|
|　　　　　　　　}
ヽ　　　　　　 ﾉ
　 ヽ　　　　ノ
／　　　　　　＼
|　　　　　　　　 |
| 　|.　　　　　 |　|
|　 |　　　　　　|　|
| 　| 　　　　　||　|
(_＿)　　 |　　 |__）
　 |　　　|　　|
　 |　　 | |　　|
　 |　　 | |　　|
（＿＿|（＿＿|

　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　 ／ノ 　 ヽ､_＼　　　　r ⌒j
　　　　　　／（ ○）}liil{（○）＼　　/ 　 /　　　　　　そ、そんな！！
　　　　 ／　　　 （__人__）　　 ＼/ 　 / 　　／　 ）
　　　　|　　　　　|i|||||||i|　 　 　/　　/　 ／　 ／
　　　　＼ 　 　　|ｪｪｪｪ| 　 　 /　 　'` ´ 　／
　　　　　　r´　　(⌒'ー―- イ′　　　　　´廴
　　　　　/　　　 ＞ 、　　　　　ヽ　　　 　 _　￣￣￣)
　　　　/　　 　　　　 -､　　　 　 } 　 　 　 　(　￣¨´
　　　/　　　 　 　　　　　ヽ._　　　　　　　__　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　｀　　　--‐'´　｀ﾞ' 、_.)

そこで仕方なく教会育ちのKさんの相談してみた
　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　 ／　 _ノ　　　ヽ、＼
　　　　／　 　（○）　　（Ｏ)　 ＼　カクカクシカジカ
　　　　| 　 　 　 ||　 （__人__）　 ..|
　　　　＼　 　　ﾉi　 　!　　|.　 ／
　　　　　/　 　 し' 　 ｀⌒´　.ﾉ
　　　　　|　　　　　　　.／ .／

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼ 　なるほど
|　 　　 　　 ___'___　 　　|
/　　　　 ∩ノ ⊃　　／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　"　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　 　 　 　　　＿＿＿_
　 　 　　　／　　　　　＼
　 　　　／　⌒　　　⌒　＼　　大丈夫です
　 　 ／ 　 （⌒） 　（⌒）　　＼　あなたには私と聖なる力が付いています
　 　|　　　　　　__´___　　　　　|
　　　＼ 　　 　 `ー'´ 　　　／
　　　 ノ　　　　　　　　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Kさんはそう言って帰っていった

そしてその日の夜また夢をみた


　　　　　　　 ／￣￣￣ ＼
　　　　　　／ 　 ―　　　―＼　ZZZ
　　＿_ ／ 　 （ ー）　　（ー） ＼
　　　（ |　　　 　 （__人__）　　　 |
　　＼ヽ＼＿＿　 ｀ー ´＿＿／ ＼
　　　 ＼（￣ ⌒⌒⌒⌒￣⌒ ⌒ ⌒ヽ
　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　＼


前回と同じようにのこぎりを持った男が
　　　　 　 　　　＿＿＿_
　　　　 　　　／　　 　 　＼
　　　　　　／　 　　　　　　 ＼
　　　　 ／ 　　(○）　（○）　　＼
　　　　 |　　 （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）　 　|
　　　　 ＼　　＼ェｪｪｪェ／　　／
　　　　　｜　　　　　　　　　　｜
　　　　　｜|　　　　　　　 /　｜
　　　　　｜|　　　　　　　ﾄ｜｜
　 　　＜三三三三三三| |(＿）
　　　　　　　ヽ　　｜／ ﾚ
　　　　　　　　>__ノ;:::......

　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　┳　 ＼
　　　　　　　　　　　　／　　┣━━　　　　┳ .　　　　　　　┃　　　＼
　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　 　 ┃　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　／　　　　＿.┳ ＿　　　　　　　　　　　　　／￣┳＼　　 ＼
　　　　　　　 ／　 　 　 /´ 　┃　　 ヽ　　 　 　　　　　　　/´ 　 ┃　ヽ　　　＼　　　　つづき、つづき、つづき！つづき！
　　　　　　／　　┣━　/　　┃　　　ヽ　 　━━┫　　/　 　{　・　}　||　 　　　＼ 　　つづき！つづき！つづき！つづき！
　　　　 ／　　　　　　 |　　　　　　　　|l　　　　　　　　　＼,,__　　　　__,,　　　　　　＼　つづき！つづき！つづき！つづき！
　　　／　　　　　　　　: {　・　}　　　　ﾘ　　　 ┃　　;;;;;;;;;;;;;;￣￣` ｲ 　　　　　　 　　 ＼
　　　|　　　　　　　┃　`ー―――‐';;;;;;;;;;;;　 ┻　　;;;;;;;;;;;;;;;;　　　 　　　　　 　　　 　 　|
　　　|　　　　　　　┃　 　　　　　 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　　┳　　　　　　 ━━┫　　　 　 |
　　　|　　　　　　　┻　　　　　　　　　　　　　　　　　　.┃　　　　　　　 　 　 　 　 　 　|
　　　|　　　　　　　　　　　　　　　il＿＿ __,,,..---iﾆl--,,=　ﾌ　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　＼　　　　　　　　　　　　　　＼＿|===!-''-'___'''--,' /　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　 ＼ 　 　 　 　 　　　　　　　　＼　　　　　　　　　/ ゝ　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　＼エエエエエエiﾌ (　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`,,--､ﾉ




　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　 ／　.u　　　＼
　　　　　　／(（○）) (（○）)＼　　うわぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！Kさん助けて！！！
/⌒)⌒)⌒. ::::　 （__人__）　l_j :::＼　　 　 /⌒)⌒)⌒)
|　/　/　/　　　　 |r┬-|　　　　　|　(⌒)/　/ / /／
|　:::::::::::(⌒)　U　.|　|　 |　　　 ／ 　 ゝ　　:::::::::::/
|　　　　　ノ　　 　|　|　 |　　 　＼　　/　　）　　/
ヽ　　　　/　　　 └ー.┘　　　　ヽ /　　　　／

しかしKさんは一向に現れない

　　　　　　　　　　　　　　／　／　／
　　　　　　　　　　　　 ／　／　／
　　　　　　　　　　　／　／　／
　　　　　　　　　 ／　／　／
　　　　　　　　／　／　／
　　　　　　／　／　／
　　,r'二ﾆﾆﾆヾヽ／
　（";;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;）
　| ;;;;;;;ィ,-､;;;;ﾉと)'
　i| <__＿ｲ_／
　i|;;;;;;;;;;;;;;;;(
　 |;;;;;;;;;;;;;;;;i　　　　　　　 ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　 .|;;;;;;;;;;;;;;;|,　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　　|;;;;;;;;;;;;;;;;l　　 　γ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ､
　　 |;;;;;;;;;;;;;;;l　　　l;;;;;;;;;;ｨﾁ⌒x;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;x⌒ミx;;;;;l　つづき、つづき、つづき！つづき！
　　 .|;;;;;;;;;;;;;;;|　　 |;;;;;;;;;;;w●w;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｗ●w;;;;;;;|　つづき、つづき、つづき！つづき！
　　　|;;;;;;;;;;;;;;;',　　 l;;;;;;;;;;;;;;;lゝ､___＿＿＿___ノl;;;;;;;;;;;;l　　つづき、つづき、つづき！つづき！
　　　|;;;;;;;;;;;;;;;;;',　 　!､;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;,!
　　　ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;i:　　 ＼;;;;;;;;;;;ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ;;;;;;;／
　　　　Y;;;;;;;;;;;;;;;;;i:.　　　〉;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈


　　　　　 　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　／　　 ∪ 　＼
　　　　 　　γ⌒)　ノ三三三ゞ(⌒ヽ　　も、もうおしまいだ
　　　　　　／ _ノ　（＞）三（＜） ＼ `､
　　　　　（　 <:::∪:::::（__人__）:::::∪| 　）
　　　　　 ＼　ヽ ::∪::::｀ ⌒´∪::／／


　　＼＼　バリーーーーーーーン！！！／／

その時Kさんが窓から飛び込んできたんだお

　　　　　　　　　, -─‐──‐-､
　 　 　 　 　 ／　 　 　 　 ﾟ　 　 ＼　あいたた…
　　　　 　 ／ ;　　゜　　　　　 °　 ＼
　　　　　 l　　U　　　 　 ;　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l⌒ '"⌒ ヽ、
　 　 　 　|;;;;;;;;;;;;;;;;;;　 　 u. 　 　;　　　|ｰ　　 　 　 ＼
.　　　　　 !　u.　_ノ′ヽ､__　　 ∪ 　 　 　 　 　 ,; 　　＼　,rｰ､
　　　 　 　 ゝ｡(（-‐）　 ;;;;;;;;;;;)::｡　i'′⌒￣￣`￣￣￣ヾ｀ヽ　ヽ
　 　 　 　（ 　ヽ'"　　'　　　"'__ ,ノ ヽ､_＿＿＿"_＿＿,､___ｿﾉ__ﾉ
　　´ ´ `ﾟ~゜´＾" ´~`ﾟ゜｀⌒ ´"´´ﾟ＾ﾟ＾ ~゜ﾟ`´＾ﾞ＾ ＾´'゜´＾ﾟ´ 'ﾟ＾´ﾞ ＾ ﾟ゜


　　　　　 　 ／￣￣￣＼
　　　　　 ／　ノ　　　　ヽ ＼
　　 　 ／ 　 （●） 　（●）　 ＼　やはり派手なアクションは私向けじゃありませんね
　　 　 |　　　 　　__´　_　　　 　|
　　 　 ＼　　 　 　 ￣　　　 ／
　⊂⌒ヽ 〉　　　 　　　　 　く　/⌒つ
　　 ＼　ヽ　 /　　 　 　　＼　ヽ　/

＿＿―＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿_____　　　――――
￣＿＿＿￣―＝＝ ＼/ヽ/ヽ/ヾヽゝ、　＝＝　￣ ＿＿
　＿＿＿―＝＝＝―＿＼＿＿＿＿_(((O)ｰ-､_　　――
￣￣―‐――　＿＿＿￣￣―――　 ´~"'-､　 ~'-､―　　￣￣＿
　――――　　　　＝＝　￣￣￣￣￣ 　――＼　　＼――_━￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿|＿　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　 ＼|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　 　,ｲ　　 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　　　 ∠ /　（○）|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　｀i　 ゝ∠　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　ヽ_ゞ　,i__／
　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　|　　 |
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 |　　 |
　　　　　　　　　 ／　　　　, -'"|　　　 | |　　 |
　　　　　　　　／ 　　, -'"　　　|　　　 | |　　 |
　　　　　　 ／ 　, -'"　　 ____＿|　　　 | |　　 |
　　　 ,.．''" , -'"　　　　　i　＿＿＿／__ソ_)))
　　　/　　 /　　　　　　　 |ﾉ
　　 　|　 i丿



　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／ノ 　 ヽ､_＼
　　　／（ ○）}liil{（○）＼　　Kさん！！あぶない！！！
　 ／　　　 （__人__）　　　＼
　 |　　　ヽ　|!!il|!|!l|　/　　　|
　 ＼　　　　|ｪｪｪｪ| 　 　 ／

　　　　　　　　　　　　__＿_
　　　　　　　　　　　　＼　＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＼　＼　　　ガッ!!!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　＼彡
　　　　　　　 　　＿＿＿_　　　　　　(っ彡｝＼／ >
　　　　　　 　 ／　　 　 　＼ 　 　 /　　　　><ヘく
　　　　　　 ／　ヽ、　 　_ノ　＼　/ 　 /　く／＼＼
　　　　　／ 　 （●） 　（●） 　 / 　 / 　　　　 　＼_>
..　 　 　 |　　　　　 __｀__ 　　　/　　ﾉ　　　　　　
　　　　　＼　　 　´　　 ｀　　ノ　　/
　　　　γ⌒　　　　　　　 　　 　 /
　　　　 i　　j　　　　　　 　　　_ノ
　　　　　ヽ､ l 　　　　　　　　　 !
　　　/つゝ､,!　　　　　　　　　　}
　　　｛〈〈〈,ゞｿ　　　　　　　　　 〈
　　　　 　／　　　　　　　　　 　 ＼
　　　　／　　　 　／´`＼　　　　　 ＼
　　 　 !　　　　く´　　　 　＼ 　　　 　ﾍ
　.　 　 ＼ 　　　＼ 　　　 　 ヽ　　　　 ﾍ
　　　　 (´____＿___ノ 　　 　　　 ヽ　　　　ヘ
　　　　 　 ｀￣ ￣ 　　　 　　　 　 ∨__＿___｀)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣´

　　　　　　　 ／￣￣￣＼
　　　　　　／　　　　　　　 ＼　神の御加護があらん事を…
　　　　　/　 ＼　　　／　　　ヽ
　　　　　|　 （＿） 　（＿）　　　|
　　　　　＼　　､__',_, 　　　__,／
　　　　　／　　　　　　　　　＼

Kさんは血まみれの手を隠すようにしてこちらを向いて微笑んだ
　　 　 　 　　　＿＿＿_
　　 　 　　　／　　　　　＼
　　 　　　／　　⌒　　　⌒＼
　　 　 ／ 　　（● ） 　（＜）　＼
　　 　 | 　　　　　　__´___　　　　|
　　　　＼ 　　 　 　`ー'´ 　　／
　　 　 　 〉　　　　　　 　 ⌒ヽ
.　　　　　|　　 　　　　　　 ､　 ＼＿
　　　　　 !　　　　　　　　　 ヽ 　 ＿⌒)

そこで目がさめた
　　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　　　　　 ／─　 　─　　 ＼
　　　　　　　／ （●）　（●） 　 　 ＼
　　　　　　　|　 　（__人__）　　　　　 |
　　　　　　　＼　　 ｀ ⌒´　　　　_／
　　　　　　　　/ l　　　　　　　 ヽ
.　　　　　　　/ /l　　　　　　 丶 .l
　　　　　　 / / l　　　　　　　 }　l
　　　　 ／ユ¨‐‐- ､_　　　　　l　!
　　_ ／　　　｀ ヽ__　 `-　　　{し|
　／　　　　　　　　　　｀ヽ　}／
　　　　　　　　　　　　／ ／/
　 ,,, ＿＿ __＿　_／ ／_/

そのことをTさんに話すと

　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　／　　　 　　 ＼ 　　　　　＿＿＿_
　　　　　　|:::::: 　 　　 　　｜　　　／　　 　 　＼
.　　　　　　|:::::::::::　　　　　｜　 ／　 ⌒　　⌒　 ＼
　　　　　　 |::::::::::::::　　　　｜／ 　 （●）　（●） 　 ＼　Kさんに助けられました
.　　　　　　 |::::::::::::::　　　　} |　　　　 （__人__）　　　　|
.　　　　　　 ヽ:::::::::::::: 　　 }　＼　　　 ｀ ⌒´　　　_／
　　　　　　　 ヽ::::::::::　　ノ　　　|　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　/:::::::::::: く　　　　|　|　　　　　　　　 | 　|
-―――――|:::::::::::::::: ＼-―┴┴―――――┴┴――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,　-‐
　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,　-‐　￣ ‐=ﾆ=-
　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣￣＼　　　　　　　　　　　_,　-‐　￣‐=ﾆ二ﾆ=-　_,　-‐　￣
　　　　　　　　　　　　 / 　　　　 　　 ヽ 　　　　　　　,～'_,　-‐　￣`ｰ-----― '
　　　　　　　　　　　　/　　　 　　　　　丶　　　　_,～'_ｯ'-
　　　　　　　　　　　　|　　　　　_ノ　 （ ●）　　.厂
　　　　　　　　　　　　i　　　　　（ ●）　　!　　.⊃　全身を吹き飛ばすとは…
　　　　　　　　　　　　 |　　 　　　　（__人_） /〉　　あいつまた強くなりやがったな…
　　　　　　　　　　 ／∧ 　　　 ,.<))／´二//⊃
　　　　　　　　　／ : |　ヽ　　/ ／　 '‐､二ﾆ⊃`
　　　　　, -‐'´: : : : :l　　 丶ｌ　　　　´ヽ〉: : : : ＼
　　　 ／: : : : : : : : :|　　／_/　　　 __人〉｜: : : : :|
　　 ｢ヾ: : : : : : : : : :l_／:_/ヽ. 　 /´　　 　 | : : : : :|
　　〈＼ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ｰ'〉　|＿|　｜: : : : :|
　　　!: : :ミヽ: : :／ `ｙ′.: ',ゝ､_/　　　　　l: : : : : :|
　　　! ⌒ヽ: : : :.ヾ／: :／/: : : :|　　　　　 l: : : : : :|　　　　　　　と呟いた

　　　　　 　 ／￣￣￣＼
　　　　　 ／　ノ　　　　ヽ ＼
　　 　 ／ 　 （●） 　（●）　 ＼　困っている人を見捨てるとは
　　 　 |　　　 　　__´　_　　　 　|　貴方も堕ちたものですね
　　 　 ＼　　 　 　 ￣　　　 ／
　⊂⌒ヽ 〉　　　 　　　　 　く　/＃つ
　　 ＼　ヽ　 /　　 　 　　＼　ヽ　/


　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　（ ●）（●）　俺だって悪霊払い三昧で忙しいんだよ
.　|　　　　 （__人__）. ｒｍ､
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉｒ川 ||
.　 |　　　　　　 　 },.!　 ノ'
.　 ヽ　　　　　 　 ｒ / .|
　　 ヽ　　　　　ノノ　ﾉ
　　　/　　 　 ／ .／
　　　|　　　 　 ／
　 　 |　　　　i´

　　　 　　　　　 ／￣￣＼
　　　　 　　　／　_ノ　 ヽ､.＼
　 　 　 　 　 | 　（●）（●）　.|
　　　　　　 　!　　（__人__）　 |　それよりお前、その手はどうした？
　 　 　 　 　 , っ　 ｀⌒´　　 |
　　　　　　 /　ミ）　　 　　　/
　　　　 　./　ノゝ　　　　　/
　　　　 　i　ﾚ'´　　　 　　ヽ
　　　 　　|　|／|　　　　 |　|

　 　　 　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／ ノ　　＼＼
　　　　　 ／　（●） 　(●）＼　これは…
　　　　／　u　　　___'__　 　　＼　料理中にちょっと手を滑らせてしまいまして…ね
　　　　|　　 　　　 `ー'´ 　　　 |
　　　　 ＼　/⌒)⌒)⌒)　　 ／/⌒)⌒)⌒)
　　　　ノ　　|　/　/　/　　　(⌒) /　/ / /
　　　/　　　 |　:::::::::::(⌒)　　ゝ ＃＃＃/
　　　|　　ｌ　 |　　　　　ノ　　/　　）　　/
　　　ヽ　 ヽ_ヽ　　　 /' 　　/　　　 ／
　　　　ヽ ＿＿　 ／　　 /　　 ／

寺生まれもスゴイけど、教会育ちもスゴイ、やる夫は新しい感動を覚えずにはいられなかったんだお
　　　　　　＿＿＿＿
　　　　／　　⌒　　＾＼
　　 ／　　（ ●） 　（●）
　／　　::::::⌒（＿人__）⌒ヽ
　|　　　　　　　|r┬-|　　　|
　＼ 　　 　 　　`ー'´　 ／
⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ
　　　　　　　　　　　　　○
　　　　　　　　　　　о
　　　　　　　　　　｡
　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　／　 　 　 ＼
　　　　 　／　　─ 　 ─ ＼　って、お話しだお
　　　　／ 　 　（●）　（●） ＼
　　 　.|　 　　　　（__人__）　　 |　 　 ＿＿
　 　　 ＼　　 　　｀ ⌒/￣￣⌒/⌒ 　　/
　　　　（⌒　 　　　　/ 　　　　/　 　 　/
　　　　i＼　　＼　,(つ　　 　 /　　　⊂)
　　　　| 　＼　　 y(つ＿＿./,＿＿⊆)
　　　　|　　　ヽ＿ノ　　　　|
　　　　|　　　　　　　　　 　|_
　　　 　ヽ、___　　　　￣ ヽ　ヽ
　　　　 と_＿＿_＿＿＿ノ＿ノ

　　 ） . .:.／.:.::::／　 　 　 　 　 　 　 ＼　＼.:.::| |::::::人
. 　（ . . .:.:.:::::::/ 　 　 　 /　　　　　　　　ヽ　入| |／ヽ　｀ヽ
　　 ＼.:.:.:.::::/　　　 /　′　 l　　　　　 | 　l ｢:::| |:::::::ﾉ　　 !
　 　 　 Y.:.:.′　　 ,′! l　　 |　　 　 　 |　 }ﾉ..:.| |:::::ﾉ　 　 |
.　　　　 ゝ┤　　　|　 |｜ l　|　　　 l　　　（. .:://.::∧　 　 |
　　　 　 　 l !|　　_|＿Lｊ､ l ｜　_／|_/ l |　）//.::/　ｌ　　　|　　K × T だわ
　　　 　 　 |八 l l l{＼|｀ヾﾄ､l､／￣l/｀刈Y北Ｌ.,′ |　　　|
　 　 　 　 ｜　ヽヽl ´==''　　　　 ==''＾ } |　ﾋｼ''′　|　　　|
.　　　　　　'　 l / ∧　　　　'　　 　 　 ｲ｜Y´　 　 ｜　　 |
　　　　 　｜　j l　|｜丶　　 ‐　 　 イ｀ヽl　l　 　 　 |　　　|
.　　　　　/|　 {｜ ! | ヽ　｀ ｒz=.､´　ﾉ　 /　lト､　　 ｜　　 |
　　　　 //ｊ／. :|　! |＼　l､{{ｒ勿}}〃　 //| jj:::::＼　 |　　　|
. 　 　 /.／. .:.::::| 　 { 　 　 ｀ﾞＴﾞ´　　 // l|从::::::::::ヽ.!　 　 |
　ｒ‐=ﾆ´.:::ヽー=≧ト:.ｒ‐⊂ニニﾆ⊃x/ /ｊ/:::}::::::::::::::ヽ.　　|
　 ＼::::::::::::::ゝ---/´ ミ}厂厂厂厂ｊｒ―‐ヘ/.:::j:::＼::::::＼_ｊ
　　　＼::::::::::::::::::/　 ア{ i/ i/ i/ i/jゞ､ヽ｀ヽ＼{:::::::::＼::::::::｀ヽ

　　　／　Ｖ´　＊_ｒー' ￣￣ ｉ :Ｔヽ、＊ ヽ　＼
　／　　::/　ノ: ￣／: : : : : : :ｉ: : :ｉ : : :ヽ、 .}　　＼
く　　　:::レ': : : :/ : : : : : : : ::/: : ::ｉ: : ヽ: ::＼}.　　　＼
　＼　::/: : : : /: : : : : : :/: /: : /: ｉ: : : :.ｉ: : : ヽ　　 ／
　　　Ｙ: : : : :`:く;; : : : :/://: //:/＾レ:'":|: : : : :レ'´
　　　|: : : : : :|＿_＞ｧ'-./／ /_ｪ‐ﾆＬ;_: |: : : :ｉ:|
　　　|: : : : ｉ レｲつ＾ﾄｖ"　／　イﾌﾞい/ﾞ| : : :ｉ:ｉ
　　 .∧: : : い　ﾋﾆソ　／　　　 ﾋ二ｿ ./: : :./:|　T × K ですぅ
　　 ,': :(Ｖ＼:＼　　　　　 ､　　　　　／: :／}: :|
　　,': : :}　ヽ. `ｒー　　　-ー-ｧ　　 "フ´　 ﾉ__::|
　 ,': : : :{ ＊　.}: ｀ｉ　､　　`''　　_. .イｉ ＊ /:::　　ヽ.
　,': : : : :{.　　 |: : ｉ: :ｉ _|　ー‐ .｢: ｉ:ｒ┴┐|:::::...　 　|
.,': : : : :.ｒ┤　 レー ' ヽ.　　　.ﾉ ｀＞く⌒ ﾏ:::ｲ__ク
: : : :.ｒ'´.ハ{　 .|　　　 ｪ=＞くｪ.く ＼　ヽ 　Ｖ ｢ ヽ|
: : :/　/: （ ﾊ ﾌ|=＝"ﾞ　/＾Ｔヽ|　ヽ `　　　ﾉ |　　|ｉ
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元ネタ

347 ：本当にあった怖い名無し：2009/12/31(木) 01:00:27 ID:N+H3sWYaO
俺は久々に嫌な夢を見た
ノコギリを持った男が俺の部屋に立っている・・・
俺は恐怖のあまり動くことが出来ず、ただその男を眺めている。
すると男は突然ノコギリで家の柱を切り出した！
思わず「やめろ！！」と叫ぶ俺
するとゆっくりこちらを振り返る男
その顔は、見るも無残に潰されて顔中に釘が打ち付けてある
「お前もこうなりたいのか？お前もこうなりたいのか？
してやろうか？してやろうか？」
ゆっくり俺に近づく男・・・俺は金縛りにあったように動けず、そして・・・
男のノコギリが俺の顔に・・・
そこで目が覚めた
嫌な夢だ、後味が悪い・・・俺は水を飲もうと立ち上がった
俺の目に飛び込んできたのは、無残にも傷つけられた家の柱！
俺は恐怖で腰を抜かしてしまった、あの男は現実に！！
そして次はホントに俺の顔が刻まれてしまうのではないかと
その日のバイトで、俺は寺生まれで霊感の強いTさんにその夢を相談してみた
しかし、Tさんは「しょせん夢だろ？」と冷たい対応
仕方がなく俺は教会育ちで神父のKさんに相談する事にした

348 ：本当にあった怖い名無し：2009/12/31(木) 01:02:50 ID:N+H3sWYaO
しかしKさんは俺に「大丈夫です、あなたには私と聖なる力が付いています」とだけ言って帰って行った

次の日、不安ながらも朝の早かった俺は床に付いた、そこでまた夢を見た
「つづき、つづき、つづき！つづき！つづき！つづき！」
またあの男だ！！俺は夢の中でKさんの事を信じて必死に恐怖に耐える事しか出来なかった
しかしKさんは一向に現れない・・・男はついに俺にノコギリを振りかざした。
もうおしまいだ！！
そう思った次の瞬間、Kさんが部屋の窓を派手に割って俺の目の前に現れた。
「あいたた…やはり派手なアクションは私向けじゃありませんね」
Kさんに気付いた男は、背を向けた彼の頭目掛けてノコギリを振り下ろした。
「Kさん！危ない！！」
俺がそう叫ぶと、なんとKさんは素手でノコギリを受け止めた。
「神の御加護があらん事を・・・」
Kさんがそう呟くと、男の動きが凍り付いたように静止した
「ア　ー　メ　ン」
Kさんが胸の前で十字を切りながらそう唱えると、男の体はまばゆい光に包まれて跡形も無く吹き飛んだ
Kさんは手に刺さったノコギリを抜いから、血まみれの手を隠すようにしてこちらを向いて微笑んだ。それから俺は夢から目覚めた

その話をTさんに話すと
「全身を吹き飛ばすとは・・・あいつまた強くなりやがったな・・・」Tさんはタバコに火を付けながらそう呟いた。
「困っている人を見捨てるとは、貴方も堕ちたものですね」
どこからともなく現れたKさんがTさんに言った。
「俺だって悪霊払い三昧で忙しいんだよ。それよりお前、その手はどうした？」
「これは・・・料理中にちょっと手を滑らせてしまいまして・・・ね」

寺生まれもスゴイけど、教会育ちもスゴイ、俺は新しい感動を覚えずにはいられなかった。


※後半の流れは元ネタがあったコピペブログのコメントから