[二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二]
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　　　　　　 ||　　　　　　　 　 　 　 　 ､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ||｜　 　 　 　 　 　 ｜
　　　　　　 ||　　　　　　　 　 　 　 　 ）　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 （　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ||｜　　　　 毎　　  ｜
　　　　　　 ||　　　　　　　 　 　 　 　 ）　　巻末　おまけコーナー！　　（　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ||｜　　 完　週　　  ｜
　　　　　　 ||　　　　　　　 　 　 　 　 ）　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 （　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ||｜　　 結　 １　　  ｜
　　　　　　 ||　　  ,. -―:::::::r::'i--￢　 ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Ｙ　　　 　 ／i　　　　　　　　　 ||｜　　 作　本　　  ｜
　　　　　　 ||　 r'゛::::;::::::::::::l:::::|::::::::::l.　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ト ､　　 l.　｜　　　　　 　 　 ||｜　　 読　は　　  ｜
　　　　　　 || /:::::::::/::::;:::j:;'|:::::ﾄ|:::::::iヽ　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼_｀ヽj ,∠.._　　　　　 日直||｜　　 み　　　　　｜
　　　　　　 || !::::::i:/::::/::';/ |::::ｌ!ヾ:ヾ::､ヽ　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,,.-'' '",ﾞﾞ＾`丶ﾐ!｀丶、　 柊高||｜　　 た　　　　　 ｜
　　　　　　 || |:::::/::::;'::/=‐ l::ﾘ,=､|:::l::::l､::l　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , '　 / / |:|､　　::| l 　 ヽ 妹良||｜　　 い　　　　　 ｜
　　　　　　 || l:::l::;{:::|;化リ　）{〔ﾘ/::!:::;ｌ∨　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /:/　.l./ｌ　l:! ﾞ､__ ::!i.　　 ﾊ　　　 ||└──────┘
　　　　　　[　 l::ﾘ''{::lＮ　ｰ '　`｀ｲﾚ!::/　 ニニニ二二二二二二二二　 /i l　/l7 |　 ﾞ{　ヽ｀:}!　　 .::.l ニニニ]
　　　 　 　 　 !::::|:::ﾄ:::ヽ､....゜＜　 '′　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /,:!:j　 i{' __ 　 i! z;,_ﾞ'l　　 .;/:j
　　　　　　　  l:::::|:::l::!;ヘ::::ヾ|::、　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ハ! l　,{ ｨ'''　　　"ﾞﾞ`i!　 .::/:.:.!
　 　 　 　 　 ,'::/i:::;:〃⌒ヾ::ﾞi:::::.、　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 l :V::i　　 '　　　　i　 .::/;.ｲl
　　　 　 　 ,/:/::l:::l,ｌ!. 　 　 Yﾐ!､::｝　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i.: :.;!ト,.,,_　`'′,,ｨ　; /:'　|!
　　 　 　 ,/:;:'::::l:::l:ｌi　　　　 ヾｰく､　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !: ハ;!　ﾞ､刀´ノ:!/､'"
　　　 　 /:'::::;:ｲ::;!:|l! ｀、　 　 ﾍ|　〉!　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヾ　 ,､‐'/´ｱ _,!'-‐ュ、
　 　 　 /'::／/::/::::::!　｀、　　　l ∧!　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,〈 i!./ /／-'",,-┬
　　 　 （:;ｲヾ':::::::::::r'|　 ｀､　　　ヾ:、　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　ﾞ、i /'".-''"　　｜
　 　 　 ヾ｀､|::::::::::::ﾚ|＿__j.　　 　 ﾞ:、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 Ｎﾚ'゛/　 　 　 |
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　　　 　 　 　 　 ヾ::,' l　 l　　!、 _, ,,ﾍ　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾋi'''''''iｿ У￣〉ﾐ:/ l
　　　　　 　 　 ､_,ﾘ,' .l　 l　　l　｢彡彡}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |.　 |｣/ 　 /￣＿｣

　　　　　 　 ／ / 　 ｜l　／::／　　　　　　 ＼ ＼
.　　　　　 ,ｲ 　 |　 　 | |/:::::/　　　,ｲ　 ∧　　l ヽ　＼
　　　　　/　　　|　 　 | |:::::/ ィ'"¨/ |　/　 V ､!　 ﾍ　 ヽ
　　　　 ,′　　｜　　 l | ／ ,/　/　.| /　　 ∨|ヽ　ﾊ　　ﾍ
　　　　 i 　　　｜　　 〈j::/ ,/　/ 　 l/　　 　 Vﾍ　 ｜ 　,∧
　　 　 ｜　｜　!　　　 ∨ /,＞=ﾐ. /　　 　,r=く }|　 ｌ｜ ト､',
　　 　 ｜　｜　ｌ　 　 　 V,勹::::ﾊ ' 　　 　 jr'ﾊ∨　 |｜｜　ヽ
　　　　 l｜八　 ',　:|　　 《{::ﾄ :::ﾉ|　　　 　 |{::ﾘ }　 /! ﾄ､:|
　　　　 | |∧ ヽ/∨ﾊ　　　V弋rﾘ　　　　　Vﾉ ∧/｜| ',l!　　　　　 今週も、『やらない夫は週刊誌記者のようです』に
　　　　 Ⅵ　V　{　V::ﾍ　 　 ', ¨´　 　 　 '　　'' |　　:|/　ﾘ
　　　 　 ヽ　 V 廴.∨:::ヽ、　ヽ　 　 (　ﾌ 　 ,.ィ|　　:|　　　 　 　 　 お付き合いいただきましてありがとうございました
　　　 　 　 　 ∨ ﾄ､.∨ト､＼　 ヽ 、 _ .．＜ |/八　,'
　　　　　 　 　 ∨|　＼{￣￣＼　＼/j/}/　｜　 }/
　 　 　 　 　 　 ヽ|　　 |＼:: :: :: ＞- ＼　　　　 /
　　　　　　　　　 　 　 ,':: :: ::.／／￣￣＼
　　　　 　 　 　 　 　 /:: :: ::/ / 　 　 　 　 ＼





　　　　　　　 　 　 ,　　　　　　　　　　　　λ/ヽ、
　　　 ｉ　 　 λ　ノ　　　　　　　　　　　　　　ﾍ::: ＼
　　　 |　　　ハ´　　 ／:::　　　 /ｉ､　 　 　 　 λ:::: ﾊ
　　 　| .／（__,,）　／:::: 　 __ノ/　| ﾊ　|　　 　 ｉ ﾊ::::: |
　　　 {/　　　 　 :::;/　　,ｨ　 /　 |　ｉ:∨　::　　 |　|::::: |
　　::::/　　　　 /::/::|／ /_,ノ_　 ﾉ ,':::::∨ ::. 　 ｊ　ｊ::::: ｊ　　 　 いよいよ取材のターン・・・・・・なのですが、
::::::::::{　/|　　　{/ｉ::: |　,ｨﾁ弍ﾐ､　 ,':::::::::}　::　/ ,/:∧/
::::::::::|/,-ヽ､　 〈::|::. | "´　　　　　{,ﾉ:::::/ノｊ,ノｊノ:/　　　 　 　 今回は位置づけ的には繋ぎの回でしたね・・・・・・
:::::::::::::ゝ､_　＼. ﾍ　|　　　　`‐-‐ 〉'´　　 　 ｊ::ノ
::::::::::::::::::ｉ::::人 ｀゛` |　 ゝﾌ　　 ／　　　　　 '"　　　　　　　　 取材から本の発売まで間が無かったこともあり、
::::::::::::::::ﾉ:::ﾉ￣＼　 ｀ヽ､　一'´::|
:::::::::::::/:::/￣~￣＞‐､　 ＼::(＾Y´ヽ、　　　　　　　　　　　　  本格的な取材活動は次回からさらに描かれていきます
::::::::::/::::/,ｨ'´￣｀ヽ､　＼　 ＼〈´,　 .〉

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,､　　 ,ｨ'ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿,／　｀Ｙ´　 　 ヽ、
　　　　　　　　　　　　 __,.-‐〝　　　　　　 ﾍ.　 . 　　＼
　　　　　　　 　 　 ,ィ´　　　　　　 　 ｉ　:　　 ﾊ　ヽ、 　 ＼
　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　 　 ,ﾉ /|　ｉ　:　| |　　 ﾍ　 :.　＼
　　　 　 　 　 /　/　 .::: 　 　 ,ｨ'/ ./　| :|　:: .| |､　　　l　::　　｀ヽ、
　　　　　　　/　/　 ::/　 　 /__/ /　　| :| :::: | | ＼ 　 |　ｉ::::.　　 ∧
　　　　　 　 | ./　::::/　　,ｨ'´ / /　 　 | |.::::: | | ｀ヽ　 ｊ　 |::::: ＼ 　ﾊ
　　　　　　　|/　::::/　　 ,/　ｊ ,/___,　　|.|::::　ｊ ｊ___　| ,/　　|:::::::　ヽヽ〉　　　　さて、今回のおまけはこのテーマ！
　　　　　　　ｊ　::::::|　 　 |:ｊ　|/ｨﾁｵ､　 |ｊ:::: / /ﾁ心ｊ/∨　 |:::､::　 ∨
　　　　　　　{∧::::|　 　 |:|,ｨ' ｆ::::tﾊ　　ｊ_,ノｊ,/ んｨ:ﾊ `ﾊ.　 ﾄ､:ﾍ 　 〉
　　　　　　　|'　 `{　 　 |:|`､弋ｨ::;ﾘ　　 }={　 弋ｨ::;ﾘ,λ:}　ｊ　∨　/
　　　　　 　 |　　:::ヽ､　:|:| ゝ、 ~"　　 ﾉ　,ヽ　 ｀~　 ﾉ:::ｊ,ノ　 /,ノ　　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　|　　ｉ::::::｀ヽ{;|　　｀ｰ-‐　'　､__,　｀ｰ-‐ ' ｊ::::::::|　 '"　　　　　　　┃　 日本の写真週刊誌の歴史　 ┃
　 　 　 　 　 |　 ﾉ::::::ｉ::::ｉ:`:|ヽ、　　 　 　 　 ,-､ 　 ,.ｲ:ｉ::::: |　　　　　　　　　  ┗━━━━━━━━━━━━━┛
　　　　　　　 | /:::::::λ::|::::|::::::｀＞ｧ‐-.ー　:|　,} '´:::|::|::::　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｼﾞｬﾝｯ！
　　　　 　 　 ｊ/ :::: /::ｉ::::|::::|-‐'" λ::::ｊ　　 ;|　{ ｀ヽ‐-|:::　 |
　　　　　　　/　:: /:::::| .::|::::|　　 　 ﾍ._＿__,{ ,ｨ'´｀ﾍ、:|:::　 }､
　　　 　 　 /　:: /:::/´| :::|::λ　 　 　 ＼　 l　　　ｒy'　|:::　 | }
　　　　　　ｊ　　 {:::ｊ｀ヽ|　 ヽ　｀ヽ　　　　ヽ{￣￣￣￣}:::　 ｊ: |





　　　　　　　　　 |ヽ　　　 ＿＿_
　　　　　　　　　 |　 ＼__/　　／
　　　　　　　　　 ゝ､＿ノ--←ー‐ｚ‐
　　　　　　　　／: :|彳 :i: :ﾊ､:-､ヽ:＼
　　　　　　 ／: :. :i|ﾚ' / |:ハ ＼ｌ､:ヽ :＼
　　　　　　ｆ: |: : : :|| :/_=|'　ヽ ｨぅ､: :|:.ｌ､ヽ
　　　　　　|: :|: : : :||ｨ'う:ヽ 　　 ﾄ:::ﾘJV ＼i
　　　　　　|:. :|: : : :||代::::ｊ　　　丶' {|: |　　　　 　 　 　 やらない夫さんたちが働く舞台となってる
.　　　　　　V ヽ: :. :ﾍ. ｀ ′　_ '　 ノ: :|
　　　　　　　Vﾄ､: :. :ヽ＿　　‐'.ｨｆ :ハ |　　　　 　 　 　 写真週刊誌の栄光と没落をざっくりさらっていくね
　　　　　　　　 ヽ､ｌ＼ヽｨ￣ｔヽﾚ∨　｀'
　　　　　　　　　　ヽ ハｌヽ＿.}　＼
　　　　　　　　　　 /、　　ヾ　|　//i
　　　　　　　　　　ｆミミ丶､　V/// }
　　　　　　　　　　{　　｀丶ミﾐ彡' ｙヽ
　　　　　　　　　 /　　　Y ／｀＾ ＼ノ

　　　　　　　　　　　_,.. -――― -　､　　 ＿_
　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　｀′　｜
　 　 　 　 　 , ': : . . .　　. .　　　 　 ,' /　　 　 |￣ ｀`i.
　　　　　　 /　　　. . :./: : : : .　　 /,ｲ ｜　　｜ 　 　 !
　　　　　　j　. : : : : :/: : . .　　　,/:/｜ !　 　 l　!　　l. |
　 　 　 　 l: : : : .l　/　　　　_,,.ム'-　| ,′　 ,j　 l　　 l.|
　 　 　 　 !: :. 　 |/　　　　´／／ 　 |,'　 　 /|　 !　　 ﾞi
　 　 　 　 !　　　,!　/　　／,ｨﾆミ`　 l'　　 / ｀iヽl　　　 l
　 　 　 　 l　 　 ! / 　 ,.',ｨ'ﾞ'´し! 　　l　　ムミ l　! 　 i　 l
　　 　 　 ｜|　 j/　 ／|个-'＾::|　　〈　,.ｲЧﾞ}!,!./　　| 　 !　　 元々、週刊誌自体は戦前から存在していました
　　　　　　{ !　 !　 /！.l ゞ二/　∠ｨく, |`ｿﾉ',!/　l　 l.i　 !
　　　　　　|,!　 !. ∧　ﾍ !＼_　　 ／　!.ヾ' /,!/ﾉ /　/ ! ,l　　　 ですがその多くは新聞社系の本だということもあり、
　 　 　 　 l'　　∨ .ﾍ　 ｀!　　￣　,，｀ ｀ ｰ{,ｲ'゛ /／　!/
.　　　　　/　　　l!　∧　ヽ｀丶,､ 　　,,. -:'ﾞ| / ／　　 /　　　　 記事も報道系が多数を占め、写真の比率も少ないものでした
　　　　 /　/ 　 l! ,ﾉ　ヽ　 ＼〔､_￣il l　　 l／
. 　 　 /　/ 　 ,lﾚ' 　 　 ＼　 ヽ-､ヽ|｜ 　 |
　　 , ' ／　　/三ミ`ヽ､　 ヽ 　 ＼>ｰ'!　　 !
　 , '／　　 ,〈ﾆ＝ﾆミ｀ﾐヽ　 `､　　ヽ. ｀、　 l
／'′ 　 　 ﾞ!′　　　｀ヾﾐヽ、 ヽ　　｀､丶　｜





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｎ　　 ,、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｃ　　 ｀´　　`′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｒ―- ､
　　　有名どころだと、『週刊朝日』や『サンデー毎日』かな　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼＿ ｀丶z‐,､ｒ､＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ‐'"￣: : : : :.:／イ ｀ヽ　 ＼
　　　どちらも１９２２年の創刊で今年で９０歳！　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／: :. :／: :.／ ／,〃| :ｌ: : :ヽ 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／,-ァ: :. : : :/ ,イ / /　| |､: : : |＼ 　 ヽ
　　　新聞社系じゃないけれど、『週刊東洋経済』っていう　　　　　　　　　 /／／: : :./ :/|/イ/ /　　ｌ:| ｀ヽ､| | ＼_ ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 '　 / : イ / ,ｲ ﾚ　　　　　 ｀' ヽ: : .|,': : : : :|
　　　経済専門の週刊誌は今も続いているものの中では一番古い、　　　 /／./: :|:/ |　_==　　　　==- ＼/ ∧: : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /'　 ,': : .ﾚ: :|ｲ-‐┘　　 └―ﾐ ソ 廴）:/ }
　　　１８９５年の創刊、そろそろ１２０歳が見えてくるんだね　　　　　　　　　　  |: :. :. :/　　　　 ＿,　　 　 /: : : : / .,'|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |: : ｲ ヽ、　　　 　　 　　 / ／: :/､ﾚ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |: :ハ: :|: ＞ ､　　　　　 /イ: : :/ﾉ |

　　　　　　　　　　　　　 ,､
　　　　　 　 　 ,. -‐''''''"　l-‐'"`、
　　　　　 　 ／　　　　,!　 |　　　ﾞ、
　　　　　　/　,　　 / .ﾊ 　 ﾄ、 ヽ ｀､
　　　　 　 l ./　　_,ノ/ l|　 lｰ-l　ﾞ! ﾞi`:、
　 　 　 　 |/　　./厶、 |　,!ｨ=ﾘ!　l i lヾ:、
　 　 　 　 l!,ｨ.　/;ｲし| /ノ, |しﾄ:!:/｜|　　  戦後に入ると、その世界に出版社系の雑誌が参入するようになります
　　　　 　 ﾘ ﾞ､:| |{ヾ┘,!‐{'└'' ｲl　jｿ
　　　 　 　 |　ﾄ! :!､ー'゛ｰ `ｰク|/ノ　　　　１９５６年に創刊した『週刊新潮』（新潮社）あたりを筆頭に、
　　　　　　 |　l　 i. j.‐}￢ﾆ｢|l　｢ |
　　　 　 　 ,! j !、 ヽﾞ:、＿|｀|!　i.｜　　 　 １９５９年には『週刊現代』（講談社）・『週刊文春』（文藝春秋）などが創刊しています
　 　 　 　 /　!,くﾞ:、｀、ﾞ、.l　j!　|、l
　　　　　/　 l/｀＼ヽ !､l l ノl　/ ! l
　　　　 /　　|| 　 ヽ｀ﾘﾐ:|!彡ノﾞ!｜.l.
　　 　 ,'　 　 ﾘ　 　 ｢￣K￣ﾞ〉l　ﾞi. ﾞ､
　　　 .i　j　　ト:Ｅ三ヽｲ｜Υ/ミv'　 ﾞ!
　　　 i　{:、　 !/-ﾞ:、ﾞ:、 |　 /｀7ｲ　l　}
　　　 !.　l.ﾞ:、 lＬ.,__ﾞ:、ﾞ､_|. /　!｣l　/ノ
　　　 ﾞ、 ﾞ､｀、|/./ ∧　V7　/lヾ /′




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　 -‐ 　 "￣＞レ ノニﾆ =‐-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｀'' ――　ｧ'´"T￣￣¨. ￢　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　.小 ヽ　　＼.|　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 , '　　| ./｜Ⅵ＼　　 |　　　　　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｲ　　　| .!　!　ヽト 辷　|　　　|　 |
　　　　　　今紹介したのはまだ報道色の強い本だけど、　　 　 　 　 　 　 　 /_ィ　　　!ィ　|　　＼　 ヽ|　　　|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /" ｆ　　　 ﾊ|　　　　 ﾓ―-|　　　!　 !
　　　　　　この時代には前後して女性週刊誌も出来てるんだ　　　　　　　　　  | .|　ｌ .ﾄ ,_ぅ　　　　 ￣ |　　 ∧　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |.ﾊ　ヽﾊ｀　　　__ 　　　|　　/　∨
　　　　　　１９５７年に『週刊女性』（主婦と生活社）、　　　　　　　　　　　　　 　 |　ｌ　　　}、_　` ノ　　,,ｨ!　 ﾊ　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ　 ﾊ/ｆ´ﾉｔ―　ｧ 　 !| ./　V
　　　　　　５８年に『女性自身』（光文社）、６３年に『女性セブン』（小学館）が　　 ヽ/　 | /ユ‐＜　　 」.√＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 人ｒ う　__二二__　　　＼
　　　　　　それぞれ出来ているんだよ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　.ヽ ヽ《_ イト､ .》　　　ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈　　 /　 !　// | |ヽ′　ﾚ'　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 乂_ /　 ﾉ　L!　ﾚ　　　　|　 人

　　　 　 　 　　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.| ::::::::::::　　 　 ヽ、
　　　 　 　 　 　 　 /:::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |ヽ､ ::::::::::　　 　 ∧
　　　　　　　　　　 |:::::/::::::::ﾉ::::::/:::::::: ,ｊ:::::::::　| |∨　::::::::ｉ　　 :　 ﾍ
　 　 　 　 　 　 　 |:::/::::／:::::::::/:::::: / |:::::: 　 | |　∨　:::::|　 　 ::　 ﾍ
　　　　　　　　　　|:/／:::::::::::::/::: ／|　|::ｉ:　 :: | |　 ∨　::::|　 　 |:　 λ
　　　　　　　　　　ｊ/:::::::::::::,-/-─-/　 | |　 ｉ: |-|─-|-､ ::|　 　 |: 　 ﾊ
　　　　　　　　　 /::/::::::::::: /:／ __/_.　 | ｊ　 ｊ |._!__　 V　 ::|　 　 |:　　 |　 こうした女性週刊誌では芸能方面に重きを置くようになり、
　　　 　 　 　 　 |:::|:::::::::::: ﾊ ,ｨｆﾁﾃｵ､　ｊ/　/|:|ｵﾃﾐｫ､∨ ::|　 　 |: 　　|
　　　　　　　　　|:::|::::::::::　|:ﾊ　んｨ::ﾊ　ｊ_,,ノ　ﾘんｨ::ﾊ `ﾊ ｊ: 　 　|::　,/ﾘ　　それが他の週刊誌にも徐々に影響を及ぼすようになります
　　　　　　　　　|/|::ヽ､:::　|::ﾊ `~-‐" 　}＝{ 　`~‐-" ,ﾊ,/ 　 ,ｨ j;／
　　　　　　　　　　|::::/:ｉヽ､{:ｉ`:ｊ､ _＿_,ノ　´ 丶_＿__ ,ﾉ{::::}　 / ｊﾉ　　　　　 団塊世代を対象とした、芸能ネタに特化した雑誌として
　　　　　　　　　　|:/::::|:::　 | ::ヽ、　　　 ｰ-‐　　　 ノ:::::::ｊ,ノ　 |
　　　　　　　　　　/ : ::|:: 　 |:::ｉ|:::｀＞‐-〟　,-‐＜´:i|::::::::|／:λ　 　 　 　 １９６０年代には『平凡パンチ』（平凡社・現在は廃刊）と
　　　　　　 　 　 / :::::::|::::　 |::,イ´ .＼,ｨｊ　　 {､,／ｒ'´ヽ／ｊ ::::: ﾊ
　　　　　　 　 ／"::::::::;|::: 　 |´ ｀ヽ、　￣￣￣　　(´￣~_,〉 :::　ﾍ　　　　　 『週刊プレイボーイ』（集英社）がしのぎを削りあいました
　　　 　 　 ／ :::::::::/´/|::　　|　　　 ゛　 ~~"´　／(＿￣　 〉 ::::　ﾍ
　　　　　 / ::::::::::::/ ./　|:　　 |　　 　 　 　　／ﾉ　,ゝ、￣ ﾉヽ、::　 ﾍ





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／:.:.:／‐'":.:.:.:.:.:.:.: ｀゛ヽﾐ､:.ｌ:.:.:.:.:.:.:＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:∧:.:.:|:.:.:.:.:.:.ｌ:＼|:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／:.:.／:.:/:.:. ｲ:.:. 小 :.:.ﾄ、:.:.:.:.:!:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , ':.:. //:.:.:/:. イ ｆ:./　| ',:.:.代ヽ、:.ｌ ::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 / ／//:.:.:.:ｌ:.:../　ﾚ 　 |　V | ＼:ヽ ∨:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:. |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 , '　〃,ｲ:.:. | :/ﾁﾐ､　　ｌ　 ヽｌ=ｚ ＼:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:. !
　　　　　　　そうした流れがバブル期に入って加速します　　　　 ｌ |ハ:.:. ｌ/ｨくﾄ｀　　　　 勹｀ミ ､ヽ|:.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |:.:.:.:.ｌ:.:.Ⅳ',:::::|　　　　　ｌ:::::::::}ヾV:.:.:.:.:.://:.:.:.:.:.:,'
　　　　　　　いよいよ本題、写真週刊誌が登場です！　　　　　　 |:.:.:. ∧ハ弋ｿ　　　　　|::::-リ　'ｲ:.:.:.:.//:.:.:.: //
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｌ:.:.:. ハ:.:.:} 　　,　　　　 `‐-' 　 /:.:.: // }:.:. //
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 !:.: /　 ｌ 〈　　 　 ､_,　　　　　 /:.:.:.://.イ:.:ｲ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ! /　　ｌ:.:.|＞ ､　　　　　 　 ノ:.:.:／/:/:.:ル'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 V　　　ヽ|　　　ｌ＞-―‐ｒ"/:.:.:ｲ く_/／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ!〉¨'フ〉/'´　　／ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /フ　／　　 　 ／　　ノ ＼

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,-､
　　　　　　　　　　　　　ﾉ´￣｀ｰ|　 `ー─-.､__
　　　　　　　　　　　　 /／　　　| 　 　 ::　　 　 ￣｀ヽ、
　　　　　　　　　　　／´　　　 / |　:　　.::ｉ　　:. 　 ､ 　 ＼
　　　　　　　　　 ／　 , '　　 /　,|　:: 　 ::|､　 :ｉ:.　　＼ｉ:　ﾊ
　 　 　 　 　 　 / ,'　/　.:/ ./　/ | ::ｉ 　 :| ∨ :|:: 　 　 ﾍ::　}
　　　　　　　　/ /　/: : ,'　,l-‐'- | ::|　　| -|‐-､:: 　 　 ﾊ:: |
　　　　　　　 / /　/ : :/　/| /__､| ::| 　 |　,ヽ:|_∨::　 ｉ:: |: |
　　 　 　 　 /'´{ :/ : : ｊ　/ |,ｨ弐ｫｊ;人　 | ,ｨ弐ｭ､∨:　ﾄ､|: |
　　　　　　　　 ∨{: : ::| ∧〈 ｆ_ﾉ:::}｀ ､＼{ 'ｆ_ﾉ:::} 〉|:＼|::: : |　　　　　 １９８１年の１０月、新潮社から創刊されたのが
　　　　　　　　　　∨:::|/::ﾊ ､Vz:ﾘ　 }‐{.　 Vz:ﾘ ﾉ|::　ｉ:: :　|
　　　　　　　　　 　 ヽ:{ |:::::}｀‐--‐'" ,　` ‐--‐" |::　|:::　 |　　 　 　 写真週刊誌の草分けとも言われる『FOCUS』です
　　　　　　　　　　　　| | ::::|:ヽ、　　 ｒ:┐　 　 ,.ｨ'|::.　|:::　 |
　　　　　　　　　　　　| | : ｉ|::::|:::`::ｰ_j-'ｒ_‐:::'"::::|:|::　 |:: :　|
　　　　　　　　　　 　 | |　 ||,.-─/{::' 　 ｀;}ヽー-:|::　 |:: :　|
　　　　　　　　　　　 ﾉ :|　 :|　　/　＼_,／　 } 　 j;　 λ:: : |
　　　　　　　　　　 /´ 人　:|､,　＼_,.ｲol､_／　 ;/　 / ﾊ::: :|
　　　　　 　 　 　 /　/::::{＼|ﾉ　　 　 | :| 　 　 / ,／　　,}:: :|
　　　　　　　　　/　/: ::::|　/'　　　　 |o|　　　 '" ｉ/ 　 ,':|:: :|
　　　　　　　 　 {　,':: : :::| :l　　 　 　 | .|:　　　 .../ 　 　 |::: :|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　＞チ'' Ｔ ∧￣｀''‐ミ､　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　/´ /　 ./ ,小　　　　 .トヽ.!　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｲ　　 ./　./　,イ ./　|ｌ　.|　　　|　 .|　　ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　./　　　斗-/　!/　　Ⅳ ﾄ、‐-|､　ｌ　 　 ｌ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / / !　 ./　/ |/　 ｜　 　 !　 Ｌ_∨|　 l　　　.!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /イ!::|　 .|　/ｨチ气　　　　　　テﾓﾐ､! .,'　.|　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　 ｌ　!　 .! .ﾚｲ_）｡. !　　　　　 廴ﾉ.い∨　 |　ｌ ｌ
　　　　　　　　本編での『YARACUS』のモデルとなった雑誌だね　　　　　 |.i.| |　| .ﾄﾞﾏｨし┤　　　　 ├.し爿 ﾘ　　!　ｌ.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |.|Ⅵ　| .!｀弋.少　　　　　 ヽ辷ﾝ´/　 /） ｲｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 仆! ＼ﾄトｊ　　　　　　'　　　　 　 /　 .「ｌ//ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 V. い　ヽ､　　　　ｏ 　 　　　ｲ　　ｲﾙ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 Ⅵヽﾄ､从＞- ､. ,__,　　‐＜/ 从仆´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 〈　＼　　∨　 ／}｀ﾚｊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 Ｖ　ヽ＞､レ＜ノ　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 Ｖ　　マ大ア´　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 Ｖ　　∨∨　　/

　　　　　　　　　　, ―-　 ＿,「` ー‐-　　_
　　　 　 　 　 　 /: : : : : : : : :! : : : : : : : : : :｀ '.　、
　　　　　　　　 /: /: : : : : : : :!: : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　 　 ,': /: : : : : /: : | : : : i .:i : , : : : :, : i: : : ',
.　　　　　　　 l./　　　 ./: : : | : : : |:/! : !: : : : ', :,l: : : :',
　　　　 　 　 /. . : : : :/ : ,. ｧl : : : |:| l:` l､.: : : : ﾊl. . ,　!
.　　　 　 　 / : : /: : ,'／: /　l: : : :l:!　、:'､＼: : `' !: :!: :!
　 　 　 　 /: : : ,': : .:ｌ: : :/＿_l: : : :l|　_ヽ_lヽ、.: .: ヽ |: :|
　　　　　 ,': : : :l:i : : |: :/, 〒.､! : : :!　 ,〒 ﾐ ヽ.: : : ヽ: :!
　　 　 　 l: : : /!ｌ: .: ,L/トi':::Nヽ: : :l　 トi':::Nヽ_ヽ.: .: :',:l　　　それ以前も写真を主体とした雑誌はあったのですが、
　　　　　 ヽ: :l. ｌ|: :/ ﾑ弋二ﾉ　!`-l　弋二ﾉ l. ｌl.:〉、: l:!
　　　　　　 ヽ! ヾ {「 rｲヽ二 .ノ　, 丶､ 二（ ヾ 〉 : l: /l　　　 新聞社系列が発行するそれらの雑誌は報道系の内容がほとんどで、
　　　　　　　　 ,'.:〉! ヽ V ,/　 　 ｏ　　 ヽヽｩ　〉: : l/ l
　　　　　　　　,':/.:,ヽ　　　）` tz---t '' 7'"　 } `ヽ : : ',　 　 新聞本紙で扱った内容をさらに深く掘り下げる、という硬い内容が一般的でした
　 　 　 　 　 //.:/.{￣｀ ''くl:.:.:.|　　　l,. ┴ ''' ´l / ヽ: : :',
　　　　　　 //.: :|,/ミミ､､、 ヽ:|´￣ {　 ,. ,., 彡!'　　!:ヽ :',
　　　　　 ／.: .: / `　、　``ミ!:.l. 　 ﾊ彡'　, - ' ` ､ |: :丶ヽ
　　　　 /: .: .: .: !　　　　ヽ __}ヽ!　 ,!/‐'"　　　 　 l |: : : :＼ヽ
　　　 /: : .: .: .: :|　　　　　　 lヾ.!　l |　　　　　　　{ ! : : : : : ` ',





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 入　　　ヽ,､/　　_ ノ丶、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　'　　,≧＝ー‐ー＜　＼: : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : : : ＾: : : : /∧: :|: : ｀丶､V: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :／: : : /: :.// | |: :ﾄ: : : : :.ｌ |: : : : 丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /: /: :/: : : : /: :,ｲ:厂「ヽ :|ヽ: : : :| |: : :.|: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /: :/: :/: :丶､」:_/ |/　|　 ヽ|　＼_」,レ: :.|: : : }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /:,イ: : f: /: : /|∠ﾆﾋ　|　 ｀ヽニ_､､V: : : |:|: : |
　　　　　　写真中心の雑誌にそういうイメージがあったのか、　　　　　 ／ /: : :|:ｲ: : /,ｨ'ぅｆヽ　　　　　'う'ヾ､ｊ: : : :|:|: : |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |: : :.|ﾊ: : ｊ《 込しｌ}　　　　 込しｌ}ヾ: : :.|ｊ: ,: |
　　　　　　『FOCUS』も最初の半年くらいは苦戦したんだって・・・・・・　　　 |: : :i|::ゝ∧ 弋ｔｼﾉ　　　　 弋ｔｼﾉ |: : :∧λ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |: :∧:ヽﾉ ヽ ,,゛"　　　'　　　゛"　/: :/ノ:ハｊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ',:.,' 丶:｀┬ヽ、　　　‐-‐　　　 ノ: :/ｲ:〈
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 V　/ヽ: :|:A:ﾉV‐- ､　　ｨ-‐=ﾌ |:.//|:/＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ >'⌒<　‐＜'　　 '＞‐ 〉/‐ﾍ」ﾍ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　 ＼　 ＼／　 ／'＾　　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {　　､　　　ヽ、　　／　　　 /　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ　　ヽ　　　 ｀￣　　　　 /　 ﾉ

　 |　／￣＼　　　 ／￣＼　　　 ／￣ | 　 　 　 　 　 　 　 　 | ／￣＼　　　 ／￣＼
　 |,/　　　　 ヽ　 /　　　　 ヽ　 ./.　　　| 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　 ヽ　 /　　　　 ヽ
,,__|l＿＿＿＿l＿l＿＿＿＿l＿l＿＿__.| 　 　 　 　 　 　 　 　 |＿＿＿＿l＿l＿＿＿＿l＿＿
　 | ＿　　 ＿　　 ＿　　 ＿　　 ＿　　 | 　 　 　 　 　 　 　 　 |.　　　　＿　　 ＿　　 ＿
　 |l 　 ｌ　 l 　 l　 l 　 l　 l 　 l 　| 　 l 　l| 　 　∧＿∧ 　 　 　 |　　　　l　 ｌ 　 l　 ｌ 　 l　 ｌ
　 |l 　 ｌ　 l 　 l　 l 　 l　 l 　 l　 l |￣￣￣￣（ ´Д｀,,） ￣￣￣￣￣|. l　 ｌ 　 l　 ｌ 　 l　 ｌ
　 ▲＿▲l 　 l　 l 　 l　 l 　 l　 l |　　　　　　○　 　 ｌ） 　　　　　　　| ,l 　ｌ 　 l　 ｌ 　 l　 l　　　∧∧
　（ ；´∀｀）＿ｌ_　!　 .l　 l 　 ｌ.｢￣￣￣/ヽ￣￣￣￣￣~/ヽ￣￣￣￣~l, ｌ 　 l 　ｌ 　 l.＿_ 　 ﾐﾟДﾟ 彡
‐'（　つ''_ﾆ -''´ i￣￣￣￣￣|　　　　/　 ヽ 　　　　　　/　 ヽ. 　 　　 　|￣￣￣￣　.! `''‐ﾆ_と _ 　 ﾐ
　〓|￣｢　　　　| 　　,,.　――|　 　 |/　　　ヽ　　　 　 /　　　ヽ .　!　　 ,|――　､　　 |　　　　`''‐ﾆ_ ﾐ_,
　T^|　 |　　　　,. -''´　└―ｰ|＿__,/　　　　 ヽ―― /　　　　 ヽｰl＿＿|ｰ―┘、 `''-､,　　　　　　 |￣|〓┛
　 　'　　　,. -''´　 ,. ‐''´　　　　　／　　　　　　￣￣　　　　　　　＼　　　 　　 　 `''-､,　`''-､,　　　 !　 !^T
　　　,. -''´　,,. ‐''´　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ､　　 　 　 　 　 　`''-､,　`''-､,　.
,. ‐''´ 　,. ‐''´　　　　　　　　　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ　　 　　　　　 　 　 　 `''-､,　`''-､,
　 ,. ‐''´　　　　　　 　 　 　　　ｌ　　　　　 　 　　　　 　 　 　　　　 　　ｌ　　 　　　　　　　　　 　　　 `''-､,　`''-
-'´　　　　　　　　　 　 　 　 　 '、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　`''-､,

　　　┌─────────────────────────────────┐
　　　│　そんな『FOCUS』が一躍脚光を浴びたのは、翌１９８２年のことでした　　　　 　 │
　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　│　当時ロッキード事件で公判中の田中角栄元総理の法廷内での写真を撮影、　 │
　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　│　これを掲載したことで一気にその名前を知られるようになりました　　　 　 　 　 │
　　　└─────────────────────────────────┘

　　　　　　　 　 　 ,　　　　　　　　　　　　λ/ヽ、
　　　 ｉ　 　 λ　ノ　　　　　　　　　　　　　　ﾍ::: ＼
　　　 |　　　ハ´　　 ／:::　　　 /ｉ､　 　 　 　 λ:::: ﾊ
　　 　| .／（__,,）　／:::: 　 __ノ/　| ﾊ　|　　 　 ｉ ﾊ::::: |
　　　 {/　　　 　 :::;/　　,ｨ　 /　 |　ｉ:∨　::　　 |　|::::: |　　 新聞やテレビなどのメディアはこれを取り上げ、
　　::::/　　　　 /::/::|／ /_,ノ_　 ﾉ ,':::::∨ ::. 　 ｊ　ｊ::::: ｊ
::::::::::{　/|　　　{/ｉ::: |　,ｨﾁ弍ﾐ､　 ,':::::::::}　::　/ ,/:∧/　　 法廷のルールに土足で踏み込んだことを槍玉に挙げましたが、
::::::::::|/,-ヽ､　 〈::|::. | "´　　　　　{,ﾉ:::::/ノｊ,ノｊノ:/
:::::::::::::ゝ､_　＼. ﾍ　|　　　　`‐-‐ 〉'´　　 　 ｊ::ノ　　　　　 逆にこうしたタブーに積極的に踏み込んだことは
::::::::::::::::::ｉ::::人 ｀゛` |　 ゝﾌ　　 ／　　　　　 '"
::::::::::::::::ﾉ:::ﾉ￣＼　 ｀ヽ､　一'´::|　　　　　　　　　　　　　 当時の読者にはかなり新鮮に映ったようですね
:::::::::::::/:::/￣~￣＞‐､　 ＼::(＾Y´ヽ、
::::::::::/::::/,ｨ'´￣｀ヽ､　＼　 ＼〈´,　 .〉　　　　　　　　　　  結果として、『FOCUS』は一定の支持を集めることに成功したんです





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿　　　 ／＾l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　 ヽ､ _| 　 j＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＿＿>{_∠..,_:::::::｀＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:::l／::::ﾊ:::::::_::::＼l::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／/:::::.r:|:::/ハ:::ヽ｀:::::::| ::::l:::',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ￣/::::::::::/V l　 ＼|＼ :::| ::::|::::l
　　　　事件自体がものすごい注目を集めていたのもあるんだろうね　　　 ,'.::::::ｌ:::::|　　　　 　○ヽ| ::::ﾄ:::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |/{:::::＼|、○　　　　　│:: |:'::|ヽ
　　　　ずいぶん昔の事件のはずなんだけど、　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ::::::::ﾊ　　　t'ﾍ 　　|::::ﾘ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼::`:ゝ .__ｎ_　イ-:|::/
　　　　事件の名前だけなら聞いたことある人いっぱいいそうだもん　　　 　 　 　 ＼lV＼| Kr-｝　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ 　/ {　ﾉⅥ　 ／>、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ト/　l＼j／／ lハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 く∨　ﾉ＼j∠-､ﾍ＿〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾚ{　/⌒¨ヽ　　} ﾋﾆ!

　　　　　　　　　　　　　　 _,..:-───‐‐-ィ'´|､_／{
　　　　　　　　　　　　 ,ィ´　　　　: 　 　: 　 :､ |　 ゛｀ヽ､
　　　　　　 　 　 　 ／ ,ノｉ;ﾉ　 　 :i　,ｲ .i::　　i |､　､　　 ＼
　　　　　　　　 　 /　,（_,,ﾉ　 ,ｨ'⌒ｉ / | :|:: 　 | {‐-､.}: 　 ヽ::＼
　　　　　　　　　 j／／　 /　　 /.|/_ ｊ/|::　 ,ﾊ.|__ ｊ/:　 ､　 ＼::＼_
　　　　　　 　 ／;／　　 / 　 ,ｨﾁ弐､　 |::　/,ｨｆ心､＼.　＼　 ヽ､:::＞
　　　　　　　/ /´〉'　..:;ｲ　 ,ｲ"ｆ::::ゝ|　 ｊ:;;ノ 'f:::ゝ| 〉{::ヽ、 .ヽ、　ﾍ　　　  さらに翌年の１９８３年には
　　　　　　　|/ /"　::/: | ::/::|､ V::::;l　 ｝ｰ{　l:::::;ﾘ,' ﾊ:: :∧::. ∧::　〉
　　　　　　　　 |o.::,ｲ|::（|;/:.:λ"￣　 ,ﾉ　 ヽ ￣゛　ﾊ::.: :| |::/　|: /　　　　 当時人気絶頂だった未成年アイドルが
　　　　　　　　 | ::/::ﾘ::::::|　ｉ: :|｀ｰ-‐'" 　 ｀　`ｰ-"{::::i:　| !/　,ｊ;/　o
　　　　　　　　 |.:/ : ::::::_;}　|: :|､""　 　 ⌒　　 ",ｨ::: :|:　|　　 '´　　 　 　 ベッドでタバコをくわえている瞬間の写真を掲載、
　　　　　　○　ｊ　: : ;ィ´ |　 |: |o｀＞‐- -r‐＜::__:ｉ::_::|: ､|、
　　　　　　　　/ : :./:ﾍ.　ヽ.　λ　＼_＿__ｱ､ 　 o/ ,ﾊ:ゝ:. ＼　°○　　  アイドルの元交際相手から持ち込まれたこの写真は
　　　　 　 　 / : :/::::|　＼ ＼　 ＼　＼　 　 |　 / /.　 }｀ヽ､. ＼
　　　　 　 ○ : :/::::: |　　{＼ ＼　｀ヽ､ ＼　 |_,/ / }､　|　　 ｀):: ,〉　　 　 各界に大きな波紋を広げ、この事件は通称
　　　　 ／ ;:　/:|::::::::| 　 ヽ_ ＼ ヽ､　 ＼._＼|_,,/,ノ ｀ヽ! 　 /:: /
　 　 ／ ,ｲ´::/ .:|::o::::|　　　 `ヽ二 ）　　 ）￣{,} ＼　 　 !　 |: /　　　　　 『ニャンニャン事件』として名を残すことになりました
　　（､ (　|: ::| /::|:::::::::|　　　　　i　/.,ｲ　/'"　∧ヾ. ＼..,ﾉ　 ｊ,/
　　　ヽ:| ｊ: .:|/ : |:::::::::|　　　　　| ｊ,// /　 　 }　|　　　〉:|
　　　　 /: .:/○:.:￣~:|　　　　　|::.　ｊ,/|　　 /　 | 　 ,/:: |





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀'' ――　ｧ'´"T￣￣¨. ￢　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　.小 ヽ　　＼.|　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , '　　| ./｜Ⅵ＼　　 |　　　　　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｲ　　　| .!　!　ヽト 辷　|　　　|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ニャンニャン」ってなーに？　 　 /_ィ　　　!ィ　|　　＼　 ヽ|　　　|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /" ｆ　　　 ﾊ|　　　　 ﾓ―-|　　　!　 !
　　f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ　　　　　　　  | .|　ｌ .ﾄ ,_ぅ　　　　 ￣ |　　 ∧　!
　　|　　セッ・・・・・・何言わせようとしてるんですか・・・・・・！　 　|　　　　　　　　 |.ﾊ　ヽﾊ｀　　　__ 　　　|　　/　∨
　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ　　　　　　　　 |　ｌ　　　}、_　` ノ　　,,ｨ!　 ﾊ　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ　 ﾊ/ｆ´ﾉｔ―　ｧ 　 !| ./　V
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　 | /ユ‐＜　　 」.√＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 人ｒ う　__二二__　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　.ヽ ヽ《_ イト､ .》　　　ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 〈　　 /　 !　// | |ヽ′　ﾚ'　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 乂_ /　 ﾉ　L!　ﾚ　　　　|　 人

　　　　 　 　 　 ／: : : : :/: : :／: : : : : : ／: : : : : : : :.l: : ￣:|
　　　　　　　　/: : : : : :.,': ／:: : : : : : ,.:': : : :ｨ:.!: : : : :,': : : :.::|
　　　　　　　 ,': : : : : ::／: : : : : : :.:／: : :／!: :|: : : :./: : : : :.:l
　 　 　 　 　 l: : : : ,イ: : : : : : : : :/‐:7:フ　 |: :l: : : :,':_: : :|: :.ﾊ
　　　　 　 　 |: : :/: :,ｨ: : : : : : :.,:': :.:／　　 |:.:l: : : :ﾊ:.:｀: :l: : :ﾊ
　　　　　　　 ': :/: :/: : :／: : :/: :／′ｪ_　 !:.l: : :.,'_ V: : :l: : : :ﾍ
.　　　　 　 　 l:.l: :ｨ: : :,': : : :./:／ィチ芹ﾐ　j/: :.:/ｧｪ､,!: : l: : : :,:ハ
.　　　　 　 　 |:.V: 〉､:{: : : : ﾊ ｲ, んr:ﾊ′ﾉ: .:,:ｲんﾊ |: : :.l: : : :ﾄ:;: }
.　　　　 　 　 |: :./: :.V:!: : :,': :l　弋:ぅソ　 f＝ｌ 弋:ｿ ﾊ: :/: : : :j　リ
.　　　　 　 　 |:./: : : :i:.V:.,' _: l ゝ　:::::::::::ノ:::::'.::::::::: ﾉ:}:/:／}:./　　　　  と、とにかくこれらの事件で知名度を上げた『FOCUS』は
.　 　 　 　 　 !/: : : : ﾊ: V: : ::ゝ､ ` ー ´ -　　＞イ:,/ﾘ 　 /′
　　　　　 　 ,:': : : : /: :l: : ::ﾊ: :j　｀ 　r -..=ァ:´: : :/:|　　　　　　　　 　 発行部数が早くも１５０万部に達するなど、
　　　　　 ,.ｲ: : : : :/＝ﾏ: : : :.:ヽ　 　 l Y///,: : : :i':.:!
　　　　〃 j: : : : /　　　マ: : : : :ﾊー - }///!: : : :l:.ﾊ　　　　　 　 　 　 日の出の勢いで躍進していきました
　　　/'　 ,': : :.:,ｲ　　 　ヾ;＼: : : :ﾊ　　 |/,ｲ{: : : : }: :ﾊ
　　 〈〈　 l: : :/:.:|　　　 　 ヽ　ヽ: :: l　　|／ｨ!: : : : |: :.:ﾊ
　　　ヾ:ヽ!:.:/:.: :l　　　　　　＼　l: :,lﾊ_,j／ヽl: : : :.:l: : :.:l





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::::::: ／.: /::　ｲ:::::/::::::::::::::::::::::Vﾊ::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::':´:::::::/::::: /:::/　|::::ハ::::::::‐-::::::::: V∨::::::::: ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:::／::::::: /:,' ::::::/´/　 :| ::!　 ヽ::::::::::::ヽ:::::V:::::::::::::::::: ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /／/::::／/:::l::::::ｲl::/_　　ｌ:::|　　　＼::::::::::::::/ :::::::: l::::::::::::',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /／　/ ::::|::/:j ﾚxz　　ヽ|　 气=k.＼:::: /::::::::::::::|:::::::::::::i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 ,' :::::::l/ ::l匕ii}　　　　　{ii7ﾄ,_心 ∨::::::::::::::::l:::: /:::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 i::::::::/::::::j V::ﾘ　　　 　 V込::rｿ /:::::::::::::::::,'::::/:::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:::::/ｌ :::::ﾘ　'"　'　　　 　 ｀ヾ ″':::::::::::::::::/:::/ :::::: |
　　　　　　　　　　　　　それだけ大成功しちゃうと、　　　　　　　　　　 l::/　|::::::{.:.::: 　 ｰ-　　　::::::.:.::　i :::::::::::: /｀ヽ::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |, 　 | ::::::ヽ、　　　　　　　　　　|:::/:::::::/ __ノ::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　他の会社も負けていられないよね　　　　　　 　 　 l:::::∧::::> 、　　　　　　　　|/| :::::/:::::::::::::/ :::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ:{　∨／`ｧ-r‐r‐ﾍー≦千| :::/-､::::／ヽ :ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼{　`ｰﾀ　l　}　`Ｖ´ ￣｀|::/=く／　　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 人　（　　　　 _/　　 　 l/　＼ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　 ﾉ　} 　 ーｲ/　　　　　　　　V∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 / 　/ 　.|　　 ,//　　　　　　　 　 川lﾍ

　　　　　　　　　　　　　　　　 /｀ヽ
　　　　　　 　 　 　 　 　 /＾⌒７　　 ｀ー
　　　　　　　　　　　　　/　　 /　　　　　　 ｀ヽ
　　　　　 　 　 　 　 ／ 　 　｛　　 　 ｛　 　 　 '、
　　　　　　　　　　 /　/ 　 ､∧{　　 ﾄ 丶 　　　ﾍ
　　 　 　 　 　 　 /　/ 　 //＼'、　 |､_メ＼　　八
　　　 　 　 　 　 ｛. ｲ{ 　 ﾄf弋;;)ﾑ. ^ﾄ､弋;;)!ゝ ﾄ　ゝ　　　  こうした中で後を追うように１９８４年に『FRIDAY』（講談社）が創刊、
.　　　　　　 　 　 ∨い　小 二彡ﾍ_{ゝﾆ彡|　│
　　　　　　　　　　 　｝ ＼| lU7 　,＿_　　 ｲ,イ{　　　　　　 こちらもたちまち人気を博するようになったのですが、
　　　 　 　 　 　 　 / 　 リ 〉=ﾄ≧r―r＜ノ　八
　　　　　　　　　　/　　ﾉ ﾊ|　　Yﾍ¨¨7／　ノ　 ヽ　　　　  競争相手が出来たことで、写真週刊誌の取材スタイルには
　　　 　 　 　 　 /　／ 〃 |　　 |__∨/　xく 　ヽ　＼
　 　 　 　 　 　 ｛/（　　{　│　　}7只|／ﾍ　∨ ハ　｝　　  だんだん歯止めが利かなくなっていったんです
　　　　　　　　　ヽハ　 j　 `┬‐' ＼i〉　　|　 ヽ 　｝（
　　　　　　　　　　∨} 人　　/`ー───|＿__｝ 人 ヽ
　　　　　　　　 　 /／　 ∨/　/　l　|　l　 | ﾉ　∨　 ＼}
　　　　　　　　　　 　 　 　 l　/　│ |　l　 |(う_ノ





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,._　　　　　　　  ┌──────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ ⌒ヽ　 　 　 　 │　１９８５年に発生した日航機の墜落事故では、　　　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /,, ''″⌒}　　　　　  │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / ″　　.:.:.j　　　　　 │　悲惨な事故現場の様子を写真を通して伝えることに成功、　  │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /″　 .:.:::::::/　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　 _∠._　　.:.:::::／　　 　 　 　 │　さらに部数を伸ばすきっかけとなったのですが・・・・・・　　　　  │
　　_　　_＿　　-ｭｒ⌒iニニ￣'二ﾌ　,､:::::::::ﾘ｀_ー-　_ ,,. ､  └──────────────────────────┘
Tf（__）_＿__￣_　{ ｀７_＿ ,, ___/´／:::::::::::/　　　　￣,{{__ﾘｰ- .._ , ､
¨ゝﾀﾘ --- ﾘ-'￣L._//__//ニ7 .::::::::::::／ーﾘ‐l7‐; ７_.イ- r､_ /ゝｸー- ,
　　　　　　　　　　　″ | /　　.::::::::::／　￣''￣ﾘ´　　″￣ﾘ¨ ゝ''´￣￣
　　　　　r-― … 　￣ 」　　.:.::::／- .__
　　　　　 ￣￣　　―- t_,.-‐'"´￣￣

　　　　　　　　　　　　__＿___r‐-､__＿＿___.
　　　　　　　　　　　/:::....　 ..:ｉ　　　　　　　 ｀＼
　　　　　　　　　　 ﾒ　_,,　　:ﾉ〉::　　 ..::i:　　::..　 ＼
　　　　　　　　　／　"　　 ,ｲ ∨::　 .:::λ. 　ヽ::..　 ＼
　　　　　　　 ／::／..　 ::/|::|　 ∨:: :::,ﾉ |:|∨　｀ヽ:::::::ハ
　　　　　　／::,ｲ　::/: ::/‐|::|‐- .〉 :::/.-‐||‐∨　:::｀ゝ::::::}
　　　　 ／::／/　::/: ::/ _ |:|_　人 ::{　　_ﾘ_　∨､　::::::;〉:|
　　　　ﾒ／　/　::/::: γ´　ﾘ　｀ヽヽ|γ ﾃ=ｚ､.| i＼:;;ｲ::::|
　　　　　　　|　::/|::i　:{ 〃　　　,r'i＾iﾍ　|::ｿ::ﾊ} :|　:i :i: :|　　　　　　 その裏では、遺体の安置所に遺族を名乗って潜入し、
　　　　　　　| ::/ﾒ::i : :|ゝ _ _ ,ｨ＾| | .| .|､_￣._人 |　:| :|:〈
　　　　　　　|;/　|::| : :|ﾍ　　　{　　　　{ィ⌒>ｲ|:ﾊ　ｊ: :|::|　　　　　　 写真に収めていたことが後に分かると、
　　　　　　　　　,}::｀ヽ;|::::＞‐-ｔ__　　 　,,ﾒ~__ ||::::|/: ::|:::|.
.　　　　　　　　 |:: i : :,ィ´ ＼:{二二二二}７ ｀||:::/: :λ:::| .　　　　　 徐々に写真週刊誌のスタイルに対して
　　　　　　　　 |:: | ::/　　 　 }二二二二{　　.ﾘ/: ::/ﾍi: ::|.
　　　　　　　　,}: :|:/三≡=‐〈 ::ﾉ ヽ:::ｿ　〉　 ノ : :ﾉ三:〉:::|.　　　　　 批判がくすぶるようになっていくんです
　　　　　　　　|: :| :{ ｀゛`＼　|　　　:::::::::{.,／ :∠-‐─}:.人
.　　　　　　　/　:| :ゝ　 ...:::,rヘ_＿＿_::;;|: :,ノ´　　 　/: : : ヽ.
　　　　　　 / ..,ｲ　:::ﾒ､::::ノ　　　　　　　 ｀|TTＩ-‐､ /: : : : : : ＼
　　　　　／／/ .:::　 :::＼　　　　　　　.ﾉ: :|:|:|:|　 ~゛ゝ: :: :: :: :: :）
　　　 ／／／ r'.:ﾒ:::::::::::::＼,,_＿＿＿::::::::|:|:|:|　　 ､ヽ〉: :: :: ::/
　　／:::/ （　 〈::(:::::::::::＜"　　　　　　￣￣￣`ﾍ_〉_ソ: : : :／
　/／(:(　　＼　~￣￣￣＞　　　　　　　　　　　　_/: : :／
　'ﾞ　　ﾘ　　　 ＼＿＿＿ ｀ヽ､　　　　　　　　　＜ : :／.





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _／￣ )={⌒ヽ- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,ｲ__,　ｨ´:, i:ヽ､　 ヽ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／:7: :__/:/ﾊ: :ﾄ＿｀ヽｌ: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 // /: :'/|:/ |　', |ヽ ｀ヽ|: : : : :i
　　　　それでも写真週刊誌は増えていったんだね・・・・・・　　　　　　　 　 　 　 　 //: :ｆ: :/ ﾚ'　|　ヽ| ヽ: : |: :　:|: :!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /ｨ: : |:ｨ'　ｎ　 |　　ヽｎ＼|: :　:|　!
　　　　１９８６年には文藝春秋社の『Emma』が月２回の発行から週刊化、　　　 ｌ/|: : |/ } ∪　　　　 ∪　|: :　ﾘ/|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / .| :|: : :|　　　　　　　,,　/: : /ノ/
　　　　さらに光文社から『Touch』、小学館から『FLASH』が創刊されて、　　 　 　 ',∧: :ヽ、　　 ,､　　　/: : /:ｨ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | ヽ: :ﾄ /｀ヽｧ´―＜}: ,ｲ{/"
　　　　一時は５つの雑誌が競い合うようになったんだって　　　　　　　　　　　　　　　　ヽｌ　　／ｌ |/　/｀く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 〈　 ﾚ'ヽ/　 .入
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ｒ┐|ｏ|ｒ―/　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|.ｌ 」 {　|L_.」　 |

　　　　　 　 |＼　　　 ＿＿＿
　　　　　　　ｌ　 ＼　/　　　 ／
　　　　　　　|　 Ⅵ‐|＿　／
　　　　イ￣＞ｚノ-┴-≦ﾐヽ、
.　 ／　 ／イ´　　 小.　　 ｀ヽ＼
　/　　 ｆ'//　　〃/ | ｀ヽﾄ､　　　＼_
./　　 い|　 /＾/ /　|　　ⅥV　　| ∧ﾞー
.ｌ　　　 い: /　! /　 |　　ｚｭ!_∨. |　.ﾊ
.∨ﾊ　　 ∨ ｨ气　　 　 うヾ!i　Ⅵ | ,ﾊ
　Vハ　　 X´)ﾊ　　　　ドﾊ.!´/}　 |＼|
　 V .ﾊ　〈代辷!　　　　`‐'′ﾚ' 　|　　　　　　  でもこうしてみると、どの雑誌も出版社が出してるよね
.　　ぃ､ゝ　 ',`"　　　´　　 _ノ　ハ|
　　　ﾚ'V＼ ヽ､＿ '`_ ,＜´　∨　　 　 　 　 　 新聞社がこの分野に手を広げた、っていうことは無かったんだね
.　　　 /　　ｊヽ!　トーｲ　　 ／|
　　　〈ｒー‐- ､._ ＼　ｊ　,イ./ Ｌ_
　　　 ヽ　　　　|｀ヽＶ／ノ/　|_　ヽ-､
　　　　トｊ　　＼|‐ｧ人 ｀ﾚ′/ ｀ﾄ､＿）
__　　　」ﾊ.　　　＼　ﾊ　ｊ 　 |-､.ｌ
-｀ヽ. / | ﾊ　　＼ ヽ'´ト|　/ !　 |
ﾊ 　 ＼7┬〉、　 ＼Ｖ　 ./ ∧　|
　ヽ /　｀ヽ!　ﾄ　　　 〉､__, ｲ　　ｌ
　　＼　　　＼┬―个､_ ノ　　/
　　　 ＼　　　└┬'癶ｱ丶-‐'
　　　　　ヽ、＿_ノ｀′





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　/　　　　｀　: .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 __／　　　　/　　　 ｉ　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　/　 / /　　 ,′ 　 　 　 丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / /　/ 　 /　⌒/　 i　,' ｣　　　 ヽ. 　 '.
　　　　　週刊誌の取材スタイルが強引である、というイメージは　 　 　 　 　 |.ｲ　/ 　 / / _/｣ 　 !/　 | ｀ﾄ､　　 Ｖ　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　i　　 !/〃ﾌ:ﾊ　 i　__ミメ、　　　 　|
　　　　　こうした写真週刊誌の競争が過熱する中で生まれた、　　　　　　　　  | ∧　 ﾊi |::::::::ｊハﾉ　ノ:｀ヽﾊ　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽＮﾄ､ｉ（　ゝ-ﾟ'' ｒ‐ｒ　|::::::::::》|　　　 i |
　　　　　ということも一因ですが、以前紹介した記者クラブに　　　　　　　 　 　 　 ﾉノヽ`ト-- '　　､ ゝ-ﾟｲ从　　 i リ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　 ﾉ｀ト .　ﾟ 　 ￣´//　}Ｎ ﾉﾉ!
　　　　　出版社は加盟できなかったのも原因のひとつではないでしょうか　　　　　 |　ｉヽ.　ヾ＞- 　イ７　 从ｲｲ {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｒ‐、__ｎ　　ﾉ /77￢ｆｒ‐ 　 ／　 ／彡ﾍ 　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _.>ｒ‐ｘ' ト､'　/ｉ//　 /ｰ‐／　 ／´　 　ハハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ゝ-- ､　 ／〃//　 / .／　 ／　　　　　 /　 ヽ

　　　　　　　　　　,_　 　 _
　　　　　　　　　,ｲ: :｀:.. .{:.＼＿
　　　　　　　 ／: : : : :.:.:i: : : : : : :｀:.: .、
　　　　　　／: : : : : :./: |::i: : :,: : : : : : : .＼
　　　　 ／: : : : : : :./: : |:.|: : : i.: : : : : : :,: :.ヽ
　　　 /: :./: : : : : :/: :./i:.:i: : ::.ﾄ.: : : : : : ::.',:. ﾊ
　　　.':. ./: : : : : : i:_,:/ |:.:i: : : :| _V:. :. :. : Λ:.:i
　　　i:.:/: :/:.,: : :ｨ': /　iV:|: : :.:|　｀: : : :: : : : Vi
　　　j/: :/: .i: : / V　　V ﾏ:..::.|　　 ヽ: : : : : i: ﾊ
　　 /: : ｨ: : i:.::,' 　 ､_ 　 ` ヽ:. |　､_　 ヾ: : :.:i: : ',　　 公式の発表の場には立ち会えないので、
　　,': : /i: : .i:.:{　　　||　 '.　.'ヾj.　 ||　　iV: .:ﾊ: :.}
　　V: :{ 'V: .ﾄ,j';　　 ''　　!ー !　　 ''　　}.:V;八:ソ　　 本編でのやらない夫さんがアカギさんを通じてやったように、
　　 ヾ:j　 iヾ:ヾ.ﾄ ,　＿ ノ　　' . ＿　,ノ:.|: : : |
　　　　　 .|: ::i: :|:＞　　 ＿-＿ 　 ＜: : i: : :.:|　　　　 クラブ内の記者さんからの伝聞でしか情報を得られない以上、
　 　 　 　 i: :j: ::Λ: : :ムTヽィTヽ: : :j : :|.::.:.:.|
　 　 　 　 i:/:.i: : Λ´ﾉ i `},ハ　/ ｀./: :.:|. : : |　　　　 そこから先は自力ですべて取材しなければいけないわけですから・・・・・・
　　　　　 /: :λ: : :Y　　　i　　/　 /: : : |,: : : ',
　　　　／: : /　ヾrヽ　　ノ　 /　 /: : ::.ﾉ V: : ﾊ
　　 ／: :/: /＿/　　＼´.　V　 ,イ: 彡　　V: : ﾊ
　 /: : :/　／　　　　　　ヽ　　　　　　 '.　　 V: :ﾊ





　　　　　　　　　　 .ﾍ
　　　　　　　　　　 |　｀､
　　　　　　　　＿_ |　　 ヽ　　,　-ーー
　　　　　 ,　 ': : : :ヽ　　　}ヽ/　　　 ／
　　　　／: :. :. :. :,: :＞､＿'＾　,　＜
　　 ／: :. :. : ﾚ'ﾆ-‐' : :. :. :｀:ヽヽ: :＼
　　/: :. :. :.i r'7: :. :. :. :. : /ﾄ､:.i: :.＼: :＼
　 /: |: :. : :| |/: :-‐'7|: : / |　Vﾄ､: :. :. : ヽ
　 {: :|: :. :i v/: : :／　| :/　|　.V､:ヽ: .:| :|:ﾍ
　 |: :|: :. :|: :j': :,≦_ﾐ//　 /　≧、: :. :| :|｀ヽ　　　 もともと自力で情報を集めなきゃ成り立たないところに、
　 |: :ゝ: :.|: :.yﾃう::j '　　 '　ｨ ﾉ}ヽ: : ﾘ: :|
　 ヽ: (、:ヽ :'<{::i:ﾙ　　　　 {::i:ﾚ 》| :/: :.|　　　　　ライバル誌の登場もあって、その取材スタイルはどんどんエスカレート・・・・・・
　　｀､ﾄﾍ: :ヽﾍヽ‐'　　　　 ヽ-' /-V|: :/
　　　 l＼: : ﾍﾄ、　　　_. '　　 ,ﾉ: /　V　　　　　　 そして１９８６年の年末にある事件が起きるんだよね
　　　　　,>ﾍ |ヽ｀､ヽ-ーr　'ｆ｀ヽ<
　　　　 /::::::｀!:::::::: :ｖっ-|::::/::::::::ヽ
　　　　 ﾚー‐､::::_／ く .j::::/::::: ／ 〉
　　　　 | ＼y-/(　　ノ」／: ／::::yλ

　　　　　　 __,.-----.,___　　　　┌────────────────────────────────────┐
　　　　　r'~:::::_,,,_:::::::::::::::ヽ　　 │　当時、既婚でありながら年下の女性との交際を報じられていたビートたけしさんが、　 │
　　　　　|:::r'~　　~"""''-､::|　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　　|;;|　,へ､　 ,.ヘ、.|::|　 │　その女性に対する強引な取材に加え、日頃の加熱した取材行為に怒って　　　　　　　 │
　　　　r'ﾚ'　　.･ .::::::. ・　 .'y^i　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　ゝ'､　　　'､___,'.　　,;'-'　  │　取材元の『FRIDAY』編集部に弟子であるたけし軍団を伴って"襲撃"した、　　　　　　　 │
　　　　　　'､　　----　 .,;'　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　　　　';､　　　　 .,;'　　　 │　『FRIDAY襲撃事件』が発生したんです　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　￣￣￣　　　　　 └────────────────────────────────────┘





　　　　　　　　　　　　 ((⌒⌒))　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　ﾄﾞｰl|l l|l ﾝ !!　　  |　　言論の自由を脅かすこの暴挙には屈さないぞー！　|
　　　　　　　　　　　　∧＿∧ φ　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　.∩(#@Д@)')
　　　　　　　　　　　　ヽ　フ ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お前は何を言ってるんだ　＞
　　　　　　　　　　　　し―-J

　　　　┌──────────────────────────────────────┐
　　　　│　たけしさんには執行猶予付きの有罪判決が下ったのですが、　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
　　　　│　逆に写真週刊誌側の姿勢に疑問を投げかける風潮が強まったのは間違いないでしょう 　 │
　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
　　　　│　他のライバル誌や、新聞社系の週刊誌からも批判が出るほどでしたから・・・・・・　　　　　　 │
　　　　└──────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　 　 　 . -,
　　　　　　　　　　　__　　－:´: :ハ - ´:ﾍ
　　 　 　 　 ,.　.:: ´: : : : : : : : : : : ﾊ: : : : :ゝ
　　　　　／: : : : /: : : : : : i: : : : : : :}: ',: : : ::＼
　　　　,:': : : : : /: : : :.j: : :ﾊ;.i: : : : : |: : ',: :ヽ: : :＼
　　　/: : : : :: /: : : :_/:-/ i'l;.l: : : : : l_V:ﾊ: : :':,: : : :ﾍ　　　 余談ですが、この事件で謹慎していたたけしさんが、
　　 ,': : : : :i/: : : :.ｨ': : /　j 'il: : : : : i　'ヽ:i: : :.ﾊ: : : : ヽ
　　 |: : : : /: : : :':/: , ' __, '　|!: : : : ,'　 l: :l: : : : ': : :'lVﾊ　 テレビに復帰した際にタモリさん・明石家さんまさんと共演したことが
　　 i: : : /: : : : :,':./ｨニミ　 |i:. : ::./=- }:.ﾉ: : : : l: : :.| V}
　　 ': : :,': i: : : :ｨ:〃んハ　 /: :／ん心' 〉: : : ::ｨ: : ,'　ﾘ　  後の「お笑いBIG３」誕生のきっかけになったり、
　 　 ': :{: :.l: : : ﾊ《 {b:..:.::i　/イ　i b:::::}〉,ﾊ: : ／|: :/
.　　　l: ゝ:.,ヽ: :{:.　 ﾏ_:ソ　　厂 l ゝ'’　!/rｲ 　 }ノ　　　　  謹慎後に調子の上がらないたけしさんが、小・中学生の参考書で
　　　 |: ,: {` -ヽ':.　　　 　 ノ　' ゝ、 __ i:ﾒ,ヽ
　　　 |:./: :｀ i;: : :',｀ ー　´　 _,　　　　ノﾊ ', Y　　　　　　 勉強したことが「平成教育委員会」企画のきっかけになったり・・・・・・
　　　 y: : : : :l: : : ::ﾊゝ 、　__　　　イ}　`´ !　}
　　 ,/: : : : : :l: : : : : 丶　　 ﾊﾐ: :ﾊ　 '- 　 　 !　　　　　　  長い目で見た時にこの事件は両者ハッキリと明暗を分けましたね
　 , ': : : : : : ﾊ: : : : : : :ハ　 {//≧|　　, '　　ﾊ
／: : : : : :z≦ﾊ: : : : : : : ﾊ　 |//,八　　 　 /: :',





　　　　　　　　　ハ　　　　　　__
　　　　　　　　 l.　 i　　　　／ /
　　　　　 　 　 |　　i　　／　 /
　　　　　　　　 ﾞ、　 !_/　 ／
　　　　 　 ,. -￢ゝ/ﾞ!-‐く- ､
　　　　／　 /／　i　|｀:､ ヾ:､`ヽ、
　　　/　　　"　|　i ! |　 iﾞ､ ヽ 　 ヽ
　　 ,'　　　　 l｜ｲ｜|　　i`ヽ', .::.　｀､
　　.!　　　　　i;! ｉ　 l !　　　 Ｖi,:::::. iヽ:､
　　l　 l　∪　｜┃ .ﾘ　　 ┃ヾ!::::::. ! ヾ:、 この事件と前後して、だんだん芸能事務所との関係が変わったみたいだね
　　|　::ｉ　　　　i!┃　　 　 ┃ l:::::::::: |
　　l　::::i.　　　 l　　　　__　 　 V::::::: |　　　 写真週刊誌を抱える出版社の他の雑誌や企画にまで、
　　.! :::ハ 　 　 !　　　 `′　 /::;:::::::l
　　 i.::;ﾞｰﾍ:ﾄ、　l.　　　 _,,..イﾊ::ﾊ:::::l　　　  仕事を依頼しても拒否されたりするような影響が出ていったんだって
　　 ∨ﾞ:､:::`::ヽ　! 下､::::/|:/　'′l:/
　　　　　ヾУ　ヽ! _｣_ﾞく　′　　 ′
　　　 　 ,:'　　　 ﾞ:、　 | ヽ
　　　　厶ニ‐､、　ﾞ、｜ /ﾊ
　　　　ﾞ{￣｀`丶､ヽﾞ、!,//,ﾊ
　 　 　 |　　　　、｀ヾ!|'//　 i

　　　 　 　 　　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.| ::::::::::::　　 　 ヽ、
　　　 　 　 　 　 　 /:::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |ヽ､ ::::::::::　　 　 ∧
　　　　　　　　　　 |:::::/::::::::ﾉ::::::/:::::::: ,ｊ:::::::::　| |∨　::::::::ｉ　　 :　 ﾍ
　 　 　 　 　 　 　 |:::/::::／:::::::::/:::::: / |:::::: 　 | |　∨　:::::|　 　 ::　 ﾍ
　　　　　　　　　　|:/／:::::::::::::/::: ／|　|::ｉ:　 :: | |　 ∨　::::|　 　 |:　 λ
　　　　　　　　　　ｊ/:::::::::::::,-/-─-/　 | |　 ｉ: |-|─-|-､ ::|　 　 |: 　 ﾊ
　　　　　　　　　 /::/::::::::::: /:／ __/_.　 | ｊ　 ｊ |._!__　 V　 ::|　 　 |:　　 |
　　　 　 　 　 　 |:::|:::::::::::: ﾊ ,ｨｆﾁﾃｵ､　ｊ/　/|:|ｵﾃﾐｫ､∨ ::|　 　 |: 　　|　  ９０年代に入るとメディアミックス、という売り方が
　　　　　　　　　|:::|::::::::::　|:ﾊ　んｨ::ﾊ　ｊ_,,ノ　ﾘんｨ::ﾊ `ﾊ ｊ: 　 　|::　,/ﾘ
　　　　　　　　　|/|::ヽ､:::　|::ﾊ `~-‐" 　}＝{ 　`~‐-" ,ﾊ,/ 　 ,ｨ j;／　　　 当たり前のようになったことで、
　　　　　　　　　　|::::/:ｉヽ､{:ｉ`:ｊ､ _＿_,ノ　´ 丶_＿__ ,ﾉ{::::}　 / ｊﾉ
　　　　　　　　　　|:/::::|:::　 | ::ヽ、　　　 ｰ-‐　　　 ノ:::::::ｊ,ノ　 |　　　　 　 各芸能事務所との関係を改善する代わりとして
　　　　　　　　　　/ : ::|:: 　 |:::ｉ|:::｀＞‐-〟　,-‐＜´:i|::::::::|／:λ
　　　　　　 　 　 / :::::::|::::　 |::,イ´ .＼,ｨｊ　　 {､,／ｒ'´ヽ／ｊ ::::: ﾊ　　 　 　 それまでのスキャンダラスな記事は勢いを失っていきます
　　　　　　 　 ／"::::::::;|::: 　 |´ ｀ヽ、　￣￣￣　　(´￣~_,〉 :::　ﾍ
　　　 　 　 ／ :::::::::/´/|::　　|　　　 ゛　 ~~"´　／(＿￣　 〉 ::::　ﾍ　　　　 これは同時にそれを期待していた読者が
　　　　　 / ::::::::::::/ ./　|:　　 |　　 　 　 　　／ﾉ　,ゝ、￣ ﾉヽ、::　 ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 雑誌から離れていく一因にもなりました





　　　　　　　　　　　,　 ' ￣-＝―┴ ＜ヘ｀ ヽ､
.　　　　　　　　　／: :　／: :／/: ,ｲｌ: : : :｀丶､: : ＼
.　　　　　　　 ／: : : : /: : : : :/: /ハ: : |: : : : |: : : : :＼
　　　　　　 , ':／: : : :/: : : :ｲ: :./ |　',:､」: : : :.|: : : : : :.丶
.　　　　　 / / : : : : / _,:イ＾| :/　|　 ヽ:|ヽ: : :|: : : : : : : :ヽ
　　　　　/イ: :　/: :.|,′∠ 」/　 |　　-ヽ､.＼|: : : : : |: : :}
　　　　 / /: :　/: : :|: :ｨ气ﾐｌ　　　　　孑ミﾐ､ |: : : : : |: : :|　　　 　 そんな逆風の中で、１９８７年には『Emma』が、
　　　　　 ｆ: :ﾊ |: : : |:彳ﾄｧ'::}　　　　　ﾄ.ｲ:::ヽﾒ: : : : : |: : ｊ
　　　　　 | :ハ:|: :　」ｊヽ{:iしﾘ　　　　　{::辷ﾙ|,ゝ: |: : :|: :/　　　　　 ８９年には『Touch』が相次いで廃刊・・・・・・
　　　　　 |/　 V: :（　}　｀‐ ′　　　　ヽ､ン　|: : |: : /: /
　　　　　 |　　 V　:ヽｊ　　　　　'　　　　　　　}: : |: :/ :/　　　　　　 どちらも短い命だったんだねー
.　　　　　　　　 V: : /ゝ、　　　(_ヽ　　　　,ノ: :/: / :/
.　　　　　　　　　V: :ﾊ:ﾄ ＞‐　､ ＿ , r_ ': :/: /ｌ:/| /
.　　　　　　　　　 Ⅵ　ﾝ:;:;:;:;:､ｊ　　　 / ヽ./: ｲｊ/ .ﾚ
　　　　　　　　　　 ／､:;:;:;:;:;:;ヽ　　　＼:;:;:;く

　　 　 　 　 　 / ;ノ　　　　　　　 |　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ヽ、
　　　　　　　 / :/　　　　　　/ 　 |　　　　: :. ,　 :　　 　 　 　 ﾊ
　 　 　 　 　 | /　　,'　　　 ./　　 | 　 　 ｉ: ::/ |　ｉ:.　　 　 ｉ:　　 }
　　　　　　　jﾉ　　,'　　　 :/　 ／ |　　　|:;/　 |　|:: :　 ､　|:　:　 |
　　　　　　 /　　,/　　 ..::/,.-/‐-､|.　　 |:|　,.-|‐:|-､::.　ヽ{:　ｉ:.　|　　 ９０年代の後半からはインターネットという新たなライバルも台頭、
　　　　　　ｊ　 　 | :　 ..:::::j　/　 　 |　　 |:|　　 |　|､ ::..　 λ: |::　|
　　　　　　|　　 ,| :|　:::::/|,/ _..... _ ∨　 |:|　　,_ヽ| ∨:::...　∧!::　|　　 染み付いてしまった悪いイメージを払拭することもなかなか出来ず、
　　　　 　 |　　/| :|　::::ﾊ ,'´〃 　゛:.∨　|ｉ　,ｨｆﾁ心､V:､:::.. :　ﾍ:: |
　　　　　　∨ :| | :|　:::|::ﾊ: :　　　　::}ヽ､|'　"ｆ_,ﾉ:::} ` |::ヽ:::. :　ﾊ.|　　ついに２００１年に『FOCUS』が休刊、残った『FRIDAY』と『FLASH』にも
　　　　　　 ヽ､| ヽ|　:::|::､.}:..　　　 ;r:l＾lﾍ､　 V:z;ｸ ,' ,|:::: :＼::..　}|
　　　　　　　　　　|:ヽ､|::::ゝ.._＿,,ノ| | :| :|'lヽ､.＿_,,ノ |:::: : : ;〉: ,/|　 往年の勢いはもう無いと言っていいのではないでしょうか・・・・・・
　　　　　　　　　　|: :ｉ: :::::ｉ:ヽ"　 l´| | :| :| |　　 ゛゛ ,ｨ::|:::: : : j／ｉ::|
　　　　　　　　 　 |: :|: ::::::ｉ:::::ヽ､.| :! "　゛ }.. __,,..イ::l:::|::: :　　|.　|:|
　　　　　　　　　 ﾉ:ノ: : ::::|:::::::::::::､ 　 　 ,ﾉ"ｉ:::::::::l:::|:::|::: :　　|:　.!|
　　　　　　　　ノ'": : : :::::ﾉ::;r'´￣:;}　　 .{　.;ﾄ￣｀ヽ､::|:: :　　 |::.　|





　　　　 　 　 ｒ､ 　 　 　 ＿
　　　　 　 　 |　＼　 ／　/
　　　　　　　 |　　 Ｈ　　/
　　　 　 ／:.:.＞:.r‐ｒ:.＜:.＼
　　 　 / 　 ﾚ:.:.:/:.:∧:.:|:.:.:.:.:＼
.　　　 l:.:.|:.:.|:.:./!:./::|:ヽ!:.:.:.ヽ:.:.ヽ
.　　　 l:.:.|:.:.|:./::|/::::ｊ:::::::ヽ:.:.l:.:l:.:.|　　  部数が低下する→売り上げの低下に伴い、取材にお金をかけられない→
.　　　 l:.:.|:.:.Y:::::::::::::::::::::::::|:.:.Ｎﾄ､!
. 　 　 |:.:.|:.|:.|　　　　　 　 |:/ﾄ:.|　　 　 さらに記事の質と雑誌のモラルが低下する→評判が悪くなり部数が低下する・・・・・・
　　　　ヽ|:.|:.ﾄ､ (二二{　ノ:.:.} ﾘ
　　　　　ヽﾄ:.:>ﾆｒ‐ｒ＜/ |:.:/　　　　　 ここまで悪循環になってくるともう先のことも考えたくなくなるね・・・・・・
　　　　　ｒ<:::::::::〈＿Ｙ:::::￣ｽ
　　　　　|　ヽ:::::::| 　|:::::::::/ |
　　　　　| ､　ヽ::::',　|::::::/ | |
　　　　　|　}　| ヽ::Ｖ:::::/　|│

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 こんなモラルの無い記事・・・・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 やっぱりマスゴミのやる事はクソだお

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒|/⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ヽ 　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　／　 ｜::⌒＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 _ノ｜::（●）＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　表　　　／ 　oﾟ⌒　|ヽ__）⌒::::＼　　　裏
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::.　 　 （__ﾉ|r-|:::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼::.　　　´ |ｰ´::::::::::::::／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣　 ￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  うはｗｗｗｗｗｗやべえｗｗｗｗｗｗｗ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  こんなん載せちゃっていいのかお！？


　　　　　 　 　 　 　 ┌────────────────────────────────┐
　　　　　 　 　 　 　 │　・・・・・・ただ、写真週刊誌が完全に消える、ということは無いと思いますよ　  │
　　　　　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　 　 　 　 　 │　神戸の児童殺傷事件で『少年A』の顔写真（モザイク付）が掲載され、　　　　 │
　　　　　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　 　 　 　 　 │　法務省から回収を命じられながらも出回った数少ない『FOCUS』が　　　　　  │
　　　　　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　 　 　 　 　 │　あっという間に完売した事実からも・・・・・・　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
　　　　　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　 　 　 　 　 │　なんだかんだみんなそういうタブーをどこかに求めているのかもしれません │
　　　　　 　 　 　 　 └────────────────────────────────┘

　.　　　　　　　　 　 ／　＞チ'' Ｔ ∧￣｀''‐ミ､　　＼
　.　　　　　 　 　 ／　　/´ /　 ./ ,小　　　　 .トヽ.!　ヽ
　　　　　　　　 .ｲ　　 ./　./　,イ ./　|ｌ　.|　　　|　 .|　　ﾊ
　　　　　　　　'　./　　　斗-/　!/　　Ⅳ ﾄ、‐-|､　ｌ　 　 ｌ
.　　　　　 　 /　/　　／ ｲ /　 |'　　　| Ⅵ Ｖ　| ヽ|　　　|
. 　 　 　 　 / / !　 ./　/ |/　 ｜　 　 !　 Ｌ_∨|　 l　　　.!
　　　　 　 /イ!::|　 .|　/ｨチ气　　　　　　テﾓﾐ､! .,'　.|　 .|　　  これからの写真週刊誌がどんな運命をたどるのかな・・・・・・
.　　　　　/　 ｌ　!　 .! .ﾚｲ_）｡. !　　　　　 廴ﾉ.い∨　 |　ｌ ｌ
　　　　　　　 |.i.| |　| .ﾄﾞﾏｨし┤　　　　 ├.し爿 ﾘ　　!　ｌ.|　　 そんなことを考えながら今日のおまけは終了です
　　　　　　　 |.|Ⅵ　| .!｀弋.少　　　　　 ヽ辷ﾝ´/　 /） ｲｌ
　　　　　　　 仆! ＼ﾄトｊ　　　　　　'　　　　 　 /　 .「ｌ//ﾘ　　　それでは第九話の予告をどうぞ！
　　　　　　　　　V. い　ヽ､　　　　ｏ 　 　　　ｲ　　ｲﾙ′
　　　　　　　　　 Ⅵヽﾄ､从＞- ､. ,__,　　‐＜/ 从仆´
　　　　　　　　　　　　　 〈　＼　　∨　 ／}｀ﾚｊ
　　　　　　　　　　　　　　Ｖ　ヽ＞､レ＜ノ　 /
　　　　　　　　　　　　　　 Ｖ　　マ大ア´　 /
　　　　　　　　　　　　　　　Ｖ　　∨∨　　/





　　 　 　 　 ,. -―:::::::r::'i--￢
　　　　　 r'゛::::;::::::::::::l:::::|::::::::::l.
　 　 　 /:::::::::/::::;:::j:;'|:::::ﾄ|:::::::iヽ
　 　 　 !::::::i:/::::/::';/ |::::ｌ!ヾ:ヾ::､ヽ
　 　 　 |:::::/::::;'::/=‐ l::ﾘ,=､|:::l::::l､::l
　　　　 l:::l::;{:::|;化リ　）{〔ﾘ/::!:::;ｌ∨
.　　　　 l::ﾘ''{::lＮ　ｰ '　`｀ｲﾚ!::/　　　　　 ついに世に出たやらない夫さんの記事
　　　 　 !::::|:::ﾄ:::ヽ､....゜＜　 '′
.　 　 　 l:::::|:::l::!;ヘ::::ヾ|::、　　　　　　　　 それはマスコミ関係者をはじめとして大きな反響を呼ぶとともに、
　 　 　 ,'::/i:::;:〃⌒ヾ::ﾞi:::::.、
　　　 ,/:/::l:::l,ｌ!. 　 　 Yﾐ!､::｝　　 　 　 　 記事を読んだ人からの情報提供も出るようになりました
　　 ,/:;:'::::l:::l:ｌi　　　　 ヾｰく､
　　/:'::::;:ｲ::;!:|l! ｀、　 　 ﾍ|　〉!
　 /'::／/::/::::::!　｀、　　　l ∧!
　（:;ｲヾ':::::::::::r'|　 ｀､　　　ヾ:、
　 ヾ｀､|::::::::::::ﾚ|＿__j.　　 　 ﾞ:、
　　　ヾ:、::::::::::::/i　| ｀、　　　｀、
　　　 　 ＼:::::::;'.l　 |　｀、 　 　 l
　　　 　 　 ヾ::,' l　 l　　!、 _, ,,ﾍ
　　　　　 ､_,ﾘ,' .l　 l　　l　｢彡彡}
　　　　　　｀ﾞ,'　l　｜　 l　 Υ　）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　　 ,-、＿＿
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /: l: :./: : : / |: : : :.|　ﾏ -: : : :＼': :.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :.l: : |: : :|7´ l:.:.:: :.|　 ＼ﾄ､: : : : ヾz
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,': : ｨ: :.:|: : ,V|　 ﾏ: :.:|　　　`　ﾄ: : :ヾ.::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 V:/ |: :.:|: : |　＿　ヽ:.ゝ ＝=　,: :V: ::}:.|
　　　　　　　　　寄せられた情報と取材とを合わせ、　　　　　　　　　　　　 ﾏ: .|ヽ:'　 ￣　 厂i　　　 ｨ: : :|V: :|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ゝ､{: : `r.,ー ´　_｀ ー ' l: : : |: : :|
　　　　　　　　　やらない夫さんはこなたさん殺害の実行犯について　　　 　 |: :|: {　´ ヾ ー＿ァ//.: : :.|: : :l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 j:. |: :|/ヘ　}　　 ///,j: : :,'ﾍ: : ',
　　　　　　　　　ある仮説を立てるのですが・・・・・・？　　　　　 　 　 　 　 　 /: : |: /ヘ　＼,　////: : :///ｲ: :ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /: : : : {　＼ヘ　}///,'{: : /／　|: : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|: : : :./　　　`＜}//≪|:.:/　　　|: : : : ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 マ: :{　　　　　 /-＜ ,jノ　　　 .|: : : : : ﾉ





　　　　　 　 ／ / 　 ｜l　／::／　　　　　　 ＼ ＼
.　　　　　 ,ｲ 　 |　 　 | |/:::::/　　　,ｲ　 ∧　　l ヽ　＼
　　　　　/　　　|　 　 | |:::::/ ィ'"¨/ |　/　 V ､!　 ﾍ　 ヽ
　　　　 ,′　　｜　　 l | ／ ,/　/　.| /　　 ∨|ヽ　ﾊ　　ﾍ
　　　　 i 　　　｜　　 〈j::/ ,/　/ 　 l/　　 　 Vﾍ　 ｜ 　,∧
　　 　 ｜　｜　!　　　 ∨ /,＞=ﾐ. /　　 　,r=く }|　 ｌ｜ ト､',
　　 　 ｜　｜　ｌ　 　 　 V,勹::::ﾊ ' 　　 　 jr'ﾊ∨　 |｜｜　ヽ
　　　　 l｜八　 ',　:|　　 《{::ﾄ :::ﾉ|　　　 　 |{::ﾘ }　 /! ﾄ､:|　　　  次回の『やらない夫は週刊誌記者のようです』
　　　　 | |∧ ヽ/∨ﾊ　　　V弋rﾘ　　　　　Vﾉ ∧/｜| ',l!
　　　　 Ⅵ　V　{　V::ﾍ　 　 ', ¨´　 　 　 '　　'' |　　:|/　ﾘ　　　  第九話『特定』は、７月２８日（土）の２０時頃からの投下を予定しています
　　　 　 ヽ　 V 廴.∨:::ヽ、　ヽ　 　 (　ﾌ 　 ,.ィ|　　:|
　　　 　 　 　 ∨ ﾄ､.∨ト､＼　 ヽ 、 _ .．＜ |/八　,'　　　　　　 >>1の都合でいつもと曜日・時間が違うのでご注意を！
　　　　　 　 　 ∨|　＼{￣￣＼　＼/j/}/　｜　 }/
　 　 　 　 　 　 ヽ|　　 |＼:: :: :: ＞- ＼　　　　 /
　　　　　　　　　 　 　 ,':: :: ::.／／￣￣＼
　　　　 　 　 　 　 　 /:: :: ::/ / 　 　 　 　 ＼