┌─────────────────────────────┐
│　被弾して不時着したルーデルたちは地上に激しく投げ出された。　　 │
└─────────────────────────────┘

　　　　　　＼＼/⌒)　　　　　　　　　　　　　|　|｜　!|　|
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　　＼＼　 .ヽ　 ／　　　 ＼　＼＼　　 　|｜ || |　 /　　　 /　　 /　/ /._Ｍ//_Ｍ/
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　　　　　　し　 　ヽ　　　　　　ﾉ　　　 　| |　 !　 !　　　　/　　 /　/　　 /
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　　　　　　　 ＼　　　＼　　　　　；，　　　　 し'/　　　　　　./μM/　/　//　//　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 て_　　　　　　　　　./M//M//　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　て　　　　　　　　　　　　　 　 /　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～　　　　　　　　　　　　　　　/M/

　　　　　　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　／# ヽ､_　　＼
　　　　　　　（○）（＜ ）　u　|　　　　　　　　　　　ち、畜生……
　　　　　　　（__人__）　　　　|
　　　　　 　 （｀⌒ ´　　#　　|　　　　　　　　　　　足に破片が刺さったかな……
　　　.　　　　 { 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　{　　　　　 　 ﾉ　　　　　　　　　　　おい、ガーデルマン、どこにいるんだ！！
　　　　　　　　 ヽ　　　 　ノ
　　　　　　　　i　　　　　　　 ､＼　;
　　　　　　　　|　 　!　　　　／__｝ ；
　　　　　　　,-|　.　|ー-､/ ゞノヽ
　　　　　　｛_　i､___,l　　 |　　　#.| ；
　　　　　　　）ｿ(___i）---|　　　　|
　　　　　　　　　　　　　 ゝ-i--i´ ；
　　　　　　　　　　　　　　　 ｀-ﾞ



　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿__
　　　 ：／￣| ：　　：　 .／　/　　#　　;,; 　ヽ
　　：. ｜　::｜　　　 ／⌒　 ;;#　 ,;.;::⌒ :　::::＼　：　　　　　　大丈夫……
　　　 ｜　::｜：　　/ -==、 　 '　　（ ●）　..:::::|
　 ,―　　　　＼ 　 | ::::::⌒（__人__）⌒　　:::::.::::|　：　　　　　　脇腹が痛みますけど
　| ＿＿_） 　::｜： !　#;;:..　 l/ﾆﾆ|　　　　.::::::/
　| ＿＿_） 　::｜　 ヽ.;;;//;;.;`ｰ‐'ｫ　　..;;#:::/　　　　　　　　　　何とか生きてますお……
　| ＿＿_） 　::｜ 　　.＞;;;;::..　　　　..;,.;-＼
　ヽ＿＿）＿／ ：　 /　　　　　　　　　　　 ＼ 　　ﾊｧﾊｧ....

┌────────────────────────────────────┐
│　幸いなことに、不時着したのはドイツ兵の支配地域で、二人はトラックで送られて　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　昼過ぎには部隊に戻ることが出来た。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
└────────────────────────────────────┘


　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l'⌒⌒⌒⌒l'⌒⌒⌒⌒i'⌒⌒⌒⌒l
.　　　　　　 　 　 　 　 r =====ｌ　　　　　　ｌ　　　　　　ｌ　　　　　　|　　三
　　　 　 　 　 　 　 　// 　　 l |ｉ　　　　　　ｌ　　　　　　ｌ　　　　　　l
　　　　　__＿__,,_＿_//　　　 l ||､__,,,＿＿_,ｉ､__,,,＿＿_,ｌ､__,,,＿＿_,l!
..　 　　 l!　/三三. 　 l￣￣￣l|ll二二二二ll二二二二ll二二二二ll　　三
..　 　　[l　, -----､ . l 　　 　 i|;;l_＿,,___l^l__＿,,__lﾟl__＿,,__lﾞl_,,lニニl　　　　ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_
　　　 　l_/〆⌒ﾞヽヽ::l 　　 　 γ''､ﾞ''~ﾞ''~ﾞﾞ''~ﾞ''~ﾞﾞ''~ﾞ''~ﾞﾞ''~ﾞ''~ﾞﾞ'', ''~ヽ　　　ノ⌒ヽ、;）;;'~` _ノ
　　 　 l=l l:::(：：):::i　ﾞ￣￣￣ （::@::).γ = ,ﾒ,= ヽγ =ilゞ= ヽ （ (@)　　　'~` ;;;;））　　　） ）
　 　　　　 ヽ､,,__ノ　　　　　　　ヽ,,_,,_ヾ,,_ノヽ_,,ノ,,ヽ_,,ノヽ_,,ノ,,,ヽ_,,ノ_／ノ⌒ヽ、;;;_ノヽ、_ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 ／￣¨¨　 　 　 　 　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 フ　　　　　　　　　　 　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ⌒ヽ /¨¨｀ ~ ´￣ ヽ .}　ｌ　八　　　　　　　　　……ルーデル隊長は脳震盪と腿に破片が刺さって
　　　　　　　　　　　　　 　 　 }.ｌ　　　　　　　　}/ｲ/}　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　{ ｌ　　　　l /　　　　　 ∨　　|　　　　　　　　深い傷が出来ていますね
　　　　　　　　　　　　　　　　/＿　 　 ｲ　＿＿　 　 {　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 〃　rｾヽ＿｢　rｯｚ､ ヽ__ |　　|　　　　　　　　ガーデルマン君は
　　　　　　　　　　　　　　　 {　　　 /ｌ 　 ﾏ　　　　ﾉ¨ヽｲヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ─ ´ .|　 　 ` ー　´　 / /} |　　　　　　　　肋骨が三本折れている
　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　　　 {　､ヽ　　　　　　 /ﾚ.ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　 _／　　　　　　　　 ギブスを当てておきますが、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `＝＝"´　　　　ｌ　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',　　　　 　 　 　 　 ﾊ　|　　　　　　　　　 二人ともしばらく休養したほうがいいね
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｌ　　 　 　 　 　 ／　} /
　　　　　　　　　　　　　　 　 r-､ ＼＿＿＿　 　 　 /ｲ
　　　　　　　　　　　　　／⌒}.:.:{￣二ニ＝──── ､
　　　　　　　　　　　 ／　　 {.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..〉
───　¨¨ ￣￣ /　　　　|.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./｀ヽ
　　　　　　　　 　 /　　　　 .|` ＜.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| 　 ∧
　　　　　　　 　 ./　　　　　 |.:.:.:.:.:.:｀ ＜.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |　　 ∧＼
　　　　　　　　 /　　　　 　 .|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.` ー──‐イヽ　　.∧　＼
　　　　　　　 ./　　　　　 　 |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　 ∧　　＼

┌──────────────────────────────────────────┐
│　上級部隊から派遣されてきた軍医に二人は手当てを受けたが、どちらも明らかに重傷であった。　....│
└──────────────────────────────────────────┘

	265 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:16:43 ID:sOSKdXCo 人間なら出撃なんて狂気の沙汰の重傷だな 人間なら

　　　　　　　　　 __　　＿＿＿__　　　　　 　　　　 __
　　　　　　 　 　 | |／─＼ ＼/ ＼＝＝＝＝＝=| |
　　　　　　　　　 |/ （ー）　＼ ＼//＼　　 　 　 　| |　　　　　　　　しばらく出撃できないのは悔しいけれど、
　　　　　　　　　/　　（__人__）ﾞｰ‐′　ヽ　　　　 　| |
　　　　　　　_rーー‐‐- ､_　　　 　 　 /￣ヽ＿＿_| |　　　　　　　　今は休養をしなければいけないお
　　　　 __ノ￣￣￣￣｀ ヽ__`-ー´⌒ヽ＿ノ 　 .／| |
　　／￣　　　　　ヽ_　_　　ーー　ヽ__　ヽ、...／　 | |　　　　　　　　体を直してまた戦うんだお……
　ノ　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 ｀ヽ／| 　／| |
/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　)　|／ 　|_|
　　　　　　　　　 　 　 　 　　　　　　／　|　 |
　　　　　　　　　 　 　 　 　　　　 ／　 　|／

	268 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:17:21 ID:fp665ShI >>266 ガーさん　(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ 269 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:17:51 ID:RxbVaNks それはフラグです

　 |┃　　　　　　　　　　　　　 ﾉ Ｌ
　 |┃　　　　　　　 　　／u￣⌒
　 |┃　　　　　　　　／ ＼　　／＼　　　　　　　　　　　ガーデルマン、いくぞ！！
　 |┃　 　ガラッ　 | （● ）（● ）　|
　 |┃　三　　　　　|　 （__人__） u　|　　　　　　　　　　　休養などはとっていられない
　 |┃　　　　　　　│　 ｀|iiiii|´ 　　}
　 |┃　　　　 　　　.|　 　|iiiii| 　 　|　　　　　　　　　　　　すぐに出撃だ！！
　 |┃　三 　 　 　 │　　`ｰ'　　..|
　 |┃　　　　 　 　　 ＼　 "` 　ノ
　 |┃　　　 　 　 ／　　　　　　　　｀ヽ.
　 |┃　三 　 ／　　　　　　 　　 　 　 ＼
,⊆ﾆ´⌒￣￣"　　y　　　　　　　　 r､　 ヽ
⊂二、 ,ノ──-‐'´|　　 　 　 　 　 | l"　 |
　 |┠ '　　　　　　　|　　 　 　 　 　 l/'⌒ヾ
　 |┃三 　 　 　 　 |　　 　 　 　 　 |ヾ___ｿ

	274 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:18:44 ID:Ben6VSpQ ですよねーｗｗｗ 275 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:18:50 ID:MMSEIBCk これだよなあｗ 272 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:18:29 ID:vk74sP.A ルーデルｗｗｗわかってたのに笑えるｗｗｗ 273 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:18:33 ID:8KVq1fNY やっぱりねーｗｗｗ	276 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:18:54 ID:dpNgBGPs 寝ててください！！＞軍医一同 278 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:19:20 ID:E6I/NHGg 出たwww閣下といえば必ず言われるこのやり取りwww 279 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:20:18 ID:fp665ShI 名台詞ｷﾀ━━━━━━━━m9( ﾟ∀ﾟ)━━━━━━━━!!

　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　 ／_ノ 　ヽ､_＼　　 　 　 　 ━━┓┃┃
　　　　　 　oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo　　　　　　　　 ┃　　　━━━━━━━━
　　　　 ／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼　　　　　　　┃　　　　　　　　　　　　　　　┃┃┃
　　　　|　　　 ゝ'ﾟ　　　　　≦　三　ﾟ｡　ﾟ　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┛
　　　　＼ 　 ｡≧　　　　　　　三　＝=-
　　　　　　　 -ｧ,　　　　　　　　≧=-　。
　　 　　　　　 ｲﾚ,､　　　　　　　＞三　　｡ﾟ　･　ﾟ
　　　　　　　 ≦｀Vヾ　　　　　　　ヾ　≧
　　　　　　　 ｡ﾟ　/｡･ｲﾊ ､､　　　　｀ミ　｡ ﾟ　｡ ･

┌─────────────────────────────────┐
│　ルーデルは休むことなくその日のうちに出撃し、侵攻してきた敵を叩いた。　　 │
└─────────────────────────────────┘

	283 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:22:39 ID:cgwUMJeg 安心のルーデルさんｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ これで勝つるｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ	286 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:24:11 ID:MMSEIBCk それに付き合えるガーデルマンも大概だよなあｗ 288 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:25:31 ID:fp665ShI >>286 キリコに付き合うル・シャッコだなまさにｗ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,ｘ=≦￣￣￣￣`≧ｘ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｘ≦´　 ,ｚ≦~~´｀`ヽ＿_　　｀≧ｘ、
　　　　　　　　　　　　　　　　 　／,ｚ=≦~´　　　　　 /――`ヾ〟　　≧ｘ、
　　　　　　　　　　　　　　 　 ／/'´　　　　　　　　　/　　　　　　｀`ヾ〟　＼
　　　　　　　　　　　　　　　/ ./　　　　.＿＿＿＿/ゝーーｚミﾐ〟　　`＼　`ｘ、
　　　　　　　　　　　　　　/　/,ｘ'´￣￣　　　　　　/ミﾐ/　　　　　`ヾ、　　`ヽ、|
　　　　　　　　　　　　　 /／ゝ／　　　　／　　　/彡''シ　　　　　　　`ヾ、　　`|
　　　　　　　　　　　　　|//／　　,ｚ-―〈　　　. /　｀￣`ﾐ〟　　　　　　　 `ヽ、/
　　　　　　　　　　　　　|'´|／　　　　　　ヽ　　/　　 `ヾ丶`ミ、　　　　　　　 .`|
　　　　　　　　　　　　　|　|　　 |｀|'７　　 ./|　./、彡　　 `ヽ|ソミﾐ、＿,　　　 ./
　　　　　　　　　　　　　|　|　<`　 <~　　//　/ミﾐ ヽ　　　　　￣ .ヾヽ　 /,　/　　┌─────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　|　.　<∧/　　//　/ミﾐ`、 ＼　　　　　　　 ` ./ミ、|　　　│　8月には二代目の第2地上攻撃航空団司令　　　 │
　　　　　　　　　　　　　|.∧　　　　／／　/|　`ー　　.`　　　　　　　　 ＼`/　　..│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　 ./　 `ー―'(￣)/ / .|　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ,　　 │　（Schlachtgeschwader 2、SG 2）に任命され　　　..│
　　　　　　　　　　　　/　　　　　　￣/ /　..|　　　　　　　　　　　　 ⌒　 ／　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　 ／　　　　　　 ／／　　 |　　　　　　　,-―― 、 　「/ミ、　　 │　9月には中佐に昇進したルーデルであるが、　 　 │
　　　　　　　　　　| (　　　　　 ／／ /|　　 ヽ、　　　　　 　 、　　 ヽ, /l|￣　...　.│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　 `ヽ、＿,ｚ＝'/　　|:|　　　　ヽ、　　　　　　`ヽ、　./＿_　　　　│　戦闘はさらに激しく、そして戦線は　　　　　　　　....│
　　　　　　　　　　　　 /　　　　|　　 .ヽﾐ≧ｘ、　 ｀ヽ、　　　　　　　/||　　()　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　 ./　　　　 .|　　　　`三三ﾐｘ、　 ヽ、　　,、　 /ﾐ||￣~　　 　 │　さらにドイツ領に近づくのであった。　　　　　　　.....│
　　　　　　　　　　　/　　　　　 |　　　　　`三三ﾐ≧ｚ、`ヽ'　`ヽ,/三||　　　　　　└─────────────────────┘
　　　　　　　　　　./　　∥　　 .|　　　　　　ヽ三三三ミ≧ｚ、 ∥ミﾐ:||
　　　　　　　　　 /　　 ∥　, =＝'´`l/｀`ヽ、　／　 / |￣ヽ三三三ノ
　　　　　　　 ＿/,ｚ=＝'´￣　　　　,、　　　｀`ヽ、　　.|
　　　　　　　/ 　　　　　　　　　　／||ヽ、　　　　 ｀`ヽ.|┐
　　　,z---/ 　　　　　　　　　／/o||°|ヽ、　　　　　　 |,＿＿
ｘ＿/　　./ 　　　　　　　　 ／　 |.o/|°|　`、　　　　　　|　　　`ヽ
　/　　 / 　　　　　　　　.,<ミﾐﾐ>>V/ヽ/＜彡、　　　　 .`、　　　 ＼
〈　　 /　　　　　　　　／　　 ｀`|￣￣￣/'´　 `、　　　　`、 　　　　.＼,ｚ―/'´｀`ヽ　　　　,ｚ、
　　 /　　　　　　　／　,、　　| ..`、|三|./ |　∧ `ヽ、　　 `、　　　　　　`ヽ`ー―‐'￣`ー/ヽ ヽ＿/￣`l＿＿
　 /　　　　　　 ／　　 |ｌ`ヽ、|　....||三|| ...| /ｚ||　　 ヽ　　 .`、　　　　　　　`丶、__,、＿,l`ヽｚ'´　<＿_|_ノ＼　`ー―ｚ、
　/　　　　　 ／　　　　| |三ﾐｘー..||三|ー'´三||　　　　＼　 `、　　　　　　　　　　＼　　￣`＝＝'＝＝＝'´　　　　　＼

http://www.youtube.com/watch?v=9WPHcm8Tm-k

┌──────────────────────────────────────────┐
│　8月、ソ連軍がルーマニアに侵攻しているとの報に接したルーデルは、直率の航空団本部小隊と　.....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　第Ⅲ飛行隊を率いてブカレスト北方の都市ブザウに移動した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　第Ⅱ飛行隊はワルシャワに、第Ⅰ飛行隊はすでにルーマニアに駐屯していた。　　　　　　　　　　　　..│
└──────────────────────────────────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,.-ｰ''''"ﾞﾞ"´ﾞ''｀`'‐.､､.
＿_____＿＿_＿____＿＿_＿___＿_＿＿_____＿＿___,,.--ｰ''''''"ﾞﾞ''"´｀`'''"´｀`'‐''"´　... .. .. 　　. ...　...　　｀`'‐.､,,
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_,,.--ｰ''''"ﾞﾞ｀ﾞ''ｰ-、_,,.--庁ｰ''''''"ﾞﾞ":;;;:　: ;:.............;;;;; ; ::;　: ;:; :; :　 :: :;... .. .. 　　. ...　...　 .、丶"''':､丶､｀丶.'.;';':;:';'::;:';'..::.;';':;:';'::;:'":;;;:　:;
i;;ii:i;;i￣|rニユ　l　|l i:　i:二i,　.;';':;:';'::;:';'; ,. '':';;:::;:;;:爿|:::.:....;';':;:';'::;:';'; ,. '':';;:::;:;:;;::::.:....;';':;:';'::;:';'; ,. '':';;:::;:;:;;::::.:....;';':;:';'｀,,,,-‐'゛::;:';'; ,.
二.ll.| . 二￣￣|=,ｨ'⌒ﾆﾆｴﾆﾆil］1lｰ-il］|_三rーilil￣|─r‐┬||irr-､v冖v":;;;:　: ;: ;: ;:　　; ::;　: ;:; :; :　 :: :; ":;;;:　: ;: ;: ;: ;: ;: ;:　　; ::;
::;...;;.;;ii:i;;:;　:;..;　|l巫||､_,|斤il］il］|_三rーilil￣|─r‐┬|i､_ｒ－lＴ┐┬il］il］|_三rーilil￣|─r‐┬r'⌒ヽ''　,.　,. ''　;';':;:';'::;:';';ﾞﾞﾞﾞ'''‐- ､ ,,,,,__
韭|　　|:::..　..　 |巫|il］il］|_三‐┬ lil「l￣|i､_ｒ lil「l韭l《ｆﾆﾆll￣'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;'', ;~,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;~'',;'',;''ﾟ ;~,;, ‐''"~￣~`''‐ ,.､t''T叮　i￢-､
韭|　　|l::;...;;.;.;ii:i韭lllll":;;;:　: ;|韭韭|ﾆﾆｴﾆﾆｴﾆﾆｴ　: ;:;;';':;:';'::;:';'; ,. '':,.ｨ;|￣冂ilrーilil┬ li┬;:::;:;:;;::::,.‐':;ﾆ´ｨ:爿ヱ;'::;|I|：・：|I－lＴ┐┬

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│　ブザウに移動中、ルーデルの部隊は補給のためにハンガリー第二の都市デブレツェンに立ち寄った。　 　 .│
└─────────────────────────────────────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::::::,.;ゝ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::_,.-‐''~ ,、人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 _＿　　　　 　　　/:,.;‐''~　,.ｨ‐'~　　　|~`―-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.､　　 / ＼~~~``ー--ｩ'~ ,.;;-‐''~~ |, :-|　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ彡　/::::::::`>　　,.-''~.‐'~~-‐''~~.|　.| 　| 　　 |
工＿＿＿ 　 　 　 　 　　　　　 　 　 　 　 ﾐミ|彡ﾑ-''~~ーv'~ ~:::::;;;:: 　 i-‐ｉ　|~~| 　|　　　|
＼＝＝＝|　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ-‐''~:::::_,.ィ''~~|~ 　~~`|~ 　 |T |　|~I.|　 |　　　|
　 ＼＝＝|======i_＿　　　　　　　　　 ミ>,-|~~`i'~I　| 　 | 　 　　|　 　| | |_,.+‐ !┴!―--'
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　||`i'~~`'~~'~~ﾐ―┼(`)‐i￣~i→;;;;;/ ノヽ|~l ﾐ|'~::::::::::::＿_.|l'~　　　　　　;'`'`゜　　;;;　　　 `i　 ＿
　|ｒ'~　　　　　ﾐ　|. |ゝ-'| |~l~`1;;;;;;;;;;;;;L!;;|,,,,.i'~''1~T~~ 　￣|＿_,,,.....r-‐ﾐ　;;　;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;::|￣
,;'~　　　　　　　~~~`iー‐､二―--‐'~~ｺ:::::::::j.　 |　|　　　　 |ｴｴｴｴ |:::::::ﾐ　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　ヽー-'　　　　　ヽ.　ヽ､＿,,人_j 　 　 　|ｴｴｴｴ |::::::::|ヾ:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　　/　/　　　　　　 ＼　　　　 ゝ'~＿三~ﾄ-､ｴｴ |::::::::|　冫;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　 　 　 　　　 　 /　/　　　　　　 　　 ＼　　　 =￣　　'`‐-'‐-､j-､...＿_(;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　 /~~`ー'~~````　/　　　　　　　　　　　`ｰ､　　　　　　　　　　　　　　　ヽ;;;;;;;;;_.........
　　　ﾑ　　　　　　　　（　　　　　　　　　　　　　　` ヽ､

　　　　　　　　　　　　　　　 ――　､
　　　　 　 　 　 　 ／ 〉 ´　　　　　　＼
　 　 　 　 　 　 ／ ／'　 __ ノ 　 ゝ.__　ヽ　　　　　　　　　　　　　　くそっ、給油に思いのほか手間取って
　　　　　　 　 /　/／〉　 ( ー)　(ー )　 ｌ
　　　 　 　 　 ｌ　 ´ イｌ　　 (___人___)　　ｌ　　　　　　　　　　　　　　このままじゃ暗くなる前にルーマニアまで
.　　　　　　　 ｌ　 　 ｉYｌ　 　 ｀ ⌒ ´　　 ｌ
.　　　　　　　/　　 ﾊ !.!　　　　　　　 　 !　　　　　　　　　　　　　　飛べないぞ……
.　　　 　 　 /　　/　 ' ヽ 　 　 　 　 　 /
　　　　　　 ｌ　　　／/ ､ゝ　　　　　　 ／ ヽ_　　　　　　　　　　　　この先はカルパチア山脈を越える難ルートだ
　　　 　 ´｀ ー‐ '｀./　　｀ー､　　,－´　　/ 　 ＼
.　　　　 ｉ　　　 　 ｉｉ　　 / ｀:.ｉ 　 ｉ´ヽ.　 /　　 　 ｀　 ､　　　　　　　乗員を損失させたくない
. 　 　 , 'ｌ　　　　　ｌ.!　 /　　 ｌ 　 !　ﾊ　/　　　　　　　 ＼
　 　 / ,:|　　　　　| ヽ/　　　!＿'　　 V　　 　 　 ,　 ,　 　 ヽ　　　　仕方がない、ここで一泊するか……
.　　/ / ｌ　　　　　|　　　　 /:.:.:.:ヽ　　　　　　　/　/　 ／　 ｉ
.　　!/　 !　　　 　 ｌ＼.　　 ｉ:.:.:.:.:.:.ｉ　　　　　 ／　/　 /　　　ｌ
　　/　　　　　　　 !　 ヽ.　 !:.:.:.:.:. !　 　 　 ´　　 !　 /　　 　 !

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｎ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l^l.| | /）
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | U ﾚ'/／)
　　　　　　＿＿＿　　　　　　ﾉ　　　 ／　　　　　　　　　ルーデル司令！！
　　　　／ ⌒　　⌒＼　　ｒニ 　　　　|
　　 ／　（⌒）　 （⌒）＼　　ヽ　　　/　　　　　　　　　　 この街には温泉があって、体にとってもいいらしいんだお
　／ 　 ///（__人__）///＼ / ` 　 /
　|　　 　 　 `Y⌒y'´　　　 | 　　／　　　　　　　　　　　　みんなで一緒にひとっ風呂浴びるお！！
　＼. 　 　 　 ﾞー ′　　,／　 ／
　　/⌒ヽ　 　ー‐ 　　ｨ　　／　　　　　　　　　　　　　　　やる夫も司令も体の治りが早くなるお！！
　 / rｰ'ゝ　　　　　　　　／
　/,ﾉヾ　,>　　 　 　 　 ｲ
　|　ヽ〆　　　 　 　 　 |

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　　そうか、それなら　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　　　（ ⌒）（⌒）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　（__人__）
　　　　　　　　　　　温泉に浸かってみるか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 l　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　たまには戦場の埃を　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,ゝ､　　　_,ノ
　　　　　　　　　　　落とさないとな　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,､-='l　＼_ﾝ╋<＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / ＼　└〆＼ i=i|＼'＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 丿 　　ﾞi 　 ＼　＼=il　/　i!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　l 　　　＼＼| /＝|l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　|　　　　　＼i/ 　 ||

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,､:''"｀ヾヾヾヾヾヾヾヾヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,／/: : : : : : : : : : : : : : : : :
ー------------------,　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,-'::::Y三三三三三三三三三三三三
　　　　　 　 　 　 　 　 ,.‐｀'．　　　　　　　　　　　　　　　 .,.‐｀::::／i::::::::;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
二二二二二二二二／｀'‐､ﾞ､　　　 　 　　　　　 　 　 　 ヽ-''~_,､‐|　:|丶─────────'
: : : : : : : : : : : : : : ／~`‐-,,`-､ 　　　　　　　　　　　､,-';:;-'"｀ _ |　|　:l　l　ようこそ！！　 　 　 　 l
　 　 　 　 　 　 　 　 i　　,、　｀`ﾍ 　 　 　 　 　 　 i"~_､､‐'j‐'" ｀　|　:|　l　　デブレツェン温泉へl
　 　 　 　 　 　 　 　 i　　l ｀"'ヽ-ﾍ 　 　　 　 　 ,ノ"`_, , -'''ﾞl ll 田.|　:|　,─────────､
: : : : : : : : : : : : : : : : i　　l 　 i 　:l 　 　 　 　 ,iン‐ｉﾞ｀ヽ　''`二､-‐'│ :| 　　　　 ii　　　　　 ii
: : : : : : : : : : : : : : : : i : : l ､ ､､､､l　 　 　 　 　 　,,l田|..,.,, ､ヾ| l::田|　:| 　　　　 ii　　　　　 ii
: : : : : : : : : : : : : : : : i : : : : : : : : l　 　 　 　 　 丿ﾍﾍ|温泉/二二二ハ二二二二二二二二二二二
二二二二二二二二ﾍ_____＿_＿l　 　 　 　 　”” |:::::|,,,,､ｰ'｀: : : :,, ; :| |　　　　 ii　　　　　 ii
　.　 ┌──.＼:　 : : i : :..,,,...,,、;;ヽ､ 　　　　　　　|,,,,,|　　　、|丿丿...| |　　　　 ii　　　　　 ii
　　　.|ようこそ: >~~~ヽ; ; ; ; ; ヽ',;;ヽ､　 , ､ . 　　i´ヽ',',',',',',',| i'''''''ii 　| |　　　　 ii　　　　　 ii
.､,､, . |　 ._,,､ヽ''_,,.┐:::::ヽ､-‐"~　l 　　　　　　　 |::::|~~~~~~~ i 　 ii 　| |__________-‐…────
..､,､,..,ﾞl,'',,,､-‐'｀｀ : |￣ﾞl ~;: ;: ;: ;: ;l 　　　 .､．　　|::::|　　　lヽ､^^^ヽヽヽヽヽ｀,.ヽヽ/ヽヽヽヽヽヽ
　　　　 : 　　　　　.|　　l;: :l￣￣i;;l　　　 .": : 　　ヽ |＿＿|:: ::｀｀"ﾞﾞ'―ヽ:-,､"" Yヽヽヽヽヽヽヽヽヽ
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　　　　 i 　　 _､-'"｀　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　｀"-､.、;; ;; ;; ;; ;; ;; ;;|::::::::::::::::::::::::::::::::::
｀'…-､､i,,,､‐'´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀｀''‥‐-∴､,.､::; ;;;;;;; ;;|::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: ｀ﾞ""'':'ヽ‐‐-:．．::;;;;;;;;;．

　 　 　 |┃三　ガラッ
　 　 　 |┃　 ＿＿＿_
　 　 　 |┃／⌒　　⌒＼　　　　　　　　　　　　　＼_人＿人∧从＿人_∧_人_人从_/／
　 　 　 |┃（●） 　（●） ＼　　　　　　　　　　　　 )　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞
───|┃:⌒（__人__）⌒:::::＼　　　　　　　　　　＜　　やる夫が一番乗りだお！！　＞
　 　 　 |┃　　|r┬-|　　　　　|⌒)　　　　　　　　　<　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(
　 　 　 |┃　 　`ー'ｫ 　 　　／/　　　　　　　　　　 ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^⌒Y^Y^^Y^
　 　 　 （⌒ヽ・　　　　・￣ ／
　 　 　 |┃ノ　　　　　　　/
　 　 　 |┃　　　つ　　　<
　 　 　 |┃　　(::)(::)　　　ヽ
　 　 　 |┃／　　　　>　　）
　 　 　 |┃　　　　　(＿＿)

　　　　　　　　　　　　　 　　.l　 ./　／　　　　　　_./
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二_:l　　 .:::;　　　　　 .::::::ﾉ､＿二li　　　　　　　　　　:::::＼　,'　　　　　　　　　　 ヽ.
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　　 l　　 :::l　　　:::i　　 l　＼　ﾝ"'ﾑ　　　　　 .;'　　　　 :::::::::ヽ.　:::i　　　　　　／/
ｰ--ﾍ　　:::|　　　:::lｰ--}‐ﾆ二=---.〉　　　　:;'　　　　　　:::::::::::∨l　　　　　./　/三
__　 __ゝ--'ﾞｰ---‐'　_,,.ﾆ=;;;;;;;;;;;;;;;;/　　 　_, '　　　　　　　 :::::::::::V￣二‐ﾆ"ー'　z壬

	293 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:29:54 ID:QJ8jemK2 わっふるわっふる

　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　 ／ー　　－＼ 　 　 　 　　━━┓┃┃
　　 　　 　／（ ○） 　（○）＼　　　　　　　　 ┃　　　━━━━━━━━
　　　　 ／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ 　 　 　 　　┃　　　　　　　　　　　　　　　┃┃┃
　　　　|　　　 ゝ'ﾟ　　　　　≦　三　ﾟ｡　ﾟ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┛
　　　　＼ 　 ｡≧　　　　　　　三　＝=-
　　　　　　　 -ｧ,　　　　　　　　≧=-　。
　 　 　　　　　ｲﾚ,､　　　　　　　＞三　　｡ﾟ　･　ﾟ
　　　　　　　 ≦｀Vヾ　　　　　　　ヾ　≧
　　　　　　　 ｡ﾟ　/｡･ｲﾊ ､､　　　　｀ミ　｡ ﾟ　｡ ･



　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼　　　　　　　　　　　　まいったな、ここは男女の湯船の区別がないんだな……
　|　　　 （ ●）（●）
.　|　u.　　 （__人__）　　　　　　　　　　　しかし、露助相手に懸命に戦ってきた俺たちが
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
.　 |　　　　　　 　 }　　　　　　　　　　　 こんなところで裸のご婦人たちが雑談に花を咲かせているのに
.　 ヽ　　　　　 　 }
　　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　　　　　　　出くわすなんてな……
　 　 i⌒＼ ,__(‐- ､
　 　 l ＼　巛ー─;＼　　　　　　　　　　なんというか、まことに異様に思えるよ……
　　 　|　｀ヽ-‐ーく＿）
.　　　 |　　　　　　l

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝　|⌒ヽ　　　　　∠Ξ|Ξ|ゝ、　 )）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝　 〔-=∋￣￣＋￣　￣￣￣|~~l≫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝　 ￣￣｀ー―-∠ﾆニ＼∈ー´（(
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ﾆ◎⊃━



　 　　　　　　　　　 　 |￣|＿　ロロ　　　　　　　|￣|＿　ロロ　　　　　　ロ　　／ヽ
　　　　　　　　 　 　 　|　　＿|　　　　　　　　　　|　　＿|　　　　　　　　　　 ,／ ／
　 　 　 　 　..　　　　　|＿|　　　　　　　　　　　　|＿|　　　　　　　 　 　　　ヽ／
　　　　　　　　。　　　　　ゞ;;, ,‐ヽ::::'';;,,,,;;）ﾟ 　　,;:'　゜　　、　　　　　　　　　　　ﾟ　 　 ;;,　　 ,,::‐::､_
　　　　 　 　 　 ':::;,　　　＿ :::ヾ-'　..:::　:::..ヽ　,:::'　．　　　 　　 。　　　　　,,::‐:::､　　:::,　　（;,,　,,;;）:ヽ
　　　　　　　　・　'::;:;,,　「l,7:::...　’ （;;;　,,;;;）'' (;;;;'　　　" ,,,..::;;::'''　　。.　 ・（::..　,,;;;） (::..)　　ゞ::　,,;;;;ノ⌒::.
　　 　 ﾟ :::...,,　 。　'':::;;,,~　;;´　:::ヽ::.. 　''　,,;;;;)' ・_　,,..:::;;;;::'''　　　　　''::,,　,,ゞ:::::''' ::´　::ヽ（:::..　,,;;）::..　,,;;ﾉ　　。
　　　　　　'''::;;;;,,,　　（::..“ ..:）,,;;::ノ,,　‐: ､::::::'　 ::::ヽ:::'''　　　　　　　　　(::;;,,　.::⌒::ヽ　．..::::　　''':::..　,,;;;）.;;;::'''
　　　　　　　　''':::;;;;,,,ゞ::,,,,,;;'':::　　（::..¨ ,,;;）/.::ﾞ‐､ノ　 ＿　　’　　　゜　　,;:::) ::“. ,,;ノ　　　　。（::,　,,;;;）;;;::'''
　　　　　＾　　　　''':（::..　〃,ヽ＼　 l　　〃（:.　..:::） <_７,l　　　　　 　 ::´　（;;;,,　 ..:::...　:::::/::...　　’　;;;ヾ
　　　　　　　″　　　:ー'' ヾ_/　　　　　　''::.. 　''　:::ヽ￣　　・　　　‘ ,ゞ:::,,,　　.::::＼　　　　 ／　　．,;;ﾉ
　　　　　　　　　　（:::...　..:::）―,,　　　　,,_―,,;;;;;）..::;ノ　　”　　　　　（;;;,,.,　　 ,,　‐　　　　　_,,―　..;;;;）
　　　　　　　　　　　　ー　''　　''　　　　　　''''　　　　　　　　　　　　　　ー　''（::,,　,,;;）　　｀　　　''''

┌────────────────────────────────────────┐
│　8月23日ルーマニアは降伏し、ルーデルたちの部隊はいわば敵国に取り残された形になる。　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　補給もままならない中でルーデルたちはルーマニアから脱出するドイツ軍残存部隊の　 　 　 　..│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　支援に当たった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
└────────────────────────────────────────┘

┌─────────────┐
│　9月初旬のある日───　 　 │
└─────────────┘

　　┌──────────┐
　　│　　　 ／￣￣＼　　　　　.│　　　　　＼────────────────────／
　　│　　 /ﾉ　 ヽ､_　　＼　　　..│　　　　　│　今日は何とか戦果を挙げられたが、　　　　 　 .│
　　│　. （ ●）（ ●）　　 |　　　.│　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
　　│　　|（人__） 　 　 　 |　 　 .│　　　　　│　さすがにもう機に弾も燃料も残っていない　 　 .│
　　│　　 | ⌒ ´　　　 　 |　　.....│　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
　　│.　　 |　　　 　　　　|　　......│　　　　　│　着陸したら補給して────　　　　　　　　　　 │
　　│.　　 ヽ　　　　　　/　　　　│　　　　　／────────────────────＼
　　│　　　 ヽ　　　┌────────────┐
　　│　　　　.>　　..│　　　　　 ＿＿＿_　　　　　 　 .│
　　└─────.│　　　　／　　 　 　＼　　　　......│　　　　　＼──────────／
　　　　　　　　　　　│　　 ／　　─　 　 ─＼　　　　.│　　　　　│　ル、ルーデル！！　　..│
　　　　　　　　　　　│　／ u　 （○） 　（○） .＼　 　 │　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　│　|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　 .│　　　　　│　後ろを見るお！！　　..│
　　　　　　　　　　　│　/　　　　 　|!!il|!|!l|　　／　　....│　　　　　／──────────＼
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　|ｪｪｪｪ|　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　└───────── y.──┘
　　
　　　　　　　　　〃　　　　　　　　 　 　 ＿_　　 　 |
　　　　　　、　//　　　　　　　 「¨¨ヽ〃T_T_T_.ト。L　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣￣￣Y
　　　　　　 ＞ケ二二￣￣￣　　 　 ＼|__|__|__|__|__|≧ｘ≡＝　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　 ! 　|　　三＝─
　　　　　<ll | |　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣¨　ー　　＿　　　　　　 　 /　　 　 l 　:|
　　　　　　 7ｒ＜ iｺｺｺｺｺｺ　　　,。-―-　。 _　　　　　　　　　　　　　￣　¨¨　￣　＜――＜:|
　　　　　　 | l　　 ￣L＿＿＞‐ﾍ,。-――--三≧。＿　　　　　　　　　　　　　　　　　＞――＞
　　　　　　 |/　　 ＿＿＿＿__ｒ'´`ー―ﾃ―ﾃﾃ―――'¨￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣て(`ー―’　三＝─
　　　　　　 ｌ　　　￣￣￣￣＾`＜二二二二二＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 `ら
　　　　　　　　　　　　　　　　,＜￣＞く
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {{＿＿＿...＞　三＝─
　　　　　　　　　　　　　　　　弋___ノ

~^ "`~~^ "`~~^ "`~' "`~~^~^ "`~~^ "`~~^ "`~' "`~~^ "`~~^ "`~~^''"` ~~^''"`~~^ ''"~^"`~ `~~^''"^ "`~~^

_─　￣─￣─_─　￣─＿─￣─_─￣─￣─_─￣─＿─￣─_─　　　　　_..,,-‐''"ﾞﾕ
　─￣─_─￣─＿─　￣─_─￣─￣─_─￣─＿　─￣─_─￣─￣─/´:::::::::::::::::,'─￣─_─￣─
─_￣─_─　￣─＿─￣─_─　　￣─￣─_─￣─＿─￣─_─￣─￣//_ /´/:::::.,'＿─￣─_─￣─
─￣─￣_─￣＿￣─_　─￣─￣─_─￣─＿─　￣ ._─￣─￣─_ //r'"￣ヽ..,i'￣─_─￣─
─￣─_─￣─＿─￣＿/＼／＼/＼／|＿_─￣─＿─￣─_─￣─/::/-､　,,-'::::/＿─￣─_─￣─
　　　　　　　　　　　　　＼　　 　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　 ./´::i､＿,,ノ::::,'
　　　　　　　　　　　　　＜　米軍機だ！　 ＞　　　　　　　　　　　　　 ./::::://　,' ,i:::::i'
　　　　　　　　　　　　　／　 　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　/-'ﾞ::::::::‐'ﾞ::::::::,'
　　　　　　　　　　　　　　￣|／＼/＼/＼/￣　　　　　　　　　　 　　/:::::::::::::::::::::::::::/　　　:　-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::＝::::::::::::,'　　　　::::::::,'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　./:::::::::':::::::::::::::::::/.　　　　::::::::'
　　　　　　　　　　　　　　ｒ-‐''ﾞﾞﾞ７.　　　　　　　　　　　　　　　 　 /,,-‐'' "´::::::::::::/　　　 　 l::::,'
　　　　　　　　　　　　　./::::::::::::/　　　　　　　　　　　　　_,　　　 /:::::::_,,::::::::-ｰ-､,|　　　　　 i::,'
　　　､-―- 、　　　.　/´ ￣ _/　　　　　　　 　 ,　-‐'"´ｒ´ﾞ｀ﾞｰ- ､,-―....''"´￣::::￣::￣/｀ﾞr'ﾞr‐-､
　　　 ヽ::::::::::::::ヽ、 ../-‐' " /　　　　　＿,,....ｒﾞ´/､::::::::::/､::‐-､_7:::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::〈　 l　i...{ 　 )-........ｭ
　　　　 ＼:::::::::::::::｀ｰ''ﾞ―--　、-‐''"´:::::::::::''´ー-------ﾞｰ''"_:::::::::_:::::::::-―''"´￣｀ﾞヽ_,ヽﾍ_,,-''､:::::::::::::!
　　　　　　ﾞ､::::::::_,,　-‐''"｀/_::::::::::::::::,'"｀ﾞヽ_＿-―''"-､´￣￣　　　　　ヽ--―''"´￣￣´ ヽ;;::!
　　　　　　　ヽ__/　　　　/　 　､､､ヽ´i､-i　<､_,-ﾄ､_‐!-､_､_,,-――――- ,,_-､__,,-‐''"´　,'::;;;:::!
　　　　　　　　./-――/｀ﾞﾞ　　ﾞー-　-､　_　　　　　､_,,-―''"´￣::::::::::::::::::::／.　　　　　 ,':::;;:::::i!
　　　　　　　 ./　＿,,'/　　　　　　　　　　　｀ﾞﾞ ''‐--/_,, -‐''"´ ￣￣￣｀／　　　　　　　!::::::::::::
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─￣　─_─￣　　─＿　─￣─_─ /::-::::::::::::::::, '─　￣─＿─￣─_─￣─￣─_─￣─＿─￣─_─
　─￣─_─￣─＿─　￣─_─￣./:::::::::::::::::::, '─＿　─￣─_─￣─￣─_─￣─＿─￣─_─￣─
─￣─￣_─￣＿￣─_　─￣─￣L_,,＿::::::::ノ＿─　￣─_─￣─￣─_─￣─＿─￣─_─￣─
─￣─_─￣─＿─￣─_─　￣　─￣　￣_─￣─＿─￣─_─￣─￣─_─￣─＿─￣─_─￣─

　─　＝　ニ　ニ _三　三　ニ　ニ　 .　　　　 　　／￣￣＼　　　　　　　　　　＼_人＿人∧从＿人_∧_从_/／
　　　　　　　　　　　　 ｀　　(⌒ ､　　 　. 　　　 ／　 　ノ　丶＼　　　　　　　　　 )　　　　　　　　　　　　　　　 ＞
- -　──　＝　ニ　三　　　｀ヽ　＼　　　　　.|　　 （○）（○）|　　　　　　　　 ＜　　反撃はもう無理だ　　　＞
　　　(⌒）ヽ　　　　　(⌒ -､.　　/　 ´｀ヽ--- . |.　　　（__人_）│　　　　　　　　＜　　飛び降りろ！！　　　　＞
　 ─　＝＝　ニ　三 ヽ:::::::　　　　　　.　 　　　.| 　　　｀i 　i´　|　　　　　　　　 ＜　　脱出だ！！　　　　　　 ＞
　(⌒）　.｡；　ﾟ　,, 　　　 ＼.　　　　　　　　 　 ｀'''⌒)　　 `⌒ 　| '⌒)　　　　　　　 <　　　　　　　　　　　　　　　(
(⌒・⌒　・ ＝　ニ　三 三｀ -､　　､　　 　:::::,,.ｒ　　　　　 　　/　,.ｒ'　　　　　　　　／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^^Y^
　'';:.　,､,,･：･ ､､,,＝＝ニニニニ｀ ー三-------- `''ｰ─‐'"
　　　 　 　 　 {ー―一ヽ[][]
　　　　　　　　｀ ￣ / /　　　_ｎ_ｎ__[][]　_ｎ_ｎ__[][]　_ｎ_ｎ__[][]　_ｎ_ｎ__[][]
　　　　　　　 　 　 /メ　､　└i_ｎ r┘ 　└i_ｎ r┘ └i_ｎ r┘ 　└i_ｎ r┘
　　　　　　　 　 ／　　＼〉　　 くノ　 　　　.くノ　　　　　くノ　 　　　.くノ

	301 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:36:21 ID:4a1qqCWQ ここで飛び降りれるのがスゲェよなぁ 302 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:37:04 ID:fp665ShI 直感力がすごいよなぁ　普通なすすべなくやられるよ…	315 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:46:29 ID:E6I/NHGg ちと違うが、空襲受けてる最中に上がろうとして僚友が「もう遅い！　止めろ！」と 制止したにも関わらず、滑走中を撃たれて戦死しちまったエースもいるしなぁ……。 316 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:47:30 ID:fp665ShI >>315 一瞬の閃きなんだろうねぇ…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:;:.,':;":..,,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ>　　　　　　　　　　　　　　 　　/＼　　　ミi!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿ ヾ_,ゝ __,,:::=====:::,,　　./^＼/　 / 　 _　　"　';:.　:,;':.:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ;"　/＿＿＿　　 ./ 　　　 .　　｀　´　´､ゝ'' ＼ 　　 /　　/,/i!
　　　　　　　　_,,_､　　　　　　　　　　　　 :　;　　 　　　　　/　 /　　..‐´　　　ﾞ 　　　　　　　/　　 ＼　　　 ＿　　;　:.:,;'
　　,r―''""´￣　 ヽ　　　　　　　　　　　　　 .;,..::,:'" 　　 /　 　 ＼　　　　　　　　 　 　 　./ 　/＼　＼　/_,/
　 /　　　 l　　　　 ..ヽ　　　　　　　　　 ::,;''　,.,..; 　　　　/ 　/＼/^　　　　　　　　　　　　/　 /　 /　`.　　　　"';:;　:.:,　　　　　　　　　＿＿_
　 l .　　 　l　　卍　　ヽ　　　　　　　　　　 ﾔ 　　　　; ./ 　/　,;　　 　　 　 　 　 　 　 　　＼/ 　/　 /　;.　　　　　;:; :.:,,,,,---――'''"´　　,ン
.--l-　　　 l　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　ﾔ_,,..- / / 　/　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　/　 / 　 ｷ　　i^＼"　　　　　_,,..-――''""´
　　ｌ　　　　l　　　　 .,_､ .ヾｰ-,.､_,,.. --―'''"´　　 ;ﾞ　^--'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　^--'　　　ﾞ;　　＼, ＼―''""´
　　.l　　　　l_,,.-―''"　｀ﾞ'' 7　,,--､ ';:.:,;'　　　 　 .;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 ;.　 ／丶, .ヽ,.､
　　 l　　　　l ｀ﾞﾞ'''ｰ-- -'''"　　￣　;　:.:,;'　　　　i;　　　　　　　　 　 　、,.　　　　　　　　　　;i　　　　 　 　.i￣　／--;"´
　　 .l　　　　l　　　　　　　　　　　:.　:;:; 　　　　/i|lli;　i　. .;,　､ 　 　　　,　　　　　　　, 　　　　　 　` 　 ,i|;iil￣
　 　 l　　　　l　　　_,. ---―'''''"""´　　;:;:.:,　　 　 /ﾞ||lii|li||,;,.il|i;,|il　.:." 　　　　　　　　　.;,,　.i|i,..,.i|||l´i,.il|lヽ　,　　　;:..,;::.''"
　　　｀ﾞﾞ'''''ｰ--‐=ｺ　　　　　　　　..,.,;　 　　　 　　 　 ｀;;　":':....:...　.:.　　　　　　　　　　　,,::　..:.::.:..;,.. .从　　::.,　　;:;..,
　　　　　　　　.(_)'　　　　　　　　　　　"　';:.　:,;':.:　　 　　　　　'　　 ". ..:　　　　　　　. ..:;"　　　　　..,.,;;:　.:':.,,"'"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '　　　　 　　　　　　　　　..
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::::::::::　　　:::::::::::

┌───────────────────────────────────┐
│　来襲した約40機のP-51マスタングは、着陸直後のルーデルの機体を炎上させ、 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　さらに駐機していた約50機のドイツ軍機に銃撃を加えて破壊した。　　　　　　 　　 　.│
└───────────────────────────────────┘


　　　 　 ,ｒ、　.,,,, ﾛﾛ　　 　 ,ｒ、　.,,,, ﾛﾛ　　 　 ,ｒ、　.,,,, ﾛﾛ　　 　 ,ｒ、　.,,,, ﾛﾛ　
　　 　 ././　　i .i 　　　　 ././　　i .i　　　 　 ././　　i .i　　　 　 ././　　i .i
　　　.././　　 .i .i　　　　.././　　 .i .i　　　　././　　 .i .i　　　　.././　　 .i .i
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	307 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:38:12 ID:tVauyTig P-51がきたか もう戦争も終盤だな 304 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:37:10 ID:XllMLTGg 実戦たたき上げだけあって機体に執着しないよなこの人

　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　／　　 _ノ　　＼　　　　　　　　　　近くのプロエスティ油田を狙っていた米軍機が
　　　　　　|　　　 （ ○）（○）
　　　　　.　|　u.　　 （__人__）　　　　　　　　　こんなところにも来たのか……
　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　.　 |　　　　　　 　 }　　　　　　　　　　対空砲部隊は撤退が間に合わなくてまだ到着していなかったから
　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　　　　　　被害が広がってしまった……
　　　　　　 　 i⌒＼ ,__(‐- ､
　　　　　　 　 l ＼　巛ー─;＼　　　　　　　　俺の予備の機体は幸い無事だったが、
　　　　　　　 　|　｀ヽ-‐ーく＿）
　　　　　.　　　 |　　　　　　l　　　　　　　　　　ルーマニアにはもはやいられそうにないな……

　　　　　　　　 　 　 　 ￣　 　 ､
　 　 　 　 　 　 ´　　　　　 　 　 ＼
　　　　　／　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ
　 　 　 /　　　　　　　　　　　､＿　　ヽ　　　　　　　　　　古来戦場で何度も繰り返されたことだが、
　　　　'　　　　　　　　　　　　　　 ｀　､ヽ
　　　 l　　　　　　　　　　　　　　,‐-,.._ ゞ　　　　　　　　　たとえ個人的勇敢さがあったとしても
.　　　l　　　　　　　　　　　　　　l　弋心 l
.　 　 l　　　　　　　　　　　　　　冫.ー　く　　　　　　　　　統一された戦線を構築できない軍は
　　　l　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　ﾉ!
　　　l　　　　　　　　　　　　　　 ｀ー‐ f ｒ'　　　　　　　　　多数の人や物の進撃をしばらく遅らせることが出来ても
　　　l　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ'
　　　!　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　まったく阻止することは出来ない
　　 ,'　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /
￣　｀ー -　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　　　　　この防衛線でもどこまで踏ん張れるか……
　　　　　　　 ｀　 ､　　　　　　　　/
:.:.:.:.:.:...　　　　　　　　､　 　 　 ／
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..　　　　　　.:.:ヽ _　´
ー-　:.:.:.:.:.:.:.:..　　　..:.:.:.:.:.:ヽ
　　　 ｀　､:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ

┌────────────────────────────────┐
│　ルーマニアに続きブルガリアも9月4日に降伏した。　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　ドイツ軍は多数の部隊を編成してハンガリーに送り、防衛に努めたが　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　ソ連軍は11月には首都ブタペストの前面にまで迫っていた。　　　　　　　　　..│
└────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ド ォ ォ ン
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ド ォ ォ ・ ・ ・
　　　　＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　 ::::::::::　　　::::::　　　:::::::　　　　　:::::::　　ド ォ ・ ・ ・
　　　 iTTTTTTTTTTTTi;!　　　　　　　　　.:::::::　　　.::::::　　　:::::::　　　　　:::::::
　　　|￣￣￣￣￣￣￣| |＿＿＿＿＿　.::::::　　　::::::::　　　.::::::'　　　　　:::::'
　　　| 　 |￣|　　|￣| 　 |TTTTTTTTTi;! ::::::　　　:::::　　　　:::::::　　　　　::::::
＿,,　|:　　￣.　　 ￣　　 ￣￣￣￣￣| |　＿＿ ＿＿＿＿＿ ＿＿ ＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿
　　　| 　 |￣|　　|￣|　　|￣|　　|￣|　| |＿＿＿＿__　''　　　　　‐　　　　　-　　　　　　　_
＿__,ﾞ|＿＿＿＿＿＿＿＿＿.　 ￣　ﾞ| |';';';';';';';';';';';/i　　　ﾞ　　　　‐　　　　_　　　　‐
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿__//　 ﾍ ￣　:| |:　 |三| 　 |::|　　　_　　　　　　　　‐　　　　　_
'_/_/_/_/_/_/_/_/_/_//ﾍ,/＿＿ﾍﾞ. |　| |＿＿＿＿|,,:　,,＿,,＿._,,＿...＿＿,,＿＿ ＿＿..＿
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_/_/_/_/_/_/_/_/_//＿＿ﾍ.ｒ : r :| ﾞ|　| |＿＿_,,,､ i:i"i　ﾞ　　　!　::　　.....　-,,､- '＝::＝:＝.＝
￣￣￣￣￣￣￣ |::￣￣::| ｌ　ｌｌ｜￣￣￣￣|_,,,i ﾞ'ﾞ"　_　‐　　　　"　　／"
　 　 ┌┬┐ 　 　 |　ｒ : r :|:..　. ::|￣￣￣￣´　　‐　　　:: ﾞ　　 "　　／"
　　　 |....|....|　 　　 |　||　|ｌ｜　:r :|　　‐　　´　‐　　 ,,　"　　::' ／iTTTTTTTTTTTTTTTTTTT
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　 　 ┌┬┐ 　 　 |　ｒ : r :|_,,,,,､､'　　‐'　　,,　"　　　 ,,::". ｌTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT
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: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.┌───────────────────────────┐
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.│　ドイツ軍はカルパチア山脈を盾とし懸命に防戦に努めたが、　....│
::::: : : : : : : : : : : : : :　 : : : : 　: : : 　: : : :　: : : : : : :│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
　: : : : 　: : 　: : : : : :　 :　　　　　　　　　　　　　　 │　その兵力の薄さから到底保持しえるものではなかったのだ。　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └───────────────────────────┘
: : 　: : 　: : : : : :　 : :　: : :　 :　 : : : 　　　　　　　　　　　　　　　: : : : 　: : 　: : : : : :　 : :　: : :　 :　 : : : 　: : :
: : :　 　: 　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,∧ 　　　　　　　: : : : 　: : 　: : : : : :　 : :　: : :　 :　 : : : 　: : :　 　: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,.／　::::＼
　　　　　　　　　　　　　　 ,/ヽ､.､／'″::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　.,/:::::::::::::::　　　　　　　:::::::＼
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　　　　　　　　　　 _r'′　　　 ,,／　　:::::::::＼　　　　　::::::::::＼
　　　　　　　　 ._／　　　　　 .´　　　　　　 .ﾞ''-､　　　.‐､_::::::::::＼
　　　　　　　 .／　　　　　　　　　::::::::::::::::ヽ　　　　　　　:::::::::.'ｰ.ﾞ''＼
　　　　　 _,／′ :::::::::::::::: 　　　　　　　　　　　::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::
　 .,,,／ヽ　　　　　　,/'
　 ″　　　　　　　　 .,/::::::::::::::::　　　　′
　　　　　　　　　 .,,／

┌──────────────────────────────────────┐
│　このような状況で、ルーデル率いる第Ⅲ飛行隊は元来戦闘機であるFw190を保有する　　..│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　第Ⅱ飛行隊の支援を受けながら爆撃を行った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　また、時にはルーデル自らもFw190を飛ばしたのである。　　　　　　　　　　　　　　 　　. 　.　..│
└──────────────────────────────────────┘

　　　ｨ ーｬ
　　 ﾆﾆK"＼　　　　≡　 　　_ ､ -f ￣｀lヽ　　　　　　　　 　 I
　　ニﾆLﾞ､　 ＼　　_ ,　- ←─→┴─┴→r ﾆニニF ー n |
　　ニﾆﾄｰ=＝：ヲ"|　　┘└　　　　　_＿_, 士 , 巛　|＿＿||⌒i
　　 ｀ ┴ッ､＿ﾑ___|＿..┐┌　 _ , ｨ"／　.￣|￣ヽ＿.ﾋ_´__)!!T´
　　　　　(o)　　　　　　￣￣￣ ￣ﾞ_つ─‐壬二ｺ".￣￣￣゛ | 　 .┌┐┌i　 　 ┌┐┌i　　　┌┐┌i
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　弋___ノ

	312 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:44:43 ID:RxbVaNks エースコンバットって現実にあり得るんだな 313 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:45:23 ID:tVauyTig 一応の定義では5機撃墜でエースなのでルーデルはエースですよ 317 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:48:48 ID:MMSEIBCk しかもこれ、着陸直後にやられてるから「戦闘機による撃墜」にはカウントされないんだぜ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　,､　- =＝＝=-..､､
　　　　　　　　　　　　　　,．'"´　　　　 .: .: .: .: .:. :.｀丶､
　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　 ￣｀`ヽ,　.: .:｀`丶
　　　　　　　　　　　,〃.:.:.　　　　　- =＝ ‐- y'´. :.: .: : .:. :.ヽ　　 　 　 ┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　,〃.::.:　　　'"´ 　￣二ﾆﾐV　　 .:. :. :.: .: .:.::.',　　　　 .│　自ら敵機と戦わざるを得ない状況は、　　　...│
　　　　　　　　　 ,j〃.:.:.　　　　 .:.:.:. :.:. :.:.:.; ﾊ　　　　､ .:. :.: .: .:',　　　　.│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
　　 　 　 　 　　 lN';:;:.:.:.,r'´.:.:.:.:.::..::..:;／　 ', ﾐヾ;:; ､　｀､ .:. :.:.:.:::!　　 　 │　地上攻撃部隊からもエースを生む。　　　　 ..│
　　　 　 　　　　 !1!.;r'´:. ..:;..:.:; ｨ　イ　　　　ヾミﾐヽ;:;:;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:!　　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
　　　　　　　　　 ',V.:::;,．‐''"´　 }　 '､　　　　 `ヾミミﾐヽ;:;;;;;;;;;;;,!　　　　│　SG2第Ⅱ飛行隊長ケンネル少佐は　　　 　. .│
　　　　　　　 　 　ヾﾐヽ､､,,　 ,,,,,､､z=＝''' ｀`　　 ｀〒ﾐ ハ;;;;;;;;,′ 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
　　　　　　　　　　 ｀it-ｧﾃ　 ' '''"‐tﾃﾃｧ ,_ - ´,　　 ﾐ'　　!;:;;;,′　　　　│　抜群の敵機撃墜の名手で、　　　　　　　　　...│
　　 　 　 　 　 　 　 l｀"´i　　　｀ﾆ ﾄ､　 ＜　　　　　　ﾊ ,!;;;/　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
　　　　　　　　　　　 l 　 l　　　　　　'､　　<　　:′　)ｲ ﾉ;;/ 　 　 　 　 .│　その功により柏葉騎士十字章を　　　　　 　 .│
　　　　 　 　 　 　 　 ',　 !　　　)､　　 Vヽ　 Y´　 ､_ ノ V　 　 　 　 　 .│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
　　　　　　　　 　 　　 ',　`ー '"´　　　 　 ｀Y　　/　　　 ',　 　 　 　 　 │　受章することとなる。　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　 　 　　 　　 i '''ﾞ - _`'''' '　　　　,′　/　/　　ﾉヽ 　 　 　 　 └───────────────────┘
　　　　　　 　 　 　 　　ヽ _´￣｀`''ｰ,,　　,ﾉ　／.::;/　／　　i
　　　　　　　　　 　 　 　 丁　￣｀`"´　　／.:;.:;:;/ '´　　　 ！
　　　　　　　　　　　　　　 L　_ ＿ __ , イ． ‐'´　　　　　　ノﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　｀ｺ´. :. :.: .: .:. 　　　　 　 　／／.:.:.丶､
　　　　　　　　　　, ．-‐ '"´.:.:.i. :.: .: .:　　　　　　　／／.:.:.:.　　　　丶､
　　　　　　 　 '"´ 　　　　.:.:.:/∧. :.: .　　　　　,､‐' ／　　　　　　　　　　｀ﾞﾞ
　　　　　　　　　　　　　.:.:.:.//　 `ｰ　 --‐ イ　／
　　　　　　　　　　　　　 ／/　　　 　 　 　 / /

カール・ケンネル（Karl Kennel）1914年1月7日 - 1999年7月1日
最終階級：少佐
第2地上攻撃航空団（SG2）第Ⅱ飛行隊長、出撃回数957回、撃墜34機。
騎士十字章（1943年9月19日）柏葉騎士十字章（1944年11月25日）受章。

　　　　　／ ）　　　　　　　　　　 ／￣￣＼　　　　　　　　　　　　　　　　　急降下爆撃隊であるわれわれにとって
　　　　 l　 /　　　　　 　 　 　 ／　 ヽ､_　　＼
　　　　 ｌ　l　　　　　　　　　 （ ●）（●）　 　　|　　　　　　　　　　　　　　　敵機を撃墜することは本来の任務ではないんだが、
　　 r―j　l　, -┐　　　　　 （__人__）　　 　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　 〈 l　〔　 )'　／　　　　　　 （｀⌒ ´　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　 現在の状況では、それがわが地上軍にとって　　　
　 /ヽﾆｲ　　〈　　　　.　　　　 { 　 　 　 　 　 |　　　　　 〈⌒ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　 ｀ T′! 　 /　 　 　　　　　　{　　　　　 　 ﾉ　　　　　　|　　l　　　　　　　 きわめて重大なことだ　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　＼　 イ　　　　　　　　 　　ヽ　　　 　ノ　＼　　　　 j　　,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　 /　　,　　　　＿＿＿＿/ヽ'　　　 / /　　 r― ､　/　 /　 　　　　　　それに、自分の身を守ることでもあるしな……　　　
　 　 /　　 l　　　/ﾍ l　　 　 ム l/　＿/ / 　 ／ヽ 　 〉'　 /ｰ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　 　 l　　　ヽ￣￣ | |　　　　//　 _ ＞ ヽ|　/　　｜ /、　 /　 ﾄ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　 　 |　　 　 l　　　ヽヽ　　 /l/／/￣ l　 | ｲ　／/　 ＼　/　 / /-､
　 　 ヽ _　　 -―┬ﾉﾉ　　/ l　　 ＼／　 l( l / /　　 　 l/ ／　ﾊ　 〉
　　　　　　　　　　 ￣￣７ /　 　 　 　 ／￣〈　＼　　 /ｰ{__∠-'　/
　　　　　　　　　　　 　 / /　　　　　　/　　　 ＼＿,＞-､＿ノｰ一'

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 L. i
　 （￣￣￣￣ ｀ 丶､　　　　　 　 　 　 　 　 　 .:-ｧ;r……:::::.....　　　　　　　 　 　 　 　 /　　 .:| |
　　 ＼　:. .. __､　､__　＞:..._ ＿　　-‐‐──＜／　|}:::::.:.:.:. : :. . .＞::......_　　 　 　 ＿ ノ 　 　 .:| |
　　　　＼ 　￣ヽ厶斗-‐　¨冖､ 　 .　　　　 　 ＼ ;|{──┴‐ ´ ＿... --‐‐==　¨¨¨¨　　＿　.:| |
　　　　　 ＞<'"´＼　.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾞ.　：　＿　{ = }　 ￣￣￣￣￣ 　...;..:　 　 |::L　　　　iﾆ{＜￣ ¨　‐-:..... _
　　　 _〃⌒ヽヽ 　 ﾞ.　. .　. .　 . . iｧｧｧｧｧｧｧｧ,　　　 　 .. . 　ﾟ　====⇒ Tニ::::ﾆｺ=＝　;:. 　　　ノ≧=‐- :::...)
　.ィ升:::}　}::} }　}　　’　　　. :　　 }///////;.::.. :. . 　 　 ; r┐ 　}　 　 　 　 |::|　_」.⊥ -‐=ﾆ二
〈::ﾉ ﾉ:::ﾉ ﾉ::ﾉﾘ　’　　}___ __ __ _　 }///////;':.;,::.:...　 . .　　　 　 j_,.......:-‐=ﾆ二　　-　￣
　`＜´∠__ノ　 ′　 ′（___　　／￣￣￣￣￣￣　¨　　 =‐＜　　　　￣
　　　 ￣＼　 /　　/　　....:.;;;;;(　===ュ(:.: : .: .　　　　　　　　　　＞ ．.
　　　　　　 ｀≧=‐--‐‐…　¨￣￣￣｀ﾞ =‐-　．_:.: : .: . ...　　;＞　＜　｀ :.‐- ．.
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 =====ェ=- ．∠.._／＼ ＼　　 .:. :.. 二ﾆ ‐- ．.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 =‐- ﾆ．..　　 　 　 ;　: :. : ..二ﾆ ‐-　．._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘ =‐-　niL.._　 　　　　　.:.: :.:ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾆ=‐---‐=≦

┌─────────────────────────────────┐
│　ルーデルはこのFw190で出撃を400回以上行い、時には自ら空戦を行って　　..│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　敵機を撃墜したこともあるという。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　彼の通算撃墜機数は9機で、いわゆる「エース･パイロット｣でもあったのだ。 　 │
└─────────────────────────────────┘

Fw190に乗り込むルーデル

	322 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:54:24 ID:fp665ShI ４…００…？ 325 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:55:31 ID:RxbVaNks 一日何回出撃してるんでしょうか…？	324 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:55:19 ID:QJE.vdR6 このフォッケウルフは戦闘爆撃機型だったっけ 329 名無しSS描き ◆YH9/Upkk/2 2011/09/02(金) 21:56:56 ID:AMvJ03Lw >>324 F型っつう戦爆型です。

┌────────────┐
│　11月のある日──── 　 .│
└────────────┘


　　　　　　　 ;
　　　　ミ　 　 |　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌─────────────┐
　　　　　　　　|:　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　,,..-''"´￣￣"''-,,　　　　......│
　　　　　ミ　　 |l　　　　　　　　　　　　　　　　│　 　 ／　　 -..,,_　　　 　 '.,　　　....│　　＼─────────／
　　　　　　　 　 |:!　　　　　　　　　　 　.　　　 │　../　　　-‐t.j-｀''‐　 _,,..-.',　　　 .│　　│　ルーデル！！　　　..│
　　　　　　　　　l!:l　　　　　　　　　　 　 　 　..│　,'　 u　　｀ﾞ''　　　　.‐t.j-、l　　.....│　　│　敵戦車多数発見 　 │
　　　　　　　　　 l!:l　　　　　　　　　　　　　　 │　l　　　　　　r''´　　ヽ｀ﾞ''　 |　　　.│　　│　重戦車もいるお！....│
　　　　　 　 　◎ l! l　　 ヽ　　　　　　　 　 　 │　',　 　 　 　 ｀t'´｀j-'′　 ,'　　　 .│　　／─────────＼
　　　　 　 　 　 　 l!l､　　　ヽ　　　　　　.　 　 │　 ＼　　　　　　￣　　 　 /　　 　 │
　　　　　　　　♂　＼＼ __. ゞ､､､ - ''´..　.　　│　　 .｀l-―――‐- ┌──────────┐
　　　　　　 θ 　　　 ｀:〃^ｚヽ　ｙ'　　　 　 　 │　_＿_|＿ : ::::::::::::::::│　 　　 ／￣￣＼　　　　...│
　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾏ〇　ﾉ/　ヽ　　..　　　└───────..│　 　／　ノ　　＼ ＼　　　.│＼──────────／
　　　　　　 　 　 　 　 　 `fｚｒ ´　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　 　 │　 　|　 （●）（●）　|　　....││　よし、高度を下げる .....│
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | l|　 　 　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　.　│　　. |　 .（__人__）　 |.　 　 ││　　　　　　　　　　　　　..　│
　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾏ::,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. │　　　|　　 ｀ ⌒´ 　.|　　　.││　行くぞ！！　　　　　　 ..│
　　　　　 　 　 　 　　　　♂ヾ::､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│　　　 ヽ　　　　　　ﾉ　　　.│／──────────＼
　　　　　　　　　　　　 θ　 ◎ヾ:､　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　ヽ　　　 　/　　　　.│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ､　　彡　　　　　　　　　.　 　 　 │　　　　/　　　ｧ'´ヽ　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　 　 　 　　└──────────┘
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,, ￢ ､、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＼　　 　 ／|　　.／|　　／ﾞｉ
　　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ（ 　,）l,iﾍ　　　　　　　　　　　　　　 ＼　＼､＿ﾊﾉ　　ヽ、|／　｜／　｜ノ　　 (,ﾊ＿､／/
　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾏ ‐　'' ',,ﾑ　　　　　　　　　　　　　　　 ＼)'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'(
　　　　　　　　　　　　　　　　　 '､、‐ ''　l!　　　　　　　　　　　　　　　／　　　あれは……！！　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ` :,‐ '':,　　　　　　　　　　　　　 ヽ,）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （,,r'
　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　':, 　':,　　　　　　　　　　　　 ／　　　　今まで見たこともない戦車だ！！　　　　＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　　　　　':, 　':,　　　　　t「ｊ　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,r'
　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 　 　 ':, 　':,　　　　/'　　　　　 ＿）　　　アメリカ製でもないぞ　　　　　　　　　　　　（＿
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ':, 　':,　 ., /'　　　　　　,)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (,
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ':, 　':, l/'/'‐ｭ　　　　 ／-､　　イワンめ、又新型を作りやがったか！！ ､-＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ':, 　':,l」＝┘　　　　　 ／ﾍ '"　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ
　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　　　　　　　_':, 　':,＿＿　　__　／　　/／7／ﾍ　/l　ﾄ､ ｜＼、 /＼、 /＼　/＼ﾞｉ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　　　　´‐,,':, 　':,､'' ‐｀､､‐lｪ┬ｭ,　　　/ 　　V　| ,l　ヽ|　　 V　　 V　　 ﾞｉ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　　 　 _　　　 ,,::/´l'　ﾑ　 ,l,|　 o| ｀'' ‐ 二ﾍ,,_A_
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　/‐,,､‐''" / 　l　,,ヾ＝'' 　　:ﾄ ､　　　　 　｀ヾ､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　,,／　 　'､ ＿ 　 　 　 l　 ヽ､.., 　　`’　ヽ　 _
　　　　　　　　 　＿＿＿,,-―◯―'''‐´―――‐:,l‐┴――――◯,‐､‐'''――ヾ'´__｀:.
　　　　　　　　 ´===== ｪ｀ｭ 　 　　　,,.. ､-‐ｪ::　/　,ｒ￢_‐-　..,,　,　 ゝ''..,,＿_-,-,_ ヽ_,ノ
　　　　　　,::''´ ￣￣￣￣,: ''ｒ‐ ,,:''"lヽ !`´,ﾀ , /　,ｒ三,ﾊ =ﾑ_,ﾀ |´l　「￣￣￣￣￣￣ﾞlヽ
　　 　 　 /' .'　.'　.'　.'　.' .' /ｌ,」/ﾆ-''二::-,ﾀ　/ 　'-　,,三_ - ﾀ　I‐l　l: l 　l 　l 　l 　l　:ｌｌ |
　　　 　 ,lｌ　l　,l　,l　,l　,l ,l/　`’-‐　'',,,"‐　''"　"''　 ‐　..,, ~~'　 ￣　l, l_　l_　l_　l_　ｌ_ ,ｌｌ_|
　　　　　 L叩l￣,H 叩l~.’-‐　'''"´　　　　　　　　　　 　　　~""'''　‐￣ｌ_兀_ｌ,￣,ｌ_兀_l￣
　　　 　　 印_'ﾑ_ll_l_ﾛ_lｌ ',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: ｌ_兀_ｌ,￣,ｌ_兀_l
　　　　　　'攵弐ﾏﾏ､攵', '――――――――――――――――'ﾞ | 三 |,二,| 三 |
　　　　　　 ヾ=弐=､‐爰,ヽ'､八_ﾘ_'､7_ﾉ,,..ｿ　　　　　　　　　　　　 　 　 | 圭 |,主,| 圭 |
　　　　　　　　　￣￣￣￣　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ ￣￣￣￣ ´

	332 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:58:43 ID:MMSEIBCk 今日はイワンにとって最悪の日だな！ 333 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 21:58:43 ID:E6I/NHGg ＞イワンめ、又新型を作りやがったか！！ でも、やる事とそいつが辿る末路は一緒というオチwww

　　　　　　　　　|￣| 　 □□ 　 .＿|￣|＿＿＿　　　|￣|　　　 |￣|
　　　　　　　　　|　 |＿＿　 　 　|＿ 　 ＿＿ 　|　　　￣　　 　 |　 |
　　　　　　　　　|　 .＿＿l　 　 　　 |　 |　　 | 　| 　 　 　 　 　 /　/
　　　　　　　　　|　 |　　　　　　　　 |＿|　　/　/　　　 ＿＿／ ／
　　　　　　　　　|＿|　　　　　　　　　　　　/__/　　　　|＿＿,／ 　　　　＼────────────────────／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・　/　．　　　　　　　　　　 .│　　　 ／￣￣￣＼　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　　　　　　　 ',　　　　　　　　　 ‐-　　　/　/　　゜　　　　　　　..　..│　　 / ﾉ　〈＿　　 　ヽ　　　　　　　新型だろうが　　│
　　　　　　　　・.　　',　　 ,, ::　::‐､（::　　:::）　　　/　・　　　　　　　　　　 │　 （● ）（● ）　#　　|　　　　　　　　　　　　　　　　...│
　　　　　。　　　　　　　（:::　　　:::）　　 :::ヽ　　 /　　::）　　　　　_　　　...│　 .|（_人___）　　　　　|　　　　　　　関係ない　　　.....│
　　　　　　 ,ｒ::⌒::ヽ　。　　　． ''':::　　　・:::!　．　　::　　／　・　:::`:　　...│ 　 | ﾚγ　|　　　 　　.ﾄ､　　　　　　　　　　　　　　　 .│
　　　　　　（::　　　::）　　・　　　　ゞ::　　:::ｼ　　:::ヽ　::）　　　､::　;;::ｼ　　 │ 　 i ∨＿ﾉ　　　 　 　|　〉　　　　　食らえ！！　　　│
　　＼　　　ゞ:::　　　．　　　　　　　　。　　　・　:::）　．　゜　　。　　 　 　│ 　 |　 　 　　　　　　　|ﾊ　! ＼　　　　　　　　　　　.....│
　　　　・＼　　　（::.　　　 ﾞ:ﾞ´｀:　　　　　　　　　　　　　・　　　／......／　│　　ヽ　　　　　　　 　 ﾘ ./｀　.|　　　　　　　　　　　　..│
　　　＼　． 　　　　_,;-‐:､ゞ:,,ノ-―￢'''''"""｀ヽ　　＿　　／　　 ,／　　│　　　 ＼＿　　　　　　 / 　　.|　　　　　　　　　　　　 │
　　　。　::　　　／´ ￣￣　　 ,_ヾ~:'´.:'´‐`――i'´:'ﾞｒ‐.`,　　　．／　　　│　　　／ 　 ヽ　　　 　/ 　 　 .|　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　・　　/'　　　　 　　　 ',:', ',:'､_'､_‐,,――'､ヾ_‐'ノ　・　　　　　゜　／────────────────────＼
　　　　::　　　i　　　　　　　　　,~_,ゞ;;;;;;;;;ｿi..ﾞ､､-‐''　￣　　　　"　　´
　　　　　　　 '――￢'''''"""´＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿　''"´
　ｌ'''''__""_￣￣￣ｒ――ｒ―:ｌｒ== ｭ==ｭｒ―::　 r‐,..‐,..‐;　　　　 ＼‐ｒ―:ｭ
　|〔＿〔＿〕,_x--､l＿＿:|_三|ｌ＿_ｌl＿_l:|＿_|＼'､ゞ''ゞ'':'二二二二二/＿,|
/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ￣￣ヽ＿＿＿＿__＼ヽ￣￣ヽ
　　/´ ｀,`''‐`-''-‐-‐- - - - - - - -‐-‐''‐":'´ ｀::三`,´　　　　　　　 ,／:三`,´
　　i,　　,!;;;ｒ; ‐`:,'ｒ; ‐`:,'ｒ; ‐`:,'ｒ; ‐`:,:,　 ｒ; ‐`:, '､_,ﾉ:三:ﾉ　　　　　　 ,／_,ﾉ:三:ﾉ
　　ヾ:-''-''i:i　0i:ｌi:i　0i:ｌi:i　0i:ｌi:i　0i:ｌ:ｌ　i:i　0i:ｌ ／三／＿＿＿＿／ ／三／
　　　　ﾞヾ､'､:-:'ﾉ,'､:-:'ﾉ,'､:-:'ﾉ,'､:-:'ﾉﾉ , '､:-:／三／,'､:-:'ﾉﾉ , '､:-:／三／
　　　　~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´~~~~~~~~~~~~~~~~~´

　　　　　　　　　　　　　　　ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼从/　
- - - - - - - - - - - - - - - - - -┷====〓□┛ ☆/ニ∧、　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　／W'ヽ　　　　 ￣┗[l__ 　(ﾟДﾟ V　＜　　ゲルマンスキー、ニエット、ウラー！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿―― >‐ ￣￣―‐-=　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　 (））)￣）――――――――――――<ヽ￣。（　　　　ー‐　＼ ＼
　　￢￢^￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣^ニ<〃＿_ ゝ＿＾＿　　　　　　 ＼（）￣￣）￣＾）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞／￣|／￣￣＾ ／|＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　∠二l7＿／　　　∠二ニ/￣￣◎￣￣◎￣￣￣◎￣￣￢＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　〈==={＼￣￣￣　〈==={(◎)　　　　　　　　　　　　　　 (◎)/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ==ヽーー　　　 ゝ==ヽ＝＝＝＝＝＝＝＝＝^

　　　　　　　〃　　　　　　　　 　 　 ＿_　　 　 |
　　　　、　//　　　　　　　 「¨¨ヽ〃T_T_T_.ト。L　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣￣￣Y
　　　　 ＞ケ二二￣￣￣　　 　 ＼|__|__|__|__|__|≧ｘ≡＝　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　 ! 　|　　三二＝
　　　<ll | |　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣¨　ー　　＿　　　　　　 　 /　　 　 l 　:|
　　　　 7ｒ＜ iｺｺｺｺｺｺ　　　,。-―-　。 _　　　　　　　　　　　　　￣　¨¨　￣　＜――＜:|
　　　　 | l　　 ￣L＿＿＞{‐ﾍ,。-――--三≧。＿　　　　　　　　　　　　　　　　　＞――＞　　三二＝
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　　　　 ｌ　　　￣ ＼＼{ｗ└ ¨ ´ ／二二二＞　　三二＝　　　　　　　　　　　　　 　 `ら
　　　　　　　　　　　　＼´　　　　　彡x
　　　　　　 　 　 　 　 >　 ； ’　　∠─　　　　　　　　iﾞﾞﾞi　　ﾛ ﾛ　　　　i'''i　　　　　　　　　　 ,,,,
　　　　　　　　　　　／　　　　　　}|　　　　　　　　　　|　|　　　　　　［二　二￣!　　　［］　　./ /
　　　　　　　　　 ／´ヾ,　　r､r‐|＾`　　　　　　　　　　|　二二］　　　　 .! .!　ﾞ| .|　　　　　　./ /
　　　　　　　　　　　　 /／　 }´　　　　　　　　　　　　|　|　　　　　　　　!, !　.| .|　　　　　／／
　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　|,, i　　　　　　　　　　 .|_,|　　　［二／

　　　 ｀丶＝二ー－＿、＿　　　　　　　、　　　│　　 　＼
　:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;｀￣──＿＿二三三二｀＼＿」│ ∥　 │
　　;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;::;:;:;:;:;:;:;:　　　　　　　　　　;:;:;:;:;:;:;:;:;:　 ∥　　│　　　　　　　　　　　　　　　　 /＼　　 　 ／|
　　　　　;:;:;:;:;:;:;:;:;: ＞　─￣´二￣￣ 丶＼;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼　　/　　　　　　　　　＼　＼､＿ﾊﾉ　　ヽ、|／　｜
　　　　　　　 ＿／　　 　 ,ィ炙ノ　㌧ 　　　 ＼;:;:;:;:;:;:;:;:;:│　ﾉ /　　　　　　　　　＼)'
　　　　　　／／　　　　 ,彷/Ｏ ﾟ亥. 心　　　　 〉　;:;:;:;:;: ﾉ／/－　　　　　　　　　／.　　畜生、食らった！！
　　　　　　く│　　　　　以亥亥主主/!　　 　/ 　 　／／二　　　　　　　　　 ヽ,）　　　
　　　　　　　 ｉ　　　　　 Ｗ圭靈圭' ,У　 　 /　　　/／≡=、　　　　　　　　　／.　 　　左腿から血が出てる！！
　　　　　　　ハ、　　　　 `冬圭竺才　　　ノ　　　;:;:;　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　＼　 　 　 　 　 　 ;:;:;:　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　 ＿）　　　くそう、包帯がない
　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:;:;:;:;:;:;　;:　　　　　　　 i.　　　　　　　　　　　 ,)　　　..
　　　　　　　　　　　　　　　;:;:;／:;:;:;:;:;:;::　　　 　 　 　 　 i:　　　　　　　　　　　／-､　　　止血が出来ないぞ！！
　　　　　　　　　　　　　　　 /:;:;:;:;:　　　　　　　　　　　　 i!:;　　　　　　　　　　　　／ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　 |:;:　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｉ!;:;　　　　　　　　　　／　　/／7／ﾍ　/l　ﾄ､ ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　　V　| ,l　ヽ|

┌───────────┐
│　　 　 ＿__　　　　　　　　　 .│　　　　　＼───────────／
│　　 ／　ー＼　　　　　　　　.│　　　　　│　出血のせいか　　　　　.....│
│　／ノ　　(＠)＼　～ﾟ　　 　 │　　　　　│　頭の中がおかしいぞ　　..│
│.｜　(＠) 　 ⌒）＼　　　　.....│　　　　　│　どうしようか……　　　　　│
│.｜　　 （__ノ￣|　　| 　～ﾟ　. │　　　　　／───────────＼
│　＼　u　|＿／　 /　　 　 　 │
│　　 ＼　 u　　 _ノ 　　　　　..│
│　　　/´　　..　.｀┌───────────┐
│　 　 |　　　　　 .│ 　 　　　＿＿＿_　　　　　　.│　　　　　＼───────────────／
└──────.│ 　　　／　　　　　＼　 .　 　 │　　　　　│　ルーデル！！　　　　　　　　　　　　.│
　　　　　　　　　　 │　　／_ノ 　ヽ､_　#　＼　　　.│　　　　　│　ブタペストまで飛ぶんだお！！　　 │
　　　　　　　　　　 │ ／（●）三（●）)　　　＼ 　 │　　　　　│　それしか助かる方法は　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　 │ |　　 （__人__）　　　　　　|......│　　　　　│　ないお！！　　　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　 │ ＼　ヽ|r┬-|　/　　　／.　....│　　　　　／───────────────＼
　　　　　　　　　　 │ ／ 　 ｀ー'´　　　　　 ＼ 　. │
　　　　　　　　　　 └───────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣ミ┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／　　　/./　　～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　　 　 　 　 　 ┌-／　　　　/./.--┬-=､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 //　　　＿____,≠┬ 〆　　　 　 /./.　　 ｉ卍|彡へ,　　　ﾍﾛﾍﾛ～
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼_厶ゝ´´￣.　 　 ^二／＿__ 　　／..廴＿_厶∠斗〆
　　　　　　　　　　　　　　　　　...(辷┤. =――――〆――┴〆／　┼　　___//.／　　～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜｀`ヾ辷＿≠‐‐｀幵＝＝孑－＝三￣　　｀￠
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.｜　彡と＝|. ｉ∠゛＿＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　..~￣￣￣冫゛^.└ゝ辷ノ　　～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ辷ノ´

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌─────────┐
　　　　　＼───────────／　　　..　..│　　　　＿＿　　　　 　 .│
　　　　　│　ブタペストか……　　　　 .│　　　　....│　　 ／ノ　ヽ＼　～ﾟ　...│
　　　　　│　それまで持つかな？　......│　　　　....│　／.（＠）（＠）＼　　....│
　　　　　／───────────＼　　　　....│　|. u.　（__人__）　|　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│.　|　　　　　　　　|　　....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 |　　　　　　 　|　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│.　 ヽ　　　　　　ﾉ　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　 ヽ　　　┌──────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　/ 　.....│　 　 　 ＿＿＿_　　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──── .│　　　／　　 　 　＼　　　. │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│ 　／　　ー) (ー　　＼　....│
　　　　　　　　　　＼──────────────／　　 　.│／ 　,（●） 　（●）,　 ＼　 |
　　　　　　　　　　│　大丈夫だお！！　　　　　　　　.....│　　　 .│|　 　 　 （__人__）　　　　|　.|
　　　　　　　　　　│　軍医のやる夫の　　　　　　　　.....│　　　 .│＼　 　　 ｀ ⌒´　　　,／....│
　　　　　　　　　　│　言うことを信じるんだお！！　　..│　　　 .└──────────┘
　　　　　　　　　　／──────────────＼

┌───────────────────────────────┐
│　ガーデルマンの励ましにルーデルは飛び続け、ついに二十分かけて　.　...│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..　 　 　 　 　 　.　　│
│　ブタペストの飛行場までたどり着いた。　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ..│
└───────────────────────────────┘

	340 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:02:26 ID:fp665ShI ガーさんＧＪ！

　　　　　　　／￣￣＼
._　　　　　／　　 _ノ　　＼　　　__　　　　　　　　　...... 　　　　┌────────────────────┐
| |======|　　　 （ ー）（ー)===| |　　　　　　　　　　　　　　　│　ブタペストの病院でルーデルは12.7mm弾の 　 │
| |　　　　 |　　　　 （__人__) 　　.| |　　　　　　　　　　.　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
| |　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　 | |　　　　　　　　　　 　 　 　 │　摘出手術を受けた。　　　　　　　　　　　　　　　...│
| |＿＿＿_|　　　　　　　　}＿＿| |　　　　　　　　　　　　 　.　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
| |＼　（　.　ヽ　　　　　 　} ヽ　　＼　　　　　　　　　　　　　　│　そのまま彼はバラトン湖畔の病院に　　　　　.....│
| |　 ＼ヽ　　 ヽ　　　　 ノ　　)　　　＼　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
| |＼　　＼（￣ ⌒⌒⌒⌒￣⌒ ⌒ ⌒ヽ　　　　　　 　 .　　　│　入院させられた。　　　　　　　　　　　　　　　　......│
|_|　 ＼　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　 　 　　└────────────────────┘
　　　　＼　　＼　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　 ＼　　＼　　　　　　　　　　　　　　　＼

	342 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:03:49 ID:fp665ShI …ソレ左腿に喰らってなんで出血多量で逝かないのん…？ 345 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:05:08 ID:wyiW1m0Q 12.7食らっても生きてるんだからなぁ。普通死ぬ

　　　　　　　　　_,. - ''"￣｀''ｰ- ,,,,. -―-､
　　　　　　,. -:'"　　　　　　　　　　　　　　｀'-、
　　　　 ,:'´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
.　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !　　　　　　　　司令……　
　　_,ノ　　　　　　　,　　　　　　　､　　　　　　　'､
　 ,'　　　　　　　　/　　r､､ヽ.　　 ヽ　 ./　　　　 ＼　　　　　　 司令が不在の間に決裁すべき書類は
　 !　　　　　　　　i　　 i､　ヽヽ　　 |ヽ/ .,:'　　　 　 ヽ
.　!　　　　　 ,., r_ヽ　　!_ヽi !　　　/l l,!　!　 ,　　　 ノ　　　　　　僕が全部処理しますし、
. ,'　　　　　 l 'ﾞ"´ ｀_-.,ゝ`''´/　ノ-,':'-'､!､　　 　 i´
. ヽ. i　　 ヽ､ヽ,ri'/´i;;i:､　 ´"´　 _,.-=､_`-'　/ヽ ヽ　　　　　　　署名が必要な書類は随時ここに持参します
　 ） !　　 ヽヽ'ヽヾ;'_ﾉ_　　　　　　 i,,,.:;;!ｯ:,.-'ィ,'i ノ
　 '､_.i'i､ヽ､.) |　￣　　　　　 ヽ　 -'=ﾞ-　/i"'´.'"　　　　　　　　ですからどうぞゆっくり休んでください
　　　ヽヽ!-.l '　　　　　　　　　i　　　　　lﾉ
　　　　)｀''ｰ.',　　　　　　,,＿_　　　　　 /　　　　　　　　　　　　 六週間は入院が必要だそうですからね
　　　 ヽ iｰ-,,lヽ､　　　　　--￣　　 ／
　　　　 ｀　 .|-｀-｀-.､　　　　　　.／
　　　　　 　 |　　　,､!-ﾆ-;.,,__,.r:i´
　　　　　　_,.!　　.ヾヽiｰ'.| | | 'r'.|
　_,. -‐:''"　　`‐- ,,ヾ'_.　! ! ! '-'ヽ､
´　　　　　　　　　　　　`'--''"´　　`'ｰ ､,,_

フリードリッヒ・“フリドリン”・ベッカー（Friedrich Becker）
最終階級：少佐
ルーデルの同僚であり、参謀役でもあった人物。SG2の航空団副官としてルーデルを支える。
部隊では「フリドリン」と愛称で呼ばれていた。

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　／~ﾄ＝ 　 　 　 ／　ノ　　＼ ＼　　　　　　 __人__人__人__
　　　　　　 ／ヽ_ノﾉ三.　　 　 |　 （●）（●）　| 　 　 　 　 ） 　 　 　 　　（
　　　 　 , く 　 _／三.__　　 　 | u　（__人__）　 |　　　　 　 ）　　場　休　　（
　　　　/　　 ./三.／　ﾉ }三　 |.　　 |i!ili!i!|　　.|　　　　 　 ）.　　合　ん　　（
　　　 /､__　/=／`ー' ／ .　 　|.　　 |ｪｪｪ|　　.}　　　　　　） 　　か　で　　（
　　　/　 　,／丶　／三三　　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　） 　　｜　る　　（
　　 /　 ／ヽ、 ／三三三　-　　ヽ　　　　　ノ　　　　　　 ） 　 　ッ　　　　（
　　/,／　＿,∠ -┬―‐┬┬‐=="'' ‐､....,,__|""'''‐-、　　　）　　　　　　　（
,.-:「 　;:''' 　 　 　　!　　　:!　L..ノﾉ三- ､_　　ハ.　 iﾍヽ､　 ⌒Y⌒Y⌒Y⌒
　/|:! ,! 　 ::::-=二王￣三￣￣　 　 　 　 `'′入oヽ ´‐＼
　|:|:! |　i'''"""　　 　! ￣ !丁 ヽ三.　 ﾄ､￣o￣]ﾆヽ ヽ'''""ヽ　　┌────────────────────────┐
　|| ! ! ,|　　　,;:::-┬―――三'三. 　 |　￣￣ lニヽoヽ__,,,...`、..│　だがルーデルはわずか8日でフリドリンに手伝わせて　....│
　|| !|　|　 　 ::::　 l三|=　　|三. 　 　 　|　　 　 ﾉ＿,ヽ. ヽ＿,,,.| . │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　ヽ|l,l|l＿__;;;;;__ノ三!=　 /三三 　　　　￣￣＿,,.. -ヽ. ヽ　　　..│　強引に退院してしまったのだった。　　　　　　　　　　　　....│
　　 ￣￣::::三三／= ／三三三 　 　"""￣　　　　　　 　 　 　└────────────────────────┘

	348 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:06:45 ID:RxbVaNks 傷口ふさがってないだろwww 349 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:06:59 ID:fp665ShI なぜ歩けるｗ 351 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:07:42 ID:qE8eUhNM ちょび髭「休めーーー！！！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　　　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /`>'"､｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'　f　　ヽ.:.:｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　　,'　　', l_｢_　ヽ.:.:.ﾞi
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,' 　＿_',┘!　 ,.､-'-_‐_‐ ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,' /´:::::::::::〉　/::::::::.:.:.:.:..../
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　,'　'-----/　'─‐,──''"
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　　 ,'　　　 　 /:.　　.: /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'　　　　 ,::'. 　 　 /　　　　　　　　　┌────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　 　 　　　 　　 　 ,　　　　／　　/'.: /　　　　　　 .　　　│　12月に入り、ルーデルがともに戦う　　 　 　 　 .│
　　　　　　　　 　　 　 　 　 　 　 　　 ,' 　 　／::`,､'＼ '/　　　　　　　 .　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　......│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　'　　／　`>>::くく/　　　　　　　　　　　.│　第Ⅲ飛行隊がJu-87からフォッケウルフ　 　　 .│
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　,' 　／　　　＼^,､/　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　......│
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,' ,.ｲ,　　　　ﾟ　 　/　　　　　　　　.　 　 　 │　Fw190F型への機種改変を始める。　 　 　　　...│
　　　　　　　　　　　 　 　　　 　 ｔ／/:::〉　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　.│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　......│
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／r::'t./ 　　 　 　/　　　　　　 　 .　　　　　　│　もっとも、第Ⅱ飛行隊は以前からFw190Fを　 . │
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 f'ｔ､/`f':/ 　 　 　 .:f　　　　　　　　.　 　 　 　 　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ......│
　　　 　 ,.､‐──────| |:!,.＞'　　 　 ,　' i_　　　　　　　　　　　 　 　.　│　使用し、ルーデル自身もすでに飛ばしたので. ..│
　　　 ／:. :. : :_ ／／: :,: :-/‐'　　　 　,.:.:.'　 ／: :￣""''''‐-､､､、　　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...... │
　　 /:. :. : : :'-,:::_::::", ': : /:.　 　,､,:.:':.::.:.　／: :. ‐ - ,　 　_: : : : :~"'''‐ ､　 　 │　ルーデルにとってもうなじみの機体だった。 　...│
　　 `:.:.､.:.. : /:/: : ': : : :/::.　　,:':.: ..::.:. ／ : : : : : :., '.:＿/'/_.: .: : .: .:.:..:./　　..└────────────────────┘
　　　 　~"''‐ ､、 ': : :.:/:.　　,:'.:.:､ヾ.::/:.:.:. : : :. :., ': :/_::::::_:/: : : : : :.: .:/　
　　　　　　　　/~,/ -,':.:..　 〈::.:. ヾ /.:.:._:.::._::._, '.:.:...:./:/ .:.:.:.. .: ::. :.: :/　
　 　 　 　 　 / 　　/:. 　　　　ヽ_　f:::::.::.::.::.::.:::::.::.:::.::::::_:::_:_:::::_::::,.､ '
　　 　 　 　 '　 　/:. 　　 　 　 /:: ,f'/￣￣￣/￣￣
　　　　　　　　　f:::.:.:..　 　　 / .:/ ﾞ'　　　　 'ﾞ
　　　　　　　　　ヽ､:、 　　　f_.:/
　　　　　　　　　 /::`::::､　 　／
　　　　　 　 　 　't:::::ノ `''''"
　　　　　　　　　 　~

　　 　　　 ／￣￣＼
　　　 　／　 ヽ､_　　＼　　　　　　　　Fw190Fはスピードも速くて爆弾の搭載量も多いが、
　　　 （●）（● ）　　　|
　　　 （__人__）　　　　 |　　　　　　　　ダイブブレーキがないので垂直降下が出来ないのと
　 　　（　　　　　 　 　 |
.　　　　{　　　 　 　 　 |　　　　　　　　何よりも後部銃座が無いのがなぁ……
　　　 ⊂ ヽ∩　　 　 く
　　 　 | '､＿ ＼　／　 )　　　　　　　　隊員たちも慣れるのには一苦労しそうだ
　 　 　|　 |_＼　 “　.／
　　 　 ヽ､ ＿_＼_／

┌────────────────────────────────────────────┐
│　Fw190Fに機種改変を行って最初の出撃は散々で、部下のステーレルは対空砲火を受けて不時着、　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　ルーデル自身は離陸直後にソ連爆撃機を追撃しようとしてエンジンから油を吹いて故障、　　　　　　　　.....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　これも不時着して危ない目にあっている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
└────────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　☆
　　　　　　　　　　　　／　ヽ、
　　　　　　　　　　　ノ　　　ゝ
　　　　　　　　　　／　.　　、＼
　　　　　　　　　ノ,, -ﾞ　ﾞJ从＼ゝ
　　　　,´⌒｀　／　　｀｀ -、o+*`＼　⌒｀｀⌒　｀⌒⌒⌒″⌒″″⌒　｀｀｀　｀｀;
　　　 ,´　ｷ　ノ.,, -;´ﾞﾟ`・*+o。J＼入　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｷ
　　　,´　/ｷ　ソwwwJｌ　゛　　゛*+oq。ゝ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｷ
　　 ,´　/≡ノ*+oq。　o；o+*゛゜　∬　人　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｷ
　　,´　/≡／J　　　‘；o。　　www　J　ゞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｷ
　 ,´　/≡ノ　X　　；゛　　゛*+ox。o*+=　ヽ　,,、,,,、、,、、,,、、、,、、、、、,,,、、、,、、、　ｷ
　,´　/≡γ*o。*；゛　ww　　ｗｗ　　(ё)　＼三三三三三三三三三三三三三三三三|
　"""|　　ノｗ_ｗ　　　　　。o*；”｀*+o。　ｌｗ＼　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
　　　|　　”　　　　。o*+`"　　　　　　　ｌ　゛；　人　========= 　　　|￣￣￣￣|　｜
　　　|　ノ　*+”；゛:　　　　　-ﾞ　ﾞJ从＼ 　 巛;ヽ;＼.　　　　　　||　　　| 　 　 　 　|　｜
　　　|　ノ‘　　ｗｗｉ　:　J　　　　　　　　　-ﾞ　ﾞJ从＼　　　　　.||　　　| 　 　 　 　|　｜
　　　|　　ﾉﾉ　从人w　ｉ从ww　ﾉ　从人w　ﾉ　从人w　　.　..　||　　　| 　 　 　 　|　｜
　　　|　　　”’　　　　　|从＠∧＿∧　　　　∧＿∧..　　　　..;||　　　| 　 　 　 　|　｜
　　　|　　　　　　　　　 |从　（　´∀｀）　　　（・∀・　）======= 　　　| 　 　 　 　|　｜
　　　|＿＿＿＿＿＿ :|从　※※※※＿__(″″ヾﾐ)＿＿＿＿＿_ :| 　 　 　 　|　｜
　　　　　　　　　　　　 .|　　 ﾉ　　　人　　　ﾉ::::::::::::λ
　　　　　　　　　　　　⌒⌒　 (__l7__)　　　　 (__l7__)
┌───────────────────────────────┐
│　12月24日、出撃から帰還したルーデルたちはクリスマス･イブを祝う。　　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　兵舎は飾り付けられ、食卓にはクリスマスプレゼントが山と詰まれる。　　.│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　クリスマスの歌を合唱してこのひと時のお祭りは盛り上がった。　　　　 　 .│
└───────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┌──────────────┐
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　　 ｜突撃！　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　 　 ,,,,,,,,,,,, ｜米軍と共同して敵を挟撃せよ！！ !
　　　　　　　　　　　　　　 　ﾐ[★]::ﾐ└‐y─────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　(ﾟっﾟ#)
　　　　　　　　　　　　　 　t{::::::i':=:::';
　　　　　　　　　　　　　 　　ﾉ:::i::::::::ゝ　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝﾞ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　 　__＿i_二__二_i,＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　＿_　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　＿,:'"￣　　　 　:　　　　　　';
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　,"l_l_l_l_';　　　　 iニニニニニニニニニニニニi　 i 　 ★　６２６:　　　　 　　';
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　ミдﾟlU!　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣':,._-＿-＿-__:＿-＿-＿-_';＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　__＿i_二__二_i,＿_　　　　 　　　　　　　　　　　　　＿_, -┴───────‐┴'-----i￣￣￣￣iﾞ-､(_,)
　　　　　　　　　 　 　 　　　　　　＿,:'"￣　　　 　:　　　　　　';　　　　　　　　　　　　　 　　-{_／ ＿＿＿　　　 　 　 　　　　　　　　ﾞーl]─l]─ﾞ 　`<'
　 iニニニニニニニニニニニニi　 i 　 ★　６２５:　　　　 　　';　　　　　 　 　 　　 　 /二二'ー┴──┴───────────────､_>
　　　　　　　　　 　　　　　　　　　￣':,._-＿-＿-__:＿-＿-＿-_';＿＿＿＿＿＿　　　　 :"　`;””,:”””.､””,:”””､”””;:”””､””,:”””､””,:”””､”.,"”ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　＿_, -┴───────‐┴'-----i￣￣￣￣iﾞ-､(_,) ﾞ､ｰ ' =(i｡ﾟOﾟ｡!=(i｡ﾟOﾟ｡i==(:i｡ﾟOﾟ｡i=(i｡ﾟOﾟ｡i=(i｡ﾟOﾟ｡i　ゝ_ソ
　　　　　　　　　　　　　　　　-{_／ ＿＿＿　　　 　 　 　　　　　　　　ﾞーl]─l]─ﾞ 　`<'.　 "''''ｰ-`-ﾟ--'--`-ﾟｰ '---`-ﾟー'--`-ﾟ -'--`-ﾟ--'ー''""
　　　　　　　　　　　　　 /二二'ー┴──┴───────────────､_>
　　　　　　　　　　　　　 　 :"　`;””,:”””.､””,:”””､”””;:”””､””,:”””､””,:”””､”.,"”ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　ﾞ､ｰ ' =(i｡ﾟOﾟ｡!=(i｡ﾟOﾟ｡i==(:i｡ﾟOﾟ｡i=(i｡ﾟOﾟ｡i=(i｡ﾟOﾟ｡i　ゝ_ソ
　　　　　　　　　　　　　　　　"''''ｰ-`-ﾟ--'--`-ﾟｰ '---`-ﾟー'--`-ﾟ -'--`-ﾟ--'ー''""

┌─────────────────────────────────────┐
│　しかしすぐにクリスマス気分も吹き飛ぶ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　12月24日、ブタペストはソ連第2ウクライナ戦線正面軍によって包囲され、ヒトラーは　　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　死守命令を出していた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　ブタペスト救援のためルーデルは出撃を続けたのである。　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└─────────────────────────────────────┘

┌──────────────────────────┐
│　ところが12月30日、ルーデルに奇妙な命令が舞い込む。　　 .│
└──────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.／￣￣＼
　　　　　　　「即刻ベルリンに出頭し、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／ 　　　 _ノ ⊂_ ‐-' ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 　　　（ ―）　 λ　　 ヽ
　　　　　　　総統に報告せよ」か……　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ﾍ__|　　　 　　（__人）　　ヽ　　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __,/　　　｀ ＜　 　　⌒ﾉ　　. ｒ'-‐￢
　　　　　　　どうもまた空を飛ぶなという話に　　　　　　　　　　　　／---‐――--.､ゝ＼　 ノ　　　」-‐＞ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／⌒ヽ. ´_ノ　　　/　 ´　　 l
　　　　　　　なりそうだな……　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／　／´ ｀ヽ　　　　 ヽ.　　,　, .!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／　／　　　　 ヽ　　　　 l｀ / / /!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／　 ./　　　　＿ __ヽ-､　　 !/. ,'　l　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l　＿十''''''''""　　　　　＼ ＜　　　'　l

　　 .小　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
　／ | |丶 _＿＿＿＿＿＿＿　／：：＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_:：：　┌────────────────────┐
　 ─| |──┴──┴──.／ ／ ＼ ＼──┴──┴──　.／ 　 .│　ベルリンに出向いたルーデルだが、　　　　　　 │
　 　 | |　　　　rー―――／ ／──‐＼ ＼───＿─￣　／ ／ 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
　 　 | |　　　　|　同.l￣／ ／　 ＝　　二.＼ ＼三　　　　　／ ／ l:^　　│　フランス国境近くに設置された総統大本営　　..│
　 　 | |　　　　l　l　! ／ ／‐‐――　＝　　　＼ ＼　　　.／ ／ ニ　二...│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
　 ＝| | 二　 三　／ ／＿＿＿＿＿＿＿＿＿＼ ＼／ ／＿＿__!li . . │　「アドラーホルスト」に向かうよう命令され、　　...│
　　__| |＿＿__ ／ ／ ｪｪ○＿＿　　 　 ＿＿＿ 　 >.：：.< ｪｪ○　　　　 .│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
　　＿＿＿＿]二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二 .......│　総統用特別列車に飛び乗った。　　　　　　　　 .│
　　"""""""　､　 　 ￣￣￣ 　 　 　 　 　 └|::　　|┘ ￣￣￣　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
　　　　　　　　　 ､　 ＿＿＿＿＿_,,　　　　　!|::　　|i　　　　　　　　　　　│　新年は汽車の中で迎えた。　　　　　　　　　　　..│
　　vv.ll||||､　　..:.:..＼ｰ　..::.:::.:.:.::.:::.:.:...ヽ　　　!|::　　|i　　　　　　　　　　　└────────────────────┘
　　　..:......:.....:.:.:..　 　 ＼　`ｰ-､_..:.:.:.:.:.:.:.ヽ　 .l|::　　|!
　　　　　www　　　　　 lliwv　 　 ー 　 ,..::..　 |::　　|
　　::.::..:...　　　　vvll|ii!vWll|/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽwvv^ﾉﾉ､lli|ii!､vww
　　　　　　　liiii!|vnVww.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::（､､ヾ丶vvVmﾟ､､､
　　iiiv　　||wwviiwwﾉ､.:.:.:.:.:.::.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:!;;;vwq/,lii||,,　)､
　　:lwwlil||vvw,,, ／.:.:.::.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|ww从' 'vﾉｰｱ〉,,

　　　 ´　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<⌒>
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／⌒＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ］皿皿［-∧-∧､
　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿＿_∧_／＼_|,,|「|,,,|「|ﾐ^!､
　　　　　　　／三三三三三三三 Π . ∩　 |'|「|'''|「|||:ll;|
　　　　＿＿|￣同￣同￣同 /￣￣∧￣￣￣￣∧￣＼
...　　_/＿＿|==／＼＝＝＝ﾊ,￣￣|「|￣￣￣￣|「|￣￣|
　　/_| ﾛ ﾛ 「￣￣￣￣￣￣| |　田 |「|　 田 田　|「|［［［［|
　　|ll.|ﾛ ﾛ /|.l⌒l l⌒ｌ ｌ⌒l l´| | 　 　|「| 　 　 　 　|「|ﾐﾐﾐﾐﾐﾐ､
　 /〃￣ /::|.|　,,||　,;:'ﾞ ﾞ｀ヾ,,.| |　田 |「|　 田 田　|「|:::::::::::|
　 |　|　　|　:|.|,;ヾﾞﾞヾﾞﾞﾞ'';;,,:::ヾﾞﾞヾ''""``ヾ;;,,""~｀ヾﾞﾞ`ヾ､´ﾞﾞヾ"
''""``ヾ;,;ヾﾞﾞヾ
┌──────────────────────┐
│　ヘッセン州タウヌス高地　　クランスベルグ城内　......│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　総統大本営「アドラーホルスト」　　　　　　　　　　　　 │
└──────────────────────┘

┌─────────────────────┐
│　到着したルーデルは一室に招き入れられた。 　 .│
└─────────────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┏━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃　会議室 　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┗━━━━━┛
　　　　　　　　　　..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　 　 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:┌───────────┐.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　 　 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:||￣￣￣|￣￣￣￣￣￣￣「| i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　 　 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:||　 　 　 |　　　　 　 　 　 　 |:| i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:　　　　ハンス・ウルリッヒ・ルーデル中佐
　 　 　 　 　 　 　 .:.:.:.:.:.:.:.:＿＿.　 　 　 |　　　　 　 　 　 　 |:| i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　 　 　 　 ..:.:.:.:.:／　　　 ヽ.　　　|　　　　 　 　 　 　 |:| i|:.:.:.:.:.:.:.:.:.　　　　入ります！！
　　　　　　　　　..:.:.:.:.:/　　　　　　i..　　｜　　 　 　 　 　 　 |:| i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　..:.:.:.:.:!　　　　　　 ! 　 　|　　　　 　 　 　 　 |:| i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　..:.:.:.:.:l　　　　　　 ｉ　　　|　　　　 　 　 　 　 |:| i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　 　 　 .:.:.:.:.:i　　　 　 　 !　 ‐＝　　　　　　　　　　|:| i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　..:.:.:.:.:ヽ、＿＿_.ノ 　 　 |　　ｶﾞﾁｬ　　　　　 |:| i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　..:.:.:.:.:/　　 　 / ヽ　 　 :|　　　　 　 　 　 　 |:| i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　 　 ..:.:.:.:.:l　　　　 |　 |　　　:|┌┐　　　　 　 　 |:| i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　 　 ..:.:.:.:.:|　 　 　 |　 |-‐''ｆつ)ﾆ)|　　　　　 　 　|:| i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　 　 ..:.:.:.:.:i　 　 　 ヽ=-‐''"　ｉ└┘　　　　 　 　 |:| i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　..:.:.:.:.:i　　　　　 |　　　 ニ　　　　　 　 　 　 |:| i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　よく来たわ、ルーデル！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;ｒ＝;､
　　　　　　　　　　　　　　　__,,ｒ―-､　　　　　　ψ,iﾘﾉ))〉
　　　　　　　　　　 　 　 　.`ｒ==(ｗ)i'　　　　　,へ.!〉!ﾟｰﾟﾉｌ_.ヘ、　　　　/ !!!!!丶
　　　　　　　　　　　　　　　.( 　 ﾟД)　　　 　'"~´ｌ<)卯ｉ>　｀~`.　　 <（・(00)・ ）>
　　　　　　　　　　　　　　.〔("ｿ<ｙ>;)／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼（〈Ｖ〉‐　.）〕
　　　　　　　 　__,,ｒ―-､ 　/;‐;;;;：／　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼_： _‐_,ゝ
　　　　　　　　`ｒ==(ｗ)i'.　〔二／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ 二〕　∧＿∧
　　　　　 　 　 .川　ﾟ∀）　 ／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 （´∀｀　）
　　　　 　 　　〔(":::<ｙ>:)／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼（V〉‐　　）〕
　　__,,,ｒ―-､..　/‐::::：／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼_：_‐__,ゝ
　 ヽ====@/　〔二／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼二二〕　 ∧♪∧
　..（,,　　ﾟД）　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　 　＼|.　　 （∀・　 ,）
...〔（..”‐：ﾛ”）／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 .＼　 （ｙ>　　 ）〕
...../,,‐,ノヽ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　 　 ＼ !：：|_‐_,ゝ
..〔二二／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼ /二二〕

　　 　 ＿＿
..:...::.／:..:..:..::＼.::..:..:..::::..:..::.:..:...::..::..:..:..::::...:.....
.::.／.:..:.._ ノ::::..:..＼.:..:...::.:..:..::::....:::..:..::::..:.:..:....　　　　　　　　（な、何だよこの会議は！！
:..|:::.... 　（ ○）（○）.::..:..:..:..::::..:..::.:..:...::...::::..:.:..:....
.: |:::....　u　（__人__）.::..:..:..:………。..:.::..:.:..:....　　　　　　　　ゲーリング空軍元帥にデーニッツ海軍提督、
::. |::u:.　　　 (.::..:..:..::::..:...:..::::::::..:..::.:...:..::::..:..::.::..:....
.::. |:::.....u　　｀ ⌒´ﾉ.::..:...:..::::..:..::.:...:..::::..:...:....　　　　　　　　　それにカイテル陸軍元帥まで集まってるじゃないか！！
::..:.ヽ:::.....　　　　 }.::..:..:..:..::::..:..::..::::..:..::.:..:...::..:....
.::..:...ヽ::.....　　　ノ　　　　　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　 こんなに将軍連中が綺羅星のごとく集まってちゃあ
::..:..:..:/::.. 　 く　　＼　　　　　　　　＼
.::..:..: |::...　　　＼　　＼　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　俺みたいな下っ端は目まいがしそうだぜ！！）
::..:..:..:|:::.....　　|ヽ、二⌒)､　　 　 　 　 　 ＼

写真は黄金ダイヤモンド剣付柏葉騎士十字章を受章した時のもの。
左からルーデル中佐、アルフレート・ヨードル陸軍上級大将、ヴィルヘルム・カイテル元帥、
アドルフ・ヒトラー、ゲーリング国家元帥、カール・デーニッツ海軍提督。

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _,､_,ｨ～r=;､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _f〆::::::f{匀〉:::::::ヾﾏr=ﾐ
.　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿f/:::::〆⌒'⌒'⌒Ｖﾏﾑ_/ﾉ～＝
　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾑ))::〆　 　 ヽ　 ヽ　 ヾ:Ｋ=彡
　　　　　　　　　　　　　　ヾ＝ｰ=彡　.!　　　 l}　}斗 　 トく　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　まずはあなたに
　　　　　　　　　　　　　　　　l/７ゞ{　 | 士ミ/ﾙｨtfｿ}　ﾉ 　 ＼　　　　　　　　 ＿＿,　 　 　 　 ＿,
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　八　ヽゞｿ　 ､ 　 /イ:!ヽ 　 ／{≦7　　　,..≪ニ二三三三二≦　 　　お祝いを言わないと
　ｰ＝ニ三三三三≧＝ヾ三三ヾーﾐー≧　 ｰ '　/ ｌ| l―‐く三三三三三三三三二ニ≦
　　 ヾ三三三三三三三三三／::::::::::＼　＞z-イ}　ﾘｲ:::::::::::＼三三三三三三三三三二ニ＝一　　　いけないわね……
＝ニ二三三三三三三三三7-=＝ミ／:ヽ　 {薔}ｲ}从:::ヽ::::::‐z:ヾ三三三三三三三三ヽ
ｰ＝ﾆ二三三三三三三三三ヾ:::::::::(:::::::::::{{　¨¨　/::::::::::::)::::::::::/三三三三三三三三三{　　　　　　　 あなたには新たに
　　　　　　　≧三三三三{{ヨ〉:::}ー‐ヽ:::::::::::＼_／:::::::::／:::::::::く三ニ斗＜￣ヾ三三《＿＿
　　　　　　　　　　　イ .:　７::::／/ /　 Vﾊ::::::::::::::::::ｰ=ﾐ} ＼:::::::::∨　　ヽ　ヽ ＼ヾ三三ア´　　　　　　　あなたのために作られた
　　　　　　　　　／　..:　 /⌒}^~{_j◎/ }l j}:::::::::::::::::::::::::| 　∧:::::::::＼ノ}　}　 |　 ﾄ､ ＼
　　　　　　　 ／　　.: 　/{/⌒YヽL}ヽ_/ 〃::::::::∧:::::::::::{ /} ∧:::/::∧`ｰﾐ.　ﾉ 　}　ヽ　V　　　　　　　　　特別な勲章を授けるわ
　　　　　　　′　 ィ　 〈::::〉　 ﾄ‐zf⌒ヽｲ/::::::::/　ヽ:::::::::＼/　∨::〈V⌒ヽ ＼　/　 ﾉ　 !
　　　　　　/ 　 /　! .／∨ヽｲ く⌒ヽ、}7:::::／>X< ＼::::::::::＞-V::::ヾ＼　＼ ト- ､　レ'　　　　　　　　　それと重ねて先月29日付で
.　　　　　 {　 〃　.}/　 _rY　} 　 V⌒Y:::／ .//　ヽ＼ ＼:::::::::::::∨:::::V⌒)　(⌒Y ヽ
　　　　　 ‘　 l! 　　 ＜::::::ヽｿ～^ー‐／＼V ＼_／ヘ＼ ヽ::::::::::∨:::::V⌒vイく ゝ-ﾄ､　　　　　 　　　　大佐に進級させてあげる
　　　　　　 ∨　／::::/::::::／:::::::::::::／　 ／/　＼／ 　 > >く::::::::::::∨:::::〉⌒Y 　_＼ ､ {_
　　　　 　 　 ／:::::::/:::／::::::::::::::::/-～´／　 r――＜／　 ∨:::::::::∨::}ト､/　く　 Y　ヽ ＼　　　　　　　ますはこの勲章を
.　　　　　 ／:::::::／:::∧:::::::::::::::::/￣￣＞― ／￣￣ヽ＼ 　 V:::}::::::∨}} 人 _ノ､_ {_／　ノ:＼
.　　． ＜:::::::::／::::::/:i∧::::::::::::/＿_／／￣＼＼＿＿/ /　　 V:::::::::/:∨～{ヽ_Lト-{_／::::::::::ヽ　　　　 受け取りなさい
￣:::::::::::::::::／:::::::::/i:i:i:i∧:::::::/―一 ' 　 　 　 ｀ー― ､ ＼　　 ∨:::∧::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼

　　　 　 　 _,. -┬ ｆﾆト､
　 　 　 r'´　､r　|　| ,.L |　　　　　　　　　　　　あ、ありがとうございます！！
　 　 　 |　　 （_ノ　j {.　'､＼
　 　 　 |　　　 }‐イ-上　〉. ＼　　　　　　　　　私のためだけの特別な勲章だなんて……！！
　 　 　 |　 　 ﾉ´　　 　 /)ﾟo　|
　　　 　i　　　 　 ｒ‐‐人__）　.|　　　　　　　　　光栄と感激で身の震える思いです！！
　　　　　ヽ　　 .ノ　｀ ⌒´ .　|
　　　　　　i　　!,　　　　 　　ﾉ
　　　　　　.',　　ヽ、　.　 　/
　　　　　 　 ＼　 . 　　　　ヽ、
　　　　　　　　 ＼ 　　　　　|.i
　　　　　　　　 　 |　 　 . 　 | |

┌────────────────────────────────────┐
│　ルーデルには"Ritterkreuz mit goldenem Eichenlaub, Schwertern und Brillanten"　......│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　「黄金ダイヤモンド剣付柏葉騎士十字勲章」がその場で授与された。　　　　　　　　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　これは出撃回数2400回、戦車撃破数463輌の功によるものであった。　　　　　　　　　..│
└────────────────────────────────────┘

	364 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:19:23 ID:sOSKdXCo こんな奴がゴロゴロいてたまるかｗ 365 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:19:54 ID:fp665ShI 円卓の騎士（笑）

　 r――――――‐-　、　　　　　　 ..　 -――――――‐┐
　 |＿＿＿＿＿ 　 　 　 ヽ､　　 /´　　　　　　　　＿＿＿＿|　　　　　　┌──────────────────┐
　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣￣`f⌒i/ヽ{ ...-――:.:.:.:.:.:.´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|　　　　　　│　剣付き柏葉章は18金製で、50個もの　　　│
　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ-{/>ｓﾀcｬ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:tｭﾔ_)cｭ{{/ccノr‐ｯ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|　　　　　　│　ダイヤモンドがちりばめられていた。　　　.│
　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r<ﾕｨ之{{ジぴぅ-<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゞ<き(_)}}ﾉc}ﾑ-タ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|　　　　　　│　大戦中にこの勲章を受章したのは　　　.....│
　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾇペゝ(_}}うｲ_)‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:tﾆﾆミ､佗斥ｨﾆﾆﾕ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　　　　│　ドイツ軍中彼一人のみであり、　　　　　　...│
　 |´￣￣￣￣￣￣ﾏﾑ＞､.从 .＜/7 ￣￣￣￣￣￣￣￣`|　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　 |＿＿＿＿,-‐ｔｭゥ(_)ﾍ´ (ー')｀/ﾇｭミ-―-､＿＿＿＿＿__|　　　　　　│　まさに空前絶後の出来事であった。　　......│
　　　　　　　 　 ､――辷}―ｰ‐'‐辷}――ｧ　　　　　　　　　　..　 　 　 　└──────────────────┘
　　　　　　　　　 ヽ　 ャ=========ァ　 /
　　　 　 　 　 　 　 ' ,　t}　　　　　 〃　/
　 　 　 _　　 　 　 　 ',　}}　　　 　 {{　 ,'　　　　　 　 _
　　　　| ｀　‐-　　 　 ',　}}　 　 　 {{　,'　 　 　 -‐　´ |
　　　　| {{ミ=-　｀　‐-　 }}　　　　{{　 -‐　´　‐=彡}} |
　　　　| {{　　　 　 ｰ＝=ｮ} ／　 .{ｪ=＝‐　　　　　 }} |
　　　　| {{　　　　　　　　　 ＼／＼　　 　 　 　 　 }} |
　　　　| {{　　　　　　　　＼／＼　　 　 　 　 　 　 }} |
　　　　| {{　　　 -=＝＝ァ　　／ ｔr＝＝=-　　 　 }} |
　　　　| {ﾋ=彡　-‐ 　 7 }}　　 　 {{ f¨　　‐-　 ミ=ﾖ} |
　　　　|, -‐ ´　 　 　 ,' .}}　　　　 {{. ',　　　　｀ ‐-　､|
　　　　　　　　　　　 ,'　}} 1 9 3 9 {{　',
　　　　　　 　 　 　 ,'　.}}＿＿＿＿{{.　',
　　　　　　　　　　/ 　 ￣￣￣￣￣ 　 ',
　　　　 　 　 　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/39/BmRKELSBGold.jpg

	368 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:20:29 ID:RxbVaNks 異能生存体の証だな。黄金ダイヤモンド剣付柏葉騎士十字勲章 381 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:27:52 ID:PowmyQwo これとあと同じ勲章を持った奴が１１人ぐらいいれば、ドイツは勝ったのに…… 384 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:28:38 ID:sOSKdXCo >>３８１ ドイツは勝つかもしれんがウラル山脈の果てまで焼け野原になってそうだな

　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　 -〈{薔｝〉-　、
　　　　　　　　　　 ／　 -─‐-　 :::.. ヾ 、　　　　　　　　　……さて、あなたにわざわざここに来てもらったからには
　　　　　　　　　／　//　　　 ノL ＼:.:∧
　　 　 　 　 　 ,'　i　　　　　　 ⌒　　|::|_l　　　　　　　　　　私はあなたにどうしても言わなければならないことが
　　 　 　 　 　 {　|　{、 　 ／|　 ／ {ﾋ{}ｺ｝
　　　　　 　 　 ﾍ八{ム／ ___}／i　/ 兀 |　　　　　　　　　　あるのよ……
　　　　 　 　 ﾐミﾉ } ,,tj　　´t厂ノィ i　i　|≦彡
　　　　 　 　 ｆ⌒i人 　　 　'''　r⌒ヽ　|　|彡"
￣￣￣￣￣.'ー´ ￣￣￣￣ 'ー´ ￣￣￣￣￣￣



　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　 ／ノ　ヽ＼　　　　　　　　　　　　　　（そら来たぞ！！
　　　　　　　　　　／.（○）（○）＼
　　　　　　　　　　|. u.　（__人__）　|　　　　　　　　　　　　　やっぱりそうか！！）
　　　　　　　　　.　|　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　 |　　　　　　 　|
　　　　　　　　　.　 ヽ　　　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　　 ヽ　　　 　/
　　　　　　　　　　　　/　　　　ヽ

	373 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:23:03 ID:yGc741dM 実際に撃墜されたこともあるしなあ 当然といえば当然か 383 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:28:25 ID:tVauyTig >>373 太平洋戦争と違って下が地面なので撃墜されても生還する確率はそれなりにある あくまでそれなりだけど 385 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:28:58 ID:MMSEIBCk >>383 撃墜されて生きてても、イワンにとっつかまったらなあ……。 ハルトマンも後悔してたよな。

　　　　　, '〆.:.:.:.:.〆 　 　 　 　 ｀　､
　　　／｛f7.:.:.:.:〆　　　　　　　　　　＼
　　 / -∠.:.:.∠　 /　　l　 　 　 　 ＼　＼　　　　　　　　　　……はっきり言うわ
　≪_ﾊハ.:V､＼ | |　　 |　　　　　　　l　 　ヽ
　/ヾｲ　ｲﾊノ／ | |ヽ　 |＼　　 '　 　 !　　l　',　　　　　　　　あなたにはもう二度と飛んでほしくないの
./ /:/／!l l:l∠　 |庁ﾞﾄ､|､　｀ ,　|!　　 ! l　|l　|
　,'l::l/.　!| l:l　＼ | 仆｛!ﾝヽヾ　 { | ／　K/ /　　　　　　　　 あなたはもう十分に飛んで
, ' |::| 　 ｌ| |:|＼　＼ ｀￣¨｀　　 ﾚrﾃ/ //／
　 l::ｌ　　ｌ| |:|　ｌ＼　＼ 　　 　 、｀¨/ ｲﾚ´　　　　　　　　　　十分すぎる功績を挙げたわ
　 l/　　ｌ|　 　 |　丶- 　 　 　　　 /　/
　　　　 ﾊ　 　 ｌ、 　 　 　｀￣　 ｨ 　/　　　　　　　　　　　　あなたの命はわがドイツの青年ならびに
　　　／ハ　　 l:＼:＞､ 　 　／l |／|
　 ／　　∧ 　 l:::/:.:7爪::.:丁　l　|　/　　　　　　　　　　　　 あなたの経験のために保存されないといけないの
￣｀ー_＜:::ヽ　Ⅴ::/ 小ヽ::|　l　 | /
::::::.ヽ⌒マ}:::::ﾄ、Ⅴ/::||::L::.ﾄ､l　//
:::::::::::::::::::::マ}::::ﾄ､Ⅴ:::l|::ﾍ｀ｰ|　/'ﾍ
:::::::::::::::::::::::::::マ}:::::|<Y⌒Y>:| /::::::ﾍ
:::::::::::::::::::::::::::::::マ}::{ﾍ薔ﾑ}:::l/:::::::::::ﾍ

　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）　　　　　　　　　　　　……総統閣下、私の意志は変わりません
　.　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　　　　　　　　　　 |　 　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　　　　　　　もし私が自分の航空団と行動を共にするのが
　.　　　　　　　　　 |　　　　　　 　 }
　.　　　　　　　　　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　　　　　　許されないのであれば、
　 　 　 　　 　 　　　ヽ　　　　　ノ
　 　 　　 　 　　 _,／(　｀'　､ _ﾞT　　　　　　　　　　　　　　　私は受章と昇進を辞退したいと思います
　　　　　　　　ノ.ヽ｀ヽ.　ヽ｀ヽﾑ　｀
　 　 _..　-‐ ´ 　ヽ　　 ＼　　l;;::ヽ
/´　　　　　　　　 ヽ　　　ハ/｀ｧﾍヽ
. : .　　　　　　　　　｀ ー/ 　 ヽ|:. ﾍ ＼､_
, : : . ＼　　　　　　　 ヽ　　　　ヽ:::. ' ＜. ヽ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――‐
　　　　　　　　　　　zｬｫ-――‐-､‐- ､
　 　　　　　　　　,rゞZﾁ'´￣￣ﾞ¨丶＼　＼
　　　　　　　　 /／　 　　　　　　ヽ ´ﾞ＼　 ヽ
　 　　　　 　　/´　 　　　　l　　　　ヽ 　 ﾍ.＿ヽ
　 　 　 　 　 /　 l　|　　　　l　 |　 l 　', 〈_/ﾄ､　',　　　　　　　　　　　　……………………
　 　 　 　┌,ｉ｜ l　|　 　　　l　 |　 l　 |　 ｌ |l ＼ ',
　 　 　 　 L｣｜　!　、 ',　 　|　/_, ィ /;　/｜: : : :ﾍ
　 　 　 　 /|!　、_丶_ﾄ､ 、 /孑'_ ィ1ｲ　/: : :',: : : :_:_',
　　　　　｜ｌﾄ､ ＼｢ｔ‐ｒ‐;ト'ﾞ　 ﾊ _ﾉ/ ／|: : : : :／:: :: :: ::
　 　　　　　丶 ﾄ､ ＼ゝ┘、　 　　イ|　 l';: :／:: :: :: :: :: ::
　 　 　 　 ､＿/: : ¨Ｔ ト,､ 　-‐　／! 　 l／::_;: -‐ ､::_::r: : :
zー…￢¨´:: :: ￣::才 i ﾄ､〕≧tｲーｵl.　|￣: : : , -‐'´: : : : :
:: :: :: :: :: :: :: :: :: /: :ﾍ l｣: :弐/j'ﾄ￣｣,| 　 　ヽ: : : : : : : : : : : :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ノ　　ヽ,_　.　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （●）（● ）　　　|
　　　　　　　　……………………　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（__人__） 　　u　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ｀⌒ ´　　.　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 { 　 　　　 .　　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ー,-- ':;＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:;:/ﾚ'／;:;:;:;;:;:;:＼
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	374 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:23:37 ID:QJ8jemK2 いよいよ今日のその時です

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,、　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｔ匕ア::-‐＜￣　‐-
　　　　　　　　　　 　 　 　 イ.:〆.::〆　　　　　｀　、　 　＼
　　　　　　　　　　　　 ／I7.:〃.::/」　　 　 　 　 　 ＼ ＼　＼
　　　　　　　　　　　 /　I7.:〃.::/｣ 　 　 ＼　　 　 　　l　 ヽ　 ヽ
　　　 　 　 　 　 　 /　 {{l:::|l|::::ｌ}}　 　 l |　 ＼　　　　 i　　 l　 ﾊ　　 _,,.　　　　　　　　……分かった
　　　　　　　 　 　 ′　{{|:::|l|::::|}}　|　 | ﾄ､ ／ ｀　､ 　 |　　|　　|　／ｲ
　　　　　　　　　　|　　 {{|:::|l|::::|}}　|　 |　X＼ 　'､ ＼人 _|_　　|/i|ｌ|ｌ|
　　　　　　　　　　|　　 {{|:::|l|::::|}}　 、 ∨ヽ _,,;;;;;彡,,　　　　i　 |i|ｌ|ｌ|l|　　　　　　　　　　いいわ、飛びなさい
　　　　　　 　 　 ,　/　 {{|:::|l|::::|}}　　＼ヽ　´´￣ 　 　　 　 ! lli　|l|ｌ|ｌ|lﾚ{
　 　 　 　 　 　 / / ,　 小:.ぃ::.ﾏ} ＿　 ＼＼,"""　　 　- ´i　|ｌ|ｌ |ｌ|ｌ|ｌ|ｌ|l
　　　　　　　　/ / /　/ ｌ　＞=rｆ<⌒ヾ　　＼ 　 　 　 　 　 ;　|l|l| |ｌ|ｌ|ｌ|ｌl′
　 　 　 　 　 / / /　 　 | {:{___ﾉハﾄ =='＼ ー一 　 　　 . イ l|l|ｌ|!|ｌ|ｌ|ｌ|ｌ|
　　　 ＼､　/ / /　/ 　 | `￢1|　 |:|＼ ＼＼　 ー　〔_　　|　|ｌ|l|||ｌ|ｌ|ｌ|ｌ|
　　　 　 〉三≧x. / 　 丿 　 ﾉ:|　 |:|　 ヽ　＼＼ -r=く}＼ﾑイ￣￣ ヽ
　 　 _,,.≧ﾆ三三≧==三≧ト．,,_ ｀′　 }　 } ＼＼_ﾉハ、`￢-､::::::::::::::＼
≧ﾆ三三三三三三三三三三三≧ｭｘ..ﾉ__厶 ―- ＼::::冫　　　＼:::::::::::::::＼
三三三三三三三三三三三三三三二ﾆ7.:::::::::::::::::.＼´　 　 ＿,rv＼::::::::::::::::i
三三三三三三三三三三三三三三ニ７.::::::::::::::::::::::::::.＼‐く＼ﾉj｛迄}＼::::::::::ト
三三三三三三三三三三三三三二ﾆ７.::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼＜⌒ーく　 ヽ::::丿＼
ニ三三三三三三三三三三三三三シ.::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::::::.＼＼ﾉ　 ＼　トr＜　 ヽ
一ニ二三三三三三三三三三三 {::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::.＼＼ 、 ｝ |:::::::::|　ヽ　'.
-ニ三三三三三三三三二アﾍﾆ ∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::. ＼ヽ＼ﾉ.:::::::::|、　ｌ　i

　　　 　 　 _,. -┬ ｆﾆト､
　 　 　 r'´　､r　|　| ,.L |
　 　 　 |　　 （_ノ　j {.　'､＼
　 　 　 |　　　 }‐イ-上　〉. ＼　　　　　　　　　ありがとうございます、総統閣下！！
　 　 　 |　 　 ﾉ´　　 　 /)ﾟo　|
　　　 　i　　　 　 ｒ‐‐人__）　.|
　　　　　ヽ　　 .ノ　｀ ⌒´ .　|
　　　　　　i　　!,　　　　 　　ﾉ
　　　　　　.',　　ヽ、　.　 　/
　　　　　 　 ＼　 . 　　　　ヽ、
　　　　　　　　 ＼ 　　　　　|.i
　　　　　　　　 　 |　 　 . 　 | |

┌───────────────────────────────────────┐
│　ヒトラーのこの言葉を機に、居並ぶ高官が次々とルーデルに祝福の言葉を掛けてくれた。　....│
└───────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　 _,. --- 、─-- .,
　　　　　　　　　　　　,. -イ　　　　　　　　　　ヽｰ 、
　　　　　　　　　　　/　　 ﾚ ／,.　 ,ｨ　　 /　　　 }　ヽ
　 　 　 　 　 　 　 /　　　iゞｧ' _,.ノ　　／ ,　/　/i　　 ヽ　　　　　　　　　よくやったじゃねえかルーデル……
　　　　　　　　　 〈　 　　 !､ ',. - ､∠,. ノ. - ､'' /|　　 /
　　　　　　　　　　ヽ　　　!　{;;;;;;;;;.},.- ､{;;;;;;;;;;;}'　i　　/　　　　　　　　　　まあせいぜい命を大切にしなよ
　　　　　　　 ,. -'"　ヽ　/　 ,`ー'´〃 ヾヽー'　　ﾄ､/
　　　　　　　i　　　　/ i　　(ゝ.,_,ィr--- く_ｧ' )　　! iヽ　　　　　　　　　　しかしまあ、よく飛行禁止を解かせたもんだな
　　　　　 /´　　,. ´￣｀ヽ／,>　　 ￣￣　　　　 / '　ﾉ
　　　　 " 　 ／　、 ｀ヽ.　 l_)＿＿___＿＿_,.　'",.　'" ヽ
　　　 　 　 /　 、 ＼　 Y-'　　`ー '"　　　／ / ／　　|
.　　　 　 ,/　､__ ＼　ヽﾉ　＼＿＿ ,. - '7　　 |　　　　 |
.　　　　　{　　　ﾌ＞-'"＼　　　　 ,. - '/　　　| 　 　 　 |
..　　　　　＼___ノ　i　〉　　`ー-‐'　　/　　　 /　　　　　|

　　　　　　　　　　　　　　,､､､
　　　　　　　　　　 ,.: .:.´.:.::::::.｀:ヽ､　　　　　　　　　　　　　　受勲おめでとう、ルーデル君
　　　　　　　　 . .:´.:.:::::::::::::::::::::::.:｀＼
　 　 　 　　 ,.:´.:ﾆヽ',.:.:.:.i..Nj:ィｨ彡ミﾐ:ヽ　　　　　　　　　　　しかし、君が総統を説き伏せて、
　　　　　　/:ィ´ ￣`ヽミ州ﾂ'´ ￣｀ヽﾐﾐヽ
　　　　　 ,'.:.:|　　　　　　　　　　　　 i.:.:ヽ:!　　　　　　　　　　飛行の継続許可を得たことは
　　　　　,'.:.: |　　　　　　　　　　　　 ﾄミﾐﾐ',
　　　　 ﾉ.:.'´|　　　　　､　 ,.:'´　　　　}ミミﾐ':.,　　　　　　　 　重大問題だな
　　　 ,.ｨｲ彡j,r─- ､､,,j　/ ,..､-‐ﾍ､　i;:ｨﾐｼ'´
　　　　｀ヾﾊj!´ t‐_‐ｪｧｼ'　く.'ﾞィｪｱ´　ﾘﾊ/　　　　　　　　　　私にも優秀な潜水艦長で
　 　 　 　〈U　　　´￣,'.:i　　｀ー '　 ﾉﾉ !
　　　 　 　ヽﾄ､ 　 ,:', ﾉ.:.l　_..,ヽ 　 ｲ ､_ﾉ　　　　　　　　　　　早晩陸へ上がってもらわないといけない人材が
　　　　　　　/i ,j 　/　｀ﾞﾞﾞﾞﾞ´　 :.　 i ﾘ:i
　　　　 　 　|.:.V　 {　-‐─‐-　 } ﾉ/.:::|　　　　　　　　　　　 大勢いるのでね……
　　　　 　 　|.:.:..',　　　｀￣´　　　,ｲ.:::::|
　 　 　 　　 |::::::::ﾄ､ゝ､ 　 　 ,. ィ´ /.:::::|
　 　 　 　 　|::::::::l|.:.:.:.:｀TTﾞ´.:.:.://.::::::::|
　　　　　,. ｲ:ヽ:::::l|:::::::::::l::l.:.:.:.://.:.:::::::/`ー-
　　　"´.:.:.:.l::::::.＼|::::: : :l::l.:.:://.:::::::::/:::::::::::.

カール・デーニッツ（Karl Dönitz）1891年9月16日 - 1980年12月24日
最終階級：海軍元帥
潜水艦作戦の第一人者で、海軍総司令官として通商破壊作戦を推し進める。ヒトラーの信任篤く、
彼の死後に遺言で後任の総統に指名される。ニュルンベルク裁判で禁錮10年の判決。1956年釈放。

＿＿＿___| 　　　　　　　　　　　""''､|"';|／　　　　　　　　┌──────────────────────────┐
....|　　　　|ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿___;| :::|　　　　　　　　　 │　ブタペスト防衛に関して一通りルーデルの話を聞いた後、　.....│
::::|　　　　|:::|""''' ''' '''' ''' '''' ''' '''''''.:::;;| :::|　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
....|　　　　|:::|　　　　　　　　　　　...:::;;| :::|　　　　　　　　　 │　ヒトラーは彼を隣室の書斎に招きいれた。　　　　　　　　　　　..│
::::|　　　　|:::|　　　　　. 口　　　..:::::::::| :::|　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
....|　　　　|:::|二二二ニ┻ニ二二二,| :::|　　　　　　　　　 │　二人はしばらくそこで最新の軍備について話した。　　　　　　..│
::::|　　　　|:::|　　　 .__＿__|≡≡≡≡| :::|　　　　　　　　　 └──────────────────────────┘
....|　　　　|:::|__＿/l　　　　l＼ _＿＿,|_,,,|　　　 ,,,......_
..::|＿_____.|,/　　I::/ーーーヽ::I　　　　　 ＼...::;;l"' ､,"'　､,
　　　　　　　　 :|_|ニニニニ|_|　　　 ,.'ﾆﾆﾆﾆﾆ|　 　"' ､,"'　､,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　L__＿＿_,i　　　　　"' ､, "' ､,
　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿__ l＼　　　:: "' ､, 　　　　 "' ､, "' ､
　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　 ＼　＼　　　　　"' ､,　　　　　' /　|
　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　＼　　　/二二二二二"　.:|
　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　 　　　＼　＼　::|　　　　　　　　...::::|
　／　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　＼　＼|　　　　　　　　...::::|
　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　＼.::L, -──── -､_|

　　　　　　　　 ,.:::''::´::￣::`:::.、
　　　　　 　 ／:;: '´Ｔ 丁l `ヽ::}　　　　　　　　　　あなたの乗る爆撃機は時速300kmほどでしか飛べないわ
　 　 　 　 /{:::/ ｌ |ｌ ﾄ､ ｌ Nﾄｌ iﾊ
　　　　　 lｄｂ|　ｌ k_ィヽﾚ仁ﾘｌ│　　　　　　　　　敵戦闘機は高速化しているのに、対抗できるのかしら
　　 　 　 | ∧l 　lK◯ 　 ○ｿｲ
　　　　　,ｌ 　（ｌ 　ぃ　 ,-┐,从|　　　　　　　　　　着陸脚が引き込む新型機が無いと……
　　　　　l　　　ヽ ﾄゝ､ニ イﾄ､ﾄ､
　　　 　 |/≪T ,バ､(⌒)｀Yラ､ゝ　　　　　　　　　引き込み式の脚なら60kmは速度が増すと思うの
　　　　　Ｎ≠{〈:::::::V~~}::}:::〉≧



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　総統閣下、引き込み式の脚は確かに　　　　　　　　　　　 　　　　　 ／ 　 ⌒　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　（ へ）（ へ）　　｜
　　　　　　　　機体の速度を増しますが　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　.（__人__）　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　ｌ｀ ⌒´　　　　.｜
　　　　　　　　むき出しの脚は急降下時の安定性の向上に寄与します　 　　 　　{　 　 　 　 　 .｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　{　　　　　 　＿ |
　　　　　　　　私としては特に必要ありません　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 （ヽ、ヽ　　　/ 　）|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 |　｀`ー―‐'|　..ヽ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 ゝ　ノ　　 　ヽ　 ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

	387 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 22:29:52 ID:MMSEIBCk いやまあ、確かにスツーカは名機だったけどさあ……ｗ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　それよりも総統、むしろ現行の機体に　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 ヽ､_　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （●）（● ）　　　|
　　　　　　　　　30mmカノン砲４門を据え付ける　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （__人__）　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　　可能性を検討していただきたく思います　　　　　　　　　　　　.　　　　{　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⊂ ヽ∩　　 　 く
　　　　　　　　　現在の37mmカノン砲は空気抵抗が大きいため　　　　　　　　　　　 | '､＿ ＼　／　 )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 |_＼　 “　.／
　　　　　　　　　より小型の砲が望ましく思います 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､ ＿_＼_／



　　　　　　　　 ／/／ィ　ヽ＠､
　　　　　　　　{{x}}／/ |　/｀､::.',　　　　　　　　　　　30mmカノン砲ね……
　　　　　　　　i人r ● iｲ／∧::i
　　　　　　　　i l　ゝ''''　　●//i　　　　　　　　　　　37mmカノン砲より威力が劣ることには
　　　　　　　　|　vﾍ　 - 　ノゝ i
　　　　　　ミミi〉-+〕{{x}}〔¨」V　i彡　　　　　　　　　 問題は無いのかしら？
　　　　　　 ゛ﾐr:::::::r⌒⌒j::::Y i　i

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　それに関しては問題ありません　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ _ノ　 .ヽ、＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 （●）（●）　|
　　　　　　　　タングステンを利用した硬芯徹甲弾を　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　|　　（__人__）　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　 ｀ ⌒´ 　ﾉ
　　　　　　　　使用すれば威力はさほど落ちず、　　　　　　 .　 　 　　 　 　 r─一'´￣`＜ヽ　　　　　　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　 　　 　 `ー‐ｧ　　 ,　 　 )　　　 　, -'~⌒ヽ、
　　　　　　　　空力特性が改善された結果、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ノ　　　{. 　 ,ﾍ　　　　,l.　ゝ、_ .'ヽ).
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. 　 　 　 　 　　 ／, ､　_　　　/. |　　 　.　',　　.　..　 .ヽ、
　　　　　　　　武器としての総合的な機能は増大するでしょう　　　　　　　 （／ / // / /　...|　 　 　 ...|＼..＼＼ ＼_)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / // / /　　　　　　 　 . .　＼_＼_)､_）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｰ' {_/ノ　　　　　　　　　 　 　　."´



　　　　　　　　　　　　 ,.:::''::´::￣::`:::.、
　　　　　　　　　　　／:;: '´Ｔ 丁l `ヽ::}　　　　　　　　　　　分かったわ
　　　　　　　　　　/{:::/ ｌ |ｌ ﾄ､ ｌ Nﾄｌ iﾊ
　　　　　　　　　 lｄｂ|　ｌ k_ィヽﾚ仁ﾘｌ│　　　　　　　　　　ぜひ検討させてみるわ
　　　　　　　　　 | ∧l 　lK◯ 　 ○ｿｲ
　　　　　　　　　,ｌ 　（ｌ 　ぃ　､_ _　,从|
　　　　　　　　　l　　　ヽ ﾄゝ､ __ イﾄ､ﾄ､

┌────────────────────────────────────┐
│　　ヒトラーの兵器に関する知識は、ルーデルに大きな感銘を与えるものであった。　......│
└────────────────────────────────────┘

..............................................................................................................................................................................
:::::::::::::::::::::::::::..:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:..::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::.:.:..┌────────────――――――――┐..:.:.::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::.:.:..｜　　　　　　　　　　　　　　　＿_　　　　　 　 .　　　　　｜..:.:.::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::.:.:.:..｜　　　　　　　　　　 　　　／ヽ　ノ　　　　 　　　.　　 　 | ..:.:.:.::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::.:.:.:..｜　　　　　　　　　　.　　　|　.( ・)(・)　　　　　　　　　..　 | ..:.:.:.::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::.:.:.:..｜　　　　　　 　　　　　　　|　　(_人)　　　　　　　　　..　 | ..:.:.:.::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::.:.:.:..｜　　　＝　|⌒ヽ　　　 ∠ヽ　　 ノ　　　　)）　　 .　 　 　| ..:.:.:.::::::::::::::::::::
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┌────────────────────────────────────┐
│　一時間半ほどの会談の後にルーデルはヒトラーとともに地下の映写室に向かい、　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　そこで自らが映るニュース映画を見た。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　これは上映の前にあらかじめ総統の検閲を受けるためのものであった。　　　　　　　...│
└────────────────────────────────────┘
Rudel attacking Soviet tanks (Jan 1945)
http://www.youtube.com/watch?v=WRUj6RiCj4w

　　　　　||　　|!　　　　　　 /　　　　　　　　　　／
　　　　　||　　|　　　　　　/　　　　　　　　　／
　金柏葉章の英雄万歳！！,-‐-､　　／　　　／
　　　,.　- ─-　、　　　 　 　　|_!_!ｭ }　　　　／
　　/　 ノノノノハヽ　　　　　　　`'}‐┴､　　　　　勲章見せてー！！
　 i　,-､_{＿＿＿ l'　　,. -─- ､　｛￣｀{　　　　　　　　　　／
　 } | r} ` / -' | |`i ／　　,ﾍr^､ |　}_,　 ,! -‐- ､　　　　／
　 { 'ｧ'　　`ー'/,_ ）!／ﾘノ二二jﾉノ`i, / 　 　 ＿i
　,-ｿ　､ 　 ノ/ﾆ| `i／/　 -　r {⌒ / |＿_∠＿_,へ　／￣￣ヽ　 ,-rrr､
/#＼　 ､ 　　`='ノ iﾆij　 　,ﾆﾞ | ｀i　/| r､/＿＿,|￣/ 　　ノノﾉij　iっ,!,!,!
＼＃i＼ 　 ￣,ﾉ`i ヽ　　　|r┼-､ i'　 v{_　（__ﾊ_! 　|　_ノ^i'_ﾌ'i,! 　`i 　{
　 ＼i＃|＼==|/`|＼＼`ｰ| ´|ﾆ､ヽ　　|　i ` ,.-ｉ{ 　 }､|- 　　,-'i　　 |＼_|>
　　　＼|ヽ ｝ ﾉ　　i　＼ |　〉' `ｰ'/　 ,<j　　 二ﾉ 　/ｿ 　ヽ._`ﾌｧ-ｧr{`ｰ-1
　　　　　 Ｏ|/ 　　 |l/　i ﾉ´|　 / /_ノ＼＼　"{ヽ /ｉ｢|i､rr､/|ﾍ!　/ﾉ　　　|
　　　　　　 |　　　　ﾘ　/∧　 V_i/　　　ヽ_|＼ノ|ﾍ !| !|.| | |/　　|-── '
　　　　　　 |０` 　 　| /　 ヽ＿/|＼ 　 ､　　　`|　{| 　 |゛゛|　　 |
　　　　　　 | 　 　　 |　　　　/ﾉ |　　＼ ﾘ 　 　 | ﾉ　 ri　 ﾉ　　|

┌────────────────────────────────────────┐
│　帰隊する為にアドラーホルストを辞したルーデルであったが、飛行機に乗り換えるため　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　立ち寄ったベルリンで彼を一目見ようとする群衆に取り囲まれる羽目になる。　　　　　　　　　　...│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　黄金宝剣付柏葉騎士十字章受章の知らせはすでに新聞やラジオで知れ渡っていたのだ。　　　│
└────────────────────────────────────────┘

　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　 　 　 　 　 _ノ　　ヽ、　　＼　　　　　　　　　　　いくらなんでも人が多すぎるだろJK……
　　　 　　 　（○）（○ ）　　　|
.　　　　　　 （__人__）　 　u　 .|　　　　　　　　　　　こりゃあ家に帰ったりなんかしたら
.　　　　　　　 ヽ｀⌒ ´　　　　|
　　　　　　　　｛　　　　　　　/　　　　　　　　　　　もっとたくさんの人が押し寄せるな
　　　　　　　　lヽ、　　,ｨ'.) ./
　　　　　　　　j　.}ﾝ／／　ヽ　　　　　　　　　　　　仕方が無い、妻には会わずに帰るか……
　　　　 　　　ﾉ　'"´ ￣〉　　|
.　　　　　 　 {　　　　 勹..　｜
　　 　 　　　 ヽ　､＿_,,ﾉ　.　|

┌──────────────────────────────┐
│　ルーデルは家族と会うことも出来ないまま、部隊へと戻っていった。　　.│
└──────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　 |＼　　　　 /＼　　　　　/ |　　　／/　 /
　　　　　　　　　＿|　 ＼/＼/　　 ＼／＼/　|∧／　/／/
　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　/
　　　　　　　　　∠　　　　かしらー、右！！　　　　　　 ＞
　　　　　　　　　／＿　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ＼
　　　　　　　　　￣　/　／∨|　/Ｗ＼　　/＼|＼　 .|　￣
　　　　　　　　　　　/／　　　|/　　 　 ＼/　　 　 ＼|

　　　　　　　　　　　 ＝　＝　　　　　　　　　　　　　　＝　＝　　　　　　　　　　　　　　＝　＝
　　　　　　　　　 ,,..-――::::-,､、 ,_　ヾ　 　 　 　 ,,..-――::::-,､、 ,_　ヾ　　　　　　,,..-――::::-,､、 ,_　ヾ
　　　　　　〃　/:::::::::::::::::::::::::::::ヽ「,!　　　　〃　/:::::::::::::::::::::::::::::ヽ「,!　　　　,〃　/:::::::::::::::::::::::::::::ヽ「,!
　　　　 　　 　 !:::::::＿＿:::_:::::::::::ｌ,l,L　　　　　　!:::::::＿＿:::_:::::::::::ｌ,l,L 　　　　　　!:::::::＿＿:::_:::::::::::ｌ,l,L
　　　　 　 　　,!．-―――- ､:::｀',:i |　　　　 　,!．-―――-::､:::｀',:i | 　 　 　 　,!．-―――-::､:::｀',:i |
　　 　 　 　　 !ｌ　・　　　　・　 ヽ:::',i |　ｌl 　　　,!ｌ　´　　　　｀　 ヽ:::',i l　ｌl 　　 　,!ｌ　 ﾟ　　　　ﾟ　 ヽ::::',i |　ｌｌ
　　　 　 　 　　ヽ　　￣｀ 　 　 ,ノ「, |　 　 　 　 ヽ　　￣｀ 　 　 ,ノ「, |, 　 　　　　ヽ　　￣｀ 　 　 ,ノ「, |
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　　　 〃　,rヽ-‐｀:＼::/l:::ヽ::／‐':||ｌr ┐ 　,rヽ-‐｀:＼::/l:::ヽ::／‐':||ｌr ┐ 　,rヽ-‐｀:＼::/:ｌ::ヽ::／:‐':||ｌr ┐
　　　　　/:::::::::ｌ:::::=t=::::|o ::::::::::::: |lﾍ ｌ」　/:::::::::l:::::=t=::::|o ::::::::::::: |lﾍ ｌ」　/::::::::::l:::::=t=::::|o :::::::::::::::|lﾍ ｌ」
　　　　,/::::::::::ﾉ 「_::｡_:］:|o:「_::｡_:］ | ﾄｌ,ｌ ,/::::::::::ﾉ 「_::｡_:］:|o:「_::｡_:］ | ﾄｌ,l ,/:::::::::: ﾉ 「_::｡_:］:|o:「_::｡_:］ | ﾄｌ,ｌ
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　　　　ヽ::::::'':::::::::::l'´_｀l|o:::ー‐'':::!l､!l'‐', :::::::'':::::::::::ｌ'´_｀l|o:::ー‐'':::!l､!l'‐',,:::::::::'':::::::::::ｌ'´_｀l|o:::ー‐'':::!l､!l'‐',
　　　 　 ｀'':ー-- ‐ｰ''´;|o:::::::::::::::ｌ l,ﾍﾍ::, ｀ :ー-- ‐ｰ''´;|o:::::::::::::::ｌ l,ﾍﾍ::,　｀':ー-- ‐ｰ''´;|o:::::::::::::::ｌ l,ﾍﾍ::,
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　　　　　　　/:::::::::::::,::''　　　＼::::::::::::_ヽ　　/:::::::::::::,::''　　　＼::::::::::::_ヽ　　/:::::::::::::,::''　　　＼::::::::::::_ヽ
　　　　　　,/:::::::::::::::/　　〃〃 ヽ,:'´:::::::＼/:::::::::::::::/　　〃〃 ヽ,:'´:::::::＼/:::::::::::::::/　　〃〃 ヽ,:'´:::::::＼

　　　　　　　　　　　　　　　　,ｘ-----ｚｍ、
　　　　　　　　　　　　　　 ,ｘ＾二二￣｀＝ュ`丶、
　　　　　　　　　　　　　／二ゝ／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;｀゛＼＼
　　　　　　　　　　　　/＼　 /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;｀ ヾ、、
　　　　　　　　　　　 /:;:;:;:;卍:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヾヽ
　　　　　　　　　　　,':;:;_ ／￣￣￣￣`ヽｘ、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;＼ヽ
　　　　　　　　　　　| /・）￣/￣￣フ:;:;:;:;:;｀ヾｘ、i!i!i!i!i!i!i!i!i!＼
　　　　　　　　　　　|八/__/＿＿_／:;:;:;:;:;:;:;＿　｀ヽ、i!i!i!i!i!i!i!ヾ、
　　　　　　　　　　／二二二二二二二二.,|　.｀ｉヽフコi!i!i!i!i!i!i!i!＼
　　　　　　　　　 //,ｘ='二二二二二二ニ>―┘-ｘ(Ⅱ)i!i!i!i!i!i!i!i!i!ヽ、
　　　　　　　　 ,ｘ'´三三三三三三三三三三三三三＼i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!ヽ
　　　　　　　／l|l|l|／三三三三三三三三三三三三三＼i!i!i!i!i!i!i!i!i!.|
　　　　　　　｀丶ｘ、|三,ｘ＝￣￣￣￣￣￣￣ヾ:;,:;:;:;:;:;:;:;:;,.＼i!i!i!i!i!i!i!/
　　　　　　　　　　/込　　　　=＝ニ=ｘ、 r　　　 ｉ:;:;:;:;:;:;／二ｉ、i!i!i!／　　　.　 　 　 　 ┌──────────────┐
　　　　　　　　　　ヽｆュﾌ　　　<ヾソ=-〃,　、　　ヽ:;:;／／　　||.／　　　　　　　　　　. │　ドイツ最高の勲章を得て　　　......│
　　　　　　　　　　　 ）/ /　　　　`ヾﾐ　　　　ｉ　　　　/<　> .|//　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　　　　　　　　.ｉ//　　 -ｚ,、　　　　　　　）　:;:　 /／／/　　　　　　　　　　 　 　 │　帰隊したルーデルを、　　　　　....│
　　　　　　　　　　　 ｉ　　＿_/ ｀ヽ、　　　　　 :;:;　　 ｉ~　..,.イ　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　　　　　　　　丶-≦'´　　　 .＼　丸　　　　　/ー='/　　　　　　　..　 　 　 　　　│　SG2の隊員たちは　　　　　　　　.│
　　　　　　　　　　　　ヽヽｉ^ｉ^ｉ＾ｉ'刀フ　 .|　|　　 ／;:;:;:;:;:|　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　　　　　　　　　 |ｉ　｀＝＝'´　　　 |　|　 /;:;:;:;:;:;:;:;:.|`ｉ、　　　　　　　　　　　.　..　│　一同で分列行進をすることで 　 │
　　　　　　　　　　　　　｀、　　　　　　 ./　/／;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| .ｉ.ヽ、　　　　　　　　 　 　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　　　　　　　　　　 ,|　　　　　　 /＿/;:;:;:;:;:;:;:;:;:　　/ /　　＼　　　　　　　　 　..　.│　祝ってくれた。　　　　　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　 ヽ、＿_,ｚ＝´////////　　／ ./　　　　`ｉｉー,--　　　 　.　 　└──────────────┘
　　　　　　　　　　　　,ｚ=＝′/| |/////////　 ,ｘ′ ／　　　　　||　（二、
　　　　　　　　　　／￣￣￣//.| ヽ、/// .ｘ=＜　　 /　ｉヽ、　　　||　　`ヽ
　　　　　　　　 ／/////..／ .|　|　/ミ彡~|　　　　.／　 /＿ヽ=、 .||
　　　　　　　 //////..／　 ./ 　|./_（~）＿|　　　/　|　//ｉ￣＼.、 ||
　　　　　　 .//////..|＿_.／　　| |^入ノー`、 ./　　|/|ヾｉ=ｉｉ=///.||
　　　　　　 ｉ//////////　 　　| |/ｉー―7 | /　　　.| ヾ＝ｚ/ //.||
　　　　　　 ｉ////////　　　　　|入|　 /＿/　　　　.|`=ｘ、　// .||
　　　　　 .////// ／　　　　　 .||　 卍＿/　　　　　 |￣`=ｘ=-イ
　　　　　///|￣ｉ,＿|　　　　　　.|￣/＿|/　　　　　　 |
　　　　//////　／|　　　　　　 |　 'ー/　　　　　　　 |

　　　　　　　　　　 , --―ｭ
　　　　　　　　　 /:/￣７:/
　　　　　　　　　 {::{　 /:/　　　　　　　　　　　　..　.　　┌─────────────────────────┐
　　　　　　　　　 ヽヽ/:/　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　さらに数日後にルーデルは、　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　 ∨/　　　　　　　　　　　　..　.　.　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　　　　　　 　 Ⅵ　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　ハンガリー空軍よりハンガリー最高の武功章である　　　.....│
　　　　　　　 　 _, - ― ､_　　　　　　　　　　　　　　 　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　　　　 , '　m'､　　　｀ヽ、　　　　　　　　　　　　 │　「勲功章」"Medal of Bravery"を授与された。　　　　　　　　 │
　　　　　　 /ヽ＠"_ !　,-ｲ　　ヽ　　　　　　　　　　..　..│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　　　l　　ﾆｰ´　ヽ‘'　 l　　l　　　　　　　 　 　 　 │　この勲章はハンガリー国内でも7人しか受章しておらず　　 │
　　　　　　l　　l ,-｀ヽ ¨´　　!　 l　　　　　 　 　 　..　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　　　〉´=ﾆ'"｀､' ,.‐-､　｀ ﾉ　　　　　　　　　　　　│　ルーデルは8人目かつ唯一の外国人受賞者となった。　　...│
　　　　　　l ´,-ヾ}'^''´l;;/ｰ'　ノ　　　　　　　　　　 　 　└─────────────────────────┘
　　　　　　ヽ､)_ﾉヽ、_ _,. - '

　　　　　 　 　::::::::::::::::::} 　{:!´'ｸ::|　 'く::ﾑ-‐'::::::::::　　バルト海
　　北海　　　::::::::::::::|}{　 ﾍ:｀ｰ',:::｀ｰ'´::::::::::::::0:::::::::::::::::::::::_,.､::::::::
　　　　　　　　::::::::::::::::,.ゝ　'ｰ､"｀-~:::::_:r-,:::::::::::::::::::,-‐´~　　}.,_ノ
　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}　　　　7,::r-´　ヽ´､:::::, ,r‐'´　ﾎﾟﾝﾒﾙﾝ
　:::::::::.,､。_,._,.､r‐''ヽ_,r´ヽ､　　｀´~　　　　｀ｰ､{
:::::::::::{ {::{　　　｀}　　 L　　 ｀''ヽ､　　　　　　 r'
:::::::::ﾉ /,､ヽ　　{　　　　}　　　　　｀'} ﾍﾞﾙﾘﾝ {
:::::r'._,.､ニ　　　'､　　　{　　　　　　/　　　○ ○ﾌﾗﾝｸﾌﾙﾄ･ｱﾝ･ﾃﾞﾙ･ｵｰﾃﾞﾙ
_ｰ゛ー―､ヽ　　 ｀ｰ､　 ｀}　　　　 'ｰ-､　　　　 'ｰ‐､
~゛　　　　ﾉ ｀i　ｴﾑｽ川 {　　　　　　　 ヽ　　　　　　｀i
　　　　 r'　　|　 　 　 　 !ｳﾞｪｰｻﾞｰ川　 ヽ,　　　　　　'ｰ,
　　{￣´　　　'､ﾗｲﾝ川　 }　　　　　　　　　｀}　　　,　　　 ｀ヽ,　ｵｰﾃﾞﾙ川
　　}ﾏｰｽ川　　L,.､　　　｀　　　　　　　　　 ｀ヽ＿ ,}　　　　 ｀ヽ
　　'　　　　　　　　}　　　　　　　　　　　　ｴﾙﾍﾞ川 　　　　,.､_}´
　　　　　　　　　　ﾉ
　 　 　 　 　 　 ノ　　　　　　　　　,-､_
　　　 　 　 　 /　　　　　,.--'￣｀´　　｀ｰ､　 　 　 _
　　　　　　　 {　　.,_,.-‐´　　ﾄﾞﾅｳ川　　　｀ｰ---´ ｀'ｰ‐-,
　　　　　　　 ｀''ｰ-‐‐､,　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ-―'~}
　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {

┌────────────────────────────────────────┐
│　戦況は日に日に悪化の一途をたどる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　前年12月の西部戦線での攻勢「ラインの守り」作戦およびそれに呼応した1945年1月の　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　空軍の航空撃滅戦「ボーデンプラッテ」作戦の相次ぐ失敗でもはや予備兵力は無く、　　　　　......│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　東部戦線では1月20日にはソ連軍がドイツ国境内に侵入、争うようにオーデル河を越えた。 　 . │
└────────────────────────────────────────┘

,,,,,,,,,,,, , ,　　ﾌﾟﾛｲｾﾝ,,
" ' ' "　　' , ,,,,,,,,,,,,,､,,,,,,,,,,,,,,,',､: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
:::::::::::::::::::::::::;,,,,,,,,,,,!､｀ ´ ‐ ´.:.:ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
::::::::::::::::::::::::::::;　, i‐｀.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀‐,: : : : : : : : : : : : : ﾎﾟｰﾗﾝﾄﾞ: : : : : : :
ｻｸｿﾆｱ:::::::::::::::::::|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´､,r‐'‐-‐,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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; ' ' "　',::,::,::,::,;　　; {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀､,,_: : : : : : : :
　　　　　　　　　　　｀‐‐-､,,､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀‐､,: : : : : : : : : : : :
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(´.:.:.:.:.:.:.:.:.:, , ,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;´: : ): : : : : : : : :
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ.:.:.:.:,-‐-､　　　　　,;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､´: : : : : : : : :
　　　　　　　　ｵｰｽﾄﾘｱ　　　　　　　　　 ヽ,´　　　ヽ,　　　";.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!､____: : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀i　　　　' , ,.:.:.:.:.:, ,.:.:.:.:.:.:.:.:.:, , ;:: : : : :｀‐‐i: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀'‐--,　　" ' ' ; ,'　' ' ' " " ";:: : : : : : : : {: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {､　､､　 ﾉヽ　　　　　 ; ,:: : : : : : : : !､: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ,､} ｀´　 ヽ　　　　 ,;':: : : : : : : : : :）: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!､　　　　 ;: : : :,ノ´｀´｀´,: :

┌──────────────────────────────────┐
│　ルーデルの故郷であるシュレージェン（シレジア）にもついにソ連軍が侵入し、　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　図らずもルーデルは故郷の上空を作戦で飛ぶことになるのだ。　　　　　　　　　　 │
└──────────────────────────────────┘

　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　／　　　　　＼　　　　　　　　　　　　ついにここまでのことになっちまったか……
　　　　 ／　　　　　　　 ｜
　　　／. 　　　　　　‐-- |　　　　　　　　　　　　俺は今まで一度だって自分の任務を軽々しく考えたことはないが、
　　　|　　 　　　　(＼) ／
　　　ﾞｉ　　 　　 （＿_／　　　　　　　　　　　　　正直に言えば、戦車狩りを一種のスポーツくらいにしか
　　　/　　　＿＿／
　　/.　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　思っていなかった感じが無いでもない
　　|　|.　|　|
　　|　|.　|　|
　　|　|.　|　|

	419 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:05:15 ID:Olvk/.CM その感覚で良く生きていられたなと思うわｗ

　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　／ 　　　 _ノ　ヽ　　　　　　　　　　　　しかし事ここに至ってはそんな余裕は無い
　　　　　|　 　　　（ ●） |
　　　　　|　　　 　　（__人）　　　　　　　　　　　もし弾丸を撃ちつくした後に
　　　　　|　 　 　　　 ⌒ﾉ
　　　　　ﾝ　　　 　 　 ノ　　　　　　　　　　　　　なおも戦車が現れたら
　　 　／⌒ヽ､　 　 _ノ
　　 / 　 ﾉ ＼__ィ ´　　　　　　　　　　　　　　　俺は愛機もろとも体当たりを食らわすことまでやりかねない
　 /　 /　　　　'|.
　（　　y　 　 　 |.　　　　　　　　　　　　　　　 　俺はスラブの蛮族がヨーロッパに殺到してくることを想像するだけで
　　 ＼　＼　　　 |
　　　　＼ｨﾝ､＿＿)、　　　　　　　　　　　　　　怒りが頭のてっぺんにまで上ってくるんだ！！
　　　　 .| 　 　 ij　,ﾉ

　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　　　　|　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　「タダチ　ニ　カリンホールヘ
　　　　　　　|　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　 /　　　￣￣￣￣　　 　　　/＿＿＿__　　　　　　 シュットウサレタシ
　　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　/ヽ＿＿／/
　　　　　/　　ちょっと顔貸せ　　 　/　　/　　　/　　　　　　　ゼンセンデノ　ヒコウハ　ユルサズ
　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　/　　/　　　/
　　　　/　　　＿＿＿＿　　　　　/　　/　　　/　　　　　　　　　ソウトウメイレイ　ナリ
　　 ／　　　　　　　　　　　　　／　　/　　　/
　／　　　　　　　　　　　　　／ 　 　/　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゲーリング」
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣/　　　/　　　/

┌──────────────────────────────────────┐
│　ところがまもなくゲーリング元帥よりカリンホール（ベルリン郊外のゲーリングの私邸）に　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　出頭するようにとの命令が無電で届いた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　しかも、重ねて前線での飛行を禁止する一文まで添えられていたのだ。　　　　　　　　　　.....│
└──────────────────────────────────────┘

　　　 　＿　　　　　　 　 　　　 　 , ､ 　 　 　　　., ､　　 　 　 　 　 、　　　　　　　　　　　　　ｒ
　　　　'Ｆﾆ]ヽ　　　 　 　 　 　 ,／―＼＿＿_,／―＼＿＿＿／―＼_　　　 　 　 ＿　 　,/:
_　　　　l　 |,ｨｆﾞヾ ､　　,ｒュ_,､ -''| l田l |　ｒュ　 | l田l |　　ｒュ　 ! l田ｌ l　`''-ｒュ ,ｨｆ'ﾞ―‐ヾ ,｣ ::
: >　　　|,ｨf'ﾞ.＿__ ヾ ､_|__|＿＿_|＿＿|_,,|_,,|＿|＿＿|＿_ｌ_,,|＿|＿＿.!＿__,l_,,|_ゝ .ｒ┬┐_>"ﾞ:.
; .そ_,ｨf'ﾞ　　|__|_,｣　<ﾆlﾆ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニロﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆロﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆロ｣　 _ィ'´`＾"ﾞ:.:；
::"..；:ﾍ'_'　　 　 　 　 |==|lＥＥＥＥＥＥＥ|==|lＥＥＥＥＥＥＥ|==|lＥＥＥＥＥＥＥ|==|| <"ﾞ:.:；:::.
"ﾞ:.:；:,”:7|三三三三_|　 ||王|王|王|王|　 ||王|王|王|王|　 ||王|王|王|王|　 || ｣:":: :,”"ﾞ:"ﾞ:.:
:,”:"ﾞ:.:ﾞ':,<||―|―|―||　 ||土|土|土|土|　 ||土|土|土|土|　 ||土|土|土|土|　 ||ｒ'::；:":: :,”ｌ `:::.
:: :,”:"ﾞ:.:ﾞそー|―|―||　 ||i i i i i i i i i ｉ|　 ||i i i i i i i i i ｉ|　 ||i i i i i i i i i ｉ|　 ||ﾞ､；:":: :,”::`"ﾞ:
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:: :,”:":: :,”〉,,_||＿||＿|　 l　ｒ‐､ ||　 |　 |　 |　 |　 ||　 |　 |　_|　<::.:;..:ｒ‐,,!、 !　 |`―'　　ﾞ､"ﾞ:.:
:: _,, ､_:":: ｌ_, ,ィ^´`^''ヽヘ<::;;..;ﾞｒ ､'^"＾''ｽ,.|＿|＿||＿|_,ｒ''´::..＾''=､::.::::.:ｒ‐- ､ . |―――‐<"ﾞ:.:
´　:: :..; ＼' /;;.;;...;.;.;;;..;ｌ::.:::ﾞ､:::;;.;;::.ﾐ ::.;;.::;.ミ|＿＿＿＿ﾐ::..::;＿::;.:...` ､::..;;..:::..ﾐTTTTTTTTTTT
､` ､; :::...:;;:ｌｲ;;.;..;;;::;;:::ｌTTTTTＴＴＴＴＴＴＴｌ三/＿＿__／＾´:::;.. `､:: ｒ┐_::.::...ﾐｒ―――――‐‐
;;.'i:::.ヽ､::;...ｌ`''-----‐---‐---‐---‐---‐---‐--ミ:: ;.:::;..::;;..;;..:. |　　 |-┐|_　　　 ｢￣￣￣
:./::.;;:; ..ｌヾﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ｢::..:::;;..;;..:;;..;;..: .ｒ -‐‐､, !_,,ｌ..　-　 ､ 　　＿
:ﾉ-ｆ'ヾﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾐ:;;..;;..:;;..;;..:;;..／;::.::.::..:::ｆ::...;;::.::.:;;:...::.:ヽｒ.:::::.:
ヾﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆｼ:;;..;;..:;;..;;../::.:...;;;..:::...:ｌ..::.:;;.::.:;;.::.:;;::..::ｌ::...::::

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃　ベルリン郊外　　カリンホール　　　┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,;;;;::-－tt､_
　　　　　　　　　　　　　　/"~￣~￣　';,....::::::ヾ
　　　　　　　　　　　　　 |;;;;:::::::::::::)　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　……一週間ほど前に、
　　　　　　　　　　　　,. |____,,,,､､----‐‐'''"~￣ﾔ 、
　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　_,､ィ"r--、　　　　　　　　君のことで総統に会ったよ
　　　 　 　 　 　 ,,､-‐''"~トー--―ー　--―'''''"''";;;;`>
　　　　　　　　　 〈`'''‐-､;;;;;;--､＼;;;;;;;;;;;;;;ノ-､ー'''"~　　　　　　　　　総統はこう言われた
　　　　　　　　　　ヽ　　　!　{;;;;;;;;;.},.- ､{;;;;;;;;;;;}'　i　　/
　　　　　　　　　　　ヽ　/ 　 ,`ー'´〃 ヾヽー'　　ﾄ､/
　　　　　　　　　　　/ i　　　(ゝ.,_,ィr--- く_ｧ' )　 ! iヽ
　　　　　　　　　 ,.／｀ヽ／,>　　 ￣￣　　　　 / '　ﾉ|
　　　　　　　 　／　＼｀ヽ.　 l_)＿＿___＿＿_,.　'",.／ .(
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 o
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｏ
┌───────────────────────────────────────────┐
│　　　 　 _ｧｰ─‐ｒ'ヽｖｩ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　　　r/:;:;:;{薇}:;:;:;:丶:;:ヽ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　 /:／´￣￣ヾｧ:;:;:＼:;Vヽ　　　　　　　　　　　　　　……ルーデルと面と向かって話すと　　　　　　　　　　.....│
│　　/'　 / 　 ｌ | !i　ヾｫ:;丶:V i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│ 　 |l　 l! i　! !|l i l i　!ヾ､:x"ﾄ､!　　　　　　　　　　　　　どうも「飛ぶな」とは言いにくいの　　　　　　　　　　　　.....│
│ 　 !l　 i! | !| ! _」ｬ1/l　! (ﾆllﾆ)丶　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　 丶ﾍ{ -_lﾘ´ ｪｧ〃!/,　i 《＼＼ ＼　　　　　　　　　　だからあなたが話しなさい　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│ 　 　 ﾞl| i! ｿ　 _ " // ,　! 》､ 丶.＼ ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　　　 ,|! ｌ ｉ>､´ _ //l /,-v‐､｀　〉　 ヽ　＼　　　　　　　あなたが空軍総司令官の職にいるのは　　　　　　　　..│
│.　　　　 /〈,ﾉl ! lｌ lｌ://::l//::.::.::.::ヽ ｀ i　　ヽ.　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　　 {/ﾘ　!ﾄ､〉,//〉/,ｲ::.::.::.::.::.::ヽ　!　　 ヽ　　｀)　　　　何のためなの？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　〈　　 'ｧﾆ='､__" /::.::.／::.::.::.〈　|　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　　　l　〔薔〕 ﾞ〈::.／::.::./::.::./ i l 　 l 　 ヽ　　　　　本当は会って話したいけれど、今は会えないわ…… 　 │
│　　　　　| ,　丁 / ｿ::.::.::.::/::.::.ﾌ　| l　　! ､　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　　 /ｆ‐～'´"::.::.::.::.::i!::.::.:}′ ｌ | 　 l　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└───────────────────────────────────────────┘

	425 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:09:47 ID:n64o1Olo 何か総統が恋する乙女みたいになってるぞｗ 427 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:10:10 ID:fp665ShI >>425 ですなｗ　性別違うだけでｗｗ 430 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:12:03 ID:4a1qqCWQ >>425 ぶっちゃけルーデルに戦死されると士気ダダ下がりだし生きて後継残して欲しかったんじゃね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　ゲーリング元帥、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 ＼　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .（●）（● ） 　u.　|
　　　　　　　　　　　　　でも私は────　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（__人__） 　u　 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.(｀⌒ ´　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 { 　 　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ 　 　　　u.　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　 　 　 　 　 　　＿＿＼　　　　 /ﾘ 厂`'‐- .._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ :　　: :介ｰz＜__｣// |: : : : : : :ヽ



　　　　　　　　　　 　 　 　　;;;;::-－tt､;
　　　　　　　　　　　/"~￣~￣　';,....::::::::ﾔ　　　　　　　　　　　　　　おっと、それ以上何も言うなよ
　　　　　　　　　 　 |　　　　　　（;;;:::::::::;::ｷ::
　　　　　　 　 　 　 l　　　　　　　＼;;::::)::::ト　　　　　　　　　　　　　わしはこの問題について論議したくはない
　　　 　 　 　 　 　 |____,,,,､､----‐‐'''"~￣ﾔ‐‐‐‐-＜
　　　　　　　 　 　 .|　　　　　　　　　　_,､ィ'′::::::::::;;ィ"　　　　　　　君の言いたいことは何もかも
　　　　　　,,､-‐''"~トー----―'''''"￣　___,,､-‐t''";;;;`>:
　　　　　　`'''‐-､、,,______,,,,,,;;_=--‐'"i;::::::､---─'''"~ /'.　　　　　　分かっているんだからな────
　 　　　　　　　　 '(;;;;;／"ﾞ`ヾ^ﾏ､,__,,/:::;;;/ .::::::::::::::::::;ィ''"
　　　　 　　　　,､ﾉ__（(ｿ ヾ) ）.,,.))_,..， :;;;/.::::::::::::::::／
　　　　　　　　　　,〉ｰ-‐''ｰ=‐''^''-.'′;;/.::::::::::／
　　　　　　 　　　;（___________________-イ.::::::::::＼

┌────────────────────────────┐
│　前線への帰路、ルーデルはあるひとつの決意を固めていた。　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　それは出撃の強行であった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ..│
└────────────────────────────┘

　　　　┌────────────────────────────────┐
　　　　│　　　　　　／￣￣＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
　　　　│　　　　 ／　　u　　ノ ＼　　　　　　　　ここまで面と向かっていわれては、　　 　 .│
　　　　│　　　　 |　　　 .u （ ●） |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
　　　　│.　　　　 |　　　　 　（__人_）　　　　　　　もはややることはひとつしかない　　　 　 .│
　　　　│　　　　　|　　　　　 ｀ ⌒ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　│　　　　　 |　　　　　　 　}　　　　　　　　すなわちそれは命令の無視だ　　　　　......│
　　　　│　　　　　 ヽ　u 　　　　 }　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　│　 　　　　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　　　　しかしそれは裏切りでもある……　　　......│
　　　　│　　　　　　ノ　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
　　　　│　 　　 ／´　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　 `ー―――――──────――――――○─‐ｖ―――――――――――‐''
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　O 。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝　|⌒ヽ　　　　　∠Ξ|Ξ|ゝ、　 )）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝　 〔-=∋￣￣＋￣　￣￣￣|~~l≫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝　 ￣￣｀ー―-∠ﾆニ＼∈ー´（(
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ﾆ◎⊃━

	434 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:13:50 ID:kGOcHOxU ＞すなわちそれは命令の無視だ ルーさん、色々すごすぎだ。

┌──────────────────┐
│　クライン･アイヒュ　　前線近くの飛行場　　│
└──────────────────┘


.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.
::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;''
,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;
.::..:..:..::::..:..::.:..:...::..:..::..:..:..::::..:..::.:..:...::..:..::..:...::..:..:..::::..:..::.:..:...::..:..::..:..:..::::..:..::.:..:...::..:..::..:...:..::.:..:...::..:..::..:..:.
'"""'''""""'''""""'''"", -'", -'"""'''"""'"""'''""""'''"""""'"", -'", -'"""'''""""""'''""""""'''
,,　　,,　　,,　,,　　　, -'", -'",,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　, -'", -'"　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,
,,　　,,　　,,　　,,, -'", -'",,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　 , -'", -'"　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,
,,　　,,　　,, , -'", -'",,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　 , -'", -'"　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,
,,　　,,　, -'", -'",,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　 , -'", -'"　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,
　　, -'", -'",,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　 , -'", -'"　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,
, -'", -'",,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　 , -'", -'"　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　,,　　　,,
""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""
""'　''"　"""'　''"　"""'　''"　"""'　''"　"""'　''"　"""'　''"　"""'　''"　"""'　''"　"　"""
　　 _＿,rｭ､,_＿/＾j 　　　　　 _＿,rｭ､,_＿/＾j 　　　　　 _＿,rｭ､,_＿/＾j
　 i!{_j,,_r―:､,_,,...ｰ'　　　　　i!{_j,,_r―:､,_,,...ｰ'　　　　　i!{_j,,_r―:､,_,,...ｰ'
　　　　 ￣￣　　　　　　　　　　　￣￣　　　 　　　　　　　　￣￣

　　　　 　 ,.-‐':::: .:: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　/ : .::: .:　.: ::::::::::: .: :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　 /:.:::::::::::.. ::::::::::　: :..:　:::::::::::::::::::::::::::::　:. :::::::::::::::: : ::::. ::::::::::::::ヽ　　　　　　　……ベルリンから帰ってくるなり
　　　　 ':,:::::::::::::::::::::::::::::...::::::..::::::::::::::::::::::::::: :　.: :: :::::.　: :: .:::::: : ::::::::::/
　　　　　）:::::::::::　: .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...::::::..::::::: .:: ::::::::::::...::::::::,'　　　　　　　　僕を呼び出して、
　　　　 /:::::::　. . :.::::::::::::::::::::,;:::j､:::::::::::::i:::,:､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
　　　　 ､:::::::.. :..::::::::::/:::::::／jノ i::,:::::::::ﾉ､:i ｀ヽ:::::::i::,､:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　　　　いったい何があったんですか
　　　　　＼::::::::i:::::!､:!',;::::i 　 　 'ｲ::::／　｀'ｰ_,,ヽノi/,,ヽ:::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　 i::::::::ヽ::ヽﾞ''ﾆヾﾆ､､_,:'-'´　_,.-‐;"＝'-､,-,,　i::::,:::/::､:::::::,:'　　　　 　　　　司令……
　　　　　　 ﾞー､::::｀''i｀'!ﾞ!´ヽ..j'､　　　　　 ´ !´ヽ....i ﾞ! ノ::'iノ:::i:ﾉ:i:::i
　　　　　　　 丿i::::::::::, ｰﾞｰ‐'‐　　　　　　　‐ﾞー‐'‐ ´7´:::ノ/!::::jヾ､
　　　　　　　 　 ヾi::::,:!,　　　　 　 '　　　　　　　　　　 ',／／; '´
　　　　　　　　　　ヽ:!ﾘ:,　　　　　ヽ　　　　　 　 　 　 /"´ﾉlﾉ
　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　,.._,... __　　　　　 ／|､､(
　　　　　　　　　　　　　　 ` : ､　　‐-　　　　 ,. : '-‐''´'!
　　　　　　　　　　　　　　　i´ｰ-:､　　 　 , : '´-‐''"´:.:.:!
　　　　　　　　　 　 　 　 　 !.:.ヽｰ-`i'',"´.:,:''7:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
　　　　　　　　　　_,,.. -‐:::''':!:.',_ ゝ:! ! !:.<　/,,.:.:.:.:.:.:.:.:.／｀''ｰ-.､
　　　　_,,.. -‐::''"´:::::::::::::::::::|:.:/ヾ:.:| | |.:.-'ｧヽ:.:.:.:.:.:／:::::::::::::::::::::｀''ｰ-.､
.　 ,ri'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ヽ.:.:.! ! !:.:/..:.'´,:.::''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''ｰ-
　/:::!:::::::::::::::::::,. -‐'''i:::::::::::::::::::｀＞:--!-::‐'"´::::::::::::::::::::::,...､_::::::::::::::::::::::::::::::::
　 !::::!:::::::::,r''"´.:.:.:.:./::::::::::::::::::／.:.:.:.:.:.ヽ::::::::::::::::::::::::::::／.:.:.:.:.｀''ｰ.､::::::::::::::::::::

　　　 ／ ￣￣＼
　　／　　　 　 ノ ヽ　　　　　　　　　　　ああ、フリドリン……
　　|:::::: 　 　　（● ）
.　　|:::::::::::　　　（__人）　　　　　　　　　ゲーリング元帥の厳しい命令で
　　 |::::::::::::::　　　⌒ﾉ
.　　 |::::::::::::::　　　　}　　　　　　　　　　俺は今後出撃できないことになった
.　　 ヽ:::::::::::::: 　　 }
　　　 ヽ::::::::::　　ノ　　　　　　　　　　　つまり、俺の戦車破壊数は今後報告書には
　　　　/:::::::::::: く
　　　　|:::::::::::::: 　|　　　　　　　　　　　記載されない
　　 　 |:::::::::::::::|　|



　 　 　 　 ,　 ⌒　⌒ ‐-､　.　　　━┓
　　　　 ｒ┘　,　 ,　　 , 　 ヽ　　　┏┛
　　　　ﾉ　　 {　/}从.人ﾄ､} ）　　 ・　　　　　　　　「戦車破壊数は」ですか？
　　　 （　　 {.ゝi ｒ=､　ｒ=､l: ゝ
　　　　ゝゝ‐ゝ　　　　　　ヽi　　　　　　　　　　　何をおっしゃりたいんです？
　　　　　ﾍ‐ ､ 　 　 __　　 ﾉ
　　　　　　 从＞　_`′／
　　　　　, -―‐L三{工__
　　　　 ﾉ＿ ／ ゝ/＼lヽ.＼

　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼　　　　　　　　　もっとはっきり言えばだ、
　　　　　　　　　　　　　|　　　 （ ー）（ー）
　　　　　　　　　　　　　.|　　　　 （__人__）　　　　　　　　個人の戦車破壊数は常に日報に記載して
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　　　／　　ヽ　⊂二二￣＼　　　　　　　毎晩航空艦隊や空軍司令の元に発送しなければならない
　　　　　　　　　／　　　　　＼　 ⊂、'　 　 ヽ
　　　　　　　　/　　　　　　　　＼＿, ｀7　　/　　　　　　もちろん射手の名前を付記してだ
　　　　　　　/　　　　へ　　　　 ＼　!/　　/
　　　　　　　|　　　　　　＼　　　　Υ　　/　　　　　　　　だからな、俺が出撃して破壊した戦車は今後すべて
　　　　　　　|　　　　　　　 ＼　　　　　/＼
　　　　　　　|　　　　　　　　/ ＼＿_／.,,_r ヽ、　　　　　隊員一同の成果とし、「射手名不詳」として
　　　　　　 /　　　 　 _,,＿_|'"´　　　　　 ﾚi　 }
　　　　　　|　　　｀'"´　　　｀¨ー､　　　 　/ﾉﾉ　　　　　　報告するんだ
　　　　　　|　　　　　　　　　　　　}ィ 　 　´/
　　　　 ／＼＿＿＿,,.._7 　　　/::/　　 , '　　　　　　　　分かったな……
　　　 /::::::::::::::/::::::::::::::::{ 　　　/::/　　/:
　　　 |:::::::::::::::|::::::::::::::::::!　 　/:::/　　f::::::
　　　 |:::::::::::::::|::::::::::::::::/ 　 /:::（　　　 ヽ、
　　　 |:::::::::::::/::::::::::::::/　　 {,_:::::::｀ヽ、＿_,,ゝ
　　　/:::::::::::::|:::::::::::::（＿ 　 　｀¨つ:::::::::::::::
　　　|::::::::::::::::＼:::::::::::::::::｀¨ー-'"::::::::
　　　　　　　::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::

	436 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:14:07 ID:QJE.vdR6 書類改竄ｗ 437 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:14:37 ID:kGOcHOxU 謎の戦車破壊ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━! 440 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:16:09 ID:4a1qqCWQ どう考えてもバレるよなｗ

　　　　　 　 　 　 　 　 , -- ､_＿__, -- ､
　　　　　　 　 　 　 __ノ: : : : : : ／ : : : : :ヽ、
　　　　　　　 　 ／ . :　: : : : : : :　:　: : : : : :＼　　　　　　　　　　　　分かりました、
　　　　　　　　/: : : : : : : : : : 　. :　: :{: :　 　 : :｀ヽ.
　　　　　　　　ゝ: : : 　 . : : : : :/: :、:ハ: :　. .　: : : }　　　　　　　　　司令がそれでいいとおっしゃるのなら、
　　　　　　 　 /: : : : /: : : :/:/l/}/}厶ハ: : : : : : : :{
　 　 　 　 　 ｛: : {: : {:､: : ∧l〃ｨ汽fV　}: : : : : : : :}　　　　　　　　　そのように処理します
　　　　　　　 ､_): ＼:ヽ≧{　　　辷少_ノ: : : : : ,ｉ : ｆ
　　　　　　 　 ｀７: : :Vrｲ}　　　 　 　 lｲ: : : : :/ }: :|　　　　　　　　　司令が飛び続けられるのなら
　　　　 　 　 　 lｲ: : :|´/　　　　　　　 |／)イ　/ : }
　　　　　　　　　 Ⅵ/{　ヽ　 ＿,　　　　　　 ィ´: :ノ　　　　　　　　　皆も喜ぶでしょう
　　　　　　　　　　　　ヽ｀´､__　　　　　 　 ﾉﾉ: r‐ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　 ／ {: ノ＿
　　　　　　　　　　　　　　 _≧=r‐_＿__ z彡' i「￣|
　　　　　　　　　 　 　 　 ｉト‐７´　{{　 ｀|｢ 　 {{ 　｛

┌────────────────────────────────────┐
│　このようにして、部隊ぐるみでルーデルの出撃を隠すこととなった。しかし──── 　 │
└────────────────────────────────────┘

	441 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:16:44 ID:yGc741dM 止めたところで無断で飛ぶからあきらめたかｗ

＼───────────────────────────────／
│　 ＿,,ｒ―-､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　 ﾞ'ｒ==(w)ｭ'　　　貴隊の報告書だが……　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　 （,,　´∀｀）　　 最近急に射手名のはっきりしないものが増えている　　　　.│
│　 （::"::‐：=:つ　　これはいったいどういうわけか？　　　　　　　　　　　　　　　..│
／───────────────────────────────＼
　　　　＼─────────────────────────────────／
　　　　│　　　 __　 ,ｆ´. / : : : : : : ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　│　　　ｆ,,,h 〈: {从lィ_{从lｨ: : ヽ　　そ、それは……　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
　　　　│　 　 { /.h ゝl下ﾃ 下かﾉ: :　　　全機一斉に突っ込んで攻撃を行ったために　　　　│
　　　　│　　　ゝ.ﾉ:ゝｿ ￣　 ￣u{ィ:ノ　　射手が特定できないのです……　　　　　　　　　 　 .│
　　　　│　　 　 ＼/ ＞ .▽　__ノ彳　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　／─────────────────────────────────＼
＼――――――――――――――――――――─――――──―／
｜　（,,　‐∀‐)　そうかね……で、何でそういう状態になったんだね？　　|
／―――――――――――――――――――――――───――＼
　　　　＼─────────────────────────────────／
　　　　│　　　 __　 ,ｆ´. / : : : : : : ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　│　　　ｆ,,,h 〈: {从lィ_{从lｨ: : ヽ　　そ、それは……　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
　　　　│　 　 { /.h ゝl下ﾃ 下かﾉ: :　　　せ、戦法の変化といいますか……　　　　　 　.　　　│
　　　　│　　　ゝ.ﾉ:ゝｿ ￣　 ￣u{ィ:ノ　　とにかく何の問題もありませんので……　　　　　　 .│
　　　　│　　 　 ＼/ ＞ .▽　__ノ彳　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　／─────────────────────────────────＼

┌──────────────────────────────────────┐
│　この報告書の内容は上級機関から疑いの目を向けられることになる。そして────　... .│
└──────────────────────────────────────┘

	443 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:17:32 ID:fp665ShI フリドリンは頑張ったよねｗ

　　　　,ｒｎ　 　 ／￣￣＼
　　　r｢l l h. ／　ノ 　ヽ　 ＼
　　　|　､. !j |　（ ●） （●）　|
　　　ゝ　.f,　| 　 （__人__）　 |　　　　　　　　　　フリドリン、今帰ったぞ
　　　|　　|　 |　　｀ ⌒ ´　 |
　 　,｣　　L_　|　　　　　　 |　　　　　　　　　　　戦車11輌撃破したが、
　　 ヾー‐'|　 ヽ 　 　　　/
　　　|　　　じ_,,ゝ　　　 (,_　　　　　　　　　　　　いつもの通り報告書には
　　　＼　　　´ `ー-一´｀ヽ
　　　　＼　　　　　　　　 ,　|　　　　　　　　　　射手名不詳として記載して────
　　　　　│　　 　 　 　 |　 l
　　　　　│　 　　　　　 l_　|
　　　　　│　　　　　 　 |'　}
　　　 　　＼　ー─‐一ヾ/
　　　　　　 |　　　 ij　　ﾉ
　　　　　 　 |　　　|. 　 |
　　　　　　　|　 　 | 　 l
　　　　 　 　 i'　　,}　 ,ﾉ
　　　　　　　 l　　 |　/
　　　　　　　 |,＿､|,/
　　　　　 　 （ﾞ　　）)

	445 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:18:34 ID:fp665ShI (ﾉ∀`)ｱﾁｬｰ

　　　 　 　 　 　 丿　　　　. : : : : : . . . . . . ヽ＼
　　　　　　　 _／　　 . . /ﾚl: : : ﾄlＷl: : : : : .lﾍｗヽ
　　　　　　 /,　,　　. :/:/lﾍl: : : :ヽﾄl､＼: : : : : .l /　　　　　　　　し、司令……
　 　 　 　 /l'ﾚ l,　. :N: {: : l: :､: : : : : : : ､: | l: : . ＼
　　　　　 ゝ l/lﾊ　: : l: l>､lヘl＞-､: : : :ﾊA:l: : . : :ﾊ　　　　　　　実は空軍省から査察官がこられて
　　　　　　 } 　 　 : : }/,彳⌒汽　 ヽ／z=ﾐｖ: :l: :ﾊﾉ
　　　　　　.′、　　: l "ｔぅ壬ﾑ｡ 　 　 仏ｒｶl: :ﾊ/ ′　　　　　 　報告書の不備について
　 　 　 　 {: . .l､　　 :`ー-.、　　　　　ヽ￣ﾟ{: ﾍ
　　　　　　＼ ゝヽ: . . : :≦`　　　　　 / 　 |:ﾄ､ヽ　　　　　　　　ぜひ訊ねたいと……
　　　　　　　 ＼>､二、´　u 　　 -‐＝'､　 ﾊl　V
　　　　　　　　〈∧l: :| ゝ.　　　　　 ⌒　 , ′
　　　　　　　　　　≧|　　＞　.　　　　／
　　　　　　　　　 /　 `"‐- ､__`　┬ ´
　　　　 　 　 　 /　　　　 　 　 ｀7ﾊヽ

	447 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:19:17 ID:Olvk/.CM ですよねー 448 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:19:15 ID:kGOcHOxU (´・ω・｀) ばれた？

　　　　　　　 　 　 　 i'ヽ,、　 　 　 　 /ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 i 　ﾍヽ　　　　 /　 i:',
　　　　　　　　　 　　i,　 　', ',　　　/　　 i ',　　　　　　　　　　　　　……なるほど、こういうカラクリかね
　　　　　　　　　　 ,,.'　　-‐　　￣　　‐- ' `::､
　　　　　　　　　,/´　　　　　　　　　 　 　 　 ｀ヽ　　　　　　　　　　このことは空軍省に報告するので
　　　　 　　 　 ,i　 ,ｒ⌒ヽ　　　,　　 ,ｒ⌒ヽ　　__'i
　 　　　　　　　l＝i （0） i＝〃ヽ＝i （0） i＝",;;;l　　　　　　　　　　覚悟しておくように
　　　　 　 　 　 ',　ゝ _,ソ 　ｌ ￣ |　ゝ _,ソ　,;;;;;;;i
　　　　　　　　　 ヽ、　　　　ヽ,,ノ　　　,,,;;;;;;;;;／
　　　　　　　　　　　｀; ''_‐_　　　　　　_,;;;;:..''、
　　　　　　　　,ｒ,=＝i´:::::ﾍ_￣/;;;;ヽ_´,,/:::::::::l::''＝==‐､
　　　　　　　/:::i,i:::::::|_:_::::::ﾍ｀`;::‐:i' ´/:::::::_::_|:::::::::::::::::::ﾍ
　　　 　 　 ,'::::::i,i:::::::::::／::::::ﾍi'::::::i ,/::::::::＼:::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　i::::::::::＝ii＝｀:::::､::::ﾍ:::::i/:::::,, ‐''"‐i三i:::ヾ:::::::::!

	450 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:20:19 ID:i3E7hbGU ＢＡＲＥＴＡ！！

　　　　　　___　ヽヽ
　　　　　　 -‐／　　　　　　ﾆ　”
　　　　　　　'´ ヤ　　　 　　-‐'´
　　　　　　　　　ヽ　　　.　　 ヤ
　 =　　　　　　　　ヽ　　　　　|
.〃　|　　　　　　　　ヽ､　　 　|
.　　 ×ﾞ　　　　　　　_ ン ＿ ン 　　　＿　　　　 ＼_WＷWWWWW_／
　　　　　＼ 　　　ｒ土￣　_」┬┬ ﾄ.､ _」　 　　　　≫　　　　　　　≪
　　　　　　　|‐ 　　 |　 　||=＝ ⌒＝||　　　　　　　≫　 査　 げ　 ≪
　　　　　　　　　　 _|‐ ' ´ ￣￣Ｏ￣ |　　　　　...　.≫ 　察　 え　 ≪
.　 　 　 　 　　 　　ri‐:':::二二:::￣::;´::｀!　　　　　　≫ 　官 　っ　 ≪
　　　　　　　　　　 .l::　　　　　　　　　　!、　 　　／ 　　！！ 　　　≪
.　 　 　 　 　　 　　|l:　　　((○）) (（○）)', 　　 　￣≫　 　　 　 　 ≪
　　　　　　　　　　　!ｌ　　　　　　　　　　:! | 　　　 ／~MMMMMMM~＼
　　　　　　　　　　　.|l　　　　（__人__）　|! | 　
.　　　　　　　　　　　l.l. 　　ヽ　|!il|!|!|　 /　　　　　┌───────────────────────┐
　　　　　　　　　　　| ',　　　　　|ｪｪｪ|　,'　　 　 　 │　ルーデルの嘘は発覚し、戦車11輌撃破の功績が 　 . .│
　　　　　　　　　　 .|　ヽ 　u　　　　　i′..　..　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
.　 　 　 　 　　　,rv'　 　｀ .　　　　　/　　.　 　 　 │　空軍省発表に載せられ、同時にゲーリングから　 　 　│
　　　　　　　 _/ﾊ::::::＼ 　 　`　　　ﾊ　　 　 　 　 .│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　 ／::ノ:::ヽ:::::::::`:..､.　　｀/:::::＼　　　　　 .│　再び呼び出しがかかったのである。　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 　 └───────────────────────┘

	452 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:21:19 ID:E6I/NHGg デデーン、ない夫アウトー！ 453 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:22:01 ID:4a1qqCWQ というか毎回１０いくら増えてたら当然怪しまれるだろｗ

=---　　＿＿＿＿＿,　 ――＝´―:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__, ―ニ-´
￣::::::::::::ー―- 　　　_ ― "::￣:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::― 二-‐ ¨´
-- ､::::＜二二 ＜二::::::::::::::::::::::::::＿::::―＝ﾆニニ-ｨT´￣
r--､二ー――ニ二二ニ―‐ニ二-― "´ヽ}＿＿∧＼　　　　　　　　　……総統は君がまだ出撃していることを
|　　 ｌ! l｀ー┬――――ｧｆ7＜::::／|::::::::::::::::/￣￣|　＼,ゝ
＼　 | ﾍ　 l ﾄ ､;;;;;;;;;;;;;-"ー―"ヽ∠;;;;;;;;;;;;ィ　　　/　/　／　　　　　　　 知っておられる
ﾒ　ヽ ﾍ ＼| |　　　 　 　 　 i 　 　 　 　　　　　／ ／r＿ゝ
二人＼＼ ﾍ', 　 　　:::;､ '"　｀'-､!::! 　　 　／ ／ r､　 ＼　　　　　　　　私にも重ねてルーデルの飛行を中止させよと言われた
　　 へ ＼ ヽﾍ ＿＿' .,-　　r ､ ﾚ‐､,.ｲ/　|　/¨｀ゝ^ｰ―`〉
　　 　 ＼ ＼L| ＼;;;;;>. L '　　l_ﾉ<;;;;;;;ノ／　ｲ-､　　　／　　　　　　　　あまり総統に心配をかけてはいけない
　　　　 L_＼_ `┐　ヽ､__,,...,,___,､<;;;　ﾘ　〉 |:::::＼　 　 |＿
―-､　/{ミ二＝ |、 ｀￣￣￣￣￣´　／　」＞:::/　／::l:::ヽ　　　　　　　私自身はこれについて何も批評を加えようとは
:::::::::::¨::::|　　｀ー|_ヽ__　｀￣￣´ ___／　／:::::／:Tlく::::::|::::::＼＿＿_
／r:┬イl≦ミ = |:::::;;;;三三三三／-ニ´―イ:::::/:::/::::::L＿:::::::::::::::::ヽ　思わないが……
:::::|::::ﾄく::{ﾐ ヽ＿ |―‐-;;;;;;;;;;;;;;;;;;;― ":::::::::／::／:::/::::／ヽ／::::::::::::::::::::＼

┌───────────────────────────────┐
│　ゲーリングはそれ以上のことは言わず、じきにルーデルを解放した。　 　 │
└───────────────────────────────┘

; ; |:: :|: .::| .:|:. l:|:.;;ﾐ;:;ゞ':;' 　ゞ.;'';;ﾐ|:l　:. |: /ヾ;;ﾐ;:;ゞ':;ヾ　ヾ:: ゞ:.;.:ゞ':;ヾ.:ﾐﾞ x"}:ｉ| | ﾚ:/:＼:ゞ:｝ｲ |:.　|: :　.:|:. ;; ﾐ;:':;: ; ゞ
;:,ﾐ|::.,: :r.:| ::|:. l:|ヾ ゞ:.;'.;.、: .　 . . |:l　:l l: |ﾐ:;;'ぐ ヾゞ:.;ﾐ;:.　ゞrq~: ゞ ﾞﾐ : :＼ヾﾘ ｉ |ｲ:ヾゝ;Yｿ￤　: :|: i: :.:| ゞ:. ;;ﾐ;: ;ﾐ :
;ﾐ:;|: |:: |::..　::. j:|;ﾐ;:;ゞ':;ヾ.;.、: . 　 |:l　:| :ｌ:|ゞ;~: .　　 　 　 　 |i:|　　: 　 ﾞゞ::ﾐﾞＹi: | |:|.,::ﾐ:.:'ﾞ|:.: :|:.　: :|: l: :.:|ﾐ ;ゞ ':;ヾ. ;':
ﾐ:.:|: |::.　::| .:|: ::|ﾐ;;/ヾ:.;;ﾐ;:':;ヾ. : . |:r .:| :|:h　　　. .　　 _ _＿jj:|＿____: 　 ~ﾐ:ﾞ|:i: | |:|:'.:ゞ'.::|: r:￤ : :|:ⅰ:.:|:.;;ﾐ; :;ﾞゞ':::;;'
;.:ﾐ|: |::.　::ｌ .:|: ::|.':/ヾ ゞ:.;;ﾐ;:;'　 : .|:|: l　:|:|{　　　　　　{三三乂三三i｝　 ヾﾞ |:l: | |:|;: :ゞ:,ﾞ|: |:: |:￤:. :{ﾘ:.:|ヾ ゞ:.;; ﾐ :ゞ
:ﾞ;':|:ｉ ::|　::　:| ｌ :}ヾ;ゞ':;ヾ..;;ﾐ;:;ゞ;　|:|: | :n ﾘ　: . 　 　 　 　 　|i:{　 : .　 　 　 ￤:r: ｌ:|;　ゞ'ﾞ.|: |:: |:｜:|: :　.:|　　ﾐ;:;ゞ': :;;
: ; |:|: :|　::| :: ;| ｌ}ゞ:.;;ﾐ;:;ゞ':ﾞ;.;ヾ:ゞﾞ|::.｜:ﾘ:|: . 　 . . 　 　 　 　||:|　 　 . .　　, :ﾞ|..:| ｌ :|:; 　ﾞ ﾞ|: |:: |:｜:|: : .i.:|　 ﾐ;':;.;ヾ;:,,ﾞ
ﾐ;.:|:|: :|　::| :: :| ﾘヾ ゞ:.;;ﾐ;:;ゞ':;ヾ.; |:.:|　:| :|: : : . 　 . . 　 　 　||i| 　 　 　. . ' : |:i:| | :|:;:':;ヾ |:| ｉ:　:.|:｜:|:.l.:|:.;　　;:;ゞ'::ミ
ゞ |:|: :|　::| :: :{ |:.;iﾐ;:;ゞ':ミ;.;ゞ:;;ﾐ　|:l:|: .:| :|: :　: : : .　,,_. .＿,,,}lﾘ＿ __ 　ヾ:　:ﾞ|:l:| | :|.:.; ｼ:':|:| |:　|:.:｜:|:.l.:|.ﾞ;ﾐ;:;　'ヾ :ゞ
;.:;ﾞ|;} 　 : :| :| :: |ゞ;.;;ﾐ;:;ゞ':;.;ヾゞﾞ　|:l:|: ;,| ;{.;;　'';;''~　,;;:.　　　,,,::;;:..　ﾞ⌒;; ;;:..,,_|:l:| | :|:'.:ｼ :.:|:| |:　|: ｌ: : ﾄ:.::|.;;ﾐ;:;ゞ ;.;.;;ﾐ;
:;ﾐ:|: .:|　;n ::| :: |/:;;ﾐ;;ゞ'ﾞ___　,,..,,::''~;;;:::''"~,,;;::,,wﾘﾞWﾞw　,,;:::,,,..　　''　　　,;:. ﾞ~'';;ｰ;┴:;:;‐:,.|:|:　:|:　|: i ｂ)}|　.;;ﾐ;　　:;ゞ
　 |: ::| ::{ﾘ ::! :!:|.. ;;..;;:~;;,..　,,::..,,　,,,:::;.,,,　;;　 "',.;;　'';;::..　 w从w　,;　　''　;;wy　　　 ;;,　;; |:｜ |:.l |: l |r'::|ﾞー;;─;:;　-
:':~| .::| ::r : :| :i |　..:;;,...　　,;:.　　,;::　　~'',;;::.　:;,~''' 　 wwﾘﾞW゛jﾘwj　;;,　 '' ~ ;; 　　　;; ;;　|:.:|:. |:.|: : l |ｉ ::|;; ﾞ　wy　;,
;; /.::/ :::}i :.:| :l;ﾊ.＿,,. ,,::;;.:.　,,..;;;::..,;:.,,. ..　;.;,.;;;:..　　,, 　　,;;　　　;;　　　;;,　　 　 ;;　 '　;;　|:::|:.: r: .:}: :|ｌ ::h　;;　~;;　,,
ノ,;ノ : ::八 :ゝ::ヽ＼＿,,.,. :,　　　w从j{w　　　''　　,.vVw　　''　;;　;wﾘﾞW゛jﾘw　　　　,;:ﾞ ﾉ:/:.: :}i: :{: ::ゞ:八;;　wﾘw　;;

┌─────────────────────────────────────┐
│　厳しくなる一方の戦況に、ルーデルの部下たちも次々消えていく。　　　　　　　　　　　　.....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　戦車85輌を撃破したハンス・ルードヴィッヒ准尉は、ルーデルが作戦将校にしようと　　　.│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　目をかけていたヴァイスバッハ少尉とともに出撃して1月19日に戦死、　　　　　　　　　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　III./SG2飛行隊長のラウ大尉もそれからまもなくして不時着して捕虜になった。　　　　　　│
└─────────────────────────────────────┘

┌──────────────────────────────────────────┐
│　この状況下でルーデルは、すでになじみであるシェルナー上級大将が中央軍集団司令官に　　　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　任命されたのを機に、彼の結成するオーデル河戦線への支援を行っていた。　　　　　　　　　　 .　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　ところが、そんな彼に急な移動命令が届く。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.. │
└──────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　 /　ヽ､_　　　＼　　　　　　　　　　航空団をポンメルンのフリートラント※に移せか……
　　　　　. （　（● ）　　　　|
　　　　　. （人__）　　　　　 |　　　　　　　　　 それに第Ⅱ飛行隊はフランクフルトに移動しろとの命令だ
　　　　　r-ヽ　　　　　 　　 |
　　　　 （三） |　　　 　　　 |　　　　　　　　 　空軍最高司令部の命令だから止むを得ないし、あっちの戦線のほうが
　　　　　>　ノ　　　　　　 /
　　　　/ 　/ ヽ　　　　 /　　　　　　　　　　　逼迫してるのも分かる
　　　/ 　/　へ>　　　 <
　　　|＿__ヽ　　＼／　 )　　　　　　　　　　　しかし、せっかくシェルナー将軍とうまく関係を作れたのにな……
　　　　　　　|＼　　　／|
　　　　　　　|　 ＼_／　|

※現在のメクレンブルク＝フォアポンメルン州メクレンブルク＝シュトレリッツ郡東部に位置する都市。

┌──────────────────────────────────────┐
│　部隊を移動させたルーデルは、現地の最高司令官であるヴァイクセル軍集団司令官に 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　就任したヒムラーSS長官に到着の申告を行った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
└──────────────────────────────────────┘

　　　　　　　,ｒｎ　 　 ／￣￣＼
　　　　　　r｢l l h. ／　ノ 　ヽ　 ＼
　　　　　　|　､. !j |　（ ●） （●）　|　　　　　　　ヒムラー司令官！！
　　　　　　ゝ　.f,　| 　 （__人__）　 |
　　　　　　|　　|　 |　　｀ ⌒ ´　 |　　　　　　　　ルーデル大佐、ただいま到着いたしました！！
　　　　 　,｣　　L_　|　　　　　　 |
　　　　　 ヾー‐'|　 ヽ 　 　　　/
　　　　　　|　　　じ_,,ゝ　　　 (,_
　　　　　　＼　　　´ `ー-一´｀ヽ

　　　　　　 　 　　 　 ,､‐'"　　.:.:.;;;;:.丶､
　　　　 　 　 　 　 ,.ｲ {Yﾉﾉ,,r''"´｀`ヾﾐﾐヽ
　　　　　　　　　,ｲ'´｀`""´　　　　.:.:::ﾞﾄ､.:`､　　　　　　　　　　　　　よく来た、ルーデル大佐
　　 　 　 　 　 〃　　　　　　 　 　 ､:;:;1ﾐﾐ 1
　　　　　 　 　 ﾘ　　　　　　　　　_,,,,',:;;;:ﾄﾐﾐ1　　　　　　　　　　　　　君の部隊をシェルナー将軍から
　　　　　 　 　 |　　　　　　{,,_,,､､--､i:;;;;lﾐﾐﾐ!
　　　　　 　 　 l　　_ ＿,,r‐イ,r‐･=ｭ.::Y^ﾚ'^{　　　　　　　　　　　　　こっちに取り上げることが出来て
　　　　　　　　 `Y´.:r=･ﾝi'^`ヾ｀.:.:.:.:::ﾉ;:;;<^)|
　　　　　　　　　 ﾄ:.::"´ﾌﾉ1　　`""´ﾌ.:.:;;レ' !　　　　　　　　　　　 　私は非常に喜んでいるよ
　　 　 　 　 　 　 Hjー<　,L　　　　 ′.:.:斤 |
　　　　　　　　　　`ヽ､ 　､_,,､､-‐'′　 .:j |　|　　　　　　　　　　　　 君の部隊が戦うための便宜は
　　　　　　　 　 　 　 1､ 　　ー'　　　　/ 仆ﾉ
　　　　　　　　　　　　iﾉﾊ　　　 　 　／　　Vl　　　　　　　　　　　　　いくらでも図ろう
　　　　　　　　　　 　 1L `ヽ､＿,,.イ''＜ イ;:;;|
　　　　　　　　　　　　|::rー-｀丁i レ'´ 彡!;:;;;;L_ ＿_ _
　,,､､､rー--─r＝＝1;:ミﾐ､＿　|　,,､､-‐';:;;;;;;Fｰ--､､｀ェー-
　-‐''"￣ ￣￣ ￣|:.:.＼;:;:;:;:;:;:;i⊥l;:;:;;:;,,､-''"´　　　　　　 ￣
　ー─-- ､､　　　 |::::::.:.:.＼｀`ー‐ '"´　 , ィ;:;;/　　　,､-─‐‐
　ーー─ ､､　　　 |:::::::::::::.:.:.i　　 /.:.:.:::::::::;:;:;/　　　,､-──-

ハインリヒ・ルイトポルト・ヒムラー（Heinrich Luitpold Himmler）1900年10月7日 - 1945年5月23日
親衛隊（SS）長官、全ドイツ警察長官、ヒトラー内閣内務大臣などを歴任。その冷酷さで恐れられる。
ドイツ敗戦直前に軍事的な地位も手に入れるが、実戦経験のない彼は大失態を演じ、これが彼の権威失墜を招く。
敗戦後に逃亡したが拘束され、青酸カリを飲んで自殺。

	460 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:26:27 ID:fp665ShI うわぁ… 461 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:26:29 ID:4F3gBGy6 ひたひたと崩壊の足音が迫ってきてるな…	466 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:29:19 ID:sOSKdXCo コーエー数値化スレだと第三帝国で一番のアホ扱いされてたなｗ＞ヒムラー 468 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:29:57 ID:MMSEIBCk 某大帝国でもボンクラだったなあ、ヒムラーｗｗｗｗ

　　　　　　　 /＼　　 　 ／|　　／ﾞｉ　 ／|
＼　＼､＿ﾊﾉ　　ヽ、|／　｜ノ　　 |／　｜,ﾊ＿､／/
　 ＼)'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'(
　 ／　　　　　　　　　,　- ─-.　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
ヽ,）　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::.ヽ　　　　　　　　　　 （,,r'　　　　|　　シェルナー将軍、怒り狂ってるだろうな……　　|
／　　　　　　　/: ／⌒ｰ- ‐'⌒ヽ:＼　　　　　　　　　＼　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
ﾉ.　　　　　　　/: /　　　　　　　　 ',:::::＼　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　Ｏ
）.　　　　 ｰ彡:::/ ＿__　､ /　＿__ l::::::::::`て　　　　　　　L_　　　　　　　　o
ヽ　　　 ＜:::::__::! ヾt-,`ﾐ} l彡,-ﾃヾ|::::::::::::＞　　　　　　　/　　　　　 ／￣￣＼
. i　　　　　》{ ﾊ:|　　 ￣　|ヽ￣　　 }'⌒)::ゝ　　　　　　　/　　　　 ／　　 _ノ　　＼　　　　　　　　分かりました司令官、
く.　　　／￣ヽ::::`i 　＿,==._＿_　ｒ'::〉 /⌒＼　　　　　 l　　　　　 |　　　 （ ー）（ー）　
ヽ　　/　　　ソ::::::{《彡二二二､ﾐﾂ,}::彡　　　ヽ ,r'　　 /　　 　　.　|　　　　 （__人__）　　　　　　　爆弾やガソリンなど
＿）　　　　ん::::::::`l　ヽ/￣ ヽ, __ |::::て.　　　.｝　　　 l_　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
,)　　　　　　厶:::::::::`{￣⌒:　　 ヽ｀l::＜:::::　　　　　　 (,　　　　　.　 |　　　　　　　ｎｌ^l^l　　　　　必要な物品の手配を
／-､　　ヒムラーめ、俺の部隊をよくも！！　　 ､-＼　　　　.　 ヽ　　　　　 |　　 ﾉ
　 ／ﾍ '"　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ　　　　　　　　ヽ　　　　ヽ　く　　　　　　　お願いします……
／　　/／7／ﾍ　/l　ﾄ､ ｜＼、 /＼、 /＼　/＼ﾞｉ　　　　　　　　　　 /　　　　　ヽ　＼
　 　　　　/ 　　V　| ,l　ヽ|　　 V　　 V　　 ﾞｉ

┌────────────────────────────────────────────┐
│　ルーデルが受けた命令は、敵の進撃を遅らせるためにオーデル河の橋梁を爆破することであった。　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　しかし、彼はその命令に必ずしも納得できなかった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└────────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　 .／;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`ヽ、
　　　　　　／;:;:;:;:;:;:;:;:;:x＝＝、;:;:;:;:;:;:;:;:｀丶、　　　　　　　　　　馬鹿馬鹿しい話だよ
　　　　.／;:;:;:;:;:;:.＿／//////`ト--―'/￣＼
　　　 /;:;:_;:;:;:;:;:////////////| ／ヽ||/////＼　　　　　　　　オーデル河にいまやまともな橋梁なんでありゃしない
　　　 |／ ＼ー|.ヽ////////,x='―-.|＼()////|
　　／＿＿_＞ー-＼＿＿／;:;:;:;:;:;:;:;:＼_＼.__ 丿　　　　　　　 そう見えるのは、固く凍った河の上を
　 (￣;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:￣　~`〉
　 /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/＝＝＝＝＝＝＝＝＝=ヽ ヽ、　　　　　　　渡河していくソ連軍の縦列さ……
　 |;:;:;:;:;:;:;:/;:;:;:;:/: : : : : : : : .,　　 　 　 　 　　|;:;:;:;:|
　 |;:;:;:;:;:;:;:|;:;:;:;:|: : : : :＿ ノ゛,, ;、､､ '"ヽ_　´　|;:;:;:/　　　　　　　たとえその場所を爆撃しても、ソ連軍はその脇を
　 |、;:;:;:;:;:|O;:;:|: : : : （　 ●） ﾉヽ （　● ）　　|;:;:/
　　 ＼／[]=| .|: : u: ´"''", 　 　 　 　"''"´　　|/　　　　　　　　進んでいくだけのことだ
　　　　/ヽi、0;:;:|: : : . . （　　　 j　　　 ） 　 　/
..ー'￣　　.|.`T´　　　　　｀ｰ-‐´｀ｰ-‐′　 /　　　　　　　　　　本当に叩かなければいけないのは、堤で渡河を待つ
　　　　　 / .ヽ、 、.　　　　　　⌒　　　　　/＼
　　　　　|.|＼　￣＼　　　　　　　　　　　/ヽ、/　　　　　　　　戦車や装甲車、重砲の集団なんだよ
　　　　　|ヽ　丶　　　ヽ、　　　　　　　 ./　　i/　
　　　　　| .|　　ヽｚ、　　`ヽ、＿＿i,z='´/
　　　　 /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　／ヽ　ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　|　.( ・)(・)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　|　　(_人)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝　|⌒ヽ　　　 ∠ヽ　　 ノ　　　　)）　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝　 〔-=∋￣￣＋￣U￣￣￣|~~l≫　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝　 ￣￣｀ー―-∠ﾆニ＼∈ー´（(　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ﾆ◎⊃━

　　　　　　　　　　　　　　　　゜　ゞ;;...''､;;,,;;ﾉ　,,　''::．　ミ　　〃
　　　　　　　　　　　　　　　,:''　　・ノ::..;;,,ヾ　　::,　　':,　,,‐ヾﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　。　 ;:,(;;,,;;)　,;;　　':　　　〈　,/ /　　　　＿_　　　 ＿　　　　_　　　　　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　(;;,,　::..:::''　　　　　　　` ‐''　　　　 |┌ｭヽ　l' ,r‐､ヽ 　 | ヽ 「| 　 |_|
　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣　二二二ヾ、　　　　　　　　　　|└''_ﾉ　ヽ`‐ 'ノ　　|_l ヽ_|　　r,
　　　　　　　　　　　　　　　ヾ'( ,)( ,)( ,)( ,)( ,)ン　　　　　　　　　　　 ￣　　　　￣

┌──────────────────────────────────┐
│　ルーデルは彼の良心に従い、命令を無視して彼が信じる本当の目標である　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　戦車や装甲車、重砲の集団に集中攻撃を行った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└──────────────────────────────────┘

	467 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:29:30 ID:fp665ShI さすがのルーデルｗｗｗｗｗ

┌─────────────────────────────────┐
│　そんな2月に入ったある日、軍需大臣シュペーアがルーデルの元を訪れた。　..│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　..│
│　彼はある命令書を携えていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..　..│
└─────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　 　 ＿＿＿
　　　　　　 ,r‐ '"´ 　 　 　 　 ｀`ヽ､
　　　　 _∠　　　　　　　　　　 ／　 ＼　　　　　　　　　　　総統は君に大きな任務を与えようとしている
　　　 /／　　｀ヽ　　　　　　 /　　　　 ＼
　 　 //　＿_ ＼ ＼　　 　 /　　 　 　 ＼ヽ　　　 　　　　　ウラル地方の軍事工業ダムを爆撃し、
　　 ﾚ'´/　　　｀ヽヽ　　　 /　 /／⌒ヽ￢ |
　　j　 /　　　　　　＼　 /　 /　　　　 ｀､　|　　　　　　　　 これにより敵の兵器、特に戦車生産を
　　{　〈　　　　 　 〃{{`┴ '　　 　 　 　 }　|
　　|　/　　　　　　||　!　 　 　 　 　 　 〈　 |　　　　　　　　 数年間阻止したいとのお考えだ
　　|>､!　　　　　　　　!　/　　　　　　　 |　|
　　|ハ|　⌒≧二ﾆ-､」、 , ---─‐ ､　 ﾚ1　　　　　　　　　これでソ連軍の進出が一時的に停止すれば
　　ヽ（|　　　ー┴'″ }　`⌒二てﾝ　　 | |
　 　 ヽヽ　　　 　 '´　|　　 `　 　 　 　 j）|　　　　　　　　　その状況を決定的に利用しえると見ておられるのだ
　　　　トﾄ　　　　 　　|　　　　　 　 　 /ｲ
　　　　|　!　　　 　 ｀､|　　　 　 　 　 //　　　　　　　　　　君はその作戦編成の任に当たれとのことだ
　　　　|　|　　 /､　　ヽ ／　　､　　 //
　　　　 ヽト､ 　　 ￣￣￣￣´ !　 ,ｲ/
　 　 　 　 |　ヽ　　　　　　 　 　 /　|
　　　　　r个､　＼　　　　 　 ／　ノ|
　　　 ／ |　　｀ヽ､`ー----',　 '´　 |ヽ
　 ／　　 |　　　　　`┬r '´ 　 　 　 |　＼

ベルトルト・コンラート・ヘルマン・アルベルト・シュペーア（Berthold Konrad Hermann Albert Speer）
1905年3月19日 - 1981年9月1日
建築家であったがヒトラーの信任を得、ナチス関連の建物の建築設計を手がける。
さらにヒトラー政権のもとで軍需大臣を務め、兵器生産の効率を格段に引き上げる。
建築を通じてヒトラーと個人的親交を深め、ヒトラーの信を得続けた数少ない高官。

	470 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:30:43 ID:sOSKdXCo ソ連のスターリン時代の高官もそうだけど８０年代まで生きてた人もチラホラいるんだよなあ

　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼　　　　　　　　　　　　　その仕事には私よりよほど適当な人がいます
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）　　　　　　　　　　　　爆撃航空団の方々のほうがはるかに優れていましょう
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }　　　　　　　　　　　　 私は急降下爆撃の知識と経験しか持ちませんし
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ　　　　　　　　　　　　　とてもこの仕事には向かないと思います
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,α､ﾞ,i ､
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|╋||ﾞ!:ﾞ､-､_　　　　　　　　　それと、作戦を行うには私自身が飛ばないといけません
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!　　　　　　　飛行禁止を解いてください
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::

	476 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:33:38 ID:kGOcHOxU ＞飛行禁止を解いてください ついさっき飛んでたよね？ 477 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:33:58 ID:fp665ShI >>476 シーッ！ｗ 478 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:34:33 ID:qEznbmlQ >>476 無断で飛んでるだけだよ！

　　　　　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､ヽ;;;;;;ﾐ;;;;ヾ;ﾉヽ;;ヽ
　　　　,,／;;;;;;;;;'´;;;;´;;;;';;､;;;;;;､ヾ;;;;;;;;ﾞ;;ﾉ;;;;;ﾍ
　　　/;;;;;;;;／;;;;;;;r'⌒`''ｰ- ､;;;;;;;;;;;,r'｀`Y;;;;;}
　　 /;;;;;;/;;;;;;;;;／　ノ（　 　　｀`ｰ-'　　 ﾞl;;ﾉ
　　 |;;;;/;;;;;;;;＜　　⌒　　　　 `y　　　　.ｿ　　　　　　　　　　……総統は、君が総統の
　　 |;;;;;;;;;;;〃;;〉　　-ー-ﾆ二シ　 ﾉ,ﾆ=､ﾘ
　　/;;;;,r‐ ､;;/　　　　-ぇﾃ''ヽ　.〈.ぇﾃ.､〈　　　　　　　　　　　命令通りにするのを望んでおられるのだがね……！！
　　|;;;;! ⌒ゝ　　　　　￣￣,,ノ 　ﾍ.￣　 l
　　∨| l′〈　ヽ　　　　　　 　　　ﾍ　　 l
　　　り＼_;　 　` ､ 　　　　　　- .r'　　.ｌ
　　　ﾚ;;;; ｌ|､ヽ　　　　　　　　　　　　　l
　　　 l!;i;;!|;;ｌ/'ヽ　　　　t´‐=＝＝=　 l
　　　 ヽ､ﾄ;;{　　 ＼　　　　-ー‐-　 ./
　　　　　　! 　　ヽ　`ヽ､　　　　　　/
　　　　 _/￣"'''　‐- ＼｀　ｰ--‐イ､
__.. -‐'´;;＼　　　　　　　""'''/..,,__,-ﾞl,
-‐'´＼;;;;;;;;;＼　　　 　　 　/';';';';';';'ﾞl, l,＼
---‐'´',;;;;;;;;;;;;＼　　 　　/l';';';';';';';;';';| l;;;;;;＼ｰ- ､_
: : : : : : :',;;;;;;;;;;;;;;;;＼　　/　|';';';';';';';';';'l l;;;;;;;;;;＼: : :"''－-- 、
: : : : : : : ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼/　 |';';';';';;';';';';';|l;;;;;;;;;;;;;;;;＼: : : : : : :

　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　／　 ＼　 　 ＼　　　　　　　　　　　　分かりました大臣、検討はしてみましょう……
　　　　　　　　　 .（●）（● ） 　u.　|
　　　　　　　　　　（__人__） 　u　 　|　　　　　　　　　　　　しかし問題は多くあります
　　　　　　　　　　.(｀⌒ ´　　　　　|
　　　　　　　　　　 { 　 　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　使用する機体はハインケルHe177「グライフ」しかありませんが、
　　　　　　　　　　　{ 　 　　　u.　/
　　　　　　　　..＿＿＼　　　　 /ﾘ 厂`'‐- .._　　　　　　　 使用する爆弾はコンクリートを貫いて地下で爆発する
　　　　　　　／ :　　: :介ｰz＜__｣// |: : : : : : :ヽ
　　　　　 　 | : : : : ::〈　｢｀╋/ 　/ 丿: : : : : : : |　　　　　　特殊な「空中魚雷」でないと駄目です
　　　　　　　| : : : : : /: |　{::::}　/ `7: : : : : : : :│
　　 　 　 　 .| : : :　〈: :│ {::::l /. :/. : : : : : : : : |　　　　　　通常の1トン爆弾ではどうにもなりません……

	480 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:34:55 ID:4F3gBGy6 銀ちゃん総統閣下の名前を出されると弱いなあw

┌───────────────────────┐
│　ルーデルとさらに多くの技術的問題に関して　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　意見を交換した後に、シュペーアは去っていった。　.....│
└───────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ――-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ 　 　 　 .:＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　＿＿ 　 　 .::|　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,.-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ 　 　 ヽ ....:::/　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _,.､／:∠＿
　　＿＿_, - ､　　　　　　　　　　　　 __,. -――＜二二二＞≦――-,､　　　　　　　　　　　,. ‐'´::::ヽ:.:.:.:.:二ﾆヽ
　ﾞーｧ:.:.:|::::::::｀` ―- ､、　　　　_r:'Ti::､:::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::/:ﾊ、　　　　　　　,. ‐'´:::::::::::::::::|‐--―一'
　／:_,:.:.,|::::::::::::::::::::::::::::｀`ｰ-‐'´:::::::ヾ', '、::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::://:ｨ::｀＞―‐-- ‐'´::::::::::::::::::,. - '
　'-´一'´`ー- ､、:::::::::::::::::::::::::::::::｀丶:ヾ}｝:::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::/:'ｼ':／::::::::::::::::::::::::::::::::,. ‐ '´
　　　　　　　　　 ｀` ‐- ､_::::::::::_,. -‐`｀^ヾ::::::::::::::::::::〈:::::::::::::::::::::::::fr‐ '＜-_::::::::::::::::::::_,. ‐'´
　　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　　　　　 /:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::〈　　　　 `'-一''"´

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　しかしそれから数日後に、その作戦に参加する見込みが　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　ルーデルにまったく無くなるなどという事を想像できるものは　　.│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　誰一人いなかったのである。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────────────────────────┘

第四話終わり

第五話へ続く

第四話登場人物


ハンス・ウルリッヒ・ルーデル　　　　　　　　　　やらない夫（AA）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ハンス・ウルリッヒ・ルーデル（本人）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ハンス・ウルリッヒ・ルーデル（ムダヅモ無き改革）


エルンスト・ガーデルマン　　　　　　　　　　　　やる夫（AA）


フェルディナント・シェルナー上級大将　　　　. スベロア・ジンネマン（機動戦士ガンダムUC）
カール・ケンネル少佐　　　　　　　　 　 　 　 　 セルゲイ・スミルノフ（機動戦士ガンダム00）
フリードリッヒ・ベッカー少佐　　　　　　　　　 　 ニコル・アマルフィ（機動戦士ガンダムSEED）
ヘルマン･ゲーリング国家元帥　　　　　　　　　マルコ・パゴット（紅の豚）
カール・デーニッツ海軍元帥　　　　　　　　　 　カーディアス・ビスト（機動戦士ガンダムUC）
ハインリヒ・ヒムラーSS長官　　　 　 　 　 　 　 キリング中佐（機動戦士ガンダム0080）
アルベルト・シュペーア大臣　　　　　　　　　　　タシロ・ヴァゴ（機動戦士Vガンダム）

軍医　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 テクス・ファーゼンバーグ（機動新世紀ガンダムX）
査察官　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アサピー（AA）


アドルフ・ヒトラー総統　　　　　　　　　　　　　　水銀燈（ローゼンメイデン）

484 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:36:36 ID:fp665ShI 乙ｗ　読者は想像できたけどねｗｗ 488 名無しSS描き ◆YH9/Upkk/2 2011/09/02(金) 23:38:01 ID:AMvJ03Lw ということで、第四話終了です。 本当はこの後にブッキーのコメントが15レスほど付きますが、さすがに力尽きました。 長い時間お付き合いただいてありがとうございました。 明日のこの時間、残りのブッキーの解説、Fw190についての解説を行います。 よろしくお願いします。 490 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:38:23 ID:kGOcHOxU 乙。「休養などはとっていられない」は何度読んでも笑えるｗｗ 495 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:40:43 ID:KQbgevZk 乙 相変わらず人間じゃなかったｗ 498 名無しのやる夫だお 2011/09/02(金) 23:51:42 ID:Ug7h/lMs まぁ、東のハルトマン、西部のプリラー、生きていれば南部のマルセイユ ルフトヴァッフェなら、この3人はもらってもいいと思う しかし、プリラーさんは何であんなに知名度低いんだろう 554 名無しSS描き ◆YH9/Upkk/2 2011/09/04(日) 00:30:22 ID:qZA8naJk >>498 　　　　　　／⌒＼/＾ヽ-―-―ｧー- ､ 　　　 {し. : : :r―く ｿ'´￣｀: :Yr': : : : : :＼　　　　　　　　　”ピップス”プリラー大佐が有名でないように思うのは 　　　 ゝ: : : : :＼_ノ⌒: : ／⌒＼:⌒＼: : :＼ 　　　/: : : : : : :／: : : : / : : : : : : : : : : :＼: : l　　　　　　　回顧録の類が出版されていないのと、 　 　 ﾚl: :{: : : /: : : ｌ: : :ｌ: : : : : : : : : |: : : : :ヽ:| 　　 　 レﾍ: /: : : : |: :/|:｜: : : : :l: :ﾘ: : ｌ: : : |:!　　　　　　　なにより見た目のせいのような気がします。 　　 　 　 ／|: l: : :∧:{メ､l＼: : : :!/ｨﾅ/|: :l: :!:＼ 　　　　 /: : :V{: : :{ /｀fｕﾊｰﾍ : /fｕﾊ｀Yﾉﾚ': : : ヽ　　　　　プリラー大佐はぶっちゃけやる夫体型（身長162cm、体重68kg）で 　 　 　 レ{: : : `トﾐt 　ﾋソ　　}/　ﾋソ ﾉｲｨ1: : : ﾄ､} 　　　　 　 ｀ヽ : ゝ._、 　 　 　 '　　 　 uj.ノ: : :ノ　　　　　　ハンサムなマルセイユ、セクシーなガラント、幼さが魅力のハルトマンらほど 　　　　　　　 j人ト､人　 　 c--ｭ　　 人ノｨ（( 　　　　　　 , -―‐r―ｲ＞‐----‐＜ト―r―- 　　　　　　ブロマイドの類で目立つ人ではないので。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただ、ノルマンディー上陸作戦当日の出撃などで十分知られた人ですよ。 559 名無しのやる夫だお 2011/09/04(日) 01:20:16 ID:6T7z.KhA >>554 拾っていただいてありがとうございます 確かに　”ピップス”プリラー大佐はビジュアル的にはアレですね その辺りも人間っぽくて好きですが 501 名無しのやる夫だお 2011/09/03(土) 02:54:20 ID:VQb9CByY 乙－ この人の身体の構造ってどうなってるの？　w 502 名無しのやる夫だお 2011/09/03(土) 04:57:30 ID:XNhTCW/o 人ではない ルーデルという名前の生き物だ