┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┃ 　 "魔法"の力。"科学"の力。確かに世界は変化した。　 　 　 　 　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,. -'┃ 　 戸惑いを覚える人が多いのも、無理からぬことなのだろう。　　　.┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,, -　　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 、',,,,,,,- ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼:::::...;;;＿,,,,,:::::::'''''''''￣'''''i,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::l　i:::`,'''- .,:::::::＼::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i:l:::::l　 ヽ::ヽ, 　"'＿::＼:::::`,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l::i :::l-＿ ＼::::,,-,'u ll" -::::::::l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ilヽ::ヽ'i;;ヽ　"''''-''''"l　:l:::::::::i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l ヽ''" ,;　　　　　i　::l::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　::''-..,　ー　　,.;l　::l:／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l 　::i''-;;;'' ;-　'" l:l ::i　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　 ::l_,,- '''i ＿,.-ll;;;/ ヽ;;i＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,r'''l l /;/ ／'''＼　 ll;/／;;;;;;:::::::''''-,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /::::::::V:::ir,..!-,,...-＼,.r::::::::::::::::::／:::::::>.,,
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾞ.┃.　　だが影を生きる私達にとって、実に些細な問題だ。　　┃
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /,,...┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::::::::::::l;;;Vヽ,　 l-..,_ l;;;;;;;;;;;;;;;;::::::;;i;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::: : : : : :l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::::::l;;;;;;;;;;;;''';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/'''-;;;;;;;;;;:::::::::::::: : : : : : l
　　　　　　　　　　　　　　　　　 （;;;;;;;;;;;;;;::::::i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/＼/''i-;;;;;:::::::::::::::::::,,-ー;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　'i;;;;;;;;;:::::;;;;:i::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; -''iヽY,,/l ヽ;::::::::::,-'''"　 ,..,ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ;;;;;;;;;;;;;/:::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;i 　 >／ /　　ーヽ ,,,.-'''"　ヽ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l￣''''''''i::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;i　/ー＿l,,,,...-ー'''"　　　 　`,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　''i'''-,,,,,l::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;/''';'''-l l'"　　　　　　　　　　　,,ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 /:::::::::/-i::::::::::::::::::::/-'" 　 l l　,,..............-ー''''''''''""
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 l::::::::::l l'i l:::::::::::::::::'.,,i　　 　ヽヽ l
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　/:::::::::::i l: l l:::::::::::::::::::::l,,　 -r"i,'''"
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃　　世界が<覚醒>するというのなら、私自身もまた<覚醒>すればいい。　　　　　 　 　 　 　 .┃
┃　　"魔法"の力。"科学"の力。総てを恐れず自分の中に呑み込んでしまえばいい。　　 　 ┃
┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┃
┃　　　　―――適応できる者は生き、適応できない者は死ぬ。　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ┃
┃　　　　<覚醒>なんかには揺さぶられない、この"世界"唯一の真理がそこにはある。　　　..┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃　　そうした"シャドウ・ランナー"として必要な　　 ┃
┃　　"考え方"さえ、総て彼から教わった。 　 　 　 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　　　　　　/ヽ　l⌒l　　　　　　　　　　　　　　　　l⌒l　/ヽ
　　　　　　　　　　　∧ /:::::/　|::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　|:::::|　ヽ::ヽ　∧
　　　　　　　　　　/　/ |　 |　 | 　 | 　 　 /ヽ　　　　　 /ヽ 　 　 |　 | 　| 　|　ヽ ヽ
　　　　　　　　　　|　|　 |　 |　 |　 | 　　 /　/　　　 　 ヽ ヽ　 　 | 　| 　| 　 | 　|　 |　　　__
　　　　　　 ´､`ヽ ＼ ＼ヽ:::ヽ |:::::|　／ ／　　　　　　　＼ ＼　|::::::|　/::::::/／::／,-'' ~ ,-'
　　　　　　　　ヽ　｀ヽ:::::::::::::::y::::::::v ／　　　　　　　　　　 ＼ v::::::::y::::::::::::::::/´　　 ,'''
　　　　　　　　　ヽ＿　　　　　　　　/ 　　　　　 ＿＿　　 　 ヽ　　　　　　　　 ＿／
　　　　　　　　　　　 ヽ::::::::::::::::　　/ .　 　　　／　　　＼. 　　 ヽ::::::::::　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　ヽ:::::::: 　　|　　　　／　　　　　　＼　 　|:::::::::　　／
　　　　　　　　　　　　　　|::::::::　　 | 　　／:　―　　―　　 ＼ .|:::::::::　 |
　　　　　　　　　　　　　　 |::::::::　　 |　 |:::::（ ◎ ）:::（ ◎ ）　 | |::::::　 　|　　　　　　　　　　　　　ジーク・おっぱい！！
　　　　　　　　　　　　　　　|::::::::　　|　 |:::::::（_＿人＿_）　　 | |:::::::　　|
　　　　　　　　　　　 ,,-''￣ |:::::::　　|　 .|:::::::::::|┌┬┐|:::::　 |.|:::::::::　 | ￣＼　　　　　　　　　　　　　ハイル・おっぱい！！
　　　　　　　　　　　/ 　::::::: |::::::: 　 |　 |::::::::::;|.|　|　| .|:::::::::::| |:::::::　 ::|::::::::　 ヽ
　　　　　　　　　　　|　::::::::::::::|::::::: 　 |　|::::::::::`‐---‐'::::::::::::| |:::::::::::::|::::::::::　　　|
　　　　　　　　　　　|　::::::::::::::::|:::::::　　| ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/　|:::::::::::::|::::::::::　　　|
　　　　　　　　　　　ヽ　:::::::::::::::|:::::::　　|lll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; lll|:::::::　 |::::::::::: 　　/
　　　　　　　　　　　　ヽ　:::::::::::::|:::::::　　 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:::::　　 |::::::::　　　/
　　　　　　　　　　　 　 ヽ　::::::::::|::::::.┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ､::::ヽ:::::┃ 　 ―――何か、余計なことも大量に学んでしまったような気がするが。　　 　 　 　 　 　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃ 　 それでも彼に出会えた奇跡だけは。信じもしない神に感謝してもいいぐらいだ。　 　 .┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

	69 名前なんて無いだろ 10/05/08 21:16:52 ID:lV2L5wed おいwwwww

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　_＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .,,,＜ﾞヾヽ7;;;;｝_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∠;;;;≧彡<＝>ゞ);ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｛;;;;;/ゝ≦三≦＝､;ゞ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞ゝ=彡ゝ､、`'￢''‐'′
　　　　　　　　　　　　　　　　__＿　_＿　　__　　　_　　 _＿____∨ﾍ;;;ソ;;ソ;;ヽヽ ___　__　_＿＿_　___　　 ___　_　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　｛⊂ヽｺ｀! 「:::::!　|:::::::/∧:::::｀ｌ　|:::ヽ Y γ::::ヽヽﾍﾍ:::1 i::7/:｀i 「￣) ）1 |:::::::1 「:1＼:｀i 「
　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ｰ｀ヽ,::! 「￣i　|:::://ニﾍ:::::|　|::::ﾉ 人 ゝ:::::ﾉ ﾉ∧ /∧ /:::_」 「¨ヽヽ:! :i､::::ﾉ :|:::|＼＼ |
　　　　　　　　　　　　　　　 ､_ノ ノ´ｰ′´ー`´ｰ｀ 　`｀'`ｰ｀ーﾍてミゝ＜_ノｿ'｀′｀′ 'ー‐' ´ｰ｀ゝー‐ｰ' ー｀' ＼_|


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　〈 RUN - 02_1　"鉛のホース"〉



　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ┌────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │シャドウラン（名詞）　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　　　　非合法あるいは半非合法な計画を　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　　　　実行するために行われる一連の活動　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　　　　　　　　――『ワールドワイド・ワードウォッチ』2050年版　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 └────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 __＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　\　　 　 　 　 　 ,__| |=i=i=i=i=|
　　　　　_i'vk_　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _i^i三i　 　 　 　 rIi＾i:::| |=i=i=i=i=|
　　　 　 |ｰi|:lll|l　　　 　 　 　 .┏━━━━━━━━━━━┓　 |iil :liii| |=i=i=i=i=|
　　　 　 |iiiI|:lll||　　　　　　　　┃　　　２０５０年 - 東京　　　┃　 |iil :liii| |=i=i=i=i=|
　　　　 _|iiiI|:lll|l　　　　 ｡　　　┗━━━━━━━━━━━┛　 |iil :liii| |::,==､===.､
　 　 　 |￣|￣ |:┐　　 |　　　　　　　　　　　　　　|三:|三::|::l::_l＿＿l__ :liii| | |≡:|≡≡|
　 　 　 |==| ==|ﾛl　　　li,　　 　 ,..､----:､　　 ,..､┴‐‐:､I:::|　|三l l三|:::|Iiii| | |≡:|≡≡|
　 　 　 |==| ==|ﾛl　 ＿hi!.　┌: |=| ==== |i===i|| ==== |￣| |三l l三|:::|Iiii| | |≡:|≡≡|＿＿
　　＿l~|　 l　　|ﾛl⌒l：：：lー┴ｪ|=| ==== |ー一!!I==== |iHi| |三l l三|:::|lHl二二l＿,.-'⌒i：：：
　r‐ｪ l┌┬|￣￣|￣|.　 r‐─ﾞrｪ::| ==== |:l:l:l:l:l|| ==== |iHi|　__,.-'￣|￣l┴‐‐┴┐ ＿r==k
_,ｪ‐┐　r＝r‐､　r‐‐r‐‐:|lllllllll:|::|￣￣l_,i^lHl_:l:l|_へ^丶　r‐‐‐:ｪ：：：I|：：| i i i i i i |/　 /::::::::|
::┴─┐___ ＿l＾i,__i__.三:|lllllllll:|::| ｺｺｺ|ｪｪ|ｪｪ|「llllL |：：|　i三iiiiiil I：：I|：：| i i i .:r──┐::::::::|
= = =I｜：：l　 |：．|：：|　lﾆlニニlii.ｺｺｺ|ｪｪ|ｪ┌─┬┐　<二二il二>＿＿lr─┘ 　 : ｜::::::::|
=.　 　｜　 l　　 　 ：：|　 | | llll　 　 ｺｺ|ｪ 　 _|　　｜　　　 lilー　　 |　 　 　 　 　 　 　 | ::::::::

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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　　　　 :;,|:　.;|;;;;,....　　|　 |￣￣￣￣| ○
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　:::　　　;:　　　　;:|:.　.|;;;;,....　　|　 |　Silver　.| ○
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　 | 　 　 ,:　;::;　　　　　　:　　:;:|:.:　|;;;;,....　　|　 |　 Moon　| ○
;;;|;;;;;;;;;　　　| 　　　　,:;　　 　 ;:;:　 　:　:;,:|,;　.|;;;;; ; _＿|／|　 　 　 　 | ○
;;;|;;;; 　 　 　| ;　　　;　　　　:　　　　　　,;:|;;.　|;;;／　／＿_￣￣￣￣
;;;|;;;; 　　　ｏ|;;　　　　　　　:;:　 　 ,　 　,;:;|;.,　|;..　／　　／
;;;|;;;; 　 　 　| 　;;　:　　　:　 　 ;;　;　:: 　,;:|;;.　|,／.＿_／
;;;|;; 　 　　　|　　　::; ;　 　　　　　;;　　　:;|,,／;;;;;;;;;...
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃　　都内某所のBAR "シルバー・ムーン" 　 　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ━━━━


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ/　　　 　 　 　 　 　 ﾉ　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'　　　　　　　_　　 ／ ／l |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　　 ,.'",,. '"／ '´　/ ﾊ、
　　　　――車種？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l.　　　,. --'´、___l/_,.-‐'ｰ-.､ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ　 /::::::::::::::::ﾞY｀ﾞl:::::::::::::::::::::｀::..､
　　　　　　私にはとんと見当が付かないのだが、　　　　　　　　　　　　ヽ l::: :: :: : : ::j:i　ヽ:: : : :: : : ::::::::l
　　　　　　そんな情報も君達には必要なのかね。　　　　　　　　　　　_,.--､::::::::::::／,:　　 ＼:::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/,'.　　 ヽ￣´__/　　　　 ｀''ｰr‐'´ﾉ
　　　　　　確か……"レイピア"だったと、　　　　　　　　　 .　 　 　 / .l　　,.-'￣､　 ゞｭ､,.　　　ゝ三彡,
　　　　　　そう小耳に挟んだような気がするが。 　　　　　　　　　.i　.,'-‐‐‐'ﾞ-..､_＼　ｰヽ‐-　　ヾﾆ-'＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.r'ﾉ'ﾞ　　　 ,＿'ｰﾉｰ-ヽ‐'ﾘ　　　 ,.ｨ':: ::,,:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　j/ ＿,,.ノー--､　 ,.ｨ'"ﾞ'､/-‐''",,..-‐'"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/{　　　＿　　　 Yﾞ､::::::/;'／´ヾミﾆ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 /　)　‐'´　 ｀ｰ-､_､ノ:／:;'　l　　　　 ﾉ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 ヽ　　　　　　 ﾉ::ヽ':::::;'　 :､　　.／.　ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　 ――　､
　　　　 　 　 　 　 ／ 〉 ´　　　　　　＼
　 　 　 　 　 　 ／ ／'　 __ ノ 　 ゝ.__　ヽ
　　　　　　 　 /　/／〉　 ( ー)　(ー )　 ｌ
　　　 　 　 　 ｌ　 ´ イｌ　　 (___人___)　　ｌ　　　　　　　　　　　（なんで、こうも"レイピア"にばっかり
.　　　　　　　 ｌ　 　 ｉYｌ　 　 ｀ ⌒ ´　　 ｌ　　　　　　　　　　　　縁があるんだよ。おかしいだろ常考……）
.　　　　　　　/　　 ﾊ !.!　　　　　　　 　 !
.　　　 　 　 /　　/　 ' ヽ 　 　 　 　 　 /
　　　　　　 ｌ　　　／/ ､ゝ　　　　　　 ／ ヽ_
　　　 　 ´｀ ー‐ '｀./　　｀ー､　　,－´　　/ 　 ＼　　　　　　　　　　……これは失敬。
.　　　　 ｉ　　　 　 ｉｉ　　 / ｀:.ｉ 　 ｉ´ヽ.　 /　　 　 ｀　 ､　　　　 　 　 必要だからではなく、純粋に興味からの質問ですよ。
. 　 　 , 'ｌ　　　　　ｌ.!　 /　　 ｌ 　 !　ﾊ　/　　　　　　　 ＼
　 　 / ,:|　　　　　| ヽ/　　　!＿'　　 V　　 　 　 ,　 ,　 　 ヽ.　　 　 バイクについてはそれなりに興味がありましたもので。
.　　/ / ｌ　　　　　|　　　　 /:.:.:.:ヽ　　　　　　　/　/　 ／　 ｉ
.　　!/　 !　　　 　 ｌ＼.　　 ｉ:.:.:.:.:.:.ｉ　　　　　 ／　/　 /　　　ｌ
　　/　　　　　　　 !　 ヽ.　 !:.:.:.:.:. !　 　 　 ´　　 !　 /　　 　 !

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　√'''''T-<'''" .＼`＼_ 　 　 　.　＼ 　 　 　'ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / |　 ｜ ＼ 　　＼　 `'''-..,_ 　 　_ ＼ 　 　 `ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !｜　｜　　＼ 　　ヽ 　 　 _,＞＜　　＼ 　　 ;;`,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜ ! .,,,_| 　 　　＼　　',..-''",..--''''T'7"-,_`,;, ,　';;;ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| .ﾊ 　 |`''''''''-　 `-.,_"＼"ﾍ.,　　ﾉｲ　　`t`,;;;;, ,;;;;;|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 !| ヽ'''''!<"(""ヽ　　 `''-.,＼ゝ--'" ! 　 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ .＼ '.,` ,`",_,) 　 　 　　`'ヽ〃 .｜ 　;;;i;;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |ヽヽ `''"　 , 　 　 　 　 　　　|　 　;;|;;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　`.＼ 　　` 　 　　 _　 　 　 ! 　 　|;;;;;;;／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 　 i'- ,_ 　 ￣￣ 　 　 ／| |　　];;;;／
　　　　　　　　　こんばんは、やらない夫。　　　　　　　 　 | i 　　|ヽ_　''-.,_ 　 　_,.-'"　 | | 　 |;;;;`ヽ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | | 　　|　 `'''--., T''" 　 　 　| ! 　.ﾊ,;;;;;;;;`i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | | 　　| 　　_,..-'",! 　 　　_,.-| ! 　/ .＼;;; .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | ! 　　!--イ 　　L.......--'"　 |/　/　 ／`'''''---.....,__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r''"::] !　　/:::/ 　 ／ 　＼ 　　　]|.|　!_／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`>.,_


　　　　　／￣￣＼
.　　　.／　　　_ノ　 ヽ
　　　 | 　　　 ⌒　　⌒
　　　 | 　 　 　（__人__） 　∫　　　　　　　　　　　　おお、呼び出して悪かっただろ、シオン。
　　　 |　　　　　｀⌒´ﾉ　∬　　　　　　　　　　　 　 依頼の話らしいから、座って一緒に聞いてくれ。
.　　　ヽ　　 　 　 　　} |￣|
　　　　　ヽ　　　　 ノ　|＿|）
＿＿__／　　　　　 ｲー┘ |
| |　　/　　/　　　 　_＿＿/
| |　 /　　/　 　 　　|
| |　（　　　￣￣￣⌒ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . |（●）,　　　､（●）､.:|　＋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
　　　　　　　　こんばんは、シオン君。　　　　　　　 　 　 　 . 　 |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　+
　　　　　　　　前回の"ラン"はいい手際だったね。　　　　　　 ＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　　　　　+
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　　　 　 _.､‐' ￣￣ ＞
　　　_.､‐'::::::_.､‐'::::: _._:::}
　　<＿ .､‐'::::::::::::::::{V_}|
　　 ＼__＼＿‐‐ ＜￣ ヽ.
　　　/ｌ　ﾄ､ ＼ 　＞＼　 ヽ　 　 　 　 　 　 　 こんばんは、ダディ。それは私ではなく、
　 　 ﾚ|_士_＼ X|__Ｔ .Y´::}　　　 　 　 　 　 　 やらない夫の情報収集が優秀だからですね。
　　　　 ﾄ､ｌ_j　＼!　|ｌ　|::::ﾉ
　　　　 |　ﾄ､' 一　 |ｌ　K
　　　　 |　|　＞ー' |ｌ　|:::}＿　　　　　　　　　　　　　……失礼、そちらの方は？
　　 　 ┤/ |／^く_ |／::::::::::: >､
　　 /::::::::ﾉ:::}‐‐I　V:::::::::::::::/::::::>､
.　 ∧::::/:／　　ﾚ:::::::::::::::::::ヽ::::|| ﾚへ._
　/_/::::{ ﾄ､　 l　|‐‐:､:::::::::f:::::ﾍ:::>== '::::＼
./:::::::::::| ::: ＼ﾄ､|::::::::::::::::::|:::::::::|:::::::::::::::::::::}

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　 i　　　　　　ヽゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //´　　　 ／ ノ ｲl　　　　　　　､ヽ
　　　　　　こんばんは、綺麗なお嬢さん。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　 , ‐ィ ´ir'´〃',　　　　　　　ﾄl
　　　　　　……なるほど。やらない夫君もなかなか隅に置けないな。　　　　　　 {　 f三ﾐ'' ｱT ー-'ヽ　　　　 　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　!、´ /i　ヽ　　　 }､　　 　 /
　　　　　　　　私は――"シャア"とでも呼んでくれればいい。　　　　　　　　　　　　 ヽ　l´ .ﾉ　　 ｀ー 'ﾉ l　　　 l
　　　　　　　　ダディ君の"知り合い"だよ。　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _,. - Jｨﾍ. ｀､''__　 ヽ'ノノ　　 ,.人､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　／ヘ ﾍ　ｰ　　 ｀ィ＿ ／　　lヽ＼
　　　　　　　　君達に依頼を持ってくる人間、と言えば　　　　　　　　　　 　 　 l　　 _,＼　 /`ー,. ''_,.ゝ' 　 /　　 |　　　＼
　　　　　　　　これ以上の説明も必要あるまい。　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　r┴―┐'　r´-く　　　　ハ　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　l＿　　 !　 .|　　ゝ、　 /　 ヽ--
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r '´__,.)～┤　 !ーi　 ヽ /　　　 ｀７
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ /, -‐- ､ l　/i　 |　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　} '´ _, =-く┘'　　 l

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 [ シャア・アズナブル / ミスター・ジョンソン ]

┌─────────────────────────────────────────┐
│[※解説] - "ミスター・ジョンソン"　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　"ミスター・ジョンソン"とは企業の代理人の通称です。彼らは普通"偽名"を用います。　　　　　　 │
│　　彼らは"シャドウ・ランナー"に対して、仕事と報酬を準備する役目を担います。　　　　　　 　 　 　 │
│　　もうお判りですね？　彼らが依頼する仕事こそ―――"シャドウラン"なのです！　　　　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　企業は"自らの手を汚したくない仕事"を、"ミスター・ジョンソン"を介して　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　"シャドウ・ランナー"に依頼します。依頼を受けた場合"シャドウ・ランナー"は　　　　　 　 　 　 　 .│
│　　あくまでも企業に無関係の第三者として依頼を遂行します。代わりに法外な報酬を得るのです。 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　もしも"シャドウ・ランナー"が依頼に失敗しても、企業は一切関知しません。　　　　　　　　　　　　 │
│　　囚われても助けませんし、例え死体が街に転がってもそれはあくまで他人の骸です。　　　　　 　 │
│　　――― 企業には、絶対的に守らなければならない"企業イメージ"があるのです。　　　　　 　 　 .│
│　　"シャドウ・ランナー"という駒がどうなっても"知らぬ存ぜぬ"を貫くのは当然というものです。 　 　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　"ミスター・ジョンソン"は必要が生じない限り、自身の企業名さえ名乗らない事が殆どです。　 　 .│
│　　依頼の内容などによっては、容易にそれが推察できてしまうことも儘ありますが、 　 　 　 　 　 　 │
│　　彼の方から企業名を明かさぬ限り、知らぬ振りをするのも"シャドウ・ランナー"の努めでしょう。...│
└─────────────────────────────────────────┘

　 　　 ／￣￣＼
　 　／　　 _ノ　　＼
　 　|　　　 （ ー）（ー）　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾗ ﾝ ﾅ ｰ
.　 　|　　　　 （__人__）　　　　　　　　ただの同じ"仕事仲間"です。
　 　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　 　 意味深なことは何もありませんよ。
　 　.ｌ^l^lｎ　　　 　　}
.　　 ヽ 　 L　　　 　
　 　　ゝ 　ﾉ　　　ノ}　　　　　　　　　　　……手を出したら１．５秒で刻まれて死ぬ自信がありますね。
　 　／ 　/　　　 ＼
　 ／　 /　　 　 　　＼
. /　　/　　　　　　|ヽ、二⌒)､
　ヽ＿＿ﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　j
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　 ﾉ八　:|、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 　/　/:ノﾉ　 ＼!ヾ丶　　　　　 　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　 /　!:/彡ｲ　 __＿ゝ＼＼ゝ　　　　　 ﾉ
　　　　そ、それは大変優秀なお嬢さんだ。 　 　 　 　 　 　 　 　 ｛　 i　l ﾘ;;;;;;;;;;;`´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミﾐ　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼｛ {ゝi;;;;;;;;;/iヘ､;;;;;;;;;;;;;;;/´（　　 　 ./
　　　　　　ところで仕事の話はもう一度、　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ゝヽ∧ｰ''　j__,　`ー‐‐′ノﾉ7 　　{
　　　　　　最初からするということで宜しいだろうか。　　　　　　　　　 ） ﾍ　　__｀　　　　u ゝ､ソ　　　ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(（　ﾍ 　　_　￣　 ,.､_ (（　　　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __＿＿つハ　　　　　 //へヘ）　}イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ', 　 　　彡　i｀ー‐＜//:::::ｰ=ニソ八
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　　　ヽ,ト、＿__//:::::「x:x:x」(　て
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ', 　 　　　!　　　//:::::::::￣￣::::)）ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣/ﾍ 　', 　 　 　ｌ 　　//:::::::::::__,,､=＝＜_＿ 　 　 　 ..,,､､、 ,､

　　　　　　　　　　　,,-'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
　　　　　　　　　　/:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;,;,_;,;_;,:l、
　　　　　　 　 　 /;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.;,_;,-''´: :ヽ､ヽ!
　　　 　 　 　 　 !;,;,;,;,;,;,;,:.;,;／ :i､: : i､;,_: :` ､`､
　　　　 　 　 　 l;,;,;,;,;,;,;,;／: ,;,l､l l : :! ヽl: : : lヽヽ
　　　　　　　　/;,;,;,;,;,;,;/: i /: :!_l!_l: :l　iヾ!､:i､:! ヽ!
　　　　 　 　 /;,;,;,;,;,;,/ : :l: : :/f¨ヽV　 `’l!l lヽ!　　　　　　　　はい、お願いします。
　　　　 　 　 `ｰ-､;,;!: : : l : /l `ｰ′　 　 /: l
　　　　　　　 　 　 `! : : : !;〈: :ヽ`` 　 '´/`､: !
　　　　　　　 　 　 └-;,_: : :/ﾄ､:`.､┬''′　ヽ!
　　　　　　　 　 ,,--i''´: : `/l　`ヾｰヽ!ヽ、
　　　　r'''! ,r‐'7’: : _,;-'''¨''i:.ヽ、 /`v'7:.:.l
　　 /`ヾ! !l: : :¨i‐''´;,;,;.:.:.:.:.l;,:.:.:`’''! :ヾ､/`!

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , -――‐―‐ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　､､､ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　 i　/"ヽ,　　　､ ゛゛゛　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ　人( ヽ　l从l i　) 　 　　|
　　　　うむ、承知した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈　 |￣｀‐´￣|￣ﾚ'　r ､　〈
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .＼i､__/~ゝ､_|__人i　| /　/
　　　　　　では単刀直入に訊くが、シオン君は　　　　　　　　 　 　 　 | 〈-, 　 　　　|ﾉ「"　〈
　　　　　　"デキル・システムズ"という会社をご存じだろうか。　　　 λ　―-　 irー┴､　 L_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ. ゛　　∥　　　ζ (
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r--┴┬‐´|| 〔￣i　゛Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ　　「'-―'》　￣-=┴i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 》 |ﾉ　　 〃 〃´ ｀ー-￣゛｀

　　　　 　 _.､‐' ￣￣ ＞
　　　_.､‐'::::::_.､‐'::::: _._:::}
　　<＿ .､‐'::::::::::::::::{V_}|
　　 ＼__＼＿‐‐ ＜￣ ヽ.
　　　/ｌ　ﾄ､ ＼ 　＞＼　 ヽ
　 　 ﾚ|_士_＼ X|__Ｔ .Y´::}　　　　　　　　　　……存じませんね。
　　　　 ﾄ､ｌ_j　＼!　|ｌ　|::::ﾉ　　　　　　　　　　有名な会社なのですか？
　　　　 |　ﾄ､' 一　 |ｌ　K
　　　　 |　|　＞ー' |ｌ　|:::}＿
　　 　 ┤/ |／^く_ |／::::::::::: >､
　　 /::::::::ﾉ:::}‐‐I　V:::::::::::::::/::::::>､

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　''''''　　　 ''''''　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │:::::::（ー）,　　､（ー） l
　　　　少なくとも世間レベルでは全くの無名だね。　　　　　　　　　　　│/') 　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,, │　＋
　　　　知らないのも当然といえば当然かな。　　　　　　　　　　　　　　　/‐:::　　｀-=ﾆ=- '　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,,l ;! |:::＿＿__＿＿/ 　　　　+
　　　　　　だけど、企業で小型端末関係に携わる人なら　　　 , -‐'ﾞ゛　i::.. 　| .ヽ/;ヽj!　`‐-､_ 　+
　　　　　　それなりの知名度はあると思っていい。　 　 　 　 　 l 　　　 ﾉ::.　.:|、 .ヽ,:ヽ|　　 <゛~ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,:''`` ''"ﾞ.|;;:‐''ﾞ|.ヽ、 ヽ;::|　　 /　 .|ﾞl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,:　　　　 ヽ::il;;!　　ヽ､ヽ|　　/　　 | :|

　　　　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　 　 　 　 　 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;;;;;::;;;:::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::: :::::::::: :::::::::: ::::: ::: ::: :: : :　:
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　　　／　　　　　 　,_, 　 　　　　　　　　 　 ',
　　 /　　　　　　　（ l ､　　　　　　　　　　　 ',
　　 l　　　 　　,i､/ 〉ヽ!ヽ、ヽヾ　 　｀ヽi　　　l
　　 l　 　 i　, ノ ﾊ( ､ ,-‐..'´｀ｿ'｀ヽ　i ﾘ　　 /
　　│　　i、l=‐':´｀"ﾞ:::::::::::::.　　: ﾉノ/､　　/
　　 | i i |/::｀ :: ::::::::,i ヽ ;::::::..　 .:: l l　 l 　 ヽ 　 　 　 "デキル・システムズ"は芝浦の中小企業の中でも、
　　 l ヽゝ l:::　::: :::/ |　　｀' ､::: -'´j l' /　　　）　　 　 それなりに力も業績も持った会社だった。
　　 ヽ、ヽ ｀ ､､:::/　 !､-　　　　　ゝ,l '　　　/
　　　　ﾞ''- ､ﾐ ',　　　_,　- ‐-　　　/r, ､　｀（ _.　　　　 　 小型端末のシステムを中心に開発している企業でね。
　　　　 　 _ﾉヽ＼　　　 -　　　　, '//　＼　　 ）　　　　　どこの大企業の傘下にも入っていないが、
　　　　　　 ｀ｦ.　 ＼　　　 　 ／ // 　　　｀''‐'-,　　　　 .逆にどこの企業からも安価に開発を請け負うスタンスを貫いていた。
　　　　,　=＝l ,　　l ｀　- ‐ '　　// 　　,---､ /
　 , , ' '´　　　!li　　ｌＬ. 　　, - ' 7/　　 |=000| ）　　　　　　　故に敵はそれほど多い会社ではなかったと思う。
／/　　　　　　｀ﾞﾞﾞ_)|　｀' '´　　 l（　　　 ﾞｰ ' ´く
ヽ.ヽ、　　　　　　　 l　　　　　　ヽ >　　　　　　l

　　　　 　 _.､‐' ￣￣ ＞
　　　_.､‐'::::::_.､‐'::::: _._:::}
　　<＿ .､‐'::::::::::::::::{V_}|
　　 ＼__＼＿‐‐ ＜￣ ヽ.
　　　/ｌ　ﾄ､ ＼ 　＞＼　 ヽ
　 　 ﾚ|_士_＼ X|__Ｔ .Y´::}
　　　　 ﾄ､ｌ_j　＼!　|ｌ　|::::ﾉ
　　　　 |　ﾄ､' 一　 |ｌ　K　　　　　　　　　　ふむ、なかなか立派な会社ですね。
　　　　 |　|　＞ー' |ｌ　|:::}＿　　　　　　　　しかし敵が少ない会社は、それだけ"私達"と縁遠そうなものですが。
　　 　 ┤/ |／^く_ |／::::::::::: >､
　　 /::::::::ﾉ:::}‐‐I　V:::::::::::::::/::::::>､
.　 ∧::::/:／　　ﾚ:::::::::::::::::::ヽ::::|| ﾚへ._
　/_/::::{ ﾄ､　 l　|‐‐:､:::::::::f:::::ﾍ:::>== '::::＼
./:::::::::::| ::: ＼ﾄ､|::::::::::::::::::|:::::::::|:::::::::::::::::::::}

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾚ/　　　 　 　 　 　 　 ﾉ　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'　　　　　　　_　　 ／ ／l |
　　　　実際、縁遠かったのだろう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　 ,.'",,. '"／ '´　/ ﾊ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l.　　　,. --'´、___l/_,.-‐'ｰ-.､ヽ、
　　　　会社が業績を伸ばすペースを落とさなかった理由の一つに、　　　　　　　　　　ヾ　 /::::::::::::::::ﾞY｀ﾞl:::::::::::::::::::::｀::..､
　　　　"敵を作らず、妨害されなかったこと"が挙げられるのは間違い無い。　　　　　　ヽ l::: :: :: : : ::j:i　ヽ:: : : :: : : ::::::::l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,.--､::::::::::::／,:　　 ＼:::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/,'.　　 ヽ￣´__/　　　　 ｀''ｰr‐'´ﾉ
　　　　　　無論"我々"としても彼らに対して"影"から　　　　　　　　　　　　　 .　 　 　 / .l　　,.-'￣､　 ゞｭ､,.　　　ゝ三彡,
　　　　　　アクションを取るつもりなど無かったのだが。　　　　　　　　　　　　　　　　.i　.,'-‐‐‐'ﾞ-..､_＼　ｰヽ‐-　　ヾﾆ-'＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .r'ﾉ'ﾞ　　　 ,＿'ｰﾉｰ-ヽ‐'ﾘ　　　 ,.ｨ':: ::,,:
　　　　　　――儘ならぬものだな。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　j/ ＿,,.ノー--､　 ,.ｨ'"ﾞ'､/-‐''",,..-‐'"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/{　　　＿　　　 Yﾞ､::::::/;'／´ヾミﾆ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　 /　)　‐'´　 ｀ｰ-､_､ノ:／:;'　l　　　　 ﾉ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 ヽ　　　　　　 ﾉ::ヽ':::::;'　 :､　　.／.　ヽ

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　:::..:.............:::::.:.::.::.::::::;　　　.::.:::::::.::.::　　　　　　　:::::.::.::::::　　　　:::::::::::::::::::　　 ......::::::::::::::　..:::..:
＿＿＿＿＿______,,,;　___＿＿;;,＿___ ;..、＿＿＿＿＿_、,,;-　－、＿＿____,,;＿＿___＿＿,,＿
＿＿;;, ＿＿＿＿＿____＿,, ＿__;;,_ ＿＿,, ＿＿＿___,, _≡ ≡） ヽ　　)＿,,、＿___,; ＿_____,,
)＿＿＿＿＿＿,,,＿＿,;;,＿＿＿＿＿＿,,;__＿__＿__＿（､ '一　*ノヮﾟ爪ﾘ＿＿＿,,; ___＿__＿)
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￣￣￣￣|　|￣''"￣￣|　|￣￣￣'|　|''""￣＜/　　　/､＞　 /　 |/ /l ＿＿,, ￣|　|￣~￣""
───;;,.:i　,i────i　i─;─:: ,,i　i;,.── /ゝー ノ　/⊇_/ 　/_ノ〈 　,,／》 ≡=-　─,,;─
　　　　　　;;,;"";　　;..;,,; ''''　;;,,;. ""　"~;　,,;,.　（('~='~(）< ( ＿＿ノ　二ﾉ ＿／ 　≡=-　";;;,, ;''
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ヾ|:|￣丶~（　ヽノ＼＼／　　　　≡=-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　__.,(⌒‐| 　＼　＼ ＼＼/|―‐、≡=-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　/___/ -|:| ヾ　　＼　）　(,,/:/~ヽ::|　≡=-
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　 ||:::| / |:|　ヽ　　（､/　..||:::| 　　i:::|　≡=-　ﾌﾞｵｵｵﾝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 　　 　 ||:::| | |.|:::|ノ ﾚｲﾋﾟｱ 　 ||:::| ｌニ i:::|　≡=-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ||:::|ヽ_ﾉ / ￣￣￣￣ ヾ;;;;ゝ_ノ::/　≡=-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ヽ;;;;;;:ノ　　　　　　　　　ヾ:;;;;;ノ　　≡=-
　　　　　'i,二二二二二'i,　　　　　　　　　　'i,二二二二二'i, 　 　 　 　 　 　　'i,二二二二二'i,

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　　　　あの社長を亡くしたことは、返す返すも惜しい。
　　　　仕事ができ、人柄はよく、人脈も強い。まさに"できる"男の典型だった。

　　　　……極端に女好きすぎる、という多少の瑕疵はあったがね。
　　　　だがそれも愛嬌と思えば可愛いものだ。


　　　　　　社長・社員ともに残業をせず、週末の二日は必ず休暇を取り、
　　　　　　主に休日には趣味のツーリングを楽しんでいたそうだ。

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　　　　　　　☆　　　　　　。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　ﾟ　　　　　　　　　　　ﾟ　　　　　☆　　　　　 ・　　　　　　　　ﾟ
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　　　　　＿ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　|　　　　　　／＼　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　／
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　　　　　　――― だが、不幸があった。

　　　　　　前日に爆発物を用いたテロがあった道路を、
　　　　　　そうとは知らず、いつものツーリングコースとして利用したそうだ。


　　　　　　　　注意を喚起する立て札は幾つもあったそうだが、
　　　　　　　　夜間ということもあって気づかなかったのかもしれない。

　　　　　　　　爆発の跡地、コンクリートの割れた路面に掬われ、バイクは転倒。

　　　　　　　　同乗していた女性は奇跡的にも無傷だったのだが、
　　　　　　　　社長はガードレールに衝突し、頚椎を骨折―――即死だった。

	70 名前なんて無いだろ 10/05/08 21:17:06 ID:Mafzdnr7 できる夫も亡くなってるのか……。

　　　　　　 　 　 /;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.;,_;,-''´: :ヽ､ヽ!
　　　 　 　 　 　 !;,;,;,;,;,;,;,:.;,;／ :i､: : i､;,_: :` ､`､
　　　　 　 　 　 l;,;,;,;,;,;,;,;／: ,;,l､l l : :! ヽl: : : lヽヽ
　　　　　　　　/;,;,;,;,;,;,;/: i /: :!_l!_l: :l　iヾ!､:i､:! ヽ!
　　　　 　 　 /;,;,;,;,;,;,/ : :l: : :/f¨ヽV　 `’l!l lヽ!　　　　　　　それは残念な話です。
　　　　 　 　 `ｰ-､;,;!: : : l : /l `ｰ′　 　 /: l
　　　　　　　 　 　 `! : : : !;〈: :ヽ`` 　 '´/`､: !　　　　　　　　　　……しかし、"社長が亡くなった"ことと
　　　　　　　 　 　 └-;,_: : :/ﾄ､:`.､┬''′　ヽ!　　 　 　 　 　 　 "私達の仕事が増える"ことの、接点が判らないのですが。
　　　　　　　 　 ,,--i''´: : `/l　`ヾｰヽ!ヽ、
　　　　r'''! ,r‐'7’: : _,;-'''¨''i:.ヽ、 /`v'7:.:.l
　　 /`ヾ! !l: : :¨i‐''´;,;,;.:.:.:.:.l;,:.:.:`’''! :ヾ､/`!

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ィ　　　　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　 i　　　　　　ヽゝ
　　　　うむ、その辺をこれから説明しよう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//´　　　 ／ ノ ｲl　　　　　　　､ヽ
　　　　先程も申し上げたがこの社長、大変な敏腕でね。　　　　　　　　　　　　　　l　　 , ‐ィ ´ir'´〃',　　　　　　　ﾄl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{　 f三ﾐ'' ｱT ー-'ヽ　　　　 　 ﾉ
　　　　この社長あって会社は急成長できたわけだが、　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　!、´ /i　ヽ　　　 }､　　 　 /
　　　　逆を言えば社長が居なければ回らぬ会社でもあった。　　　　　　　　　　　　ヽ　l´ .ﾉ　　 ｀ー 'ﾉ l　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,. - Jｨﾍ. ｀､''__　 ヽ'ノノ　　 ,.人､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　／ヘ ﾍ　ｰ　　 ｀ィ＿ ／　　lヽ＼
　　　　　　社長が死んだことで、当然誰かが会社を継ぐわけだが、　　　　　　l　　 _,＼　 /`ー,. ''_,.ゝ' 　 /　　 |　　　＼
　　　　　　重役にも、そして社長の身内にもその器の者が居らぬ。　　　　　　|　r┴―┐'　r´-く　　　　ハ　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　l＿　　 !　 .|　　ゝ、　 /　 ヽ--
　　　　　　誰が社長に替わっても、既に他企業から引き受けている　　　　　 r '´__,.)～┤　 !ーi　 ヽ /　　　 ｀７
　　　　　　プロジェクトの半数さえ終わらせることは不可能なようだ。　　　　 / /, -‐- ､ l　/i　 |　　 /　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　} '´ _, =-く┘'　　 l　　/　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　'' 　 , ィ　　　　 !　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ ‐ ´ ノ　　　　 | /

　　　　　　 ., ──‐､
　　　　　 ／　　　　　＼
.　　　 　.|　　　　 _ノ　　ヽ
　　　　　| 　　　 （ ●) (●)
　　　　　| 　 　 　 （__人__） , -―ーっ
　　　 　　|　　　　 ｀ ⌒´ﾉ （ ゝ彡￣
.　　　　　 ﾝ　　 　 　 　 } ﾞ|￣'|　　　　　　　社長が有能でも、社員が有能とは限らない。
　　　 ／⌒ヽ､ 　　　 ノ　 .|,　 |　　 　 　 　 求められるものが大きいだけに、相応でなければ社長に据えられない。
＿＿/　　　ﾉ ＼_ィ ´ー‐ｨ'　　 ∫
| |　 /　　 /　　　　r_＿＿__ ∬　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾍｯﾄﾞ
| |　/　　 /　 　 　 |i　　　 ┌‐┐　　　　　　　　元が有能であればあるほど、頭を失った会社は落ちていくだけだろ。
| | （　〆⌒'──r─≒､.（(| 　 |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣└‐┘￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . | ,:=・=:､　　,:=・=:､,､.|　＋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
　　　　しかも傑作なのことが、４日前にあってね。　　　　　 　 　 . 　 |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　+
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　　　　　+
　　　　　　なんと社内セキュリティが全部自動で入れ替わって、　,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
　　　　　　社員が誰も会社に入れなくなってしまった。　　　 　 　 :　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

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　　　　　　　　　 ヽ~~￣￣￣￣ ,二　|
　　　　　　　　　　ヽ／ヽ＿,,-''川川　|
　　　　　　　　　 ,イベ, i 川 | ／ヽ ） |
　　　　　　　　　i''''-,,,_＼　／_,,,,,-ｯ'-i
　　　　　　　　　 {≡　 '''二'''≡　,ｲi　 ）
　　　　　　　　　 ヽ≡;ノl　lヽ≡ノ i i ヲ　　　　　　　会社に
　　　　　　　　　　 iヽ　ｃUっ　　ｒ l ﾚ |
　　　　　　　　　　 .i ｒ==≡=='''ヽ 人 | 　　　　　　　　入れませんっ・・・・！
　　　　　　　　　　　i L二ｴ二,,フ/　i |
　　　　　　　　　　　 | u　平　 　/　 i |
　　　　　　　　　　　 L＿＿＿ /__,-''',''ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　＼__,,-''' ／　≡ヽ
　　　　　　　　　　　　　　K~　 ／≡≡≡≡ヽ
　　　　　　　　　　　　　　|ii入/ ≡≡≡≡≡ヽ
　　　　　　　　　　　　　　|/／≡,,-'''≡~ヽ、≡ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ／≡　/　　'≡≡ ヽ≡ i
　　　　　　　　　　　　 /≡≡≡ｒ''~~~~~'''-,,, i≡ i
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　 ｉ　　　　　　　 ／／　/
　　　　はっはっ、あれは確かに傑作だった。　　　　　　　　　　　 .　　　　 　 　 i ! 　 　 　 _∠／ 　 /／　＿/∠　 ハ
　　　　私も聞かされた時は久々に腹を抱えてしまったよ。　　　　　　　　　　　从　 　 .::´::::::::::::｀:く⌒Y´::::::::::::::::::｀:.くﾊ
　　　　これも社長の"遺産"と呼ぶべきなのかね？　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ 　i:::: : :. 　.:.::::::}　 !:::::::: : : : : .:.::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ V: : :::.: : :.:::ﾉｉ　 ＼::: : : :.:.:. :.:.::::::i
　　　　　　――社長は不定期に社内のセキュリティを変更していたらしく　　　 ｘ‐r‐‐ﾍゝ:::::: .. イ ,′　　ヽ:.:.:.::::::.:.::::..ｲ
　　　　　　ちょうどその日に予め「全交換」がセットされていたようだ。　　　　 /　 ｉ : 　 ）ﾊ.二. __/　　　　　　 ー‐=彡'ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　 　 　 / 　 ｉ: : ｰ=彡ﾍ.　　｀丶::.　　　　 ､ ＞=彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 ｉ,ﾆ≠-=ミ.._ヽ　　ｰ=､=‐　　　ゝ-=彳
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ!　 ／　　　　　{__ﾉ､＼.　 ｰ）　　　 . : : : :.`ー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　 i　i／　　 ,,.-‐ー一'　 ｀Ｔヽ´/　 　 ..イ :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　 　 / 〈_,.. -‐''"´ ￣｀ヽ　/

　　　　 ／￣￣＼
　　　／　　 _ノ　　＼　　（ ;;;;(
　　　|　　　 （ ─）（─　　) ;;;;)
　　　|　　　 　 （__人__）　/;;／
.　　　|　　　　　　　　ﾉ　l;;,´　　　　 　 それはもう、
　　　 |　　　　　∩ ノ)━・'　　　　　　 間違い無く倒産するだろ。
　　／　　　　／ ＿ノ´
　 (.　 ＼ ／　.／ 　 │
　　＼　 “　／_＿_|　 |
.　　　 ＼／ ＿＿＿ /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　''"　 　 ｀`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 　 　 　 　 　 ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　f´ 　 ,　　､_　　 　 　 ヽ
　　　　ああ、疑いようもないね。　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,ﾉ　　 { ﾝ'':.￣:.V!　い 　}
　　　　何しろ達成できないプロジェクトが山積みだ。　　　　　　　　　　　! 　 .ｒ''.:;へ:::.__;ﾉL、リ　(
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !_　 .!:::ﾉ 　 　 　　'ﾌｨ　 ﾍ
　　　　供給相手が多い会社程、背負っている責任も大きい。　　　　　　 ﾞｰﾍ! ｀,.-‐　　,.ｒ== ､　 ヽ、
　　　　納期を達成できない違約金で、総てを失うだろうな。　　　　　　　　　　心、　 ／∥　 L べ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r＝ﾞｯ￣ﾚ'"∥
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ､　 ｀`i

　　　　　　　　　　　　_______
　　　　　 _,,,-‐'''¨¨￣:.:.:.:.:.:,!
　　　,,-'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
　　/:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;,;,_;,;_;,:l、
　 /;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.;,_;,-''´: :ヽ､ヽ!
　 !;,;,;,;,;,;,;,:.;,;／ :i､: : i､;,_: :` ､`､
l;,;,;,;,;,;,;,;／: ,;,l､l l : :! ヽl: : : lヽヽ　　　　　　……でも、勿体ないですね。
/;,;,;,;,;,;,;/: i /: :!_l!_l: :l　iヾ!､:i､:! ヽ
;,;,;,;,;,;,/ : :l: : :/f¨ヽV　 `’l!l lヽ!　　　　　　　 　 会社の中には、まだ完成させて世に出せば
ｰ-､;,;!: : : l : /l `ｰ′　 　 /: l　　　　　　　　　　安くないお金に変えられる財産が沢山あるのでしょうに。
　 `! : : : !;〈: :ヽ`` 　 '´/`､: !
　 └-;,_: : :/ﾄ､:`.､┬''′　ヽ!
,,--i''´: : `/l　`ヾｰヽ!ヽ、
7’: : _,;-'''¨''i:.ヽ、 /`v'7:.:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／''''''　　　'''''':::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 . |（●）,　　　､（●）､.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 . 　 |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／
　　　　まったくもって、その通り。　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
　　　　だからシオン君達に話が行くことになったわけだ。.　　　 :　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

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　　　　　　"デキル・システムズ"は毎月更新で外部の警備会社と契約していた。

　　　　　　一通りの外部セキュリティを利用して、その実用レベルを判断。
　　　　　　さらには毎月ごとに契約料を相手に提示させ、都合の良い所と契約していたようだ。

　　　　　　――― 全く、したたかなことだな。


　　　　　　　　社長が逝去し、会社が今にも潰れそうだとしても、警備会社には関係の無い話だ。
　　　　　　　　死に行く対象と知りながら、彼らは忠実に『建物』を守っている。

　　　　　　　　故に"これまでは"遺産が眠ると知りながらも手を出すことはできなかった。
　　　　　　　　社長自ら実力を確認して契約していただけあって、なかなか堅牢でね。

　　　　　　　　だが、その更新料も今月は支払われることがない。
　　　　　　　　会社に払う余裕が無いのは勿論、更新契約する相手の選定が白紙のまま急逝したからだ。
　　　　　　　　故に"デキル・システムズ"は今月の末日２４時を以て、極端にセキュリティ・レベルが低下する。


　　　　　　　　　　監視員がいないのは勿論、警備ドローンも総て撤去される。
　　　　　　　　　　仮に警報が鳴ることがあっても、通報はどこの会社にも届かないだろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾚ　　　　　　j　　　　 　 　 　 　　 　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　　　　 ﾉ八　:|、　　　　　　　　 　 i
　　　　――チャンスは最大限に生かす、それが私の主義だ。　　　　　　　　　　　　　　/　 　/　/:ノﾉ　 ＼!ヾ丶　　　　　 　 　 }
　　　　先方から緩められたドアを開けることに吝かではない。　　　　　　　 　 　 　 　 ,'　 /　!:/彡ｲ　 　＿ゝ＼＼ゝ　　 　 　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｛　 i　l ﾘ´ﾆfｧヾ｀ ｰ=ヱｵ ゝミﾐ　　　　 /
　　　　回収願いたいのは、社長室の金庫に収められている内容物総て。　　　　　　 ＼｛ {ゝi　　　 i　　　　　　　.（　　 　 ./
　　　　万が一空であっても、その旨を報告貰えれば構わない。報酬も出す。　　　　　　 ゝヽ∧ 　　j__,　　　　 　 ノﾉ7 　　{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　） ﾍ　　__｀　　　　　ゝ､ソ　　　ﾘ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾗ ﾝ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(（　ﾍ 　　_　￣　 ,.､_ (（　　　 ﾉ
　　　　　　君達は二人で"仕事"をやっていると聞く。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __＿＿つハ　　　　　 //へヘ）　}イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ', 　 　　彡　i｀ー‐＜//:::::ｰ=ニソ八
　　　　　　差し当り、こちらで 20,000新円を容易させて頂いた。　　　　　　　　　　　　　 ',　　　　ヽ,ト、＿__//:::::「x:x:x」(　て
　　　　　　これで引き受けて貰えないだろうか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ', 　 　　　!　　　//:::::::::￣￣::::)）ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣/ﾍ 　', 　 　 　ｌ 　　//:::::::::::__,,､=＝＜_＿ 　 　 　 ..


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!｜　｜　　＼ 　　ヽ 　 　 _,＞＜　　＼ 　　 ;;`,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ ! .,,,_| 　 　　＼　　',..-''",..--''''T'7"-,_`,;, ,　';;;ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | .ﾊ 　 |`''''''''-　 `-.,_"＼"ﾍ.,　　ﾉｲ　　`t`,;;;;, ,;;;;;|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!| ヽ'''''!<"(""ヽ　　 `''-.,＼ゝ--'" ! 　 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　（１人\10,000！ 受けるしかない！）　　　　　ヽ .＼ '.,` ,`",_,) 　 　 　　`'ヽ〃 .｜ 　;;;i;;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|ヽヽ `''"　 , 　 　 　 　 　　　|　 　;;|;;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾗ ﾝ　　　 　 　 　 　 |　`.＼ 　　` 　 　　 _　 　 　 ! 　 　|;;;;;;;／
　 　 　 　 　 ――受けましょう、その仕事。　　　 　 　 　 | 　 　 i'- ,_ 　 ￣￣ 　 　 ／| |　　];;;;／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| i 　　|ヽ_　''-.,_ 　 　_,.-'"　 | | 　 |;;;;`ヽ,　　　ｷﾘｯ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| | 　　|　 `'''--., T''" 　 　 　| ! 　.ﾊ,;;;;;;;;`i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| | 　　| 　　_,..-'",! 　 　　_,.-| ! 　/ .＼;;; .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ! 　　!--イ 　　L.......--'"　 |/　/　 ／`'''''---.....,__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r''"::] !　　/:::/ 　 ／ 　＼ 　　　]|.|　!_／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`>.,_

　　　　　 ／￣￣＼　（ ;;;;(
　　　　／ ._ノ　　ヽ､＼) ;;;;)
　　　　|　 （●）（●）/;;／
　　　　|　　（__人__）l;;,´|
　　　　|　./´ニﾄ━・'　.ｌ
　　　　| .l　_ニｿ　　　 }
　　　　 /ヽ､_ノ　　　 /　　　　　　　　　　　　　…………。
　 　 __/　　/　　　 ノ__
　　/ /　　/　　　　　　 ｀ヽ.
　 /´　　./　　　　　　　,.　 ヽ.
　 ﾄ､＿,/.　　　　　　　｜､　 ヽ
　　 ｜　　　　　 　　　｜/　 /


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　　　　　　　　　 ／　　　　_ノ ＼
　　　　　　　　　 |:::::: 　 　 （ ─） ）
　　　　　　　　 .　|:::::::::::　　 （__人)
　　　　　　　　　　|::::::::::::::　　｀⌒´ﾉ　　　　　　　　　　....,:::´,　.
　　　　　　　　 .　 |::::::::::::::　　　　} 　　　　　　　　　....:::,,　　..
　　　　　　　　 .　 ヽ:::::::::::::: 　　 } 　　　　　　 　,）:::::::ノ　.　　　　　　　―――シオン。
　　　　　　　　　　　ヽ::::::::::　　ノ　　　　　　　　（:::::ソ:　.　　　　　　 　 済まないが少しの間、黙ってるだろ。
　　　　　　　　　　　 /:::::::::::: く　　　　　　 　　,ふ´..
　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::: ＼ 　　　　　 ノ::ノ
　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´

. 　 ._／:.　　　　　　　　　_,ノ‐''"乏:::::::::/′
　　　＼ ゝ　_　　　_,､-''´:::::::::::::c|C:::::/
　　 　 /＼ー-r::''´::::::::::_;;:､:-─￢ｰく
　　　/ | 　｀lｰ斗r‐ィく´￣　＼ ヽ ﾍ ﾊ
.　　 .i /| 　 l| /|l　＼＼＼　ヽ_ ヽ　 ﾞ,. i
　　　|,ﾞ∧　 l|{　!　 　 ヽﾄ,.ｨfcｧK　`､ i.zU
. 　 . |//lﾊ 下､扞ｔ:ｫ､　´'ヾ-~V＼　ｿ!:ｊ　　　　　 　 　 （！）
　　　!《 { ∧ト∧ゞ'´　,　　　　ﾊ　 ヾﾝﾉ　　　　　　　　　―――失礼しました。
仁ﾍ--､Xﾞ￣{｀ミヘ､_ 　､ z ,.ｲ|ﾘ|　 仏
戈__厶{　　_人__ミ{ 　{＞'´　 収|;　|ﾊ　　　　　　　　　　　　申し訳ありません、シャアさん。
　　　,ﾑイノ_　::::Ⅵﾄ､＼__ ,／　|ｌ ﾘ`ｰ-､　　　　　　　 　 　 当チームのリーダーはやらない夫なので、私の発言は撤回願います。
　　　　〉斗‐〉〉　::::V小／云､,_　|ｊ/ﾍ::::::::|
　　　/イ‐'//　　.:::::V⌒ヽハ/＼|ll ￣`'く

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　 　,_, 　 　　　　　　　　 　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　（ l ､　　　　　　　　　　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　 　　,i､/ 〉ヽ!ヽ、ヽヾ　 　｀ヽi　　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　 　 i　, ノ ﾊ( ､ ,-‐..'´｀ｿ'｀ヽ　i ﾘ　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　i、l=‐':´｀"ﾞ:::::::::::::.　　: ﾉノ/､　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | i i |/::｀ :: ::::::::,i ヽ ;::::::..　 .:: l l　 l 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l ヽゝ l:::　::: :::/ |　　｀' ､::: -'´j l' /　　　）
　　　　　（ほぉ…）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、ヽ ｀ ､､:::/　 !､-　　　　　ゝ,l '　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ''- ､ﾐ ',　　　_,　- ‐-　　　/r, ､　｀（ _
　　　　　ああ、構わないとも。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ﾉヽ＼　　　 -　　　　, '//　＼　　 ）
　　　　　やらない夫君のほうで判断頂ければと思うよ。　　　　｀ｦ.　 ＼　　　 　 ／ // 　　　｀''‐'-,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　=＝l ,　　l ｀　- ‐ '　　// 　　,---､ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , , ' '´　　　!li　　ｌＬ. 　　, - ' 7/　　 |=000| ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／/　　　　　　｀ﾞﾞﾞ_)|　｀' '´　　 l（　　　 ﾞｰ ' ´く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ.ヽ、　　　　　　　 l　　　　　　ヽ >　　　　　　l



　　　　 　＿＿
　　　 .,／,-､　 ＼
　　／ ﾉ:/　ﾉfヽ.. ＼
　　|　/:/　/...|　|　　|　　　　　　　ええ、それでは不肖、私の方から……。
　　l　ﾚ　./..ノ .,''´}　i
　　l　　　' ´ .〃 /　|
　　ヽ.　 　 　.　〈　.ﾉ
　　　 ＼.,_　　._ﾉ /
　　　 　/　　/　 ヽ
　　　 ./　　/　　　|
　　 　i　.／　　.　 |



　　　 ＿　　[][]
　　　|　 |
　　　|　 |＿＿ 　　　 ／￣￣＼
　　　|　 ＿＿_|　　／　　 _ノ　　＼
　　　|　 |　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　|　 |　　　　　|　　　　 （__人__）
　　　 ￣　　 　 　 .|　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }　　　　　　　　幾つかこの依頼に関して、質問や提案などをさせて頂きたく存じます。
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }　　 　 　 　 　 宜しいでしょうか？
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_　　　　　 ＿＿　　　　　　　　　　　　　　（← [交渉]技能 ６ + 魅力 ５ ）
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､　　　|＿＿|
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!　　　　　　　　　　／＼
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|　　　　　　　　／　／
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::　　　＿＿_／　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＿＿＿／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 （ l ､　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　 　　,i､/ 〉ヽ!ヽ、ヽヾ　 　｀ヽi　　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　 　 i　, ノ ﾊ( ､ ,-‐..'´｀ｿ'｀ヽ　i ﾘ　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　i、l=‐':´｀"ﾞ:::::::::::::.　　: ﾉノ/､　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | i i |/::｀ :: ::::::::,i ヽ ;::::::..　 .:: l l　 l 　 ヽ
　　　　（な、なんだこのプレッシャーは……！　　　 l ヽゝ l:::　::: :::/ |　　｀' ､::: -'´j l' /　　　）
　　　　　　　　　 　 　 　 ええい、狼狽えるな！）　　 ヽ、ヽ ｀ ､､:::/　 !､-　　　　　ゝ,l '　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ''- ､ﾐ ',　 　 _,　- ‐- 　 u /r, ､　｀（ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ﾉヽ＼　　　 -　　　　, '//　＼　　 ）
　　　　　　よ、よろしいだろう。　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ｦ.　 ＼　　　 　 ／ // 　　　｀''‐'-,
　　　　　　何でも訊いてくれて構わんよ。　　　　　　　　,　=＝l ,　　l ｀　- ‐ '　　// 　　,---､ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , , ' '´　　　!li　　ｌＬ. 　　, - ' 7/　　 |=000| ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／/　　　　　　｀ﾞﾞﾞ_)|　｀' '´　　 l（　　　 ﾞｰ ' ´く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ.ヽ、　　　　　　　 l　　　　　　ヽ >　　　　　　l

　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }　　　　　　　それでは先ず、この依頼のリスクについてお訊ね致します。
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }　 　 　 　 　 シャアさんは先程"セキュリティは無くなる"と仰った。
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､　　　　　　　　　しかし、この依頼のリスクは本当に低いものでしょうか？
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::


　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　 |　　　 （ 一）（●）
　　　　　　　　 |　　　　 （__人__）
　　　　　　　　　|　　　　　｀⌒´ﾉ　　　　　　　　　さらに言うなら、２人分の報酬として払うとも仰った。
　　　　　　　　　|　　　,.<))／´二⊃　　　　 　 　 果たしてこの依頼、本当に２人で果たせるものですかな？
　　　　　　　　　ヽ　/ ／　 '‐､ﾆ⊃
　　　　　　　　　 ヽ､ｌ　　　　´ヽ〉　　　　　　　　　　　―――私には到底そうは思えない。
　　　　　　 ''"::l:::::::/　　　 __人〉
　　　　　　 :::::::::|_/ヽ. 　 /|||||ﾞ!:ﾞ､-､_　　　　　　　　　故にあくまで先程の報酬額に拘るようでしたら、
　　　　　　 :::::::/´∨/`ｰ'〉ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､　　　　　　　もう交渉の余地はありませんな。私共の回答は"ＮＯ"ですから。
　　　　　　 :::ｙ′.: ',ゝ､_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
　　　　　　 ／: :／/: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　''"　 　 ｀`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 　 　 　 　 　 ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f´ 　 ,　　､_　　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,ﾉ　　 { ﾝ'':.￣:.V!　い 　}
　　　　ふむ、ではやらない夫殿の意見を伺おう。　　　　　　　　　　 ! 　 .ｒ''.:;へ:::.__;ﾉL、リ　(
　　　　貴殿はこの依頼にどのようなリスクがあるとお考えか？　　 !_　 .!:::ﾉ 　 　 　　'ﾌｨ　 ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞｰﾍ! ｀,.-‐　　,.ｒ== ､　 ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心、　 ／∥　 L べ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r＝ﾞｯ￣ﾚ'"∥
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ､　 ｀`i

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣￣＼　　　　　　　　　　　_,　-‐　
　　　　　　　　　　　　 / 　　　　 　　 ヽ 　　　　　　　,～'_,　-
　　　　　　　　　　　　/　　　 　　　　　丶　　　　_,～'_ｯ'-
　　　　　　　　　　　　|　　　　　_ノ　 （ ●）　　.厂
　　　　　　　　　　　　i　　　　　（ ●）　　!　　.⊃
　　　　　　　　　　　　 |　　 　　　　（__人_） /〉　　　 　 　 　 "どのような"も何も、アリアリでマシマシですな。
　　　　　　　　　　 ／∧ 　　　 ,.<))／´二//⊃
　　　　　　　　　／ : |　ヽ　　/ ／　 '‐､二ﾆ⊃`　　　　　　　社長が急逝したこと。会社がもう立ち行かぬであろうこと。
　　　　　, -‐'´: : : : :l　　 丶ｌ　　　　´ヽ〉: : : : ＼　　　　　　 社員が閉め出されていること。セキュリティの契約が切れること。
　　　 ／: : : : : : : : :|　　／_/　　　 __人〉｜: : : : :|
　　 ｢ヾ: : : : : : : : : :l_／:_/ヽ. 　 /´　　 　 | : : : : :|
　　〈＼ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ｰ'〉　|＿|　｜: : : : :|　　　　　　　　どれもが秘匿されない、誰にでも知り得る情報ばかりです。
　　　!: : :ミヽ: : :／ `ｙ′.: ',ゝ､_/　　　　　l: : : : : :|　　　　　　　　――つまり、他者があなたと同じことを考える可能性は高い。
　　　! ⌒ヽ: : : :.ヾ／: :／/: : : :|　　　　　 l: : : : : :|

　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　"小型端末システム開発会社"の遺産―――。
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }　　　　 　 　 利用価値を高く見積もる会社は、幾つか出てくるでしょう。
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ　　　　　　　　　　しかも総ての会社が、セキュリティが失われる月末の２４時を狙う。
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_　　　　　 　 　 他のランナーと"遺産"の取り合いになることは明白です。
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､　　　　　　同業者と"殺り合う"リスクは、決して安いものではないのですよ。
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::


　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　／　　　　　　＼.........:::::::::::...
　　　　　　|:::::::　:　　　　　 |　.... .........::::::::::...r‐ ' ノ.
　　　　　.　|:::::::::::::　　　　　|　.... .........::::::::＿ ) (_
　　　　　　 |::::::::::::: 　 　　　|..　..... ......:::（⊂ﾆﾆ⊃)
　　　　　.　 |:::::::::::::::　　 　 }　　..... ......: ::::｀二⊃ﾉ.　　　　　　　　　 ……総てを承知の上で試そうとしているのなら。
　　　　　.　 ヽ＿＿__　 　 }　　..... ......: :::: （( ￣　　　　　　　　　 　 アンタも趣味が悪い人だろ……。
　　　　　　　 r'ﾆﾆヽ._＼. ﾉ..　..... ......: ::::::　 ;;.
　　　　　 r':ﾆニ:_`ｰ三`:く._　　 　 　 　 　 [l、.
　　　　／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;＞　　　 　 ／,ｨつ
　. 　 /: : : : : : : : / : : : ヽ＼　　　　 ,∠∠Z'_つ
　　　| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.　　 / .r─-'-っ
　. 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l 　 /　 ）:::厂 ´
　　　 |:.:.:.:.::.:.:.:ｌ -─-: : /:_:_:_:_l　/￣｀Y´
　.　　 |:.:.::.:.::.::l._＿: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　 　,_, 　 　　　　　　　　 　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　（ l ､　　　　　　　　　　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　 　　,i､/ 〉ヽ!ヽ、ヽヾ　 　｀ヽi　　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　 　 i　, ノ ﾊ( ､ ,-‐..'´｀ｿ'｀ヽ　i ﾘ　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　i、l=‐':´｀"ﾞ:::::::::::::.　　: ﾉノ/､　　/
　　　　……先ずは非礼を詫びよう。済まなかった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | i i |/::｀ :: ::::::::,i ヽ ;::::::..　 .:: l l　 l 　 ヽ
　　　　私共としても腕が判らないランナーを容易には信じられなくてね。　　　　　　　 l ヽゝ l:::　::: :::/ |　　｀' ､::: -'´j l' /　　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、ヽ ｀ ､､:::/　 !､-　　　　　ゝ,l '　　　/
　　　　今回の件に関してはなるべく"失敗したくない"と考えている。　　　　　　　　　　　 ﾞ''- ､ﾐ ',　　　_,　- ‐-　　　/r, ､　｀（ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ﾉヽ＼　　　 -　　　　, '//　＼　　 ）
　　　　故に試させて貰った。依頼の真理も見抜けぬようでは話にならない。　　　　　　　　　｀ｦ.　 ＼　　　 　 ／ // 　　　｀''‐'-,
　　　　安易に受けるようであれば、こちらから願い下げるつもりだったのだよ。。　　　 ,　=＝l ,　　l ｀　- ‐ '　　// 　　,---､ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, , ' '´　　　!li　　ｌＬ. 　　, - ' 7/　　 |=000| ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／/　　　　　　｀ﾞﾞﾞ_)|　｀' '´　　 l（　　　 ﾞｰ ' ´く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ.ヽ、　　　　　　　 l　　　　　　ヽ >　　　　　　l

　　　　　　 ,,,r'´:::::::::::::::::::::::::r‐'''''7_,,,,,,:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.｀>
　　　　　,,r'::::::::::::::::::_,,,,,,,,/´.:.:.:.:.:'.:.:.:.:.:i:.:.:.:.‐､;;;;;;;;;;;::;/′
　　　 ,f´;;;;;;;;;;;;;;/´.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:./l.i:.:.:.:.:.i,;;;;;;;;,/
　 　 f;;;;;;;;;;;;;;;;;/.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:/l..l.:.:.:.:.:.l.i'''''''¨ヽ
　　　i,,;;;;;;;;;;;;/.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:,,,/;;;r‐/-､i..!.:.:.:.:.:!.i:.:.:.:.:.:.:.｀､
　　　 ｀゛ヽ,,,!.:.:.:.,--､l.:.:.''´:/:::::::/,,　 .ﾚi.:.:.:.:/!.! i:.:.:.:.:.:.i:.:i
.　　　　　　f.:.:./ ､　li.:.:.:.::/;;;／''''i｀ヽ /.:.:./'''''｀l:.:.:.:.:.:.:l:.:.!
.　　　　　　l.:.:.l　 ヽi:l.:.:./ﾚi　　⊂　　/.:／'''7:´l:.:.:.:.:.:.:l:.:.!
　　　　　　 !.:.:.l　 .l.:.:!:/.:.:..!､____i..、 .ﾚ'' i;;;,,//::!:.:.:.:.:/!.:/　　　　　　　　（　←　話にならない　）
. 　　　　　　!.:.:ヽ-l.:..ﾚ.:.u.:.!,,,,,,,　　　　　　/l:.:!:.:.／ !./
　　　　　　　ヽ:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.! u 　 　 ._ ' uﾉ.:.ﾚ'''´　　/
　　　　　　　　 ヽ:.:..ヾ:.:.:.:.:.:.:!､_　 __,..‐'´’.:.:.l
　　　　　　　　　 >.:.:.:.:.:iヽ.:.:.!‐┴､__i.:.:.:.:.:.:.!
.　　　　　　　 f´:.:.:.:.:.:./　 ヾ /'´´:::::::::::::::ヽ､

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾚ/　　　 　 　 　 　 　 ﾉ　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'　　　　　　　_　　 ／ ／l |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　 ,.'",,. '"／ '´　/ ﾊ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l.　　　,. --'´、___l/_,.-‐'ｰ-.､ヽ、
　　　　　　　　"試しても良い"と、　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ　 /::::::::::::::::ﾞY｀ﾞl:::::::::::::::::::::｀::..､
　　　　　　　　ダディ殿が言うので甘えてしまってね。　　　　 　 　 　 　 ヽ l::: :: :: : : ::j:i　ヽ:: : : :: : : ::::::::l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,.--､::::::::::::／,:　　 ＼:::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/,'.　　 ヽ￣´__/　　　　 ｀''ｰr‐'´ﾉ
　　　　　　　　　　　単刀直入に訊こう。　　　　　　　　　　　　　　 　 / .l　　,.-'￣､　 ゞｭ､,.　　　ゝ三彡,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 .i　.,'-‐‐‐'ﾞ-..､_＼　ｰヽ‐-　　ヾﾆ-'＿
　　　　　　　　　　　――幾ら必要だ。　　　　　　　　　　　　　　　 .r'ﾉ'ﾞ　　　 ,＿'ｰﾉｰ-ヽ‐'ﾘ　　　 ,.ｨ':: ::,,:
　　　　　　　　　 　 幾ら出せば成功できる。　　　　　　　　　　　 j/ ＿,,.ノー--､　 ,.ｨ'"ﾞ'､/-‐''",,..-‐'"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/{　　　＿　　　 Yﾞ､::::::/;'／´ヾミﾆ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　 /　)　‐'´　 ｀ｰ-､_､ノ:／:;'　l　　　　 ﾉ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 ヽ　　　　　　 ﾉ::ヽ':::::;'　 :､　　.／.　ヽ


　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　難しい所ですな。
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }　　　　 　 　 しかし同時に、一番大事な所でもある。
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ　　　　　 　 　 　 ……シャアさんは他に何組のランナーが来ると予想します？
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ィ　　　　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　 i　　　　　　ヽゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//´　　　 ／ ノ ｲl　　　　　　　､ヽ
　　　　私は１～２組と考える。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l　　 , ‐ィ ´ir'´〃',　　　　　　　ﾄl
　　　　当たっている保障は何も無いがね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{　 f三ﾐ'' ｱT ー-'ヽ　　　　 　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　!、´ /i　ヽ　　　 }､　　 　 /
　　　　遺産は確かに"貴重"なものに相違ないが、　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　l´ .ﾉ　　 ｀ー 'ﾉ l　　　 l
　　　　それを扱える企業というのは案外少ないのだ。　　　　　　　　　　　　　 _,. - Jｨﾍ. ｀､''__　 ヽ'ノノ　　 ,.人､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　／ヘ ﾍ　ｰ　　 ｀ィ＿ ／　　lヽ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　 _,＼　 /`ー,. ''_,.ゝ' 　 /　　 |　　　＼
　　　　　　――あの会社のシステムを組み込んだ製品は、　　　　　　 　 　 |　r┴―┐'　r´-く　　　　ハ　　l
　　　　　　誰にでも"それ"と判りやすいようにできてしまう。　　　 　 　 　 　 l　l＿　　 !　 .|　　ゝ、　 /　 ヽ--
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 r '´__,.)～┤　 !ーi　 ヽ /　　　 ｀７
　　　　　　故に、実際に製品へ組み込み、販売するということは　　　　　 / /, -‐- ､ l　/i　 |　　 /　　　　 /
　　　　　　"これは盗品です"と吹聴しながら売るようなものだ。 　 　 　 　 } '´ _, =-く┘'　　 l　　/　　　　 /
　　　　　　容易なことでないのは、お判り頂けるだろう？　　　　 　 　 　 　 l　'' 　 , ィ　　　　 !　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ ‐ ´ ノ　　　　 | /


　　　 ／￣￣＼
　　／　　 _ノ　　＼
　　|　　　 （ 一）（●）
　　|　　　　 （__人__）
　　 |　　　　　｀⌒´ﾉ
　　 |　　　,.<))／´二⊃　　　　　　なるほど……。
　 　ヽ　/ ／　 '‐､ﾆ⊃
　　　ヽ､ｌ　　　　´ヽ〉　　　　　　　　　 盗品と露見しながらでも売り抜けるだけの資本とイメージ。
''"::l:::::::/　　　 __人〉　　　　　 　 　 　 それを兼ね備えた企業となると、確かにそうないでしょうな。
:::::::::|_/ヽ. 　 /|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
:::::::/´∨/`ｰ'〉ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
:::ｙ′.: ',ゝ､_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
／: :／/: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.r'^~￣　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　i　　　　　　､　　　　 l!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾈ从､ヽ､､､｀ｰ､　　　　　　,ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '['!!^~^~ﾌヽ､　､　　　　　ミ
　　　　そういうことだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人!__／ 从　 ミ､　　　　 ド
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'tｧ　　　　 ≫iﾉﾘヽ　､　　.ゝ
　　　　金を出し、リスクも犯して手に入れる以上は　　　　　　　　　　　　├-　　､ ､_）　　i　　l　ｰﾐｧ
　　　　それに見合うだけの売上を出さねばならぬ。　　　　　　　　　　　　i'　　_／r====ー､　､.__〈
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __ニコ__｣l　　　　　`=､､ﾐ
　　　　　　だが、並の企業ではCIRCUSに嗅ぎつけられ、　　　　　　　　l.　　　｢　||　　　　　　 ,＞ﾞ
　　　　　　事実を世間に報じられてしまった時点で　　　　　　　　　　　　 ）　　,|.　||　　　　　　ヽ-ｧ
　　　　　　販売停止に追い込まれるのが関の山だろうさ。　　　　　　　 (　〃 j--ﾘ　　　　 ,r'~￣~｀ー--､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ） ／　,:/　　　 ,.r',r'~＞-‐､＿　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ..／j l　,.／ノ￣￣| i' ／　　　　　 ヽ!


┌────────────────────────────────────────┐
│[※解説] - CIRCUS（"サーカス"）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　ニュースを中心とした２４時間放送を行う放送ネット。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　巨大企業の系列に属さず、中立的な報道を行う唯一の報道機関で、　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　センセーショナルな話題を中心に扱うことで有名です。　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
└────────────────────────────────────────┘

　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　 ／＿＿＿＿＿:::::＼
　 . |‐{::::::/ 　　'ｉ:::::: }‐‐.:|　＋
　　|　￣,ﾉ(､_, )ヽ￣　.::::|
. 　 |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　+
　　 ＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　　　　　+　　　　　　　　　　（　←　傍観に徹している。
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　交渉を邪魔するほど野暮ではない　）
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　　　　　　　　　　　　 _,,,-‐'''¨¨￣:.:.:.:.:.:,!
　　　　　　　　　　　,,-'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
　　　　　　　　　　/:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;,;,_;,;_;,:l、
　　　　　　 　 　 /;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.;,_;,-''´: :ヽ､ヽ!
　　　 　 　 　 　 !;,;,;,;,;,;,;,:.;,;／ :i､: : i､;,_: :` ､`､
　　　　 　 　 　 l;,;,;,;,;,;,;,;／: ,;,l､l l : :! ヽl: : : lヽヽ
　　　　　　　　/;,;,;,;,;,;,;/: i /: :!_l!_l: :l　iヾ!､:i､:! ヽ!
　　　　 　 　 /;,;,;,;,;,;,/ : :l: : :/f¨ヽV　 `’l!l lヽ!
　　　　 　 　 `ｰ-､;,;!: : : l : /l `ｰ′　 　 /: l
　　　　　　　 　 　 `! : : : !;〈: :ヽ`` 　 '´/`､: !　　　　　　　　（　←　何が何だか わからない ・・・・・・　）
　　　　　　　 　 　 └-;,_: : :/ﾄ､:`.､┬''′　ヽ!
　　　　　　　 　 ,,--i''´: : `/l　`ヾｰヽ!ヽ、
　　　　r'''! ,r‐'7’: : _,;-'''¨''i:.ヽ、 /`v'7:.:.l
　　 /`ヾ! !l: : :¨i‐''´;,;,;.:.:.:.:.l;,:.:.:`’''! :ヾ､/`!
　　 ￣フ､ `┬'’!;,;,:.;,:.:.:.:.:.:.!;,;,;,;,;,;,;,l: : : : `l、
　　　 /: : :T¨　 ,!;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.!;,;,;,;,;,:.:,;l: : :/´ヾ　__
　　　 !: : :/　／ヽ;,ヾ､;,;,;,;/;.:.:.:.:.;,;.:.ヾ¨`ヽ､ `´ /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ィ　　　　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　 i　　　　　　ヽゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//´　　　 ／ ノ ｲl　　　　　　　､ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　 , ‐ィ ´ir'´〃',　　　　　　　ﾄl
　　　　"どこの企業"とは言わないが、ここは奪りに来るだろうな、　　　　　　　　　 {　 f三ﾐ'' ｱT ー-'ヽ　　　　 　 ﾉ
　　　　という心当たりが確信レベルでひとつある。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　!、´ /i　ヽ　　　 }､　　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　l´ .ﾉ　　 ｀ー 'ﾉ l　　　 l
　　　　とはいえ見返りに対するリスクと、懐状況から察するに 　 　 　 　 　 　 　 _,. - Jｨﾍ. ｀､''__　 ヽ'ノノ　　 ,.人､
　　　　相手が払えるのは　50,000 ～ 60,000 新円といった所だろう。　 　 　 　 /　　／ヘ ﾍ　ｰ　　 ｀ィ＿ ／　　lヽ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　 _,＼　 /`ー,. ''_,.ゝ' 　 /　　 |　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　r┴―┐'　r´-く　　　　ハ　　l
　　　　　　しかしこれだけの金額があれば相応に手馴れの　　　　　　　　　　　 l　l＿　　 !　 .|　　ゝ、　 /　 ヽ--
　　　　　　シャドウ・ランナーを１チーム派遣できるのもまた事実。　　　　　　　r '´__,.)～┤　 !ーi　 ヽ /　　　 ｀７
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / /, -‐- ､ l　/i　 |　　 /　　　　 /
　　　　　　故に我らは、それを排除して目的物を手に入れねばならん。 　 　 } '´ _, =-く┘'　　 l　　/　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l　'' 　 , ィ　　　　 !　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ ‐ ´ ノ　　　　 | /


　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }　　 　 　 　 　 　 その金額はリスクに対する十分な報酬に成り得ますね。
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　　　……逆に言えば、同等額を出して頂かねば我らも対抗できない。
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_　　　　　　　　　どうやら報酬の額は期待しても良いようですな。
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,/　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾞ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　,r'"　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾞ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　　　　　{　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　　　　　{　　　　　..,,_　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　 ﾉ　　　　 ,'ﾞ'､ヾ､レ‐---､ヾﾞ)ﾉ）　　　-､ 　 　 　 　 ﾞ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　{　 ,､-:::::..　 :.　:::ﾂ ﾉ　　 　 ﾞ､ﾞ'､　　 　 　 ｝
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,"　　　 　 _!,,ｿ:::::::::::::::..　:. :::::ﾉ{　　　　　}　}　　　 　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{　　 　 r'':::::::::r-､;_::::::::　 :. :/　ﾞ'‐-､,　　 }.ﾉ　 　 　 ｛
　　　　うむ。まず持参した 20,000 新円を前金として支払おう。　ﾞ､　 　 {　::::::::;'　　 ｀''ー-‐'"　　 　 ノ　　ﾘ　　　　 　 ﾞヽ
　　　　成功報酬として後日追加で 50,000 新円。　　　　 　 　 .　　ﾞ'‐-､ ﾞ'､ ::::/　　　　　　　　　　　､,クﾉﾊ　　　　　　 　 ｝
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾞ'‐｀'{'ﾞiヽ､'　　 __,,,　 　 　 ,.,.,.,,,_/_ﾊ　　　　　　　｛
　　　　　　金庫に保管されたデータ価値次第では、　　　　　　　　　　　　　 ｀'ヽ　 r"　　　　　　 .| ┌ー-ﾞ-ニっ　　　　　ヽ､
　　　　　　さらに追加報酬を出しても構わないとも考えている。　　　　　　　　 {ヽ　　"　　　　　　| .|　　　　　　｝　ト）　 　 ﾋ｀ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀~}ヽ　　　　　　／.| |　　　　　 -‐"　　ヽ､　ﾏ
　　　　　　……ただ、依頼に即してお願いがひとつ有る。　　　　　　　 l'''ﾆﾆﾆﾆ{､､,ﾞ'､.,＿_-‐"　　| |　　　　　　　　　　　　ヽ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　 　 | i　　　　　ﾉ　　　　 l,.､-'"| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| i　　　　 ｀つ　　 ζ　　 .| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ,ヽ　　　　　｀''ー'l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　　　 ヽ,ﾞ､　　 　 　 　 !


　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　 ／　　　　 　 ＼
　　　 　 　 |　　　　　 　 　 :|
　　　 　 　 |　　　　　　　　.:|
　　　 　 　 |　　 　 　 　　.::|
　　　 　 　 | 　 　 　 　...::::|
　　　 　 　 ヽ　　　.......:::::/
　　　　　　　 ヽ.......:::::::::::/　　　　　　　　　　　　　　　　　　…… "脅威の完全排除" といった所ですか。
　　　　　 _, - ''"￣ ￣` ｰ､
　　　　　ヽ＿..:::-=―--:..、＞
　　　_＞'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀丶、
　 斤ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶､　
.<:::::::::: 丶:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::i　
　 .〉:::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/;::::::::',
　 i:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/´::::::::/　
　!::::::::::::::::〉 '::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'／::::::::!～
<:::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::;i'::::::::::::::|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , -――‐―‐ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　､､､ ヽ
　　　　フフ、話が早くて助かるな君は……。　　　　　　　　　　　　i　 i　/"ヽ,　　　､ ゛゛゛　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ　人( ヽ　l从l i　) 　 　　|
　　　　その通りだ。"対抗企業が用意したランナー"。　　　　　〈　 |￣｀‐´￣|￣ﾚ'　r ､　〈
　　　　殺傷は不問だが、これだけは確実に排除願いたい。 　 .＼i､__/~ゝ､_|__人i　| /　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 〈-, 　 　　　|ﾉ「"　〈
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　λ　―-　 irー┴､　 L_
　　　　　　君達が脅威を排除したあと　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ. ゛　　∥　　　ζ (
　　　　　　私の企業から変装させた手勢を向かわせて、　　　　　r--┴┬‐´|| 〔￣i　゛Y
　　　　　　金庫以外からも根こそぎデータを頂くつもりだ。　　　　 ヾ　　「'-―'》　￣-=┴i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 》 |ﾉ　　 〃 〃´ ｀ー-￣゛｀


　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　　そちらについては委細承知しました。
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ　　　　　　　　　ただ、ひとつお訊ねしておきたいのですが。
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_　　 　 　 　 　 先ほど対抗ランナーを "１～２組" と予想された、
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､　　　　 　 その"来るか来ないか判らない"分は何なのですかね？
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ィ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〃/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i /　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,′ 　 　 　 　 　 　 . ィ　　 ﾉ　i　 |
　　　　ははっ。なんだその事か。そうだな例えば……。　　　　　　　 .　　　　　　　 ｉ　　　　　　　 ／／　/　／　 /　人
　　　　この依頼を本当に 20,000 新円で発注したとする。　　　　　　　　　　 　 　 i ! 　 　 　 _∠／ 　 /／　＿/∠　 ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　从　 　 .::´::::::::::::｀:く⌒Y´::::::::::::::::::｀:.くﾊ
　　　　もちろんランナーに"死ね"と言っているようなもので、　　　　　　　　　　　　　 ヽ 　i:::: : :. 　.:.::::::}　 !:::::::: : : : : .:.::::::ヽ
　　　　間違ってもこの金額で受けるのは正気の沙汰ではない。　　　　　　　　　　　　 ヽ V: : :::.: : :.:::ﾉｉ　 ＼::: : : :.:.:. :.:.::::::i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｘ‐r‐‐ﾍゝ:::::: .. イ ,′　　ヽ:.:.:.::::::.:.::::..ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 ｉ : 　 ）ﾊ.二. __/　　　　　　 ー‐=彡'ﾉ
　　　　　　実際 50,000 という金額は簡単には出せなくても、　　　　　　　　　　　 / 　 ｉ: : ｰ=彡ﾍ.　　｀丶::.　　　　 ､ ＞=彡
　　　　　　20,000 でなら欲しいという企業は幾つかあるだろう。　　　 　 　 　 　 /　　 ｉ,ﾆ≠-=ミ.._ヽ　　ｰ=､=‐　　　ゝ-=彳
　　　　　　成功報酬にしてしまえば、失敗のリスクも依頼側は少ない。　 　　 ノ!　 ／　　　　　{__ﾉ､＼.　 ｰ）　　　 . : : : :.`ー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　 i　i／　　 ,,.-‐ー一'　 ｀Ｔヽ´/　 　 ..イ : : : ／
　　　　　　< 20,000 新円 > で、しかも < 成功報酬 > でも依頼を受ける。　. / 〈_,.. -‐''"´ ￣｀ヽ　/´￣V/￣___: : :r一'"
　　　　　　そんな"馬鹿"なランナーが居たら、来るかもしれないだろう？　/　（　　　　 　 　 　 ﾉヽ : ／/..イ 　 ｀ｰミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　 /　　 }　ー ''"´￣｀ヽゝ.ｲ /:.:/ 　 !　　　 　 ｀>､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 〈　　　 　 　 　 ﾉ｀ヽ/:.:/　　 :!　　　　／　 ヽ

	90 名前なんて無いだろ 10/05/08 21:30:38 ID:Mafzdnr7 逆に現在組み込まれてる製品の情報を得ることができるから色々できるよね。 91 名前なんて無いだろ 10/05/08 21:31:06 ID:lV2L5wed 5,600万かー。 大企業の部署レベルならポンと出せそうねー。

　　　　　　 ,,,r'´:::::::::::::::::::::::::r‐'''''7_,,,,,,:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.｀>
　　　　　,,r'::::::::::::::::::_,,,,,,,,/´.:.:.:.:.:'.:.:.:.:.:i:.:.:.:.‐､;;;;;;;;;;;::;/′
　　　 ,f´;;;;;;;;;;;;;;/´.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:./l.i:.:.:.:.:.i,;;;;;;;;,/
　 　 f;;;;;;;;;;;;;;;;;/.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:/l..l.:.:.:.:.:.l.i'''''''¨ヽ
　　　i,,;;;;;;;;;;;;/.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:,,,/;;;r‐/-､i..!.:.:.:.:.:!.i:.:.:.:.:.:.:.｀､
　　　 ｀゛ヽ,,,!.:.:.:.,--､l.:.:.''´:/:::::::/,,　 .ﾚi.:.:.:.:/!.! i:.:.:.:.:.:.i:.:i
.　　　　　　f.:.:./ ､　li.:.:.:.::/;;;／''''i｀ヽ /.:.:./'''''｀l:.:.:.:.:.:.:l:.:.!
.　　　　　　l.:.:.l　 ヽi:l.:.:./ﾚi　　⊂　　/.:／'''7:´l:.:.:.:.:.:.:l:.:.!
　　　　　　 !.:.:.l　 .l.:.:!:/.:.:..!､____i..、 .ﾚ'' i;;;,,//::!:.:.:.:.:/!.:/　　　　　　　　（　←　"馬鹿" なランナー　）
. 　　　　　　!.:.:ヽ-l.:..ﾚ.:.u.:.!,,,,,,,　　　　　　/l:.:!:.:.／ !./
　　　　　　　ヽ:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.! u 　 　 ._ ' uﾉ.:.ﾚ'''´　　/
　　　　　　　　 ヽ:.:..ヾ:.:.:.:.:.:.:!､_　 __,..‐'´’.:.:.l
　　　　　　　　　 >.:.:.:.:.:iヽ.:.:.!‐┴､__i.:.:.:.:.:.:.!
.　　　　　　　 f´:.:.:.:.:.:./　 ヾ /'´´:::::::::::::::ヽ､


　　　 　 　 _,. -┬ ｆﾆト､
　 　 　 r'´　､r　|　| ,.L |
　 　 　 |　　 （_ノ　j {.　'､＼
　 　 　 |　　　 }‐イ-上　〉. ＼
　 　 　 |　 　 ﾉ´　　 　 /)ﾟo　|
　　　 　i　　　 　 ｒ‐‐人__）　.|
　　　　　ヽ　　 .ノ　｀ ⌒´ .　|　　　　　　　　（　←　"言葉にならない"　）
　　　　　　i　　!,　　　　 　　ﾉ
　　　　　　.',　　ヽ、　.　 　/
　　　　　 　 ＼　 . 　　　　ヽ、
　　　　　　　　 ＼ 　　　　　|.i
　　　　　　　　 　 |　 　 . 　 | |

　　　　　　　　　　　　　　　 ――　､
　　　　 　 　 　 　 ／ 〉 ´　　　　　　＼
　 　 　 　 　 　 ／ ／'　 __ ノ 　 ゝ.__　ヽ
　　　　　　 　 /　/／〉　 ( ー)　(ー )　 ｌ
　　　 　 　 　 ｌ　 ´ イｌ　　 (___人___)　　ｌ
.　　　　　　　 ｌ　 　 ｉYｌ　 　 ｀ ⌒ ´　　 ｌ
.　　　　　　　/　　 ﾊ !.!　　　　　　　 　 !
.　　　 　 　 /　　/　 ' ヽ 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　……承知しました。
　　　　　　 ｌ　　　／/ ､ゝ　　　　　　 ／ ヽ_　　　　 　 　 　 　 　 この依頼、謹んで "お受けします" だろ。
　　　 　 ´｀ ー‐ '｀./　　｀ー､　　,－´　　/ 　 ＼
.　　　　 ｉ　　　 　 ｉｉ　　 / ｀:.ｉ 　 ｉ´ヽ.　 /　　 　 ｀　 ､　　　　　　　　　割と好き勝手な手段でやらせて貰いますが、
. 　 　 , 'ｌ　　　　　ｌ.!　 /　　 ｌ 　 !　ﾊ　/　　　　　　　 ＼　　　　　　　 それで構いませんかね？
　 　 / ,:|　　　　　| ヽ/　　　!＿'　　 V　　 　 　 ,　 ,　 　 ヽ
.　　/ / ｌ　　　　　|　　　　 /:.:.:.:ヽ　　　　　　　/　/　 ／　 ｉ
.　　!/　 !　　　 　 ｌ＼.　　 ｉ:.:.:.:.:.:.ｉ　　　　　 ／　/　 /　　　ｌ
　　/　　　　　　　 !　 ヽ.　 !:.:.:.:.:. !　 　 　 ´　　 !　 /　　 　 !


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　''"　 　 ｀`ヽ、
　　　　――構わん。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 　 　 　 　 　 ヽ、
　　　　さすがに施設全域を爆破、といった　　　　　　　　　　f´ 　 ,　　､_　　 　 　 ヽ
　　　　派手すぎるものは困るがね。　　　　　　　　　　　　　,ﾉ　　 { ﾝ'':.￣:.V!　い 　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ! 　 .ｒ''.:;へ:::.__;ﾉL、リ　(
　　　　　　ある程度なら建物を破壊しても構わんし、　　　 !_　 .!:::ﾉ 　 　 　　'ﾌｨ　 ﾍ
　　　　　　一部の機材・データが失われても結構。　　　　　 ﾞｰﾍ! ｀,.-‐　　,.ｒ== ､　 ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心、　 ／∥　 L べ｀
　　　　　　無論、くれぐれも金庫の中身は無事に頼むよ。　 　 r＝ﾞｯ￣ﾚ'"∥
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ､　 ｀`i

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　''''''　　　 ''''''　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│:::::::（ー）,　　､（ー） l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│/') 　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,, │　＋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/‐:::　　｀-=ﾆ=- '　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,,l ;! |:::＿＿__＿＿/ 　　　　+
　　　　どうやら商談は纏まったみたいだね。　　, -‐'ﾞ゛　i::.. 　| .ヽ/;ヽj!　`‐-､_ 　+
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l 　　　 ﾉ::.　.:|、 .ヽ,:ヽ|　　 <゛~ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,:''`` ''"ﾞ.|;;:‐''ﾞ|.ヽ、 ヽ;::|　　 /　 .|ﾞl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,:　　　　 ヽ::il;;!　　ヽ､ヽ|　　/　　 | :|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　　　　　　　　　　　　　 　　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ　　　　　　　　　　ノﾉ八 ,）　　ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　 （(　ノﾉ∠ｲ＿　ﾉハ_リﾘｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀)　　　　 Y＜;;::;;;;;:::;;;;｀´;;;;;;;;;!ﾉ
　　　　ああ、問題ない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾌ　　　,ﾍ　|ヽ;;;::;;;;;:::／ヘ;;;;;;;ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　｛Kﾉ　ゝ`'''ｰ''′　, 〉 i
　　　　　　優秀なシャドウ・ランナーを紹介頂けて感謝する。　　）)　 ヾﾄ ヾ　　　　 　 　 /
　　　　　　―――ダディ殿。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ラ　( （ﾉﾚ ＼　　　´ ￣ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,イルゝトミtr､. ＞ 　_＿/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ::::::::::::::::/:.:.:.ヾクﾊ_入くヽヽ_,,､-ｰｰ-.,､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,､-＜:::￣:｀ヽ;/:.:.:.:.:.:.:.ヾｔｆｰ┬イ:.|ヽ;:ヽ:::::::::::/ﾍ､

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_／ヽ_∠Ｌ_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::　　　　　''''＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 .|:::::::::　　　　（●）,　|
　　　　おっと、感謝頂くのはまだ気が早いですな。　　　　|::::::::　　　　　　,,イ_,｀)
　　　　彼は仕事を受けたのですから。　　　　 　 　 　 . 　 |::::::::: 　　　　　ﾉ.-=ﾗ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼:::::::　　　　　　｀ﾌ
　　　　　　成果を見る前に人を評価するのは　　　　　,,.....イ.ヽヽ::　　､　-─'--､.
　　　　　　企業の人間がやることではありませんな。 :　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ/　　　 　 　 　 　 　 ﾉ　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　　　　　　　_　　 ／ ／l |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　　 ,.'",,. '"／ '´　/ ﾊ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l.　　　,. --'´、___l/_,.-‐'ｰ-.､ヽ、
　　　　フフ、これはまったくその通りだ。　　　　　　　　　　　　　 ヾ　 /::::::::::::::::ﾞY｀ﾞl:::::::::::::::::::::｀::..､
　　　　我ながら企業人らしくもない。　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ l::: :: :: : : ::j:i　ヽ:: : : :: : : ::::::::l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,.--､::::::::::::／,:　　 ＼:::::::::::::::::/
　　　　　　だが、不思議と失敗する気がせんな。　　　　　　　　/,'.　　 ヽ￣´__/　　　　 ｀''ｰr‐'´ﾉ
　　　　　　危険な任務だが、彼ならば任せられるだろう。　　 / .l　　,.-'￣､　 ゞｭ､,.　　　ゝ三彡,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.i　.,'-‐‐‐'ﾞ-..､_＼　ｰヽ‐-　　ヾﾆ-'＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.r'ﾉ'ﾞ　　　 ,＿'ｰﾉｰ-ヽ‐'ﾘ　　　 ,.ｨ':: ::,,:
　　　　　　―――ああ、シオン君。　　　　　　　　　　　　　　j/ ＿,,.ノー--､　 ,.ｨ'"ﾞ'､/-‐''",,..-‐'"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /{　　　＿　　　 Yﾞ､::::::/;'／´ヾミﾆ､


　　　　 　 　 　 l;,;,;,;,;,;,;,;／: ,;,l､l l : :! ヽl: : : lヽヽ
　　　　　　　　/;,;,;,;,;,;,;/: i /: :!_l!_l: :l　iヾ!､:i､:! ヽ!
　　　　 　 　 /;,;,;,;,;,;,/ : :l: : :/f¨ヽV　 `’l!l lヽ!
　　　　 　 　 `ｰ-､;,;!: : : l : /l `ｰ′　 　 /: l　　　　　　　　　 ……？
　　　　　　　 　 　 `! : : : !;〈: :ヽ`` 　 '´/`､: !　　　　　　　 　 何でしょうか、シャアさん。
　　　　　　　 　 　 └-;,_: : :/ﾄ､:`.､┬''′　ヽ!
　　　　　　　 　 ,,--i''´: : `/l　`ヾｰヽ!ヽ、
　　　　r'''! ,r‐'7’: : _,;-'''¨''i:.ヽ、 /`v'7:.:.l
　　 /`ヾ! !l: : :¨i‐''´;,;,;.:.:.:.:.l;,:.:.:`’''! :ヾ､/`!
　　 ￣フ､ `┬'’!;,;,:.;,:.:.:.:.:.:.!;,;,;,;,;,;,;,l: : : : `l、


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //´　　　 ／ ノ ｲl　　　　　　　､ヽ
　　　　よく ――― "黙った"。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　 , ‐ィ ´ir'´〃',　　　　　　　ﾄl
　　　　君のことを侮辱した非はこの通り詫びよう。　　　　　　　　　　　　　{　 f三ﾐ'' ｱT ー-'ヽ　　　　 　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　!、´ /i　ヽ　　　 }､　　 　 /
　　　　　　君は自分が賢くはないことを知り、　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　l´ .ﾉ　　 ｀ー 'ﾉ l　　　 l
　　　　　　同時に仲間の聡明さを無条件に信じている。　　　　　　　　　_,. - Jｨﾍ. ｀､''__　 ヽ'ノノ　　 ,.人､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　／ヘ ﾍ　ｰ　　 ｀ィ＿ ／　　lヽ＼
　　　　　　言葉にすれば簡単だが、容易いことではない。　　　　　　 l　　 _,＼　 /`ー,. ''_,.ゝ' 　 /　　 |　　　＼
　　　　　　君もまた、一流のランナーのようだな。　　　　 　 　 　 　 　 |　r┴―┐'　r´-く　　　　ハ　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　l＿　　 !　 .|　　ゝ、　 /　 ヽ--
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r '´__,.)～┤　 !ーi　 ヽ /　　　 ｀７

　　　　 　 _.､‐' ￣￣ ＞
　　　_.､‐'::::::_.､‐'::::: _._:::}
　　<＿ .､‐'::::::::::::::::{V_}|
　　 ＼__＼＿‐‐ ＜￣ ヽ.
　　　/ｌ　ﾄ､ ＼ 　＞＼　 ヽ
　 　 ﾚ|_士_＼ X|__Ｔ .Y´::}　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾌﾞﾚｲﾝ
　　　　 ﾄ､ｌ_j　＼!　|ｌ　|::::ﾉ　　　　　　　　　……やらない夫は我々の頭脳です。
　　　　 |　ﾄ､' 一　 |ｌ　K　　　　 　 　 　 　 彼が"黙れ"というのなら、従うに些かの迷いもない。
　　　　 |　|　＞ー' |ｌ　|:::}＿
　　 　 ┤/ |／^く_ |／::::::::::: >､　　　　　　　　 "今まで彼に命を預け続けて、失わなかった"
　　 /::::::::ﾉ:::}‐‐I　V:::::::::::::::/::::::>､　　　　　　　人の矜持や尊厳からくる、つまらない信頼とは違うのです。
.　 ∧::::/:／　　ﾚ:::::::::::::::::::ヽ::::|| ﾚへ._
　/_/::::{ ﾄ､　 l　|‐‐:､:::::::::f:::::ﾍ:::>== '::::＼
./:::::::::::| ::: ＼ﾄ､|::::::::::::::::::|:::::::::|:::::::::::::::::::::}


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.　''"　 　 ｀`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 　 　 　 　 　 ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f´ 　 ,　　､_　　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ﾉ　　 { ﾝ'':.￣:.V!　い 　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　! 　 .ｒ''.:;へ:::.__;ﾉL、リ　(
　　　　……なるほど。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!_　 .!:::ﾉ 　 　 　　'ﾌｨ　 ﾍ
　　　　うちの若いのに聞かせてやりたい言葉だよ、全く。　　ﾞｰﾍ! ｀,.-‐　　,.ｒ== ､　 ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 心、　 ／∥　 L べ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r＝ﾞｯ￣ﾚ'"∥
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ､　 ｀`i


　　　∠_,..　　　　 　 　 　 ､o_＼
　　く　 ＼　　　　　 　 　 ％　／
.　　　 >― , ＜￣￣＼ ｰ―く
　　　/ /　ハ　＼ ､　　＼ 　 ﾊ
　　　{ {　,Ｌ.__ヽ　 Ｙヾ二　ヽ l　!　　　　　　それに、ご指摘の通り私には学がない。
　　　|　ヽ|,.rｎ､ ＼l ´{_l_}`r‐｀　|
　　　ｌ　 个r`′　 ヽ　　｀|　 |　}　　　　　　自分を愚かだとは思いたくなかったのですが、
　　　| 　 ﾊ、　　 '＿　　 /　 | /　　　　　　やらない夫とチームを組むようになって、嫌というほど思い知りました。
　　　|　　ﾄ､ ヽ　´　 　, ｲ l 　!′
　　　|　　|　＼|｀ 一 '′| ｌ　 |　　　　　　　　　 今更それを他者から指摘されたとて、
　　　|　　| ／￣／｀ヽ~ !　　ﾑ　　　　　　　　　真実なのですから侮辱でも何でもありませんね。
　　　ﾘ､　K　　∧ 　 ∧.ﾚ'ﾚ' , へ
　 　 　 ヽl ヽ ∧/⌒ヽ ﾍ ／

	96 名前なんて無いだろ 10/05/08 21:33:49 ID:lV2L5wed クワトロほんっとえらそうだなwwww

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　 | |　| 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　いl ヽ,l＼＿ ＼ 　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| / 　 　 ﾄ'　　__ , --｀ｰ ｀ｰ､ __ゝ　　l　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|! 　 ,-＝､__f´::,.- =‐'´:.:.:.:.:.:.::::::）　 ﾉノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l 　 |:::::::::::::::::::::::´ ,‐tｧ‐=-　　`r‐ｲ　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽヽ|:::::::::::厂ヽ:::::. :￣:.:.:.:.:.:.:.:::/　{　 　 　 ﾄ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼!::::::::/　　 ＼:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ 　 ヽ 　 　 | ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l::::/ 　 　 　 ヽ---一 ' 　　､_ノﾉ　　 ﾄ､ ハ　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヾヽ､_ -　　　　　　　　　　､_フ′/ /　＿/ヽ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',　__　　 　 　 　 　 　 ヽ＿∠ノ　/　 ヒ´ノ
　　　　　　――― "良い"チームだ。　　　　　　　　　　　　　 ', ,-―‐--　　 　 　 　 　 　 　 /｀l
　　　　　　全く、東京の影にくれてやるには惜しいな。　　　　',　--　　　　 ＿＿_＿　　　 /　 ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　　| r――-　ニニニニニヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　 　 　 　 | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ　ﾉ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r,――‐　´￣ヽ＿＿　‐┤l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::―‐/ ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| 　


　　　　　　　　　　　　　　　 ――　､
　　　　 　 　 　 　 ／ 〉 ´　　　　　　＼
　 　 　 　 　 　 ／ ／'　 __ ノ 　 ゝ.__　ヽ
　　　　　　 　 /　/／〉　 ( ー)　(ー )　 ｌ
　　　 　 　 　 ｌ　 ´ イｌ　　 (___人___)　　ｌ
.　　　　　　　 ｌ　 　 ｉYｌ　 　 ｀ ⌒ ´　　 ｌ
.　　　　　　　/　　 ﾊ !.!　　　　　　　 　 !
.　　　 　 　 /　　/　 ' ヽ 　 　 　 　 　 /
　　　　　　 ｌ　　　／/ ､ゝ　　　　　　 ／ ヽ_
　　　 　 ´｀ ー‐ '｀./　　｀ー､　　,－´　　/ 　 ＼　　　　　　　　　　　……アンタこそ、カタギにしとくには勿体ない。
.　　　　 ｉ　　　 　 ｉｉ　　 / ｀:.ｉ 　 ｉ´ヽ.　 /　　 　 ｀　 ､　　　　　 　 　 失職することがあれば、いつでも来てくれて構わないだろ。
. 　 　 , 'ｌ　　　　　ｌ.!　 /　　 ｌ 　 !　ﾊ　/　　　　　　　 ＼
　 　 / ,:|　　　　　| ヽ/　　　!＿'　　 V　　 　 　 ,　 ,　 　 ヽ
.　　/ / ｌ　　　　　|　　　　 /:.:.:.:ヽ　　　　　　　/　/　 ／　 ｉ
.　　!/　 !　　　 　 ｌ＼.　　 ｉ:.:.:.:.:.:.ｉ　　　　　 ／　/　 /　　　ｌ
　　/　　　　　　　 !　 ヽ.　 !:.:.:.:.:. !　 　 　 ´　　 !　 /　　 　 !

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ　　　　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !　　　 　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　 /　 /　　　　　　　　　　 　 　 　 ､l , -　　 　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　l 　 !,ｨ　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ'　　　　　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　 !　 !l!　　　　　　　　　　　　 , , ノ　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　 ﾄ､ ヽ　 ! /,　_,.-＿ ,ノノ ,ｨﾉl'ヽ/,　　　　　　　,'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,...ﾉ'　　　| ﾍｰヽヽl（/ l'´ ≧ﾐ､_ ,ノ'　!　ﾘ! l　　　　 　 ﾄ!_
　　　　ははっ、"失職"か。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r'´イﾉ　　　 ヽ ﾘ　　 r'｀　 　 ヽヾ歹､=､ヽ　,_ﾘ=､　 l　 ﾉ l ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!（　ゞ,.　　　　 ´r､　r'　　　　　　￣｀ ヽ　 /ゞｸｲﾉ /ノ ﾉﾉ
　　　　　　笑えない冗談―――と言いたいが、このご時世だ。　　　}ヽ､｀` ｰ-　_i´, ﾉ'.lﾍゝ　　　　　　　　　　/　 /ｰ '´_, '´
　　　　　　全くの他人事と言い切れる程、私も自信家ではない。　　l　　￣｀ ｰ- ､｀ヽ､l,_　　　　　　　　_　　 l　 /　,(´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　　　　　 ｀ ｰ-､ヽ　　　　　　　ヾ=-' ,.', ィ､丶､
　　　　　　いつか機会があったら、頼むよ。　　　　　　　　　　　　　_,ゝ　　　　　　　　 　_レ'-―- ..,'' ―＝- ,ｲ(　　　｀ヽ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`iｰrﾍ￣｀ヽ､｀ ｰ, - '一ｰ- ､　　 ヽ.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　lｰ-ヽ _, -｀´　, --‐_ﾚ‐- ｀)　 /∠、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　| ヽ.／ r=ー'―‐'´-､ ￣ ｀ヽ///ﾆ,

　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　／ _ノ　　　　.＼　　 　 　 _,,
　　　　　　　　　　　　　　　|　（ ●）　（●） |.　 　 　 ｌ;ｌ
　　　　　　　　　　　　　　.　|　　 （__人__）　 |　　＿,_,|,|_,
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　｀ ⌒´　　|,　ト-=y 　丶
　　　　　　　　　　　　　　.　 |　　　　　　 　 }　 ヽ `ｉ,￣‐^ｌ
　　　　　　　　　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }　　　ヾ~　`　 ｉ,
　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ　_　　　ヽ、　　 ;ｉ,　　　　　　　　　社交辞令ではなく、実際歓迎しますよ。
　　　　　　　　　　　　　　　 ,,＿,ｉ　　　　　y,ｿﾄ,,__　　ヽ、　　 ;ｉ,　　　　　　　　有能な面子に恵まれるほど、生き残れるし金も稼げる。
　　　　　　　　　　　　　　 ,/r-'"j　　／ ／　ｉｉ,　`ヽ､-x,,゜r　　;ｉ
　　　　　　　　　　　 ,,／'/__.L、　　　　／ヾ、"ｉ　　　`ヽ　`;ｉ　　ｉ　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾗ ﾝ
　　　　　　　　　　,／　 /_ｉｰﾍ,ヽ､ , ／ｉ"　ヽ、 ｉ　　　　 `、'ｉ　　 ｉヽ、,　　　　　　　―――ああ。我々の"仕事"は
　　　　　　　　　_,） ヽ　"　　　ﾈﾒ、_ｉｉ"~　　　　　　　　＿Yrｉ　　　ｌ, ヽ、　 　 　 　 遠いようで案外、近い所にあるのかもしれませんな。
　　　　　　　 _,,,>t 、ヾ、　　　　ゞ;;/　　　　　　　　　／　 ,￢　　　 V⌒ｌ
　　　　　　 ,y`;,,__　　 ,ｉ　　　　 /ｉｉ'　　　　　　　　　／　r-／|　　　　ｌ　ｌ
　　　　_／^,,,　　ヘ　　ｌ　　　 /ｉｉｌ　　　　　　　　／　 ｌ"v'　ｙ　　　　 }　 ｌ

	100 名前なんて無いだろ 10/05/08 21:36:25 ID:lV2L5wed なんかない夫の台詞がフラグ立ててるなぁ。 非合法活動経費は裏経費だから、部長クラスが勝手に「浮かせよう」とするのよね...

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　企業には"ルール"ってものがある。　　　　　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　それは、ストリートでも同じだ。　　　　　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　やるってんなら、責任は自分でとりな。　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　 　 　 　 ―――ワイダメーカー、コンバットメイジ │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └──────────────────────┘



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┃ 　 　――翌日（残り１１日）　　 .┃
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│　　　|￣￣￣￣￣ '|　 ＿＿＿＿＿＿＿＿
│　　　|　　　　　　　　|　 |ﾟ Raid on　　　 　 .ﾟ|
│　　　|　　　　　　　　|　 |｡ Bungeling Bay .｡|
│　　　|,o　　　　　　　|　 ￣￣￣￣￣￣￣￣
│　　　|　　　　　　　　|
│　　　|　　　　　　　　|
│______,|＿＿＿＿＿_,|_ ＿_＿_
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＿|＿＿|＿＿|＿＿|___._|￣￣￣￣￣￣l
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃ 　 都内某所のBAR "バンゲリング・ベイ"　.┃
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＿__＿＿__＿＿__＿＿__＿＿__＿,.ノ 　 　 //
　旦,,、　　　,,旦_　　　_日_　　　　　　 　　/l/::::::::::::::::::::::::::::::: 　 　 　 　 　 　 　. 　 　 　 　i'i　　　 　　 　　　.___
＿__＿＿__＿＿__＿＿__＿＿__＿＿__,／l/　　　　　　　　　　　　 　　　 　　 /￣￣￣￣.l「il￣￣￣￣￣￣./.|
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:::::::::: 从::::::::::::::: 从:::::::::::::: 从::::::::::::::::l／l/.,,;:　.,;:　.,;:　.,,;:　.,;:　.,;:　.,,;｜ |.i"　　　l　　　　　::::::::::::::::::|::::/ ~"　/＿＿__/.／　l ./
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i 　 　　ヽ,_　　　　　|　 　 　 　 ｌ;ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !,_ノ、　（● ） 　 　.|　 　 ＿,_,|,|_,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （●）　　　 　 　 　 |　　.ト-=y 　丶
　　　　　　　　今日はお集まり頂き、ありがとうだろ。　 　 　 　 　 ! （__人__）　　　　,,|　　 ヽ `ｉ,￣‐^ｌ
　　　　　　　　遠い所まで足を運んで貰って、すまんね。　　　　　 ', 　　　　　　　　 |　　 　 ヾ~　`　 i,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　 　 　 　 ／　| 　 　 　 ヽ、　　 ;ｉ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼r‐- _／　　　y,ｿﾄ,,_.　　ヽ、　　 ;ｉ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,/r-'"j　　／ ／　ｉｉ,　`ヽ､-x,,゜r　　;ｉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,／'/__.L、　　　　／ヾ、"ｉ　　　`ヽ　`;ｉ　　ｉ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,／　 /_ｉｰﾍ,ヽ､ , ／ｉ"　ヽ、 ｉ　　　　 `、'ｉ　　 ｉヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,） ヽ　"　　　ﾈﾒ、_ｉｉ"~　　　　　　　　＿Yrｉ　　　ｌ, ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,,>t 、ヾ、　　　　ゞ;;/　　　　　　　　　／　 ,￢　　　 V⌒ｌ

	103 名前なんて無いだろ 10/05/08 21:37:50 ID:lV2L5wed やっぱり面子集めだよな、まぁ。 5,60000円あれば一個分隊作れるぜ。

　　　　 ,r'’:::::::;;;;;;;;__;;;;;;;r'´:.:.:.:.:,':.:.:.:.:.l''''‐-:;;;;;;;;;;;::::;/
　　　,r';;;;;;;;;;;;;;;r':.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.l;;;;;;;;::;/
　　,f;;;;;;;;;;;;;;;;/.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:/l:.i.:.:.:.:.:l'7''''´`ヽ、
　　i;;;;;;;;;;;;;;;/:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:._/;,;,;,;,;/､.l.:i;.:.:.:.:.;!l.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　 `ヾ､;;_i:.:.:.:._,;,;_.i:.:,r:''´/___,;／　 ﾚ'!:.:.:./ﾚ'i.:.:.:.:.:.:.i.:.i
　　　　　 l:.:.:./　　7.:.:.:.'7:.:／''''iヽ　 /:.:./''''''''ﾄ､:.:.:.:.:!.:.!　　　　　　"必要だからそうした"のでしょう？
　　　　　 !:.:.:!　`Y:l:.:.:/'i ::::::⊂,!　 ./:.／!''7ヽ!:.:｀.:.:.:,!:.,!　　　　　　ならば是非もない。
　　　　　 l:.:.:l　　!:.:!:.;!.:.:!｡____/_　 レ' ./:,/,/:,!.:.:.:.:./l:./
　　　　　 l,:.:.:`ｰ,!:.:.V:.:.:.:i,　, ,　　　　 ｀ｰ'/:./.:.:.;／ ﾚ
　　　　　　ヾ,;,;,;,i;.:.:.:.:.:.:.:.:.!　　　　_ 　' ,/:.:i,!‐''´
　　　　　　　 `i､:.`:.､:.:.:.:.:.:i,､　　 _ , -'’:.:.:.!
　　　　　　　　_!:.:.:.:.:.l_＞､:.ヽ`_´l__l;,;,;,;,;,_/


|:ｌ: : : : | /｀ﾒ､/　| :| : :|.:│　　　　|: : : : :
|:ｌ: : : : l/ :/∨＼| :| : :|.:│　　　　|: : : : : :| : : :
N: : : : |:./|{＾ｱ㍉| :| : :|.:┼ー─- |: : : : : :|: : : : : :
　'; : :| ﾚ;小　ﾄ:ｨ|ヽ|＼|ヽ|　　　　│: : : : ∧: : : : : j
　 ＼{∨:│　Ｖﾘ　　　　ｘ=＝ミ, /: : : : :/　}: : : :∨
　　　　|: : ! 　 ´ 　 　 　 　 　 ｀/: : : : :/ ﾉﾉ: : : : :|　　　　　　　うんうん。それに仕事の話なんでしょう？
　　　　|:.:人　　′　　　 　 　 /: : : : :/_／ : : : : : |　　　　　 　 だったら出向くぐらい、なんでもないわよ。
　 　 　|: : :/＼　　ｖー┐　　/: : : : :/: : : : : : : : : :|
　 　 　|: : :|: : : >､　､_ノ 　 /: : : : :/|: : : : : : : : : :│
　 　 /{: : :|: : /.: :＞‐┬／: : : :／_｣: : : : : : : : : : :|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 [ 桂ヒナギク / ストリート・クノイチ ]
　　 /∧: :.| :/: :∠二二ﾆ=ｰ＜＿__| : : : : : : : : : : |


　　　　　　　　 , -r―ｧｚ._　, -､ ＿f ￣入/⌒＼
　　　 　 　 　 / _｣ﾆ -'´　｀　　 ｀¨丶　{/'　　　　＼
　　　　　　　 l／　,　 　/ハ ｌ　|.、　　＼　　 ',　 　 |
　　　　　 　 /　　/　|__｣｀´| L.｣ j_　＼　 .　　 l　　 |
　　　 　 　 /1 / N/_! 」　 jｨｆ 卞ｬｷ｀ |　 | l 　 ｌ　　|＼
　　　　　 /|/| |　|lKﾋｨ}　　弋ソ ﾉﾉ　/　/Ｙ　　ｌ　　　｜　　　　　　そういうことです、やらない夫。
　　 　 　 l　八|＼ﾘ ゞｒ'　　　, , ,ﾃーf-ｲン　　｜　　: :|
　　 　 　 |　l: : : :〈 ' ' ｀ _　　　 　 　 |. :l　　　　|l 　 : : |　　　 　 　 無論"ラン"受諾の可否に関わらず、
　　 　 　 |　l: : : :|::＼ 　´　　 　 　 /|: :| 　 　 〃　: : : | 　 　 　 　 この場は奢って頂きますが。
　　 　 　 ﾚl : :ｌ : |: :|:∧ ＿＿,　　ｲ/: :/　, 　 / . : /: :/
　　　　　　 ＼ト､|: :|: : : : : |　　　 /: :∧/|　 /| : :/|: /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 [ ホシノ・ルリ / デッカー]
　　　　　　　　　_|: :|:_: : : : l 　 ／|: :/＼_j／-j／ ｣/


　 　　　:::::::/:::: i::::/:::∧::::::::::|:::::|::::|:: |::〈∨|:
　　　 .:|::::::::|:::::::|:::|::::|　|::::::::::|:::::|::::|:: |:::::〉〈:::::|
　　　|::|::::::::|:::::::レ!‐:|‐ﾊ:::::::├:::ト::|、|::/∧|::::|
　　　|::|::::::::|:::::::ﾄ::| V 　 ＼:::| }ﾉ }ﾉ |:l〈/:::::|::::|
　　　|::|:::::::ﾍ::::::| x=＝ミ　 ﾍﾚ=＝ミ､|::::::::::|::::|
　　　|∧:::::::::＼|. 　 　 　 　 　 　　　ﾊ:::::::::|::::||　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾗ ﾝ
　　　　 ﾍ::::::::::小　　　　　'　　　　 /ﾉ::::::::::|::/　　　　　　聞いとるでー？　美味しい"仕事"を済ませた直後なんやろ？
　　 　 　 ﾍ:::::::::|::＼　　 ｀　´　　.ｲ:|::|:::::::://　　 　 　 　 奢られることも吝かではないなあ。
　　　　　　 ＼:::|:::ﾄﾄ:|＞ ､__　＜:/:/::|:::::/
　　　　　　　　＼V ∧ 　 　 　 ﾄ､/:Ｖ:::/
　　　＿,.　 ｧ 7´ ∨　　 ､　　　　| /／＼ｰ-､　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 [ 八神はやて / コンバット・メイジ]
　 　 　 　 / /　　 |　ー　　 ,　一|　　　　 ヽ

　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　 |　　　 （⌒ ）（⌒）
　　　　　　　 |　　　　 （__人__）
　 　　　 　 　 |　 　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　|　　　　　　 　 }
　　　　　　　　ヽ　　　　　ﾍミ|
　　　　　　　　／,`　、` -`,--` ,
　　＿＿,---/;;;;;`　　`-,-/ニﾆ |
　/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,＞、 /::l,_l･　,<、__　　　　　　　　　　そのぐらいは当然だろ。好きなだけ頼んでくれ。
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::＜:::::::ヽ``l::::|　　|`l,::::ヽ　　　　　　　　　……一応、仕事の話をする前に２つ程聞かせて欲しいだろ。
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::＼|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l　　　　　　　　　　 　 以前一緒に仕事した時から"腕は落ちてない"と考えていいかい？
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ　　　　　　　　　　　 それと"今日～明日から来月の頭"まで、日程は空いてるか？
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/'　 `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く　　　';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/

　　／ /　 ／ヽ::::::::::ヽ　　　―――――
　,ｲ　:/　/　/　i::::::::::::|　　　　　　　　　　　　 ＼
　i | /　/　/　 ∧:::::::::|　　　　　　　　　　　　　　＼
　| |i　 i　 i 　 / i|:::::::::|　 　 　　／ 　　　　　　　ヽ　ヽ
　| |l　 |　 |　/　 i:::::::/　　　　 /　i　　 　 　　　　　', 　 ',
　| ||　 | 　∨、 /:::::/　　　　　i　/ /i ;/i　 　 　 | 　:!　i i
　| ||　 |　　|　∨::ノ　　　　 ／i/∨-ﾚ、| i |　l　i| 　:l //
　| ||　 |　　|　//　　,　　／　　,=＝=、 i l/l i/,－/ｲ／
　| ||　 |　　| // r-く ｀i/　　　くｲｿ i　ヽﾚ　/ ,＝=j
　| ||　 |　　| i i　{ くi 　|　　　　 ヾノ 　 　　　 rﾘ７
　| ||　 |　　| Ｋ　ヽ_ 　 ヽ　　　　 ｀¨"　 　　　｀"i　　　　　　　私は問題無いです。
　| ||　 |　　| |　ヾ´　　　 ｀　ヽヽ　　　　　　` ｀｀|　　　　　　　受けている依頼はあるけれど、期限はまだ大分先ですから。
　| ||　 |　　| |　　i　　 ヽ、　　　　　　　_ _　 　 /
　| ||　 |　　| |　　|　　 　 ＼　　 　 　 　　 　／　　　　　　　　　　腕の方も、向上していることはあっても
　| ||　 |　　| | i＝＝=＿＿_`　、　　　　, イ　　　　 　 　 　 　 　 落ちていることは無い、と信じて頂いて構いません。
　| ||　 |　　| | |:::::::::::::::::::::::::::::＝ ー―く i :i
　| ||　 |　　| |_j:::::::::::::::::::::::::( >:::||/i　 il　i :|
　| ||　 |　　| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::||i/ 　|| :| :|


　　　　　／￣￣＼
.　　　.／　　　_ノ　 ヽ
　　　 | 　　　（ ●) (●)
　　　 | 　 　 　（__人__） 　∫
　　　 |　　　　　｀⌒´ﾉ　∬
.　　　ヽ　　 　 　 　　} |￣|　　　　　　　　　　　　　　　　　　ああ、正直ルリのことは何も心配してないだろ。
　　　　　ヽ　　　　 ノ　|＿|）　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 このご時世、デッカーは幾らでも仕事はあるからなあ。
＿＿__／　　　　　 ｲー┘ |
| |　　/　　/　　　 　_＿＿/　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ましてルリぐらいの優秀なデッカーなら、尚更だろ。
| |　 /　　/　 　 　　|
| |　（　　　￣￣￣⌒ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|

　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　 , -'"´:::::::::::::::::::｀ ‐ ､
　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::i:::l:Tr､';::::::::::::::::::ヽ　　　　　　　　　　　　　　_
　　　　　　　　　　,':::::::::;:ｲ:::l:::l:::l ＿｀i::::::::::::::::::::l 　 　 　 　　　　　　　 ／､〉
　　　　　　　　　　l:i:::l::::i::l::::li:::l:::ｌ　＿l:i::::::::::::::::::l　　　　　　　　　　 ／ ／
　 　 　 　 　　　　l:l::::l::::l::li:::li';::l:ｨTﾌ!ﾉ!:l:::l｀ヽ::::::l 　 　 　 　　 　 ／ ／
　　　　　　 　 　　l:l::::l::::l,.ﾍ',ヽ　 ゞ-' ﾉl:::::l.ｿl:::::::l 　 　 　 　　／　／
　　　　　　　　　　 ';!ヽ';::l し 　 　 '"´　l::::lプi:';::::l 　 　　　／ヾ／　　　　 　 　 つまり私達の腕は心配ってことかしら？
　　　　　　　　　　　　/:｀:',"｀ _ノ 　　 ,ｨ:::l::i:::l:::';::',　　　／　／　　　　　　　　　何なら今この場で証明してあげても構わないわよ？
　　　　　　　　　　 ／:;'::::::｀ ‐ ､ ＿／ l:/入l:::ｌ::::':;:ヽ／　／
　　　　　　　　 ／::::::::i::::::i::::;'::::l::;ﾊ　 ノ /　＼:l:::::／　／､
　　　　　 , - '´::::／:/::';:::l::::i;:ｨイ　 ＼ /　　/´／　／ヽ､:::ヽ
　　　 ／／:::::::/::::/::::/, -'´　ll　ヽ　／ 　 /／　／ ＼:::::',ヽ::',


　　　　　　 ., ──‐､
　　　　　 ／　　　　　＼
.　　　 　.|　　　　 _ノ　　ヽ
　　　　　| 　　　 （ ●) (●)
　　　　　| 　 　 　 （__人__） , -―ーっ
　　　 　　|　　　　 ｀ ⌒´ﾉ （ ゝ彡￣
.　　　　　 ﾝ　　 　 　 　 } ﾞ|￣'|　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ……とりあえず得物しまってくれ。店から追い出される。
　　　 ／⌒ヽ､ 　　　 ノ　 .|,　 |
＿＿/　　　ﾉ ＼_ィ ´ー‐ｨ'　　 ∫　　　　　　　　　　　　　　 落ちてないならそれが一番だろ。落ちてたら困るから聞いてるだけさ。
| |　 /　　 /　　　　r_＿＿__ ∬　　　　　　　　　　　　　　 　 ヒナもはやても、一緒に"仕事"は結構長い間してなかったからなあ。
| |　/　　 /　 　 　 |i　　　 ┌‐┐
| | （　〆⌒'──r─≒､.（(| 　 |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣└‐┘￣￣￣￣￣￣


　　　　／::/:::::::::::/:::::/::::l:::ll::::l:::::::::ヾ:::::ヽヽ:::ヾ＜ヽ―‐::l｀ヽ/ ﾑ:::::::',
　　　/::; ｲ:::::::::::::l:::::::l:::::i|:::ﾊ::::ﾄ:::::::::::ヽヽ >∠⊥--⊥::::::l::://＼l:::::::::l
.　　/::/./:::::/:::::::l::i::::l:::::l l:l　ヽl ヽ:::::::::`<//ｂ￣￣l｀ヾヽ ﾚ/:::::::::l:::::::::l
　 // ./:::::/:::::::::l:::l:::_l__⊥ﾆ==ﾐ､ ヽ:::::::::::ヽ l　　　l l　l,ｲ::::l:::::::::::::l:::::::::l
　.l/　/:::::l::::::::::::l::::l:::ﾊ::::l/ｨ￣ ﾑ　　ヽ:::::::::| ﾏｰ-' タ　 |:::::l:::::::::::::l::::::::::l　　　　　んー……、私は正直そんなに自信ないなぁ。
　　　l:::::::l:::::::::::::l::::l::l　Y l l　　l l　　　ヽ::::::|　ゝ-∠　　l:::/::::::::::::::l ､::::::l
　　　|::::::ﾊ:::::::::::lヽ:ﾄ::ヽﾍl　ﾏZタ　　　　 ヽ! 　 　 　 　 l/|::::::::::::::::l　}::::::l　　　　　研究暮らしやから、魔法の腕は落ちてないと思うけど
　　　l:::::l　l::::::::::l:::`{::ヽヽ　 ｰ　 ´　 ､　　　　　　 　 　 　 l::::::::::::::::ﾚ'::::::::l　　　　　実戦は最近あんまりしとらんね。
　　　 l::::l　l:::::::::|!::::::::::::＼ヽ､　　　　　,　‐-　　　　　　　/, ｲ:::::::::::l::::::::::::l
　　　　l::l　.l:::::::::l::i::::::::l::::::lー`　　　　　　　　　　 　 　 /'　l:::::::::::l:::::::/l::l　　　　　　　ヒナちゃんも私も同じフリーの身やのに、
　　　　 l:|　ﾍ:::::::l::ll:::::::l::::::::＼　　　　　　 　 　 　 　 　 ／l:::::::::::l::::i:/l:lﾘ　　　　　　　雇用率には悲しいほどの差もあるしなあ……。
　　　　　`　 ﾍ::::::!::!:::::::l:::::::l::::｀　､　　 　 　 　 　 　 ／　 l:::::::::::l::/ﾘ ,ﾘ
　　　　　　　　ﾍ::::ヽヽ::::ヽ:::ﾍ::::::::::::｀　　_ 　 　 　 ´　　　l:::::::::/l/,､

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ _＿ _
　　　　　　　　　　　　　　　 ,.　.:´ : : : : : : : :..｀ヽ､
　　　　　 　 　 　　　　　 ／　. : : : : : : : : : : : : : . ＼
　　　　　 　 　 　 　 　 /　. : : : : : :.:|: l:| ﾉ只: : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　/. l::l::|: : |: :.:.::|: l:| ￣｀ヽ.: :.:i: : : |
　　　　 　 　 　 　 　 ′:l:.l::| :i |: :.:.::レ＜ ￣　i: : :|: : :.|
　　　　　　　　　　　 i: : :l.:l::l TT´i.:.:|ﾘ }ｨr=. ｧ |.:.:.:ﾄ : :.|
　　　　　　　　　　　 |: : : :l::l:{ィt ﾐヽ| 　 {りｿﾉﾊ: : |) ): |
　　　　　　　　 　 　 ヽ: :＼:.ﾊ りﾉ　　　 ,,,¨´　 i: :.ﾚ ::.:|　　　　　　　それは仕方ないわよ。メイジは使いどころが難しいからね。
　　　　　　　　　　　　 ＼: : : ﾊ '''｀　　　　　　 ﾉ: :.i : :.:|　　　　　　　対して私は、混ぜればとりあえず戦力になるから話も来やすい。
　　　　　　　　　　　　　　＼:{: :ゝ､　 ‐-　　, ｲ: : :∧: :.|
　　　　　　　　　　　　　　　 ｀Yヽ: :.＞r‐＜ _」: :./: :i: : |　　　　　　　　　……正直、やらない夫君以外で
　　　　　　　　　　　　　　/´￣｀ヽﾄ､ヽ:::::::::::::l:.:/: : :l: : :l　　　　　　　　　まだメイジを上手く"使える"人は見たことないわよ。
　　　　　　　　　 　 　　 / . : : : : ::ﾄ､ヽ＼: : : l/:L＼|: : :ヽ
　　　　　　　　　　　　 /. : : : : : : :i　ヽ＼ ＼´￣ ｀i　｀ヽ､:',
　　　　　　　　　 　 　ﾉ. : : : : : : : :l: : :ﾄ､ ＼ ＼ 　 | 　 ﾉl:l.:ヽ
　　　　　　　　　　　/. : : : : : : : : : l: : :l　ヽ､＼ ＼」　//｝l:.:.:|


　　　　　　　　　　　　　r ─ ､
. 　 　 　 　 ／　 　 /　　　У　　　　　　　　 ＼ヽ､___ Y:::: : /
　　　 　 ／　　　 〃　　／　　　　　r斗　　　　 ヽ　＼{::::::::i
.　　　／ 　 　 　 /　 ／　 .,　 　 i　.厂|　　　　　　　　 廴:::|
　　〃　　　　　 ,'　〃　　./　 　 .|　{　 l　ヽ　　 　.i　　　V::
　 /.　　　　 　 ,'　/ｲ　　/　　　__|__|　 ヽ　 ＼ 　 :|､　i 　}:}|
　,'　　　　　　/　/　{　,ｲ　　　{L_|,八　　 ＼厂`ヽj .Ⅵ　 八.
./　 　 　 　 /　　　 |./ {　　　ﾉｷメﾐ＼ 　 Z≡≠､_! ,}}!　}! 人.
　　　　　　,.'.　　 　 |{　|! 八　{ .代y!　　 ´　{うcﾘア },' /Y⌒!iz.　　　　上手く使えば、決して"サムライ"にも劣らないだけの
　　　　　 ,', 　 　 　 ヾ人{ｨ/＼N ￣ ﾉ　　　 ゞ- '´ /／ ,')ｨУ　　　　　強さが"メイジ"にはあるのですけれどね。
　　　/　,'　　 　 　 ／　 Ⅹ　/八　 `　　　　　　ーイ　/_／
　　 ,'　 ;.　　　　／　　 /　爪 { 　ヽ､　ゝ　　　　 ,ｨ/ ./{¨　　　　　　　　　　戦略、というものをちゃんと考える人でなければ
　　,　　;{　　 ／　　 　 { /{　ヽ!.　 　 ＼____,, ィ　./ ./ .|　　　　　　 　 　 　 扱えないのは紛れもない事実ですから。
V./!　 ,'　 ／.　　 　 　 |　|!　　＼　__,,．イ:}　 ／〃　入
..V !　.{.／　 　 　 　 　 !　レ´￣￣/::::::/:八/　 / ／　 }ト､.　　　　　 　 　 それに"魔法使いにできること"というのは、
　V!　 {!　　　　　 　 　 |　|! i:..　　/:::: / 　 /　 /¨　　　/:::::ヽ.　　　　 　 　 一緒に組まなければ知り得る機会もない。
　 V　 |　　　　　　　　 .',　Vi!　／:::::::{{ ／{　　{　 　 ／:::::／／　　　　　　 万人に理解を求めるのも酷というものです。
　　V　!　　　　　　　　/ ＼Ⅴ/:::::::::: {{イ　! 　 |==ヲ: : ／／:::/

　　　　　　　　　　　　―――
　　　　　　　　　´::::::::::::::::::::::::::::::::｀:::.....､
　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::＼
　　 ./::::::::::::::l::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::::::::ヾヽ
　　/:::::::::::i::::::l:::::::::::::i:::::ﾄ:::ヽヽ:::::ヾ==l― ､ r, ﾆl:i
　./:::::::/:::l:::::::l::::::::::::::l:::_l｣::-l‐l―-l＝.｢｀>､＼::::l:l
　l::l::::::i:::::{::::::::lヽ::::::::::｢ヽ}ヽ/Nヽ:::::|l:::::l/ /::＼`l::l
　|:l::::::::l::::::l::;r T ﾍﾍ::::ﾍ.　 ≠ん￣ヾヽl./:::::::::::`l::|
　|l:::::::::::l:::::l/lヽlィミﾍ::::ﾍ　 　 ほ:::::::}/l/:::::::::::::::|::l
　 l:::::::::::ヽ::::::l/{ b:::ヽ＼｣　　 弋___Z　|:::::::::::::::::l:::l　　　　　　……そうやね。
　　l:::::::::::::ヽ::lヾ.弋Z｣　　　　　　　　　l::::::::::::::::::l:::l　　　　 　 少なくともここにいるみんなが"判ってくれる"分、救われるわぁ。
　　.l::::::::::::::::ヽ{　　　　'　　　　　　　　.l::::::::::::::::/::::l
　　 ﾍ::::::::::::::::::ﾍ　　　　ー ´　　　　 , l::::::::::::::/::::/
　　　ﾍ::::::::::::::::::::ト　　　　　　　　／　l:::::::::::/:::::/　　　　　　　　　それで、そろそろ仕事の話を訊いてもええかな？
　　　　ﾍ:::::::::::::::::l:::::::＞:....r‐　 ´　　 l:::::::;ｲ,::::/　　　　　　　　　　話を聞くまでは、酔うわけにもいかんからなあ。
　　　　　＼ヾ:::::::ﾍヾヾヾ_｣――_＝‐l/}/ヽ'/'
　　　　　　　ヾヾヾヾ　 /〉‐<￣　 ＿　　　 〉ﾍ ､ ＿
　　　　　　　　　　 r‐l］/::::::::l　<´_ -┘ ／: : : :/＿
　　　　r―――‐/: :l{ l:::::::::::l　　　　イ: : : : : :/::::::::
　　　/―...￣￣/: : : lvヽ::::::ﾉl ／ ／: : : : : :/::::::::::
　　/::::::::::::::::::::/: : : : |　/￣l　 ／: : : : : : : /:::::::::::::


　　　　　　　,.r‐''￣￣ ' ‐ ,￣￣ `丶,
　　　　　　 ヽ,　　　 Φ　　　丶、　　　＼
　　　　　　　　>、,_.................　;:;:;:ヽ,　　　　ヽ.
　　　　　　　　i ,'`''￣￣￣^ヽ, ;:;:;:;:;:v,, ‐‐ /
　　　　　　　 i:　 //　　 ,　/　 ヽ;:;:;:;:ﾉ　_／
　　　　　　　,' , //　 ／／ ',　ヽ,ヽ,_／ i ',
　　　　　　 /,' /ーァ‐ﾅ/,' /　 /‐i‐x,i,　i i
　　　　　　 i i i //_,...,,_〃/ ／_,...,L,,i　,'ﾊi
　　　　　　i∧ﾚﾚi ゝ_ソ /／　:i__ンﾚ,' // 〉
　　　　　　i　!v'iY', 　　 '´　,　　　"'/ ,'　/　　　　　　　　　　　　ああ、コトは単純ですよ、はやて。
　　　　　　i　i　l ',::iヽ,　　一　　 ／;'　/
　　　　　　　i:;　!;:, |　 ヽ、　,.イ ﾉi　i ;'　　　　　　　　　　　　　　　　ｼｬﾄﾞｳﾗﾝﾅｰ
　　　　　　f´i:; V´ ＼ _,.;ミミヽ;＼i　ii i |ヽ,　 /i　　　　　　　　　　「　"同業者"　と殺り合うことになった。
　　/￣￣ヽ, y　i　　 i!`''‐.,,ヾヾヾ＼　 i　 ', // /`'‐x　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 だから力を借りたい。 」
　./　　　 `' `''V,ヽヽ,i!　　　 `''‐.,,ヾ;:;ヽ!　 ﾚ'//;:;／/
　i　　　　　　　i ヽi ;i!　　　　　　　`'‐,ヾヽ i/;:;／, '　　　　　　　　　　　　　つまるところ、それだけですね。
　i　　　　　　　',ヽ,'i!　　　　　　　　　 └―‐7 , '
　!⌒',　　　　　 ', :i!　　　　　　　　　 .:　　　,':∧
　!o/;i　　 v''　　,'i!　　　　　　　　／!　　　,'/　 ヽ

　　　　　　　 　 　 　 ／　　　　 　 　 　 　 　 ! 　 　 　 　 l　　 　 　 　 　 l　　 ＼
　　　　　　　 　 　　/　　　　 γ　 !　　 　 　 l　　　　　/,_l　　　　　　l　　ﾊ　　　 ヽ
　　　　 　 　 　 　 / 　 　 　 /　　　　　l　　 /!　　　l 　/7i!　　　 　 　 l　 l '.ヽ　 　 丶
　　　　　　　　　 /　/　　　/:.. /　　 　 /i　 / l　 　 ,1 /t´kl　　　l 　　　l　l　 ﾊ
　　　　 　 　 　 /　/　 /　!:　│　　　 / l　/　l　　 /! /　　 l　人ヽ　　 lヽl　　lllll　　　 '.
　　　　　　　　 l /1　 /　 l;:　 l　　　l　l /　 l　　/ l/　　　.l　/ ::0',ヽ 　l≧"　　　l
　　　　　 　 　 l/ l　/!　　l　　l　　　‐ナ　　l　 /r,l!_　　　 l　{ :::..::　}ヽ l　　　　 　l　　　l
　　　　　　　　 l　l / l　　 l ｀ー─1´　l!.　　l　/　 l ￣｀ﾞ''┼ ヽ､_,ノヽ　l　　　　　　　　 l
　　　　　 　 　 　 {l　l　　/!/ l/r=＝z l　　. l /　　 _, ...,_ 　l l /1ヽ ヽ !ヽﾚ⌒Y　　　　　l
　　　　　　　　　　l　 l　 l ﾚj　{{!　　 i}}　　　l!　　 z"⌒=z　lソ l　ヽ ﾄ l 1ﾚ⌒}'　　　　 /
　　　　　　　　　　l　 l　l　/　　ヾzzシ　　　　　　 {{、　 j}}/1　l 　 ヽ!ヽ.'l)ノ/　　　 イ
　　　　　　　　　　　　Vi!/　　　　　　　　　　　　　｀¨ﾞﾞ¨´　　 / /　l ヽ l　Lノ　　　　l
　　　　　 　 　 　 　 　 l l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ /　 j 　 j!　　　　　 　 l
　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 / /　 /　 / ヽ　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　 ヽ、　　　　　　　　　　　　　 　 //1　,' 　 /-ｲ　　l　　　 　 l
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l ヽ、　　　　　　　　 　 　 　 //　l　l　. / 　 　 　l 　 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　　　l　　l ヽ、　　r--,　 　 　 　 _ﾝ 　.l ,:'　 /　　 　 　l　　　 　 l
　　　　　　　　　　　　　　　l　　l　/ l｀ーr￣＿＿＿,. -‐''≠l /　/　 　.　　　l　　　 　. l
　　　　　　　　　　　　　　　l 　 l /　l　l__,j-‐'´　《-'‐─'"´::1/　/ ｀ヽ､ ∧　 l　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　l　 l/_-rf"´　　　　　j':.,:::::::::::::::,'/　/　　　 ｀'-　　l　　 　 　 l
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l　l∧:.l l!　　　　　　l_,. -‐ .,_:::l/　/　　　　　//ゝl
　　　　　　　　　　　　 　 　 l　i!:.:l:.l l!　　　　 　 l＝=z､ ヽ!　/　　　　　//　彡


　　　　　 /　　 /　　　　/l　,|　i　　　　i　　　 l　 .l　　　 i　　　l　　　　l＼
　　　　. /　　 /　　　　/ l　l l　|　　　　ﾄ　　　 l　 l　　 __l　　　l　　　　l＼
　　　　/　　 ./　　　　/　l l　l .|　　　　l ヽ　　　l　l|_／__l､ヽ､/l　　　　|＼
　　　　|　　　l ｣＿＿/___l_l　 l,lﾍ　　`v|　 ｣ -- r tl‐ ´　l､>' ./l　　　　|＼
　　　　|　　　l,ｲ　　./＿_|/￣l.l ﾍ　　　|二|＿___|_|_|ニﾆ.l', ィヽl　　　　|＼
　　　　|　　　l .l　　/イ￣￣ ｢ll　ﾍ　　.l ´T￣￣ ヽTヽ / 　 ヽl　　　　|＼
　　　　|　　　　.l　./__弋＿_/__{. 　ﾍ　.l　_⊥＿＿/｣　/　　　 ∧　　　l＼
　　　　|　　　　 l　l ￣｢｢｢｢￣　　 　 ﾍl　￣￣￣￣l /　　　 /　}　　　l＼
　　　　.l　　　　 ∨|　 川 |　　　､　　　　　　　j　　/ｲ　　　 /　/　　　l＼
　　　　　l　　　　　.|　　 し　　　　　　　　　　　　 /　l　　　/／　　　 .l.＼
　　　　　.l 　l　 　 ﾍ　　　　　　 , -‐-　､ 　 　 　 　 l　　 /　　　　　 / ＼
　　　　　 l　 l　　 　 ＼　　　　 `ー――'　　　U　./　　/　　　　　 / ､＼
　　　　　　l　ﾄ　　　 　 ＞　　　 u　　　　　　　　, / 　 /　　　　　 /.＼＼
　　　　　　ゝ{ ﾍ　|ヽ　 ﾄ　　＞　　　　　　　　＜,ｲ　 /　　　 /l　/ .､＼＼
　　　　　　　　　ﾍ{　ﾍ .|ヽ /∨ヽl｀ー　　´　　　/,ｨ'　　 　 / //　＼＼＼
　　　　　　　　　　　　ﾍ|　`　 　 ｣_　＿　　　　/'　|　 /　/　/' ＼＼＼＼
　　　　　　　　　　＿＿__ ／￣　/~ヽ　 ｀　―--⊥／}/ ＼＼＼＼＼＼
　　r┬...:￣￣￣:::::::::::/ ヾ､> ／　　 l　＿＿_　　　ﾍ__＼＼＼＼＼＼＼
　/　 l＿＿＿＿＿__/　 ﾄ､/ |　 　 /| |　　___l　 ／　 /｀::ー. __＼＼＼＼
/　　 l　　　　　　　　l　　 l ／｀ーイ　l ￣__ -‐　　　,ヘ::::::::::::::::::｀　､＼＼

　 　　 ／￣￣＼
　 　／　　 _ノ　　＼
　 　|　　　 （ ー）（ー）
.　 　|　　　　 （__人__）
　 　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　　（　そりゃ、シオンのその説明だけじゃ
　 　.ｌ^l^lｎ　　　 　　}　　　　　　　　　　 そういう顔にもなるだろ、常考……　）
.　　 ヽ 　 L　　　 　}
　 　　ゝ 　ﾉ　　　ノ
　 　／ 　/　　　 ＼
　 ／　 /　　 　 　　＼
. /　　/　　　　　　|ヽ、二⌒)､
　ヽ＿＿ﾉ


　　　,' |　|　　 ,'　 / γ }:::ﾊ　　　 ,　　　　　ヽ, -‐_‐_､
.　　 ,' l　l|　　,'　 ,'　/ ,ﾘ:::::ﾘ　　／ ハ　　　　　ヾ､　‐-ヽ
.　　 l. l　l| 　,'　　ｌ / .r'::::::/　 /　/　 ﾊ　、', ﾊ丶　ヾ　　ﾊ
.　　 |　!　|　; 　　|'　 l:::::ノ　 ,.'‐ナ_ナトﾊ l　', ﾊ ',　ヾ､　 l l
.　　 |　l.　l ,'　 　 l　 r ､l l '　ヾr'､)ﾊﾄ、　lﾊｿﾚ+､l　',ハ　;　!
.　　 |　l　 l,' 　 　 l　lﾆ>| |　　　､ゞ' ' .'　　ﾉ ,ｨ;ﾄ<ｌ　ﾘ 　 ;　l
　 　 l　|　 ;　　 　 l λ'､ヾ､　　　｀ ´　　　 　ﾋﾘ,ｲl ｲ 　 '　 l　　 　 　 ……正気？
　　　l　|　,' 　 ;　; l ,'ゝ ,､　｀　　　　　　　　ゝ ´ ﾘ/ 　 ,'　 ,'
　　　|　| ,' 　 ;　 ; |' ＼.｝　　　　　　　　　- 　　ﾉ,'　　,'　 ,'　　　　　　　 　 　 ｼｬﾄﾞｳﾗﾝﾅｰ
　　　|　/ 　 ,'　 ;　ｌ　　'l 　 　 　 　 　 　 　　,.ｲl ;　　,'　 ,'　　　　　　 相手が "同業者" と知りながら仕事を受けたのなら、
　　　| /　　,' 　,'　 ｌ 　├:-..､　 ､ 　 　 　 , '　l |,' 　 ;　 ,'　　　　　　　リスクが大きすぎて正気のものとは思えないのですが。
　　　/.　　,'　 ,' 　 l　　|:::::::::::::｀:::-｀-r‐ '　　 | |　　 l　 l
.　　/　,..-‐-..､　 _ﾉ-'´::::::::::::::::::::::::::::l 　 　　 | |　　 | 　|
　 / r':::::::::::::::::｀´::::::::::::::::::::::::::::::::::r⌒ヽ、　　l |　 　| 　|
. /. ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、__,）..､　LL___ | 　|


　　　　　　 ., ──‐､
　　　　　 ／　　　　　＼
.　　　 　.|　　　　 _ノ　　ヽ
　　　　　| 　　　 （ ●) (●)
　　　　　| 　 　 　 （__人__） , -―ーっ　　　　　　　　正気だし、冷静さも失ってないだろ。
　　　 　　|　　　　 ｀ ⌒´ﾉ （ ゝ彡￣　　　　 　 　 　 それに予測されるリスクに相当するだけの報酬もある。
.　　　　　 ﾝ　　 　 　 　 } ﾞ|￣'|
　　　 ／⌒ヽ､ 　　　 ノ　 .|,　 |　　　　　　　　　　　　 　 ……ルリは戦場に行かないので割とリスク低いけどな。
＿＿/　　　ﾉ ＼_ィ ´ー‐ｨ'　　 ∫　　　　　　　　　 　 　 でも"監視"と"制御"にかなりの労力を割いて貰うつもりだろ。
| |　 /　　 /　　　　r_＿＿__ ∬
| |　/　　 /　 　 　 |i　　　 ┌‐┐　　　　　　　　　　　 　 なので報酬としては 5,000新円ぐらいを考えてるんだけど、
| | （　〆⌒'──r─≒､.（(| 　 |　　　　　　　　　　　　　 どうだろ？
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣└‐┘￣￣￣￣￣￣


　r'　 /　 /,':::::/　　　　 /　　　　　　',　　　　　∨:::}　',
　|　 ,'　 / {:::::;'　　　　 / l l　　　　　,ﾊ　　　　　}:::::} 　',
　|　,' 　;　ﾍ::::{　　　 ,.ｲ　| | l　　　 lﾊ |__､　　　 l::::ﾉ　　l
　';. l 　 !　l ヽ:',_　,ノ‐￢十l l　　 /ｻ「l__ ｀ヽ､r'ヾｲ　ｌ　 l
　 ', l　 l 　l　　}､}l ､ｨ‐卞ﾄ､lﾍ.　/ﾘ ,ｲ_）心ヾ'ﾘ<|l　　|　 l
.　 ',.l 　l　 ｌ 　λﾍ ｀ いzｿ,ﾞ　∨　　弋z'ｿﾉ ﾉｨ/ !　 l　 ,'
　　',.ｌ　ｌ 　l　　lヽ. ﾄ ｀'｀´　　　　　　 ｀　´　ｲ '　|　 l　 ,'　　　　　　不満はないです。拘束日数を考えればむしろ破格でしょう。
　　 'l　l　　l　 ,'　 ｀',｀ 　　　　　' 　 　 　 　/　　|　 ;　,'
　 　 l ,'　　 ',. l 　 　 ヽ　　 　　 ‐　　　　, '　　　|　,' .,'　　　　　　　ある程度高度なセキュリティに対してアクセスが必要であれば、
　　　l,' 　 　 ',|　　　　　_>,、　　　　　, ｲ 　 　　 ! ,' ,'　　　　 　 　 .リスクに見合う追加報酬は別途要求したいところですが。
　　　;'　　　　ｌ　 ,. ‐ '´　.λ 丶、_ . '　 lﾊ、　　 l ,' ,'
　　　;　　　　 '/´　　　　,'　l　　 　 　 　 ｀} ヽ、 |.ｌ ｌ
　　 /　　　　/　　 　 　 {　　　　　　　　 / 　　ヽ',| |

　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　|　　　 （ ●）（●）
.　　　　　|　　　　 （__人__）
　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　|　　　　　　 　 }　　　　　　　　　それについては問題ないだろ。
　　　_.／:l ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　　侵入制御して欲しいセキュリティも、あくまで"小企業"レベルだ。
‐''"´:/::::::|_　ヽ＿　 _＿ノ::、
::::::::: !::::::::l′　　　　 ＼　,ｲ＼　　　　　　　　　 ……ただ、もし予想以上に相手チームの"デッカー"が優秀だった場合は、
::::::::::l::::::::::l 　 　 　 　 /:｀:::ｌ:::::＼　　　　　　 　 それなりにリスクも増えるだろうから、適宜追加報酬は払うだろ。
::::::::::|:::::::::::＼　　 　 /:::::::::::l:::::::::＼
::::::::::|::::::／＼ヽ　　 l::ヘ::::::::l::::::::::::ﾊ
::::::::::l／:::::::::::o:ト　.｣::-:::::＼::!::::::/::::l
:::::::::::::::::::::::::::::: l`ｰ'l:::::::::::::::::`::/::::::::l

　　　　　　　　 　　　　　　_ _＿＿ _ _
　　　　　　　　　　　 , .:´ . : : : : : : : : : ｀ヽ､
　　　　　　　　　 ／ . : : : : : : : : : : : : : : : : .＼
　　 　 　 　　 ／ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　 　 　 　 / . : : : : : : : : : : : : :r＝=ｭ: : : : : : : :.',
　　　 　 　/ . : : : : : :/:./..:./:/ ////ム: : : : : i: : :.',
　 　 　 　 i. .:.:.:.|:.:.i: :|: :|:.i: l: |: | ´￣｀ヽ. :i.:: : l: : : :i
　 　 　 　 |: : :.:.|:.:.|.⊥⊥{.:.l:.|,:.ィ´ ￣｀ヽ l:.:.:.:l: : : :|
　 　 　 　 |: :.l.:.:l.:.:l.:仁V |:.:l:.|.:.:|r=〒ﾃﾐヽ: : :.l: : : :|　　　　　　小企業が相手、なのに"同業者"と争わないといけない。
　 　 　 　 |: :.|:.:.|: :l:{〈{ l｡1ハ|ヽ| { ﾄ｡ rｲl.:: : : lヽ: : |　　　　　　……なんだか事情が判らないけれど、複雑そうな"ラン"ねえ。
　 　 　 　 |: :.|:.:.|: 从 ヽり　　　　ヽヒﾉﾉ ﾘ . l: l！: :|
　　　　　　＼|ヽl: :.|:ﾊ　　,　　　　　　　　 l:.:.l: ﾚ'.:.:.:|　　　　　　　　報酬の話を進めるよりも先に、
　　　　　　 　 　l: :.| :ﾊ　　　 _ 　 　 　　,.ｲ: :l/: : : : ',　　　　　　　　依頼の全容を話して貰った方が正直助かるわ。
　　　　　　　　　＼|ヽ: :＞､ 　｀　　,.　'　,': :/: : : : : :.l
　　　　　　　　　　　　i : :l: : ｀ﾆﾆ´ _,.. イ.:./ヽ: : : : : :.l
　　　　　　　　　　　　l : :l: l ソ )::::::::::::::l:./ 　 ヽ: : : :..:l
　　　　　 　 　 　 　 　 >:|　 ／.::::::::／ l/ 　 　　＼: :.:|
　　　　　　　　　　 　/「|　/　　　　　　　 ,.　 -─ ｀ヽ.:|

　　　 　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●
.　　　　　　　　　|　　　 　 （__人__）
　　　　　 　 　　 |,　 　　 　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　 　　 │ 　　　　 　　 ｝
　　　　　 　　　　 ヽ､　　　 　　ｿ
　　　　　　　 　 ｲ斗┴r┐｀ .;
　　　　／￣`ーゞ､　 /　|__ 〈ー─r､　　　　　　　　　　　　なるほど、言われて見ればその通りだろ。
　　　/　　　　　＼ ∨＼ 　|,ベ._ /　|　　　　　　　　　　　　じゃあ先に"ラン"の内容から説明させて貰うわ。
　　 ｛　　　 . : : : . ヽ＞ｰ＼[￣{ 〉＼|､_
　　　| 　 　 　　 ｀丶}＼　 __＼_]~∨'＼｀ヽ
　　　:|　　　._　　　　＼_}/r‐-}＼　ﾞ,`''く l　ﾞ,　　　　　　 　 　 　 芝浦の中小企業群の一角に、
　　　 ﾄ､: :./ ／￣｀` ぐ└f'二）::{　 ',　 | !,ゞ┐　　　 　 　 　 　 "デキル・システムズ"って会社があってだな―――
　　　 `､∨ ´　,.､-''"~￣}_｛‐''く:::{_　 ', _|_|_,rｰ'､_
　　　　 }｛　／　_､-'''"~￣{_＼;;;;;ｊ;＞＜;:::::＼:::ﾍ}＼
　　 　 　}∨: ／　　_､-''ﾞ~￣￣　　　　　＼::::},之_　ヽ
　　 　 　 〉∨ 　 ／　　 　 　　　　　　,.､イ;;ノ_ 　 ｀ヽ}
　　　　　{:　＼,/＼　　-‐　'"　　　／｀￣　　　 　　:.:｝

　　　　　　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────────────―─┐
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　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
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　　　　　　　　　　　　　　　│ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┏━┻┻━┓　　　　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　Now Moaing. ...　　　 　 　 　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　 　 しばらくモアイでお待ちください。　　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　└───────────────────────―┘

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　　　　　　　 　 　 　 ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ ､
　　　　　　　,　 ´::::::::::::::::::i:::::::ヽ:::::ヽ::::::＼:::::ヽ:::::::::::ヽ:::::::::::ヽ::ヽ
　　　　　 ／:::::::::::::/:::::/::/|:::::::::::ヽ:::::ヾ ､::::ヾ:::::ヽ:::::::::ヽ＼:::::〉:::::ヽ
　　　　／::/:::::::::::/:::::/::::l:::ll::::l:::::::::ヾ:::::ヽヽ:::ヾ＜ヽ―‐::l｀ヽ/ ﾑ:::::::',
　　　/::; ｲ:::::::::::::l:::::::l:::::i|:::ﾊ::::ﾄ:::::::::::ヽヽ >∠⊥--⊥::::::l::://＼l:::::::::l
.　　/::/./:::::/:::::::l::i::::l:::::l l:l　ヽl ヽ:::::::::`<//ｂ￣￣l｀ヾヽ ﾚ/:::::::::l:::::::::l
　 // ./:::::/:::::::::l:::l:::_l__⊥ﾆ==ﾐ､ ヽ:::::::::::ヽ l　　　l l　l,ｲ::::l:::::::::::::l:::::::::l
　.l/　/:::::l::::::::::::l::::l:::ﾊ::::l/ｨ￣ ﾑ　　ヽ:::::::::| ﾏｰ-' タ　 |:::::l:::::::::::::l::::::::::l　　　　　……なるほど、容易い"仕事"やないね。
　　　l:::::::l:::::::::::::l::::l::l　Y l l　　l l　　　ヽ::::::|　ゝ-∠　　l:::/::::::::::::::l ､::::::l
　　　|::::::ﾊ:::::::::::lヽ:ﾄ::ヽﾍl　ﾏZタ　　　　 ヽ! 　 　 　 　 l/|::::::::::::::::l　}::::::l　　　　　相手の"同業者"を派遣を、こちらが予測してるように
　　　l:::::l　l::::::::::l:::`{::ヽヽ　 ｰ　 ´　 ､　　　　　　 　 　 　 l::::::::::::::::ﾚ'::::::::l　　　 　 相手もまたこちらの派遣を予想してるかもしれへん。
　　　 l::::l　l:::::::::|!::::::::::::＼ヽ､　　　　　,　‐-　　　　　　　/, ｲ:::::::::::l::::::::::::l
　　　　l::l　.l:::::::::l::i::::::::l::::::lー`　　　　　　　　　　 　 　 /'　l:::::::::::l:::::::/l::l　　 　 　 　 そうすると、一戦交える覚悟で来るわけやから
　　　　 l:|　ﾍ:::::::l::ll:::::::l::::::::＼　　　　　　 　 　 　 　 　 ／l:::::::::::l::::i:/l:lﾘ　　　　　　　必然的に"サムライ"の多いチームになるかもなあ。
　　　　　`　 ﾍ::::::!::!:::::::l:::::::l::::｀　､　　 　 　 　 　 　 ／　 l:::::::::::l::/ﾘ ,ﾘ
　　　　　　　　ﾍ::::ヽヽ::::ヽ:::ﾍ::::::::::::｀　　_ 　 　 　 ´　　　l:::::::::/l/,､
　　　　　　　　　 ＼ヽヽ::::ヾ::::ヾ:::::::::::ﾄ､|vﾍ｀　　　　 ／/:::::::/　/　＼､＿
　　　　　　　　　　　｀` ＼::ヾ ､::ヾv'V　　/ヾv-　´　　/:::::／　/:::::::::::: ﾄ::::

　, - ,.-－- 、　____ 　　　　ヾ 　　　　　　ヽ
　l／, '´:::, - ＼::　　 ヽ　　　　　　　 　　 　　｀ヽ
イ　/::〆'　/::　 ヾ 　　|　　　　　　　　 　　　　 　＼
__　'　ｲ　 /::　ハ l　,.　|　　　 　　　　　　　　　　　　"ヽ
｀ヽl/::"　l:::　　　l !/　 ,　　　　　/l! 　　 　　 　 　 ､ ヽ. ＼
::::: l::::!　 |:::::'　　l!　　/ :::::/　　〃!|　!　　　　　　 　＼ ＼ ヽ
:::::::|:::, 　 i::::i　　/　 / :::::::::::::::: ,|ﾊ !､j!　　　　　ヾ! 　 ,ﾞヾ ヽ,ﾘ
:::::::|:::!　 ﾊ:::!　/! ／::::::::::::::::::ノ_ﾘ_ﾊ!_ﾄ,_ﾊ !,.　 l !ﾊ. ヾ! lﾄヽl
:::::::|!:|!:::　 V / ´: _ :::::::,:::::／´ _　__-_-ヾ`!ﾊ.!ｨ, /!lヽjl　! !|'
:::::::|l::l::::.　　!' !γヽ` vr　　　ヽr'_ ﾌ::ﾊヽ｀'　ﾘj/　ﾘ_`l! ﾘ'
:::::::|!,ﾘ::f　　,!::,:ヽ´(,.　l1　 　　　 ､ゝ_ﾝ　　　　 　ﾊj/ ﾚ'　　　 　 ですが、それならそれで付けいる隙があるとも言えますね。
─ ] l:::ヾ　　Y:::: ﾄ ､_ ヽ,　　　　 `ー　　 　　 　 ﾋ!,／　　　　　　戦闘に特化されすぎたチームは、汎用性に劣ります。
:::::::' |!　!|　　 !ヽ 　ゝ 　 ヾ､__ 　　 　　　 　 　　､` l
　ｲ　l　 :!　　| 　i´　　　　　 　 　　 　　 　 　 　′,　 　 　 　 　 ."罠"を仕掛ける。あるいは"不意打ち"を狙う。
/::|　 　:::! 　 | 　l　 　 　ヽ 　 　 　 　 　　 ー　 ／ 　 　 　 　 　 幾つか有効な対処法はあると思います。
　 !　|　 :! 　 |　_L _＿　　 ＼　　 　　 　　｀ ／
│!　| 　:l! 　 !´三三ヽ`_- ､_ ｀_　､._ 　　,／
::|ﾊ　!　l:::j /::! 三三三三｀` ニヽヽ,._/´　　　　 　 　 　 　 　 　 ……小細工に誰より長けた人物がこちらに居るというのは
　　　　－､:::::! 三三三三くｸ)三! |Y/　　　　 　 　 　 　 　 　 　 決して小さな優位ではないと思います。
j,. へ: : : : :V´三三三三__ 三三! l/
　rヽ:ヽ: : : :L -==＝ ' ´⌒ ヾ= ､ヾ,
　|!　|: !: : : :|　　| /　　　　　　　　ーヽ
　|!　|: !: : : :|　　ﾚ　　　　　　　　　　　 ＼

　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　 ／　 _ノ　　ヽ
　　　　　　　 　|　　( ●）（●）
　　 　 　 　 　 _| 　 　（__人_）
　　　　 r.:.:'"´/::|.　 　 ｀⌒´|、_
　　　　ハ::::::/__:'ヽ_. 　 　_ノ.:.:/　　　　　　　　　　　なんか褒められてない気がするだろ……。
　　 　 |::::',:::::::::'‐-ヾ' 7Υ} ...:.:{.
　　　　}>‐'､:::::::::::::::∀.,ｨt!.,へ:!　　　　　 　 　 　 　 とはいえルリの言う通り、相手が"攻撃的なチーム"を選んで
　　　　}, -‐'―__,. - '´ 'ﾂ/(三ヽ　　　　 　 　 　 　 .派遣してくるようなら、それはそれで対処のしようはあるだろ。
　　　　Y ´￣__,.. -‐r-ｲ/｀tミ_ｿ
.　　 　└/⌒`ヽ､::::ﾉ::::ヽ`ｰ'´ __ ,.　--‐､
　　　　 /　　　　ヾﾘﾄ从ﾝ'´￣　　　　　　',　　 　 　 　 　 .あともう一つ俺たちが有利な点があって、
＿＿__,{　　　.:.:./ﾊ人／_,,.. -―_ｯi:..　　 .:!　　 　 　 　 　 それは"相手チームより報酬が多い"ことだな。
　　　　|　 :...:.:.//｀""""´￣￣´　|:.:.　 .:.:{―-､―
　　　　|!　.:.:.://〉　　　　　　　　 〈 :.:. /.:ﾉ　 　 　 　 　 　 相手チームより多い人数で"仕事"に当たれる。
　　　　|l　.: ///!　　　　　　　　　 }! :. 　:|　　　　　　　　　正直、これ以上ない優位だと俺は思うね。
　　　　||　 / / ,!　　　 　 　 　 　 |'、 　 |


　　　　　　　　　　　　　　　　___,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,_____
　　　　　　　　　　　　,,,.r‐''´::::::::::::::::::::::::::::;;;;;｀'''丶,_
　　　　　　　　　_,,,r''´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　　　　　　 ,,,r'´:::::::::::::::::::::::::r‐'''''7_,,,,,,:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.｀>
　　　　　,,r'::::::::::::::::::_,,,,,,,,/´.:.:.:.:.:'.:.:.:.:.:i:.:.:.:.‐､;;;;;;;;;;;::;/′
　　　 ,f´;;;;;;;;;;;;;;/´.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:./l.i:.:.:.:.:.i,;;;;;;;;,/
　 　 f;;;;;;;;;;;;;;;;;/.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:/l..l.:.:.:.:.:.l.i'''''''¨ヽ
　　　i,,;;;;;;;;;;;;/.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:,,,/;;;r‐/-､i..!.:.:.:.:.:!.i:.:.:.:.:.:.:.｀､
　　　 ｀゛ヽ,,,!.:.:.:.,--､l.:.:.''´:/:::::::/,,　 .ﾚi.:.:.:.:/!.! i:.:.:.:.:.:.i:.:i
.　　　　　　f.:.:./ ､　li.:.:.:.::/;;;／''''i｀ヽ /.:.:./'''''｀l:.:.:.:.:.:.:l:.:.!　　　……確かに人数の利は小さな物ではありませんね。
.　　　　　　l.:.:.l　 ヽi:l.:.:./ﾚi　　⊂　　/.:／'''7:´l:.:.:.:.:.:.:l:.:.!　　　依頼人の方も"派手過ぎなければ良い"と言って下さいましたし。
　　　　　　 !.:.:.l　 .l.:.:!:/.:.:..!､____i..、 .ﾚ'' i;;;,,//::!:.:.:.:.:/!.:/
. 　　　　　　!.:.:ヽ-l.:..ﾚ.:.:.:.:.!,,,,,,,　　　　　　/l:.:!:.:.／ !./　　　　　先んじて爆薬等に頼る戦術を取るのが良いのではないですか？
　　　　　　　ヽ:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.!　　　　　_ '　ﾉ.:.ﾚ'''´　　/　　　　　 正面から"サムライ"と撃ち合っても蜂の巣になるだけです。
　　　　　　　　 ヽ:.:..ヾ:.:.:.:.:.:.:!､_　 __,..‐'´’.:.:.l
　　　　　　　　　 >.:.:.:.:.:iヽ.:.:.!‐┴､__i.:.:.:.:.:.:.!
.　　　　　　　 f´:.:.:.:.:.:./　 ヾ /'´´:::::::::::::::ヽ､
.　　　　　　　　!:.:.:.:.:./_,,.r‐';´:::::,.r''´┃｀ヾ::::ヽ
　　　　　　　　_ゝ:.:.:.l::::::::;;::::::::l'´ ━╋━ ｀l:::;`､
.　　　　　　 i´:.:.:.:r'´::::::;;:::::::::.|　　　┃　　 |::::::;;;`､
　　　　　　　l:.:.:.:.l::::::::;;;::::::::::::.l、 ⊂┃⊃ ,,l:::::::;;;;;;;`,
.　　　　　 r'´:.:.r'´::::::;;;;;:::::::::::::::ヽ､. ┃,,／::;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　<:.:.:.f´::::::::::::::;;;:::::::::::::::::::::::￣::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　 !:.:.:.l::::::::::::::::::::;;;:::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/

　　　　　　　　 　　　　　　_ _＿＿ _ _
　　　　　　　　　　　 , .:´ . : : : : : : : : : ｀ヽ､
　　　　　　　　　 ／ . : : : : : : : : : : : : : : : : .＼
　　 　 　 　　 ／ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　 　 　 　 / . : : : : : : : : : : : : :r＝=ｭ: : : : : : : :.',
　　　 　 　/ . : : : : : :/:./..:./:/ ////ム: : : : : i: : :.',
　 　 　 　 i. .:.:.:.|:.:.i: :|: :|:.i: l: |: | ´￣｀ヽ. :i.:: : l: : : :i　　　　　　んー……。でも残念だけど罠の設置は難しいと思うわ。
　 　 　 　 |: : :.:.|:.:.|.⊥⊥{.:.l:.|,:.ィ´ ￣｀ヽ l:.:.:.:l: : : :|　　　　　　２４時になる直前まで、セキュリティは生きているわけだし。
　 　 　 　 |: :.l.:.:l.:.:l.:仁V |:.:l:.|.:.:|r=〒ﾃﾐヽ: : :.l: : : :|
　 　 　 　 |: :.|:.:.|: :l:{〈{ l｡1ハ|ヽ| { ﾄ｡ rｲl.:: : : lヽ: : |　　　　　　突入がどうしても相手チームと同じタイミングになっちゃうから、
　 　 　 　 |: :.|:.:.|: 从 ヽり　　　　ヽヒﾉﾉ ﾘ . l: l！: :|　　　　　　余程上手く立ち回らない限り、相手を罠に嵌めるだなんてのは
　　　　　　＼|ヽl: :.|:ﾊ　　,　　　　　　　　 l:.:.l: ﾚ'.:.:.:|　　　　　　不可能なことのように思うわ。
　　　　　　 　 　l: :.| :ﾊ　　　 _ 　 　 　　,.ｲ: :l/: : : : ',
　　　　　　　　　＼|ヽ: :＞､ 　｀　　,.　'　,': :/: : : : : :.l
　　　　　　　　　　　　i : :l: : ｀ﾆﾆ´ _,.. イ.:./ヽ: : : : : :.l
　　　　　　　　　　　　l : :l: l ソ )::::::::::::::l:./ 　 ヽ: : : :..:l
　　　　　 　 　 　 　 　 >:|　 ／.::::::::／ l/ 　 　　＼: :.:|
　　　　　　　　　　 　/「|　/　　　　　　　 ,.　 -─ ｀ヽ.:|
　　　　　　　　　　　 Ｎ:|　|　　　　　 ,.　'´　'.:´￣￣｀ヽ


　　　 　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●
.　　　　　　　　　|　　　 　 （__人__）
　　　　　 　 　　 |,　 　　 　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　 　　 │ 　　　　 　　 ｝
　　　　　 　　　　 ヽ､　　　 　　ｿ
　　　　　　　 　 ｲ斗┴r┐｀ .;　　　　　　　　　　　　　　ま、そういうことだ。
　　　　／￣`ーゞ､　 /　|__ 〈ー─r､　　　　　　　　　　罠って着眼点は良いんだが、なかなか簡単には行かないな。
　　　/　　　　　＼ ∨＼ 　|,ベ._ /　|
　　 ｛　　　 . : : : . ヽ＞ｰ＼[￣{ 〉＼|､_　　　　　　　　　ただ、その「余程上手く立ち回れる」ヤツに心当たりがあってな。
　　　| 　 　 　　 ｀丶}＼　 __＼_]~∨'＼｀ヽ　　　　　　　何とか連絡を取ろうといま各所に手を回してるんだが、
　　　:|　　　._　　　　＼_}/r‐-}＼　ﾞ,`''く l　ﾞ,
　　　 ﾄ､: :./ ／￣｀` ぐ└f'二）::{　 ',　 | !,ゞ┐
　　　 `､∨ ´　,.､-''"~￣}_｛‐''く:::{_　 ', _|_|_,rｰ'､_＜[ｱｰﾅﾀﾉﾊｰﾄﾆ ﾊｷｭﾝ! ﾄﾞｷｭﾝ!]
　　　　 }｛　／　_､-'''"~￣{_＼;;;;;ｊ;＞＜;:::::＼:::ﾍ}＼
　　 　 　}∨: ／　　_､-''ﾞ~￣￣　　　　　＼::::},之_　ヽ
　　 　 　 〉∨ 　 ／　　 　 　　　　　　,.､イ;;ノ_ 　 ｀ヽ}　　　　……すまん、ちょっと電話が来たみたいなんで離席する。
　　　　　{:　＼,/＼　　-‐　'"　　　／｀￣　　　 　　:.:｝

	115 名前なんて無いだろ 10/05/08 21:46:35 ID:lV2L5wed 着信音wwwww

　 　 　 　 　 　 　 　　_,.､-‐'' "~¨`丶､
　　　　　　　　　　 ,.-''´　　　　　　 　　..:丶､
　 　 　 　 　 　 ,. '　　　　　　　　　　.::::::::::::_;;;＼
　　　　 　　_／:.　　　　　　　　　_,ノ‐''"乏:::::::::/′
　　　　　　　＼ ゝ　_　　　_,､-''´:::::::::::::c|C:::::/
　　　　　　 　 /＼ー-r::''´::::::::::_;;:､:-─￢ｰく
　 　　　　　　/ | 　｀lｰ斗r‐ィく´￣　＼ ヽ ﾍ ﾊ
　　　　 　 　i /| 　 l| /|l　＼＼＼　ヽ_ ヽ　 ﾞ,. i
　 　 　　　　|,ﾞ∧　 l|{　!　 　 ヽﾄ,.ｨfcｧK　`､ i.zU
　　　　 　 　|//lﾊ 下､扞ｔ:ｫ､　´'ヾ-~V＼　ｿ!:ｊ
　　__　　　　!《 { ∧ト∧ゞ'´　,　　　　ﾊ　 ヾﾝﾉ　　　　　　　　……なるほど。確かに先行できなければ罠も仕掛けようがない。
仁ゞｰ仁ﾍ--､Xﾞ￣{｀ミヘ､_ 　､ z ,.ｲ|ﾘ|　 仏　　　　　　　　　しかし正面から撃ち合えば負けることは必死。
＾"´`ヘ戈__厶{　　_人__ミ{ 　{＞'´　 収|;　|ﾊ
　　　　　　　,ﾑイノ_　::::Ⅵﾄ､＼__ ,／　|ｌ ﾘ`ｰ-､　　　　　　　どうやら思いの外難しい"仕事"になりそうですね。
　　　　　　　　〉斗‐〉〉　::::V小／云､,_　|ｊ/ﾍ::::::::|
　　　　　　　/イ‐'//　　.:::::V⌒ヽハ/＼|ll ￣`'く
　　　 　 　 /ミｚ彡′.::;;;;;､::::〉 　 ヾi′ ｀ヽ　　《ﾐﾍ
　　　　 　〈::.... ...::::;ノｲ::::::ｊノ 　 　 .}ﾄ､_ 　.::';　　Ⅵﾍ　　　　　　　　（……今の着信メロディは一体？）
　　　　　　｀ﾞ''‐-､{／￣~＼:..　 ..::八ヽ￣ﾞア;;_. 　￣
　　 　 　 　 　 　 Ⅵ/￣￣{ﾞ''ｰ匕:::.　_>イ孑＼;;:;;ソ


　　　　　　　　　　　　―――
　　　　　　　　　´::::::::::::::::::::::::::::::::｀:::.....､
　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::＼
　　 ./::::::::::::::l::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::::::::ヾヽ
　　/:::::::::::i::::::l:::::::::::::i:::::ﾄ:::ヽヽ:::::ヾ==l― ､ r, ﾆl:i
　./:::::::/:::l:::::::l::::::::::::::l:::_l｣::-l‐l―-l＝.｢｀>､＼::::l:l　　　　　　　 そうやね、"危険で難しい仕事"なのは間違い無い。
　l::l::::::i:::::{::::::::lヽ::::::::::｢ヽ}ヽ/Nヽ:::::|l:::::l/ /::＼`l::l
　|:l::::::::l::::::l::;r T ﾍﾍ::::ﾍ.　 ≠ん￣ヾヽl./:::::::::::`l::|　　　　　　　だからできるだけ情報を集めて、戦略を練って、
　|l:::::::::::l:::::l/lヽlィミﾍ::::ﾍ　 　 ほ:::::::}/l/:::::::::::::::|::l　　　　　　　全員が生きて報酬を得られる最大限の努力をせないかん。
　 l:::::::::::ヽ::::::l/{ b:::ヽ＼｣　　 弋___Z　|:::::::::::::::::l:::l
　　l:::::::::::::ヽ::lヾ.弋Z｣　　　　　　　　　l::::::::::::::::::l:::l
　　.l::::::::::::::::ヽ{　　　　'　　　　　　　　.l::::::::::::::::/::::l　　　　　　　　　例えば"サムライ"に比重が偏ったチームっていうのは
　　 ﾍ::::::::::::::::::ﾍ　　　　ー ´　　　　 , l::::::::::::::/::::/　　　　　　　　　"魔法使い"がおらんことが多いね。
　　　ﾍ::::::::::::::::::::ト　　　　　　　　／　l:::::::::::/:::::/
　　　　ﾍ:::::::::::::::::l:::::::＞:....r‐　 ´　　 l:::::::;ｲ,::::/　　　　　　　　　　　だから私が"アストラル投射"とかで相手の位置を把握したり
　　　　　＼ヾ:::::::ﾍヾヾヾ_｣――_＝‐l/}/ヽ'/'　　　　　　　　　　　　情報を集められる可能性って、結構あると思うんよね。
　　　　　　　ヾヾヾヾ　 /〉‐<￣　 ＿　　　 〉ﾍ ､ ＿
　　　　　　　　　　 r‐l］/::::::::l　<´_ -┘ ／: : : :/＿
　　　　r―――‐/: :l{ l:::::::::::l　　　　イ: : : : : :/::::::::
　　　/―...￣￣/: : : lvヽ::::::ﾉl ／ ／: : : : : :/::::::::::
　　/::::::::::::::::::::/: : : : |　/￣l　 ／: : : : : : : /:::::::::::::

　 　 　 　 ／ . / :./ :/:/: : : : : : : : : : : : : : :.｀ヽ､
　 　 　　/　. :/: :/: /:/: : : : : : : : /「こN: : : : : : :ヽ
　　　　/ . : /: :/ :/:./: : :.i: : :.l: l/// /lN: : : : :l: : :.l
　　　./ . :.:.l: :.:l: ::i: :l: l: : {: : :.l: l　￣｀ヽ|: : : : :l: : :.l
　　　| . : : :| :l l:.⊥⊥l:.:.:.|: :.l:L:L＿ _　 |: : : :.:l: : : |
　　　| : : : :|: l l´l:{⊥:l .: :|: :.N ﾘ __　　｀1: : : .:l: : : |　　　　　　その"アストラル投射"っていうのは、
　　　| : : : :| :l.彳ﾌ〒ﾒ､: |: :.l　〒 ==ﾐヽj: : : : l: : : |　　　　　　確か魔法使いだけが使える特殊能力なのよね？
　　　|ﾊ.: : :| :ﾊ V　ﾊ｡lヽ| V　　r小 } Vl: /: :.:l: : : :|
.　　　　V:.: :.:ハ ヽ りﾉ 　 　　　じ｡ｿノ l/: : :.ﾊ: :.:.:|　　　　　　私達"フィジカル・アデプト"は正直な所
. 　 　 　 V.:.: i..ﾊ　 　 ､　 　 　 　　 　 /l: : : lﾉ: : : |　　　　　　詳しく知らないんだけど、説明して貰ってもいい？
.　　　 　 ヽ＼ :.:ﾊ　　　　　 　 　 　　 /: : : :l: : : : :|
　　　　　　　　1: : i＼ 　 rっ 　 　　, ｲ: : : :/: : : :.:.|
　　 　 　 　 　 l: : :l : :＞ ､ __ ,　イ: :/:/ : /: : : : ::.:|
　 　 　 　_＿ _」: : l/:::::〈　　　　 /V: /// : : : i: : : |
　　　 ／　 　 　＼ |::::::::.ヽ　　　l:::::V//: : : :i: |: : : |
　　 /-- ､ 　 　 　 ＼::::::::::.L　　　＼/丶、: l :|: : : |
　 ./　　　 ヽ　　　　　ヽ:::::::::.＼二二ヽ:::::.、｀丶、: |
　/　　　　　 ＼　　　　 ＼::::::::::.＼　 　＼::＼　　＼

┌────────────────────────────────────────┐
│[※解説] - "魔法使い"と"アデプト"　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　"魔法使い"は魔法に関してあらゆる能力を（基本的に）制限無く行使できる者のことを指し、 _│
│　　"アデプト"とは特定の能力のみを行使できる、力を制限された"魔法使い"です。　　　 　 　 　 │
│　　もちろん基本的に"魔法使い"のほうが上位の能力となります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　（※その分"魔法使い"はキャラ作成時に高いコストを払う必要があります）　　　　　 　 　 　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　後述する"アストラル投射"は"魔法使い"なら誰でも持っている、ごく基本的な能力です。 　 　 │
│　　しかしながら"魔力で身体能力を底上げする"ことに制限された力を持つ　　　　　　　　　　　 　 │
│　　"フィジカル・アデプト"（やらない夫・シオン・ヒナギクが該当）はこの能力を持ちません。　　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　"アデプト"には他に"マジカル・アデプト"と"シャーマニック・アデプト"が存在しますが、　　　　 .│
│　　"アストラル投射"能力を行使できるのは"シャーマニック・アデプト"だけです。　　　　　 　 　 　 │
└────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　 　 　 　 ,　　"´　￣￣￣￣　｀丶
.　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　 　 ＼
.　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
.　　　　 　 　 　 '　　 ／　　　　　　　　　　　　　 ＼　 ヽ
　　　 　 　 　 /　　 /　　　 　 .:/　　､:　　　　　　　 ヽ::.. ',
.　　　　　　　,′　:/　.:/:/　:!.:::|::　　 |::.　　ヽ　__ヽ 　',:: ハ
.　　 　 　 　 l　　:,′.:/::l　 ::| :::|:::. 　 |l:::..　　V ／|:　∧:::::l　　　　　　んー、そうやねえ……。
　　　　　　　| 　 :|　.::l :::|ｌ＿|:ｌ_:|:::l::.　| ＼＿ :V／|∨/:! :::|　　　　　　一言で言うと"幽体離脱"かな？
　　　　　　　| 　 :|　:::| ´|ヽ::从.:|八::...|ヽ´l＼.::l｀ヽ|〉〈　! :::|
　　　　　　　| 　 :|　:::|:ｌ│,ｨ≡气　＼|　x≡气、.::j∧ヽ! :::|　　　　　　身体から"自分のオーラ"を分離投射して、
　　　　　　　| 　 :l　 ::Ⅵ|　 　 　 　 　 　 　 　 | Ⅵ'::::ヽ| :::j　　　　　　建物の中を覗いて来たりできるんよ。
　　　　　　　ｌ 　 :|　 :::::小　　 　 　 '　　　　　 |　::|::::...::|.::,'
　 　 　 　 　 ',　:::| 　 :::::|:ヽ　　　 ｰ 一　　　　|　::|::::: ::j:/　　　　　　　　　幽体みたいなものやからセキュリティは役に立たんし、
　　　 　 　 　 ヾ::::ｌ　.::::::|::::::＼　　　　　 　 イ |　::|::::::::/　　　　　　　　　　壁を擦り抜けたりしながら高速で移動もできる。
　　　 　 　 　 　 ヾl ::::::::|::::::::│､　 - 　イ|::::| ﾘ .:/::::::/
　　　　　　　　　　　ヾ:::::l.／く/`=≧-z≦=|`./::/::: 〃　　　　　　　　　　　ただ相手チームにもし"魔法使い"がおったら、
　　　　　　　-―――‐'´／::.{　 ／＾＼.　 }/／::.::`ー- __　_　　　　　　　　見つかると、相手と"幽体"同士で戦闘になったりするね。
　　　　〃::.::.::.::.::.::.::.::.:／::.::.::.|　/ミ{^}彡,　 |::.::.:.ヽ::.::.::.::.::.::.::. ￣入
　　　 ∧::.::.::.::.::.::.::.::./::.::.::.::.::.Ⅳ／∧＼. Ⅵ::.::.::.::',::.::.::.::.::.::.::.::./:.::|
　　　 |::.ヽ_　-――/::.::.::.::.::.∧く_./　ヽ._>∧::.::.::.:.〉――-　_/ .::.:|
　　　 |::.::∧　/::.::.::.::｀ヽ ＿/　ﾏ¨￣￣¨ﾌ＼}__,／::.::.::.::.::.::.∧ :.::.|
　　　 |::. |::.∨::.::.::.::.::.く￣::.::.::.::.:＼::.::.::./::.::.::.＼::.::.::.::.::.::.∨　|::.::.|

┌────────────────────────────────────────┐
│[※解説] - アストラル投射　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　通常の世界と重なるように存在する平行次元"アストラル空間"に自分を投射する能力です。 .│
│　　自身のオーラを射出し、"魔法使い"はその世界を自由に移動することができます。 　 　 　 　 │
│　　実際"幽体離脱"にとても近く、肉体は呼吸と鼓動の殆どを停止し現実世界に残ります。　　　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　"アストラル空間"の中では、あらゆる無生物を素通りすることができます。　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　また、１時間に数千キロという超高速で移動することもできます。　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　"アストラル投射"した自分は、同じ"魔法使い"にしか殆ど見つかることはありません。　　　　 .│
│　　"魔法使い"はお互いに投射しあうことで"アストラル空間"で戦闘を行えます。　　　　　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　相手に魔法使いが居なければまず気づかれることはありませんが、　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　あくまでも"視る"だけしかできず、現実世界の目標へ"攻撃"や"魔法"は行えません。　　　　 .│
└────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　 , -r―ｧｚ._　, -､ ＿f ￣入/⌒＼
　　　 　 　 　 / _｣ﾆ -'´　｀　　 ｀¨丶　{/'　　　　＼
　　　　　　　 l／　,　 　/ハ ｌ　|.、　　＼　　 ',　 　 |
　　　　　 　 /　　/　|__｣｀´| L.｣ j_　＼　 .　　 l　　 |
　　　 　 　 /1 / N/_! 」　 jｨｆ 卞ｬｷ｀ |　 | l 　 ｌ　　|＼
　　　　　 /|/| |　|lKﾋｨ}　　弋ソ ﾉﾉ　/　/Ｙ　　ｌ　　　｜
　　 　 　 l　八|＼ﾘ ゞｒ'　　　, , ,ﾃーf-ｲン　　｜　　: :|　　　　　　　（← 何か"えっち"な使い方を想像したらしい）
　　 　 　 |　l: : : :〈 ' ' ｀ _　　　 　 　 |. :l　　　　|l 　 : : |
　　 　 　 |　l: : : :|::＼ 　´　　 　 　 /|: :| 　 　 〃　: : : |
　　 　 　 ﾚl : :ｌ : |: :|:∧ ＿＿,　　ｲ/: :/　, 　 / . : /: :/
　　　　　　 ＼ト､|: :|: : : : : |　　　 /: :∧/|　 /| : :/|: /
　　　　　　　　　_|: :|:_: : : : l 　 ／|: :/＼_j／-j／ ｣/
　　 　 　 　 　 /ハ: V｀二.」∠.　 l / ／ /　　　 ＼
　　　　　　　 /　 ハﾉ/ /]_｣ヽ ＼j/ｲ ／l　l　 　 　 ＼


　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _,,r‐''''¨￣¨'''‐--..,,__　
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _,r''´-‐''´￣￣￣￣¨''‐-`l
　　　　　　　　　 　 　 _,r'´:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;!
　　　　　　　 　 　 　 f:.:.:.:.:.:.:.:.:._;,:.-‐'¨￣￣¨''‐-:,／
　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ､:.;,r'_,;r''¨7¨´￣￣¨¨'''''ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 l´ :i: :／: : : :／|: : /l: : i ヽ
　　　　　　　　　　　　　　l: : l;/: ／:／''¨ !: '7¨'l‐:l､ ;!
　　　　　　　　　 　 　 　 ! ∠:''ﾑi'´ 　 　 ! /;;;;;;;lﾚ′
　　　　　　　　　　　 　 /: :/ l: : :l;;;;;;;;''　 ﾚ'　// !l
　　　　　　 　 　 　 　 /: : :!〈 !: : ! //　　　　　 ,!:ヽ　　　　　　　　　　　　（←かなり"末期的"な想像をしたらしい）
　　　　　　　　　　　　ヽ : : `ｰ!: : !　　 r‐'7　／!: : l
　　　　　　　　　　　　　 ` ､: : :l: i l`ー┬-‐'　　!: i l
　　　　　　　　　　　　__,,r<¨¨'i´!: !:!､　 ,!`､-''''ヽVﾚ
　　　　　　　　　_,r''´r‐ゝ,r`:､:ヽヽﾚ　>,,,　 l;,;,____＞､
　　　　　　　 r''´!___,,,,,,.,/;,;,:.:ヽ;,ヽ_,r'ヽ_,,,>,!;,l;,;,;,;,;,;,;,;`､
　　　　　　　　!:.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;.;,i;,;,;,;,ヽ/　i`､,;,!;,;,;,;,;,:.:.:.:.`i''‐､
　　　　　　　　!:._,;r‐‐-:.;_;,r‐､/_;,;,;,;,;/　　! `､;,!;,;,;,;,;,;,;,;,/　/,,,__
　　　　　　　　7_,,,,,,,__,,r‐! l´￣　¨''''ﾆ=､　　 ヽ,!,;,_-;／ ／　　 ¨''‐
　　　　　　　 /,,-‐'´　 　 ! !-!ｰ､__,_ヽ_ﾄ､!___,r‐!__,└､¨´` ､
　　　　　　／　　　　　／ !ｰ′:.:.:.;,;,ヽ!;,;,;,;,;,;,;/　 `ｰ､_`､　　 ¨¨''‐
　　 　 　 〈　　　　 ／　　 l:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;!　　　　 7　!

　　　　　　　　　　...:::´￣｀::::::::´:::￣￣:｀::::....
　　　　　　　　／:::::;::､::::::::::::::::; へ::::::::::::::::::::::｀::::....
　　　　　　 ／:::::／:::::::｀::::::::::´::::::::::::::｀:::....､::::::::::::::::ヽ
　　　　　 /::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::ヽ
　　　　 /::::::::/::::::::::/::::::/::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::.
　　　 ./::::::::/::::::::::/::::::/:::::::::/:::::::::::i::::::::::::::::::i::::::::l:::::::::::::i
　　　/::::::::/:::::::::;ｨ:::::: /l::::::::∧::::::::::::l::::::::l::::::::|::::::::|:::::::::::::|
　　 //:::::/:::::::::::r个 t l:::::::l　.l:::::::::::l::::::::l::::::::l:::::::::|:::::::::::::|
　. //:::::/:::::::::::/./ｲヾ ﾍ:::::l￣｢::ヽ､:ll:::::;l::::::::ﾄ:::::/.|:::::::::::::|　　　 ……あ。そ、"そういう使い方"はできんよ？
　 l::l:::::::l:::::::::::ﾊ　 b:::}　ﾍ:::|　≠ｧ､::llヽ/l::::::::ﾄ∨/l:::::::::::::l　　　　"アストラル空間"では生命体の"輝き"しか見えへんから。
　.l::ll:::::::|::::::::::l::}　｣:ﾝ'　　ﾍl　 ん:::ヾ:://:::::::/'∧∨::::::::::::l
　l::l l::::/|::::::::l:::{xxxx　　　　 ､｢､__//'/::::::::/':::::::〉':::::::::::::　　　　 　　身体を改造してない人はとても眩しく見えるし、
　ll　l:::l ﾍ:::::::l:::ﾍ　　'　　　xxxx`ｰ' ./::::::::/::::::::/::::::::::/:/　　　　　 　"サムライ"みたいに極限の改造をしてる人の輝きは
　|　.l::l　 ﾍ::::ﾄ､:::＼ r ,　　　　　　/:::::::::/:::::::/:/:::::::/:/　　　　　　 　本当にうっすらとだけ見えるん。
　　　ll　　 ﾍ|　 ﾍ:::::＼　　 ＿　./::::::／::::::/:/:::::::;ｲ/
　　　 |　　　　　　＼:::::￣ ⊥-/::::／/::／／:::／//
　　　　　　　　　┌　￣　｢ .／／ ./／／::／ ヽ/'
　　　　　　　　　 ﾍ　　　／イ´　 /'フ´l／＿＿ヽ_
　　　　　　　　　　 ﾍ　 __∠｣ -‐ ´　　／:::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　 ｣/ ／　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ


　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　|　　　 （ ●）（●）　　　　　/
.　　　　　　|　　　　 （__人__）　　　　　|　　　r―
　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　 r'　　_ノ
.　　　 　 　 |　　　　　　 　 } 　 　 　 | 　 l
.　　　　　　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　）　ﾉ　　　　　　　　　　　……？
　　　　 ／ノﾍヽ　　　　　ノミヽ　　丿 （
　　　　片､ i　|　ヽ/ヽrフ |´ l/.|　/ ＿ノ　　　　　　　　　　　　盛り上がってるみたいだが、
　　　　｝:　｀l　　 ﾄ^ｰ┘ﾊj .丿 |,ｯ´　　　　　　　　　　　　　　　何か面白い話でもしてたのか？
.　　 　ハ 　 　　 ヽ 　 〉　 r-//
　　　/.:　ヽ iミヽ　　　ﾊ　　{二. ヽ
　　 人-､　∧::.　　　　 |. 　 ト- /iｧ
.　 〈_ン＞_ }〈::: 　　　 く　　介､_ﾉ!
　　｝:.／-ィ.V ‐' 　 　 /　　 弋_ン
　　ヽ:./､::. ＼へ　　`ｰ子‐′〈
　　　｀ｰへ:.　ヽ ヾ=┐　〉　 　 〉
　　　　/ :ﾄl::.　 〉＼V　 ﾊｰ､　ゝ

　　　　　　　　　　 ,　 -─── -　 ､
　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ ‐､
　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　
　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　
　　　　,'/:::::::::::::::;':::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',　
　　 　.i:;'::::::l::::::::;':::/:::::i:::::::::::::/:::::l::＝=i::';:::::::::::::::::::i.
　　　 l::l::::::l::::::::i:::/::::::il:::::::::::/::::::ト､l//l::::i:::::::::::::::::::l
　　　 l:l:::::::l::::::::l:;ｲ:::::l ｌ:::::::::ｲ:::::::ｌ　　　l:::::l::::::::::::::::::l
　　　 l::l:::::::l:::::::l/l:::::l. l::::::::;'l::;l::::l-‐ー l:::::l:::::ｌ:::::::::::ｌ　
　　　　l:l';:::::l::::::ｌｒ､!::ｌ　ｌ::::;'　l:l::ｌ ';　＿ l:::::ｌ⌒';:::::::::l　　　　　　　　べ、別に何の話もしてないから、邪推しないで……。
　　　　 ', ':;::::l::::::l 「ﾄl　';:i 　/弋"i「 ｰﾉｲ:::lプ l:::l:::::l
　　　　　', ヽ::l';::::ｌｰ-　 ',! 　　　ヽー'　l:::::ｌ_ノ::l:::l::::l
　　　　　 ヽ l::::ヽ､l〃､　　　　 ///　u,ｲ:::l::::l:::::l::l::::l　　　　　　　　　　それより電話って何か仕事関連？
　　　　　　 /:l:::::::::::＼　 __　　 　　 ／l::::l::::::::l::::l:::l::',
　　　　 ／::::l:::::;'::/::/::l｀ ‐､＿,. -'´　 l:::l-ーヵヽ:';:::::ヽ
　　　／:::::::::l:::::l:::l:::;':::::l::r'´　 l　　／l::/　　　 ＼::';::ヽ:::＼
　　/:::;':::::::::::ヽ::l:::l::i::::;:イ　　/l／　 l:/￣ ｀　‐ ､ヽ:iヽ:',＼::＼


　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　／ _ノ　　　　.＼　　 　 　 _,,
　　　　　　　　　　　　　　　|　（ ●）　（●） |.　 　 　 ｌ;ｌ
　　　　　　　　　　　　　　.　|　　 （__人__）　 |　　＿,_,|,|_,
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　｀ ⌒´　　|,　ト-=y 　丶
　　　　　　　　　　　　　　.　 |　　　　　　 　 }　 ヽ `ｉ,￣‐^ｌ
　　　　　　　　　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }　　　ヾ~　`　 ｉ,　　　　　　　　　おお、連絡を取ろうとしていた相手から
　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ　_　　　ヽ、　　 ;ｉ,　　　　　　　　ちょうど連絡があってね。
　　　　　　　　　　　　　　　 ,,＿,ｉ　　　　　y,ｿﾄ,,__　　ヽ、　　 ;ｉ,
　　　　　　　　　　　　　　 ,/r-'"j　　／ ／　ｉｉ,　`ヽ､-x,,゜r　　;ｉ
　　　　　　　　　　　 ,,／'/__.L、　　　　／ヾ、"ｉ　　　`ヽ　`;ｉ　　ｉ,　　　　　　　……って何だ、もう来てたのか？
　　　　　　　　　　,／　 /_ｉｰﾍ,ヽ､ , ／ｉ"　ヽ、 ｉ　　　　 `、'ｉ　　 ｉヽ、
　　　　　　　　　_,） ヽ　"　　　ﾈﾒ、_ｉｉ"~　　　　　　　　＿Yrｉ　　　ｌ, ヽ、
　　　　　　　 _,,,>t 、ヾ、　　　　ゞ;;/　　　　　　　　　／　 ,￢　　　 V⌒ｌ
　　　　　　 ,y`;,,__　　 ,ｉ　　　　 /ｉｉ'　　　　　　　　　／　r-／┌──────────────────┐
　　　　_／^,,,　　ヘ　　ｌ　　　 /ｉｉｌ　　　　　　　　／　 ｌ"v' . ｙ│　 [隠密]技能５　/　目標値２（とても簡単）　│
　v=4⌒ヽ、　j　　--,,,ｉf　　　/ｉｉｉ|　　　　　　　,,　　〈-ﾍ_,、..<│　　　　　　　　　　　　　　　　 　→ ５個成功 　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 └──────────────────┘

^jﾒ､ Ⅵ　 ｌ　,　| : : | :│: : |: : / / ::0',: : : :ヽ: ',
: : : : : :|　/ /l　| : : | :∧: : | :/ j{ :::..:: } : : l: :|:│
: : : :|: :ﾚ　/斗┼ーﾚ孑ﾍ: Ⅳ^小､_,ノ| : : |:.:Ⅳ
: : : : :/　/　ｲ! j〃⌒ヾ　ヽ|　〃｀ヾⅥ: : :ﾊ |
: : : :/ｲ,/／ |乂{{　　 }}　　　 ヾ､_,ﾉ　{ : / j/
: : : : : }: : : : |　　`ｰ='"　　　　　　 　 ∨　　　　　　　　　　　　は？
: : : : :人: : : :|　　　　　　　　　　　　 　 ｝
: : : : :トﾑ : : :|　　　　　　　　　　　　 ／
: : : :!:l: :∧: :│　　 　 　 r‐ｭ　 　 イ|
:. : :.:!:|: : :_〉 : ト 　 ＿＿___..　＜: : !:|
:. : :.:!:|:／ ∧ :|`ｰ一寸　 ｀ヽ､:_:j : !:|　　　　　　　　 ┌──────────────────┐
: : _r＜　　　 Vｌ::::::::::::::}　　　　 | ﾄ､!:|　　 　 　 　 　 │　 [隠密]技能４　/　目標値２（とても簡単）　│
厂{ ＼＼　　 ヾV三三|　　　　 | | ∨　　　　　　 　 .│　　　　　　　　　　　　　　　　 　→ ３個成功 　│
＼ヽ　＼＼　　 ＼ 　 |　 　 　 j// |　　　　　　　　　└──────────────────┘


　　　　　　 　 　 /;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.;,_;,-''´: :ヽ､ヽ!
　　　 　 　 　 　 !;,;,;,;,;,;,;,:.;,;／ :i､: : i､;,_: :` ､`､
　　　　 　 　 　 l;,;,;,;,;,;,;,;／: ,;,l､l l : :! ヽl: : : lヽヽ
　　　　　　　　/;,;,;,;,;,;,;/: i /: :!_l!_l: :l　iヾ!､:i､:! ヽ!
　　　　 　 　 /;,;,;,;,;,;,/ : :l: : :/f¨ヽV　 `’l!l lヽ!
　　　　 　 　 `ｰ-､;,;!: : : l : /l `ｰ′　 　 /: l
　　　　　　　 　 　 `! : : : !;〈: :ヽ`` 　 '´/`､: !　　　　　　　　　　　来る？　何がですか？
　　　　　　　 　 　 └-;,_: : :/ﾄ､:`.､┬''′　ヽ!
　　　　　　　 　 ,,--i''´: : `/l　`ヾｰヽ!ヽ、
　　　　r'''! ,r‐'7’: : _,;-'''¨''i:.ヽ、 /`v'7:.:.l
　　 /`ヾ! !l: : :¨i‐''´;,;,;.:.:.:.:.l;,:.:.:`’''! :ヾ､/`! 　 　 　 　 　 ┌──────────────────┐
　　 ￣フ､ `┬'’!;,;,:.;,:.:.:.:.:.:.!;,;,;,;,;,;,;,l: : : : `l、　　　　　 　 │　 [隠密]技能５　/　目標値２（とても簡単）　│
　　　 /: : :T¨　 ,!;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.!;,;,;,;,;,:.:,;l: : :/´ヾ　__　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　 　→ ３個成功 　│
　　　 !: : :/　／ヽ;,ヾ､;,;,;,;/;.:.:.:.:.;,;.:.ヾ¨`ヽ､ `´ /　　　　　└──────────────────┘


.　　 　 　／'　　　　　　　　　ヽ 　 ヽ
　 　 　 / / / 　 　 　 　 　　 　ヽヽ　ヽ
　　　　ｉ　i　ｌ　,ｲ l　　|　|　|、ヽ/ﾊ!.　　|
　 　 　|　|　|,ｨ　/ﾘﾄ　ﾄ、|ｨﾊ弋|=X|　 ｜
　　 　 |　|　| |ﾚ'トヾヽ| ｀ﾘ斗ヽ l　 ||　 ,'
　　　　ｌ　l　ﾄj　● 　　　　●　ﾉ ｲ｜ /　　　　　　　　　……？
.　 　 　l.　ヽゝ⊃　 ､_,､_, 　 ⊂⊃!/ /
.　　/⌒ヽ　.lヽ､　　 ゝ._）　　 ｲ /⌒i　　　　　　　┌──────────────────┐
.　　＼ /::::::: ヽ＞,､ 　__,　 イﾘ/　 /　　　　 　 　 │　 [隠密]技能２　/　目標値２（とても簡単）　│
　　　 /:::::/　　　ヾ:::|三/:ﾍ　 ､__∧.　　　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　 　→ ２個成功 　│
　 　　｀ヽ<　　　　 ヾ∨:/　 ヾ:::彡'　　　　　　 　 └──────────────────┘


　　　, - ､　　 ___　 ___　　 ,. - ､
　　/　´γフ´　 ｀´ 　｀ヾ:ヽ- ､ﾊ
　 l　 〃{:/　　,　　　 、 　';::}｀ヾヽ
　 |　ｌ l　|　　/,　　　 ﾊ　　 l l 　l |
　 |　l l　λ壬-ﾍ 　ﾘ仝-､r{ l 　l l
. 　! l| l 八',ﾞ迄ｿ ∨ 佗ﾘ'ﾉｿil　 l l　　　　　　　　？
　　l|　l　 l ヾｰ　　, 　　 ﾌ ! l　//
　　 |　l　 !　 ヽ　 ‐　 ｨ'　 l　l ! l
　　 |　l　ﾘ　　l::ヾ.='.:':l　　 ! !l　|
　　 |,.ﾉ-┴:':´::::::,.-､::::｀ヽ-'....､ |
　　,':::::::::::::::::::::::::ゝ.'::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　 　 　 ┌──────────────────┐
　 ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ.　　　　　　 │　 [隠密]技能２　/　目標値２（とても簡単）　│
　/::::::::::::;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::';::::::::::::l. 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　 　→ １個成功 　│
　{:::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::/　　　　　　 └──────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　 ――　､
　　　　 　 　 　 　 ／ 〉 ´　　　　　　＼
　 　 　 　 　 　 ／ ／'　 __ ノ 　 ゝ.__　ヽ
　　　　　　 　 /　/／〉　 ( ー)　(ー )　 ｌ
　　　 　 　 　 ｌ　 ´ イｌ　　 (___人___)　　ｌ
.　　　　　　　 ｌ　 　 ｉYｌ　 　 ｀ ⌒ ´　　 ｌ　　　　　　　　　　　　　　……あー、そこの壁をよく見てみろ。
.　　　　　　　/　　 ﾊ !.!　　　　　　　 　 !　　　　　　　　　　　　　　モモもいいから、隠れてないで出ておいで。
.　　　 　 　 /　　/　 ' ヽ 　 　 　 　 　 /
　　　　　　 ｌ　　　／/ ､ゝ　　　　　　 ／ ヽ_
　　　 　 ´｀ ー‐ '｀./　　｀ー､　　,－´　　/ 　 ＼
.　　　　 ｉ　　　 　 ｉｉ　　 / ｀:.ｉ 　 ｉ´ヽ.　 /　　 　 ｀　 ､
. 　 　 , 'ｌ　　　　　ｌ.!　 /　　 ｌ 　 !　ﾊ　/　　　　　　　 ＼
　 　 / ,:|　　　　　| ヽ/　　　!＿'　　 V　　 　 　 ,　 ,　 　 ヽ
.　　/ / ｌ　　　　　|　　　　 /:.:.:.:ヽ　　　　　　　/　/　 ／　 ｉ
.　　!/　 !　　　 　 ｌ＼.　　 ｉ:.:.:.:.:.:.ｉ　　　　　 ／　/　 /　　　ｌ
　　/　　　　　　　 !　 ヽ.　 !:.:.:.:.:. !　 　 　 ´　　 !　 /　　 　 !


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::/:::/::::::/:∧:ヽ:＼:::',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,':::/!:i:!:/!从/ -',::L:::::i::::',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l::::i:|刈ﾃ'川! ≦廾､!:::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ::::j 代ﾘ　　 弋:::!ﾘ |:::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, --::从 |'''　　　　 ''''|''' l, ─ ﾄ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 人jjJJ￣￣￣￣￣￣￣UJJ/＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　 　 　 / |　　 　　　 　 　 　 　 　 　 　 └‐i　　ﾋﾟﾗｯ
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　　　　　　　　 │　 [隠密]技能６＋６　/　目標値９（至難）　....│　 　 |　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　 　→ ４個成功 　│　 　 |　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |
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	124 名前なんて無いだろ 10/05/08 21:52:49 ID:lV2L5wed おwwwwいwwwwww

　　　　　 /　　 /　　　　/l　,|　i　　　　i　　　 l　 .l　　　 i　　　l　　　　l
　　　　. /　　 /　　　　/ l　l l　|　　　　ﾄ　　　 l　 l　　 __l　　　l　　　　l
　　　　/　　 ./　　　　/　l l　l .|　　　　l ヽ　　　l　l|_／__l､ヽ､/l　　　　|
　　　　|　　　l ｣＿＿/___l_l　 l,lﾍ　　`v|　 ｣ -- r tl‐ ´　l､>' ./l　　　　|
　　　　|　　　l,ｲ　　./＿_|/￣l.l ﾍ　　　|二|＿___|_|_|ニﾆ.l', ィヽl　　　　|
　　　　|　　　l .l　　/イ￣￣ ｢ll　ﾍ　　.l ´T￣￣ ヽTヽ / 　 ヽl　　　　|
　　　　|　　　　.l　./__弋＿_/__{. 　ﾍ　.l　_⊥＿＿/｣　/　　　 ∧　　　l
　　　　|　　　　 l　l ￣｢｢｢｢￣　　 　 ﾍl　￣￣￣￣l /　　　 /　}　　　l　　　　　　　　ぜ、全然気づかんかった……。
　　　　.l　　　　 ∨|　 川 |　　　､　　　　　　　j　　/ｲ　　　 /　/　　　l
　　　　　l　　　　　.|　　 し　　　　　　　　　　　　 /　l　　　/／　　　 .l.
　　　　　.l 　l　 　 ﾍ　　　　　　 , -‐-　､ 　 　 　 　 l　　 /　　　　　 /
　　　　　 l　 l　　 　 ＼　　　　 `ー――'　　　U　./　　/　　　　　 /
　　　　　　l　ﾄ　　　 　 ＞　　　 u　　　　　　　　, / 　 /　　　　　 /.
　　　　　　ゝ{ ﾍ　|ヽ　 ﾄ　　＞　　　　　　　　＜,ｲ　 /　　　 /l　/
　　　　　　　　　ﾍ{　ﾍ .|ヽ /∨ヽl｀ー　　´　　　/,ｨ'　　 　 / //
　　　　　　　　　　　　ﾍ|　`　 　 ｣_　＿　　　　/'　|　 /　/　/'
　　　　　　　　　　＿＿__ ／￣　/~ヽ　 ｀　―--⊥／}/
　　r┬...:￣￣￣:::::::::::/ ヾ､> ／　　 l　＿＿_　　　ﾍ__
　/　 l＿＿＿＿＿__/　 ﾄ､/ |　 　 /| |　　___l　 ／　 /｀::ー. __
/　　 l　　　　　　　　l　　 l ／｀ーイ　l ￣__ -‐　　　,ヘ::::::::::::::::::｀　､



　　　　　　　　／￣￣＼
　　　.　　　.／　　　_ノ　 ヽ
　　　　　　 | 　　　（ ●) (●)
　　　　　　 | 　 　 　（__人__） 　∫
　　　　　　 |　　　　　｀⌒´ﾉ　∬
　　　.　　　ヽ　　 　 　 　　} |￣|　　　　　　　　　　何しろ"それ"のプロだからなあ。
　　　　　　　　ヽ　　　　 ノ　|＿|）　　　 　 　 　 　 ほら、モモも挨拶しなさい。
　　　＿＿__／　　　　　 ｲー┘ |
　　　| |　　/　　/　　　 　_＿＿/
　　　| |　 /　　/　 　 　　|
　　　| |　（　　　￣￣￣⌒ヽ
　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|

　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::/:::::::::/:::::/::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 ,:::::::/:::::/:::::::::/:::::/::::::::::/:::::::ﾊ:::::::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　,::::::/::.../::::::::/i::::/i::::::::::/!::::::/ l:::::::::::::∧
　　　　　　　　　　　　 ,::::::/:::::/:::::::/-!:::!､!::::::::! .l::::/　l::::::::::::::::::!
　　　　　　　　　 　 　 l::::/::::!::!::::/l' __l:::! .!::::::::! .l:/ ‐-!::::::::::::::::::!
　　　　　　　　　 　 　 !::/:::::l::l::l/ィ行ミ:! lヽ:::::l　 ﾘ i__,l/l:/!:::::/::!
　　　　　　　　　　　　.l:::::::::::!:lﾘ〈 {r'::::::}　 　 ヾ イ行ミヾ/:::::/::/
　 　 　 　 　 　 　 　 /::::::::::::iヾ!.|弋_;;ノ　　　　　{.r':::::}　l::::/::/
　　　　　　　　　　　 l::::::!::::::::lヽ | : : : :　　 　, 　弋_;;ﾂ　!::/::〈
　　　　　　　　 　 　 l::::::!::::::∧　| 　　　　　　　　: : : : : ∧::::::l　　　　　　――― えっと、はじめまして。
　　　　　　　　　　　ﾊ:::::!:::::::::∧ | 　　　 r‐‐-,　　　　 ∧::::::::!
　　　　　　 　 　 　 l::::::::l:::l::::::::::ヽ 　　 　｀　´　 　 , ィ::l::::::!::::!　　　　　　　　東横桃子って言います。
　　　　　　 　 　 　 l::::::::l::::!::::::!::::| |＞　　_　　r '::::::::::::::!:::::l::::l　　　　　　　　この中で何人が先輩と寝たんすか？
　　　　　　 　 　 　 l从:::!:',:!:::::iｲ |　`ｰ ､　 　 .ﾄ;:::::::::::::::l::::::l::::|
　 　 　 　 　 　 _,,　-‐''ﾆ:ヽi!ヾi∧|　　 　ｨヽr' .ﾄ､:::::::::::::!::::::!:::!
　　　　　　　 r': : : : :ヽ:｀ヽ: :!: : : :ヽ　　 /.:.:.:.:!, V:.ヽ､::::ﾘ从ﾙ'
　　　　　　　 !: : : :｀ｰ: :＼:ヽ:!: : : : :ヽ／ ヽ.:.:.!ヽV : :V:.ｰ- ,__
　　　　　　　 !: : : : : : : ヽ:＼ !:｀'ー- ィヽ　 !.:.:ヽ .!: : :V: : : : : : `ヽ
　　　　　　　 !: : : : : : : : : : ヽ!: : :V: : : : ＼ !.:.:.:.:!.ﾄ､:_:V: : : : : : : : !
　　　　　　　 l: : : : : : : : : : : : :＼: ＼: : : : : V.:.:.:.:.! ! : ｀ヽ : : : : : :.l

　　　　　　　　　　　　　　　[ 東横桃子 / スパイ ]



　　　　　 ／￣￣＼
　　　　／　　 _ノ　　＼　　　　　　　　　━━┓┃┃
　　　　|　　　 （ ○）（○） 　 　 　 　 　 　 　 ┃　　　━━━━━━━━
　　　.　|　　　　 （__人__）　　　　　　 　 　　　┃　　　　　　　　　　　　　　　┃┃┃
　　　　 |　　　ゝ'ﾟ　　　　≦　三　ﾟ｡　ﾟ 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　.　 |　　｡≧　　　　　　三　＝=-
　　　.　 ヽ　 -ｧ,　　　　　　　　≧=-　。
　　　　　 ヽｲｲﾚ,､　　　　　　　＞三　　｡ﾟ　･　
　　　　　　/≦｀Vヾ　　　　　　　ヾ　≧
　　　　　　|｡ﾟ　/｡･ｲﾊ ､､　　　　｀ミ　｡ ﾟ　｡ ･

	127 名前なんて無いだろ 10/05/08 21:54:23 ID:65D3Jx6j 何言ってるのこの子。いいぞもっと聞け それにしてもない夫ハーレム状態ですのう

　 　　/;;;;;;;;;;-----..,_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　 　　|;;;;;;;;;;;;r-!"L.,;;;;`'--.,_:::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;:::::::::::::::＼_
　 　　＼;;;;;;;;;r''TK-,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::!
　 　 　 ＼＿二L_''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::／
　 　 　 　/::::::::::::::`'''-..,,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::／
　 　 　 ./::::::::::::::::/ 　　T''--.,,,,,,.....------''''''''''-.,_／
　 　 　/:::::::::::::::::|: 　　/ 　 　 　|::　. |　!::: 　 . 　 | ＼
　 　　/::::::::::::::::::|:　: ./ 　 　 　 .|::: 　|　|::::.　::. 　 |　 |
　 　 /::::::::::::::::::::|＿_|`''''''--..,,,,,_!:::.　|　＼::. ::_,.　.|,　.!
　　 i:::::::::::::,r-!:::|,`''T7'''''''''--.,,,_`ﾄ:　|　--t'''":. 　ﾄ!　|　　　　　　……た、多分ですが、
　 　|::::::::::::|　.!:::.|::::::Kﾄし'r-!　`'` !::. |　,,イ'大ﾌ''"| | /　　　　　　やらない夫とそういう関係を持った人は居ないと思います。
　 　|::::::::::::|　|::::.＼::| `-.,,,Lr　　　ヽ:. ! /,r" `!::: /　!j
　 　＼:::::::::`''|::::　|ヽ|　ヽヽ 　 　 　 `.,| L!_/ /|:/ 　ﾚ　　　 　 　 .多分、ですが……。
　 　　＼::::::::::!::::. |　＼ 　 　 　 　 　　ヽ　　 | |'
　 　 　 ＼::::::|:::::: |'-,_ 　 　 　 　　__,.　 ,,.-'": |
　 　　r'T"＼:|:::::::.ヽ `'-.,_ 　 　 　,,..-''":::::::: :..|


　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　／　 ＼　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 .（●）（● ） 　u.　|
　　　　　　　　　　　　（__人__） 　u　 　|
　　　　　　　　　　　　.(｀⌒ ´　　　　　| 　 　 　 　 　 　 　 いねーよ！　この年にして童貞だよ！
　　　　　　　　　　　　 { 　 　　　　　　|　　　　　　　　　　　シオンもこんな質問に答えなくていいから！
　　　　　　　　　　　　　{ 　 　　　u.　/
.　　 　 　 　 　 　　＿＿＼　　　　 /ﾘ 厂`'‐- .._
　　　　　　　　　／ :　　: :介ｰz＜__｣// |: : : : : : :ヽ
　　　　　　　 　 | : : : : ::〈　｢｀乂/ 　/ 丿: : : : : : : |
　　　　　　　　　| : : : : : /: |　{::::}　/ `7: : : : : : : :│
.　　　　 　 　 　 | : : :　〈: :│ {::::l /. :/. : : : : : : : : |


　　　 !:::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::l:::l::::!`ヽ､!::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::|
　 　 .l::::::::::::::::::::::::::::::::!'!イ行示ヽ 　 l:::::/l::::/i-!::/!::::/:::::::::!
　　　l::::::::::::::::::::::::::::::::|〈　{r':::::ﾘ ｀ 　.|::/ .lィ行ミ/::::/:::::::::::!
　 　 !::::::::::::::::::::::::::::::::|　 弋:::V 　 　 l/ 　 {r'::::ﾘ|:::/:::::::::::::!
　　 .l:::::::::::::::::::::::::::::::::l　　｀T　　　　　　　弋;;V |/::::::::::::::::!
　　 .!:::|:::::::::::::::::::::::::::::!　: : :|: :　　 　 　 　 ｀ 　 !:::::::::::l:::::::!
　　 l::::l:::::::::::::::::::::::::::::|　 　 |　　　　　 '　　: : : :|::::::::::::|::::::|　　　　――― なるほど、童貞なら安心っすね！
　　.i:::::!:::::::::::::::::::::::::::::! 　　 |　 　､ 　 ,　 　 　 /::::::::::::l:::::::!
　　,:::::l::::::::::::::::::::::::::::l:l ､　　!　　　￣ 　 　 , ィ:::::::::::::::l:::::::|　　　　　　　　それで、先輩。
　 .,::::::|::::::::::::::::::::::::::::l:l　＞ !　 　 　 , 　＜:::::::::::::::::::::::!::l:::|　　　　　　　　何か私に手伝えることがあるって聞いたんですが？
　 ,:::::::|:::::::::::::::::::i::l:::::l:! 　　.|　｀.r ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::l:::|
　 l:::::::|::::::::,:::!´i::l::l::::l:ﾄ､　　l　　ﾄ,::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::l:l:::l::l
　 ﾘ!ﾙlィヽ!ヽ! ヽl从ﾙ'　`ｰﾍ,r∧- ､:::::::::::::::::::::::::/!:::ﾊ:l/l/

　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　 　 　 　 　 　　　 | u　　 　 　 　 }　　　　　　　　　……あ、ああ、真面目な話していいのね？
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ　　　　　　　　　 　　１１日後の深夜に、とある企業に侵入することになって
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､　　　　　　　　 　　その関係でモモの手を借りたくてな。
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､　　　　　　そうだなあ、どこから説明したものか……。
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::




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　　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────────────―─┐
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
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　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　┃　 ┛┃　 　　 　 　 　 　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　┗┳┳┛ 　　　　　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　│ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┏━┻┻━┓　　　　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　Now Moaing. ...　　　 　 　 　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　 　　今一度モアイでお待ちください。　　　　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　└───────────────────────―┘

　　　　　　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　 　 　 　 　 　 　 , ィ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　 　 ,ィ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　　　 　 ,::::::::::::::::::/:::::/::::/::::::,:::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::,
　 　 　 　 |::::/::::::::/::::::/::::/::::::ハ:::::::::::::::::::l::!:::::::l::::::::::l
　 　 　 　 |::/::::::::/::::::/::::/:::::/　 l::::::l:::::::::::l::l::::::::l::::::::::|
　 　 　 　 |:l::l::::l/l:::::/::::/:::::/　　.!:::::l:::::::::::l::l:::::::::!:::::::::l
　 　 　 　 |:l::!::::!._l::/!::/!::::/､　　 !:::::!::::::::::l::l:::::::::l::::::::::!
　 　 　 　 l:l::l::::!ｲ示ﾐ､ l::/　　ヽ､l:::/!::::::::::l::ﾄ､::::::!:::::::::!　　　　　　企業の"遺産"を他のチームと取り合う、ですか……。
　 　 　 　 |:!:::::l 杙;;;ﾂ 'l/　　,.ィ示/､!::::::::::!:! }:;::::l:::::::::|
　　　　 　 |:::::::|:ﾊ　　 　 　 　 {::::::r}.l:::::::::::!:!/:::::::l:::::::::ﾄ,　　　　　　そういうことでしたら、確かに私の力で
　　　　 　 |:::::::|::ハ　　'　 　　 ｀T ´ i::::::::::l::l::::::::::l:::::!:::ｌ !　　　　　　お役に立てる部分もあるかもしれないっすね。
　　　　 　 |:::::::l:::::l:ヽ､ 　 ＿　　 ! 　l:::::::::::!:!::::::::/:::/::::! l
　　　　 　 |:::::::l:::::l::::::::ヽ　　　　 | ,ィ!::::::::::l::/l:::/:::/:::::::! !
　　　　 　 |:::::::|:::::V::::::_, ｀ ,T　 　　 l:::::::::l/ｰl/l::/l:::::://
　　　 　 　|/!/l‐'"￣　 / ,､! 　 　　 l::::::/!　 //　i｀.ー- 、__
　　　　　 　 ﾒ　　　　　 ,/ｲ ! 〉　 ,-'.l::://　//　/　　　 　　＞,
　　　　　　 ,'　 　 　 　 iｲ.i ゝ`l, ﾉ'"ｨi/ヽ /ｲ　/　　　 　／　　i!
　　　 　 　 ﾄ　　　　 　 !　!　 /｀７´　 　 ｲ　 /　　　 　/　　　　!
　　　 　 　 ! ヽ　/　　　!　', ./⌒! 　, イ　 イ　　　　　/　　　 　!
　　　　　　i　　ィ　　　　',　'/　 イ　　イ　　 　 　 　 ヽ!　　　　 !


　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }　　　　　　　　　　　　作戦はまだ"考え中"って所なんだけどな。
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ　　　　　　　　　　　　モモが協力してくれると作戦の幅がかなり増えるから
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､　　　　　　　　　　　有難い所なんだけど、都合とかはどうだ？
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::

　　　　　　　　　　　　　　　　　,　 ' ¨　￣￣ ｀¨ 丶､
　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : :/ : : :＼: :＼: : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　/.:.:.:.: : : : l: : : : : : ヽ : ＼: : : :＼
　　　　　　　　　　　　　 /.:.:.: :/: : : l : : : : : : : i: : : :ヽ: : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　/.:.:.:.:/: : : : l : : lヾ.:.:.: :l: :ヽ: : i: : : : l
　　　　　　　　　　　　　l.:.:l.:/: : : : : l : : l　l:.:.:.::l:.:.: :', : :l : : : l
　　　　　　　　　　　　　|.:.l.:l: : : : : : l : : { .l.:.:.:.:.}: : : l: : l:.:.:.: :l
　　　　　　　　　　　　　|.:.l.:l: : : : : : l : :ヾ }.:.:.:/ｿｿリl:.:.:l:.:.:.:: l
　　　　　　　　　　　　　|.:.l.;州小从八ヾ　ソオ至ト､l: : l.:.:.: :l
　　　　　　　　　　　　　|:.l.:ﾊ ｲ'{´埃　　　　　廴.::::}ﾞ|: : :l: : : l　　　　　　まだ少しやることがあるので……。
　　　　　　　　　　　　　|::l.:.:ﾊ　 辷ｿ　　　　　｀ｰ ´ l:.:.:.:l:.:.:. l　　　　　　２日間ほどは都合悪いっす。
　　　　　　　　　　　　　|:l.:.:.:.ﾊ　　　 　丶　　　　　/: : : l: : ::l
　　　　　　　　　　　　　 l.:.:.:.: ﾊ.　　　　､ -,　　　, ':l: : : l: : : l　　　　　　でもこの仕事さえ終わっちゃえば暇っすから、
　　　　　　　　　　　　　 |:l.:.:.: : : :＞: ､　　　 . ィ{.:.:.:l : : l: : : l　　　　　　それからで良ければお手伝いできるっすね。
　　　　　　　　　　　　　 |:l.:.:.: : : : : : rn}｀　´　　ﾄi､:l: : ::l: : ::l
　　　　　　　　　　　　　 ヾ八从,, ァ´{. ＼ __ ／　}｀ヽ､ﾉｿツ
　　　/ヽ,-､　　　　　　, -- ¨´:. :./. :. l ／::::::ヽ　 l.: ヽ:. :｀丶 ､　　　　　　　　……ただ、先輩にひとつ訊いてもいいっすか？
　 ／／ ／　　　　　/:. :. :. :. :. :./:. :.:.ﾉl　ヽ:::/ ＼l.: .: ヽ:. :. :. :/丶､
　l　i´ /-‐､　　　　 l:. :. :. :. :. :. :＼,/':. i　 l::::l　　l＼／:. :. :. :/:. :. :｝
　|　|　l　l´ }　　　　l:. :. :. }:. :. :. :. /:. :. :l　l:::::l　 /:. :.ヽ:. :. :. /:. :. :.:{
　!　　　　　l､　　　j:. :. :. :.l:. :. :. :.＼:. :. :l l::::::l ./:. :. :／:. :. :Y:. :. :. ヾ
　＼　　　　 ヾ　　{:. :. :. :/:. :. :. :. :. ＼:. :ll::::::|/:. :／. :. :. :. :ヽ:. :. :. :.ヽ
　　{:＼　　　/ヽ　l:. :. :. /. :. :. :. :. :. :. ヽ: l:::::/:／:. :. :. :. :. :. :ヽ:. :. :.:::::::::...
　　ゞ＿ーﾆ´:. :}､l:. :. :. {:. :. :. :. :. :. :. :. :.＼//:. :. :. :. :. :. :. :. :.:}:. :. :. ::::::::::::.....


　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
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　　　　　　　　　　　　（__人__） 　u　 　|
　　　　　　　　　　　　.(｀⌒ ´　　　　　|　　　　　　　　　　　い、いいけどさ
　　　　　　　　　　　　 { 　 　　　　　　|　　　　　　　　 　 　 さっきみたいに変なのは無しで頼むぞ？
　　　　　　　　　　　　　{ 　 　　　u.　/
.　　 　 　 　 　 　　＿＿＼　　　　 /ﾘ 厂`'‐- .._
　　　　　　　　　／ :　　: :介ｰz＜__｣// |: : : : : : :ヽ
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　　　　　　　　　　_,......-‐::'":::::￣｀:::ﾞ:::''‐:､ _
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　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　 ,:':::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::l
　　　　,':::::::::/::::::::/:::::/l:::::::::::/::::::::l::::::::::::l:::::::::::::::::::::::l
　　　　i::::i::::,':::_::A-‐/､l:::::::/|::::__/|i::::i::::::l::::::::::::::::::::::::l
　　　　l::::l:::l::::::/　l::/　 |:::/ .l::::/ ｀|ﾞl､l:::::l:::::::::::::::::::::::::l
　　　　レ'ﾚ'l::::l　,-,‐､､ ﾚ'　　l/ ＿|_ｌ/|:::l:::::::::l::::::::::::::::l
　　　　 /:::::レ'/ ｒ'::::lヽ　　　,イ ,::::|:ヽ |/l:::::::::l::::::::::::::::l　　　　　――― 私は、もう先輩の
　　　　/::::::::ハ 弋ﾝ'　　　　　ｒ'::::::|::::ハ/::::::::i:::::::i::::::::l　　　　　　　　　　"足手纏い"じゃないっすか？
　　　 ,':::::::::::::::l　""　,　　　　　ー ｒ'　/::::::::::,':::::::l::::::::l
　､_／イ::l::::::::∧　　　 　　　　 "" | /::::::::::/::::::::::::::::::l
　　　　l:::l::::::/:::::＼　　ー '　　　　 /::::::::::/::::::::/::::::::::i
　　　　ﾚ'l:::::l:::::::i::::::｀::ー─r‐ ' ／::::/:::::/::::::::/::::::::::::l
　　　　　レ'l:::::::l::::::::i:::::::::::::l ／::::::::/::::/|:::::::/:::::i::::::::i
　　　　　　　l/lハ:::::l::__-‐／イ::::／|:::/‐l::::/l::::/::::::::,'
　　　　　　　　　／￣　　　 /／　　l/　 .ﾚ' ｀l/l::::::::/
　　　　　　　 ／　　　　　 　'　　　　　　　　　　l:::::/


　　　 ／￣￣＼
　　／　　 _ノ　　＼
　　|　　　 （ 一）（●）
　　|　　　　 （__人__）
　　 |　　　　　｀⌒´ﾉ
　　 |　　　,.<))／´二⊃　　　　　　　　　　　　　……足手纏い？
　 　ヽ　/ ／　 '‐､ﾆ⊃
　　　ヽ､ｌ　　　　´ヽ〉　　　　　　　　　　　　　　　もう一人でも"仕事"をこなせるモモが、
''"::l:::::::/　　　 __人〉　　　　　　　　　　　　　　　"足手纏い"なんてこと、あるわけないだろ？
:::::::::|_/ヽ. 　 /|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
:::::::/´∨/`ｰ'〉ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
:::ｙ′.: ',ゝ､_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
／: :／/: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|

　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　 |　　　 （⌒ ）（⌒）
　　　　　　　 |　　　　 （__人__）
　 　　　 　 　 |　 　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　|　　　　　　 　 }
　　　　　　　　ヽ　　　　　ﾍミ|　　　　　　　　　　　モモの力が欲しいから、呼んだんだ。
　　　　　　　　／,`　、` -`,--` ,　　　　　　　　　 頼りにこそしてても、"足手纏い"なんて間違っても思わないだろ。
　　＿＿,---/;;;;;`　　`-,-/ニﾆ |
　/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,＞、 /::l,_l･　,<、__　　　　　　　　　―――。
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::＜:::::::ヽ``l::::|　　|`l,::::ヽ　　　　　　　　お前が必要だろ、モモ。
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::＼|:::|`-‐'/::ヽ::::|
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/'　 `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く　　　';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/


　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::ヽ
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	135 名前なんて無いだろ 10/05/08 21:59:25 ID:65D3Jx6j ナチュラルにフラグを立てておる… 138 名前なんて無いだろ 10/05/08 22:01:03 ID:lV2L5wed もげろ。

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: : : : : : : . . . . .: 　　　.|::.　　　　　　　|`iN !!ﾊ斗ｲ´ ｲ|::::!:::!::::::::!::::|.　.　.　.＼／　.　.　.　.　.　.　.　.
. : . : . : . : . : . :　　　　|::::...　 　 　 　 |:::}!＞　　＜_　!レﾘ:::!:::::::::!:::|.　.　.　.／＼　.　.　X.　.　.　.　.
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　　　＼／　　　　　　　ﾞｉ:::::::::::........,r':|::ヽ! ヽ::?;:::;ﾉ　! /:::::::!::::::::::!::|.　.　.　.　.　.　.　.　.　.　.
　　　／＼　 　 　 　 ､ｰ `￣ ￣゛'' - ,_::::＞.､‐' _ 斗´::⌒::ヽ::::ﾉリ ＿＿|＿＿ 　 ┼ｰr￣ﾌ　　ーﾔ‐'　　　　 　 .―┼─
　　　　　　　 　 　　＜ ,...:--―=-:::..＿,r'::Ｎ::/＞'´:.:.:.:.:.:.:｀:.:.:Ｙ　　: :　　/、　　　　|　 |＿|＿　─‐i,‐'　　　 　 　 ,-､|　　　　　 　 　 　 　 　 /　/
.　　　　　　　　 ,., ' ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::゛ ' ＞´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::.:.:|　　 :　ノ　ヽ,　　 　ヽ/　 .|　　 r'ﾞ￣` 　 ＿＿　　ヽノ|　　 ―――――　　/　/
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　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　┏━━┓ 　　 　 　 　　 　 　 　 　 ｜ 　 　 　 　 うおおお！？　は、離せモモっ！　＞
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　┃━┏┃　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　┃　 ┛┃　 　　 　 　 　 　 　 　 　 ｜　　　　　　　　嫌っす！　もう離さないっす！　＞
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　┗┳┳┛ 　　　　　 　 　 　 　 　 　 |.　　　　　　 　 　 　 　 絶対離れないっすー！
　　　　　　　　　　　│ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┏━┻┻━┓　　　　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜　　　 いいからとりあえず今離れろ！　な！　＞
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　Now Moaing. ...　　　 　 　 　 　 　 　 ｜　 　 　 　 　 　 　 このままじゃ誤解される！
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　│　　　　　 　 　 　 　 俺仕事しすぎじゃね？　　　　　　 　 　 　 |　 　 ……"理解"の間違いじゃないですか？　＞
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜.　　　　　ち、違うっ！　誤解なんだシオン！　＞
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	140 名前なんて無いだろ 10/05/08 22:01:22 ID:x+kK4jcp やる夫存命時はもしややる夫がツッコミ役だったんだろうか、この連中

　 目 〓 Ё ∇ 廿 Ｗ 目 〓 Ё ∇ 廿
　ニニニニニニニニニニニニニニニニlﾆl
　　　 `ｰ　　　`ｰ　　　　　`ｰ　　　　　`ｰ
　　　　　　　　　　､--,
　￣￣￣￣￣￣（＿）)￣￣￣￣￣λ＿λ￣￣￣￣￣ ／ｌ
　二二二二二二二二二二二∫二（. ﾟдﾟ .） ／ _､.,_　 ／／　　　　　　　　　　 　 ┌──┐∫,,,,＿∧
　　　 ∧∧　　　 　_　 　 　 　 ┗─と M　　）つ|__|__|／／　|　　　　　 ｉi 　∧∧＿_|　　　　|_・―ﾟдﾟ ）ｉ
　￣ （ ﾟдﾟ ）￣￣( ﾟдﾟ )￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　／／　 ／　　　　　.|| （ ﾟдﾟ ）　└──┘ /;;;;;;;;;;;）||
　二　|::;;;;;⊃] 二(;;;;不;;Ｏ二二二二二二二二二ｌ／ 　　 ┳　　　　　　||　(っ;;;;;)￣￣||￣￣'´;;;;;;;;;;;ﾉ.||
　　　 (::;;;;;;;ヽ　　｜;;;;;;;;|　　　　　　　　 　 　 　 |　　　／　∥ 　　　　　 |l￣￣ |》 　 ＿||＿ （_ﾉ|l ￣￣||
　　 　 ┳ JJ.　 　し┳Ｊ 　 ┳　　　 　┳ 　 　 |　 ／　　 ┴
　＿＿∥＿＿＿＿∥＿＿∥＿＿＿∥＿＿_|／
　　 　 ┴　 　 　 　 ┴　 　 ┴　 　 　 ┴





　 /　/　　　　 ｌ: : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
: /　/ 　 '　　　|: : : : : : : : :| : : : / : : : : : ＼
/| ∧　/　　　 j.: :.│: : : : :! : : ;瓜人: : ＼: ヽ
^jﾒ､ Ⅵ　 ｌ　,　| : : | :│: : |: : / / ::0',: : : :ヽ: ',
: : : : : :|　/ /l　| : : | :∧: : | :/ j{ :::..:: } : : l: :|:│
: : : :|: :ﾚ　/斗┼ーﾚ孑ﾍ: Ⅳ^小､_,ノ| : : |:.:Ⅳ
: : : : :/　/　ｲ! j〃⌒ヾ　ヽ|　〃｀ヾⅥ: : :ﾊ |
: : : :/ｲ,/／ |乂{{　　 }}　　　 ヾ､_,ﾉ　{ : / j/
: : : : : }: : : : |　　`ｰ='"　　　　　　 　 ∨
: : : : :人: : : :|　　　　　　　　　　　　 　 ｝　　　　　　――― ヒナギクですが、酒場内の空気が最悪です。
: : : : :トﾑ : : :|　　　　　　　　　　　　 ／
: : : :!:l: :∧: :│　　 　 　 r‐ｭ　 　 イ|
:. : :.:!:|: : :_〉 : ト 　 ＿＿___..　＜: : !:|
:. : :.:!:|:／ ∧ :|`ｰ一寸　 ｀ヽ､:_:j : !:|
: : _r＜　　　 Vｌ::::::::::::::}　　　　 | ﾄ､!:|
厂{ ＼＼　　 ヾV三三|　　　　 | | ∨
＼ヽ　＼＼　　 ＼ 　 |　 　 　 j// |

　　　　　 /　　 /　　　　/l　,|　i　　　　i　　　 l　 .l　　　 i　　　l　　　　l
　　　　. /　　 /　　　　/ l　l l　|　　　　ﾄ　　　 l　 l　　 __l　　　l　　　　l
　　　　/　　 ./　　　　/　l l　l .|　　　　l ヽ　　　l　l|_／__l､ヽ､/l　　　　|
　　　　|　　　l ｣＿＿/___l_l　 l,lﾍ　　`v|　 ｣ -- r tl‐ ´　l､>' ./l　　　　|
　　　　|　　　l,ｲ　　./＿_|/￣l.l ﾍ　　　|二|＿___|_|_|ニﾆ.l', ィヽl　　　　|
　　　　|　　　l .l　　/イ￣￣ ｢ll　ﾍ　　.l ´T￣￣ ヽTヽ / 　 ヽl　　　　|
　　　　|　　　　.l　./__弋＿_/__{. 　ﾍ　.l　_⊥＿＿/｣　/　　　 ∧　　　l
　　　　|　　　　 l　l ￣｢｢｢｢￣　　 　 ﾍl　￣￣￣￣l /　　　 /　}　　　l　　　　　　　周囲の客の視線が
　　　　.l　　　　 ∨|　 川 |　　　､　　　　　　　j　　/ｲ　　　 /　/　　　l　　　　　　　痛いなんてモンじゃないんやけど……。
　　　　　l　　　　　.|　　 し　　　　　　　　　　　　 /　l　　　/／　　　 .l.
　　　　　.l 　l　 　 ﾍ　　　　　　 , -‐-　､ 　 　 　 　 l　　 /　　　　　 /
　　　　　 l　 l　　 　 ＼　　　　 `ー――'　　　U　./　　/　　　　　 /
　　　　　　l　ﾄ　　　 　 ＞　　　 u　　　　　　　　, / 　 /　　　　　 /.
　　　　　　ゝ{ ﾍ　|ヽ　 ﾄ　　＞　　　　　　　　＜,ｲ　 /　　　 /l　/
　　　　　　　　　ﾍ{　ﾍ .|ヽ /∨ヽl｀ー　　´　　　/,ｨ'　　 　 / //
　　　　　　　　　　　　ﾍ|　`　 　 ｣_　＿　　　　/'　|　 /　/　/'
　　　　　　　　　　＿＿__ ／￣　/~ヽ　 ｀　―--⊥／}/
　　r┬...:￣￣￣:::::::::::/ ヾ､> ／　　 l　＿＿_　　　ﾍ__
　/　 l＿＿＿＿＿__/　 ﾄ､/ |　 　 /| |　　___l　 ／　 /｀::ー. __
/　　 l　　　　　　　　l　　 l ／｀ーイ　l ￣__ -‐　　　,ヘ::::::::::::::::::｀　､


: : : : : : Λ　ヽ : : :　／ : : : : : : : : : : : : : : :＼ : : : ',
: : : : : /:,ハ　 } : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼: : i
: : : : : : : : :},.ｲ: : /. : : : : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : :＼l
: : : : : : : :/ /:　/ : : : : : : : : : : : : : : 　', : : : : : : : 、:ヽ
: : : : : : :/ノ: : / : : : : : : :/ : : : /: j: ｌ: : l: ', : ､ : : : ヽ: :',
!: : : : : ,'､ : : ,' ,': : : : : : / /: : /: /j: !: : }斗‐‐',: : : !: ｉ: :l
',: : : : :l : `ー! !: : : : : :/_厶∠∠.//ｌ: :,ﾊ,ﾆ=ｧ'ｉ: :l :l: :}:lﾉ
: '､ : : l:＼_ ｒ{ {: : : : : :{´{=_;;云ｧｧ' ,ﾉノ 仂jｲ}/: /:/ //　　　　 ひとまずこの場所からは退散しませんか。
: : ヽ: :lヽ : :{ ヾ＼ : ‐=f壬辷'丿;　　 　 ﾟｰ〈ﾉ／ノイ´　　　　　……さすがに私も、この空気はちょっと辛いです。
: : :',:ヽl : ＼＼　 |＼: {´¨''￢'"´　　 　` ｀｀}: :ｌ : :ｉ:l
: : : ',: :ヽ: : :`7｀T|: : l`ｰ　 ヽヽヽ 　 (_ｱ ,.ｲ: :.:ｌ : :i l　　　　　　依頼の概要は差し当り伝わったわけですし、一旦解散するなり
: : : :.',: : :ヽ : {{ ｢ﾞ|: : |､ヽ､_　　　　　　,.ｲ: :ｌ : :.ｌ : :ｉ l　　　　　　他にまだ話し合う必要があるのでしたら、どこかに移動しましょう。
: : : : :'、: : :ヽrく　'､: '､＼　｀T￢ーｒく: :! : !.:.:.:ｌ : :i: l
: : : : : ヽ : : : ヽ ＼ヽ :ヽ ＼,ﾊ.　　 ヽﾊ: : :| : :.ｌ : :ｉ: |

　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　／　 ＼　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 .（●）（● ） 　u.　|
　　　　　　　　　　　　（__人__） 　u　 　|
　　　　　　　　　　　　.(｀⌒ ´　　　　　|　　　　　　　　　　そ、そーね！　すまんね！
　　　　　　　　　　　　 { 　 　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　{ 　 　　　u.　/
.　　 　 　 　 　 　　＿＿＼　　　　 /ﾘ 厂`'‐- .._　　　　　　じゃ、じゃあ今日は一旦解散し ―――
　　　　　　　　　／ :　　: :介ｰz＜__｣// |: : : : : : :ヽ
　　　　　　　 　 | : : : : ::〈　｢｀乂/ 　/ 丿: : : : : : : |
　　　　　　　　　| : : : : : /: |　{::::}　/ `7: : : : : : : :│
.　　　　 　 　 　 | : : :　〈: :│ {::::l /. :/. : : : : : : : : |


　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　_,.､-‐'' "~¨`丶､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.-''´　　　　　　 　　..:丶､
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,. '　　　　　　　　　　.::::::::::::_;;;＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　　_／:.　　　　　　　　　_,ノ‐''"乏:::::::::/′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ ゝ　_　　　_,､-''´:::::::::::::c|C:::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /＼ー-r::''´::::::::::_;;:､:-─￢ｰく
　　 　 　 　 　　 　 　 　　　　　　/ | 　｀lｰ斗r‐ィく´￣　＼ ヽ ﾍ ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　i /| 　 l| /|l　＼＼＼　ヽ_ ヽ　 ﾞ,. i
　　　　　　　　　 　 　 　 　　　　|,ﾞ∧　 l|{　!　 　 ヽﾄ,.ｨfcｧK　`､ i.zU
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　|//lﾊ 下､扞ｔ:ｫ､　´'ヾ-~V＼　ｿ!:ｊ
　 　 　 　 　 　 　 　　　__　　　　!《 { ∧ト∧ゞ'´　,　　　　ﾊ　 ヾﾝﾉ　　　　――― 打ち合わせ場所として私の自宅を提供します。
　　　 　 　　　__,.ィ'Z仁ゞｰ仁ﾍ--､Xﾞ￣{｀ミヘ､_ 　､ z ,.ｲ|ﾘ|　 仏
　　　 　 　_ノィ;;ﾁ‐''＾"´`ヘ戈__厶{　　_人__ミ{ 　{＞'´　 収|;　|ﾊ　　 　 　 　 　 　 セキュリティは万全ですし盗聴の危険もありません。
　　　　 _/ｲ;;厂　　　　　　　　　　,ﾑイノ_　::::Ⅵﾄ､＼__ ,／　|ｌ ﾘ`ｰ-､　　　　　　　　打ち合わせの場所として不足はないはずです。
　　　 //;厂　　　　　　　　　　　　〉斗‐〉〉　::::V小／云､,_　|ｊ/ﾍ::::::::|
　　 ,ｲｉィ　　　　　　　　　　　　　/イ‐'//　　.:::::V⌒ヽハ/＼|ll ￣`'く
　　 〉{ｲ　　　　　 　 　 　 　 　 /ミｚ彡′.::;;;;;､::::〉 　 ヾi′ ｀ヽ　　《ﾐﾍ
　　ヽ仏　 　　　__　　　　　 　〈::.... ...::::;ノｲ::::::ｊノ 　 　 .}ﾄ､_ 　.::';　　Ⅵﾍ
　　　｀ヾ>-‐''´.:::;r=ヽ　　　　　｀ﾞ''‐-､{／￣~＼:..　 ..::八ヽ￣ﾞア;;_. 　￣〉
　　　 　 ヽ､_ _,ノ_　　′　　　　 　　　Ⅵ/￣￣{ﾞ''ｰ匕:::.　_>イ孑＼;;:;;ソ
　　　　 　 　 ￣　　　　　　　　　 　 　,仏}.｀　　Y´彡ｲ＼/´　　＼/┘

	143 名前なんて無いだろ 10/05/08 22:03:00 ID:RQAw4D70 こんな客が多いとこで仕事の話するなよ……ｗ 145 名前なんて無いだろ 10/05/08 22:03:39 ID:iN+VwzfF こういう所のほうがかえって目立たないってのは裏ジョブものでのお約束だなｗ

　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　 （ ⌒）（⌒)
.　|　　u　 （__人__)
　 |　　　　　 |r┬|}　　　　　　　　ええっと……し、シオンさん？
　 |　　　　　 |　| |}
.　 ヽ　　　　　｀ﾆ}　　　　　　　　 依頼内容は伝わったわけですし、
　　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　　　　一旦解散でもいいんじゃないかなー、なんてー。
　　　/　　　 く　　＼
　　　|　　　　 ＼ 　 ＼
　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)､


　　　　　　　　　　　　　_,..　-‐＝ニ二_¨¨゛ 丶、
　　　　　　　　　　 ,. '"　　（†)　　　　　 ｀ヽ、　 ＼
　　　　　　　 　 r'"　　　　 cｐ　　　　　　　 ｀丶､_ ＼
　　　　　　　　　＼　　 ＿,.-=＝＝= ､_＿_　　　　 `ﾗ
　　　　　　　　　　 `ｖ'"　　　,　 　 ／　 ,.ｲ ＼ 　 ／
　　　　　　　　　　 /　　 　 /　 ／　／　ﾉ 　 /`〈
　　　　　　　　　　/　　　 /ｰｘ' __∠__　/　　ﾊ　 |!　　　　　 私"が"、やらない夫"に"、質問したいことがあるのです。
　　　　　　　　　 / 　 rへl∠.-久TpﾊX　／_,.〉 ∥　　　　　それも今すぐ、沢山訊きたいことがあります。
　　　　　　　　　/ 　 { 「｀|　　|　 ￣ /／　rｧ-|　ｌ|
　　　　　　　　 〈　　 ヽ､_|　 ｜　　/'´　　 >｝ レﾘ　　　　　　　　　　―――　以上、他に質問は？
　　　　　　　　　 、 　 　 | 　 l|　　　 ,-‐-　ﾉ
　　　　　　　　　　､　 　 ﾊ 　 l|､　　/丶 ,.ｲ!
　　　　　　　　　　 ,＞､/　}　 ｌ|　　r‐-イ'､∥
　　　　 　 　 _＿_/　 /`ｰ┤　lL､/,!へ._|　 ﾄ､ _,.. -‐へ、__ノ＾ンヽ、__,.r==-ｧ､　　　＿__　_ _
　 　 ,.-―/´ _,∠-‐〈　 　 l 　 l|/¨ヽ.　ヾ、 l| ＼　 　 ／　 ／_,. 一'　 |　　「￣ ￣　 -―　　｀ヽ、
　 r'7　/´￣ヽ　　　　＼　 ヽ　ｌ|、　_ﾄ､　 lVﾘ　　＼ ´,. -'´　 　 　 　 ｌ|　　|　　,.　'"　　　　 　 　 ＼
　,乂 ,'　　　　 ∨/　　　｀ヽ､Vﾘ Yi　ヽ.｀N Ｖ_,..='" _,>一-､　　 　 　 ﾉ|　　レ'´　　　　　　　　　　　ﾉ
　　　!　　　　　〃ヽ　　　　 ,′＼! l 　 V　　＼- ´/ ,rﾆヽ ＼ __,.　-‐ ''"´　 　 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 {,　　　 /　　 ｜ l　 ､＼　　 ＼｛=f‐ﾆ＞､　＼　　　　　　　　　　　　　_,.. "´
　　　　　　　　　 　 　 　 /　　 __ !　 ヽ､）　＼-一｝ヽ.〉´　　 ヽ　｝　 _＿　,..　- －　 "
　　　　 　 　 　 　 　 　 ,′"´　 └～へ._ノ＾′, /　/　　　 　 !_,厂
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,〃/　　　, /　/　　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 '　　　//　 l　､　、 、〈_ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　{!　{＼＼_,ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼＼＼ ｀´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｰ＼）


　　　　 ／￣￣＼
　　　／u_ノ 　ヽ､_＼
　　　| ((●）) (（●）)|
.　　　|　 （__人__)　　|
　　　 |ヽ　|!il|!|!|　/ .|　　　　　　　　あ、ありませんマム！！
.　　　 |　　|ｪｪｪ|　 　}
.　　　 ヽu　　　　　 }
　　　　 ヽ　　　　 ノ
　　　　　/　　　 く
　　　　　|　　　　 ＼
　　　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)､

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┃ 　 同日同刻　　 ┃
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　 | 　 　 ,:　;::;　　　　　　:　　:;:|:.:　|;;;;,....　　|　 |　 Moon　| ○
;;;|;;;;;;;;;　　　| 　　　　,:;　　 　 ;:;:　 　:　:;,:|,;　.|;;;;; ; _＿|／|　 　 　 　 | ○
;;;|;;;; 　 　 　| ;　　　;　　　　:　　　　　　,;:|;;.　|;;;／　／＿_￣￣￣￣
;;;|;;;; 　　　ｏ|;;　　　　　　　:;:　 　 ,　 　,;:;|;.,　|;..　／　　／
;;;|;;;; 　 　 　| 　;;　:　　　:　 　 ;;　;　:: 　,;:|;;.　|,／.＿_／
;;;|;; 　 　　　|　　　::; ;　 　　　　　;;　　　:;|,,／;;;;;;;;;...
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃　　都内某所のBAR "シルバー・ムーン" 　 　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　/"'-..,;;;;;;;;;;;;;｀''-..,,_;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;..|
　　　　 　 ﾄ:::::::::｀''- ..,, ;;;;;;;;;;;;｀'' -...., . .- ''´|
　　　　　 i:::::::::::::::::::三　 ｀'' - ..,,;;;;;/;;;,,..-'イ;,
　　　　 /ﾆ､::::::::::::::::三　 　 ､;;;;;; ｀"´ ,,,,,　i;;;i
　　　　{ (　_',::::::::::/　　　　　　　　　　""　|/
　　　　', '<i ヾ:::::::i　　､､,,三、　 　 　,,.-、 i
　　　　 ',､ヾヽi:::::i　　　'-ヽソヾ　　 /,'ｯﾌ､i
　　　　　ヽ__.. i::::i　　　　､ ￣ﾉ　　| ;ﾆ ノ.i
　　　　　ﾉ,.-|　i::i　　　　　　　　　 |　　　i　　　　　　　……お願いしたい"仕事"の内容はこの通りでおじゃる。
.　　　　　　　i,ｨ''"',　　　　／､_　 ::::　　 /　　　　　　　報酬は 55,000 新円を用意した。これ以上はびた一文出ぬ。
　　　　　　 /',',',　 ',　　／　　　ヽ_ノ　 /
.　　　　　 ｲ',',',',', ', ',　( ,.---::;;;;､_,. } /　　　　　　　　他社が出してきた相手と撃ち合いになるかもしれぬ、
　　　　　/ '',',',',',', ', ',- ､　,.__`ｰ´ノノ　　　　　　　　　相応に危険な仕事じゃが、どうする？
　　 ,.-イ　　''',',',.',', ',:',　　　　,ノ ／､,,、
　 (　 {´　　　 ',',',',', :',.','---─ '´ﾘ　 ', ヽ
''´´ヽ((''- ..,　　',',',',', .',.',ソ　 ./ /　　　',) }ｰ..,,,

　　　　　　　[ 麻呂 / ミスター・ジョンソン ]


　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
　　　　　　　　　　　　　 　 　 /;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,!;;;!ﾞ`''～^～ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
　　　　　　　　　　　　　　 　 |;;;|　　　　 　ﾉﾘ　　　　　ﾐ;;;|
　　　　　　　　　　　　　　　 _ゞ;! r─-- ､　　,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 !ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀　,ｨ '"世ﾝ　｢ヽ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 !(,ﾍ! 　￣'"　　|:::.` ￣　 ,ﾄﾞﾘ　　　　　　　　"危険"、ね。……問題ない、受けましょう。
　　 　 　 　 　 　 　 　 レ'￣｀つ　　　　　　!;　　　　 ,ﾚｿ
　　　　　　　　　　　／,ィ='/仁,ヽ　　 　 ^'='^ 　　　 ﾑ'′　　　　　　　　危険な仕事なればこそ、うちに話が来たのでしょうから
　　　　　　　　　　「　´_,ィ//‐,､ヽ.　 　ー- ─-:　　/　　　　　　　　　　 お断りする理由もありませんな。
　　　　　　　　　　l　´二,ゞ',＼;T´＼　　 ===　　 ,ｲｌ
　　　　　　　　　..〈　｀￣¨ ` ､_)､iヽ, ＼　　; 　 ／／!ヽ、　　　　　　　　　　　あなたの提示する額は"危険"を承知しても
　　　　　　　　　　!　　.ュ⌒`::::::::i　 ＼,`ｰ─''ﾞ "´　!:::::::｀:､._　　　　　　　　　十分魅力的な額だ。
　　　　　　　　　　l 　 ｲ ヽノ::::::::::i 　　 /´;;｀ﾍ.　 　 i::::::::::::ﾍ;:.:::..`:..:::....、
　　　　　 .,､..:.:':´:ｲ〉 　 　 ）:::::::／! 　 ∧;;;;;;;;;,ﾍ　　iヘ:::::::／::::::::::::::::::::::｀:.:..､_
　　　 ./´::::::／::', ヽ　　　/ヽ／:::::i ／　∨;;;/ 　＼i::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:ヽ.
　　　/::,::::'´::::::::::',　ヽ　ｨ::／::::::::::::!　　 /;;;;;;'. 　 　!:::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,':;:::i
　　,::::':´:::::::::::::::::::::',　ヽ!l::::::::::::::::::::i　　 ,';;;;;;;;;;'. 　 i:::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::i
／:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　!ヽ::::::::::::::::i　 ,';;;;;;;;;;;;',　 i:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::!

　　　　　　　　　　　　　　[ 阿部高和 / トロール・サムライ ]

	149 名前なんて無いだろ 10/05/08 22:06:31 ID:lV2L5wed トロールサムライ…つえーぞ…

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　　　　　　　　　　 | fr‐t-､ヽ.　 .:.:. '",二ニ､、　　　　三三ｼ,rく /
　　　　　　　　　　 l 丶‐三' ﾉ　　 :ヾイ､弋::ノ`:.:.　 　 三ｼ r'‐' /
　　　　　　　　　　 ',　ﾞ'ｰ-‐' ｲ: 　 : 丶三-‐'":.:.:..　 　 三! ,'　 /　　　　　　それは重畳。朗報を期待するでおじゃるよ。
　　　　　　　　　 　 ',　　　　/.:　　　　　　　　　　　　　ﾐﾂ/ー'′
　　　　　　　　　　　 ', 　 ,ｨ/ :　　　.:'^ヽ、..　　　　　　 jｿ,ト､　　　　　　　　では麻呂はこれで失礼するでおじゃる。
　　　　　　　　　　 　 ',.:/.:.,{、:　　 .:　,ノ 丶:::..　 -､　　 ,ﾊ　 l、　　 　 　 　 帰ってzipを漁らねばならんでのう。
　　　　　　　　　　　　ヽ　.i:, ヽ､__, イ　　　_｀ﾞヾ　 ﾉ 　 / ,l　 l:ヽ
　　　　　　　　　　　　 ,.ゝ､ト=､ェｪｪェ=テアヽ }　　　,/　 l　 l:.:(丶、
　　　　　　　　　　　_r/ /:.｀i ヽヾェェシ／　　ﾞ'　　／ 　 ,'　,':.:.:｀ヾヽ
　　　　 _,,. -‐ '' " ´l. { ｛:.:.:.:',　`.':==:'." 　 　 　 ／　　 /　/:.:.:.:.:.:.}　ト―--　,,＿
一 '' "´　　　　 　　 ',ヽ丶:.:.:ヽ、　⌒　　　　,r'"　　　 /　/:.:.:.:.:.:.:ﾉ,ノ |　　　　　 ｀`丶、
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　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　 　 !|　ヽ.　　 ｰ=＝=- 　 /　　　　　　　　　　　　　ご期待に添えるよう、努力致しますよ。
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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /´`''ｰ-､ ヽ､＿!__／:::|、　　　　　　　　　　　　　それではこちらも、仕事についてチーム仲間と
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　_.ｲ、　　　　`'ｰ-､ _,､-'´´｀i、　　　　　　　　　　　　 話を詰めねばなりませんので。
　　　　　　　　　　　　　 _ ,.､-､ｰ"/.:.:.｀ヽ　　 　 　 /;;;;ﾍ 　 　 !｀";.ｰ､,_
　　　　　　　 _ ,.､-:ｰ:".´.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:ヽ 　　　/;;;;;;;;;;ﾍ　　 i.:.:.:.ヽ;.:.:.:"'ｰ.､,_
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,:f^三ｦ,ｒ一''^ﾆ´､、_｀ーｧ￣ﾍ＞'"　,,..,,、　 /lﾄｨﾍ　　　　　――― そこで話は聞いてたんだろう？
ﾉ ﾆ､ﾞﾘ　　,..,,　　 ｀`''ヽ,,,　 ''"´　　 ﾞ''ヾﾐ,r/:.l:.:し′ 　 　 　 　 　 　 依頼についてはそういうことらしいけど、何か意見はあるかい？
,ｨﾃ'J´,,..::;;ﾞi,　　　　 ,;,, ;;; ,,;;　　　　　　 ,frｱ:.l:.:ヾ
ﾘ:.:.:.{'"　 ,ｨﾄ.　　　　 ';;;;;;;;;;;'　　　　　　,!;V:.:.ﾉ:.:.:.:
:.:l:.:.:.ヾ='":.:.:l　　　 　 ':;;;;;:'　　　 　 ,;;/;;:.:/:ﾉ:.j:.:.:.
:.:l:.ﾐ:.:.∨:.:.:.:ヽ、　　　　人＿＿,,,;;;;;ノ/N/:/:.ｨ:.:.:.
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　　　　　　/／|　| ｜ ト|､ ﾄ､　|< ｒ'::ﾊ　| 　 　|　 |　　｜ |/　　　　　　　　 あたしは別に無いな。
　　 　 　 　 　 |　| ｜ |<ｆﾎ.　＼　ﾋz:ﾘ　!　 　 !　/　　｜/　　　　　　　　　報酬も１日で終わるにしちゃ、十分な額じゃねーです？
　　　 　 　 　 ｜ l　∨ﾊ ゞ', 　 　 　 　 l|　　./_/　　　 /
　　 　 　 　 　 ∨|　 　 }、 　‐　 　 　 　|　 /　 ＼　／　　　　　　　　　　　　 あと、脱がねーで下さい。
　　　　　 　 　 　 l∧　｜ ヽ、　　　／__|. /〉-　'´￣￣＼
　 　 　 　 　 　 　 　 ＼|/　 _｀ﾆﾁ::::::::::::|// /　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　／￣/::::/' ﾆ!:::::／/ / 　 　 　.／二二＼
　　　　　　　 　 　 ／　　./'"´|:| l:::／／　;　　　　／／ 　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　[ ヴィータ / ボディ・ガード ]


　　　 　 ,. : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ : : : : : :､ : ,､: : : : : : : : : :ヽ
　 　 　 , : : : : : : : : : : : : /: : : : : i: : : : : : : : iﾐ彡､: : i: : : : : : : :＼
　 　 　 i: : : : : : : : : : : : :i: : : : : /i: : : : :, : : :i　　 i: : l : : :ヽ: : ',: : :',
　　　　 i : : : : :', : : : : : : l : : : :/　i : : :/i: : /　 　 i: :l: : : : :i : : i : : i
　　　 　∨ : : : :',: : : : : : :l : : :j - 弋: ﾄ .i: /　　_　l /i: : : :/ : : :ﾄ: : l
　　　　　∨: : : : ',: : : : : : ',: : i,,=＝=ﾘ　 l/　　 __｀l'､.l: : :/ : : : i i : !
　　 　 　 .∨ : : : :', : : : : : '才 ,ｲ　.Oi 　 　 　 ,f.0ﾄ､/ ／: :ｲ: :/ .i:/
　　　 　 　 ∨ : : : ゝ､: : : : ヾ l 　 　ﾞｌ　　　　 ｌ 　i∥イ: : / : /　/
　　　　　　　∨: : : : : 丶､: : ヽゝ _ ノ　　　　 弋.ﾉ　/ : :ｲ ／
　　　　 　 　 .∨ : : : : : : :｀ヽ､＼　 　 　 　 丶 　∠イ: X　　　　　　　　　　レナも特に無いかな、かな。
　　　　　　　　 ｀＼: : : : : : : :ヽ｀`　 　 r ‐ ｧ　　　ﾊ: : : : Y　　　　　　　　　報酬で美味しいものいっぱい食べたいねぇ。
　　　 　 　 　 　 　 ＼ : : : : : : ゝ. 　 　丶ノ　　イ､: : : : : :i
　　　　　　　　　　　　 ＼: : : : :∧｀　,　_　イ　　　ヽ: : : : :i
　　　　　　　　　　　　　ノ ヽ: : : ∧-+,　　　　　　　 丶: : i
　　　　　　　　　　　／ヽ　　,丶: :∧__|ー-- ､　　　　　ヽ:!
　　　　　　　　　 , ´　　　／　　 ヽ　i　〉　　　　｀ゝ

　　　　　　　　　　　　[ 竜宮レナ / ストリート・サムライ ]

　　　　　　　　　　　　　　　 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､
　　　　　　　　　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　　　　　 　 　 　 　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:./ヽ:.:.,､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
　　　　　　　　 　 　 /:.:.,':.:.:.i:.:.:!:.:.:i!/ヾﾍ〃i!:.;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
　　　　　 　 　 　 　 !:.:,':.:.:.:.!:.:.:!:.:.il!　 　 　 !:.:l:.:.:.i!:.:.:.l:.:.:.',
　　　　　　　　　　　ｌ:.:i:!:.:.:.:i!:.:i!l:.:i!l 　 　 　ｌ:.:il:.:.:i!l:.:.:.l:.:.:.:!
　　　　　 　 　 　 　 i:!!:.!:.:.:l:l:ﾊ!:_!」__　　 __ﾘﾊl:_:ｿﾉ:.:.l:.:.:.;'
　　　　　　　　　　　 ﾚ!:.i:.:.:!ｸ仆ミゞ　　　　ﾉタ≧ラ:.:i:.:./
　　　　　 　 　 　 　 　 〉∨',`弋9ﾘ｀　　　 ´辻ﾀ ﾉ//ﾍ　　　　　　　　私も特にありませんね。
　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨ヾゝ´￣　　　　　 ￣｀.//ﾉ/　　　　　　　　 戦闘特化ばかりの我らに最適の"仕事"でもありますし。
　　　　　　　　　 　 　 　 ＼ﾍ　　　　　i;　　 　　 /ソ
　　　　　　　　　　　　　　　i:i::'.､ 　 ー　一　　, .':.!i:i　　　　　　　　　　　 ……ただ、金庫のある部屋や金庫そのものには
　　　　　　　　　　　　　　　i:i:.:.:.＼　　　 　 ／.:.:.:.:i:i　　　　　　　　　　　 電子錠ぐらい設置してあるものと思います。
　　　　　　　　　　　　　 　/ﾘハ:.|　丶-　 ´　|､:.i:!ﾘゝ
　　　　　　　　 　 　 　 　 _ノ／〈　　　　 ／´｀＼ゝ、　　　　　　　　　　　誰かフリーの"デッカー"あたりを
　　　　　　　　　　　　_､ノ::::/　　＼_,､／　　　　/::∧`..､　　　　　　　　　ひとり雇った方が良いのではないですか？
　　　　 　_,､-ｰ‐.."´:::/:::::::/ 　 /´;:;:;:;ヽ　 　 　/::::::∧:::::::｀:::ｰ,-...､
　　　　 /::::::::::i:::::::::／::::::::ハ　/i;:;:;:;:;:ハ　 　 /i::::::::::∧::::::::::::::i:::::::::'.,
　 　 　 i::::::::::::｝:／::::::::::ノ!　∨ .〉ヘﾉ 　ヽ_／/:::::::::::::::l:::::::::::::/:::::::::::',
　 　 　 l:::::::::::::',:::＞::／::::ヽ 　./;:;:;:;:l 　 　 ／＼:::::::::::::|:::::::::/::::::::::::::::i
　 　 　 i::::::::::::::∨／:::::::::::::::∨:;:;:;:;:;:l 　 ／::::::::::::＼:￣:::::ソ::::::::::::::::::::!

　　　　 　　　[ バゼット・フラガ・マクレミッツ / インファイター ]


　　　　　,,　- ―-　、
　　,. '" _,,. -…;　　　ヽ
　 (i'"（(´　 __ 〈　　　　}
　　|__　r=_ﾆﾆ`ヽｆﾊ　　}
　　ヾ|! 　 ┴'　　 }|ﾄi　 }
　 　 |! ,,_　　　　　 ｛'　 }
　　　「´ｒ__ｧ　　　./　彡ﾊ､
　　　 ヽ　‐'　　／　　　"'ヽ　　　　　　　　　　　　ああ、違いないね。
　　　　 ヽ__,.. ' ／　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　"デッカー"の手配は俺の方でしておこう。
　　　　 ／⌒` ￣ `　　　　ヽ＼_
　　　 /　　　　　　　　　　　i ヽ　＼　　　　　　　 "仕事"はあと１１日後だ。
　　　,'　　　　　　　 　 　 　 }　 i　　ヽ　　　　　　 体調と各自の得物だけは、くれぐれも万全に頼むよ。
　 　 {　　　　　　　　　　 　 ｊ 　 l 　　 }
　　　i　　　ヽ　　　　ｊ　　 ノ　　 | 　 } l
　　　ﾄ､　　　 }　　　/　　/　　　l　　| .|
　　　!　ヽ　　　　　 |　 ノ　　　 j　　'　|
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　　　ヽ |　　　　 i　 |　＼　 　 l　 　 /|
　　　　{ |　　 　 l 　 |　　　　　|　　 / |

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┃ 　 二十分後　　 ┃
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　 　 　 rrrrｧｧｧﾃﾃﾗｵﾘ二二仁三[二二ﾘﾎﾃｴﾅァｮｪrrrrrrry
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　　||f||f||≠||≠||f||f||f伝三［＿＿_］三圦ﾐ| |ﾐ||ﾐ||ﾐ| |廴||廴||ﾐ||ﾐ||
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　　||f||f||≠||≠||f||f||f}尨＝个= 个＝气{ﾐ| |ﾐ||ﾐ||ﾐ| |廴||廴||ﾐ||ﾐ||　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　ﾄrrrrffｧｧｧﾃﾃﾗﾗﾅ|: :|　　|:::::::::|　　|: :|ﾎﾎﾃﾃｴｴﾅﾅァｮｮｪｪrj引　　　 ┃　　 都内某所・超高層/高級住宅施設 　 　 ┃
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　　　　　　 l:.:.:./　　7.:.:.:.'7:.:／''''iヽ　 /:.:./''''''''ﾄ､:.:.:.:.:!.:.!
　　　　　　 !:.:.:!　`Y:l:.:.:/'i ::::::⊂,!　 ./:.／!''7ヽ!:.:｀.:.:.:,!:.,!　　　　……なるほど。私が加入するよりも以前に、
　　　　　　 l:.:.:l　　!:.:!:.;!.:.:!｡____/_　 レ' ./:,/,/:,!.:.:.:.:./l:./　　　　やらない夫とチームを組んでいたのですか。
　　　　　　 l,:.:.:`ｰ,!:.:.V:.:.:.:i,　, ,　　　　 ｀ｰ'/:./.:.:.;／ ﾚ
　　　　　　　ヾ,;,;,;,i;.:.:.:.:.:.:.:.:.!　　　　_ 　' ,/:.:i,!‐''´　　　　　　　　それでしたら、桃子さんがやらない夫と
　　　　　　　　 `i､:.`:.､:.:.:.:.:.:i,､　　 _ , -'’:.:.:.!　　　　　　　　　　 親密なことにも、多少は合点がいくというものです。
　　　　　　　　　_!:.:.:.:.:.l_＞､:.ヽ`_´l__l;,;,;,;,;,_/
　　　　　　　　l´:.:':.;.:.:.;!　　　7::::::::::::;;;;;;;;;;;;;`､
　　　　　　　　l;.:.:.:.:.:,rレ''''''´:::::_;;r''''''''''''ヾ､;;;`､
　　　　　　　 _,!:.:.:.:.:l:::::::;;;;;:::::::f ―‐＋―‐ l;;;;;;`、
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　　　　　　,r':.:.:.;,r':::::;;;;;::::::::::::::`ヽ､ ._l_,,／;;;;;;;;;;;;;;;;;;/


　　　　　　　　　　　 　／￣￣￣ヽ
　　　　　　　 　　　 ／::::　 |||||　　 ヽ
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　 /　 /:.:/:.:.:./:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.小　　　　　　　丶 　　　 !.:.l:.:.:l　　　　　　　　　親しい方はみんな、そう呼んで下さいますので。
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　　　　　　　　　　　　 |:.:人　　′　　　 　 　 /: : : : :/_／ : : : : : |　　　　　　　よろしくね、"モモ"。
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　 　 　 　 |:l::l::::l/l:::::/::::/:::::/　　.!:::::l:::::::::::l::l:::::::::!:::::::::l
　 　 　 　 |:l::!::::!._l::/!::/!::::/､　　 !:::::!::::::::::l::l:::::::::l::::::::::!
　 　 　 　 l:l::l::::!ｲ示ﾐ､ l::/　　ヽ､l:::/!::::::::::l::ﾄ､::::::!:::::::::!
　 　 　 　 |:!:::::l 杙;;;ﾂ 'l/　　,.ィ示/､!::::::::::!:! }:;::::l:::::::::|　　　　　　　　……以前の私は"役立たず"でした。
　　　　 　 |:::::::|:ﾊ　　 　 　 　 {::::::r}.l:::::::::::!:!/:::::::l:::::::::ﾄ,
　　　　 　 |:::::::|::ハ　　'　 　　 ｀T ´ i::::::::::l::l::::::::::l:::::!:::ｌ !　　　　　　　得意なのは"隠れる"ことだけ。
　　　　 　 |:::::::l:::::l:ヽ､ 　 ＿　　 ! 　l:::::::::::!:!::::::::/:::/::::! l　　　　　　　電子錠を開けることも、銃を持って戦うこともできなかったんです。
　　　　 　 |:::::::l:::::l::::::::ヽ　　　　 | ,ィ!::::::::::l::/l:::/:::/:::::::! !
　　　　 　 |:::::::|:::::V::::::_, ｀ ,T　 　　 l:::::::::l/ｰl/l::/l:::::://　　　　　　　　　　ですので、一度チームを離れて
　　　 　 　|/!/l‐'"￣　 / ,､! 　 　　 l::::::/!　 //　i｀.ー- 、__　　　　　　　　一人で"仕事"をこなして腕を磨いて来ました。
　　　　　 　 ﾒ　　　　　 ,/ｲ ! 〉　 ,-'.l::://　//　/　　　 　　＞,
　　　　　　 ,'　 　 　 　 iｲ.i ゝ`l, ﾉ'"ｨi/ヽ /ｲ　/　　　 　／　　i!
　　　 　 　 ﾄ　　　　 　 !　!　 /｀７´　 　 ｲ　 /　　　 　/　　　　!
　　　 　 　 ! ヽ　/　　　!　', ./⌒! 　, イ　 イ　　　　　/　　　 　!
　　　　　　i　　ィ　　　　',　'/　 イ　　イ　　 　 　 　 ヽ!　　　　 !


　　　 　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●
.　　　　　　　　　|　　　 　 （__人__）
　　　　　 　 　　 |,　 　　 　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　 　　 │ 　　　　 　　 ｝
　　　　　 　　　　 ヽ､　　　 　　ｿ
　　　　　　　 　 ｲ斗┴r┐｀ .;
　　　　／￣`ーゞ､　 /　|__ 〈ー─r､　　　　　　　　　　　　あの時は、そんな理由で抜けたのか……。
　　　/　　　　　＼ ∨＼ 　|,ベ._ /　|　　　　　　　　　　　　別に俺もやる夫も、気にしてなかったのになあ。
　　 ｛　　　 . : : : . ヽ＞ｰ＼[￣{ 〉＼|､_
　　　| 　 　 　　 ｀丶}＼　 __＼_]~∨'＼｀ヽ　　　　　　　　　　　……当時のモモに"腕が足りない"所があったのは事実かもしれん。
　　　:|　　　._　　　　＼_}/r‐-}＼　ﾞ,`''く l　ﾞ,
　　　 ﾄ､: :./ ／￣｀` ぐ└f'二）::{　 ',　 | !,ゞ┐　　　　　　　　　だが、それならそれで俺ややる夫と一緒に
　　　 `､∨ ´　,.､-''"~￣}_｛‐''く:::{_　 ', _|_|_,rｰ'､_　　　　　　　　仕事をこなしながら学ぶ道もあったんじゃないか？
　　　　 }｛　／　_､-'''"~￣{_＼;;;;;ｊ;＞＜;:::::＼:::ﾍ}＼
　　 　 　}∨: ／　　_､-''ﾞ~￣￣　　　　　＼::::},之_　ヽ
　　 　 　 〉∨ 　 ／　　 　 　　　　　　,.､イ;;ノ_ 　 ｀ヽ}
　　　　　{:　＼,/＼　　-‐　'"　　　／｀￣　　　 　　:.:｝

　　 　 ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　 l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.､
　　 　,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!　　 |::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::!
　　　 !:::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::l:::l::::!`ヽ､!::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::|
　 　 .l::::::::::::::::::::::::::::::::!'!イ行示ヽ 　 l:::::/l::::/i-!::/!::::/:::::::::!
　　　l::::::::::::::::::::::::::::::::|〈　{r':::::ﾘ ｀ 　.|::/ .lィ行ミ/::::/:::::::::::!
　 　 !::::::::::::::::::::::::::::::::|　 弋:::V 　 　 l/ 　 {r'::::ﾘ|:::/:::::::::::::!
　　 .l:::::::::::::::::::::::::::::::::l　　｀T　　　　　　　弋;;V |/::::::::::::::::!　　　　それは……私の方が堪えられませんでした。
　　 .!:::|:::::::::::::::::::::::::::::!　: : :|: :　　 　 　 　 ｀ 　 !:::::::::::l:::::::!　　　　好きな人の傍にいるのに、"役に立てない"なんて悲しすぎます。
　　 l::::l:::::::::::::::::::::::::::::|　 　 |　　　　　 '　　: : : :|::::::::::::|::::::|
　　.i:::::!:::::::::::::::::::::::::::::! 　　 |　 　､ 　 ,　 　 　 /::::::::::::l:::::::!
　　,:::::l::::::::::::::::::::::::::::l:l ､　　!　　　￣ 　 　 , ィ:::::::::::::::l:::::::|　　　　　　……でも、今の私ならちゃんと"お役に立てる"。
　 .,::::::|::::::::::::::::::::::::::::l:l　＞ !　 　 　 , 　＜:::::::::::::::::::::::!::l:::|　　　　　　先輩、そう思っても構わないっすか？
　 ,:::::::|:::::::::::::::::::i::l:::::l:! 　　.|　｀.r ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::l:::|
　 l:::::::|::::::::,:::!´i::l::l::::l:ﾄ､　　l　　ﾄ,::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::l:l:::l::l
　 ﾘ!ﾙlィヽ!ヽ! ヽl从ﾙ'　`ｰﾍ,r∧- ､:::::::::::::::::::::::::/!:::ﾊ:l/l/
- ': : : : : : : !: : : : ＼　ヽ　　 /.:.:.:.:.ﾊ: : : ヽ::::::::::/ |:/


　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　／　_ノ　 ⌒ ＼
　　　　　　　　　　　|　（ ●）　（●） |
　　　　　　　　　　.　|　　 （__人__）　 |
　　　　　　　　　　　 |　　　｀ ⌒´　　|
　　　　　　　　　　.　 |　　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　　　　　　　　　だから、"モモの力が必要"で呼んだんだ。
　 　 　 　　 　　　 　 ,､ヽ　　　　　ノ-､　　　　　　　　　　　　　　　役に立って貰うに決まってるだろ？
　　　　 　 　 　 　 ／;;;i/　　　　　　'､!＼
　　 　 　 　 _,､-／;;;;;;;;|　i　 　 　　i　 i;;;;;ﾞ､-､_
　　　 ,-‐'''";;;;;<;;;;;;;;;;;;;!､_｀ヽ　 ､-'_／!;;;;;;ヽ;;;;;｀'';;ｰ;;-,
.　　　!;;;|;;;;;;;;;;;;;;;＼;;;;;;|'ｰニ_ー_ニﾞ／.|;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;!
　　　|;;;;;i;;;;;;;;;;;;／´;;;;;;|　　 　 　 　 　 |;;;＼;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;|
.　　 |;;;;;;;ﾞi;;;;;;;;;'､;;;;;;;;;;;;!─┐　　┌─.|;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;/;;;;;;;;i
　　/;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;ﾞ､;;;;;;;;;!　　l　　　l　 　l;;;;;;;;;;/;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;|

	159 名前なんて無いだろ 10/05/08 22:13:46 ID:65D3Jx6j 好きな人と言われてさらりと流す…本当に童貞っすか、ない夫さん

　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::/:::::::::/:::::/::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 ,:::::::/:::::/:::::::::/:::::/::::::::::/:::::::ﾊ:::::::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　,::::::/::.../::::::::/i::::/i::::::::::/!::::::/ l:::::::::::::∧
　　　　　　　　　　　　 ,::::::/:::::/:::::::/-!:::!､!::::::::! .l::::/　l::::::::::::::::::!
　　　　　　　　　 　 　 l::::/::::!::!::::/l' __l:::! .!::::::::! .l:/ ‐-!::::::::::::::::::!
　　　　　　　　　 　 　 !::/:::::l::l::l/ィ行ミ:! lヽ:::::l　 ﾘ i__,l/l:/!:::::/::!
　　　　　　　　　　　　.l:::::::::::!:lﾘ〈 {r'::::::}　 　 ヾ イ行ミヾ/:::::/::/
　 　 　 　 　 　 　 　 /::::::::::::iヾ!.|弋_;;ノ　　　　　{.r':::::}　l::::/::/
　　　　　　　　　　　 l::::::!::::::::lヽ | : : : :　　 　, 　弋_;;ﾂ　!::/::〈　　　　　　　それを聞いて安心したっす。
　　　　　　　　 　 　 l::::::!::::::∧　| 　　　　　　　　: : : : : ∧::::::l
　　　　　　　　　　　ﾊ:::::!:::::::::∧ | 　　　 r‐‐-,　　　　 ∧::::::::!
　　　　　　 　 　 　 l::::::::l:::l::::::::::ヽ 　　 　｀　´　 　 , ィ::l::::::!::::!　　　　　　　――― じゃあ、先輩。
　　　　　　 　 　 　 l::::::::l::::!::::::!::::| |＞　　_　　r '::::::::::::::!:::::l::::l　　　　　　　モモをもう一度チームに加えて下さいませんか？
　　　　　　 　 　 　 l从:::!:',:!:::::iｲ |　`ｰ ､　 　 .ﾄ;:::::::::::::::l::::::l::::|
　 　 　 　 　 　 _,,　-‐''ﾆ:ヽi!ヾi∧|　　 　ｨヽr' .ﾄ､:::::::::::::!::::::!:::!
　　　　　　　 r': : : : :ヽ:｀ヽ: :!: : : :ヽ　　 /.:.:.:.:!, V:.ヽ､::::ﾘ从ﾙ'
　　　　　　　 !: : : :｀ｰ: :＼:ヽ:!: : : : :ヽ／ ヽ.:.:.!ヽV : :V:.ｰ- ,__
　　　　　　　 !: : : : : : : ヽ:＼ !:｀'ー- ィヽ　 !.:.:ヽ .!: : :V: : : : : : `ヽ
　　　　　　　 !: : : : : : : : : : ヽ!: : :V: : : : ＼ !.:.:.:.:!.ﾄ､:_:V: : : : : : : : !
　　　　　　　 l: : : : : : : : : : : : :＼: ＼: : : : : V.:.:.:.:.! ! : ｀ヽ : : : : : :.l


　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　 |　　　 （⌒ ）（⌒）
　　　　　　　 |　　　　 （__人__）
　 　　　 　 　 |　 　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　|　　　　　　 　 }
　　　　　　　　ヽ　　　　　ﾍミ|
　　　　　　　　／,`　、` -`,--` ,　　　　　　　　　　　――― ああ、願ってもないことだろ！
　　＿＿,---/;;;;;`　　`-,-/ニﾆ |　　　　　　　　　　　　　　　 優秀なヤツならいつだって大歓迎さ。
　/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,＞、 /::l,_l･　,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::＜:::::::ヽ``l::::|　　|`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::＼|:::|`-‐'/::ヽ::::|　　　　　　　　　　　これからまたよろしくだろ、モモ。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/'　 `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く　　　';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/

　　　　　　　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::l　l:::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　　　　　　　 l:::::::::::::!::::/:::::::/:::::::::::::::::::|:::l　|:|:|::i::::i:::::::::::::!
　　　　　　　　　　　 |::::::::::::|:::ﾊ::!L厶ィl::::::l::::｀ﾄ廴_l:|:|::|::::|::::::::::::|
　　　　　　　　　　　 |:::::::::斗:{´l八:l-}ﾄ:!:::|:|::ﾄ:从ﾄ､j:|:|::|::::}::::::::::::|
　　　　　　　　　　　 |::::::::::::ﾄ､ｘﾁ笊ﾐ､　＼|ヾ　rﾁ笊ﾐｘ|イ:::::::::::::|
　　　　　　　　　　　 l:::::::::::;〃 f|:::.:ﾊ　　　　　 ん:::.:ﾊ }}｜::::::::::::|
　　　　　　　　 　 　 |:::::::::∧　ﾏ辷:ｿ　　　　　 V辷:ﾂ　 ﾊ:::::::::::::|
　　　　　 　 　 　 　 l::::::::::::ﾊ　.:|::::::::.　　　'　　 .:::::::::|　/ }:::::::::::::|　　　　　　　　はい！　よろしくお願いします！
　　　　　　　　　　　从:::::::::::{」 :|::::::　　＿＿__　:::::::::| .'_人::::::::::l:|
　　　　　　　　　 　 l:;:::::::::::::::∧|　　 　ヾ＿_ノ　　　 |ﾉ:::::::::::::::::从
　　　　　　　　　 　 |:l::::::::::::::::::::|ト ､　　　　　　　 ＜|::::::::::::::::::::::::ﾊ　　　　　　　シオンさんも、不束者ですがよろしくお願いします。
　　　　　　 　 　 　 |:|::::::::::::::::::::|::::::r}　　ー‐　 　{､:::|::::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　 　 　 　 　 　 |:|::::::::::::::::::::::::/ ヾ､＿　 ＿ ノ ヽ:::::::::::::::::::::::::ﾄ､:|
　　　 　 　 　 　 　 |:ﾄ､:::::::::::::::／l　　　 /ゞへ　　 ハ｀ヽ:::::::::::::::::| }:|
　　　 　 　 　 　 　 |:| l:::ﾄ､,.:::/::::::!　　 ∧:.:.:.:∧　　 /:::::::ト...､::、::| |:|
　　　　　　　　 ＿ .ヾ |:::|:::＼::::::::ﾄ､／　 ヾ_/　ヽ ィ:::::::::::|::::::}:::|j::ﾄj:l､__
　 　 　 　 　／:::::::::::::::ヾ{:::/:::::::::::|　　 　 /: ヽ　　｜::::::::::l:::::八!|ﾉ:/::::::::＼


　　　　　 　 　 　 　 ,. ‐::''::´￣￣｀'':‐-.､
　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::_;;､--‐｀!
　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::／rぅ::::::::::::|
　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::／::::｢じﾅ:::::::::::〉
　　　　　　 ./::::::::::::::::::::::／:::::::::::::,:r ´￣｀ヽ
　　　　　　〈::｀''ー--‐''´::::::::::::／:.:.:.:.:.:.＼:.:.＼
　　　　　 　 ヽ_:::::::::::::::::::::_;∠:_:.:.;＞､:.:.:.:.＼:.:.ヽ
　 　 　 　 　 　 ｢`┬-:rく:.:ヽ　 ,ｨr'Tト＼:.:.:.:ヽ:.:.:l　　　　　　　　――― はい、こちらこそよろしくお願いします、モモ。
　　　　 　 　 　 |:.:.:l‐-l;-､＼＼ `ﾆﾞ 　 rへ:.:.:.:l:.:.:}
　　　　　　　 　 |l:.:.l:.ヾl'=' 　 ヽゝ　 　 }L:.:.ヽ:.:.∨　　　　　　　　　　　　 私は戦うことしか能がありませんから、
　　　　　　　　　l:ヽ:.＼:{　　 ` _.ノ　 ,/ |) |:.:.|ヽ:.:|　　 　 　 　 　 　 　 　 モモのような人と組めるのは大変有難いです。
　　　　　　 　 　 l:.|＼:.ヽ{＞ ､_ |＼ '／　 .Yヽﾊ:.:|＿,,..、
　　　　　　　　　 ヽ|　＼:＼,r〈　|>‐＼.　 /::::::::::|:.|:::/::::::＼
　　　　　　　　　, -:|-一へ:＼:|,人_,人_Ｘ::::::::::::::}:|:/::::::::::::;入
　　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::｀'‐ゝｲ　ｌ ∨:::＼:::::::::|/::::::::::::}} (Ｘ＼
　　　　 　 　 /^{{::::l:::::}::::::::::::／/ |　|　ヽ:::::::＼:::::|::＼::::::＼｀r'ひ＼
　　　　　　 /ｲ〃::::|::/::::::::::/　/ ,r:ｰ-､　〉::::::::::＼|::::::ヽ::::::::｀'==='ｲ｀ｰ ､
　　　　　 /_／:::::::::リ::::::::::::ヽ/ / /＞-V:::::::::::::::::::＼:::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ

　　　　　　　　　　　　―――
　　　　　　　　　´::::::::::::::::::::::::::::::::｀:::.....､
　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::＼
　　 ./::::::::::::::l::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::::::::ヾヽ
　　/:::::::::::i::::::l:::::::::::::i:::::ﾄ:::ヽヽ:::::ヾ==l― ､ r, ﾆl:i
　./:::::::/:::l:::::::l::::::::::::::l:::_l｣::-l‐l―-l＝.｢｀>､＼::::l:l
　l::l::::::i:::::{::::::::lヽ::::::::::｢ヽ}ヽ/Nヽ:::::|l:::::l/ /::＼`l::l
　|:l::::::::l::::::l::;r T ﾍﾍ::::ﾍ.　 ≠ん￣ヾヽl./:::::::::::`l::|
　|l:::::::::::l:::::l/lヽlィミﾍ::::ﾍ　 　 ほ:::::::}/l/:::::::::::::::|::l
　 l:::::::::::ヽ::::::l/{ b:::ヽ＼｣　　 弋___Z　|:::::::::::::::::l:::l　　　　　　　……なあなあ、
　　l:::::::::::::ヽ::lヾ.弋Z｣　　　　　　　　　l::::::::::::::::::l:::l　　　　　　　やらない夫君にちょっと訊いてもいい？
　　.l::::::::::::::::ヽ{　　　　'　　　　　　　　.l::::::::::::::::/::::l
　　 ﾍ::::::::::::::::::ﾍ　　　　ー ´　　　　 , l::::::::::::::/::::/
　　　ﾍ::::::::::::::::::::ト　　　　　　　　／　l:::::::::::/:::::/
　　　　ﾍ:::::::::::::::::l:::::::＞:....r‐　 ´　　 l:::::::;ｲ,::::/
　　　　　＼ヾ:::::::ﾍヾヾヾ_｣――_＝‐l/}/ヽ'/'
　　　　　　　ヾヾヾヾ　 /〉‐<￣　 ＿　　　 〉ﾍ ､ ＿
　　　　　　　　　　 r‐l］/::::::::l　<´_ -┘ ／: : : :/＿
　　　　r―――‐/: :l{ l:::::::::::l　　　　イ: : : : : :/::::::::
　　　/―...￣￣/: : : lvヽ::::::ﾉl ／ ／: : : : : :/::::::::::
　　/::::::::::::::::::::/: : : : |　/￣l　 ／: : : : : : : /:::::::::::::


　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　|　　　 （ ●）（●）
.　　　　　|　　　　 （__人__）
　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　|　　　　　　 　 }
　　　_.／:l ヽ　　　　　 　 }
‐''"´:/::::::|_　ヽ＿　 _＿ノ::、　　　　　　　　　　ああ、もちろん。
::::::::: !::::::::l′　　　　 ＼　,ｲ＼　　　　　　　　　俺に判ることなら、何でも訊いてくれて構わないだろ。
::::::::::l::::::::::l 　 　 　 　 /:｀:::ｌ:::::＼
::::::::::|:::::::::::＼　　 　 /:::::::::::l:::::::::＼　　　　　　　　 どうした？
::::::::::|::::::／＼ヽ　　 l::ヘ::::::::l::::::::::::ﾊ
::::::::::l／:::::::::::o:ト　.｣::-:::::＼::!::::::/::::l
:::::::::::::::::::::::::::::: l`ｰ'l:::::::::::::::::`::/::::::::l


　　　　　　　 , -― :´￣￣. .―- ､
　　　　　　ｨ´: : : : : : : : : : : : : : : :::＼
　　　 　 /: : :／: : : : : : : : : : : : ヽ: ＼＼
　　　　/: : :/: : : : /: : ;ｲ: ::l: : : : : ヽ: :ヽ: ＼
　　　 /: : : l: : : : /:://:ハ: ｌ: :ﾄ､:ヽ: :ヽ: :',: :ﾊ
　　　 l: : : :l: : : :/ ﾉﾚﾚヽ |::ｌ:::ヽ: ::l: i: :l: :l::|:ｌ
　　　 |: :i: :|: : : |ｨ'￣Tヽ ,lハﾊヽ: } :|: :|X:}リ
　　　 |: :|: :|: : : |ｌｌ:::::::j /　　 √｀〉|/ｌ::/: :|ﾉ
　　　 |: :|: :l: : : | ゝﾆﾝ　　　 辷ﾉ/:::l/:: :/
　　　 ',: :l: ::l: : ::| 　 　　　 ,　　 / ::::i:: :/　　　　　　　　　　ひいき目無しに見て、
　　　　ヽ:::::::ヽ:::',　　　l_フ 　 ノ:::::/l:::/ 　 　 　 　 　 　 　 私はやらない夫君から見て、"優秀"に見える？
　　　　　　ヾ＼:: ',＼　　 , イ::::::://:/
　　　　　　／l＾＼l＿ T´ﾘリVW/ノ
　　　 , -‐'ｌ　 ＼　　.∧ヽ￣｀ｰ-／￣￣｀ヽ
　　／　　　',　　 ＼/V＼| ＼　｛ /./ /　　　 ヽ、
..／　　　　　',＿　　＼ヽ>ヽ　> ゝl〈_〈_>､＿__　 ,＼__
　　　　　　　　／　　　＼⌒ヽ ￣/ヽ| ､, 　　｛二＿_｝＼
　　 ＼　　　　 ＼ 　 　 　＼ |　/￣ ＼ヾミ､ |　　　　￣ヽ
　　　　＼ ./　　 　 ￣　ヽ　 ヽ/　　 　 |　　　ヽ＿＿＿＿〉
　　　　　 /./　　　　　　　　＼|　　　　 l 　　　 |､ 　 　 　 _|
　　　　 ,/ノ　　　　　　　　　 o| 　　　　ｌ＼　　 ﾄ､二二二_ﾄ､
　　　　/　　　　　　　　　　　ノ　　ヽ.. ｲ 　 ＼　', 　 　 　　l ヽ
　　　./ヽ　ヽ　　　　　.......／　　　　　 |　　 　 ＼', 　 　 　　./

　　　 　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●
.　　　　　　　　　|　　　 　 （__人__）
　　　　　 　 　　 |,　 　　 　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　 　　 │ 　　　　 　　 ｝
　　　　　 　　　　 ヽ､　　　 　　ｿ
　　　　　　　 　 ｲ斗┴r┐｀ .;
　　　　／￣`ーゞ､　 /　|__ 〈ー─r､　　　　　　　――― なんだ、そんなことか。
　　　/　　　　　＼ ∨＼ 　|,ベ._ /　|　　　　 　 　 　 　 　 そりゃ"優秀"に決まってるだろ。
　　 ｛　　　 . : : : . ヽ＞ｰ＼[￣{ 〉＼|､_
　　　| 　 　 　　 ｀丶}＼　 __＼_]~∨'＼｀ヽ　　　　　　　　　　第一、今日集まって貰った面子に"優秀"じゃないヤツなんておらんよ。
　　　:|　　　._　　　　＼_}/r‐-}＼　ﾞ,`''く l　ﾞ,　　　　　　　　　 高く評価してるからこそ、こうして来て貰ったんだろ。
　　　 ﾄ､: :./ ／￣｀` ぐ└f'二）::{　 ',　 | !,ゞ┐
　　　 `､∨ ´　,.､-''"~￣}_｛‐''く:::{_　 ', _|_|_,rｰ'､_
　　　　 }｛　／　_､-'''"~￣{_＼;;;;;ｊ;＞＜;:::::＼:::ﾍ}＼
　　 　 　}∨: ／　　_､-''ﾞ~￣￣　　　　　＼::::},之_　ヽ
　　 　 　 〉∨ 　 ／　　 　 　　　　　　,.､イ;;ノ_ 　 ｀ヽ}
　　　　　{:　＼,/＼　　-‐　'"　　　／｀￣　　　 　　:.:｝

　　　　　　　　 　　　　　　_ _＿＿ _ _
　　　　　　　　　　　 , .:´ . : : : : : : : : : ｀ヽ､
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　　 　 　 　　 ／ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
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　 　 　 　 i. .:.:.:.|:.:.i: :|: :|:.i: l: |: | ´￣｀ヽ. :i.:: : l: : : :i
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　 　 　 　 |: :.l.:.:l.:.:l.:仁V |:.:l:.|.:.:|r=〒ﾃﾐヽ: : :.l: : : :|
　 　 　 　 |: :.|:.:.|: :l:{〈{ l｡1ハ|ヽ| { ﾄ｡ rｲl.:: : : lヽ: : |
　 　 　 　 |: :.|:.:.|: 从 ヽり　　　　ヽヒﾉﾉ ﾘ . l: l！: :|　　　　　　　……ふうん。
　　　　　　＼|ヽl: :.|:ﾊ　　,　　　　　　　　 l:.:.l: ﾚ'.:.:.:|　　　　　　　じゃあ私のことも"優秀"だと思うのね？
　　　　　　 　 　l: :.| :ﾊ　　　 _ 　 　 　　,.ｲ: :l/: : : : ',
　　　　　　　　　＼|ヽ: :＞､ 　｀　　,.　'　,': :/: : : : : :.l
　　　　　　　　　　　　i : :l: : ｀ﾆﾆ´ _,.. イ.:./ヽ: : : : : :.l
　　　　　　　　　　　　l : :l: l ソ )::::::::::::::l:./ 　 ヽ: : : :..:l
　　　　　 　 　 　 　 　 >:|　 ／.::::::::／ l/ 　 　　＼: :.:|
　　　　　　　　　　 　/「|　/　　　　　　　 ,.　 -─ ｀ヽ.:|
　　　　　　　　　　　 Ｎ:|　|　　　　　 ,.　'´　'.:´￣￣｀ヽ

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　　　　　　　　 ／　 _ノ　　ヽ
　　　　　　　 　|　　( ●）（●）
　　 　 　 　 　 _| 　 　（__人_）
　　　　 r.:.:'"´/::|.　 　 ｀⌒´|、_
　　　　ハ::::::/__:'ヽ_. 　 　_ノ.:.:/　　　　　　　　　　　そんなもん当たり前だろ常考……。
　　 　 |::::',:::::::::'‐-ヾ' 7Υ} ...:.:{.
　　　　}>‐'､:::::::::::::::∀.,ｨt!.,へ:! 　 　 　 　 　 　 　 　 　 シオンの持つ"一撃必殺"の技能技巧。
　　　　}, -‐'―__,. - '´ 'ﾂ/(三ヽ　　　　　 　 　 　 　 　 非改造なのに最前線を張れる、ヒナギクの優れた"戦闘感覚"。
　　　　Y ´￣__,.. -‐r-ｲ/｀tミ_ｿ　　　　　　　　　　　　　収束具と併せて極めて高い"魔力"を持つはやて。
.　　 　└/⌒`ヽ､::::ﾉ::::ヽ`ｰ'´ __ ,.　--‐､　　　　　　　　高度なセキュリティも軽々と潰す、ルリの電脳戦の"緻密さ"。
　　　　 /　　　　ヾﾘﾄ从ﾝ'´￣　　　　　　',　　　　　　　 電子技巧も兼ね備えた、モモの持つ"隠密活動能力"。
＿＿__,{　　　.:.:./ﾊ人／_,,.. -―_ｯi:..　　 .:!
　　　　|　 :...:.:.//｀""""´￣￣´　|:.:.　 .:.:{―-､―
　　　　|!　.:.:.://〉　　　　　　　　 〈 :.:. /.:ﾉ　　　　　　　　どれひとつ取っても、"優秀"じゃないのなんて無いだろ？
　　　　|l　.: ///!　　　　　　　　　 }! :. 　:|
　　　　||　 / / ,!　　　 　 　 　 　 |'、 　 |

	164 名前なんて無いだろ 10/05/08 22:17:12 ID:Mafzdnr7 新メンバーオメ。 セキュリティ切れる前に動いて罠しかけるのはだめなんかなぁ。 競合相手潰さないといけないからセキュリティ切れる前だけ、ってのは駄目なんだろうけど。

: : : : : : Λ　ヽ : : :　／ : : : : : : : : : : : : : : :＼ : : : ',
: : : : : /:,ハ　 } : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼: : i
: : : : : : : : :},.ｲ: : /. : : : : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : :＼l
: : : : : : : :/ /:　/ : : : : : : : : : : : : : : 　', : : : : : : : 、:ヽ
: : : : : : :/ノ: : / : : : : : : :/ : : : /: j: ｌ: : l: ', : ､ : : : ヽ: :',
!: : : : : ,'､ : : ,' ,': : : : : : / /: : /: /j: !: : }斗‐‐',: : : !: ｉ: :l
',: : : : :l : `ー! !: : : : : :/_厶∠∠.//ｌ: :,ﾊ,ﾆ=ｧ'ｉ: :l :l: :}:lﾉ
: '､ : : l:＼_ ｒ{ {: : : : : :{´{=_;;云ｧｧ' ,ﾉノ 仂jｲ}/: /:/ //
: : ヽ: :lヽ : :{ ヾ＼ : ‐=f壬辷'丿;　　 　 ﾟｰ〈ﾉ／ノイ´
: : :',:ヽl : ＼＼　 |＼: {´¨''￢'"´　　 　` ｀｀}: :ｌ : :ｉ:l　　　　　……褒められる、というのはちょっと照れますね。
: : : ',: :ヽ: : :`7｀T|: : l`ｰ　 ヽヽヽ 　 (_ｱ ,.ｲ: :.:ｌ : :i l
: : : :.',: : :ヽ : {{ ｢ﾞ|: : |､ヽ､_　　　　　　,.ｲ: :ｌ : :.ｌ : :ｉ l
: : : : :'、: : :ヽrく　'､: '､＼　｀T￢ーｒく: :! : !.:.:.:ｌ : :i: l
: : : : : ヽ : : : ヽ ＼ヽ :ヽ ＼,ﾊ.　　 ヽﾊ: : :| : :.ｌ : :ｉ: |

　　　　　　　　　 ｨ . :´ ￣ ￣ ￣ : `　､
　　　　　　 ,r '´:. :. :. :. :. :. :. :. : : : : : : : : ヽ
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　　 l: : :. l: :l: : l_ﾑﾁﾃｭﾚ　:l /　 ｨﾁﾃﾃl､ ll:. :. : l : :l
.　　 ll : : l: :ll :弋 {'fr'.j}l　 l/ 　´ {'lｒ': jl `ﾘ:. : : l:. :
.　　　l :. :.l: :l /　 ゝ- '　　　　 　 ゝ- '　/l: : l/､:. :l
　　　　`ﾄ､l､l'l　　:::::::: 　 il　 　 　 ::::::: / l:. : l /: : l　　　　　　そ、そうね……。
.　　　　 ! l` : l,　u　　　　　　　 　 　 　 j:. : l'':. :. l
.　　　　 l: :l:. : ﾄ､.　　　　 　　_,　　　 　 ｲ: : ll:. :. :.l　　　　　　 じゃあはやてちゃん、私も"そうする"わ。
.　　　　 l: : l: : l :ゝ　 　　￣ 　　 　 .ｨ´jl:. : l:!:. :. :l　　　　　　 正直フリーの活動にも飽きてきてた所だしね。
　　　　 l : : ll: : l:. :. `i　 ､ _＿　 イ:.:l: ,'l: : ll l:. : : l
.　　　　l:. :. l l:. :l:. : : l　　 　 　 .l:. :. i: :l: : ll: :l:. :. l
　　　　l: : : l: :l:. l: : ,ｲ::::::::::::::　 l:. :. :! l: : l ll: l :. :.l
.　　　 l : : /＿l: lr'/三三三／ ` .､ l/ ;ｨ':. :l l:. :. l
　　 ,r'´￣　　 .l l　/　　　／　　　／`ー--､l !:. : l

　　　　　　　　　　-------
　　　　　......:::´:::::::::::::::::::::::::::::｀::...
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　　 i/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::::::::::ヽ
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　. l::i::::;r:､::::li::|ヽ_ヽ::::i:::::;i::::::::::l:::::::::::::::::i
　　lll:::::|ﾍ:::::|l:l´＼｀ヽl'／ﾄ､:::/|:::::::::::::::::|
　　l{ﾍ::lfiﾍ:::| ≠ｱﾃﾐ､lヽ,l::>　,l::::::::::::::::::l
　　l:::::::ltl .ﾍ| 　 b::::ﾘ〉l-'ﾚ／､l､:::::::::::::::l
　　l::::::{ ﾝ　　 　 ゞ=" |/l':::::::::l' }::::::::::::::l　　　　　　　　　ほんまか？　それは嬉しいなあ。
　　 l:::::＼　＿　　''''''''　l::::::::::lノ::::::::::/ﾘ
　　 ﾍ::::::::＼ヽ )　　　　l::::::::/:::::::::::://　　　　　　　　　　 　 ……じゃあ、やらない夫君。
　　　.ﾍ::::::::::｀ｰ―:::T　 |:::::/|::::/:://　　　　　　　　　　　　　改めて、お願いしたいんやけど。
　　　　 >,ｲ｢｢i,ｲ｢｢in|. 　|::/ .l/l'l:/'´
　　　　ヽ￣/´￣￣ ｀,　l/　　 '｀>r-― ､
　　　　 {: : :ヽ: : : : : ;l 　 　 　 //　　　　_ヽ
　　　　∧/ヽ}､/＼/:{　r― ´_l｣-‐＜/´: : : 〉
　　　　〉::::::::<:::::::::::::::L,_　イ´:＼: : / : : : : l
　　 ／::::::::／〈::::::::::::::〈X::::::::::::∧/: : : : : :l

　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　|　　　 （ ●）（●）
.　　　　　|　　　　 （__人__）
　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　|　　　　　　 　 }
　　　_.／:l ヽ　　　　　 　 }
‐''"´:/::::::|_　ヽ＿　 _＿ノ::、　　　　　　　　　　　……？
::::::::: !::::::::l′　　　　 ＼　,ｲ＼
::::::::::l::::::::::l 　 　 　 　 /:｀:::ｌ:::::＼　　　　 　 　 　 俺にできることなら構わないから、
::::::::::|:::::::::::＼　　 　 /:::::::::::l:::::::::＼　　　　　　　 何でも言ってみるだろ？
::::::::::|::::::／＼ヽ　　 l::ヘ::::::::l::::::::::::ﾊ
::::::::::l／:::::::::::o:ト　.｣::-:::::＼::!::::::/::::l
:::::::::::::::::::::::::::::: l`ｰ'l:::::::::::::::::`::/::::::::l

　　　　　　　　　　　　―――
　　　　　　　　　´::::::::::::::::::::::::::::::::｀:::.....､
　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::＼
　　 ./::::::::::::::l::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::::::::ヾヽ
　　/:::::::::::i::::::l:::::::::::::i:::::ﾄ:::ヽヽ:::::ヾ==l― ､ r, ﾆl:i
　./:::::::/:::l:::::::l::::::::::::::l:::_l｣::-l‐l―-l＝.｢｀>､＼::::l:l
　l::l::::::i:::::{::::::::lヽ::::::::::｢ヽ}ヽ/Nヽ:::::|l:::::l/ /::＼`l::l
　|:l::::::::l::::::l::;r T ﾍﾍ::::ﾍ.　 ≠ん￣ヾヽl./:::::::::::`l::|
　|l:::::::::::l:::::l/lヽlィミﾍ::::ﾍ　 　 ほ:::::::}/l/:::::::::::::::|::l　　　　　　　　やらない夫君のチームに、
　 l:::::::::::ヽ::::::l/{ b:::ヽ＼｣　　 弋___Z　|:::::::::::::::::l:::l　　　　　　　　私とヒナちゃんも、入れて貰ってええかなあ？
　　l:::::::::::::ヽ::lヾ.弋Z｣　　　　　　　　　l::::::::::::::::::l:::l
　　.l::::::::::::::::ヽ{　　　　'　　　　　　　　.l::::::::::::::::/::::l
　　 ﾍ::::::::::::::::::ﾍ　　　　ー ´　　　　 , l::::::::::::::/::::/
　　　ﾍ::::::::::::::::::::ト　　　　　　　　／　l:::::::::::/:::::/
　　　　ﾍ:::::::::::::::::l:::::::＞:....r‐　 ´　　 l:::::::;ｲ,::::/
　　　　　＼ヾ:::::::ﾍヾヾヾ_｣――_＝‐l/}/ヽ'/'
　　　　　　　ヾヾヾヾ　 /〉‐<￣　 ＿　　　 〉ﾍ ､ ＿
　　　　　　　　　　 r‐l］/::::::::l　<´_ -┘ ／: : : :/＿
　　　　r―――‐/: :l{ l:::::::::::l　　　　イ: : : : : :/::::::::
　　　/―...￣￣/: : : lvヽ::::::ﾉl ／ ／: : : : : :/::::::::::
　　/::::::::::::::::::::/: : : : |　/￣l　 ／: : : : : : : /:::::::::::::

　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　　　　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ○）（○）
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ　　　　　　　　　　　なん、だと……。
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
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　　　　　　　　　　　　 (ヽ三/)　））
　　　　　　　　　　　　　 ( i)))
　　　　　　　　　 ／￣￣＼　＼
　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼　）
　　　　　　　　|　　　 （ ＞）（＜）
　　　　　　　.　|　　///（__人__）　　　　　　　　――― そ、そんなの大歓迎に決まってるだろ！
　　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　.　 |　　　　　　 　 }　　　　　　　　　　　　　是非よろしく頼むだろ！
　　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　 　 　 　 　 はやて！　ヒナギク！
　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ
　　　　　　　⊂ヽ γ　　　 く
　　　　　　　i !ｌ ノ　ﾉ　　　　|
　　　　　　　⊂ｃノ´| 　 　　｜

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　:/:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　:/.::/.::.::.::.::.::.::.::.::／.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::'.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .::.::./.::.::.::.::.:/.::.／:.::.::.::.::.::／.::.::.:|.::.::.::.::.::.::.i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,′.:|.::.|.::.:/.::. /.::./:./.::.::.::.／ ｀'く;＼|.::.::.::.::.::.::.|
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　　　　　　　　　　　 （⌒＼　　　　/ .::.{　|.::.|/:|.::/| :/　ﾚ|.::/:/ 　 -―‐-､|.::.::.::.::.::.::.|
　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　`r =ﾆ二￣|ヽ|:.::. 孑=≠ミ、 |/ｉ/ 　 x-=㍉　 | .::.::.::.::.::.:′
　　　　　　　　　 　 　 ∧　　 ヽ、　　 │､|:.::.::.|vx.　　 ∨　　　ん ｨ}　》　ｲ:.::.::.::.::.:/
　 　 　 　 　 　 　 ＿/　_〉　　　 ＼　　|　 |:.::.::|　　　　　　　　 ﾋ少 　／/.::.::.::.:/:/　　　　　　　　ええ ―――。
　　　　　　　　　 _廴／/　　　　 　 }　∧　i:.::.::|　　　　　　 ,　　　vｘ.::.::/.::.::.::.:/l/　　　　　　　　　こっちこそ、よろしくね！
　 　 　 　 　 　 / ／ , ′ 　 ＼／ 7T　∧　::. |::、 （　　＞　　　　/:://.::.::.:／｛
　　　 　 　 _／　{ ／　 イ　　/　 /　!'^ｉ:.:|　';.::j::::＼　　　 ,　-=≦::/厶::イ　　八
　　　 　 厂　　 ／　／　| ￣ 　 /　│ |:.:|　∧|::::::::::￣::::/　/.::.::.ｲ //　ﾉ　／　 ＼
　　　 　 {　 　 （__／　　　`ｰ‐＜＿ノ__ﾉ:.:|　　 |::::::::::::::: /　厶:イ ∨　　　　　　　　 ＼
　　　 　 |　　　　　＼＿＿＿_／　　|:.:.:.:∧　　|＼_;;／/／　　／/　／　　　　　 　 　 ＼
　　　　　＼　　　　　　　　　ノ　　　 |:.:.ヽ:∧　 |＼__／　　 ／/ /／　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　/￣ .::ア^ｰr'´￣　　　 　 ＼:.:.＼＼|_／_　　.:.:´:.:/ /￣￣／￣　　ｰ-=　　　　　｝
　　 　 　 /.:/::.::.:/　　 ヽ　　　　　　　　 ￣￣匸匸ﾄ､.::＿／／￣￣￣　　　　　　　　　　　ﾉ
　　 　 　 ∨::.:: /　　　　 ＼＿＿＿＿＿　／:.:.::.:.〈　　　／|　　　　　　　　　　 　 　 　 ／
　 　 　 　 |::.::./　　　　　　　＼　 　 　 　 /:.:.::.:.:.:.::.:}/￣|　 |　　　　　　　　　　　　　／

　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　|　　 　（ ⌒）（⌒）
　 　 　 　 　 |　　 　　（__人__）
　　　　　　　 |　　 　　 ｀ ⌒´ﾉ 　 　 　 　折角だし良ければルリもどうだ？
　 　 　 　 　 ,|　　 　　　　　 }　　　　　 　ルリは個人でやってる仕事も多そうだし、あくまで"良ければ"だけど。
　　　　 　 ／ ヽ　　　　　　 }
　　　　　く 　く ヽ　　　　 ノ
　　　　 　 ＼　`' 　　　 く
　　　　　　　 ヽ、　 　 　 |
　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 |


　　　　　　 　 　 r──.=- ､　　　　　　　　　　　　　　 　 _
　　　 　 　 　 　 |　i / 　._,ﾊ ヽ　　　　　　　　　＿_　　／　ヽ
　　　　　　 　 　 ! ,! |　ゝ_ノ　ﾉ＞-　､,_　 　 /´,､_, ｀>′　　 ',
　　　　　　　　 / /　ゝ､_, -'" 　　 .:::　　￣Yl　ヽ ／ヽヽ、　　l
　　　　　　　　 l/　,.､‐'ﾆ"´　　 ,　　　　　　| ＼./　　　ﾞ, ｉ　　｜
　　　　　　　／ ／／ /／ ,　,ｨﾞ　　　　 i、 ゝ、 |　　　　i |　　 |､
　　 　 　 ／ ／,ｨ　　//　,ｆ ﾊ/,｜l　 !　 ﾄ、 ＼`!　　　　l |　　 | ﾞ､
　　　 ／　 /.//.| / i　!_｣L |｜l｜|＿!_　i､　　 ヾ!　　　 .||　 　 |i ヽ
　　 /　　　l//　|/　|　|,二､ヽﾞ､!ﾊﾍ_,.ゝ_｀`ト,　　 i､　　　l|　　　|.|　 ＼　　　　　　　 ありがとうございます。
　　,'　／ , | l ／l　∧ ﾞ!ﾞ{　iﾊ　　　 :'ﾞて｢iト;､‐ｧ!　Lﾞ:、　;! 　 / l |　　　ヽ
　　! /.／　乂/ ∧　冫! ､_,り　　　 ､ゝこﾞﾉ,i'´| ﾚ'| |ｲ　/　　/ / |、 　 　 i　　　　　　……そうですね。魅力的な提案ではあります。
　　l//　 / //　ﾚ' Ｘ　|　 　 く　　　　｀""´　ノﾉ ,ﾚﾞ |ﾚﾞ　／／ , |丶　 　 |　　　　　　少し考える時間を頂いてもよろしいでしょうか？
　　 ｿ ／!/ i |　| / i ,ｲ＼　　 ー　　　　　=ァﾞ / |!＞　　　　 ｲ ﾊ ､ 　ヽ |
　　j//　|l　 V､ /　l ﾊ!　　.>､　 　 　 _,.-７/　/ ,!'ﾞ　　　　／ィｲ! | ヽ i　|′
　 ,' / 　 !'　　　| i | l　｀ /　　 iー‐T´レｲ/　/, ′ 　,.-''´イｿ丿|ﾉ　 ｿ　!
　 | !　　　　　　| | トゝ　l　 ﾞ、 ﾞ、　 |/＼|　//　, ／ ／ ／/へ/ﾊ　 !　ﾉ
　 ゝ､　　　　　　ゝ､!、　 i｀丶l、 〉　|`i ｲ|　l∧//7／-'ﾞ_ｨﾝﾞ　ﾉ!ﾞ｜i レ′
　　　　　　　　　　　 　 　 '、　∨　 i, |　| 〉!′Ｖ/ｒ'ﾞ　'´_,.､-''´｜ﾉ.ﾚ′


　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　 |　　　 （⌒ ）（⌒）
　　　　　　　 |　　　　 （__人__）
　 　　　 　 　 |　 　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　|　　　　　　 　 }
　　　　　　　　ヽ　　　　　ﾍミ|
　　　　　　　　／,`　、` -`,--` ,　　　　　　　　　　　ああ、好きなだけ考えてくれて構わないだろ。
　　＿＿,---/;;;;;`　　`-,-/ニﾆ | 　 　 　 　 　 　 　 別にチームを組まなきゃ一緒に仕事できないわけじゃないしな。
　/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,＞、 /::l,_l･　,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::＜:::::::ヽ``l::::|　　|`l,::::ヽ　　　　　　　　適当な時にでも返事を聞かせてくれ。
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::＼|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/'　 `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く　　　';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/

　　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　 　 　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　 　 　 | 　　　（ ⌒）（⌒）
　　 　 　 　 　 l　　　　　（__人__）
　　　　　 　 　 l　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　　　ああ ―――。
　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 |　　 　 　 　 　 　 しかし、今日は随分と嬉しい日だろ。
　　　　　　　 　 ヽ　　　　　　 l
　　　 　 　 　 　 _,ゝ､　　　_,ノ　　　　　　　　　　 よし、夕食は俺が腕を振るうとするだろ！
　　　 　 　 ,､-='l　＼_,ﾝ g<＼
　　　　 / ＼　└〆＼ i=i|＼'＼
　　　 丿 　　ﾞi 　 ＼　＼=il　/　i!
　　 　 l　　　　l 　　　＼＼| /＝|l
　　 　 |　　　　|　　　　　＼i/ 　 ||


　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _,,r‐''''¨￣¨'''‐--..,,__　
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _,r''´-‐''´￣￣￣￣¨''‐-`l
　　　　　　　　　 　 　 _,r'´:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;!
　　　　　　　 　 　 　 f:.:.:.:.:.:.:.:.:._;,:.-‐'¨￣￣¨''‐-:,／
　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ､:.;,r'_,;r''¨7¨´￣￣¨¨'''''ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 l´ :i: :／: : : :／|: : /l: : i ヽ
　　　　　　　　　　　　　　l: : l;/: ／:／''¨ !: '7¨'l‐:l､ ;!
　　　　　　　　　 　 　 　 ! ∠:''ﾑi'´ 　 　 ! /;;;;;;;lﾚ′
　　　　　　　　　　　 　 /: :/ l: : :l;;;;;;;;''　 ﾚ'　// !l
　　　　　　 　 　 　 　 /: : :!〈 !: : ! //　　　　　 ,!:ヽ　　　　　　　それは良いですね、是非。
　　　　　　　　　　　　ヽ : : `ｰ!: : !　　 r‐'7　／!: : l　　 　 　 　 やらない夫のご飯はいつも美味しいので、楽しみにしているのです。
　　　　　　　　　　　　　 ` ､: : :l: i l`ー┬-‐'　　!: i l
　　　　　　　　　　　　__,,r<¨¨'i´!: !:!､　 ,!`､-''''ヽVﾚ
　　　　　　　　　_,r''´r‐ゝ,r`:､:ヽヽﾚ　>,,,　 l;,;,____＞､
　　　　　　　 r''´!___,,,,,,.,/;,;,:.:ヽ;,ヽ_,r'ヽ_,,,>,!;,l;,;,;,;,;,;,;,;`､
　　　　　　　　!:.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;.;,i;,;,;,;,ヽ/　i`､,;,!;,;,;,;,;,:.:.:.:.`i''‐､
　　　　　　　　!:._,;r‐‐-:.;_;,r‐､/_;,;,;,;,;/　　! `､;,!;,;,;,;,;,;,;,;,/　/,,,__
　　　　　　　　7_,,,,,,,__,,r‐! l´￣　¨''''ﾆ=､　　 ヽ,!,;,_-;／ ／　　 ¨''‐
　　　　　　　 /,,-‐'´　 　 ! !-!ｰ､__,_ヽ_ﾄ､!___,r‐!__,└､¨´` ､
　　　　　　／　　　　　／ !ｰ′:.:.:.;,;,ヽ!;,;,;,;,;,;,;/　 `ｰ､_`､　　 ¨¨''‐
　　 　 　 〈　　　　 ／　　 l:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;!　　　　 7　!


　　 　 ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　 l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.､
　　 　,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!　　 |::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::!
　　　 !:::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::l:::l::::!`ヽ､!::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::|
　 　 .l::::::::::::::::::::::::::::::::!'!イ行示ヽ 　 l:::::/l::::/i-!::/!::::/:::::::::!
　　　l::::::::::::::::::::::::::::::::|〈　{r':::::ﾘ ｀ 　.|::/ .lィ行ミ/::::/:::::::::::!
　 　 !::::::::::::::::::::::::::::::::|　 弋:::V 　 　 l/ 　 {r'::::ﾘ|:::/:::::::::::::!
　　 .l:::::::::::::::::::::::::::::::::l　　｀T　　　　　　　弋;;V |/::::::::::::::::!
　　 .!:::|:::::::::::::::::::::::::::::!　: : :|: :　　 　 　 　 ｀ 　 !:::::::::::l:::::::!　　　 　 　 　 先輩のご飯は久々なので
　　 l::::l:::::::::::::::::::::::::::::|　 　 |　　　　　 '　　: : : :|::::::::::::|::::::|　　　　　　　　私も楽しみっす！
　　.i:::::!:::::::::::::::::::::::::::::! 　　 |　 　､ 　 ,　 　 　 /::::::::::::l:::::::!
　　,:::::l::::::::::::::::::::::::::::l:l ､　　!　　　￣ 　 　 , ィ:::::::::::::::l:::::::|
　 .,::::::|::::::::::::::::::::::::::::l:l　＞ !　 　 　 , 　＜:::::::::::::::::::::::!::l:::|
　 ,:::::::|:::::::::::::::::::i::l:::::l:! 　　.|　｀.r ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::l:::|
　 l:::::::|::::::::,:::!´i::l::l::::l:ﾄ､　　l　　ﾄ,::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::l:l:::l::l
　 ﾘ!ﾙlィヽ!ヽ! ヽl从ﾙ'　`ｰﾍ,r∧- ､:::::::::::::::::::::::::/!:::ﾊ:l/l/
- ': : : : : : : !: : : : ＼　ヽ　　 /.:.:.:.:.ﾊ: : : ヽ::::::::::/ |:/

　　　　　　　　,...-‐:. :.￣:.￣:.｀:. :..:. ､
.　　　　　　／:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ヽ
.　　　　　/:. :., :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.ヽ
　　　　 /:. :./:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :ヽ
　　　　/:. :./:. :. :. :. :. :. :, :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.ヽ
　　　 /:. :./; :. :. i :. ;. :. l:. :. :. :. :.人､:l:. :. :. ､ヽ
.　　　i:. :. :i:i:. :. :i:. :.i:. :.l:., :. :. :. :/ｿlﾐ;i:. :. :. :i:. !
　　　i:. :. :i:l:. :.l:.l:. :ｲ:,':ｨ:.l :. :, :,:/　｀ヾ:.l:.l:. :.' l: .!
　　　|:./:.,l:i:. :.i:.lNﾊ;.i:.i !l:. :. l:.l:i　　 .i:./:l:. :.i:ﾊ:l　　　　　　……うう。
.　　 |/:. :.il:', :.:i:ﾄ､ ｀,_ｰiｲ:i!:.,l:N.　　/:/:.l:. :.i:.l ﾘ　　　　　　美味しいご飯は確かに嬉しいんだけど……。
　　 /:. :. ｿ;.ヽ l,弋心ミ' ｿi/l/ｰ--ナｲ:ｲ:. ｲ/ '
.　 /:. :. /:. i:.ヽ:l' ｀ﾞ'ｰ　 '　　 ｨｧt=､,//i:../l/　　　　　　　　やらない夫君やはやてのご飯を一度食べちゃうと、
　/:. :. /:../ﾄ;_:ヾ､'''　　　　　 ﾞ┴ﾞ '/ｲ/／.'　　　　　　　　　普段の"大豆食品"生活に戻りづらくなるよのねえ……。
./:. :. /:,.ｨｱ´　 ｀ ヽ､　　 '　　 ''',ｲ:. :.i':i
:. :. :/ｲ//: : : : : : : . ヽ ‐　 _,　ｲ:.!:. :.l:.l
:. :.////: : : : : : : : : : . ヽ´l:.l:,l:. :ﾊ:. :l:.l
:..////: : : : : : : : : : : : : .ヽ,:/l:. l　!:. l:.!

: : : : : : Λ　ヽ : : :　／ : : : : : : : : : : : : : : :＼ : : : ',
: : : : : /:,ハ　 } : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼: : i
: : : : : : : : :},.ｲ: : /. : : : : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : :＼l
: : : : : : : :/ /:　/ : : : : : : : : : : : : : : 　', : : : : : : : 、:ヽ
: : : : : : :/ノ: : / : : : : : : :/ : : : /: j: ｌ: : l: ', : ､ : : : ヽ: :',
!: : : : : ,'､ : : ,' ,': : : : : : / /: : /: /j: !: : }斗‐‐',: : : !: ｉ: :l
',: : : : :l : `ー! !: : : : : :/_厶∠∠.//ｌ: :,ﾊ,ﾆ=ｧ'ｉ: :l :l: :}:lﾉ
: '､ : : l:＼_ ｒ{ {: : : : : :{´{=_;;云ｧｧ' ,ﾉノ 仂jｲ}/: /:/ //
: : ヽ: :lヽ : :{ ヾ＼ : ‐=f壬辷'丿;　　 　 ﾟｰ〈ﾉ／ノイ´　　　　　　……確かに。
: : :',:ヽl : ＼＼　 |＼: {´¨''￢'"´　　 　` ｀｀}: :ｌ : :ｉ:l　　　　　　　やらない夫達の作るご飯は、"アレ"とは雲泥の差ですから。
: : : ',: :ヽ: : :`7｀T|: : l`ｰ　 ヽヽヽ 　 (_ｱ ,.ｲ: :.:ｌ : :i l
: : : :.',: : :ヽ : {{ ｢ﾞ|: : |､ヽ､_　　　　　　,.ｲ: :ｌ : :.ｌ : :ｉ l
: : : : :'、: : :ヽrく　'､: '､＼　｀T￢ーｒく: :! : !.:.:.:ｌ : :i: l
: : : : : ヽ : : : ヽ ＼ヽ :ヽ ＼,ﾊ.　　 ヽﾊ: : :| : :.ｌ : :ｉ: |


┌────────────────────────────────────────┐
│[※解説] - 大豆食品（"ニュートリソイ"）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　2050年の世界では天然物の食材は裕福層の人間でなければ買える物ではなく、 　 　 　 　 　 │
│　　大多数の人々は"大豆食品（ニュートリソイと呼びます）"を食べて暮らしています。　　　　　　　│
│　　"大豆食品"はあまり美味しくありませんが、勿論大豆の味ばかりではありませんし　　 　 　 　 │
│　　安価に入手することができ、何より健康の維持に十分な栄養を提供してくれます。　　 　 　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　生活レベルが"下層"以下の人々は、"大豆食品"以外を殆ど食べる機会はありません。 　 　 │
│　　"中流"の生活レベルの者さえ、"大豆食品"を食べる機会は少なくなくありませんから、　　 　 .│
│　　天然食材ばかりを食べていられるのは、せいぜい"上流"以上の人々だけでしょう。 　 　 　 　 │
└────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　―――
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　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::＼
　　 ./::::::::::::::l::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::::::::ヾヽ
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　./:::::::/:::l:::::::l::::::::::::::l:::_l｣::-l‐l―-l＝.｢｀>､＼::::l:l
　l::l::::::i:::::{::::::::lヽ::::::::::｢ヽ}ヽ/Nヽ:::::|l:::::l/ /::＼`l::l
　|:l::::::::l::::::l::;r T ﾍﾍ::::ﾍ.　 ≠ん￣ヾヽl./:::::::::::`l::|
　|l:::::::::::l:::::l/lヽlィミﾍ::::ﾍ　 　 ほ:::::::}/l/:::::::::::::::|::l
　 l:::::::::::ヽ::::::l/{ b:::ヽ＼｣　　 弋___Z　|:::::::::::::::::l:::l
　　l:::::::::::::ヽ::lヾ.弋Z｣　　　　　　　　　l::::::::::::::::::l:::l
　　.l::::::::::::::::ヽ{　　　　'　　　　　　　　.l::::::::::::::::/::::l　 　 　 　 そう言うことなら、私も料理手伝うよ。
　　 ﾍ::::::::::::::::::ﾍ　　　　ー ´　　　　 , l::::::::::::::/::::/　　　　　　せいぜい豪華な料理を準備して、派手に盛り上げたろ？
　　　ﾍ::::::::::::::::::::ト　　　　　　　　／　l:::::::::::/:::::/
　　　　ﾍ:::::::::::::::::l:::::::＞:....r‐　 ´　　 l:::::::;ｲ,::::/
　　　　　＼ヾ:::::::ﾍヾヾヾ_｣――_＝‐l/}/ヽ'/'
　　　　　　　ヾヾヾヾ　 /〉‐<￣　 ＿　　　 〉ﾍ ､ ＿
　　　　　　　　　　 r‐l］/::::::::l　<´_ -┘ ／: : : :/＿
　　　　r―――‐/: :l{ l:::::::::::l　　　　イ: : : : : :/::::::::
　　　/―...￣￣/: : : lvヽ::::::ﾉl ／ ／: : : : : :/::::::::::
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　　　　　　　　　|　　　 （ ⌒）（⌒
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　　　　　 　 　　 |,　 　　 　｀ ⌒´ﾉ
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　　　　　 　　　　 ヽ､　　　 　　ｿ
　　　　　　　 　 ｲ斗┴r┐｀ .;
　　　　／￣`ーゞ､　 /　|__ 〈ー─r､　　　　　　　　　　　　ああ、材料費は俺が出すし、派手にやるだろ！
　　　/　　　　　＼ ∨＼ 　|,ベ._ /　|
　　 ｛　　　 . : : : . ヽ＞ｰ＼[￣{ 〉＼|､_
　　　| 　 　 　　 ｀丶}＼　 __＼_]~∨'＼｀ヽ
　　　:|　　　._　　　　＼_}/r‐-}＼　ﾞ,`''く l　ﾞ,
　　　 ﾄ､: :./ ／￣｀` ぐ└f'二）::{　 ',　 | !,ゞ┐
　　　 `､∨ ´　,.､-''"~￣}_｛‐''く:::{_　 ', _|_|_,rｰ'､_
　　　　 }｛　／　_､-'''"~￣{_＼;;;;;ｊ;＞＜;:::::＼:::ﾍ}＼
　　 　 　}∨: ／　　_､-''ﾞ~￣￣　　　　　＼::::},之_　ヽ
　　 　 　 〉∨ 　 ／　　 　 　　　　　　,.､イ;;ノ_ 　 ｀ヽ}
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171 ◆SR2/elQ7nU 10/05/08 22:21:48 ID:9cWFl7zQ 以上です。お付き合い下さり、ありがとうございました！ 戦闘シーンが一切ありませんが、後半部分で大量に出てくると思います。多分。きっと。 それと、今回生まれて初めてAAの改変作業をしました。 ……と言っても、モモに抱きつかれてる加治木先輩を、やらない夫に変えただけですが。 少しずつ慣れていきたいものであります。 172 名前なんて無いだろ 10/05/08 22:23:24 ID:lV2L5wed 乙です。 不安な裏切られフラグが大量に立ってるなー。 176 ◆SR2/elQ7nU 10/05/08 22:31:48 ID:9cWFl7zQ 乙ありがとうございます！ >>164 ダメではないのですが、契約が切れる前に侵入を許せば警備企業の信頼に傷が付きます。 デッカーの仕事で密かに侵入することは可能ですが、もしバレれば警備会社の人員とドローンを全面的に敵に回します。 そのリスクよりは、シャドウランナー１チームをまともに相手にするほうが幾分かマシかもしれません。 >>173 おお、案内所様は普通に見る側としては頻繁に利用しているのですが。 ……何分人を選びそうな内容ですのでちょっと書き込みを逡巡してしまう、というのが正直な所でしょうか。 やる夫を含む番外的な短編については、もうちょっと慣れて余裕ができたら考えてみまするっ。 174 名前なんて無いだろ 10/05/08 22:25:54 ID:pTXkRveA 乙！ シャドウランは本当に懐かしいな。 ルールを全然知らないのにオンリーコンに行ったのも良い思い出だｗ 179 名前なんて無いだろ 10/05/08 22:40:37 ID:fTTWXmVi 今北乙！ ハーレムだねぇｗ 182 名前なんて無いだろ 10/05/08 23:01:16 ID:X4MfHbxD いいなあ、依頼人との交渉やチームの雰囲気、全部好きだあ。なんかニヤけてくるｗ ここのやらない夫はまさにブレインですな。 183 名前なんて無いだろ 10/05/09 00:23:43 ID:bS8AcSIK 乙でした～ シャドウランぜんぜん知らんけど楽しいよ～ 184 名前なんて無いだろ 10/05/09 01:03:37 ID:CcipTT3C 乙でーす 阿部さんチームのガチムチっぷりに吹いたｗ