680 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:24:27 ID:j9MPEwaI0



┌────────────────────┐
│『真昼の星空』より、「わたしのお姫さま歴」　　　..│
└────────────────────┘



　　　　　　　　　　　 ,､　（　f´-‐- 、
　　　　　　　　　 ＿_ゝヽi　　　_　　ヽ
　　　　　　　　＿ゝ　 　 i ／　　｀.　、ゝ
　　　　,　 ´　　　　　｀　　、　　　 i　 f｀
　　／　　　　　　　　　　　 ヽ　　 ﾊ　i
.　/.／　./　　 .!　　i　　ヽ　　∨ 　 ヽ!
　i/.{　 ./　/／i　i　i　ヽ　　 　 ',　　　ゝ
　{! .!　 { ./ ― !　!　iヽ┴ヽ　 　}　　ヽ!
.　　 ヽ!∨ ｀汽ヽ_iヽﾄ｀汽ヽi　　　　　ﾘ
　 　 　 !i 　代ｿ　　　 i弋ｿ.!　./　　 /
　　　　八　　 　 、_ , 　　 ﾉ／　 ! i/
　 　 　 　 ＞ 　_,-‐-､ イ　　　 ﾊ/
　　　 　 　 　 　.i///ﾑ. /!　ﾉiノ
　 　 　 　 　 　 ﾊ////Y　ヽ!
　　　　　 　 　 {::.:.ﾏ//ﾑ 、
　　 　 　 　 　 ヽ:.:.:.ﾏ//ムヽ 　＿＿＿＿
. 　 　 　 　 　 　 ヽ:.::.マ//}__)´.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｆ´
.　　　　　　　　　　 7.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.f
　　　　　　 　 　　 /.:.i..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
　　　　　　　　　　i:.::.!:.:.:.:i.:.:.:.:.:ヽ:.:.:::.f
.　　 　 　 　 　 　 i.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.::.:.:;,;ｿ
.　　 　 　 　 　 　 i .,-､,､,.､_,､,r;;;/;;/
　　　　　　　　 　 i/　　 　 /;;;;;;/;;/
　　　　　　　　　　　　　 _/;;;;;;;/;;/
.　　　　　　　　 　 　　/;;;;;;;;;;;/;;/
　　　 　 　 　 　 　 　 ￣￣ ￣


681 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:25:01 ID:j9MPEwaI0


┌────────────────────────────┐
│三歳のころだったと思う。毎日のように見とれる美女がいた。　　　....│
└────────────────────────────┘


　　　　　　　,_　 　＿
　　　　　､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
　　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿
　　＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
　＜之′Ｙ´／ 　　　　　　　＼
　　 >{　 ,' 　|､　,　,.　 ,.l　　, 　 ﾞｉ　　　十
　　|　!､{　　| 寸寸T　ハT７} ｨ, ｌ　　ﾟ　。
　　′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ　（●）　（●）| ハ| *　　　　＊
　　　　　ﾞｉ|ﾞｉ'(1　""　 ,　"" |　　　　。
　　　　　ﾞｉTィ.,_ 　 ▽ 　 _,ノ 　+　　　　　なんてきれいなんだろう
　　　　　　│「ィ::／⌒)^ヽ
　　　　　　 ／::::/　 ∠ 　}
　　　　　　/::::V:::::r＜:::::〈
　　　　　　',:::::::::/　　ヽ::::ヽ
　　　　　　 ゝｰ'　　　　＼ノ
　　　　 　 ／　　ｌ　　 ヽ ＼

682 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:25:45 ID:j9MPEwaI0


┌───────────────────────────────────────────────┐
│ペローの眠れる森の美女を小児用にダイジェストして眠り姫と命名された絵本の表紙に書かれたお姫様は、　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│愛らしく小首を傾げて上品に微笑みながらこちらを見つめている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
└───────────────────────────────────────────────┘


　　　　　　 　 　 　 /　/ 　 　 |　 :　　　　　i　　|／／,.イ／　,.　／／　 ./　　/　　ヽ
　　　　　　　　　　 　 /　　　　|:　: .　　　　 i 　 !／／ァ'´,.＜／／　　／／ /ヽ　　 ヽ
　　　　　　　　　　 l / 　 　 　 i: : : :　　　　 l:.　|／,',.　'´　／／ ヽ ／／/／　 i　 　 ヽ
　　　　　　　　　　 ,' , '　　　　 ',: :!: :　 　 　 l:　| ／　　／´　 　.／／ ／ 　 　 i:　!　 lヽ
　　　　　　　 　 　 {/　　　　/　l: :|: :　　　　 |: .|　≧=ミ､　ヽ ／'"　　　 　 =.、 }: :,!　 i　ヽ,_ ﾉ
　　　　　　　　　　 {　　 　 /　∧:.|: : .　　　　',:.|　　　　　｀ヽ　　　　　／　　　y ./.ﾘ:　l
　　　　　　　　　／　/　 ./　. {　';.|: : :　　　　 ',|　　　　　　　　　　　　 ,..　　 / / /　 ,'
　 　 　 　 　 　 ヽ,／ . :,.'　. : :ヽ }:|: : : .　　 　 '|　　　　　　　　 　 　 =-.、 .,.' /: i　　l
　　　　　　 　 　 {　: : :/ .. : : : : ヽ:|: : : :　　　　{　　　　　　　　 　 ',　 　 `/／: : ! 　 |
　　　　　　　　　 i: : :,:' . : : : : : : : ::|: : : :　　　　',　　　　　　　　　　)　　 /': : : : :.! 　 |
　　　　　　　　　 {／ . : : : / : :/: ﾊ:i: : : :　　　 i ',　　 　 、　　 　"　　　'.: : : : : :.i:　　!
　　　　　 　 　 ／: : : : : :./ : :/,.ｲ　'|: : : :　　　 ｉ　,　 　 　` 　 ,　　 　 ﾊ: : : : : : :.! 　 '
　　　　　　　　ヽ:／: : : :/: : ／:/　　|.: : : :　 　 |　 ,　 　　: : 　 　 　 ｲ　!: : : : : : :', 　.ヽ
　　　　　　　　　{: : : : ,:': ／:／　 　 1: : : : 　 　!　 ',　　　　　　, イ　　　',: : : : : : :　　 ヽ
.　　　　　　 　 ,└ '"￣｀ ＜,　　　　 i: : : : :　　 i.:､　,　　,　＜ 　 　 　 　ヽ. : : : : : ',　　ヽ
　　　　　　 ／　　　　　　　　｀丶､ 　 i: : : : :　　 !: : :',"´;　:　:ヽ｀ヽ.　　　ヽ: : : : : : :'　　 ヽ
　　　　　 /　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ　i: : : : .　　 ! : : ',: :ヽ:　:　ヽ　ヽ'´￣.ヽ: : :　:　: ',　　ヽ
　　　　　,'　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ.i:. :. :. .　　l: : : ',　 ヽ　　　　 ヽ　　　ヽ:　:　:　: 　　 ヽ




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ー ､　}V　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀ー--≧ 　 V　ﾚ´{
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _,フ'　　　　　　　 　　__｀ヽ.
　　　　　　　　　　　　　　_..　-´――ヘヘ 　 -､　　　＼｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　´　　　　　　　　 　 ＼　 }　 　 　｀フ
　　　　　　　　　　 ／　／　/　　　　　　　　　＼|　　 　 ｀ヽ
　　　　　　　　　／　 /　／⌒ ／　　｛　　　　　 ヽ{ヽ.　＼ヾ
　　　　　　　 ／/　　{／___|／｛　　 ｲ⌒ヽ　　　　 i　　ﾉ　ヽ._
　　　　　　　　/　　 / '~⌒`　　＼/ |八　　　'　　 |　 　{´￣
　　　　 　 　 /　　 ⊂⊃　 .　　 　 -=ミ ∨ /　　　| ,ｲ 人
　 　 　 　 　 ′ /Y　　　　　　　　　　　ヾ∨　　　│/.ﾉ'　　　　ああ、こんなにきれいになれたらいいなあ
　　 　 　 　 |／ |人　　 /`ー┐　　 ⊂⊃′　 　 ﾘ从
　　　　　　　　　　　 >､　､_:::::ﾉ　　　　　/　 　 ｲ /
　　　　　　　　　　　 　 ＞　,...＿＿＿_/　 ∠ノ|/
　　　　　　　　　　　 ／:::::／　＼:::::::::厶イ
　　　　　　　　 　 ／::::::/ ￣￣￣＼::::彡ﾍ
　 　 　 　 　 　 ／:::::::/　　　　 　 　 | :::::::::ヽ
　　　　　　　　く:::::: /　　　　　　　　 ∨:::::::::ハ
　　　　　　　　　 ∨　　　　　　　　　 ヽ、:::::::::::＼

┌─────────────────┐
│思わず声に出して呟いてしまった。　　　 .│
└─────────────────┘


683 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:26:45 ID:j9MPEwaI0



　　　　 ／￣￣＼
　　　／　「　　 ヘ ＼
　 　 | 　（●）（●）　|
　 　 | ､､､　 ｜　､､､|　 万里ちゃんは、このお姫様なんかより、
　 　 |　　　__´___　　.|
　 　 |　　　`ー'´　　.|　 ずっとずっときれいだよ
　　　ヽ　　 　 　 　 /
.　　　　ヽ 　 　 　 /
. 　 　 　 /　　 　く
　　　 　 |　　　 　 |
　　　 　 |　　 　 　|





┌────────────────────────┐
│父だった。子供ながらも、嘘に決まってると思った。　　 　 .│
└────────────────────────┘


　　　　　　　　 ､_　　＿
　　　　　　 ｨ-‐ ` Y　＜＿＿
　　　＿≦―'´＿＿ _二z<＿
　　　 ＞ヾ ￣, -‐　´￣｀┴＜
　 ＜戈､　Y　 /　　　　　　　　＼
　　　 >{　/ 　 l,　､　,　　,l_ 　 ､　ヽ
　　　|　ゝ{　　 l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
　　　∨ヾﾊ ∨ゝ　（●）　（●）|ハ|
　　　　　　ヾi∨|　u ,,,　　'　,, |´　　　エッ、そんなことないよ
　　　　　　　ヽT､,_　 ⊂⊃_ ノ
　　　　　 　 　 |　lヽ::ニヨ7l
　　　 　 　 　 └l´:::／ヽ |`


684 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:27:16 ID:j9MPEwaI0

┌───────────────┐
│それでも一生懸命言ってくれる　　　.│
└───────────────┘


　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　 ／　　　ノ　　＼
　　　　　　　 |　　　 （ ⌒）（⌒）
　　　　　　　 |　　　　　　 ｜　|　　　　そうだよ。
.　　　　　　　 | 　 　 　 ___´___ﾉ
　　　　　　　　|　　　　　　 　 }　　　　 万里ちゃんの方が、
　　　　　　　　ヽ　　　　　ﾍミ|
　　　　　　　　／,`　、` -`,--` ,　　　 はるかにはるかに可愛くて素敵だよ
　　＿＿,---/;;;;;`　　`-,-/ニﾆ |
　/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,＞、 /::l,_l･　,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::＜:::::::ヽ``l::::|　　|`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::＼|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/'　 `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く　　　';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/





┌───────────────────────────┐
│あんまり何度も言われると、ちょっとその気になってしまう。　　　　│
└───────────────────────────┘

　　　　　　　　 ＿　 　_,
　　　　　　＿__,＞ Ｙ´'ー-､
　　　　　＿>ｚ二_　＿__`ー≧＿_
　　　　　＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
　　　 ／　　　　　　　 ヽ ｀Ｙ′之＞
.　　 /　 ,　　l、　、 ,　､ |　 ヽ　}<
　　 ｌ ,ｨ {７Tハ　T寸寸 |　　}ノ　|
　　 |ハ |（●）　（●）　/ / ,/ﾚ′
　　　　 `|.xx　ヽ 　xxx 「)'/|/　　　そうかなあ
　　　　　ヽ､_ 　― 　_,.ィT/
　　　　　　　l 7Eニ::ィ1│
　　　　　　　'ｲ／ヽ::::｀l┘


685 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:27:50 ID:j9MPEwaI0


┌────────────────────────────────────┐
│鏡の前に立って本の表紙のお姫様と同じポーズをとって同じように微笑んでみる。　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│鏡に本の表紙を映して、自分の姿と何度も見比べる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└────────────────────────────────────┘

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
||　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 :::|
||　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 :::|
||　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿:::|
||　　　　　　　　　　　　　　　　＿,＞ Ｙー-､
||　　　　　　　　　　　　　　　＿>　｀　r‐　　≧＿
||　　　　　　　　　　　　　　　＞　 　　 　 　 　＜
||　　　　　　　　　　　　　　／ >　　　　　　　　＞
||　　　　　　　　　　　　　/,ｨ 　ヽ /　　　　 } ノ
||　　　　　　　　　　　　　|ﾊ| |<ﾍY入ﾉ ﾘﾉ /ﾚ'
||　　　　　　　　　　　　　　ヽノﾉ/　j.:./|/|
||　　　　　　　　　　　　　　　　l/ﾉﾘﾊｿ _|
||　　　　　　　　　　　　　　/´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
||　　　　　　　　　　　　　/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:∧
||　　　　　　　　　　　　 /.:.:ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:ヽ
||　　　　　　　　　 rｧ､_/.:.:.:.:.:〉´￣￣￣ヾ.:.:.:.:.｝
||＿＿＿＿＿＿＿V//.:.:.:.:.:ハ{　　 　　　{ゝ-'
　　　　　　　　　　 弋>､__／　 {/　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　 l　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　l　　|






　　　　　　　　　　　　　＿_　　　 ＿_
　　　　　　　　　　　　　＼　ヽ／ ∠_
　　　　　 　 　 　 　 ＜⌒＼　／ヘ
　　　　　　　　 -=ﾆ¨ 匸＞=＜二＼
　 　 　 　 　 　 　 ＞'"´￣￣｀＼ ー≧＿_
　　　　　 　 　 ／　　　　　　 　 　 ￣ ７ ＜
　　　　　　　 /,　 / /_|　　 ＼__ヽ ｀Ｙ′之＞
.　　　 　 　 ｲ/　 |:/|:∧　:|＼{＼ ! }　ヽ　}<
　 　 　 　 ﾉ八　.{　---＼l ---　||　　}ノ　|　　　やっぱりお姫様の方がきれいだ。
.　　　　　　 　 ＼| （三）　 （三）.ﾉr'／
.　　　　 　 　 　 人''　　__　　 u ィT´
　　　　　　　　　　　｀　ｧ┬=≦:ﾉj ∨
　　　　 　 　 　 　 　 〈ｘく矢¨¨ヽ|__八


686 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:28:14 ID:j9MPEwaI0


┌───────────────────────────────────────────────┐
│少しガッカリしたけれど、父があんなふうに言ってくれたことは、四〇年以上経った今でも鮮明に思い出せる。　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│よっぽど嬉しかったのだろう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
└───────────────────────────────────────────────┘


　　　　　　　　　_...〟.-∠≠ﾆ二ﾆ≧=＜´　 ﾍ.　　 　 ', ﾍ＼ヽ.
　　　　　　　／　　　　´､_,　'⌒｀^　 ､ ＼::＼　} l　　 　 ヽﾍ ヽ}
　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　丶＼::V| |　　　 　 Vl
　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　｀Vヽl |　 　 　 ヽ ' .
　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　Ⅵ/,　　 　 　 ヽ.＼
　　/　　　　　　　　　/　　　　　　　　〉　　 |　 ∨ﾍ.　　　　　 ﾄ､ ＼_
　　|　　　　 /|　　　 |　　　　　　　　 :|　　 |　　 ∨i　 　 ､ 　 |
　　|　　　 /　|　 　 :|　 :|　|　 :|　　　 |　　 |　 　 l :|　　　|　　l
　　|　　　 |　 |　 　 :|　 :|　|　 :|　　　 |　 : |　 　 :|/　　　ﾊ.　 ト､
　　 |　 |ヽ| 　|　 　 :|　: | ::|　 :|　　　 |　 : |　 　 /　 　 /　l/⌒ヽ
　 　 |　.| _|￣｀＼　 |　 :|　|　 :|＼　 :|　 ::|　　 ∧.　　 ,' 　´
　　 ﾉ　 :||　ｉ｀ヽ､ ヽ::|　　|　´￣｀　＼|　 :|　／　| :|　{
　　/／|:|　 |::::::::|　 ヾ　 /´|´｀￣￣| |　 :|'´｀i:jﾉ　:|　|
　 ,'.　　|:|　弋_ノ　　　　'　弋:::::::::::::ﾉ.|　 :|　 /.:::|　ﾊ　',
　ﾉ　　 |:＼///　　,　　　　　`‐‐‐ '　|　　|_/　 / /　ヽ_＞
　　　　 |　:/＼　　　　　　　////／/　 :|　 : /／
　　　　 |: /　　|｀.. ､ _｀＿＿　／_//|　 :|　 :ﾊ
　　　　// 　 　|　 　 : ヽ／　　　 /　|　 |　 :ｉ
　　　 ハ　　　　|　 　／｀ヽ､ 　 /　 /:/ |　 :|
　　　　　　 　 　 |　/　　　　＼ 　 //　人　:|　　　 ﾍ
　　　　　　　　　 |: |　　　　 　 ヽハ　／|＼ヽ　　　ノ
　　　　　　　　　ハ:|　　　　　　 ヽ／　　|　　｀　 '


687 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:28:42 ID:j9MPEwaI0


┌───────────────────────────────────────────────────┐
│男親にとっては、どんな娘であれお姫様なのだとよく言われるが、世界中が自分を見捨てても、お父さんだけは、　　　　　　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│いつも強い味方でいてくれるはずだ　というゆるぎない自身のようなものが、幼い心に未知の世界へ踏み出してくれる　　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│勇気を湧き立たせてくれた気がする。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
└───────────────────────────────────────────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　　　　 .． -‐ … ‐- 　､
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　 　 　 　 　 　 '.,
　　　　　　　　　　　　　 /＿　　　　　　　　　 　 　 　 ',
　　　　　　　　 　 　 　 /　 　＼　　　　　　　　　 　 　 i
　　　　　　　　　 　 　 ,′　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　,'　心　ヽ　　　　　　　　　 　 　 │
.　　　　　 　 　 　 　 ,′{_ｿ　 ﾉ　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　 　 　 ′　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,
　　 　 　 　 　 　 　 {　　　　　　　　　　　　　　　　　　′
　 　 　 　 　 　 　 　ゝ ､　　　　　　　　　　　　　　 　 ′
　　　　　　　　　　　 　 | ＿＿__,　　　　　　　　　 　 ,′
　　　　　　　　　　　　　{　　　　　　　　　　　　　　　,
　　　　　　　 　 　 　 　 ',　　　　　　　　　 　 　 　 /
　　　　　　 　 　 　 　 　 ',　　 　 　 　 　 　 　 　 ｲ
　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ、　　　　 　 　 　 ／ {
　　　　　　　　　　　　　　　　`　ｒ　--　-‐　´　　 ! _
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　＿　-=ﾆ´　ﾍ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,ﾍ￣￣￣　　　　　　 　 ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　/ ∧　　　　　　 　 　 　 ／＼
　　　　　　　　　　　 　 　 /　 ∧　　　　　　　　＞ ´　 　 ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　ﾍ＿二ﾆ=-‐　´　　 　 　 　 ﾍ


688 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:29:11 ID:j9MPEwaI0


┌────────────────────────────────────────┐
│小学校三年生の時、父の赴任先のチェコスロバキア(当時)はプラハに一家で移り住んだ。　　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│そこで結局五年間暮らすことになるのだが、当時の学校に転校したては、毎日通うのが、　　　......│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│筆舌に尽くしがたいほど苦痛だった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
└────────────────────────────────────────┘


　　　　　　　　 　 ||　　 |:　　　 　 　 　 　 |│　 　 │|│　 　 │|
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689 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:29:43 ID:j9MPEwaI0

┌───────────────────────────────────────────┐
│教師の説明も学友たちのおしゃべりも全く理解できない環境にいきなり放り込まれたのである。　　　　　..│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│毎日、四時間から六時間、何もかもちんぷんかんな授業に出席し続けることは拷問に等しかった。　　　..│
└───────────────────────────────────────────┘


　　　　　　　　　 　 __ /{　　＿_
　　　　　 　 　 ／⌒Ｙ　Ｖ´　∠_
　　　　　　　 / ／⌒＼　　／⌒ヽ.　　　：
　　　　　　_ノ　′　　＿Ｙ/_　　　　＼_
. 　 　 　 ｀ｱ　V　 ,∠ ニ＝=ミ　 }ﾉ＜´
. 　 　 　 /　　 ／　　　　 　 　 ｀ヽ 　 ヽ　：
　　　 　 {　　/ 　 　 　 　 　 　 　 ヽ 　 }　；
　　　 ､_ﾉ　 ,′// /{　　 ハ 　 ﾊ ハ　｛
　　 　 ｀Ｔ　l　 |／ ハ　 ｛　}／　|　｜}｀
.　　　 　 ヽ.|　 | 　--‐＼{. ‐-- ｜　l/　　：
　　　　 　 八 `|　(-‐):::::::::(‐-)　ｊ　/{
　　　　 ＿／ヽ{｀U　　`_　　uノイ＞―- ､
　　 ／　　 ,二｀＞-へ二 　-＜´　　 　 　 ヽ
　　 ヽ、　く／_　＼　＼>Ｊ）　　 　 　 　 　 ノ




┌─────────────────────────────────────────┐
│学友に意地悪されたときも、それをなじったり、訴えたりできないのがどれほど悔しいことか。　　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│皆が笑っている時に一緒に笑えないことが、どれほど寂しく切ないことか。　　　　　　　　　　　　　　.....│
└─────────────────────────────────────────┘


人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
）　で？ｗｗｗｗｗｗで？ｗｗｗｗで？ｗｗｗｗｗっていうｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
）　　　　　　　　　　　 ,rrr､　　　　　　　　　　　　（
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y| |.l ﾄ⌒Y⌒Y⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ／つ)))
　　　　　　　　　　　⊂ ヽ　| __　☆　　　__ 　＿/　巛
　　　　/ﾆＹﾆヽ　　,｀ー 　 ＼ |　|l　/　＼ 　＿＿つ
　　　 /（ﾟ　)(ﾟ　）ヽ　　/||　,　 ＼.|||/　 ､　＼ 　 ☆
　　／::::⌒｀´⌒::::＼　/　 __从,　 ｰ、_从__ 　＼ /　|||
　 |　,-）＿＿＿（-、|,/　／　 /　　　|　､　 |　　ヽ 　 |l 　　パァーン！
　 | l　　 |-┬-|　　l |ノ／　)　 `| | | |ﾉゝ☆ t| | |l ＼　　　　パァーン！
　　＼ 　 `ー'´ 　 ／ﾞ─ｰ｀// `U ' // | //`U' // l
　 　　￣￣￣ .／　　　／　 　W W∴. |　　　　　　/
　　　　　　　／ 　　　☆　　　＿＿＿_人＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ　　　　　　≦　三





　　　　　　　　　　 ＿　 　_,
　　　　　　　　＿__,＞ Ｙ´'ー-､
　　　　　　　＿>ｚ二_　＿__`ー≧＿_
　　　 　 　 _,. -┬ ｆﾆト､ ‐-､￣ ７ ＜
　 　 　 r'´　､r　|　| ,.L |　 ヽ ｀Ｙ′之＞
　 　 　 |　　 （_ノ　j {.　'､ ､ |　 ヽ　}<
　 　 　 |　　　 }‐イ-上　〉　|　　}ノ　|
　 　 　 |　 　 ﾉ´　　 　 / ） / / ,/ﾚ′
　　　 　i　　　 　 ｒ‐‐ ' 　 　 「)'/|/
　　　　　ヽ　　 .ノ､ 　―　_,.ィT/
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690 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:30:11 ID:j9MPEwaI0


┌───────────────────────────────────────────┐
│日本から持参した世界文学全集の中の、アンデルセンの人魚姫を読んで、涙が止まらなくなった。　　......│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│自分の思いを一言も告げられずに消えていく人魚姫は、わたし自身だった。　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└───────────────────────────────────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,r ―--' : : : : : : : : : : : : - ､ _
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. --': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
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　　　　　　　　　　　　　　ノ:イ: : : : |: : : : : : : : :.|: : : |: : : : : : : : : : : : : : : ヽ: :.＼
　　　　　　　　　　　 ー'´　/: :l: : : :ヽ: : : : : : : : |: : : :|: : : : : : : : : :ヽ: : : : :ヽ｀ー-
　　　　　　　　　　　 　 　 /:,ｨ: |: : : : ヽ: : : : : : : :|: : : |: : : : : : : : : : :ヽ: : : : : :.ヽ
　　　　　　　　　　　　　 //|: {: ヽ: : : : : : : : : : : : l: :l: :|: : : : : : : : : : : :ヽ: : : :|: :.}
　　　　　　　　　　　　 ,ノ'´ | {: : i､: : : : : : : : : : : :ヽ:ヽヽ: : : : : : : : : : : :ヽ: : :ヽl:|
　　　　　　　　　　　,. : : : : : :ヽ: :|ヽ: :r､: :､: : : : : : :ヽヽ: : : : : : : : : : : : : ヽ: : : ヽ
　　　　　　　　 　　/: : : : :: : :r-'　 ヽ: :ヽヽ: : : : : : : :V: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　 /: : : :／／ }　　　　｀｀　ヾ: : : : : : :l::|: : : : : : : ヽ: : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　 　/: : : :/ /　　 ヽ ､　　　　　ﾘ }: : : : : l:.|: : : :､: : : :ヽ :: :: : : : : :|＼: :ヽ:ヽ
　　　　　　　 　{: : : /　!　　　 ヽ ｀　　　　 /: : : : : /l:.|: : : : ヽ: : : :.ヽ:: : :､: : :|　　＼i::|
　　　　　　　　　 ＼(　　　　　　ゝ __　　／: : : : :／ i: i/､: : : : :ヽ: : : :.ヽ-､: : :{　　　 l/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,＞: : : :ノ--'--,|:|--＼l: : : :ト､: : : ＼ ヽi｀ー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣)'￣￣￣｀l|￣｀ |＼::ヽヽ|￣￣´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,.r --/__　　　　　　　　ト｀ヽ-t-―――-､
　　　　　　　　　　　　　　,. --'´￣　　ヽ　　＼｀_ヽ､______,.rリ　　　＼　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー―‐ '






　　　　　　　　　 !/ /　 　　 .ヘヽＶ｣∠ヽ. 　 ＼＼＼
　　　　　　 _＿ノ／　..　- ､￣　≠‐　- :.:｀ヽへ　　＼＼}
　　　　 　 　 ﾌ　 ／　　　　　　　　 　 　 ｀ヽ:.:Ｖ| !　　 Ｖ {
　　　　　 　//／　　　　　　　　　　 　 　 　 　 Ⅵリ　　 　 :、
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　　　　　　 /　　./　　 / 　 　 !　　 !　 ､　　　　 ∨｝　 } 　厂｀
　　　　 　. |　　./　　 / 　 　 !　 　 !　　ﾄ､　　　　∨｝ ｊ!　ﾄ､
　　　　　　|　　:i　　 ハi　 　.|　　! :|　　 V　　　　 ｊ/　ｊ! 　ﾚ
　　　　 　 |　　:l:　:/＿ V|∧　_|:_|__| 　　 ｌ　　　　:ﾊ　/Ｖ⌒ヽ
　 　 　 　 | : : | : : ｆ _,}Ｎ_　ⅤN∨__}N__}N.　　 |-、! ! ! |
　 　 　 　 |: : ∧: l:|z=＝ミ　 Ⅵ　z≠=ﾐ､ |　　 |rj j!ﾉ｜{
　 　 　 　 Ⅴ:lヽⅥ|.　 　 　 '　　　　　　　 | 　　|ﾉ .!ﾊ∧ゝ
　　　　　　　ヾ、　＼ """　_ ＿ 　 """　,i　　/: :/
　　　　　　　　 ＼/|: ＞ 　 ｀⌒´＿_　イ:/: : 厶i/
　　　　　　　　　　 _ﾚ＞ '　 /}　　　 　 }f: : /　 ||＼


691 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:30:40 ID:j9MPEwaI0



┌─────────────────────────────────────────┐
│父は私を心配そうに見守ってくれた。宿題のテキストを辞書首っ引きで翻訳してくれたりした。　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│私の人魚姫時代がわずか半年で終わったのは、父のおかげでもある。　　　　　　　　　　　　　　　　...│
└─────────────────────────────────────────┘



　　　　 　　　　　 ／￣￣＼
　　　　 　　　　／　「　　へ/＼'ｰ､　　　　　　　,, ..,､
　　　　 　　　　|　 （●）（ /　　.＼` ､　　 .　／／ /
　 　 　 　 　 　 |　　　　| /　　 　　＼ヽ､,.／／　./
　　　　 　　　　 |　　 __ /　　　　 　　｀`７７　 　./
　　　　 　　　　 |　　　/　　　　　 　 　 / /　　 /
　　　　 　　　　 ヽ　 /　　　　　　ｆヽ、/ / , -,./
　　　　 　　　　　 ヽ/　　　 　r-､ ヽ　∨,ノ　/
　　　　 　　　　　　/＼　　　〈＼.＼,〉　｀,　 ｆ
　　　　 　　　　　　|　 ＼　　(ヽ ヽ ｀..　　　|
　　　　 　　　　　　|　　　＼　＼　　　　 　ﾉ




　　　　　　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　 　 　 ／ 　　　　　 ＼
.　　　　　　　 　 |　　「 　　へ.　 |
　　　 　 　 　 　 | 　（●) (●）　|
　 　 　 　 　 　 ｜　　　｜　 　 .!
　　　　　　　　　 l 　　__´___　　 l
　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　　/
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　　　　　　　　/　　 　 　 　 　 　 |
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.　　　　／ /ヽ,,⌒) ￣￣￣￣（,,ノ ＼
.　　 ／　 /＿＿＿＿＿＿＿＿ヽ.. 　＼
　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


692 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:31:14 ID:j9MPEwaI0


　　　　　　　　　　　 　 　 　 □
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　　　　　　　　　　　　　　　┌───┐
　　　　　　　　　　　　　　　└───┘
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┌─────┐
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┌┼─────┼──┐
　 　 　 　 　 　 　 　 　 │└─────┘　 　 │
　 　 　 　 　 　 　 ┌─┼─────────┼───┐
　 　 　 　 　 　 　 │　 └─────────┘　 　 　 │
　 　 　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │
　 　 　 　 　 　 　 └───────────────┘


　　　　／||ミ
　　 ／ ::::||＿
　／:::::::::::|| ＜,__＿
　|:::::::::::::::|| 　_二ｚ<＿
　|:::::::::::::::|| ´￣｀'┴＜ ｶﾞﾁｬ
　|:::::::::::::::||　　　　　　　＼
　|:::::::::::::::|| ,　,.　 ,.l　　, 　ﾞｉ
　|:::::::::::::::|| 寸T　ハT７} ｨ,ｌ
　|:::::::::::::::||（●）　（●）| ハ|　ただいまー
　|:::::::::::::::|| 　　　,　　　}"
　|:::::::::::::::||､＿― 　 ,.ノ
　|::::::::::::::(___＿＿ノ´||
　|::::::::::::::(_ノ ／ . . . ||
　|:::::::::::::::||／　　　　||
　|:::::::::::::::||　　　　　 ||
　|:::::::::::::::||　　　　　 ||
　＼:::::::::::||　　　　　 ||
　　 ＼ ::::||￣￣￣￣
　　　　＼||




　　　　　 　 　 　　　　　　__＿___
　　　　　　　　 　 　´　　　　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　／　　　　　　　　 　 　 　 ＼
.　　　　 　 　/　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ
　　　　　 　/　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｉ
　　　　　 　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｉ
　　　　　 　|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　　　 　l　　　　＿ ｀　　　　 ´ ＿　　 　 .|
　　　　　 　l 　　/ 　 　 ヾ　　　Ｙ　　　ヽ　　|
　　　　　 　!　 　|　-‐-　| 　 　 |　-‐-　|　　|
　　　　　 　.l.　　ヽ　, 　ノ　　　 ゝ　 　ノ　 　'　　ああ、おかえり
　　 　 　 　 | 　　　　　 　　ｉ　　　 　 　　　　|
　　 　　　 　l　　 　　　 　　|　　　　　　　　./
　　　　　　 　',　　　 　 　　｀　　　　　　 　/
　　　　　　　　ヽ　　　 、＿＿＿,　　　　∧__
　　　　　　　　　＼　　　　　 　 　 　　／ / 〉::｀丶、
　　　　　　　　　／＼　　 　 　 　　／ 　/ /::::::::::::::丶、
　　　　　　　 ／:::::l　 　ー――‐ ´　 ／ /:::::::::::::::::::::::｀丶 _
　　　　　-‐::::::::::::::l　　　　　　　　／　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::


693 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:32:19 ID:j9MPEwaI0



　　　　　　　／　　/　　　　　　　　　　　　　从　　　　　 　　＼ゝ
　　　　　　/　　　 i　　 |::::　 ヽ　　　　　　　　　ゝ,　　　　 　　　ヽ
　　　　　 .′ '　　ﾊ　　 ヾ:::　 |＼ 　ﾊ　| 　 ヾ;.　 |:::::　　　 　 ヽ　|
　　 　 　 | | │. /　＼. 　 ヾ　|　 ! /　!. !　｜ i::: :ト.:::: 　 　　　 ∨
　　 　 　 | | │ﾊ.|　 _ _､　　 | ,.x }/─ トl . /　i::::/:::∨ヽ:::::::　/
　　 　 　 |ﾊ　V. イ´　　｀ミ､.ｌ ,x=≠ミ.z/／ ,/ V::::::::::: ::::（::::::!|
　　　　　 l!　ゝ.　 l,x＝ミ､　 `　　　 　 ｲ／ / ) |:::::::::::::::::::＼ |
.　　　　　　 　 7∨ 　 　 　,:　 　 　／ j.ｲr '_ノ::::::::::::::: ﾊ::::ﾉゝ
.　　　　　　 　 　 ﾊ.　　　　　 　 ,　　 　 　 rイ:::::::::::::::::::::/　　　　　 今度の旅行でね、
　　　 　 　 　 　 　 ゝ　　 ｀ 　 ´ 　 　 　.イﾊi!:::::::::::::: //
.　　　　　　　 　 　 　 ｀ 　　　　 　 , 　 　 |　ヾ.::::::::::::ﾊi　　　　　　　傑作なあだ名もらっちゃった
　　　　　　　　　　　　 　　＞- r_ﾉヽノ＼／|　 ∨ゝ::|
　　　　　　　　　　　　　　　)::::::::::::::::::::::::::::::{.　　 　 `
　　　　　　　　　　　　 　 ノ:: - ―　… ...－::` …‐- ､
　　　　　　　　　　 _ .．' :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
　　　　　　　　　　::::::::::::::::: /::ヽ.::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::, :: ,
　　　　　　　　　.:::::::::::::::::ノ::::::::::ゝ::::::::::::::::::::::::|:::/:::／:::::::|
　　　　　　　　　.::::::::::::::::::/| _:::ノ￣ ｀ヽ _::::::::::|/／:::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　 /ノ　　　　　　　　ヽ:: |.':::::::::::::::::│



┌──────────────────────────────────┐
│その日、ロシアでのテレビ取材に同行して二か月ぶりに帰国したわたしは、　　　　.│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│玄関先で出迎えた父の顔を見るなり、報告した　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
└──────────────────────────────────┘


　　　　　　　　 　 　 　 　 !/ /　 　　 .ヘヽＶ｣∠ヽ. 　 ＼＼＼
　　　　　　　　　　　 _＿ノ／　..　- ､￣　≠‐- :.:｀ヽへ　　＼＼}
　　　　　　　　　 　 　 ﾌ　 ／　　　　　　　 　 　 ｀ヽ:.:Ｖ| !　　 Ｖ{
　　　　　　　　　　　 //／　　　　　　　　　　 　 　 　 Ⅵリ　　　 ｀.、
　　　　　　　　.　 　 i//　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ∨ﾊ　　ｉ　､＼
　　　　　　　　　　　 /　　./　/　　 　　 !　ﾄ､　　　　　　 ∨｝　 }　 厂｀
　　　　　　　　　　　 |　　:i　ハi　 :|　 :! !　V　　　　　　　:∨｝ ｊ!　ﾄ､
　　　　　　　　　　　 |　　:l/ ヽ V　|　_|_|__| ∨　　　　　 :ｊ/　ｊ!　ﾚ
　　　　　　　　 　 　 |　　:r=､　　　V!_ム斗‐ ＼| ハ |　| |　/Ｖ⌒ヽ
　　　　　　　　 　 　 |::ﾄ､| f::::l　　　　 /斤ﾐヽ　ヽﾊ　　:j /V/! ! |
　　　　　　　　　　　 |:j　|. ﾏｿ 　 　　　ｈ::::::} '　　} l　 :/´}　!ﾉ｜{
　　　　　　　　　　　 ﾚ.　l 　　,　　　　 ヽ--'　　　|　 ./ソﾊ｢::l∧ゝ　　つばき姫っていうの
　　　　　　　　　　　　V^'、　　　　　　　　　　　　|:. / /ｲ/
.　　　　　　　 /¨l 　 　 ヽ ＼ ｀ﾏ: :‐┐　　　　 ／!:/ ｀::::::::＼
　　　　　　　/　/　　　 　}::r ＼ `ｰ‐'　　 　.イ ∧:::/￣￣￣
　　　　　　ノ　/　　　 　 ,|/　　 ` -r　' ´　　 ./　V
　　　　 ∠ ／　　　　　　　　 　 ＿l 　　　 　 '
　　 ／＿_ ＼／.）　　 　 ,.　 :'´:__/　　　　　 |__
　 /　＿　＼ | /　,ィf.:.:.:.:.:.:.:.／　　　　,.　 :'´.:.:.:{
. /　＿　 }_/７／,ｲ:l |.:.:.:.:.:./＼　,.　:'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
/　　　{_,クノ'　 /.:|.:l |.:.:.:../ ,. :'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼


694 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:32:44 ID:j9MPEwaI0


┌────────────────────────────────┐
│とたんに曇った父の顔を見て、アレクサンドル・デュマ（フィス）の椿姫の　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│ヒロインは高級娼婦だったことを思い出した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
└────────────────────────────────┘


.　　　　　 ／　＿　　 　 イ陀Xー　 ＜_　 く ＼
.　　　　イ|⌒/　人　／人ｰ三'二 ヽ＼＼- } ､ヾ
.　　 　 | ／/　 ／У〃´　'　 　､　ヽ＼ヽ 乙　∠ﾆ､
　　 ／ 7, ｀ Tｱ　/／/　 l　 i|　 l　　 ＼ l　!／‐ ﾆ f
　　ヽl /　／ ７､.ｨ{　,　 ! l|　 l }　! }､　! l } 〃:.:.:.:.:〉.i
　　　}　__　　 ﾆ ｌl.l　! ll !｣{　 } }　! } ､ ｌ l !l } :.:.:.:.:.:l l
　　､ｰ/ _　＝､ ｿｌl　l }７Tハ｜ｌT寸寸 j ﾘ !:.:.:.:.:.:.l l､
.　　 ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.＼}l　ﾄﾄ（●）　　（●）/ / !.｣:.:.:.:.:.:.l ﾄ ヽ -_ ､
　　 　 ＼:.:.:.:.:.:.／ヽ.!.| 　　 ヽ 　 　 　ｲ! .l:.:.:.:､ｰt‐{_ ヽ　､ ヽi
　　　　　 ヽ:.:.〃:.:.:.i.{_lヽ､_ 　―　　_,.ィ⊥l:.ヽ:.:＼!:.:.:.X ＼＼'
　　　　　/ ﾊ h:.:.:.:/ 　 ! l }.7Eニ::::ィイ/ /:.:.:.:.:.:.:.:.／　ヽ! ヽ.ヽ
.　　　　// }.{ !:.:.:／:.:.:., 〃　〃允ヽ./　ハ:.:.:.:.:.:.:.:{　l　 !ト､ ﾉﾉ
　 　 ／/ / ヾ .:.:.:.:.:.:.:i　!l　 {Lﾉ!lLﾉﾉ /　.:.＼:.:.://}､　ノﾊ　ヽ
　　,　_/ /_ _/_ 7⌒/:.!./l ー -.､ 　ｲ/　.:.　　 ＼ヽi:i:ﾄｰ＜ヽ }
.　/ / V ＞i:i:i/l/:i/.:.:い !　　　　. 八ヽ　　　　　}:.:＼:i:i:i:iﾊi:ﾊ
　{　{　イi:i:i:i:/i:i:i:/.:.:.:.l＼ヽ-イ　 :.　　　　　　　 l:.:.:.:li:i:i:i:i{i:}:i:.ﾄ､
　　　/:i:i／/:i:l:i:l.:.:.:.:.:.l　　￣　 　 :.　　　 　 　 /:.:.:.:.l:i:i:i:}:i:ﾄi:i:!/
　　　ヽ/i:i/:i:i:l:i:i{:.:.:.:.:.ヽ　 　 　 　 　 ､　　　 ,. :.:.:.::.:ﾊll:i:il:iハi:!
　　 　 i:iｲ:i:il:i:li:八:.:.:.:.:.:.:＼　　　,　　　＼ ∠ __ .イ　}ﾊi:i}'　}ﾘ
　　　 l:i:八:{ ﾉl:iヽ ヽ .:.:.:.:.:.:.:.ー.く　　　 /:.:.:.:.:. ｲ　／
　 　 人{　ヾ　　　　　 {￣:.:.:ﾆ ｲ }X＝X{:.r ｰ:.:.:l
⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ
　　　　　　　　　　　　　○
　　　　　　　　　　　о
　　　　　　　　　　｡　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　 　_,
　　　　　　 ／￣￣＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
　　　　　／　　　-‐'　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿>ｚ二_　＿__`ー≧＿_
.　　　　 |　　　 （ ○）（○）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
.　　　　 |　Ｕ　　　　　|　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　 ヽ ｀Ｙ′之＞
　　　　　|　　Ｕ.　 ____´__ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　 .　 /　 ,　　l、　、 ,　､ |　 ヽ　}<
.　　　 　 |　　　　 |r┬-|　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ ,ｨ {７Tハ　T寸寸 |　　}ノ　|
. 　 　 　 ヽ　　　 ´￣￣i　　　　　　　　　　　　　　　　　　|ハ |（○）::::（○）　/ / ,/ﾚ′
　 　 　 　 ヽ　　　　　 ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`| 　　ヽ 　　U「)'/|/
　 　 　 　 /　　　　　く　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ､_ 　コ 　_,.ィT/


695 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:33:15 ID:j9MPEwaI0


┌────────────┐
│あわてて言い添えた。　　 　 .│
└────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　 　_,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿__,＞ Ｙ´'ー -､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿>ｚ二_　＿　__`ー≧＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞┴'´￣｀　 ‐-､￣ ７ ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, '"　　　　　　　　 ヽ ｀Ｙ′之＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ .／ ,　　 !　　　,へ　　　ヽ　.}<い
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./　 /　 ハ　∧ ‐- ﾊ _,ﾊ:　　　ﾊ V. ﾚ
ロシアのパッサパサにかわいたパンがあるでしょう。　　 |　　! _/_　|/ 　 r≠=ｧ!-‐'!ヽ　　.}　!"i}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　/.|/r≠、' 　　| _ｒｿ'|.　 ﾄ、　 /|　∧ﾊ
それで作ったサンドイッチ二人前を　　　　　　　　　　　　 ∨ヽ/.| jﾘ　 　 ´￣⊂⊃.|ﾉ　 /i .八ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 。　　 / 7 ´　　　　 　 　ｲ ﾊ　∧|/ﾙ′
飲み物一切なしで平らげちゃったのよ。　　　　　　　　　　　　 i八　　l7￣'ヽ 　　　/V/　|ﾚ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⊂　　　 .!/|＼　　-‐' ,'　 /ｲ、ﾊ_'゛
それで『つばき姫』ってあだ名がついたの。　　　　　　　ι　　 　∨ `ｰ‐ｧE二ﾆ:::::::｀ﾍ、＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`' _ノ;/ 　＼:::::::::::::::::::::ヽ.
唾液が豊富だったってわけ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/!::;ー―‐‐'ヽ /::::::::::::::::',.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／）　　　　/:/　　　　　　　 i':´（＼:::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /／）/´!　　,|/　　　 "　　 　 .ヽｒ（＼＼ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | /｀i　/ 　 /:{　　　'三'　　　　 }`（＼ヽ∨|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/| /´!ｲヽr/:::::＼　　, ヽ　　 　.//（ヽ、　|,ﾊ


696 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:33:37 ID:j9MPEwaI0



┌─────────────────────────────────────────────────┐
│父の顔面から懸念色がみるみる消えて口元がほころんだ。もっとも、その微笑みには、かすかな苦味があった。　　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│適齢期を過ぎかかっている娘の色気の無さに、安堵とあきらめと心配をにじませた笑顔だった。　　　　　　　　　　　　　...│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│父の亡くなる一年前、いまから十六年も昔のことである。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
└─────────────────────────────────────────────────┘


　　　　　　　 　 　 　 _　 　-‐ … ‐-　　　　　
.　　　　　　　 　 　 ´　　　　　　　　 　 ｀ 丶　
.　　　　　 　 ／　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　
　　　 　 　 /　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ‘，
.　 　 　 　 ′　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｌ
　　　　 　 l　　　　　　　　　　ヽ ＿　ノ　　 　 　 l
　　　　　　ｌ　 ､＿ ノ　　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ
.　　　　 　 l 　 　 　 　 　 　 　 ,ｨ=≠ミ　 　 　 　 !
　　　 　 　 ｌ　 ｨ=≠ﾐ　　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ
.　　　 　 　 l　　　　 　 　 ｌ　　　　　　　　　　　　 ｌ
　　　　　　　!　　　　　　　ｌ　　　　　　Ｕ　　 　 　 l
.　　　　　　　!　　　　　 　 l　　　　　　　　　　　　 ｌ
　　　　 　 　 ｌ　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　 ｌ
.　　　　 　 　 l　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 l
　　　　　　 　 ｌ　　　 　　 　　 　　__ ノ　　　 　 　 !
.　　 　 　 　 　 l　　　　ｰ ‐　　　 　 　 　 　 　 /　ｌ
.　　　　 　 　 　 ヽ　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 / 　 ｌ
　　　　　　　 　 　 ヽ　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 !＿　_
.　　　　　　　 　 　 　 ヽ　　　　　　　　／　　/ 　 トｰ ＼＞ 、
　　　　　　　　　　　　 _｀l　ー - 　 　 　　　/　 　 !　 　 .〉　　＞ 、
　　　 　 　 　 _　-=≦／|　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　 　 ＞ 、
..　　　_　-=≦　 　／　 ﾉ　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　 ／　　　　 　 　 {


697 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:34:14 ID:j9MPEwaI0


┌────────────────────────────┐
│わたしは、この「つばき姫」というあだ名が大好きだ。　　　　　　　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│胃腸が丈夫で唾液が豊富なのは、間違いなく父譲りだからだ。　　　│
└────────────────────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　､＿__　.　-=ﾆ二　　　｀　 　 ___ノ
　　　　　　　　　　　　　　＞―=彡　　　　　　　　⌒　 ､
　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　／:::＼／ヽ 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　,　　　 　　 .　　´￣￣￣｀　　.　　　 　 ＼
　　　　　　　　　 ／ ＿_　.　 ´　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　 、⌒ヽ
　　　　　　　　　　　⌒７　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ.　‘，
　　　　　　　/　 　 　 / 　 　 　 |　　　　　　　　 　 　 　 ﾟ｡　‘，
.　　　　　　 ′ 　 　 .′ 　 | 　∧　　　　、 　 ＼　　 　　 ',　 ‘，
　　　　　　 |　　 　ノイ 　 斗‐/　ﾟ｡ l|　　 ,＼ ‐- ＼　|　　 ヽ⌒＼
　　　　 　 人　　　　 |　 　 , /　　 Ⅵ　　 |　 ヽ 　　Ⅵ　 　　 ＼
　 　 　 ／⌒ヽ　　　 |　 　 !x≠ミ 　 ＼　|　ｘ≠ミ 　 ト . _| く￣｀
　　 　 　 　 　 ｉ　　 八　 　|　 , , 　　　 ヽ{ 　 , , 　ヽ　} 　 |{⌒
　　 　 　 　 　 |　　　　ヽ.　ト　　　　　 ′　　　　　 }ノ　　八
　　 　 　 　 　 |{　　　　　）ハ　　 .　-‐ ‐-　.　　　 八　 /
　　　　　　　　八　 /　　　∧　　 ヽ 　 　 У　 　 ｲ 　 ,
　　　　　　　　　 ）ハ　　 / 个　　 　｀こ´　　 ／ く￣
　　　　　　 　 ／　　i　　 　 l| 　i＞　　__　 イ l 　| }
　　　　　　　　 　 　 |{　　　 l| 　|　　　　　　:|ハノﾚ
.　　　　　　 　 　 　 八　　 .　＜三三三三三＞　.
　　　　 　 　 　 .　-‐＜///////////||/////////＞‐-　.
　　　　　 　 ／/////////////////,||////////////////｀ヽ、
　　　　　　//////////////////// ||////////////////// ﾊ
.　　　　　 ′////////////////// 八///////////////////i
　　 　 　 ｉ/////////////////// /　 ∨/////////////////|


698 ： ◆nx51JYWniw [] ：2012/09/28(金) 09:36:56 ID:j9MPEwaI0

　　　　　　　　　　　 *　　　*　　　*
　　　　　　　　　*　　.※　 ※ 　※.　　*
　　　　　　　*　　※　☆ ☆ ☆ ☆ ※　　*
　　　　　 *　　※ ☆ 　 ※　※ 　 ☆ ※　　*
　　　　 *　 ※ ☆　 ※ 　 ※ 　 ※ 　☆ ※　 *
　　　 *　※　　　　　　　　　　　　　　　　　 ※　*
　　 *　※─┼─　　　─┼─　　　.|　　 　|※　*
　　*　※ ／~|￣/ ヽ　　 │──　　レ　　│※　*
　　*　※ |　 ｜/　　|　　│　　　　　　　　 /!!!※　*
　　*　※ ＼ノ丶　ノ 　　ノ　└─　　　　ノ☆ ※　*
　　 *　※ 　　　　　　　　　　　　　　　　　☆ ※　*
　　　 *　※ ☆　※ 　 ※ ☆ ※　　※　☆ ※　*
　　　　 *　 ※ ☆　 ※＿　 　_,　 ※ 　☆ ※　 *
　　　　　 *　　※ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､☆ ※　　*
　　　　　　　*　＿>ｚ二_　＿__`ー≧＿_　*
　　　　　　　　　＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
　　　　　　　 ／　　　　　　　 ヽ ｀Ｙ′之＞
　 (⌒'Ｚ 　 /　 ,　　l、　、 ,　､ |　 ヽ　}< r-＾)　　以上です。
　　',　 '( 　 ｌ ,ｨ {７Tハ　T寸寸 |　　}ノ /::::/
　　 ＼:::＼ |ハ |（●）　（●）　/ / ,/ﾚ′:/
　　　　＼:::＼ `| 　　ヽ 　　　「)'/|/／::,.ｲ
　　　　　　ヽ:::ヽヽ､_ 　― 　_,.ィT::::::／
　　　　　　　ヘ:::｀l 7Eニ::ィ1::|::::::／
　　　　　　　　｀ヽ:::'ｲ／ヽ::::'::::::/
　　　　　　　　　　｀ i´￣ ｀ヽ:::|
　　　　　　　　　　　j| 　 　 　Y


700 ：名無しのやる夫だお [↓] ：2012/09/28(金) 12:47:00 ID:D5vNMCS20

乙ーん


701 ：名無しのやる夫だお [↓] ：2012/09/28(金) 13:32:41 ID:gqLDAIYo0

乙


702 ：名無しのやる夫だお [↓] ：2012/09/28(金) 19:34:17 ID:APgu5QLs0

親子の話は泣いちゃうから卑怯だと思います！
乙


703 ：名無しのやる夫だお [↓] ：2012/09/28(金) 20:45:08 ID:cWS9/iQY0

乙でしたー
前から思ってたんだけど
この米原万里さんって人は舌禍しやすいというかなんというか
思った事を妙にすぐに口にしちゃうクセがあるんだなw


704 ：名無しのやる夫だお [↓] ：2012/09/28(金) 21:29:31 ID:o3ijtPbM0

乙乙！　いい父親だ

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