874 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 15:01:08 ID:8u44v5dE
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●) いや、その前に蒼星石、
| (__人__) お前の考えている憶断とは、
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃ 「本人が気付けていない」からこそ「憶断」である。
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉 と、そう理解していいんだろ?
''"::l:::::::/ __人〉
:::::::::|_/ヽ. /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|
ゝ-‐―──────-、―- 、 /
そう捉えてもらってかまわない。 . _, -' ̄  ̄`―Y、
( ヽ、
「自身は憶断に囚われている」 .ヽ , -‐―" ̄ ̄ ̄`―--、__ )
` y‐"´ 、 ``‐、 /
そう自覚した瞬間、 //, i ノ, lヽヽ、 、 l 、 l,,/
今まで無意識に思考の視野狭窄を招いていた「憶断」は、 i'//l | /λヽヽ、ヽ _,-‐ヽ''"! i |
「思い込み」という概念へと変貌する。 l| l 'i ‐-/イノ‐ト ヽ、ヽヽ ._,=-t'フ | |
l,| | |l ノニ-y--、ヽ `ヽ /'i,,,;;;,l/ ノ l l
高良君の挙げた例でいうなら、 ',l lヽ、ヽ` i..:::l ヽ  ̄ // , //
ヽl', `ヽ_ト ̄ 、 ノl /,-/ヽ
「今までの解答に○が多いからといって、 ノ l li lヽ、 - ,,,,,/-‐''''""''―-、
残りの解答が×であるとは限らないのではないか」 / ,ヽ', ` ‐,- -‐''"~~~
と自覚したとき、 ,,,,,-―''"'')`iヽ}、-‐'"ヽ、 _, -‐'"~ ̄'/ヽ
) )/'´ ,--、 >' lヽヽ、 ) ノ
その人間は新たな思考を備えることが出来る。 >'´ ̄"''"(~/ _  ̄`Y l | > ヽ (`/
) l  ̄`y' | `´/ iノ
875 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 15:06:33 ID:8u44v5dE
/7
//
//
__ // 「裏をかいて○を多くしているのだろうか」
. /ノ ヽ\ .// 「今までの選択肢の答えを間違っているのではないか」などだな。
. / (●)(●〉/
l (__人_,//l しかし、受験のときや今後の自分の評価を決めかねない大舞台では、
. | `⌒// ノ
l // ./ 「○と×の比率にそこまで大きな開きはないだろう」という
. ヽ r-‐''7/)/
/ と'_{'´ヽ 潜在的な思い込みとせめぎあうことになるのもよくあることだが…。
/ _.、__〉 ト,
{ 、__} |.i
ヽ _,.フ .|.|
、::/ .:. 、 `ヽ:::::::/
,イ .:,:.:、ヽ:.. 、ヽ:. ヽ:.:. Y
. /, `/メ、ハ\ヽ,ヘ'´!ヽ:.! ハ
やらない夫、話が主題からそれている。 l/! i :.Xf_Tト \ イT::l7!:! .;: !:!
' N ::.: { ゞ=' .:! ` ゞ=' 7.:/: .:lリ
さあ、答えてくれ。 l:.:i:.ゝ r -、 ノィ'::::.〃
高良さんの陥っている「憶断」とは !:ハ:.:\ ゝ-' 〃:::;:'/
なんだと思うんだい? _' ヽ:ト:!ヘ.. ___ .. ィi´/:::/レ
,ェヘ`ヽ-‐ '´ ̄ヽ. lル' レ'
. ,イ;:;:;:;:;:`7_、 , -‐ホュヽ<ュ
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;rハ iイ´/ハヾ! ハ7z、
876 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 15:11:38 ID:8u44v5dE
__,.-‐─-'´ |ー‐'`ヽ、
,.-‐'´ | λ
,ィ' .:: :, ,j i:: | ∧
/ /::;/ λ |:: | `ヽ ヘ
/ j,ノ ..., / ∨|:::. |\. |::. ハ、 ………やらない夫さん…
| / , .::::/‐-‐'´ ヽ|::: j`ー|-}、:: \
| { / j :::丿 / }::: / jノ:::::::: λ 〉 ,、
| |/| { :::〈,ノ´ ● 、j;ノ ● {::ヽ::::: 〉|/ ヽ_)
j丿:|:∨ :::::{ { 〃//八//〃iノ:::j::: / ´
/ :|: ::`ヽ:::| ` ー--‐ " `ー-‐'j::::::}:;イ
/j / .::| ::::::::|` /´ ̄ ̄{(^マヘl^i:´:: | }ヽ、
(,ノ / : :::{ ::::::::|~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ (ヽヽゝ }:::::: | ヽ._,)
/ .: ::::ヽ :::::| ゛"~ ゛: : : :{ ̄ ̄ ̄ ̄゛i:: |
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ノ ヽ、_ ヽ
( ●)( ●) |
| { .! ) |.
|. ¨´ `¨´ l.
…高良、お前は頭がいい。 . | /.
| /
だから長々とした結論までの過程を語ることはせず、 \__ (
結論のみを言う。今までの読者の方々のレスを読めば、 _)_ ===\
結論へ至るまでの理論の描写は不必要そうだからな。 / \
/ ヽ
| , i
| | l.|
| l | |
| |. |. l
877 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 15:19:03 ID:8u44v5dE
/ ̄ ̄\
/ _ノ .ヽ、\
| (●)(●) |
. | (__人__) .| 高良、お前は「○か×かを判断できなかったもの」を、
| . '´n`' .ノ
.ヽ . | | } どうやって「○か×かで選別する」つもりなんだ?
ヽ.. ノ .ュノ
/ { ..ニj、
|. | "ツ \
|. | .l |ヽ、二⌒)
/ ̄`丶、
___/: : : : : : :  ̄ ‐- _
◯ /´: : : : : :.|: : : : : : : : : : : : : : : : : :`丶
え…?ですからそれは、はっきり○か×の判断は出来なくても、 o /: : : ´: : : :.| : : : :ヽ: : : : : : : : : :\: : : : \
//: : : / : : | : : : : : \: : : : : : : : : :\: : : : ヽ
例えば文脈などから「この単語の意味は正しいだろう」ですとか、 /: : : : :/ : : : |:.l: : : : ハ \: : : : : : : : : :\: : : :ヽ
「この説明は間違っているだろう」ですとか考えて… /: : : : : /: : : / |:.l: : : : | ヽ \: : : : : : : : : :\: :
/:/ : : : : /:|: : :/ |:.l: : : : |ー-\<\: : : : : : : : : ヽ:
あるいは既存の知識と関連付け、合理性をうまく持たせて /: /: : : : : :./ ┼: /-‐レヘ: : : :| x行代心\ : : : : : : : :
「前に見たあれはああだったから、ここの問題のこれはこうだろう」 /: /l : : : : : ,': :/|:./x行外ヘ.: : :l {ハト イlj゙ヾ\: : : : :\ :
さらには、「問題文に『全て…である』という表現がある場合は ∨ .| : : : : : : /: lYハノトイ| ヽ : | V込:: リ |\: : : :
解答は×である場合が多い」など | : : : : i / : : :l V少 ,\| ///` |: : ヽ: : :|
', : : : :.|ヘ: : : :|. //////// |: : :.: |∨
既存の経験を生かし、 ヽ: : : |:∧: : :} ^^ ,': : : : | : :
\:|:l ヽ:.:ゝ /: : : : :,': : :
解答欄に書くべき選択肢を絞っていくのではないでしょうか? 。 ヾ{ ∧|: : :> イ-/: : : : :/: : : :
l: :|: : : : : : |> ー=r< Ⅳ: : : : :∧: : : :
l: :|: : : : : : |\:_/ } //: : : : :/<\ :
|: :|: : : : : : |/ _/__//: : : : :/ // \
878 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 15:22:50 ID:8u44v5dE
/ ̄ ̄\ ○と×というのは
/ ヽ、 _ \ お前が理解できているものの視覚的な、
( ●)( ●) | 主観的な例えだ。
(__人__) |
(`⌒ ´ .| お前が理解できているからこそ○と×として理解し、
{ | ふるい分けることが出来る。
{ .ノ
ヽ ノ\ やる夫の知識では×としてしか見えないものでも、
| __/ ) お前の知識には○と、
はっきり見えることもあるだろう。
r‐ ― }:: :: :: :: :: :: :: :: :: `ヽ
|:: :: :/:: :: :: :: :: :: :: 、 :: :: :: \
l/:: ' :: :: :i、 :: :: __ :: :ヽ:: :: :: :::ヽ
/::: :::.i-':: :: |u \:: ::\:: :: 、|:: :: :: |
. /:; :: //::レヽ:: !、 ィ=ュ、:: :: :: :: \:: :::!
/:,イ:: :::|:: ::リ--\:} ´{i'::::jヾ::、:: :ヽ::゙ー:|
はい…。 " |:: :::ハ:: :l{ヘゞリ,_iァ ゝ迄 〉、:ト /ヽ}::|
\:} \リヽ__ノ '\_ ,/',.V 〉':|:: :: :|
/::/フu ゚__ uィ _:∠:::ハ:: :: |
__, -=__ノ~' ニ) ヽ:::7::/ \∧::\:|
,≧/ス ,.、 、' ,/:: :/ ∨ヘ::::l\
. 、///`´ }― {/!,V !//!:::\:\
879 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 15:26:41 ID:8u44v5dE
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(● しかし、だ。
| (__人__)
. | ノ お前の知識では△にしか見えないものが現れる場合、
| ∩ ノ ⊃ お前はどう判断する?
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
ヽ/ _l_| } --、 ∨ヘじ'´
/' /'´八{ |\丶 ヽ |
/ イ / / / j厶. V zム{\ \
!? ∨| { │〃 f心ヽ { ト心ヾヽヽ小 }
| 八 レヘ{. トイ:::} ト、>ヒ:::ソ│八} |jノ
△…ですか? { { 人 八j_`二´////ゝーイ j/八
>〃 \ ゝxく^) _(つ__, <} \ \__
ですが、私の例は / / / //\/(\|_∠厂/ ノ `
○×問題なのですから…。 // l{人. 〃 /:/ 人_∨_xくj_/ \
{/{ 人 ヽ八_/='ァ<__ { ヽ }ヽ ∨
ヽ{ ヽ/ / j/ / | `T マrヘ__/〉、 ノ } }
880 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 15:30:33 ID:8u44v5dE
/ ̄ ̄\
/ _ノ ⌒ \
| ( ●) (●) | そうだ、○×問題である以上、
. | (__人__) | お前は△に見えるものでも、
| ` ⌒´ | ○か×で見ることを強制される。
. | } そして、解答を提出することも強制される。
. ヽ }
,、ヽ ノ-、 「○か×かはっきり判断できない」△を、
/;;;i/ '、!\ お前は「既存の知識や経験や常識」で
_,、-/;;;;;;;;| i i i;;;;;゙、-、_ ○か×に再構成せざるを得なく、
,-‐'''";;;;;<;;;;;;;;;;;;;!、_`ヽ 、-'_/!;;;;;;ヽ;;;;;`'';;ー;;-, それをしようとする。
. !;;;|;;;;;;;;;;;;;;;\;;;;;;|'ーニ_ー_ニ゙/.|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;!
|;;;;;i;;;;;;;;;;;;/´;;;;;;| |;;;\;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;| 高良、お前、△は○か×のどっちだと思う?
. |;;;;;;;゙i;;;;;;;;;'、;;;;;;;;;;;;!─┐ ┌─.|;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;/;;;;;;;;i
/;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;゙、;;;;;;;;;! l l l;;;;;;;;;;/;;;;;;ノ;;;;;;;;;;|
. l./ ./: : : | : : : |:/! : !: : : : ', :,l: : : :',
/. . : : : :/ : ,. ァl : : : |:| l:` l、.: : : : ハl. . , !
. / : : /: : ,'/: / l: : : :l:! 、:'、\: : `' !: :!: :!
/: : : ,': : .:l: : :/__l: : : :l|U_ヽ_lヽ、.: .: ヽ |: :|
さ…△は…△ではないでしょうか? ,': : : :l:i : : |: :/, 〒.、! : : :! ,〒 ミ ヽ.: : : ヽ: :!
l: : : /!l: .: ,L/トi':::Nヽ: : :l トi':::Nヽ_ヽ.: .: :',:l
○か×には出来ないのでは…? ヽ: :l. l|: :/ ム弋二ノ !`-l 弋二ノ l. ll.:〉、: l:!
ヽ! ヾ {「 rイヽ二 .ノ , 丶、 二( ヾ 〉 : l: /l
,'.:〉! ヽ V ,/U o ヽヽゥ 〉: : l/ l!
,':/.:,ヽ )` tz---t '' 7'" } `ヽ : : ',
//.:/.{ ̄` ''くl:.:.:.| l,. ┴ ''' ´l / ヽ: : :',
//.: :|,/ミミ、、、 ヽ:|´ ̄ { ,. ,., 彡!' !:ヽ :',
881 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 15:33:51 ID:8u44v5dE
/ / i/ /i ハ. ヽ \、 ヽ . i i i
′ i′' j ' \ ヽ丶、\ ┼f ┼ :! :i i
i i / /_/_/__ ヽ \ >x≧f斗} i i i それが事実として△ならね。
l |i / イノ∠_云ミ、 \、 イ_ぃハ 癶 / l i
{ ハノ´ 小 {_゚} 弋__ノ イ i l l ここでは君の知識的な不足から、
V i \ ヽ 弋ノ /i ! | ! 選択問題である以上本来○か×以外ではありえないものが、
i i ハ\_ ' ハ i li .′ 君には△に見えてしまっていることを
i l l ヽ '- ’ ィ .ハi //
l ト、 ハヽ > _ _. イ/j/川 / ′ やらない夫は言っているんだ。
|l } ./ ヽ>ヽハ`¨´ _⊥` 、 l′
i/ , v⌒ -‐' {_. ´ `丶、 _
,孑'"´ /_ノ7ー 、 __>'´j、!
/) / // ハ 「ヽ } /fゝイ丁! ハ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.-.:;;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.::/::|:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.`>.:,;:.//:.:.:./ |:.:.:.:.:.:./:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.//:.:<i |:.:.:.:.:/:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.|:.:.:.:.:.>' ´./:.:/ \ ノ:.:.:./:i:.:.::
:.:.:.:.:.:.:.:ゝ:.:.ト- '´ / <__ {:.:.:/:.:.}:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:..ハ:.:i! 禾=、 _ ヽ /:.::/:.:./:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:トゝ Ⅶ..:::.≧=チ ././:.::/:./
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..|\ ゞt;;;jiリ ハ K:.:.:.:./;'´ …やらない夫続きを聞かせて欲しい、僕に向かって。
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. | ヽ 辷ノ ノ \:./
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|  ̄ ` \
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | ノ
\:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ イ
ヾ:.\:.:.:.:.:.::.ハ _ , /::.:|
\:.:.:.:.:.:.::.:ハ ノ:.:ハ:i|
ヽ \:.:.:.:.::.:.ハ イ:.:.:.::ハ.|
|\:.:.::.:.∧、. _ _ / |:.:.:./ リ
\.. | \:.:.:.:.ハ |:.:/
882 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 15:37:42 ID:8u44v5dE
./ ̄ ̄\
./ _ノ ⊂_ ‐-' < …△を○か×に振り分ける「既存の経験・知識・常識」は、
| ( ―) λ ヽ 例えばこういうことだと思うだろ。
,ヘ__| (__人) ヽ ',
__,/ ` < ⌒ノ . r'-‐¬
/---‐――--.、ゝ\ ノ 」-‐>ヽ 「△は直線で構成されているから、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./⌒ヽ. ´_ノ / ´ l 振り分け先は直線で構成されている×の方だ」
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /´ `ヽ ヽ. , , .!
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ / ヽ l` / / /! 「○には面積があるが×にはない。
:.:.:.:.:.:.:.:./ ./ _ __ヽ-、 !/. ,' l ! △には面積があるから、振り分け先は○の方だ」
.:.:.:.:.:.:.:.:l _十''''''''"" \ < ' l
__ __
,.. -‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::: 、
/:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:.::.::.\
':.:.:.:.:/:.:.:.:|:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.ヽ
うん、やらない夫の今の例えは、 ':.:.:.:.:::':.:.:.:.:.:.:|:.:.|:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:..:.',
.'.:.:.:.:./:.:.://ハ:.:|:lヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.::|
○とも×とも、 l:.:.|:.:.レナナ'‐ l:.ト! \:.__:.:.:.:|.:.:.:|
どちらとも判断がつかない問題の例だ。 |:.:.:ィ升Krォァ=、 ヾ!\´ _ゝ_ ` .:, .:.:.,'
|:.:.ハ:.:| 辷'ノ 丶 イt::_iヾレ:.::.::,
「○の中に×が記入されている図形」もあるよね。 |:.:.:.:l:.| :::::: ゞ-' !:.:.:.:.:イ
どちらの選択肢も正しいとしか思えない問題の例えだ。 l.:i:.:.:.|ヽ. _ ′ ::::: ハ:..:./
. |:l:.:.:.|:.:.\  ̄ イ:::::/
その場合の思考はどうなる? ヾ!.:,|ハ..:.:.|ゝ、 _ ...ィ/:.:.レ:j/
_ _ _ゞ\ー- 、 |:./レl:.:..:/
_レーハヽ ヽォ_ー 、. |:.:/
/::::::::::つ /,イjくヾ\'_
/:::::::::::::::L レ' //}ヽ.j\ヽ7
883 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 15:43:42 ID:8u44v5dE
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー) 「全体像を中心に見た場合、この記号は○だから、解答は○だ」
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 「○をただの枠組みとして考えた場合、重要なのは中心に書き込まれた×だ。」
. | nl^l^l
. ヽ | ノ そんなところか。
ヽ ヽ く
/ ヽ \
/ ̄ ̄\
/ _ノ .\ _,,
| ( ●) (●) |. l;l 高良の矛盾は、
. | (__人__) | _,_,|,|_,
| ` ⌒´ |, ト-=y 丶 「○か×かを判断できないもの」を、
. | } ヽ `i, ̄‐^l 「○か×かの選択肢にかけ振り分けに成功している」こと。
. ヽ } ヾ~ ` i,
ヽ ノ _ ヽ、 ;i, 陥っている憶断とはつまり、
,,_,i y,ソト,,__ ヽ、 ;i,
,/r-'"j / / ii, `ヽ、-x,,゜r ;i 「最後に一つの解答を導くまでふるいにかけたもの、
,,/'/__.L、 /ヾ、"i `ヽ `;i つまり、途中で選考から漏れた○とも×とも判断できないものを、
,/ /_iーヘ,ヽ、 , /i" ヽ、 i `、'i
_,) ヽ " ネメ、_ii"~ _Yri ○か×かの選別に成功したのだと前提しなければ
_,,,>t 、ヾ、 ゞ;;/ / ,¬ 解答には至り得ないということ」それ自体だろ、論理的考えて。
,y`;,,__ ,i /ii' / r-/|
^,,, ヘ l /iil / l"v' y
、 j --,,,if /iii| ,, 〈-ヘ_,、 <、
884 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 15:49:34 ID:8u44v5dE
_____
/ .r┐ヽ「|
/ r-、 | .| ./ l l゙l 何度も読み直し、
. / .__,ノヽ ゙、_,ノ '-' .|,,/ | 考えなおすことでそれを解決できるかと言われれば
| (●)ヽ ノ ´/ それはだめだろ。
| 〉 〈_,,.-、
.| (__人{ .r''´ 主観的な視点を様々な位置に変えて
.| ´ ⌒| _,.-i'´ 「最後に残った一つの解答」を複数考えたとしても、
. .{ l-‐'''''''ーl } 本質的な憶断からの脱却には至れない。
{ . |´ ̄ ̄``l }
{ .| |.}
___
, -‐ ` 、
/ ヽ
ハ 複数の未知から一つの解答に到るには、
,′ ,l それまでに切り捨てた未知なものの振り分け、
| _,,.ィ"゙ l 「ふるいによる絞込みは全て正しい」と前提付けざるを得ない、
. | =ニー=彡ニ''`ー--, | 断定せざるを得なくなる。
l, _ノ⌒,,,_ ,ィ´● )'"゙ |.
l =( ●フ=、; '"^'=''′ ,| そう決定して切り捨てなければ、一つの解答は得られない。
,,. -‐ゝハ, `゙゙゙゙´ 、 . : :!
~´ : : : : : `ヽ:. i i } : : ト、.、 それを否定すれば、切り捨てたものの中にも解答を、
: : : : : : : : : ヽ、 '、_ノー-;ァ′. : :/ ヽ しかも複数発見してしまわざるを得ないんだ。
:f: r : : : : : : : !丶 ` ''ニ'´ ,/ !::
: /: : : : : : : : :! ヽ、 ⌒ / : ,i: : それを認めてしまえば、決して一つの解答に到ることは出来なくなる。
〃: :j: : : : : : : ゙i `ヽ、..,,__,, :ィ":: ,ノ:: :
ノ: : : : : : : : : : :丶 : : ::::::::: : : : /: : :
885 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 15:58:05 ID:8u44v5dE
_ _____
, ´ `ヽ
/ ヽ
. | , l 「正しい解答は提出されなければならない状況」ではあるが、しかし、
| __ノ , ヽ、_ u |
l ( ● ) ( ●) | 「正しい解答がわかり得るはずがない問題(状況)から
| l 正しい解答を得ようとする考え方、
.l ( __ 人___) } 得ることが出来ると思ってしまうこと」、
| i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i |
| U l.r '⌒ ^⌒`j .| それそのものが憶断になりうる。
. 丶 ヾ-======'. /
ヽ ` ⌒ ´ ハ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ l \、
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
/´ ̄ ̄  ̄ ̄`\.
/: : : : \
/: : : : : '., 例え知識の欠如がある状態で
|: : : : :| 問題に取り組むことを強制された状況だとしても
| : :u : : : : : ., :|
|:: : : :_ ノ゛,, ;、、、 '"ヽ_ :| 「自分が理解出来ていないものは判断できないということ」を
|::::;;;( ●) ノヽ ( ● ) ;;:::| 自覚したままに、
|: : : ´"''", "''"´ :l
',: : . . ( j ) ./ 「自分は正しく選択できるのだと無意識的に仮定して(憶断)」
_/二L___: :.`ー-‐´`ー-‐′ /ハー、__ 問題(状況)に取り組んでしまうことを…
/: : r':| r' ̄二ユ ./ : ',: :: :: :\__
: : : : | .| | / ) `) ./| : :.ヘ: :: :: :: :: :: :\__
: : : : |.ノ. ノ / ⌒ヽ_ /. |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: :: :\ ヽ- ´ .|: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
: :: :: : l: `ー┬-、 ト、. /: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
: : ┐|: :: :: :: :\) 7 ./iii入/|: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
: : イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiii〈 /! : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
イノ : : / /: :: :\_  ̄\ii} |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|
886 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:01:59 ID:8u44v5dE
ヽ
,, 、 l
ゝ_ _/ .. >..、 l
`''''''‐" _ __ ニ:_丶 1
/ 、 ^''''ー 、__ ゝ │
/ . l 丿 l'"! 、 、 '''-ー-、 ´ ^ー-..、 .
| 」 | | || ! ! l │ ' ,r _..,, f.
`、 '、 ゝ ノ / l ..′ ,´ | l│l .i
`- - ゙‐'′ --" ,ヘ ∪ ノ l.
´ /
/ `)
f 丿 ヽ/ 蒼星石、お前は嫌悪するべきと言っているんじゃないか?
入 ___ -' ,′
( V v "‐_ -'′
''-二ニ -= `'`ソ /
´ ‐‐;ュ `' 、ノ /...
ニ ′ 丿
!.
i´ ̄ ̄二ニ=- ._
j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ、
r‐≠¨ ̄¨ニ=- ..:.:.:.:.:.:.:.>
ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヾ、:/
/`¨ニニ≠-:、.:.:.:.:.:.:.:.:\
/::/:::イ:∧::::ト::ヾ::::`丶、/
|/::::;'.l/‐‐ヽ|‐‐-ゞ::ヾ:.!
やばい、ちょっと濡れた。 |:::i:l -― ─- ヽ::リ:l
∨:i // ' /// |:i:.:l
|:.>、"" r_、 "" ノ::!/'
!/ ..>--‐ <___V
/:::〉 《 小、}} 〈:::ヽ
/:::::〉 .ハ 〈::::::::l
888 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:07:56 ID:8u44v5dE
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 「確固たる裏付けが取れないものを、
| ( ●)(● 主観的に根拠付けて断定せざるを得ない思考。
. | (__人__)
|, ` ⌒´ノ 切り捨てたものは間違いであると断定せざるを得ない思考」、
│ }
ヽ、 ソ それが多くの人間が陥っている…陥らざるを得ない憶断だ。
イ斗┴r┐` .; その憶断に気付いたとき、
/ ̄`ーゞ、 / |__ 〈ー─r、
/ \ ∨\ |,ベ._ / | 何も考えずに選ぶ選択肢と、
{ . : : : . ヽ>ー\[ ̄{ 〉\|、_ わからないものを無理やり根拠付けて選んだ選択肢に、
| `丶}\ __\_]~∨'\`ヽ まるで違いがないことに気付く。
:| ._ \_}/r‐-}\ ゙,`''く l ゙
ト、: :./ / ̄`` ぐ└f'二)::{ ', | !,ゞ もちろん、初めから答えがわかっている問題ではなく、
`、∨ ´ ,.、-''"~ ̄}_{‐''く:::{_ ', _|_|_,r どうしても答えがわからない問題に対しての話だがな。
}{ / _、-'''"~ ̄{_\;;;;;j;><;:::::\
}∨: / _、-''゙~ ̄ ̄ \:: どうだ、蒼星石?
〉∨ / ,.、イ;;
{: \,/\ -‐ '" /` ̄ あと、ふざけるんならこの話はもう止めだ。
l/.:.::;'.:.:/./.:::ノ::/ |:::::|::ト、ヽ.:.::::::|:::|::|::| .:.::::.:::::::::::|
|:l:::::l::::|:::レ':ナナヽ|:::::l::l\ヽ.:‐:十:|十!、.::::::::::::::/
lハ::l::::|:::レ'´ ‐- |:::/l/ \::::::|:::|::|::| .:.::::.:::|:./
ごめん、でも別にふざけていったわけじゃない。 ',l::::|:::| _ |/ `` ``7!.:.:::::.:::|/
ちょっと声に出ちゃっただけだよ。 ト、ト::ト、´ ̄`ヽ ‐==ミ、 ./:!:.:.::::::::|
ヽ:|:::|::! /./.:.:::::::::;′
まあ、○×の選択問題という「絶対的な解答がある」例えでは、 `l:::|::ト、 _`_ /::/.:::::::/l/
現実にある僕の思考を正確なニュアンスで細微に伝えきることは、 |:::!.l.:::>、 ` ,..イ::/::::::::/
そろそろ限界になってきそうだね。 |.::::::/:::/ニ>.--‐ <ニ7⌒:::::/ _ _
,r‐r‐- 、|::::/´l/ L_ / |::/ ̄`ヽ `」
ノ:いぃ ̄|:/ヽ `ーrrrt7′ l/ V ̄``
889 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:11:35 ID:8u44v5dE
>' ,.ィ´.:.:、.:.:.:.:.:、:.\.:.:.\:.:.:.:.:.:.\.:.:\
/ ,.ィ´.l:ト、.:.:.:\.:.:.:.\.:.\.:.:.\.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
く ,ィ.:.:.:l.:.:.l:| ヽ:.\\:.\\.:\.:.:.\.:.:.:.:/`ヽ.:.:! 解答を知りえない状況で、
`ヽ、__/.:l.:.:.:.l..:.:l.| \:\\.:\\:|\N.:ト、/ ヽ! 「知恵を絞りぬいて選んだ解答」と
|.:.:.:.l.:.:.::l.:.:.l.| ニニニヽ:.:.ヽ、`ヽl ィ示そ.:l.:.:\ 「本能的な勘で選んだ解答」は、
、\ |.:.:.:.:\:.\N テ〒ぅミヽ 〈辷ソ ',.:.ト、:.:.:.ヽ 全く同価値というわけではないし、
\ \. |.:∧:.、:.\:.\辷廴ソ_ , l.:.l.:.:丶:.:.| 等しく正答を得られる可能性が
\ \ |/ ヽ\:.\:.\ ∧:ト、.:.:.:l.:.| あるわけではないだろうが、
\ \ \ l, ヘ\:\.:.\ ´ / i.:| i.:.:.l.:.|
\ \ \ ,. .:´  ̄ ̄``ヽ _,. イ、 ヽ リ |.:.:.l.:.| 正答を選び抜くことが
\ \ \´: : : : : : /´ ̄ ̄`ヽ``只ニ _」 l. |.:./l/ 不可能な状況であるにもかかわらず
_ _ , .\ \ \: : : : / /´  ̄`ヽ \トト、ヽ‐┘ !/
: : : : :  ̄ : \ \ \:/ / : : : : : :{ i |:| \\ 「自分は正答を得られる」と
: : : : : : : : : : : \ \ l l: : : : : :.{ i |:|`ゝヽ\\ 無意識的に人は憶断し、
: : : : : : : : : : : : : :\ 1 L: : : : : { ノ ,'「 `ゝヽL`ヽ 自分の解答に根拠が得られたと思い込み、
: : : : : : : : : : : : : : : : \1 0 二二_ __ _ノ `ゝヽL`ヽ
: : : : : : : : : : : : : : : : : / / l : : : : : ト、ト、 `ゝヽL`ヽ これこそが正答だと提出してしまう。
: : : : : : : : : : : : : : : : / / ∧: : : : : | )1( `ゝヽL`ヽ
: : : : : : : : : : : : : : : / / / .``ヽ\|:.)1 ( } ) 入ソノ!
: : : : :, - ───/ / //´``ヽ ', ::::( 1 L r ュ r ュ} ) 入ソノ:.、
890 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:16:55 ID:8u44v5dE
_」, -─ .:. :. :. :.::::::::::::::::::::::::.:.`ヽ
〈 ,.'"´ ̄  ̄`ヽ、.:::::::.:.:./
V´ .::l:|:. `、ヽミミヽ、 ヾ:./
/ .::l::从ト、 `ヾ_ミミヽ.、 \
l/l.:l.:リ仁リニトト、仁≧ミヽ:::ト、 .:::| 高良さん、主題を君の例え話から、現実の話に戻そう。
`Y::{fトッソ ``ト。ッソ` 1:l:|::.`、::::!
|.::l´¨ 、 ´ ̄ /::リ:::::::::V 今のやらない夫の考察を、
ヽ:ヽ、 ー , タ::l:;::::::::/
, -─-、 __ , イ/.::j:|:::/l/ 僕が「結婚の可否を条件項目のチェックの有無で
/., `トい、_,/^i.:l:|/ 判断し続けること」に適用した場合、
/.:::/ .:i {{i^Y^YYy'l/
/.:.::::/ .:.::| k1 |:l ,ム;、ハ、 果たして僕は、
L.::::厂ヽ .:.:::::| / {j! ーイ:介;l/ ,ハ 一生機械的に判断を下し続けることは可能だろうか?
{7 / \::::! / jfl |:1j! |:|{ V
// ,.イ:::l/ jf| l;」jl j:」| |
/´ ̄ /::::|:;:;.\ kiL, H fj 〉
/ヽ/ / : : λ、 ヽ、:: ハ
,ノ ./ i .' : : :. ヘ、 ハ :: i }
,イ´ ::/ { : : : : . `-、 |::: l |
/〃 : / j、ー--: : : : : `ヽ、./ i. |
/// : : j |{ `ヽ、 、: : :.、 `ヽ、\ |: |
/'´/ : : : | , |:', __ \.__ ヽ : :ヽ、 }\_〉 |: {
/ :∧: ::| .|∨ |:::', ,戎Z彡∨iヽ、:.:`ヽ. /,ノ: i |i ∧
{ :{ `ー| {-V ト:::}、_,ノi ! | `ー:-∨: : : : | |:i ハ
……すいません…。仰られていることが… ヽ| ヽ| ヽ|.〈 i ! | :: | \: : : | |:i. ∧
ヽ、rっ ! | ; :: j ,ィ'´\::| |:i ヘ、
…私にはまだ…よく理解できないです…。 `ーァ-‐‐jノ ノr==、. `| : : \
/: : ::/´ ,/'" ∨|/ : : : i \
/: ::// / |/ : : : | : : {`\\
j:;/ ,/ /{ 〈 : : : :: | : :: ハ 〉 〉
{´ / / } |ヽ、: : : } : i: ヘ//
891 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:22:42 ID:8u44v5dE
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__)
| U ` ⌒´ノ 泣くな、高良。俺は何もお前の人格を否定しているわけじゃない。
. | }
. ヽ } お前が間違ったまま生きているわけでもない。つまりだな…
ヽ ノ mm
/  ̄ ̄ ̄ つノ
| | ̄ ̄ ̄
:.i:.:.:.-.:;;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.::/::|:.:.:.:.:.:
:.|:.:.:.:.:.:.:.`>.:,;:.//:.:.:./ |:.:.:.:.:.:
:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.//:.:<i |:.:.:.:.:/
:.|:.:.:.:.:.>' ´./:.:/ \ ノ:.:.:./:i
.:.ト- '´ / <__ {:.:.:/:.:.
まって、やらない夫。もう23時だ、 :.:i! 禾=、 _ ヽ /:.::/:.:./:
閉館時間まで時間もない。 :トゝ Ⅶ..:::.≧=チ ././:.::/:.
.|\ ゞt;;;jiリ ハ K:.:.:.:./;'´
高良さんが望むなら、 | ヽ 辷ノ ノ \:./
明日僕が改めて説明しよう。 :.|  ̄ ` \
: | ノ
今は、僕の問いに答えて欲しい。 :.:.ハ イ
:.::.ハ _ , /::.:|
.::.:ハ ノ:.:ハ:i|
.:.::.:.ハ イ:.:.:.::ハ.|
:.:.::.:.∧、. _ _ / |:.:.:./ リ
892 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:25:11 ID:8u44v5dE
,. -── -
, '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::`ヽ、
/.:.:.:.:.:.、.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.\
, '.:..:.:./:.:.:..:|.:.:.:.:.:.:..:..:..:..:.:.、:..:.:.:.:.:.:ヽ
/:..:..:..:/:.:.:..:..:|:.:.:.:、.:.:.:...:..:...:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:i
〃!.:..:.:/:.:.:.:.:.|:.:l!:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.|
|| |:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.|:.ハ、:.、:、\.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.| …僕は、自分の主観を交えず機械的に結婚の可否を、
|| |.:.:.:.|:.:.:.:.:/l7─‐ヾゝヽ\.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.}|
ヽヘ:.{、:!.:|,イ ノ ァd尓7!:.:``.:.:.| }.:.:.:.:.:.:.:l 「条件項目のチェックを○か×かで埋めていかなければならない作業」を、
ヽゞNハ〉. ゞ-’ |/:.:.:.:.:.:l:'.:.:.:.ノ/`′
ハ'、 /'|:.:.:.:.:.:/:.:.:!/'′ 機械的に狂いなく続けることは可能だろうか?
ノl:.:\っ ||:.:.:.l/ `W
|.:.:/リヽ_ ... -||:.:/|! ,..ゝ-、
∨/ __ _ _,.ノ V ''´ ,_\__
n}イ''"/〔!\ r‐┘_テvぅフ‐ァ
/ ){. / /|ヽ ヽrヘ/J´ ハ〉
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー)
. | (__人__) …結婚の可否の事前調査や、
| ` ⌒´ノ
.l^l^ln } 条件項目にはどんなことを?
. ヽ L }
ゝ ノ ノ
/ / \
893 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:29:03 ID:8u44v5dE
. ,'::.::.::.::.::.〃∧::l::ヽ::、::.::.ヽ、::.`、:l:T
|::.::.::.フ7¬‐、ヾ、:\>、:|-ヘ::.::.}::!:|
繰り返すけど、、実際にやるつもりはないよ。 {::.::/代了圷ミヽ. \行‐t予l:ノ/::|
!::.::.::.:| ゞ-'′ \ 辷シ '/:/::./
でもやるとしたら、申請者の経歴を洗い出して、 |::.::.::.:ゝ , 厶ノ::.;′
周囲の人間環境や噂話まで調べるね。 ヽ.::.::l|ヽ、 r-、 /::.::/
勤め先の評価、財産の有無、経済状況の近況も。 \:ト、:j> 、 _,.ィ:´::;:l:: /
ヽ ` ,.イ `¨´ ト、レ'|/ |:/
ざっとあげるならこんなところかな? __,. '´_>v< `ヽ、′
┌イ //了,ハ\\ヽ `┬ァ
, ――-、 無理だな、続けられるわけはない。
/ .:\
/ __ .::| ,.-、
∨ ヽ ....:::/ _,.、/:∠_
___, - 、 __,. -――<二二二>≦――-,、 ,. ‐'´::::ヽ:.:.:.:.:二ニヽ
゙ーァ:.:.:|::::::::`` ―- 、、 _r:'Ti::、:::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::/:ハ、 ,. ‐'´:::::::::::::::::|‐--―一'
/:_,:.:.,|::::::::::::::::::::::::::::``ー-‐'´:::::::ヾ', '、::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::://:ィ::`>―‐-- ‐'´::::::::::::::::::,. - '
'-´一'´`ー- 、、:::::::::::::::::::::::::::::::`丶:ヾ}}::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::/:'シ':/::::::::::::::::::::::::::::::::,. ‐ '´
`` ‐- 、_::::::::::_,. -‐``^ヾ::::::::::::::::::::〈:::::::::::::::::::::::::fr‐ '<-_::::::::::::::::::::_,. ‐'´
` ̄ /:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::〈 `'-一''"´
895 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:34:42 ID:8u44v5dE
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) 経済状況について、月収いくらである、
. | (__人__) 借金はいくらありその返済状況に停滞はないか。
| ` ⌒´ノ
. | } 家族間の不和はあるか、あるとしてどの程度か。
. ヽ }
ヽ ノ 勤め先での評価は?付き合いのある人間はどのような人間か?
_,/( `' 、 _゙T
ノ.ヽ`ヽ. ヽ`ヽム ` 前科はあるか、それはどの程度の事件だったか?
_.. -‐ ´ ヽ \ l;;::ヽ
/´ ヽ ハ/`ァヘヽ
. : . ` ー/ ヽ|:. ヘ \、_
, : : . \ ヽ ヽ:::. ' <. ヽ
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
./ ヽ
.l l
l l
.l l
ヽ l 初めのうちはそれらを機械的に
ヽ l 「ここから先は良し、ここから先は不可」、
.) __,,../ そう仕分けられたとしても、
/===、_〈
/ \ 恐らくお前はそこに
/ ヽ 自分なりの主観による法則のようなものを見つけ、
.i 、 . l
.l i l l お前の主観によって作られた規則を
l .l l l 条件項目に加えてしまうことだろう。
l l . l l
l l . l l
l .l 、 .ヽ
ヽ .l ヽ ヽ
ヾ、__ ___ヽ_, ')
l_ ̄_ ̄ ̄__ __ .ヽ_ノ
l l l l l
896 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:39:01 ID:8u44v5dE
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ それが文面的な項目であれ、
| ( ●)(●) 面接による不文的な項目であれ、
| (__人__) 新たな規則を用いて申請者を見るとき、
| U |r┬| .}
| | | | } お前はすでに自分の主観で彼らを肯定的に見るか、
,..-'ヽ `ニニ } 否定的に見るか判断してしまっている。
./::"::::`ヽ、.,__ __ノ ゙
/::i::::::::::::"'弋'!ー',イ>|'_ノ´`ー -,,_ _ それこそお前の胸先三寸になりかねない。
. }:::゙|::::::::::::::::::::~゙:_戈;f" 、 イ/ `i いや、待てよ…?
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.テ \xー.ォ、__ノ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` 、_冫y" そうだ、そもそも一番最初に条件項目を定めることそれ自体が…!
:::::::::::::::::\o:::::l .ト、 ヽ,_ノ"ー'
:::::::::::::::::{::::{\代 l>ー、,_ノ
r‐- 、 / `ヽ
| \ .:.:.:.:.::::.\
,.」__ \ .:..:.:::::::.\
/.:::::::::::.:..\ \ .:.:.:.::::::::/
/.:::,.::::::l:::::::::.:.:. \ \ .:.:::/
そうだよ、やらない夫。 |.::/i.:::/、!.::::::.:.:l::::i::ヽ \/
l/ Vj _ヽ.::::::l.::::|::::l:.\ \
それこそが憶断だ。 _ノ 1ソヾ::/.::::|::/:::l::::.ヽ 〉
l /.:.:.::l/.:;;/:::::::::厂´
僕が嫌悪し、否定し、 }‐- /::i .:.::/;:;;;:.::.:./
思考しつくさなければならない存在が ヽ _ _ |.:::ィィハ,./
そこにある。 ] 」/_⊥_
<77´ `ヽ
リ/ ,r─‐- 、ハ
// ,fソ.::7.:.:::::.:.ヽ!
// ,fソ.::::i::::::::::::::::::ヽ
// ,fソ.::::::::::::::::::::::::::::.l
897 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:41:44 ID:8u44v5dE
|三三三三三三三|
┌―! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i=¬
ヽ三三二ニニニニ二三三/ 知識的な不足を補えば○か×か判断できる問題にすら
/.:.:.:.:ハ、.:.:\.:.:.:.ヾ.:.:.:.:ヽ 僕らは主観を持ち込まざるをえないんだ。
l.:.:|:_/∠_`\ヽ  ̄ \.:ヽ.:
ヽ/____ ヾ┬―ゥ ヽ.:.: 問題が本来知識的に補うことは出来ないはずの、
!`、ヽ.__ノ ヽ-‐' /レ' 思想的な抽象的な事象に至るならば、
r"´ |.:.:.:ゝ _ /.:.:|
( =‐' ヽ.:.:l|ヽ、___ヽノ_ ,ィ i:|.:l|.::,' 僕らは主観のみでしか
ゝ-' \:ト、}-‐斤ヒl、レl/|/ ○か×かを答えることは出来ないんだ。
r、 /}} l|》o《|! {{`lヽ
__ゝ |i}^ヽ._/ }} ハ {{ |
ヽ ノ' `j `ヽ、}} /X | {{ |
898 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:46:44 ID:8u44v5dE
/三三三三三=-: :´: : : : : : : 、: `: : ー.、三三三三三ヽ
. (三三三ニ. :'´: : :|: : : : : : : : : : :\: : : : : `: .、三三三ニ)
ー</: : : : : : {: : 、\:.:. : : : : :丶: : : : : : :.\ニニ/
申請者がいくども付き合う相手をとっかえひっかえして /: : : : :/:.:.:.八: : \: \: _: : : : :ヽ:.:. : : l: : : :ヽ/
自分勝手に相手の気持ちをもてあそび、 . /://: : :.:7:.卞、 ノヽ:.:.{ \:.:\\:.:.:._」≧: :.|: : : : : ',
傷つけた過去がある人間だからどうだというんだ。 /:/: |: : : :.|:.:/ //\_、:ヽ \:<,ィ<: :| _V: |: :.|: : : :'
|:ハ: :|: :{: : |:kメテ=ミ \', ォ夕テハ}^∧:.}: :.|: : :| |
結婚を機に一人の配偶者に自分の一生を捧げるかもしれない。 {ハ: |: :ハ: :.{ヘうんソ} \ 弋ゞ' ノ ′}/:.:/:. : :}:.!
{! ヾ!:.:.:ヽ:.', `冖´ { ` `¨^´ /:.:./:.: :.:/:/
同居している家族間との深刻な対立があるからどうした? |:.:|:.:ヽ:.、 _ /:/:.:.:..:/:/
}:.:!:.:.:.:ト\ V⌒ /イ:.:.:.:.:.: /:/
顔も見たくない家族から決別するためではなく、 |:∧:.:.:.ヽ. ‘ _ノ //:.:.:.:.:/:/
配偶者との生活により心を豊かにし、 レ ヽ:.:.ト、{>.. ー . イ:/:.:.:.:.;.':, ′
やがて家族と分かり合えることを期待しての結婚なのかもしれない。 , - 、 \{ ` }ヘ`ト __ -‐ 7:.:/:./:.:.:.:/レ'
/二、_≧ー―‐ ´ ̄ \ {:./|ノ|:,イ/ ′
/ )_ヽ \r‐'⌒\_'__
/ )__ヽ / ̄ ̄)又\`< )__
/' _〕ヘ / r' ̄ 7イヘ \\ \ )_
/ / (_ } \ヽ ノ /|ミ}! ヽ} ハア∧
899 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:46:54 ID:8u44v5dE
{' / 二二二> ´ヽ、 ` ー- `丶 V
/ 二二二/ \ _ \ > _ ヽ、 勤め先での評価が
. /二二二/ { \ ` ー __ >く ヽ. \ _\ 不誠実でだらしのない人間であるからなんだというんだ。
{ ニ二二ハ \ ヽ  ̄7´三≧壬¬ト、 \ `
i 二二{ l 爪 、 ` <二 77rf'う:::i } _ l\ ヽ 結婚を機に、配偶者のために
i i ト、_〉f> 、` <二′〈:t_シ'´ l 、 別人のように見違えた人格へと成長するかもしれない。
l | '. l\孑㌣ ー  ̄ ̄  ̄ } ! \
l l 、 ヽ K'_ノ ハ lイ .ヽ 酒と賭博に溺れ、何年間も収入を得ず
、 \ 厂ヽヽ- '′ i ハ :!、 家族に養われている人間だから何だというんだ。
\ V、 ヽ .. - / !ハ l }
ヽヽ \ / l厂l l 自分のために働く配偶者を前にして、今までの自分を恥じ、
\` ー二 ─_--- ∠─- 、!、、V 身を粉にしてはたらくかもしれない。
_rv≠ ¬:.:.:.:.:.〉了f>、rf= 、ヽ、
(ノ.:.:.:.:.:∧:.:.:.:.:.:乂__ハ\Vハ、\> 収入が乏しいからなんだというんだ。
,r 1:.:.:.:.:.:.:.:.:V:.:.:.:.:.:.:.(_人 Vハ {:i:「
{ イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:v:.:.:.:.:.:.:.f⌒{ ∨_シiハ 収入は乏しくとも家族は貧しさに心を荒廃させることもなく、
厂!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:.:.:.:.:.:i、__j、_  ̄ l::: 両親の真摯な愛情を受けて育った子供が、
∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:V:.:/:.:.l:.:.:.`Vi l:: やがて将来家族を貧しさから救うかもしれない。
/.:j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V:.:.:.:.!:.:.:.r' {、 !:
.:.:.:{_:.:r‐、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:v:.:.:.:l:.:.:.ゝヘ 〕 L
900 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:48:11 ID:8u44v5dE
:::::::::/ | 三三三三三三三三三
::::::/ | 三三三三三三三三三三
:::/ レ.. - ───── -,.. _三三
/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ三三
, 'ィ:::::::::::::::::: // :::::::::::::::::::::::::::::: |:::::ヾ三三三
/ // :::::::::::::::::// !:::::::::: |:::::::::::::::::::|::::::::::\ 三三三\
':::/,' :::::::::::!:::::// |:::|!::::::|:::::::::::::::::::|::::::::|::::::\三三三三
i:::/ |:::::/::::::|メ.l! |:N!::::::|:::::::::ト!::::: l::::::::|::::::::::::ヽ 三三三
人間の可能性なんて誰にもわからないんだ。 i:::i レイ:::::!:::!-._,、ヽ,ll ゙.:::::,ハ ::::| l!::::: ゝ:: |::::::,.:::::::::\三/
レ ,イ ::::::::::V !ハ::::ハヽ |:::::| !::::! ゙ヽ,.::::ハ::l::::/::::/::::::::::V
全く同じ可能性を有する人間なんていない、 /:,ィ ::::::::: ! ` ‐ ′ |:::::| V!二_j::/、 l::V::::, :::/,イ::/
ただ類似する前例が存在するだけなんだ。 i:::ハ:::::::::ハ ヾ::l 7r:::::j/、_ハ::::V:::://::l:|'
l:! |::::::::ハ ' ヽ. ゞニ ′イ::::::ヾ.:V:/::::イ!
_ l! !::::::::::::ゝ. ‐ 、 /::::::::::::|!/::::/ l!
-v' ´ ノ_ ゞ!:::::::/ \ ___ー= ' :::::::::::::: メ:::::/ l!
ノ /'´ !, -、 __ ,ィ|::::::!== _、 ゝ__ ,∠´__j:1イ:::::::::::::::/:::::,. l!
/ / // ノ!,ノ} l:::::iト= _、j|_ / ´ ハリ' :::::::::::/::::::/ ノ
` // /j/ V'リ {イ |!「` =====' ::::::::/:::::/ /
901 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:51:18 ID:8u44v5dE
:::::::::/ | 三三三三三三三三三
::::::/ | 三三三三三三三三三三
:::/ レ.. - ───── -,.. _三三
/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ三三
, 'ィ:::::::::::::::::: // :::::::::::::::::::::::::::::: |:::::ヾ三三三
/ // :::::::::::::::::// !:::::::::: |:::::::::::::::::::|::::::::::\ 三三三\
':::/,' :::::::::::!:::::// |:::|!::::::|:::::::::::::::::::|::::::::|::::::\三三三三
i:::/ |:::::/::::::|メ.l! |:N!::::::|:::::::::ト!::::: l::::::::|::::::::::::ヽ 三三三
人間の可能性なんて誰にもわからないんだ。 i:::i レイ:::::!:::!-._,、ヽ,ll ゙.:::::,ハ ::::| l!::::: ゝ:: |::::::,.:::::::::\三/
レ ,イ ::::::::::V !ハ::::ハヽ |:::::| !::::! ゙ヽ,.::::ハ::l::::/::::/::::::::::V
全く同じ可能性を有する人間なんていない、 /:,ィ ::::::::: ! ` ‐ ′ |:::::| V!二_j::/、 l::V::::, :::/,イ::/
ただ類似する前例が存在するだけなんだ。 i:::ハ:::::::::ハ ヾ::l 7r:::::j/、_ハ::::V:::://::l:|'
l:! |::::::::ハ ' ヽ. ゞニ ′イ::::::ヾ.:V:/::::イ!
_ l! !::::::::::::ゝ. ‐ 、 /::::::::::::|!/::::/ l!
-v' ´ ノ_ ゞ!:::::::/ \ ___ー= ' :::::::::::::: メ:::::/ l!
ノ /'´ !, -、 __ ,ィ|::::::!== _、 ゝ__ ,∠´__j:1イ:::::::::::::::/:::::,. l!
/ / // ノ!,ノ} l:::::iト= _、j|_ / ´ ハリ' :::::::::::/::::::/ ノ
` // /j/ V'リ {イ |!「` =====' ::::::::/:::::/ /
__ __
,.. -‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::: 、
/:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:.::.::.\
':.:.:.:.:/:.:.:.:|:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.ヽ
':.:.:.:.:::':.:.:.:.:.:.:|:.:.|:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:..:.',
.'.:.:.:.:./:.:.://ハ:.:|:lヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.::|
l:.:.|:.:.レナナ'‐'~ l:.ト! \:.__:.:.:.:|.:.:.:|
|:.:.:ィ升Krォァ=、 ヾ!\` _ゝ_ ` .:, .:.:.,'
|:.:.ハ:.:| 辷'ノ 丶 イt::_iヾレ:.::.::, けれど僕は俗物だ。
|:.:.:.:l:.| ゞ-' !:.:.:.:.:イ
l.:i:.:.:.|ヽ. r、_'_ ハ:..:./ 現に存在する事実を承認してしまう人間だ。
. |:l:.:.:.|:.:.\ `ー -'´ ,イ:::::/
ヾ!.:,|ハ..:.:.|ゝ、 _ ...ィ/:.:.レ:j/
_ _ _ゞ\ー- 、 |:./レl:.:..:/
_レーハヽ ヽォ_ー 、. |:.:/
/::::::::::つ /,イjくヾ\'_
/:::::::::::::::L レ' //}ヽ.j\ヽ7
902 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 16:56:52 ID:8u44v5dE
DQNの親はDQNの子供を育てる可能性が高いという現実は
確かに存在している。
\ / | || ト \ ',
Y | / /l ヽ | \ \ | チャラい奴は結婚してからも浮気を繰り返し、
′ ,′ / / ! |\ 、 \ ,. -‐ i\―-| | | 妻に負担を強い、
| / /_/__', 、 \\ へ、 | ヽ | | | 妻の負担が子供を鬱屈させる、
| _, / イ/ /― \ヽ:::::\\ ィ 二`ヾ=ハ. | / | そんな家庭の荒廃をまねく例は現実に確かにある。
| / ヽ |〆 二、ヽ:::::\:::::::::::::〃| 0} }}∧| / |
! / /〃 { 0}::::::::::::::::\:::::::::::::ヾ ノリ / / | 今まで働いたことのない人間が、
i / \ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::: ̄三‐'/ / / ′ 例え働きだしたとしても責任感を持てずに長続きせず、
/ \ 、ヾ 三 ̄ i〉 / | ,′ ぶらぶらと無職でいる例を僕は何度も見ている。
'. \ \ _____ / / /
'. ` ー一 |ニ. 二、,二.ヽ| イ / / 収入の乏しさが社会に対するコンプレックスを呼び、
ヽ \ V: : : : :ン / // / 子供は貧しさによる学校内での劣等感を持つ。
\ \ \ \――/ / /' / /′ 社会への劣等感を持つ親がヒステリック接する子供は、
\ \ > ,._ ` ̄ ,. ' |ノ ヽ / / 両親のために自分がのし上がり、
\ ┌:/lヽ/ `ヽー / Уく 現実に打ちひしがれた両親を
_\/ノ'" / } / / \ 貧しさから救ってあげようなどと考えるかな?
∧_/\ { / むしろ子供は鬱屈し、
/ r‐' ( >' ,二.rく ―‐、 ┐ 社会や一般的な生活を送っている周囲の人間への
| / Y´ イ /トく ̄\\ __ 敵愾心を燃やし攻撃に出るか、
あるいは完全に逃避してしまうことのほうが
はるかに多いんじゃないかい?
903 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 17:00:13 ID:8u44v5dE
\ ___------------‐-- 、____ , /
`| 、 .| .! 、 `''=、 /
| │/ ./ l、ヽ -、 \ .、 \ 僕はどうしてもそんな前例から、
! :! 7 人、ヽ \\、 __-ニ, 、.! ヽ 人間の可能性という誰にも理解し得ないものを、
.! ヽ/, イl==-ヽ、::::`ーニー-=j|l | .ト、 ! 条件的に規定してしまう。
='/!、.!О /::::\、_::::|,О ノ'゙,| | │ヽ.! .
ヽ\_゙' ̄:::::::::::::::,:::::´  ̄´/ | / .!| ,r'´ 「理解した」と憶断してしまうんだ。
\ T'~ - ,j/, ト-─‐!--! .i'´
\ `=、_ , -''´ / _____ _
'二'' ̄し--‐丁_リミ7‐, -‐'ニ‐' ´ ̄ ゝ、 .!i'´
/:: :: :: :: :: 、 ヽ
/: :: :: :: :: :: : /:: :: ', ヽ
/ : :: :: :: :: :/!:: :: /:: :: !
,':: :: :: :: :: /〉、| :: /! :: :: :: l
!/! :: :: ::iフ´メミ、l|゙!:;!l:: :: :: :: :: 僕が例えどんな初歩的で、
l :: :: ,イl ヾ-''l !;' l|:: :: :: :: l :: l 基本的な事項を据えて審査をはじめるのであれ、
レ:: :: | l ! l_「l-!:: :: l ! :: ,'
r―┬v‐ヘ/´l :: i'! r、 , ヽソ!l:: レ' ::l ::/ 僕は申請者を「審査する」「審査しよう」とした時点で、
/`V')ヾ) ヽ,、!:::lヽ_ ` ,. イフ:: :: |├'
_/ / フ ! ) !l_!|;!、/  ̄ 77フ ::/ :: :: :;ィ ;! 自分にはわかり得ないものをわかり得たとして判断する、
´/ てl ) ` l,レ-,=、.,l/ / : :: :: :: :/ ! l 嫌悪し否定されるべき
_,,.-‐-、ヽ 「/) ノ / !ト,..,‐、/::/ /:::::/ ,レ' 憶断の闇へ取り込まれてしまうんだ。
、 ゙ヽ / し‐' /!l/ 'ァ レ゙rv':/ /
=、〈 y c',-‐´ //、、 レ;イ
__ __冫(l ,、 / /ァ ヾ!f! } ヽ、_
// / ) tニノ / { | } ` `゙ヽ、_,,
`フ __,,.-‐'´ 〕 { | }/´lZ___,/ ,,..┐
、 | ヾラ´ Yーヲ/゙r、 { | }l ,,.ュァ―v‐' " / /)
904 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[] 投稿日:2010/03/21(日) 17:05:30 ID:8u44v5dE
/ ̄`丶、
___/: : : : : : :  ̄ ‐- _
◯ /´: : : : : :.|: : : : : : : : : : : : : : : : : :`丶 °
o /: : : ´: : : :.| : : : :ヽ: : : : : : : : : :\: : : : \
//: : : / : : | : : : : : \: : : : : : : : : :\: : : : ヽ
あっ…あの…、一人で続けるから主観的になるのでしたら、 /: : : : :/ : : : |:.l: : : : ハ \: : : : : : : : : :\: : : :ヽ
複数人で話し合えばいかがでしょう? /: : : : : /: : : / |:.l: : : : | ヽ \: : : : : : : : : :\: : : ',
/:/ : : : : /:|: : :/ |:.l: : : : |ー-\<\: : : : : : : : : ヽ: : i
そうすれば一人の主観ではだけではない、 /: /: : : : : :./ ┼: /-‐レヘ: : : :| x行代心\ : : : : : : : : \!
公正な審査になるのではないかと… /: /l : : : : : ,': :/|:./x行外ヘ.: : :l {ハト イlj゙ヾ\: : : : :\ : : ヽ
∨ .| : : : : : : /: lYハノトイ| ヽ : | V込:: リ |\: : : : 厂lヽ| O
| : : : : i / : : :l VUu , \| u U` |: : ヽ: : :| : |
', : : : :.|ヘ: : : :|. U |: : :.: |∨ :│
ヽ: : : |:∧: : :} ^^ ,': : : : | : : :│
\:|:l ヽ:.:ゝ /: : : : :,': : : 八
O 。 ヾ{ ∧|: : :> イ-/: : : : :/: : : : : :.ヽ
l: :|: : : : : : |> ー=r< Ⅳ: : : : :∧: : : : ヽ : 丶
l: :|: : : : : : |\:_/ } //: : : : :/<\ : : : \: :\
. / ̄ ̄\
./ _ノ .ヽ、\
.| (●)(●) |
. .| (__人__) .|
.| ` ⌒´ ノ ちがう、高良。それは違うんだ。
ヽ ._ .}
ヽ_/ } . ノ それは蒼星石の言っている問題点の
/、 〈 く 本質的な解決にはなっていない。
ハ ヽ Y`ー.、i
{ ヽ_ゾノ-‐1
`¨´┬' . |
905 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 17:06:41 ID:8u44v5dE
r ' 三三三三三三三三三三三_\
|三三三三三三三三三三三三三 ヽ
|/´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ `'ヽ 三:::./
_|, -≡≡≡≡≡≡≡≡≡=_ _、 \:/
r ' 三三三三____三三三__三三三__ \/
丶三., -‐ ' :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‐ - 三三ヽ\.
>':.:.:.:.:.:.:.:.:.: |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..`ヽ,三三 ヽ
/:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.ハ.:.:.:.:.ト 、.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.ヽ,. /
,'.:.:.:./.:.::'___ノ_ | .:.::| 、 j:__jヽ、.:.|.:.:.:.:.:.: !
やらない夫、わかるのかい…? |::/:/::::/j:/_-_ ヽ :| _\|` ヽ|:.:. /:.:.:}
l::l/ ォヘく 7__ハ` ヾ! フィ::ヾマ |:::/::::.:.,
イl: ヘ:| ゝ-' ゞン ,レ:../.:/
`|::ハ!/// ' /// /.:./.:/
ヾ|::ゝ, r‐, ノ.:.:/.:/
ヽ:::|iゞ 、 ,. ィ'ハ:l:.:イ/
_rYL..,-イ`_ ー ´_j、 レj/|.:.:,'
/{ヽ/ , ,==ゝr< \レ,ノ‐-__、
'三(`,/ //_ノ:ハ!^ヾヽ |_) 三_ _ヽ__
すいません、即興はここまでが限界です…
909 名前:性隷王ギガゾンビ ◆HwnPj6aax.[] 投稿日:2010/03/21(日) 17:10:44 ID:8u44v5dE
5ルート分岐のためのエピソードを挿入してから、
ようやく皆で中国行きますので、
あともう少しお付き合いください。
このようなゲリラ投下にお付き合い頂き、
本当にありがとうございました。
いつでも見てくださる方がいるのですね、すごくうれしいです。
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