以下の内容はhttp://mukankei961.blog105.fc2.com///blog-entry-750.htmlより取得しました。


■2009/03/08(日) やる夫で学ぶ三国志の脇役達 『後漢書・徐キュウ伝』

カテゴリー:やる夫短編集


出演やる夫 やらない夫 翠星石 できる夫 他


1 名前:1[] 投稿日:2009/03/07(土) 20:41:36.05 ID:lghL7Eii0
『三国志』という書物の中には
劉備や曹操、孫権や司馬懿など数多の英傑・豪傑・智将が登場し
彼らに惚れた者達がまた数え切れぬ数の物語を描き
その魅力をさらに輝かせております。

   ||    ※諸注意    ・(一応)正史準拠
   ||      (~)       ・一話完結型
   ||    γ´⌒`ヽ    ・劉備など有名武将の出番は無いかごく少なめ
   ||     {i:i:i:i:i:i:i:i:}   。 ・つっこみ、修正、支援どれも大歓迎
   ||    ( ´・ω・) /  ・需要?知らん
   ||     (::::::::::::つ   ・詳しい資料のない所では>>1の独自の解釈も混ざります。
   ||__| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|__E[]ヨ_______________  
  .└──|          |──────────────────  
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|

しかし、機会に恵まれなかったのか
はたまたその人物像が地味だからか中々注目されない武将も幾人もおります。

今宵はそのような武将に光を当ててみたいと思いますゆえ、
興味がある方は是非ご覧ください。


視聴者カウント
アクセスカウンター
出会いライブチャット出会い系携帯メール配信メル友



        .__
       ./― ―\
   /⊃/ (⌒ ⌒) \⊂ヽ
   | |( ::: (_人_) ::: )/ |オンギャア
   \\   `-´  //
   l|l  |        |  l|l
      |        |
   人゚;,ィ~;;へ、ィヘ;;´ンy∧ ズボッ
     『徐璆-孟平』(ジョキュウ-モウヘイ)


      (ヽ三/) ))
       ( i)))
   / ̄ ̄\ \
 /   _ノ  \ )
 |    ( >)(<)
. |  ///(__人__)  やった!元気な男の子だ!
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }  これで跡取りの心配はいらないだろ!
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
⊂ヽ γ    く
i !l ノ ノ    |
⊂cノ´|     |
父 『徐淑』(ジョシュク)
今回紹介する武将徐璆は
徐州 広陵郡 海西県の武家の生まれで、生年は伝わっていないが
恐らく西暦150年代のことだと思われる。
(※日本で言うと 州→地方 郡→都道府県 県→市区町村 のような感じ)



                        ↓赴任地
:::::::::::::::::::::::::::::::::┌-、_____:::::::::::::::::::::::::::::☆  幽   ___
 :::::::::::::::::::::::::::_」::::::::::::::::::::::/::::::: ''''';, ,,...,.,,,;'';,,,,,,,.,..../   /
     ::::::::_/::::::::::::::::::::::ノ      ";     ./    <ノ ̄ ̄
黄  涼__/  ::::::::::::::::::::::/   ヘイ  ';   冀 \.  __
河  _/ .  ::::::::::::::::::::::│''"""'';,,   ';     /ヽ┘青_>
__丿     ,::::::::::::::::::::::::::〉    "';,,,,,,,,,';   /""'';, _ノ
::::::::::   ,,;''"     雍 (;_____';__/エン';,'' "(
:::::::::::::::''" ,,,,,,,      ○  ';,   司隷◎';,;'"''',',',',';徐 〉
::::::::::::::'''""  ""'';,,,,,,,,,,,....,,  ";,,;'''"''''';;,'""   ';,   \
::::::::::        "';,,,,,,, ""'''"     "';  豫 ,;''''"''"★←出生地
::::::::          ,,,,...';         ,';  ,;'"   ┌─┤
::::           ;___        ,,,,',',',','; . __/  <_
::::        __/ ;,   ̄ヽへ__;'ノ ̄ ̄ ̄       )
     ┌─' ̄    "';,     荊 ";        揚 丿
    _/  益     ;"''        ;'         /"
長   l         "';         ";     ,,,,,,〈 ̄
江 /        ,;,,,,;"         '; ,,,;''"''""   _〉
__/      ;''"'"'''"  """"''''''';,,,,,,;'"''''''""     __/
 ::::     ,"                 _イ
::::::::   ,,,,;;'''         交 _「l___r─┘
:::::::::::''''"       ____  ./
::::::::::::::::::     __/゛   (  ノ
:::::::::::::::::::::    ノ     └┘
◎洛陽 ○長安
::::で塗りつぶされたところは漢の統治外地域

しかし、父親が異民族討伐・監視のための職『度遼将軍』に任命されたため
遠く幽州へと移住することとなる。



       ____
 +  + /⌒  ⌒\+ 。
 ・ 。/( ●)  (●)\ + +
  /::::::⌒(__人__)⌒::: \   オヤジのコネうめえwwww
  |     |r┬-|     |   勝ち組万歳wwおwww
 +\     `ー‐′   /・ ゚. +          __
  /          |              / ・ /ヽ
 (_⌒) ・    ・ ||____________  |  .| ̄|
   l⌒ヽ     _ノ | |\  |___|   {}@{}@{}-|  .|  |
    |  r `(;;U;)   )__)  \ >゚))))彡ー―'. |_.|_|
  (_ノ  ̄ / /     \`ー―’___
        (__^)       | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


『来客時』
          ____
+        ./ \  /\ キリッ
      / (●)  (●)\    ようこそお越しくださいました。
    /   ⌒ノ(、_, )ヽ⌒  \
    |      `-=ニ=-      |  何もない辺境ではございますが
    \      `ー'´     / + 私と父にできる限りのおもてなしをさせていただきます。


父・徐淑はそこで数多くの武功を立て名声を得て
徐璆自身も若いころから博学鋭才であったため
程無くして中央に召され、士大夫(シタイフ・役人)となる。



     ____                                          ヒソヒソ
   /      \                                        徐璆殿って\
  /  _ノ  ─\                               物静かでかっこいいよな/
/    (ー)  (●) \
|       (__人__)    |  ふう……。
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |   (政庁内を歩くときは賢者モード
.\ “  /__|  |   これは基本だお。)                      実績も確かじゃし\
  \ /___ /                                 今度昇進させようかのう/

朝廷へ出仕してからも
清廉潔白な人となりで後輩たちの面倒見も良かったため
順調に出世し、漢の霊帝の時代(西暦170年代)には
州の長である州刺史(荊州)へと昇進した。



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 20:56:45.81 ID:YaOIFTfN0

ほほう





    /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
   |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
  < : _: : : / 〈  {} |/  レ  {} }|:./ヽ: : |
  <:: |. 小{   _,,.. -    、-.,_  レ{: :.|ヽ:|         貴方が新たに州刺史に任ぜられた
   厶ヘ ハ          、     {ハ   /⌒ヽ_ノ) ) ) やる夫殿ですか、
      \_!      _ '     !!   ,' ;'⌒'ー''´     私はここの太守を務めさせてもらっている
        ヽ  \ーェェェェァt   /   | i|   .|      張忠と申します。
      ___,r| \  、\_ `ヽ /    ノ ,'.!   .i
    /:/::::| \ ::::: \_`\ \'、 ./ //   l|     本日は我々の心づくしの宴席を設けさせていただいたので
  /::::::/::::::|  \   ´ ∧\.、_>'´ ノ'´    U     どうぞごゆっくりとお楽しみください。
/:::::::::::/::::::::|    \  /"''-  `ー一''´
     南陽郡太守 『張忠』(チョウチュウ)

この時期、荊州北部の南陽郡では、皇帝の親戚(外戚という)の張忠という武将が
その権力を濫用して悪事・汚職の限りを尽くしており
徐璆が赴任してきた時も親戚の力を使ってお目こぼしを願った。



             ____
           /      \
          / ─    ─ \
        /   (●)  (●)  \
        |      (__人__)     |   こういうものには裏があるというのが世の常だお。
         \     ` ⌒´    ,/    とても受け取れんお。
 r、     r、/          ヘ
 ヽヾ 三 |:l1             ヽ
  \>ヽ/ |` }            | |
   ヘ lノ `'ソ             | |
    /´  /             |. |
    \. ィ                |  |


          _,,,...----..,_
          ,r'´:::::::::::::::::::::::`.、,,r=-
         /::::::::::::::::::;;::''::::::::::::::::¨ヽ
      /:::::::::::::::;r";;r';;;;r':;;;i;;;::;i;:::::i
     <:::;:::::;;;;;/;;;/;;;;;;;/;;;;/l;;;;;;;l;;:;;::!
     Σ;;;;;;;;;;;/;r'i;;;;;;r'i;;;/_''ト;;/;;!;;i;;;l  (こいつ……邪魔だな
       `、;;;;;;´V;;;/  レf/! レi;;;;!;;!レ′  また叔母に頼んでみるか)
         !;;;;_;;l;/!    ` l_レ!/ 
      _r<   ヽ    - / '′
      /:::`ヽ、`ヽ、 i´` 、/ 
    f:¨::ヽ::::::::`..、 `7、  
    /::::::::::::`:、:::::::::〈:.:.:i 
   i:::;;::--::;;:::::`ー-、;ト、:l 
   /;''::::::::::::::`、::::::::/:::::i.:l 
しかし徐璆はこれを拒否して張忠と対立してしまう。



    /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
   |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
  < : _: : : / 〈  {} |/  レ  {} }|:./ヽ: : |
  <:: |. 小{   _,,.. -    、-.,_  レ{: :.|ヽ:|         ほら、我々が対立していても
   厶ヘ ハ          、     {ハ   /⌒ヽ_ノ) ) ) なにもいいことはありません。
      \_!      _ '     !!   ,' ;'⌒'ー''´
        ヽ  \ーェェェェァt   /   | i|   .|     どうか仲直りの証に
      ___,r| \  、\_ `ヽ /    ノ ,'.!   .i     また祝宴を設けさせてはいただけませんか?
    /:/::::| \ ::::: \_`\ \'、 ./ //   l|
  /::::::/::::::|  \   ´ ∧\.、_>'´ ノ'´    U   (見たか、俺様とお前とじゃバックについてる力が違うんだよ!)
/:::::::::::/::::::::|    \  /"''-  `ー一''´

     ____ 
   /      \ 
  /  _ノ  ─\ 
/    (ー)  (ー) \
|       (__人__)    |  しかたないお…
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |    それじゃあ楽しませてもらうとしますお…。
.\ “  /__|  | 
  \ /___ / 

張忠は金に物を言わせて司隷校尉という高位の役職をゲットし
今度は脅しにて徐璆を抑え込む作戦に出る。



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 21:02:33.81 ID:YaOIFTfN0

ふむ





その晩
  +        ____    +
     +   /⌒  ⌒\ +
  キタ━━━//・\ ./・\\━━━!!!!
   +   /::::::⌒(__人__)⌒:::::\  +
       |  ┬   トェェェイ     |   他人のおごりで飲み放題食い放題!
    +  \│   `ー'´     /    +
    _|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_
    >                  <
     /  ─ /  /_ ──┐ヽ|  |ヽ  ム ヒ | |
   Χ   ─ / / ̄ /   /  | ̄| ̄ 月 ヒ | |
  ノ   __ノ   _ノ   \   / | ノ \ ノ L_い o o

    /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : : |: : :|: : : : :|: : | ,: : : ',: : :: : :ヽ: : !
   |: : |: : : : : ,,=''".\: : /|"''=:;,ヽ: : :.|.: : : ト、:|   酒も食事も
   |: : |: : : : /" _,=、 | :/ |:./,=、 V: .|.:.: : : | V   まだまだあります、
  < : _: : : /  ((;・.,;)|/  レ((・.,;) |:./ ヽ: : |    
  <:: |. 小{     ̄      ̄  レ{: :.|ヽ:|    存分にお楽しみください。
   厶ヘ ハ          、     {ハ   /⌒ヽ_ノ) ) )
      \_!      _ '     !!   ,' ;'⌒'ー''´  ささっ、もう一杯……。
        ヽ  \ーェェェェァt   /   | i|     (⌒)
      ___,r| \  、\_ `ヽ /    ノ ,'.!    ノ ~.レ-r┐、
    /:/::::| \ ::::: \_`\ \'、 ./ //、  ノ__  | .| | |
  /::::::/::::::|  \   ´ ∧\.、_>'´ ノ'´ 〈 ̄   `-Lλ_レレ
/:::::::::::/::::::::|    \  /"''-  `ー一''´      ̄`ー‐---‐‐´



      ____
    /_ノ   ヽ_\
   /( ●) ( ●)\    いや、どうやらちょっと飲み過ぎたみたいですお……。
 / ::::::⌒(__人__)⌒:::::\
 |        ̄      |  やる夫はそろそろお暇させていただきますお。
 \              /   あ、一人で帰れますので護衛は要りませんお。


    /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
   |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
  < : _: : : / 〈 {}  |/  レ {}  }|:./ヽ: : |
  <:: |. 小{   _,,.. -    、-.,_  レ{: :.|ヽ:|  そうですか、わかりました。
   厶ヘ ハ         、     {ハ/ V
      \_!      _ '     !      それではお気をつけてお帰り下さい。
        ヽ   Tニー‐‐‐,‐''  /     (なんだ、結構あっさり丸めこめたな
      ___,r| \  `二二´ /        所詮は白饅頭か)
    /:/::::| \  ヽ `_⌒ ィ ´            (⌒)   
  /::::::/::::::|  \   ´ ∧>、         ノ ~.レ-r┐、
/:::::::::::/::::::::|    \  /  !\::`ー- 、  ノ__  | .| | |



      ____
    /_ノ   ヽ_\
   /( ●) ( ●)\
 / ::::::⌒(__人__)⌒:::::\ はい、それでは……。
 |        ̄      |
 \              /













     ____
    / ⌒  ⌒  \
  ./( ―) ( ●)  \
  /::⌒(_人_)⌒:::::  |
  |    ー       .|
  \          /



              ,. -─────────‐- .、
             // ̄ ̄\      / ̄ ̄\\
           /                     \
          /        ::::::::::::::::::::::::::::::::       \
        /   / / ̄\\::::;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::// ̄\\  \
       /    |  |. ┃ .| | ::::;;;;;;;;;;;;;::::| |. ┃ .| |    \
     /      \ \_// :::::::::::::::::: \\_//      \
    /     ../ ̄ ̄\ /   ::|::   \ / ̄ ̄\..     \
   /         :::::      |      |      |       :::::      ヽ  さようならだお。
  |               |      |      |              |
  |               \__/\__/               |
  |                |       |               |
  |                |r─‐┬──、|                |
  ヽ                |/   |    |              /
    \              \      /             /
     \               ̄ ̄ ̄ ̄             /



      ___
     /     \
   /::::::::::::::::    \
  /::::::::::::::::       \   うーん、やる夫の勘では多分このあたりに……。
  |::::::::::::::::::::::::         |
  \::::::::::::::::        /
   | :::::::::::::::    | iヘ    おっ……!
   |  :::::::::::::    ゝ__/    これは……。
   |  ::::::::::     /
  (__(__   ヽ
  /  ,_/  ___ノ
  `ー'  `ー'






◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎コイーン



                                 ,.へ
  ___                             ム  i
 「 ヒ_i〉                            ゝ 〈
 ト ノ                           iニ(()
 i  {              ____           |  ヽ
 i  i           /__,  , ‐-\           i   }
 |   i         /(●)   ( ● )\       {、  λ
 ト-┤.      /    (__人__)    \    ,ノ  ̄ ,!
 i   ゝ、_     |     ´ ̄`       | ,. '´ハ   ,!
. ヽ、    `` 、,__\              /" \  ヽ/
   \ノ ノ   ハ ̄r/:::r―--―/::7   ノ    /
       ヽ.      ヽ::〈; . '::. :' |::/   /   ,. "
        `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r'"
     / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
     | 答 |       証 拠 確 保       │|
     \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ

徐璆は張忠の隠し持っていた賄賂一億銭を発見
その帳簿を中央に送り、彼の悪事を告発する。



.     /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
     /: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
.    /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
   |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
  < : 」_: : / 〈  ゚ |/  レ  ゚ ..}|:./ヽ: : |   や、やべえ、
  <:: |. 小{   _,,.. -    、-.,_  レ{: :.|ヽ:|   またまた叔母さんに手を回してもらわないと……。
   厶ヘ ハ         、     {ハ/ V
      \_!      _ '     ! 
        ヽ    /   `t   /
      ___,r| \  {    / /
    /:/::::| \  ヽ `_⌒ ィ ´
  /::::::/::::::|  \   ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::|    \  /  !\::`ー- 、
::::::::::::::/:::::::::∧    /二\ |::::::ヽ::::::::::::\
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ  /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::!

この時期、色々な事情があって外戚の力は強く
このような不祥事ももみ消すことは可能だった。

――だが――



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 21:18:52.35 ID:YaOIFTfN0

このやる夫は仕事しとるね





            _  -───-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
      |  |                    |  |
       |  !                        |  |
      | │                   〈   !   良かったのかホイホイ贈賄しちまって。
      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ ! 俺は皇帝にだって
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l | 直接上表できるような男なんだぜ?
    | | /ヽ!        |            |ヽ i !
    ヽ {  |           !           |ノ  /
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_

この時徐璆は『三公』の一人、『大司農』(ダイシノウ)に対して
罪を告発していた。



    〃                 i,
   r'   ィ=ゝー-、-、、r=‐ヮォ.〈
    !  :l      ,リ|}    |. }
.   {.   |          ′    | }
    レ-、{∠ニ'==ァ   、==ニゞ<  やらしい事してくれたじゃないの。
    !∩|.}. '"旬゙`   ./''旬 ` f^|
   l(( ゙′` ̄'"   f::` ̄  |l.|  それじゃ、とことんしぼってやるからな
.    ヽ.ヽ        {:.    lリ  覚悟しろ。
.    }.iーi       ^ r'    ,'
     !| ヽ.   ー===-   /
.   /}   \    ー‐   ,イ
 __/ ∥  .  ヽ、_!__/:::|\

『皇帝』
 ↓
『三公』←ここ
 ↓
『九卿』(キュウケイ・クキョウ)
 ↓
『大夫』(タイフ)
 ↓
その他諸官

後漢ではこのような感じの序列になっており
この時の皇帝が暗愚だったため、三公は実質的最高権力者であった。



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 21:24:11.83 ID:TqrbC0OH0

終わったなw



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 21:26:05.52 ID:YaOIFTfN0

阿部さんが最高権力の国…ゴクリ





: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : |-|l―|-ヽ-: : : ヽ: : : : : : :\: :.\
: : : : : : : : : :/\: : : : : : : : :.:|: ハ :|  \: : : :ヽ: : : : : : :.ヽヽ:.\
: :|: : : : : : :/ /l: : : : : : : : ハ:l  |:|二二、ヽ: : : l: : : : : : : : ヽ\: \
: :|: : : : : ://   |: :|: : : : : :j |:l  |:| {::::`ヽ\: : :ト、: :\: : : : :l  \|
: :|: : : : : :|' |   .|: :!: : : : :./ .リ  レ ヽ::::::::} 〉:.:.| ヽ: :ヽ: : : :|
: :|: : : : : :| .| /´l: :|: : : : /     ヽ `ー' ハ:.:j  ト|: :|ヽ:.:.:|
: :|: : : : : :|/-、ヽ|ll:: : : :/    三 ." ̄  V   l ヽ| ヽ :j
: :|: : : : : :|{:::::::::ヽlハ: :./;;    \ ゛'         l }|  V
: :ヽ: : : : :| \::::::ノ/V       ヽ         |_/j
: :: ::ヽ :: : lr‐、_,/ "        . j         |_ノ
: :: :: ::ヽト lT~ "  ,   ,                  j
: :: :: :: : | \l     ;;;      ,==ヾ、       /
: :: :: :: : | | |  ;;;          /_,-‐"^ヾ     /色々オタワ…
r―― | | |  ″        | |       `ー-/
ヽ  ̄ヽ l | |            | |        /

さすがの外戚も三公の決定には逆らえず
張忠は免官される事となった。



         ___
       /     \ キリッ
      /   \ , , /\
    /    (●)  (●) \  よし、この勢いに乗って
     |       (__人__)   |  荊州の汚濁を洗浄するお!
      \      ` ⌒ ´  ,/
.      /⌒~" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ
      |  ,___゙___、rヾイソ⊃
     |            `l ̄
.      |          |


         ワッショイ!!
     \\   ワッショイ!! //
 +   + \\  ワッショイ!!/+
                            +
.   +   ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧  +
      ( ´∀`∩(´∀`∩)( ´∀`)
 +  (( (つ   ノ(つ  丿(つ  つ ))  +
       ヽ  ( ノ ( ヽノ  ) ) )
       (_)し' し(_) (_)_)
さらに徐璆は他の汚職を重ねた太守達も次々と摘発、
その名声は荊州全域に響き渡り、
以前より格段に暮らしやすくなったという。
めでたしめでたし                                ―終わ  らない



しかし

        ,. -ー冖'⌒'ー-、
       ,ノ         \
       /二二二二二二二二ヽ
       {ノ へ.._、 ,,/~`  〉  }    ,r=-、    漢朝オワタ!
      /プ ̄`y'¨Y´ ̄ヽ―}j=く    /,ミ=/    俺達ハジマタ!!
    ノ /レ'>-〈_ュ`ー‐'  リ,イ}    〃 /
   / _勺 イ;;∵r;==、、∴'∵; シ    〃 /
  ,/ └' ノ \   こ¨`    ノ{ー--、〃__/
  人__/ー┬ 个-、__,,.. ‐'´ 〃`ァーァー\
. /   |/ |::::::|、       〃 /:::::/    ヽ
/   |   |::::::|\、_________/'   /:::::/〃

【184年】
中国各地で太平道が一斉蜂起し、荊州もその被害にあう。
荊州北部の宛城を太平道の信徒達十万余りが占拠したのである。



               _______
    :/ ̄| :  :  ./ /  #  ;,;  ヽ
  :. | ::|    /⌒  ;;#  ,;.;::⌒ : ::::\ :
    | ::|:  / -==、   '  ( ●) ..:::::|
  ,―    \   | ::::::⌒(__人__)⌒  :::::.::::| :楽勝だったお…。
 | ___)  ::|: ! #;;:..  l/ニニ|    .::::::/
 | ___)  ::|  ヽ.;;;//;;.;`ー‐'ォ  ..;;#:::/
 | ___)  ::|   .>;;;;::..    ..;,.;-\
 ヽ__)_/ :  /            \   ハァハァ....

徐璆は自身も兵を率いて鎮圧に参加。
最初は苦戦していたものの、朱儁が援軍に来ると状況は一変
敵将を誘い出して撃破し大量の捕虜を得る。



        ノ L____
       ⌒ \ / \
      / (○) (○)\
     /    (__人__)   \   今は武器を持っているとはいえ彼らは民だお!
     |       |::::::|     |   それに、ある意味これは漢王朝の自業自得とも言えるお!!
     \       l;;;;;;l    /l!| !
     /     `ー'    \ |i  安易に首を斬らず、共にこの国を立て直すべきだお!
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |そ
    `ー、_ノ       ∑ l、E ノ <
               レY^V^ヽl

この捕虜たちのことを、徐璆や共に参軍していた孫堅などは
そのまま受け入れるべきと進言する。



             ___,,,,,..... -一ァ
         / ̄;;;´;;、;;;ヾ;;;, -──--、,!
.        /'´|;;;;,、;;;;;;;;;;/      ,!
.         /:.:.:.レ´:.ヾ;;;;;;i   断  だ ,!
       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ;i  る  が ,!
.      /:.;.イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ヽ       ,!
.       /レ' ;|:.:.:.:.:.:.:,:ィ:.:.:.:〉 __,.,!
     /-、ヽ,:|:.:.:,/ /:.:.://.:,:ィ:.:.:.,!
      /'ヽ、ヾi ゙´.:   /__;:;:-'"´ ,;|:.:.:.,!
.    /ゝ-`';:/ .:〈ニ=-=ニ二 ̄ヽレ',!
   /::::;;;;;/  ' ,, ニ`ー-,、__\〉ィ,!
.   /;:::::/ ::.    ::.,,\_ゞ;'> 〈;,!
  /i!:::::iヾ-'、::..       '';~ ,;:'/,!
. /;;;i!fi´l_、,.`        .: ,;:'  ,!
/;;;;;i' ('ー、ヽ      ..: ,;:''   ,!
ヽ、jゝ、`ヾ:、゙、   ,..:'.:'"    .: ,!
   ``ヽ.、_ ¨`  ,:'      (_r:,!
       ``ヽ.、..    ノr;ソ~,!
             ``ヾ、 / 7,!
                 ``ヽ,!
 中朗将 『朱儁-公偉』(チュウロウジョウ・シュシュン-コウイ)

しかし、この軍の司令官である朱儁は
『今彼らを許したとしても、
 再び天下が乱れればその時はまた彼らは暴徒となるだろう。』
と言って全員を斬首する。



                                / ̄ ̄ ̄ヽ、
                               ..| 」」」」」」」」」)
                               |(6ー③-③.|   _____
               / ̄ ̄ ̄\  ____  |::::|ヽ  .」 イ ノ´      ヽ
    / ̄ ̄ ̄ ̄\ ( (((((((^))))))´      `ヽ.ヽ|  .(=)/ (#  ノノノノノノノノ
   (  人____)..|ミ/ _=_| ノノノノノメノ十ノノ/\;;;;;;;;;/\(  ノー◎-◎|
   ..|ミ/  ー◎-◎-)(6ー[¬]-[¬] ノ ー□-□-|リ       (彡彡)   つ`|
   (6     (_ _) ).|    、」 |\ゝ ∴)`_´(∴)ゝ      彡彡彡)  ∀ノ
  _|/ ∴ ノ  3 ノノ\  (ー)/ ...|ゝ、___.イゝ   ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄).` ̄´ヽ、
 (__/\_____ノ   ..\__/ |_|       )   .| ノ三三三三)    ))
 / (__∥     ||)ノ|       | |       ||三三ミ|.(6-⊂⊃⊂⊃    //
[]__ | |  教祖命 ヽ |       .| |       ||::::<彡| |.   ・・ (    .|..|
|]  | |______).|三|□|三三(_)____|_):::::::::ノ彡ゝ.. (д)ノ、 ̄ ̄(__)
 \_.(__)三三三[国])..|:::::::::::::::::::::/  \::::::Y::::/\::::::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、\\
  /(_)\::::::::::::::::::::| |:::::::|:::::::::| ̄ ̄ ̄ ̄|::::::| ̄ ̄ ̄|E) 断固抵抗します(ヨ)「 ̄
 |     .|:::::::::/:::::/ .|:::::::|:::::::|      |:::::|.    .|::|________|´|...|
 ..|____|::::::/:::::/  |:::::::|:::::::|..     | ̄|    ..|:::/___.へへ__\||||||||
     (___[)__[) (__(___|_____|_|___|(___(_|_)__)_))

すると、それを見た黄巾軍は新たに将を立てて抵抗し
結局、この後一月余りの間黄巾族との戦闘は続く。

この朱儁の判断を
『後の不安要素をあぶり出した』と見るか
『いたずらに戦闘を長引かせた』と見るかは意見の分かれるところである。



       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ●)  (●)\    ま、過ぎたことはしょうがないお
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \  戦乱で荒れた土地もこれから立て直していけばいいお。
  |    mj |ー'´      |
  \  〈__ノ       /
    ノ  ノ                                       やる夫ーー
                                            ちょっと来いですぅ
が、とりあえずは黄巾の乱は鎮圧され
徐璆はさらに功績を積んだことになる。



            r ―――――-- 、
        ,ィ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽヽ、
       //__, ィ―――、――、   \ヽ、
     ∠_/´7 : : : : ィ´ : : : : : : :ハ`ヽ、  \ \
     / : : / : : / : : // : : /: :! :ヽ :\  ヽ \
      /: : //: : / : : /: :/: : : ノ: : |: : !ヽ: : ヽ ヽ  ヽ     さっき中央から召集がかかったみたいです。
    /: : : /: : /: :/: : /: : /: :i ∧: : :|: :ヽ!  } /\ヽ
    ! i : : !: :/: :/: : /: : /ィ: : /: : ヽ: :!: : : ! Y_  ヽヽ   これはきっとこの前の乱での功績が認められて
    .!: :| : : !/、_/_/ _ィ//: : /∧: : : : !: : : : } | `ヽ、 ヽ!  何かしらの恩賞が与えられるに違いないですぅ。
    ! ハ: : |./> ̄/ ノ :入〈  !: : : : !: : : :! /!    `ヽ!
    |〉、ヽ ! ゙ミミ三、  //  `〈__! : : /: : : :イ: :!
    | 「ヽ!`ゝ:::       ミ、、_  〉へ : : :ノ :|: :|
    | | ヽヽ  ::::  l    ::: `゙゙=ミ/: :/:/ /: ! : !
    | | ヽ \    !ーァ   ::: /://  /: : |: :|
    ! .\   \ `´    ,イ⌒ア^〉  /| : : !: :!
   /|   }-、,-、__}>r-ァ´ ̄ / /  /: :! : : |: :!
 /: !  >-、_ 7―、`/      ノ  /: : :! : : ヽ:|
/ : : /  /\  /==Y〈`-"⌒ヽ<  / : : : |: : : : :ヽ

       ____
     /⌒  ⌒\
   /( >)  (<)\ シシシッ
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
  |    /| | | | |     | それじゃあ行ってくるお!
  \  (、`ー―'´,    /
       ̄ ̄ ̄



        ____
       /      \
     /  ─    ─\
    ./    (●)  (●) \
    |       (__人__)    |、
r―n|l\      ` ⌒´   ,/ ヽ
  \\\.` ー‐ ' .// l     ヽ
.     \        |      |
.       \ _  __ | ._   |
        /,  /_ ヽ/、 ヽ_|
\      // /<  __) l -,|__) >
  \.    || | <  __)_ゝJ_)_>
    \.   ||.| <  ___)_(_)_ >
      \_| |  <____ノ_(_)_ )

        ____
       /      \
     / ─    ─ \
    ./  (●)  (●)  \
    |     (__人__)     |、
r―n|l\    ` ⌒´    ,/ ヽ
  \\\. ` ー‐ ' . //l     ヽ
.     \        |      |
.       \ _  __ | ._   |
        /,  /_ ヽ/、 ヽ_|
\      // /<  __) l -,|__) >
  \.    || | <  __)_ゝJ_)_>
    \.   ||.| <  ___)_(_)_ >
      \_| |  <____ノ_(_)_ )



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 21:47:03.05 ID:yYgAnF3fO

きな臭いなww



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 21:48:20.13 ID:amQlPHYs0

何でw





    /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : : |: : :|: : : : :|: : | ,: : : ',: : :: : :ヽ: : !
   |: : |: : : : : ,,=''".\: : /|"''=:;,ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /" _,=、 | :/ |:./,=、 V: .|.:.: : : | V
  < : _: : : /  ((;・.,;)|/  レ((・.,;) |:./ ヽ: : |         引っ掛かりやがった
  <:: |. 小{     ̄      ̄  レ{: :.|ヽ:| 
   厶ヘ ハ          、     {ハ   /⌒ヽ_ノ) ) ) バーカバーカ!!
      \_!      _ '     !!   ,' ;'⌒'ー''´
        ヽ  \ーェェェェァt   /   | i|     (⌒)
      ___,r| \  、\_ `ヽ /    ノ ,'.!    ノ ~.レ-r┐、
    /:/::::| \ ::::: \_`\ \'、 ./ //、  ノ__  | .| | |
  /::::::/::::::|  \   ´ ∧\.、_>'´ ノ'´ 〈 ̄   `-Lλ_レレ
/:::::::::::/::::::::|    \  /"''-  `ー一''´      ̄`ー‐---‐‐´

徐璆は以前彼が告発した張忠に逆恨みされたため
無実の罪で逮捕されてしまう。

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 21:49:10.24 ID:Rkwr/70l0

これは良スレ





                 ,、- '' ゙ ̄,ヽ、_
                /  ,、-''`゙ヽ  `ヽ
              /   !゙     |   `.
               ├--''゙    /    i
             , .,L _;.;;;;、  ヽ ゙ヽ、./´`!i
          ,、-';;、-''゙!,.、ヽ-- '゙`_,/'゙!G.ノ!
         /,;-'゙ ,,-';゙!--゙i-i'"  ̄ ',  Yi,
        /   "./ヽ,   ! ゙;;_,,ノ    ! ゙ヽ,
       /    ./    ̄;T!  ,/   ノ.  丿i ┬-─ '',゙ニ'- 、
       /   ,,/      ゙''ニ゙-   / i/ / i   /    `i
     .,_,i _,;;'゙      ,、-''゙ヽ、_/,、-''`  /  i  /      i
     i  ̄_,.フ     /i   / ! i´ )、  ,/   !  i       i
     ! ̄ ̄    !     / !  / ,i !'i゙ './!-、,/ /        !
     i  ○   i     ! !   `y゙i .i !.  /  ゙> ノ          /
      !       !、-ヽ;゙↓  / i !  ! ./   /./          /
     i  ○   !`'   ゙i.  i   !  i. /   //        /i
      !       !    i_,,_ !  !   .i/.  //        / i
       !       !   //゙ ゙̄'' - '゙´ ̄ ̄        / i
┌‐────┐    ヽ_/ i´                    /  !
│ アウチ  |     ! !                  /   !
├───‐─┴───────────────────────
│張忠殿を怒ら…ゴホゴホ、
│猥褻物陳列罪に痴漢にレイプ未遂に殺人…
│馬鹿な事をしたものです。問答無用で死刑ですよ、君は。
└─────────────────────────────



                く⌒ヽ
          )\ く\_| (_,,,,--へ
         ノ  ノ \__  _,,-ー┘
        / /  ,,,,___| |_,,,-ーへ
       //)\ \____ ,,,--ー┘
      ∠ノ / ノ _     ( \ッへ、
         ノ / く_ニニニニ..,  _ノ
       /1 |   (\_    | ノ
     // | |    `i_)   | |
      ̄   | |       _  | |
         く_ )      \~ー` |
                   ``ー~
                 ,,,_,~ーヽ、
                 \_,-~, |
                      //
                      レ'
          丶\
           | |_~、
        へ_,/    ノ   ,へ
        \_  ー ̄_,ー~'  )
          フ ! (~~_,,,,/ノ/
          | |   ̄
          ノ |  /(
         / /  | ~-,,,__
        (_ノ   ~ー、、__)



                     ) 
       _ ,, -ー=- 、    ヽ 異議あり!!
       ゝ、ニ 二 _ ミミV,    )
       マ二 ニ、 r' ..,,_ ヽソ,   `v'⌒ヽ/⌒ヽ/       ,. ‐- .. _
       `ヽ、 { a`'   tij` _!                  /  __  `` ー- 、
         |ノゝi     ,_〈                , ィ/   ゝヽ ̄ヽ ー- '
         /   t   -‐ ,'"             _ / { {ヽ、_   ヽ' ノ_,.〉  
        /!   `>、 _/_ -ァー- 、_ ... -‐ '    ヽヽ、 `>、..ノ=┘
       /j >-‐ ' ´/ /   /    /   _ノ      \ `ー '!
   , -‐ 7´/{⌒|  / _/   j                  >‐'
  / / //| 〉‐f/ \'    !                ,  ' ´
 / ,' > .|/ レ   ゚ノ    |           ,.. -‐ '"
/  {  ヽ |  〉  /__  t     ,. -‐ ' ´
  |   ヽ| / /  '   `  ヽ、  /
  |   `!//           /
┌‐────┐
│ ナルホド  |
├───‐─┴────────────────────────
│確かにこの人は天然亀頭ヘッドでアレでナニな性格かもしれませんが
│彼は黄巾討伐にも功があり、何より荊州統治の腕は見事と言うほかありません。
|このような人材を失うことは漢にとって大きな痛手となります!
└─────────────────────────────‐
しかし黄巾討伐などこれまでの実績が考慮されて
死刑にはならず、官位を剥奪されるだけで済んだ。



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 21:55:34.70 ID:R77jI5G00

ふむふむ



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 21:57:41.52 ID:Y3fy8f9n0

しへんん





                                 ,.へ
  ___                             ム  i
 「 ヒ_i〉                            ゝ 〈
 ト ノ                           iニ(()
 i  {              ____           |  ヽ
 i  i           /__,  , ‐-\           i   }
 |   i         /(●)   ( ● )\       {、  λ
 ト-┤.      /    (__人__)    \    ,ノ  ̄ ,!
 i   ゝ、_     |     ´ ̄`       | ,. '´ハ   ,!
. ヽ、    `` 、,__\              /" \  ヽ/
   \ノ ノ   ハ ̄r/:::r―--―/::7   ノ    /
       ヽ.      ヽ::〈; . '::. :' |::/   /   ,. "
        `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r'"
     / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
     | 答 |    芸 は 身 を 助 け る   │|
     \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ
                                                   やる夫ーーー>
その後しばらくはニート生活が続いたものの
一度得た名声が失せることはなく、
再び中央に召し出されて各地の太守や刺史を歴任し
そのいずれでも善政を敷き、民に慕われた。



【197年】
              _, -――― - .._
        ,.. '´ ̄ ´゙'ー‐1:i   ̄´ト、
        / ,  ,r'  , ,r' ノ'、:ー、   l」 \
     ,..' , ' ,:i   x' /|  ´l: ! 、 !.ハヘ.  \
     // /  i/ // />- / '、:! - ‐ l !   丶_
    〃 /  イ _/ 〃z==ャx /ヘ:ヽ' !丶リ   /´ 中央から詔勅が届いたですぅ。
     | l  l 行 /゙ /'l;;;;;ヘハ/  {: {    ヽイ1
     '.ハ  l代ソ ,   >:z.' / l: l     l| l   今度こそ本当に昇進の知らせみたいですよ!
     // ゝ、ゝ r,ーャ_-'´-__..∠}、ヽ    リ ll
     l l   T´ミ、ゝ- '  ̄  l:::   > 〉、l ハl l',
    〉〉l , /l  l ≧:::イ´   ト、:: l | __ -!l  ',
     l |米 l l, -rt/ \lj  ,∠、 \ハヽ/ l 、!l   l
     ヽヽ //: rt」!__ >く   |l  fマ/ 〉   ヽl  ',

         ___
       / ⌒  ⌒\
      / (⌒)  (⌒) \
    /   ///(__人__)/// \  やったお、やる夫が『廷尉』(エンイ)に任命されるらしいお!
     |   u.   `Y⌒y'´    |  これでやる夫も『九卿』の仲間入りだお!
      \       ゙ー ′  ,/
      /⌒ヽ   ー‐    ィヽ   それじゃあ行ってくるお!!
      / rー'ゝ       〆ヽ
    /,ノヾ ,>      ヾ_ノ,|
    | ヽ〆        |´ |
余談だが
度遼将軍の給料が手取り1800石、廷尉の給料が2000石なので
この時彼は父の背中を追い越した事になる。



        ____
       /      \
     /  ─    ─\
    ./    (●)  (●) \
    |       (__人__)    |、
r―n|l\      ` ⌒´   ,/ ヽ
  \\\.` ー‐ ' .// l     ヽ
.     \        |      |
.       \ _  __ | ._   |
        /,  /_ ヽ/、 ヽ_|
\      // /<  __) l -,|__) >
  \.    || | <  __)_ゝJ_)_>
    \.   ||.| <  ___)_(_)_ >
      \_| |  <____ノ_(_)_ )

        ____
       /      \
     / ─    ─ \
    ./  (●)  (●)  \   またかお?
    |     (__人__)     |、
r―n|l\    ` ⌒´    ,/ ヽ
  \\\. ` ー‐ ' . //l     ヽ
.     \        |      |
.       \ _  __ | ._   |
        /,  /_ ヽ/、 ヽ_|
\      // /<  __) l -,|__) >
  \.    || | <  __)_ゝJ_)_>
    \.   ||.| <  ___)_(_)_ >
      \_| |  <____ノ_(_)_ )



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 22:03:42.49 ID:TqrbC0OH0

あはは



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 22:04:08.23 ID:amQlPHYs0

何ゾコレ





         ____
       /     \    手荒い歓迎で申し訳ありません、私は袁公路と申します。
     / ⌒   ⌒ \   徐璆殿、あなたの名声は聞いております。
    /   (⌒)  (⌒)  \
   |      __´___    . |  是非とも我が軍に力を貸していただきたいのですが…。
   \      `ー'´     /  勿論三公の位を用意してお待ちしております。

   仲帝 『袁術-公路』(チュウテイ・エンジュツ-コウロ)

        ____
       /      \
     /  \    /\      断るお。
    ./    (●)  (●) \    漢の臣であるやる夫がなんでお前なんかに仕えなきゃいけないんだお?
    |       (__人__)    |、
r―n|l\      ` ⌒´   ,/ ヽ   身の程を知れお。
  \\\.` ー‐ ' .// l     ヽ
.     \        |      |
.       \ _  __ | ._   |
        /,  /_ ヽ/、 ヽ_|
\      // /<  __) l -,|__) >
  \.    || | <  __)_ゝJ_)_>
    \.   ||.| <  ___)_(_)_ >
      \_| |  <____ノ_(_)_ )




      / ̄ ̄ ̄\
    / _,ノ  ⌒ \   そうですか、仕方ありません……。
   /  (●)  (●) \
  |     、 ´      |  …ふっ、そうきっぱりと断られると
  \      ̄ ̄    /   何も言えなくなりますね。

この時、袁術は皇帝を僭称しており
徐璆は許都へ向かう途中で彼らに見つかり軟禁されてしまった。

袁術は徐璆を上公の位につけようとするが失敗。
しかし、徐璆の強固な意思に感じ入ったため無理強いはしなかった。

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 22:08:56.84 ID:Hb+H77AhP

いまだにどっちが蜂蜜か覚えられない



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 22:12:45.44 ID:amQlPHYs0

>>51
えんじゅつが蜂蜜




【獄中】
____________________./
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..::..:|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::| ここに捕らえられてもう三カ月以上たつお…。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/      \: . :::| ろくに食ってないお…ひもじいお…。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ノ   ヽ、_   .ヽ.:: | なんでやる夫ばっかりこんな目に合わなきゃならないんだお…?
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;o゚(●)) (( ●))゚o ..ヽ|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| (__人__)'      i:|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\_`⌒´    .⌒ゞ'´|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::~'/⌒/⌒/ / |::::|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(つ/_/ /\.|::::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(____/  .ヽ::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;/ / \  ._丿|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(__(___):: ̄: :: .:|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : :::::|



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 22:10:38.96 ID:R77jI5G00

許都といえば、あの人でるのかな


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 22:11:42.99 ID:SthhLx9e0

さすが陛下やることが違う





       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ●)  (●)\
  /   (__人__)   \
  |     `⌒′     |   ん?
  \             /   何か外がうるさいお。
  /          | 
 (_⌒) ・    ・ ||
   l⌒ヽ     _ノ |
    |  r `(;;U;)   )__)
  (_ノ  ̄ / /  
        (__^) 




57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 22:12:47.69 ID:YaOIFTfN0

服もなしかw






━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       ____
     :/::::::::::::::::\:
   :/ ⌒三 ⌒::::::\    はち…みつ
  /  (○)}ililli{(○ ):::\:  うまかっ…です…。
 :|      __´___::::::::::::::::::|
  \      `ー'´::::::::::::/:

―197年 夏―
袁術は曹操軍に惨敗した後
兄・袁紹の軍に身を寄せようと移動中に死亡する。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




          ___
         /     \
         /   \ , , /\
     /    (●)  (●) \
      |       (__人__)   |  袁術の死を聞いて皆が混乱してるお!
     \      ` ⌒ ´  ,/
      ノ          \  これは脱出の好機だお!
    /´      _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ
    |    l  ( l / / / l
     l    l  ヽ       /
<キラッ

        ____
      /      \
     /─    ─  \
   / (●)  (●)    \  ……んお……!?
   |    (__人__)       |
   \   ⊂ ヽ∩     <  これはもしかして……。
     |  |  '、_ \ /  )
     |  |__\  “  /
     \ ___\_/
::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 22:15:52.61 ID:hQ77uKDG0

「蜂蜜大好き四十歳」という言葉を思い出した


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 22:16:25.71 ID:TqrbC0OH0

玉璽?



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 22:16:39.53 ID:Hb+H77AhP

>>56


>>58でもでてたww





【許都】
            __,,,,_
            /´      ̄`ヽ,
            / 〃  _,ァ---‐一ヘヽ
         i  /´       リ}
          |   〉.   -‐   '''ー {!
          |   |   ‐ー  くー |  ふむ、そうか。
           ヤヽリ ´゚  ,r "_,,>、 ゚'}
         ヽ_」     ト‐=‐ァ' !  曹司空殿の逆賊討伐、大義であった。
          ゝ i、   ` `二´' 丿
              r|、` '' ー--‐f´
         _/ | \    /|\_
       / ̄/  | /`又´\|  |  ̄\
      献帝 『劉協』(ケンテイ・リュウキョウ)



           // / ///  / |   //
           ノ ∨///i/   l  /―'´ /
          ノ  レ ! |   | /  r‐''´
      r――'   ノ/  |    |  /
    /    r‐''´/ / /  / ) |ヽ /`ヽ
    /  i  /   L |/   /  /  | |ニ--、|
    |  ヽ、 ヽ    |   //   / / __ ノ
    L_   |\ ヽ  |  ヽ|  i / / / | V 
      \/  ヽヽ  |  __\ |/ / / | ヽ
      /     \ |__/  | `|,./ ,.-'´ミ-ゝ  フン、そう大したことではない。
     /   r‐--i´`'´ヽ) / /´ / 彡ミ
    r'   /| `'''-\ /// /-'  ミ彡//)|    モンキーごときが愚かしくも
  / ヽ  | ヘ\   `´ / / ,.-ニヘヽ/)/ノヽ,_  この曹孟徳にちょっかいを出してきたから追い払った。
/    |  | \-、_((( | /_,.=tラフ  Y//ヽ\\ただそれだけのことだ。
     人  ヽ ヽ\ゞゞ  | | `''''''´   |J |川川
      `'ヽ | | :::::::| /||        |ーヘ川リ
          ヽ  | |、       //: : |川
           ヽ  !_-フ       / /: : : :|
         /: ヽ r三ニ‐、  //: : : : ||
       /: : : : : ヽ ー―  //: : : : : /: |
      /: : : :: : : : : ヽ,    '´‐': : : : : : /: : :ヽ
     /: : : : : : : : : :ヽ: ̄ ̄: : : : : : : :/: : : : : :|
     司空 『曹操-孟徳』(シクウ・ソウソウ-モウトク)



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 22:20:42.28 ID:TqrbC0OH0

このカリスマはヤバイ



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 22:22:10.47 ID:R77jI5G00

こういう外伝みたいなの面白いね











  |┃    ガラッ    ____
  |┃ 三      /u     \
  |┃        /   \, 、/  \
  |┃ .      /  ( ●)  (● ) \  おおおおお邪魔しますお!
  |┃ 三   |   '" (__人__)"' u |
  |┃       \    ` ⌒ ´    /  廷尉・徐璆、ただいま参上いたしましたお!
  |┃        /ゝ    "`   ィ `ヽ.
  |┃ 三   /              \
,⊆ニ´⌒ ̄ ̄"  y           r、  ヽ
⊂二、 ,ノ──-‐'´|              | l"  |
  |┠ '       |              l/'⌒ヾ
  |┃三        |              |ヾ___ソ



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 22:23:43.16 ID:XBfoIfl70

gannbareしまむら





            __,,,,_
            /´      ̄`ヽ,
            / 〃  _,ァ---‐一ヘヽ
         i  /´       リ}
          |   〉.   -‐´ `'''ー {!
          |   |   ‐ー  くー |  なんだね君は?
           ヤヽリ ´゚  ,r "_,,>、 '}
         ヽ_」     ____  !  仮にも宮中なのだからもっと静かに――
          ゝ i、   ´ ニ `丿
              r|、` '' ー--‐f´
         _/ | \    /|\_
       / ̄/  | /`又´\|  |  ̄\


          ____
        / \ /\
      / (○) (○)\   と、とりあえずこれを見て下さいお!
     /    (__人__)   \
     |       |::::::|     |
     \       l;;;;;;l    /
     /     `ー'    \
   /          ヽ □←コレ
   (   丶- 、       しE |
    `ー、_ノ         l、E ノ 



         | /      ヽ    /    / l  \
         ,イ   l   ヽ l  /    /  /   /
        / |   !,、   l l /    /     ノ レ‐i
       /  |  /  `'-  l|    /_,.‐ヽ   /    |
      /  | /  /ヽ/'''''‐、   |´   ヽ_// ヽ  〉
      |    |  |ミ./  _ `!  レ    l   _ ミ l /
      _,.-‐ヽ |  /-l  /_ミヽ,| __,.-、   レ-‐´ | l く
      ´ ̄\`''´ /三l  | r''''''-'''ヽ! |  /三彡-ク  )
       ヽ L_/'/ ̄ヽ l―\:::::ノ-/ /―フi'´/  /
        | r‐、 ト、,_ |/ ヽ'i `´l / / //'| l/
        ヽ| r-| ノ 、_ 、\、ノ レi l, / /_/_,,. | l, 
         .lヽ 川  ヽ弋;ッ、`ヽ! l:| l_,.ィ;;フノ  人 |    こ、これは!!
         |. | |り、  `"´ ̄ヽ! |ヽ! ̄`´   | /ヽ|
         | y-| l,      l |  l     |ノ ノノ
         .| ,i、し!  .    l .| /.     | r'´
         |  | `´!     ヽ!___レ      .!.|
       _,.-''i'´l  l   、_,.-ニ-、_,.-   / .|ヽ-------、_
      // | ヽ  ヽ    r`'''''"´,.   / ノ| `''―――-、ヽ
     / /   |  \  \  `"T"´   / / |--、_     \ヽ
    / /    /    \ \      //   |   \      l.L
   //    /       `''‐ヽ、,,,,,,,,,,ノ‐'´    l    ヽ    ヽ \_



             / ̄ ̄ ヽ,
            /        ',  
         ノ//, {0}  /¨`ヽ {0} ,ミヽ      『これは…
       / く l   ヽ._.ノ   ', ゝ \     伝国の玉璽ではないか!!』
     / /⌒ リ   `ー'′   ' ⌒\ \ 
     (   ̄ ̄⌒          ⌒ ̄ _) 
      ` ̄ ̄`ヽ           /´ ̄
           |            |
         | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
         |   かんおーちょー  .|
         |__________|

徐璆は袁術の下を脱出する時
どさくさに紛れて国璽を取り返していたのである。
また、彼が太守に任命された時に賜った印綬も持ち帰っていた。



72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 22:31:04.68 ID:XBfoIfl70

有り難味ねえw




            __,,,,_
            /´      ̄`ヽ,
            / 〃  _,ァ---‐一ヘヽ
         i  /´       リ}
          |   〉.   -‐   '''ー {!
          |   |   ‐ー  くー |  なんと!?
           ヤヽリ ´゚  ,r "_,,>、 ゚'}
         ヽ_」     ト‐=‐ァ' !  徐璆とやら、これ以上ないほどの大功である!
          ゝ i、   ` `二´' 丿
              r|、` '' ー--‐f´
         _/ | \    /|\_
       / ̄/  | /`又´\|  |  ̄\



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/07(土) 22:38:03.32 ID:yYgAnF3fO

普通に大活躍過ぎる…何故脇役



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 22:39:58.99 ID:XBfoIfl70

てーかジョシュクって初めて聞いた





           // / ///  / |   //
           ノ ∨///i/   l  /―'´ /
          ノ  レ ! |   | /  r‐''´
      r――'   ノ/  |    |  /
    /    r‐''´/ / /  / ) |ヽ /`ヽ
    /  i  /   L |/   /  /  | |ニ--、|
    |  ヽ、 ヽ    |   //   / / __ ノ
    L_   |\ ヽ  |  ヽ|  i / / / | V 
      \/  ヽヽ  |  __\ |/ / / | ヽ
      /     \ |__/  | `|,./ ,.-'´ミ-ゝ
     /   r‐--i´`'´ヽ) / /´ / 彡ミ     しかし貴様は袁術にずっと捕らえられていて
    r'   /| `'''-\ /// /-'  ミ彡//)|     体力も限界だったはずだ、
  / ヽ  | ヘ\   `´ / / ,.-ニヘヽ/)/ノヽ,_  
/    |  | \-、_((( | /_,.=tラフ  Y//ヽ\\ それなのにこれを取り戻してくるとは……。
     人  ヽ ヽ\ゞゞ  | | `''''''´   |J |川川
      `'ヽ | | :::::::| /||        |ーヘ川リ
          ヽ  | |、       //: : |川
           ヽ  !_-フ       / /: : : :|
         /: ヽ r三ニ‐、  //: : : : ||
       /: : : : : ヽ ー―  //: : : : : /: |
      /: : : :: : : : : ヽ,    '´‐': : : : : : /: : :ヽ
     /: : : : : : : : : :ヽ: ̄ ̄: : : : : : : :/: : : : : :|



             ____
           /      \
          / ─    ─ \
        /   (●)  (●)  \
        |      (__人__)     |  いやいや、やる夫なんて大したことねーお。
         \     ` ⌒´    ,/
 r、     r、/          ヘ   こんな話を知ってるかお?
 ヽヾ 三 |:l1             ヽ
  \>ヽ/ |` }            | |
   ヘ lノ `'ソ             | |
    /´  /             |. |
    \. ィ                |  |

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    /\___/ヽ
   /''''''   '''''':::::::\
  . |(●),   、(●)、.:| +
  |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
.   |   `-=ニ=- ' .:::::::| +
   \  `ニニ´  .:::::/     +
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||
     『蘇武』(ソブ)

昔々、前漢に蘇武という武将がいたお。



      /\___/ヽ
     /       :::::::\
    .|          .::::|
    |  ''''''   ''''''   .:::|
    .|(●),   、(●)、::::|
     \ ,,ノ(、_, )ヽ、,,.:::::/
     /``ーニ=-'"一´\
   _/((┃))_____i |_ キュッキュッ
.. / /ヽ,,⌒) ̄ ̄ ̄ ̄ (,,ノ   \
/  /_________ヽ..  \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

       /\___/ヽ
     /''''''   '''''':::::::\
    . |(●),   、(●)、.:| +
    |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
  .   |   `-=ニ=- ' .:::::::| +
     \  `ニニ´  .:::::/     +
     /ヽ、ニ__ ーーノ゙\_
    .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|  トン
   _(,,) 仲良くしましょう (,,)_
.. /. |..            |  \
/   .|_________|   \

彼は漢の代表であることを示す『節』(国旗)を持って匈奴(異民族の一つ)へ赴いて
無事に友好関係を築くことに成功したんだお。



       /\___/ヽ
      /:::::::       \
     .|:::.   ''''''   ''''''  |
      |::::.,(●),   、(●)|
     .|::::::: ノ ,,ノ(、_, )ヽ、,, |
      \:::::.ヽ`-=ニ=- ' /          |
     /   `一`ニニ´-,ー´           |
     /  | |   / |             |
    /   | |  / | |             |
    /   l | /  | |             |
__/    | ⊥_ーー | ⊥_ ________|
   |  `ーヽl_l_l.} ヽl_l_l.}              \
  (、`ーー、ィ   } ̄`   ノ               \
    `ー、、___/`"''-‐"                 \
                                 \

けれど、彼は帰る途中で匈奴内部の反乱に巻き込まれて
ロクに食べ物もない所に幽閉されて仲間になるよう強要されたんだお。



      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/⌒ヽ  / ''''''     ''''''   ヽ
|  /   | (●),   、(●)   |
| |   |    ,,ノ(、_, )ヽ、,,     |
| |   |    `-=ニ=- '      |
| |   !     `ニニ´      .!
| /    \ _______ /
| |    ////W\ヽヽヽヽ\
| |   ////WWWヽヽヽヽヽヽヽ
| |  ////WWWWヽヽヽヽヽヽヽ
E⊂////WWWWWヽヽヽヽヽヽヽ
E////WWWWWWWWヽヽヽヽヽヽヽ
| |  //WWWWWWWヽヽヽヽヽヽヽ

そして、それでも心が動かないとわかると
今度は羊飼いの仕事を押し付けられて
結局、十数年間も監禁されてたんだお。



               +      +
   m n _∩          +      +  ∩_ n m
  ⊂二⌒ __)  +  /\___/ヽ +    ( _⌒二⊃
     \ \    /''''''   '''''':::::::\     / /
       \ \  |(●),   、(●)、.:|  / /
        \ \.|   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| / /
          \  |   ´トェェェイ` .:::::::|  /
           \\  |,r-r-| .::::://
             \`ー `ニニ´‐―´/
             / ・    ・ /

それでも彼は屈服せず
漢と匈奴の王が変わって再び友好関係になった頃
ついに漢王朝へと帰ってくることが出来たんだお。



           ,-=;,    +
          {__7!       +      +
          〔_ラレ     +  ,、_,-‐y;   +
           `y"l       rヲレへシ'"/\__/ヽ
           iト-ヘ、      (_;フイ./''''''   '''''::::::\ r;_/iレソ
            l  'ヽ      ル ||(●),   、(●)、.:| し ン′
              ヽ   ヽ     レ' ||!   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| 人_フ
             V  ヽ,    |   |.|   `-=ニ=- ' .:::::::|/ /
              ヽ   ヽ,  ト = }{i\  `ニニ´  .::::/ /
               `i 、,  ヽ, }- ルハヽ、ニ__ ーーr'   シ´
                V   `;|   i∨  ̄~7  ン〈___/
                V丶  |   リ >,    ( _/ ,_
                 ヾ  {   ソ レ  ン ;_ン'" ,r" rn ゞミヽ
                  ゝ、ゝ = 〃ソノ__/   / y'"J | \` ヽ
   rn,              rfレ`ー-=-‐''~ ̄   /`7  `、|  ヽ-'ヽ
  rJllル7       rnh;   l´ ´'リ  ,rn     / r'ン==ト、!__  V ヽ
  〉__ソ       ヾヽ``ij'l 〉 /、,ハjjj し'l mhレ'   /f, |リ<レ7,,m〉  |  |
  |  {   rfjn   ,;'V _ン',/ //〉r>,、__//リリ ト  〈 }'=‐' ソ 〉トii,_/  j

そして彼はそんな状況でも
漢の象徴である『節』をなくすことなく持ち帰って
国中の皆から『英雄』と称えられたんだお。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



       ____
     /⌒  ⌒\      十数kgもある旗を持ち帰った彼に比べれば、
   /( ●)  (●)\
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \   やる夫なんてたかだかハンコ三個持ち帰っただけだお。
  |    mj |ー'´      |  そんな仰々しく褒められるようなことはしてねーお。
  \  〈__ノ       /
    ノ  ノ

             //             __,,,,_
           ///)        /´      ̄`ヽ,
          /,.=゙''"/        / 〃  _,ァ---‐一ヘ
         i f ,.r='"-‐'つ     i  /´       リ
         /   _,.-‐'゙~      |   〉.   \  ,,/ {!
        ,i    ,二ニー;      |   |  ‐ー  くー |
        ノ    il゙ ̄ ̄       ヤヽリ ´゚  ,r "_,,>、 ゚'  ……素晴らしい!感動した!
      ,イ「ト、  ,!,!           ヽ_」     ト‐=‐ァ' !
     / iトヾヽ_/ィ"___.      ゝ i、   ` `二´' 丿  君を新たに『衛尉』と『太常』に任命しよう!
    r;  !\ヽi._jl/゙_ブ,フヽヾーtー:、__ ,r|、` '' ー--‐f´
    ∧l   \゙7'゙ .j!/ / /\jr=ニ:ー-゙┴、 ゙ミ三ヽi]l「/l
   ./ i !   \.// /./  ./   \ ┌‐ヽミ≦‐十'"!
  /  i゙i     /  ̄ ̄ ̄       i .l ッー-、\_ミ「彡゙ー=r.、
こうして徐璆は『九卿』職や各地の太守などを歴任し
混迷する漢王朝を支え続けた。

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::



月日は流れ
【建安13年(208年) 夏】
      \      三 /
        !ヽ l´\ ─<
.       ,'.  リ  V´ ̄`ヽ
.   / /   /-...、    }ハ 
 、/ / ノノ二゙ヽ`::::__フノ〉    ……おやおや
 ソ/ / ,ァ'"¨芹!ヽ= く-'
 ,/レノ    `  ̄ i'´   \  建安の蘇武殿がお目見えだ。
/ヽ /         l    ,. >
          , '   (_r'__ノ 
                ,. ->
              ー‐ ‐'! 
  \          ー‐r'
   l:\              ヽ      _.. ._
  ノ::::::::\.._         ノ /:>‐'::::::::::\
   ̄\:::::::::: ̄ ̄ ̄¨7 ̄ ¨´:::::::::::::::::::::::::::::

       ____
     /⌒  ー、\
   /( ●)  (●)\   ハハッ、
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\  もう投獄されるのは御免ですお。
  |     |r┬-/ '    |
  \      `ー'´     /
徐璆は後漢の『節』を持って曹操の許を訪れていた。



    /  ,/ / /   _,..-''
  ,.ィ <´  〈,/〃/-//-'"/ / ,/_
  } } ,〉 //" ,r'´ノ ,r'′//-  ____ノ
  ,) Y ノ // ,r'' ―、''"二´‐'/
 ,イ   ノ り ,=、-ニ_   ====-‐''"
 ,) Y  ィイィノ || ,r'ヽ´‐'==-‐''ニ__
〈 `ヾべ| :::   ゥ) `8、ヽ‐ ヽニ_-ニ__ フフフ、これはすまなかった。
〈 Z⌒\{::::  _"\ \ヽヽ''-._ニ.._
 `‐''^ └-ィ..ノ  /  ||  \     それで何の用だ?
     ,. --ヾ__/ ☆    \
     >----<,,,,)        \
    (||>/ ̄         ヽ |ヽ
     (           ヽ   | ||
      \      |ノ  ノイ /
        |      ヽ   |ノ /|


     / ̄ ̄ ̄\
   /       .\
  /   ─ヽ  .─   \  …後漢の持節使として、
  |   (●)  (●)   .|  曹孟徳を丞相に任命するお。
  \.   (__人__)    /
   ( ヽ  ___ ././
   .\ \|  .,レ゛/
     .\旨 爻ン



 | 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i  | |
 〉─_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
 |,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ 
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ /   `"""`j/ | |くゞ'フ/i/   フン、ついにこの時が来たか。
. |〈:ヽ, Y      ::::: ,. ┴:〉:  |/
. \ヾ( l        ヾ::::ノ  |、    よかろう、貰ってやる。
 j .>,、l      _,-ニ-ニ、,  |))
 ! >ニ<:|      、;;;;;;;;;;;;;,. /|       ___,. -、
 |  |  !、           .| |       ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ|  |  ヽ\    _,..:::::::. / .|       `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.|  |    :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_   _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| |  |    _;;;;;;;_ ̄ ̄   |   ̄ ̄ / _,. く  / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_    / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
  \_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /  /  .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\    ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/  /  /   ̄   )  ノ__'-ノ
  \    \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/  / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽヽ
ヽ  ヽ\   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/      /   ゝニ--‐、‐   |
 l   ヽヽ   \:::::::::::::::::::::::::::::::/           /‐<_  ヽ  |ヽ



        !ヽ l´\ ─<
.       ,'.  リ  V´ ̄`ヽ
.   / /   /-...、    }ハ 
 、/ / ノノ二゙ヽ`::::__フノ〉      それでは、私が今まで就いていた司空(三公の一つ)の座は
 ソ/ / ,ァ'"¨芹!ヽ= く-'     徐璆殿にお譲りしよう。
 ,/レノ    `  ̄ i'´   \
/ヽ /         l    ,. >   引き受けてもらえるかね。
          , '   (_r'__ノ 
                ,. ->
              ー‐ ‐'! 
  \          ー‐r'
   l:\              ヽ      _.. ._
  ノ::::::::\.._         ノ /:>‐'::::::::::\
   ̄\:::::::::: ̄ ̄ ̄¨7 ̄ ¨´:::::::::::::::::::::::::::::

       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ●)  (●)\
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \  ………やる夫は………。
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /
この時の記述は書物によって違うため
彼が結局司空になったのか、それとも太常のままだったのかは不明である。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::



      ____
    /_ノ   ヽ_\
   /( ●) ( ●)\    …………。
 / ::::::⌒(__人__)⌒:::::\  三公以上の位に就きつつも
 |        ̄      |  董卓と違って無事に天下を治めている曹操がいれば
 \              /  漢王朝は安泰だお……多分。











       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ―)  (―)\    皇甫嵩殿や朱儁殿もずいぶん前に逝ってしまったお…
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \  ……やる夫も、そろそろ休むとするかお……。
  |              |
  \               /

徐璆は曹操に丞相位を授けた後、死去。
没年もまた、史書には記されていない。



109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/08(日) 00:34:18.60 ID:HalojpPE0

個人的には陳○が読みたい、○には好きなの入れてw





―彼は皇甫嵩のように華々しい武功もなければ
  王允のように歴史を動かす策を実行したわけでもない

             (ヽ三/) ))
         __  ( i)))
        /⌒  ⌒\ \
      /( ●)  (●)\ )
    ./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\
    |    (⌒)|r┬-|     |
    ,┌、-、!.~〈`ー´/   _/
    | | | |  __ヽ、   /
    レレ'、ノ‐´   ̄〉  |
    `ー---‐一' ̄

  しかし、何度となく災難に襲われながらも
  漢室への忠誠心を崩すことなく己の職務を全うした彼こそは
  『後漢末の名臣』と呼ぶにふさわしいのではないだろうか――

―やる夫で学ぶ三国志の脇役達 『後漢書・徐璆伝』―
               ~完~



111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/08(日) 00:37:31.32 ID:MsLjW1pu0

乙でした!



112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/08(日) 00:38:20.86 ID:HalojpPE0

王允って董卓が再評価され始めた昨今では微妙だよね



113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/08(日) 00:39:37.36 ID:Ox4B18KC0

>>109
じゃあ式
どマイナーすぎか



114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/08(日) 00:42:30.14 ID:HalojpPE0

>>113
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B3%E5%BC%8F
書きようがないwww



115 名前:1[] 投稿日:2009/03/08(日) 00:46:33.85 ID:BpY7L1Vn0

というわけで終わりました
VIPでやる夫スレやってみた感想
『さるうぜえwww』

途中支援・レスくれた方本当に助かりました、㌧です
次回作とかですが
一応>>1としては
朱儁・韓遂・士燮・劉焉・公孫瓚・田豫・陳登
辺りをやってみたいなあ…と思っております
ただ、もう一つのスレと並行ですのでどうなるかはわかりません。
VIPでやるかどうかも不明です。

>>112
でも王允も王允で中々面白い人物だと思います
>>113
あんまりにも記述が少ないと逆に困るんですよね…



116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/08(日) 00:48:23.79 ID:Ox4B18KC0

ならば陳登陳桂父子DA!書きやすかろう



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/08(日) 00:49:31.95 ID:pMvIP1Au0

劉焉希望するぜ!



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/08(日) 00:50:29.04 ID:HalojpPE0

陳登、いなかったら歴史違っただろうねぇ
死に方もある意味おもしろいし


119 名前:1[] 投稿日:2009/03/08(日) 01:03:19.26 ID:BpY7L1Vn0

意見㌧です

ちなみに>>1がやりたい順に並べると
田豫>>劉焉>陳登>韓遂>公孫瓚>朱儁>士燮の順ですね

あと徐璆はいつになったらKOEI三国志に登場するのか…
婁圭とか出す前に出す奴いるだろ、と



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/08(日) 01:07:50.33 ID:HalojpPE0

田豫、wikiみたら結構すごいね
コーエーで公孫王賛プレイする際のその他1程度だからあんま記憶になかったw



121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/08(日) 01:23:52.80 ID:kdzjF6C30

>>120
田豫は他にも劉備と義兄弟にも等しい間柄だったりする



122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/08(日) 01:41:02.39 ID:HAm2dPqj0

それではそろそろお暇させていただきます

ちなみに、パー速で以下のスレッドを連載中ですのでよろしければご覧になって下さい

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1232109253/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1235226320/

本編書け?

…御免なさい。
でも、本編でどうしても拾いきれなくなる内容が出てくるので
何かしらの形で補完しておきいと思い、このようなスレを立ててしまいました。

それではみなさんお体に気をつけて
また次回お会いしましょう。


123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/08(日) 01:42:37.35 ID:BhCMAEEc0





124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/08(日) 01:52:38.22 ID:kdzjF6C30

>>122
ここで言う事じゃないかもしれんけど太平道の始祖は于吉じゃね?
于吉の太平経が太平道の基になってるわけだし


関連記事




以上の内容はhttp://mukankei961.blog105.fc2.com///blog-entry-750.htmlより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14