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■2010/06/26（土）　けっして私は忘れないであろう。
カテゴリータグ：ＳＦ・ファンタジー系 SF・ファンタジー(2010) ２０１０ 作者別短編集 ◆NBJATnhEhM氏の短編集

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299 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:35:39 ID:fA9kM+M4

投下します。22レス



300 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:37:24 ID:fA9kM+M4
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　私と弟は　夢の中で　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　パンを食べていた　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　,.,.,.,.,.,.,.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　 　 ,i ''ﾞﾞﾞ　　　　ﾞﾞﾞ ヽ､　　　 　　,r''"ﾞﾞi､/ﾞヽ､,　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　,.,.,.,.,.,.,.i　　　　 ;:::;　　　　ヽ　　　　ﾞi、　　!　　,:'ﾞヽ、　　　　　,r''"ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞヽ､　　　
. ,i ''ﾞﾞﾞ　　　　ﾞﾞﾞ ヽ､　　　　　　　　i　　,r''"ﾞヽ!,　 i　､'　　　I　　　　,i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ﾞヽ、　..
.,i　　　　;:::;　　　　ヽ　　　　　　　ﾉ　　i　　　　　　　　　　ﾉ　　　,i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:I　
,i'"´´´ﾞヽ,,,,r''"´´´ﾞヽi,.,.,.,.,.,..!-‐'''　　　｀ヽ､､,,;: ';,;,_,,...!-‐'''　　　i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ﾉ　
i　i,',"´ﾞヽ;;;'",´,ﾞ,ヽ　ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ､､,,;: ';,;,_,,...!-‐'''　　
｀ヽ､､゛゛゛゛゛゛ ,,.,,-‐''　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　 ´｀´｀｀　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　
　　　　　　　,.,.,.,.,.,.,.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　,i ''/ﾞﾞﾞ;:;:＼;/ﾞﾞﾞ ヽ､　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　 　,i／;:＼:;／:;＼/:;:;ヽ　　　　　　　　_,,...-,.‐'':,'"ﾞ:,　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　,i:;＼:;／;:＼／:;＼;::;I.　　　　.,r''"ﾞヽ, ヽ, ヽ, ,j"　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　i:;;／:;:＼／;:＼:;;:;:;:ﾉ　　　　　!∩　　i,　 i ,ｲ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　｀ヽ､､,／;:＼,,.!-‐'''　　　　　　i∪　 丿 ,ﾉ 　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　 ´｀´｀　　　　　　　　　 　ゞ- '' ´.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

301 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:37:47 ID:fA9kM+M4
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／;;;;r'￣´　　　　　　｀￣ゝ､;;;;;;;;;;ﾊヽ　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ソ´　　　　　　　　　　　　　 (ﾍ;;;;;;;ﾊ）ﾊ　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /／´　　　　　 /　　 　 　 　 　 　 (ﾍ;;;;;;;|） ﾊ　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾚ'　　 　 　 　 /|　　　ヽヽ　ヽ　　　 （ﾍ;;;;|）　ﾊ　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　 　 　 / 　 /│　　　 |＿＼|__|＿_　(ﾍ;|））　ﾊ　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l　　　　/ 　l　|　|　　　r'|　　　|　ﾊ　　｀ ((!!)) 　 |　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　 　 |　| 」-ﾄ､ﾄ､　　|　　　_x===|　　 }（（ﾄ､ヽ |　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　レ|´|　|　| ヽ　|　 ｒテ´　　 | /　ハヽ__」〉|　　
　　　　　　　　　とても　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿| |　　　 | |　|_==ヾ､ ∨　　　 　 　 |/　/　{{￣￣||　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈l￣〉ﾊﾊ ＼＼xﾞ　　　　 , 　　　　　　 /／/ / llヾ〉　|||　　　　　
　　　　　　　おいしかった。　　　　　　　　　　　　　ヾ_'-'∧. ヽ ＼＼　 　 　 _　 ノ 　 　 jﾉ ,ｲ /|　ll |ヾ_　|　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /||ゞ´∧　＼_＼ゝ　　　　　　　　　 ／//　|　{{|　 |　|　 　 /;;;　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 /／´||　〉〉､_ ヽ￣ヽ､　　　　　　　　／ｲ‐,,/　 ﾞ|　 |　|∧／;;;;;;　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 　　　//　　 ﾞ　|_|　/＼＼＿|｀　- -､-　＜￣;;;;;/l　　 } /｀│＿;;;;;;;;;;;　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 /＼ー─-､　/　 /￣/| 　 || 　 |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//|　　 |＿／;;;;;;;;| ;;;;;;;　　
　　　 　 　　　＿＿＿_　　　　　　　　___　＿/＿__〉;;;;;;;;;;;;>'　 /　 /l l/　||　　|;;;;;∧;;;;;;;;;/_ |　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;　
　　　 　　　／⌒　　⌒＼　　　　　　　__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//　/|　/-ﾄ─--'￣＼/　|ヽ;;;/　 | /ﾚ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;　　
　　　　　／（ ●） 　（●）＼　　　　　＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ｲ　/;;;|/;;;;;;;;;;;;;;;/》／　　　 ＼　 《 ﾚ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;　　
　　　 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼　　　　　＞;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;|　|;;;;;;;;;十､／ヽ-へへへ／￣《/;;;/;;;;;;; /;;;;;;;;;;＜´| ;;;;;;　　
　　　 |　　　　　|r┬-|　　　　 |　　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　|;;;;;;;／|´　《ミＹ≡》）　　　 《/;;;/;;;;;∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈￣￣　
　　　 ＼ 　　 　 `ー'´ 　 　 ／　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／|;;;;;;;;;;;;ﾚ/;;／;;;/　　 ゞ===ﾞ´　　 　《/;;;;;ﾚ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;;;;;;;／|／ 　 |;;;;∧__{;;;;|;;;;;/）　　　　　　　　　 《/;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／/　 　 ／ ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》 　 　 |/ 　 ／　 《/;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　 /　　 /　 ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ　　| 　 /　　 《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈　　　　　

302 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:38:37 ID:fA9kM+M4
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　 　 　　 　 　　 　 　　 　 　　　　 　　　!　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　|　　　　　 　 パンを作ってくれた男は
　　　　　　　　　　　　　　　 ヽー ､　　 　　 　　 |　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::::ヽ　!　　　　　,　　　　　　　兎だった。
　　　　　　　 　　　 　　　　 　｀ヽ､::::| '　　　　　ﾉ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　/::,′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ヽ/
＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ﾞ ､
　　　　　　　　￣ ｀ `''ー-- ..､ 　 　 　　 　 ﾉ 　　l
　　　　　　　　　　　＿＿　　　 　　 　　　 　　 　 |
-── ''"´￣￣￣　　　　｀　　 　　　　 　　ヽ　　|
　　　　　　　　　　　　　 　　/　　　　 　 　 　 l__,ノ
　　　　　　　　　　　　　　 　ヽ　　 　　　　　, ' ﾉ､
＿＿　　　　　　　　　　 　　　 ＼　　　 　／ /　 ＼
　　　　￣ ｀ヽ　　　　　　　　　　　｀"￣ 'ヽｰ' ＼ 　 ＼
ー───､　　''､　 　　 　　 　　　 　　 ／　 　　＼ 　 ＼
:::::::::::::::::::::::::ヽ　　＼　 　　 　 　 　　,. '′　 　 　 　ヽ.　　＼

303 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:38:49 ID:fA9kM+M4
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　-─ ─- ,-　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　rメ´── ､::::::::::::::｀ヽ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 〆　　 　 ／　 ｀ヽ;:::::::::::＼ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　// /　/　/　　　　　 ＼::::::::::ｌ 　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,イｲ　| メ、 ｌ　　　,イ 　l 　}＿::_}　　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_, -ｰ' /ﾙ|　ｌ ｧ=ﾐ､! 　 // |　/! //｀ｌ|ヾ》　 i
　　　　　　　私がパンの作り方について　/／￣　{|　| l ﾄ､ﾋｿ |　/二Zナ | ヾﾆｿﾍヽ 　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､__}ﾊヽゝ , ｀´　 r'::ﾝヽ}／ }| |　ヾ＼ i
　　　　　　　　　　たずねると　　　　　　　　　　　　 ｀ヽ:::| ∧　､ _　　｀´ ／　 /| | 　 ｀ヽﾆゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜￣:::| 　|＼｀__　 ,ィ//　 ハ| |　　 l 　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-=ﾆ´::::::| 　ｌ^｀}ノ}ハﾞ7/　 /!_ﾉ}/l__ ,ィヽ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ｨ／:ｌ　 |::/､/ｌ|　∨　/￣｀ヽ::::::∠ __＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::::::::ｌ　 !{／ .ト=/　/::::::::::::::::l:::::::::::＜__ヽ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ:::::::|　ハｰr'ﾞY/／:::::::::::::::::::}:::::::::::::::::＜ !　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ 〉:::| /::::￣｀／:::::／:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::＼　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　/::::::{ﾊ::::::::::/::::／::::::::/::::::::{::::::::::: ト､:::::､ｰ-ゝ　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　/:::::::::::∧:::::::ヽ/_/:::／::::::::::::〉､::ﾄ､! | ＼::〉　　　　ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　r'::::-::､:/　{:::::::/´::::｀ヽ:／￣:｢､ ﾚ'　　!　 ハ　!　 　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'＿ﾉ_::::__::/　ノ:／::::::::::／::::::::::::::| }/|　　,'　/　ｌ　|　　　ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌゞ/／＼〈／／:::､__:／:::::::::::::::::::ﾉ　 |　 /! /　 l　ﾊ　　/

　　　　　　　　　　　 　 　 /　 ///　 　 ／　／／
　　　　　　　　　　　　　　′ /// 　 ／　／／
　　　　　　　　　　　　　 |　ｒ'/:::::＼/　ィ ／
　　　　　　　　　　 　 　 |　|'ヘ::::／ ／
　　　　　　　 　 　 　 ∠!　へ＼</´
　　　　　　　　　　　/　　＼　　ヾ
　　　　　　 　 　 ／　　　　 ヽ |!｜
　 　 　 　 　　／ 　 　 　 　}ヽ　 〉
　　　　　 　 ｛￣￣　 ‐-　　｀′ i
　　　　　　　 ヾ- ――-　　　　　〉　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼はあるものを指し示した。
　 　 　 　 　 　 ＼ 　 　 　 (__,.. ｿ
　　　　　　　　　_r―　　ｰ;.,.,.　'´
　　　　　　　_／マ＝=|ヽ{、
　　　 -‐ .:::.:::.::＼::＼└勺!　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,. ---，
　　//.:::.:ヽヽ:::.:::.:ヽ:::.＼　ゞヽ、　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ∠二／ﾉ＿
　｜l:::.:::.:::.:ｉ i:::.:::.:::.:i l:::.:ヽ ヾヽﾄ､　　　　　　　　　 　 　 　 /　´￣ ＿∠二ニ'
　｜l:::.:::.:::.:ｊ l:::.:::.:::.::|ヽ:::.::ﾍ ｀i! l:::ヽ　　　　　　　　　　　ﾍヽ　,. 　´
　亅Ｌ.　イ ／.:::.:::.:::.＼＼:::.:Ｙ i! l::.::|　　　 　 　 　／:::.:::.:::ｉ丿
　ｆ―:::　／:::.::l:.:::.:::.:::.:::.＼｀:::Ｙi! |:V| 　 　 　　　/::.::.::.::.:／
　ヾ　∠:::.:::.:::j.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.∧i!|/::ﾄ　 　 　 　/.::.::.:::／
　 | 　 /:::.:::.:/:.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.＼ｉl!|::;ハ　　　　/::.::.／/
　 |　 i:::.:::.::∧:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::ﾚ/!:＼ヽ 　／::／　/
　 |　 l:::.:::.∧ ヽ:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::/:::.:::.ヽ了/:/ 　 /

304 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:39:03 ID:fA9kM+M4
　
　
　
　　　　　　　　　　　　　　　それは死体だった。
　　... ,... 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.,.:,..:.. 　　　　　　　　
　　　　　　　　　 ＿, 　-─‐- ､ー‐-､ー-､　　;: ;:;: :;:;: ; ;　　　　　　　
　　　　　　　　,ｲ､,r'⌒ヾ　　　　ヽ ヾ ｀`''ー- -､-‐''"´ヽ;;: :;:; ;:; :;:; 　;: 　.　　　　　　　　　　　.,.:,..:..
　　　　　　 ,r/　 (::;;:;:;;/ー-､　　j　 `,　　　＿ /ィ´　　;:; :;　;:; :　;:　　　　　　　　　　
　　　　　　 ヽ 「i''ー'"´　　 ,r-‐'ー''''"´￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　初老の男性の体。
　
　
　


305 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:39:16 ID:fA9kM+M4
　
　　　　　　　　　　　　_,,,,,,,,,,,,,,,,,,,､__
　　　　　　　　　,＜二ゝ､冫ソL;_=二ヽ
　　　　　　　　/ ／￣　 ｀'｀´´^￣゛ﾞヽヽ
　　　　　　　 /｛　　　　　　　　　　　 ヽ,ヽ
　　　　　　　// 〉　　,,　　　　　-‐-、 <、ヽ
　　　　　　 /´,/　 ,ﾆ,,,..､,　 _,ｨﾆニヾ､　i　 ゝ
　　　　　 ﾉ // ,<ｼ´　､ ､　　,;/,　｀丶 ヽ､丶ゝ　　　　　　それは男の父親だったという。
　　　　　'^〕､i!　　 ＿,,冫i　 ;: ､,＿,、　　〕,､｀>
　　　　　 ｛;ｉ｀iﾞ‐-(´'´::　｝-‐-Y´ ::､ )-‐'i´;)｝　　　　　　　死体はいつまでも腐らずに、
　　　　　　iゞi::.　 ｀ﾞ‐‐,'´､　 , t｀--´　 ,;!ﾚ,i´　　　　　　　また男はいつまでも飢えずに
　　　　　　i ﾍi'::.　　　^ヽ､___／｀ヽ　　!.|;i｝l　　　　　　　　ここに居続けているのだという。
　　　　　　 i　j　　 // i i　 ;''" iヽヽ　　 i　j
　　　　　　　｀ i! ,j (､/L;i_しi_ゝﾚ,v冫i　,j｀´
　　　　　　　　 i ｀'‐-　｀,￣￣´　-‐ﾝ,/
　　　　　　　／^ヽ､、､　　　｀ﾞ　　　／i::＼
　　　　　　/:::::::f^ﾞ‐｀ﾐ‐;::､___,,,-'ン´　 i::::::::ヽ、
　　　　 ,ノ:::::::::｛　　　 7‐--‐=´　　　 i:::::::::::::ヽ､、
　__,r‐´:::::::::::::::::i　　　/:::::::::::::::ヽ　　　i::::::::::::::::::::::｀ヽ、＿_
´:::::::::::::::::::::::::::::::i　　f｀ヽ::::::::::／ヽ　　i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ﾞヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::iV´r´/::::::::::ヽ　ヽ, ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ--!:::::::::::::::ヽ丶/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


306 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:39:32 ID:fA9kM+M4
　
　　　 ',.::::::!　!　　　　/　/.:::/
　　 　 ..',:::::|　|　　　/　/:::/
　　　　　 ..',:::|　|＿/　/.::/
　　 　　　 ヽ!「 _ V　./::/
　　　　 　 ',」 ___,)　 ﾚく
　　　　 "´ V　　　　　 ｀ヽ　　　　　　　　　　かつて奴隷にされた二人は
　　　　　　　 !　, '　　　　　　ヽ　　　　　　　　　
　　　　 　　 ..!　' ,.ｨ　　　 　 　 ﾐ　　　　　　　　　飢え　やせこけ
　　　　　　　 ',　 `"　　,.　 -‐┼ '　　　　　　　　　
　　　　　　　 /　 　 ィ´,.　 -‐十 ''　　　　　　　　　　父親は病気になり
　　　　　　　〈 　 　ノ´ 　　,.　　／/ ヽ　　　　　　　
　　　　　　　..`ｰく_　　 ,.ｲ　 ／　/　　ﾞi＼　　　　　　
　 ∠─ ─'￣／　i`y'´_.／´ 　 ./　 　 .|　｀＼
／　　　　　／　　/ィ´￣ﾞi　　　/　　　ir＝､　 l'i"ヽ､
　　　　∠__,,..-ｲ　i　　 /＼_,ｲ,=-、　i ､,.ゞ､ | ﾞ'"ヽ ＼
! 　 　 .i-'´　　,i | ./｀ﾞ'i'　　 /i_.!._,..ヽ＜!　　ﾞi､ﾞi.　 =ﾞ!　 ＼　　男は生きるために父を見捨てて、
!　　　 |　　　.,iﾞ::|/　　.|　 ,/::/-i　　 ﾞi　ﾞi　三ﾞi ﾞi　　 | /⌒　
i/　　 .|　　　,iﾞ:::i'　 　 | ,/ ::/= .|三.　ﾞi/.|　　 .| .|　　.ij:.　　　　　その食べ物や衣服を奪ったのだという
.l〉　　 |　　 ,iﾞ :::|　　　.!' ::::iﾞ'i　　ﾄ.　　ﾞi　|　_,.. V　＝,!
　!　　 |　　,iﾞ ::::|　　 / ::::::|　l=　ヾ!.._　ヽ｣　"´;i　　:.:i　./
. |　　 .|　 .,i ::::::|　 ,/::::::::::|　 ヾ:.:.　ヾ::"　ﾞ　　　　　/／
│　　 |　 ,i::::::::| ,/ .::::::::: |　　　ﾞi.:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／,ｨ'"´
.| 　 　 |　 i::::::::,ｲ::::::::::::::::|　　　/ﾄ､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::,ノi|Y


307 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:39:44 ID:fA9kM+M4
　
　
　
　　　　　　　　弟はその話を聞いて泣いていた
　
　　　　　　　　 　　 　　＿＿＿_
　　　　　　　　 　　　／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　／　 _ノ 　ヽ､_　 ＼
　　　　　　　　 ／ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ＼
　　　　　　　　 |　　　　 （__人__）　　　　 |
　　　　　　　　 ＼　　 　 ｀ ⌒´　　 　 ／
　


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308 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:39:56 ID:fA9kM+M4
　
　　　　　　 __{〆..:::::::::〆　　　　　　　 ｀　　、
　　　　／_{f7.::::::::::〆　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　/ __{f7.:::::::〆　　 /　　　　　　 　 　 ＼　　＼
　　厶イ７:r-､く　　｜ |　 　 |　　　　　　　　ヽ　　 ＼
　〈〈__/:ハ::.Vヽ＼　|　|　　　|、　　　 　 　 　 |　　　　ヽ
. /ヾィ/　ｲﾍヽノノ　|　|ヽ　　| ＼　　　',　　　 |　　　 |　'.
/　/:/／ll　|:｢´　　 |{ 丁ヾﾄ､|　　ヽ　　|!　　　|　　　 |ｌ　|
　 |::|　　ｌ|　|:|　　　 |ヽ弋ｆ==,ミﾒ、　'　∥　 /ﾊ 　 　 ||　|
／|::|　　||　|:|ヽ　　 |　　　､_{._!ﾝヾ　 }ﾉ|ｌ　/厶| ,　/ ハ｜
　 |::|　　||　|:|　＼　 ヽ　　￣¨`　　　　l／rﾃﾐ|/ / /　}ﾉ
　 |::|　　ｌ|　|:|　　l ＼　＼　　　　　　 　 ､ヾ' / イl/
　　　　　l|　　 　 | 　 ｀　-＼　　　　　　 ′/　 ﾉ
　　　　　 |ｌ　　　 |＼　　　　　 　 ‐-,,、　 / ／
　　　　　ハ　　　 ﾄ､　 、　　　　　　｀　イ　　　　　　　よければ私が火葬しようと申し出ると
　　　 ／ ハ 　 　 ｌ::.＼ ＞_,、　　 ／　 |
　　 　 ／　∧　　 ｌ:::::/.::7爪　 丁　　　|　　　　　　　　男はいつまでも押し黙っていた
―-　 ＿∠::::ヽ　　∨:::/ 小ヽ　|ｌ　　　|
―‐ ､ ｀ マ}__　ﾄ､　　∨/:||:lL)〉ハ　　 |
::::::::::..＼｢｀ マ}___＼　 ∨:||:｢く/　 |　　|
::::::::::::::::::::::::::::..マ}___＼ ∨|　ﾍ`ー|　 ∧
::::::::::::::::::::::::::::::::::..マ}__ ＼l|　 ヽ:::::l　/:::ﾍ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..マ}　 ﾞr～､＞|/-､:::::ﾍ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ/ヽ|　　|　厶、ﾉ｀}:::ﾍ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..＼　　　/「ﾍ ｒ':::::::.ヽ

309 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:40:09 ID:fA9kM+M4
　
　　　　　　　　　そのまま数時間が過ぎて……
　
　　　　　　　　　　ついに男が口を開いた
　　　　　　　　　　　　 ヽ. | !.|　 　 　 　 ,' ! ,'/
　　　　　　　　　　　　 　ヽ !| !　,- -、 / !,' /
　　　　　　　　　　　　　　 ヽ`ヽ.l:`;';;| / ,'／
　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ (::___:;;)　/
　　　　　　　　 　 　 　 　 _　,'　 　　 　　',. _
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾌヽ ヽ /　 ／l
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,' ヾゝ　　　ｨﾌ ',
　　　　　　　　　　　　　　 | _ 　 　' l 　　 __L＿
　　　　　　　　　 　 　 ' ´ﾆt-_　　‥ 　, _メ ､_
　　　　　　 　 　 　 　 '´　　 _ｨl ｰ┴-'ヽ
　　　　　　　　　　　 　 _, -':::/lレ'二ヽl:: !`. ‐‐-__
　　 　 　 　 　 　 ,-‐'´..::::::::/::| | .!|　l .!::.|::::／:::::::: ',
　　　　　　　　　/｜::::::::::::/:::::| ! !|　! l::: |::::::,-::::ヽ:: !
　　　　　　　　　|　', ::::::::::/ ::: | | ||.　.l:,r:l,::'´/::::::.:ノｰ‐‐┐
　　　　　　　　　|　　::::::::::ヽ 　| l || ./,r/::＿,-‐'"　　　／
　　 　 　 　 　┌ン　: ::::::::::｀〉 l.! ll !:::／　　　　　,-‐'"
　　　　　　　　 l´::::::::::λ::::::::!､:l. lレ !　　　 __, ｲ
　　　　　　　 ./::::::::::::/　!:::::::::.＞'´　 ￣￣　　 |
　　　　　　　 !::::::::::::/ 　|　／　　　　　　　　丶　ヽ､
　　　　　　 / ::::::::::/ 　丿 ! 　 --‐ 　　 　 ヽ,|　　　 l
　　　　　 / :::::::::: !　　 ゝ ! .__, 　__､　 ,!　　 ノ' ､___,/　　　　　「お願いします」
　　　　　,' 　:::::::/　 _,-‐'´ 　 ／ 　　,/ 　 .,'l: !
　　　　 ,' 　:::::::/.／　 　_,-ｧ"　　,-７　　., ヽｲ!
　　　 .,! ! 　::::// . ,ィ'´ l / 　 ／,､ l　　 .|　_/|::!--
　　 　!. | : ::: !. `'´./ :::: !,′ / / ::::|　　 !:'´::: |:: ',
　 　,' :::|　:::/　　 ,' : ::::: !ヽ<´ :::ヽrヽ__ノ:::::: : |:::: ',
　　ヽ　: : ::l　　 / : ::::::: l　::::ヽ:::::: !::::::::::::::::::　!::::: ヽ

310 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:40:33 ID:fA9kM+M4
　
　　　　　　　　　私は呪文を唱えた。
　　　　　　　　　父の死から逃げだした少年の手記、
　　　　　　　　　その言葉に魔力を込める。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿r=ｧ=､ィfZｧ､,、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　 ´fフ:´-=_:三ｰ_ｰ^ヘ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　_r/／'_ｧ'='^ー'｀´｀ ^ｰ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/r＝､ｿィｰ'7´　　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾊ L／ｲ| ヽヽ　　　　　　　　　ヽ　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　,　ｿ/ l ﾊﾚ´イ{ {　　 |{.　 　｜　 |　 ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　 //:/　ﾉj ｀´i |｀ヽト ､ |:ヽ. 　 }　, ﾘ　｜!
　　　　　　　　　　　　　　　　ハ:{／ｲ: {　 小7ﾃﾐﾄ､ {ヽ!:　/ / / 　 l l
　　　　　 　 ヽ.＿ヽｰ ､　　 /　/／ |:.　ヽ. {　'赳ハ＼ }:/_ｵメﾘ　 ｲ/　　　「この煙のことを、けっして
　　　　　　　　 ￣二ﾆヽヽ/　-ﾍ､:.. l:...　 lト＼｀　　　 /ｨ亙ﾌ'´／/′　　　　私は忘れないであろう。」
　　ヽ､＿　_-ｧ.:´__::.::.::.:ヽ::＼　 j:〉..:.l:...　 l!　　　　　 ,!　　７´ |　 　/
　　　_,._-ﾆ-ｧ‐´ィ二;:-- ､::.::..｀ヽ､..:∧:..　lﾄ_､　　　-‐　イ.:　j|　 /{ ﾉ′
　‐ ´/´　／´￣´／::.::.::.::.::..‐.-_､::＼:.ヽ:.. l::.::＞ー＜l!:..:.|:.　ﾘ‐／/ﾚ
　　　　 /′　 ／-‐ｧ::´::, ｧ::／.::.:￣:.｀ヽﾄ､.V／::}:ﾊ:{ﾄヽ/!:.　!:/‐'::/
　　　　　　 ／´ ／::.:／ノ／..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='ｲ-!: /::;∠ イ_
　　　 　 ／´ ／イj/ｲ'／.::.::＿.::.::.::.::.::.::.::.::.｀ﾄi｀j:|__ヽ＼ﾉ人::.::.::∠´
　　　　/'　イ/　// ﾉ/:.‐..´...::.......ｰ ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.｢jﾌス::.:.｀:くヽ
　　　　／//　　 ／ｲ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j　　　jｧz く::.::..::..｀ヽ、
　
　
　
　
　
　
　
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃子どもたちのからだが、押し黙った蒼穹のもとで、渦巻きに転形して　　　　 ┃
┃立ちのぼってゆくのを私は見たのであったが、その子どもたちのいくつもの.┃
┃小さな顔のことを、けっして私は忘れないであろう。　　　　　　　　　　　　　　 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　　 :::l＼　 ＼　　　　 　 ﾉ:|　 　 　 　 　 　 　 //　／.: |::.::
　　　　　　　　　　　::.l::::｀ヽ、＼　　　　　＿_　　　　　　　 ／/／..::::::::|::.::
　　　　　　　　　　　 :.ヽ::::::::::＼　　　　 f'ー ヽ　　　　...:::::::::::::::::::::::::::::|::.::
　　　　　　　　　::..　　::..＼:::::::::::＞　　 ヽ　_,ﾉ　　　イ:::::::::::::::::::::::::::／|::.::
　　　　　　　　　＼:..　　:::..＼:::〈　ﾄ､ ｀　　__　　´　ノヽ:::::::::::::::::::／　 |::.::
　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　 ┃私の信仰を永久に焼き尽くしてしまったこれらの炎のことを、┃
　 　┃けっして私は忘れないであろう。……　　　　　　　　　　　　　　.┃
　　 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
　
　

311 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:41:01 ID:fA9kM+M4
　
　　　　　　　　　　　　　　　　 r-j _　　　 //＞､
　　　　　　　　ィニﾆﾐv -ｧ､ 斗斥｝｛ ）ﾊ | |_ゝ i　, - ､ ＿
　　　　　　　 i￣/爪､ ﾄｲヶ）ｽz=- '' ,フノ ｝┴.K<　￣　｝ｲ
　　　r､　　/l 人｛ヶｿミ从=イ/　 r''｝ﾉ:::r-´￣｀ ＼ー オ/
　　　i ﾄヽ ＞ｲ≧ Y　ﾉ￣ｒ=vソ､::::r- -','　　　ヽ　 ＼/./ﾐ､ ＿ ,ｨ
　　　| |　｛ <ｒjﾐﾆゞイ　r-ｲ:::｛　 ￣　　,'　　　　 ',　　 .＼＼＿／
　　 ﾉ:ﾉィヾトー川K>=ｲ::r⌒　/　　　　i 　　 ',　　',　　　ヾﾐ､ _
　　｀ーイi　ト>イr≧_ﾉ￣ 　 / ,;'　　　,'　　　 ',　　i　　　　ﾄ,￣
　　 ／ｨ;∧,ﾚ/r''ノ　//　　 /　 ,　　 /　 ,'　　 i　　l　　　　l
　 /// /i:::ilil之ッ　,'/　　 /　 /　 ,'　/ ,;' 　 i　;　i ;,　　 　 |　　　　　「私の<神>と私の魂とを殺害した
　 ii./ /　l::l7/｝　 i,':　 　/　 / i　,' :/　,'　　 l　; /l ;　　　　|　　　　　これらの瞬間のことを、
　 / /　/ l::l Vil　 ',, 　 /ー/- | /､ｨ　,' i　 /i,L/ _; i　　;　 i　　　
. /i 　 /　 l::lハ;　', 　 / ／= =i/ﾐ､ﾊ,' /l ;/ﾌﾊ,'＝ｲ;　　;　 |　　　　　また砂漠の相貌を帯びた夜ごとの私の夢のことを、
/　ヽ／ ,;; |::|rｙヾ ',　iY家不:::ｿ≦　ﾚ　/　行:::旅川;　 ;　,'　　　　　けっして私は忘れないであろう。」
/ ／　 /　.|::|　及｝ヾ　ヽ''┴''´　　　　　　　'┴ ノｲ　 ｲﾊ,'
,;;'　　,/　　|::|　i　ﾄﾐ､' ,　 ヽ　　　　　　 ::.　　　 /i/ ｲ/j
　 ／　 /　レi　', 川小＞' ' ｀　　　　 　 '　　／ノ /il /　　　
,;;'/　／　/彡i　 ヽﾄ-､＼ > ､　　　 ´￣｀ ／.;/／　　　　　「たとえ私が<神>ご自身と同じく永遠に生き長らえるべき刑に
./／ミ＝v'｀ヾヽ　 i:::::::ｹ:::≧::＞　､ 　 ／/ ,' /　　　　　　　処せられようとも、そのことを、けっして私は忘れないであろう。」
:::廴_､ノilケ ｝ﾊ::i ; ヽ:::::ヾ::::::::::ﾐ>､/￣, ;/ノ /
:::/　廴r=i レ､ヾ:| ;,　｝::::::i;:::::://ｰヾ廴7:i.l /
::::｝￣r''´ﾊ　r'　 l ;,　ﾊ::::::ﾚ:://｝　iﾐー:::ﾊ :i　　　　「けっして。」
:::::ｹ-￣｝入vヾ. | ;,　i lﾐ＝//ｼ　　ヾヽﾌ小｝　　　　　　　　　　
::::::::ー- 'ｰｧ ﾉ　 l ,　川 　 i i　　　　 i:::ヾｲ从
:::::::::｛_ _ノミ=　V.;　 ,'ﾊ　　| |　　　　 l::::l＼ﾄｲ＼

312 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:41:16 ID:fA9kM+M4
　　　　　　　 　　　　　　　　　　ト、
　　　　　　　　 　　　　　　　　　　 ）
　　　　　　　　 　　　　　　　　　／し'
　　　　　　　　 　　　　　　　　/::::ﾄ（
　　　　　　　　 　　　　　　　lJ:::::::)｀ｽ
　　　　　　　　 　　　　　　　ヽ::/´
　　　　　　　　 　　　　　　　　|:l、
　　　　　　　　 　　　 　＿,.ｨ　｀ﾞﾞ ｀ヾ　　　　　　炎が現れた。
　　　　　　　　 　　　　⌒)ノ
　　　　　　　　　　　　　 （＿　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　 } ﾄ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r‐ｧ
　　―く　）ヽ　 ＿,　　　　　 　　　　）.　　　　　　　　　　　　 ＿ノ （_
　 　　　（ 　:|　⌒)ﾉ　　　　　　ノ_, イ　　　 　　　　　　　　　⌒)イ⌒) 　,.ｨ
　 　 ,ｲ　 ) /　　（　　　　／::::::::::::し!　l）　 　　　　　　　　　　　　 /:し'´（
　 ／ 　 /'´　　,ィ　　　/::::::::::::::::::::（　（　　　　　　　　　　　　　　l、 : : ::::｀フ
　/しl､　　　　 /:::し!　　　i::::::::::::::;ﾍ､::::ヽ　 　　　　　　　　 　 　 　 ￣｀Y´
　|　　ﾉ―ｧ　ノ: ::イ　　　ﾄ、::::ト' 　 ｀i::ﾚ
　l、（　 /-'´: : :::ノ　　　　ヽ:;;ヽ　　 _リ　　　　　　　　 ,.ｲ　 　　　ﾄ､
　　⌒)r―''´￣　　　　　　￣￣　　　 　　　　　 ﾉし'´ '´￣￣｀)/ :|
　　　 ﾘ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒)　(⌒::: : :（´ ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／´￣）,イ⌒)イ
　　　　　人ィ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　''ﾞ' '' "''　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /(´　 ,ｨ
　　　　　　　　ﾊ从人　　　　　　　,ｨィ、　　　　　　　　　／:: :￣イ＿,ィイ
　　　　　　 　´'' '' " ''｀　　　　　 " '' ﾞ｀　　　　　　　し-'⌒):: : :　　ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾚ'⌒)'´


313 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:41:28 ID:fA9kM+M4
　
　　　　　　　人の体が焼かれるさま、
　　　　　　　そして体が煙に変わっていく様子を見て
　　　　　　　弟はふるえていた
　
　　　　　　　　 　　メ ,, -──- ､._＼
　　　　　　　　　メ／　u　　　　ﾟ 。 ＼＼
　　　　　　　／ ／　　　 ノ 　ヽ､　　　＼＼
　　　　　　　　! |　 oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo 　|
　　　　　　　＼＼　　 　（__人__）　　 ／く<
　　　　　　　　ノ ﾒ/　　　｀ ⌒´　　　ヽヽヾ
　
　
　
　
　
　
　　　　　　　　　　,． 　――-　．
　　　　　　　　／≫宀宀宀亥宀ｘ＼
　　　　　　　/ r》′≫宀ｩ宀ｩ宀≪ 》,
　　　　　　/ r》　,《 : :/ /: :/ : : : : :｢V》,
　　　　　　|《》x《》 : :│:| : :| | :|: :| :|: :| |
　　　　　　|>个く:| ﾆ⊥｣_: :| | :|: :| :|: :| |
　　　　　　| : |: : :|:lｬﾃテhx乂⊥_| :|: :| |　　　　　　愛おしいので、抱きしめた。
　　　　　　| : |: : 从＾ﾆﾘ　″ ﾃhﾞ川: :j/
　　　　　　| : | : 从　　 　 　 └ｸｌﾉﾉ:从
　 　 　 　 从ﾘ : | :| >､_｀ｰ_, イ| | | | |
　　　　　　　 i:. ::: :|　 ,r‐┴く:_ｉ⌒!::|ｲヽ ,-―､
　　　 　　　/: ::: ∨ /､　　 　 ｝￣￣￣ヽ.　　|
　　　　　／: : :./:/ / 　`､____丿ノ　　ヽ､_`､_丿
　　　　/: : : : /:./　　　/ 　　 （●）　（○）　＼
　　　/: : : : :/: :ヽ____ノ|　　　//（__人__）　　　|
　　 / : : : :./: : :/ |:::::::::＼　　 　 ｀ ⌒´ 　 ,／
　　/: : : : / : : /　|:::::::::ノ　　　　　　　　　　　＼


314 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:41:43 ID:fA9kM+M4
　
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　｀ヽ.　　 　 ／ .::.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 　 　 　 　 ハ 　 .／　.::.
　　　　　　　　　　　　　　　　-‐　￣li　　　　　　　　　 i}才　　/::..
　　　　　　　　　　.　-‐　´　　　　,孑}ヽ　　　　　　 才/　;::　,’: : _ 孑´
　　　　　　 ,　　´　　　　　　　　////ﾄ//77===77///ﾊ ;:i ’才´
　　　　　／　　　　　　,ィ::::ｲフi{////| ヽ､/////i／///ﾊ:i/´
　　　 ／　　　　　 .／:::／ 〃　V////>､ .二二 .イ////i}’
　　,ｲ　　　　 　 ／　／ 　 ｨ　　 ヽ////////{´V//　V/ヾ　　　　　　兎は、無表情のまま、
／　　　　　　／　／　　　 ｲ　　　　ゝ､////∧　V∧ ヽ　i　
　　　　 ´￣_ .才　　　　 -┼ ､:..　　　　｀￣￣ヽ　ヽヽ ヽ .}　　　　　いつまでも炎と煙を見つめていた
　. 孑 ´￣　　　　　　　　 ｨ “､｀ヽ　　　　　　　　 ヽ　ヽ__ Ⅶ
´　　　　　　　　　 　 　 ,ｲ 　:{ヽ､　　　　　　　　,-.．ﾄ､　ヽ. V
　　　　　　　　　　　　 /'’ 　 ﾞﾄ､ﾊ ､;:. 　 　 　 ﾘ　、 ｀　ー ､.ヽ
　　　　　　　　　　　　 }　　　　　`　ﾞヾ　　　 ;:{/￣￣￣　ヽ　.i
　　　　　　　　　　　　 {ﾋ　　　　　　　”　　　./　ｹ=ェ． 　i.}　.i
　　　　　　　　￣￣　─A､- .._　　　 i:i:i　　ヽイ　::::{､　　i | i i
　　　　　　　　　￣￣￣｀＞‐ -｀ﾆ　ヽ　　.ノ＿　--i|　　　いﾊ
　　　　　　　　　　　才´////ゝ､　　　 .><　 ￣￣ﾌ/ヽ　　 }　 }
　　　　　　　　 才　　　}/////{　≧､´　　｀ ,ィ≦////く __　 .>イ}､
　　　　 　 才　　 　 　 ’/////i }///≧に}≦/} V//>ﾆヽ＜´ィ≦ﾊ尖:､
　　　才　　　 　 　 　 i//////i} ｀￣　　i　｀i￣i }//>─≦//////∧　./
　{´//ヽ　　　　　　　 i///////i　i　}.　 {　 i　 i///∧V/////////∧/
　{//////＞ ､　　　 .i///////ﾊ　 {　 　}　i　/////∧.V////////i∧
　 Ⅶ////////＞ 、 i////////ﾊ :i　{　i　i ///////∧.V////////i∧
　 :}////////////∧i////////iﾊ {　} :i .i/////////∧.V/////////


315 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:41:54 ID:fA9kM+M4
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　事が終わると
　　　　　　　　
　　　　　　(　　　　　兎はコーヒーを用意してくれた
　　　　　　 )　　　　　　　　　　　　　
　　　　 r;:'ニ:ヽ､___,　　　　　　　 r;:'ニ:ヽ､___,
　 　 　 |｀ ｰ 彡|旦i　　 　 　 　　|｀ ｰ 彡|旦i　
　　　／!､._.___.;;!＼　　　　　　 ／!､._.___.;;!＼
　　　＼｀ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ ／　　　　　　 ＼｀ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ ／
　　　　　￣｀￣　　　　　　　　　　￣｀￣
　　　　　
　　　　　　　　　　 ヾ='二Å二ﾉ
　　　　　　　　　　　 ｝＝＝＝｛三二;､
　　　　　　　　　　　/.´　　　:;:;ヽ..　＼＼
　　　　　　　　　　 ./　　　　　 :;:;ヽ..　└┘
　　　　　　　　　 ./　　　　　　　:;:;ヽ
　　　　　　　　　 /.:...:::::::::::::::::::::...::;:;:;ヽ,
　　　　　　　　　ゝ､,　　　　　 　;:;:;:;:;''　
　　　　　　　　　　　`''''''''''''''''''''''""ﾞ　



316 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:42:07 ID:fA9kM+M4

　　　　　　,,≧==＝＝=≦- 、
　　　　 ｨｫ;;;;;;;ｒｋ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;斗、　　　コーヒーを飲み終わるころ、
　　 ／;;;;;;;;;;;;{必};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾑ　＼
　／;;;;;;;;ｙ'''W＾U＾Y｀ｋ;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ　 }　　　私はまどろんでいた
./"｀＾⌒　　　　　　　　　｀＼;;;;;;;;!　!
|　　　　　{　　　 　　　　　　　斥==!＝
!　　　　　! 　　　　} 　ﾊ　ﾉ　//iｸ　|
{　!　从!_＞、　　/ー＝!/!ﾊ/!　　　{　　　　　　　　　　　　　　　／´￣￣￣ ￣ ヽ
ﾉ}　 ﾊ_＿　　＼/ -‐ｔｙ‐‐-、/　　　!　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　 ＼
　!　{ ii!'　　 　　　　_ii!__,,　/ ./　　 ﾊ　　　　　　　 　 　 　 ／:::::　　　　　　　　　　 　 ＼
　}　! ￣´　　　　　　　　　/ /　　// !　　　　　　　 　 　 ／::::::::: 　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ
. ﾉ　 )　〃　　　　　　〃　ﾌ!　　〃　 ヽ　　　　　　　 　 　 |:::::::::::　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　
. !　!　ヽ、　　⌒　　　　 ｲ/　　　　/　 !　　　　　　　 　 _　|::.:. : :　　 　 ,,ﾉ:..:ヾ、　　　　　　　|
. !　i!　 ヽ｀＞-ｧ==ﾃ´;;;;!!/ /　≧＝　（　　　　　　　,.r:;'三ヽ:: :: .　ｰ'"´ 　 ,,､ 　ｰ‐‐,,　　 　 /｀､
ハ　!ﾊ.　 !/⌒<;;;;;;;;;;;;;;ｽ　/／:;:;:;:;:;ヽﾉ　　　　　　ｲ:;:":::::::::::＼;;｡（ｰ一）　　　（ｰ一）｡;:;:. ／:::::　ヽ
{:;:;:;ヾ:;:;＼!>　　/ﾊヽ　　 ）:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ　　　　　　｡⌒/7, -──～ ､（___人___,）"⌒;;::／::|:::::〆::＼
:;:;:;:;:;:;:;:;:;/V⌒Y⌒Y⌒V:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;}　　　　　　::::://,::::..　 　 " ニﾆヽ､⌒ ~";_ ィ /:::::::|:::::〃::: : ヽ
:;:;:;:;:;:;:;ｲう　　{必}　え/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!　　　　　　:::|_|;;､:::._＿y-ﾆﾆ'ｰ-ｧ ﾟ
;;:;:;:;:;:;:;|ふ　　　　 ふ/ヾ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;}
;;:;:;:;:;:;:;|ふ　　　　て/／ヾ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ノ
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　気づくと弟は先に眠っていた
　
　
　
　
　
　
　　パンの作り方をたずねるため、口を開こうとしたが
　　強い眠気には抵抗できなかった……
　　　　　　　　　　　　 　 ＿　_
.　　　　　 　 　 　 　 , .:':{＠}:::..ヾ ヽ､
　　 　 　 　 　 　 ／ ´ ~￣~ ｀ ヾ::.ヽ＼
.　　　　　　　　r.//, 'ハ　　ﾊiﾚ7〃ヾ::.､ヽ
.　　　　　　 　 Ｌl ! { ノ ヽノ　｀ヽ l/|　!:厶l
.　　　　 　 　 /Vi 小○　　　 ○　ﾉ ｌ下､_〕
　　　 　 　 　 　 j||l⊃　､__/|　⊂⊃　i !__ﾄ
　 　 　 　 /⌒ヽ__|ﾍ　　ゝ_/　 　 .j /⌒i !＿
　　　　　　＼ /:::::|　l＞､||.__　イァ/　 /│;; ::＼
.　　　　　 　 /:::::/|　|:: :: || 薔 }::{ﾍ､__∧ |⌒⌒--
　 　 　 　 　 ＼< ＼|:: :: ||:∨:::/ヾ:: :: ::> |


4 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:51:12 ID:fA9kM+M4
　
　
　
　
　
　　　　　　　　　　　　　　 　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　＼　｜　／
　　　　　　　　　　　　　　　　／￣＼
　　　　　　　　　　　　 　― ( 　　　　) -
　　　　　　　　　　　　 　　　 ＼＿／
　　　　　　　　　　　　　　 ／~~＼　＼
　　　　　　　　　⊂ニ⊃／　　　　＼⊂⊃
　　　　　　　　　　⊂ニニ⊃へへへ＼
　　　　　　　　　　 ／　　　　 　　　⊂ニニ⊃
　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　＼
　
　
　
　
　


5 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:51:23 ID:fA9kM+M4
　
　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　-―〈｛包｝ｰ 、
　　　　／::／￣￣￣￣　 ＼
.　 　 //::/　　　　　　　　　　 ヽ
　　　| |:::|　　| 斗　　 　 ト､ l　 |
　　　| 小　|八 人 　 　 ハノ　 |
　　 〃|| || | 　 Ｏ ヽ ／ O 厶仆
　　_{{_儿ｌl、＼､､　　 　 ､､ ﾉノ|ﾙ__　　　　　　　　起床した。
　　＞:::::{　 ト- 　 ＜__ﾌ ／｝ ﾉ:::::::〉
　く::::::::::::＼_〉⌒ヽ ―＜7⌒Y:::て
　 /￣〉イ|l |ト--ｲ｢￣ ｢ ト-仆ﾍ｢
　 |　/ ／、＞ー┴―┴‐＜ ヽ｜
　 |　| |　　｀　 ー―――　 ´　| |
　 ヽ.| |　 　すいぎんとうの 　 |ﾉ
. 　 　 |　　　　　 　 　 　 　 　 ﾉ
　　　　〕_ー--　　　--－　 _〔
　　　/ｰ-　＿　　　　　　_　-‐ﾍ
　 　 |　　　　　￣￣￣　　　 　 |
　 　 |　　　　　 ベッド　 　　 　 |
　　　ヽ　　　　　 　 　 　 　 　 丿
　　　　　｀　ー――――　　´
　


6 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:51:34 ID:fA9kM+M4
　
　　　　　　　　　　　弟と食卓についた
　
　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／ 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　 ､
　　　　　　　　　　 ／　 ⌒ 　 ⌒　 ＼　　　　　　　　 ζ　　,
　　　　　　　 　 ／　　（●）　（●）　　＼　　　　　_ ノ
　 　 　 　 　 　 l　 　 ⌒（__人__）⌒　 　 ｌ　　　　 （　(　　　(.　）
　　　　　　　 　 ＼　　 　 ｀⌒´　　 　 ／　　　　 . -‐　） ‐- .
　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 　 　 ＼　 　　.´,.::::;;:... .　. _ 　`.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i ヾ<:;_　　　_,.ン |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　 ￣...:;:彡|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 }　　. . ...::::;:;;;;;彡{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ　　　. . ...:::;;;;;彡|
　　　　　　　　　　　,: ' " `丶　 　 　 　 .　　　　} 　 . .....:::;::;:;;;;彡{
　　　　　　　　　 , :´　　.　　 ｀､　　　　　　 　 　!,　　　 . .:.::;:;;;彡j:::::::::::::::.......
.　　　　　　 　 . '　　.　　　　;　.丶　　　　　　　　 ト ,　 . ..,:;:;:=:彳:::::::::::::::::::::::::::..
.　　　　　 　 ,:´　.　　　　'　　　 ' ｀､　　　　　　　 ヽ､..　....::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::
　　　　　　 ,' 　 　. 簍鶸鑼 　;　`.　　　　　　　　　 ￣￣
　　 ,, -'''" . 　 .　　駲刪櫑躪　　. ' ';゛`'丶.､.......
.　 '´ 　 　 ! 　 　.　膚順棚斷.　'　,　;::::::::::::...`.::::::::....
　i 　 　 　 ヽ､..._,.__魎鬱蹠撫.,,__,.,..ノ.::::::::: 　　!::::::::::::...
.　ヽ､ 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,: '.:::::::::
　　　 `=ｰ--､....,,,,,_＿＿＿＿_,,,,,... --‐=''´..::::::
　　　　　 ｀`" '' 'ー───‐―‐' ''' "´


7 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:51:44 ID:fA9kM+M4
　　
　　
　　　　 　　 ＿_＿__　　　　　━┓
　　　　　 ／　―　　 ＼ 　　 ┏┛　　　　夢についてたずねても
　　　　／ノ　　( ●)　　 ＼　 ・　　　　　
　　.　｜ ( ●) 　 ⌒）　　　|　　　　　　　弟は何も覚えていなかった
　　.　｜　　 （__ノ￣　　　 /
　　.　｜　　　　　　　　　/
　　　　＼＿　　　 　 _ノ＼
　　　　　　/´　　　　 　 　 |
　　. 　 　 |　　/　　　　　　
　　　　
　　


8 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:51:55 ID:fA9kM+M4
　
　
　
　
　
　
　
　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,, _ ´;;;;;;;;;;;;:::::｀::｀マ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /､ル'ヽ'´ヽ'´レ､;::::::::ﾏヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./｀　　　　　　　　レ､:::::::iﾌ i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　 ム;::::|ゝ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.|　　　　　　　　　　　く|:::ﾑ i　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|: :　:. .:: :　:.　.: :.　:..,,,;;';;'､| /|ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .| :.i:. .::　::.　.: |::.. . .:ヽ/|::i;ヽ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　|:..:　　　　　|　　　　.|_;i| ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　.　　　 　 |　 |　　　　　　|　　　　.ム|'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .|　 |　　　　　　 |　　　 .|::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |　　　　　　　|　　　 |::/　　　　　　　　　寂しかった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./i　 |　　　　　　　|i 　　　|':｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/ |　.|　　　　 i　　 |::|　　　|::::::::..）
　　　　　　　　　　　　　　　　 .i　|　.|　　　　 |:|　　|:;;|　　 |:､ﾉt_）
　　
　　


9 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 00:54:34 ID:fA9kM+M4

ザッツオール。



10 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 06:17:06 ID:RfQnHvbZ

乙でした。なんとも不思議な…。



11 名前：名無しのやる夫さん[sage] 投稿日：10/06/25(金) 19:44:57 ID:fA9kM+M4

すみません。
私、管理人連絡スレに書き込めず、過去ログ化の依頼が届けられない状態で
ございます。ご迷惑をおかけしております・・・・・・




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■御感想or寝言
12128 名前：無関係な名無しさん [] 投稿日：2010/06/26(土) 09:53:34 ID:-

マザーグースの
巨人が人間を捕まえ、その骨を臼で挽いてパンを焼く話を思い出した
12141 名前：無関係な名無しさん [] 投稿日：2010/06/27(日) 03:15:11 ID:-

なんだかよくわからんがスゴイなこりゃ
12217 名前：無関係な名無しさん [] 投稿日：2010/06/28(月) 09:32:19 ID:-

こういうのを詩的というのだろうか
面白い
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