簡潔に、分かりやすく訳していくやで〜
何分数があまりにも多いもので、
全ての秀歌を網羅するスレではないという事をご了承しちくり〜
16/11/29 18:12 ID:2m0tcSsA0N
簡潔に、分かりやすく訳していくやで〜
何分数があまりにも多いもので、
全ての秀歌を網羅するスレではないという事をご了承しちくり〜
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あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
そんなに紫草の野と標野を往復なさって、野の番人が見てしまいますわ。貴男が袖を振っていらっしゃるのを。
紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻故に吾恋ひめやも
紫草のように、匂い立つばかりにお美しい貴女を憎く思っているならば、
どうして貴女が他人の妻だからといって、私がこんなに貴女に恋い焦がれる事があろうか。
いにしへの人に吾あれや楽浪の古き都を見れば悲しき
私は古代の人間なのだろうか。滋賀の旧都を見ると、わけもなく悲しくなる。
英虞の浦に船乗りすらむをとめ等らが珠裳の裾に潮満つらむか
伊勢湾の浦に船に乗り込む乙女たちの、珠のように美しい裳裾に潮がかかっていることだよ。
葦べ行く鴨の羽がひに霜降りて寒き夕べは大和し思ほゆ
葦の間を行き交う鴨の羽の根元に霜が降りるような、このように寒い夕べには、大和の国が偲ばれることだ。
吾はもや安見児得たり皆人の得がてにすとふ安見児得たり
私は、皆のアイドルを手に入れたよ。世の人皆が求めて得られぬ、アイドルを手に入れたよ。
磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君がありと言わなくに
岩の上に生えている、アセビを手折っては見るものの、それが何になりましょう。
この花を見せるべき貴男は、もうこの世にいらっしゃらぬと言うのに。
石見のや高角山の木の間よりわが振る袖を妹見つらむか
島根の、高角山の木々の間より、私が袖を振っているのを、愛しい妻は見ただろうか。
百人一首を現代語訳するスレみたいなのあったよな
磐代の浜松が枝を引き結び真幸くあらばまた帰り見む
磐代の浜に生えている松の枝を結んだ。私の身に何事もなければ、帰りにこの枝をまた見よう。
北山につらなる雲の青雲の星離りゆき月も離りて
北山に続く青い雲が、どんどん明けて、晴れてゆく事ですわ。星が消え、月も沈んでいくのですもの。
マン葉集じゃないんか…
あかねさす日は照らせれどぬばたまの夜渡る月の隠らく惜しも
日が昇るのは嬉しいが、真っ暗な夜をかけて行く月が隠れてしまうのが、惜しい事だ。
大宮の内まで聞こゆ網引きすと網子ととのふる海人の呼び声
宮中にまで聞こえる事だ。「網を引くぞ」と、網を引いては整えている漁師たちの呼び声が。
田児の浦ゆうち出でて見れば真白にそ不尽の高嶺に雪は降りける
田子の浦を経由して、浜に出ていて見たらば、真っ白に富士山の高い峰に雪が降り積もっている。
吾妹子が見し鞆の浦の室の木は常世にあれど見し人ぞ亡き
愛しい妻が見た、鞆の浦の榁の木は変わらず存在しているが、木を見た妻はもうこの世の人ではないことだ。
古典常識がないとただ現代語訳されてもようわからんな
妹として二人作りし吾が山斎は木高く繁くなりにけるかも
妻と一緒に、二人で作り上げた私の庭は、木々が高く育ち、茂るようになったことだ。
妹が見し楝の花は散りぬべし我が泣く涙いまだ干ひなくに
妻が見た栴檀の花は、もう散ってしまった事だよ。私が妻を思って流した涙が、まだ枯れぬというのに。
現代語訳だけ見るとぐう凡
福のいかなる人か黒髪の白くなるまで妹が声を聞く
どれほど幸福な人であろうことか。黒髪が真っ白になるまで年老いて、なお奥方が健在で、その声を聞くことができる人は。
春の野に菫採みにと来し吾ぞ野をなつかしみ一夜宿にける
春の野に、スミレを摘もうとやってきた私は、スミレの花咲く野に心惹かれたので、そこで一晩夜を明かした事だよ。
夏山の木末の繁にほととぎす鳴き響むなる声の遙けさ
夏を迎えた山の、梢に、ホトトギスがしきりに鳴く声が響いている、その声の遠い事よ。
夕月夜心も萎に白露の置くこの庭に蟋蟀鳴くも
月の明るい夕べ、心がしおれることだ。白露が下りている、この庭にこおろぎが鳴くのを聴くと。
吾背子と二人見ませば幾許かこの零る雪の嬉しからまし
愛しい夫と一緒に二人で見る事ができたならば、どんなにか、この降り積もる雪が嬉しい事でしょうか。
朝にゆく雁の鳴く音は吾が如くもの念へかも声の悲しき
朝、飛んでゆく雁の鳴き声を聴くと、雁も私のようにもの思いに沈んでいると思われる。鳴き声があまりにも悲しいから。
戦国武将の辞世の句現代語訳とかしてくれへんかな
だいたい分かるようなの多いけども
吾背子が来べき宵なりささがにの蜘蛛のふるまひかねてしるしも
愛しい夫が、いらして下さる夜だわ。蜘蛛がそのようにふるまって、このように予兆があるのですもの。
筑波嶺に雪かも降らる否をかも愛しき児ろが布乾さるかも
筑波山の峰に、雪が降ったのだろうか。いや違う、愛しい女の子たちが真っ白な布を干しているのだ。
おもしろき野をばな焼きそ古草に新草まじり生ひは生ふるがに
趣深い野に、火を放たないでおくれよ。去年生えた草に交じって今年の草が生えているのが、とても魅力的だから。
ご覧になって下さってありがとう
これで〆やでー
雪の上に照れる月夜に梅の花折りて贈らむ愛しき児もがも
雪の上に光が降りて照らしているこの月の夜に、梅の花を手折って、贈る愛しい彼女がほしいものだ。
僕も万葉集について一緒に語れる彼女が欲しいです(届かぬ想い)
橘の寺の長屋に吾がいねしうないはなりは髪上げつらむか
これの現代語訳も頼む
見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ
↑これに勝てる歌あんの?万葉集ざっこ
平忠度の和歌すき
女性による歌をお嬢様口調で訳されるのが素敵であることだなあ。
昔の人の隙あらば歌詠んでいくスタイルわりとすき
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「なつやまの こぬれのしげに ほととぎす なきとよむなる こえのはるけさ」
「はるのその くれなゐにほふ もものはな したでるみちに いでたつをとめ」
「あらたしき としのはじめの はつはるの けふふるゆきの いやしけよごと」
「ふぢなみの かげなすうみの そこきよみ しづくいしをも たまとそあがみる」