肉棒をねじ込む男
548 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:39:38 ID:edKNpeks
第1話
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） やる夫、手作りソーセージ作ったんだが
. | （__人__）. ｒｍ､ 試食してくれないか？
| ｀ ⌒´ﾉｒ川 ||
. | },.! ノ'
. ヽ ｒ / .|
ヽ ノノ ﾉ
/ ／ .／
| ／
| i´
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ＞） （＜）＼ ソーセージは大好物だお！
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 白米と炒めたソーセージの相性は異常だお！！
| |r┬-/ |
＼ `￣'´ ／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 二種類ほど作ってみたから
. | （__人__） 食べ比べてみてほしいだろ
| ｀ ⌒´ﾉ.
. | }. そうだな、目をつぶってもらえると、味の差がわかりやすいかもしれん
. ヽ }.
ヽ ノ
/ く
| |
| .|
549 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:40:07 ID:edKNpeks
／￣￣＼
／ _ノ ＼ ＿＿＿_
| （ ●）（●） じゃあまず1本目な ／_ノ ヽ_＼
. | （__人__） はい、アーン ／（ ─） （─）＼ あ～ん
| ｀ ⌒´ﾉ ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
. | }. ／） | |r┬-/ |
. ヽ } ／／ ＼ `￣'´ ／
ヽ ノ ／／ ／ ＼
/ く＿＿,-ｭ__×
| ＿＿＿ 三）
| | ￣
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 表面の味付けにちょっと工夫しただろ
. | （__人__） かじる前に、よく味わってみてくれ
| ｀ ⌒´ﾉ.
. | }.
. ヽ }.
ヽ ノ
/ く
| |
| .|
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ ﾝｸﾞ ﾝｸﾞ
／ （─） （─）＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ これは、塩コショウに山椒とかの風味もするお
| （ ＼ | 燻製の香ばしさもあるし、普通にうめーお
＼＿ ヽυ ::＼ ／
＼ .:::＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼ ＿＿＿_
| （ ●）（●） そうか、なかなか好感触だな ／_ノ ヽ_＼
. | （__人__） んじゃ次いくぞ ／（ ─） （─）＼ ああん
| ｀ ⌒´ﾉ ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ まだ舐めただけだお
. | }. ／） | |r┬-/ |
. ヽ } ／／ﾁｭﾎﾟﾝ. ＼ `￣'´ ／
ヽ ノ ／／ ／ ＼
/ く＿＿,-ｭ__×
| ＿＿＿ 三）
| | ￣
第1話
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） やる夫、手作りソーセージ作ったんだが
. | （__人__）. ｒｍ､ 試食してくれないか？
| ｀ ⌒´ﾉｒ川 ||
. | },.! ノ'
. ヽ ｒ / .|
ヽ ノノ ﾉ
/ ／ .／
| ／
| i´
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ＞） （＜）＼ ソーセージは大好物だお！
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 白米と炒めたソーセージの相性は異常だお！！
| |r┬-/ |
＼ `￣'´ ／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 二種類ほど作ってみたから
. | （__人__） 食べ比べてみてほしいだろ
| ｀ ⌒´ﾉ.
. | }. そうだな、目をつぶってもらえると、味の差がわかりやすいかもしれん
. ヽ }.
ヽ ノ
/ く
| |
| .|
549 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:40:07 ID:edKNpeks
／￣￣＼
／ _ノ ＼ ＿＿＿_
| （ ●）（●） じゃあまず1本目な ／_ノ ヽ_＼
. | （__人__） はい、アーン ／（ ─） （─）＼ あ～ん
| ｀ ⌒´ﾉ ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
. | }. ／） | |r┬-/ |
. ヽ } ／／ ＼ `￣'´ ／
ヽ ノ ／／ ／ ＼
/ く＿＿,-ｭ__×
| ＿＿＿ 三）
| | ￣
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 表面の味付けにちょっと工夫しただろ
. | （__人__） かじる前に、よく味わってみてくれ
| ｀ ⌒´ﾉ.
. | }.
. ヽ }.
ヽ ノ
/ く
| |
| .|
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ ﾝｸﾞ ﾝｸﾞ
／ （─） （─）＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ これは、塩コショウに山椒とかの風味もするお
| （ ＼ | 燻製の香ばしさもあるし、普通にうめーお
＼＿ ヽυ ::＼ ／
＼ .:::＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼ ＿＿＿_
| （ ●）（●） そうか、なかなか好感触だな ／_ノ ヽ_＼
. | （__人__） んじゃ次いくぞ ／（ ─） （─）＼ ああん
| ｀ ⌒´ﾉ ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ まだ舐めただけだお
. | }. ／） | |r┬-/ |
. ヽ } ／／ﾁｭﾎﾟﾝ. ＼ `￣'´ ／
ヽ ノ ／／ ／ ＼
/ く＿＿,-ｭ__×
| ＿＿＿ 三）
| | ￣
550 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:40:28 ID:edKNpeks
／￣￣＼
/⌒丶／ _ノ ＼／⌒＼
/´ | （ ●）（●） ヽ 次はこれだ、いくぞ
| / | （__人__） |
. | | /// ｀ ⌒´ﾉ |
| | }ﾉ ,|
. | ヽ } 丿
ﾉヽ｀ ノヽ､.,＿＿ __ノ /
/ ,/ｿ ＼ /
（ ,/ ｀´ |
＼ イ ´ |
＼ ヽ ＼ 八 ﾉ
ヽ ｀ ー ´人｀ / ＿＿＿_
＼ ／ ´,､ヽﾉ ／_ノ ヽ_＼
ノ⌒ / | ／（ ─） （─）＼ あ～ん
/ ﾉ_ ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| ﾉ ヽ 丿 ＼ | |r┬-/ |
/⌒l |. ■■■■ ＼ ＼ `￣'´ ／
/ l,丿 , ■■■■■ . ＼ ／ ＼
| / ´ ■■■■ ＼
丿 / , .／■■■ ヽ |
/ |, | ／ ）＼ ヽ
ヽ ノ ヽ__,／ . （ _＼＿ |
(_)__)|＿＿＿,/ (__)_)_)ヽ、＿＿/
551 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:40:47 ID:edKNpeks
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ ﾝｸﾞ ﾝｸﾞ
／ （─） （─）＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ なんていうか、かわった舌触りというか
| （ ＼ | 味もわずかな塩味くらいしかないし……
＼＿ ヽυ ::＼ ／
＼ .:::＼
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ ﾝｸﾞ......
／ （─） （─）＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ …………
| （ ＼ |
＼＿ ヽυ ::＼ ／
＼ .:::＼
＿＿＿_ て
／⌒ ⌒＼ （ ﾊｯ
／ （●） （●）＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ …………
| （ ＼ |
＼＿ ヽυ ::＼ ／
＼ .:::＼
552 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:41:05 ID:edKNpeks
／￣￣＼
/⌒丶／ _ノ ＼／⌒＼
/´ | （ ●）（●） ヽ
| / | （__人__） |
. | | /// ｀ ⌒´ﾉ |
| | }ﾉ ,|
. | ヽ } 丿
ﾉヽ｀ ノヽ､.,＿＿ __ノ /
/ ,/ｿ ＼ /
（ ,/ ｀´ |
＼ イ ´. ┌──────────────────────┐
＼ ヽ ＼ 八....│ やる夫は思った │
ヽ ｀ ー ´人｀ │ なぜ気づかなかったのだろう │
＼ ／ ´,､ヽ│ どうして、試食になんか応じてしまったのだろう. │
ノ⌒ / └──────────────────────┘
/ ﾉ_
| ﾉ ヽ 丿 ＼
/⌒l |. ■■＿＿＿_ ＼
/ l,丿 , ■ ／ .::.:.:.:＼ ＼
| / ´ ／ .:.:.:.:.:.:.:＼ ＼
丿 / , ／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ |
/ |, | | .:.:.:.:.:.:.:.:.: | ヽ
ヽ ノ ヽ__,／ ＼ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ,／ |
(_)__)|＿＿＿,/ ／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼＿/
┌───────────────────────────┐
│ そういった後悔をあざ笑うかのように .│
│ 口中の肉棒は硬さと大きさを増していき │
│ 溢れる肉汁はやる夫の口を、そして喉を汚していくのだった ..│
└───────────────────────────┘
553 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:41:29 ID:edKNpeks
第2話
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ＞） （＜）＼ みくるちゃんみたいなかわいい子と付き合えるなんて
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ やる夫は幸せ者だお～
| /| | | | | | たぶん、今がやる夫の人生の絶頂だお！
＼ (、`ー―'´, ／
￣￣￣
/ // / ／ ／| ｜ ﾍ ＼
/ // / / / ｜ | | ﾊ ､.ヽ ヽ
i |/| | /|_,ム‐-!- .| | | | l. ！
|. _', | /´V ___ V |＼ ｜ | | | |
| / 〉 !､. | r'ﾇ:::::::}ヽヽ.! ＼|｀t-、 | | ﾄ. |
| 〈. | ｀ ﾄl {:::::::/ _,..-､',. / ./ ./｜/
| ｀‐|. |. ｰ-' /::::::ｹV ／ ./ .|/ もう～、恥ずかしいじゃないですかぁ
| |. ！. ､ {:::::/ ﾑィ ／ 私だって、やる夫くんがOKしてくれたとき
|. | ! ', ､__. ｀ ,〈. /ィ すっごくすっごく嬉しかったんですよ
/ | | ', 、 _ノヽ｀ｰ∟.
. / .| | ヽ＼ _. r ´ __ ｀__┐ l
／ / ,r１ | ', ｀ 下､_ | ヽ ｿ__ ｀ｰ∟
／ / ／ Ｖ | ', ヽ＼｀! l〈/ __｀ }
ム＜ ヽﾄ. L. -─-ヽ＼. | V ,､｀ ∧
r,ﾆ ._｀ヽ＼ ヽ }‐ 二..', ヽ.| ｀-ｿ ﾊ }
ｒ'´ ＼ ＼＼. ',. ﾑ‐'´ | |ヽ / / ヽ
| ＼ ＼＼ | ∧ | | ∧ ハ. ',
554 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:41:47 ID:edKNpeks
＿＿＿_
／ ＼
／ . _ノ ヽ､_＼ （それにしても、2回目のデートで）
／. （● ） (● ） ＼ （早くも一人暮らしの自室へ招くなんて……）
| //////（__人__)/// | （見かけによらず積極的なんだお///）
＼ ／
／ ＼ （ひょっとしたら今日、脱DTいけるかもわからんね）
| ,― 、,―、 |
＼ ￣￣ (⌒⌒) ￣ /
￣￣＼＼／／
,. -. ､.._
,. :.':´:￣:´: : : : : : ｀: : ､
／:.': ¨: :/: : :へ､: : : :ヽ: ヽヽ
,.'´:,: : : : /: i: : : : : :ヽ: : : :ヽ:ヽ:ヽ
,.': :/: : : : :i: :.i: : i: : : : :.ヽ: : : :ヽ:.'､:ヽ
/: :/: : : : :/|: : i: : :'､: : : : :ヽ: : : :.', ﾊ: ',
,': :.,': :./: :./ i:_: i: : : ヽ: : :_:,_:'､: : : i: :i:.:.i
|: : i: : i: : i,ｨﾁ´: :.ヽ: : :.ﾍ.､: : :｀'ト､:.ﾘ: i: :.|
i:i: :V: :i:,ｲi ＼.､ヽ: : ヽヽ: :ﾊ: :`: :.i: :.|
iﾊ: :.i:.:ﾍ: i.,ｨﾁ示ﾐ ` ｀ ﾞf示ﾐx､/: :/: /i 今日って節分ですよね
ヽ:iヽ: ヽ ir';;;:::| ir';;;:::| i: /:／ | だから、わたしの得意料理を食べてほしくって……
|ヽ:|^＼ﾞ 弋少 弋少 ,イiイ: :.|
|: : ヽi: ﾊ. ´ .ﾊ: :r': : :.|
i: : : :.|:.:.:i＼ ｀ ´ ／i: : :|: : :.: i
. ,': : :.:.:|: : :i: : :＞ ､ _ , .＜: : i: :.:.:|: : : :.:､
/: : : : :|: : :.i: :／.|. |_＼.i: : : |: : : : :.:､
/: :_,､--|: : : |:::::f´ |::::|: : : |‐--､: : .:､
, ': :/:::ﾍ : |: : : |:::::|¨''‐., ､.‐''¨|::::|: : :i:|::/;;;;∧.: :.:､
, ': : / V;;ﾍ |: : :.|:::::|.＜ ＞.|::::|: : ://;;;;;/ V: : ヽ
, ': : : :i V;;ﾍ. l: :./:::: | ＜.´｀.＞ |: ::|: :/::i;;;;;/ | : : : ヽ
555 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:42:02 ID:edKNpeks
_＿＿ +
／ ⌒ ⌒＼ +
／ ( ●) (●)＼ ﾔﾙﾔﾙﾃｶﾃｶ
| 0ﾟ ⌒(_人_)⌒ |
＼_0ﾟ ヽ_ﾉ _／ +
（0ﾟ ∪ ∪ +
と＿＿)＿)
.
556 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:42:17 ID:edKNpeks
＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
) ＞
＜ じゃ～ん、恵方巻き！ ＞
く (
／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
γ''ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀.､
Ｙ 口. Y:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
| 巛○ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)
|. ◆ . !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j
ヽ､,..ソ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
557 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:42:33 ID:edKNpeks
＿＿＿
／ ＼
／ノ ＼ u. ＼ え、でもこれ1本しかないお？
／ （●） （●） ＼
| （__人__） u. | （しかも1品だけって男らしすぎるお……）
＼ u.｀ ⌒´ ／
ノ ＼
／´ ヽ
/: : : : :i: : : ヽ: : : : : ヽ: : ヽ: : : : : ヽヽ
/: : : : : :.!: : : :ヽ: : : : : :ヽ: :.:ヽ: : : : : ヽﾊ
,: : : : :.i: : 〉､: : :､:ヽ:.:.:.-‐‐-.､ : : : : : :.ﾊ∧
i: : : : :.:i: :i ,斗: : ヽ＼＼: : : i, ｀:.i: : : i: : :.i: :,
|: : : : : ｉ:.:/ ＼:.ヽ ,ｨ=ミ､!: : /: : :i.!: :.! わたし、恋人ができたら
i: i: : : : Vi ,ｨ=ミ、丶、 {r';;::::}〉 /: : : :/: : i 1本の恵方巻きを両側から食べあうのが夢だったんです
V !: : ｉ:.:ヽ 〈fr';;::::} 弋少ﾞレ:|:.:.／: : : :i 最後まで食べられたら……
ヽ: :＼ ﾊ. 弋少 , //// |:.レ' |: : : : :i
＼:､ミ:ﾍ /// , -, ,.!: : : :|:∧: :∧
V: ヽ. ｀ｰ' ／ !: : : :|: : ヽ: :∧
|: : : :.i≧. . _ .イ |i: : : :!: : : : : :.:.＼
＿＿＿
／ ⌒ ⌒＼
／ （○） （○） ＼ や、やややややる夫もそんな夢みたいな夢、夢だったんだお！！！
／ ///（__人__）/// ＼
| u. `Y⌒y'´ | （YABEEEEE！！ マジで脱DTいっちゃう！？）
＼ ゛ー ′ ,／
/ ー‐ ィ
558 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:42:50 ID:edKNpeks
∧
γ´￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
l それじゃやる夫くん、あ～ん
ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
γ''ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀.､
Ｙ 口. Y:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
| 巛○ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)
|. ◆ . !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j
ヽ､,..ソ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ○） （○）＼ あ～ん
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| |r┬-/ |
＼ `￣'´ ／
／ ＼
559 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:43:06 ID:edKNpeks
ｉ / / / / ,′ j l ヽ
l/:l ,' ! l / / / ! ｌ | l ﾊ. ',ﾊ
/ | ! | /!/! /ｌノ :/ l､!_/| ! ! :| lハ
! | | li┼ﾘ七_k| / /'_jzk｢:! l ! |ヽl
ヽ ﾊ ヽ ヽlｨ仍ﾍ}`l( 'fitﾅ}l/ ｲ /! / ﾘ あ、ごめんなさい！
lヽ∧ ヽ八ct::ｿ `‐'ﾟｲ´/ｲ j/ やっぱり恥ずかしいから……眼を閉じてください……
| ! `ﾄ､ ﾑ､ ｀.::.: , .:::.:/ i'´|/
,ﾘﾉ___| ヽ!ﾍ 、 (⌒ﾌ , ｲ | |l
/｢´| ! !| ﾊ ＞ ､_ ｨﾍヽ| :ｉ| l八
/' | l | ﾘ | ｌ>rｰ'´ ／ ﾉ :ﾘ ﾄ､ ヽ.
／ :l| l ,' / .ﾉ f=(ヽ _／ / 〃/ ＞､',
〈 -ﾍ V／‐ク＾ヽ ｀Yﾍ / / /／ ／ハ
／ ∨￣ j＜_／ ヽ / ヽ/ / ／ ／ ヽ ヽ
／ / ｝ V´〃 ﾑ. ／ |／'´ ／ l ＼
. ／／/ ヽ〈 ＼r―ぅ､_,>′ ／l____／ j. ＼
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ─） （─）＼ わかったおー
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| |r┬-/ | あ～～ん
＼ `￣'´ ／
／ ＼
560 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:43:21 ID:edKNpeks
／￣￣＼
/⌒丶／ _ノ ＼／⌒＼
/´ | （ ●）（●） ヽ …………
| / | （__人__） |
. | | /// ｀ ⌒´ﾉ |
| | }ﾉ ,|
. | ヽ } 丿
ﾉヽ｀ ノヽ､.,＿＿ __ノ /
/ ,/ｿ ＼ /
（ ,/ ｀´ |
＼ イ ´ |
＼ ヽ ＼ 八 ﾉ
ヽ ｀ ー ´人｀ / ＿＿＿_
＼ ／ ´,､ヽﾉ ／_ノ ヽ_＼
ノ⌒ / | ／（ ─） （─）＼ あ～ん
/ ﾉ_ ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| ﾉ ヽ 丿 ＼ | |r┬-/ |
/⌒l |. ■■■■ ＼ ＼ `￣'´ ／
/ l,丿 , ■■■■■ . ＼ ／ ＼
| / ´ ■■■■ ＼
丿 / , .／■■■ ヽ |
/ |, | ／ ）＼ ヽ
ヽ ノ ヽ__,／ . （ _＼＿ |
(_)__)|＿＿＿,/ (__)_)_)ヽ、＿＿/
561 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:43:39 ID:edKNpeks
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ ﾝｸﾞ ﾝｸﾞ
／ （─） （─）＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ …………
| （ ＼ |
＼＿ ヽυ ::＼ ／
＼ .:::＼
.
562 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:44:07 ID:edKNpeks
┌──────────────────────┐
│ その、体温よりも熱い何物かを口に入れた瞬間 .│
│ やる夫は悟った │
└──────────────────────┘
┌───────────────────────────┐
│ この場所、ここはかつて来たことのある場所ではなかったか .│
│ あの袂を分かった旧友の棲家 │
└───────────────────────────┘
／￣￣＼
/⌒丶／ _ノ ＼／⌒＼
/´ | （ ●）（●） ヽ
| / | （__人__） |
. | | /// ｀ ⌒´ﾉ .|
| | }ﾉ ,|
. | ヽ } 丿
ﾉヽ｀ ノヽ､.,＿＿ __ノ /
/ ,/ｿ ＼ /
（ ,/ ｀´ |
＼ イ ´. ┌──────────────────────┐
＼ ヽ ＼ 八....│ そこに気づくには、あまりにも舞い上がっていた │
ヽ ｀ ー ´人｀ │ こんな簡単なことに、全く気づかないでいた .│
＼ ／ ´,､ヽ└──────────────────────┘
ノ⌒ /
/ ﾉ_
| ﾉ ヽ 丿 ＼
/⌒l |. ■■＿＿＿_ ＼
/ l,丿 , ■ ／ .::.:.:.:＼ ＼
| / ´ ／ .:.:.:.:.:.:.:＼ ＼
丿 / , ／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ |
/ |, | | .:.:.:.:.:.:.:.:.: | ヽ
ヽ ノ ヽ__,／ ＼ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ,／ |
(_)__)|＿＿＿,/ ／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼＿/
┌───────────────────────┐
│ かつてと同じ罠に堕ちてしまった諦念. │
│ あの時と変わらぬ、否、あの時以上に. │
│ それは熱く、固く、大きさを増しているように思えた.....│
└─-・ ・.────────────────────┘
.
563 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:44:23 ID:edKNpeks
第3話
───-----───-----───-----───-----───-----───-----
| | | | | | | | | | | |
| | | | | | | | | | | |
| | | | | | | | | | | |
| | | | | | | | | | | |
| ,..-‐‐―‐‐-..、 | | | | | | | | |
|,-'´ `‐、|... | | | | | | | |
,i' `i、 | | | | | | | |
,l l、 | | | | | | | |
,|._ _.|、. | | | | | | | |
〈_｀`ｰ＝＝= ╋ =＝＝‐'´_〉..... | | | | | | | |
l ｀`ｰ-.､＿＿＿＿ ,...-‐'´.l | | | | | | _＿＿＿
ヽ､_| `ー' / `ー' |_,ノ | | | | | |／ ＼
／ `‐､_ `ニ' ノ ＼ | | | | | ／─ ─ ＼
i'´ 、 |``r===ｒ'´| ,_＿_ヽ_. | | | | | ／ （●） （●） ＼
. ｜ i、 ￣＼／￣ ｜ ╋ | | | | | | | （__人__） |
|、 |、 □ .[工]├‐‐‐ｭ┘| | | | | ＼. ｀⌒ ´ ／
|、 ヽ、. □ ./ /. | | | | | ／ !:::: ﾍ
ヽ、 ヽ―‐┌┐―‐'i /. | | | | |ゝ＿|:::: ﾍ ﾊ
`く´.ゝ―└┘―く´｀`y | | | | | |:::: ＼／
| ヽ､_) ┐ (_,.ノ.. | | | | | |:::: ||
| | | ｜ ｜ ,! | | | | | ﾍ::::: ／ i
| .l、 ｜ .｜ | |. | | | |ｷｭﾑ ｷｭﾑ ＼: | ／
| .｀lｰ--‐'^ｰ--‐'l´ | | | | | | ﾍ＼＿／|
＼＿／
564 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:44:43 ID:edKNpeks
|＼ /＼ / | ／/ /
＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
＼ /
∠ あぶない！上だ！！ ＞
／＿ ＿ ＼
￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
/／ |/ ＼/ ＼|
.
565 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:44:59 ID:edKNpeks
＿_＿__ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ノ ( ●) ＼ ・
. ｜ ( ●) ⌒） | ハァ？
. ｜ （__ノ￣ } /
. ｜ ｀─´ /
＼＿ ⊂ヽ∩＼
/´ (,＿ ＼.＼
. | / ＼＿ﾉ
.
566 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:45:13 ID:edKNpeks
__ __ ＿ __
/::ヽ. ｢::::l /} ／:::/ /´::::/ /´::::> ,.-.､_
. | 〈:::::::ﾊ |:::::ｊ '´ |:::::/ /:::::::/.／! /:::::/ /:::::/
| | | | ';:::::::l l／ _ l::::ｉ /:::::::://:::/ /:::::/ /::::://::７
| | |. | | V:::::l ／::::}. l:::::!ヽ一' l／ /::::::く └-' 〈_:/
| | |. | | | Ｖ:::ﾚ::::::::ｒ' .l:::::l /:::;へ::::＼
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（＿人＿） }| ｢ i .| |
{ ,-‐、 ヽ | | |
{ ／ ノ ～ミ='^゛ !／ |.... |
＼＿＿／ | ヽ、 ``.. -‐-＜￣`... | |
ﾍ イ .!＿ ／、￣￣￣￣￣`... --‐'' ■□■□
ﾍ」 ﾍ .＼.~（ ノ .| □■□■
.＼y' > ＼ ﾍ ノ i／. | ■□■□
＼ﾍ ~ﾍ ~`...`~｀ ..`￣￣,」、 | □■□■
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O(((くヽ _゛.-=ニニ!
￣ ⊂＿ ヽ`
巛.4゛＼
.
567 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:45:38 ID:edKNpeks
────────────────────────┐
│ 工事現場の遥か高みから自由落下してくる.... │
│ 禍々しいほどに赤黒いそれを視認した瞬間 │
│ やる夫の足は動くのをやめた │
└──────. ・ ・ ・ ・ .・ ・ ・-─────────
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼
／（ ○）}liil{（○）＼
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
┌───────────────┐
│ それは恐怖であったのか.. │
│ それとも魅せられていたのか .│
│ …………あるいは……. │
└───────────────┘
.
568 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:45:56 ID:edKNpeks
───────結果的に、大きく開かれたやる夫の口に───────
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ ﾝｺﾞﾝｸﾞｩ
／ （○） （○）＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ …………
| （ ＼ |
＼＿ ヽυ ::＼ ／
＼ .:::＼
.
569 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:46:15 ID:edKNpeks
／￣￣＼
/⌒丶／ _ノ ＼／⌒＼
/´ | （ ●）（●） ヽ
| / | （__人__） |
. | | /// ｀ ⌒´ﾉ .|
| | }ﾉ ,|
. | ヽ } 丿
ﾉヽ｀ ノヽ､.,＿＿ __ノ /
/ ,/ｿ ＼ /
（ ,/ ｀´ |
＼ イ ´. ┌──────────────────────────┐
＼ ヽ ＼ 八....│ もはや、涎とも肉汁ともつかぬ粘液に顎を濡らしながら │
ヽ ｀ ー ´人｀ │ その熱さを、大きさを、硬さを喉奥にまで刻み込まれ │
＼ ／ ´,､ヽ└──────────────────────────┘
ノ⌒ /
/ ﾉ_
| ﾉ ヽ 丿 ＼
/⌒l |. ■■＿＿＿_ ＼
/ l,丿 , ■ ／ .::.:.:.:＼ ＼
| / ´ ／ .:.:.:.:.:.:.:＼ ＼
丿 / , ／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ |
/ |, | | .:.:.:.:.:.:.:.:.: | ヽ
ヽ ノ ヽ__,／ ＼ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ,／ |
(_)__)|＿＿＿,/ ／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼＿/
┌────────────────────┐
│ やる夫は悟った │
│ うかつに口をぽっかり開けているとこうなる │
└────────────────────┘
.
570 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:46:35 ID:edKNpeks
最終話
───────────40年後────────────
＿＿＿_
／～～～ ＼
／_ノ Ξヽ､_ ＼
／ （◎）―（◎） ＼
| ::::（（（__人__）））:::: |
＼ ｀⌒´ ／
/ ／｀ミ／ )
| |／￣￣￣￣” ／.
!､ ￣￣/＼＿__／
──────やる夫は無口な老人となっていた
生来、多弁でお調子者であった彼が
. 殆ど口を開かない、狷介な人物となってしまったのは、もちろん───────
.
571 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:46:52 ID:c
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ.
. | }.
. ヽ }.
ヽ ノ
/ く
| |
| .|
┌───────────────────────┐
│ やらない夫はどこにでも現れた .│
│ やる夫の口に肉棒をねじ込めるチャンスは ..│
│ 決して見逃さないのがやらない夫という男であった .│
└───────────────────────┘
.
572 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:47:16 ID:edKNpeks
／￣￣＼
／ ._ノ ヽ､＼
| （●）（●） |
| （__人__） |
| ｀ ⌒´ }
| } ┌───────────────────┐
ヽ /. │ VIPで煽り、高笑いするやる夫 ..│
__ヽ ノ__. │ 花火大会、夜空に見惚れるやる夫. │
/ .ヽ │ カラオケで熱唱するやる夫 ..│
|｜ |｜ └───────────────────┘
|｜ ・ ・ ｜|
|｜ ｜|
|｜ ｜|
（⌒.ｌ⌒ヽ .＿ﾉ |
￣| r `(;;;U;;;) ）__)
（＿ノ ￣ ／ ／
（ ＿）
┌───────────────┐
│ すべてがチャンスボールであり .│
│ 貪欲に、確実に決めにいく... │
│ まさに肉棒のファンタジスタ │
└───────────────┘
.
573 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:47:33 ID:edKNpeks
───────だが、それは本当にやらない夫であったのだろうか───────
.
574 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:47:52 ID:edKNpeks
／￣￣＼
／ ヽ,,,)ii(,,,ノ＼
| （●）)(（●） |
┌────────────────┐ | （__人__） |
│ 上空数百メートルから落下し │. | iｌ´ |r┬-|｀ｌi }
│ 口に肉棒をねじ込み、双方無傷 │ |!ｌ ヾｪｪｲ ｌ! }
└────────────────┘ ヽ /
.ヽ ／
／⌒ヽゝ くノ~⌒ヽ
l |
| ,Y Y | ┌──────────────────────┐
| | ・ ・ |. |.. │ 人混みで、海に浮かぶ一人乗りのボートの上で │
| l | | │ 無人の地下室で、自宅のトイレで │
| .| l ﾉ ﾉ └──────────────────────┘
{' ｀＼ / /
,>､ ヽ / /ヽ
. / ＼ ＼ / / ヽ ））
（（ / . ◆◇◆◇◆ ヽ
. / ◇◆◇◆◇ ヽ
/ /◆◇◆◇ ヽ
. / ／ ◆◇◆ ＼ ヽ
.. / ／ ＼ ヽ
/ ／ ＼ ヽ
i / ヽ .i
| | | .|
| .| | /
.| .| | |
┌────────────────┐. | ヽ
│ 時と場所を選ばず出現する彼は .│ ヽ ヽ
│ そもそも人間であったろうか │ ＼＿ノ
└────────────────┘
.
575 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:48:14 ID:edKNpeks
┌─────────────────────┐
│ やる夫は今、孤独に死を迎えようとしていた .│
│ 逃れ得ぬ運命に翻弄され続けた彼は │
│ 今、静かに息を引き取ろうとしていた │
└─────────────────────┘
__ ＿＿＿__ __
| |／ ～～～ ＼＝＝＝＝＝=| |
|/（ ー）―（ー） ＼ | |
/ （ （（__人__））） ヽ.. | |
_rーー‐‐- ､_ /￣ヽ＿＿_| |
__ノ￣￣￣￣｀ ヽ__`-ー´⌒ヽ＿ノ .／| |
／￣ ヽ_ _ ーー ヽ__ ヽ、...／ | |
ノ ｀ヽ／| ／| |
/ ┌────────────────┐
│ 最期に大きく口を開け、息をつく │
└────────────────┘
.
576 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:48:36 ID:edKNpeks
／￣￣＼
/⌒丶／ _ノ ＼／⌒＼
/´ | （ ＞）（＜） ヽ
| / | （__人__） |
. | | /// ｀ ⌒´ﾉ |
| | }ﾉ ,|
. | ヽ } 丿
ﾉヽ｀ ノヽ､.,＿＿ __ノ /
/ ,/ｿ ＼ /
（ ,/ ｀´ |
＼ イ ´ |
＼ ヽ ＼ 八 ﾉ
ヽ ｀ ー ´人｀ /
＼ ／ ´,､ヽﾉ
ノ⌒ / |
/ ﾉ_
| ﾉ ヽ 丿 ＼
/⌒l |. ■■■■ ＼
/ l,丿 , ■■■■■ . ＼
| / ´ ■■■■ ＼
丿 / , .／■■■ ヽ |
/ |, | ／ ）＼ ヽ
ヽ ノ ヽ__,／ . （ _＼＿ |
(_)__)|＿＿＿,/ (__)_)_)ヽ、＿＿/
その瞬間、運命は姿を表す
かつて袂を分かった、あの日と全く変わらぬ姿で──────
┼ヽ -|r‐､. ﾚ |
ｄ⌒) ./| _ﾉ __ﾉ
577 名前： ◆.AX/KxNu3k[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 22:49:21 ID:edKNpeks
正直、どうしてこんなことになってしまったのか、よくわからない
578 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/16(金) 23:11:55 ID:ssTpcp9M
割とマジでお茶むせました。
短編なのにﾋｯﾋとか変な笑いでっぱなしでした。
さすがに御座います。
579 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/17(土) 02:55:42 ID:uWIDYBO.
おつ！
変な感動がｗｗｗ
580 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/17(土) 03:20:13 ID:khpdO90k
乙！！
解らんｗなんかもう解らんｗｗｗ
でも面白かったｗ
581 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/17(土) 09:46:07 ID:NVw8rYks
乙！
ちくしょうwwwwwww
何でやらない夫は遠くを見てんだwwwwwwww
582 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/17(土) 12:36:25 ID:LX6xenLA
みくる何者だよｗｗｗ
584 名前： ◆.AX/KxNu3k[sage] 投稿日：2011/09/18(日) 08:06:50 ID:hgR4D6pE
乙ありがとう
>>582
・やらない夫の女装
・金を握らせて雇った
・その他
どう解釈するのも自由なのです
583 名前：風と木のやる夫[sage] 投稿日：2011/09/17(土) 20:30:15 ID:op1OvCdw
おつ華麗！
エロなんだかギャグなんだか、あるいはホラーなんだか……
その全ての方向に、しっかりと突っ走ってるのが凄い！
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