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[R-18] プレシアの天秤の傾きは

315 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:01:44 ID:DS2uHmXA

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316 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:02:03 ID:DS2uHmXA

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　　　　　..::　　ヽ､　　　　　　　　　　　)ノ　　　　　　　　 ::　　ヽ､　　　　　　　　　　　)ノ
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　　お腹を痛めて産んだ我が子達を見た時
　　言葉にできない感動が胸に去来した。

　　この世に舞い降りた天使にしか見えないその子達は
　　双子という事も相まって、愛おしさも二倍……いや、二乗だった。

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317 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:02:46 ID:DS2uHmXA

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　　　　　　　ヽヽ |　|:::::::-山-::::::{　 /|　|　 /　　　　　 .ヽヽ |　|:::::::-山-::::::{　 /|　|　 /

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　　「アリシア」と「フェイト」と名付けた娘達は、すくすくと成長した。

　　妊娠中に夫を事故で亡くした私に、一人で子育てができるのか？

　　そんな不安もあったが、私は必死に育児に専念した。

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318 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:03:36 ID:DS2uHmXA

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　　　　　　　　　　　 |ｉ:.:.´.:.:.:. 小:.:.l、　　｀７　　　　いつもすみませんねぇ。
　　　　　　　　八.:.:.:.／.:jハ:.:l:「ΤT´
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　　　　　／.:.:.:./　　　　＼／.:.:.:)ﾍ:.:人
　　　　　んヘ.:./　　　　（.:.:.:.:.（:.:.:|⌒ヾ,,
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　　　　人.:.:.:.:.| ‘,　　　　|　　　　　　　　　 }
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　　/　　　　　　　　　＿　　　　ヾ"ｒ∂|;!　　　ええって！
　　ヾ` '⌒` ;::　　　"~　~`　彡　　r ﾉ/
　　 i　　　　ノ　　　　　　　　　　　_,,.:'　　　　　アンタが頑張っとるのは分かっとるさ！
　　ヽ　ノ"( ､_,..:ｰ'"ヽ､ : : :　　 ,i /
　　　ヽ、　,.　::　::　　ヽ　　　ノ:|ﾗ:)`ヽ、
　　　　ヽ、`''''"""''''" '　 ,,..-'" ／/　　＼-､

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　　周囲の環境に恵まれたのも大きいだろう。

　　育児休暇を認めてくれた職場や、手が回らない時に面倒を見てくれるご近所さん。

　　そのおかげで、やっとこさっとことはいえ
　　私はアリシアと……そして、フェイトを育てる事ができた。

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319 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:04:37 ID:DS2uHmXA

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　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: ﾚ '　辷zｿ　ﾚ ´tｯ　/／/／': ;'
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　　　　　　　　　　　　　　　　 | : : :!: iﾍ.　　　　　＿　　/: :!: :/ |
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　　　　　　　　　　 /　　　｀＼」:_{　　{_＿＿ , - ､＿＿＿＼: : : ',.　　' ,
　　　　　　　　　　　　 /　丶　　「___从ﾙ'＿＿::., - ､.:＿＿＿__}: : : ,　 .::　＼

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　　それでも、育児の基本は親が見るべきであり。

　　更には、相手は世の中を何一つ分かっていない子供であり。

　　だから当然、私がストレスに苛まれる事もあった。

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320 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:05:30 ID:DS2uHmXA

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　　　　　　　　　　　　　　,.．-‐……‐ィ＾V´:.‐=ミ:.、
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　　　　　　　　　　　んへ,_.:.:.:.ｉ:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.v.:.:.:.＼
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　　　　　　　　　　　 |.:.:.:.:.:.:.:.Y1:.:.:|:.:.:.Ｙ圷ｱﾚ介:.刈
　　　　　　　　　　　 | .:.:.:.:.:.:.儿:.:. ﾄトト〉　　　>ﾚﾞ
　　　　　　　　　　　 |ｉ:.:.:.:／.:.:.|:.:. |｀｀　　__ /
　　　　　　　　　　　 |ｉ:.:.´.:.:.:. 小:.:.l、　　｀７　　　　フェイト、落ち着いて。
　　　　　　　　八.:.:.:.／.:jハ:.:l:「ΤT´
.　　　　　　　　／.:.:.:.:. ＿ﾚ’　}:.:i.:.i.:i:.:|　　　　　一体、何が嫌なの？
　　　　　　　　／.:.:／⌒入　‐- 从!:.ｉ:.:.:.|
　　　　　／.:.:.:./　　　　＼／.:.:.:)ﾍ:.:人
　　　　　んヘ.:./　　　　（.:.:.:.:.（:.:.:|⌒ヾ,,
　　　　　 |:.:.:.:.:.:|　　　　 ⅱ　）.:.:.:.:.）:j　Vﾍ）
　　　　　 |:.:.:.:.:.:|　　　　 ⅰ (乂_乂ﾏ　 ∨
　　　　　 |:.:.:.:.:.:ﾄ､　　　　！　　　　　　　　`、
　　　　人.:.:.:.:.| ‘,　　　　|　　　　　　　　　 }
.　　　／.:.:.:.:.:.:.:.|　‘,　　　 j ､　　　　人　 ,.ノ
.　　ん:.:.:.:.:.:.:.:.:.j!　 ‘,　　　`､｀~¨¨~´/¨~´L
.　　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ji　　 ‘,　　　 `、　　/ 、　　｝

　　　　　　　　　　　　　 ⌒ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　:　＼
　　　　　、　　　　　　　 }　　｝
　　　　　＼｀ー─── =ﾐﾒ　　′
　　　　　　　＼　　　　 -=ﾐ　厶,＿ _　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　＜//＞　 ´　　/＞　　　　　　＼　／/////,／
.　　　　　　／⌒ア　/／ /　|　　ｉ　　　｀く/////／　　　　　いやなの！
　　　　　　　　　／　/ｲ　/| /| 　　| ＼　ヽ | ∨77∧
　　　　　　　 ∠/　　　| /＞ｘ人　:|x＜＼　ﾊ!　∨//＼　　　　　いやなのはいやなの！
　　　　　　　　ｲ　　|/ 　◯三＼| ◯ Y}ノ|ﾉ　}＞＜,ﾊ
. 　　　　　　ﾚ八　j|　　三三三三　 |　 |勹 / 　　 |＼
　　　　　　　｛　ﾊ八　　　　△　　　 | 　|,ノ/} 　　 :|

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　　私のストレスの主な原因となったのは、フェイトだった。

　　目を離すとどこかに行く、よく分からない理由で癇癪を起こす、私の言う事を聞かない。

　　何度暴力に訴えようと思ったか覚えてない。

　　それくらい、ヤンチャで手のかかる子だった。

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321 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:06:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　 ⌒ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　:　＼
　　　　　、　　　　　　　 }　　｝
　　　　　＼｀ー─── =ﾐﾒ　　′
　　　　　　　＼　　　　 -=ﾐ　厶,＿ _　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　＜//＞　 ´　　/＞　　　　　　＼　／/////,／
.　　　　　　／⌒ア　/／ /　|　　ｉ　　　｀く/////／
　　　　　　　　　／　/ｲ　/| /| 　　| ＼　ヽ | ∨77∧　　　　　　　　っ
　　　　　　　 ∠/　　　| /.__x'人　:|`x__＼　ﾊ!　∨//＼　　　　つっ
　　　　　　　　ｲ　　|/ 　＞　＼| ＜ Y}ノ|ﾉ　}＞＜,ﾊ
. 　　　　　　ﾚ八　j| :::::　　　　　　::::: |　 |勹 / 　　 |＼　　　おかーさん、だいじょーぶ？
　　　　　　　｛　ﾊ八　　　 △　　　 | 　|,ノ/} 　　 :|

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　　　　 , =--=≡ミ、,: ´: : : : : : : : : :´: : : : : : :.｀: : ､
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　　　　　 ,.ィ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :',
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　　　　|´　:!: :!: : ,': :/　　｀､:! ﾊ: : : | |: :斗 - : : : : : |: : :!
.　　　　　　 |: :|: : | : |,ｨf＝ﾐｘ :|´ |: : : i |´/ ! /!: :| : : : !: : :!
.　　　　　　 |: 八: !: :i!､　　　｀　 |: : :' ,ｨf＝ﾐ､:!: ::,: : : :': : :!　　　大丈夫、お母さんは大丈夫よ。
.　　　　　　 |/ :! ゞ!: :!:　" "　　.: |: /　　　　 :| /: : : :/: : :!
　　　　　　　　 |: : !: :|　　　　　'　|´ 　 " "　ノ´: : : /: : : :!　　　いつもありがとうね？
　　　　　　　　 |: : ! 人　　　　　　　　　　 .:/: : : :/ : : : :
　　　　　　　　 |: : !: : : ＼　｀　 -　　　 .: :/: : : :/ : : : : :
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　　／　　　　　 ): : : : : 〉｀ｰ‐―――‐〈: : : : 〈: : : : : : :!

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　　対して、アリシアは手のかからない子だった。

　　特に喚きも暴れもせず、私の言う事をよく聞き、いつも母に気を使ってくれるような。

　　そんな、実に「良い子」だった。

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322 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:07:30 ID:DS2uHmXA

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　　　　　 _, -￣ヽ|=.､, ￣'´￣｀ヽ／　/
　　　　｀ｰｰ-ｧ‐ 　　　　　　　　/, -､''　､
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　　　　　　＼!ﾍ∧ﾚノ　　　｀ヽ |　|　 |　　 |
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　　　　　　　|　 |　ﾍ⊃ ､_,､_,⊂⊃　|　.|　　 |　　　ｹﾎｯ……ｺﾎｯ……
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　　　　　　　ヽヽ ||　　|-山-::::::{　　i .|　　/

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　　　　　　　　　　　　　　,.．-‐……‐ィ＾V´:.‐=ミ:.、
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　　　　　　　　　　　んへ,_.:.:.:.ｉ:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.v.:.:.:.＼
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　　　　　　　　　　　 |ｉ:.:.´.:.:.:. 小:.:.l、　　｀７　　　アリシア、大丈夫？
　　　　　　　　八.:.:.:.／.:jハ:.:l:「ΤT´
.　　　　　　　　／.:.:.:.:. ＿ﾚ’　}:.:i.:.i.:i:.:|　　　　お医者様に行きましょうか。
　　　　　　　　／.:.:／⌒入　‐- 从!:.ｉ:.:.:.|
　　　　　／.:.:.:./　　　　＼／.:.:.:)ﾍ:.:人
　　　　　んヘ.:./　　　　（.:.:.:.:.（:.:.:|⌒ヾ,,
　　　　　 |:.:.:.:.:.:|　　　　 ⅱ　）.:.:.:.:.）:j　Vﾍ）
　　　　　 |:.:.:.:.:.:|　　　　 ⅰ (乂_乂ﾏ　 ∨
　　　　　 |:.:.:.:.:.:ﾄ､　　　　！　　　　　　　　`、
　　　　人.:.:.:.:.| ‘,　　　　|　　　　　　　　　 }
.　　　／.:.:.:.:.:.:.:.|　‘,　　　 j ､　　　　人　 ,.ノ
.　　ん:.:.:.:.:.:.:.:.:.j!　 ‘,　　　`､｀~¨¨~´/¨~´L
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　　ストレス原となるフェイトと、それを癒してくれるアリシア。

　　比べてはいけないと分かってはいるが
　　それでも尚、心の天秤は日々アリシアへと傾いていく。

　　感情の揺れを必死で制御しつつも、私の子育ては一応は順調に行っていた。

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323 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:08:30 ID:DS2uHmXA

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　　病院　～その日の夕方～

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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／|　╋　　総合病院　　　 |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::ミﾐ;ﾞi彡´:::::::::::|　[]　[]　[]　[]　[]　[]　[]　[]　[]　 .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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　　……「そのまま」であれば。

　　だが、ある日決定的な転機が訪れる。

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324 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:09:30 ID:DS2uHmXA

　　::::::::::/::::/::::/::::::::::::::::i::::::::/i::::_:::::::ヽ
　　:::::::::,::::/::::/::/::::/:::::::|:::::/‐-､::',:::::::::'.,
　　::::::::,::::,:::::i::::i:::::/:::::::/:::::}　　 }:::',::::',､::'.,
　　:::::::i::::|:::::|::::|:::/:___/i::,:::ﾘ　　 i:::::',::::', ﾏﾑ
　　:::::::|::::|:::::|::__z==ﾐ､`i'i:ﾘ､､__ﾉ::::::i::::',ﾑヾj
　　:f⌒!:::i::::::|::i仗ソ``　　 __zﾐ_`i:::::|::::::',ﾑ､
　　:i rj.|:::|::::::|::!.:.:.:.:.:　　 i　弋ｿ`|:j:::!:::i:::i ｀`
　　:ヽ､j:::::::::/リ　　　　 | :.:.:.:.:ノｨ:/:/i::ﾘ
　　::::::::|:::::::}　　　　　　　'　　 /:::ノiノﾚ′
　　:::::::::!::::::i　　　 __ 　　　/::/
　　:::::::::i::::::|ヽ　　´　　｀　,..ｲ:::/　　　　えっ！？
　　:::::::::|::::::|　 `　　　／i:::::::i､
　　__ ノi:::::::|　　 |::￣:::::::|:::::::!:}　　　　アリシアが……ですか？
　　　 |::::::ﾑ　　 | `‐- __!:::::::|::!
　　..､ _ ﾏ:::::ﾑ　　　　 |::::::ﾑ}､__
　　. ﾑ｀ﾏ::::ﾑ___　　　　ﾏ::::::ﾑ. . ∨
　　. . ﾑ　ﾏ::::ﾑ　ヽ､　 ,／ﾏ:::::::::ﾐヽ∨
　　. . . ﾑ　 }::::::ﾑ　　　　　　`ｰ､::::::::::ミ:､
　　. . . . ﾑノ::::::::::}　　　　　　　　ヾ::::::::::::ヽ
　　. . . .i. .{:::::::::::ﾉ　　　 ',　　　　　 ):::::::::::::)
　　. . . .|. .ﾏ::::::/､.　　　 ',　　　　ﾉ:::::/}::/､
　　. . . .|. . .ﾏ:/. . ＼.　　 ', 　　 ./ｲノ. .ﾚ. . .ヽ
　　. . . .!. . . Y. . . . . ヽｰ‐-‐-‐-‐=-‐i. . . . . . . .ヽ
　　 . . /. . . . . . . . . . . ＼三三三三ノ. . . . . . . . . ヽ
　　. . .i. . . . . . . . . . . . . . ＼ニニ／ . . . . . . . . . . . ﾍ_
　　. . .!. . . . . . . . . . . . . . . . ﾍﾆ/. . . . . . . . . . . . . . . .j
　　. . |. . . . . . . . . . . . . . . . . ., . . . . . . . . . . . . . . . . /
　　. . ﾍ. . . . . . . . . . . . . . . .ノ-‐=-‐-. . . . . . . . . .ノ
　　￣￣ヽ､________. . . .___／-‐‐‐--------‐ ┬´
　　　　　　　　ﾏ. . . . } }. . . . . . . . . . . . . . . . . .}

　　　　　　　　　 ,,..-――-..,,
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　　　　　　　／　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　 /　　　　　＿__) 　ヽ-　l
　　　　　　／l 　　　 '´ 　　　 r　　.l
　　　　　　/　..|.　U　　　=≡=　　 ==''　',　　　　はい、最近は患者さんに情報をキチンと伝える事が求められてるので。
　　　 /｀ヽ、__.',　　　　　　　ヽ　　 l
　　 ./　　　＼ .ヽ.　　　　（＿ノ--'　　ﾉ　　　　ですから、ハッキリと申し上げますお。
　　 /　　　／-‐| ＼､＿＿＿_ ,,..-＜
　 ./　　　 ./　　 l l　　＼　　 |　r-ヽ　｀ヽ
　/　　　　l　　　 | ヽ　　.>､ r'__..>＞　　　|
./　　　　 iヽ　　 .|＿ヽ.イ .〈Y´　i ｀''１ |　 |
'　　　　 l　　、　 < ´　 .i　　|　　i　　| |　 |
＼　　　/　_,,-ヽ　ヽ　　.i　 .|　　.i　 .|.l　 |
　 .ヽ∠-''"ヽ　　　　ヽ　 i 　.|　　 i　 |l　..|
　　　　　　　〉　　　　ヽ .l 　.|　　 .i　|｀ヽ|
　　　　／　　　　　 l/　 .|　　　ヽ|　 .l

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　　そうして、そのお医者様――「やる夫」と名乗った――は宣言する。

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325 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:10:30 ID:DS2uHmXA

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　　　　　　　　　　　　／　､＿ノ　　　ヽ _＼
　　　　　　　　　　　 /　　＿　　　　　　　＿　.',
　　　　　　　　 ,'　　ｲ（::::｀　　　　　ｲ（::::｀　',
　　　　　　　　　　 l 　　｀¨¨´／　　　.＼ ¨¨´　 l　　　　アリシアちゃんは、とても難しい病気に侵されてますお。
　　　　　　　　　　 l　　　　　（　　　,、　　）　　　 l
　　　　　　　　 '.,　　　　　｀¨¨´ ｀¨¨´　　　 /　　　　それも、命に関わるような。
　　　　　　　　　　　ヽ、　＿＿　　　　　　　／
　　　　　　　　　 r''"´:::::::/´|　　　 _,,..-''´ヽ
　　　　　　　　　 __|::::::::::::/::::::ヽ、　　　|:::::::〈.、__
　　　　　 _,,..-‐''"´　 |＼.／,::::::::::::|　　　 |:::::／-ヽ、｀''-..,,_
　　　　　|ヽ　　　　　 |　 __　'.,::::::::::＼.　 .l／::::|　＜_　　　.|
　　　　　|　ヽ　　　￣／　 '.,::::::::::::＼,':::::::::::',　　.|　　 .|
　　　　　|　　ヽ　　　　＼　　　ヽ:::::::::::::::::::::::::::::',　　|　　　.|
　　　　　|　　　ヽ　　　　　＼　　ヽ:::::::::::::::::::::::::::',　 | 　　 |
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　　　　　|　　　　|　　　　　　＼|:::::::::::::::::::::::::::::| ,'　　　 |

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　　「何故アリシアが！　フェイトなら……」

　　そう思った瞬間、私の天秤はアリシアに僅かではあるが傾き
　　フェイトを思いやる余裕が薄れていくのを感じた。

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326 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:11:34 ID:DS2uHmXA

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　　　　　　　　　　　　　　　　　プレシアの天秤の傾きは

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はじまり

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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327 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:12:00 ID:DS2uHmXA

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !

　　とある病院の病室　～夕方～

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　 o　　 ||_,,||.ヽ　　　　　　　　＼＿＿＿___|:　　　　　　　 |:::::|
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　 o　　 ||.　　　＼.＼||￣|￣|￣|￣|￣||　　　　＼　　　　 .|:::::|
＿＿＿_,||.　　　　＼.||￣￣￣￣￣￣||. 　　　　＼　　　..|:::::|
───┘　　　　　　 ||￣￣￣￣￣￣||.　　　　　　　＼　 |:::::|
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328 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:12:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　|＼　　　　　　　　　　＿
　　　　　 _, -￣ヽ|=.､, ￣'´￣｀ヽ／　/
　　　　｀ｰｰ-ｧ‐ 　　　　　　　　/, -､''　､
　　　　　/　/／　// |　∧/ﾘ/ﾘ.ヽ￣＼ `､
　　　　　￣/　l !{ ﾚ | l　l　　l | |‐.|､ｰ--‐`　|
　　　　　　＼!ﾍ∧ﾚノ　　　｀ヽ |　|　 |　　 |
　　　　　　　|　 |ヽ} ●　　　●　ﾊ .|　.|　　 |　　　……わかってるよ、おかーさん。
　　　　　　　|　 |　ﾍ⊃ ､_,､_,⊂⊃　|　.|　　 |
　　　　　　　|　 |　| /⌒l __,　イァト | . |　　 |　　　わたし、きょうから「にゅういん」するんだよね？
　　　　　　　|　 |　|/ 　/'i.|.i''":::::{　ヽ |　　 |
　　　　　　　ヽヽ ||　　|-山-::::::{　　i .|　　/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. : :´: : : ,ヘ : ,､: ｀: ､_,. - ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: , -: : : /: : : ＼ヽﾍ- ､: : ､≧=-
　　　　　　　　　　　　　　　　 , ': : / : : : : : : /i: : : : : : : ヽ: ヽﾍヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　, : : ,': /: ,'　,ﾍ/ :| | |: : : !: : }: }: ',: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　i : : i: :i: :i　{　　 !:i! ! !: :}: :/.:/.: : :,ﾍ⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: |: Ⅳ|‐- ､| i! !,!-/|‐､/.: : :/: ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: |: :!iｲ ___　!' ! i|/_l/|/}: : :/!: : ! :}
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: ﾚ '　辷zｿ　ﾚ ´tｯ　/／/／': ;'
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: |　　　　　　　　 /´|:/´/／
　　　　　　　　　　　　　　　　 | : : :!: iﾍ　　　　　　｀　　 /: :!: :/ |　　　　ええそうよ、でも大丈夫。
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : |: :|: :.＼　　｀　´ ／!: : !: : : :!
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : |: :l: : :i　＞　_　イ : :|: : |: : : :|　　　　きっと、すぐに良くなるから。
　　　　　　　　　　　　　　　　 | : : :!: :!: : :!　　　　　:|: : :|: : |: : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : !: :!: ノ　　　　　｀､_! : :|: : : :|
　　　　　　　　　　　　　 , r‐ '､¨¨､ !/ ',　‐- ､　　, -‐ 〃: :{｀¨¨｀ ' ,
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　 ,　∨　 ,＿＿　　＿＿{: : : ヽ　　　 ',
　　　　　　　　　　　　 ,'　　　　　} ∨　 /　　　〉-〈　　　＼: : : ヽ'　　 ',
　　　　　　　　　　 /　　　｀＼」:_{　　{_＿＿ , - ､＿＿＿＼: : : ',.　　' ,
　　　　　　　　　　　　 /　丶　　「___从ﾙ'＿＿::., - ､.:＿＿＿__}: : : ,　 .::　＼

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　アリシアは本当に良い子だ、こんな時でも騒がない。

　　それだけでなく、自分が置かれている状況を理解するだけの賢さもある。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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329 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:13:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　 ⌒ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　:　＼
　　　　　、　　　　　　　 }　　｝
　　　　　＼｀ー─── =ﾐﾒ　　′
　　　　　　　＼　　　　 -=ﾐ　厶,＿ _　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　＜//＞　 ´　　/＞　　　　　　＼　／/////,／
.　　　　　　／⌒ア　/／ /　|　　ｉ　　　｀く/////／
　　　　　　　　　／　/ｲ　/| /| 　　| ＼　ヽ | ∨77∧　　　　　　　　っ
　　　　　　　 ∠/　　　| /.__x'人　:|`x__＼　ﾊ!　∨//＼　　　　つっ　　　　ここつまんなーい！
　　　　　　　　ｲ　　|/ 　＞　＼| ＜ Y}ノ|ﾉ　}＞＜,ﾊ
. 　　　　　　ﾚ八　j| :::::　　　　　　::::: |　 |勹 / 　　 |＼　　　　　　　　　おそといこー！
　　　　　　　｛　ﾊ八　　　 △　　　 | 　|,ノ/} 　　 :|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. : :´: : : ,ヘ : ,､: ｀: ､_,. - ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: , -: : : /: : : ＼ヽﾍ- ､: : ､≧=-
　　　　　　　　　　　　　　　　 , ': : / : : : : : : /i: : : : : : : ヽ: ヽﾍヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　, : : ,': /: ,'　,ﾍ/ :| | |: : : !: : }: }: ',: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　i : : i: :i: :i　{　　 !:i! ! !: :}: :/.:/.: : :,ﾍ⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: |: Ⅳ|‐- ､| i! !,!-/|‐､/.: : :/: ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: |: :!iｲ ___　!' ! i|/_l/|/}: : :/!: : ! :}
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: ﾚ '　辷zｿ　ﾚ ´tｯ　/／/／': ;'
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: |　　　　　　　　 /´|:/´/／
　　　　　　　　　　　　　　　　 | : : :!: iﾍ.　　　　　＿　　/: :!: :/ |　　　　……アンタはちょっと黙ってなさい、フェイト。
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : |: :|: :.＼ . 　 ‐‐'　／!: : !: : : :!
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : |: :l: : :i　＞　_　イ : :|: : |: : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　 | : : :!: :!: : :!　　　　　:|: : :|: : |: : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : !: :!: ノ　　　　　｀､_! : :|: : : :|
　　　　　　　　　　　　　 , r‐ '､¨¨､ !/ ',　‐- ､　　, -‐ 〃: :{｀¨¨｀ ' ,
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　 ,　∨　 ,＿＿　　＿＿{: : : ヽ　　　 ',
　　　　　　　　　　　　 ,'　　　　　} ∨　 /　　　〉-〈　　　＼: : : ヽ'　　 ',
　　　　　　　　　　 /　　　｀＼」:_{　　{_＿＿ , - ､＿＿＿＼: : : ',.　　' ,
　　　　　　　　　　　　 /　丶　　「___从ﾙ'＿＿::., - ､.:＿＿＿__}: : : ,　 .::　＼

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　そして、フェイトは聞き分けのない子だ。

　　姉のアリシアが大変だというのに、状況を理解せずに病院で騒ぐ。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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330 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:14:30 ID:DS2uHmXA

.　　　　　　　　　　ヽ:.､
.　　　　　　　　　　　ヽ::.､
　　　　　　　　　　,　＿ヽ::) ,,......──........,,
　　　　　　 ,...::::::::::::::::::,､:,､::::::／ヽヘ,::::,､:::`..､
　　　　　　,..'::::::::::::::::::::/:::'::::`::'::::::::ヽ::::ﾊ::::`::::::ﾍ
　　　　 /::,　 ´フ:::::,.'::::::::::::::i:;:;::::::::ﾍ::::::::::::::::､:ﾊ
　　　　　' ´　　/:::::::,::::::::::::::::::! ﾍ,::::::::::i::::::::::::::ﾊ::::.
　　　　　　　 ,.':::::::,:i::::::::::::::i:＿　 ',::::::::l::,i＿::::::::',:::.
.　　　　 ,.:'::,-‐7::l:::::::::::::i'　　｀ ',::::ﾘ´　　｀ﾘ:::::i:::!
.　　　　　　　　 ,.':::ﾍ::::::::::::::?鞍zﾘ` i:ノ　?鞍zﾘ｀!:::ﾉ:::i　　　　大丈夫……大丈夫よ、アリシア。
.　　　　　　 {::/!:入:::::::ﾍ　　　　' ,　　　　ﾘ/ﾉ::::|
.　　　　　　　 !' .ﾚ　ﾊ､:::::ﾊ　　　　 _　　　 ,:::::::::::::l　　　　「あなたは」何としてでも助けるから。
　　　　　　　　　 ,':::::}::::::::ゝ..　 `　 '　.ィ :::::::::::::::i
　　　　　　　　　　　,:::::::i:::::::::::::::}`　-　´{::!:::::::::::::::::∨
.　　　　　　　　　 /:::::::ﾘ:::::_ ＞′ 　　ﾄ､::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　,.:'::, ‐/:::/　 `ー､　　 ,一´　`ヽ::::::::::::::＼
.　　　　　　　 /::r´,..:'::ノヽ　　　　　　　　 ,人::::ヽ､:::::::`.､
　　　　　　　,..::::::ﾚ.:::::r'. . . .≧ｰ=======ｯ≦. . . ):::ﾘﾉ!:::::::::::)
.　　　　　 /::::／:::::::::i. . . . . . . . . . . . . . . . . . . ,.:'::ノ. .|:::::::::::'
　　　　　 ,.::／::::::::::::iヾ､ . . . . . . . . . . . . . . . ../::::::(. . .!::::::::,
　　　　 !:;:::::::::::::i',:::ヽ. . . . . . . . . . . . . . . . . i:::::::::::ヽﾘ:::::/
　　　　　ヽ::::::::ﾘヾ｀`::::::::::::::::::::::::......................ヽ!ヽ:::ﾘ!:::::::ヽ
　　　　　　 lヽ:::i. . . ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ::ﾘ､:::::::::::ヽ
. 　　　　ﾉ:::::､l . . . |l`::::::__::::::::::,:-､__::::::::::::::ィ'. . . ﾉ:::::::::::::::∨
.　　　　　 /:::::::::::l. . . . !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i. . . . i::::::::::::::::::ﾘ

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　だから、私はこう宣言するのだ。

　　もう正直、フェイトにリソースを割り振る余裕はない。

　　これからは、アリシアを優先をしなくては。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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331 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:15:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　---------==============ニニニニニ三三三ニニニニニ==============---------

　　　　　　　　　　　　　　　　-----========ニニニニ三ニニニニ========-----
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　----====ニニニ====----
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ---===---
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-

　　:::::::::,::::/::::/::/::::/:::::::|:::::/‐-､::',:::::::::'.,
　　::::::::,::::,:::::i::::i:::::/:::::::/:::::}　　 }:::',::::',､::'.,
　　:::::::i::::|:::::|::::|:::/:___/i::,:::ﾘ　　 i:::::',::::', ﾏﾑ
　　:::::::|::::|:::::|::__z==ﾐ､`i'i:ﾘ､､__ﾉ::::::i::::',ﾑヾj
　　:f⌒!:::i::::::|::i仗ソ``　　 __zﾐ_`i:::::|::::::',ﾑ､
　　:i rj.|:::|::::::|::!.:.:.:.:.:　　 i　弋ｿ`|:j:::!:::i:::i ｀`
　　:ヽ､j:::::::::/リ　　　　 | :.:.:.:.:ノｨ:/:/i::ﾘ
　　::::::::|:::::::}　　　　　　　'　　 /:::ノiノﾚ′
　　:::::::::!::::::i　　　 __ 　　　/::/
　　:::::::::i::::::|ヽ　　´　　｀　,..ｲ:::/
　　:::::::::|::::::|　 `　　　／i:::::::i､　　　　それで先生、アリシアは……
　　__ ノi:::::::|　　 |::￣:::::::|:::::::!:}
　　　 |::::::ﾑ　　 | `‐- __!:::::::|::!
　　..､ _ ﾏ:::::ﾑ　　　　 |::::::ﾑ}､__
　　. ﾑ｀ﾏ::::ﾑ___　　　　ﾏ::::::ﾑ. . ∨
　　. . ﾑ　ﾏ::::ﾑ　ヽ､　 ,／ﾏ:::::::::ﾐヽ∨
　　. . . ﾑ　 }::::::ﾑ　　　　　　`ｰ､::::::::::ミ:､
　　. . . . ﾑノ::::::::::}　　　　　　　　ヾ::::::::::::ヽ
　　. . . .i. .{:::::::::::ﾉ　　　 ',　　　　　 ):::::::::::::)
　　. . . .|. .ﾏ::::::/､.　　　 ',　　　　ﾉ:::::/}::/､
　　. . . .|. . .ﾏ:/. . ＼.　　 ', 　　 ./ｲノ. .ﾚ. . .ヽ
　　. . . .!. . . Y. . . . . ヽｰ‐-‐-‐-‐=-‐i. . . . . . . .ヽ
　　 . . /. . . . . . . . . . . ＼三三三三ノ. . . . . . . . . ヽ
　　. . .i. . . . . . . . . . . . . . ＼ニニ／ . . . . . . . . . . . ﾍ_
　　. . .!. . . . . . . . . . . . . . . . ﾍﾆ/. . . . . . . . . . . . . . . .j
　　. . |. . . . . . . . . . . . . . . . . ., . . . . . . . . . . . . . . . . /
　　. . ﾍ. . . . . . . . . . . . . . . .ノ-‐=-‐-. . . . . . . . . .ノ
　　￣￣ヽ､________. . . .___／-‐‐‐--------‐ ┬´
　　　　　　　　ﾏ. . . . } }. . . . . . . . . . . . . . . . . .}

　　　　　　　　　　　　　　　　　　-‥… ――-　､
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　,'　　、_i､、　　ゝ､_,,､,､_,,y　　Y
.　　　　　　　　　　 i　ーrｯ‐'ﾍ}　　{/ｰrｯ‐一ｬ　　 }　　　まぁ、治るといえば治りますお。
　　　　　　　　　　　　　 i　　 ”””''　　　　''”””´ 　　 ,'
.　　　　　　　　　　　　　丶　　　　　 }　　　　　　　　 /　　　　前にもお話した通り、この病気は命にも関わる。
.　　　　　　　　　　　　＼　ヽ＿/＼＿ノ　　　／
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　／|＞､　　　　そう、難しい手術を乗り越えさえすれば。
　　　　　　　　　　　　　　　　＞　＿_＿_　ィ／　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　」|　　　　／　　　ﾉ .ﾞｉ_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ .{ 　＿／　　　／　　＼
.　　　　　　　　　　　　　　　,　’/'ｒ＿ﾝ<　　　　　／　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　, 　’ 　 { ./|〈O,r'＼　　／　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　,イ　　　　 |/.>＝‐r／ﾞｉ／　　　　　　　　ﾞｉ
　　　　　　　　　　i　　　　　　　　!;;;;;;;;;;ﾙ　　　　　_ 　-　 ‐－-　_　　ﾞｉ

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　　何か含みのある言い方だ。

　　……少しイラッとする。こっちはアリシアの容態が気が気でないのに。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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332 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:16:39 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: ￣￣￣￣￣￣　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : :　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : :　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｺﾞｯﾄﾞﾊﾝﾄﾞ
　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : :.. 　　　　　　　　　　　　　＼　　　　しかし、我が病院にはその手術を行える「神の手」がいる！
　　　　　　　　　　　　　.l : : : : : : : : ＿ノ゛,, ;、､､ '⌒ゝ､　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　| : : : : : ::;;（　● ）::::ﾉヽ::::::（ ●　）;;:::　　　|　　　　紹介しますお、「やらない夫」先生です！
　　　　　　　　　　　　　.l : : : : : : : ´"''",　　　　　"''"´　　　　　l
　　　　　　　　　　　　　＼: : : : : : . . （　　　 j　　　）　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　＼: : : : : : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　　　／
　　　　　　　　　　　　　 _ノ＞'´小、　　　 `ー―'´,),.　/＼イ
　　　　　＿,.二ﾆ-‐フ´ ／　／!|　＼　｀ｰ --‐　, ｲl､丶、ト､__
　　,ｒ‐＜´　　　　／　　'　 /´　|ｊ　　ヽ、　　 __／　' ﾊl、　ヽ　｀丶、　　／⌒〉
　ノﾊ　＼　／　　　　／　　 jl|　 ,'　　ｊゝｨ厂　　 ′/ｌ∧　　　＼　　＼/　　 /
∧丶ヽ　　 V　　　　 /　　　 /ﾘ　;　　 /⌒ｌ|　　　;　/ /　ﾍ　　　　ヽ　　 /　　 /、
l　l､、 } 　　ヽ　　　 /　　　ﾊﾉノ　／　　∧　　,' / /　　ﾊ　　　　＼丿　　厂＼
、_}／ﾉレｰ‐-､＼　 / 、　　 |/'´ ／ﾝ=c'､{ヽl　 ' / /　　　　}、　　　　レ- '⌒ヽ__　ヽ
´　／´{　　　　｀ヽV___､＞－-､く　 /７个i/　ﾍ.0/ /　　　ハ　　／　　 _,. イへ＼＼
　∧0 ﾉヽr─-､___）一´- ､／　） ∨ / / jｌ　　 ∨/=-、　　(⌒＞‐イ　　_∠´　/ｌ　/!　＼＼
　{. ﾊ |　 {、_　　　＿_＿_) ／／　　　/ |　　 /　　＼ (⌒( 　 __｀二´-‐┬' ７/ｌ | 　ハ　ヽ
　ヽ､ハ　＼￣￣ - '´　／ｉ　/　　'　 /　'ｌ　 /　　　　ヽ＼￣ヽ、　_, ／　/∧リ-－　〉　〉
、　〈　｀＞‐-｀ニ＞─＜　 !/　　　 /　　|　/　　　　　　　＼＼,＿￣丿_∠´　厂丶　/　/

　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　 |　　　（⌒ ）（⌒）　　　どうもはじめまして、「やらない夫」と申します。
　　　　　　　 |　　　　（__人__）
　　　　　　 |　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　内科医のやる夫が、アリシアちゃんの容態を投薬で調整し
　　　　　　　　|　　　　　　　 }
　　　　　　　　ヽ　　　　　ﾍミ|　　　　外科医の私が実際に手術を行う。
　　　　　　　　／,`　、` -`,--` ,
　　＿＿,---/;;;;;`　　`-,-/ニﾆ |
　/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,＞、 /::l,_l･　,<、__　　　　　こう見えても、私達二人は結構名の知れたコンビなんですよ？
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::＜:::::::ヽ``l::::|　　|`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::＼|:::|`-‐'/::ヽ::::|　　　　自慢じゃありませんが、この病気を執刀できる外科医は
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ　　　日本じゃ十本の指に満たないですからね！
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/'　 `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く　　　';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　それでも、聞いた内容は私に安心感をもたらした。

　　素人である私でも、名前だけでも聞いた事はあるくらいには
　　名医として名高い人を紹介されたからだ。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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333 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:17:46 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　 _,....:::::￣￣:::::::......､
　　　　　　　　　　　　　,...:::´:::::::::::::::::::::--- ､:::::＼
　　　　　　　　　,.--:＜:::::::::::::::､:::::::::＼:::::::::::ヽ::::::::ヽ
　　　　　　　／⌒::ｰ:::::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ::::::::::∨::::::::'.
　　　　　／イ:::::::::,::::::,::::::::::::::::::::::＼:::::::∨:::::::∨:::::::::.
　　　　　　 .':::::::::/::::::{::::::::∨::::､:::::: ∨:::::' ::::::: |::::::::::::::.
　　　　　　 /::/::::/:::::::八::::::::|､::ｰ＼--}､:::::} :::::: |_:::::::::::::'.　　　　本当ですか！
　　　　　　 |:::'::::::|:{:::::::|ノ＼::{ ＼,ィtzｫ、:::/::::::::::| )::::::::::::l
　　　　　　 {∧:::::|::::､:::{ ｨtｫﾐ｀　　Vzｿ　}/}:::::::::::|':::::::::::::::.　　　　それならは、すぐにでもアリシアを――
　　　　　　　､:::{Ⅵ＼:､Vﾘ }　　　　　　/ｲ:::::,:::|:::::::::::::::::.
　　　　　　　＼〉　|:::ﾑ　 '　　＿　　/　l::::/:::|:::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　　|::::∧　　v´:.:.:ﾉ　 ,　|::,::::::|'.:::::::::::::::::::､
　　　　　　　　　　　　|::::L　｀::..　　　　ｨ　 |:::::::::| ':::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　 /:::::::::ヽ　ヽ｀¨´ヽ､　 |:::::::::|　､:::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　 ,:::::::::/|::::}　　｀} 　 } l　 |:::::::::|　＼＿__:::::::::::::: ＼
　　　　　　　　　　/:::::::〃´l｢|　　ノ　 /,ﾉ　 !:::::::::!_,.- /／: : :￣｀ヽ::::::ヽ
　　　　　　　　 /:::::://: : :l|,:　/　　/､　　 |:::::::::|- '//: : ／´: : : : }::::::::::､
　　　　　　　／::::::〃: l: : /　　　/:}　　 /|:::::::∧://: :,: : : : : : : : ,::::::::::::}
　　　　　／:::::/:::/: : :|: / 　　 /: ｢＞ｲ: :!:::::::{:::∨:_/: : : : : : : : :{::::::::::::|
　　　　／::::::::/:,.ｲ: : : ∨　　　/＼_〉-__,八:::::::l::::::Ⅵ: : : : : : : : : :|::::}::::::|
　　　　/:::::::::::ｲ:/: {: : : /　　　 ,　T ､　__/l l ＼:::＼:::｀ヽ､: : : : : : :∧:,:::::/
　　　 {:::::::/　{.': : :､: ,:　　　 /　 |　 (__)' |=L　＼:::｀:::::::::): : : : : /: :}':::/
　　　 |:::::,'　/|: : : ／　　　 ,　　　　(_ﾉ　　　　　　￣｀Ⅵ: : : : :/: : :,::ｲ
　　　 |::::{　,:::{: , ´　　　　 /　　　 _ﾉ'　　　　　　　　　 }': : : : /: : :/
　　　 l::从/:::{/　　　　　　,　　　 .:::　　　　　　　　 ,: : : : : : : /
　　　 |(　,::::::, 　　　　 /　　..:::::::::...　　　　　　　　　/: : : : : : : {
　　　　｝' {::::::{　　　　　 ,　.....::::::::::::::::::::::......... 　　　 ,. ---――｢
　　　　　 |::::::| 　　　 /...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....... 　 /{: : : : : : : : |
　　　　　 l:: 八　　　イ　　　　　　　　　　　　　　　 ,　〉-----r '
　　　　　/:ｲ::::::￣::::}　　　　　　　　　　　　　　　 {　 {　　　　|

　　　　　　　　　 ,,..-――-..,,
　　　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　　　／　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　 /　　　　　＿__) 　ヽ-　l
　　　　　　／l 　　　 '´ 　　　 r　　.l
　　　　　　/　..|.　U　　　=≡=　　 ==''　',　　　　いやいや、お待ち下さい奥さん。
　　　 /｀ヽ、__.',　　　　　　　ヽ　　 l
　　 ./　　　＼ .ヽ.　　　　（＿ノ--'　　ﾉ　　　　まずは、やる夫が投薬でアリシアちゃんの体調を整えない事には……
　　 /　　　／-‐| ＼､＿＿＿_ ,,..-＜
　 ./　　　 ./　　 l l　　＼　　 |　r-ヽ　｀ヽ
　/　　　　l　　　 | ヽ　　.>､ r'__..>＞　　　|
./　　　　 iヽ　　 .|＿ヽ.イ .〈Y´　i ｀''１ |　 |
'　　　　 l　　、　 < ´　 .i　　|　　i　　| |　 |
＼　　　/　_,,-ヽ　ヽ　　.i　 .|　　.i　 .|.l　 |
　 .ヽ∠-''"ヽ　　　　ヽ　 i 　.|　　 i　 |l　..|
　　　　　　　〉　　　　ヽ .l 　.|　　 .i　|｀ヽ|

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　焦ってかぶりつく私を、やる夫先生が押しとどめる。

　　いけない、これからお世話になる方なのに、私は何て事を……

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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334 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:18:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　,..-''"´ 　　｀"''-、
　　　　　　　　　　　　／-――-　　　 -―＼
　　　　　　　　　　　 /　　＿　　　　　　　　　.',
　　　　　　　　 ,'　　ｲ::::）｀　　　　　＿＿　',　　　　しかし、この病気は調整が難しいので
　　　　　　　　　　 l 　　｀¨¨´／　　　.＼ ¨¨´　 l
　　　　　　　　　　 l　　　　　（＿＿,、　　）　　　 l　　　　ご家族のご理解とご協力が必要です。
　　　　　　　　 '.,　　　　　　 `ー ¨¨´ 　　 ./
　　　　　　　　　　　ヽ、　＿＿　　　　　　　／　　　　　……お願いできますか？
　　　　　　　　　 r''"´:::::::/´|　　　 _,,..-''´ヽ
　　　　　　　　　 __|::::::::::::/::::::ヽ、　　　|:::::::〈.、__
　　　　　 _,,..-‐''"´　 |＼.／,::::::::::::|　　　 |:::::／-ヽ、｀''-..,,_
　　　　　|ヽ　　　　　 |　 __　'.,::::::::::＼.　 .l／::::|　＜_　　　.|
　　　　　|　ヽ　　　￣／　 '.,::::::::::::＼,':::::::::::',　　.|　　 .|
　　　　　|　　ヽ　　　　＼　　　ヽ:::::::::::::::::::::::::::::',　　|　　　.|
　　　　　|　　　ヽ　　　　　＼　　ヽ:::::::::::::::::::::::::::',　 | 　　 |
　　　　　|　　　　l　　　　　　＼　 |:::::::::::::::::::::::::::::|　l 　　 .|
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　　　　　　　　 /: : : : : : : /: : : ／: : : : : : : : : ／ ./: /　　　＼ : : |: : : :}: : ヽ: : : : ヽ: ヽ
　　　　　　　　　　 /: : : : : : : ,': : : /: : ／: : : : : : :/　　|: {　　　　 !: : }: : : :,': : : : ': : : : : : :, : :..
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　　　　　　　　　 /: : : : : : : : :|: : : : :/|: : : : : : : :/　　　',　', 　　　　厂` ､∧ : : : : : :|: : : : : :! : : :|
　　　　　　　　,': : : : : : : : : :|: : : i::,'｜: : : : : :/　 ,ｨf＝≠ｧ=ﾐ　　　/, '　 :!/∧: : !: : :!: : : : : |: : : :!
　　　　　　 i: : : : : : : : : : |: : : !::| :!: : : : : /　　ヾ　辷zｿ　　／ ,ｨャｧ// ∧: :!: : :!: : : : : !: : : :
　　　　　　 |: : : : : : : : : : !: : : | ,r'|: : : : / 　　　　　　　　 .　ﾋﾘ　/ /　｀ }.: : }: : : : : ': : : ;
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　　　　 / : : : : : : : : : : : : ,: : : : : :l: : :| ∧! 　｀　　　　　　　　／.: : : : : :{ :', ／
.　　　　 / : : : : : : : : : : : : ,: : : : : : :!:: : }　　　　　　＞　 _／|: : : : : : : :|: : ',　　　　はい、やります！
　　　 /: : : : : : : : : : : : : ,: : : : : : /!:: : i　　　　　　　　　 ' : : :|: : : : : : : :|: : :.',
.　　 /: : : : : : : : : : : : : .:: : : : : : :{ |: : ﾉ　　　　　　　 ,': : : : !: : : : : : : :|: : : :',　　　私にできる事なら何でも！
　　 /: : : : : : : : : : : : : : : :.: : : : : : ＼´　　　　　　　ﾄ､_.: : :!: : : : : : : :|: : : : ',
.　 /: : : : : : : : : : : : , -､＿,＼: : : : : : ＼　　　　　　　､＼｀' ,: : : : : : : ' ,: : : ',

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　　こうして、私は幸運にもアリシアを治す手立てを見つけたかのように思えた。

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335 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:19:30 ID:DS2uHmXA

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　　数週間後　病院　～夕方～

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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／|　╋　　総合病院　　　 |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::ミ`;ノゝ ::::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::ミﾐ;ﾞi彡´:::::::::::|　[]　[]　[]　[]　[]　[]　[]　[]　[]　 .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::ﾞ''|il|　 ::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

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　　しかし……

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336 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:20:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　,.--:＜:::::::::::::::､:::::::::＼:::::::::::ヽ::::::::ヽ
　　　　　　　／⌒::ｰ:::::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ::::::::::∨::::::::'.
　　　　　／イ:::::::::,::::::,::::::::::::::::::::::＼:::::::∨:::::::∨:::::::::.
　　　　　　 .':::::::::/::::::{::::::::∨::::､:::::: ∨:::::' ::::::: |::::::::::::::.
　　　　　　 /::/::::/:::::::八::::::::|､::ｰ＼--}､:::::} :::::: |_:::::::::::::'.
　　　　　　 |:::'::::::|:{:::::::|ノ＼::{ ＼,ィtzｫ、:::/::::::::::| )::::::::::::l　　　あの、先生、その……アリシアの手術はいつごろ……？
　　　　　　 {∧:::::|::::､:::{ ｨtｫﾐ｀　　Vzｿ　}/}:::::::::::|':::::::::::::::.
　　　　　　　､:::{Ⅵ＼:､Vﾘ }　　　　　　/ｲ:::::,:::|:::::::::::::::::.
　　　　　　　＼〉　|:::ﾑ　 '　　＿　　/　l::::/:::|:::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　　|::::∧　　v´:.:.:ﾉ　 ,　|::,::::::|'.:::::::::::::::::::､
　　　　　　　　　　　　|::::L　｀::..　　　　ｨ　 |:::::::::| ':::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　 /:::::::::ヽ　ヽ｀¨´ヽ､　 |:::::::::|　､:::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　 ,:::::::::/|::::}　　｀} 　 } l　 |:::::::::|　＼＿__:::::::::::::: ＼
　　　　　　　　　　/:::::::〃´l｢|　　ノ　 /,ﾉ　 !:::::::::!_,.- /／: : :￣｀ヽ::::::ヽ
　　　　　　　　 /:::::://: : :l|,:　/　　/､　　 |:::::::::|- '//: : ／´: : : : }::::::::::､
　　　　　　　／::::::〃: l: : /　　　/:}　　 /|:::::::∧://: :,: : : : : : : : ,::::::::::::}
　　　　　／:::::/:::/: : :|: / 　　 /: ｢＞ｲ: :!:::::::{:::∨:_/: : : : : : : : :{::::::::::::|
　　　　／::::::::/:,.ｲ: : : ∨　　　/＼_〉-__,八:::::::l::::::Ⅵ: : : : : : : : : :|::::}::::::|
　　　　/:::::::::::ｲ:/: {: : : /　　　 ,　T ､　__/l l ＼:::＼:::｀ヽ､: : : : : : :∧:,:::::/
　　　 {:::::::/　{.': : :､: ,:　　　 /　 |　 (__)' |=L　＼:::｀:::::::::): : : : : /: :}':::/
　　　 |:::::,'　/|: : : ／　　　 ,　　　　(_ﾉ　　　　　　￣｀Ⅵ: : : : :/: : :,::ｲ
　　　 |::::{　,:::{: , ´　　　　 /　　　 _ﾉ'　　　　　　　　　 }': : : : /: : :/
　　　 l::从/:::{/　　　　　　,　　　 .:::　　　　　　　　 ,: : : : : : : /
　　　 |(　,::::::, 　　　　 /　　..:::::::::...　　　　　　　　　/: : : : : : : {

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　,..-''"´ 　　｀"''-、
　　　　　　　　　　　　　　／-――-　　　 -―＼
　　　　　　　　　　　　　 /　　＿　　　　　　　＿　.',
　　　　　　　　　　 ,'　　ｲ::::）｀　　　　　ｲ::::）｀　',　　　　うーん、中々難しい状態でして。
　　　　　　　　　　　　 l 　　｀¨¨´／　　　.＼ ¨¨´　 l
　　　　　　　　　　　　 l　　　　　（　　　,、　　）　　U l　　　　それに、言いたくはないのですが
　　　　　　　　　　 '.,　　　　　｀¨¨´ ｀¨¨´　　　 /　　　　ｺﾞｯﾄﾞﾊﾝﾄﾞ
　　　　　　　　　　　　　ヽ、　　　　　　　　　　　／　　　　やらない夫の「順番待ち」をしている患者さんも大勢……
　　　　　　　　　　　　　　　｀ｧﾆニ＜／／　_,,..-''　__
　　　　　　　　　　　　　　 ,./ /＼　／ : : : : : : ＞ : :＼
　　　　　　　　　　　　_／ /|ｲ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
　　　　　　　　　　／. : : : :| ./｀Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : }
　　　　　　　　　,´ : :/: : : :| ｉ::::::|/ : :／: : : ／: : : : : : : : :|
　　　　　　　　 { : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
　　　　　　　　/ : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ＼: ヽ:ﾉ
　　　　　　　､'ｰr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ　V: : : : ｀ :´
　　　　　／ :.／￣＞＜ :./ : : : : :/ 二ヽ_」┘: : : ∨}

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　　事態は一向に進んだように見えない。

　　これは、私が素人なのだからだろうか？

　　それとも……

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

339 名前：普通の名無しさん[sage] 投稿日：2015/05/16(土) 22:23:07 ID:V/Njxrms
袖の下を渡すなら優先するで？ん？かな

337 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:21:34 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　 ⌒ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　:　＼
　　　　　、　　　　　　　 }　　｝
　　　　　＼｀ー─── =ﾐﾒ　　′
　　　　　　　＼　　　　 -=ﾐ　厶,＿ _　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　＜//＞　 ´　　/＞　　　　　　＼　／/////,／
.　　　　　　／⌒ア　/／ /　|　　ｉ　　　｀く/////／
　　　　　　　　　／　/ｲ　/| /| 　　| ＼　ヽ | ∨77∧
　　　　　　　 ∠/　　　| /＞ｘ人　:|x＜＼　ﾊ!　∨//＼　　　　　……おかーさん、このオジチャンいやなかんじする。
　　　　　　　　ｲ　　|/ 　◯三＼| ◯ Y}ノ|ﾉ　}＞＜,ﾊ
. 　　　　　　ﾚ八　j|　　三三三三　 |　 |勹 / 　　 |＼　　　はやくどっかいこうよ！
　　　　　　　｛　ﾊ八　　　　△　　　 | 　|,ノ/} 　　 :|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. : :´: : : ,ヘ : ,､: ｀: ､_,. - ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: , -: : : /: : : ＼ヽﾍ- ､: : ､≧=-
　　　　　　　　　　　　　　　　 , ': : / : : : : : : /i: : : : : : : ヽ: ヽﾍヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　, : : ,': /: ,'　,ﾍ/ :| | |: : : !: : }: }: ',: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　i : : i: :i: :i　{　　 !:i! ! !: :}: :/.:/.: : :,ﾍ⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: |: Ⅳ|‐- ､| i! !,!-/|‐､/.: : :/: ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: |: :!iｲ ___　!' ! i|/_l/|/}: : :/!: : ! :}
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: ﾚ '　辷zｿ　ﾚ ´tｯ　/／/／': ;'
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: |　　　　　　　　 /´|:/´/／
　　　　　　　　　　　　　　　　 | : : :!: iﾍ.　　　　　＿　　/: :!: :/ |
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : |: :|: :.＼ . 　 ‐‐'　／!: : !: : : :!　　　フェイト！？　何て事を言うの！
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : |: :l: : :i　＞　_　イ : :|: : |: : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　 | : : :!: :!: : :!　　　　　:|: : :|: : |: : : :|　　　ごめんなさい、やる夫先生！
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : !: :!: ノ　　　　　｀､_! : :|: : : :|
　　　　　　　　　　　　　 , r‐ '､¨¨､ !/ ',　‐- ､　　, -‐ 〃: :{｀¨¨｀ ' ,　　後でよく言って聞かせますから！
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　 ,　∨　 ,＿＿　　＿＿{: : : ヽ　　　 ',
　　　　　　　　　　　　 ,'　　　　　} ∨　 /　　　〉-〈　　　＼: : : ヽ'　　 ',
　　　　　　　　　　 /　　　｀＼」:_{　　{_＿＿ , - ､＿＿＿＼: : : ',.　　' ,
　　　　　　　　　　　　 /　丶　　「___从ﾙ'＿＿::., - ､.:＿＿＿__}: : : ,　 .::　＼

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　こんな時でも、フェイトは場を引っかき回してくれる！

　　放っておくと何をしでかすか分からないからって
　　どうして病院に連れてきてしまったのだろう！？

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338 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:22:31 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　-―　…　-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 , '　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　＿ノ　　ー-　丶
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　〈 ●　〉　〈 ●　〉　〉
　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　￣　　　￣　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　V　　　　　　　　(＿_人＿) /
　　　　　　　　　　　　　　∧￣ﾍ　　　　　　`ー’　／　　　　いえいえ、お気になさらず。
　　　　　　　　　　　／::::::::::ヽ＼　　　　＿＿／
　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::ヽ.　＼_, -'´　　　　　　　　　子供は、騒がしいぐらいの方が可愛いものですお。
　　　　　　　　　　　 /:::::.＿:::::::::::::::::::ﾍ　　.>ﾊ
　　　　　　　　　　　/::´:::::::::::::｀:::.､:::::::::ヽ／￣}
　　　　　　　　　　 ,::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ﾊ　　|
.　　　　　　　　 ,:!:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::ﾊ´¨|､
　　　　　　　 /i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::i.　| i
　　　　　　　　 ./.:ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ､_::::::|　} |,
　　　　　　　　 i::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::i / ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. : :´: : : ,ヘ: : : : :｀: ､_,. - ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: , -: : : /: : : ＼ﾍﾍ:-: :､: : ､≧=-
　　　　　　　　　　　　　　　　 , ': : / : : : : : : /i: : : : : : : ヽ: ヽﾍヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　, : : ,': /: ,': :,ﾍ/ :| | |: : : !: : }: }: ',: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　i : : i: :i: :i: :{　　 !:i! ! !: :}: :/.:/.: : :,ﾍ⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: |: Ⅳ|‐- ､| i! !,!-/|‐､/.: : :/: ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: |: :!iｲ ___　!' ! i|/ _l/|/}: : /!: :! :}
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: ﾚ ' '´￣｀　ﾚ　´￣｀/／/／': ;'
　　　　　　　　　　　　　　　　| : : :!: |　　　　　　　　 /´|:/´/／
　　　　　　　　　　　　　　　　 | : : :!: iﾍ　　　　　　｀　　 /: :!: :/ |
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : |: :|: :.＼　　｀　´ ／!: : !: : : :!　　　そう言っていただけると助かります。
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : |: :l: : :i　＞　_　イ : :|: : |: : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　 | : : :!: :!: : :!　　　　　:|: : :|: : |: : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : !: :!: ノ　　　　　｀､_! : :|: : : :|
　　　　　　　　　　　　　 , r‐ '､¨¨､ !/ ',　‐- ､　　, -‐ 〃: :{｀¨¨｀ ' ,
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　 ,　∨: : :,＿＿　　＿＿{: : : ヽ　　　 ,
　　　　　　　　　　　　 ,'　　　　　} ∨: : :/　　　〉v〈　　＼: : : ヽ'　　 ,
　　　　　　　　　　 /　　　｀＼」:_{: : : {_＿＿ , - ､＿＿＿＼: : : ',.　　 ,
　　　　　　　　　　　　 /　丶　　「___从ﾙ'＿＿::., - ､.:＿＿＿__}: : : ,　 .::　＼

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　「騒がしいぐらいの方が可愛い」

　　それはおそらく、彼――やる夫先生――が未婚者だからだろう。

　　実際に子育てをすれば、夜泣き等で悩まされるのは本当にキツイのだ。

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340 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:23:30 ID:DS2uHmXA

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　　テスタロッサ家の自宅　～その日の夜～

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　　　　　○ 　　／;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::／　　＼＼:::::,,,,,,,,;;;,,,;;;';;:::;;;,,,,,,,,:::::
　;;ﾐゞ, 　 ||　　／;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;／　　　　　＼＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　;;;ヽﾐゞ;,;||;／;:::':::;:::':::;:::':ﾉヽ;:::'::ﾐゞ`;;:ﾉ;ﾐゞ;:::':::;::::;:::／　　　　ロ　　＼＼: : : : : : :: :: : : : :
　";"ﾐゞ:; ||,￣|￣￣￣彡ヽﾐゞ:ﾉミゞ;ﾉ:;ミ; ￣￣￣|　　　　　　　　　　　|￣
　ﾉミﾐゞ:; ||,　 | 　|ニlニ彡ヽﾐゞ:ﾉミﾐゞ;彡ミ lニl 　|　　　　lニlニl　　　|
　;;ﾉ彡ﾐi ,||ゞ, |　 |___l;彡;;i;ヽﾐゞ;ｿミ;;彡::ﾉﾐゞゞ__|ﾞ　|　　　　 |___l___|ﾞ　　|　　　　;":;;:
　ノ;ヽﾐゞﾞ||ミ;;ゝ　　　ﾉミヽﾐゞ;ﾉミﾐﾉノ;;ii;;;ヽﾐゞ, 　 | 　 iニニニﾆiニニニニi　 ;::;;":;;';;　;":;;
　彡|l!:ﾐゞ||.　 | 　|ニl'ﾉ彡ii;ミミヽﾐゞ;;彡|l::lニlニl 　| 　 i　:::┌─||;i:::: i　| ||　　／￣￣￣￣
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　＝＝==＝=＝＝==＝=＝＝===＝＝==＝=＝＝==＝=＝＝==＝=＝＝==＝===＝=＝

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　　だが、アリシアの命を握っていると言って良い
　　やる夫先生にそんな愚痴をぶつけるわけにもいかない。

　　だから、私のストレスのはけ口は別の所へ向かった。

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341 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:24:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,-､　　　　　　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　）　　　.／　）
　　　　　　　　　　　　　 _　 -─=　￣　＿　　　　￣¨　　 …‐-=　　_　　　　　　　　　 /　 /　　 .／ヽ.／
　　　　　　　_ z=ﾆ二￣　　　　 .　　　　　　　　　￣¨　…‐-=　._　　｀__ヽ　　　　　　　/　 / 　／　／
.　　　 , 　 ´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾ. 　　ヽ　　　　 /　（__／ヽ／
　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿'´￣　ｰ＜　　　　　　（
.　（ {　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丶、　　　　＼　　　　￣￣i￣￣i￣）
　　ヽ　　　　　　　　　　､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_　　　／＼　　　　ヽ　　　 ────一'
　　　＼.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／＿__＼／　　　ヽ.__　　　 i　　　＼
　　　　　丶、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿/ﾌ　/__,　イ　　　　 ´／　ー一'´￣＼　＼
　　　　　　　｀　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /// 　 /　　　　　　　　／　　　　　　　　　＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / l/　　ｉ　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　|　　　|　　　　／/　　　　　　　 .､　 ,ｨヽ　_,,,
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　|　　　＼__　／　/　　　 ,　　　　/ i_/　//　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧ '，　　　　　￣￣}　　..／l　　,　'" _,/　// .／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　＼＼／/〉＿/￣　　....l　iｰ二-ｫ　'7　//／.ｨ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ.　＼＿＿／　　　　 .l　! ／,,.ｧ .i7／　 /´/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＞=-‐┘　　　　　　 !./(　く,_l　l 　　 /　i　　,..ァ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ　 `''ｰ- '′　 .〈　 'ｰ'"／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ,__,／ ,ｒ'"｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‐''´ヽノ

　　　　　　　　　　　　　 ⌒ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　:　＼
　　　　　、　　　　　　　 }　　｝
　　　　　＼｀ー─── =ﾐﾒ　　′
　　　　　　　＼　　　　 -=ﾐ　厶,＿ _　　　　　　＿＿＿_　　　いっ……！　いたいよ、おかーさん！
　　　　　　＜//＞　 ´　　/＞　　　　　　＼　／/////,／
.　　　　　　／⌒ア　/／ /　|　　ｉ　　　｀く/////／
　　　　　　　　　／　/ｲ　/| /| 　　| ＼　ヽ | ∨77∧　　　　　　　　っ
　　　　　　　 ∠/　　　| /.__x'人　:|`x__＼　ﾊ!　∨//＼　　　　つっ
　　　　　　　　ｲ　　|/ 　＞　＼| ＜ Y}ノ|ﾉ　}＞＜,ﾊ
. 　　　　　　ﾚ八　j| :::::　　　　　　::::: |　 |勹 / 　　 |＼
　　　　　　　｛　ﾊ八　　　 △　　　 | 　|,ノ/} 　　 :|

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　　そう、私に手間をかけさせるフェイトに向かった。

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342 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:25:30 ID:DS2uHmXA

　::::::::::::::::::___i:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::/ヽ/　　＼　 i:::|　ﾏ::::::::::::::ﾑ::::､::::::::ﾑ::::::ﾑ
.　:::::::::::::/,-､|:::::::::::::::::::::::::::::,':::::::::::::::::::: ,:::::/ ＼､　　＼|:::!　 ',:::::::::::::::ﾑ:::::',:::::::ﾑ､::::::
　 ::::::::::/ _ノ.|:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::/::::::i　　＼ヽ. 　 i::ﾘ､､ i:::::::::::::::::::i::::::',:::::::ﾑヽ:
　:::::::::/　　 !::::::::::::::::::::::::/ :::::::::::::::::::::竺芋ﾆﾆ弌､｀ヾ､､.!::! ｀ｰ|:::::::::::::::::::!:::::::',:::::::ﾑ
　 :::::/　　 ./l:::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::ﾍ弋　r=ミ､`ﾐ､､ヾリ､　　|:::::::::::::::::::| :::::::',:::::::ﾍ
　::::::i　　 i　!::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::i ヾ､ i!:rj:::i!　 ≧､ﾘヾ__ﾑ!:::::::::::::::::::!::::::::::i:::::::::ﾑ
　::::::ﾍ　　 |::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::i　i::|ヽ､ｰ ′＿__｀`　 r' i:::::::::::::::::::i:::::::::::ﾄ､:::::::::
.　::::::::ﾍ　　 |::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::|　l::! 　￣￣￣｀j__､　 |:::::::::::::::::::|:::::::::::|　ゝ､::
　:::::::::::::ヽ　i:::::::::::::::::::::|::::i:::::::::::::::::::::::::|　i::|.　　　　￣/ﾉ　ヽ /::::::::::::::::::::!:::::::::::i
　:::::::::::::::::ヽ!:::::::::::::::::::ﾑ:::|､::::i:::::::::::::i::::!　l::!　　　　 / '　　　/∧::::::::::::::: i::::::::::::|
　 :::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::ﾑ::!:i::::|､:::::::::::ﾄ:ﾍ .ﾚ′　　　 '　　　 /'´　ﾏ::::::::::::/::::::::i::::!　　　何でやる夫先生に失礼な事言ったの！？
　:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::ﾑi:ﾑ::i ﾏ:::::::::i ヾﾍ　　　　　　　　　 ' 　　ﾏ:::::::/::::::::::|i:::l
　 ::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::ﾑj　ﾏ::::::::!　ヾ､　　　　　　　　　　ヽ:/::::::::::::i !::i　　　アンタはお姉ちゃんの命が惜しくないの！？
　::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::i　ﾏ:::::::! 　｀　　　　　　　　　　　　　　〉:::::::::::| i:ﾘ
　:::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::|. 　ヽ::ﾑ　　　　　　　　　　　　　 ,r ≦::::::::,ｨ::i　!'　　　　どうしてアンタはいつもいつもそうなのよ！！
　､:::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::::::::::|　　　ヾ:ﾑ　　　 __ -‐====､､≦!　i::::::::ﾘ i::;
　;;;＼:::::::::::/　ﾏ::::::::::::::::::::::::::::|　　　　ヽﾑ　　　　ヽ､`ｰ‐- r'ィ:::::::i　 !:::::ﾘ　|'
.　;;;;;;;≧､:/　　ﾏ::::::::::::::::::::::::::!　　　　　リ　　　　　 `ｰ-- j:::::::::::::!　|::::/___,========
　;;;;;;;;;;;;;;;≧,､　ﾏ::::::::::::::::::::::::|　　　　 ´　　　　　　／:::::::::::::::!´|::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

l |　 {　　|　　 {||,　　　 |lハ|　 /,'|l＿_}_!_|_ 　l|　 }　 }
l { 　ヽ斗=＝lﾁ＿＿｀ﾘー|=/チ}　 / j/| ｀　}　/! /
　＼　　 У´￣　‐- .　} 　 j/ '　/／　　 !　 / / j/
、　ヽ／　　　 ―- ､ }　　　　/'　　　 /／j/　 '|
..＼／　　　　―- ､　/__　　ｨﾆ三三ﾆﾆミ、 |　　 |
.／　　　　 ,ｨﾆt　 /ノ　 _)　　　　　｀､ .:'　 |　　 |　　　ご、ごめんなさい……ごめんなさい、おかーさん……
　　　　　　/＿_.ノ　,　´　　　　　　 : : 　 |　　 |
.　　　　 / 　　／ヽ　　　　　　　　 : : 　 |　　 |
　　　　ノ　　　. '　　､＿___　　　　　　. .' 　 |　　 |
　　 ´　　 ,ｨ<　　　　｀こ｀　　　 .' .'　／|　　 |

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　　許しを乞うくらいなら、最初からやるな！

　　その泣き顔も、媚びているようで腹が立つ！

　　その日の夜、私からフェイトへの暴力は止む事はなかった。

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343 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:27:09 ID:DS2uHmXA

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　　数ヵ月後　病院　～夕方～

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　　そんな状態も数ヵ月続き、私はもうフェイトに期待する事を止めた。

　　半ば放置状態であり、銀行のカードを与え
　　毎月必要な額の金を振り込むような状況で。

　　そうしている間にも、アリシアは病気で苦しそうにしていて……
　　私は、今回はハッキリとやる夫先生を問い詰めた。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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344 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:28:06 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽｰ-...､__
　　　　　　　　　　　　　　 -‐≦:::::::::::::::__::ヽ￣_＞、
　　　　　　　　　　　　　　　ｰ=／::,::＜::::::::／::::::¨ヽ::ヽ
　　　　　　　　　　　　　 _ ..イ:::／::::::::／'Ｖﾘ::::::::l::::∧:ハ
＿＿＿ ,....-...――:::::::二7:::〃/‐メ　 `　:,'.:::::::;'.::::l.:::ｌi:::::,
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￣￣:..:..:ニ＝―‐:::´‐..:-/;ｌ:::/!:ｲ tｯヽ /.::::::;::'::::::/.:::::ﾘi::::li
＼:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.l::/::};! ｀¨´ /ｲ:::イ:::::::/.::::::/ﾉ::::|ﾍ　　　　　　　アリシアの手術はいつになったらはじまるの！？
＜:.ヽ:..:..:..:..:..:..:;..-―==:イ:/.:ﾉ|　　,. ､_ ´ ./.::／.::::／/.::l:::l|∧
:::::;:::＜＼:..:／.:／.:::::::;::-‐イ ∧　l ｀::...._/／..:::／::/:{:::::l::::l:::..＼　　　　　アリシアより後に入院した、同じ病気の子は既に手術したんでしょ！？
＜:::::::_; ィ/.::::/.:＞:.'.:..:..:..:..:..::/ ﾍヽ __ノ'´フ:/.:.／:.｀ヽ､!:∧::.＼＼
:＞イ///i:::::::i//＞､::..:..:..:..:..:ﾄ､　ヽ - ≦ ｉ:/:::ｲ..:..:..:..:..:..＼ﾊ::::::.＼＼
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　　　　　　　　　 ,,..-――-..,,
　　　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　　　／　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　 /　　　　　＿__) 　ヽ-　l
　　　　　　／l 　　　 '´ 　 _　　 r　　.l
　　　　　　/　..| 　　　 t''j"´　　 ==''　',　　　　いやはや、人の身体というのは複雑奇怪にして千差万別。
　　　 /｀ヽ、__.',　　　｀¨¨´　　ヽ　　 l
　　 ./　　　＼ .ヽ.　　　　（＿ノ--'　　ﾉ　　　　アリシアさんはどうにも難しく……
　　 /　　　／-‐| ＼､＿＿＿_ ,,..-＜
　 ./　　　 ./　　 l l　　＼　　 |　r-ヽ　｀ヽ
　/　　　　l　　　 | ヽ　　.>､ r'__..>＞　　　|
./　　　　 iヽ　　 .|＿ヽ.イ .〈Y´　i ｀''１ |　 |
'　　　　 l　　、　 < ´　 .i　　|　　i　　| |　 |
＼　　　/　_,,-ヽ　ヽ　　.i　 .|　　.i　 .|.l　 |
　 .ヽ∠-''"ヽ　　　　ヽ　 i 　.|　　 i　 |l　..|
　　　　　　　〉　　　　ヽ .l 　.|　　 .i　|｀ヽ|

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　のらりくらりと躱す男に、怒りがつのる。

　　コイツは、本当には真面目にアリシアの治療をしてないんじゃないか！？

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

345 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:29:01 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／.:.:.:.:.;ﾊ.:.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞‐…‐-ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / .:.:.:.:.:./..:.｀Y.:.:.:Ｖ＾＼:.:.:.:.:.:.:.:.`トミ:.:.:＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ん:.:.:.:.:./..........:.:;:.:.:.:.:.:.:.:.:へ:.:.:./:.:.:.＼｀¨｀`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 「:.:.:.:/..:.:.:.:/.:i:.v!:.:.ｉ:.:.:.:.:....:.V:./.:.:.:.:.:.＼　　　　　 ,..． -‐……‐-　..,_
-‐‐‐……・・・……‐‐--　.、　　　　　ｉ |:.:.:./..:_.:rﾍＬjＬ|i:.:.:ｉ:.:.:.:.:.:......v_j.:.:.ﾊｰ==ﾐ:.、　.　 ´　　　　　　.　　´
｀　　‐-　 .,_　　　　　　　　　｀丶､　　　ｉ/i:../,ﾞ.:.:.::〕ト､,,__|i:.:.:|:.:.:.:.:.:.......＼:/i:.ｉ:.|-‐ ｀`´　　　　　 . 　 ´
　　　　　　｀'　., 　　　　　　｀丶､八i/:/:.:.:.:.Ｋﾄｯ<,_｣i:.:.j:.:.:.:.:.;.:.:.i:.:.ハ:i:.i:.j　　　　　　　 .　´　　　　そこを何とかするのがアンタ達の仕事でしょ！？
　　　　　　　　　｀　 .、　　　　　　｀＾V.:./.:ﾚ'＾jj¨´　jﾚﾍ､.:.:.:.:i:.:.:ﾚへ:j:i:.ﾚ’　　　　　.　´
　　　　　　　　　＿ヽ　　　　　　　　　 V.:.:.:|　　　　 j〉 iﾄ､:.:i:.!:.i:.:.:.:.:ﾚﾞ　　　　　'´　　　　　　　　いい加減にしないと――
　　　　　 ,.．-‐=≦:.:.:.:.:.:.:＼　　　　　　 iレﾍ:.:∧　　　_　´　j! |:.:ﾚｉ:.:!:.:.:.:.|　　　／
　　　　　´.:　.;':´.: .: .:.:.:.:／￣＼　　　　ｌ| 　 V:.∧>､ { ⌒ﾘ　 jﾚ゛ﾚi:.:.:.:.:.!　　／`'<>､-‐=＝＝=‐-　.
　　　 ,' .:,'.: .:´: :. .: .:.:／ﾆﾆΞ三＼　　八　　V:.:.Ｖ､＼_´. :イ　　从:.:.八／,-‐=ﾆ＼j>､_＿.: .: .: .: .: .: .:‐-==-
　　　,'　,'，-‐=＝＝=ミ==ミﾆΞ三>､_＿　＼　}:.:.:.:.ﾄﾐ竺彡7　　,　 ∧:.:.:.:.:＼-‐=二i:i:i`マア´⌒≫＝=ミ,: .: .:.:.:
　　 ,ｨ≪-‐=ニΞ三三Ξニミ>､二三三三ミ=ﾐﾊ:.:.:.:| 　　 '′／　/　 )>､.:.:.:.:＼ﾆ二i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉア⌒こﾆﾆつ: : .: :.:,
　　ｆ!/　｀ヽ､-‐=ﾆﾆΞ三三三三ミ>､ﾆﾆ三三7.::;.:.:.:j｀ヽ　 /´　／／ﾆΞ>､､:.:.:.)､ﾆ》￣`マﾞ　 f´_＿　: : : : :／
　　|ｉ/　　, ∧-‐=ニΞ三三三三三Ξ≧=‐-'.:.:.;.:.:.:ﾊ_＿＿＿,厶ィﾆΞ三三)ﾊ:.:.|ﾆ７　　　　≧=─一’: :,.　´
　　|ｉ/,　//,'　Ｖﾆニf⌒YΞ三三三三三二７.:.:.;.:.ｉ厶L匸匸匸｣⌒¨¨~|`'寸（Ξ|:.:j=7｀　　.._　　　　,.　　´
.　从　　'/,　　∨/'｣ ‐､jk三ミk　　 ‐-=ﾆ/.:.:.:从j　　　　､.　　　　　￤.: : :|ニjﾚﾞ /　　　　　｀¨~´
／.::Z⌒ﾆﾆア´¨＾⌒ﾄ-ｨﾞ　V三ミk　　　　∧:.:.:.:(:.:.＼_ 　　;.　　　　　人.: : :jニニ/
:.:.:.んi::..　 7 　 ,　　 j´ 　､＼　　　　　 {:.:.＼:.:.＼¨｀`　　;　　　　／.: : : : :ﾞ＼ /
:.:んi:i:ｉ:ｉ:.:. |　i　i　　,'　　_＿　｀¨¨つ　八:. :. .≧=‐ 、　 ∧___ ／.. : : : : ;ｲ　）
/乂ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:.:..|_ |_ j_　厶ィ´　　　¨¨¨´　／　:.＼:. :. .. . . ＼人'/≧=‐-‐=≦
/　 `ｰ===じ'じ'じﾞ　　　　　　　　　　　　／≧=‐=≦＾V//＼＼

　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　,..-''"´ 　　｀"''-、
　　　　　　　　　　　　／　､＿ノ　　　ヽ _＼
　　　　　　　　　　　 /　　＿　　　　　　　＿　.',
　　　　　　　　 ,'　　ｲ（::::｀　　　　　ｲ（::::｀　',　　　　……あー、何かもう面倒くさくなってきたお。
　　　　　　　　　　 l 　　｀¨¨´／　　　.＼ ¨¨´　 l
　　　　　　　　　　 l　　　　　（　　　,、　　）　　　 l　　　　察しの悪い女はコレだから。
　　　　　　　　 '.,　　　　　｀¨¨´ ｀¨¨´　　　 /
　　　　　　　　　　　ヽ、　＿＿　　　　　　　／
　　　　　　　　　 r''"´:::::::/´|　　　 _,,..-''´ヽ
　　　　　　　　　 __|::::::::::::/::::::ヽ、　　　|:::::::〈.、__
　　　　　 _,,..-‐''"´　 |＼.／,::::::::::::|　　　 |:::::／-ヽ、｀''-..,,_

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　……？

　　この男は今、何を言った？

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

346 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:30:00 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　-―　…　-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 , '　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　＿ノ　　ー-　丶
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　〈 ●　〉　〈 ●　〉　〉
　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　￣　　　￣　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　V　　　　　　　　(＿_人＿) /
　　　　　　　　　　　　　　∧￣ﾍ　　　　　　`ー’　／　　　　奥さんさ、最初の質疑応答を覚えてるかお？
　　　　　　　　　　　／::::::::::ヽ＼　　　　＿＿／
　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::ヽ.　＼_, -'´　　　　　　　　　「ご家族の協力が必要です」に「何でもします」と返したお？
　　　　　　　　　　　 /:::::.＿:::::::::::::::::::ﾍ　　.>ﾊ
　　　　　　　　　　　/::´:::::::::::::｀:::.､:::::::::ヽ／￣}
　　　　　　　　　　 ,::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ﾊ　　|　　　　　　　　 ……だったらさ、自発的に行動すべきじゃねぇかお？
.　　　　　　　　 ,:!:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::ﾊ´¨|､
　　　　　　　 /i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::i.　| i

　 ::::::::::/ _ノ.|:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::/::::::i　　＼ヽ. 　 i::ﾘ､､ i:::::::::::::::::::i::::::',:::::::ﾑヽ:
　:::::::::/　　 !::::::::::::::::::::::::/ :::::::::::::::::::::竺芋ﾆﾆ弌､｀ヾ､､.!::! ｀ｰ|:::::::::::::::::::!:::::::',:::::::ﾑ
　 :::::/　　 ./l:::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::ﾍ弋　r=ミ､`ﾐ､､ヾリ､　　|:::::::::::::::::::| :::::::',:::::::ﾍ
　::::::i　　 i　!::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::i ヾ､ i!:rj:::i!　 ≧､ﾘヾ__ﾑ!:::::::::::::::::::!::::::::::i:::::::::ﾑ
　::::::ﾍ　　 |::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::i　i::|ヽ､ｰ ′＿__｀`　 r' i:::::::::::::::::::i:::::::::::ﾄ､:::::::::
.　::::::::ﾍ　　 |::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::|　l::! 　￣￣￣｀j__､　 |:::::::::::::::::::|:::::::::::|　ゝ､::
　:::::::::::::ヽ　i:::::::::::::::::::::|::::i:::::::::::::::::::::::::|　i::|.　　　　￣/ﾉ　ヽ /::::::::::::::::::::!:::::::::::i
　:::::::::::::::::ヽ!:::::::::::::::::::ﾑ:::|､::::i:::::::::::::i::::!　l::!　　　　 / '　　　/∧::::::::::::::: i::::::::::::|
　 :::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::ﾑ::!:i::::|､:::::::::::ﾄ:ﾍ .ﾚ′　　　 '　　　 /'´　ﾏ::::::::::::/::::::::i::::!
　:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::ﾑi:ﾑ::i ﾏ:::::::::i ヾﾍ　　　　　　　　　 ' 　　ﾏ:::::::/::::::::::|i:::l　　　　……！
　 ::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::ﾑj　ﾏ::::::::!　ヾ､　　　　　　　　　　ヽ:/::::::::::::i !::i
　::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::i　ﾏ:::::::! 　｀　　　　　　　　　　　　　　〉:::::::::::| i:ﾘ　　　　いくら欲しいのよ！
　:::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::|. 　ヽ::ﾑ　　　　　　　　　　　　　 ,r ≦::::::::,ｨ::i　!'
　､:::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::::::::::|　　　ヾ:ﾑ　　　 __ -‐====､､≦!　i::::::::ﾘ i::;
　;;;＼:::::::::::/　ﾏ::::::::::::::::::::::::::::|　　　　ヽﾑ　　　　ヽ､`ｰ‐- r'ィ:::::::i　 !:::::ﾘ　|'
.　;;;;;;;≧､:/　　ﾏ::::::::::::::::::::::::::!　　　　　リ　　　　　 `ｰ-- j:::::::::::::!　|::::/___,========
　;;;;;;;;;;;;;;;≧,､　ﾏ::::::::::::::::::::::::|　　　　 ´　　　　　　／:::::::::::::::!´|::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　コイツの今の発言はつまり、「アリシアを治して欲しければ何か寄越せ」という事だ。

　　医者としては、最もやってはいけない事だが……
　　今の私には、手段の是非など関係ない。

　　アリシアを治せるのであれば、どんな大金でも――

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

347 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:31:00 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　 ,,..-――-..,,
　　　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　　　／　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　 /　　　　　＿__) 　ヽ-　l
　　　　　　／l 　　　 '´ 　 _　　 r　　.l
　　　　　　/　..| 　　　 t''j"´　　 ==''　',　　　　いやいやまさか、お金など。これでもやる夫は高給取りですし。
　　　 /｀ヽ、__.',　　　｀¨¨´　　ヽ　　 l
　　 ./　　　＼ .ヽ.　　　　（＿ノ--'　　ﾉ　　　　そうですね、二人でちょっとアリシアちゃんの容態についてお話できれば。
　　 /　　　／-‐| ＼､＿＿＿_ ,,..-＜
　 ./　　　 ./　　 l l　　＼　　 |　r-ヽ　｀ヽ　　　雰囲気の良いバーなどで、「その後」も含めて、ね？
　/　　　　l　　　 | ヽ　　.>､ r'__..>＞　　　|
./　　　　 iヽ　　 .|＿ヽ.イ .〈Y´　i ｀''１ |　 |
'　　　　 l　　、　 < ´　 .i　　|　　i　　| |　 |
＼　　　/　_,,-ヽ　ヽ　　.i　 .|　　.i　 .|.l　 |
　 .ヽ∠-''"ヽ　　　　ヽ　 i 　.|　　 i　 |l　..|
　　　　　　　〉　　　　ヽ .l 　.|　　 .i　|｀ヽ|
　　　　／　　　　　 l/　 .|　　　ヽ|　 .l

　　　　 ‐- ､　　　　＞..:´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::.､
　　　　 ::::::::::':., _ ,.::´:,､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'.,
　　　　ｰ=-::_:/ﾑ::::/:::ﾑ:::,ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::__::::::::::::::::::::::::::',
　　　　 :::::::::ﾑ::::::::Y::::::::ﾑ':::ﾑ_/ﾍ:::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::',
　　　　 /::::::ﾑ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ,､:::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::',
　　　　 ::::::::ﾑ:::::::::,､i:::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::',::::::',
　　　　 ::::::,'::::::::::::{iiﾞ!:i::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::!:::::::::::::::::i:::::::
　　　　 ::::/::::::::::::ﾘ__ﾏl::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾑ:::::::::::::::::|:::::::::::::::::|::::::
　　　　 ::/::i:::::i:::::} `´ﾏi:::::::::::::::::::::::::::::::::､:ﾑ:::::::::::::|:::::::::::::::::|::::::
　　　　 ',ｨi:i:::::i:::::ﾄ=ﾐ､_ﾏ､::::::､:::::::､:::::::::::::':,:ﾑ:::::::::::|:::::::::::::::::|:::::　　　　……！？
　　　　 :::::l:l:::::l::::ヽ`弋ﾘﾑヽ::ﾑ::::::ﾑ:::::::::::::',:::}::::::::::|:::::::::::::::::|:::::
　　　 ::::::i'ﾏ:::ﾏ::i:ﾑ￣ iヾヽ:ﾑ､:::ﾑ､::::::::::i::i:::::::::::!:::::::::::::::::|:::::
.　　　　ﾏ::::::i:ﾏ:iヽi:::ﾍ　 :|　`　ヽﾑﾏ:ﾑﾏ:::::::|!':::::::::::|::::::::::::::::,.ｨ三ﾌ
　　　　ﾏ:::ﾑﾏ'::::::ｌﾏ:ｌ､ '､_　　　`j ﾏ::} ﾏ:::::!l::::::::::::|::::::::::／三／
　　　　　ヽ::ﾑヽ::ﾑ `i::ヽ.　ｰ=‐-　ﾚ'　i:::ﾘ'.!:::::::::::|:::,.ｨ'三.／ヽ
　　　　　　ヽﾉ　ヽjﾉﾏ::::::＼　　　　 ,.ィ|:ﾉ .|:::::::::::|三三/´三三
　　　　 ,.ｨ三三三三ﾆ}::::::::::::＞-..＜ﾍ____,.|:::::::::/三三{三三三
　　　　三三三三ニニi::::::::::::::iニニ≧ﾍﾆﾆ'::::::::,'三ﾆﾆﾑ三三三
　　　　三三三,-‐'´::::::!:::::::::::::|三／　　', /:::::::/三三三ﾑ三三ﾆ
　　　　三,-'´,.ｨ´:::::,.ｨ'ﾑ:::::::::::ﾘ／､　　 /:::::::/三,.ィ ´ ￣三三ﾆ
　　　　　　 ,.:':::::,ｨ´ﾆ/ﾑ::::::::ノ´　　ｰ-､./:::::::/厶三三三三三三

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　しかし、私の予想は外れた。

　　コイツが要求していたのは、金ではなく身体。

　　事故死した夫に捧げた操。

　　それは本来、夫が他界していようと決して破ってはいけない物だが……

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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348 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:32:00 ID:DS2uHmXA

.　　　　　　　　　　　　　　　　-=､‐-...､
.　　　　　　　　　　　　　　　　 _ヽ:::::::`:..､　＿__
　　　　　　　　　　　　　　　 ,..::':::::`ｰ::::::::::`´:::::::::::::::`:::::...､
　　　　　　　　　　　　　　 ,...:´:::::::::__:::::::::::::/`ヽ_/＼::_:::::::::::::｀::.､
　　　　　　　　 -==‐‐::´:::::::::::::::/:::`::::::::::′:::::::::::::`' ヽ:::::__:::::::.,
　　　　　　　　　　　￣フ:::::,:::::::,'::::::::::i::r､:,､::::::::::::::::::::::::',:::::::i::::::::i
　　　　　　　　　　　　 /::／::::::/::::::::::::l::!`ｰ'}::i:::::::::::::::::::',::',:::::l::::::::|
.　　　　　　　　　　　 /:,' /:::ｨ:::l:::i:::, --‐‐‐' i::l:::::::::::::::::::::',::',:::!:::::::i
.　　　　　　　　　　　 !/ ,':::/i::::!:ﾊ::::::iｲ赱=､.lﾊ::::::::::::::::::::::',::',:i)::::::|
.　　　　　　　　　　　　 i::,' .l::::i/:::i::::|.　￣　 j ゝ::::::::::::::::::::}::ﾘ::::::::l　　　　……ご指定の場所と時間は？
.　　　　　　　　　　　　 ',i　.i::::::i::::ゝ:!､　　 ´　　ヽ:::::::::::::ﾘ::i:::::::::::!
　　　　　　　　　　　　　　　 ',::::|::::i:::`i:＼　 _ 　　＼::::::i::::l:::::::::: l
　　　　　　　　　　　　　　　　ゝiゝ|::::::',:::へ'　￣` .ィ´iヽﾉ:::|::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　 __ノ:::::::::',::::::',::::::::i`ｰ　´　　 |::::::::i::::::::::::::!
　　　　　　　　　　　　　,'///`ー‐-',::::::'.,-‐′　　　　 .i::::::::l::::::::::::::i
　　　　　　　　　　　　 ,'//// ヽ/∧',:::::::':.,‐‐---,　　__|::::::::',ｰ､------､
.　　　　　　　　　　　 ///////∧ ∧',::::::::ヽ.　　　　´ .ゝ:::::::',　 !///// i
　　　　　　　　　　　 ,//////// i/.∧ゝ::::::::＼　　　　　 ',:::::::':., l///// |
　　　　　　　　　／,//////// |/,//`ヽヽ:::::::ヽ　ヽ　 i　ヽ::::::::',!/////.i､
.　　　　　　　　 /::::;/////////.i/ ////＼)::::::::} 　ヽ.!　　ヽ::::::ヽ/ヽ//j:∨
　　　　　　　　,.:'::::::i///////// , ////// ﾉ::::::::i 　　 ,! 　　ヽ:::::ヽ/ヽ':::::',
.　　　　　　　/::::::::::ゝ､///////.i //////,'::::::::::ﾘ､　　 ',　　　　〉:::::::)//',:::::,
　　　　　　 ,:'::::::::::::::::::::`ｰﾆﾆﾆﾆl /////,'::::::::::::{ ∧.　　,　　　,'/}::::::i//∧:::,
.　　　　　 ,::::::::::::::::::::::::::ノ///.　', //// {::::::::::::i///ヽ. 　i　　///i::::::|///. i:::,
　　　　　 ,:::::::::::::::::::::::::::',//////', ////ゝ__:::::::ヽ///∧.l　, '///|::::ﾘ////l::::;
　　　　　 ,::::::::::::::::::::::::::::::',//////ゝ ///// ヽ:::::::',///∧ノ////.!::/ ///.ﾉ::::i
　　　　 !::::::::::::::::::::::::::::::::',/////// ` ‐-　＿ヽ::::j-‐‐‐‐‐ ､　＿_____,　':::::::ﾘ
.　　　　 i:::::::::::::::::::::::::::::::::::',///////////////.iノ//////////////',￣):::,'
　　　　 l::::::::::::::::::::::::::::::::::::',//////////////////////////////∧´ }::;
　　　　　 i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ＿＿＿　-----‐‐ ´',￣￣7￣`ー､///　ﾉ/
.　　　　 |::::::::::::::::::::::::::::::／　　　 _　 }///////// ∧　 ,.'////}. /￣`i´/

　　_..............::::- 　　 .　　_
:^;;;;;;;::::::::' ' 　　　　　ヽ.,
;;;;;:::..'.'　　　　　　　 ,〃ヽ
;;;::　 .　　　　　　　　　 '.ノ’　 l
;:　　　　　　　　 , .-ﾆ'ﾍ　 :l
　　　　　　　 ´/',.､,.-,ｴ　＼
　　　　　　　　 ≦'='".　　　　 ';.
　　　　　　　　　;'　　　　　　　　, !;!　　　いきつけのバーがあるので、今日の夜にでも。
;　　　　　　　　ヾ,_　　　_,,. -‐ナ´
;;:.　　　　　　　　 ' "=ﾆΞ=ﾆ‐'ヽ
':;;;:. 　　、　　　　　　 -.=‐';i
..::::;;;;;,.　　 '- ,　　　　　　　 . -
.＼:;;;::　　　　　 ":::;;;;;;y　"
、　丶 . ,　　　　　 ,ｿ,
. ＼　　　　　　" 　ヾ　"　!;

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　　アリシアを救うためとあらば、今の私には小さな事だった。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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349 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:33:00 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,ｨ≦≧､____,ヘ,ﾍ__,､
　　　　　　　　　　　　　　　 ,,ｨ≧ﾌ'´:／::ﾍ::/i::::::`::`::ﾍヽ
　　　　　　　　　　　　　　 '´ ／::::,::':::::::::∧:{::::::::::::::::::ヾ::',
　　　　　　　　　　　　　　 ,,ｨ´:::::::/:::::::i::::|ｰ‐}::::::::::::::::::::::ﾍ:}
.　　　　　　　　　　　　　 /,ｲ:::::::/:::::::::ﾊ:ﾘ__｡_ﾏ:::::::::::::::::::ﾑ:',
.　　　　　　　　　　　　 i' /:::::/::i:::::::i:ij/__ 　 i::::::::::::::::::::::::i:!　　　　……この外道。
　　　　　　　　　　　　　　 i:::::::i::::|:::::::仗心｀`ﾉ､:::::::::::::i::ﾍﾉ::!
　　　　　　　　　　　　　　ﾚ､:::ﾏ::!､:ゞi.　　 ´ i ヽ::::::::::!:::j::::i
.　　　　　　　　　　　　　　　ヽ::i:::i:ヽミ`　　　 !　 `!::::/!/:::::|
.　　　　　　　　　　　　　　　　 `}:::!::::::::ﾍ.　 f三ﾉ　j::/ｲ:::::|::ﾍ
　　　　　　　　 ,,＜三三三三三.|::::::::::::＞　_ 　ｲｲ::::::::::|三三三＞､___
　　　　　 ,,ｨ≦:::::::::≧､二二ﾆﾆ/:::::::::|ニ|ﾐﾆﾆﾆ彡ﾆ!::::::::|二二二ﾆ＞´::≧:.､
　　 ,,ｨ≦::::::::::::::::::::::::::::::≧､二ノ::::::::::/‐´ _　　　　` i:::::::::}ﾆﾆﾆﾆ／:::::::::::::::::::::≧:.､
.-=≦::::::::::::::::::::::::::::／＜＞ﾆ{::::::::::／ｰ-､ﾉ　 /　__, ﾏ::::::ﾑ二＜ｰ..､::::::::::::::::::::::::::::::≧:.､_____
　　　　　　｀`ｰ‐‐/ニニﾆヽl´:::::::::{ 　　　　｀´　　〉:::::::ﾑﾆﾆ＞´三ヽ､::::::::::::::::::::::__,--‐′
　　　　　　　　　 /ニニニニ.}::::::::::::〉　　　　　　　　　{:::::::::::::}／ニニニニﾚ´￣￣￣
.　　　　　　　　 /二二ニ／´i::::::::::::}∧　　　　　　　 ∧:::::::::::ヽ､ニニニニﾑ
　　　　　　　　/ニニ＞´///j:::::::::r'./∧　　 i　　　∧/}:::::::::::ﾘ/＼二二二ﾑ
　　　　　　　⊂＞'´////// ゝ::::::ﾍ.//∧_____|_____∧//ヾ:::::ノ////｀＜ニニﾑ
　　　　　　 /////////////)ﾊ:::::i////ゝｰ┬‐ｲ///// }:::ﾘ////////｀＜ﾆ⊃
.　　　　　　////////////////ヾj////∧.ノゝ .|//////!ﾉ/////////////∧

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　 -‐-　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　´　　　　　　　｀、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　＼
　　　　　,. -‐'ｆﾌﾌ　　　　　７　　　　　　　　　　　　　｀､
　　　 / 　ｒ‐´ ｒ‐､　　　　 / 　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　ﾉ　 _/＿」　 .l　　　　　　|　　　ー‐-‐'　　 `ー‐-─ 　　 !　　　　これはまた、覚えのない事をおっしゃる。
　　 i　　 _ ＿　.） ,'　　　　　　 |　　　（ー‐）　'"　（ー‐ ）　　　!
　　 !　　　　　｀{ ﾉ　　　　　　ヽ　　　 ,　　 !　　　　　　　 /　　　　私はただ、話し合いがしたいだけだというのに。
　　 |　　ｰ ― ､}´;￣￣;｀ｰ‐-/;:;＼　　ヽ＿人＿_,ノ｀　　／,.,.,.
　　 l　　 ,.-ｒ　/;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ＿｀　ー　　 __, ｲ:;ヽ:;:;:;
　／i!　　　〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;!　　＼ _ｰ‐_,.／　　i:;::;:ヽ:;:;
´:;:;:!ヽ＿∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ﾄ､　／!;;;;;;;;;;〉、　,,.ｲ:;:;:;:;:;:ヽ
:;:;:;:;:ゝ､_　 /;;;;ﾉヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.｀'　ヾ--〈　Ｖ　 !:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;O /｀:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-､:;_:;」　　　　!;;;;;;;!　　　 |ヾ､:;.-‐
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　　だが、これは見方によっては幸運でもある。

　　アリシアの手術に向けて一歩前進した事は間違いないだろうし
　　場合によっては、この男の弱みを握れるかも知れない。

　　ただ流れに身を任せて、ちょっと気持ち悪いのを我慢するだけで
　　十分な見返りがあるのだ。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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350 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:34:10 ID:DS2uHmXA

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　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃　　..ホ ┃|　　　||　　　||　　||　　　||　　||　　　||
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃ 郎 .テ ┃|　　　￣￣￣　　￣￣￣　　.￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃　　ル ┃|　　　＿＿＿　　＿＿＿　　.＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃ 三　　 ┃|　　　||　　　||　　||　　　||　　||　　　||
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃ 郎　　 ┃|　　　||　　　||　　||　　　||　　||　　　||
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┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　そして、そんな私の思惑は易々と破られる事になる。

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351 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:35:00 ID:DS2uHmXA

.　　＼'i三三三三ミﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /三三ミﾐ!
　　　ヾ三三三三ミﾍ　　　　　　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼　　　　　　　　　　　　　 /:三三三ﾐ!
.　　　　 i三三三三三ﾍ　　､., _　　　　,ｨ.';;;;;;;;／ヽ/∨＼/ ＼;;;;;;;;ヽ　　　　　　　　　　　　 /三三三ミﾐl
　　　　　　i三三三三三ﾐﾍ　　ゝ、｀;;;;;;;;;,ｲ;;;;;;;/;;;;;;'.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾊ;;;;;;.;;;;'.　　　　　　　　　 /三三三三ミ!
.　　　　 l三三三三三三ﾍ...　　｀￣￣/;;/;;;/;;;;;;ト.ﾍ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾊ;;;;;;;;;;|.　　　　　　　　 /三三三三ミﾐl
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.　　　　　　　 ,ｲ三三三三三三三/:.∨ ヽ:::::'　　　　　＼ーｧ'"　　　ヽ;::::::ﾝヽ.／三三三三三三三三ﾐ,'
　　　　　 __∠．-――-ミ三三三ﾐL．{. ,.．、　　　　　　　　 u　　　　 ∠．-―-ミ三三三三三ミ,'　　　　おほっ ?
.　　　　／,..．/7/7⊂二ﾆ=≠ミｫ´￣,.（、:;;;）"´￣｀`ヽノ´）　u　,.．-‐'''"´ ￣/7/7`ヽ､　｀`ヾ三三三:/
　　／7　,-, ////　　　 /　　(　）ﾞ'/(´ﾞ}(":l}ﾉ⌒)､／／ヽ'''"´　　.／7　,-, ////　　　｀ヽ、　ヾ三ミ/　　　　　イグッ！　イッグゥ～！
､;／ノ/　//////.　　　　_,'＿_（ﾉr'"　　　　　　／／　　 ',　　 .／ノ/　////// 　　　　ヽ　 Ⅵﾐ!
_l／// ./,ｲｌ　　　　〃.l￣｀`〃　　　　　　　　　　´)＿___l,. っl／// ./,ｲｌ　　　　　　　　　　‘， .Ⅷ'
. ,'.// .// l_l.　　　　 {{　ヽ　（ヾ;　　　　　　　　 l} ）￣./ 　　 // .// l_l　　　　　　　　 ',　Y
.,' .{ し'/ r,/7、　　　　,ﾘ　ヽﾉ　）ヾ;.　　　　　　（ (ヾ､／＿　　 { し'/r,/7、　　　　　　　　　 ', .!
l　｀ ´　 l.l.D ）　　〃　　＼{{ 〃ﾐｫし'={ (=（ノ´,.ィ´￣￣｀`ヾ、'´　l.l.D ）　　　　　　　　 ',l
!　　　＿ﾗﾉ´　　　　{{　　　　　 .ﾘヽ､{{　　ヽ'　／　ヾ、　　　　＿ヽ、.ﾗﾉ´ 　　　　　　　　 l!
!　　 /r‐ｧ /　　　　 ij 　　　〃　 }}　　　ヾ　　　　}} 　　　/r‐ｧ /ヾ,　　 U　　　　　　　　 l
l.　　 ´ / /‐､　　　　　　　　　〃　　{{ ,.．-､　ヾ、　　U 　　 .´ / /‐､. ヽ、　　　　　　　　　　 l
'.　　　/／） .}　＿_　　　　　ﾉ{ 　　〃:. Жｿ　　 )}　　　　　 ./／） .}　 l{ 　　　　　　　　 ,'
‘，　　,.イ´ //r‐ｧ /　　　　し′　 {{　 `'(´ 　　 l（　　　　　　 ,イ´ /　ﾉi　　　　　　　　　　　 /
. ‘， .（ヽ' ノ　 / /‐､.　　　　　　〃　　ヽ.　　　し　　　　　　（ヽ'.ノ　　し　　　　　　　　　　 /./
　ヽヽ、￣　　./／.） .}　　　　　　 {{　　　　　､　　　　　u　　　￣=＝，　　　　　　　　　　　, ' /
. 　＼＼　　 ,.イ´ /　　　　　 U 　　／-‐＞.､　　　　　　 '"　　　　　　　　　 .／／
　　　 (⌒⌒)（ヽ'_ノ　　　　　　　　　 ,. イ　　　　　＞､　　　(⌒⌒)　　　　　　　　　,.イ
　　　　＼／　≧ ‐ ---- ―‐ ''' "´　　　　　　　　　＞､＼／　　　　　＜

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　今の私は、肉欲に流されるだけのメスに過ぎない。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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352 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:36:00 ID:DS2uHmXA

　　[ やる夫 ] ＜あーあ、中出しして即堕ちとか、どんだけスケベなんだおｗｗｗ

　　　／:.:.＿＿:.:.:..::.:ｌ:.:.＼＼ｌ:.-:.､:.:.:.＿:.:.:.:.＼ _
　　／￣/:.:.:.:.:.:/:.ヽｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:ト-､:.＼:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　/:.:.:.:.:.:.:':.:.:.:.ｒ､l`トｌ:.i:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.ヽ:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.ﾄヽﾊｌ:.:.}:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.ヾ:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　／:.:.:.:イ:.:.:.:.:ｌ:.:.:.:.ｌｰoｰｌ:.:.ｌｒ:.:.ｧ:.:.ｌ:.:.ヽ:.:.ｌ:.:.ｌ:.:.:.{:.:.:.:.:.:}
　　￣/:.:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.ｌ一　ｌ:./l:.:.}:.:.:.:.}:.:.ｌ:.:.:ｉr、:.:.＼:.:.:.:.ｌ
　　　ｌ:.:.:.:.:.:.:.{:.:.:.:.ｲ==､ｊ/　ｌ.:.ｌ:.:.:.:/:./:.:.:ｌ　ｌ:.:.:.:.:.:.}:.:.ｌ
　　　　 {:/ｌヽλ:.:.ｌ　　　j　　ｌ/ ｌ:.:.ｲ/:.:./:.ｌ／:.:.:.:.:.:.＼
　　　　ヽｌ:.{:.:.ｌ`ゝ //　　　　 j／'/／ｌ:.:ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.　　　　こ、こんなのおかしぃ ?
　　　　　　｀＼{ヽﾊ　　tーっ　　　 .ﾉｌ:.:.λ-:.‐_:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　 j/ゝ>、　　　　u.イ/:.:.:.ｌ/////＼:.:.:.:.　　　　絶対、アンタが何かやったはずぅ ? ?
　　　　　　＿ - ‐ ─ T ﾄ　イ　／ｌ:.:.:.:.ｌ///////＼
　　　　＜//////////ｌ:.:.:.l//ｌ ∧/ｉ:.:.:.:.ｌ/////／三
　　　　　　　　￣ ‐ -ｘ :.:.:.l//ｌ/三ｌ/l:.:.:.:.ｌ///／三三
　　　　　　　　　　　　/:.:.:.}///三三/:.:.:.ｌ/／三三三
　　　　　　　　　　　 /:.:.:/_//三三/:.:.:.:.:.ｌ/三三三三
　　　　　　　　　　イ:.:.:.何_刀三三{:.:.:.:.:.:.:{三三三三
　　　　　　　　／:.:.:.:.ノ￣￣＼三八:.:.:.:.:.:.＼三三三
　　　　　‐=イ:.:.:.:_／　〟　　＼三∧:.:.:.:.:.:.:.}三三三
　　　　　　て／　　　ノ　　　　＼三{:.:.:.:.:.:.＼三三
　　　　　／.　　　 /　　　　　　＼　ｌ:.:.:.:.:.:.ﾄゝ三
.　　　 /　　　　 /　　　　　　　　　ｌｌ:.:.:.:.:.:.＼三
　　　/:::..　　　　 {　　　 :::::::.　　　 }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}三
　　　{ｒｯ:: 　　　　　 ::::::ｆツ::.　　ノｌ:.:.:.:.:.人:.:.ｌ三
　　　＼::: 　　　＼.　､:::::::::ノ　ｲﾄ　ﾘ:.λ三リ三

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　前戯で２回、挿入した瞬間１回、ピストンで３回、射精で１回イった。

　　この男のモノのサイズが、亡き夫と比べて
　　二回り以上大きい事を鑑みても異常だ。

　　確実に「何か」やられてる。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

353 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:37:06 ID:DS2uHmXA

　　[ やる夫 ] ＜まぁ、確かにプレシアの酒にお薬盛ったんだけどねｗｗｗ

　　[ やる夫 ] ＜言ったお？　「いきつけ」だって。そして、やる夫は内科医だお。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　　　　　　　　　　　　　　　､., _　　　　,ｨ.';;;;;;;;／ヽ/∨＼/ ＼;;;;;;;;ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ、｀;;;;;;;;;,ｲ;;;;;;;/;;;;;;'.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾊ;;;;;;.;;;;'
　　　　　　　　　　　　　　　｀￣￣/;;/;;;/;;;;;;ト.ﾍ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾊ;;;;;;;;;;|　　　こ、この卑怯にょぉ ?
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/;;/;;;;;;!;;;;l;;|　,ィ'.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'.;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!;;.'!;;;|;;.!;;;| !'´ ヾ'.;;l､;;;;;;;;;;;;;;;;;;l'.;;;;;;;|　　　あうぅ、股広げるにゃぁ ? ?
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!.' |;;;|;;;|;;;;ｋ示云,ﾘ'.ﾊ;;;;;;;;;;;;;;;l.!.'..!;;!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|' .l;;;;!;;|'.;;;l /／// l 　'.;;.'.;;;;;.!|!ﾘ.l;;l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉;;;|;;!ヽﾄ　u　f',二ﾞYﾞﾘ|;;;;;从l .'.;;∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /r＜＿__;;;;丶､ゞ―}}'ィ'{ /l;;;;;;ﾍ;;ﾍ;｀丶､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.ｨ'／''`｀　　　 `　、 '´　/ l'､.l;;;;;;＿_｀丶､;;;｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/;;_/　　　　　　　　　＼　　.　' ´￣ ` ‐＜.　ｨ'', |
　　　　　　　　　　　　／/　　　　　　　　　　　Ｙ´　　　　　　　　ヾY-.|
　　　　　　　　　　　　　 /　 i　　　　　　　　　　　 -┴-　　　　　　　　ヽ. ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　/　八　　　 _,.　'´　　　　　　　　　　　`　､　　　　 }　 :!
　　　　　　　　　　 _＿_/_,.　-=≦￣￣　　　´￣￣￣￣￣｀　ー―` ―---'　 _j_
　　　 _,.　-‐ 　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣　　‐-　.,_
-‐　´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣　‐- .,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〃'´ヾ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `　､._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 }:{　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　ﾉc.､　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 } 　 /::八:ヽ　　{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:/::r!:::i:::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{::{:::f}::::!:::!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　ヽヽi!::/:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　｀ヽY:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　ノ⌒ヽ　　　　＼
　　　　　　　　　　　＿___,.　　 -=≦￣≧=-- 　 -=≦≧=-　.,＿_＿＞､ _
---=＝ニ￣￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣二ニニ＝＝―――--　　　 .,＿

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　声にも身体にも力が入らない。

　　いや、そもそも中で射精されている。

　　このままでは、望まない子供が……

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

354 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:38:11 ID:DS2uHmXA

　　[ やる夫 ] ＜いいから尻出せってんだお！　自分で旦那を裏切っておいて、今更何言ってんだお！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
//////ﾊニニニニニニニニニニニ|/'.....､., _　　　　,ｨ.';;;;;;;;／ヽ/∨＼/ ＼;;;;;;;;ヽ
///////,iニニニニニニニニニニﾆ}///...ゝ、｀;;;;;;;;;,ｲ;;;;;;;/;;;;;;'.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾊ;;;;;;.;;;;'
///////,ﾊニニニニニニニﾆニﾆィ/////!..ﾞ｀￣￣/;;/;;;/;;;;;;ト.ﾍ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾊ;;;;;;;;;;|
////////∧ニニニニニニニニニ{/////!. 　　 /;;/;;;;;;!;;;;l;;|　,ィ'.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'.;;;;;;;;|
＼///////ﾏ､ニニニニニニニニﾆﾏ//.ﾞr ､　.iヽﾞ!;;.'!;;;|;;.!;;;| !'´ ヾ'.;;l､;;;;;;;;;;;;;;;;;;l'.;;;;;;;|　　　　あっひぃぃ！
　ヽ///////ﾑニニニニニニニニﾆ:V/..|　i　.i　} /´i |;;;|;;;;ｋ示云,ﾘ'.ﾊ;;;;;;;;;;;;;;;l.!.'..!;;!
　　 :∨/////,ﾑニニニニニニニニ　 }ヽi　|　′j/　八ﾞ;|'.;;;l /／// l 　'.;;.'.;;;;;.!|!ﾘ.l;;l　　　　おおきいぃ！　太いぃ！
　　　i:∨/////ﾑニニニニニニiニニ.ﾞ!　!　|/　〃 / ﾞ;;;|;;!ヽﾄ　u　f',二ﾞYﾞﾘ|;;;;;从l .'
　　　|ﾆ∨/////ﾊニニニニニﾆ!ニニﾞ!　|　j′/　,:. ;;ﾚ;;ｿノ;|;;;;丶､ゞ―}}'ィ'{ /l;;;;
　　　|ニ:∨/////ﾊニニニニニ:}ニ.ﾞﾘ　 ,:::::::::′ .!｀ｰ/　i..::::::;;;}ヽ｀`'´　/ l'､.＜
　　　|ニﾆ∨////,∧ニニニニﾆi!ニﾞ|　ｲ:::::::::::.　{_ ノ　/.:::::::ﾉ.　　　　　 i:::::::', . ヽ
　　　}ニニ∨/////ﾊニニニニニ..　i　:::::､:::::／:::::::　 ,/::::::ノ　ヽ　　_ ノ.....ゝ:::::`..､ . ＼
.　　ﾊニニ V//////ヽ.ニニニﾆ/..　:.　.:::::::V::::::::: 　 / :::(　　　　　′　　 ./.ヽ)ヽ)......　｀＜
　　/ニﾆニﾆi!////＞==ミ､ニニ.{.　　 ',　:::::::::::::::__ ／ヽ::).　　　　　　　 { '´ ′' ヽ.　　　　｀＜
.　 ,ニニニニ|//_ノi/}／´￣￣｀ヾ　　ー　r ´.´　　　ﾚ..ﾞ: : :. ｀ヽ　　　ﾏ≧､
　 iニ}ニニニ}/i/i/{/i　　　　　　　 ≧z--.ィ ´　　　　 .: : r:,ｯ: : :　　',.　　　ヽ　＞､
　 |ﾆﾉニニﾆ//ﾊ/ﾏ､{　　　　　　　　 /　　′　　　　　{: : :ｰ.:': : ,　　}　　　　　＼　　＞
　 jニニニﾆ,ヾ!　＼ﾄ′　　　　　　　　　 i　　　　　.ゝ: : : : ノ　　.′　　　　　　',　　　　＞
. /ニニニﾆ.!　｀　　　　　　　　　　　　　　 ',　　　　　　　　　　　　 /
/ニニニニ::　　　　＼　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　／　　　　　　　 i
ニニニニニ!　　　　　｀ﾞ'' ..　　　　　　　　　　　≧＝ー -- t ´　　　　　　　　　 .: :!_
ニニニニニi.　　　　　　　　｀''ｰ ..__　　　　　 __,..　-― マ　＼　　　　　　　　 {: ;_ｿ
ニニニニニ::.　　　　　　　　　ﾏ､￣￣￣￣　　　　　　　ヽ　 :≧z:.　＿　　≦´
ニニニニニﾆ:,　　　　　　　　　　　', ヽ　　　　　　　　　　＼
ニニニニニニ',　　　　　　　　　 ,.　､
ニニニニニニﾆ､　　　　　　　　　 i　　＼　　　　　　　　　　 ',

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　それでも、男の剛直を挿入されると何も考えられなくなる。

　　夫が……アリシアが……だめ、頭が回らない……

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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355 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:39:00 ID:DS2uHmXA

　　[ やる夫 ] ＜おー、すげぇすげぇ、イく度にマンコがキュンキュン締め付けるお。どんだけご無沙汰だったんだお？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,..-‐'' "￣ " ''ー-.._／ﾆ__..=-‐ ´
　／///{ニニニニニ／/////////ハ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::.／　.,::::::::::::::::´:::::´　＞、
／/////iニニニニ／///////////ニ',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::./:::::::/::./::.//::::,..、:::::....___ ｀''ｰ---‐,'
///////ﾊニニ.:／///////////.ｲニﾆi　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::.,':::::::/::./::./,' /',::::::.}::| i ヽ　tー ''　´
/////／　}ニ／//////////,／ニニニ}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'::::::::::::::::,'::::::::l_l,l=-､' .{:::::i::::ﾉ l| .i::::｝ .iヽ
///／≧、／//////////／ニニニニ.ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::/::::,/ l :,ｨ'´| ﾚ　 iﾊ |::::j/,'-jｌ. |. j:::::ｌﾊ
/／///／//////////／ニニニニﾆV,.. -― -.､　　　　　　　　　　　　　　　　　 │::,'::::/ﾍ卜l|ﾞ弋戈卜,./ /'ヽ::::.,'.i .:ｌ.::!:::::}', .}
////////////////／ー― -----≦///////!ミx､_＿　　　　　　　　　　　　　 ,'i.,'::::,'込彳:.i|://￣//　　　ヽ::| i::.i/j::::.ﾉ ,ｿ
￣ .///////////／////////////////////,{￣￣￣￣　ﾞ''　ー― --　　__ . / ,'::::,'::::/::::{ .i.| ﾊ U 　 __. ' 　.ﾑ〕/,'／／
　　{/////////〃//////////////////{/',//ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣　ー― -- ..__　（:.:.:.:)./.i .ｲ/
　　ﾏ/////////////≧ﾍ´￣￣　イヽ//ヽ＼/∧.__＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ . ,∠i .:i::::|'　　　　　お、夫以外とこんな事ぉ ?
　　　｀￣￣}ニ}ニニニニニ≧==≦./　　｀￣ｰへ _彡　　￣￣　　--　..,,＿　　　　　　　　　　　　 }イ　 }i.:.i:::i
　　　　　　 ,ニjニニニニニニニニﾆ￣ ` ＜　　　　　　　　　　　　　　　 /::/.ﾞﾞ/｀≧=z..　＿ __　　　　 /--.　　i.:.i:::i.　}　}
　　　　　 /ﾆ/ニニニニニニニニﾆ|　　　　_ヽ＿　　　　　　　　　／.ﾞ/::/ ::/.　　　　　　｀　　_,..ィ　　　　｀ヽ.i:::i.../ /
　　　　　/ニニニニニニニニニニ,ﾘ　　　'´　　　　｀＜.､＿_ 彡..　ノ: /:: :/ﾞi　　　　　　　　　 /　　　　　　　 ',:.､
.　　　　/ニニ／ニニニニニニニV .／　　　　　　　　　　ヽ.　　　／::　/::::/l: :i　　　　　　　　　　　　　　　 }:.ｈ
　　　 /ニニニニニニニニニニﾆ.ﾊ'　　　　　　　　　　　　　＼..　i::..i::..l::::/ .l: :i　　　　　 /　　　　　　　　　　　j/´
　　　 ,ニ./ニニニニニニニニニニ}　　　　　　　　　　　　 i::..i::..l::::l　.!:.:i　　　　／　　　　　　　　　 /
　　　 iニiニニニニニニニニニニ.ﾘ　　　　　　　　　　　　　 i::..i::..',::::ゝl::.:i.　　　イ　　　　　　　/　　　　イ
　　　 {ニ|ニニニニニニニニニニ{　　　　　　　　　　　　　　　　丶-ﾘ:丶-ﾘ:ﾞﾉ_ ,.z≦　 ≧z.. _　　 /　/_.:≦
　　　 ',ﾆ!ニニニニニニニニニニ乂　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／´　　　　　　　　　　 //　/
　　　　ﾏ!ニニニニニニニニニニニ ≧.､　　　　　　　　　　　｀''＜__　イ　　　　　　　　　　　 /　　′
　　　　 ∨ニニニニニニニニニニニニ＼　　　　　　　　　　　　　＜
　　　　　　ヽニニニニニニニニニニニニニ＼　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　＼ニニニニニニニニニニニニニ＼　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　 __＼ニニニニニニニニニニニニニ＼　　　　　　　　　　　＼
　　　　 ,,..≦ニニ＼ニニニニニニニニニニニニニ＼　　　　　　　　　　　　　　＼
　 ,.ィ≦ニニニ＞ ´ ＼ニニニニニニニニニニニニニ.ヽ　　　　　　　　　　　　　　ヽ
＜ニニニ＞ ´　　　　＼ニニニニニニニニニニニニニ＼

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　頭が働かない、質問に素直に答えてしまう。

　　それがどんなに恥ずかしい事でも。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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356 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:40:00 ID:DS2uHmXA

　　[ やる夫 ] ＜「夫以外とこんな事（ｷﾘｯ」だっておｗｗｗ　じゃあ、今オメーのマンコに入ってるのは何なんだおｗｗｗ

　　　　　そ、それはアンタが脅迫してぇ……！
　　　　　　　　　　　　 _.......-‐‐‐--..､　　　　　　　　　　　　 |ニニﾆﾆ.}ﾑ三三三三三三三三三三/　,ｨ≦三
　　　　　　　　　＞::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　　　　　　　ﾏ三三ﾆ/三三三三三三三三ニニﾆﾑ/三三ﾆ
　　　　　　__　／:::__::::::_::::::::::::::::::､::::::::::::':.,　　　　　　　　 .}ニﾆﾆ/三ニニニニニニニニニﾆﾆ／三三三
　　　　 ,.イ:::::`′:´::::ヽ'::::｀ヽ`ヽ::::::ヽ::::::::::ﾑ　　　　　　　　 iﾆﾆﾆf三三三ニニニニニニニﾆ／三三三ﾆ,
　　　 ,,:'::ィ:::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::､',:::::::',::::::::::ﾑ　　　　　　　 ,ﾅ‐ﾆヽ!三三三ニニニニﾆ,,-=‐イ三三三ﾆr'´
　　　 !´/:::,:::::::::::r=l::::::::::::::::::::::::､::::',:::::::i::::::::::::ﾊ　　　　　,,r' ,　 ´ ￣　｀ヽ,　 ´￣ﾌﾆﾆ´三三三三／´.ﾆ}
　　　ノ‐7:::::::::::::ﾑﾏ::::::::ﾑﾏ:::､:::ヽ::',:::::|_::::::::::::::ヽ､_____f/i_/　　　　　 ′　ｰ='‐-‐‐､三三三ｒ'´ 三三i
.　　　　 {:::i:::|::',:::::}　ﾏ:::::::､___,-=ミﾏ:}::::|､',:::::､:::::::::::ヽ::::￣:｀ー‐-..､　　　　　　　　 }三三ﾆ}三三三ﾑ
.　　　　　',::|:::i:::ｨ--‐´ヽ::::ﾑ､x=≠っi::::|r}i!::::::'.,:::::::::::::::≧:::｡:::::::::::::::ヽ.､　　　　　　ﾑ三三.ﾑ三三三ﾑ
　　　　 ':!',::', :ﾑﾐ=≠'､ヽ:j´/:/:/: }:|::::|ノ:|､ヾ:::':,:::::::::::::::::::::___ヽ::::::::::::',::ヽ　　　　　　ﾑ/i三ﾆ/´.三三三ﾊ
.　　　　　　　ヽi､::ﾍ. :/:/|　　/:/:/:/ ' !:::}:::::! `ｰ}:::}=---‐ ´　　｀ヽ::::::::',:::ﾑ　　　　　 i/ /ﾆﾉ´ !三三三三ﾑ
　　　　　　　　　ヾﾍ　　`___, - ､　 , l::::i:::::i　 /::::j　　 l′　　　　　ﾏ::::::::::::ﾑ　　　　　 /￣　 l三三三ニﾆﾑ
　　　　　　　　　　 `}::＞　`ｰ' ´　ｨ　ｌ::::|::::ﾍ. {:::::/　 ,　　　　　　　　 i:::::::::/!:/　　　 , ｨ　　u　ﾑ三三三三三
.　　　　　　　　　　 |::::ijﾏ::i＞-イ　 .|::::::::::::ﾍ.i::::{ ／　　　　　　　　 .|::::::/ j′___,.イ　u　　　ム三三三三三
.　　　　　　　　　 |:::::|ﾉ:ﾉ　､　　　{::::::::､::::::ヽミ､_　　　　､　　　 .!､::{ ／i´　　　　　　　　ムニニニニニﾆ
.　　　　　　　　　　 |::::ﾑ　　　〉　　ゞ:::::::ヽ､:::::::',　　　　　 ',　　　　　',i´　|　　　　　　　　ﾑ三三三三三三
　　　　　　　　　　 /',::::::ﾑ､　./ i　　　ヽ:::::::} ヽ::::}　　　　 ',　　　　　',　 !　　　　　　　 /ﾏ三三三三三三
　　　　　　　　 /　{:r､::::::ヽ/　l　　　 {:::::ノ､ _}ﾉ　　u　　 ',　　　　　',　!　　　　　　 ./　.ﾏ三三三三三ﾆ
.　　　　　　　 / 　 `ヽ｀}:::::}　 l　　　　`i::{　　',　　　　　　 ' ,　　　 ', ',　　　　　 /‐‐´ ﾏ三三三三三
　　　　　　　　, '　　　　 /{:::::`7 !　　　　 `ｰ'　 ',　　　　　　　 ',　　　　 '.,i　　　　　 '　　　　ﾏ三三三三三
　　　　　　　/　　　　　/　`ー'. i　　　　　　　　　',　　　　　　　 ',　　　　 ',　　　 .i　　 , ｨ´ﾏ三三三三ﾆ
　　　　　 /　　　　　/　　　　 .', 　　　　　　 ' ,　　　　　　　 ' ,　　　　',　　　　! , ィ　　　ﾏ三三三三
.　　　　　 /　　　　　/　　　　ﾍ　　　　　　　　　入　　　　　　. : : :/' ,.　　　 ',　　 , ｨ　　　　　　`ー───
　　　　　/　　　　　/　　　　　　　　ヽ . : : : : . 　イ　＞　　__. : : : / 　 !　　　 .',￣
　　　 /　　　　　/　　　　　　　　　　 ` t_r ´　　　　　　　　　　`ｰ´　　.ﾍ　　　 ∨

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　「それ」が言い訳でしかない事は、私自身が誰より良く分かってる。

　　私の膣内は、もうこの男のペニスを完全に受け入れていた。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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357 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:41:00 ID:DS2uHmXA

　　[ やる夫 ] ＜はいはい、じゃあそういう事にしといてやるおｗｗｗ　そんじゃあ、もう一発射精してやっから。

　　　　　　　　　,-‐ ､_　　　　　　　　　 ___　　　　　　　　　　 r､. ,r ､
　　　　　　　 _r　　　} .} 　 _......._ ＞::::´:::::::::::｀:::..､　　　　　　 {　ﾚ　　ヽ
　　　　　　 { 　　　 ! ,ｨﾆｯ::r､ﾍ:::‐-､::::::::::､:::::::::ヽ　　　　　ﾍ　　　 }
　　　　　　　ﾍ　　　 /ｰﾆ'ｨ::::i::|::::`'ヽ:::',::::::::::::'::::,:::::∨　　　　ﾍ　　　ﾘ
.　　　　　　　　 ',　　 i　　 !:i::|::i､_,ｨ::::',:::i::::::::::::::::::',::::∨ 　　　 i　　 i′
　　　　　　　　　i　　 |　　 l:l::i:ヽ,ｨzｰ::i:::!:::::::::::::::::::!:::::i　　　　 |　　 |　　　！？
　　　　　　　 |　　 .!　　ヽﾄr'`:.:.彡ｲj::::::::::::::::::::::::::|　　　　　 |　　 .!
.　　　　　　　 |　　　!.　　　_`=‐-ミ/:::::::::::::::::::::::::::::`ｰ-‐‐‐ミ|　　 |　　　そ、外にぃ……！
.　　　　　　 l　　 .| _　- ´　　　　 {:::::::::::::::::::::::::::::r‐‐-ミ､::::::!　　　i
　　　　　　　 |　 ´￣　　　　　　 }:::::/:::::::::::i::::::::|　　　　 `￣ヽ　!
　　　　　　　　 i　　　　　　､____　　　　)::/:::::::::::/',:::::::',　　　 ,　　　　 .l
　　　　　　　　 `ー----- ,--ヽ　　 /:':::::::::／ .へ::::::ヽ ./イ　　 __ ノ
　　　　　　　　　　　　､_/::/　 !　　.／,:::::::::/´　i　　 ' ,::::', iｰ､´￣
　　　　　　　　　　　ヽﾉ! 　 i 　/:::/:::::::::{.　　 !　　　}:::::}.!　 ',
　　　　　　　　　　　　　　i 　 .|　.{::::i!::::::::::ﾍ.　　l　　　i:::/.　　 !
　　　　　　　　　　　　　　|　　　ゞ:::::::::::::::::ヽ.　! {､_ノ:/.　　 l
　　　　　　　　　　　　　 ',　　､ｰ='_,､:::::::::::::::::ヽ. `7:ｨ′ ,　ﾘ
　　　　　　　　　　　　　ﾍ　 ',　　 }:::::::::::::,ｨ:::}　.{,i::!　/　/
　　　　　　　　　　　　　　　　`ｰ/　 ./::::::::}::/ {:/　 .ゝ::'....,.ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　ノ　　.{:::::::::{::{　.i′　　￣､ヾ}
　　　　　　　　　　　　／　　　ゝ::::::::::ヽ　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　 /-‐　　　　　￣ ):::)`　　　___　　　_∨
　　　　　 ,, ‐‐- ﾐ　　／　　　　　　　ｰﾆノ　　,,　 ´　　　　　ヽ　　　 _　‐-　ミ
　　　 , ′　　　￣　　　　　　　　　　､　　 ,　　　　　　　　　ヽ￣　　　　 ',
.　　　 /　　　　　　′　　　　　　　　　 ',　/　　　　　　　　　　　　 ', 　　　　 .,
　　　/　､　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',′　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　∨
.　　 ′　 ',　　　　　　　　　　　　　　　 i　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　 ∨
　　,' 　　 .',　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 ′　　∨
.　 ′　　　 ',　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 ′ 　　 ',
　 ′　　　〉　　　　　　　　　　　　　　 i　　　　　　　　　　　　　　　　　/､
　　　　／ﾆヽ　　　　　　　　　　　　　　∧　　　　　　　　　　　　　　　,ｨ三.',
　　　　　/三三ﾆヽ　　　　　　　　　　　 , *､　　　　　　　　　　　　 ,.ィ三ニ }､
　　　／{ニニニニﾆ`　　 _　　　　　　ノ____へ　　　　　　　 _　ィ三三三ニ|.ﾍ
.　　 /　 i三三三三三三三￣　‐‐　イ:::::::::::::::::::i`　ー─　´三三三三三三ﾆ|.　ﾍ
　ヽ′　ﾏ三三三三三三三ﾆヽ　　 !::::::::::::::::::::!　　 /三三三三三ニニﾆﾆ|　　.}
　　 }　　ﾏ三三三三三三三三≧三三三三三三≦三三三三ニニニニﾆ/　　/
　／　　　ﾏ三三三三三ﾆ＞＜三三三三三三三ﾆヽ､三三三ニニニﾆﾆ/　　ゝ､

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　そうして、膣外に射精するようお願いするが――

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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358 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:42:00 ID:DS2uHmXA

　　[ やる夫 ] ＜え、ごめーん、聞こえなーい（笑）　まぁ、やる夫が勝手に射精したんだから、オメーの責任じゃねーおｗｗｗ

.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､　-=ﾐ...､　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`ｰﾆ二ｨ:´:}-.､__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､_,ｨ::::´:／:::i:::,:`ｰ､:::ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ｨ:7::/_,7:::,ｨ:i::i:::::::i:l::::',:ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ' |::|::ｨｪｧi::/`ﾄ､i:､::::Y::::j:::::∨　　　あっひぃぃぃぃぃーーー ? ? ?
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /`r ´|' ｨ芯 ',:ｿ:::}:::/:::::::l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,' _　 :/:/:/:/`'::::,:jノ::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,...i {::ヽ　u `ラ´:ノｨ:::::::::::::{　　　　　　　 ,ィﾆ/三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r:::f'`ｰヽ)_,,フ´:::/ゝｲ::::::::::::::', 　　　 ,ｨ≦ﾆ/ニﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゞ､:ヽrf=／::r'´　　〉ﾆニﾐ､:::::'.,　 ,ｨ≦ニニ/三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ):::i_j_i{::::::::)　r'ﾆニ/￣ヽﾐ､::':.,'ﾆﾆﾆﾆﾆﾑ三ﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,ｨ':::´／　　ﾌ:::/　￣￣　　　 ',≧ー─-----─一
.　　　　　　　　　　　　　　　 /::::r'/　　 {´:::/　　　　　　　　 l三三三ニニニニﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　 }::i´, ′　　ヽ:::ヽ　u.　ﾍ　　　　 i:::: 7‐-＜三三ニニ
.　　　　　　　　　　　　　＞　 ´　　 /　､__}:::iﾘ.　　　 ',　　　 !::ノ:::::}　ﾑﾆﾆ`ｰ三
　　　　　　　　　　　＞ ´　　　　 ,　´ 　 r':::(__　　　u./|.　　　 l:/::::::ﾘ ./三三ニﾆﾆ
　　　　　　　　　／　　　　　／　　　ゞiゞ´ ､　　 ':::!u　　 !{::::::::| /三三三三ﾆ
　　　　　　　 ,. .´.`　　　　 , '　　　　　　　　　　ヽ　.l:::i 　　 .l l::::::::!'三三三ニﾆﾆ
　　　　　f´`': : : : : :　　　　 ,'　　　　 . . . : : .　　　 i　!:::l 　　 l:::',:::::::!三三三三ﾆﾆ
　　　　ｰ､: : : : : :　　　　 l　　　 . : : : : : : :　　　 u '::::i　　 .!:::::ヽ:::ゝ__　,三三ﾆﾆ
　　　　　ゝ : : : : 　　　 , 　　: : : fﾆ}: : :　　　 , ' ｀`i　　　.i:::::ﾉ:::::ﾘ￣三三三ﾆ
　　　　　　ヽ.　　　　　 ' ,　　 : : `´: :　　　,ｨ　 ,::'l　　　 |´ ￣｀　ミ三三三ﾆ
　　　　　　　　　　 `　 -- 　 ´　` -　 ____　　ィ　　 u/:/|　　　 i 　　　　ヽニニﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　 i　ﾍ `､,,　　　　　 {:/ .l 　　 l　　　　　　 ',三ニ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　.iヽ　　　　　 i ゞ　.!　　　i　　　　　　　 }ニニ
.　　　　　　　　　　　　　　　　 i 　 .l　.〉　　　　,ｨ　　 .!　　 .|　　　　　　ﾑニﾆ
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　,　'´　ヽ､／　　 .!　　 i　　　　　　　　/三　＜ﾄﾞﾋﾟｭﾄﾞﾋﾟｭ！　ﾄﾞﾋﾟｭ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　u 　　 , ' 　　　 .|　　.i　　　　　　　 /三三ﾆ
　　　　　　　　　　　　　　 ,. '　　　　 , ′ 　　　 .l　　.l　　　　　　／ニニﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　 , '　　　　　 ./　　　　　　　l　　　', 　　 .／三三三ﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　　 / u　　　　　 ./　　　　　　 ,i　　　 ',　　.,f三ニニニニﾆ
　　　　　　　　　　　 / 　　　 u　 /　　　　　 / ! ,i | .i､.', ./三ニニニニﾆﾆ
　　　　　　　　　　　 ,　　　　　　　,'　 u　　　　　 `.i .l! | .!ゝj {三三三三三ﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　　′　　　　　 ,　　　　　　　　　 |_j!_jヽj三.{三三三三ニﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　/　　　　　　 , -/　　　　　　　　　　／.ニ三.{三三三ニニﾆﾆ

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　「私の責任じゃない」

　　その言い訳を胸に、私はイった。

　　これまでの人生で、最も深く最も長い絶頂だった。

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.

359 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:43:00 ID:DS2uHmXA

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　　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

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　　　　　　　　　　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　::::::::::

　　[ やる夫 ] ＜はい笑ってー、見栄えが良くなるようにｗｗｗ

　　　　　　　　　ｰ=､ヽ　 __...__
.　　　　　　　　ヽ=ﾆ´:::::::`´rミ-､,､:`:.､
.　　　　　　　　／::/:::'ヽr::::::::::::::',:',::∨
　　　　　　　 {ｨ:::::::::::::::i !::::::::::::::ヽ!:::',
　　　　　　　　　 'i::::::::::i-‐‐'ﾏ:`iｨ-‐}::}::::!　　　う、うぅぅ……
　　　　　　　　ﾄ､::::::ｨ苡　ヽ:j,苡ｱﾘ::::l
　　　　　　　　　 `l::::ﾄ :.:.:　i `:.:.:彡:i::::l
.　　　　　　　　　　 i::::ﾍ　u_　_　ｨ:!::l::::',
　　　　　　　　　　　　ﾉ::::::::::＞ _ イi:::i::::!:::::':.,
　　　　　　　￣ゝｨ::::i´　､　ｨ.ﾞ`l:::::|￣　ヽ
.　　　　　　　 / u.　ノ::::ﾘ.　　　　ゝ::::ヽ,,　　 ∨
　　　　　　　 /.　　　{:::::(´.　　　　　 )::::::).　　 ∨
　　　　　　 ,'　　./ｨ´￣￣',　　u　r──く.　 '.,　　∨
.　　　　　　/　 , ｲ､ r_j l l､.', ﾍ /r'// l L_　＼.}　　.∨
.　　　　 , ' ／　　 /ﾆi/ _jﾉ |-‐-{_lヾｰ‐...i!　　 `　､__ ヽ
　　　　r'　´　　　,ｲ |　プレシア・T（３６） |_＼　　　　　 ',
　　　 |　　　　 / ｀r| 　娘はアリシア　 | ./ ヽ　　　　 .i
　　　乂＿_／　　〉!　住所は×××　 |.,′　ゝ､　　 /
　　　　　　　　　　 i .|　携帯は○○○　 |{　　　　 `ｰ ′
　　　　　　　 ,.'　l　　　　　　　　　 | ヽ
　　　　　　　　 ,.ｲ　　￣￣￣￣￣￣￣　　 ∨
.　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　/　　 _､　　　　　　　　　　　,_ 　　　∨
　　　　　　 ,′　　　　≧ ､　　｡　　, ≦ 　　　 .∨
　　　　　　,′　　　　　　　ヽ. 叢 .／　　　　　　　 .',
　　　　　 i　　　　　　　　　ﾍ人/　　　　　　　　　　i
　　　　 |　　　　　　　　　　 ', ,′　　　　　　　　　 |
　　　　　 ,　　　　　　　　　　　v　　　　　　　　　　 ,′
.　　　　　 ',　　　　　　　　u 　 |　　　　　　　　　 ,
.　　　　　　 ,　　　　　　　　　 | u　　　　　　　 ,
.　　　　　 ',　　　　　　　 |　　　　　　　　 /
.　　　　　　 ', 　　　　　　 |　　　　　　　　 ./

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　行為が終わった後、私は写真を撮られていた。

　　口止めのため、だそうだ。

　　この男の犯罪の証拠ともなるではとも思ったが
　　「別の女」に命令して、アリバイは作っているらしい。

　　私だけならまだしも、アリシアの名前まで書かれたそのプレートにより
　　私はこの男からの命令に完全に逆らえなくなった。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

360 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:44:04 ID:DS2uHmXA

　三三三三三三|　　　　＿＿__
　三三三三三三| 　 _,.ｨ:::::::::::::::::::`:::､
　三三三三三三|-=' ￣￣ `　､:::::::::::) 　　 _.........-----....._
　ニニニニﾆ､ﾆﾆ!　＿___....-‐┴ｫ／ヽ´::,-､:::::::::,---､::::::::::::::`:::::...､
　ニニニニニヽニ二:::::::::::::::::::::／:::::::::::y:::::::ヽ:::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::`::..､
　三三三三三三|　　フ::::::::／::::::::::::/:::::::::::::::::‐-､:::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　三三三三三三|　／:::::::::/:::::::::::::::,:':::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::::::::∨
　三三三三三三|./::/::::::::,'::::::::::::::/i:::::::i::::::::/l::::::::::::::!::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::::::::∨
　三三三三三ニ/:,ｲ:::::::,ｨ:::i::::::i:::,' .|::::::,!::::::,' .!:::::i::::::::!::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨
　三三三ニニニl:/.|:::::,.' |::::!:::::l::,'　 !::::l.!:::::l　l::::::l!:::::::|::::::i::::::,::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::',
　三三三三ニニl'　|:::,'　.!:/l:::`ﾄl‐-ﾍ:::|_l:::::!_ l:::::,l::::::::l::::::l::::::,::::::}:::|:::::::::::::::::::::::::::::::l
　三三三三三三|　|:,'　 .l'} l:::::lﾍzzzz_:! l:::l ./::, 'l:::::::,':::::::!::::,::::::::!::l::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　もう、これで満足でしょう？
　三三三三三三l.　 __',.ノ　',:::|´茫ﾀ__ ｱ'':|/ｨ　/::::::,':::::::,:::::,::::::::l::,'::::::::::::::::::::::::::::::::l
　三三三三ニﾆﾆﾑ |　　/／',:| /／/／/`／ /::::,イ::::::/::::,'￣ヽ/:::::::::::::::::::::::::::::::::l　　　　こうして、お掃除フェラまでしてあげてるんだから……
　三三三三三ニニﾉ　　 /／`／/／/／/.／:,イ /:::::/::::,'r´ヽ }:::::::::::::::::::::::::::::::::::′
　三三三三ニニﾆ{　　　　　　　　　　／ ´　　/::::ノ::::/､`ｰ /::::::::::,::::::::::i::::::::::::,′
　三三ニニニニﾆﾑ　　　　　　　　 u　　　 ,.'::::::,ｲ:::/_ﾉ ,, /::::::::::/:::::::::::!::::::::::,
　三三三三三ニニﾑ　　　　　　　　　　　　／:::, イ::::/r'￣ノ::::::::::::,::::::::::::::|:::::::::i
　三三三ニニニニﾆﾑ　　　　　　　　 -= ´-‐ ´/:::::/lｰ‐イ:::::::::::::/:::::::::::::::',::::::::|
　ニニニニニニ{｀ヽ-､l　　　　　　　　　　　　　ﾑ:::::'::| 　 .i:::::::i::::::l:::::::::::::::::::',:::::::!
　三三ニニニ{｀ヾ､＼＼　　　　　　　　　　　 |::::::::::| 　 .|::::::l:::::::l:::::::::::::::::::::,::::::'.,
　三三三ニニヽ　ヽ　＼.＼　　　　　　 _,.ィ',::::::::::', 　 ',:::::ﾍ:::::',:::::::::::::::::::::',:::::::':.,
　三三ニﾆ_三ニヽ　＼　.＼.＼ __　　　　´　　　l:::::::::::', 　 ',::::::::＼',:::::::::::::::::::::ヽ::::::::＼
　三三ﾆﾆﾑ　` ‐- ヽ_. ＼　ヽ. ヽ￣｀　　､　 .l::::::::::::', 　 ':,:::::::::::::≧:‐-ミ:::::::::::≧､:::::ヽ
　三三三三ﾆ≧s｡　　`　　　　　 i　　　　　　' ,　}:::::::::::::}　　 ` ､::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::＼::::＼
　三三三三ニニニ≧　　　　u　 |　　　　　　 ', l:::::::::::::l　　／´ ￣`ヽ::::::::::::::＼:::::::::::::ヽ:::::ヽ
　三三三三三三三ﾆ|　　　　 .|　　　　　　　 y::::::::::::,′ /　　　　　　' ,::::::::::::::::',:::::::::::::::',::::::'.,
　三三三三ニニニﾆﾑ　　　　　 ',　　　　　　 /::::::::::::/ 　 ′　　　　　　 ',::::::::::::::::',:::::::::::::::',:::::::',

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　それでも、私が耐えきればアリシアが……そう思い奉仕を続ける。

　　だが、私の考えはまだまだ生温かった事を知る。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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361 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:45:04 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　／ノ　　　ヽ＼
　　　　　／／ﾟヽ　／ﾟヾ＼
　　　　／　　　⌒　　　⌒　　＼　　　　そうだおー、結構良い熟れ具合だったし
　　　　|　　（＿＿__人＿＿）　 |
　　　＼　　　　|lr┬-l|　　　／　　　　オメーの身体なら、やらない夫の奴も満足してくれそうだお。
　　　　ノ　　　　ﾞ=ニ二"　　　＼
　／´　　　　　　　　　　　　　　＼
　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　|

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ___
　　　　　　　　　　　　＞::::´::::::::::｀:::::..､
　　　　　　　　　　　　／,､::::::::::::::::::::__:::::::::::ヽ
　　　　　　　　,,..::‐-.:':::/::::ヽ/｀ヽへ:::::ヽ:::::::::::∨
　　　　　　 /,ｨ:::::::::::::::::rﾐ:::`:::::::`:::::＼､:', ::::::::∨
　　　　　　　i´/:::::::,::i::::rﾐi||',:::::::､::､:::::::::ヽ:',::::::::::∨　　　　えっ……？
　　　　　　　 i:ノl::i:::|::::i´　 .',:::::::'|､:ヽ:､:::::',:',::::::::::∨
.　　　　　　　 ´　|::l:::!::|:!　,.ｨ ',:i:ｰi-ヾゝi::i:::l::lミ::::::::∨
　　　　　　　　　 ',::',:::::ｨゞ.　　i' ',::ｲ芝ｱ`:|::::|i .}:::::',:::ﾍ
　　　　　　　　　　'!､::l､:lｨ芝` i　ﾚ':.:.:.:.: ﾘ l/::lﾘ::::::::':,::::ヽ
　　　　　　　　　　ゝ!ヽ::ミ:.:.:{ 　　　　 , !::|:::::::::::::':,::::::｀＜
　　　　　　　　　　　　　_',:ﾍ.　`_ _ ‐-　.／ |::::!___＞ ´￣｀ｰ-　_
　　　　　　　　　 ,, ´　 ',::::＞　 __ ィ　　 .l:::::!　　　　　　　　￣　 ‐- 　 _
　　　　　　　　　　 l　　　 ',:::::::} 　 ', 　　 .!:::::|　　　　　　　　　　　　　　　 `j
.　　　　　　　　　ﾍ　　　 l:::::::!ヽ__ }　 j,ィ|::::::',　　ヽ､　　________　　　　　,　　i
　　　　　　　　　　　ゝ　　 |::::::|　　｀ノ　 l:::::::::ヽ　　 , ´!::::::::::::}￣ f ￣　　 l
　　　　　　　　　　　　　 `y::::::l　　　　　ヽ:::::::l::}. 　￤ .l:::::::::::ﾘ　　i　　　　,'
.　　　　　　　　　　　　 r':::,:::/　　　 .､ ,　､_}::::::i/ 　　',ノｨ:::::::/　　 .l.　　　 '
　　　　　　　　　　　　　/::ノｰ´　　　　 y 　 `ｰi:::l_,,.　　　,　{::::::{ 　　 | 　　 '
　　　　　　　　　　　　　{:/　　　　　　 ,'　　　 `ｰ′　　 .l ﾉ::,､ﾍ__ 　 .i 　　'
　　　　　　　　　　　 `　　　　　　 l　　　　　　　　　 |´l:ﾘ_`ｰ′　.!　　 '
　　　　　　　　　　　　 i.　　　　　　　i　　　　　　　　 l　i'､　￣　｀.|　　 '
　　　　　　　　　　　　 l　　　　　　　 ',　　　　　　　　　, ′ゞ'　　　 .i　　 l,
　　　　　　　　　　　　　 ' ,　. .　　　　〉､ . . . . .　　 ,ｨ　　　　　　 ,l ⌒ ﾍ､
　　　　　　　　　　　　　 ` rｭ - - ｨ ´ヽ,､` rｭ-‐　´　　　　　　 .{.　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i. ､　.} ￣`ｰ､`ｰ=　　　　　　__,　 ! _　､　ヽ､

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　「これで終わり」なんて保証、まったく無かったのに。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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362 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:46:00 ID:DS2uHmXA

　　　　　　＿＿＿_
　　　　　／　　　　＼　　　　　　　　　　　　　根回し、ってヤツだお。
　　　　／　─　　 ─　＼　　 .|.「「「l_ヽ
　　／　（●）　（●）　＼ ,:､!j l l l }ヽ　　　　実際に執刀するのは、やらない夫だしね。
　　 |　　　（__人__）　　　 |＼/⌒ ヽヽヽ
　　＼　　　｀⌒´ 　　　,／　〈/ｌｌｌｌ.} 〉〉
　　／　　　　ー‐　　　　＼　　|.!JJJ'　　　　　別にやる夫はいいんだお？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　.|　　| ノノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　{　　 |　　　　　　「不幸な結果」になっても。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ______
　　　　　　　　　　 _...ﾆ二ヽ　 ,...::,´ﾍ:::::::::::::::::｀::..､
　　　　　　　　　　　　　　ヽ:`´:::/:::::::､ヽｰ､__,-､:::､::ヽ
　　　　　　　　､＿＿,ィ::´::::,,-::､:ill､::::::',:::::::::::::::::':,::ヽ:::'.,
　　　　　　　　　`ｰ--ｯ'::::::::,i::::::|ミllll',::::::',:::::::::::::::::::ヽ:',:::∨
.　　　　　　　　　　 /:::::::r´:::::::i彡´ ﾏ:::::'::l､:::::::､:::::::`',::::∨
　　　　　　　　　　　 ':::/::::!:::::::|::',　　　',:::::_i_､i､-‐',::::::ﾘ::::::',　　　　　あぁ、うぅ……
.　　　　　　　　　　 i::/::::ﾉ:i:::､:ヽ|. _ノ　i:::::::! ijzzミ_!::i::!::::::::',
.　　　　　　　　　　　l:i_:ノ_ｨ::::::ﾄ:ィ´zzミ lﾍ:::',ｲ沙'' i::::|'::i::::::::,　　　　やります、何でもしますから……
.　　　　　　　　　　　i'ﾍ:::i､::!:::::ミｨ弋少`　ヽ:!www.彡':::|:::::::::,
　　　　　　　　　　　　ヽ!',:ヽ::､::ﾄﾞww　　ﾍ　　　 /ｨ::i::!:::::::::,　　　　お願いですから、アリシアを……
　　　　　　　　　　　　　　　i:}i::`::ﾄﾐ　　　 __,　u ,ｲ|:::|::|:::::::::'.,
　　　　　　　　　　　　　　　l' |::::::i:::|ヘ. 　 ´`´　／r.|::::!:ﾍ::::::::::ヽ　__
　　　　　　　　　　　　 ,, ‐=ﾆ彡:::|:::!::::}　`ｒ　-ｲ　 !_{::ﾍ:::::ヽ､____彡'`-ﾐ
.　　　　　　　　　　　 ∧ ,ｨ-‐':::::/:::j{　 {￣{ｰ.{--.r´___｀　ヽ:::＼　/　　i ∨
.　　　　　　　　　　　/,:'::,,:-‐:,::::,-‐┼‐┼┴┬‐/‐-- ｀　　.＼:::ヽ　 /､ .∨
　　　　　　　　　　r´ i::::f::::::／_〉-.┼‐≦ミﾆ.{--{￣`　　　　　ヽ､:'.,' .∧ .',_
.　　　　　　　　　 /　fi::::i:／≦{-‐´]三ﾆi三ﾆ!ﾆﾆ`ｰ､　　　／ヽヽ_!'／､　}
　　　　　　　　　/､__ノ::/´≦, -‐ ´￣二二⊃∨　　　 `ｰ--〈　〉〈　ﾍ',}　 } .i
　　　　　　　　 {　`{:／´iﾍ　　　_ ／.　　　　　i　　　　　ヽ.　ヽ　ﾍ　 ', ∨
.　　　　　　　　 {´./ﾍ／ヽ/ｰ, ´　　　　　　　 .|　　　　　　　　＼　ﾍ　ﾍヽ}-}､
.　　　　　　　 i　l／　／／　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　 ' , ﾍ　ﾍ ',　.}!

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　私は懇願する、媚びた笑顔で。

　　かつて、暴力を振るう私にフェイトが向けたように。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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363 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:47:00 ID:DS2uHmXA

　　　＿＿＿_
　　／　　　＼
　／　　 -‐´　｀ー＼
／　　（●）　（●）＼　　　　は？
|　　　　　（__人__）　　|
＼　　　　　｀ ⌒´　／　　　　お願いする立場なのに、どうして「その程度」しかできないんだお？
　 >　　　　　ー‐　 <
. /　　　　　／￣彡ﾐヽ、　　　　もっと淫蕩に、卑猥に、そのだらしねぇ身体を売り込む事ができるはずなのに。
/　　　ヽ　/　　/　ヽ　ヽ
ヽ.　　　　Ｙ　　/　　 |　　|
　ヽ　　　　　ノ　　　ヽノ　　　　はー、やる夫何だかやる気がなくなって……

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_　　　　　　　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　＞ ´　　　｀ヽ ____ ,　 ´　　　　｀＜
.　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　 `.　 ′　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　　　　 i　　　　　　　　　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　, ′　　　　　　　 , ､　　　　　　　　　　 ∨
.　　　　　　　　　　　　　 ′　　　　　　　　　　≦≧　　　　　　　　　 ∨
　　　　　　　　　　　　　 i　　､　　　　　　／　　＼　　　　　　 , 　　 !
　　　　　　　　　　　　 |　　ヽ　　　　　　　　ﾆ　　　　　　　　 i´　　　 |
　　　　　　　　　　　　 |. 　　ﾍ.　　　　　　 `┼´　　　　　　ﾉ　　　　l
　　　　　　　　　　　　　 ',　　　　 `r　　　　　　　|　　　　　　　ヾ　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　',.　　　　,i　　　　＿__|＿__　　　　　 }　　　 ,′　　　　　お願いします！
.　　　　　　　　　　　　 ',　　　/　　 ,ｨ::´:::::::::::::::::::::::｀::..､　､ヽ､　　/
.　　　　　　　　　　　　　ﾍ,-‐'//　,.:':::::::::::-〈::::::::::::::::::::::::ヽ　 ',　｀`.' ､　　　　　　私のだらしない身体を使って下さい！
　　　　　　　　　　　　　　／　 ,ｨ'´　/:::::::::::::::-〈:::::::::::::::::::::::､:::ﾐ､`ｰ､　　ヽ
.　　　　　　　　　　　　 /　／,,,ィ::´,::::::::::::::::ｰ〈::::::::::::::::::::::::::ヽ::ヽ`ヽ､＼　∨
　　　　　　　　　　　___ i,r:f./':::／::,ｲ::,::::,:::::::::ｰ〈:::::::::_ -- _:::ヽ::',::::::`ｰミ､_ヽ},..-..､　　　　　　　　　精液を受け止めるための機械になります！
　　　　　　　　　／:::::::::::::`::::´_／::!:,'::/::::::::::-〈:::,r´,r-=ﾆ‐ヽ:}:::i::::ヽ_:::::::::_´:::,:ｨ::ミ:.､
.　　　　　　　　,ｲ,-‐‐-ミ::::::￣ｰ=ﾆl::|/::::::::::::::::´::::::::::::::::::::::::ヽ::::lヽ:::::::￣`ｰ'::::,-､:::r､}　　　　　　　どんなプレイでも喜んでやります！
.　　　　　　＞´　　　　　 `ー一.彡iノ:::´,ィ:::::::ミ彡::::､:::::::::＼､__二ﾌ_`ー一 ´　`'ｰ′ ` ＜
.　　　＞ ´　　　　　　　, 　 ´ｰ`ｯ‐r:::::/::::::::::::::ﾉ::::::::::',::::::::::::::ヽ:::::`ｰ一` -　 _　　　　　 _　＼　　　満足いただけるようにご奉仕します！　ですからぁ！
　　　/　‐´￣｀` ‐-　 ´　　,..ｨ:::'::::/r:::,:::i:::::i:::::/ﾏ:::{:::::i:::::::::､::::::::'.,ｰ､::::::ヽ､　　＞ ´￣　　　ヽ
.　　 {　　　　　　　　 `ヽ r'::r:::(:::f ﾚ､::i::::',:::l､::{　.}::::!::::l::l､::::::}::l:::ﾉ' ゞ'__ｨ::j::))＞´ 　　　　　　 }
　　ヽ　　　　　　　　　　｀￣￣￣ヽ､ヽr､ﾍj ./ｨj|:::::ヾﾍ:::ﾘﾚ´-──一 ´　　　　　　　　 _　＜
　　　　　`ー--　　 ____､　　　　ｰ､＼＼ヽ　　 '　.ﾚi/ ／／ノ　,　　　　　 ,__ 　 -‐‐　￣
　　　　　　　　　　　　 `ー‐一　､ヽ. `ｰ.､つ　　　 r´ r´　,／ ,-‐---- ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀￣￣　　　　￣`ｰ´ー´

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　私はその場で、全裸で土下座をした。

　　これまでの年月で培ってきたプライドが粉々になる。しかし、恥も外聞もなかった。

　　最早私は、アリシアを救うためなら、他の全てを投げ出す覚悟だった。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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364 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:48:00 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　／￣￣￣＼
　　　　　　　　／　　─　　 ─＼＿　　　　　んー、まぁ及第点かお。
　　　　　　／　　（●）　（●）＼|l(^)
　　　　　　|　　　　　（__人__）　　　l(_ ）　　　オーッス、やらない夫。うん、あの未亡人がようやく堕ちたお。
　　　　　　＼　　　　｀ ⌒´ 　　／⊂)
　　　　　　／　　　　　　　　ヽ　ﾉ　　　　うん、明日から適当に弄り回してやるお。

　　　　　　　ゝ__,::::::::::::::::/lllﾏ::::::::::::::::::::::::::::::∨
　　　　　　　　　/:::::::::::::::::{.　__ﾏ:::::::::::::ヽ::::::::::::i
　　　　　　　 |::,::::::::::::::::i´￣`ﾏ::::::::::::::::ヽ:::::::|
　　　　　　　　 l/l:::::::::::::::ｲ苡` i'ヽ､::::::::::::::}::::::i
　　　　　　　　　　|:i､::::::::ﾑ .:.:.:.: {　__ﾏ::::::::::i:::::::l　　　　は、はは……ははははは……
　　　　　　　　　　i/ ﾏ::::::::ﾑ u ヽ__ノﾏ::::::::!:::::::i
.　　　　　　　　　　 ,}:::::::::::::::＞　__ ＜!::::::i:::::::ﾑ
　　　　　　　　　　／:::::::::::::/イ　　　 .l:::::::',ｰ- _ヽ
　　　　　　　　,,.::´:::::::/:::／￣￣` ´￣ﾏ:::::::ヽ　　ヽ:.､
　　　　　　　,ｲ::::::::::::,{::/　　u　　　　u　ゝ:::::::::ヽ　ﾑ::ヽ
　　　　　 //!::::::／ i/　　　　､　　　　　　ヽ:r ､:::ヽﾑ:::::::∨
　　　　　　 / i:／　　　　　　　 l　./　　　　 i′ ヽjｰ'::::::::::}
　　　　　　 /: :rｯ: : :　　　　 i　l　　　　　 . . .　ﾏ:::::::::::::!
.　　　　　　 {　: : : : : :　　 u　ﾘ　i　　u 　 : :rｯ: : : }:::::::::::::|
　　　　　　　,ﾍ　 u 　　　　 /　.ﾍ　　　　 : : : : u ﾑ:::::::::ﾉ
.　　　　　　/:::::ゝ　　　 __ ノ　　　ヽ　　　　　　ノ:::::::::/
.　　　　 /::::::::::::i |￣￣　　　　　　　 ` ー -- ィ::::::::::::/
　　　　　 ::::::::::::::::! !　　　　　　　　　　　　　　/ ﾑ::::::::/
　　　　　 :::::::::::::::i .i　　　　 u　　　　　　　 /　{::::::::::{
　　　　　 :::::::::::::::!./　　　　　　　　　　　　 i u i::::::::::ﾑ
　　　　　ﾏ:::::::::::i/　　　　　　　　　　　　ﾍ　.!:::::::::::ﾑ
　　　　　　ﾏ:::::::/ 　　　　 i　　　　　　　　　ﾍ.i::::::::::::::ﾑ
.　　　　　ﾏ::/　　　　　 i!　　　 u　　　 .r　ﾍ::::::::::::::::ﾑ
　　　　　 / `ヾ　　　　 !　　　　　　　/　　　ヽ::::::::::::::}
　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾏ:::::::::::!

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　　電話越しに聞こえる内容で理解する。

　　私はこれから、徹底的に「物」扱いされるのだと。

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365 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:49:00 ID:DS2uHmXA

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　　　　 _,.イ':,:::,::,'/::,' |::､l!::::i:::l:::::::::::::::}::::,
　　　　￣7:/:/:::l:l,-r ',::::i!､__:::!::::i:::::',::i:::::,　　　　　プ、プレシア・テスタロッサ３６歳で～す！
　　　　　 i::l:::l::::lｲヾ|. ﾍ::|ヽ:f`ヽ::!::::::},'::::::,
　　　　　ﾚﾍ:!:::|ｨ≠ﾐ　`},,zzz､,.}'::/:j:iヽ::::',　　　　今日は、年甲斐もなく体操服に挑戦しちゃいましたぁ！
.　　　　　　　_`ﾄ:l :.:.:.:ﾉ　`:.:.:.:.:｀ｲ/ノ／ ):::::',
.　　　_　　 {　l:::l.､u ヽ‐- ┐　彡:/　,.ｲ::／):.､
　　ﾍ＼　i　l:::l::::` ､.ヽ_ノ ,ィ /:ノ　/:／ .ノ::::::＼
　　　　＼ヽ! .',:j:::::/-'`7ヽ´ f￣､　_ -､ ´ヽ:::::::::::::｀::.､
　　　　 _fヽ , -‐､:{　.ﾏ}､　, ,{-､. y ,-‐'､　　ﾏ:::::::::＼:::'.,
.　　　　f .{　(_ｨ　 }　　ﾏゝ_.ﾑヽ_´｀` 'フ　ヽﾏ:::::::::::::`:::`ヽ
　　　　ゝ-ﾆ} ゝノ＞　｀￣{::l!::ﾑ￣´ヽi　　　￣7::::::::::::::::::::｀ヽ
　　　　　 /￣ .／　　　　 ',|:::::ﾑ　　 ' ,ﾆニﾆ}'::::::::::::::::::::::::::::',
　　　　 , ′ ./　　　　 , 　　 }::::,lﾘ､　　　＼　 ' ,:::::＼::::::::::::::::::`.､
　　　 , ′　,.′　　　 ,′　､_j:::/|!　',　　　　ヽ　 ',::::::::≧ー-ミ:::::ﾑ
.　　 , 　　 ,.　　　　 ′　　.￣　　　',　　　　　 ',　}｀ヽ:::::::::::::::::ヽ､:ﾑ
.　　 {　　　j 　　　　　　　　　　ヽ　　　　 j　　ﾏ≧､:::::::ﾑ.ﾏ:|
　　　}　　ゝ､　　　　ﾍ　　 _　 _　　　.,へ.　　　 /　　 }三三ヽ:::ﾑ }′
.　　　`ｰ- ´　｀ー-‐´￣ヽ､　￣　_ , ィ _ノ ` ｰ‐´　　 .ﾑ三三ﾆヽ::}
　　　　　　　　　　　　　　 {. ￣￣　￣　　　　　　 ,.ｨ´三三三ﾆﾑ′
　　　　　　　　　　　／`ｰ-､ ___⌒　　 _,ｨ≦三彡´￣￣`　､ﾆ}
.　　　　　　　　　 , ´　　　ヽ三三三三＞´　　　　　　　ﾍj
.　　　　　　　　　　　 /　　　　　ﾏ三ﾆ／´　　　　　　　 /
　　　　　　　　　 ,/- ‐‐ - ミ　　ヾ／　　　　　　　　　　 ,′
.　　　　　　　　　 /　　　　　　 ` ､　　i　＿__　　　　　　　　　 /
　　　　　　　　 ,.′ 　　　　　ヽ／´　　　 `　　､　　　 ,.′
.　　　　　　　　 ′　　　　　　 /　　　　　　　　　ヽ. 　 /
　　　　　　　　 i　　　　　　　　 ,ｲ　　　　　　　　　　ヽ ′
　　　　　　　 |　　　　　　　　 ./ |　　　　　　　　　　　 /

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　そして、その予感は大いに当たっていた。

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366 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:50:15 ID:DS2uHmXA

　　　　　　／￣￣＼
　　　　　／　　 ⌒　　＼
　　　　　|　　ﾐｨ赱､i .i_r赱
.　　　　　|　::::::⌒ （__人__）　　　ギャハハハハ！
.　　　　　|　　　　ﾄｴｴｴｲ
.　　　　　ヽ　　　　｀""´}　　　　見ろよ、キッツぅ～！
　　　　　　ヽ　　　　　ノ
　　　　　　　/　　　く

　　　　　　＿＿＿_
　　　　　／　　　　＼
　　　　／　　 _ノ　ヽへ＼
　　／　　　（ ―）　（―）ヽ　　　　いや、何だかマジで申し訳なく思えてきたお。
　　 .l　 .u 　 ⌒（__人__）⌒　|
　　＼　　　　　｀ ⌒r'.二ヽ<　　　　流石に、ここまでアレだとは……
　　／　　　　　　ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、
　　/　　　,　　　　　ヽ._Ｈﾞｆﾞﾆ、|
　　{　　　{　　　　　＼｀7ｰ┘!

　　　　　　　　　　＿_　　　　,,....__...,,
.　　　　　　 ,＞´＿:.:.:.:`ｰ::´へr-､,､:.:.:.:`::..､
　　　　／´￣ ,.:´:.:.:.:.:.:.:.':.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:ヽ:.:.:.:∨
　　　　　　　　 ,.':.:.:.:.:.:.:.:.,､ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:',:.:.:.:.',
　　　　　　ノ:,.:.:.:.:.:.:.:.:._ノ ',!`ー-:.､:.:.:',:.i:.:.:.:.:',
.　　　　　　／´.,:.:ｲ:!:.:.／___ 　! ,===ﾐ:`:.:.i:.ﾄ､:.:.:.i
.　　　　　　　 i.:l.i:.:.:.:.ｨ赱ｿ`　´_赱ｿ`!:.:.:.:l j:.:.:.:l　　　　（あんた達がやれって言ったんでしょ！）
.　　　　　　　　 l:i l.:.:.:',:!　:.:.:ﾉ　 :.:.:.:.: u':.:./i':.:.:.:.:.!
.　　　　　　　　 `　',!i:.∧ u　 ___ 　　 .i:/.:l:.:.:.:.:.:.l
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.　　　　　 l　/7:.:.:ﾉ　´ｰ‐-､　 ,:.:.:,'　　　 .ﾏ', i,'
　　　　　　 l/ノ:.:, ' u　ﾆﾆﾆ.ｿ　,':.:.:i 　 u　　.ﾏ',.l 　　　ﾘ､
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.　　　　　　 i:.:.:.:.:.i/￣￣￣`ー ´ ゝ:.:.ヽ￣￣ `.ﾍ ; u　ﾑ.:.:;
.　　　　　　ゝ:.:.ノ　　　i‐‐‐‐i .,-､　ヽ:.:.:`.､　　ﾏ',i 　ﾑ:.:.:.,
.　　　　　ﾄ､:ヽ　　 ´.! .i `.〉.〈,､　 !:.:.:.:.;　　　ﾏ;!　.ﾑ:.:.:.:;
.　　　　　　 V ヽ)　　　 i__l　ヽ-ヘ'　i:.:.:./ 　　　 v　,`ｰ､====､､
　　　　　　　 i '',,　　　　　　　　!　　 j／　 ,　　,,,ﾉu,' ﾉ入　　 !i
.　　　　　　　 lゝ､:::::::::::::::::::::::________,､__:::::::::::ﾞ､_,_丿 ., ｲ.ノ　 l`!ﾆ'ﾉ
　　　　　　 ',:.:.:.`ｰi-‐::::´::::::::::::::::`::::ｰ-ﾆ二＿____ﾘ／ﾉ　 j .iヽ
　　　　　　　 ',:.:.:.:∧ﾑ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　/ ノ　∨
　　　　　　　　ヽ:.,'　ﾏﾑ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　, './　　 !
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　　　　　　　　　　,　　 l .l　　　　ヽ::::::::,:::´:::　　　　／,.'　　　　 |
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　　　　　　　　 !.U　i ;　　　　 ::/´::　　　　　　 ./ /　　 u　　 i
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　　ある時は、彼らの要望で年齢的に無理のある服を着て。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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367 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:52:19 ID:DS2uHmXA

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　　　　　　 _ 　 -‐　￣/／i:/::::::|:|,´ﾞ､i´l､::i:::::`:i::::::i::::::::!　!　　　　l
　　　　,,　´　､　　　　 ´　.|:l::|::',:/ zｧ､ゞｲ少ｱ`l::::i:!::|}:::| |　　　 !　　　　　え？　ナンパ？　その、お金を払ってくれれば。
　　　 {　　　 `ｰ-､.　￣/人l::::':,::沙ﾉヾ　 |/|::/:::::i:::::!.!　　　 .|
　　　　＞　　　　　　　‐-´　ヾ::::::ゞﾄ`　､フ　　ﾚ|:::::::|::::l/　　　 ,l　　　　　はい、中出しでも何でもアリです……
　　　　　　＞　　　　　　　ヽ _}::::i:::::ゝ　　　／　ﾏ:::::!:/　　　　 '!
　　　　　　　　＞.　　　　　￣',:::::::i:::::｀l 　　 .ﾏ:::::i　',　　　 l
　　　　　　　　　　　　＞　 _　　　 l:::::::|ｰ7　　　　 .ヽ::ﾍ　',　　 ,'
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　`ヽ.l:::::/./ｰ､　　r‐´ ';,ヽ:ヽ.', 　 !
　　　　　　　　　　　　　 /:::ヽ　/:::/./　　　　　 ';, ＼:::ヽ､l
　　　　　　　　　　　 /:::::::::::',／ノ　　　 i　　　 ';,､　＼::::}
　　　　　　　　　　　　　 ,..'::::,, ‐,,ｨ;／　　　　 i ,'　　　　 iﾆヽ　 '　,
　　　　　　　　　　　／:::／ｨ≦/　　　　　 |'　　　　　|三ﾆ`-､ ∨
　　　　　　　　　／:::::/=ミ三/　　　　　 i!　　　　ﾑﾆf ミﾐﾑ　!.､
　　　　　　　　,,ィ::::::::::::{ﾆﾆij三{､　　 ____,,､,､'i__________/三ゞ=彡ﾘ　ﾑ::ヽ
　　　　　 ,,ｨ::::::::::::::::::::::ﾊﾐﾆ''ﾆ＞´￣￣{;;;;;ii;;;;;}　　　　￣`ー‐‐'=r'::::::::::ﾍ
　　　,,ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::::', 　　　　　 `{´｀}´ヽ　　　　　　　　ノ:::::::::::::::ﾊ
　／::::::::,ｨ::::::::::::::::::::::::::::::ゝ　_　　 _　ィ〉.〈　　｀ -　　___　.ィ:::::::::::::::::::::::ﾊ
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　 :::::/ ,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/´　　　　　`==‐--　　　　　ﾏ::::::::::::::::::::::::::}
　 :::,'　,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ヽ　　　　　　　　　　　　　　　ﾏ::::::::::::::::::::::::!
　 :{　 i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　 ' ,　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｨ:::::::::::::::::::::::ﾘ
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　 ::::', ',::::::::::::::::::::::::::::::::::::l　　　　ヽ`ｰ-　______　 -‐ '',　　　 .l:::::::::::::::/::::!
　ヽ:::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::l　, 　　　　　` ﾏﾆﾆﾆﾆノ ´￣　　　ﾑ:::::::::::/:::::::l
　　ﾏ:::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::Y　　　　　　ヽ7fﾌ´ 　　　　　 i´:::::::::::/::::::::::!
　　　ﾏ:::i､::}:::::::::::::::::::::::::::::i　　　　　　　 ∨　　　　　　　　 |::::::::::::,'::::::::::::|
　　　 }:::| }:i::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　　/　　　　　　　 .i::::::::::::{:::::::::::::i
　　　 i:::l .ﾚ:::::::::::::::::::::::::::::::!　　　　　　　　 '　　　　　　　　 .i:::::::::::::i:::::::::::ﾘ

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　　またある時は、紐みたいな水着で海に出て
　　朝から夕方までナンパされて、金で身体を売って来いと命じられ。

　　やる夫とやらない夫にとっては端金にすぎないが
　　「お前の身体は金で買えるんだお」と言われて、悔しくて涙が出た。

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368 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:53:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __
　　　　　　　　　　　　　　　　　 _.......--....._　　／　ヽ
　　　　　　　　　f⌒`,..-‐::::ﾐ_´:::r‐‐､'ヽ,ヘ::ヽ´　i 　　 l
　　　　　　　　　i　／-ｯ:::::,-!:::`{:::::::::`::::`:::ヽ:､ヽ|　　　 |
　　　　　　　　 l　　./::::::/::::::::i'i:::::l::::i:::::､:::::::':,::::|　　　 .!
.　　　　　　　 _i__ノ:::::::/::::::::::', ',:::'.､_!,-‐ヽ::::::ヽ! 　　 .',
.　　　　　　　　　',￣ﾌ='ィ::::|_,ﾍ_,ｨヽ::', ｨ苡ｱ::::|:::i　　　 ',
　　　　　　　　 l　´i:::::|､::ミｨ苡ｧ.､ヽ! :/:/:|:::l::::! 　　　 l
　　　　　　　　　　',　ﾍi､:ヾ､rﾐ /:/: {　　　u/:ｨ:::::l　　 u　 .|　　　ひ、人はいないのよね？
　　　　　　　　　 i　i　 `' ヽi､ﾄ､　　r= ､　,ｨ::::::::|　　　　 |
　　　　　　　　　 |　U 　　 }:::::`r､ヽノ／ !::::::,i　　　　　.|　　　本当に大丈夫なのよね！？
　　　　　　　　　　ﾊ　　,,　　ﾉ:::r‐′ ￣ /　.ﾏ:::`ｰ､　　u　i
　　　　　　　　　　　ﾄ､,ﾒ`ｰ´／　｀￣` '￣`´ ヽ:::::::}.　　 ,ｲ
　　　　　　　　　　ﾍ -‐ ´　　　　　 ,　　　　　 `ヽ::ヽ__, ﾘ
　　　　　　　　 , 　´　　　　　　　　　,′　　u　　　＼≦′
　　　　　　　 ,　＿_　　　　　　　 ,′　　　　　　u　ヽ
.　　　　　　 /‐任ﾆﾑ　　　 i　　　 .!　　　　　　　　 __　　 ∨
　　　　　　f三}ニニﾘ　　 u　　　ノﾍ　　　　　　 /三≧.､_ ∨
　　　　　 ',シ三／　　　　　／　　＼　　　 {ニﾆ{ミ}ﾆ} i､
.　　　　　　ﾍ￣　　　　／　　　　　 .＼　　　ヽニニ／/::',
　　　　　　 ` 　 ___　ィ　　　　　　　　　 `　 _　　` ´ ／::::::}
　　　　　　　　／::::{　　　　　　　　　　　　　　ｨ￣￣:::::::::::/
　　　　　　　,.ｨ:´:::::::::/　　　　　　　　　　　 i:::::::::::::::::,l:r′
　　　　　／,ｨ::::::::::,ｨ′　　　　 i　　　　　　　　ヽ::::::/:::/ l:!
.　　　　　{::/ l:::::／　　　　　　　 .i!　　 u　　　　　　ﾏ{:::::i　ヾ.､
　　　　　 i:ﾍ.ゝ/　　　　　　　　 !　　　　　　　　　　ヽ::::ヽ　 }::ヽ
.　　　　　〉:::, ′　　}　　　　　　　　　　　　　　　　 u 　ﾏ:::＼':::ﾘ
　　　　　/:::/　　　 .U　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾏ::::::ヽ′
　　　　 ,':::/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　　ﾏ::::::::}
　　　　 {:/　　 -ミ　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　`ヽ:::::i
　　　　 `!　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　 , ィ´　　　　　　ﾏ:j
　　　　 i　　　　　　　`　　　　　　　　　　,　　　　　　　　ij　　　',′
.　　　ﾊ　　　　　　　　　　｀＼　　　　 /　　　　　　　　　　　 ∨
　　　　ﾍ　　　　　　　　 u　　 `ｰ7ﾞﾋｲ　　　　　　　　　　　　 ∨
　　　　 ∧　　　　　　　　　　　　ヽ `ﾍ　　　　　　　　　　　 ∨
　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　 ',　.ﾍ　　　　　　　　　　　　　 ',

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　　痴女丸出しの格好で、夜の街中を露出徘徊した事もあった。

　　やる夫とやらない夫は、私を辱めて玩具にする「遊び」を大いに楽しんでいた。

　　でも、本当に色々なプレイをやったけど、その中でも一番キツかったのは――

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369 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:54:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　___　 ,､＞:::‐‐-...._
　　　　　　　´-‐ｯ::｀/:::ヽ´`ヽ::::::､::`:､
　　　　　　ｰ=ﾆｨ::::::ﾍ:::::::::::::::::ヽ::::',:::::∨
.　　　　　　 /ｨ:::::ﾍ''ﾏ:::::::::::､:::::`≧:::::i
　　　　　　　ﾚl::::::::ﾑヽト┼'､ヽ::`:}:::::::!　　　　……準備ができました。
　　　　　　　　ﾍ:ﾄ､:ｲｪｧﾍ|ｨ芯ｱiｨノ;:::::::l
　　　　　　　　　ヽ､ﾄ､ :.{　:.:.:.:.:. ,}:::,::::::::∨
　　　　　　　　　　　 }:ヽ.ｰ - ／ﾑ:,:::::::::::∨
　　　　　　　　　 ,-/::::{_:｀::´}　ﾑ:{､::::::::::::ヽ
.　　　　　　　　 /　{:::::ﾑ｀､_　 {::::ﾍ `ー‐‐ミ､
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　　　　　　　 ′　､ {::::{_　　　ﾉ:::ノ　 /　 .ﾑ:::}
　　　　　　　/　　　ﾉヾﾉ´ 　 i {::::ゝｨ　!　 .ﾑ::ﾉ
　　　　　 /　 ,　´　　　　　 | ヽj'´　 .',　ﾑ::{
.　　　　　 /　 /　　　　　　 |.　　　　 , ﾑ:::::ヽ
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.　　　　　　ﾑ:.:.:.:.:.:ﾑ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〟　　i::::ﾉリ
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　　　　ﾑ:.:.:.:.:.:,{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i　　 |:.:.}
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.　　　ﾊ　　 `＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ f　　ノ/′ i
.　　　 ',　　　　　｀ー-ミ:.:.:.:.:.:.i_j_r彡´　　　|
.　　　　 ',　　　　　　　￣ヽ￣　　　　 .|
　　　　　ﾍ　　　　　　　　　　　',::. 　　　　 |

　　／￣￣＼
　／　　 ―　　＼
　|　　　 ⌒　　⌒）
.　|　　　　_ﾉ､_! ヽ　　　　おう、じゃあさっさと始めろよ。
　 |　　　　ﾄｪｪｪｲ}
.　 |　　　　ヽニｿ}　　　　「お願い」も忘れずにな。
.　ヽ　　　　　　 }
　　ヽ　　　　　ノ
　　　.>　　　 <
　　　|　　　　 |
　　 |　　　　 |

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　　――かつての夫婦の寝室で行った行為だった。

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370 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:55:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　二ﾆﾆ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ 　 -‐‐ ミ
　　　　　ニﾆﾆ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　　　 _　　- 　 ´　　　　　　 ` ＜
　　　　　ニﾆﾆ!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,..,ィ::´::7:}‐_,　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　二二|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,...-ミ　／イ:::::::}´ゝ‐'´　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨
　　　　　二二|　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::`':::´:::::＞´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨
　　　　　二ニ| 　　　　　___　　　　　　　　　／:::,:ｨ:´:::::::｀:::f￣´　　　　　　　　　`ｰ-ヽ　　 , ＜　　　　　　　 ',
　　　　　二二|.　　　　 ,..ｨ:´::::::￣`ｰ-:...___..,ィ::ｰイ:::::::::::-‐-::ミ　　　　　　　　　　　　　　＞´　　　　　　　　　　　}
　　　　　二二{.　　 ∠ィ⌒`:::::::::::::::::::::::::::::::::::´::::::::::::´::::::::::r､:ﾑ　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　 ,ｲ
　　　　　二二ヽ　,.ｲ:::::::::::::::´::｀::`ｰ-::::::::____:::,ィ:⌒:::::::::::::ﾍﾘ .}::::!　　　　　　 _.　 -‐／　　　　　　　　　 ,.′
　　　　　二ニﾆi/::/⌒｀::＞::､:::ヽ:::::`ｰ-‐一:´:::::::::::::::::::ヽ:::::} ﾑ:::!　　　i 　 , ′　 , ´　　　　　　　　　　　 /
　　　　　二ﾆﾆ_{:r:::´￣￣ヽ::::＼⌒ﾏ:::::::::::/´r-､ミ､::::::::::',::i. ﾏ::{___ 　 | ／　　 ./　　　　　　　　　　　　　　 ,
　　　　　二,...‐|::ﾍ::::::::ヽ::､:::､::',::::＼ }:::､__/／ｰ彡' .ﾏ::::::::ﾄヽ　￣　　, ´　　　 /　　　　　　　　　　　　　　ノ
　　　　　 ,ｲ,::::::ﾏ::ﾍ:::::::::::ﾑ_ヾ:::!:::,::::｀､:::::/ 　　　ｰ-ミ:::ﾘ　ゞ='′　ヽ　　 , ′　　　　　　　　　　　　／
.　　　　 /, ヘ:::::',::::::ヽ::_,ｨヽ!z_j::ﾍ!ﾏ:::ﾑ:ﾑ　　　　　　　　`-､‐'　　　　　 ',　., ′　　　　　　　　　　　, イ
　　　　 i/.二.}:::::ﾍ::::::i´ﾏ|.,,沙'':/:/: ﾏ:::ﾑr'＼　　　　　　 `＜　　　　 ',/　　　　　　　　　　　,,__　　　　　　　 , '⌒ヽ_
. 　　　ﾆ_ノ:,ｨ:::,:,､::l:}　}' ヽ:/:/:　　 ',:::::',　　＞　､　　　　　　　 ` ＜ , ′　　　　　　　　 , ＜　　￣ `ー‐一 ´ ／´
. 　　　ﾆ￣　!:i/.ﾍ:ﾘ.､_____l_, ､_,,__, ﾑ:::::!　　　　＞　､　　　　　　 /　　　　　　　　 ,,-´──‐‐------一　´
　　　　　二ﾆﾆﾍ|　ﾍ{二二ニニﾑ ./::::,,ｨ‐‐､ _____ , ,　´⌒`ー─　　/　　　　　 __,イ　　　　　　　　　　　　　　 '′
　　　　　ニニニニニ`二二二ﾆﾆ} {::r´　　　`ー‐ ´　　　　　　　　 {　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,, -‐‐-
　　　　　二二二二二二二二ﾆﾆr''::::〉　､　　　　　　　＿＿　 -‐ ´ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　‐　´
　　　　　‐┘`ｰ─────一.´ゞ'′￣｀ ´ ￣￣￣　　　　　　　＞､　　　　　　　　＿,,　-‐　´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　はい、私ことプレシア・テスタロッサは、やる夫様とやらない夫様のチンポを

　　　　　　　　　　　　　　　　　恵んでいただかないと生きていけない、娼婦にも劣る畜生です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　どうかこの雌犬に、かつての夫より二回り以上大きいおチンポ様のお情けをいただけないでしょうか？

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　もうこの時には、彼らの足を舐めながらの宣言も慣れたものだ。

　　そして、夫婦の寝室を侵しているという罪悪感すら
　　今の私には股間を濡らす要素となっていた。

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371 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:56:30 ID:DS2uHmXA

　　[ やらない夫 ] ＜まずはその、無駄にデケェ胸でしごけ。

　　　　　　　　　　　 , . .斗: : : : :￣￣: : : ヽ、
　　　　　　　　　 , .ィ/: : : : : : : : -―‐-: : 、 : : :＼
　　　　　　　 , : ´: : : : : : : : :-、: : : : : : : : : : ＞、 : :ヽ
　　　　　　　　／: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : :ヽ
.　　　　　　　 /: : : : : : : : : :}: :/: : : : : : ヽ: : : : : : : : :ヽ: : :ヽ: : ヽ
　　　　　　　/: : : : : ／: :ヽ: : /: : : : : : : : ヽ: :ヽ: : : : : : ヽ: :', : : ヽ
.　　　　　　/: : : : : /: : : :/、ﾐ{ィ"ﾍ: : : : : : :', : : :ヽ: : : : : :ヽ: ', : : ',
.　　　　　 ,': : : : : /: : : : {　　｀　　', : : : : : : ; : : : : : : : : : : : ヽ: : :',
　　　　　 ,': : : : ｲ: : : : : :l　　＿｡o0: : : }: : }ヽ: : : : : : : : : : : :ヽ: :!
　　　　　 {: : : i: {: : : : : :.|￣￣　　 }: : /: : :!: :ヽ: : : : : : : : : : : }: :
　　　　　ヽ: :八{: : :.ﾊ : {　　　 , ィ　.| :∧: : : : : :ヽ: : : : : : : : : : l: |　　　　は、はい。　ずりゅりゅりゅりゅぅ、むちゅぅぅ～。
　　　　　 |: }: : :ヽ:{: :ヽﾑ , ‐'"　　 j/　ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : :{
　　　　　 !∧: : : :＼: |ﾍ{ _云乏≦　　　ヽ{ヽ: : : : : : : : }: : :l: /: ',　　　　き、気持ちいいですかぁ？
　　　　　　　ヽ:{ヽ: : : ＼<　弋ツ '´　　 ,　ヽ　ヽ : : i : : :j : /:ｲ: : :',
　　　　　　　ﾄゝ、ヽ: :ヽ ////　　　　',　｀　 '; : :}: : /／: :{ : : : ',
　　　　　　　 }: : : :ヽ辷r―　　　　　 }　　　 i: /: ／　j : |…―ヽ　、
　　　　　　　 !: : : ＞}: :ハ　　　　　　ヽ '　　 }/|/　 ,ｲ: : :',　　　　　　ヽ
　　　　　　　 /:／　　 }: : : :}ヽ、　　　　　　　　　　 /　i: : : ',　　　　　　 ',
　　　　　　　ｲ /.　　　 |: : : :|　　ヽヽ、　r～-'⌒ヽ/j　　',: : : :',　　　　　　 ,
　　　　　　 /: .,'　　　　 |: : : :|　ヽ、ヽミ{　　　　 } 　 _, ', : : : ', 　　　　 }、
　　　　　〃: :{　　　　　}: : : :!　　　｀ﾞ'‐ |　　　　 |　　　 ', : : : :ヽ　　　　　,' ヽ
　　　　 /: : : : :',　　　　,': : : :}　　　　　 .|　　　　 |　　　　' ,: : : : :＼　　　{: : : ヽ
.　　　 /: : : : : : ',　　 /: : : : !　　　　　 .|　　　　 |　　　　　＼: : : : : ヽ　 |: : : : :ヽ
.　　 ,' : : : : : : : :',. ／∠; ‐´ 　　　｀`ヾ　　　 ,　 ' "´　　｀ ` ヽ : : : )　!: : : : : :ヽ
　　　{: : : : : : : : : }´: :／　　　　　　　　　　ヽ　　／　　　　　　　　　　ヽ、 ./: : :}ヽ: : :}
　　　|: : : : : : : : : : ／　　........、　　　　　　　ヽ/　　　　　　 ,...::::::....　　　　ヽ’: : :.|　ヽ: !
　　　|: : : : : : : : : ,'　　,:::rヘ:::::ヽ　　　　　　　/ 　　　　 /:::::rﾍ::::',　　　　 ', : : ﾘ　　ヽ
　　　|: : : : : : : : :.{　　ヽ::ゞィ:::ノ　　　　　　　,'　　　　　ヽ:::ゞソ:::ﾉ　　　 }: : /
　　　|: : : : : : : : :.!　　　｀　－'　　　　　　 {　　　　　　　　｀‐-‐ ´　　　　　|: /

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　フェラチオも、風俗嬢もかくやという程に慣れている。

　　相手の気持ち良い点、そこをどうすれば滑らかに攻められるか。

　　そうした事が全て分かってしまう。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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372 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:57:30 ID:DS2uHmXA

　　[ やらない夫 ] ＜あ、そういやションベン忘れてたわ。ちゃんと飲めよ、便器？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _........._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ィﾆ::::____:::::ヽｨ::::´:::::￣:::::::｀::::..､
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　´ 　／::::／´::,-､::::/´｀ヽ,::､::::_::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　ｰ=ﾆ二´::::::::::::::::::´:::::∨:::::::::::ヽ::ヽ::':,:::::::､∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::/::::::::::::::::::::::::::_::::::::::::::::::::::::':,:::::',::',
.　　　　　　　　　　　　　　　　　/::/::::/:::::::::::::::::::::r､:/ii',:::::::::',:::::::::::::ヽ:::',:::,
　　　　　　　　　　　　　　　　 i:,ｨ::,ｲ:':/:,:::::::::i:::i:::iミﾐ彡!:::::::::i:::::::::::::::::::ヽ::i
　　　　　　　　　　　　　　　　　i'.i:/.i／ｨ::::::i:::i!::i',::!　　 .l::::::::::!::i､::::::::::ヽ:､ヽ　　　ふぁ、ふぁい……
　　　　　　　　　　　　　　　　 i' ｲ:::/::/:::|､:!',:!ﾍﾄ､　ﾑ:::::|,:i､´ﾍ:::::::::::ヽi,ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{:::{:::{::::::|.__zzzzﾐ` /,ｨ:|:´i,zzzz､__}::::::::l:::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾍ:i､:i::::::ﾄｨc弋zｦ ´　ヽ:::j代zｦｱj::::i:/:::::::::∨
　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::`ﾍl:ヽﾄ /:/:/:/:/:/:/ }:/ :/:}{/:彡ｲ|:::::::::::::::::',
.　　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::/|::ﾍ.　u. 　　 i　l′　.i! ノ::::iヽ::::::::::::::::::ﾍ　　　＜ｼﾞｮｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ……
　　　　　　　　　　　 ___,.ｨ:´:::::::::::::::, ´ ￣ l::::::`ｰ､ u　　　 u , ´i:::::::|´ ＼::::::::::::::::',
　　　　　　　　　,.ｨ≦／::::::::::::::,:ｨ ´ 　　 ,':::::::i､　ヽ　_____　 /　 |::::::::i　 u ヽ::::::::::::::}三ミ､_
.　　　　　　　 r´ﾆﾆヽ:::::::::_,-t´:ﾍ　u 　 .ﾉ::::::::l `ｰ-i´::::::::::::｀i一´l:::::::::', 　　 ' ,:::::::/三三三｀ヽ
　　　　　　　ﾑ三三ﾆ`´三ﾆ}::::::ﾍ_　　r'::/::::/　　 !:::::::::::::::::!　　',::::::::::',　　 ,,ｲ`ヽ{三三ニニﾆi
.　　　　　　ﾑニニニニニﾆi::::::::::ﾍ` /::,､::::{_　u　,'::::::::::::::::::',　　ゝ:::::::ﾍ　/　ﾏ三三三ニニﾆﾍ
　　　, 　　 .ﾑ三三三三ﾆﾆﾘ:::::::::::::',.{::/　ヽ::::)　｀i:::::::::::::::::::::i´　　 }:}`ｰ-ミ､:::::ﾏ三三三三三三＼
　　 {!､__／ﾑニ三三三ﾆ／::::::::::::::::,,ｨ´rj´￣,ｨｪｪ|::::::::::::::::::::::|ｪｪ､　ゞ′ u ヽ::::::`ｰミ三三ニニニニ≧ｰ-　　___
　　　￣{／三三三三, ´::::::::::::::::::::/ 　 i',.ｨ≦三三ニニニニニﾆ≧.､　　　 ',:::::::',ｰ `ｰr､三三三三ニニニﾆﾆ
　 ,.ｨｪ≦三ニニﾆﾆ.／::::::::/{:::::::::::/,.ｨ´三三三三三三三三三三三三`ｰｪ､　 i::::::i`　 .ノ:::f､三三三ニニニニﾆ
　三三三ニニﾆﾆ/ i,.ｨ´三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三`ニニニヽ:ノ　ﾏ三三三三三三ﾆ
　三ニニニニニ/／三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニ≧､ﾏ三三三三ニﾆﾆ

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　飲尿も精飲も、一切の躊躇なくできるようになった。

　　「便器」・「売女」・「奴隷」・「牝豚」……etc

　　投げかけられる言葉に相応しい反応を覚えてしまっている。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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373 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:58:33 ID:DS2uHmXA

　　[ やらない夫 ] ＜よしよし、よくできたな。でもまず、一発目の射精ははマンコじゃないとな。

　ﾆﾑ
　ニﾑ　　　　　　　,,ﾍ,,.､ｨ-‐‐‐‐-....
　ﾆﾆﾑ　　　 ,,.ｨ‐‐i:,::::::::::`::ヽ:::ヽ:::::::::::::...
　ニﾆﾑ　　/ｨ:::,ｨ:,:::i/ヽ､::ヽ:iヽ:::::i､:::::::::::::::..
　.ニニ}　　/::/ｲ:i !::ﾐ-==‐-j:::::i:::|:|::::::::::::::::::.
　.三三| ｰ' ﾌ::|::::rヽヾｨ=ｱ` ヽ::!/::|=､:::::::::::::::.　　　　……はい、分かりました。
　.三三|　　{::i:|:::i::ﾉ/ヽj i/i/i .|ﾉ:::::|´ i::::::::::::::::.
　.三三|. 　ヾ､::〈　　　　　　 i:::::|､_j::::i::::::::::::.
　ニ三|　　　ヾ{､_ 　　　　 ,!::::|.ﾏ:',:::',:::i::::::::.
　.三三ﾑ　　／;;;;ヽ　　　 .ノ.|::::|　ﾏゞ::ヾ:::::::::.
　ﾆ三三ﾊ　 /;;;;;;;;;;/,　_ ､≦　 |:::::!　ヽﾐ三ﾆ:::::::..
　ニニニﾑ/;;;;;;;;;/ﾏ:::i l::::〉　 .!:::::l　ノ　 ´ ￣ .ヽ::....
　ﾆﾆ三三ﾑ;;;;;;;;,'　}:::|‐ ´ ﾍ　 |::::::!　　　　　　　 ',､:::::::...
　ニ三三三ﾑ;;;;j,, ´',::|　`ｰ､ﾍ .ゞ:::::ヽ. 　　　　 i　 ',ヽ､:::::::..
　ﾆニニニ三};;/ 　 .}:j　　　　i　ヾ:::::::ヽ　　　　　U　.i　ﾏ`ｰ:､:.
　ﾆニニ三三|´| 　 /:! 　　￤　　ヽ::::::}　　　　　ﾘ　ヽ::::::::::::..
　ﾆニニ三三|　!　/:::|　　　　|　　 r彡'´i 　　　　 /!　ヽ　ﾏ::::::::::::..
　ﾆニ三三三|　| .{::::,ｨ　　 .i,　　ゞﾐ` .|　　　　　　 i.　　＼}::::::::::::::::..
　ﾆニ三三三|.　!　y　　　 ./　　　　　 i　　　　　　　|　　　ﾏ:::::::::::::::.
　ﾆ三三三三|　 i/　　　 /　　　　　　 .',　　　　　 .|　　　　ﾏ::::::::::::::
　ニニニニニ|　/　　　 /　　　　　　　 ',　　　　　 .|　　　　　',ﾏ::::::::::
　ニニニニ三|./ 　　　 '　　　　　　　　　'　　　　 .|　　　　　 ', ｀　_:::.
　ニニニニ三 '　　　　 !　　　　　　　 i.　　　　　 ',　　　　　 }　　　ヽｰ=′
　ﾆニ三三三 i　　　　 .l. : : .　　　　ﾉ　 .|　　　　　　i　　　　　′　　　　＼
　ﾆニニニニ ,l　　　　　 f: : : : :.　　 /　　　 ',　　　　 ',　　　　　　　　　　ヽ
　ニ三三三 /: : .　　　 |:_: : : : :.　 u　　　 .ﾉ!　　　　 ,　　　　　　　　　　　　　 ∨
　ﾆニニニ r : : : .　　　 fヾ, : : : :　　　／ .l､　　　　 / ',　　　　　　　　　　　　　　',
　ニニニニ ` ｰ--､＿_　,ｨゝ __:ノ__　　ｨ i 　 | ヽ　　 ./　 i 　　＼　　　　　　　 ∨
　ニニニニ三|　　　 i　　　　 |　　 ._{ ',　 .!　 `　　　　.| 　　　ヽ__　-一　 -､　 .∨
　ニニニ三三|　　　　l　　　　 .|　＞´ 　ヽ .',　　　　 .|　　　＞ ´　　　　　　　ヽ　｝
　ニニ三三三|.　　　 !　　　　 .i ´　　　　ヽ',　　　　　 i　／´　　　　　　　　､　　 .l
　ニ三三三三|.　　　　i　　　　　|　　　i　　　　ヽ　　　 .／　　　　　　　　　　　} i　　 !
　三三三三三|　　　 |　　　 .!　　　U　　　　　 ',　　 /　　　　　　　　　　　　 U.　　.ﾘ
　ﾆﾆニニニ三|　　　　 i　　u　 .l 　　　　　　　',　 ./　　　　　　　　　　　　　　　 /

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　あの二人は、避妊をしていない。

　　私自身が別の病院から、この二人には内緒でピルを貰っているが……
　　それでも、中出しはやはり怖いのに。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

374 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 22:59:46 ID:DS2uHmXA

　　[ やる夫 ] ＜やらない夫がグズグズしてる間に、やる夫がいただきだおｗｗｗ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {.}f.r.∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　＿＿_　　　　　　 fヽ`'′ヽ
　　　　　　　　　　_　-‐　　￣　 __,r､ﾆﾐ}-､　　　　　ﾍ￣ヽ　i
　　　　　　＞ ´　　　　 _　-‐､　ヽ‐‐ミ､}´::..､　　　　　｀ヽ　 ∨
.　　　　　 {　　　　 ,, ‐´､___,≧,,｀ｰ､_ヽ:::`'::`'',:::ヽ　　　　　　∧u　∨
　　　　　　 ',　｀ｰ､´　　　￣7:::i/:::::i:f'´!::il:::l!:::ヽ',::',　　　　　　∧.　 ∨
　　　　　　　',　　　ヽ　　　 ,ｲ::!::l::i::i:ﾄl-ﾍ:l`l:lﾄ､i::}:|:::i　　　　　　ﾊ　　ヽ
　　　 i!　l. 　 ',　　　ヽ　　'' |::l!:|ゞ:|ｨ沙　l!'f心.}:,':|:::l　　　　　 ',　　　∨
　　　ゞ､{ヽ.　ﾍ　 u　 ' ,　 ,ﾍ|ヾ::::l :.:.:　 l,　:.:.:ｲ:::|)::',　　　　　　〉､　　.∨
　　　　ヽ:::::::`ー',　　　　ヽ':::::::,'::::}､　〈 __ 〉　ｨ::::i:::::ﾍ　　　　＞ ´　　　ﾉ　　　あっひ……イっくぅ～！
　　　　｀￣フ:::ﾍ　　　　｀ヽ{::::{:::|＼　ィ:::|::::j::::::::::ヽ,　´　　　　／
　　　　　　／:, --‐ヽ　､　　　ヽ::',ﾉ　｀´　ゝ,'::,'_＞´　　　　　 , ＜　___
　　　　 /／　 _,.イ´ヘ　ヽ　　　ヽ',ｰ-､ ,一,.':/　　u　　　 ,　＜___,,彡'⌒
.　　　 _/´=ﾆ彡'´ 　／ヽ　}　u 　 }:}　　　　{:::i　　　　 /'.／ミヽゞﾆﾐ､
.　　 ´/ i!´　　　　／:::::::::i,　´　ｰ'1:l　　　　j::::!　　　＼/:ヽ::::::::ﾑ　　ヽ
.　　　{! .1　　 ,.彡:/::::／. .　　　ゞ=‐ u 彡:l:! 　　　ﾏ:::ﾍ::::::ﾘ　　　 }
　　　ヽ　　　/'　ﾑ::::,' : :rｭ: :　　　u　　　ゞﾆソ　　. : : : . ﾏ:::::ヽ,′　　 j′
　　＼　　 i′ {::::::i　 : : : :　　　　　　　　　 : :ゞ'' : : }::ヽ:::ﾍ　　　／
　　　　ヽ. 　 ! 　 i:::i!ﾑ　　　u　　　 __　　　_ 　　　　　ﾑ::::}ヽ::}　　.／
　　　i　　､　　 l::l､:i:l`　_____ ,　 ´ 　　　 `　　 ____　ノ::}ヽi　}::! ／ u
　　 |.　　＼　ヾ }ﾘ　　　 .}　　　　　　　　　　　/　　 }/　i! ,'／　　　i
　　　!　　　　__ヽ　　　　　 /　　　　　　　　 u 　 !　　　　／　__　　 }
　　　l､　　ノﾆ}　＼　　　　/.　　　　 i!　　　　 {　　　 .／　　　{i:ﾑ.　 {
　　　|ﾑｰ´ﾆﾆ7.　　＼　 ./　　　　　　　　　　　　ヽ.　 , ′　　　 }ﾆﾆヽ_i
.　　ﾘ二二ﾆ/　　　　ヽ′ 　ゝ　　　　　　　　　　 y′　　　　 {ニニﾆ!
　　　ニニﾆ/　　　　　　 '　,　　ヽ　　　u　　　　 , ′　　　　　ﾏ二二
　　　二二/　　　　　　　u 　､　　　｀　　　　　　／　　　　　　ﾏ二ﾆ
　　　ニニi　　　　　　　　　　ﾍ　　､､,,,,,,,,　　, ´　　　　　　　u　　ヽﾆﾆ
　　　ニニ|　　　　　　　　　　　ﾍ　　ﾐﾐﾐ彡　/　　　　　　　　　　　　/ゝﾆ
　　　ニニ|､　　　　　　　　　　　ヽ　ﾐﾐミ彡 ′　　　　　　　　　　　/　 {ﾆ
　　　ニニ| ヽ　　　　　　　　　　 { r===ｭ }　　　　　　　　 , ′　ﾏ
　　　ニニ| 　＼　　　　　　　　　 |ニニ|　　　　　　　　　ノ　　　 {
　　　ニ二|　　　ヽ.　　　　　　　 |ニニ|　　　　　　　　　／
　　　二二|　　　　　ゝ　　 ___ｪｪｪｪｪ|ニニ|ｪｪｪｪｪ___ 　 , ＜
　　　二二|　　　　 ,ｨｪｪｪｴｴ二二二二ニ二二二二ｴｴｪｪｪ､

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　やる夫のチンポが膣を割り込んで来て、それだけで絶頂する。

　　そして、教えられた通りに絶頂した時は「イく」と宣言する。

　　私への調教は、完璧に効果を発揮していた。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

375 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:00:47 ID:DS2uHmXA

　　[ やらない夫 ] ＜ひっでぇなおい、俺はしばらくババアの口かよｗｗｗ

　　[ やる夫 ] ＜早い者勝ちに決まってるお、どっちがこのババアを先に孕ませるか競争だおｗｗｗ

ニニニニニﾆ《　　　　_..＼ニニニニニﾆ∧　　　　　　　　 |ニニﾆﾆ.}ﾑ三三三三三三三三三三三/,ｨ≦三
ニニニニニニ》　＞:::::::::::＼ニニニニニ∧　　　　　　　　ﾏ三三ﾆ/三三三三三三三三ニニﾆﾑ/三三ﾆ
ニニニニニ∨ ／:::__::::::_::::::::ヽニニニニニニ≧=- ､　　　　}ニﾆﾆ/三ニニニニニニニニニﾆﾆ／三三三
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ､/`′:´::::ヽ'::::｀ヽ`ヽ∨ニニニニニニニ＼ヽ　　.iﾆﾆﾆf三三三ニニニニニニニﾆ／三三三ﾆ,
ニニニニニ》:::::::::::i::::::::::::::::::::::::::≧=-､ニニニニﾆﾆ＼》　 .,ﾅ‐ﾆヽ!三三三ニニニニﾆ,,-=‐イ三三三ﾆr'´
ニニニニニ{::::::::r=l::::::::::::::::::::::::､::::',:::::::｀＜ニニニ｀＼} ,,r' ,　 ´ ￣　｀ヽ,　 ´￣ﾌﾆﾆ´三三三三／´.ﾆ}
ニニニニニ|:::::::::ﾑﾏ::::::::ﾑﾏ:::､:::ヽ::',:::::|_::::::::::::::ヽ｀ヽﾆ}./i_/　　　　　 ′　ｰ='‐-‐‐､三三三ｒ'´ 三三i
ニニニニニ{::|::',:::::}　ﾏ:::::::､___,-=ミﾏ:}::::|､',:::::､:::::::::::::∨￣:｀ー‐-..､　　　　　　　　 }三三ﾆ}三三三ﾑ
ニニニニニ|.:i:::ｨ--‐´ヽ::::ﾑ､x=≠っi::::|r}i!::::::'.,:::::::::::::::≧:::｡:::::::::::::::ヽ.､　　　　　　ﾑ三三.ﾑ三三三ﾑ
ニニニニニ{.::', :ﾑﾐ=≠'､ヽ:j´/:/:/: }:|::::|ノ:|､ヾ:::':,:::::::::::::::::::::___ヽ::::::::::::',::ヽ　　　　　　ﾑ/i三ﾆ/´.三三三ﾊ
ニニニニニ|.ヽi､::ﾍ. :/:/|　　/:/:/:/ ' !:::}:::::! `ｰ}:::}=---‐ ´　　｀ヽ::::::::',:::ﾑ　　　　　 i/ /ﾆﾉ´ !三三三三ﾑ
ニニニニニ{ 　　ヾﾍ　　` ｒｧ､　　 , l::::i:::::i　 /::::j　　 l′　　　　　ﾏ::::::::::::ﾑ　　　　　 /￣　 l三三三ニﾆﾑ
ニニニニニ＞----く｀ヽ .(:.ノ　　ｨ　ｌ::::|::::ﾍ. {:::::/　 ,　　　　　　　　 i:::::::::/!:/　　　 , ｨ　　u　ﾑ三三三三三
------=≦: : : : : : : : Y:ハ.＞-イ　 .|::::::::::::ﾍ.i::::{ ／　　　　　　　　 .|::::::/ j′___,.イ　u　　　ム三三三三三
ニニニ{{: : : : : : : : : : : }､:ﾉ　　､　　　{::::::::､::::::ヽミ､_　　　　､　　　 .!､::{ ／i´　　　　　　　　ムニニニニニﾆ
ﾆﾆﾆﾆ《≧=-----=≦´　　　　〉　　ゞ:::::::ヽ､:::::::',　　　　　 ',　　　　　',i´　|　　　　　　　　ﾑ三三三三三三
ニニニ}　　　　　　/',::::::ﾑ､　./ i　　　ヽ:::::::} ヽ::::}　　　　 ',　　　　　',　 ! 　　　　　./ﾏ三三三三三三
ニ｀ヽﾆ{　　　　 /　{:r､::::::ヽ/　l　　　 {:::::ノ､ _}ﾉ　　u　　 ',　　　　　',　!　　　　　　 ./　.ﾏ三三三三三ﾆ
ﾆﾆニ＼》　　　 ./ 　 `ヽ｀}:::::}　 l　　　　`i::{　　',　　　　　　 ' ,　　　 ', ',　　　　　 /‐‐´ ﾏ三三三三三
ニニニﾆ} 　 . , '　　　　 /{:::::`7 !　　　　 `ｰ'　 ',　　　　　　　 ',　　　　 '.,i　　　　　 '　　　　ﾏ三三三三三
ニニニﾆ}　　/　　　　　/　`ー'. i　　　　　　　　　',　　　　　　　 ',　　　　 ',　　　 .i　　 , ｨ´ﾏ三三三三ﾆ
ニニニﾆ}　/　　　　　/　　　　 .', 　　　　　　 ' ,　　　　　　　 ' ,　　　　',　　　　! , ィ　　　ﾏ三三三三
ニニﾆﾆ/ /　　　　　/　　　　ﾍ　　　　　　　　　入　　　　　　. : : :/' ,.　　　 ',　　 , ｨ　　　　　　`ー───
ニニニ｛/　　　　　/　　　　　　　　ヽ . : : : : . 　イ　＞　　__. : : : / 　 !　　　 .',￣
ニニニ}/　　　　　/　　　　　　　　　　 ` t_r ´　　　　　　　　　　`ｰ´　　.ﾍ　　　 ∨

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　勝手な事を言いながら、膣と口を交互に突かれる。

　　こちらの都合など考えもしない、性具を使うかのような腰振り。

　　だけど、調教の結果それでも私は感じてしまうのだ。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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376 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:01:33 ID:DS2uHmXA

　　[ やる夫 ] ＜まぁ、とりあえず一発種付けしとくかお。

　　　　あひっ！　イくっ！　いきますぅっ！
　　　　　　　　　　　　 ____　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /三三三ニニニニニニﾆf三三三ﾆ}
　　　　 ,...::ﾆ二ヽr:,へ､__:::::::｀::..､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /三三三三三三三ニニニ{三三三ﾆ|
　　　　´￣.:´,ｯ/r::ll}:::i::::::}ｰ､::ヽ:::ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i三三三三三三三三三ﾆﾆﾏ三___ﾆﾆ}
　　　､_,ィ´::::{´:::i-‐i::::!::::::::::::ヽ::::',:::∨　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,{_三三三ニニニニニニニﾆ|／三ニ{′
　　　　 /::,:::/::::|ノ .|,､｀iｰ､i-:::i::',::i:::::∨　　　　　　　　　　　　　　 /ﾆ{ニニニニニニニニニニﾆ{ニニﾆﾆ}
.　　　　i:/l:ｲ::i´ｨ≠ﾐ,　ｨ≠ミ}::l:ﾘ::|:::::::ヽ　　　　　　　　　　　　　　 /ﾆ/三三三三三ニニニニﾆﾆ/三三ﾆ/
　　　 !' |∧ﾄ､ミ.:.:〈　:.:.:.:u i::j':::,, ´ ｀ヾ､＿_,,　　　　　　　　　ﾑﾏ三三三ニニニニニニニﾆ/三三ﾆ/
　　　　 ′|/､ト　 }二ヽ　/ィ:::{　　　　　`ｰ=ﾐ:.､　　　　　　　 |ﾆ.|三三ニニニニニニニﾆﾆ/三三ﾆ/
　　　　　　　 i＼ゞ__ノ .,.ィ:::::',　　　u　　､ヽ:':.,　　　　　　　　ﾑﾆ|三三三三ニニニニニﾆ/三三ﾆ,'
　　　　　　　　 ,':::/` ｰ }{´ヽ!::::::}　　　　　　　ヽ＼',　　　　 ,,　　.ﾑ三i､ _　 -‐‐‐‐-　_ニニニ/三三／!
.　　　　　　　　 {::::ゝ､i:::f　`ー}:::::!　`ヽ　　　　　' ,　.ヽｰ-‐一/　　 {,, -r ´　　　　　　ヽﾆﾆ/三三/三!
　　　　　　　　　ヽ:::::}ﾍ::',　　ヾ::::ヽ　＼　　　 ' ,　ヾ::ヽ:::,:-‐‐´一′　　 u　　　　 r_´,三三三ﾆ/ﾆﾆﾑ
　　　　　　　　　ｲ:::ミ　!:iヽ＼､}:i:/′　｀ ' ,　　　　',　　}::ﾘ　　　　u　　　　　,　　　　／,r-､三三ﾘ´ニニﾆ}
　　　　　　　　　ゞ='　l:::!:::＼ i |/　!　　　　ヽ　　　ヽｰ'´　　　　　　　　,　´　　　　 ` ﾞ　./.,クﾆ/三ニニﾆ|
　　　　　　　　　　　 l:::::::::::::::i　　 |　　　u　ヽ　　　 .}　 }　　　　　　／　　　　　　u　　/ノ //ill|三三　＜ﾄﾞﾋﾟｭﾋﾟｭ！
.　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::',　　 ',　　　　 i　　　 !　　　　　　／　　　　　　　　　　　　 `' .l_j!三ニニﾆ|
　　　　　　　　　　　ゞ__:::::::::::',　　 ',　　　　 .|　　　 .i､_　__,　／　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑ三ニニﾆ|
.　　　　　　　　　　　　　ヽ::::::ﾍ. . . ヽ. . : : . !　　 ├─- ／　　　　　　　　　　　　　　　ﾑニニニﾆﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　 }::i::::::`r､_r‐'`ゞ-´!　　　,'　 .／　　　　　　　　　　　　　　　　／三ニニニ/＿＿__
　　　　　　　　　　　　　 `ｰ'ノヽ::::|　　 |　　 ,,i　　　'　 /　　　　　　　　　　　　　　　　 ,／-‐‐　￣ , -‐‐ ﾐ
.　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ:|　　 i 　 ,　l.　　 '　/　　　　　　　　　　 ______ , ﾆ￣　　 ____ , -‐´　　　　}
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　 .!　/　.l　　 |., ′　　 _,　-‐　´ ￣　　　　｀￣￣ ´ 　　　　　　 i
.　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　 i ./ィ´　　ﾘ′　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __､　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　r‐ ´　　　　 /!　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　-‐　￣　ﾍ　　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　,ィ`ｰ´ ._i | .i　　 __ノﾍ　　　　　　　　　　　 _ 　 -‐　￣　　　　　　　　　ﾍ　　　 i
　　　　　　　　　　　　-‐‐´'｀`ー‐´　.ヽ! |　i　{､ヽヾ　＞　__　　-‐　　￣　　　　　　　　　　　　　　　　 }　　.ノ

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　そうしてまた、至極簡単にイかされる。

　　今では最早、私は自分の快楽のために身体を売ってるのか
　　アリシアのために身体を張ってるのか、分からなくなっていた。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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377 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:02:30 ID:DS2uHmXA

　　[ やらない夫 ] ＜うーん、何だかこのババアにも飽きてきたなぁ……

　　　　 _...-‐ミ ,､　 ____
.　　　ゝ-‐:::｀:,ｲ::ゝ::::::::::::｀::::...､
.　､＿_,.ｨ´:::/:::::::::`ヽ::ヽ:::::::::::::`:.､
.　　　 7::,:':::/l:::::|:::::i::::::}::::::::::::::::::',
.　　　　 i'l!i::/ `iﾄ::|:::::!::::::!:::::::::::::::::::!
　　　　 __,i:|'赱ｧ､:::,ｲ:::_::::::::::::::::::::::
　　　　 i　`:.:.:.:ﾉ,ｲｨ::::/ j:i:|::|:::::::::::i　　　あひっ ?　おごっ ?　うぐっ ?
　　　　 r!　　　´' /:::::,'.ｲ::!:l::|::::|::::::!
　　　　 `l　　　 ,ｲ:::::::!　!::l::',:',::ﾍ:::::l
.　　　　｀ｰ‐-{ !::::::j　 ',:',::ヽ':,:ﾍ:::|
　　　　　　　　　} !:ノ　-‐ヽr ､:ヽ::::ﾑ
.　　　　　　　　／　　　　ﾍ､ヽ::ヽ::ヘ
.　　　　　　　 ,′　　　　　 }::', ﾏ:::',::i::ﾑ
　　　　　　 ,,.ｨ:!　　　　　 |::ﾘi }:::::!:}:::::}
.　　　　　 f／ l　　　　 r　　i/ .! !:::,i:;::::ﾘ
.　　　／　 ,.!　　　　 ,′ /' 　 .{::::ﾄ､::{__
.　　　 /　　 ′　　　 /　 /!　　　ﾏ::ヽ＼::ヽ　　　　　＿__
　　　 ′　　i　　　 ,　　 {:{　　　　 `ｰヽ､`ー─一 ´￣　　　 ` ､
　　　, 　　 .| 　　 ./.　　ゞヽ　　　　､__}::}　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　_ i　　　 .i　　　 '　i　　　ヽ}　　　　`ｰ'′　　　　　　　　　　　 ∨
≦ニﾑ: .　　j　　　}　ﾉヽ　　 {L,,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',
ノﾆﾆﾆﾌ_:_ /　　 .iノi　　`　､￣　　　　　 ,,　　　　　　　　　　　　　i　　　＜ｽﾞｯﾁｭ！ｽﾞｯﾁｭ！
二二二ﾌ .i　　　　|　', 　　 .',`　､　　　　ノ　　　　　　　　　　　　ﾉ
ニニﾆ}´ ｪ|　　　 l.ｪ┴ｪｪｪｪ┴ｪｪｪｪｪ≧.／　　　　　　　　　　　　　/l|ニニﾆ
二ﾆノ二ﾆ.|　　　 ,′二二二二ニニﾆ／　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ二ニニﾆ
二二二ﾆﾆl　　　ﾑ二二二ニニﾆﾆ／　　　　　　　　　　　　　 .／二二ニﾆﾆ
ニニニニﾆ|　　ﾑ二二二二二ﾆ,　　　　　　　　　　　　　　 ,.ｲ二二二二ﾆﾆ
二ニニニﾆ| 　 .ﾑ二二二二二/　　　　　　　　　　　　　 ,.ｲ二二ニニニニﾆ
二二ニニﾆ|　　i二二二ニニ, ′　　　　　　　　 ,.イ二二二ニニニニニ
二ニニニﾆj 　 .{二二二ニ., ′　　　　　　＿___,.ィ≦二二二二二二__ノ⌒
二二二二/　　ﾏ二二二/　　　　_ -‐ ￣
───‐ﾉ　___　　`ー-､__i　　　ノ´　　　　　　　　　　　　　　　　_　--　 _
　　　ｰ´-'´ 　￣￣￣`ｰ'ゝ　　　　　　　　　　　　　　　　￣　　　　　｀

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　そして、今日の行為も終盤に差し掛かった頃
　　やらない夫がこんな事を言い出した。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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378 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:03:35 ID:DS2uHmXA

　　　　　／￣￣￣＼
　　　　／／　　＼＼
　　／　（●）　（●）　＼　　　　そうだおー。
　　 |　　　　（__人__）　　　　|
　　＼　　　｀ ⌒´　　　／　　　　正直、こんなオバサンいくらでも替えが利くしね。
　　／　　　　　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　 ,,..-..､　 ,,...,ヘ‐-..ミ
　　　　　　　　　　　　　／´7≧:｀´:::'::::::ヾﾍﾍ:::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　,.ｲｨ:/::::::iﾐ;|:::::::::::::::::',ﾍ::',
　　　　　　　　　　　ｰ=彡i:l:::!:::ll:l:!´|:::ﾄｌ:i::|::l::::}::!::l
　　　　　　　　　　　　　　 l:j::l!:l:l:斗ﾍ:ﾑ`トl-lj:i:!|:::|
　　　　　　　　　　　　　　 'ﾍ:l､l:ﾐｨ苡ﾍﾑ苡ｧ彡r:::l　　　　えっ！？
.　　　　　　　　　　　　　　　 `:::ﾑ.:.:.:.: iヾ:.:.:.ｲ::::!'::|
.　　　　　　　　　　 , 　 ,..イ::::::ヘ　 -　ｨ':i!:::',:::i　　　　でも、それじゃあ……アリシアは！？
　　　　　　　　　　　　{`㌢≧=ミﾐ´ﾆ` -.´≧､::::ﾍ:}
　　　　　　　　　　　/,　-‐ ￣` ≦三ミﾐミﾐｦﾑｰ､:j_
.　　　　　　　　　／　　　　　　　　`7ｰ─一-- ､ミ}ヽ
.　　　　　　　　 ,'　. :_: : .　　　　　 /　　　　　　ヽ}　i
　　　　　　　　 ′: :ゞ': : :　　　　　,′　　　　 . .　　',i/
　　　　　　　 i 　 : : : : :　　　　 ,.i　　　　 : : rｭ: .　',ゞ､
　　　　　　　　ゝ　　　　　 ,イ ', 　　　 : : : : : 　 i:::ﾑ
.　　　　　　　　　｀r‐┬‐‐　 ´　　＼　　　　　　　ノ:::::ﾘ
　　　　　　　　　／　 .i　　　　　　 ` 　 _　　_,イ:::::/´
　　　　　　　 , ′　　|　　　　　　　　 /'´￣7::::::::/

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　それは困る！

　　何のために、私がここまでしたというのだ！

　　本当にこいつらが約束を破る気なら、私はこｒ――

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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379 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:04:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　 ―　　　、
　　　　　　 ,　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　／　　　　　　　　__　　　ヽ
.　　　　　 /　　　 .t‐‐''ﾆﾆ´~~　　　;:-:､_ヽ
.　　　　 /　　　　 ,r.‐,‐<　.　　 /--､ `.',
　　　　　i' 　　　　 i:,i.,:;i_,　　　　r'j'.::|`y. .i
　　　　 i　　　　　　　￣_´ 　　 .,. .,'-'‐´　 i　　　　うんまーねー、プレシアさんが「協力的」だったのも事実だしねー。
　　 _　　i 　　　　　 i; 　　　 ,、　）　　 i
　/ 　｀''-'　　　　　　　　`'''＝ﾆﾆ .アﾞ　　ﾉ　　　　ここで約束を反故にするのは、やる夫達も本意じゃないお。
ー:ヽ.　　　｀＼ .　　　　　　　　ー‐　　　, '
. 　､::ヽ　　　　＼　': : .　　＿　　　_ .-
　　ヾ:::＼.　　　　＼　: :: ::: ::: :: :ヽ　ヽ､
　　　　＼::::＼　　　_,,.＼　: : : :ヾ｀r‐-､ﾞi.ﾞi、
　　　　　　＼:::｀':'／　 .ﾞヾ.　　ヾ/!､　　ヽﾞi
　　　　　　　＼:/　　　　　ｿl'`　　　　　ﾞi

　　　　　　　／´￣￣￣￣｀＼.
　　　　　　／　　　　　　　　　＼
　　　　　/　　　　　　　　　　　 '.,
　　　　　|　　___ノ'′　　ﾞヽ､___　　 ..|
　　　　　|　　　　　　　　　　　 .|
　　　　　|　;;;（　● ）ﾉヽ（ ●　）　 |　　　だからまぁ、プレシアさんには後一つだけお願いを聞いてもらえばいいよ。
　　　　　|　　.´"''",.　　　　 "''"´　　 |
　　　　　|..　　　（　　　 j　　　）　　.l　　　そうすれば、今度こそアリシアちゃんの手術をすると誓おう。
　　　　　|　　　｀ｰ-‐´｀ｰ-‐′　　 /
　　　 .丶　　　　　｀ ⌒ ´　　　　 /
　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　 /
　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　ゝ　　　＿　　　／イ＼
　　　　　　／　　　　　　　　　　　　＼
　　　　／　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　これが最後の条件。

　　コイツらの誓いにどれだけの重みがあるか分からないが
　　それでももう、私は条件を飲むしかなかった。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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380 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:05:35 ID:DS2uHmXA

　ヾミ》ﾐ、、
　　゛弋毛ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｨ毛
　　　　　ﾞミ八;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｫ久彡"
　　｀,;;,、＿　心;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｨ彳彡ｿ""
　　ヽ　　弋叨冫、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r彡";;;;;;;;;;;;;
　　　ー　、＿_ノﾐ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ィ―=弋少 -=ｧ
　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;ヽ　　　　　ノ;;
　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;￣;;;;''´;;;;
　　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　;;;;;;;;;;;;;;;　　　 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　前に会った、アリシアちゃんの双子の妹。
　　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;/　　　;;;;;;;;;;　　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　;;;;;;;;;;;;ヽ__＿人＿＿＿ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　　フェイトちゃんを差し出せ。
　　　　　　　 ;;;;;ヽ＿イ丁丁TTT丁ｧ__ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　;;;;;;;;;;;;;ー、廾廾廾ｿ／;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　　　　そうすりゃ、アリシアちゃんはすぐに救ってやるお。
　　　　　　　　　;;;;;;;;;;;;;;ー=====';;;;;;;;;;;;;;;''
　　　　　　　　　　　'';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;''
　　　　　　　　　　　　　　'';;;;;;;;;;;'''

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　悪魔の申し出である。

　　姉の病気を治すために、妹を外道共の餌にしろという条件。

　　しかし――

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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381 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:06:36 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -―-　､　　＿＿_
　　　　　　　　　　　 , =--=≡ミ、,: ´: : : : : : : : : :´: : : : : : :.｀: : ､
　　　　　　　　　　／￣￣＞ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　 ,.ィ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :',
　　　　　　　　ー＝≦-=彡: : : : : : : : : : : .:: : : : : : : : : : : : : : : ＼: : : ,
　　　　　　　　　　　　／ : : : : : : : : : : ,ﾍx､: : : : : : : : : : : : : : : : :', : : :
　　　　　　　　　　　　　 /: : ／: :／: ／／ﾞ" :|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :!
　　　　　　　　　　　 | ／|: : /: : /: /＿　　:|: : : : : :ﾊ: : : !: : : : : : : :!: : :!
　　　　　　　　　　　 |´　:!: :!: : ,': :/　　｀､:! ﾊ: : : | |: :斗 - : : : : : |: : :!
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: :|: : | : |,ｨf＝ﾐｘ :|´ |: : : i |´/ ! /!: :| : : : !: : :!
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: 八: !: :i!､　　　｀　 |: : :' ,ｨf＝ﾐ､:!: ::,: : : :': : :!　　　えっ！？
　　　　　　　　　　　　　　　　 |/ :! ゞ!: :!:　" "　　.: |: /　　　　　:| /: : : :/: : :!
　　　　　　　　　　　　　　　 |: : !: :|　　　　　'　|´ 　 " "　ノ´: : : /: : : :!　　　「その程度」でいいんですか！？
　　　　　　　　　　　　　　　 |: : ! 人　　　　　　　　　　 .:/: : : :/ : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　 |: : !: : : ＼　｀　 -　　　 .: :/: : : :/ : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ': : :|: : : : : !:.､　　　　　　'/: /: : : :/.: : : : : :!
　　　　　　　　　　　　　　 /: : .ﾉ: : : : ﾉ: ﾉ＞ -　´　/:.〈: : : : (: : : : : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　 /: .／: : : ／, '..|　 } ｀　　ム､_＼: : : ＼; ; ; ; ;＿
　　　　　　　　　　　　　 /: 〈: : : : : : :∧'て⌒Υ^Υー　　 ): : : : :)　　　　＼　／＼
　　　　　　　　　　　　＿, イ二''''＼: : : ＼ﾊ　＞ヽ._ﾉ＜　　／: : : ／　.|　　　　／　　　ヽ
　　　　　　　,へ＿／　 /　ヽ　　　) : : : : 〉 ⌒　　ﾉ＼　　〈: : : : 〈＿___|　　／　／⌒ﾞ＜
　　　　　　 /　　　ノ￣＼＿___L 　 }: : : ／ ==＼／￣　｀´￣＼: : :} ＜二二ニﾆ! 　／　　＼
.　　　　　 ∧　／　　＼　/￣￣＞､／　　　　　ヽ　／　　　ヾ´ .:::::::_:＜　　∧ Y　　／　ヽ
　　　　　/___>'　　　＼_>二＞.´...　　　　　　　　　:. ′　　　　　　 ::::::ｆ:::ｿ::.＼　　`L／　／　ｲ＼
.　　　厂 :／　　　　ヽ　_」／f_:ソ::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::::::::::::. 　＼　　`ｰく_ イ　}、: ヽ
　　 / : : |　　　　＞､ Y　,　 ::::::::::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨ ／ /　/／ﾉ: : : ',
.　　|: : : :|ヽ＿_ノ人　 ∨　　　　　　　　　　　　　　 .: :.　　　　　　　　　　　　 |　　/　∧／|: : : : |
　　i| : : ∧　＞‘　 l＼ i　　　　　　　　　　　　　　　.:　　:.　　　　　　　　　　　　 |i　/　/|　｀く＿____|!
　　||___/／　　　　 Ⅵ`|　　　　　　　　　　　　　　.:　　　　:.　　　　　　　　　　　　八′/ i| 　　　／
　　∨　　　　　　　 ||八　　　　　　　　　　　　 , 　　　　＼　　　　　　　 ,ｲ/　 /　 |　　　／
.　　 ∨/　　　　　　 l| 　　､　　　　　　　　　／　　　　　　　　､_　　　　 _／ /　 /　　i!　／＼へ
　　　 ∨　　　　　 !　　　＼　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　￣　丁　／　ィ＼　i|/: : : :.:.ヽ |
　　　　∨ 　　　　 |　　　 ∧≧=┬=　´　　　　　　　　　　　　　　　ムイ／／　　　∧ﾆﾆﾆニ| |二＼

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　――私は、一も二もなく賛同していた。

　　この時の私にとって、ほぼ放置していて普段の動向が知れない
　　フェイトの存在など、「どうでもいい事」だった。

　　私の心の天秤はアリシアへ完全に傾き
　　そこに疑問を差し挟む余地はなかった。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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382 名前：普通の名無しさん[sage] 投稿日：2015/05/16(土) 23:07:27 ID:ghhhVs0Y
やるやら（こやつ正気か！）

383 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:07:30 ID:DS2uHmXA

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　　テスタロッサ家の自宅　～数日後の夜～

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　;;ﾐゞ, 　 ||　　／;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;:::':::;／　　　　　＼＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　;;;ヽﾐゞ;,;||;／;:::':::;:::':::;:::':ﾉヽ;:::'::ﾐゞ`;;:ﾉ;ﾐゞ;:::':::;::::;:::／　　　　ロ　　＼＼: : : : : : :: :: : : : :
　";"ﾐゞ:; ||,￣|￣￣￣彡ヽﾐゞ:ﾉミゞ;ﾉ:;ミ; ￣￣￣|　　　　　　　　　　　|￣
　ﾉミﾐゞ:; ||,　 | 　|ニlニ彡ヽﾐゞ:ﾉミﾐゞ;彡ミ lニl 　|　　　　lニlニl　　　|
　;;ﾉ彡ﾐi ,||ゞ, |　 |___l;彡;;i;ヽﾐゞ;ｿミ;;彡::ﾉﾐゞゞ__|ﾞ　|　　　　 |___l___|ﾞ　　|　　　　;":;;:
　ノ;ヽﾐゞﾞ||ミ;;ゝ　　　ﾉミヽﾐゞ;ﾉミﾐﾉノ;;ii;;;ヽﾐゞ, 　 | 　 iニニニﾆiニニニニi　 ;::;;":;;';;　;":;;
　彡|l!:ﾐゞ||.　 | 　|ニl'ﾉ彡ii;ミミヽﾐゞ;;彡|l::lニlニl 　| 　 i　:::┌─||;i:::: i　| ||　　／￣￣￣￣
　　 |l! 　 ||.　 |　 |___l___| .|l!　　　|l!　";:;|l |___l___|ﾞ　| 　 i　ﾞ　|i:i:i:ﾞ||:|　 i　| ||　　 |￣￣￣;":;;
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　　そして、決行の日。

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384 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:08:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　:.:.ﾍ:.:.:.:.:.:／{..:/＼.:.:.:..、　＿ _
　　　　　　　　　　　　　ﾒ´.:.:.／:.／:.::..:.Ｖ:.:.:..:Y.＼Y:＿.:.:.:｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　 i／:./:.:./:.:.:.:..::.:.:.:..:.:.:.:.:ｌ.:.:.:.l:.:.:.:.:.}:.:乂＼
　　　　　　　　　　　　{.:..:.:/.:./.:.:..:.:.:/{ﾊVﾊ.:.:.:.:.:.:.:ｌ.:.:.::..:.:.＼
　　　　　　　　　 i:.:.:/.:.:ｌ..:.:.:.../-||--o}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{..:.:.:.:.:＼
　　　　　　　　　　　 i::..:ｌ:..:.{:.:...:/－=一　}.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.:.:.::}:.:弋
　　　　　　　　　　　}:.:.:.ヽ.i.:.:.:..代ﾃア　/ハ.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.::}.:.:}
　　　　　　　　　　 /.:.::..:.:i..＼.{i　　'´　´|　 i|| }.:.:.i.:.:i:.::.i.::./}:.i
　　　　　　　　　　/..:..:.::.:i.:.:.:i 　　　　　,　ｊﾙﾊ/| ﾊ.:./}:.:}.ｊ/　　　フェイト、今日はあなたに大事なお話があるの。
　　　　　　　　ヘ/::.:..:.:.:.:i.:.:.:.i　　　　_ _　　　丿//iｊｊ/ ｊ/
　　_,,　-=二　　　＼＿」.:.:.:.へ　　` = ′／i.:.:.:.:{＿＿
二　　　　　　　　　　　　i.:.:.:.:.:i　ヽ　　 ∠:.:.:.{.:.:.:.:i　　　 ` ＜..
＿＿＿_,,-=二￣i＼　　i.:.:.:.:.:iミ三三丁~￣i.:.:.:.:.:i　　　　　　`へ
　　　　　　 /:{///// ＼i.:.:.:.:.:{　　　　ﾄ＿ i.:.:.:.:.:i ／-=二=--_
　　　　　 {//////////i.:.:.:.:.:.ｌ＼丶　　ｌ＼　i.:.: .:.:i人

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　＿＿＿＿⌒＼　＼
　　　　　　　　　　 ⌒＼　　　　　＼＼　　――-　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　＞― 　 /⌒　　　　　　　＼　　 /: : : : : :／
　　　　　　　　　　　　／　　　／　　　　　　　 -‐┐　＼　/: : -―く
　　　　　　　　　 /／／　　/　　　　　　　 |　　　 V／　　　＼
　　　　　　　　　　　 / /イ　ｲ |　 ///|　/ /　　 l　　 |　　　 Y　⌒＼　　ヽ
　　　　　　　　　　 /|八| l| l |ﾒ/ j ｲ /　　　j　　 |　　-‐人　　　＼　 |
　　　　　　　　　　　　　/　　 |八N抃　ｚミメｲ /　　 ; -=彡八ヽ　　　l 　|
　　　　　　　　　 /　　　　/|　ﾋ! 　 r'下　j/　　 /_　　 /: : : :ﾉ　　　 Ν|
　　　　　　　　　　　 /　　　　/ ,| { ,　　ﾋﾂ　.//　./⌒)　∧: : :.| 　　　 l　|
　　　　　　　　 /　　　　/　/∧　 _　　　/ｲ　.ん／／　l: : ∧　　　 l　|
　　　　　　　　　　/　　　　/　/　/ ＼`｀　　　/　/ζ^　　　＼Ｎ　　　　　 |　　　……それは、そこにいる
　　　　　　　 /　　　　/　 ′ん厂　ｰ=彡7　/三}＼_　　　　 |　　　 l　|
.　　　　　　 /　　　 , ′　|　 |/〃　　 l三′|三7 ノ　＼　　　 |　　　　　 |　　　「やるお先生」や「やらない夫先生」絡みの事？
　　　　　　　 /　　　/　　八　|〃　　 lﾆ|　 |ミ7　　　　＞┐ |　　　　 |
　　　　　 / 　　 / 　　 / ヽ|||　　　 |t|　 |У 　　／／∧ |　　　 l　|

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　　フェイトは少し成長したように思う。

　　行動力があって、親でも図れない部分がある事には変わりないが
　　どこか達観したような雰囲気をまとっている。

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385 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:09:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　／⌒　　⌒＼
　　　　　　／　（⌒）　（⌒）＼
　　　　／　 ::⌒（__人__）⌒::: ＼
　　　　|　　　　　|::::::|　　　,---、　　　そーそー！
　　　　＼　　　 `ｰ'　　　しＥ　|
　　　　／　　　　　　　　　 l､Ｅﾉ　　　　やる夫達ってば、アリシアちゃんの事で話があって！
　　　／　　　　　　　　　　　｜　|
　　（　　丶- 、　　　　　　ヽ_／
　　　　`ー､＿ﾉ

　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　|　　　（ ⌒）（⌒）
　　　　　 |　　　　（__人__）
　　　　　　　 |　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　そのために、プレシアさんに一席設けてもらったわけ！
　　　　　 ,|　　　　　　　 }
　　　　　／ヽ　　　　　　 }
　　　　　く　くヽ　　　　ノ
　　　　　＼　`' 　　　く
　　　　　　　ヽ、　　　 |
　　　　　　 | 　　　 |

　　　　　　　　　　　　／
　　「ヽ、　　　　　　／/　 _＿,，´／
《⌒ヽi:i:＼　　_＿__( イ⌒´_＿,ノ´
. ＼i:i:i:Ｖi:i:》´_　　　　　　　　　 `　、
　　＞へi:i:ｉ》-Ｙ´ ｉ　i　i ｊ　ヽ､⌒ヽ〉
. ／　,ﾞ´.:.:》《-‐|　 |　|‐ﾔ「l |　} i:.:ﾍ
.′ ' '　.:/i:i:i》ミ|　 |　jｨ矛ﾙﾚﾍﾄv:.}
i　//　:/i:i:ｉ:/yﾐ|　ﾄ (　kj 乂.:ﾊj　)'
レ/　:/i:i:ｉ:/:.:{'､|　 |⌒｀　　｀7
ﾚﾞ　 /i:ｉ／|:. :｀r〉　ﾄ､　　ｰ,'　　　ああ、そうなんですか。
|i　:/／　.:トミ 7ﾍvﾍ:..、　　/
|ｉ　'　　　.:|⌒7)､:.V∧:.＞'´　　　　　まぁ、私からも話があるのでタイミングは良かったです。
|:　　ｉ　 .:|==ヘ'/∧ :〈　〉:.〉
|:　　 i　 .:l 　＿｀⌒＼＼/
|:　　 i 　 |　ｨ⌒＼＼　）　)
ｉ:　　 :.　.:|ｲ　　　　＼＼((》､
:.　　 :.　.:| l　　　　＼レr气

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　　フェイトから……話？

　　最近はお金だけ入れて殆ど放置してたが、何か問題でもあったのだろうか？

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386 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:10:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　 (ヽ三/)　））
　　　　　　　　　＿＿　 ( i)))
　　　　　　　／⌒　　⌒＼　＼
　　　　　　／（ ●）　（●）＼）
　　　　.／:::::: ⌒（__人__）⌒::::＼　　　　へーぇ、そう？
　　　　| 　　(⌒)|r┬-|　　　　　|
　　　 ,┌､-､!.~〈`ー´/　　　＿/　　　　でも、そんなんは後回しでいいお！
　　　 | |　|　|　 __ヽ、　　　/
　　　ﾚレ'､ﾉ‐´　　￣〉　　|
　　　　｀ｰ---‐一'￣

　　／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　（ mn）（mn）　　　容姿の良い親子丼ってのは夢でさぁ！
.　|　////.|　 |人|　 |
　 |　　　　|　 |⌒|　 |　　　正直、もう我慢の限界なんだ！
.　 | 　　　 |　 |.　|　 |
.　ヽ.　　 /　/　} 　/
　　ヽ　 /　/ ノノ　　　　　　　＼
　　　/ ノ,,ノ　　　 |＼　　　　　　　＼
　　　|　　　　　　 |　＼　　　　　　　＼
　　 |　　　　　　　|　　　＼　　　　　　　＼

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　　親子丼……ああ、結局私も混ざるのか。

　　でも、これで最後。これでアリシアが救われるなら……

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387 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:11:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣｀　、
　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　./　　　　　　　　　　　　　　丶
　　　　　 /　　　　　　,.ｪァ'"´"ｰﾐ､ヾ　　　　　＼
　　　　 ./ 　　　 .7／-‐‐==- ､ } /　　　　ﾑ=ミヽ　丶
　　　 /　　　　　　ィ'７77''''""'''ｰ从　　　　<く=-､｀i 　 '
　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　、　　　V
　　./ 　　　　　　 ´　　 ,　　　　人　　　　}　　　'
　 ,'.　　　　　　　　　 {＼ﾍ、　 _イミ__、　　 '　　　　　'
　 |　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::┴!⊥」__l_｀ｰ-ｪ'ｱ/／　　|　　　　フェイトちゃん？　精々泣き叫ぶといいお？
　 |　　　　　　　　 |__::::::::::::::::::::::::r‐t LT>//　　　　∧
　 |　　　　　　　　　　　 .{_ﾒﾐ=-､ __:::::::::::::::::::::://　　　 /　　　　　「子供は、騒がしいぐらいの方が可愛いもの」だからおー。
　丶　　　　　　　　ﾄ､/ >､＼｀ヾv‐､:::://　　　.／
　　　｀　　　　　　　ﾐ〈_/^>､ヽ　Y-ﾄ//　　／
　　　　　｀　　　　　　　＼ヽｲ　>-r-トﾌ　／
　　　　　　　　｀ﾉ｀　　　　｀`ｰ-＼弋イノｪﾉ／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　,　　 .　 ,　 _
　　　　　　　　　 ,　 -　二　´　　　　　　　　｀丶
.　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丶
　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丶
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丶
　　　　　　　　 /
.　　　　　　 /
　　　　　　 /　　　　 _,.-‐‐-_,,,
　　　　　　／　　　 ,/ ／"￣
　　　　　　（.＼　　/,,/　　 .＼　　　　　　　　 /
　　　　　　＼｀　 ".i' /￣ﾞﾞ'' 、　　　　　　　／
.　　　　　 ii　 ;:;　ゝ●_,,,-ｲ　　　　　　／
　　　　　 /:.　:;:;:;　￣ｰ-‐‐
. 　　　　 ∥ 　　　'　　　 "Y 7
　　　　　　/i　　　　　　　ﾉ .i
　　　　　i入　　　　　_,,／i　 !
　　　　　＼,yー‐_',''-"＾'"　i.　!　　　　　　　　　 i
　　　　　　　 "!_ｨ'_._i_,,.ｨ_ｨ＾´i　　　　　　　　 i　　　　　　　　　　　　　弱みを握って堕とすのも良いけど
　　　　　　　　　　 'i 　　　,.-‐ i　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　ﾄi_,_,／_,,,__/　　　　　　　　　　〉　　　　　 _;'"　　　　　無理やりもまたオツなもんだよな！
　　　　　　　　　 /￣￣￣／　　　　　　　　／　　　　,, ‐"
　　　　　　　　ゝ'""""　　　　　　　／　　　　　,,ｨﾞ　　　　 /:
　　　　　　　　　　 i￣　　　　　　　　　　　　　　 ,,,ｨﾞ　　　　 /: :
　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　ｨ'ﾞ　　　　／.: : :
　　　　　　　　　ゝー一 "'"￣￣ =　_,ｨ'"ﾞ　　　　 /: : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　／　　　　　　　　/: : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／二"、　　　　　　 /: : : : : : : :

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　　そうして、獣二匹がフェイトに襲いかかろうとした時――

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388 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:12:37 ID:DS2uHmXA

　　　　　__ ___　　　　　　/　／―-　､＿_
　　　＿!:::´::::/｀ヽ''´ ￣　　-‐ ､　―-＜
　,ィ´＿j:i:;ｲ´ ,　　　　　　　　　ヽ　　､｀ヽ
/ <´::::::::/　 /　,　,　/　ハ　i　　ヽ.!　　､＼ハ
　　〉／:i　:i '.: _:!:｣!-|ﾄN　 !}ｲ:-､! ハ:.､　ヽヽl
　∠､:::::|　ｌ:i:!: f,ィ:Tﾊ　　 fT:ﾄﾙ':i l:､:ヽ　}､!
/ 　 :｢｀i　:ﾊ:ﾄ.､! 辷リ　　,　辷ﾘi} ﾉﾉ: ,! ﾊ: !
　　 '　:! :i:{｣:.ヽ.　　　　　　　　彳ﾄ､ !ｲﾚ'
　　　｜:!　ﾊ:. ヽ　　　´｀　　,.ｲ　l　i｀ !　|　　　　……証拠は十分ですね。
　　,　　:! .:　__ﾊ:.　',　＿_..イ: i:. 　l　|　ｌ　l
　:/ 　 ,　.;　ヽ::::l:.　', 　 ├―‐!:　 l　l:　!　!　　　　入って来て下さい。
.:/　.::/　/,.ィ'´::::l::.　! ｀U´ヾ::ハ:.　V:!:　l　!
'　 .:/　,ｲ:ヽ::::::::::|::　l￣｀　'´ }::ﾊ:　 l:|:　 ! |
　.:/　.:ｌ::::::::::＼:::l:.　{≧､_＿_｣/::!: .:lﾊ:.　l: !
..:/ 　 :l::::::::::::::::｀ﾍ :ﾊ::_ハ￣ｉ:;ｲ :ﾉ::::';.　N
/　　/:l::::::::::::::::::､::トゝ:::::::l　　 !:::´::::i:::::i:.　|!
　　/　l:::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::_!　　 !o:::::::!:::::!:　l!

　　＜ｶﾞﾁｬﾘ！

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　　フェイトが何かを宣言する。

　　何故か施錠されていなかった玄関が開く。

　　そして、入ってきた何者かは――

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389 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:13:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　／,_ｭ_＞､　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 | ヽ　　ﾝ'　|　　　　　＼
　　　　　　　　　　　 l　　　　 ,. ､ -‐l ﾟi（○）i!ﾟ l- ､,,_　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　＼　／　　　ヽ､`'''ﾞノﾉ　　　｀'ヽ､　　 /
　　　　　　　　　　　　　　｀| __,.. 　 -_‐ ニニﾆ ‐_-　､ _　　l ,.-'ﾞ
　　　　　　　　　　　　〈.r '' ´　　　　　　　　　　｀ '' -={}
　　　　　　　　　　　　　 /:::!`ァ- ､..,,＿＿＿＿,,,.. -､,''ﾞｿ:::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　/:::::l　ﾞ　,.r＝　 `　 ´　ｧ=-､　`　l::::_ｨ
　　　　　　　　　　　〈ヽ|　　'ﾞ　　ノ　 i　　丶　　　 l/,' |
.　　　, ‐　、　　　　　　　 | 〉!　　　　　　 l　　　　　　 l | ﾘ　　　うん、今の発言だけでもバッチリだ！
.　　　ヽ. 　ヽ　　　　　ヽ`|　　　　　　l 　 _　　　　　ｋ/
.　　　ヽ　ヽ　　　　　　　l｣　　　, 　　｀　　　　ヽ　　　l-ﾞ　　　　良く録音しつつ外に流してくれたね、フェイトちゃん！
　　　　ヽ.　 ', 　　 /￣〉　ﾍ　　'　､ー――一ァ　　　/
　　　　　　 ', 　 '、, べ、ｌ　　ヽ　　　ヽニニニｼ　　　/
　　　　　　　ﾞ,　／　 _　ヽ!　　　 lヽ　　　-―-　　　／l
.　　　　　　 У_. イ　ヽ　〉　　_,|　｀　､　　　／　 l_
　　　　　　ﾉ ´_,.　‐ ヽヽ/;　 / ヽ　　　 ;￣￣　　 ,.イ l
　　　　　 |　　　　ヽ | Lノ　　＼_　ヽ　 _,.ィ´　　　L_
　　　　　　　 |　　 `´〉　 /　 ! l　　　　ﾌー／　　　　　/　｀〈_｀ ' ‐ ､
　　　　　　 _｣　　　ゝ,l_|　　l　ヽ　　 /￣￣ﾍ　　　 /　　　　｀ ' - ､｀tｫ､,_
　　　　 ,.ィ｢|,,.ゝ、　　　ヽ.　ｌ　ヽ　　∧　　　ﾊ　　 /　　　　　　　｀' -､ /ｽ､
.　　／Yﾞ´　　ヽ　　　　 l　ｌ　　ヽ. /　〉t‐ 〈　ヽ／　　　　　　　　　｀ - ト､
　　 /　　|　　　 |　　　　 |　l　　　 `　 l　|　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　i

　　　　　　　　　　　　　,ィ⊃　　, -- ､
　　 ,r─-､　　　,. ' ／　　,/ 　　 }
　　{ 　　　ヽ　／ ∠ ､＿__/　　　　|
　　ヽ.　　　 V-─- 、　, ',_ヽ / 　,'
　　　ヽ　ヾ､　　',ﾆ､ヽ_/ ｒｭ､ﾞ､　/
　　　　　＼　 l　　ﾄこ,! 　　{`-'} 　Y　　　　婦女暴行で、相手がS学生で、計画性もあって……役満だね。
　　　　　　ヽj 　　'ー'' ⊆) '⌒｀　!
　　　　　　l 　　　ﾍ‐--‐ｹ　　　}　　　　とりあえず、署までご同行願おうか。
　　　　　　ヽ. 　　　ﾞ<‐y′ 　 /
　　　 (ヽ､＿_,.ゝ､＿　～　___,ノ ,-､
　　　　）　　　　　　ﾉ/｀'ー-'　<
　　　　ｒ'／, 　　_..　　　//　　ｌ、、､ヽ_)
　　　ゝ(_/_ﾉ´ /ヽ_ノ/　　__,ｌヽ)_)‐'
　　　　　　　　　{｀ｰﾆ[二]‐ｸ′
　　　　　　　　〉　　/ 　/＿
　　　　　　　　/ 　　´￣｀ヽ　）
　　　　　　（＿＿＿＿ノ--'

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　　――警察官の姿をしていた。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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390 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:14:30 ID:DS2uHmXA

　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　／ノ　　＼　　 u. ＼
　　　　／（●）　（●）　　　＼
　　　 |　　（__人__）　　　u. 　 |　　あ、え……？
　　　＼　u.｀ ⌒´ 　　　　　／
　　　　ノ　　　　　　　　　　　＼
　／´　　　　　　　　　　　　　　ヽ

　　　　　　∨/∧//////ヽ /　　｀ヽ　　　　　　　　｀ヽ､
　　　　　 }////}///////　　　　　　　　　　　　　＼｀＼
　　　　　　 Ⅳ////ｲ´￣´, 　 l:／　　　　　　 ',　　､　　ヽ
　　　　　　//777//|　　 / 　 /　　/　/　　　　,　　ヽ　　‘，
　　　　　 {////// j/⌒;　　/　　/　/ /! |　　 !　　 ‘，　 ,
　　　　　　|////// { (_ {　ｲ　ｲ,-/-､ ! |　　 |　　　 ,　　!
　　　　　　￣ 7￣ヽⅥ 　|　　ﾊ { __ /ｲ;　//　　 |　ト､　､
　　　　　　 ∧　ヽ_/ｨ|　 l 　 { ｰ=ﾁ　{/ ｲ/ l　　 ;|　|　＼‘，
　　　　　　 /イ´￣ﾘ　| 　{从 |　　　 ´ヽ/　ｲ　　/ !　!　　ヾ､
　　　　　　　/　　　　　 |　　 | ｀　　 _　,..ィ /　　/　| /
　　　　　 /､　　　　　 |　　 |､　　　,　´ /ｲl 　 /　 j/　　　　私ね、ずっと分かってた。
　　　　　 ,ｲ///｀ヽ､..　,ｨ|　　 |　 T ´　　　 Ⅵ´
.　　　　 ////77｀ヽヽ.　',　　 !　 |　　　　　　｀　　　　　　　　お母さんが脅迫されてる事、アリシアが危ない事。
　　　　///////////∧　, 　 | 　 ,
.　　　/////////////∧.l 　 |　　|　　　　　　　　　　　そして、そこのケダモノ達が私を性的な目で見てる事。
　　 ///////////////∧ 　 ! 　 |

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　フェイトが何かを語り始めるが……分からない、状況に頭がついて来ない。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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391 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:15:37 ID:DS2uHmXA

　　／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　（ ○）（○）
.　|　　U　（__人__）　　　お、おい！　いいのかこんなの！？
　 |　　　　　|r┬-|
.　 |　ι　　`ー'´}　　　アリシアを治せるのは――
.　ヽ　　　　　u 　}
　　ヽ　　　　　ノ
　　　/　　　く　　＼
　　　|　　　　＼　＼
　　 |　　　　|ヽ、二⌒)､

　　　　　　￣二ﾆ=.､,　　丶、　＿＿_＿_
　　　　　　／　　　　｀ｰ　　´　　　　　　　｀丶、
　　　_, -‐´　　　　　　 , ‐-　　　　　　　　　　　___ヽ,=＝ﾆ‐-､
　｀ｰｰ--‐ｧ‐　　　　/／　　　　　　　　　　､　|ヽ､　ヽ　､
　　　　／／　　　/ 　/ / │/ vヽ　!　　　､　ヽ ! |､＼ |　 l
.　　　 / ／/　　　　/　|│││.!　　| ｜ .| !　 !　　!|　l､＼ > 　|
　　　 ! / / 　　/　 l 　 !┼'ll‐l|-|.　├/|‐,|'l|‐-| l　 .|| .|､ヽ │　 |
　　　|/　|.　　/ ./ │　| , =＝､､|　 |/ ===､､ｲ/ 　 l| .! ヽ.> ｌ　 |
　　　　 |　　,l　||.　 !　l<´|┘:_! 　　　!‐'.::_ﾄ`>,　|/| ,|､　　 | 　 |
　　　　　|　 /|/ ,|､　|､ヽ　l｀ｰ7.　　　　|､__;７. / ,〃 l/l..l 　 ,l　　|
　　　　　ヽ ! ｀/　、 l ｀!｀　￣　,　　　 ` ｰ'　,'ィ"´ .| l |｜〃　|
　　　　　 `| /　｜､ｌ　ヽ　　　 _　　　　　　 ,_,|　　|｣　´ 〃　　|　　　そこもネックだった。
　　.　　　　 ! / 　 |. !|　　ト､　　｀　　　　　,ノ'ﾞ.! 　 |　　〃　　 !
　　　　　　.! /　　 ! | |　ヽ|.　丶、　.　-　´ｌ　│　 |　　//　　 |　　　あなた達を捕まえるだけなら簡単だけど
　　　　　 | /.　　 |, !'ヽ　＼､_|　 ´　　　 |　 | 　 | 　 // 　　 ,|
　　　　　 .!/　　／　　＼　　ﾞ､　　　　　ﾄ､|　　|　 /./　　　∥　　　それでアリシアが死んだら意味がない。
　　　　　 l/　　l　　　　.:.:.＼　　ヽ､　　　　　ｌ　 |　/ / 　　 ∥
.　　　　｜　　|　　　　 .: :.:.:ヽ　　ヽ｀.=､､＿,l　　l.ヽ' ./　　　 l|　　　　　　　　　　　　　　ｺﾞｯﾄﾞﾊﾝﾄﾞ
　　　　 |　　 |　　 :.:.:.　.:.:.:.:.:..! 　 | :.:.:.:.:.:「 |　 lｌ.:.:.:|/ 　　　∥　　　　だから探したの、他の「神の手」を。
　　　　 .!　　　.}:　 .: :.:.:　 :.: :.:.:.| l　 !:.: :.:.:.:.!.|　│:|:!:|　　　 ||
　　　　 !　　　 l　 .::, -──---lｲ .l､ヽ:: :.:.:.|.!　 |: :|: ヽ　　　∥　　　　　「日本じゃ十本の指に満たない」、他の名医を。
　　　　.!　　　 |:／ヽ　　　　　　 |/:.:.｀`:.:.:.:.|.|､ .!.:.:.| :/ 　　 !|

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　まさか、フェイトは探してしたというの？

　　やる夫とやらない夫に縋るしかなかった私と違い
　　「他の可能性」を探していたと！？

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

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392 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:16:43 ID:DS2uHmXA

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　　　　　　　　　　 ⌒＼　　　　　＼＼　　――-　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　＞― 　 /⌒　　　　　　　＼　　 /: : : : : :／
　　　　　　　　　　　　／　　　／　　　　　　　 -‐┐　＼　/: : -―く
　　　　　　　　　 /／／　　/　　　　　　　 |　　　 V／　　　＼
　　　　　　　　　　　 / /イ　ｲ |　 ///|　/ /　　 l　　 |　　　 Y　⌒＼　　ヽ
　　　　　　　　　　 /|八| l| l |ﾒ/ j ｲ /　　　j　　 |　　-‐人　　　＼　 |
　　　　　　　　　　　　　/　　 |八N抃　ｚミメｲ /　　 ; -=彡八ヽ　　　l 　|
　　　　　　　　　 /　　　　/|　ﾋ! 　 r'下　j/　　 /_　　 /: : : :ﾉ　　　 Ν|　　　探すっていう意味では、私にはハードルが低かった。
　　　　　　　　　　　 /　　　　/ ,| { ,　　ﾋﾂ　.//　./⌒)　∧: : :.| 　　　 l　|
　　　　　　　　 /　　　　/　/∧　 _　　　/ｲ　.ん／／　l: : ∧　　　 l　|　　　その……放置されてたし、お金は毎月振り込まれてたし。
　　　　　　　　　　/　　　　/　/　/ ＼`｀　　　/　/ζ^　　　＼Ｎ　　　　　 |
　　　　　　　 /　　　　/　 ′ん厂　ｰ=彡7　/三}＼_　　　　 |　　　 l　|
.　　　　　　 /　　　 , ′　|　 |/〃　　 l三′|三7 ノ　＼　　　 |　　　　　 |　　　それでも、子供一人の話を真面目に聞いてくれるお医者様は少なくて。
　　　　　　　 /　　　/　　八　|〃　　 lﾆ|　 |ミ7　　　　＞┐ |　　　　 |
　　　　　 / 　　 / 　　 / ヽ|||　　　 |t|　 |У 　　／／∧ |　　　 l　|　　　　だけど、ようやく見つかったの。
.　　　　　 / 　　 / 　　 /　　 |||=＝＝ l八　| 　　／／　/　| |　　　　 |
　　　　　　/ 　　 / 　　 /　　厂（(二不x ヽ| ＿／／　／　| ｌ| 　　 l　|　　　　私の話を信じてくれて、そしてアリシアを治せる腕を持つお医者様。

　　　　　　　　　　　　　 ∧__ ‐;;''::´￣￣｀ｰ-、
　　　　　　　　　　　, -‐´べ;:.:.:;:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ- 、
　　　　　　　　　 ∠,.:.:.:.:.:.:.:.:7.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
　　　　　　　／.:.:.:.:.:.:.:.:.Ι.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
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　　　　　　　￣/:.i.:.:|λ:.:.:|ﾉi.:.:.|か.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　フェ、フェイト……
　　　　　　　　 |/|.:い i.:.:/ ﾉ.:.:/リ :. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　　　i.:|/　ﾚ´/.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
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　　　　　　　　　　,ｨ'⌒￣￣￣ﾉ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　,二ﾆ=-、
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　　　　　　./　　　　　　/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、 |

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　私は何を見ていたのだろう？

　　姉を救おうと必死になるという点で、フェイトと私は何も違わなかった。

　　それなのに、私はフェイトを放置するばかりで……

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

394 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:17:40 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　 __＿
　　　r-‐…‐-　..　　　　　__　..　... __(_(＞-‐…´‐-／
　　　＼　..:　......ヾミｯ≦　　　　　　　｀^　≦ｚ ´__/
　　　　｀7ｰｯ､:..i....〉-‐ﾑ　　　　　　　　　　__＿　　｀ヽ、　__
　　　　　/　/　＞/ミx/ 　〃　　　　　　 ⌒ヾ　　｀丶=-‐ ´￣
　　　 ,ﾞ　/　/.:ｲﾐ:.z_iヘｲ　ｉ　 l　ﾊ　l　l　ﾏ　Yﾍ:...　＼
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　　　ｉ!,',' 　ﾊ.从:.. . .|　十ｔｾj｣Tﾄ{　｝ﾙtj」ｯ}i　|　i从　ヾj!
　　　 |!,'　 / ／:....Y^_|　ｨf圻弌ヾ　ﾉﾁ圻刈「　|　L.人
　　　 |i　 /'´:./:...从｛.| 八弋ｚﾂ　　　　ﾋﾂ从. ;　儿j　＼
　　　 |l　　 .:/:. .//`ｰ| 　「'""　　　, 　""ﾑﾙ. iメ!　　　　)
　　　 |l 　 :/:.....'/ 　　|　ﾄ､　　　ワ　　ｲｉ　ｉ:. |
　　　 |l　.,:':....../i　　 r|　 |__.≧: . _ .. イ　! |: . |:. |　　　後は、お母さんとそのケダモノ二匹を引き離すだけ。
　　　 |l　　:....,'...|　／ |　 |////入｀ｰ十ｔ､ |: . |:. |
　　　 |l　 ,' ./: ..|个ﾄ､.!　 !｀マ//∧　｀　]| |､;..|:. |
　　　 |l　.ﾞ /:....∧ヽヾ.|　 |　　ヾ⌒〕　　 ]| | ﾍｉ:. ｉ　　　大丈夫だよ、お母さん。お母さんが今までしてきた事は、脅されてやった事。
　　　 |l ,' /:...,'.「　　　从乂　　 >､|　　 ]| l:....ｌ:. ;
　　　 |l. /:....,'...|　　　　　)､　／／芥､ﾆﾆ」 l:....|:. :　　　私も有利な証言をするし、今日の事もアリシアの話し合いの筈が、その二人が暴走しただけ。
　　　 |l,':... ,'.... |　　　　＼ヽx ﾞ〈ｲ　Ｌ､>. 　从ﾉi: i
　　　 |l:....,'.... . ﾚ⌒　　　 }　　　　,《　》, lMl 　 |: l　　　お母さんは、何も悪くないんだから！
　　　 |l:..,':..../:..} 　　　ﾘ:...　　 ,《　　》,乂i 　 |:..l

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -.､
　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ.ｰ---‐ヽ:ヽ,
　　　　　　　　　　　　　　＞:.:.:. ∧:.:.:ｰ=＝=..､
　　　　　　　　　　　　　／:.:.:.:.: /:.:.∨:"ヾ､:.:.::.:.:ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 /:.:/:.:.:.:./:.:.:.:.,:.:,:.:.:.:.:ヽ:.:.:.',:.',
　　　　　　　　　　　　 i:./:./:.:./:.::.:.:.:ﾙﾊ:.:.:.:.:.:.:､:.:.i:.:!　　　フェイト、私は……私は……！
　　　　　　　　　　　　 i/i:.i.:.:/:.i:.:i:廴__ i:.:.:.:.:.:.:.ﾊ:.j:.:!
　　　　　　　　　　　　　 Ⅵ:.i:i:.:Ⅵ ﾏぅﾙ人:.:i:Ⅳ:.!:.i
　　　　　　　　　　　　　　　　 V ト:.:.:.ヾ　　, 　ﾚｲ:.:. |:.j
　　　　　　　　　　　　　　＿／i:.:.:.:.:.i＼ --　／:.:.:.:|:ﾊ_,.. -‐-､
　　　　　　　　　　 ,. .＜: : : : :.:i:.:.:.:.:.i.j=＞.＜=i:.:.:.:.i￣: : : : : : ＞.､
　　　　　　　　 ,...＜::::::::::::＞-‐-ﾉ:.:.:.:.:j/ ｀ ― ´ !:.:.:.:j‐/:／‐-､::::::::::::＞..､
　　　　　 -.=::≦:::::::::::::::::／: : : ／:.:.:.／ー-　 -一ヽ:.:.＼:.: :. :. : :Y::::::::::::::::::≧:=.-
　　　　　　　　￣￣￣i: : : :／: : : : :i:.＼　　　　／ヽ: : ヽ: : : :.:| ￣￣￣
.　　　　　　　　　　　 i : ／::::::〉: : : :〉:::::＼_ヽ_ ／:::::::::}: : :.}::＼: :i
　　　　　　　　　　　 ;／::::::／: : :／::::／:/ーr‐Y:i:::::::::i: : : ＼::ヽj
　　　　　　　　　 /::::i::: 〈: : :.:/:::::::::::::/i. 　j　.j:::i::::::::::＼: : : i:::∧
　　　　　　　　　　　 /::::::::::::: ＼: i:::::::::::::/∧..人 /i:::i::::::::::::::}: :./:::: ∧
　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::/:::j∧ . / .i::::i::::::::::::ﾙﾚ:::::::::::∧
　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::iﾊ._∨_/.ｉ::::i:::::::::::::::::::::::::::::::∧

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　何も言えない。

　　私が馬鹿みたいに腰を振ってる間、この娘はずっと
　　一人で戦い続けていたのだ。

　　私が何を言えるというのだろう、娘を売ろうとした私が！

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

396 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:19:08 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　／,_ｭ_＞､　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 | ヽ　　ﾝ'　|　　　　　＼
　　　　　　　　　　　 l　　　　 ,. ､ -‐l ﾟi（○）i!ﾟ l- ､,,_　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　＼　／　　　ヽ､`'''ﾞノﾉ　　　｀'ヽ､　　 /
　　　　　　　　　　　　　　｀| __,.. 　 -_‐ ニニﾆ ‐_-　､ _　　l ,.-'ﾞ
　　　　　　　　　　　　〈.r '' ´　　　　　　　　　　｀ '' -={}
　　　　　　　　　　　　　 /:::!`ァ- ､..,,＿＿＿＿,,,.. -､,''ﾞｿ:::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　/:::::l　ﾞ　,.r＝　 `　 ´　ｧ=-､　`　l::::_ｨ
　　　　　　　　　　　〈ヽ|　　'ﾞ　　ノ　 i　　丶　　　 l/,' |
.　　　, ‐　、　　　　　　　 | 〉!　　　　　　 l　　　　　　 l | ﾘ　　　うーん、込み入った話をしてる所悪いけど
.　　　ヽ. 　ヽ　　　　　ヽ`|　　　　　　l 　 _　　　　　ｋ/
.　　　ヽ　ヽ　　　　　　　l｣　　　, 　　｀　　　　ヽ　　　l-ﾞ　　　　ちょっと署までご同行願えるかな？
　　　　ヽ.　 ', 　　 /￣〉　ﾍ　　'　､ー――一ァ　　　/
　　　　　　 ', 　 '、, べ、ｌ　　ヽ　　　ヽニニニｼ　　　/　　　　　　流石に、参考人扱いにはしなくちゃだし。
　　　　　　　ﾞ,　／　 _　ヽ!　　　 lヽ　　　-―-　　　／l
.　　　　　　 У_. イ　ヽ　〉　　_,|　｀　､　　　／　 l_
　　　　　　ﾉ ´_,.　‐ ヽヽ/;　 / ヽ　　　 ;￣￣　　 ,.イ l
　　　　　 |　　　　ヽ | Lノ　　＼_　ヽ　 _,.ィ´　　　L_
　　　　　　　 |　　 `´〉　 /　 ! l　　　　ﾌー／　　　　　/　｀〈_｀ ' ‐ ､
　　　　　　 _｣　　　ゝ,l_|　　l　ヽ　　 /￣￣ﾍ　　　 /　　　　｀ ' - ､｀tｫ､,_
　　　　 ,.ィ｢|,,.ゝ、　　　ヽ.　ｌ　ヽ　　∧　　　ﾊ　　 /　　　　　　　｀' -､ /ｽ､
.　　／Yﾞ´　　ヽ　　　　 l　ｌ　　ヽ. /　〉t‐ 〈　ヽ／　　　　　　　　　｀ - ト､
　　 /　　|　　　 |　　　　 |　l　　　 `　 l　|　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　i

　　　　　　　　　　　　／
　　「ヽ、　　　　　　／/　 _＿,，´／
《⌒ヽi:i:＼　　_＿__( イ⌒´_＿,ノ´
. ＼i:i:i:Ｖi:i:》´_　　　　　　　　　 `　、
　　＞へi:i:ｉ》-Ｙ´ ｉ　i　i ｊ　ヽ､⌒ヽ〉
. ／　,ﾞ´.:.:》《-‐|　 |　|‐ﾔ「l |　} i:.:ﾍ
.′ ' '　.:/i:i:i》ミ|　 |　jｨ矛ﾙﾚﾍﾄv:.}
i　//　:/i:i:ｉ:/yﾐ|　ﾄ (　kj 乂.:ﾊj　)'
レ/　:/i:i:ｉ:/:.:{'､|　 |⌒｀　　｀7
ﾚﾞ　 /i:ｉ／|:. :｀r〉　ﾄ､　　ｰ,'　　　だってさ、お母さん。
|i　:/／　.:トミ 7ﾍvﾍ:..、　　/
|ｉ　'　　　.:|⌒7)､:.V∧:.＞'´　　　　大丈夫、さっきも言ったように私は有利な発言をするし。
|:　　ｉ　 .:|==ヘ'/∧ :〈　〉:.〉
|:　　 i　 .:l 　＿｀⌒＼＼/　　　　　それに、お母さんなら大丈夫。
|:　　 i 　 |　ｨ⌒＼＼　）　)
ｉ:　　 :.　.:|ｲ　　　　＼＼((》､
:.　　 :.　.:| l　　　　＼レr气

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　大丈夫？　一体何が？

　　何一つできず、娘を犠牲にする寸前だった私のどこが大丈夫なのだろう？

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

397 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:20:04 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,，-―ｧ　　　-‐…ｧ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　／　／.:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .′　ｲ-‐く.:ｉ:ｉ:ｉ:i:／_
　　　　　　　　　　 .　 -‐…‐-､」　イ　　｀¨¨´ ／
.，-‐…‐-　 .,　　　　 ´　　　　　　　　　 -‐…‐＜
｀ヽ、.:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i＼　／/⌒　　　　　　　　 ⌒ヽ　_＿　　　＼
　　｀¨¨´＼ｉ:ｉ(ヽ》’ / ´　　／ /ハ、　l､ jヽ､　`、　｀ヽ､＿＼｀丶､
　　　　 -‐へ :7　 .ﾞ/　／l　/ |　 |ｌ:　| )ﾍ　｀、ﾄ､　　　ヽ　　　｀ヽ、
　　　´ 　　　 {　〈/ '　( ィiﾌ丁|　 |ｌ: 丁ﾌ7メｉ　|　＼　　 |ｉ:＼　　　　＼
／　　　　　　八　(/|「ﾚｨ七弌ｊ　jﾙ圷弌ﾒv'|　|　　| ＼ｊ⌒´　　　　　　　＼
　　　　　 .: .:/.:i:i:iV　|ｌく( rし'/}　　　 rし/})>〉　川　レﾞ )'　　　　　　　　　　　＼
　　..: .: .:／/.:i:i:i:iｲ　从八Ｖr丈　　　　Ｖrｸｲｉ　j 人 j　　　`　､　　　　　　　　ヽ　　　　　お母さんは、私達のお母さんなんだもん！
: .:.:.:..:／　.′ ／ |　ﾐY、　 .:.:.:.:　　' 　 .:.:.:.　小ﾙ’　)'　　　　　｀　　､　　　　　　｀､
: ..:／　　/ ／　 │ iへ　_、　　〈ﾌ　　ｲ:jj 　　　　　　　　　／ )　　　　　　,　　　だから大丈夫！
／　　 /'´　　　 |　ｉ　　　>､　　　　　イ' .:/__　　　_＿＿＿__＿ __／　 /　　　　　　 ′
　　　　　　　　　 |　ｉ　　　　　」 ≧≦ﾚ / .:///⌒¨´／　「'//Y⌒´ (　　厂￣￣￣￣)　,
　　　　　　　　 |　i　　　イ |'////// .:///　　　'　　　|///|　　　　 ´　　　　￣￣￣)′　　いつかまた、お母さんの手料理を食べて。
　　　　　　　 |　i　 ,ｨく　　 V⌒v/ .:/// ,'　　　.: : : .:V//,L__ ,〈　　　　　　_￣￣￣)
　　　　　　　 !　ｉく＼>､　　 V//l　.:ﾚ/ 〈　　　.: : : : : :〉'//V///`ｰ―-- ､　ヽ￣　　　　　　私がはしゃいで叱られて。
.　　　　　　　　ｌ　iｉ「＼＼>､／)弌ﾍ　 |　　ヽ､　 .: : : : |////V/　　　　　 ` ｰ’
　　　　　　　 !　iｉ|　ｌ＼｀(<!--/ｉ}Ｖﾊ .:|トヘイl ｀¨´厂￣｀¨¨¨¨´　　　　　　　　　　　　　　　　アリシアは困ったように慰めて。
　　　　　　　 |　iｉ|　.:|　 ´ ｀ﾊV Ｖﾊ |V///,ｊ　　/
　　　　　　　ﾚﾚj|　.:|　　　ﾊV　 Vﾊ! ｀¨¨´ 　ﾍ
　　　　　　　　　 |　.:{　　ﾊＶ:. 　 Vﾊ　　　　 :.＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな日々が帰って来るから！
　　　　　　　　　　ﾚﾞ,《=＝=∨:. 　　 Vﾊ==＝＝＝==》
　　　　　　　　〈/《r―t‐-’　　　 `ー―=￢冖ア
　　　　　　　　 /　＼　し､　　　　　　匕_／
　　　　　　　　　　/　　 .: :｀¨〕　‐-　　　 -‐ 　〔
　　　　　　　 /　　.: .: : : 八　　　　　　　　入

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　まだ戻れるのだと。

　　かつてあった日常が、またやってくると信じる娘の姿はあまりに眩しく……

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

398 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:21:00 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　 ∧__ ‐;;''::´￣￣｀ｰ-、
　　　　　　　　　　　, -‐´べ;:.:.:;:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ- 、
　　　　　　　　　 ∠,.:.:.:.:.:.:.:.:7.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
　　　　　　　／.:.:.:.:.:.:.:.:.Ι.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
　　　　　　　_,／;;/.:.:|.:i:.:.:. i:.i|.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |　　　　う、ううぅぅ……
　　　　　　　￣/:.i.:.:|λ:.:.:|ﾉi.:.:.|か.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　 |/|.:い i.:.:/ ﾉ.:.:/リ :. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　うあぁぁ……
　　　　　　　　　　i.:|/　ﾚ´/.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　　　ヾ｀τ /.:.:λ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　　　　ヾ｀y.:.:.:/ ｀ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|＿ ,,
　　　　　　　　　　,ｨ'⌒￣￣￣ﾉ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　,二ﾆ=-、
　　　　　　 , ／　　　　　　 i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:レく,＿＿,,、ヽ、
　　　　_ -‐ ´　,＿,-t‐zー―-|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|　　　　　　｀ヾ!
　　,. :'"'''''"￣　　＿|／　　　 |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i＼
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　　　　　　.|　　　! 　 . /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　私は泣いた。

　　己の不明に、母として家庭を壊してしまった罪に、自分が傷つけたあらゆるものに。

　　そして、フェイトのあまりの優しさに。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

399 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:22:00 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　:.:.ﾍ:.:.:.:.:.:／{..:/＼.:.:.:..、　＿ _
　　　　　　　　　　　　　ﾒ´.:.:.／:.／:.::..:.Ｖ:.:.:..:Y.＼Y:＿.:.:.:｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　 i／:./:.:./:.:.:.:..::.:.:.:..:.:.:.:.:ｌ.:.:.:.l:.:.:.:.:.}:.:乂＼
　　　　　　　　　　　　{.:..:.:/.:./.:.:..:.:.:/{ﾊVﾊ.:.:.:.:.:.:.:ｌ.:.:.::..:.:.＼
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　　　　　　　　　　　 i::..:ｌ:..:.{:.:...:/－=一　}.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.:.:.::}:.:弋
　　　　　　　　　　　}:.:.:.ヽ.i.:.:.:..代ﾃア　/ハ.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.::}.:.:}
　　　　　　　　　　 /.:.::..:.:i..＼.{i　　'´　´|　 i|| }.:.:.i.:.:i:.::.i.::./}:.i
　　　　　　　　　　/..:..:.::.:i.:.:.:i 　　　　　,　ｊﾙﾊ/| ﾊ.:./}:.:}.ｊ/　　　グスッ……そうね、またいつか。
　　　　　　　　ヘ/::.:..:.:.:.:i.:.:.:.i　　　　_ _　　　丿//iｊｊ/ ｊ/
　　_,,　-=二　　　＼＿」.:.:.:.へ　　` = ′／i.:.:.:.:{＿＿　　　　　　きっと、やり直しましょう。
二　　　　　　　　　　　　i.:.:.:.:.:i　ヽ　　 ∠:.:.:.{.:.:.:.:i　　　 ` ＜..
＿＿＿_,,-=二￣i＼　　i.:.:.:.:.:iミ三三丁~￣i.:.:.:.:.:i　　　　　　`へ
　　　　　　 /:{///// ＼i.:.:.:.:.:{　　　　ﾄ＿ i.:.:.:.:.:i ／-=二=--_
　　　　　 {//////////i.:.:.:.:.:.ｌ＼丶　　ｌ＼　i.:.: .:.:i人

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿_
　　　　　　　　＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　／　／⌒＼　　／＼
　　　　　　　＼::::::::::::::::::＼⌒＞ -=ヘ──-　　 /　　/　　　　　　／　／
.　　　　　　　＼::::::::::::::::::>　　　/　　＼　　　｀ヾ／⌒＼　　　＼／／>
　　　　　　　　／＞―=7ｲ　　 / /　　　　　　　　ﾍ　　　＼　　　　　<／
　　　　　　　　／´:::::::::ｰ=/　i　　/ / 　／　　/　　　　＼＿＿__＞　　 ┌─┐
　　　　　　 ∠ ::::::::::::::::::〃　ｉ　/　|　 //　|　 /|　/　/　ﾄ､＼:::＼　　　　└─┘
　　　　　　 /　　￣￣￣{{　　Ⅳ　_|__/｣_ /|　/ :|/__/__ ｜　 ∨:::＼
　　　　 /　　　　　／i 　　│　ﾚ' /ｌ/｀:| / .∧/|/|　｜ i ｜|￣ ´
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　　　　 /　　　　　 /　　{　　　|　｜　　　　　＝ミ厶ｲ:|/　∧j
.　　　 /　　　　　 /　　　',　　｜　Nヽヽ　　 '　ヽヽ// | |　/　 '　　　　うん！
　　　/　　　　　 /　　　 ' 　 :|　 |　　　　ｒｧ　 ., './> |ﾉ /
.　　/　　　　　 /　　　　 Ⅵ:|　 |个､　　　 ., イ　:ﾚ' ｜
.　 ,'　　　　　 /　　　　　　　.》i| 　|─-｀≧≦　:|　 l 　 |

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　そして、再起を決意する。

　　私はもう、アリシアとフェイトに優劣をつけない。

　　何より大切な娘達の天秤を傾けないと、ここに誓った。

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

400 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:22:42 ID:DS2uHmXA

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌─┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└─┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌──────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　　 │

.

401 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:23:11 ID:DS2uHmXA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|i:i|
　　　　　　　　　　　　　　　　 _ ．─ ．_. 　.∨ 　 _ ．─ ．_
　　　　　　　．＿．-─＜i:i i:i i:i i:i i:i＼_∧_／i:i i:i i:i i:i i:i＞─- ．＿．
　　　　　　　　｀∧i:i i:i i:i i:i．──＜ i:i i:i i:i i:i i:i i:i ＞── ．i:i i:i i:i∧´
　　　　　　　　 ∧∧　￣　　　　　　　|i:i i:i i:i i:i i:i i:i|　　　　　￣∧∧
　　　　　　　 ∧| |∧　　　　　　　　　￣￣|i:i|￣￣.　　　　　　 ∧| |∧
.　　　　　　　 ∧│| .∧.　　　　　　　　 ∧∧　　　　　　　 ∧│| .∧
　　　　　　　　∧ . |│ .∧.　　　　　　　　 ∧i:i∧.　　　　　　　 ∧ . |│ .∧
　　　　　　 ∧.　│| 　 ∧　　　　　　　　 ∧i:i.i:i∧　　　　　　　 ∧.　│| 　 ∧
.　　　　　　 ∧　　 |│ 　 ∧　　　　　　 | i:i i:i i:i |.　　　　　　 ∧　　 |│ 　 ∧
.　　　　 ∧　　　 ‐.　　　∧.　　　　　　 | i:i i:i i:i |.　　　　 ∧　　　 ‐.　　　∧
　　　　　 ∧　　　　　　 ∧.　　　　　　 ∨i:i:i:i∨　　　　　 ∧　　　　　　 ∧
　　　　　∧　　　　　　　　 ∧.　　　　　 ∨i:i∨. .　　　　 ∧　　　　　　　　 ∧
　　　　 ∧.　　　　　　　　 ∧　　　　　　 ∨∨.　　　　　∧.　　　　　　　　 ∧
　　　 ∧＿＿＿＿＿＿＿＿_∧　　　　　　 |i:i|. .　　　　 ∧＿＿＿＿＿＿＿＿_∧
　　 ‘ .i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i　’. 　　　 ∧∧　　　　‘ .i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i　’
　　　　‘､i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i,’.　　　　 ∧i:i∧ 　　　 ‘､i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i,’
　　　　　丶i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i '　　　　　 ∧i:i.i:i∧　　　　　丶i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i '
　　　　　　　￣￣￣￣￣￣　　　　　　　 | i:i i:i i:i |　　　　　￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | i:i i:i i:i |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨i:i:i:i∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨i:i∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／i:i i:i i:i＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | i:i i:i i:i i:i .|
　　　　　　　　　　　　　　　　．＿　　　　 ∨.i:i i:i i:i∨　　　＿ .．
　　　　　　　　　　　　　　∧i:i i:i i:i .｀ ─ ´i:i i:i i:i i:i i:i｀ ─ ´ i:i i:i i:i∧
　　　　　　　　　　　　　　∨i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i i:i.∨
　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓

　　　　　　　　　　　　　　　　　　プレシアの天秤の傾きは

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい

┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛

.

402 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:23:29 ID:DS2uHmXA
以上でウヴァさんのリクエストを終わります。
お付き合い頂き、ありがとうございました。

403 名前：普通の名無しさん[sage] 投稿日：2015/05/16(土) 23:24:56 ID:ghhhVs0Y
おつです

404 名前：普通の名無しさん[sage] 投稿日：2015/05/16(土) 23:26:11 ID:yOVEZVvE
乙でしたー

405 名前：普通の名無しさん[sage] 投稿日：2015/05/16(土) 23:27:56 ID:JSHI7J06
乙でした。

406 名前：言いだしっぺ ◆e73gxPuo.6[sage] 投稿日：2015/05/16(土) 23:43:59 ID:Z.oc4gGE
乙でした
すげえ・・・・、汚れた俺はてっきりフェイトが汚されていくプレシアをずっと嘲笑っていた展開かと思いましたよ。

408 名前：システム ◆hh4F2FkVUA[] 投稿日：2015/05/16(土) 23:58:02 ID:DS2uHmXA
>>406
一番最初に書いたやる夫スレで、後味悪いエンドにしたら非難轟々でなー。
それ以来、エンディングの基本はハッピーにしとる。

409 名前：言いだしっぺ ◆e73gxPuo.6[sage] 投稿日：2015/05/17(日) 01:31:46 ID:cdwmMcjQ
オチのつけ方ってさじ加減が難しいですよねー。

411 名前：巨乳大好き ◆RyGk14Ot2Y[sage] 投稿日：2015/05/17(日) 11:11:50 ID:9JBjatUg
遅れましたがプレシアさんの話、おつです
エロさと感動がいい塩梅で……非常に面白かったです！

412 名前：普通の名無しさん[sage] 投稿日：2015/05/17(日) 12:04:43 ID:QR1MSVVI
乙
色々あったけどハッピーエンド！

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医者はマジで患者の命を人質にするからな
袖の下なしじゃまともな手術を受けられない

2016-03-26 03:26 |
　　　　　　
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