～第５話～

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┃｜　　真紅はローゼンメイデンの中で唯一、幕下であった。　　  ｜┃
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┃｜　　それには理由がある。　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｜┃
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┃｜　　「淑女たるもの、エレガントでなければならないわ　　　 　 　 　 　  ｜┃
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┃｜　　　もろだしなんて、もってのほかよ」　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜┃
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┃｜　　彼女は高潔だった。故に、ローザミスティカもろだしのような　　　 ｜┃
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┃｜　　破廉恥極まりない決まり手を使う気にはなれないのである。　 　 ｜┃
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┃｜　　相撲の決まり手はローザミスティカもろだしだけではない。　　 ｜┃
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┃｜　　押し、投げ、引き、色々ある。　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｜┃
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┃｜　　だが、真紅がこだわり続ける技に問題があった。　　　 　 　 　 ｜┃
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┃｜　　『ローザミスティカ猫だまし』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｜┃
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┃｜　　ローザミスティカを輝かせると同時に猫だましを行う。　　 　 　 　 　 　 　 　 ｜┃
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┃｜　　光と衝撃で相手を驚かせ、その勢いで転ばせる高等なテクニックだ。　　　 ｜┃
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┃｜　　「淑女たるもの、裸と裸のぶつかり合いなんて、野蛮極まりない」　　　　　　｜┃
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┃｜　　と、相手との接触を好まない真紅の持ち技である。　　　　　　　　　　　　　　｜┃
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┃｜　　その結果、彼女は敗れ続け、今場所も全戦全敗となってしまった。　　　 ｜┃
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┃｜　　部屋の親方からは「国へ帰れ」と告げられたが、真紅は断った。　　　　  ｜┃
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┃｜　　「私がいなくなっては、アリスゲームは続けられない　　　　　　　　　　　　 ｜┃
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┃｜　　　薔薇乙女は誰一人欠けても、真のアリスにはなれないのだから」　　　 ｜┃
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┃｜　　そんな中、角界全体に衝撃が走る事件が発生した。　 　 ｜┃
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　　|┃　　　　「大関水銀燈、素人（よかた）に暴力を振るう　　  ┃|　　  │
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　　|┃　　　　　角界追放か！？」　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┃|　　  │
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～続く～

おつ

もうね…なんて言えば…

乙

光らすのはいいのかｗｗｗｗ

乙
もろだしと発光のアウトの線引きがわからねぇｗｗｗ

乙
水銀燈が一般人に怪我させたっていうのも原作通り？だよな？

>>224
原作水銀燈はマスターとか関係なく一般人からでも無差別にエナジー吸い取れる

原作の精神も余すところなく盛り込むとは、この作者やりおるわい・・・

え、エレガント…？

エレガントだよな？

乙！
原作の理解度も高い上にそれを巧みにストーリーに組み込むとか化物か、この作者……

おつ
なによりも「続く」でむせたｗ

私がいなくなっては、アリスゲームは続けられない　

・・・・何人か引退してなかった？ｗ

引退した子はローザミスティカ失ったからいいんだよ！ｗ