けいりゅう流産の手術を終え、家に帰ってきました。

今まで、6時間、8時間に及ぶ、大手術を何回も経験したことをある私にとっては、全然楽なものでした。

何と言ってもよかったのが、お医者さん。
香川でこんなにいいお医者さんに出会えるだなんて、本当にラッキーでした。

まず、十分な説明をしてくれました。
あらゆる可能性を、細かに説明してくれました。

また、診察がとても丁寧でした。
けいりゅう流産は、あかちゃんの袋だけが育ち、中のあかちゃんは育たず、心拍も聞こえないのです。
流産の可能性が出てきた時、妊娠週から見て流産が決定した時、そして手術の直前の昨日まで、何回もしっかり内診してくれ、赤ちゃんが育っていないかを確認してくれました。
そのお医者さんはとても忙しくて、診察の待ち時間が長いのですが、いつも丁寧に、そして十分に時間をとってくれました。

そして、治療、手術日など、すべてを私に決めさせてくれました。
私の気持ちを一番に考えてくれました。
私は、自然に出血で流れてくれることを願っていたのですが、なかなか出血はおきませんでした。
あまり長くおなかに赤ちゃんの袋を置いておくと、子宮の変形や、今後の妊娠にも関わってくるので、手術のタイムリミットを3月いっぱいに決め、手術になりました。
医者によっては、けいりゅう流産だと決まると、すぐに手術をする場合もあるそうです。
私の想いを十分にくみ取ってもらい、安心して手術に臨むことができました。


私、あまりに何回も手術をしたことがあるので、病棟に入るだけで、PTSD的にどっと気分が悪くなるのです。
浴衣をきると、病院着を思い出し、落ち着かなくなるのです。
そして、裸、もしくは下着を着ないで布団に入ると、寝れません。
今までの手術では、手術後は裸でシーツだけをかぶる状態が数日つづいたからです。
でも今回は私服で入院することができ、ずっと下着も着ることができました。
精神的な落ち着きが、全然違いました。

そして、病棟の看護師さんが本当に優しくて。
赤ちゃんもいる、周産期の病棟だからなのかな。
気がきく、優しい看護師さんでした。


今回の入院、手術は、予想外にも、ダメージが少なくよかった。
唯一の失敗は、全身麻酔をかける時、喉に通す管を入れるのに手こずったようで、喉がかなり傷つきました。
咳、痰が止まらず、血も出てきて、今は声がほとんど出ません。
まぁこれは徐々によくなるでしょう。

今は、体が本当に重いので、死んだように眠っています。
一週間は安静なので、家で寝まくりたいと思います。
やっぱり家が一番です。


妊娠してからの一か月のことも、もう少し元気になったら書きたいと思います。
いろいろあった一か月だったので、記録したいと思います。