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やらない夫は奇妙な部署に配属するそうです　第二話コックリさん　捜査 -2(2)   カテゴリ:やらない夫シリーズ 


262 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:24:24 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └-i:::::::::::::::::::::::: ,.　　'"´　　　　　｀`ヽ:::::::.: : ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __...ﾉ: : : : : : :,.ィ´　　　／ 　 　 ', 　 ヽ ｀丶､: : : :ト.､　 ,.ィ"ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　 　 |: : : : : : : :／　　./　 /　　　　　 ',　　 ',　 「: : : : :|:.:.:ヽ: : : : : 〉ﾆﾆ､二
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ.ィ: : : :/　 　 / 　 ,'　　　　　　 l　　　',　｀丶ﾄ､:|:.:.:.:.:.|: : : : :ート､､ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r‐:':::::::/ 　 　 ,'　　,'　 　 　 　 　 !　　　.l　i'"´: : |:.:.:.:.:.:!: : : : :_:ハ ',ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 　 　 ',_:､:::/　　 　 l　　 ｌ　　　　　　　 |l 　 　 !　',: : : :.|:.:.:.:.:.:|: : : : L_ｌ::', ',r
　　　　　　　　「監察医と立ち会い人は、　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:,'　　 　 ,'l　　 |　　　　　l　 | l !　　! |　 ｀丶; |:.:.:.:.:.::!: : : : : :ﾊ::ヽ
　　　　　　　　　遺体に残されたどんな小さな異常も　　　　　　　　/:| |　　　,' |　! .!ｌ|　　　　,'|　ｌ ｌ | l　,' ,|. ｜!´: :.!:.:.:.:.:.,': : : :r '　｀¬
　　　　　　　　　見落としてはならない。　　　　　　　　　　　　　　　/:::,! |　　 ..L.',_ﾄ. |',ﾄ　　　/ !./l/├ /¬ ¬､).:: /:.:.:.:./: ::::::::|　　　 |:
　　　　　　　　　知識や経験はもちろん、　　　　　　　　　　　　　 /:::::ﾊ.ﾄ　、　!　..l_ヽヽ＼､./ l/"´ul/_∠ |　 {: : :/:.:.:.:./::::::;:::ﾉ|　　　 !:
　　　　　　　　　長時間の解剖に耐えうる集中力と　　　　　　　　ヽ|l　',ヽ ＼ !,イ ｀` ﾄ　 '′　　 ,ｲ"´　lヽ 　,ﾊr'＾,-ﾍ':::::::::}::!｜　 　.!:
　　　　　　　　　注意力を求められる。　　　　　　　　　.　 　 　 　 　 |　　　ト､ト.`弋..ン　　　 u 　 弋..ン '　| .|/j〈ィ'>》_ノ"!::l　!　　　|:
　　　　　　　　　だからこそ、こうして多くの人間が　　　 　 　 　 　 |　 　 l　l.|. ',＿＿＿＿＿＿＿＿／ l　 ! .|:.ヾ ﾆﾌ　　 !::l. ｜　　 |:
　　　　　　　　　集まる必要があるのだ。」　　　　　　　　　　　　 　 |　　 / / | ＼　　　　　　　　　　　　｜ ｌ|　|／　 　 　 ヽ:|　|l　 　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 　　　　|　　/ /　|　|_.＞ 、　　　 　　　_..-.､ｌ　l !　! 　　　　　　 　 |.! 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l|　 /,ｲ _..ｌ　l:.:.:.:.:.:.:｀丶､ __..ィ´:.:.:.:.:.,' .,'::|　| 　　　　　　　　| !　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !|_ノ' r":.:.l　l:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊィｭﾍ:.:.:.:.:.:.:./ /:.:::!　!ヽ、　　　　 　 .| l　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _..'"ｨ´　 ﾄ､:.:.! .l:.:.:.:／｀`ヾ.ﾆﾝリ:.:.:.:.:./ ':.:.:.:.:|　|:.:.:/、　　 　 　 ! !　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜._ <.|　　 ! ∨ ,'_:.:'-:.:.:.:.:.:.:`¬´:.:｀`:./:.:.:.:.:.:.:.!　!;/: : ＼　　　　 ! l　　 |




263 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:25:41 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　ヽ_　　.＼
　　　　　　　　　 （●）（● ）　u ｜　　　 　　　　　＿＿＿_　　　　　　「俺とやる夫が立ち会い人になったのは、
　　　　　　　　　 （__人__）　 　 　 | 　 　 　 　 　 ／三三 　 ＼　　　　　残念ながら、この困難な条件をクリアしたからではない。
　　　　　　　　　　ｌ｀ ⌒´　　u　 ｜　　　　　　／─三三─　u＼　　　 解剖の結果を書類にまとめるための人員として
　　　　　.　　　　　{　　 　u　 　｜ 　 　 　 ／::::（◎）三（◎）:::::　＼　　挙手したからだ。
　　　　　　　　　　 {　　　　　u /　　　　　 | 　u　 （__人__）　u　　　|　　そうでもしないと、あの爬虫類課長は立ち会いを
　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ、　　　　　＼ 　　 ｀ ⌒´ 　　　 ,／　　認めてくれなかっただろう。」
　　　　　　　　　 ／ 　　　　　 l ＾ヽ　　　　　/７ 　u　 　 　u　 　 l─､
　　　　　　　　　 |　|　　　　 　|　　|　　　　 ｜l　u　　　u　 　 　 ｜ ｜



　　　　　　　　　　「解剖の立ち会いと膨大な書類作成がセットになっていると　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　知りながら、喜んで参加する人間は他にいない。　　　　　　 　 ／　 ヽ､_　　＼
　　　　　　　　　　　苦虫を噛み潰すような顔をして許可してくれたのは　　　　　　 （●）（● ）　u　|
　　　　　　　　　　　今朝になってからのことだった。」　　　　　　　　　　　　　　　　 （__人__）　　u　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （　　　　　u　 u |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　{　　　u　 u 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⊂ ヽ∩　　 　 く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| '､＿ ＼　／　 )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 |_＼　 “　.／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､ ＿_＼_／



264 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:26:15 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　 ┏┳┳┳┓　 ┏━━┓　　 　 　 　 ┏┓
　　　　　　　　　┏┛ 　┗┻┛　┃┏┓┃　 　 　 　 　 ┃┃
　　　　　　　　　┗┓ 　┏┛ 　 ┗┛┃┃　┏┳┳┓　┗┛
　　　　　　　　　　 ┗┛┃　 　 　 　 ┃┃ 　┗╋┛┃　┏┓
　　　　　　　　　　 ┗━┛　　 　 　 ┗┛ 　 　 ┗━┛　┗┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-､ `､l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈｀'-ｰｰ-'^ヽ `､l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ-''´~ｿ　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,/　く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,.r' .,へ ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 =ﾆ-ｰ'´　 `;､ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l￣/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｰ-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　/　　 _　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀l､_l　　　　,,-ｧ
　　　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣　￣￣/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,.-''／
　　　　　　　　　　　　　　|＿＿＿　　　　　/　＿＿　＿_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r､__,,.-''ﾞ,,.-'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / /￣l　/　 l ./ l. / l　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ_,rｰ'ﾞ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/./　　//.　　l/　l/　l　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 //　　// 　 　 　 　　//
　　　　　　　　　　　　　　　　　.`´　　 ´　　　　　　　l/

　　　　　　　　　　　　　　　「時折室内に響く医療器具の音。
　　　　　　　　　　　　　　　　そして耳に残ろう肉と臓物を解体してゆく音。
　　　　　　　　　　　　　　　　真紅さんは遺体の状況をテープレコーダーに記録しながら
　　　　　　　　　　　　　　　　淡々と手際よく作業を続ける。」




265 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:27:07 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　 　　　　　＿＿＿_　　　　　　　「一方のやる夫は額に脂汗を浮かべ、
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／三三 　 ＼　　　　　　 今にも吐きそうな顔をしている。
　　　　　　　　　　　　　 ／─三三─　u＼　　　 　 というよりもう吐いてきたのか……。
　　　　　　　　　　　　／::::（◎）三（◎）:::::　＼　　　彼は解剖が始まってから少なくとも
　　　　　　　　　　 　 | u＼　 （__人__）　／　　|　　　２０回以上は室外へ逃亡している。
　　　　　　　　　　 　 ＼ 　|　 ｀ ⌒J 　 |　 ,／　　せいかん
　　　　　　　　　　　　/７ 　u　 　 　u　 　 l─､　　　精悍な顔は見る影もなく、ゲッソリやつれている。」
　　　　　　　　　　　 ｜l　u　　　u　 　 　 ｜ ｜



　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／　　 _ノ三 ＼
　　　　　　　|　u　 （ ●）（●）　　　　「かくいう俺も人のことを心配できる立場ではなく、
　　　　　　.　|　　u　 （__人__）　　　　　さっきから胃液が逆流しっぱなしだ。
　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ.　　　　 何とか持ちこたえているのは課長に
　　　　　　.　 |　u　 　u 　　 }.　　　　　対するい意地かもしれない。
　　　　　　.　 ヽ　　u　　 　 }.　　　　　 そう考えると、顔色変えずに解剖を見続ける
　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　課長はすごいのかもしれない……。」
　　　　　　　　　/　　　 く
　　　　　　　　　|　　　　 |
　　　　　　　　　|　　　　 .|



　　　　　.　　　 　/ﾆＹﾆヽ
　　　　　　　　　/（。)(. ﾟ）ヽ　　　　　　　(あそこの部分…焼いたらおいしそうだっていうwwww
　　　　　　　 ／::::⌒｀´⌒::::＼　　　　　　もちろん牛に代えてだけどっていうwwwww！！！)
　　　　　　　|　,-）ﾄｪｪｪｪｲ（-、|
　　　　　　　| l　　.|-┬-|　　l |
　　　　　　　 ＼ 　`ー-'´υ／




266 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:28:09 ID:PB22LDIf


　　　　　　　ヽヽ｢く´r}-;. :../:::::::/.: .: .: .: .:;-┘.: .: .:j´
　　　　　　　　 /ハ_/!r'.: .::!::::::::l.: .: .: .:_.:｣　　ヽ.:」┘
　　　　　　　 〈,/　 ｌ| l 〕.: .:}::::::/.: .:rソ´!　ｌ　| 　Y
　　　　　　　　 l　 /| l└i::｣:;::/.: .:_｣l:　 |　 l　ｌ　｜　　　　　　　日府出刑事……。
　　　　　　　　/　ﾊ.|｣　 〈{zﾁ}:ツｌ| l外､l　｜ l　ｌ|
　　　　　　　　!　l　ﾊ ヽ　 Y:::|'|: | ! }ﾄ,ﾐ ﾄヽ!ﾉjﾉｲ
　　　　　　　 /　l /　＼ ヽ l::::ｉ|: l |::::ゞ'＾ 〈
　　　　　　　 !　/j　　_｢_￣¨ヽ:ｌ: |｣!￣￣／
　　　　　　　.!　|/　 ﾉ:. ::::: :. :.｀ヽ､￣ ¨ﾌ、　　　　 _,.ｨ_
　　　　　　 /|　| ／.: .: .: ,:: .: .: .: .: ＼:::Ｋ }　　　 ///厶
　　　　　　 !,'　l!.: .: ./:: ,: .:l .:l .: .:ヽ.: .:ヽ!｣! ,ﾉ ｒ' Ｔ_,ヘ'´
　　　　　／|　:l|:. :／:. ,::::::::l.: .: .: .::|::::. :. :.￣´}.:. :._:. :.｣
　　　　　￣l　l |:::::: .: .; ::::::::ヽ .: .: .: ヽ::::. :. :. :j.: .: .:｀ヽ〉
　　　　　:::::|　ｌ |.: .: .: .|:::::::::/.: .: .:'::::.､:'´｢--‐'.: .: .:::j:┘
　　　　　ー|　ｌ l'´｢ ¨ーｔ:'´￣｀ヽ::＿__ソ.: .:j.: .: .:／



　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　／　　 _ノ三 ＼
　　　　　　|　u　（ ○）（○）　　　　　　　えっ……あっ、はい！
　　　　　.　|　　u　 （__人__）. ｒｍ､
　　　　　　 |　　　u　｀ ⌒´ﾉｒ川 ||
　　　　　.　 |　u　　　　 　 },.!　 ノ'　　　「突然話しかけられて声が裏返ってしまった。」
　　　　　.　 ヽ　　　u　 　 ｒ / .|
　　　　　　　 ヽ　　　　　ノノ　ﾉ
　　　　　　　　/　　 　 ／ .／
　　　　　　　　|　　　 　 ／
　　　　　　　　|　　　　i´




267 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:29:30 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　..∧:::::.　　 |:|:::::.　　　 |i::::::..　　.::::::l:::l　l　　　.:::::;::::::!　　.:::::'::::::/　　　 ﾉ|｜ | ！
　　　　　　　　　　　　　　　　::..　ﾄ､::.＿_|:|:＿ 　 　 | l:::::::.....::::::/:;:'　l　　 .::__ｲ＿j__ .:::::/:::::∧rｰ'Ｔ´:::|｜ l　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　:::::. |　l＼Ｎ} ＼_丁Ｔ'┘ lヽ::::::::〃/　ﾅ了￣ﾚ　 /ｲ::ィィ´:::／　_）　l:::::::| .|　|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､:::|　|　　　二二_　　　　　ヽ/　　　　 _ 二二 　 ´|:　l:／∠ﾌ　　 |:::::::| .|　廴_j
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ卞.|　|　´千¨モ_メ ヽ　　　　　　　　 ´ィキ_テ于｀ |:　l イ?′ 　 |::::::|__j　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　ソ'｜ |ヽ　 ｀ _ 一 ´　　　　　　　　　　 ｀ ─ _ ´　 .!:　|ﾞ宀'″　　 i|::::::::::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|::|ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ:|::　|　　　　　　||:::::::::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|::|　 、　　 　 　 　 　 {i　　　　　　　　　 /　 |::　|　　　　　　|:l::::::::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|::|　　＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣／ 　 .|::　|　　　　　　|:::l::::::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 .i|　|::| 　 匸.＞　 　 　 　 ｰ　 　 　 　 ＜___]_　 |::　|　　　　　　|::::|:::::　　|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　犯罪に関係している可能性がある遺体……
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　異常死体って呼んでるんだけど、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この２ｃｈ都(現実でいう東京都)２３区だけで
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎年どれくらいの数になるか知ってる？



　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／　　 _ノ三 ＼
　　　　　　　|　u　 （ ●）（●）　　　　「課長をはじめとした上司の前だから
　　　　　　.　|　　u　 （__人__）　　　　　一応苗字に『刑事』と添えてくれているが、
　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ.　　　　 真紅さんは完全に俺を生徒扱いしている。」
　　　　　　.　 |　u　 　u 　　 }.
　　　　　　.　 ヽ　　u　　 　 }.　　　　　 そうですね…………
　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　
　　　　　　　　　/　　　 く　　　　　　　　? １０００ぐらいですか？
　　　　　　　　　|　　　　 |　　　　　　　　? ５０００ぐらいかな？
　　　　　　　　　|　　　　 .|　　　　　　　 ? １００００ぐらいかな？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　>>275



275 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/06/10(水) 22:35:26 ID:SfxUIuXA
?


276 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:36:34 ID:PB22LDIf


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　　　　　　　　　　　　　　　　..∧:::::.　　 |:|:::::.　　　 |i::::::..　　.::::::l:::l　l　　　.:::::;::::::!　　.:::::'::::::/　　　 ﾉ|｜ | ！
　　　　　　　　　　　　　　　　::..　ﾄ､::.＿_|:|:＿ 　 　 | l:::::::.....::::::/:;:'　l　　 .::__ｲ＿j__ .:::::/:::::∧rｰ'Ｔ´:::|｜ l　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　:::::. |　l＼Ｎ} ＼_丁Ｔ'┘ lヽ::::::::〃/　ﾅ了￣ﾚ　 /ｲ::ィィ´:::／　_）　l:::::::| .|　|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､:::|　|　　　二二_　　　　　ヽ/　　　　 _ 二二 　 ´|:　l:／∠ﾌ　　 |:::::::| .|　廴_j
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ卞.|　|　´千¨モ_メ ヽ　　　　　　　　 ´ィキ_テ于｀ |:　l イ?′ 　 |::::::|__j　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　ソ'｜ |ヽ　 ｀ _ 一 ´　　　　　　　　　　 ｀ ─ _ ´　 .!:　|ﾞ宀'″　　 i|::::::::::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|::|ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ:|::　|　　　　　　||:::::::::　　|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|::|　　＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣／ 　 .|::　|　　　　　　|:::l::::::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 .i|　|::| 　 匸.＞　 　 　 　 ｰ　 　 　 　 ＜___]_　 |::　|　　　　　　|::::|:::::　　|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　残念外れよ。勉強不足だわ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正解は約１００００体。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そのうち医師が外表を捜査したのち、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　解剖に回されるのは全体の約２５％だわ。



　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　／　　 _ノ三 ＼　　　　　「毎年約２５００回も解剖が行われているというのか。
　　　　　　　　|　u　 （ ●）（●　　　　　誰も俺に全部立ち会えと言っているわけではないが、
　　　　　　　　|　　u 　 （__人__）　　　　 数字を聞くと気が遠くなってしまう。だろ…
　　　　　.　　　|　　　u　　u 　ﾉ　　　　　常識的に考えて……」
　　　　　　　　 |　 u　　 ∩ ノ ⊃
　　　　　　　／ 　 　 .／　＿ノ
　　　　　　 (.　 ＼ ／　.／_ノ │
　　　　　　　＼　 “　／_＿_|　 |
　　　　　.　　　 ＼／ ＿＿＿ /　　　　※２００６年での基準です。実際はちょっと変わっているかもしれません。




277 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:37:18 ID:PB22LDIf


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　　　　　　　　　　　　　　　　..∧:::::.　　 |:|:::::.　　　 |i::::::..　　.::::::l:::l　l　　　.:::::;::::::!　　.:::::'::::::/　　　 ﾉ|｜ | ！
　　　　　　　　　　　　　　　　::..　ﾄ､::.＿_|:|:＿ 　 　 | l:::::::.....::::::/:;:'　l　　 .::__ｲ＿j__ .:::::/:::::∧rｰ'Ｔ´:::|｜ l　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　:::::. |　l＼Ｎ} ＼_丁Ｔ'┘ lヽ::::::::〃/　ﾅ了￣ﾚ　 /ｲ::ィィ´:::／　_）　l:::::::| .|　|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､:::|　|　　　二二_　　　　　ヽ/　　　　 _ 二二 　 ´|:　l:／∠ﾌ　　 |:::::::| .|　廴_j
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ卞.|　|　´千¨モ_メ ヽ　　　　　　　　 ´ィキ_テ于｀ |:　l イ?′ 　 |::::::|__j　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　ソ'｜ |ヽ　 ｀ _ 一 ´　　　　　　　　　　 ｀ ─ _ ´　 .!:　|ﾞ宀'″　　 i|::::::::::　　|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 .i|　|::| 　 匸.＞　 　 　 　 ｰ　 　 　 　 ＜___]_　 |::　|　　　　　　|::::|:::::　　|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次の質問だわ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『検死』と『検視』の違いは何かしら？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「話しながらも、真紅さんはテキパキと解剖を続ける。」



　　　　　　　　　＿_
　　　　　　　 ／　〜＼
　　　　　　／ ノ三 (●)＼　　　　　　　「だんだん本格的に授業っぽくなってきたな……。」
　　　　.　｜　(.／) 　 ⌒）＼
　　　　.　｜　　 （__ノ￣u 　 ＼　　　　　そうですね……。
　　　　　　＼　　u　　　　u 　 |
　　　　　　　　＼　　　u　　u /　　　　　? 検視は警察が行い、検死は医師が行う
　　　　.　　　　　 ＼　　⊂ヽ∩　　　　　? 検死は警察が行い、検視は医師が行う
　　　　　　　　　　/´　 　 (,＿ ＼.　　　 ? 検死と検視は同じ
　　　　　　　　　 /　　　　　　 ＼. ＼　　>>280
　　　　　　　　 ./ 　 / 　 　 　 |. ＼ソ
　　　　　　　　（ 　y'　　　　　 .|



280 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/06/10(水) 22:39:34 ID:tY3YCW3K
ksk


281 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/06/10(水) 22:40:08 ID:SfxUIuXA
?か？


282 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/06/10(水) 22:41:13 ID:tY3YCW3K
うわあああ 安価kskすんません 3


283 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:41:42 ID:PB22LDIf
ずれて>>281を採用します。


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　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､:::|　|　　　二二_　　　　　ヽ/　　　　 _ 二二 　 ´|:　l:／∠ﾌ　　 |:::::::| .|　廴_j
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正解よ。さすがキャリアさんね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　警察による遺体の調査が検視。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　医師による遺体の調査は検死または検案と
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　呼ばれているわ。



　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　／u　　_ノ三 ＼　　　　　「ちなみに検死と解剖は別物で、
　　　　　　　　　|　　u （ ー）（ー）　　　　　手順としては警察官か検察官が検視したのち、
　　　　　　　　.　|　u　　 （__人__）　　　　　医師が検死し、最後に解剖するという流れだそうだ。
　　　　　　　　　 |　u　u　｀ ⌒´ﾉ.　　　　　これが終わった後に先輩から聞いた話だ。」
　　　　　　　　.　 |　　u 　u　　 }.
　　　　　　　　.　 ヽ　　u 　　 　 }.
　　　　　　　　　　 ヽu　　u 　ノ
　　　　　　　　　　　/　　　 く
　　　　　　　　　　　|　u 　　 |
　　　　　　　　　　　|　　　　 .|




284 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:42:54 ID:PB22LDIf


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　　　　　　　　　　　　　　　　..∧:::::.　　 |:|:::::.　　　 |i::::::..　　.::::::l:::l　l　　　.:::::;::::::!　　.:::::'::::::/　　　 ﾉ|｜ | ！
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　　　　　　　　　　　　　　　　:::::. |　l＼Ｎ} ＼_丁Ｔ'┘ lヽ::::::::〃/　ﾅ了￣ﾚ　 /ｲ::ィィ´:::／　_）　l:::::::| .|　|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､:::|　|　　　二二_　　　　　ヽ/　　　　 _ 二二 　 ´|:　l:／∠ﾌ　　 |:::::::| .|　廴_j
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ卞.|　|　´千¨モ_メ ヽ　　　　　　　　 ´ィキ_テ于｀ |:　l イ?′ 　 |::::::|__j　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　ソ'｜ |ヽ　 ｀ _ 一 ´　　　　　　　　　　 ｀ ─ _ ´　 .!:　|ﾞ宀'″　　 i|::::::::::　　|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|::|　 、　　 　 　 　 　 {i　　　　　　　　　 /　 |::　|　　　　　　|:l::::::::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|::|　　＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣／ 　 .|::　|　　　　　　|:::l::::::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 .i|　|::| 　 匸.＞　 　 　 　 ｰ　 　 　 　 ＜___]_　 |::　|　　　　　　|::::|:::::　　|
　　　　　　　　　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　では最後の問題よ、日府出刑事。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　解剖が終わった遺体は、綺麗に洗浄、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　縫合して遺族のもとに返さなければならないんだけど、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その仕事は誰の役目か…知ってる？



　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　／　u _ノ三 ＼
　　　　　　|　u 　 （ ○）（○）　　　　「俺は吐き気をこらえながら答えた―――」
　　　　　.　|　　U　 （__人__）
　　　　　　 |　u 　　　|r┬-|　　　　　そう…ですね……
　　　　　.　 |　ι　 　`ー'´}
　　　　　.　 ヽu 　u　　u 　}　　　　　? もちろん医師です。
　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　? ま、まさか警察官……？
　　　　　　　　/　　　 く　　　　　　　 ? 遺体と言えば葬儀屋でしょう。おくりびと的に考えて…
　　　　　　　　|　　　　 ＼　　　　　　>>290　
　　　　　　　　|　　　　|ヽ、二⌒)､




289 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/06/10(水) 22:46:14 ID:vg9xCQdH
２

290 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/06/10(水) 22:46:50 ID:pbFo/7qh
２


291 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:48:13 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　..∧:::::.　　 |:|:::::.　　　 |i::::::..　　.::::::l:::l　l　　　.:::::;::::::!　　.:::::'::::::/　　　 ﾉ|｜ | ！
　　　　　　　　　　　　　　　　::..　ﾄ､::.＿_|:|:＿ 　 　 | l:::::::.....::::::/:;:'　l　　 .::__ｲ＿j__ .:::::/:::::∧rｰ'Ｔ´:::|｜ l　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　:::::. |　l＼Ｎ} ＼_丁Ｔ'┘ lヽ::::::::〃/　ﾅ了￣ﾚ　 /ｲ::ィィ´:::／　_）　l:::::::| .|　|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､:::|　|　　　二二_　　　　　ヽ/　　　　 _ 二二 　 ´|:　l:／∠ﾌ　　 |:::::::| .|　廴_j
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ卞.|　|　´千¨モ_メ ヽ　　　　　　　　 ´ィキ_テ于｀ |:　l イ?′ 　 |::::::|__j　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　ソ'｜ |ヽ　 ｀ _ 一 ´　　　　　　　　　　 ｀ ─ _ ´　 .!:　|ﾞ宀'″　　 i|::::::::::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|::|ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ:|::　|　　　　　　||:::::::::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|::|　 、　　 　 　 　 　 {i　　　　　　　　　 /　 |::　|　　　　　　|:l::::::::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|::|　　＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣／ 　 .|::　|　　　　　　|:::l::::::　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 .i|　|::| 　 匸.＞　 　 　 　 ｰ　 　 　 　 ＜___]_　 |::　|　　　　　　|::::|:::::　　|
　　　　　　　　　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はずれ。と言いたいけど、そうよ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　解剖が終わった後の遺体の処置は、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あなたたち警察官の仕事よ。



　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　|　u 　 （ ⌒）（⌒)　　　　ははははっ……
　　　　　　.　|　　u　 （__人__)
　　　　　　　 |u　　　　 |r┬|}
　　　　　　　 |　u　U　 |　| |}　　　　　「うそだ。そんなまさか……。
　　　　　　.　 ヽ　u　　　｀ﾆ}　　　　　　俺は真紅さんの言葉に衝撃を受けている。」
　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ
　　　　　　　　　/　　　 く
　　　　　　　　　|　　　　 ＼
　　　　　　　　　|　　　　|ヽ、二⌒)､



　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　 ／⌒三 ⌒＼　　　　　　　「話を聞いていたやる夫は既に何歩か
　　　　　　　　／（ ◎）三（◎）＼　　　　　　後ずさりしている。
　　　　　　 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼　　　　 また口から出てきそうな雰囲気だ……」
　　　　　　 |u　＼　 |r┬-|　　／　u|
　　　　　　 ＼ 　 |　 `ー'´J　 | 　 ／




292 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:49:06 ID:PB22LDIf


　　　　ヽヽ:::,､:::／ｨ　ﾄ､|_ｧ=ァ＝=ミ､ﾄl　!　 l　　 ,ｲヽ!,ｲ/　 l ﾊ　　　|　　　　　　 !
　　　　　〉!:/::ヽ／|　 | ヾ　 {っr⊂かﾐヽ|　　!　//　/メ　 _// !　　| !　　　　　|　|::
　　　　_/∧::::::::)　l!　 !　 `┴-ﾆ､ノ　　　　　Ｖ /／〃 ヽ/'｀`ト､　l l　　　　l　|　l::　　　ふふふっ、安心しなさい。
　　　　-'　 ヽ:/l　 |ヽ　!　　　　　 ｀　　　　　　 '´　/' ＿　　 /ｲ メｲ　　　　!　l /::　　　あなたたちにやれなんて言わないわよ。
　　　　-ヽ　 ヽl　 |　l　|　　　　　　　＿---─-_ 　 ７っ｀ヽ'´ l// j　　/　/ /ﾚイ::
　　　　　　ヽ　l 　 !　|　|─── ￣　 　　　　　 ＼_{　r⊂∧　 ,.ｲ　 / ,ｲ /-イ !::
　　　　＼　 ヽ! 　 |　 !　!　　　　　　　　　 　 /　　 | ｀ヽン ノ／/ , ｲ／彳　　! l:::
　　　　＿｀ﾆ=|　　|　　l　|　　　　　　　　　　　　　　＼ 　 ,ｲ l　イl l　 |:::!　　 ! !:::
　　　　::::::::::::::!　　|＼　!　l　　　　　　　　 　 |　　　　 ＼ｲ /　 l　!|　 !::l　　 l l:::/
　　　　⌒l:::::::|　　 !--ヽ!　|　　　　　　　　　　 　　 　 /´　!/!　 !　||　 !::|　　 ! ﾚ
　　　　､　ヽ´|　　　!　 |　!　|　　　　　　　丿　 　_,　'´　 〃 l　 l　 ||　l:::l!　　|
　　　　　｀´　|　　　 !　l　 |　!｀ ト　__ ..　-‐＝ﾆ´､　　　//　!　l　　||　!::||　　!
　　　　　　　 ',　　　 ',　!　|　!　　Y´｀ヽ‐､　　　 ＼>　//|　　 l　　 || ,ヽ! !　 l
　　　　　　　　ヽ　　　ヽヽl　l　　　Yrゝ〉ヽ}　　 /　＼l l　!　　|　 　 ||' /　l 　 ',



　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　|　　　 （ ●）（●）　　　　「亡くなった女生徒には申し訳ないが、
　　　　　.　|　　　　 （__人__）　　　　　俺は心から安堵のため息をついた。」
　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉﾌｩｰ
　　　　　.　 |　　　　　　 　 }
　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ
　　　　　　　　/　　　 く
　　　　　　　　|　　　　 ＼
　　　　　　　　|　　　　|ヽ、二⌒)




293 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:50:07 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　 ┏┳┳┳┓　 ┏━━┓　　 　 　 　 ┏┓
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-､ `､l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈｀'-ｰｰ-'^ヽ `､l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ-''´~ｿ　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,/　く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,.r' .,へ ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 =ﾆ-ｰ'´　 `;､ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l￣/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｰ-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　/　　 _　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀l､_l　　　　,,-ｧ
　　　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣　￣￣/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,.-''／
　　　　　　　　　　　　　　|＿＿＿　　　　　/　＿＿　＿_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r､__,,.-''ﾞ,,.-'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / /￣l　/　 l ./ l. / l　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ_,rｰ'ﾞ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/./　　//.　　l/　l/　l　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 //　　// 　 　 　 　　//
　　　　　　　　　　　　　　　　　.`´　　 ´　　　　　　　l/

　　　　　　　　　　　　　　　「生半可な意識では、とてもではないが、
　　　　　　　　　　　　　　　　この仕事には携われないと痛感した。
　　　　　　　　　　　　　　　　真紅さんも当然のことながら、
　　　　　　　　　　　　　　　　課長のこともほんの少し尊敬することができた。」



　　　　　.　　　 　/ノＹヽヽ
　　　　　　　　　/（0)(0）:::ヽ　　　　　　　(真紅先生があぁ言ったが…
　　　　　　　 .／ ⌒｀´⌒　::＼　　　　　　もしかしてでっていうがやるのかっていうwwwww！！！
　　　　　　　 | )ノ(、_, )ヽ,　（::::|　　　　　 ……………………
　　　　　　　 |.l　,;‐＝‐ヽ 　l :::|　　　　　　気持ち悪いっていうwwwwwwwww)
　　　　　　　 ＼ ｀ニニ´　::::／
　　　　　　　 ／｀ー---―´＼




294 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/06/10(水) 22:51:16 ID:SfxUIuXA
それにしても検死の音とは思えんｗ


295 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:52:17 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └-i:::::::::::::::::::::::: ,.　　'"´　　　　　｀`ヽ:::::::.: : ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __...ﾉ: : : : : : :,.ィ´　　　／ 　 　 ', 　 ヽ ｀丶､: : : :ト.､　 ,.ィ"ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　 　 |: : : : : : : :／　　./　 /　　　　　 ',　　 ',　 「: : : : :|:.:.:ヽ: : : : : 〉ﾆﾆ､二
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ.ィ: : : :/　 　 / 　 ,'　　　　　　 l　　　',　｀丶ﾄ､:|:.:.:.:.:.|: : : : :ート､､ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r‐:':::::::/ 　 　 ,'　　,'　 　 　 　 　 !　　　.l　i'"´: : |:.:.:.:.:.:!: : : : :_:ハ ',ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 　 　 ',_:､:::/　　 　 l　　 ｌ　　　　　　　 |l 　 　 !　',: : : :.|:.:.:.:.:.:|: : : : L_ｌ::', ',r
　　　　　　　　　　　　……以上。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:,'　　 　 ,'l　　 |　　　　　l　 | l !　　! |　 ｀丶; |:.:.:.:.:.::!: : : : : :ﾊ::ヽ
　　　　　　　　　　　　これで解剖を終了します。　　　　　　　　　　　　　　/:| |　　　,' |　! .!ｌ|　　　　,'|　ｌ ｌ | l　,' ,|. ｜!´: :.!:.:.:.:.:.,': : : :r '　｀¬
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::,! |　　 ..L.',_ﾄ. |',ﾄ　　　/ !./l/├ /¬ ¬､).:: /:.:.:.:./: ::::::::|　　　 |:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::ﾊ.ﾄ　、　!　..l_ヽヽ＼､./ l/"´　l/_∠ |　 {: : :/:.:.:.:./::::::;:::ﾉ|　　　 !:
　　　　　　　　　　　　「解剖の終了とともに、　　　　　　　　　　　　　　　ヽ|l　',ヽ ＼ !,イ ｀` ﾄ　 '′　　 ,ｲ"´　lヽ 　,ﾊr'＾,-ﾍ':::::::::}::!｜　 　.!:
　　　　　　　　　　　　　俺は真紅さんの授業から解放された。」 　 　 　 |　　　ト､ト.`弋..ン　　　 　 　 弋..ン '　| .|/j〈ィ'>》_ノ"!::l　!　　　|:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 　 l　l.|. ',　　　　───‐､　　　 ／　! .|:.ヾ ﾆﾌ　 !::l. ｜　　 |:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 / / |　ﾄ￣￣　　　　　　￣￣｜ ｌ|　|／　 　 　 ヽ:|　|l　 　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 　　　　|　　/ /　|　|_.＞ 、　　　 　　　_..-.､ｌ　l !　! 　　　　　　 　 |.! 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l|　 /,ｲ _..ｌ　l:.:.:.:.:.:.:｀丶､ __..ィ´:.:.:.:.:.,' .,'::|　| 　　　　　　　　| !　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !|_ノ' r":.:.l　l:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊィｭﾍ:.:.:.:.:.:.:./ /:.:::!　!ヽ、　　　　 　 .| l　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _..'"ｨ´　 ﾄ､:.:.! .l:.:.:.:／｀`ヾ.ﾆﾝリ:.:.:.:.:./ ':.:.:.:.:|　|:.:.:/、　　 　 　 ! !　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜._ <.|　　 ! ∨ ,'_:.:'-:.:.:.:.:.:.:`¬´:.:｀`:./:.:.:.:.:.:.:.!　!;/: : ＼　　　　 ! l　　 |




296 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:52:30 ID:PB22LDIf

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　１２　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　 　 │　 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　 │　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ：　　 　 　 　 │　 ／　　　 ：
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ：６　　　　　 ・・／　　 　 ３ ：
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ：　　　　　　 ・・　　　　　 　 ：
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ：　　　　　　　　　　　　　 　 ：
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＼　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　９　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「時計を見ると、とうにランチタイムは過ぎていたが、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昼食どころか夕食も喉を通りそうになかった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これから刑事の生活を想像すると思いやられる。」


297 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:53:06 ID:PB22LDIf


　　　　　　 |　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　 |　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　　 |　 |　|　　　　　　　　　　　　＿＿／　　　　　　　　　　　　 　　.　 　 　　(￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣~)
　　　　　　 |　 |　|　　　　　　　　　　 ／　 ／l　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　　　l　i　　　+　　　+　　　+　　 l　l::|
　　　　　　 |　 |　|　　　　　　　　　／　 ／, ｲ　　　　　　　　　　　　　　 　　 　　 　/ /;:__,,__,,___,_,___,__,__,,___,___,,/ /::|
　　　　　　 |　 |　|　　　　　　　 ／　 ／／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　i,;'_ __ ___ _ ___ __ ___ __ __ _;l　)::/
　　　　　　 |　 |　|　　　　　　　lニニl／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣~) l　|/
　　　　　　 |　 |　|　　　　　　　.|| 　||　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　i　　　+　　　+　　　+　　 l　l::|￣
　　　　　　 |　 |　|　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / /;:__,,__,,___,_,___,__,__,,___,___,,/ /::|
　　　　　　 |　 |　|　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　i,;'_ __ ___ _ ___ __ ___ __ __ _;l　)::/
　　　　　　 |　 |　|　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　l 　　　　　　　　　　　　 　 l　|/
　　　　　　 |　 |　|　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　 |　 |　|／
＿＿＿＿ |＿|／



　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼　　　　　「解剖を終えた真紅さんがロビーに姿を現したときには
　　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）　　　　 時計の針が午後二時を指していた。」
　　　　　　　　　　.　|　　　　 （__人__）
　　　　　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ.
　　　　　　　　　　.　 |　　　 　　　　 }.　　　　もう今日はご飯いいや……
　　　　　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }.
　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ
　　　　　　　　　　　　　/　　　 く
　　　　　　　　　　　　　|　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　|　　　　 .|




298 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:54:11 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　　/ﾆＹﾆヽ
　　　　　　　　　　　　/ （0)(0）ヽ
　　　　　　　　　　 ／　⌒｀´⌒　＼　　　　　「課長は俺に察する時とは、
　　　　　　　　　　|　,-）　　　　（-、.|　　　　　別人のような低姿勢で彼女をお出迎えし、
　　　　　　　　　／ l　 　＿＿ 　　 |　　　　　 熱心に意見を聞いている。
　　　　　　　　/　　　　 ∩ノ ⊃　　|
　　　　　　　　(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
　　　　　　　　.＼　“　　／＿＿|　 |　　　　　ふむふむ、なるほど。
　　　　　　　　　 |＼ ／＿＿＿ ／|　　　　　ではこれはどうですか？
　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　 ﾉ
　　　　　　　　　 ヽ　　　y　　　　/
　　　　　　　　　　 ＼　/　　 　 /
　　　　　　　　　　　　/　　　／
　　　　　　　　　　　（_＿＿）_）



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └-i:::::::::::::::::::::::: ,.　　'"´　　　　　｀`ヽ:::::::.: : ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __...ﾉ: : : : : : :,.ィ´　　　／ 　 　 ', 　 ヽ ｀丶､: : : :ト.､　 ,.ィ"ヽ
　　　　　　「後で捜査一課の先輩に聞いた話によると、 　 |: : : : : : : :／　　./　 /　　　　　 ',　　 ',　 「: : : : :|:.:.:ヽ: : : : : 〉ﾆﾆ､二
　　　　　 　 何でも真紅さんの意見が決定的な証拠になり、ヽ.ィ: : : :/　 　 / 　 ,'　　　　　　 l　　　',　｀丶ﾄ､:|:.:.:.:.:.|: : : : :ート､､ヽ
　　　　　　　解決した事件は一つや二つではないらしい。」　 r‐:':::::::/ 　 　 ,'　　,'　 　 　 　 　 !　　　.l　i'"´: : |:.:.:.:.:.:!: : : : :_:ハ ',ヽ
　　　　　　　、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 　 　 ',_:､:::/　　 　 l　　 ｌ　　　　　　　 |l 　 　 !　',: : : :.|:.:.:.:.:.:|: : : : L_ｌ::', ',r
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:,'　　 　 ,'l　　 |　　　　　l　 | l !　　! |　 ｀丶; |:.:.:.:.:.::!: : : : : :ﾊ::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:| |　　　,' |　! .!ｌ|　　　　,'|　ｌ ｌ | l　,' ,|. ｜!´: :.!:.:.:.:.:.,': : : :r '　｀¬
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::,! |　　 ..L.',_ﾄ. |',ﾄ　　　/ !./l/├ /¬ ¬､).:: /:.:.:.:./: ::::::::|　　　 |:
　　　　　　　そうね……そうなりますね。　　　　　　　　　　　　 /:::::ﾊ.ﾄ　、　!　..l_ヽヽ＼､./ l/"´　l/_∠ |　 {: : :/:.:.:.:./::::::;:::ﾉ|　　　 !:
　　　　　　　 後分かったことがいくつかあります。　　　　　　　ヽ|l　',ヽ ＼ !,イ ｀` ﾄ　 '′　　 ,ｲ"´　lヽ 　,ﾊr'＾,-ﾍ':::::::::}::!｜　 　.!:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 　 　 　 |　　　ト､ト.`弋..ン　　　 　 　 弋..ン '　| .|/j〈ィ'>》_ノ"!::l　!　　　|:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 　 l　l.|. ',　　　　　､　　　　　　　 l　 ! .|:.ヾ ﾆﾌ　　 !::l. ｜　　 |:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 / / |　ﾄ、　　　　 ,.、　　　　　｜ ｌ|　|／　 　 　 ヽ:|　|l　 　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 　　　　|　　/ /　|　|_.＞ 、　　　 　　　_..-.､ｌ　l !　! 　　　　　　 　 |.! 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l|　 /,ｲ _..ｌ　l:.:.:.:.:.:.:｀丶､ __..ィ´:.:.:.:.:.,' .,'::|　| 　　　　　　　　| !　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !|_ノ' r":.:.l　l:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊィｭﾍ:.:.:.:.:.:.:./ /:.:::!　!ヽ、　　　　 　 .| l　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _..'"ｨ´　 ﾄ､:.:.! .l:.:.:.:／｀`ヾ.ﾆﾝリ:.:.:.:.:./ ':.:.:.:.:|　|:.:.:/、　　 　 　 ! !　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜._ <.|　　 ! ∨ ,'_:.:'-:.:.:.:.:.:.:`¬´:.:｀`:./:.:.:.:.:.:.:.!　!;/: : ＼　　　　 ! l　　 |




299 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:55:23 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●　　　　　　「まぁ、そうでなければ、
　　　　　　　　　　|　　　 　 （__人__）　　　　　　あの爬虫類が自分より多分年下の、
　　　　　　　.　　　|　　　　　　　　ﾉ　　　　　　 しかも女性に対して、
　　　　　　　　　　 |　 　 　 ∩ ノ ⊃　　　　　　ああまでヘコヘコするはずがない。」
　　　　　　　　　／ 　 　 .／　＿ノ
　　　　　　　　 (.　 ＼ ／　.／_ノ │
　　　　　　　　　＼　 “　／_＿_|　 |
　　　　　　　.　　　 ＼／ ＿＿＿ /



　　　　　　　　　　　　　　　　　 _-─―─- ､._
　　　　　　　　　　　　　　　 ,-"´ 　 　　　 　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　/ 　 　 　 　　　　　 　ヽ　　　　　　やらない夫……
　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　　　＿／::::::＼_ヽ　　　　　やる夫たちも真紅ちゃんのご意見を拝聴しに
　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　::::::::::::::　 ヽ　　　　 行くべきではないかお？
　　　　　　　　　　　　　　l　　u　　　 （　●)::::::::::( ●)
　　　　　　　　　　　　　　` ､　　　　　　　 （__人_）　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　`ｰ,､_　　　　　　 　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　`''ｰ─‐─''"´＼



　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼　　,
　　　　　　　　　　　／　ノ　　＼ ＼　 -
　　　　　　　　　　　|　 （○）（○）　|　`　　　　　「そうだ！すっかり忘れていた！！
　　　　　　　　　　.　|　　（__人__）　 |　　　　　　　俺はあわてて、
　　　　　　　　　　　 |　　 ｀ ⌒´　　ﾉ　　　　　　　課長と真紅さんのもとへ駆け寄った。」
　　　　　　　　　　.　 |　　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　あぁそうだな。
　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　　 行こう！
　　　　　　　　　　　　　/　　　 く
　　　　　　　　　　　　　|　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　|　　　　|ヽ、二⌒)




300 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/06/10(水) 22:55:48 ID:tY3YCW3K
真紅が二時間ドラマの主役みたいだな


301 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:56:01 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　, ′　　　　　　 .:: /::.　 　 /　/　　/　　l　　 ｀、　｀､
　　　.　　　 　 /　 　 , '　　　　.:: /::.　 　 /　/　　,'ｌ:.::　 ﾄ､　　 l　　ハ
　　　　　　　 /　 　 /　 　 　 .:: /:.:.　 ,.::〃 ｌ| 　 / |:. .: ｜ｌ::　　|　/　ハ
　　　.　　　 /　　..:/　　　　 .:: /:.:. 　 |:.:?｣_|:ｌ　|　|:.:..　j ｌ|::.:　 |:. 　 　 l
　　　　　　/　　..:/　　　　..:.; /::.:.. 　 |/l | }　l≧ｘ ｣:..　/　|::.:.　ハ　　､ |
　　　.　　/　　..:/ 　 　 . : ://::.::.　　｜斗与=ミ｀ヽ|:: /　 ,':.: /ﾘ::.:ｌ:..　l| |　　　　あくまで現時点での見解になりますが、
　　　　 /, 　 ..:/　　　 . .:://7::.:.　 l　l ヽ {斥ぅ癶　l|/　 /::.:// }:: |::.　l| |　　　　亡くなった黒田光さんは自殺した可能性が高いです。
　　　. //　 .:; ′　　.: ..:/人!:.:..　 l| ｜　｀ヾﾝ′　　　 厶メヽ ﾊ::.j::.:/ﾘ l
　　　´/　／　　..: .::.:.／/ヽl::..　 ハ　l　　 　 　 　 　 　 ｆi仇ｲ/ﾘ:　/ ,' /
　　　　／　　. .: .:.:／　,'::.::}|:.:..　|　|　|　　　　 　 　 　 〉V /N厶イ 彡′
　　　　　.: .:.:.:.:::／ .:／ ::;ｲ|:.:.　 l|　|　|　　　　　_ __　´　 ,小
　　　. ..:.:.::.::.:／ ::／　.:.::川:.:.　 |　｜ |　　　　　｀_┘　 / ,' |
　　　_: _: .:; ′, '´ .:.::／_/_|:.:　 l 　 ヽ ＼　　　　　 , ィ　/l| |
　　　..:.::.::.::／ .:.:.::∠_//:.:.:|:.　 ト､ 　 ﾊ　ヽ　　,　'´/ ｌ /　! |
　　　.:.:.;イ二ニ≦_／ ＾ヽ､|:..　|::.:.:｀ヽ､|　 l￣ 　 ,ｲ //　｜|
　　　／/: .: .::.:.::.:.:.:｀ヾﾐﾄ､::|:.　{::.::.:.:.:. ∧　!　 ／} ｌ　l　　 | ﾄ､
　　　／: .:.::.::.:;': :.:.:.:.::.::.::V!:|:.　|::.::.:.:.r衣}　厂 ／/|　|　　 | l |
　　　: : ::.::.:::./: .:.:.:.:.::.:::.::.:}ﾍ!:.. |: .:.:.:.:ﾞ＝'＾仁彡'´｜ |　　 |川



303 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:57:34 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,..　' ´　 　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イ､　　 　 　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　., - ' ´ ,／三三 _ 　 　/
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.／　 　_／￣￣ ￣　`'' ､/ 　　__＿＿
　　　　　　　__ 　　　 　　.ｨ " 　 　 　 r'　　　　　　　　　　＼f´ ／　　＼
　　　　　 / 　 ヽ. 　 ／三|　　　　　┐　　　　　　　　　　　　ヽ| 三　　　ヽ.
　　　　　 | 　 　　 V'三三.　　　　r､/　　　　　　　　　　　　　　＼/　　 　|!
　　　　　 f 　 　 l!　|:三三|　　 　f　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼ 　　j
　　　　　　`ヽ, 　l.　|三三,| 　　　 ﾉ / /　　　　|　　　　　　　　　　　 `　/
　　　　 ., -「　 　ゝ､三三 | 　　 ﾑ / /　　　　.,l!　　　　　　 ､ 　 　 　 V　 ｰ-- ､
　　　　/　 ゝ┐　　|三「 : |　 r ､ﾉ　/ l, 　 　 | |!,| ,.　　　 | 　|! 　　 　ヾ三三.. /
　　　,　　　|ﾄf.' 　 │／:::::| 　L/!､ j　|!　ｨ　 ,| |!||:| 　 　| |　,.! 　│ , i: |三メ /　　　　　死因は失血によるショック死。
　　　　　　ヾ＼_ 　　ヽ::::::::ヽ　ﾉ,/! |川,メl､,/|! |:!|l|:　　,' 　 /,|l|:　|　!/' |＼　 L　　　　　包丁で自ら腹部を数回にわたり、
　　　　　 / f'∨へ,.　　〉rtヾ |　!/!ヾ,,vrl/lﾚヽ! j !|!　 / / / !l l:　, ,./　 |三ﾄ､/　　　　　突き刺したのが致命傷になったと見られます。
　　　　l （.　|/rヽ　√|ミfr@j;}Y/,　f'　/､::::::`rlヾ,ﾘi! ,/i/jl　j//　l//　 ,'-､ヽ
　　　　　 Y |i　ヽ!_＼ ヽﾍ`´::::〃 i | 　! ゝフ　゛'　 ﾚ//,/__//!　// 　fｲ　| }
　　　　　＼, ヾ,/ ＼ヽ. 　ヽ::::f　 !,ﾍ 　`'´　 　 　 　 ' r:::'ﾒ.,j／// 　/:::L,j/
　　　　　　　ヾ|l!　| .f:l＼ヽ.ヾV 　 ,ﾊl　　 　　 　 　 　!フ,/f　 j/,,jｨ∧::|
　　　iゝ､..　, 　||､.　 |:|　r- ゞ_|!　│ ヾ,　 　　 　　　.,　 / i: | 　 f 　l|/ん
　　　　　＼. ヽ||　ヽ.|:l. f三三:|! 　ﾄ __j| 　　　 - ､　 　,.ﾍ ヾ| 　 | 　ﾘ∧＼
　　　　　　 ヽ. ||ヽ　 ﾚ､.l三三:l ` ,|.三|!､. 　 　 　_,..＜___ jヽ ＼ヾ.//　f＼＼
　　　　　　　 | ﾚ　　　　!ヽ三. l　　 ＼|! :rr-＜ 三三三ヽ` フ　∨/　|│　`i i
　　　　　　　 ヽ　 　! 　 ∨ゞ ミ＼.　　＼､fﾚｸﾘ 三三　　／l ヾ/:∧　　| 　 .| |
　　　　　　　　 l:　　|　 　|/ゞ　jー'ゝ._ ＼＼く 三三f 　（　　 V::/ 　＼,.'.　　! |
　　　　　　　　 | 　 　　　|　 ／`　　　 ` ー--＼三　 　 ＼　 ﾚ＼＼　＼ 　ヾ
　　　　　　 /⌒i 　 　 　 |ﾄ, `ー-- ..ﾆﾆ._　　 　 `ヽ　　　　ヽ　　 l　 !ヾ　＼
　　　　　 / 　 │　 |!　　| |　!三三三　　 ￣ ｀ヽ, 　＼　　　ノヽ |!　　／ ⌒i



　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　|　　　 （ ー）（●）　　　　「割腹自殺―――
　　　　　　.　|　　　　 （__人__）　　　　　今時の、しかも女の子がそんな古風な自殺を
　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ.　　　　 遂げるだろうか？」
　　　　　　.　 |　　　 　　　　 }.
　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }.
　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ
　　　　　　　　　/　　　 く
　　　　　　　　　|　　　　 |
　　　　　　　　　|　　　　 .|



　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　　|　　　 （ ー）（ー）　　　　「自殺するなら他にも方法はあるはずだ。
　　　　　　　　　　　|　　　 　 （__人__）　　　　 それとも、わざわざ学校の図書室で腹を切ることで
　　　　　　　　.　　　|　　　　　　　　ﾉ　　　　　何かを伝えようとしたのか？」
　　　　　　　　　　　 |　 　 　 ∩ ノ ⊃
　　　　　　　　　　／ 　 　 .／　＿ノ
　　　　　　　　　 (.　 ＼ ／　.／_ノ │
　　　　　　　　　　＼　 “　／_＿_|　 |
　　　　　　　　.　　　 ＼／ ＿＿＿ /




304 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:58:18 ID:PB22LDIf


　　　　　　　 ｢｀ー'′／　 　 /　　 ヽ、 ＼ ＼　 ヽl}::.:)､ ＼
　　　　　　　 l_,ｨ　　/　/　　 l　 　 　 l 、　 ｌ　｀､　{:|}く＼ヽ/
　　　　　　　　ノ　 ,′ !　 　 {　 　 　 | l| 　 | 　 l　):|} ﾉ|:｢´
　　　　　　.　 ヽ∧| ,　| 　 |　l　 　 　 | ｌ|　　|　 l|　{:|!::）|:|
　　　　　　　　　|::l| |　|　　ｌ　 、　 　 | l | _,厶| j| ｛::|}::} |｣　　　　ただ……
　　　　　　　　　l:::| ｀、!| 　 ＼ ヽ、　|,.イ,斗予 |　|{K!j　|　　　　一つ気になることが……
　　　　　　　　 〈:;小､ヽヽ、Ｔ,Ｚﾆミヽj　 ^ヾrｼ　|　|ァ１　|
　　　　　　　　　　|　 ＼ヽN {ヾtｸ　　　　 　 　 |　ﾄ |_|　 |
　　　　　　.　　　｜　 | 　 l　＼　　　 ｀-　　 ／!| |::..::.｀:┴-､
　　　　　　. 　 　 |　　|　　|　 | ＞ ､　_＿ ／::..::|| |::..::..::..::..::..:ﾄ､
　　　　　　　　　 |　　j　 /|　 l/::..::..::..::..rｸﾆﾐ::../| |::..::..::..::..::./::..｀ヽ、
　　　　　　.　　　l　　 ! //l　 l::..::..::..::/;ﾊﾐZシ//| |::..::..::..::..:/::..::.｀ｰ┴―-ｫ
　　　　　　　　　j　　 ﾚ'∧!　,'::..::..::.〃::..::..::.ﾚ'/::| |::..::..::..::r'::..::..::..::..::..::..::/::|
　　　　　　　　 /　　/ / /|　ﾊ::..::..::..::..::..::. /l ﾄ､| |::..::..::..::{ー-::.ﾊ::..::..:: /::..|
　　　　　　.　 /　　/ ｜{::.| ||::.＼::..::..::..::../::.| l::.| |::..::..::./::..::..::/::..＼::./:ヽ:j



　　　　　　　　　　　　/ﾆＹﾆヽ
　　　　　　　　　　　/（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ　　　　　気になること？
　　　　　　　　　 ／::::⌒｀´⌒:::: ＼　　　 それはなにかっていう？
　　　　　　　　　 |　,-）＿＿＿（-、|
　　　　　　　　　 | l　　 |-┬-|　　l |
　　　　　　　　　　＼ 　 `ー'´ 　 ／




305 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/06/10(水) 22:58:34 ID:SfxUIuXA
真紅がスカリーに見えてきたｗ


306 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 22:59:13 ID:PB22LDIf


　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　|　　　 （ ●）（●）　　　　気になること……？
　　　　　.　|　　　　 （__人__）
　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ.
　　　　　.　 |　　　 　　　　 }.
　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }.
　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ
　　　　　　　　/　　　 く
　　　　　　　　|　　　　 |
　　　　　　　　|　　　　 .|



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　すっごく気になるお……　　　 ／⌒　　⌒＼ ﾎｼﾞﾎｼﾞ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 ｍj |ー'´　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　 〈＿_ﾉ　　　　　 　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ　　ﾉ




307 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/06/10(水) 22:59:59 ID:tY3YCW3K
>>305
やらない子が宇宙人にさらわれないとダメだなww


308 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:00:22 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　 ｒ'´　　 　　　,イ´ｆ´　　 　／　　　　　　　　　 ｀ヽ　　　　　　　　　　ノ
　　　　　　,ｒー--{　　　　　 　/ /　|　　 　 /　　　　 　 　 　 　|　 　 ヽ　　　　　 　　ﾉ
　　　　　 /　／￣!　　　　 　/ 〈　 ﾉ／　 /　 　 　　　　　　 　‖　　　ヽ　　　　 　（_!
　　　　　 |　レ´￣_＞　　　/　! 'Y /　 　 !　 /　　 　 　 　 　　‖　　|　 ' ,　　　　　　｀!
　　　　　 ,ヘ｀二彳´　 　　|　|　 ｆ/　/　｜　| /　　　　 | 　 　 ‖　　 |　　',　　　　　　｀!
　　　　／ 　　　　|　　　　 | .ﾉ-ｲ !　!　　|　 ﾉ'　|　ｊ 　　| 　 　 /}　　　|　　 |　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　| 　　　　!ｆ　　 }|　{　|　|,ｲ|,ｆ/| .‖ 　.ｊ　　　/ }　|　　| 　　|　　　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　レ‐イ　　| ）　.{|　,ﾍバ十-|-‐'ム　.ｲ/　, / /, ,ｲ　 /! |　/　　　　　　ノ
　　　　　　　　 ／　　　|　 ｒｭ,⌒)ﾙ'ﾑｨﾃ'i'ﾃ〒ミ｀ﾉノ/ /ﾚ'｀ナﾒｲｧ　// / /　　　　＜(´
　　　　　　　／ 　　　　｀ー<@〉},'　 ハ辷'_..八｀ " ノ.ｒ'　,ｒﾃ!ﾑz'/／ｲ /ﾚ　　　　　　ノ
　　　　　 ／　　　　　　　　　｀ﾏ 　,'　´"'''"゛　　　　　　{､_.'ﾉ 'ｚｨ' 　 ﾚ'＿　 ＿,...-‐´
　　　　／　 　　　　　　 　　　,'　| |', 　　　　　　　　j,　 ｀'''''゛//　　 　 ）　｀´
　　　　　　　　　　　　　　　　,'　 !! ヽ、　　　　　　"　 　 　 /├‐-‐ '´　　　　　黒田光さんの遺体には、
　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　‖｀ヽゝ＾ヽ　 　 ~'　 　_.. イ　|　　　　　　　　　 ほとんど【血液】が残っていなかったんです。
　　　　　　　, ‐ ´￣｀ｰ､._　 | 　 |＞´　　　ヽ.._..　-≦　 / 　{
　　　　　　/　 　 　 　 　 ｀┤　‖ 　　　　　 ヽ ｒ-―-､_!　　|



　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　 ／:::::::::_⌒u　＼　　　ナッ……
　　　　　　　　　 |::::::::: （ ○）（○）
　　　　　　　　　 |::::::::::::　 （__人__）
　　　　　　　　　 |::::::::::::　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　 |:::::::::　　　　 　 }
　　　　　　　　　 ヽ:::::::::　　　 　 }
　　　　　　　　　　 ヽ:::::::::　　　ノ　
　　　　　　　　／::::::::::::　　　　　　＼


　　　　　　　　　　　　　　　「真紅さんの囁き声は呪文であるかのように、
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 俺たちを金縛りにした。」


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／⌒　　⌒＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／（ ○） 　（○）＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 ｍj |ー'´　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　 〈＿_ﾉﾌﾞｼｭｯ!　 　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ　　ﾉ




309 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:01:11 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　, ′　　　　　　 .:: /::.　 　 /　/　　/　　l　　 ｀、　｀､
　　　　.　　　 　 /　 　 , '　　　　.:: /::.　 　 /　/　　,'ｌ:.::　 ﾄ､　　 l　　ハ
　　　　　　　　 /　 　 /　 　 　 .:: /:.:.　 ,.::〃 ｌ| 　 / |:. .: ｜ｌ::　　|　/　ハ
　　　　.　　　 /　　..:/　　　　 .:: /:.:. 　 |:.:?｣_|:ｌ　|　|:.:..　j ｌ|::.:　 |:. 　 　 l
　　　　　　　/　　..:/　　　　..:.; /::.:.. 　 |/l | }　l≧ｘ ｣:..　/　|::.:.　ハ　　､ |
　　　　.　　/　　..:/ 　 　 . : ://::.::.　　｜斗与=ミ｀ヽ|:: /　 ,':.: /ﾘ::.:ｌ:..　l| |
　　　　　 /, 　 ..:/　　　 . .:://7::.:.　 l　l ヽ {斥ぅ癶　l|/　 /::.:// }:: |::.　l| |
　　　　. //　 .:; ′　　.: ..:/人!:.:..　 l| ｜　｀ヾﾝ′　　　 厶メヽ ﾊ::.j::.:/ﾘ l
　　　　´/　／　　..: .::.:.／/ヽl::..　 ハ　l　　 　 　 　 　 　 ｆi仇ｲ/ﾘ:　/ ,' /　　　　これはまだオフレコでお願いしますね。
　　　　　／　　. .: .:.:／　,'::.::}|:.:..　|　|　|　　　　 　 　 　 〉V /N厶イ 彡′
　　　　　　.: .:.:.:.:::／ .:／ ::;ｲ|:.:.　 l|　|　|　　　　　_ __　´　 ,小
　　　　. ..:.:.::.::.:／ ::／　.:.::川:.:.　 |　｜ |　　　　　｀_┘　 / ,' |　　　　　　　　　　「真紅さんは軽く言ったが、
　　　　_: _: .:; ′, '´ .:.::／_/_|:.:　 l 　 ヽ ＼　　　　　 , ィ　/l| | 　 　 　 　 　 　 　 俺たちにとってその言葉の重みは
　　　　..:.::.::.::／ .:.:.::∠_//:.:.:|:.　 ト､ 　 ﾊ　ヽ　　,　'´/ ｌ /　! |　　　 　 　 　 　 　 計り知れなかった。」
　　　　.:.:.;イ二ニ≦_／ ＾ヽ､|:..　|::.:.:｀ヽ､|　 l￣ 　 ,ｲ //　｜|
　　　　／/: .: .::.:.::.:.:.:｀ヾﾐﾄ､::|:.　{::.::.:.:.:. ∧　!　 ／} ｌ　l　　 | ﾄ､
　　　　／: .:.::.::.:;': :.:.:.:.::.::.::V!:|:.　|::.::.:.:.r衣}　厂 ／/|　|　　 | l |
　　　　: : ::.::.:::./: .:.:.:.:.::.:::.::.:}ﾍ!:.. |: .:.:.:.:ﾞ＝'＾仁彡'´｜ |　　 |川



　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　／　 _ノ 　ヽ､_　 ＼　　　　　何てことだお……
　　　　　　 ／ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ＼　　　 まだ血かお……？
　　　　　　 |　　　　 （__人__）'　　　　|
　　　　　　 ＼　　 　 ┃⌒´ 　 　 ／




310 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:01:31 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　 　 　 /　 　 / 　 .'　　　 / /　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｉ　ｌ 　 ｌ　　l 　 　 /　′　 　 　 　 　 .′|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　| 　 |　　|　‐､/|　!　　　　　　　　/ 　 l
　　　　　　　　どうしたの？　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　| 　 ﾄ .　|　　|｀ﾄ､| .?　　　 　 〃　 /　/
　　　　　　　　あなたたち、何か知ってるの？　　　　 　 ヽ.|＼ l　ヽﾄ .xィ士.j ﾄ.|　/　 　 //　 /　/,′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ／ ヽ/ ﾊ.|ヽﾄ辻}小∨j／／./_／__,//_／__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　// 　 // /ヽi|　 ^冖^　　　　　 ‐ﾃ士＜／-‐ ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　 　 〃 　 // /|!　 |　　　　　,　　 　 　 ﾄ辻}小>‐ ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /′　// /　|l　ハ　　　　′　　　 　 ^冖＾　／ ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　 /　　 // / 　_!ヽ 　 ＼　　r__,　　　　　 　 ／ ／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '　 　/ | i　 /'｜　',　 | i＼　　　　　　　　/　厶イ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ l 　 |,-l |‐厶-ﾍ　 }　 Ｖ　 ＞‐z――…/　/'　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ｌ　 /　N´　,. -‐ヽﾊ　 |-く^Y´ 　 　 　 '　/＼　　|!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ｌ＜⌒　‐-'---‐'_丿 小丕}|　　 　 　｜/　　 ＼.|l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-‐┴'´　 ＼_￣　￣　_／,小辻ﾘ　　 　 　 l ! -――/.'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜￣￣／　/ ヽ{__ソ＼　　 ／!l,.　-―//




311 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/06/10(水) 23:01:51 ID:tY3YCW3K
キャトルミューティレーションww


312 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:02:06 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　 　 　 ／ィ.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::.:.:.:.:.:.:.:.:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　./.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:/.:.:.::::::/:.:.:.:.:.:::::.:.::::::.:',.:.:.:.:.:.:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:::/.::::::::::/:.:.:.:.::::::/.:.:/::::.:.!::.:.:..l.:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,l／.:.:.:.:'.:./.:.:.:::/:::::／/::.:.:.:::::::/:.::/|:::::.:.ｌ:::::.:.:l:.:',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／_:／/.:::l.::l::―-l-:/__/::::.:.::::;:イ::_ムl::::::::|:::::.:.:ﾄ､ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣　　/.::::::l/l:.::::下ﾃ?l:::::::::／7:::チ刀::l::::l::ﾄ､:::|　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l.:::::/{: |:::::/弋zりl:::／　/:/辷ソl:/l::::'::l　l::l　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::/　トl::∧ ""　 l/　　　　"""/ /:::'::/　l/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|/　　 .lﾊ::ﾍ　　 　 　 !　　　 ノ /:::/ﾚ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l::|ヽ、　　 ―　　　 .ｲ:::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 V |ﾊ:|>､　　　 . ィ:::::|ﾚ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /| 　　 : .´　.l/ﾚ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／V 　 　 　　　V＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 l　　 　 　 　 l　　＼
　　　　　　　　　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　＼　　　　　　　　実は一人目の自殺者・甘露寺七海の遺体にも
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　_ノ　ヽ､_.＼　　　　　　 ほとんど血液が残っていなかったお
　　　　　　　　　　　　　　　／ 　　 （●） 　（●） ＼
　　　　　　　　　　　　　　　|　 　　 　 （__人__）　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　 ∩ノ ⊃　　／
　　　　　　　　　　　　　　　(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　.＼　“　　／＿＿|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　　　　　　　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. 　 　l: : : ヽ: .:|:└―‐z':`ーｧ―:.ｸoト‐t―く.:.>ｰ‐―┘l:. ／ : : l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l: : : : : ヽ|: : : : : : :`ｰく.:.:::::/ lo| l__＿_／: : : : : : : ﾚ′ : : : !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l: : : : : : .:|: : : : : : : : : : ￣ ヽloﾚ' : : : : : : : : : : : : |:. : : : : : |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ: : : : : : .:ｌ .:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : ∨: : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.: : l:.: : : : : : |




313 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:03:23 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゞ/:::: /　　／　 　 　　 　,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ !::::::::ヽ::::ヽ　　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::: ィ　　/ 　 , 　　/　　/　　　　　　　　　　　　　ヽヽ　ヽ　　 　 　/::/`ー‐' |::::::lヽ　 　 　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::/ /,/　/　 /　　 / 　/　　　　　　!　　 　 　　 　 !　|　!　!　　　　/:/ 　 　 　|::::::|　＼,. 　 　ﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　 　 　 　 　 /::/ ,／　/　,. ,' 　　 '　 ,/! 　 　　 　 i!　 ! 　 　　 　/　l!　!　ﾄ ,　　/::/ 　　　　 |::::::| 　　!　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::/ /'　／ /　,'　　 ,'　/ 　!　 　 　 　 i　/!　　　　　/!　|　|　l　!　 /::::| 　　 　　,|::::::| 　　|　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::/ / / '　 /'　! 　　/ /　　|　! 　 　　/ /' |　　 / 〃 l /,'　|　' 　!　|:::: ! 　 　 　 .|::::::|　　/　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::/ /,ｨ　i　/'|!　| 　 i!　|　　│ l 　　　/ / 　! 　,./_/;-//ナ' !/　!　Y!::.: | 　 　 　/::::::/　 /　 　 /
　　　　　　　　　そう……。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヾ' / /! 　!　l l 　|　l　|　! 　　|　| 　　/! /　/ ィ'/／.=j/=.､ ノ'/ /!　ヾ::::::| 　 　 /':::: / 　/　 　 /
　　　　　　　　　どうやら普通の自殺じゃなさそうだわ。　　　　i /!|　 l　! ∧　!/!　| .j_＿_ l　| 　 / j/　 j／ ",ｨっ::::::: ! 〉 / / .l　 |/＼!!　　/ |:::::::!　/　 　 /
　　　　　　　　　でっていうさん。私は、　　　　　　　　　　　　　　V ゝ　| 乂　ヽjヽ.ｨf ! ,,.==.ゞ! ヽ'´ 　 　 　 　 　 ､`ｰ'.ﾉ,　/ /　 |. │ i l　 ,. '　 ヽ:::: ,/　 　 /
　　　　　　　　　これからもう一度詳しく調べてみます。　　　　 /　　/＼!|　 　＼ﾊ!ヽﾊっ:::r! 　 　 　 　 　 　 　 ｀￣　,/ / 　 .|　.|　,/／　　　　`'/　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　/　/: ! 　　/　∧ 　ゝ- ' 　 　 　 　 　 　　 　 　,. '' ／ 　　,　 |／ 　 　 　 　 /　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　/　/::::l!　 /　　!ﾍi 　　 　 　 　　 　 　　 　 　 ,　 ／ 　 　 /,!　|　　 　　 　　/　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　/　/ﾚ ´　 / 　 / 　ゝ. 　　　　 　`　＿_ _　　 / ／ 　 　 　 , 　 , 　 　　 　　/　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 ,/／　　　 , '　 , '　 　 　＼　　　　　　`´ｰ´ 　/ ,´　　　／　/　 ﾉ　 　　　　./ 　 　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 ,.／ 　　　／, イ/_　　　　_＿..ゝ､ 　　　　　 　 / /　　.／　　/ 　∧ 　　　 　/　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　／ 　　　,／ '　//::::::::＼_ ﾉ::::: ／:::::,.＞ ､._ 　　/ /_　 ' _,-―'/ 　/::::::＼ 　　/　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ ヽ　　,／ 　　/:! !:::::::::::::::::ヾ／:::::::／::::::::::::::`ｰi / ／´::::::::::::/ 　/::::::::::::::＼,/　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　　ゞ＼ヽ　 　/::::l |::::::::::::::::／:::::::／:::::::/::::::::::::::/／::::::::::::::::::/ 　/:::::::::::::::::: / 　　 /




314 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:04:12 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　/ﾆＹﾆヽ
　　　　　　　　　/ （・)(・）ヽ　　　　　　お願いするっていう！
　　　　　　　 ／　⌒｀´⌒　＼
　　　　　　　|　,-）　　　　（-、.|
　　　　　　　| l　 　　　　　 　l |　　 　 「そういって課長は深々と頭を垂れた。」
　　　　　　　 ＼ 　｀ ⌒´ 　 ／



　　　　　　　　　　 ／￣￣￣＼
　　　　　　　　　／　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　./　　　　　　　　　　ヽ　　　　「それにならって俺たちも頭を下げる。
　　　　　　　　.l　　　　　　　　　　　l　　　　　しかし頭を上げた時には、
　　　　　　　　 l　　　　　　 　 　 　 l　　　　　すでに早足で解剖室へ向かう真紅さんの
　　　　　　　　 .l　　　　　　　　　　 l　　　　　後姿があった。」
　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　.)　　　　 __,,..／
　　　　　　　　　 ／＝＝=､_〈
　　　　　　　　／　　　　　　　＼
　　　　　　 ／　　　　　 　 　 　 ヽ




315 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:05:07 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　(⌒)　　　 cっ　＼＿　　／
　　　　　　　　　 Ｃ　⌒)　　C_ 3 　iﾞa ｢≠ヽ
　　　　　　　　　　ﾞｰヘi 　 　 .|｢　　| ／L,e| |　　　　　おい新人っていうwwww！！！
　　　　　　　　　　　　　ヽ,「￣|｢￣￣ヽ￣ヽ_|_　　　　　とっとと帰るぞっていうwwwww！！！！！
　　　　　　　　　　　　　 / ц凵　　　　　　　 　＼
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　 　　|
　　　　　　　　　　　　　（　　　　　　　　　（_　 　　|
　　　　　　　　　　　　　 `ー､＿＿＿＿／jー- 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　|ヽ/￣￣/"　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　`ー￣￣　　――'



　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　 ／　　u　　ノ ＼
　　　　　　　　　　　 |　　　 .u （ ●） |　　　　あっ……はい！！
　　　　　　　.　　　　 |　　　　 　（__人_）　　　行くぞやる夫！！
　　　　　　　　　　　　|　　　　　 ｀ ⌒ﾉ
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　 　}
　　　　　　　　　　　　 ヽ　u 　　　　 }
　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　ノ
　　　　　　　　　　　　　ノ　　　　　＼
　　　　　　　　　　　／´　　　　　　　　ヽ




316 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:06:08 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　 ／⌒三 ⌒＼　　　　　　　やらない夫……なんだかまた……
　　　　　　　　／（ ◎）三（◎）＼　　　　　　ウゥップ……
　　　　　　 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
　　　　　　 |u　＼　 |r┬-|　　／　u|
　　　　　　 ＼ 　 |　 `ー'´J　 | 　 ／



　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　／　　　 _ノ　＼
　　　　　　　　　　　　|::::::::::　（ ○）（○）　　　　　　ちょっ…おまっ……
　　　　　　　　　　　 ｜:::::::　　 （__人__）
　　　　　　　　　　　　|　u 　　 　|r┬| .}　　　　　　 「捜査二日目のほとんどを解剖室で
　　　　　　　　　　　　| 　 　u 　 |　| | }　　　　　　　 過ごしたような気がする。
　　　　　　　　　　 ,..-'ヽ　　 　　｀ﾆﾆ }　　　　　　　 実際には三時間程度のものだったが、
　　　　　　　　　 ./::"::::`ヽ､.,＿＿ __ノ ﾞ　　　　　　　この経験は一生忘れられないだろう。」
　　　　　　　　　/::i::::::::::::"'弋'!ｰ',イ>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _
　　　　　　　　. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f"　 、　　　 ｲ/ `i
　　　　　　　　/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ　　　 ＼xｰ.ｫ､__ノ
　　　　　　　　::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r'　　 `　､_冫y"
　　　　　　　　:::::::::::::::::＼o:::::l .ﾄ、　 ヽ,＿ﾉ"ｰ'
　　　　　　　　:::::::::::::::::{::::{＼代 l>ｰ､,_ノ




317 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:07:10 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／＿＿＿＼　 　 　 　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::::::|　 　 　 ／|.| A 102.|
　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣　　...／　 | ￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　|||￣||￣||￣||￣||￣||￣|||ﾞ.　　　 　 　 　 .|　　 |￣￣￣￣￣.|
　　　　　　　　　　　　　|||　 ||　 ||　 ||　 ||　 ||　 ||| 　　　　　　　　.|　　 |　 　 　 　 　 .|
　　　　　　　　　　　　　|||＿||＿||＿||＿||＿||＿||| 　　　　　　　　.|　。 |　 　 　 　 　 .|
　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ . 　 　 　 　 　 .|　　 |　 　 　 　 　 .|[i]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.|　　 |　 　 　 　 　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿.　　 　 .|....())|　 　 　 　 　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||￣￣￣=|　　　　.|　　 |　 　 　 　 　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||]　 　 　|||　　　　.|　　 |　 　 　 　 　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||＿＿＿=|　　　　.|　　 |　 　 　 　 　 .|
　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼　ﾞ|￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼||　　ｶﾞﾁｬ



　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　|　　　 （ ー）（ー）　　　　ただいまーー！！
　　　　　　.　|　　　　 （__人__）　　　　…って言っても誰もいないんだけどな。
　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ.　　　　何故か言っちゃうんだよな。一人暮らし的に考えて……
　　　　　　.　 |　　　 　　　　 }.
　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }.
　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ
　　　　　　　　　/　　　 く
　　　　　　　　　|　　　　 |
　　　　　　　　　|　　　　 .|




318 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:08:08 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　 /　　　 /'　/　　　　　/　,:'/,:
　　　　　　　　　　,:'　/　　　,:　'　/　'　/　/　,:'/,　　 /　/　,:'/,:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 ヽ､_　　＼　　　　　「家に帰ってすぐにシャワーを浴びたが、
　　　　　　　　　　　　　　　　　（●）（● ）　 u　|　　　　　 あの血と汗の匂いが記憶から離れない。」
　　　　　　　　　'　 ,:　　　/'　　（__人__）　　　　 |　　　　 /'　/
　　　　　　　　　'　/　,'/,:　　　 （｀⌒ ´　　u　　|　　'　/　'　/
　　　　　　　　　/,:　　　　　　　 { 　 　 　u　 　 |　　,:'/,:　　　/'
　　　　　　　　　/　,:'/,　　　　　 {　　　　　 　 ﾉ '　/　/　,:'/,:
　　　　　　　　　　/　　　　　　　 ヽ　　　 　ノ'　/
　　　　　　　　　/　　/'　　／　　∪　　　　　　　＼'/　　/'
　　　　　　　　　/　,:'/,:　｜ Ｙ　　　　　∪　　|　 ｜/　,:'/,:
　　　　　　　　　　　　　　｜｜∪　　　　　　　| 　｜



　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　 |　　　 （ ー）（ー）　　　　「俺は頭に浮かんだ映像を消し去ろうと、
　　　　　　.　 　|　　　　 （__人__）　　　　　普段は飲まない缶ビールを一気に喉へと流しこんだ。」
　　　　　　　　　|　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　 .ｌ^l^lｎ　　　 　　}　　　　　ふぅーー、風呂上りのビールはうまいな！
　　　　　　.　　 ヽ 　 L　　　 　}
　　　　　　　　　 ゝ 　ﾉ　　　ノ
　　　　　　　　 ／ 　/　　　 ＼
　　　　　　　 ／　 /　　 　 　　＼
　　　　　　. /　　/　　　　　　|ヽ、二⌒)､
　　　　　　　ヽ＿＿ﾉ



　　　　　　　　　　　　 ., ──‐､
　　　　　　　　　　　 ／　　　　　＼　　　　　　　　　　　もう一杯ほしくなるだろ？
　　　　　　.　　　 　.|　　　　 _ノ　　ヽ　　　　　　　　　　常識的に考えて……
　　　　　　　　　　　| 　　　 （ ●) (●)
　　　　　　　　　　　| 　 　 　 （__人__） , -―ーっ
　　　　　　　　　　　 |　　　　 ｀ ⌒´ﾉ （ ゝ彡￣　　　　「冷めたビールが血臭の記憶を少しずつ
　　　　　　.　　　　　 ﾝ　　 　 　 　 } ﾞ|￣'|　　　　　　　　洗い流してくれた……。
　　　　　　　　　 ／⌒ヽ､ 　　　 ノ　 .|,　 |　　　　　　　　そしてその日は幕を閉じた……」
　　　　　　＿＿/　　　ﾉ ＼_ィ ´ー‐ｨ'　　 ∫
　　　　　　| |　 /　　 /　　　　r_＿＿__ ∬
　　　　　　| |　/　　 /　 　 　 |i　　　 ┌‐┐
　　　　　　| | （　〆⌒'──r─≒､.（(| 　 |
　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣└‐┘￣￣￣￣￣￣



321 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:19:11 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 |　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 　 |　|　　　　　　　　　　|||||||　 |||||||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　|　|
　　　　　　　　　　　　　　　 ,　――――――┴――――――――――――――――――
　　　　　　　　　　　　　　／　.|
　　　　　　　　　　　　 ／　　.｜　　　　　llllllllll　　　　　　　　　　llllllllll
　　　　　　　　　　　／　　　　.|　　　 ＿＿＿＿＿_　　　＿＿＿＿＿＿＿_
　　　　　　　　　 ／　 　 　 　 |　　　|:::::::::::::::::... .. .ｉ|　　　||￣￣|￣￣|￣￣||　Ц　 γ |~ヽ
　　　　　　　　／　　　　／|　 |　　　|:::::::::... ... . '　..|　　　||;;;;;;;;; |;;;;;;;;; |;;;;;;;;; ||　　　　|　 |　 |
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　　　 ／　　 　 , 1.|..,;;;, .,;;;,|　 |　　　|;;.ｉ|　　　　　　|　　　||￣￣|￣￣|￣￣||
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ﾐ ゞ;;ﾐゞ;;.. ;.　|　 ..| | |;;;| |;;;||　 |　　　|;|::|　　　　　　|　　　||;;;;;;;;; |;;;;;;;;; |;;;;;;;;; ||　　　　|＿|＿| ヾ;/ゞ
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ﾐゞ;;;:;ｿｿミヾ;:;;:　　 | |￣￣.|　 |　　　|~''|　　　　　　|　　　||￣￣|￣￣┌───────────
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　;i;:ヽ_;:ゞﾐゞ |　 　 | |i.__|___|　 |　　　|__,|　　　　　　|　　　||;;;;;;;;; |;;;;;;;;; │　　V.I.P警視庁
;ゞil|;;;;;ヾヾヾゞ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　└───────────




322 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:19:24 ID:PB22LDIf


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323 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:20:07 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼　　　　　　　　「翌日、真紅さんから呼び出しの電話がかかってきたのは、
　　　　　　　　 　　 |　　　 （ ●）（●）　　　　　　　 正午に差し掛かろうという時間だった。
　　　　　 　 　 　 　|　　　　 （__人__）　　_＿　　　　警視庁の近くにあるファミレスで待っているという。」
　　 　 　 　 .　　　　|　　　　　｀ ⌒´ﾉ　(_）( ﾞヽ
　　　　　　　　　　　|　　　　　　 　 } 　　|.(　 .',　　　　　　　　はいっ、分かりました。
　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　 　 }._　　|.( 　..ﾄ-a‐-a,　　　　それでは、またっ……
　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ　　 （_）(.__.ﾉ　 　　　 'a,,
　　　　　　　　　　　ノ　　　　　　　　　　　￣／　　 　　　 　"'a,
　　　　　　　　 ／´　　　　　　　　　　　　.／　　._/「i＿＿「i　 .ﾉ
　　　　　　　　|　　　　ｌ　　　　　　　　　　i　　　/　　　　　　Ｙ"
　　　　　　　　ヽ　　　 -一''''''"~~｀`'ー--､　　/　　　　　　　i
　　　　　　　　　ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒)　) （＿＿＿＿___ﾉ



　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼　　　　　　「出勤してからずっと書類作成に追われていた俺は、
　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）　　　　　 心の底から真紅さんに感謝した。」
　　　　　　　.　|　　　　 （__人__）
　　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　さて、まず課長に許可をもらわないと…・・
　　　　　　　.　 |　　　　　　 　 }
　　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　/　　　 く　　＼　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　|　　　　 ＼ 　 ＼ 　 　　　　　　＼
　　　　　　　　　　|　　　　|ヽ、二⌒)､　 　 　　　　　 ＼




324 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:21:25 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　/ﾆＹﾆヽ　　　　　　　真紅さんからかっていうwwww
　　　　　　　　　　　/ （0)(0）ヽ　　　　　　 勝手にしろっていうwwwwww
　　　　　　　　　 ／　￣｀´￣　＼
　　　　　　　　　|　,-）　　　　（-、.|　　　　「やはり面会の相手が真紅さんなら
　　　　　　　　　| l　＿＿＿＿　l |　　　　　文句も言えない。」
　　　　　　　　　 ＼ 　 `ー'´ 　／



　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／　　 _ノ　　＼　　　　　「どうやら「勝手にしろ！」は課長の口癖になりつつあるな…
　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）　　　　 俺専用の…
　　　　　　.　|　　　　 （__人__）　　　　　だから勝手にさせてもらうことにした。」
　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ.
　　　　　　.　 |　　　 　　　　 }.
　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }.
　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ
　　　　　　　　　/　　　 く
　　　　　　　　　|　　　　 |
　　　　　　　　　|　　　　 .|




325 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:22:24 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　 ∩
　　　　　　　　　　　　　||　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　|| ／　　 _ノ　　＼　　　　「まず、やる夫を呼び出した。
　　　　　　　　　　　　／〔|　 　 （ ●）（●）　　　　奴も俺と同じく書類作成に追われているだろうから…」
　　　　　　　　　　　 〔ノ^ゝ　　　　（__人__）　　　　
　　　　　　　　　　　 ノ ノ^,-　　　　｀ ⌒´　　　　　もしもしやる夫か？
　　　　　　　　　　 /´ ´ '　, ^ヽ　　　　　 }
　　　　　　　　　　/　　　　　ﾉ'"＼.　 ⌒　　　　　　そうそう……そうだ！
　　　　　　　　　人　　　　ノ ＼／,＿ __ノ
　　　　　　　　 /:::::＼_／l:::::::＼ｰ-.,ノ､ﾞ,
　　　　　　　 ,/::::::::::ﾉ::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_



　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　／ 　　　 _ノ　ヽ　　　「やる夫に連絡を済ませたことだし、
　　　　　　　　　　　　　　|　 　　　（ ●） |　　　 俺はその足で、真紅さんが待っている
　　　　　　　　　　　　　　|　　　 　　（__人）　　　ファミレスに向かった。」
　　　　　　　　　　　　　　|　 　 　　　 ⌒ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　ﾝ　　　 　 　 ノ
　　　　　　　　　　　　 ／⌒ヽ､　 　 _ノ　　　　　日府出やらない夫、少し外出します。
　　　　　　　　　　　 / 　 ﾉ ＼__ィ ´
　　　　　　　　　　 /　 /　　　　'|.
　　　　　　　　　　（　　y　 　 　 |.
　　　　　　　　　　　 ＼　＼　　　 |
　　　　　　　　　　　　　＼ｨﾝ､＿＿)、
　　　　　　　　　　　　　 .| 　 　 ij　,ﾉ




326 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:23:12 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__ ,.. z - __,,,,.....¨ ￣　 ¨ ‐　,_
　　　　　　　　　　 __,,... -- ‐ ¬ ¨ ￣　　　　 /.ﾋﾞｽﾄﾛヽ　　　　　　　¨ - .,
　　　　　　　　 /_¨¬- .,_　　　　　　　　　　　|l　２ch__,.l! z - ‐¬ ¨ ￣ _,..i
　　　　　　　　　| ¨¬- .,_ ¬- ,___,,... -- ‐ ¬ ¨ ￣ __ ,.. z -‐¬ ¨ ￣ 　 |
　　　　　　　　　|　　　　　 ¬ .,__i__,,... -- ‐ ¬ ¨｡￣　　　　　　　　　　　 |礇;;､
　　　　　　　　　|　l!　　　　　　　|　　　　　　　／.|　 __,....,__　　 　.i!⌒i　　|鵺爪
　　　　　　 ,;il礇|　l!　　 　 l! 　　|　　　l!⌒l　　|　l＜.,_ 　　¨ ‐.,_　l!...::l　　|l:i|'"
　　　　　,;;i爪鵺|,,,l!　 l! ,;il礇li;,　|　　　l!　.:l 　 |_,.lj　　l¨yi-‐r''''７ l!..:;;lilllii;i' ''`
　　　　　　　 lill l{?};,,l!爪徽?i |　　　l! ..::l　,,,,... |l__,,..i.z-|‐'　　i'''''"""
　　　　　　　　　　"''{?}　|ii;l....　|lllllllii''l!　 ''''''''''""　　 　 .! 　　 '
　　　　　　　　　　　　　　 '"`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　日曜日　午後　１２：３２
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　ファミリーレストラン
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　『ビストロ２ｃｈ』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────────




327 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:23:33 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　このレストランか？　 ／ .ー　　ー ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　（●）　（●） |　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 （__人__）　|　　 　 ／ ー　ー ＼　　　　そうみたいだお。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　｀i 　i´　 |　　. ／ （●） 　（●）ヽ、　　すぐに入るお！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　. `⌒ 　 }　 . /.　　　（__人__）　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　}　　|　　　　 ｀i 　i´　　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　ノ　 　.＼ ＿.　 `⌒　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　ヽ　　　／　　　 ⌒　　　 `ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　ヽ, ./　　.　　 　　,９ｍー　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　/　　　　　　}　 | .|　　|　　　　　`ーー‐'ﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.|　　.{.　　　　　　.|　 |　ヽ、 ＼　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.|　　.|.　　　　　　.| 　|　　 |＼　ヽ　　　　 .ﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　「やる夫と合流した俺は、警視庁から程無くした場所にある
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ファミリーレストランに入った。」




328 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:24:30 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　,/二ヽ 　　 　 　 　 　　　　,/二ヽ　 　 　　 .|
　　　　　　　　　　　　　｀ﾟ´　　　　　　　　　　　　　｀ﾟ´　　　　　　 |
　　　　　　　　　　´゛￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣~~|
　　　　　　　　　　　|￣￣|￣￣|　　　　|￣￣|￣￣|　　 　 |￣￣|　　, -'"ﾞ|
　　　　　　　　　　__,,＿_,_＿,＿__＿＿＿_　__,|＿＿|　___＿＿__,,_|　　|:::..:...|
　　　　　　　　　: 二二二二二二二二二ﾐ) 　　　　 .(ﾐ二二二二|　　|:::......|
　　　　　　　　　　XXXXXX::　________XXXi|┐　　 　 .|iXXXXXX.| ,＿"'-､,|
　　　　　　　　　　XXXX::::: ／ ／..／!　.Xi|フ!　 　　　　　　XXX.| |＼＼
　　　　　　　　　　　　　　／ ／ ／ 　i.,___　　 ／￣￣￣ ＼　 　__ﾉ　 ＼＼
　　　　　　　　　　　 .　　|￣|￣|　 ,,r'ﾞ 　　.／　　　.　 　 　 ヽ,　　ヽ. 　 |￣|
　　　　　　　　　　／　.,,ﾉ　..|　 i,／　　.　　￣￣￣|i;￣￣￣　　 .　 丶ﾉ　..|
　　　　　　　　　　|￣￣_____|___｀￣￣|／　　　　...r'jｷ　　..　　＼|￣￣_____|



　　　　　　　　　ヽヽ｢く´r}-;. :../:::::::/.: .: .: .: .:;-┘.: .: .:j´
　　　　　　　　　　 /ハ_/!r'.: .::!::::::::l.: .: .: .:_.:｣　　ヽ.:」┘
　　　　　　　　　 〈,/　 ｌ| l 〕.: .:}::::::/.: .:rソ´!　ｌ　| 　Y
　　　　　　　　　　 l　 /| l└i::｣:;::/.: .:_｣l:　 |　 l　ｌ　｜　　　　　　　やらない夫、えぇっと…そこの白饅頭、
　　　　　　　　　　/　ﾊ.|｣　 〈{zﾁ}:ツｌ| l外､l　｜ l　ｌ|　　　　　　　　こっちだわ。
　　　　　　　　　　!　l　ﾊ ヽ　 Y:::|'|: | ! }ﾄ,ﾐ ﾄヽ!ﾉjﾉｲ
　　　　　　　　　 /　l /　＼ ヽ l::::ｉ|: l |::::ゞ'＾ 〈
　　　　　　　　　 !　/j　　_｢_￣¨ヽ:ｌ: |｣!　ｒｧ／
　　　　　　　　　.!　|/　 ﾉ:. ::::: :. :.｀ヽ､￣ ¨ﾌ、　　　　 _,.ｨ_
　　　　　　　　 /|　| ／.: .: .: ,:: .: .: .: .: ＼:::Ｋ }　　　 ///厶
　　　　　　　　 !,'　l!.: .: ./:: ,: .:l .:l .: .:ヽ.: .:ヽ!｣! ,ﾉ ｒ' Ｔ_,ヘ'´
　　　　　　　／|　:l|:. :／:. ,::::::::l.: .: .: .::|::::. :. :.￣´}.:. :._:. :.｣
　　　　　　　￣l　l |:::::: .: .; ::::::::ヽ .: .: .: ヽ::::. :. :. :j.: .: .:｀ヽ〉
　　　　　　　:::::|　ｌ |.: .: .: .|:::::::::/.: .: .:'::::.､:'´｢--‐'.: .: .:::j:┘
　　　　　　　ー|　ｌ l'´｢ ¨ーｔ:'´￣｀ヽ::＿__ソ.: .:j.: .: .:／


　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼　　　　　　　　　あっ…真紅さん！
　　　　　　　　　|　　　（ ●）（●）　　　　　　　　お待たせしてすみません。
　　　　　　　　.　|　　　　 （__人__）. ｒｍ､
　　　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉｒ川 ||　　　　「呼ばれる前から真紅さんの姿は確認できた。
　　　　　　　　.　 |　　　　　　 　 },.!　 ノ'　　　　 真紅さんは目立つ。色々な意味で……」
　　　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 ｒ / .|
　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノノ　ﾉ
　　　　　　　　　　　/　　 　 ／ .／
　　　　　　　　　　　|　　　 　 ／
　　　　　　　　　　　|　　　　i´




329 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:25:26 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └-i:::::::::::::::::::::::: ,.　　'"´　　　　　｀`ヽ:::::::.: : ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __...ﾉ: : : : : : :,.ィ´　　　／ 　 　 ', 　 ヽ ｀丶､: : : :ト.､　 ,.ィ"ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　 　 |: : : : : : : :／　　./　 /　　　　　 ',　　 ',　 「: : : : :|:.:.:ヽ: : : : : 〉ﾆﾆ､二
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ.ィ: : : :/　 　 / 　 ,'　　　　　　 l　　　',　｀丶ﾄ､:|:.:.:.:.:.|: : : : :ート､､ヽ
　　　　　　　　　　　　　いいのよ。私もさっき来たところだから。　　 r‐:':::::::/ 　 　 ,'　　,'　 　 　 　 　 !　　　.l　i'"´: : |:.:.:.:.:.:!: : : : :_:ハ ',ヽ
　　　　　　　　　　　　　バイクの調子が悪いから電車で来たけど、　',_:､:::/　　 　 l　　 ｌ　　　　　　　 |l 　 　 !　',: : : :.|:.:.:.:.:.:|: : : : L_ｌ::', ',r
　　　　　　　　　　　　　あれは退屈な乗りものだわ　　　　　　　　　　　　ﾉ:,'　　 　 ,'l　　 |　　　　　l　 | l !　　! |　 ｀丶; |:.:.:.:.:.::!: : : : : :ﾊ::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:| |　　　,' |　! .!ｌ|　　　　,'|　ｌ ｌ | l　,' ,|. ｜!´: :.!:.:.:.:.:.,': : : :r '　｀¬
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::,! |　　 ..L.',_ﾄ. |',ﾄ　　　/ !./l/├ /¬ ¬､).:: /:.:.:.:./: ::::::::|　　　 |:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::ﾊ.ﾄ　、　!　..l_ヽヽ＼､./ l/"´　l/_∠ |　 {: : :/:.:.:.:./::::::;:::ﾉ|　　　 !:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ|l　',ヽ ＼ !,イ ｀` ﾄ　 '′　　 ,ｲ"´　lヽ 　,ﾊr'＾,-ﾍ':::::::::}::!｜　 　.!:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 　 　 　 |　　　ト､ト.`弋..ン　　　 　 　 弋..ン '　| .|/j〈ィ'>》_ノ"!::l　!　　　|:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 　 l　l.|. ',　　　　　､　　　　　　　 l　 ! .|:.ヾ ﾆﾌ　　 !::l. ｜　　 |:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 / / |　ﾄ、　　　　 ,.、　　　　　｜ ｌ|　|／　 　 　 ヽ:|　|l　 　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 　　　　|　　/ /　|　|_.＞ 、　　　 　　　_..-.､ｌ　l !　! 　　　　　　 　 |.! 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l|　 /,ｲ _..ｌ　l:.:.:.:.:.:.:｀丶､ __..ィ´:.:.:.:.:.,' .,'::|　| 　　　　　　　　| !　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !|_ノ' r":.:.l　l:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊィｭﾍ:.:.:.:.:.:.:./ /:.:::!　!ヽ、　　　　 　 .| l　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _..'"ｨ´　 ﾄ､:.:.! .l:.:.:.:／｀`ヾ.ﾆﾝリ:.:.:.:.:./ ':.:.:.:.:|　|:.:.:/、　　 　 　 ! !　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜._ <.|　　 ! ∨ ,'_:.:'-:.:.:.:.:.:.:`¬´:.:｀`:./:.:.:.:.:.:.:.!　!;/: : ＼　　　　 ! l　　 |



　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼　　　　　　でしょうね……。
　　　　　　　　　　　　|　　 　（ ⌒）（⌒）
　　　　　　　　　　　　 |　　 　　（__人__）
　　　　　　　　　　　　 |　　 　　 ｀ ⌒´ﾉ　　　　　「毎日バイクを乗り回している真紅さんにとって、
　　　　　　　　　　　　 ,|　　 　　　　　 }　　　　　　他人の運転でのんびり移動……
　　　　　　　　　　　／ ヽ　　　　　　 }　　　　　　　何て言うのは考えられない苦痛らしいな……
　　　　　　　　　　く 　く ヽ　　　　 ノ　　　　　　　　走り屋的に考えて…・・・」
　　　　　　　　　　　＼　`' 　　　 く
　　　　　　　　　　　　 ヽ、　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　| 　 　 　 |




330 名前：名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日：09/06/10(水) 23:25:32 ID:tY3YCW3K
血染めの真紅だもんな


331 名前： ◆qXkFkNuBGk [] 投稿日：09/06/10(水) 23:26:11 ID:PB22LDIf


　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　　　 _ノ＼　　　　　「けど書類地獄から解放してくれたお礼に
　　　　　　　　　　|　　　 　　　（●）　　　　　せめて昼食を御馳走しよう。
　　　　　　　　.　　|　　　　　　 （___ﾉ）　　　　紳士的に考えて！」
　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 ´ﾉ
　　　　　　　　.　　 |　　　　　　 　 }　　　　　真紅さんどうします？
　　　　　　　　.　 　ヽ　　　　　 　 }　　　　　 奢りますよ！
　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ



　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　＼　　　　　　本当かお！
　　　　　　　　　　　　　 ／　　─　 　 ─＼　　　　　じゃあやる夫は……
　　　　　　　　　　　　／　　　　⌒　　⌒　　＼
　　　　　　　　　　　　|　 　　 　 ,ﾉ(､_, )ヽ　 　 |
　　　　　　　　　　　　＼　　 　　 ﾄｪｪｪｲ　 　／
　　　　　　　　　　　　 ／　　　_　ヽニｿ,　 く



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　オメェは自腹だ！！　　　／　ノ　　＼ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 （○）（○）　|　グシャッ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　|　　（__人__）　.i,r-v'ヽ､ノ￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　 ｀ ⌒´ r‐く　　 ヽ'＼ノ 　ヽ､_ .＼　　　　　イケズだお！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 ヽ　　　　.ノ　　　＼　＼.）)）) 　.(（ ◎）)ﾟo
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　イ　　　＼ 　ヽ　い)__人__）'　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 .|　 ＼_ 　Y　 ）ノノ ﾉ　.ﾉ　.　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　,ゝ、 ﾏ_ノｰ彡'´　 ｀⌒´　　　＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　..　　.'ｒｰ=≦'"


つづく




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