こちら、『Confessions』の大ヒット後にリリースされた映画のサントラ。アッシャー自身がジャケットに登場しているものの、Rico Love ft. Usher 名義の6曲目「Sweat」で参加しているに留まり(ラッパーを引き立て、アッシャーの魅力が隠れ気味)、あとは総合プロデュースを担当するという形態。悲しくもこけてしまい、なんとチャート圏外。豪華とまでは言えないものの、それなりに旬のシンガーを揃えていただけに、かなり残念な結果に終わってしまったと言えるだろう。

1曲目「Settle Dowm」は、Rico Love、今のサウンドを使った前向きな楽曲。2曲目「That's Mt Word」はOne Chance、もう少しメロディアスにすればNe-Yo路線を狙えた感のあるR&B。続く3曲目はChristina MillianBe What It's Gonna Be」、大人になったミリアンの生まれ変わった妖艶なスタイルを感じ取ることができる。4曲目「Which One」はChris Brown ft. Noah、現在ヒットしている「With You」「Kiss Kiss」などにも通じるポップさがあるから、これは改めて聴くべき作品ではないかな。

個人的には、9〜10曲目がお気に入り。「Some Kind of Wonderful」はAnthony Hamilton、肩の力を抜いて歌われ、アルバムの中でも貫禄を感じる楽曲。続くRobin ThickAgainst The World」はUKアーティストながらの参加、アッシャーにも通ずるファルセットだったり、ハスキーがかった全編、スローな楽曲だったり、これはかなり名曲に値するのではないだろうか(地味とも捉えられるけど)。

こんな色々な経験を踏まえて、アッシャーは2008年『Here I Stand』が大ヒット!実験的な作品としか言いようないけど、アッシャーから見たAnthony Hamilton, Chris Brown なんかを考えると、結構面白く聴けると思います。