KeKe_Wyatt_Keke_Coversキキ・ワイアット、これまでに計4枚のアルバムと、2枚のお蔵入りアルバム、更にデジタル配信EPなどリリースは精力的。R&B11位を記録した前作から1年待たずして、今回カヴァー曲を集めた、その名もキキ・カヴァーズを配信限定でバレンタインデーにリリース。個人的にはAretha Franklin sings Great Diva Classics ばりに、結構メジャー級な曲をたんまり収録している点に惹かれています。ネットでも既にストリーミングで聴くことができるので、是非気になった方は触りだけでもチェックしてみてくださ〜い。

1. I’m Going Down
Mary J. Blige カヴァー(元はRose Royse オリジナル)。メアリーよりきれいにパワフルなんだけど、収まりが良すぎるかな?でも歌唱は絶品、もう絶頂に歌い上げてます、こぶしまで最高


2. Love On Top
Beyonce カヴァー。コーラスまで模して、グルーヴィに、涼しげに、卒なく豪快な歌唱を披露する辺り、聴き応えだし、自分好み、今のスーパーヴォーカルを持つ若手って印象だよなぁ(とは言え、ビヨンセとタメみたい)


3. Oui
Jeremih カヴァー、これも比較的新しい2015年のヒットより、爽快に、ゆったりと、節々個性が埋めく。曲のよさ、更に音階の広さも有意義に披露
4. Diamonds and Pearls
Prince and The New Power Generation カヴァー。昨年亡くなった殿下を偲んでの選曲か、かれこれ25年前のカヴァー、素敵なスロウバラードを、情感たっぷりに、これまでのアレンジとは格別に異なる幻想さで、すごく惹きこまれる、ちょいとアナログ感もたまらん


5. Diamonds
Rihanna カヴァー、消費されていくことが早すぎる今にて、リアーナの少々前の曲をカヴァーしたことに、改めて本曲の素敵さを知るというか。。それも、アイドルとか、ぎこちなさではなく、堂々たる歌唱で歌うもんだから新たな発見に繋がる
6. Pillowtalk
Zayn カヴァーって誰だ?って思ったらOne Direction のソロ、これはアメリカでのヒットを公平に捉えてなのか、敢えて注目のためか、でも曲は知ってた。彼女のまとわりつくような歌唱と曲自体マッチ
7. I Will Always Love You
Whitney Houston (元はDolly Parton オリジナル)。亡くなって5年と2日というタイミングでのリリース、アレンジも似た感じで、臨場感と緊迫感。ディーヴァ感を持って、ゴージャスに歌い上げる、素晴らしい。レコーディング風景には、色々なレコードジャケが並べられてるけど、アレサ2枚発見(Soul '69, 1980年Aretha


8. This Is What You Came For
元カノ Taylor Swift 共作、Calvin Harris ft. Rihanna カヴァー。オリジナルPVも用意された他、5曲目リアーナと別次元で採用された楽曲、まんまダンスに。浮いてるけど、彼女の引き出しの多さを実感するというか。敢えてダンスチャート狙いなんだろうか


9. What's Going On (ft. Keever West)
Marvin Gaye カヴァー、だいぶテンション変えて、フォーク的な趣向にて。共演の男性ヴォーカルとのアコースティックが哀愁たっぷりで、彼女の様々な表現を実感


10. Tennessee Whiskey
Chris Stapleton カヴァー、近年のカントリーロックからのカヴァー。彼女の泥臭さ、人間味の表現にフィット。じっくり聴ける、渋くも勇ましく

10曲・37分、彼女がいかに歌の引き出しをもってるか、そしてどんな歌も果敢に歌えるシンガーを実証した作品。敢えてのデジタルリリースのみだけど、こういうのは健闘してほしい。才能があれこれあったし、ただのカヴァー集に終わってない、要はサウンド含めカラオケアルバムじゃなく、凝縮した敢えての今昔の選曲でのR&B、ソウルでの醍醐味。

Aratek Entertainment
2017-02-14